JP2009202424A - 記録紙カバーの開閉機構とこれを備える携帯端末装置 - Google Patents

記録紙カバーの開閉機構とこれを備える携帯端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】操作が簡単でかつ小さな力で操作可能でありしかも不用意に開放することのないようにする。
【解決手段】カバー開閉機構は、記録紙カバー20に回動可能に軸着されカム面38a及び該カム面に一端が不連続点138で交差し所定の中心角で切り欠かれた切り欠き面38bを有するカム部38、切り欠き面38bの他端からカム部38の径線方向に突出する係合部40、該係合部に対し所定角度離間して設けられカム面38aから延出するレバー部42、を有する操作カム部材36を有する。さらに、本体フレーム12に配置され、レバー部42の操作に基づく操作カム部材36の回動に伴い、係合部40と係合又は離脱自在な受け部44a及び不連続点138が当接する当接面44bを有し、該当接時の反力でプラテン28に記録ヘッド部30からの解放力を付与するフレーム受け部44を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、モバイル決済端末装置等に用いられる記録紙カバーの開閉機構とこれを備える携帯端末装置に関する。
従来、レストランやコンビニ等で料金をカードにて支払う場合、これらの店舗レジに設置されている決済端末装置にカードを挿入して料金を支払っていくシステムが採用されていた。しかし、決済端末装置が携帯端末として使用できるようになれば、顧客がレジの近くまで行ってカードを店員に渡して決済する必要はなく、例えば、レストラン等においては、テーブル席で決済を行うことができる。
また、宅配業界等では商品配達時に玄関先で代金を回収する携帯決済端末装置が採用されている。例えば、現金のみならず、集配ドライバーが携帯しているカード決済端末装置によってクレジットカードやキャッシュカードでも決済ができるようになっている。
図13及び図14は、従来の携帯決済端末装置の外観を示している。
同図において、この携帯決済端末装置は、装置本体101の表面に、表示部102、キーボード103、プリンタ104、用紙収納部105を有し、用紙収納部105はクラムシェル型の用紙カバー106が採用されている。
この用紙カバー106の開閉時には、一方の手で装置本体101の左右両側部を把持し、他方の手で用紙カバー106の左右両側部に設けられたロックボタン107を矢印方向にスライドさせる(図13参照)。次いで、ロックボタン107をスライドさせた手で、用紙カバー106を、支点108を中心として矢印方向に回動させて開放するようにしていた(図14参照)。
特開2003−312076号公報
ところで、この種の装置は携帯型端末装置として使用するものであるため、小型かつ片手で把持し、もう一方の手でキー入力、カード読み込み、レシート取り扱い等を行うため、操作性に優れたものであることが必要である。
しかしながら、従来の携帯決済端末装置では、用紙カバー106の両サイドに、爪や指によりスライド操作可能なロックボタン107を取り付け、この用紙カバー106を上下に回動可能とするのを防止する構成としていた。このため、用紙カバー106の開放には2〜3アクションの行動が必要で、操作が煩雑であった。また、該用紙カバー106は、記録紙担持体28を弾性力で記録ヘッド部に勘合されており、離脱する(カバー106を開く)ためには大きな力が必要であり、クラムシェル(二枚貝の様に口が開く)構造としており、用紙の幅の大きい装置において特に手の幅が小さい女性にとっては、難しい操作となっていた。
本発明は斯かる課題を解決するためになされたもので、操作が簡単でかつ小さな力で操作可能でありしかも不用意に開放することのない記録紙カバーの開閉機構とこれを備える携帯端末装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
一端を本体フレームに回動可能に取り付けられ、他端の自由端側に設けられた記録紙担持体を弾性力で記録ヘッド部に嵌合又は弾性力に抗して離脱させることで、記録紙収納部を開閉可能に覆う記録紙カバーの開閉機構において、
前記記録紙カバーに回動可能に軸着され、カム部、係合部、及びレバー部を有する操作カム部材と、
前記本体フレームに配置され、前記レバー部の操作に基づく前記操作カム部材の回動に伴い、前記係合部と係合又は離脱可能な受け部及び前記カム部が当接可能な当接面を有し、該当接時の反力で前記記録紙担持体に前記記録ヘッド部からの解放力を付与するフレーム受け部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の記録紙カバーの開閉機構において、
前記係合部は、前記受け部に係合する爪部を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の記録紙カバーの開閉機構において、
前記軸の中心と前記レバー部の先端とを結ぶ距離は、前記軸の中心と前記カム部と前記当接面との当接点を結ぶ距離よりも大きく形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載の記録紙カバーの開閉機構において、
前記爪部により、前記係合部と前記受け部とは外部からの衝撃に対して離脱しないように係合されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の記録紙カバーの開閉機構において、
前記操作カム部材を、前記記録紙の幅方向の少なくとも一方の前記記録紙カバーに配置したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、
情報を入力する入力部と、
該入力部から入力された情報を表示する表示部と、
該表示部に表示された前記入力情報を印字すべく、記録紙カバーに覆われた記録紙を有するプリンタ部と、を備える携帯端末装置において、
前記記録紙カバーには、請求項1〜5に記載の記録紙カバーの開閉機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、フレーム受け部に係合離脱可能な操作カム部材を備えたことにより、操作が簡単でかつ小さな力で記録紙カバーを開閉操作することができる。しかも、外部からの衝撃によっても記録紙カバーが不用意に開放されるのを防止することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、携帯端末装置としての携帯決済端末装置10の記録紙カバー閉状態の全体の斜視図であり、図2は、記録紙カバー開状態の全体の斜視図である。
この携帯決済端末装置10は、装置本体が全体として平面視が縦長矩形状に形成されている。装置本体には、長手方向の一端側から他端側に向けて(図の下方側から上方側)、情報を入力するためのキー13aを備えた入力部13と、LCDユニットやタッチパネル等を備えた表示部14と、非接触型ICカードリーダ16と、記録紙カバー20によって記録紙の収納部が覆われたプリンタ部18と、が設けられている。
また、入力部13の端部には、ICカード挿入口22aを有する接触型ICカードリーダ22と、その背面側には、磁気カードを挿入する溝24aを有する磁気ストライプリーダ24が設けられている。
なお、図1の矢印A方向は、後述するレバー部42により記録紙カバー20を開放するときの操作方向を示している。
図2に示すように、記録紙カバー20はクラムシェル型(二枚貝の様に口が開く)構造になっている。この記録紙カバー20は、一端(基端側)の支点26を中心として本体フレーム12に回動可能に取り付けられている。記録紙カバー20の他端は自由端となっている。この自由端側には、記録紙担持体としてのプラテン28が回転可能に取り付けられている。このプラテン28は、記録紙カバー20を支持する支点26の軸心と略平行に配置されている。
記録紙カバー20の内側には、ロール状の記録紙32を収納する記録紙収納部34が形成されている。記録紙カバー20は、そのカバー閉時にはプラテン28が記録ヘッド部30に弾性力で嵌合保持されている。また、カバー開時には、弾性力に抗して離脱させることによって記録紙収納部34を開放することができる。
この記録紙カバー20は、自由端側のプラテン28が記録ヘッド部30に弾性力で嵌合保持されているため、特にカバー開状態から記録紙カバー20を回動して閉止するときは、パチンというクリック音を生む。ただし、このクリック音は必ずしも必要なものではなく、例えば、操作者にとって記録紙カバー20が正確に閉止されたことを確認可能なものであればよい。
ロール状の記録紙32は、プラテン28と記録ヘッド部30との間をニップ状態で挿通された状態で、外方に引き出される。この記録紙32には、プラテン28と記録ヘッド部30とのニップ位置で該記録ヘッド部30により各種情報が印字されるようになっている。
図3は、記録紙カバー20を閉じた状態におけるプリンタ部18の内部構造を示す。
プリンタ部18は、記録紙カバー20の内側に設けられた記録紙収納部34と、記録紙カバー20の閉止状態でプラテン28と対向配置された記録ヘッド部30と、を有している。この記録ヘッド部30は、弾性付勢力でプラテン28側に常時付勢されている。これにより、記録紙カバー20を閉止した状態では、プラテン28は記録ヘッド部30に弾性付勢力で嵌合された状態で保持される。なお、プリンタ部18としては、例えば熱で印字するサーマルプリンタが用いられている。
図4は、記録紙カバー20に操作カム部材36が中心軸37により回動可能に軸着された状態の拡大図を示している。
本実施の形態では、操作カム部材36を、記録紙32の幅方向の一方側(図1の左端側)の記録紙カバー20に配置したものである。
この操作カム部材36は、カム部38、係合部40、及びレバー部42を有し、記録紙カバー20の側壁120に中心軸37によって回動可能に軸着されている。なお、中心軸37は操作カム部材36と一体的に形成されている。
また、操作カム部材36の中心軸37の周りには、記録紙カバー20の側壁120に摺接するようにU字状の突き当て面137が形成されている。さらに、記録紙カバー20の側壁120には、スリット120aが形成されている。このスリット120aは、側壁120と突き当て面137とが適度な摩擦力で回動できるようにバッファ機能を有している
このため、操作カム部材36が記録紙カバー20に軸着された状態では、記録紙カバー20の側壁120との間に適度な摩擦力が付与されていて、操作カム部材36は自重ではみだりに回転することはない。
操作カム部材36のカム部38は、中心軸37を中心として相対的に大径のカム面38a、及び該カム面38aに一端が不連続点138で交差し、他端が不連続点238で交差する所定の中心角θで凹状に切り欠かれた切り欠き面38bを有している。
また、係合部40は、切り欠き面38bの他端の不連続点238から所定幅で径線(直径)と略平行に突出する突出片40aを有している。また、突出片40aの先端には、図4の時計方向に突出する爪部40bが形成されている。そして、前述した切り欠き面38bと突出片40a、及び爪部40bとで略コ字状の係合凹部40cが形成されている。
また、レバー部42は、係合部40に対し略180°離間したカム面38a上の始点38cから、図4の時計方向(かつ接線方向)に一体的に延出されている。
本実施形態では、中心軸27の中心をOとすると、中心Oとレバー部42の先端部Sとを結ぶ距離L1と、中心Oと不連続点138とを結ぶ距離L2との比は、およそ4対1に設定されている。これは、所定の大きさの力でレバー部42を操作したとき、不連続点138には略4倍の大きさの操作力を付与するように、てこの原理を応用したものである。
これにより、レバー部42を操作して記録紙カバー20を開放する時には、小さな操作力により、大きな反力でプラテン28を記録ヘッド部30から離脱させることができる。
また、本体フレーム12には、受け部44aと当接面44bを有するフレーム受け部44が形成されている。この受け部44aに、操作カム部材36の係合部40の係合凹部40cが係合した状態では、係合部40の先端に形成された爪部40bにより、フレーム受け部44を係合凹部40cが挟み込んだ状態となる。
しかも、記録紙カバー20の閉状態では、記録紙カバー20の自由端側に取り付けられたプラテン28は弾性力で記録ヘッド部30に嵌合保持されている。このため、例えば外部から記録紙カバー20等に何らかの衝撃力が加わったとしても、係合部40とフレーム受け部44との係合は不容易には外れない構造となっている。
一方、レバー部42を操作して記録紙カバー20をカバー閉状態から開方向に操作すると、操作カム部材36は中心軸37を中心として回動する。操作カム部材36が所定量回動すると、係合部40の係合凹部40cはフレーム受け部44の先端の受け部44aから離脱する。この時点では、カム部38の不連続点138はフレーム受け部44の当接面44bに当接していない。
続いて、レバー部42をさらにカバー開方向に操作すると、カム部38の不連続点138がフレーム受け部44の当接面44bに当接する。この当接面44bに不連続点138が当接した時点で、レバー部42をカバー開方向に所定の力で操作すると、操作カム部材36の中心軸37にはフレーム受け部44の当接面44bからの反力が作用する。この反力は、記録紙カバー20の自由端側に取り付けられたプラテン28に作用し、該プラテン28は記録ヘッド部30からの弾性力から解放される。
すなわち、図4において、例えばレバー部42を操作して、記録紙カバー20を閉状態から開方向に操作する際、レバー部42の先端のS点において上方に大きさPの力を加えて操作したとする。すると、カム部38の不連続点138には、前述したてこの原理によ
り大きさ4×Pの操作力が付与される。このときの反力が、プラテン28と記録ヘッド部30との間に付与されて該プラテン28が離脱される。こうして、このプラテン28を自由端側に取り付けている記録紙カバー20が基端側の支点26を中心として回動し、開放される。
さらに、記録紙カバー20を開状態から閉止するには、レバー部42を操作することなく記録紙カバー20を閉方向に押操作すればよい。詳しくは後述する。
なお、本実施形態では、係合部40の先端に設けた爪部40bがフレーム受け部44に係合するとして説明したが、これに限らない。例えば、係合部40の突出片40aに嵌合孔(又は凹部)を設け、この嵌合孔(又は凹部)にフレーム受け部44の受け部44aが嵌入するような構成であってもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
[カード決済の概要]
この携帯決済端末装置10を用いて、レストランなどで販売代金の決済を行う場合、オペレータは携帯決済端末装置10を片手で持った状態で入力部13のキー13aを操作して販売金額を入力する。入力された金額は表示部14に表示される。顧客は、この表示された金額を確認することができる。
顧客が表示金額を確認すると、オペレータは顧客が提示した磁気カードを磁気ストライプリーダ24の溝24aに沿って引く。又は、顧客がICカードを提示した場合は、接触型ICカードリーダ22のICカード挿入口22aにICカードを挿入することにより、更には、非接触型ICカードリーダ16の表面にICカードをかざすことによって、カード情報が携帯決済端末装置10に読み取られる。
読み取られたカード情報と、オペレータが入力部13から入力した暗証番号等とは、内蔵された不図示の制御部で照合される。そして、暗証番号等とカード情報とが一致した場合には、入力された金額情報が無線通信によって送信され、顧客の預金口座からレストランの口座へ販売代金が振り込まれる。また、無線送信された情報は、プリンタ部18でプリントアウトされ、オペレータから顧客に手渡される。
このとき、例えば3枚のレシートが印字される。1枚目のレシートはカード会社用、2枚目のレシートは顧客用、3枚目のレシートはレストランの控えとして保存される。
[記録紙カバー20の開閉と記録紙32の交換]
説明が一部重複するが、記録紙32の交換などで記録紙カバー20を開放する場合には、図3の状態で、操作者は記録紙32の幅方向の一方(図1の左端側)に配置された操作カム部材36のレバー部42を片方の手の指で把持する。このとき、中心軸37の中心を通る線C’は基準線Cと一致している。
そして、図5に示すように、このレバー部42を矢印A方向に上方に少し引き上げる。すると、操作カム部材36は中心軸37を中心として図の反時計方向に若干回転し、中心軸37の中心を通る線C’は基準線Cとαの角度をなす。
これにより、フレーム受け部44の受け部44aと係合部40の係合凹部40cとの係合が解除される。この時点では、カム部38の不連続点138とフレーム受け部44の当接面44bとは当接していない。
次に、図6に示すように、レバー部42をもう少し引き上げて操作カム部材36をさらに矢印方向に回転させると、操作カム部材36は中心軸37を中心として図の反時計方向に回転し、中心軸37の中心を通る線C’は基準線Cとβの角度をなす。このとき、カム
部38の不連続点138がフレーム受け部44の当接面44bに当接する。
これにより、フレーム受け部44の当接面44bからの反力が操作カム部材36の中心軸37に作用する。このときの反力の方向は、フレーム受け部44の当接面44bと略直交する方向(図の上方向)である。すると、操作カム部材36を支持している記録紙カバー20の自由端側のプラテン28に、フレーム受け部44の当接面44bと略直交するB方向への付勢力が作用する。こうして、プラテン28は記録ヘッド部30から解放される。
このときの、当接面44bからの反力の大きさは、前述したように、レバー部42をPの力で引き上げたとすると、4×Pの力が生じる。これにより、記録紙カバー20の自由端側は基端側の支点26を中心として、図の反時計方向に回動して記録紙カバー20が開放する。
こうして、図7に示すように、記録紙カバー20が開放される。この状態では、記録紙収納部34は半分開放された状態であり、記録紙32を交換することはできない。
次に、図8に示すように、記録紙カバー20を把持して基端側の支点26を中心として大きく開放すると、記録紙収納部34は完全に開放される。この状態では、記録紙カバー20から手を離しても、重心が装置本体の外側に移動しているため開放状態が維持される。そこで、この状態で記録紙収納部34内の記録紙32を交換等することができる。
次に、記録紙32の交換を終了し、記録紙カバー20をカバー開状態から閉じるときは、レバー部42に触れることなく、記録紙カバー20の表面側を閉方向へ押して閉じる。このとき、記録紙カバー20を図6の位置付近まで閉じると、操作カム部材36の不連続点138がフレーム受け部44の当接面44bに当接する。さらに、記録紙カバー20を閉方向に回動させることで、操作カム部材36が中心軸37を中心として図6の時計方向に回動して、操作カム部材36の係合凹部40cがフレーム受け部44の受け部44aに係合する。
これと略同時に、プラテン28が記録ヘッド部30に嵌合され、弾性力で保持される。このとき、プラテン28が記録ヘッド部30に嵌合するときのパチンというクリック音とともに記録紙カバー20が閉じられる。これにより、操作者は記録紙カバー20が確実に閉じられたことを確認することができる。
本実施形態によれば、記録紙カバーの両側を把持したり、或いはロックボタン等を解除操作する必要がないので、操作が簡単であり、しかも小さな力で記録紙カバー20を開閉操作することができる。
例えば、記録紙カバー20を開放する際、左右一方の手で携帯決済端末装置10を持ち、他方の手の指でレバー部42を開操作するのみで、簡単に記録紙カバー20を開放することができる。しかも、てこの原理を応用する構成としたので小さな操作力でカバーを開放することができる。
こうして、記録紙収納部34に収納された記録紙32を簡単に取り替えることができる。また、係合部40にはフレーム受け部44を挟み込む爪部40bが設けられているので、誤って携帯決済端末装置10を落とした場合でも、その衝撃で記録紙カバー20が不用意に開いてしまうのを防止することができる。
さらに、記録紙カバーの記録紙の幅方向の端部にレバー部42を設け、その他の構造は内蔵されているので、意匠的な美的デザインを損なうことがない。
[第2の実施の形態]
図9〜図12は、操作カム部材36を記録紙の幅方向の両側に配置した場合の実施の形態を示している。
なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
図9は、本実施形態の携帯決済端末装置10の記録紙カバー20を閉じた状態の外観を示す図、図10は、記録紙カバーを開いた状態の外観を示す図である。
本実施形態では、レバー部42が記録紙の幅方向に亘って矩形状に連続して形成されている。
図11及び図12に示すように、操作カム部材36は、記録紙32の幅方向に亘って延設された矩形状のレバー部42と、このレバー部42の長手方向の両端部に夫々形成されたカム部38及び係合部40を有している。この操作カム部材36、36が記録紙32の幅方向の両端側に設けられている。
また、本体フレーム12側にも、記録紙32の幅方向の両端側にフレーム受け部44、44が形成されている。
以上において、レバー部42をカバー閉状態から開方向に操作すると、左右2つの操作カム部材36、36が、前述した図4の反時計方向に連動して回動する。そして、夫々の係合部40,40がフレーム受け部44、44から離脱し、次いで操作カム部材36、36の不連続点138,138がフレーム受け部44、44の当接面44b,44bに当接する。
これにより、操作カム部材36の不連続点138がフレーム受け部44に当接したときの反力で、プラテン28が弾性力に抗して記録ヘッド部30から離脱する。
一方、記録紙カバー20を開状態から閉方向に押圧操作すると、操作カム部材36の係合凹部40cがフレーム受け部44の受け部44aに係合する。こうして、記録紙カバー20をスムーズに閉じることができる。
本実施形態によれば、記録紙32の幅方向に亘って延設された矩形状のレバー部42の両端部に操作カム部材36、36が配置され、夫々の係合部40、40が係合可能なフレーム受け部44、44が、記録紙32の幅方向の両端側のフレーム本体12に設けられているので、記録紙カバー20の開閉の際に記録紙32の幅方向に偏りがない状態で操作することができる。
また、第1の実施の形態と同様に、また、係合部40にはフレーム受け部44を挟み込む爪部40bが設けられているので、誤って携帯決済端末装置10を落とした場合でも、その衝撃で記録紙カバー20が不用意に開いてしまうのを防止することができる。
第1の実施形態の携帯決済端末装置の記録紙カバー閉状態の全体の斜視図である。 第1の実施形態の携帯決済端末装置の記録紙カバー開状態の全体の斜視図である。 記録紙カバーを閉じた状態のプリンタ部の内部構造を示す図である。 記録紙カバーに操作カム部材が軸着された状態の拡大図である。 記録紙カバーを閉状態から開方向に操作するときの断面図である。 記録紙カバーを閉状態から開方向に操作するときの断面図である。 記録紙カバーを閉状態から開方向に操作するときの断面図である。 記録紙カバーを閉状態から開方向に操作するときの断面図である。 第2の実施形態の携帯決済端末装置の記録紙カバー閉状態の全体の斜視図である。 第2の実施形態の携帯決済端末装置の記録紙カバー開状態の全体の斜視図である。 記録紙カバーを表面からみたときの斜視図である。 記録紙カバーを裏面からみたときの斜視図である。 従来の携帯決済端末装置の記録紙カバーを閉じたときの外観を示す図である。 従来の携帯決済端末装置の記録紙カバーを開放したときの外観を示す図である。
符号の説明
10 携帯決済端末装置
12 本体フレーム
13 入力部
14 表示部
16 非接触型ICカードリーダ
18 プリンタ部
20 記録紙カバー
120 側壁
120a スリット
22 接触型ICカードリーダ
22a ICカード挿入口
24 磁気ストライプリーダ
24a 溝
26 支点
28 プラテン
30 記録ヘッド部
32 記録紙
34 記録紙収納部
36 操作カム部材
37 中心軸
137 突き当て面
38 カム部
38a カム面
38b 切り欠き面
38c 始点
138 不連続点
238 不連続点
40 係合部
40a 突出片
40b 爪部
40c 係合凹部
42 レバー部
44 フレーム受け部
44a 受け部
44b 当接面

Claims (6)

  1. 一端を本体フレームに回動可能に取り付けられ、他端の自由端側に設けられた記録紙担持体を弾性力で記録ヘッド部に嵌合又は弾性力に抗して離脱させることで、記録紙収納部を開閉可能に覆う記録紙カバーの開閉機構において、
    前記記録紙カバーに回動可能に軸着され、カム部、係合部、及びレバー部を有する操作カム部材と、
    前記本体フレームに配置され、前記レバー部の操作に基づく前記操作カム部材の回動に伴い、前記係合部と係合又は離脱可能な受け部及び前記カム部が当接可能な当接面を有し、該当接時の反力で前記記録紙担持体に前記記録ヘッド部からの解放力を付与するフレーム受け部と、を備える
    ことを特徴とする記録紙カバーの開閉機構。
  2. 前記係合部は、前記受け部に係合する爪部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録紙カバーの開閉機構。
  3. 前記軸の中心と前記レバー部の先端とを結ぶ距離は、前記軸の中心と前記カム部と前記当接面との当接点を結ぶ距離よりも大きく形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録紙カバーの開閉機構。
  4. 前記爪部により、前記係合部と前記受け部とは外部からの衝撃に対して離脱しないように係合されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録紙カバーの開閉機構。
  5. 前記操作カム部材を、前記記録紙の幅方向の少なくとも一方の前記記録紙カバーに配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録紙カバーの開閉機構。
  6. 情報を入力する入力部と、
    該入力部から入力された情報を表示する表示部と、
    該表示部に表示された前記入力情報を印字すべく、記録紙カバーに覆われた記録紙を有するプリンタ部と、を備える携帯端末装置において、
    前記記録紙カバーには、請求項1〜5に記載の記録紙カバーの開閉機構を備える
    ことを特徴とする携帯端末装置。
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