JP2009202358A - シングルフェーサの段ロール加熱方法及び装置 - Google Patents

シングルフェーサの段ロール加熱方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シングルフェーサにおいて、中芯紙の加熱効果を向上させ、中芯紙の紙幅方向の温度分布を制御するか、又は段ロールのロール軸方向の凹凸をなくして、中芯紙の成形不良域や中芯紙とライナ紙の接着不良域をなくす。
【解決手段】一対の段ロール2,3間に中芯紙nを通して波形に形成し、その後中芯紙nを下流側段ロール3と糊付ロール6間を通過させて段頂部nに糊付けした後、中芯紙nをライナ紙lと貼り合わせて片面段ボール紙kを製造するシングルフェーサ1の段ロール加熱方法において、一対の段ロール2,3の少なくとも一方の外周面に対面して配置された誘導加熱装置20により段ロール2,3の外周面を加熱することにより、該段ロール外周面に接触する中芯紙nを加熱するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、コルゲートマシンに設備され、片面段ボール紙を製造するシングルフェーサの上下段ロールを誘導加熱によりロール軸方向に均一に加熱する方法及び装置に関する。
シングルフェーサは、外周面が波形をした一対の段ロール間に中芯紙を通して芯紙を波形に形成し、波形に形成された中芯紙の段頂部に糊付装置で澱粉系の糊を塗布する。糊付装置は、一部が糊溜めに浸漬されて表面に糊が付着された糊付ロールと下流側段ロール間に中芯紙を通過させることにより、中芯紙に段頂部に澱粉系の糊を付着させる。その後、下流側段ロールと加圧装置(加圧ベルト又は加圧ロール等)間に中芯紙とライナ紙とを重ね合わせて通過させ、芯紙とライナ紙とを貼り合せることにより、片面段ボール紙を製造する。
中芯紙を波形に成形する一対の段ロールは、中芯紙の成形効果を高め、かつ中芯紙の段頂部に塗布された糊を糊化して接着性を良くするため、加熱される。従来は、段ロールの内部を中空とし、該中空部に加熱蒸気を供給して加熱していた。
段ボール工場で一般的に使用される蒸気は、1.25MPa前後の飽和蒸気であり、その蒸気温度は190℃前後である。また、段ロールは強度が必要とされるため、ロール肉厚が通常40〜75mm程度と厚くなっており、そのため、熱伝導抵抗が大きく、運転中の段ロール表面温度は、130〜150℃程度まで低下する。段ロールの表面温度が低いと、中芯紙の成形及び中芯紙とライナ紙との接着に必要な熱を紙に十分供給できない。その結果、高速運転を行なった場合、貼り合わせ不良が発生するので、片面段ボール紙の生産速度が制限される。
段ロールを加熱する場合に、段ロール外周面を軸方向に均一に加熱する必要がある。段ロール外周面の軸方向に不均一な温度分布が生じると、中芯紙の成形不良や糊が糊化しない領域が生じる。また、不均一な温度分布により段ロールが軸方向で変形するため、中芯紙の加圧成形不良域や中芯紙とライナ紙との加圧接着不良域や中芯紙段頂部への糊付着不良域が発生する。蒸気加熱方式では、段ロールの軸方向の温度制御を行なうことは困難である。また、中芯紙が接する位置の外周面に摩耗することにより、ロール軸方向で凹凸が生じ、同様に糊付着不良域が発生する。
特許文献1(特許第3492085号公報)には、シングルフェーサやダブルフェーサに誘導加熱方式や誘電加熱方式を適用した加熱手段が開示されている。誘導加熱や誘電加熱を適用すれば、蒸気加熱方式よりも高温が得られ、温度制御も容易になる。特許文献1の図1には、シングルフェーサの加圧ベルトの背面側に誘導加熱装置を配設して、該加圧ベルトを加熱することにより、下流側段ロールと加圧ベルト間を通る中芯紙及びライナ紙を加熱及び加圧する手段が開示されている。
特許第3492085号公報
特許文献1の図1に開示された加熱手段を採用する場合は、加圧ベルトを金属製等の導電性で電流抵抗の大きいものとする必要がある。また、この手段は加圧ベルトを介してライナ紙、次に中芯紙を加熱するものであるが、シングルフェーサの上流側に配置されているプレヒータですでに90〜100℃の高温にすでに加熱されているライナ紙を介して加熱するので加熱効率が良くない。また中芯紙の成形には寄与しない。
加圧ベルトを加熱しているので、中芯紙の紙幅方向の温度分布を制御することは困難である。また、段ロールの軸方向に温度不均一が生じた場合、又は段ロール外周面が紙シートとの長時間の接触により摩耗した場合、段ロール外周面のロール軸方向に凹凸が生じる。これによって、中芯紙の加圧成形が不良な領域や中芯紙とライナ紙との加圧接着が不良な領域や中芯紙段頂部への糊付着が不良な領域が発生するという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、シングルフェーサにおいて、従来より中芯紙の加熱効果を向上させて、中芯紙の成形効果を高め、かつ中芯紙段頂部に塗布される糊の糊化を促進することを目的とする。
また、本発明の第2の目的は、中芯紙の紙幅方向の温度分布を制御にして、紙幅方向に均一な温度分布とすることにより、中芯紙の成形不良域や中芯紙とライナ紙の接着不良域をなくすことである。
また、本発明の第3の目的は、段ロール外周面に生じた凹凸分布により中芯紙の加圧成形が不良な領域や中芯紙とライナ紙との加圧接着が不良な領域や中芯紙段頂部への糊付着が不良な領域が発生することを防止することである。
前記目的を達成するため、本発明のシングルフェーサの加熱方法は、
一対の段ロール間に中芯紙を通して波形に形成し、その後中芯紙を下流側段ロールと糊付ロール間を通過させて段頂部に糊付けした後、中芯紙をライナ紙と貼り合わせて片面段ボール紙を製造するシングルフェーサの段ロール加熱方法において、
前記一対の段ロールの少なくとも一方の外周面に対面して配置された誘導加熱装置により段ロールの外周面を加熱することにより、該段ロール外周面に接触する中芯紙を加熱するようにしたものである。
本発明の加熱方法では、誘導加熱を採用することにより、蒸気加熱より高温度とすることができ、温度制御も容易になる。中芯紙は、シングルフェーサの上流側でプレヒータで予熱されるが、糊付位置で段頂部に糊が塗布されることで、温度降下が起こる。糊は糊付装置の糊溜めに約40℃ほどの低温で貯留されている。低温の糊が段頂部に塗布されることで中芯紙の温度が急激に下降する。この温度降下した中芯紙に対して段ロール外周面で熱伝達させるため、加熱効率を向上させることができる。
また、段ロール外周面に対面配置された誘導加熱装置で段ロール外周面を加熱するため、該誘導加熱装置に一番近い段頂部の温度を高くすることができる。糊は段頂部に塗布されるので、段頂部の温度を高くすることで、糊の糊化を促進できる。糊の中芯紙への塗布は、中芯紙が下流側段ロールに巻回された状態で行なわれるので、誘導加熱装置を少なくとも下流側段ロールの外周面に設けるとよい。
なお、段ロールは、中芯紙を成形する場合の精度を良くするために、通常剛性のある金属で製造されるが、金属製の段ロールに対しては誘電加熱を採用することはできない。
本発明方法において、複数の誘導加熱装置を段ロールの軸方向に配置し、段ロール外周面のロール軸方向温度分布が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御するようにするとよい。これによって、段ロール外周面に接触する中芯紙の紙幅方向の温度分布を均一化できるか、あるいは所望の温度分布にすることができる。
このように、中芯紙の紙幅方向の温度分布を均一化できるので、ロール軸方向で中芯紙の成形不良域や糊の糊化不良域が発生することはない。また、ロール軸方向の温度分布を制御することで、不均一な温度分布による段ロール外周面の変形を防止できるので、中芯紙の加圧成形不良域や中芯紙とライナ紙との加圧接着不良域や中芯紙段頂部における糊の付着不良域をなくすことができる。
この場合、段ロール外周面のロール軸方向の温度分布を検出し、該検出値が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御するようにすれば、段ロール外周面のロール軸方向温度制御を精度良く行なうことができる。
かかる操作に加えて、運転条件毎に測定した誘導加熱装置の出力情報を基に予め段ロール幅方向の誘導加熱装置の出力設定値を定めておき、運転条件が変化したときは該出力設定値を用いて誘導加熱装置の出力を制御するようにするとよい。これによって、運転条件変化時の誘導加熱装置の出力設定を迅速に行なうことができる。
なお、運転条件とは、中芯紙やライナ紙の搬送速度、糊付ロールにより中芯紙に負荷される押圧力、糊塗布量、段ロール加圧力、加圧ベルトの加圧力、予熱ロールの加熱量、中芯紙又はライナ紙に用いられる紙シートの坪量、紙幅、フルートの種類等である。
また、複数の誘導加熱装置を段ロールの軸方向に配置した場合、運転条件毎に測定した誘導加熱装置の出力情報を基に予め段ロール軸方向の誘導加熱装置の出力設定値を定めておき、該出力設定値により各誘導加熱装置の出力を制御するようにするとよい。
かかるフィードフォワード制御によって、温度センサ等の配置を不要とし、低コストで段ロール外周面のロール軸方向の温度制御を行なうことができる。
また、本発明方法において、複数の誘導加熱装置を段ロールの軸方向に配置し、段ロール外周面のロール軸方向の凹凸分布が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御するとよい。段ロール外周面は、ロール軸方向の温度不均一や、中芯紙との長時間の接触により摩耗することで、ロール軸方向に凹凸が生じる。中芯紙による磨耗の場合は特に段ロールの中央域で摩耗量が多くなる。これによって、中芯紙の加圧成形不良域や中芯紙とライナ紙との加圧接着不良域や中芯紙の段頂部で糊の付着不良域が発生することがある。
この不具合を前記制御方法によって解消することができる。これによって、段ロール外周面のロール軸方向の凹凸をなくすことができるので、中芯紙の加圧成形不良域や中芯紙とライナ紙との加圧接着不良域や中芯紙段頂部に塗布される糊の接着不良域をなくすことができる。
この場合、段ロール外周面のロール軸方向の凹凸分布を検知し、該検出値が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御するようにすれば、段ロール外周面のロール軸方向の凹凸を精度良くなくすことができる。
かかる操作に加えて、運転条件毎に測定した誘導加熱装置の出力情報を基に予め段ロール幅方向の誘導加熱装置の出力設定値を定めておき、運転条件が変化したときは該出力設定値を用いて誘導加熱装置の出力を制御するとよい。これによって、運転条件変更時の誘導加熱装置の出力の再設定を迅速に行なうことができる。
また、本発明方法において、複数の誘導加熱装置を段ロールの軸方向に配置した場合、運転条件及び段ロール外周面の軸方向の摩耗量データ毎に測定した誘導加熱装置の出力情報を基に予め段ロール幅方向の誘導加熱装置の出力設定値を定めておき、該出力設定値により各誘導加熱装置の出力を制御するようにするとよい。かかるフィードフォワード制御とすれば、段ロール外周面の凹凸を検知するセンサ等の配置を不要とし、低コストで段ロール外周面のロール軸方向の平坦度を維持することができる。
また、本発明のシングルフェーサの段ロール加熱装置は、
中芯紙を通して波形に形成する一対の段ロールと、下流側段ロールに押圧して中芯紙の段頂部に糊付けする糊付ロールを備えた糊付装置とを備え、中芯紙とライナ紙を貼り合せて片面段ボール紙を製造するシングルフェーサの糊付装置において、
前記一対の段ロールの少なくとも一方の外周面に対面して誘導加熱装置を配設し、該誘導加熱装置により段ロールの外周面を加熱するように構成したものである。
本発明装置において、複数の誘導加熱装置を段ロールの軸方向に配置し、段ロール外周面のロール軸方向の温度分布又は凹凸分布が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御するように構成するとよい。かかる構成とすることにより、段ロール外周面に接触する中芯紙のロール軸方向の温度分布又は凹凸分布を均一化できるか、あるいは所望の温度分布又は凹凸分布にすることができる。
前記構成において、各誘導加熱装置を段ロール外周面との間隔を夫々独立して変更可能に構成することにより、各誘導加熱装置の段ロールに対する加熱効果を夫々独立して制御可能とすることができる。誘導加熱装置の加熱効果は、誘導加熱装置と加熱対象物との距離で変化する。このため、各誘導加熱装置を段ロール外周面との間隔を調整するだけで、ロール軸方向の温度分布を調整できる。
あるいは、前記構成において、段ロール外周面のロール軸方向の温度分布又は凹凸分布を検出する検出器を設け、該検出器の検出値が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御するように構成するとよい。該温度分布検出器又は凹凸分布検出器の設置によって、ロール軸方向の温度制御又は平坦度維持を精度良く行なうことができる。
本発明方法によれば、一対の段ロール間に中芯紙を通して波形に形成し、その後中芯紙を下流側段ロールと糊付ロール間を通過させて段頂部に糊付けした後、中芯紙をライナ紙と貼り合わせて片面段ボール紙を製造するシングルフェーサの段ロール加熱方法において、
前記一対の段ロールの少なくとも一方の外周面に対面して配置された誘導加熱装置により段ロールの外周面を加熱して、該段ロール外周面に接触する中芯紙を加熱するようにしたことにより、中芯紙に対する加熱効果を向上できるので、中芯紙の成形を容易にし、中芯紙段頂部に塗布される糊の糊化を促進してライナ紙との接着力を向上させることができる。また、中芯紙を段ロール外周面に接触させた状態で加熱するので、中芯紙を紙幅方向に温度ムラを生じることなく加熱することができる。
また、本発明装置によれば、中芯紙を通して波形に形成する一対の段ロールと、下流側段ロールに押圧して中芯紙の段頂部に糊付けする糊付ロールを備えた糊付装置とを備え、中芯紙とライナ紙を貼り合せて片面段ボール紙を製造するシングルフェーサの糊付装置において、前記一対の段ロールの少なくとも一方の外周面に対面して誘導加熱装置を配設し、該誘導加熱装置により段ロールの外周面を加熱するように構成したので、前記本発明方法と同等の作用効果を得ることができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかるシングルフェーサ1の正面図、図2は、図1の一部拡大図、図3は誘導加熱装置の系統図である。図1において、シングルフェーサ1には、上流側段ロール2と下流側段ロール3が互いの外周面が噛合うように配置され、夫々矢印b方向又は矢印c方向に回転して噛合い部iを形成する。上流側段ロール2及び下流側段ロール3の外周面は波形をなし、該噛合い部iを通る中芯紙nを波形に成形する。
該噛合い部iの中芯紙搬送方向下流側には、糊付装置4が配設されている。糊付装置4は、糊gが貯留された糊溜め5と、糊溜め5に貯留された澱粉系の糊gに下部が浸漬されることにより表面に糊gが付着された糊付ロール6と、糊付ロール6に摺接して糊付ロール6に付着する糊量を調節するドクターロール7とから構成されている。糊付ロール6は矢印f方向に回転し、ドクターロール7は矢印h方向に回転する。
糊付装置4の中芯紙搬送方向下流側には、エンドレスベルト8が設けられ、エンドレスベルト8は一対の加圧ロール9a及び9bに巻回され、下流側段ロール3に圧接されながら、矢印e方向に走行する。エンドレスベルト8によって下流側段ロール3側に付加される加圧力は、加圧ロール9a又は9bの位置を変え、エンドレスベルト8の張力を調節することにより調節される。
矢印a方向から移送された中芯紙nは、噛合い部iを通過して波形に成形され、その後、下流側段ロール3と糊付ロール6間の糊付位置mを通過して段頂部に糊付けされる。
図2は糊付位置mの拡大図である。図2において、下流側段ロール3の外周面には段頂部3aと谷部3bからなる波形が形成されている。噛合い部iで中芯紙nが波形に成形され、中芯紙nの段頂部nが糊付ロール6の表面に形成された糊層gに接触して、段頂部nに糊gが塗布される。
図1に示すように、下流側段ロール3の外周面の近傍に該外周面に対面して誘導加熱コイルからなる誘導加熱装置20が配設されている。誘導加熱装置20によって下流側段ロール3の外周面が加熱される。そのため、中芯紙nは、段ロール2、3の噛合い部iで加熱されて成形し易くなる。中芯紙nの段頂部nに塗布された糊gは下流側段ロール3の保有熱で加熱される。
澱粉系の糊gは当初白色をしているが、加熱されて糊化され、半透明状になって接着力を増大する。糊付けされた中芯紙nは、矢印d方向から移送されるライナ紙lと重ね合わされ、下流側段ロール3とエンドレスベルト8間を通過することにより、加熱及び加圧されて貼り合わされ、片面段ボール紙kが製造される。
糊付装置4の下方には、フレーム12に取り付けられた駆動シリンダ13が設けられている。糊付装置4を支持する支持フレーム11は、駆動シリンダ13のヘッド部14に連結された可動台15に連結されている。駆動シリンダ13の左右シリンダ室16a及び16bには作動油の給排路19a及び19bが接続され、給排路19a、19bは主給排路19を介して図示しない作動油供給源に接続されている。
これら給排路を介して左右シリンダ室16a、16bに給排された作動油の作動力は、ピストンピン17、ピストンロッド18、ヘッド部14及び可動台15を介して支持フレーム11に伝達される。そして、糊付ロール6に伝達されて、糊付位置mで糊付ロール6により中芯紙nに押圧力を負荷する。
ピストンロッド17に負荷する作動油の作動力を調整することにより、糊付ロール6によって、中芯紙nに損傷を与えずかつ最適量の糊量を塗布する押圧力を付与することができる。
図3は、下流側段ロール3に対面して配置された誘導加熱装置20の系統図である。図3において、複数の誘導加熱コイル21a〜fが下流側段ロール3の近傍に下流側段ロール3の外周面に対面してロール軸方向に並べて配置されている。また、下流側段ロール3の中芯紙搬送方向下流側の外周面近傍に複数の非接触式温度センサ22a〜fがロール軸方向に配置されている。各誘導加熱コイルと各温度センサとは、夫々ロール軸方向の対応する位置に配置されている。
例えば、誘導加熱コイル21aと温度センサ22aとはロール軸方向の同一位置に配置されている。非接触式温度センサとして、例えば、熱源から発せられる赤外線をキャッチして熱源の温度を検出する放射温度計等を使用する。
制御装置24では、各種運転条件(中芯紙n及びライナ紙lの搬送速度、糊付ロール6により中芯紙nに負荷される押圧力、ドクターロール7と糊付ロール6との隙間で調整される糊塗布量、上流側段ロール2の加圧力、エンドレスベルト8の加圧力、予熱ロールの加熱量、中芯紙n及びライナ紙lに用いられる紙シートの坪量、紙幅、フルートの種類等)毎に測定した誘導加熱コイル21の出力データを基に、各運転条件毎に、下流側段ロール外周面のロール軸方向の温度分布を均一又は設定範囲内にすることができる各誘導加熱コイル21a〜fの出力を設定しておく。
そして、主制御装置23から制御装置24に運転条件を取り込み、その運転条件に対応した出力設定値となるように各誘導加熱コイル21a〜fの出力を制御する。
同時に、各温度センサ23a〜fの検出値を入力し、該検出値が設定温度範囲内に入るように、各誘導加熱コイル21a〜fの出力を制御する。
運転条件を変更する時は、主制御装置23から変更後の運転条件が制御装置24に入力され、制御装置24で、変更後の運転条件に対応した出力設定値となるように各誘導加熱コイル21a〜fを制御する。これによって、運転条件変更後の各誘導加熱コイル21a〜fの出力の再設定を迅速に行なうことができる。
本実施形態によれば、下流側段ロール3の外周面に対面して複数の誘導加熱コイル21a〜fをロール軸方向に配置し、下流側段ロール3の外周面を加熱するようにしているので、下流側段ロール3に巻回される中芯紙nを下流側段ロール3の外周面から直接加熱することができる。中芯紙nは糊付位置mで段頂部nに低温の糊が塗布されるために、そこで急激に温度が下降する。温度降下した中芯紙nと下流側段ロール外周面とは大きな温度差となるので、加熱効率を向上させることができる。
また、各誘導加熱コイル21a〜fを下流側段ロール3の外周面に対面して配置しているため、特に該誘導加熱コイルに近接した中芯紙nの段頂部nの加熱効果を向上させることができる。従って、段頂部nに塗布された糊の糊化を促進することができるため、中芯紙nとライナ紙lとの接着効果を向上させることができる。
また、複数の各誘導加熱コイル21a〜fを下流側段ロール3のロール軸方向に並べて配置し、各誘導加熱コイル21a〜f毎に独立させて出力を制御しているので、下流側段ロール3のロール軸方向の温度制御が可能となる。そして、運転条件毎に、各誘導加熱コイル21a〜fの出力を予め設定しているので、運転条件変更時の各誘導加熱コイルの出力応答を迅速に行なうことができる。
さらに、下流側段ロール3のロール軸方向に、各誘導加熱コイルに対応した位置に複数の温度センサ23a〜fを設け、該温度センサ23a〜fの検出値が設定範囲内となるように各誘導加熱コイルを制御するようにしているので、下流側段ロール外周面の温度制御を精度良く行なうことができる。
これによって、下流側段ロール3外周面の温度をロール軸方向で均一又は設定範囲内にできるので、糊の糊化不良域を生じない。また、ロール軸方向の温度不均一に起因したロール変形を生じないので、上流側段ロール2と下流側段ロール3間での中芯紙の加圧成形不良域や下流側段ロール3とエンドレスベルト8間での中芯紙とライナ紙との加圧接着不良域や中芯紙段頂部nへの糊塗布不良域も発生しない。
なお、本実施形態において、誘導加熱コイル21を下流側段ロール3の外周面のみに配置したが、これに加えて、上流側段ロール2の外周面に配置するようにしてもよい。これによって、中芯紙nの加熱効果をさらに高めることができる。
また、各誘導加熱コイル21a〜fは、下流側段ロール3のロール軸方向に一列に並べて配置してもよいが、加熱の仕方によっては、中芯紙nの搬送方向をずらして配置してもよい。例えば、千鳥足状に配置してもよい。
また、本実施形態では、下流側段ロール3に対面して複数の非接触式温度センサ22a〜fをロール軸方向に配置したが、1個の非接触式温度センサを下流側段ロール3に対面しかつロール軸方向に移動可能に配置し、該非接触式温度センサをロータ軸方向に走査させて下流側段ロール3の軸方向温度分布を検出するようにしてもよい。この場合、1個の温度センサで済むので、設備費を低減できる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図4に基づいて説明する。図4において、複数の誘導加熱コイル21a〜fが下流側段ロール3の外周面に対面して配置された構成は、前記第1実施形態と同一である。第1実施形態と異なる構成は、各誘導加熱コイルに夫々連結したブラケット31a〜fが水平方向に配置された支軸32を中心に回動可能に支持されている点である。
そして、ブラケット31a〜fの夫々の他端は、該ブラケットの数だけ配置された油圧シリンダ33a〜fの各ピストンロッド34a〜fに連結されている。各油圧シリンダ33a〜fの左右シリンダ室には作動油の給排路35a又は35bが接続され、給排路35a及び35bは、夫々電磁弁36a〜fを介して作動油供給源37に接続されている。
かかる構成において、各誘導加熱コイル21a〜fは、支軸32を中心として夫々独立して回動可能となる。そして、制御装置24から発信される制御信号により各電磁弁36a〜fが作動し、各油圧シリンダ33a〜fを独立して作動させる。各油圧シリンダ33a〜fの作動により、各下流側段ロール3の外周面と各誘導加熱コイル21a〜fとの距離pを夫々独立して調整することができる。
各誘導加熱コイル21a〜fによる外周面の加熱効果は、距離lに応じて異なる。即ち、距離pが短いほど加熱効果は大となる。本実施形態では、各誘導加熱コイル21a〜fと下流側段ロール外周面との距離lを夫々独自に調整することで、各誘導加熱コイル21a〜fの加熱効果を調整可能となる。従って、本実施形態では、下流側段ロール外周面の加熱効果を調整する場合に、各誘導加熱コイル21a〜fの出力を変更する必要がないので、誘導加熱コイル21a〜fの出力制御系の構成を簡易にすることができる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3実施形態を図5に基づいて説明する。図5において、本実施形態は、前記第1実施形態と比べて、温度センサ22a〜fの代わりに、非接触式変位センサ41a〜fを該温度センサ23a〜fと同一位置に設けたものである。該変位センサは、変位センサの取付け位置と下流側段ロール外周面との距離を検知することにより、下流側段ロール外周面のロール軸方向の凹凸分布を検知するものである。非接触式変位センサとして、例えば、レーザセンサや光センサを用いることができる。
制御装置24では、各種運転条件(中芯紙n及びライナ紙lの搬送速度、糊付ロール6により中芯紙nに負荷される押圧力、ドクターロール7と糊付ロール6との隙間で調整される糊塗布量、上流側段ロール2の加圧力、エンドレスベルト8の加圧力、予熱ロールの加熱量、中芯紙n及びライナ紙lに用いられる紙シートの坪量、紙幅、フルートの種類等)毎に測定した誘導加熱コイル21の出力データを基に、各運転条件毎に、下流側段ロール外周面のロール軸方向の凹凸分布を設定範囲内にすることができる各誘導加熱コイル21a〜fの出力を設定しておく。
そして、主制御装置23から制御装置24に運転条件を取り込み、その運転条件に対応した設定値となるように、制御装置24で各誘導加熱コイル21a〜fの出力を制御する。
同時に、各変位センサ41a〜fの検出値を入力し、該検出値が設定範囲内に入るように、各誘導加熱コイル21a〜fの出力を制御する。
運転条件を変更する時は、主制御装置23から変更後の運転条件が制御装置24に入力され、制御装置24で変更後の運転条件に対応した出力設定値となるように各誘導加熱コイル21a〜fを制御する。これによって、運転条件変更後の各誘導加熱コイル21a〜fの応答を迅速に行なうことができる。
本実施形態によれば、各誘導加熱コイル21a〜fの加熱効果によって、下流側段ロール外周面の凹凸分布をロール軸方向で設定範囲内にするように制御することができる。これによって、中芯紙nとの長時間の接触によって生じた摩耗等により、下流側段ロール外周面に凹凸が生じても、各誘導加熱コイル21a〜fの出力調整によって平坦にすることができるので、シングルフェーサ1の運転を休止して、下流側段ロール3及び上流側段ロール2を交換するまでの走行距離(段ロール寿命)を長くすることができる。
また、下流側段ロール外周面のロール軸方向の凹凸をなくすことができるので、上流側段ロール2と下流側段ロール3間での中芯紙の加圧成形不良域や下流側段ロール3とエンドレスベルト8間での中芯紙とライナ紙との加圧接着不良域や中芯紙段頂部nに塗布される糊gの付着不良域をなくすことができる。
なお、本実施形態において、複数の非接触式変位センサ41a〜fを下流側段ロール3の軸方向に対面し設けたが、1個の非接触式変位センサをロール軸方向に移動可能に設け、該非接触式変位センサをロール軸方向に走査させて、下流側段ロール外周面のロール軸方向の凹凸分布を検知するようにしてもよい。この場合、1個の変位センサで済むので、設備費を低減できる。
(実施形態4)
次に、本発明の第4実施形態を図6に基づいて説明する。図6において、本実施形態は、図3に図示される前記第1実施形態において、下流側段ロール3のロール軸方向に配置される温度センサ22a〜fを取り去った構成を有する。
本実施形態において、制御装置24では、各種運転条件(中芯紙n及びライナ紙lの搬送速度、糊付ロール6により中芯紙nに負荷される押圧力、ドクターロール7と糊付ロール6との隙間で調整される糊塗布量、上流側段ロール2の加圧力、エンドレスベルト8の加圧力、予熱ロールの加熱量、中芯紙n及びライナ紙lに用いられる紙シートの坪量、紙幅、フルートの種類等)毎に測定した誘導加熱コイル21の出力データを基に、各運転条件毎に、下流側段ロール外周面のロール軸方向の温度分布を均一又は設定範囲内にすることができる各誘導加熱コイル21a〜fの出力を設定しておく。
そして、主制御装置23から運転条件を取り込み、その運転条件に対応した設定値となるように各誘導加熱コイル21a〜fの出力を制御する。
運転条件を変更する時は、主制御装置23から変更後の運転条件が制御装置24に入力され、制御装置24で変更後の運転条件に対応した出力設定値となるように各誘導加熱コイル21a〜fを制御する。
本実施形態によれば、運転条件変更後の各誘導加熱コイル21a〜fの出力の再設定を迅速に行なうことができる。また、複数の温度センサ22a〜fを設けないので、その分イニシャルコストを低減することができる。
(実施形態5)
次に、本発明の第5実施形態を説明する。本実施形態の装置構成は図6と同一である。本実施形態においては、制御装置24では、各種運転条件(中芯紙n及びライナ紙lの搬送速度、糊付ロール6により中芯紙nに負荷される押圧力、ドクターロール7と糊付ロール6との隙間で調整される糊塗布量、上流側段ロール2の加圧力、エンドレスベルト8の加圧力、予熱ロールの加熱量、中芯紙n及びライナ紙lに用いられる紙シートの坪量、紙幅、フルートの種類等)及び段ロールのロール軸方向の摩耗量データ毎に測定した誘導加熱コイル21の出力データを基に、各運転条件及び摩耗量毎に、下流側段ロール外周面のロール軸方向の凹凸分布を設定範囲内にすることができる各誘導加熱コイル21a〜fの出力を設定しておく。
そして、主制御装置23から運転条件及び下流側段ロール外周面のロール軸方向の摩耗量データを取り込み、それらに対応した設定値となるように各誘導加熱コイル21a〜fの出力を制御する。
本実施形態によれば、運転条件を変更する時は、主制御装置23から変更後の運転条件が制御装置24に入力され、制御装置24で変更後の運転条件に対応した出力設定値となるように各誘導加熱コイル21a〜fを制御する。これによって、運転条件変更後の各誘導加熱コイル21a〜fの応答を迅速に行なうことができる。また、複数の変位センサ41a〜fを設ける必要がないので、イニシャルコストを低減することができる。
本発明によれば、片面段ボール紙を製造するシングルフェーサにおいて、誘導加熱方式により段ロール外周面を加熱することによって、中芯紙の加熱効果を高めると共に、段ロールのロール軸方向の温度不均一又は凹凸をなくして、接着不良域をなくすことができる。
本発明の第1実施形態に係るシングルフェーサの正面視説明図である。 前記第1実施形態の糊付位置m付近の拡大図である。 前記第1実施形態に係る誘導加熱装置の系統図である。 本発明の第2実施形態に係る誘導加熱装置の正面視説明図である。 本発明の第3実施形態に係る誘導加熱装置の系統図である。 本発明の第4実施形態又は第5実施形態に係る誘導加熱装置の系統図である。
符号の説明
1 シングルフェーサ
2 上流側段ロール
3 下流側段ロール
6 糊付ロール
8 エンドレスベルト
20 誘導加熱装置
21a〜f 誘導加熱コイル
22a〜f 温度センサ
23 主制御装置
24 制御装置
41a〜f 変位センサ
g 糊
i 噛合い部
k 片面段ボール紙
l ライナ紙
m 糊付位置
n 中芯紙
中芯紙段頂部

Claims (13)

  1. 一対の段ロール間に中芯紙を通して波形に形成し、その後中芯紙を下流側段ロールと糊付ロール間を通過させて段頂部に糊付けした後、中芯紙をライナ紙と貼り合わせて片面段ボール紙を製造するシングルフェーサの段ロール加熱方法において、
    前記一対の段ロールの少なくとも一方の外周面に対面して配置された誘導加熱装置により段ロールの外周面を加熱することにより、該段ロール外周面に接触する中芯紙を加熱するようにしたことを特徴とするシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  2. 複数の誘導加熱装置を段ロールの軸方向に配置し、段ロール外周面のロール軸方向温度分布が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載のシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  3. 段ロール外周面のロール軸方向の温度分布を検出し、該検出値が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御することを特徴とする請求項2に記載のシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  4. 運転条件毎に測定した誘導加熱装置の出力情報を基に予め段ロール軸方向の誘導加熱装置の出力設定値を定めておき、運転条件が変化したときは該出力設定値を用いて誘導加熱装置の出力を制御するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  5. 運転条件毎に測定した誘導加熱装置の出力情報を基に予め段ロール軸方向の誘導加熱装置の出力設定値を定めておき、該出力設定値により各誘導加熱装置の出力を制御することを特徴とする請求項2に記載のシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  6. 複数の誘導加熱装置を段ロールの軸方向に配置し、段ロール外周面のロール軸方向の凹凸分布が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載のシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  7. 段ロール外周面のロール軸方向の凹凸分布を検知し、該検出値が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御することを特徴とする請求項6に記載のシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  8. 運転条件毎に測定した誘導加熱装置の出力情報を基に予め段ロール幅方向の誘導加熱装置の出力設定値を定めておき、運転条件が変化したときは該出力設定値を用いて誘導加熱装置の出力を制御することを特徴とする請求項7に記載のシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  9. 運転条件及び段ロール外周面の軸方向の摩耗量データ毎に測定した誘導加熱装置の出力情報を基に予め段ロール幅方向の誘導加熱装置の出力設定値を定めておき、該出力設定値により各誘導加熱装置の出力を制御することを特徴とする請求項6に記載のシングルフェーサの段ロール加熱方法。
  10. 中芯紙を通して波形に形成する一対の段ロールと、下流側段ロールに押圧して中芯紙の段頂部に糊付けする糊付ロールを備えた糊付装置とを備え、中芯紙とライナ紙を貼り合せて片面段ボール紙を製造するシングルフェーサの糊付装置において、
    前記一対の段ロールの少なくとも一方の外周面に対面して誘導加熱装置を配設し、該誘導加熱装置により段ロールの外周面を加熱するように構成したことを特徴とするシングルフェーサの段ロール加熱装置。
  11. 複数の誘導加熱装置を段ロールの軸方向に配置し、段ロール外周面のロール軸方向の温度分布又は凹凸分布が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御するように構成したことを特徴とする請求項10に記載のシングルフェーサの段ロール加熱装置。
  12. 各誘導加熱装置を段ロール外周面との間隔を夫々独立して変更可能に構成することにより、各誘導加熱装置の段ロールに対する加熱効果を夫々独立して制御可能にしたことを特徴とする請求項11に記載のシングルフェーサの段ロール加熱装置。
  13. 段ロール外周面のロール軸方向の温度分布又は凹凸分布を検出する検出器を設け、該検出器の検出値が設定範囲内となるように各誘導加熱装置の出力を制御するように構成したことを特徴とする請求項11に記載のシングルフェーサの段ロール加熱装置。
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WO2020057527A1 (zh) * 2018-09-20 2020-03-26 青岛立合环保科技有限公司 瓦楞纸板生产线温度控制系统

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