JP2009200183A - 洗浄方法及び基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】密封部材の異常消耗を防止することができる洗浄方法を提供する。
【解決手段】基板処理装置10において、最初のプラズマエッチングの際、チャンバ11の構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より少ないときには、続く1ロット分のプラズマエッチングにおいて反応室17内における構成部品等を加熱して該構成部品等に付着したCF系のデポ量を減少させ、ドライクリーニングにおいて反応室17内に酸素ラジカルを弗素ラジカルに比して過剰に存在させ、構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より多いときには、続く1ロット分のプラズマエッチングにおいて反応室17内における構成部品等を冷却して該構成部品等に付着したCF系のデポ量を増加させ、続くドライクリーニングにおいて反応室17内に弗素ラジカルを酸素ラジカルに比して過剰に存在させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、洗浄方法及び基板処理装置に関し、特に、フルオロカーボン系の処理ガスから生じたプラズマを用いる基板処理装置の洗浄方法に関する。
基板としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)にプラズマ処理を施す基板処理装置は、ウエハを収容する収容室を備える。収容室には処理ガスが供給され、該供給された処理ガスが励起されてプラズマとなる。ここで、フルオロカーボン系(CF系)の処理ガスを用いると、ウエハにプラズマ処理を施している間にCF系のデポや炭化水素系(CH系)デポが収容室内の構成部品表面や壁面に付着する。該付着したデポは次のウエハにプラズマ処理を施している間に剥がれてパーティクルとなり、ウエハに付着する虞がある。また、付着したデポが再解離してプラズマ処理の特性、例えば、エッチングの特性に影響を及ぼすこともある。
そこで、従来より、収容室内の構成部品表面等に付着するCF系のデポやCH系のデポを除去するために、ドライクリーニングが行われている。該ドライクリーニングでは、収容室内に酸素ガスを供給し、該酸素ガスを励起してプラズマを発生させる。プラズマ中の酸素ラジカル(OラジカルやOラジカル)はCF系のデポやCH系のデポと反応して一酸化炭素(CO)や二酸化炭素(CO)に変換する。これらの一酸化炭素や二酸化炭素は収容室の外へ排出される。これにより、CF系のデポやCH系のデポが除去される。
また、CF系のデポやCH系のデポの除去を促進するために、ドライクリーニングにおいて、収容室内に酸素ガスだけではなく四弗化炭素(CF)ガスを供給することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。四弗化炭素ガスは励起されて弗素ラジカルを生じる。該弗素ラジカルは炭素原子と結合しやすいので、CF系のデポやCH系のデポの分解を促進する。
ところで、基板処理装置では、収容室内を外部から密封するために、密封部材、特にOリングが多用されている。
特開平11−145115号公報
しかしながら、通常、Oリングは弗素系ゴム(例えば、FKM)からなり、その組成はCF系のデポやCH系のデポの組成に近いため、ドライクリーニングにおいて四弗化炭素ガスを用いると、該四弗化炭素ガスから生じた弗素ラジカルによって異常に消耗することがある。
また、ドライクリーニングにおいて四弗化炭素ガスを用いない場合でも、収容室内の構成部品表面に付着するCF系のデポが酸素ラジカルと反応して一酸化炭素や二酸化炭素が生成される際、同時に弗素ラジカルが生じるため、やはり、Oリングが異常に消耗することがある。
本発明の目的は、密封部材の異常消耗を防止することができる洗浄方法及び基板処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の洗浄方法は、基板を収容する収容室と、該収容室内を外部から密封する弗素系ゴムからなる密封部材とを備え、該収容室内でフルオロカーボン系のガスから生じたプラズマを用いて前記基板にプラズマ処理を施す基板処理装置の洗浄方法であって、前記収容室内に少なくとも酸素ガスを含む洗浄ガスを供給し、前記収容室内に高周波電圧を印加して前記洗浄ガスから酸素ラジカルを生じさせる洗浄ステップを有し、該洗浄ステップでは、前記プラズマ処理において発生した前記収容室内の付着物の量が所定量より多いときには前記収容室内における弗素ラジカルの量を増加させ、前記付着物の量が前記所定量より少ないときには前記収容室内における弗素ラジカルの量を減少させることを特徴とする。
請求項2記載の洗浄方法は、請求項1記載の洗浄方法において、前記付着物の量が前記所定量より少ないときに、前記プラズマ処理において前記収容室の構成部品を加熱することを特徴とする。
請求項3記載の洗浄方法は、請求項1記載の洗浄方法において、前記付着物の量が前記所定量より少ないときに、前記洗浄ステップにおいて前記収容室内に印加される高周波電圧の値を増加させることを特徴とする。
請求項4記載の洗浄方法は、請求項1記載の洗浄方法において、前記付着物の量が前記所定量より少ないときに、前記洗浄ガスに含まれる前記酸素ガスの量を増加させることを特徴とする。
請求項5記載の洗浄方法は、請求項1記載の洗浄方法において、前記付着物の量が前記所定量より少ないときに、前記洗浄ガスに水素含有ガスを混合することを特徴とする。
請求項6記載の洗浄方法は、請求項5記載の洗浄方法において、前記水素含有ガスはメタンガスであることを特徴とする。
請求項7記載の洗浄方法は、請求項1記載の洗浄方法において、前記付着物の量が前記所定量より多いときに、前記プラズマ処理において前記収容室の構成部品を冷却することを特徴とする。
請求項8記載の洗浄方法は、請求項1記載の洗浄方法において、前記付着物の量が前記所定量より多いときに、前記洗浄ガスに含まれる前記酸素ガスの量を減少させることを特徴とする。
請求項9記載の洗浄方法は、請求項1記載の洗浄方法において、前記付着物の量が前記所定量より多いときに、前記洗浄ガスにフルオロカーボン系のガスを混合することを特徴とする。
請求項10記載の洗浄方法は、請求項1記載の洗浄方法において、前記付着物の量が前記所定量より多いときに、前記プラズマ処理における前記フルオロカーボン系のガスの流量を増加させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項11記載の基板処理装置は、基板を収容する収容室と、該収容室内を外部から密封する弗素系ゴムからなる密封部材とを備え、該収容室内でフルオロカーボン系のガスから生じたプラズマを用いて前記基板にプラズマ処理を施す基板処理装置において、前記収容室内に少なくとも酸素ガスを含む洗浄ガスを供給し、前記収容室内に高周波電圧を印加して前記洗浄ガスから酸素ラジカルを生じさせる際に、前記プラズマ処理において発生した前記収容室内の付着物の量が所定量より多いときには前記収容室内における弗素ラジカルの量を増加させ、前記付着物の量が前記所定量より少ないときには前記収容室内における弗素ラジカルの量を減少させることを特徴とする。
請求項1記載の洗浄方法及び請求項11記載の基板処理装置によれば、プラズマ処理において発生した収容室内の付着物の量が所定量より多いときには、洗浄ガスから酸素ラジカルを生じさせる際、収容室内における弗素ラジカルの量を増加させ、付着物の量が所定量より少ないときには、洗浄ガスから酸素ラジカルを生じさせる際、収容室内における弗素ラジカルの量を減少させる。収容室内の付着物の量が所定量より多いときに収容室内に高周波電圧を印加すると、前記付着物から弗素ラジカルが多く生じるが、このとき、さらに収容室内における弗素ラジカルの量を増加させることにより、酸素ラジカルに比して弗素ラジカルを過剰に収容室内に存在させることができる。弗素ラジカルは弗素系ゴムからなる密封部材における炭素原子−水素原子結合から水素原子を奪い1つの未結合手を有する炭素原子を生じさせるが、弗素ラジカルが過剰に存在するので、1つの未結合手を有する炭素原子は酸素ラジカルよりも弗素ラジカルと結合する可能性が高い。そして、1つの未結合手を有する炭素原子が弗素ラジカルと結合して生じた炭素原子−弗素原子結合は、弗素ラジカルが1価であるため、安定している。したがって、密封部材において、炭素原子−弗素原子結合はモノマー間の結合構造における炭素原子同士の重合から結合手を奪うことがない。また、付着物の量が所定量より少ないときに収容室内に高周波電圧を印加しても付着物から弗素ラジカルは余り生じないが、このとき、さらに収容室内における弗素ラジカルの量を減少させることにより、弗素ラジカルに比して酸素ラジカルを過剰に収容室内に存在させることができる。その結果、密封部材における炭素原子−水素原子結合から水素原子が奪われる可能性が低くなるので、1つの未結合手を有する炭素原子が生じることが殆どなく、モノマー間の結合構造における炭素原子同士の重合から結合手が奪われることがない。以上より、密封部材においてモノマー間の結合構造が崩壊するのを防止することができ、密封部材の異常消耗を防止することができる。
請求項2記載の洗浄方法によれば、付着物の量が所定量より少ないときに、プラズマ処理において収容室の構成部品を加熱する。構成部品を加熱すると収容室内の付着物を気化によって除去することができ、付着物の量をさらに少なくすることができる。その結果、付着物から生じる弗素ラジカルを減少させることができ、もって、弗素ラジカルに比して酸素ラジカルを確実に過剰に収容室内に存在させることができる。
請求項3記載の洗浄方法によれば、付着物の量が所定量より少ないときに、洗浄ステップにおいて収容室内に印加される高周波電圧の値を増加させる。高周波電圧の値を増加させると、洗浄ガス中の酸素ガスからの酸素ラジカルの発生を促進することができる。その結果、弗素ラジカルに比して酸素ラジカルを確実に過剰に収容室内に存在させることができる。
請求項4記載の洗浄方法によれば、付着物の量が所定量より少ないときに、洗浄ガスに含まれる酸素ガスの量を増加させる。これにより、洗浄ガスから生じる酸素ラジカルの量を増加させることができ、もって、弗素ラジカルに比して酸素ラジカルを確実に過剰に収容室内に存在させることができる。
請求項5記載の洗浄方法によれば、付着物の量が所定量より少ないときに、洗浄ガスに水素含有ガスを混合する。水素含有ガスからは水素ラジカルが生じ、該水素ラジカルは弗素ラジカルと結合するため、弗素ラジカルが減少する。その結果、弗素ラジカルに比して酸素ラジカルを確実に過剰に収容室内に存在させることができる。
請求項6記載の洗浄方法によれば、水素含有ガスはメタンガスである。メタンガスは安定しているので、洗浄方法の安全性を高めることができる。
請求項7記載の洗浄方法によれば、付着物の量が所定量より多いときに、プラズマ処理において収容室の構成部品を冷却する。構成部品を冷却すると収容室内の付着物の気化が抑制され、付着物の量が増加する。その結果、付着物から生じる弗素ラジカルを増加させることができ、もって、酸素ラジカルに比して弗素ラジカルを過剰に収容室内に存在させることができる。
請求項8記載の洗浄方法によれば、付着物の量が所定量より多いときに、洗浄ガスに含まれる酸素ガスの量を減少させる。これにより、洗浄ガスから生じる酸素ラジカルの量を減少させることができ、もって、酸素ラジカルに比して弗素ラジカルを過剰に収容室内に存在させることができる。
請求項9記載の洗浄方法によれば、付着物の量が所定量より多いときに、洗浄ガスにフルオロカーボン系のガスを混合する。これにより、洗浄ガスから弗素ラジカルを生じさせることができ、もって、酸素ラジカルに比して弗素ラジカルを過剰に収容室内に存在させることができる。
請求項10記載の洗浄方法によれば、付着物の量が所定量より多いときに、プラズマ処理におけるフルオロカーボン系のガスの流量を増加させる。これにより、収容室内の付着物の量を増加させることができ、付着物から生じる弗素ラジカルが増加する。その結果、酸素ラジカルに比して弗素ラジカルを過剰に収容室内に存在させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る基板処理装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置の構成を概略的に示す断面図である。この基板処理装置は基板としての半導体ウエハにプラズマエッチングを施すように構成されている。
図1において、基板処理装置10は、例えば、直径が300mmの半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wを収容する、アルミニウムからなるチャンバ11を有する。該チャンバ11は円筒状の側壁11aと円板状の上蓋11bとを有し、側壁11a及び上蓋11bの間にはOリング12(密封部材)が配設されている。Oリング12は弗素系ゴム、例えば、FKM(弗化ビニリデン系ゴム)からなり、側壁11a及び上蓋11bのそれぞれの接合面に穿設されたOリング溝内に収容され、各Oリング溝の底面に当接することによってチャンバ11内を外部(大気)から密封する。
また、基板処理装置10では、チャンバ11内にウエハWを載置する円柱状のサセプタ13が配置され、チャンバ11の内側壁とサセプタ13の側面とによって、サセプタ13上方のガスをチャンバ11の外へ排出する流路として機能する側方排気路14が形成されている。この側方排気路14の途中には排気プレート15が配置されている。
排気プレート15は多数の孔を有する板状部材であり、チャンバ11を上部と下部に仕切る仕切り板として機能する。排気プレート15によって仕切られたチャンバ11の上部(以下、「反応室」という。)17にはプラズマが発生する。また、チャンバ11の下部(以下、「排気室(マニホールド)」という。)18にはチャンバ11内のガスを排出する排気管16が接続されている。排気プレート15は反応室17に発生するプラズマを捕捉又は反射してマニホールド18への漏洩を防止する。
排気管16にはTMP(Turbo Molecular Pump)及びDP(Dry Pump)(ともに図示しない)が接続され、これらのポンプはチャンバ11内を真空引きして減圧する。具体的には、DPはチャンバ11内を大気圧から中真空状態(例えば、1.3×10Pa(0.1Torr)以下)まで減圧し、TMPはDPと協働してチャンバ11内を中真空状態より低い圧力である高真空状態(例えば、1.3×10−3Pa(1.0×10−5Torr)以下)まで減圧する。なお、チャンバ11内の圧力はAPCバルブ(図示しない)によって制御される。
チャンバ11内のサセプタ13には下部高周波電源19が下部整合器20を介して接続されており、該下部高周波電源19は所定の高周波電力をサセプタ13に供給する。これにより、サセプタ13は下部電極として機能する。また、下部整合器20は、サセプタ13からの高周波電力の反射を低減して高周波電力のサセプタ13への供給効率を最大にする。
サセプタ13の上部には、静電電極板21を内部に有する静電チャック22が配置されている。静電チャック22は或る直径を有する下部円板状部材の上に、該下部円板状部材より直径の小さい上部円板状部材を重ねた形状を呈する。なお、静電チャック22はセラミックで構成されている。サセプタ13にウエハWを載置するとき、該ウエハWは静電チャック22における上部円板状部材の上に配される。
また、静電チャック22では、静電電極板21に直流電源23が電気的に接続されている。静電電極板21に正の直流電圧が印加されると、ウエハWにおける静電チャック22側の面(以下、「裏面」という。)には負電位が発生して静電電極板21及びウエハWの裏面の間に電位差が生じ、該電位差に起因するクーロン力又はジョンソン・ラーベック力により、ウエハWは静電チャック22における上部円板状部材の上において吸着保持される。
また、静電チャック22には、吸着保持されたウエハWを囲うように、円環状のフォーカスリング24が載置されている。フォーカスリング24は、導電性部材、例えば、シリコンからなり、反応室17のプラズマをウエハWの表面に向けて収束し、プラズマエッチングの効率を向上させる。
また、サセプタ13の内部には、例えば、円周方向に延在する環状の冷媒室25が設けられる。この冷媒室25には、チラーユニット(図示しない)から冷媒用配管26を介して低温の冷媒、例えば、冷却水やガルデン(登録商標)が循環供給される。該低温の冷媒によって冷却されたサセプタ13は静電チャック22を介してウエハW及びフォーカスリング24を冷却する。
静電チャック22における上部円板状部材上面のウエハWが吸着保持される部分(以下、「吸着面」という。)には、複数の伝熱ガス供給孔27が開口している。これら複数の伝熱ガス供給孔27は、伝熱ガス供給ライン28を介して伝熱ガス供給部(図示しない)に接続され、該伝熱ガス供給部は伝熱ガスとしてのヘリウム(He)ガスを、伝熱ガス供給孔27を介して吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給する。吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給されたヘリウムガスはウエハWの熱を静電チャック22に効果的に伝達する。
チャンバ11の天井部には、サセプタ13と対向するようにシャワーヘッド29が配置されている。シャワーヘッド29には上部整合器30を介して上部高周波電源31が接続されており、上部高周波電源31は所定の高周波電力をシャワーヘッド29に供給するので、シャワーヘッド29は上部電極として機能する。なお、上部整合器30の機能は上述した下部整合器20の機能と同じである。
シャワーヘッド29は、多数のガス穴32を有する天井電極板33と、該天井電極板33を着脱可能に釣支するクーリングプレート34と、該クーリングプレート34を覆う蓋体35とを有する。また、シャワーヘッド29の内部にはバッファ室36が設けられ、このバッファ室36には処理ガス導入管37が接続されている。シャワーヘッド29は、処理ガス導入管37からバッファ室36へ供給されたCF系ガス、例えば、四弗化炭素ガスを含む処理ガスを、ガス穴32を介して反応室17内へ供給する。
さらに、基板処理装置10は、反応室17の構成部品や内壁の温度を調整する温調デバイス(図示しない)を有する。温調デバイスとしては、構成部品等に埋め込まれたヒータやペルチェ素子、又は反応室17に配される放射ランプ等が該当する。なお、基板処理装置10では上記温調デバイスによって構成部品等の加熱・冷却が可能である。
この基板処理装置10では、サセプタ13及びシャワーヘッド29に高周波電力を供給して、反応室17内に高周波電圧を印加することにより、該反応室17内においてシャワーヘッド29から供給された処理ガスからプラズマ(陽イオンやラジカル)を生じさせ、該プラズマを用いてウエハWにプラズマエッチングを施す。
また、基板処理装置10では、CF系ガスから生じたプラズマを用いてウエハWにプラズマエッチングを施す際にCF系のデポ(付着物)やCH系のデポ(付着物)が生じるため、定期的、例えば、1ロット毎、若しくは構成部品等に付着したCF系のデポ等の付着量が或る閾値を超えたときに、ドライクリーニングを行う。該ドライクリーニングでは、シャワーヘッド29が反応室17内に酸素ガスを含む洗浄ガスを供給し、さらに、シャワーヘッド29等が反応室17内に高周波電圧を印加して洗浄ガスから酸素プラズマを生じさせる。そして、酸素プラズマはCF系のデポ等を一酸化炭素等に変換して除去する。
上述した基板処理装置10の各構成要素の動作は、基板処理装置10が備える制御部(図示しない)のCPUがプラズマエッチングに対応するプログラムに応じて制御する。
上述したドライクリーニングでは、酸素プラズマはCF系のデポ等を一酸化炭素等に変換する際にCF系のデポから弗素ラジカルが生じる。該弗素ラジカルがOリング12に接触すると、該Oリング12が異常に消耗することがある。以下、Oリング12の異常消耗について図2(A)〜図2(D)を用いて具体的に説明する。
Oリング12を構成するFKMは、図2(A)に示すように3種類のモノマーが重合しているポリマーからなる(図中の「C」,「H」,「F」,「R」はそれぞれ炭素原子、水素原子、弗素原子及び炭化水素基を表し、「m」,「n」,「e」は自然数である。)。
ドライクリーニング中に弗素ラジカル(図中「F・」で示す。)が発生すると、該弗素ラジカルはモノマー中の炭素原子−水素原子結合から水素原子を奪う。
このとき、図2(B)に示すように、弗素ラジカルは弗化水素となるとともにモノマー中には1つの未結合手を有する炭素原子(タングリングボンド状態の炭素原子)が生じるが、洗浄ガスから生じた酸素プラズマ中の酸素ラジカル(図中「O・」で示す。)が上記1つの未結合手を有する炭素原子と結合し、モノマーの構成原子となる。
ところが、酸素ラジカルは2つの未結合手を有するため、上記炭素原子と結合しても未結合手が1つ残ることになる。したがって、モノマー中の炭素原子−酸素原子結合は、近隣に存在する結合構造から結合手を奪う。ここで、モノマー間の結合構造は重合であるため、モノマー間の結合構造から結合手が奪われやすい(図2(C))。
図2(D)に示すように、結合手を奪ったモノマー中の炭素原子−酸素原子結合は安定するが、結合手を奪われたモノマー間の結合構造は崩壊し、モノマーの重合が解消される。そして、弗素ラジカルが或る程度存在する限り、このモノマーの重合の解消は連鎖的に発生するため、やがてポリマーが消滅し、該ポリマーによって構成されるOリング12が異常に消耗する。
ところで、本発明者は、本発明に先立って、基板処理装置10においてCF系のデポ等が構成部品等に付着していない状況下で、反応室17内へ酸素ガスを含む洗浄ガスを供給し、さらに、反応室17内へ高周波電力を印加して洗浄ガスから酸素プラズマを生じさせた場合におけるOリング12の消耗量を測定した。このとき、反応室17内で弗素ラジカルを発生させるために、洗浄ガスへ四弗化炭素ガスを添加した。また、弗素ラジカルの量がOリング12の消耗量に与える影響を確認すべく、洗浄ガスへ添加する四弗化炭素ガスの流量を変化させた。そして、観測されたOリング12の消耗量を図3のグラフに示した。
図3のグラフにおいて、横軸は添加する四弗化炭素ガスの流量を示し、縦軸はOリング12の消耗量を示す。図3のグラフに示すように、四弗化炭素ガスの添加流量を0から増加させていくと、初めのうち、Oリング12の消耗量は増加していくが、四弗化炭素ガスの添加流量が或る流量(図中「A」)を超えると、Oリング12の消耗量は減少した。すなわち、四弗化炭素ガスの添加流量が或る流量より多いときには、四弗化炭素ガスの添加流量を増加させるほど(弗素ラジカルの量を増加させるほど)、Oリング12の消耗量が減少し、四弗化炭素ガスの添加流量が或る流量より少ないときには、四弗化炭素ガスの添加流量を減少させるほど(弗素ラジカルの量を減少させるほど)、Oリング12の消耗量が減少することが確認された。
ここで、上述した測定では、四弗化炭素ガスは弗素ラジカルを発生させるために添加されるので、該四弗化炭素ガスはCF系のデポに相当する。以上より、構成部品等に付着したCF系のデポ量が或る量(所定量)より多いときには、反応室17内の弗素ラジカルの量を増加させるほど、Oリング12の消耗量が減少し、CF系のデポ量が或る量(所定量)より少ないときには、反応室17内の弗素ラジカルの量を減少させるほど、Oリング12の消耗量が減少することが分かった。
このOリング12の消耗量の減少メカニズムについて、本発明者は、上述したOリング12の異常消耗メカニズムを参考にして以下に説明する仮説を類推するに至った。
(構成部品等に付着したCF系のデポ量が或る量より多いとき)
構成部品等に付着したCF系のデポ量が或る量より多いと、ドライクリーニングにおいて反応室17内に存在する弗素ラジカルの量が多くなる。このとき、さらに反応室17内の弗素ラジカルの量を増加させると該反応室17内には弗素ラジカルが酸素ラジカルに比して過剰に存在することになる。
その結果、Oリング12を構成するFKMにおいて、まず、弗素ラジカルがモノマー中の炭素原子−水素原子結合から水素原子を奪い(図2(A))、モノマー中に1つの未結合手を有する炭素原子が生じたとき(図2(B))、該炭素原子は確率的に酸素ラジカルより他の弗素ラジカルと結合する可能性が高い(図4(A))。ここで、弗素ラジカルは1つの未結合手のみを有するため、上記炭素原子と結合した場合、炭素原子−弗素原子結合において未結合手が残ることがない。したがって、モノマー中の炭素原子−弗素原子結合は安定し、近隣に存在する結合構造から結合手を奪うことがない(図4(B))。これにより、モノマーの重合が解消されることはなく、ポリマーの消滅が防止され、該ポリマーによって構成されるOリング12が異常に消耗することがない。
(構成部品等に付着したCF系のデポ量が或る量より少ないとき)
構成部品等に付着したCF系のデポ量が或る量より少ないと、ドライクリーニングにおいて反応室17内に存在する弗素ラジカルの量が少なくなり、相対的に酸素ラジカルの量が多くなる。このとき、さらに反応室17内の弗素ラジカルの量を減少させると該反応室17内には酸素ラジカルが弗素ラジカルに比して過剰に存在することになる。
その結果、Oリング12を構成するFKMにおいて、弗素ラジカルがモノマー中の炭素原子−水素原子結合に近づく可能性が低下するため、弗素ラジカルがモノマー中の炭素原子−水素原子結合から水素原子を奪う可能性が低くなる。したがって、モノマー中に1つの未結合手を有する炭素原子が生じることが殆どなく、モノマーは安定したままであり、モノマー間の結合構造における炭素原子同士の重合から結合手が奪われることがない。これにより、モノマーの重合が解消されることはなく、ポリマーの消滅が防止され、該ポリマーによって構成されるOリング12が異常に消耗することがない。
本発明は上記知見に基づくものであり、本実施の形態では、基板処理装置10においてウエハWにプラズマエッチングを施した際の反応室17内における構成部品等に付着したCF系のデポ量に基づいて、ドライクリーニングにおける弗素ラジカルや酸素ラジカルの量を調整する。これにより、Oリング12の異常消耗を防止する。
次に、本実施の形態に係る洗浄方法について説明する。
図5は、本実施の形態に係る洗浄方法としての基板処理装置の洗浄処理を示すフローチャートである。
図5において、まず、1ロット分のプラズマエッチングに先立ち、基板処理装置10において1枚(若しくは所定枚数)のウエハWに最初のプラズマエッチングを施し(ステップS51)、プラズマエッチング後の反応室17内における構成部品等に付着したCF系のデポ量を測定する(ステップS52)。
CF系のデポ量の測定方法としては、ウエハWに最初のプラズマエッチングを施す際、プラズマによって消耗しない材料からなるテストピースを反応室17内に配置し、最初のプラズマエッチング後にテストピースを取り出して該テストピースに付着したCF系のデポ量を実測する方法や、ウエハWに最初のプラズマエッチングを施す際、テストピースをマニホールド18内に配置し、最初のプラズマエッチング後にテストピースに付着したCF系のデポ量を実測し、該実測値から反応室17内の構成部品等に付着したCF系のデポ量を推定する方法等が該当する。
次いで、ステップS53において、測定されたCF系のデポ量が規定量(所定量)より多いか否かを判別し、CF系のデポ量が規定量より少ないとき(ステップS53でNO)には、反応室17内における構成部品等を加熱し(ステップS54)、基板処理装置10において1枚のウエハWにプラズマエッチングを施す(ステップS55)。ステップS55では、ステップS54における加熱によって構成部品等の温度が上昇しているため、プラズマエッチング中に発生して付着するCF系のデポが気化されて除去される。
次いで、ステップS56において、1ロット分のウエハWにプラズマエッチングを施したか否かを判別し、1ロット分のプラズマエッチングが終了している場合にはステップS60に進み、1ロット分のプラズマエッチングが終了していない場合にはステップS54に戻る。
すなわち、最初のプラズマエッチング(ステップS51)においてCF系のデポが余り発生しない場合(ステップS53でNO)、1ロット分のプラズマエッチングにおいて積極的にCF系のデポを除去するので、1ロット分のプラズマエッチング後に反応室17内の構成部品等に付着しているCF系のデポ量は過剰に少ない。
なお、ステップS53における規定量は図3のグラフにおける「A」に相当するデポ量であり、構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より多いときには、ドライクリーニングにおいて反応室17内の弗素ラジカルの量を増加させるほど、Oリング12の消耗量が減少し、CF系のデポ量が規定量より少ないときには、ドライクリーニングにおいて反応室17内の弗素ラジカルの量を減少させるほど、Oリング12の消耗量が減少する。
ステップS53の判別の結果、CF系のデポ量が規定量より多いとき(ステップS53でYES)には、反応室17内における構成部品等を冷却し(ステップS57)、基板処理装置10において1枚のウエハWにプラズマエッチングを施す(ステップS58)。ステップS58では、ステップS57における冷却によって構成部品等の温度が低下しているため、プラズマエッチング中に発生して付着するCF系のデポの気化が抑制され、構成部品等に付着したCF系のデポ量が増加する。
次いで、ステップS59において、1ロット分のウエハWにプラズマエッチングを施したか否かを判別し、1ロット分のプラズマエッチングが終了している場合にはステップS60に進み、1ロット分のプラズマエッチングが終了していない場合にはステップS57に戻る。
すなわち、最初のプラズマエッチング(ステップS51)においてCF系のデポが多く発生する場合(ステップS53でYES)、1ロット分のプラズマエッチングにおいて積極的にCF系のデポの気化を抑制するので、1ロット分のプラズマエッチング後に反応室17内の構成部品等に付着しているCF系のデポ量は過剰に多い。
次いで、反応室17内へ酸素ガスを含む洗浄ガスを供給し、さらに、反応室17内へ高周波電力を印加して洗浄ガスから酸素プラズマを生じさせてドライクリーニングを行う(ステップS60)。ステップS60において、反応室17内の構成部品等に付着しているCF系のデポ量は過剰に多いか、過剰に少ないかのいずれかである。
反応室17内の構成部品等に付着しているCF系のデポ量が過剰に多い場合には、ドライクリーニングにおいて反応室17内に弗素ラジカルが酸素ラジカルに比して過剰に存在することになるため、上述したように、Oリング12が異常に消耗することがない。また、反応室17内の構成部品等に付着しているCF系のデポ量が過剰に少ない場合には、ドライクリーニングにおいて反応室17内に酸素ラジカルが弗素ラジカルに比して過剰に存在することになるため、上述したように、Oリング12が異常に消耗することがない。即ち、ステップS60のドライクリーニングではOリング12が異常に消耗することがない。
その後、ステップS60のドライクリーニングを所定時間だけ実行した後、本処理を終了する。
図5の処理によれば、最初のプラズマエッチングにおいて構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より多いときには、1ロット分のプラズマエッチングにおいて構成部品等を冷却し、構成部品等に付着したCF系のデポ量を増加させ、続くドライクリーニングにおいて構成部品等に付着しているCF系のデポ量を過剰に多くする。これにより、ドライクリーニングにおいて、反応室17内に弗素ラジカルが酸素ラジカルに比して過剰に存在することになるので、Oリング12の異常消耗を防止することができる。また、最初のプラズマエッチングにおいて構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より少ないときには、1ロット分のプラズマエッチングにおいて構成部品等を加熱し、構成部品等に付着するCF系のデポを除去し、続くドライクリーニングにおいて構成部品等に付着しているCF系のデポ量を過剰に少なくする。これにより、ドライクリーニングにおいて、反応室17内に酸素ラジカルが弗素ラジカルに比して過剰に存在することになるので、Oリング12の異常消耗を防止することができる。
最初のプラズマエッチングにおいて構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より多いときに、続くドライクリーニングにおいて反応室17内に弗素ラジカルを酸素ラジカルに比して過剰に存在させる方法は、1ロット分のプラズマエッチングにおいて構成部品等を冷却する方法に限られない。例えば、ドライクリーニングにおける洗浄ガスに含まれる酸素ガスの量を減少させてもよく、これにより、洗浄ガスから生じる酸素ラジカルの量を減少させることができ、もって、弗素ラジカルを酸素ラジカルに比して過剰に反応室17内に存在させることができる。
また、洗浄ガスにCF系のガスを混合してもよく、これにより、洗浄ガスから弗素ラジカルを生じさせることができ、もって、弗素ラジカルを酸素ラジカルに比して過剰に反応室17内に存在させることができる。
さらに、1ロット分のプラズマエッチングにおいて処理ガス中のCF系ガスの流量を増加させてもよく、これにより、続くドライクリーニングにおいて構成部品等に付着しているCF系のデポ量が増加し、弗素ラジカルが増加する。その結果、弗素ラジカルを酸素ラジカルに比して過剰に反応室17内に存在させることができる。
最初のプラズマエッチングにおいて構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より少ないときに、続くドライクリーニングにおいて反応室17内に酸素ラジカルを弗素ラジカルに比して過剰に存在させる方法は、1ロット分のプラズマエッチングにおいて構成部品等を加熱する方法に限られない。例えば、ドライクリーニングにおいて反応室17内に印加される高周波電圧の値を増加させてもよい。高周波電圧の値を増加させると、洗浄ガス中の酸素ガスからの酸素ラジカルの発生を促進することができる。その結果、酸素ラジカルを弗素ラジカルに比して確実に過剰に反応室17内に存在させることができる。
また、ドライクリーニングにおいて洗浄ガスに含まれる酸素ガスの量を増加させてもよく、これにより、洗浄ガスから生じる酸素ラジカルの量を増加させることができ、もって、酸素ラジカルを弗素ラジカルに比して確実に過剰に収容室内に存在させることができる。
さらに、洗浄ガスに水素含有ガス、例えば、メタンガスを混合してもよい。メタンガスからは水素ラジカルが生じ、該水素ラジカルは弗素ラジカルと結合するため、弗素ラジカルが減少する。その結果、酸素ラジカルを弗素ラジカルに比して確実に過剰に収容室内に存在させることができる。また、メタンガスは安定しているので、洗浄方法の安全性を高めることができる。
上述した本実施の形態では、Oリング12がFKMによって構成されたが、該Oリング12はFFKM(テトラフルオロエチレン−パープルオロビニルエーテル系ゴム)によって構成されてもよい。
FFKMは、図6(A)に示すように2種類のモノマーが重合しているポリマーからなる(図中の「C」,「F」,「R」はそれぞれ炭素原子、弗素原子及び炭化水素基を表し、「n」,「e」は自然数である。)。Rを含む部分は他のポリマーとの架橋部分である。
ここで、ドライクリーニング中に弗素ラジカル(図中「F・」で示す。)が発生すると、該弗素ラジカルは架橋部分の炭素原子−水素原子結合から水素原子を奪う。
このとき、図6(B)に示すように、弗素ラジカルは弗化水素となるとともに架橋部分には1つの未結合手を有する炭素原子(タングリングボンド状態の炭素原子)が生じるが、洗浄ガスから生じた酸素プラズマ中の酸素ラジカル(図中「O・」で示す。)が上記1つの未結合手を有する炭素原子と結合し、架橋部分の構成原子となる。
ところが、酸素ラジカルは2つの未結合手を有するため、上記炭素原子と結合しても未結合手が1つ残ることになる。したがって、架橋部分の炭素原子−酸素原子結合は、同じ架橋部分に存在する他の結合構造から結合手を奪う(図6(C))。
このとき、図6(D)に示すように、結合手を奪った炭素原子−酸素原子結合は安定するが、結合手を奪われた結合構造は崩壊し、結果として、他のポリマーとの架橋が解消される。そして、弗素ラジカルが或る程度存在する限り、この架橋の解消は連鎖的に発生する。架橋部分はOリング12の弾性を保証しているため、架橋の解消によってOリング12の弾性が失われ、クラック等が発生し、該Oリング12は密封機能を維持することができない。
これに対応して、上述した本実施の形態と同様に、ウエハWに最初のプラズマエッチングを施した際の反応室17内における構成部品等に付着したCF系のデポ量に基づいて、ドライクリーニングにおける弗素ラジカルや酸素ラジカルの量を調整することにより、Oリング12における架橋の解消を防止して該Oリング12の密封機能を維持することができる。
具体的には、ウエハWに最初のプラズマエッチングを施した際の構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より多いときに、上述したように1ロット分のプラズマエッチングにおいて構成部品等を冷却する等して、ドライクリーニングにおいて反応室17内に弗素ラジカルを酸素ラジカルに比して過剰に存在させる。
このとき、Oリング12を構成するFFKMにおいて、まず、弗素ラジカルが架橋部分の炭素原子−水素原子結合から水素原子を奪い(図6(A))、架橋部分に1つの未結合手を有する炭素原子が生じたとき(図6(B))、該炭素原子は確率的に酸素ラジカルより他の弗素ラジカルと結合する可能性が高い(図7(A))。ここで、他の弗素ラジカルが上記炭素原子と結合した場合、炭素原子−弗素原子結合において未結合手が残ることがない。したがって、架橋部分の炭素原子−弗素原子結合は安定し、同じ架橋部分に存在する他の結合構造から結合手を奪うことがない(図7(B))。これにより、架橋が解消されることはなく、Oリング12の弾性が失われることがない。その結果、Oリング12の密封機能を維持することができる。
また、ウエハWに最初のプラズマエッチングを施した際の構成部品等に付着したCF系のデポ量が規定量より少ないときに、上述したように1ロット分のプラズマエッチングにおいて構成部品等を加熱する等して、ドライクリーニングにおいて反応室17内に酸素ラジカルを弗素ラジカルに比して過剰に存在させる。
このとき、Oリング12を構成するFFKMにおいて、弗素ラジカルが架橋部分の炭素原子−水素原子結合に近づく可能性が低下するため、弗素ラジカルが架橋部分の炭素原子−水素原子結合から水素原子を奪う可能性が低くなる。したがって、架橋部分に1つの未結合手を有する炭素原子が生じることが殆どなく、架橋部分における結合構造が崩壊することはない。これにより、架橋が解消されることはなく、Oリング12の弾性が失われることがない。その結果、Oリング12の密封機能を維持することができる。
上述した本実施の形態ではチャンバ11における側壁11a及び上蓋11bの間のOリング12の異常消耗を防止したが、本発明はOリング12だけでなく、基板処理装置10において弗素ラジカルや酸素ラジカルが到達可能な位置に存在するその他の弗素系ゴムからなる密封部材にも適用することができる。
また、上述した本実施の形態では、最初のプラズマエッチングにおいて構成部品等に付着したCF系のデポ量を測定したが、該最初のプラズマエッチングにおいてデポ量の代わりに弗素ラジカルの量を測定してもよい。弗素ラジカルの量の測定方法としては、弗素ラジカルによって消耗するポリイミドのテストピースをマニホールド18内に配置し、最初のプラズマエッチング後にテストピースの消耗量を実測し、該消耗量から反応室17内の弗素ラジカルの量を推定する方法等が該当する。
さらに、上述した本実施の形態では、事前に構成部品等に付着したCF系のデポ量とOリング12の消耗量との関係を把握する必要があるが、該関係を把握すれば、構成部品等に付着したCF系のデポ量からOリング12の寿命を予測することもできる。
なお、上述した本実施の形態では、プラズマエッチングが施される基板が半導体ウエハWであったが、プラズマエッチングが施される基板はこれに限られず、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等のガラス基板であってもよい。
また、本発明の目的は、上述した本実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、コンピュータに供給し、コンピュータのCPUが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した本実施の形態の機能を実現することになり、プログラムコード及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムコードを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムコードは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることによりコンピュータに供給されてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、CPU上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記プログラムコードの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の構成を概略的に示す断面図である。 FKMからなるOリングの異常消耗のメカニズムを説明するための図である。 四弗化炭素ガスの添加流量とOリングの消耗量との関係を示すグラフである。 FKMからなるOリングの異常消耗防止のメカニズムを説明するための図である。 本実施の形態に係る洗浄方法としての基板処理装置の洗浄処理を示すフローチャートである。 FFKMからなるOリングの密封機能喪失のメカニズムを説明するための図である。 FFKMからなるOリングの密封機能維持のメカニズムを説明するための図である。
符号の説明
W ウエハ
11 チャンバ
12 Oリング
13 サセプタ
17 反応室
29 シャワーヘッド

Claims (11)

  1. 基板を収容する収容室と、該収容室内を外部から密封する弗素系ゴムからなる密封部材とを備え、該収容室内でフルオロカーボン系のガスから生じたプラズマを用いて前記基板にプラズマ処理を施す基板処理装置の洗浄方法であって、
    前記収容室内に少なくとも酸素ガスを含む洗浄ガスを供給し、前記収容室内に高周波電圧を印加して前記洗浄ガスから酸素ラジカルを生じさせる洗浄ステップを有し、
    該洗浄ステップでは、前記プラズマ処理において発生した前記収容室内の付着物の量が所定量より多いときには前記収容室内における弗素ラジカルの量を増加させ、前記付着物の量が前記所定量より少ないときには前記収容室内における弗素ラジカルの量を減少させることを特徴とする洗浄方法。
  2. 前記付着物の量が前記所定量より少ないときに、前記プラズマ処理において前記収容室の構成部品を加熱することを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  3. 前記付着物の量が前記所定量より少ないときに、前記洗浄ステップにおいて前記収容室内に印加される高周波電圧の値を増加させることを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  4. 前記付着物の量が前記所定量より少ないときに、前記洗浄ガスに含まれる前記酸素ガスの量を増加させることを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  5. 前記付着物の量が前記所定量より少ないときに、前記洗浄ガスに水素含有ガスを混合することを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  6. 前記水素含有ガスはメタンガスであることを特徴とする請求項5記載の洗浄方法。
  7. 前記付着物の量が前記所定量より多いときに、前記プラズマ処理において前記収容室の構成部品を冷却することを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  8. 前記付着物の量が前記所定量より多いときに、前記洗浄ガスに含まれる前記酸素ガスの量を減少させることを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  9. 前記付着物の量が前記所定量より多いときに、前記洗浄ガスにフルオロカーボン系のガスを混合することを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  10. 前記付着物の量が前記所定量より多いときに、前記プラズマ処理における前記フルオロカーボン系のガスの流量を増加させることを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  11. 基板を収容する収容室と、該収容室内を外部から密封する弗素系ゴムからなる密封部材とを備え、該収容室内でフルオロカーボン系のガスから生じたプラズマを用いて前記基板にプラズマ処理を施す基板処理装置において、
    前記収容室内に少なくとも酸素ガスを含む洗浄ガスを供給し、前記収容室内に高周波電圧を印加して前記洗浄ガスから酸素ラジカルを生じさせる際に、前記プラズマ処理において発生した前記収容室内の付着物の量が所定量より多いときには前記収容室内における弗素ラジカルの量を増加させ、前記付着物の量が前記所定量より少ないときには前記収容室内における弗素ラジカルの量を減少させることを特徴とする基板処理装置。
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