JP2009196453A - スイッチ手段の故障検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト上昇を抑制しつつリレーの故障を確実に検出することが可能なスイッチ手段の故障検出装置を提供する。
【解決手段】車載電子機器と電源とを接続する通電路に介挿され、該電源からの該車載電子機器への電力の供給/遮断を行うために、通電路の開閉を行うスイッチ手段と、スイッチ手段の開閉状態を切り替え制御する開閉状態制御手段の制御状態と、車載電子機器との通信状態とに基づいて、スイッチ手段が故障しているか否かを検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載された車載制御装置に電力を供給する通電路に用いて好適なスイッチ手段の故障検出装置に関するものである。
車両制御の電子化に伴い、多数の車載制御装置が搭載されている。これら車載制御装置には、バッテリ等の電源から電力が供給されている。電源と車載制御装置の間の通電路には、電力の供給/遮断を行うためのスイッチ手段としてリレーが介挿されている。
また、何らかの異常が発生した場合に車載制御装置への電力供給を遮断できるように、制御ユニットあるいは特別な安全装置によってリレーを制御している。この種の電源リレ−の接点は、通常の装置の作動中は閉じているので、その接点を介して車載制御装置に電力が供給される。
ところで、車載制御装置の故障やその他の原因により、車載制御装置に大電流が流れる場合があり、その電流も電源リレーの接点を通る。リレーの接点はその接触抵抗が充分小さくなるように工夫されているが、過大な電流が流れたり、その接点を開閉するときの一時的な接触抵抗の増大、あるいは接点での放電により、接点で大きな発熱を生じ、接点が溶着して動かなくなる場合がある。
そこで、様々なリレーの故障検知装置が考案されている。例えば、リレーの後方に大容量のコンデンサが接続されている場合であっても、電源リレー故障検知装置がリレー故障の誤検出をするのを防止する電気モータ駆動機器の電源リレー故障検知装置が考案されている(特許文献1参照)。
また、モータ駆動装置の稼働前に所定の検査用指令値を通電手段へ供給して通電を指示し、スイッチ制御手段は、通電指示手段によって通電が指示される間、スイッチ手段へオフ指令を出し、電流検出手段は、モータに流れる電流を検出し、異常判断手段は、通電指示手段によって通電が指示され、かつスイッチ制御手段によってオフ指令が出される間、電流検出手段によって電流が検出された場合、スイッチ手段が異常であると判断するスイッチ手段の故障検出装置が考案されている(特許文献2参照)。
また、2つのリレーのオン/オフの状態と、その2つのリレー間のDCリンク電圧の値に基づいて、2つのリレーの故障を診断する電気自動車の強電リレー診断装置が考案されている(特許文献3参照)。
特開平07−033033号公報 特開平08−212895号公報 特開平10−144194号公報
特許文献1〜3の例では、リレー故障検出のための専用の検出回路を、リレーの数だけ追加する必要があり、コストアップ要因となったり、回路の追加によりECUが大型化してしまうという問題がある。特に、ACC(アクセサリスイッチに連動),IG1およびIG2(イグニッションスイッチに連動)といった電源のリレーは車両に複数個設置されているので、全てのリレーについて溶着を回路で検出するのは困難である。
上記問題を背景として、本発明の課題は、コスト上昇を抑制しつつリレーの故障を確実に検出することが可能なスイッチ手段の故障検出装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するためのスイッチ手段の故障検出装置は、予め定められた機能を実現する車載電子機器に電力を供給する電源と、車載電子機器と電源とを接続する通電路に介挿され、該電源からの該車載電子機器への電力の供給/遮断を行うために、該通電路の開閉を行うスイッチ手段と、スイッチ手段の開閉状態を切り替え制御する開閉状態制御手段と、開閉状態制御手段の制御状態を検出する開閉制御状態検出手段と、車載電子機器との通信を行う通信手段と、車載電子機器との通信状態を検出する通信状態検出手段と、開閉状態制御手段の制御状態と、車載電子機器との通信状態とに基づいて、スイッチ手段が故障しているか否かを検出する故障検出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明は、リレー等のスイッチ手段の故障を、「リレーを介して電源に接続されている車載電子機器との通信により検出する」ものである。近年の車両では、車載電子機器(ECU)が数多く搭載され、相互に通信を行い情報やデータを共有して、車両の状況に応じて最適な制御を行っている。上記構成によって、専用の検出回路を用いなくてもスイッチ手段の故障を検出することが可能となり、コストも上昇せずECUも大型化しない。
また、本発明のスイッチ手段の故障検出装置における故障検出手段は、車載電子機器からの通信データの有無に基づいて、スイッチ手段が故障しているか否かを検出するように構成される。
上記構成によって、車載電子機器間で通信可能な構成であれば、専用の検出回路を用いず、車載電子機器との通信状態からスイッチ手段の故障を検出できる。
また、本発明のスイッチ手段の故障検出装置における故障検出手段は、開閉状態制御手段によりスイッチ手段が開状態に切り替えられているときに車載電子機器からの通信データを受信した場合に、該スイッチ手段が故障していることを検出するように構成される。
開閉制御状態が、電源から車載電子機器への電力の供給が遮断される開状態であるにもかかわらず、該車載電子機器からの通信データを受信するということは、該車載電子機器が動作しているということで、スイッチ手段が閉状態であることを意味し、開閉制御状態と矛盾している。上記構成によって、スイッチ手段の接点が溶着した状態であるON故障を検出できる。
また、本発明のスイッチ手段の故障検出装置における故障検出手段は、開閉状態制御手段によりスイッチ手段が閉状態に切り替えられているときに、車載電子機器からの通信データを受信しなかった場合に、該スイッチ手段が故障していることを検出するように構成される。
開閉制御状態が、電源から車載電子機器へ電力が供給される閉状態であるにもかかわらず、該車載電子機器からの通信データを受信しないということは、該車載電子機器が動作していないということで、スイッチ手段が開状態であることを意味し、開閉制御状態と矛盾している。上記構成によって、従来の方法では検出できなかった、スイッチ手段が開状態のままで固定され、閉状態にならないOFF故障を検出できる。
また、本発明のスイッチ手段の故障検出装置における通電路は複数備えられ、車載電子機器は、該車載電子機器に電力を供給する通電路以外の、他の通電路における電源からの電力供給状態を検出する電力供給状態検出手段を備え、故障検出手段は、車載電子機器からの通信データに含まれる電力供給状態の内容に基づいて、他の通電路におけるスイッチ手段が故障しているか否かを検出するように構成される。
本発明は、リレー等のスイッチ手段の故障を、「故障検出対象であるリレーとは異なる、他のリレーを介して電源に接続されている車載電子機器との通信により検出する」ものである。上記構成によって、通電路が複数ある場合に、他の通電路のスイッチ手段の故障を検出できる。
また、本発明のスイッチ手段の故障検出装置における故障検出手段は、車載電子機器から、開閉状態制御手段により他の通電路におけるスイッチ手段が開状態に切り替えられているときに、該他の通電路に電力が供給されている旨の内容を含む通信データを受信した場合に、該スイッチ手段が故障していることを検出するように構成される。
開閉制御状態が、電源から車載電子機器への電力の供給が遮断される開状態であるにもかかわらず、該他の通電路に電力が供給されている旨の内容を含む通信データを受信するということは、該車載電子機器が動作しているということで、スイッチ手段が閉状態であることを意味し、開閉制御状態と矛盾している。上記構成によっても、他の通電路のスイッチ手段(リレー)の接点が溶着した状態であるON故障を検出できる。
また、本発明のスイッチ手段の故障検出装置における故障検出手段は、車載電子機器から、開閉状態制御手段によりスイッチ手段が閉状態に切り替えられているときに、該他の通電路に電力が供給されていない旨の内容を含む通信データを受信した場合に、該スイッチ手段が故障していることを検出するように構成される。
開閉制御状態が、電源から車載電子機器へ電力が供給される閉状態であるにもかかわらず、該他の通電路に電力が供給されていない旨の内容を含む通信データを受信するということは、該車載電子機器が動作していないということで、スイッチ手段が開状態であることを意味し、開閉制御状態と矛盾している。上記構成によっても、従来の方法では検出できなかった、他の通電路のスイッチ手段が開状態のままで固定され、閉状態にならないOFF故障を検出できる。
以下、本発明のスイッチ手段の故障検出装置(以降、単に「故障検出装置」と略称する)について、図面を用いて説明する。まず、図1に、故障検出装置と車載電子機器との接続構成を示す。故障検出装置100は、車内LAN7a〜7cを介して車載電子機器(ECU1〜3,ECU11〜13,ECU21〜23)と通信可能にネットワーク接続されている。図1の例では、通信ライン(車内LAN7a〜7c)が分割されているが、全てを共通のラインとしてもよい。
車内LAN7aには、アクセサリスイッチ5(図2参照)がON状態となったときにON状態となるリレーであるRLY0から電源(+B)が供給される、ACC電源系のECU(1〜3)が接続されている。また、車内LAN7bには、イグニッションスイッチ4(図2参照)がON状態となったときにON状態となるリレーであるRLY1から電源(+B)が供給される、IG1電源系のECU(11〜13)が接続されている。また、車内LAN7cには、イグニッションスイッチ4がON状態となったときにON状態となるリレーであるRLY2から電源(+B)が供給される、IG2電源系のECU(21〜23)が接続されている。
図2に故障検出装置100の構成を示す。故障検出装置100は、イグニッションスイッチ4,アクセサリスイッチ5,LAN I/F6,リレー(RLY0,RLY1,RLY2),表示器9およびこれらが接続された制御回路8を含んで構成される。また、故障検出装置100を独立した構成ではなく、車載電子機器の機能の一部として含めた構成としてもよい。その場合には、車載電子機器の機能を実現するためのセンサ・スイッチ群15,アクチュエータ群16が、制御回路8に接続される。
制御回路8は周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84,不揮発性記憶媒体であるメモリ86,およびこれらが接続されたバスライン84を含む、周知のマイクロコンピュータとして構成される。CPU81がROM82に記憶された制御プログラム(図示せず)を実行することで、本発明の故障検出装置としての機能を実現する。なお、制御回路8が本発明の開閉状態制御手段,開閉制御状態検出手段,通信状態検出手段,故障検出手段に相当する。
イグニッションスイッチ4,アクセサリスイッチ5は、例えば、キーシリンダに挿入されたキーの回転位置に連動してON/OFFの状態が切り替えられるスイッチが用いられる。また、いわゆるプッシュスイッチと呼ばれる押しボタン式のスイッチの操作によりON/OFFの状態が切り替えられる構成でもよい。
リレーRLY0,RLY1,RLY2は、継電器とも呼ばれ、コイルに電流を流し、そのコイルが電磁石になったとき鉄板を吸い付けさせ、その鉄板に付けられているスイッチ部の接点を閉じたり、開いたりするものである。なお、リレーRLY0,RLY1,RLY2が本発明のスイッチ手段に相当する。また、各リレーと対応するECUとの接続経路が通電路に相当する。
イグニッションスイッチ4がON状態のときには、制御回路8の制御指令により、リレーRLY1およびRLY2がON状態になるように、各リレーのコイルに通電を行い、IG1電源系のECU(11〜13)およびIG2電源系のECU(21〜23)に電源が供給される。一方、イグニッションスイッチ4がOFF状態のときには、制御回路8の制御指令により、リレーRLY1およびRLY2がOFF状態になるように、各リレーのコイルへの通電を停止する。
また、アクセサリスイッチ5がON状態のときには、制御回路8の制御指令により、リレーRLY0がON状態になるように、リレーRLY0のコイルに通電を行い、ACC電源系のECU(1〜3)に電源が供給される。一方、アクセサリスイッチ5がOFF状態のときには、制御回路8の制御指令により、リレーRLY0がOFF状態になるように、リレーRLY0のコイルへの通電を停止する。
LAN I/F(インターフェース)6は、車内LAN7a〜7cを介して他のECU(1〜3,11〜13,21〜23)との通信を行うための、LANアダプタのようなネットワークインターフェース回路である。なお、LAN I/F6が本発明の通信手段に相当する。
表示器9は、周知のLCD,LEDおよびこれらの表示/消灯を行うためのドライバ回路を含んで構成され、制御回路8からの制御指令に基づいて表示制御が行われる。
図3を用いて、リレー故障検出処理について説明する。なお、本処理はROM82に記憶された制御プログラム(図示せず)に含まれ、CPU81によって他の処理とともに繰り返し実行される。また、本処理は、ECU(11〜13,21〜23)からの通信データの有無によって、IG1電源系のリレーRLY1およびIG2電源系のリレーRLY2の故障を検出するものである。以下、IG1電源系を例に挙げて説明する(IG2電源系も同様の処理を行う)。
まず、電源状態を取得する(S11)。これは、例えば、イグニッションスイッチ4の状態を取得し、これらスイッチの状態を電源状態として用いる。また、リレーRLY1のON/OFFを制御するために、リレーRLY1のコイルに通電しているか否かの状態を取得してもよい。
例えば、イグニッションスイッチ4がOFF状態で、IG1電源系のECU(11〜13)に電源が供給されていない場合(S12:No)、これらIG1電源系のECUとの通信状態に関する情報を取得する(S13)。そして、IG1電源系のECUの少なくとも一つから通信データを受信した場合(S14:Yes)、本来ならば電源が供給されていないはずのECUが動作していることになるので、リレーRLY1がON故障(接点溶着)していることを検出する(S15)。
そして、リレー故障時の処理を行う(S16)。リレー故障時の処理は、以下のいずれか一つ以上を行う。その後、本処理を終了する。
・ リレーが故障している旨の情報を、表示器9に表示する。
・ リレーが故障している旨の情報を、メモリ86に記憶する。
・ 全てのリレー(RLY0,RLY1,RLY2)をOFF状態とするために、リレーのコイルへの通電を停止する。
一方、IG1電源系のECU(11〜13)に電源が供給されている場合(S12:Yes)、IG1電源系のECUとの通信状態に関する情報を取得する(S17)。そして、IG1電源系のECUの少なくとも一つから通信データを受信した場合(S18:Yes)、リレーRLY1の動作が正常であることが検出される(S19)。その後、本処理を終了する。
一方、IG1電源系の全て(あるいは予め定められた個数)のECUから通信データを受信しなかった場合(S18:No)、リレーRLY1がOFF故障していることを検出する(S20)。そして、リレー故障時の処理を行う(S21)。リレー故障時の処理は、上述のステップS16と同様である。その後、本処理を終了する。
同様に、ACC電源系のリレーの故障判定も行うことができる。図3のステップS12において、アクセサリスイッチ5の状態あるいはリレーRLY0のコイルへの通電状態を電源状態として取得する。そして、ACC電源系のECU(1〜3)との通信状態を取得し、ACC電源がOFF状態であるにもかかわらず、ECU1〜3の少なくとも一つからデータが送られてくる場合に、リレーRLY0がON故障していることを検出できる。また、ACC電源がON状態であるにもかかわらず、ECU1〜3の全てからデータが送られてこない場合に、リレーRLY0がOFF故障していることを検出できる。
図4を用いて、リレー故障検出処理の別例について説明する。なお、本処理は、ECU(11〜13,11〜13,21〜23)からの通信データの内容によって、そのECUが接続されていない電源系のリレーの故障を検出するものである。なお、各ECU(11〜13,21〜23,31〜33)からは、各電源系(ACC,IG1,IG2)の電源供給状態(ON/OFF)を示すデータが送られてくるものとする。
図5のように、各ECU(図5ではECU1を例示)は、自身に電源を供給する電源の他に、他の通電路に供給される電源の状態を検出可能な構成となっている。例えば、ACC電源系に接続されているECU(1〜3)には、自身以外の電源系である、IG1電源系およびIG2電源系の出力状態すなわちRLY1およびRLY2の開閉制御状態(あるいはイグニッションスイッチ4およびアクセサリスイッチ5の状態)が入力されている。同様に、IG1電源系に接続されているECU(11〜13)には、ACC電源系およびIG2電源系の出力状態すなわちRLY0およびRLY2の開閉制御状態が入力されている。また、IG2電源系に接続されているECU(21〜23)には、ACC電源系およびIG1電源系の出力状態すなわちRLY0およびRLY1の開閉制御状態が入力されている。
ECU1では、例えば、IG1およびIG2から出力される電圧値を、周知のA/D変換回路であるA/D1bにおいてA/D変換し、そのA/D変換値が予め定められた値を上回るときに、図2の制御回路8と同様の構成をとる制御回路1aにおいて、該当する電源系に電力が供給されていると判定し、その情報(電源情報)を図2のLAN I/F6と同様の構成をとるLAN I/F1cを介して故障検出装置100に送信する。
図4に戻り、図3のステップS11と同様の方法で、電源状態を取得する(S31)。次に、イグニッションスイッチ4がOFF状態で、IG1電源系およびIG2電源系のECU(11〜13,21〜23)に電源が供給されていない場合(S32:No)、ON状態となっている(IG1電源系およびIG2電源系以外の)ACC電源系のECU(1〜3)から通信状態に関する情報を取得する(S33)。そして、ACC電源系のECUの少なくとも一つから受信したデータに、IG1電源系あるいはIG2電源系の状態がON状態である内容のデータが含まれている場合(S34:Yes)、該当する電源系のリレー(RLY1あるいはRLY2)がON故障していることを検出する(S35)。そして、リレー故障時の処理を行う(S36)。リレー故障時の処理は、図3のステップS16と同様である。その後、本処理を終了する。
一方、ACC電源系の全て(あるいは予め定められた個数)のECUから受信したデータに、IG1電源系あるいはIG2電源系の状態がON状態である内容のデータが含まれていない場合(S34:No)、該当する電源系のリレー(RLY1あるいはRLY2)が正常動作していることを検出する(S39)。その後、本処理を終了する。
一方、イグニッションスイッチ4がON状態で、IG1電源系およびIG2電源系のECU(11〜13,21〜23)に電源が供給されている場合(S32:Yes)、ON状態となっている(IG1電源系およびIG2電源系以外の)ACC電源系のECU(1〜3)から通信状態に関する情報を取得する(S37)。そして、ACC電源系のECUの少なくとも一つから受信したデータに、IG1電源系あるいはIG2電源系の状態がON状態である内容のデータが含まれている場合(S38:Yes)、該当する電源系のリレー(RLY1あるいはRLY2)が正常動作していることを検出する(S39)。その後、本処理を終了する。
一方、ACC電源系の全て(あるいは予め定められた個数)のECUから受信したデータに、IG1電源系あるいはIG2電源系の状態がON状態である内容のデータが含まれていない場合(S38:No)、該当する電源系のリレー(RLY1あるいはRLY2)がOFF故障していることを検出する(S40)。そして、リレー故障時の処理を行う(S41)。リレー故障時の処理は、図3のステップS16と同様である。その後、本処理を終了する。
同様に、ACC電源系のリレーの故障判定も行うことができる。図4のステップS32において、アクセサリスイッチ5の状態あるいはリレーRLY0のコイルへの通電状態を電源状態として取得する。そして、ACC電源系以外(IG1電源系あるいはIG2電源系)のECU(11〜13,21〜23)から通信状態に関する情報を取得し、ACC電源がOFF状態であるにもかかわらず、これらECUの少なくとも一つから受信したデータに、ACC電源系の状態がON状態である内容のデータが含まれている場合に、リレーRLY0がON故障していることを検出できる。また、ACC電源がON状態であるにもかかわらず、ECU(11〜13,21〜23)の全て(あるいは予め定められた個数)から受信したデータに、ACC電源系の状態がOFFである内容のデータが含まれている場合に、リレーRLY0がOFF故障していることを検出できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
故障検出装置と車載電子機器との接続構成を示す図。 故障検出装置の構成を示す図。 リレー故障検出処理を説明するフロー図。 リレー故障検出処理の別例を説明するフロー図。 リレー故障検出処理の別例における車載電子機器の構成を示す図。
符号の説明
1〜3 ECU
4 イグニッションスイッチ
5 アクセサリスイッチ
6 LAN I/F(通信手段)
7a〜7c 車内LAN
8 制御回路(開閉状態制御手段,開閉制御状態検出手段,通信状態検出手段,故障検出手段)
11〜13 ECU
21〜23 ECU
100 スイッチ手段の故障検出装置
RLY0,RLY1,RLY2 リレー(スイッチ手段)

Claims (7)

  1. 予め定められた機能を実現する車載電子機器に電力を供給する電源と、
    前記車載電子機器と前記電源とを接続する通電路に介挿され、該電源からの該車載電子機器への電力の供給/遮断を行うために、該通電路の開閉を行うスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段の開閉状態を切り替え制御する開閉状態制御手段と、
    前記開閉状態制御手段の制御状態を検出する開閉制御状態検出手段と、
    前記車載電子機器との通信を行う通信手段と、
    前記車載電子機器との通信状態を検出する通信状態検出手段と、
    前記開閉状態制御手段の制御状態と、前記車載電子機器との通信状態とに基づいて、前記スイッチ手段が故障しているか否かを検出する故障検出手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチ手段の故障検出装置。
  2. 前記故障検出手段は、前記車載電子機器からの通信データの有無に基づいて、前記スイッチ手段が故障しているか否かを検出する請求項1に記載のスイッチ手段の故障検出装置。
  3. 前記故障検出手段は、前記開閉状態制御手段により前記スイッチ手段が開状態に切り替えられているときに前記車載電子機器からの通信データを受信した場合に、該スイッチ手段が故障していることを検出する請求項1または請求項2に記載のスイッチ手段の故障検出装置。
  4. 前記故障検出手段は、前記開閉状態制御手段により前記スイッチ手段が閉状態に切り替えられているときに、前記車載電子機器からの通信データを受信しなかった場合に、該スイッチ手段が故障していることを検出する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のスイッチ手段の故障検出装置。
  5. 前記通電路は複数備えられ、
    前記車載電子機器は、該車載電子機器に前記電力を供給する通電路以外の、他の通電路における前記電源からの電力供給状態を検出する電力供給状態検出手段を備え、
    前記故障検出手段は、前記車載電子機器からの通信データに含まれる前記電力供給状態の内容に基づいて、前記他の通電路におけるスイッチ手段が故障しているか否かを検出する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスイッチ手段の故障検出装置。
  6. 前記故障検出手段は、前記車載電子機器から、前記開閉状態制御手段により前記他の通電路におけるスイッチ手段が開状態に切り替えられているときに、該他の通電路に前記電力が供給されている旨の内容を含む通信データを受信した場合に、該スイッチ手段が故障していることを検出する請求項5に記載のスイッチ手段の故障検出装置。
  7. 前記故障検出手段は、前記車載電子機器から、前記開閉状態制御手段により前記スイッチ手段が閉状態に切り替えられているときに、該他の通電路に前記電力が供給されていない旨の内容を含む通信データを受信した場合に、該スイッチ手段が故障していることを検出する請求項5または請求項6に記載のスイッチ手段の故障検出装置。
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