JP2009201858A - 過剰挿入防止具およびそれを備えた医療用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 胃瘻カテーテル内に棒状部材を挿入する際に、棒状部材が過剰に挿入されることを防止する過剰挿入防止具およびそれを備えた医療用具を提供すること。
【解決手段】 胃瘻カテーテル10内に内視鏡20を挿入する際に用いられる過剰挿入防止具30を、内視鏡20の長手方向に沿って移動可能な状態で胃瘻カテーテル10の基端開口部側に設置できる基準位置設置部31と、内視鏡20に固定することのできる可動部32と、連結部33とで構成した。そして、連結部33が、基準位置設置部31と可動部32との間隔を設定長さ以下の範囲で変更可能にして基準位置設置部31と可動部32とを連結するようにした。また、内視鏡20の先端部を胃内固定部13の挿通穴18から外部に所定長さ突出させたときに、その先端側部分を湾曲させる湾曲形成具40を内視鏡20の先端部に取り付けた。
【選択図】 図9

Description

本発明は、患者の体に形成された瘻孔に留置する胃瘻カテーテル内に棒状部材を挿入する際に用いられる過剰挿入防止具およびそれを備えた医療用具に関する。
従来から、患者の体に形成した瘻孔に胃瘻カテーテルを留置し、この胃瘻カテーテル内に内視鏡を挿通させて胃の内部を観察したり、胃瘻カテーテルの留置位置を確認したりすることが行われている。このような場合に、胃の内部の状態や胃瘻カテーテルの留置位置を精度よく確認するためには、内視鏡の先端部の向きを変更して種々の方向を観察できるようにする必要がある。このため、内視鏡が胃瘻カテーテル内に所定長さ挿入されたときに、内視鏡の先端部が向く方向を変えることのできる湾曲形成具等が用いられている。このような場合に、内視鏡の必要以上の部分が胃瘻カテーテルから胃の内部に挿入されると、内視鏡における湾曲する部分が大きくなって精度のよい観察ができなくなったり、内視鏡が破損したりすることがある。
これを防止するためには、ストッパー等を用いて、内視鏡を所定長さ以上胃瘻カテーテル内に挿入できなくすることが考えられる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたレーザープローブは、光ファイバーを導光体としたプローブ本体と内視鏡とで構成されており、プローブ本体を内視鏡内に挿入して使用する構成になっている。そして、プローブ本体の所定部分にストッパーが設けられており、このストッパーによって、プローブ本体が内視鏡内に必要以上挿入されることが規制される。
実開平1−130317号公報
しかしながら、前述したレーザープローブでは、プローブ本体を異なる長さの内視鏡に挿入した場合には、内視鏡の先端部から突出するプローブ本体の先端部分の長さが長すぎたり、短すぎたりしてしまう。このため、このレーザープローブを胃瘻カテーテルを介して胃内に挿入する場合に、レーザープローブの先端部を胃瘻カテーテルの長さに応じて適正な長さ分胃内に挿入することはできない。また、胃瘻カテーテル内には、内視鏡だけでなく、例えば、胃瘻カテーテルを患者の体に形成された瘻孔に留置する際に、胃内固定部を細長く伸ばすための押し込み棒を挿入することもある。この場合も、胃瘻カテーテルの長さに応じて適正な長さ分押し込み棒を挿入する必要がある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、胃瘻カテーテル内に棒状部材を挿入する際に、棒状部材が過剰に挿入されることを防止する過剰挿入防止具およびそれを備えた医療用具を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る過剰挿入防止具の構成上の特徴は、チューブ状部と、チューブ状部の先端に連結され先端に挿通穴が設けられた膨張体からなり挿通穴側部分を先端側方向に向けて押し込むことにより細長く伸びる胃内固定部とを備えた胃瘻カテーテル内に棒状部材を挿入する際に用いられる過剰挿入防止具であって、棒状部材の長手方向に沿って移動可能な状態で胃瘻カテーテルの基端開口部側の所定部分に設置できる基準位置設置部と、棒状部材の所定部分に固定することのできる可動部と、基準位置設置部と可動部との間隔を設定長さ以下の範囲で変更可能にして基準位置設置部と可動部とを連結する連結部とを備えたことにある。
前述のように構成した本発明に係る過剰挿入防止具は、基準位置設置部と、可動部と、基準位置設置部と可動部とを連結する連結部とで構成されており、連結部は、基準位置設置部と可動部との間隔を設定長さ以下の範囲で変更可能にしている。この設定長さは、棒状部材を胃瘻カテーテル内に挿入する際の最適な長さまたは最大長さとしておく。そして、棒状部材を胃瘻カテーテル内に挿入する場合には、まず、棒状部材の先端部を基端開口部から挿入して胃内固定部の挿通穴近傍の所定位置に位置させる。その状態で、胃瘻カテーテルの基端開口部側部分に基準位置設置部を設置するとともに、可動部の移動可能長さを設定長さにした状態で、稼動部を棒状部材に固定する。
そして、棒状部材をさらに胃瘻カテーテルの先端側に挿入していくと、基準位置設置部は、胃瘻カテーテルの基端開口部側部分に設置された状態を維持して内部に棒状部材を挿通させ、可動部は棒状部材とともに基準位置設置部側に移動する。このため、基準位置設置部と可動部との間隔は狭まっていき、可動部の移動距離が設定長さになったときに、可動部はそれ以上移動できなくなるため、可動部が固定された棒状部材の挿入もそれ以上できなくなる。この場合、棒状部材の胃瘻カテーテルへの挿入長さは正確に設定長さになる。なお、基準位置設置部は、胃瘻カテーテルの基端開口部に直接設置してもよいし、他の部材を介して設置してもよい。
また、基準位置設置部は、胃瘻カテーテルの基端開口部、または基端開口部に取り付けられた他の部材に対して係合させてもよいし、単に、胃瘻カテーテルの基端開口部や他の部材に当接した状態であってもよい。さらに、胃瘻カテーテルとして、チューブ状部の基端に連結され内部にチューブ状部の内部に通じる挿入孔が形成された外部固定部が備わったものを用いてもよく、この場合も、基準位置設置部を外部固定部に対して直接設置してもよいし、他の部材を介して設置してもよい。基準位置設置部を外部固定部に対して直接設置する場合には、基準位置設置部の胃瘻カテーテルへの設置が容易になる。
また、本発明に係る過剰挿入防止具の他の構成上の特徴は、基準位置設置部を、内部に棒状部材を挿通させることのできる環状体で構成したことにある。これによると、基準位置設置部内に棒状部材を挿入するだけで、基準位置設置部の棒状部材への取り付けができるため、基準位置設置部の取り付け操作が容易になる。この場合、基準位置設置部は円筒状に形成してもよいしリング状に形成してもよい。
また、本発明に係る過剰挿入防止具のさらに他の構成上の特徴は、基準位置設置部を横断面形状が略C字状の弾性部材で構成し、弾性部材の略C字状の端部間を広げた状態で基準位置設置部内に棒状部材を挿入できるようにしたことにある。これによると、棒状部材の先端部を胃瘻カテーテルの胃内固定部まで挿入した状態で基準位置設置部を棒状部材に取り付けることができるため、棒状部材を胃瘻カテーテル内に挿入する際の操作がし易くなる。
また、本発明に係る過剰挿入防止具のさらに他の構成上の特徴は、可動部を締め付け機構を備えた環状体で構成し、可動部内に棒状部材を挿通させた状態で棒状部材を締め付け機構で締め付けることにより可動部を棒状部材の所定部分に固定できるようにしたことにある。これによると、可動部内に棒状部材を挿入するだけで、可動部の棒状部材への取り付けができるため、可動部の取り付け操作が容易になる。また、締め付け機構としては、例えば、開口縁部に複数の締め付け片が形成された円筒体とリング状体を螺合させ、その螺合によって締め付け片が内部側に付勢される機構や、環状体の外周面から内周面に貫通するねじ穴にねじ螺合させることによってねじを内周面から内部側に突出させることのできる機構を用いることができる。
また、本発明に係る過剰挿入防止具のさらに他の構成上の特徴は、可動部を、棒状部材の外周部を両側から挟むことのできる弾性部材で構成し、可動部を広げた状態で可動部内に棒状部材を挿入し、可動部の弾性で棒状部材を締め付けることにより可動部を棒状部材の所定部分に固定できるようにしたことにある。
これによると、棒状部材の先端部を胃瘻カテーテルの胃内固定部まで挿入した状態で可動部を棒状部材に取り付けることができるため、棒状部材を胃瘻カテーテル内に挿入する際の操作がし易くなる。なお、この場合の可動部は、可動部自体を弾性を有する材料で形成したものでもよいし、ばね等の弾性部材を介して所定の片を棒状部材に圧接させることにより固定できるようにしたものでもよい。可動部を弾性材料で構成する場合には、例えば、横断面形状が略C字状の部材を用い、その可動部の略C字状の端部間を広げた状態で可動部内に棒状部材を挿入し、可動部の弾性で締め付けることにより可動部を棒状部材の所定部分に固定できるようにすることができる。また、可動部にばね等の弾性部材を用いる場合には、洗濯ばさみのようなクリップ等を用いることができる。
また、本発明に係る過剰挿入防止具のさらに他の構成上の特徴は、連結部を、剛性を備えたレール部材で構成し、可動部をレール部材からなる連結部に摺動可能にしたことにある。これによると、可動部を設定長さ分正確に移動させることができる。
また、本発明に係る過剰挿入防止具のさらに他の構成上の特徴は、連結部を基準位置設置部と可動部との所定部分どうしを連結する可撓性を備えた線状部で構成したことにある。これによると、連結部を簡単な構成にすることができる。また、棒状部材を胃瘻カテーテル内に挿入するときに、棒状部材が胃瘻カテーテルに対して軸周り方向に回転しても、設定長さ分正確に可動部を移動させることができる。
また、本発明に係る過剰挿入防止具のさらに他の構成上の特徴は、連結部を内部に棒状部材を挿通させることのできる伸縮性を備えた蛇腹状部で構成したことにある。これによると、過剰挿入防止具全体が棒状部材に沿って伸縮するようになるため、棒状部材を胃瘻カテーテルに挿入する際に、連結部が操作の邪魔になることがない。
また、本発明に係る医療用具の構成上の特徴は、過剰挿入防止具を備えた医療用具であって、棒状部材を、胃瘻カテーテル内に挿入して先端側部分を胃内固定部の挿通穴から外部に所定長さ突出させたときに、先端側部分を湾曲させる機構を備えた内視鏡で構成したことにある。これによると、内視鏡の先端側部分を胃の内部で適度な角度に湾曲させることができるため、胃瘻カテーテルの留置状態や、胃壁の状態を正確に確認することができる。この場合の設定長さは、内視鏡の先端側部分が直線状態から湾曲状態に変化していく間で胃壁全体を確認することのできる範囲での最小長さに設定しておく。すなわち、これ以上の挿入は無駄な挿入になる長さに設定する。
また、本発明に係る医療用具の他の構成上の特徴は、過剰挿入防止具を備えた医療用具であって、棒状部材を、胃瘻カテーテル内に挿入して先端部を胃内固定部の挿通穴の周縁部に係合させた状態で、挿通穴側部分を先端側方向に向けて押し込むことができる押し込み棒で構成したことにある。これによると、胃瘻カテーテルの胃内固定部を伸ばして適度な細さにすることができるため、胃瘻カテーテルを瘻孔に留置するための操作が容易になる。この場合の設定長さは、胃内固定部を適度な太さにして伸ばすことのできる適正な長さにしておく。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態で用いられる胃瘻カテーテル10を示しており、図2は、胃瘻カテーテル10内を挿通させる本発明に係る棒状部材としての内視鏡20に、過剰挿入防止具30、湾曲形成具40および挿入補助具50等を取り付けた状態を示している。これらの胃瘻カテーテル10、内視鏡20、過剰挿入防止具30、湾曲形成具40および挿入補助具50等で本発明に係る医療用具が構成される。胃瘻カテーテル10は、それぞれポリウレタンやシリコーンなどの軟質プラスチック材料からなる外部固定部11と、外部固定部11の下面中央に連結されたチューブ状部12と、チューブ状部12の下端に取り付けられた胃内固定部13とで構成されている。
以下、外部固定部11側を上側、胃内固定部13側を下側として説明する。外部固定部11は、やや肉厚のリング状に形成された挿入口部11aと、挿入口部11aの下端両側部からそれぞれ両側に突出した突出片11b,11cとからなっている。この突出片11b,11cと挿入口部11aとを含む部分の平面視による輪郭は楕円状に形成されており、この突出片11b,11cは、胃S(図7ないし図9参照)の内部に胃瘻カテーテル10が引き込まれることを防止する機能を有する。そして、挿入口部11aの中央に形成された上下に貫通する挿入孔14の内周面には、中央にスリットが形成された弁体14aが設けられている。また、図示していないが、挿入孔14の内周面における弁体14aの上部側には、円周に沿って係合溝部が形成されている。
そして、突出片11bの先端部には、挿入口部11aの挿入孔14を閉塞するための蓋部15が連結されている。蓋部15は、突出片11bの先端部に連結された細長い帯状連結部15aと、帯状連結部15aの先端に形成され帯状連結部15aよりも幅が広く長さが短い幅広部15bとで構成されている。そして、幅広部15bに軸方向の長さが短い円柱状の栓部16が設けられている。帯状連結部15aは可撓性を有しており、突出片11bとの連結部を中心として、上下方向に回転するように曲がったり、急な角度で屈曲したりすることができる。栓部16は、帯状連結部15aを屈曲させて幅広部15bを挿入口部11aの上方に位置させたときに、挿入孔14と対向するようにして幅広部15bにおける帯状連結部15a側部分に設けられている。
栓部16は、挿入孔14に嵌合できる円柱状に形成されており、その外周面には、挿入孔14の内周面に形成された係合溝部と着脱可能に係合できるリング状突部16aが円周に沿って設けられている。したがって、帯状連結部15aを上方に回転させるように曲げて栓部16を挿入孔14に押し付けることにより係合溝部とリング状突部16aとを係合させることができ、これによって挿入口部11aの挿入孔14を気密的および液密的に閉塞することができる。また、幅広部15bを引っ張って栓部16と挿入孔14との嵌合を解除することにより挿入口部11aの挿入孔14を開くことができる。
チューブ状部12は、円筒状に形成されてその内部に、栄養剤や流動食等の流体物を通過させるための挿通孔(図示せず)が形成され、挿通孔の上端は外部固定部11の挿入孔14と連通している。胃内固定部13は、チューブ状部12の下端部に固定された接続部17を介してチューブ状部12に接続されている。接続部17は、チューブ状部12の外周面を覆う円筒状に形成され胃内固定部13と一体的に形成されている。この接続部17は、チューブ状部12の下端側に、チューブ状部12から抜け止めされた状態で固定されている。
胃内固定部13は、接続部17の下端開口縁部に連結されて四方に延びる4個の帯状の連結部13aと、各連結部13aの上部間に設けられ4個の連結部13aとで略ドーム状の胃壁接触部を形成する4個の連結膜部13bと、各連結部13aの先端部が集合する集合部13cとで構成されている。4個の連結部13aは、接続部17の下端部から四方に別れてそれぞれ水平方向から下方に延びたのちにチューブ状部12の中心軸の下方に集まって集合部13cを形成して連結されている略半円状に湾曲した帯状部材で構成されている。すなわち、集合部13cは、各連結部13aの下端部を結合させることによって、各連結部13aどうしを連結させるとともに、各連結部13aによってその位置をチューブ状部12の中心軸の下方に位置決めされている。
なお、連結部13a、連結膜部13bおよび集合部13cからなる胃内固定部13は、接続部17とともに一体的に成形されている。また、各連結部13aおよび各連結膜部13bは、可撓性を有する軟質の弾性材料で構成されており、通常は、弾性によって膨張し、図1に示したように全体形状が扁平な略球形になる形状を維持している。そして、集合部13cを下方に向けて引っ張ることにより、各連結部13aおよび各連結膜部13bは真っ直ぐな細長い状態に伸張する。また、各連結部13aの上端部間には、チューブ状部12の挿通孔の下端が開口している。
そして、各連結部13aの下部間に形成される空間部は、チューブ状部12の挿通孔から送り出される栄養剤や流動食等の流体物を胃S内に通すための通路となる。さらに、集合部13cの中央には、挿通穴18が形成されており、この挿通穴18(集合部13c)の上部に筒状係合部18a(図7ないし図9参照)が形成されている。すなわち、挿通穴18は、筒状係合部18aの内周面で構成されており、その直径は、外部固定部11の挿入孔14やチューブ状部12の挿通孔の直径よりも小さくなっている。このように構成された胃内固定部13は、患者の胃壁SW(図7ないし図9参照)の内面に位置決めされて胃瘻カテーテル10が患者の体から外れることを防止する機能を有する。
内視鏡20は、図3に示したように、シャフト21の先端にレンズ22が取り付けられ後端に接続部23が取り付けられた構成になっている。シャフト21は、胃壁SWに光を照射するための複数のライトガイド(図示せず)と、レンズ22を介して反射光を送信するためのイメージガイド(図示せず)とからなるファイバーの束で構成されており、可撓性を備えている。接続部23は、イメージガイドを画像表示装置(図示せず)に接続する配線24と、ライトガイドを光源装置(図示せず)に接続する配線25とに連結されている。レンズ22は、光の照射によって得られた画像をイメージガイドおよび配線24を介して画像表示装置に送る。
すなわち、ライトガイドは、光源装置から送られる光を胃壁SWの内面に照射して観察可能にし、イメージガイドは胃壁SWの内面から反射しレンズ22によって集光される反射光を画像表示装置に送る。そして、画像表示装置は、送られた反射光に基づいた画像を拡大して画像表示装置が備える画像表示部に表示させる。また、シャフト21は、図2に示したように、シース26に被覆されており、このシース26に被覆されることによって汚れることを防止される。シース26は、先端部が透光性の窓部(図示せず)で閉塞され、開口側の基端部26aが他の部分よりもやや直径が大きくなったチューブで構成されており、可撓性を備えている。
このシース26は、シャフト21の外周面に密着した状態でシャフト21を被覆できる太さに形成されており、基端部26a内に接続部23の先端細径部23aを挿し込むことによりシャフト21に取り付けられる。この場合、シース26は、クランプ、締め具、留め具などの部材を用いて、シャフト21から抜け止めされる。その状態のときに、窓部の内面にレンズ22が接触するように構成されている。また、窓部の表面は、下方に突出した凸曲面に形成されている。
過剰挿入防止具30は、図4に示したように、基準位置設置部31、可動部32および連結部33で構成されている。基準位置設置部31は、円板の中央に、シース26で被覆されたシャフト21が余裕をもって挿通できる挿通穴34が形成された環状体で構成されている。可動部32は、円板の左右両側部分(図4(a),(b)の状態での左右両側部分)を切り欠いて左右両側に互いに平行する平面部が形成された可動部本体35と、可動部本体35の両平面部にそれぞれ取り付けられたガイドねじ36とで構成されている。
また、可動部本体35の中央には、基準位置設置部31の挿通穴34よりも直径が小さいが、シース26で被覆されたシャフト21を挿通させることができる挿通穴37が形成されている。そして、可動部本体35の両平面部の中央から挿通穴37の内周面に向かってねじ穴が形成されており、ガイドねじ36はこのねじ穴に螺合している。ガイドねじ36の一端が挿通穴37の内周面上に位置したときには、ガイドねじ36の他端は平面部から外部側に突出した状態になり、ガイドねじ36を一方に回転することにより、ガイドねじ36の一端を挿通穴37の内部側に突出させることができる。
連結部33は、基準位置設置部31と一体的に形成されており、上下方向に延びるレール状の一対のガイド片38で構成されている。各ガイド片38は、平面視が円弧状の両端部を直線で結んだ形状の輪郭に形成され、正面視が縦長の枠状に形成された部材からなっており、間隔を保って左右対称に配置されている。すなわち、この一対のガイド片38は、可動部本体35の平面部とガイド片38の平面部とを合わせた状態で、一対のガイド片38間に可動部本体35を位置させたときに、平面視による輪郭が円形になるように形成されている。このため、可動部本体35は、軸周り方向に回転することを規制された状態で一対のガイド片38間を上下方向にスライド移動できる。
また、両ガイド片38の中央には、上下方向に延びるガイド穴39が対向して形成されている。このガイド穴39は、内部に可動部32のガイドねじ36を移動可能な状態で位置させることのできる幅を備えている。可動部32は、両ガイドねじ36をそれぞれ対応するガイド片38のガイド穴39内に位置させた状態で一対のガイド片38間に配置されており、ガイドねじ36とガイド穴39の周縁部との係合によって、連結部33から外れることが防止される。図5には、可動部32が連結部33の下端部に移動した状態を示しており、可動部32は、図4(b),(c)に示した位置と図5に示した位置との間で移動することができる。この可動部32がガイド穴39に沿って移動できる最大長さが本発明に係る設定長さである。
湾曲形成具40は、内視鏡20のシャフト21の先端側部分を湾曲させて、内視鏡20による観察方向を変更するために用いられる。湾曲形成具40は、図6に示したように、円筒状の固定部41と、固定部41よりも軸方向の長さが長い段付き円筒状の摺動部42と、固定部41と摺動部42とを連結する線状連結部43とで構成されている。固定部41は、下部側部分の直径が上部側部分の直径よりもやや小さくなった先細りの円筒体で構成されている。そして、固定部41の上部側部分の内径はシース26の外径よりもやや大きく、固定部41の下端部の内径は、シース26の外径よりもやや小さくなっている。また、固定部41の上部側部分の外径は、胃内固定部13の挿通穴18の直径よりも小さくなっている。
このため、固定部41は、胃瘻カテーテル10の内部を挿入孔14から挿通穴18に向って貫通することができる。また、固定部41の内部に上部側から下部側に向けてシース26を先端側から挿し込んでいくと、シース26の先端外周部が固定部41の下端内周部に当接する。このため、シース26は、シャフト21を被覆した状態で固定部41の内部を通過することはできない。なお、湾曲形成具40を使用する際には、固定部41は、接着剤によってシース26の先端外周部に固定される。
摺動部42の内径は、シース26の外径よりもやや大きくなっており、摺動部42内にシース26を挿通したときに、摺動部42はシース26の長手方向に沿って摺動可能になる。また、摺動部42の上部側には、摺動部42の下部側部分よりも直径が大きな係止部44が形成されている。この係止部44は、上部側部分の外径が下部側部分の外径よりも小さくなった上方に向って先細りになった形状に形成されている。そして、係止部44の下端部には、水平面からなる段部45が形成されている。
この段部45の外径は、外部固定部11の挿入孔14やチューブ状部12の挿通孔の直径よりも小さく、胃内固定部13の挿通穴18の直径よりも大きくなっている。このため、胃瘻カテーテル10の内部に、湾曲形成具40を挿入孔14から挿通穴18に向けて挿し込んでいくと、湾曲形成具40は、外部固定部11の挿入孔14とチューブ状部12の挿通孔は通過していく。そして、摺動部42の下部側部分は、胃内固定部13の挿通穴18も通過するが、段部45が筒状係合部18aに到達すると、段部45と筒状係合部18aとが係合して、係止部44は、挿通穴18を通過することはできない。
また、線状連結部43は、固定部41の上端縁部と摺動部42の下端縁部の対向する部分を連結しており、可撓性を備えている。この線状連結部43は、内視鏡20のシャフト21をシース26とともに湾曲形成具40内に挿通させ、シース26の先端外周部が固定部41の下端内周部に係合したのちにさらに、シース26等を挿入していくと湾曲して内視鏡20の先端部が向く方向を変える。この場合、線状連結部43は、シャフト21等が湾曲するときの内周側に位置して、固定部41の上端縁部と摺動部42の下端縁部との間の距離を略一定に保持する。
挿入補助具50は、胃瘻カテーテル10に取り付けられて内視鏡20等の胃瘻カテーテル10への挿通をよりスムーズにするためのもので、接続部51、挿入口部52および空気供給口部53で構成されている。接続部51は、リング状の接続部本体54の下面中央に略筒状の係合部55を形成して構成されており、内部にシース26に被覆されたシャフト21を挿通させることができる挿通穴が形成されている。また、接続部本体54は、胃瘻カテーテル10の挿入口部11aよりもやや小さなリング状に形成され、係合部55は、四段の段違い状の円筒状に形成されている。
係合部55は、上部の直径が下部の直径よりも大きくなった外周面が傾斜面からなる最上段、最上段の下部と同じ直径の第2段、最上段の上部と略同じ直径の第3段および上部の直径が第2段の直径と略同じで下部の直径が上部よりも小さくなった外周面が傾斜面からなる最下段で構成されている。そして、係合部55の第3段は、胃瘻カテーテル10の挿入孔14に形成された係合溝部に着脱可能に係合できるリング状突部56を構成しており、リング状突部56が係合溝部に係合したときに、係合部55と挿入孔14の周面との間は気密および液密の状態になる。
挿入口部52は、内部にシース26に被覆されたシャフト21を挿通させることができる挿通穴が形成された円筒状に形成され、上端開口縁部にリング状の補強リブ57が形成されている。また、挿入口部52の内部に形成された挿通穴と、接続部51の内部に形成された挿通穴とは同じ直径でかつ同軸になって連通している。空気供給口部53は、挿入口部52の側部下端から挿入口部52に対して略45度傾斜した状態で斜め上方に延びる筒状に形成されており、挿入口部52よりも細径になっている。また、空気供給口部53の上端開口縁部にもリング状の補強リブ58が形成されている。
この空気供給口部53の補強リブ58には、空気供給装置(図示せず)が接続され、空気供給装置から供給される空気は、空気供給口部53内を通過して、挿入口部52の内部下端に送られる。また、挿入口部52の内部下端から接続部51の内部下端にかけて空気を通過させるための空気流路(図示せず)が形成されており、挿入口部52の内部下端に送られた空気は、接続部51の下端から外部に放出されるように構成されている。そして、挿入口部52と空気供給口部53との間には、挿入口部52と空気供給口部53との間を補強するとともに、挿入補助具50を手で持ち易くするための略三角形の薄板状の補強把持部59が形成されている。
つぎに、以上のように構成された内視鏡20、シース26、過剰挿入防止具30、湾曲形成具40および挿入補助具50を用いて胃瘻カテーテル10の留置位置を確認する方法を、図7ないし図9を用いて説明する。図7は、患者の腹壁AWと胃壁SWとに設けた瘻孔に胃瘻カテーテル10を留置した状態を示しており、この胃瘻カテーテル10は、後述する取付用器具を用いて瘻孔に留置される。図7に示した状態では、胃瘻カテーテル10の栓部16は、挿入孔14から外されて、挿入孔14の上端は開口している。また、シース26、過剰挿入防止具30、湾曲形成具40および挿入補助具50が取り付けられた内視鏡20は、胃瘻カテーテル10の上方に位置している。
その状態の内視鏡20等を図示の矢印のように下降させて、挿入補助具50の下端から突出したシャフト21をシース26および湾曲形成具40とともに胃瘻カテーテル10の挿入孔14内に挿入していく。その際、一方の手で胃瘻カテーテル10における挿入口部11aの突出片11b,11cが形成されていない両側面を持つとともに、他方の手で挿入補助具50を持って、挿入補助具50を胃瘻カテーテル10に押し付ける。これによって、図8に示したように、挿入補助具50が胃瘻カテーテル10に係合する。
この場合の係合は、挿入補助具50の係合部55が胃瘻カテーテル10の係合溝部に係合することによって行われ、挿入補助具50と胃瘻カテーテル10との間は気密および液密の状態になる。その状態で、内視鏡20を、シース26および湾曲形成具40とともに胃瘻カテーテル10の下部側にさらに挿入していく。この操作は、画像表示装置の画像表示部を見ながら行い、内視鏡20の先端部が筒状係合部18aに到達したところで内視鏡20等の挿入を停止し、過剰挿入防止具30をシース26を介してシャフト21に固定する。
この場合、過剰挿入防止具30の基準位置設置部31を挿入補助具50の補強リブ57に当接させた状態で、可動部32を連結部33のガイド穴39の上端部に位置させる。そして、ガイドねじ36を回転することによって、その先端部で可動部本体35内に位置するシャフト21をシース26を介して押圧する。これによって、可動部32は、シャフト21に固定される。なお、この場合、シャフト21や湾曲形成具40等は、挿入補助具50を胃瘻カテーテル10に接続したのちに、挿入補助具50内に通してもよい。また、過剰挿入防止具30の基準位置設置部31と挿入補助具50の補強リブ57との間に互いに着脱できる係合部を設けておいてもよい。
つぎに、空気供給装置から空気供給部53内に空気を供給して、その空気を接続部51から胃瘻カテーテル10のチューブ状部12を介して胃Sの内部に送り込む。これによって、胃Sは、図9に示したように膨らむ。この場合、胃瘻カテーテル10と挿入補助具50との間および挿入補助具50とシース26との間はそれぞれ閉塞されているため、胃S内の空気が外部に漏れることはない。そして、光源装置から発生される光は、配線25およびシャフト21のライトガイドを通過して、胃壁SWに向って照射される。また、シャフト21およびシース26等を体内側にさらに押し込むことにより、図9に示したように、シャフト21の下部側部分がシース26とともに湾曲してライトガイドによる胃壁SWの照射位置を変更することができる。
この場合、過剰挿入防止具30の可動部32は基準位置設置部31に徐々に近づいていき、それにしたがってライトガイドによる胃壁SWの照射位置が下方から上方に移動していく。その際、シャフト21等を軸周り方向に回転させることにより、胃壁SWの全面にわたってライトガイドによる照射を行うことができる。そして、可動部32が基準位置設置部31に当接するとそれ以上は、シャフト21等を体内側に押し込むことはできなくなる。これによって、シャフト21等が必要以上胃S内に挿入されることが防止される。
このように、この医療用具によると、図8に示したように、シャフト21、シース26および湾曲形成具40が真っ直ぐに延びた状態と、図9に示したように、シャフト21等が湾曲した状態との間でライトガイドによる胃壁SWの照射位置を変更することができる。この場合、図8の状態から、さらにシャフト21等を湾曲形成具40に対して押し込むと、湾曲形成具40の固定部41と摺動部42の下部側部分は、胃内固定部13の挿通穴18を通過して、胃Sの内部に入っていくが、係止部44は挿通穴18の筒状係合部18aに係合して胃内固定部13内に保持される。
このため、固定部41は、線状連結部43を半径として円弧を描くように移動し、シャフト21とシース26との先端部分は、固定部41の移動に追従して湾曲しながら胃Sの内部側に突出していく。図9における二点鎖線aで示した範囲は、ライトガイドによる光の照射範囲を示している。そして、ライトガイドによって照射された胃壁SWからの反射光はレンズ22で集光されたのちにシャフト21のイメージガイドおよび配線24を介して画像表示装置に送信される。
画像表示装置に送信された画像は、画像表示装置の画像表示部に拡大して表示されるため、この画像表示部に表示される画像から胃瘻カテーテル10の胃内固定部13が胃S内に適正な状態で設置されているか否かを確認することができる。胃瘻カテーテル10が適正な状態で留置されていることを確認できれば、内視鏡20を、シース26、湾曲形成具40および挿入補助具50とともに胃瘻カテーテル10から取り外すとともに、シャフト21からシース26、過剰挿入防止具30、湾曲形成具40および挿入補助具50を取り外す作業が行われる。
この作業は、まず、内視鏡20を、シース26、過剰挿入防止具30および湾曲形成具40とともに上方に少し引き上げ、図8の状態になったところで、挿入補助具50の係合部55と胃瘻カテーテル10の係合溝部との係合を解除させる。このとき、過剰挿入防止具30の可動部32は、基準位置設置部31から徐々に離れて連結部33のガイド穴39の上端部に位置している。そして、内視鏡20を、シース26、過剰挿入防止具30、湾曲形成具40および挿入補助具50とともに上方に引っ張ることにより胃瘻カテーテル10から抜き取る。さらに、シース26から過剰挿入防止具30、湾曲形成具40および挿入補助具50を取り外したのちに、シース26からシャフト21を引き抜く。この場合、可動部32のガイドねじ36は緩めておく。
そして、シース26と湾曲形成具40は廃棄し、内視鏡20は、再度次の機会に使用する。また、過剰挿入防止具30および挿入補助具50は、胃液等で汚れていなければ、再度次の機会に使用する。このとき、内視鏡20のシャフト21やレンズ22は、患者の体や胃S内の液体や残留物に接触していないため汚れてなく、洗浄や消毒等の処理をする必要が殆どない。なお、前述した操作では、挿入補助具50の係合部55と胃瘻カテーテル10の係合溝部との係合を解除して、内視鏡20を湾曲形成具40および挿入補助具50とともに胃瘻カテーテル10から抜き取るようにしているが、挿入補助具50から内視鏡20等を引き抜いたのちに、挿入補助具50の係合部55と胃瘻カテーテル10の係合溝部との係合を解除してもよい。
また、患者の体に留置された胃瘻カテーテル10を介して、例えば、液体の栄養剤を患者の胃S内に供給する際には、胃瘻カテーテル10の挿入孔14に、栄養剤が収容された容器から延びるチューブのコネクタ部を接続する。その状態で、チューブおよび胃瘻カテーテル10を介して患者に栄養剤を供給する。この際、チューブ状部12から出た栄養剤は、胃内固定部13内から各連結部13aの間を通過して胃S内に入る。また、使用後は、胃瘻カテーテル10の挿入孔14から栄養剤の容器のチューブを外し、栓部16で挿入孔14を閉じておく。そして、所定期間の使用により、胃瘻カテーテル10の取替えの必要が生じた場合には、新たな胃瘻カテーテル10との取替えが行われる。この場合も、再度、前述した内視鏡20、過剰挿入防止具30、湾曲形成具40および挿入補助具50を用いて胃瘻カテーテル10の留置位置の確認が行われる。
このように、本実施形態に係る過剰挿入防止具30は、基準位置設置部31と、可動部32と、連結部33とで構成されており、連結部33は、基準位置設置部31と可動部32との間隔を設定長さ以下の範囲で変更可能にしている。このため、湾曲形成具40を備えた内視鏡20を用いて胃瘻カテーテル10の留置位置を確認する際には、内視鏡20の先端側部分を無理のない範囲で適度に湾曲させて胃S内全体を観察することができる。
すなわち、胃瘻カテーテル10の留置位置を確認する際に、過剰挿入防止具30等が取り付けられた内視鏡20を挿入孔14から挿入していくと、内視鏡20の先端側部分は徐々に湾曲していき、内視鏡20で胃S内全体を観察することができるようになったところで、可動部32が基準位置設置部31に当接し、可動部32はそれ以上移動できなくなる。これによって、内視鏡20の挿入もそれ以上できなくなるため、必要以上に、内視鏡20が胃S内に挿入されることを防止できる。この結果、内視鏡20における湾曲する部分が大きくなって精度のよい観察ができなくなったり、内視鏡20が破損したりすることを防止できる。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態に係る過剰挿入防止具60を示している。この過剰挿入防止具60は、基準位置設置部61、可動部62および連結部63で構成されている。基準位置設置部61は、平面視が略C字状の弾性板で構成されており、中央に形成された挿通穴64は、シース26で被覆されたシャフト21が余裕をもって挿通できる大きさに形成されている。可動部62は、平面視が略C字状の弾性板で構成されており、中央に形成された挿通穴67は、シース26で被覆されたシャフト21を締め付け固定できる大きさに形成されている。
連結部63は、基準位置設置部61および可動部62と一体的に形成されることにより、基準位置設置部61と可動部62とを連結しており、上下方向に延びる細い可撓性を備えた線状部で構成されている。基準位置設置部61および可動部62はそれぞれ可撓性を備えており、両端部間をシース26で被覆されたシャフト21の外周面に押し付けることにより、両端部間の間隔が大きくなって、挿通穴64,67内にそれぞれシース26で被覆されたシャフト21を挿入することができる。
その際、基準位置設置部61は、シャフト21の軸方向に移動可能になり、可動部62は、シャフト21に固定される。このため、基準位置設置部61と可動部62とは、連結部63の長さ以下の範囲で互いに進退できる。すなわち、この過剰挿入防止具60では、連結部63の長さが本発明に係る設定長さになる。この過剰挿入防止具60を備えた医療用具の過剰挿入防止具60以外の部分の構成は、前述した過剰挿入防止具30を備えた医療用具の過剰挿入防止具30以外の部分と同一である。
このように構成された過剰挿入防止具60を用いて、内視鏡20で胃瘻カテーテル10の留置位置を確認する場合には、まず、シース26、湾曲形成具40および挿入補助具50が取り付けられた内視鏡20を、胃瘻カテーテル10の上方に位置させる。その状態の内視鏡20等を下降させて、内視鏡20の先端部が筒状係合部18aに到達したことを画像表示装置の画像表示部で確認できたところで内視鏡20等の挿入を停止する。その状態で、過剰挿入防止具60をシース26を介してシャフト21に取り付ける操作を行う。
この場合、まず、過剰挿入防止具60の基準位置設置部61を挿入補助具50の補強リブ57の上面に当接させるようにして基準位置設置部61の両端部間をシャフト21に押し付けることにより、基準位置設置部61をシャフト21に取り付ける。つぎに、連結部63を上下方向に真っ直ぐに延ばした状態で、可動部62の両端部間をシャフト21に押し付けることにより、可動部62をシャフト21に固定して、図11の状態にする。つぎに、胃Sの内部に空気を送り込むことによって、胃Sを膨らませたのちに、シャフト21等を体内側にさらに押し込む。
これによって、図12に示したように、シャフト21の下部側部分がシース26とともに湾曲してライトガイドによる胃壁SWの照射位置を変更することができる。この場合も、可動部62は基準位置設置部61に徐々に近づいていき、それにしたがってライトガイドによる胃壁SWの照射位置が下方から上方に移動していく。その際、連結部63は屈曲して外部側に突出する。この場合も、シャフト21等を軸周り方向に回転させることにより、胃壁SWの全面にわたってライトガイドによる照射を行うことができる。そして、可動部62が基準位置設置部61に当接するとそれ以上は、シャフト21等を体内側に押し込むことはできなくなる。これによって、シャフト21等が必要以上胃S内に挿入されることが防止される。
この過剰挿入防止具60によると、連結部63を簡単な構成にすることができる。また、シャフト21を胃瘻カテーテル10内に挿入するときに、シャフト21を軸周り方向に回転させる操作がし易くなる。また、シャフト21を胃瘻カテーテル10内に挿入していく際に、基準位置設置部61が挿入補助具50の補強リブ57から離れても、可動部62をシャフト21に固定した時点で、シャフト21の挿入長さは決定されているため、基準位置設置部61や可動部62がシャフト21から外れない限り支障は生じない。この過剰挿入防止具60および過剰挿入防止具60を備えた医療用具のそれ以外の作用効果は、前述した過剰挿入防止具30および過剰挿入防止具30を備えた医療用具と同様である。
(第3実施形態)
図13および図14は、本発明の第3実施形態に係る過剰挿入防止具70を示している。この過剰挿入防止具70は、基準位置設置部71、可動部72および連結部73で構成されている。基準位置設置部71は、円板の中央に、シース26で被覆されたシャフト21が余裕をもって挿通できる挿通穴74が形成された環状体で構成されている。可動部72は、可動部本体75と、可動部本体75の上端に螺合した締め付けねじ76とで構成されている。可動部本体75は、中央に、基準位置設置部71の挿通穴74よりも直径が小さいが、シース26で被覆されたシャフト21を挿通させることができる挿通穴77が形成された環状体で構成されている。
そして、可動部本体75の上部外周にはねじ(図示せず)が形成され、可動部本体75の上端縁部には上方に向って延びる複数の締め付け可撓片(図示せず)が円周に沿って設けられている。また、締め付けねじ76は、中央に、シース26で被覆されたシャフト21を挿通させることができる挿通穴78が形成された環状体で構成されており、内周面に、可動部本体75のねじに螺合するねじが形成されている。締め付けねじ76のねじと可動部本体75のねじとを螺合させた状態で、締め付けねじ76を可動部本体75に対して締め付け方向に回転させることにより、可動部本体75の締め付け可撓片を可動部本体75の内部側に突出させることができる。これによって、可動部72をシース26で被覆されたシャフト21に固定することができる。
連結部73は、基準位置設置部71および可動部72の可動部本体75と一体的に形成されており、上下方向に伸縮可能な蛇腹状の略円筒体で構成されている。この過剰挿入防止具70は、図13に示した、連結部73が最大長さに伸長した状態と、図14に示した、連結部73が最小長さに収縮した状態との間で伸縮できる。すなわち、この過剰挿入防止具70では、連結部73の最大長さと最小長さとの差が本発明に係る設定長さになる。この過剰挿入防止具70を備えた医療用具の過剰挿入防止具70以外の部分の構成は、前述した過剰挿入防止具30を備えた医療用具の過剰挿入防止具30以外の部分と同一である。
このように構成された過剰挿入防止具70を用いて、内視鏡20で胃瘻カテーテル10の留置位置を確認する場合には、まず、シース26、湾曲形成具40、挿入補助具50および過剰挿入防止具70が取り付けられた内視鏡20を、胃瘻カテーテル10の上方に位置させる。その状態の内視鏡20等を下降させて、先端側部分を胃瘻カテーテル10の挿入孔14内に挿入していき、内視鏡20の先端部が筒状係合部18aに到達したことを画像表示装置の画像表示部で確認できたところで内視鏡20等の挿入を停止する。そして、過剰挿入防止具70をシース26を介してシャフト21に取り付ける操作を行う。
この場合、まず、過剰挿入防止具70の基準位置設置部71を挿入補助具50の補強リブ57の上面に当接させた状態で、可動部72を上方に引っ張って連結部73を上下方向に延ばす。その状態で、可動部72の締め付けねじ76を可動部本体75に対して締め付け方向に回転させることにより、可動部72をシャフト21に固定して、図15の状態にする。つぎに、胃Sの内部に空気を送り込むことによって、胃Sを膨らませたのちに、シャフト21等を体内側にさらに押し込む。
これによって、図16に示したように、シャフト21の下部側部分がシース26とともに湾曲してライトガイドによる胃壁SWの照射位置を変更することができる。この場合も、可動部72は基準位置設置部71に徐々に近づいていき、それにしたがってライトガイドによる胃壁SWの照射位置が下方から上方に移動していく。その際、連結部73は折り畳まれるようにして収縮する。また、この場合も、シャフト21等を軸周り方向に回転させることにより、胃壁SWの全面にわたってライトガイドによる照射を行うことができる。そして、連結部73が最小長さまで収縮するとそれ以上は、シャフト21等を体内側に押し込むことはできなくなる。これによって、シャフト21等が必要以上胃S内に挿入されることが防止される。
この過剰挿入防止具70によると、過剰挿入防止具70全体がシャフト21に沿って収縮するようになるため、シャフト21等を胃瘻カテーテル10内に挿入する際に、連結部73が操作の邪魔になることがない。また、可動部72のシャフト21への固定をより確実に行える。この過剰挿入防止具70および過剰挿入防止具70を備えた医療用具のそれ以外の作用効果は、前述した過剰挿入防止具30および過剰挿入防止具30を備えた医療用具と同様である。
(第4実施形態)
図17は、本発明の第4実施形態に係る過剰挿入防止具80を示している。この過剰挿入防止具80は、取付用器具90(図18参照)を用いて、胃瘻カテーテル10を患者の体に形成した瘻孔に取り付ける際に用いるものであり、基準位置設置部81、可動部82および連結部83で構成されている。基準位置設置部81は、平面視が略C字状の弾性板で構成されており、中央に一方が開放された挿通穴84が形成されている。可動部82は、平面視が略C字状の弾性板で構成されており、中央に一方が開放された挿通穴87が形成されている。そして、基準位置設置部81の挿通穴84は、可動部82の挿通穴87よりも大きくなっている。
連結部83は、基準位置設置部81および可動部82と一体的に形成されることによって、基準位置設置部81と可動部82とを連結しており、上下方向に延びる細い可撓性を備えた線状部で構成されている。また、基準位置設置部81および可動部82はそれぞれ可撓性を備えており、両端部間を広げることができるとともに、広げる力を解除すると弾性によりもとの形状に復元する。すなわち、この過剰挿入防止具80は、前述した過剰挿入防止具60の連結部63の長さを短くしたものと同じ構成をしており、所定の棒状部材に対して、基準位置設置部81は長手方向に移動可能な状態で取り付けることができ、可動部82は固定することができる。このため、基準位置設置部81と可動部82とは、連結部83の長さ以下の範囲で互いに進退できる。すなわち、この過剰挿入防止具80では、連結部83の長さが本発明に係る設定長さになる。
図18は、取付用器具90を示しており、この取付用器具90は、本発明に係る棒状部材としての押し込み棒91と、押し込み棒91が係合できる係合部材92とで構成されている。押し込み棒91は、ステンレス製の棒体からなる本体部93とプラスチック製の把持部94とを備えている。そして、本体部93の先端には、プラスチック製の押し込み部95が取り付けられている。この押し込み部95は、本体部93の下端部の周面を覆った状態で本体部93に固定された固着部95aと、固着部95aの下端から下方に延びた押し込み片95bとで構成されている。
そして、固着部95aの外径は、胃瘻カテーテル10の挿通穴18の直径よりも大きく設定され、押し込み片95bの直径は、挿通穴18の直径よりも小さく設定されている。したがって、胃瘻カテーテル10の挿入孔14から下方に向けて押し込み棒91を挿し込んでいくと、押し込み片95bは挿通穴18内に入り、固着部95aは、下面を筒状係合部18aの上面に当接させた状態になる。このため、さらに押し込み棒91を胃瘻カテーテル10内の下方に向けて押し込んでいくと、胃内固定部13は、細長くなって伸びていく。
また、本体部93の上部側部分における把持部94の下側部分には、把持部94と一体的に構成された円筒部96が、本体部93の周面を被覆して形成され、その外周面に、複数の係合段部96aが形成されている。係合段部96aは、円筒部96の周面に円周に沿って形成された断面形状が半円状に形成されたリング状の突起からなっており、円筒部96の軸方向に沿って一定間隔を保って5個形成されている。また、把持部94の上面は、操作する際に、手や指、特に親指を当て易くするために、円弧状に窪んだ曲面に形成されている。
係合部材92は、ステンレス板を加工することにより、図18に示した形状に形成されており、下部係合部97と、上部係合部98とを備えている。下部係合部97と上部係合部98とは、上下方向に長くなった四角板状の連結片99によって連結されている。下部係合部97は、連結片99の下端部から、連結片99と直交して図示の手前側の水平方向に向かって形成された水平板状の保持片97aと、連結片99の下端側部分の両側部から、連結片99と直交し、かつ保持片97aと間隔を保って保持片97aと平行して設けられた一対の垂直板状の爪部97bとで構成されている。
保持片97aの平面視による形状は、先端側が開放された略U形に形成され、爪部97bの側面視による形状は、水平方向に細長く延び先端が半円状になった略長方形に形成されている。また、保持片97aの略U形の内側部分は、胃瘻カテーテル10の外部固定部11とチューブ状部12との境界部が入り込める大きさの凹部に形成され、保持片97aと爪部97bとの間隔は、突出片11b,11cを上下から挟み込める大きさに設定されている。上部係合部98は、連結片99の上端部から、連結片99と直交して図示の手前側の水平方向に向かって形成されており、連結片99の両側方向に延びる横長の水平板状体で構成されている。
また、上部係合部98の前後方向の長さは短く設定され、その中央前部に、押し込み棒91の各係合段部96a間の部分を挿入できる係合凹部98aが形成されている。また、上部係合部98の前部における係合凹部98aの両側部分には、係合凹部98a内に押し込み棒91の係合段部96a間の部分が入ったときに、係合段部96aと係合して押し込み棒91と係合部材92との係合が解除されることを防止するための一対の突起98bが下方に向って突出している。また、上部係合部98の左右方向の両側部分は、手を引っ掛けて行う操作をし易くするために下方に向って湾曲されており、保持片97aの先端部は、突出片11b,11cとの係合が解除されることを防止するために上方に向かって湾曲されている。
このように構成された取付用器具90および過剰挿入防止具80を用いて、胃瘻カテーテル10を患者の腹部に形成した瘻孔に留置する場合には、まず、開いた状態の挿入孔14からチューブ状部12内の下方に向って押し込み棒91を挿入する。そして、押し込み棒91の押し込み片95bを胃内固定部13の挿通穴18内に挿し込み、固着部95aを筒状係合部18aの上面に当接させる。ついで、その状態の胃瘻カテーテル10の突出片11b,11cを、係合部材92の保持片97aと爪部97bとで挟ませるとともに、本体部93を係合凹部98a内に位置させた状態で、係合部材92を胃瘻カテーテル10と押し込み棒91とに組み付ける。
そして、過剰挿入防止具80を押し込み棒91に取り付ける操作を行う。この場合、まず、過剰挿入防止具80の基準位置設置部81を胃瘻カテーテル10の外部固定部11の上面に当接させるようにして基準位置設置部81の両端部間を本体部93に押し付けることにより、基準位置設置部81を本体部93に取り付ける。つぎに、連結部83を上下方向に真っ直ぐに延ばした状態で、可動部82の両端部間を本体部93に押し付けることにより、可動部82を本体部93に固定して、図19に示した状態にする。その状態で、押し込み棒91を胃瘻カテーテル10の内部側にさらに押し込む。
この場合、把持部94の上面を手で押さえて、押し込み片95bが挿通穴18から外れないようにした状態で、上部係合部98の下面に指を掛けて係合部材92を上方に引っ張る。これによって、胃内固定部13は細長く伸長していき、可動部82は基準位置設置部81に徐々に近づいていく。その際、連結部83は屈曲して外部側に突出する。そして、可動部82が基準位置設置部81に当接するとそれ以上は、押し込み棒91を胃瘻カテーテル10の内部側に押し込むことはできなくなる。これによって、胃内固定部13が必要以上伸長することが防止され、胃内固定部13は瘻孔を通過させるための適度な細さになる。
その状態で、係合部材92における係合凹部98aの縁部を、押し込み棒91の対向する所定の係合段部96aに係合させる。これによって、図20に示したように、チューブ状部12と胃内固定部13とは1本の棒に近い状態になる。このように伸長した胃内固定部13を、押し込み棒91の先端側部分とともに、患者の腹壁AWと胃壁SWとに形成された瘻孔に通す。そして、胃内固定部13が患者の胃S内に入ったところで、上部係合部98の下面に指を掛けて係合部材92を上方に引っ張り、係合段部96aから、係合凹部98aを取り外す。これによって、図21に示したように、胃内固定部13の形状は弾性によって元の略球形の膨張状態に復元して、押し込み棒91は上方に移動する。このため、可動部82も押し込み棒91とともに上方に移動して、連結部83は真っ直ぐに延びた状態になる。
この結果、胃瘻カテーテル10は瘻孔から抜け出ることを防止されて患者の腹部に取り付けられた状態を維持する。この状態で、突出片11b,11cから保持片97aと爪部97bとを取り外して、係合部材92を胃瘻カテーテル10から外すとともに、胃瘻カテーテル10から押し込み棒91を抜き取る。そして、帯状連結部15aを折り曲げて栓部16を挿入孔14に押し付けて挿入孔14を閉塞する。また、患者に流動食や栄養剤等の流体物を供給する際には、第1実施形態において説明した前述の操作を行う。
そして、所定期間の使用により、胃瘻カテーテル10に伸びが生じる等、物性に変化が生じて取り替えの必要が生じた場合には、前述した操作によって、胃内固定部13を細長く伸ばしたのちに瘻孔から抜き取る操作が行われるが、この場合には、過剰挿入防止具80は、用いても用いなくてもよい。本実施形態に係る過剰挿入防止具80によると、胃瘻カテーテル10の胃内固定部13を伸ばして適度な細さにすることができるため、胃瘻カテーテル10を瘻孔に留置するための操作が容易になる。
また、本発明に係る過剰挿入防止具は、前述した各実施形態に限定するものでなく、本発明の技術的範囲内で適宜変更して実施することが可能である。例えば、前述した各実施形態では、外部固定部11が備わった胃瘻カテーテル10を用いているが、実施形態1ないし3においては、外部固定部11の備わっていない胃瘻カテーテルを用いてもよい。この場合、挿入補助具50も省略することができる。さらに、各実施形態において用いた過剰挿入防止具30,60,70,80における基準位置設定部31,61,71,81、可動部32,62,72,82および連結部33,63,73,83の組み合わせをそれぞれ変更して用いることもできる。さらに、可動部の締め付け機構として、ばね等の弾性部材を介して所定の片を内視鏡20や押し込み棒91に圧接させるようにしたものを用いてもよい。
胃瘻カテーテルを示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 本発明の第1実施形態に係る過剰挿入防止具を内視鏡に取り付けた状態を示した正面図である。 内視鏡を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る過剰挿入防止具を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。 第1実施形態に係る過剰挿入防止具の可動部が基準位置設定部側に移動した状態を示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。 湾曲形成具を示した斜視図である。 患者の体に留置された胃瘻カテーテルの上方に第1実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた内視鏡を位置させた状態を示した一部切欠き断面図である。 患者の体に留置された胃瘻カテーテルに第1実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた内視鏡を挿入する状態を示した一部切欠き断面図である。 第1実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた内視鏡で胃瘻カテーテルの留置位置を確認している状態を示した一部切欠き断面図である。 本発明の第2実施形態に係る過剰挿入防止具を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 患者の体に留置された胃瘻カテーテルに第2実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた内視鏡を挿入する状態を示した一部切欠き断面図である。 第2実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた内視鏡で胃瘻カテーテルの留置位置を確認している状態を示した一部切欠き断面図である。 本発明の第3実施形態に係る過剰挿入防止具を示した正面図である。 本発明の第3実施形態に係る過剰挿入防止具の連結部を収縮させた状態を示した正面図である。 患者の体に留置された胃瘻カテーテルに第3実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた内視鏡を挿入する状態を示した一部切欠き断面図である。 第3実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた内視鏡で胃瘻カテーテルの留置位置を確認している状態を示した一部切欠き断面図である。 本発明の第4実施形態に係る過剰挿入防止具を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 本発明の第4実施形態で用いる取付用器具を示した斜視図である。 第4実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた取付用器具の押し込み棒を胃瘻カテーテル内に挿入した状態を示した正面図である。 第4実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた取付用器具で胃瘻カテーテルの胃内固定部を伸ばした状態を示した正面図である。 第4実施形態に係る過剰挿入防止具が取り付けられた取付用器具で胃瘻カテーテルの胃内固定部を胃内に入れた状態を示した一部切欠き断面図である。
符号の説明
10…胃瘻カテーテル、12…チューブ状部、13…胃内固定部、18…挿通穴、18a…筒状係合部、20…内視鏡、30,60,70,80…過剰挿入防止具、31,61,71,81…基準位置設定部、32,62,72,82…可動部、33,63,73,83…連結部、38…ガイド片、39…ガイド穴、40…湾曲形成具、91…押し込み棒。

Claims (10)

  1. チューブ状部と、前記チューブ状部の先端に連結され先端に挿通穴が設けられた膨張体からなり前記挿通穴側部分を先端側方向に向けて押し込むことにより細長く伸びる胃内固定部とを備えた胃瘻カテーテル内に棒状部材を挿入する際に用いられる過剰挿入防止具であって、
    前記棒状部材の長手方向に沿って移動可能な状態で前記胃瘻カテーテルの基端開口部側の所定部分に設置できる基準位置設置部と、前記棒状部材の所定部分に固定することのできる可動部と、前記基準位置設置部と前記可動部との間隔を設定長さ以下の範囲で変更可能にして前記基準位置設置部と前記可動部とを連結する連結部とを備えたことを特徴とする過剰挿入防止具。
  2. 前記基準位置設置部を、内部に前記棒状部材を挿通させることのできる環状体で構成した請求項1に記載の過剰挿入防止具。
  3. 前記基準位置設置部を横断面形状が略C字状の弾性部材で構成し、前記弾性部材の略C字状の端部間を広げた状態で前記基準位置設置部内に前記棒状部材を挿入できるようにした請求項1に記載の過剰挿入防止具。
  4. 前記可動部を締め付け機構を備えた環状体で構成し、前記可動部内に前記棒状部材を挿通させた状態で前記棒状部材を前記締め付け機構で締め付けることにより前記可動部を前記棒状部材の所定部分に固定できるようにした請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の過剰挿入防止具。
  5. 前記可動部を、前記棒状部材の外周部を両側から挟むことのできる弾性部材で構成し、前記可動部を広げた状態で前記可動部内に前記棒状部材を挿入し、前記可動部の弾性で前記棒状部材を締め付けることにより前記可動部を前記棒状部材の所定部分に固定できるようにした請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の過剰挿入防止具。
  6. 前記連結部を、剛性を備えたレール部材で構成し、前記可動部を前記レール部材からなる連結部に摺動可能にした請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載の過剰挿入防止具。
  7. 前記連結部を前記基準位置設置部と前記可動部との所定部分どうしを連結する可撓性を備えた線状部で構成した請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載の過剰挿入防止具。
  8. 前記連結部を内部に前記棒状部材を挿通させることのできる伸縮性を備えた蛇腹状部で構成した請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載の過剰挿入防止具。
  9. 前記請求項1ないし8のうちのいずれか一つに記載の過剰挿入防止具を備えた医療用具であって、前記棒状部材を、前記胃瘻カテーテル内に挿入して先端側部分を前記胃内固定部の挿通穴から外部に所定長さ突出させたときに、前記先端側部分を湾曲させる機構を備えた内視鏡で構成した医療用具。
  10. 前記請求項1ないし8のうちのいずれか一つに記載の過剰挿入防止具を備えた医療用具であって、前記棒状部材を、前記胃瘻カテーテル内に挿入して先端部を前記胃内固定部の挿通穴の周縁部に係合させた状態で、前記挿通穴側部分を先端側方向に向けて押し込むことができる押し込み棒で構成した医療用具。
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