JP2009196261A - 画像記録装置、その装置による回復処理方法及びプログラム - Google Patents
画像記録装置、その装置による回復処理方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009196261A JP2009196261A JP2008041820A JP2008041820A JP2009196261A JP 2009196261 A JP2009196261 A JP 2009196261A JP 2008041820 A JP2008041820 A JP 2008041820A JP 2008041820 A JP2008041820 A JP 2008041820A JP 2009196261 A JP2009196261 A JP 2009196261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiping
- unit
- image recording
- nozzle row
- recovery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
【課題】複数のノズル列よりも少数の払拭部材によって複数のノズル列に対する回復処理を行うと共に、回復処理により汚れが付着したままの当該払拭部材が他のノズル列に対して回復処理を行わない制御を可能とする。
【解決手段】画像記録装置1は、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置されている複数のノズルより形成されるノズル列12を直線状に複数配設する少なくとも1つの記録ユニット10を有する。制御部2は、払払拭処理制御部4に基づいて、直線状に複数配設するノズル列12に対する回復処理を行う際、払拭機構16に設けられた払拭部材14-1-1と払拭部材14-1-2とを交互に切替えて払拭を行わせる。
【選択図】 図1
【解決手段】画像記録装置1は、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置されている複数のノズルより形成されるノズル列12を直線状に複数配設する少なくとも1つの記録ユニット10を有する。制御部2は、払払拭処理制御部4に基づいて、直線状に複数配設するノズル列12に対する回復処理を行う際、払拭機構16に設けられた払拭部材14-1-1と払拭部材14-1-2とを交互に切替えて払拭を行わせる。
【選択図】 図1
Description
本発明は画像記録技術に関し、特に画像記録装置での画像記録の機能を回復させる回復処理の技術に関する。
紙等の記録媒体に対して画像を記録する画像記録装置のひとつとしては、インクジェット方式のフルライン型カラープリンタが知られている。フルライン型カラープリンタでは、記録ヘッドを、記録媒体を搬送する方向(副走査方向)に所定の間隔に離間させて、インク色毎に配設している。この記録ヘッドは、インク吐出のための複数のノズルが当該副走査方向に対して直交する方向(主走査方向)に記録媒体の幅以上の長さに亘って形成した、ノズル列を有する。
このような画像記録装置(カラープリンタ)では、記録ヘッドのノズル列が記録媒体に対向するように配設されており、各色ノズル列における複数のノズルからインクを吐出することで所望の文字や画像の記録を行う。しかし、画像記録装置では、記録ヘッドからインクを吐出しない状態が長く続くと、開口しているノズルからインクの溶媒である水分等が蒸発し、ノズル近傍のインクの粘度が上昇してしまう。ノズル近傍のインクの粘度の上昇は、ノズルの目詰まりの原因となり、画像記録の際にインクが吐出されない、又は吐出されても良好な画像記録ができない等の不具合を発生させる。
画像記録装置には、このような不具合の発生を防止するための種々の対策が採られている。この対策のひとつには、例えば画像記録装置が予め設定された停止期間(インク不吐出期間)を超えた場合に、適宜回復処理を行うというものがある。回復処理には、例えばインクを吐出して高粘度のインクを排除してしまう処理、吸引口を当てて高粘度のインクをノズルから吸い出す処理や、インク吐出面に付着したインクや異物をゴム等の板状の弾性体で形成された払拭部によって拭き取る処理、などがある。
このうち、記録ヘッドを払拭することで回復を行う技術としては、例えば特許文献1に開示されているマルチヘッドユニットのワイピング技術が知られている。
インク吐出口を長尺方向に複数形成したノズル列においては、一般にインク吐出口の全領域に対してノズル列長尺方向から払拭部を同時に当接させると、払拭部材の長さも長大になるため、払拭部材の変形やゆがみが発生しやすくなる。また、インク吐出口を長尺方向に複数形成したノズル列においては、ノズル列短尺方向から一度に払拭部材を当接させて払拭を行うと、払拭されるインク量も多くなるため、拭きむら等によりインク吐出面上の残留インク量が増えてしまう。
インク吐出口を長尺方向に複数形成したノズル列においては、一般にインク吐出口の全領域に対してノズル列長尺方向から払拭部を同時に当接させると、払拭部材の長さも長大になるため、払拭部材の変形やゆがみが発生しやすくなる。また、インク吐出口を長尺方向に複数形成したノズル列においては、ノズル列短尺方向から一度に払拭部材を当接させて払拭を行うと、払拭されるインク量も多くなるため、拭きむら等によりインク吐出面上の残留インク量が増えてしまう。
特許文献1の技術では、このような課題に関し、マルチヘッドユニットの各ヘッド(ノズル列)に対応した払拭部を設け、当該払拭部をインク吐出面に摺接させながらノズル列長尺方向に移動させることで、インクの残留が生じにくい効果的なワイピングを実現している。
特開2006−95779号公報(段落[0139]−[0148]、図16−17)
しかしながら、特許文献1の技術では、払拭部材に付着した増粘インクを払拭する機構が設けられていない。このため、特許文献1の技術では、経年変化によりインク溶媒が蒸発してしまうと、例え拭き取るインク量が少なくても増粘したインクが払拭部材に残留し、ワイピング機能を低下させてしまうことがあり得る。
そこで本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、複数のノズル列よりも少数の払拭部材によって複数のノズル列に対する回復処理を行うと共に、回復処理により汚れが付着したままの当該払拭部材が他のノズル列に対して回復処理を行わない制御を可能とする画像記録装置、その装置による回復処理方法及びプログラムの提供を目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明の態様のひとつである画像記録装置は、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置されている複数のノズルより形成されるノズル列を直線状に複数配設する少なくとも1つの記録ユニットを有しており、搬送される記録媒体上に複数のノズルからインクを吐出する記録処理と、複数のノズルに対する回復処理とを行う画像記録装置において、移動可能な少なくとも1つの払拭部材を、直線状に複数配設されたノズル列に対向する位置へ移動させると共に、当該位置へ移動させた払拭部材を摺接させてノズル列を払拭する回復処理を順次行う払拭部と、記録処理を行うときには払拭部を退避させる一方で、回復処理を行うときには払拭部材がノズル列に摺接可能な位置へ払拭部を移動させる制御、及び当該払拭部に回復処理を行わせる制御を行う払拭処理制御部と、を少なくとも備える、ことを特徴とする。
また、本発明の別の態様のひとつである回復処理方法は、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置されている複数のノズルより形成されるノズル列を直線状に複数配設する少なくとも1つの記録ユニットを有しており、搬送される記録媒体上に複数のノズルからインクを吐出する記録処理と、複数のノズルに対する回復処理とを行う画像記録装置による回復処理方法であって、回復処理の開始指示に基づいて、払拭部を退避位置から複数のノズルに対して回復処理を行うための回復処理位置へ移動させ、払拭部による回復処理の実行として、移動可能な払拭部材を直線状に複数配設されたノズル列に対向する位置へ移動させると共に、当該位置へ移動させた払拭部材をノズル列に摺接させて当該ノズル列を払拭させ、払拭部による回復処理の終了として、払拭部を回復処理位置から退避位置へ移動させる、ことを特徴とする。
また、本発明の更なる別の態様のひとつであるプログラムは、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置されている複数のノズルより形成されるノズル列を直線状に複数配設する少なくとも1つの記録ユニットを有しており、搬送される記録媒体上に複数のノズルからインクを吐出する記録処理と、複数のノズルに対する回復処理とを行う画像記録装置による回復処理の制御を演算処理装置に行わせるためのプログラムであって、回復処理の開始指示に基づいて、払拭部を退避位置から複数のノズルに対して回復処理を行うための回復処理位置へ移動させる処理と、払拭部による回復処理の実行として、移動可能な払拭部材を直線状に複数配設されたノズル列に対向する位置へ移動させると共に、当該位置へ移動させた払拭部材をノズル列に摺接させて当該ノズル列を払拭させる処理と、払拭部による回復処理の終了として、払拭部を回復処理位置から退避位置へ移動させる処理と、を演算処理装置に行わせる、ことを特徴とする。
本発明によれば、複数のノズル列よりも少数の払拭部材によって複数のノズル列に対する回復処理を行うと共に、回復処理により汚れが付着したままの当該払拭部材が他のノズル列に対して回復処理を行わない制御を可能とする画像記録装置、その装置による回復処理方法及びプログラムを提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像記録装置を概念的なブロック構成で示す図である。また、図2は、本実施形態に係る画像記録装置の配置構成を模式的に示す側面図である。更に、図3は、本実施形態に係る画像記録装置の配置構成を模式的に示す上面図である。
図1は、本実施形態に係る画像記録装置を概念的なブロック構成で示す図である。また、図2は、本実施形態に係る画像記録装置の配置構成を模式的に示す側面図である。更に、図3は、本実施形態に係る画像記録装置の配置構成を模式的に示す上面図である。
なお、各図中にも示されている各方向を示す矢印は、X方向が主走査方向(記録媒体の搬送方向に対して直交する方向)を示し、Y方向が副走査方向(記録媒体の搬送方向)を示し、Z方向がXY平面に直交する方向を示しているものとする。
本実施形態に係る画像記録装置1は、制御部2と、記録媒体検出部5と、搬送機構6と、画像記録部9と、払拭部13と、を少なくとも備えている。
制御部2は、画像記録装置1全体の制御を司る。画像記録部9は、記録媒体に対し記録処理を行う。搬送機構6は、記録媒体を画像記録部9の下方へ搬送する。記録媒体検出部5は、例えば記録媒体の搬送経路における最上流側より搬送された当該記録媒体の搬送方向端部を検出し、当該検出情報を制御部2へ通知する。払拭部13は、インクによる詰まりや汚れからノズル列を回復させる機構を有する。
制御部2は、画像記録装置1全体の制御を司る。画像記録部9は、記録媒体に対し記録処理を行う。搬送機構6は、記録媒体を画像記録部9の下方へ搬送する。記録媒体検出部5は、例えば記録媒体の搬送経路における最上流側より搬送された当該記録媒体の搬送方向端部を検出し、当該検出情報を制御部2へ通知する。払拭部13は、インクによる詰まりや汚れからノズル列を回復させる機構を有する。
なお、画像記録装置1は、記録処理を行う際、記録処理に影響がないように払拭部13を退避位置へ退避させる。
本実施形態に係る画像記録装置1は、この他にも、記録媒体を搬送機構6へ供給する給送部や、記録処理後の記録媒体を排出させて収納する排出部なども備えているが、図示を省略している。
本実施形態に係る画像記録装置1は、この他にも、記録媒体を搬送機構6へ供給する給送部や、記録処理後の記録媒体を排出させて収納する排出部なども備えているが、図示を省略している。
次に、前述した画像記録装置1の各構成要素について、更に詳細に説明する。
制御部2は、本実施形態に係る画像記録装置1における払拭部13の制御と、画像記録装置1の各構成要素の制御とを行う。なお、制御部2は、制御機能及び演算機能を有する演算処理装置における例えばMicro Processor Unit(MPU)と、制御プログラムを記憶するRead Only Memory(ROM)やMPUのワークメモリとなるRandom Access Memory(RAM)等とからなる処理回路、及び画像記録装置1の制御に関する設定値等を保存しておく不揮発性メモリを少なくとも有する。
制御部2は、本実施形態に係る画像記録装置1における払拭部13の制御と、画像記録装置1の各構成要素の制御とを行う。なお、制御部2は、制御機能及び演算機能を有する演算処理装置における例えばMicro Processor Unit(MPU)と、制御プログラムを記憶するRead Only Memory(ROM)やMPUのワークメモリとなるRandom Access Memory(RAM)等とからなる処理回路、及び画像記録装置1の制御に関する設定値等を保存しておく不揮発性メモリを少なくとも有する。
制御部2は、不揮発性メモリで構成された記憶部3と、払払拭処理制御部4とを少なくとも備える。制御部2は、例えばMPUにROMより読み出した制御プログラムを実行させることで払払拭処理制御部4として機能する。なお、払払拭処理制御部4は、MPUによって制御される所定の信号処理回路で構成してもよい。
搬送機構6は、記録媒体の搬送経路において、記録媒体検出部5より下流側に配設される。搬送機構6は、従動ローラ26a,26bと駆動ローラ27とに搬送部材24における複数の孔を有する無端ベルトを架設して構成される。
搬送機構6は、従動ローラ26aから平行に離間した駆動ローラ27との間に、複数の孔を有するプラテン25を設け、さらにこのプラテン25の下方に例えば吸引ファン(不図示)を設けることで、記録媒体を無端ベルト上に吸着させる構成とする。
搬送機構6の従動ローラ26aには、媒体搬送情報生成部8における例えばエンコーダを設け、無端ベルト上に吸着された記録媒体の移動量(搬送量)に対応したパルス信号を制御部2へ出力させる。また、搬送機構6の駆動ローラ27には、搬送駆動部7における例えばモータを設け、制御部2の制御指示により駆動ローラ27を回動させることで無端ベルト上の記録媒体を移動(搬送)させる。
なお、搬送機構6は、搬送機構昇降部(不図示)で支持されており、画像記録装置1内で上下方向(Z方向)に移動可能に構成されている。搬送機構昇降部は、制御部2から所定の昇降指示を受け取ると、画像記録装置1が記録処理を行う際の位置や、後述する回復処理を行う際の位置へ搬送機構6を上下移動させる。
画像記録部9は、支持部材22に少なくとも1つの記録ユニット10を設けて構成され、搬送機構6における記録媒体搬送面の上方に対向して配設される。記録ユニット10,10-1乃至10-nは、ノズル列駆動部11,11-1乃至11-nと、複数のノズルによって形成されたノズル列12,12-1-1乃至12-n-mとを少なくとも備えており、ノズル列12,12-1-1乃至12-n-mの複数のノズルを、搬送機構6における記録媒体搬送面に対向させて配設している。ノズル列12,12-1-1乃至12-n-mは、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に、記録媒体の幅以上に長さに亘って複数配設することで、単色のインクに対応した長尺のラインヘッドを擬似的に構成する。符号nは記録ユニット10のインク色数に対応する2以上の整数であり、符号mはノズル列12の個数に対応する2以上の整数である。
なお、本実施形態に係る画像記録装置1の画像記録部9の説明では、画像記録部9の支持部材22に配設される記録ユニット10が、以下の構成である場合を想定する。
画像記録部9は、記録媒体の搬送経路の上流側より順に、例えば(K)ブラック、(C)シアン、(M)マゼンタ、及び(Y)イエロ等の4色のインクに対応した記録ユニット10-1乃至10-4を備えている構成とする。
画像記録部9は、記録媒体の搬送経路の上流側より順に、例えば(K)ブラック、(C)シアン、(M)マゼンタ、及び(Y)イエロ等の4色のインクに対応した記録ユニット10-1乃至10-4を備えている構成とする。
記録ユニット10-1乃至10-4は、インク色毎の前述した擬似ラインヘッドの構成において、例えば6個のノズル列12を記録媒体の搬送方向の前後で互い違いに配設しており、記録ユニット10-1がノズル列12-1-1乃至12-1-6を配設している。また、同様に、記録ユニット10-2がノズル列12-2-7乃至12-2-12を配設している。また、同様に、記録ユニット10-3がノズル列12-3-13乃至12-3-18を配設している。さらに、同様に、記録ユニット10-4がノズル列12-4-19乃至12-4-24を配設している。
各記録ユニット10-1乃至10-4は、インク色毎の前述した擬似ラインヘッドの各ノズルを駆動させてインク吐出を行わせるための、各ノズル列駆動部11-1乃至11-4を備えている。各ノズル列駆動部11-1乃至11-4は、制御部2から所定の駆動指示を受け取るとノズル列12-1-1乃至12-4-24を駆動し、インク供給経路21を介して供給されるインクを吐出させる。記録ユニット10-1乃至10-4は、このようにしてインクを吐出させることにより、記録媒体への記録処理(画像記録)を行う。
本実施形態に係る画像記録装置1は、画像記録部9による記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12-1-1乃至12-4-24を、前述した記録媒体検出部5の当該検出位置から所定の距離で離間させて配設している。
画像記録装置1は、記録ユニット10-1乃至10-4によるインク色毎の前述した擬似ラインヘッドを構成する際、(K)ブラックの記録ユニット10-1を例に説明すると、ノズル列12-1-1, 12-1-3,12-1-5を記録媒体の搬送経路の上流側に配設(以下、これらをノズル列群「α」と称す)しており、ノズル列12-1-2, 12-1-4,12-1-6を記録媒体の搬送経路の下流側に配設(以下、これらを下流側ノズル列群「β」と称す)している。このことから、画像記録装置1は、記録データに基づき記録媒体への記録処理を行わせる際、インク色毎に2つ、すなわち8個の記録タイミングを用いて行う。
画像記録装置1は、記録ユニット10-1乃至10-4にそれぞれ対応させた8個の記録タイミングを、記録媒体検出部5が例えば記録媒体の先端を検出した時点から、記録媒体の先端が記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12のノズル位置に到達するまでを、媒体搬送情報生成部8におけるエンコーダが生成したパルス信号の累計値にそれぞれ換算した各基準累計値を記憶部3に予め記憶している。
払拭部13は、各色のインクを吐出する擬似ラインヘッドを構成するノズル列12の複数のノズルを回復させるために、案内部材17,17-1乃至17-nと、廃液回収部15,15-1-1乃至15-n-rと、払拭機構16,16-1-1乃至16-n-rと、払拭部材14,14-1-1乃至14-n-kと、を少なくとも備える。
なお、払拭部13は、払拭部昇降機構(不図示)で支持されており、画像記録装置1内で上下方向(Z方向)及び水平方向(Y方向)に移動可能に構成されている。払拭部昇降機構は、制御部2から所定の移動指示を受け取ると、画像記録装置1が記録処理を行う際の位置(退避位置)や、後述する回復処理を行う際の回復位置へ払拭部13を移動させる。
本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、画像記録部9が、前述した記録媒体の搬送経路の上流側より順に、例えば(K)ブラック、(C)シアン、(M)マゼンタ、及び(Y)イエロ等の4色のインクに対応した記録ユニット10-1乃至10-4を備えている構成に対応させた場合の構成を想定して説明する。
従って、払拭部13は、記録ユニット10-1乃至10-4が、インク色毎の前述した擬似ラインヘッドの構成において、6個のノズル列12を記録媒体の搬送方向の前後で互い違いに配設した場合とし、インク色毎に前述したノズル列群「α」及びノズル列群「β」を有する構成に対応させた場合の構成として説明する。
案内部材17,17-1乃至17-nは、払拭機構16,16-1-1乃至16-n-rを、前述した各記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12のノズル列群「α」及びノズル列群「β」を回復させる際の移動のために設けられている。
符号nは、記録ユニット10のインク色数に対応する2以上の整数である。
従って、本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、案内部材17-1乃至17-4を有する。案内部材17-1乃至17-4は、後述する払拭機構16の被案内部材16fにおけるピニオンに係合する例えばラックとする。
従って、本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、案内部材17-1乃至17-4を有する。案内部材17-1乃至17-4は、後述する払拭機構16の被案内部材16fにおけるピニオンに係合する例えばラックとする。
払拭機構16,16-1-1乃至16-n-rは、案内部材17,17-1乃至17-nに係合して、各記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対する払拭による回復処理を行う。
符号rは、記録ユニット10,10-1乃至10-nのノズル列群数に対応する2以上の整数である。
従って、本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、払拭機構16-1-1乃至16-4-8を有する。なお、払拭機構16-1-1乃至16-4-8の詳細は後述する。
従って、本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、払拭機構16-1-1乃至16-4-8を有する。なお、払拭機構16-1-1乃至16-4-8の詳細は後述する。
廃液回収部15,15-1-1乃至15-n-rは、払拭機構16,16-1-1乃至16-n-rを移動可能に支持するように設けられている。廃液回収部15,15-1-1乃至15-n-rには、廃液回収経路23が接続されている。
符号rは、記録ユニット10,10-1乃至10-nのノズル列群数に対応する2以上の整数である。
従って、本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、廃液回収部15-1-1乃至15-4-8を有する。廃液回収部15-1-1乃至15-4-8は、ノズル列12のノズル列群「α」及びノズル列群「β」の複数のノズルより吐出されたインクの受滴、及び払拭機構16-1-1乃至16-4-8が払拭したインクを回収すると共に、払拭機構16-1-1乃至16-4-8を移動可能に支持する。
従って、本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、廃液回収部15-1-1乃至15-4-8を有する。廃液回収部15-1-1乃至15-4-8は、ノズル列12のノズル列群「α」及びノズル列群「β」の複数のノズルより吐出されたインクの受滴、及び払拭機構16-1-1乃至16-4-8が払拭したインクを回収すると共に、払拭機構16-1-1乃至16-4-8を移動可能に支持する。
払拭部材14,14-1-1乃至14-n-kは、払拭機構16,16-1-1乃至16-n-rに設けられ、各記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対する払拭による回復処理を行う。
符号kは、後述する払拭機構16の移動部材16m上に少なくとも2つ以上立設されることから、2以上の整数である。
従って、本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、払拭機構16の移動部材16m上に2つ立設した構成としたことから、払拭部材14-1-4乃至14-4-16を有する。なお、払拭部材14-1-4乃至14-4-16の詳細は後述する。
従って、本実施形態に係る画像記録装置1の払拭部13では、払拭機構16の移動部材16m上に2つ立設した構成としたことから、払拭部材14-1-4乃至14-4-16を有する。なお、払拭部材14-1-4乃至14-4-16の詳細は後述する。
次に、画像記録装置1の主な動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る画像記録装置の記録処理動作を説明する図である。
制御部2は、記録処理(画像記録)に必要なジョブ情報を、例えばユーザのホストコンピュータに相当する上位装置31(図1参照)から受信すると、搬送機構6の搬送駆動部7に搬送部材24における無端ベルトの回動を開始させると共に、給送部(不図示)に対して記録媒体28の搬送機構6への給送を指示する。この制御部2からの指示を受け取った給送部は、記録媒体28を搬送機構6へ1枚ずつ受け渡して搬送させる。
図4は、本実施形態に係る画像記録装置の記録処理動作を説明する図である。
制御部2は、記録処理(画像記録)に必要なジョブ情報を、例えばユーザのホストコンピュータに相当する上位装置31(図1参照)から受信すると、搬送機構6の搬送駆動部7に搬送部材24における無端ベルトの回動を開始させると共に、給送部(不図示)に対して記録媒体28の搬送機構6への給送を指示する。この制御部2からの指示を受け取った給送部は、記録媒体28を搬送機構6へ1枚ずつ受け渡して搬送させる。
その後、制御部2は、給送部より搬送された記録媒体28の例えば搬送方向先端を記録媒体検出部5が検出した当該検出情報の通知を受け取る。
制御部2は、記録媒体検出部5による当該検出情報の通知を受け取った時点から、媒体搬送情報生成部8におけるエンコーダによって生成されたパルス信号の累計を開始して当該累計値を取得する。
制御部2は、記録媒体検出部5による当該検出情報の通知を受け取った時点から、媒体搬送情報生成部8におけるエンコーダによって生成されたパルス信号の累計を開始して当該累計値を取得する。
制御部2は、記録媒体28が搬送される過程で取得された当該累計値と、前述した記憶部3に予め記憶される記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」にそれぞれ対応する各基準累計値(8個の記録タイミング)と、が一致した際、記録データに基づくノズル列駆動部11-1乃至11-4への駆動を指示して、記録媒体28への記録処理を行わせる。
その後、制御部2は、記録処理後の記録媒体28を、搬送機構6より前述した排出部に排出させてから当該排出部に収納させることで、一連の記録処理動作を終了させる。
次に、画像記録装置1による回復処理動作について説明する。
次に、画像記録装置1による回復処理動作について説明する。
以下、この回復処理動作の説明については、制御部2のMPUが、ROMに予め記憶された制御プログラムを読み出し実行させることにより、当該制御部2を払払拭処理制御部4として機能させた場合とする。
制御部2は、払払拭処理制御部4に基づいて、記録処理と並行して回復処理を開始する必要があるかどうかを、ユーザからの指示、所定時間の経過、あるいは所定枚数の記録処理の完了等の諸条件に基づいて判定する。
ここで、制御部2は、回復処理を開始する必要があると判定した場合、待避させていた払拭部13を、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対して回復処理を行うための適正な位置へ移動させてから、回復処理を行わせる。
その後、制御部2は、この回復処理が終了したと判定した場合、払拭部13を記録処理の動作を妨げることのない位置に待避させてから、その後の記録処理の再開に備える。
次に、画像記録装置1による回復処理動作の手法について、図5及び図6を参照して詳細に説明する。
次に、画像記録装置1による回復処理動作の手法について、図5及び図6を参照して詳細に説明する。
図5は、本実施形態に係る画像記録装置が備えている払拭部の構成の詳細図である。
なお、図5は、ノズル列12及び払拭部13の位置関係が示された図3において、記録ユニット10-1のノズル列群「α」に対して回復処理を行う状態で説明している。
なお、図5は、ノズル列12及び払拭部13の位置関係が示された図3において、記録ユニット10-1のノズル列群「α」に対して回復処理を行う状態で説明している。
図5には、払拭部材14-1-1,14-1-2を有する払拭機構16-1-1、案内部材17-1、廃液回収部15-1-1、及び廃液回収経路23が示されている。
図6は、図5に示される払拭機構16の一部分を、A−A’断面で示した図である。
図6は、図5に示される払拭機構16の一部分を、A−A’断面で示した図である。
払拭機構16は、駆動ローラ16a、払拭移動情報生成部16b、払拭駆動部16c、第1の連結部材16d、第2の連結部材16e、被案内部材16f、ベアリング16g、ローラ支持部材16h、従動ローラ16k、移動部材16m、払拭位置検出部16n(図7参照)、及び軸16pを有する。
駆動ローラ16aは、図6に示されるように、一端側に払拭移動情報生成部16b及び払拭駆動部16cを直列に接続しており、他端側に駆動ローラ16aに対して連結/非連結とする第2の連結部材16eの一方を接続している。第2の連結部材16eは、例えばクラッチ機構を用いて構成する。払拭移動情報生成部16bは、例えばロータリエンコーダを用いて構成する。払拭駆動部16cは、例えばモータを用いて構成する。
第2の連結部材16eの他方には、軸16pを介して被案内部材16fにおける例えばピニオンを接続する。被案内部材16fは、第2の連結部材16eの切替えにより、駆動ローラ16aに対して連結/非連結される。
駆動ローラ16aには、ベアリング16gのインナレースが嵌合で連結され、ベアリング16gのアウタレースが当該駆動ローラ16aに対して連結/非連結とする第1の連結部材16dに接続されている。第1の連結部材16dは、例えばクラッチ機構を用いて構成する。
移動部材16mは、例えば無端ベルトとし、ベアリング16gのアウタレースと、従動ローラ16kとに回動可能に架設している。移動部材16mにおける無端ベルトの外周上には、払拭部材14-1-1,14-1-2を所定の位置に立設している。払拭部材14-1-1,14-1-2は、例えば弾性部材における板状のゴムで構成する。
払拭位置検出部16nは、後述する図7に示されており、ベアリング16gのアウタレースと、従動ローラ16kとに架設された無端ベルトが1周されたことを検出可能に設けられた、例えば光学式センサと遮光板とで構成する。
ローラ支持部材16hは、駆動ローラ16aと、従動ローラ16kとを所定の距離に離間させて互いを平行に、且つそれぞれ回動可能に支持している。
このように構成された払拭機構16-1-1は、図5に示されるように、駆動ローラ16aと、従動ローラ16kとにそれぞれ形成された凹部が、廃液回収部15-1-1の縁にX方向へ移動可能に載置される。
このように構成された払拭機構16-1-1は、図5に示されるように、駆動ローラ16aと、従動ローラ16kとにそれぞれ形成された凹部が、廃液回収部15-1-1の縁にX方向へ移動可能に載置される。
次に、画像記録装置1による回復処理動作を図5乃至図7を参照して更に詳細に説明する。
図7は、払拭部の払拭機構に備えられている2つの払拭部材が切替えられる様子を説明する図である。
図7は、払拭部の払拭機構に備えられている2つの払拭部材が切替えられる様子を説明する図である。
本実施形態に係る画像記録装置1による回復処理動作は、例えば記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」からインクを排出させた後に、払拭部13をインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対向する位置へ移動させた上で、各ノズル列12のノズル形成面を払拭部材14で摺接して回復させる。
以下、本回復処理動作の説明では、図5に示される記録ユニット10-1のノズル列群「α」に対してだけ行う回復処理の説明とし、払拭部13の払拭機構16-1-1が回復処理のための適正な位置へ移動された後に、図7に示される回復処理動作が行われた場合の説明とする。
なお、図7は、記録ユニット10-1のノズル列群「α」の図示において、ノズル列12-1-5を省略している。
制御部2は、払拭処理制御部4に基づいて、第1の連結部材16dを非連結に、第2の連結部材16eを連結に切替えた後に、払拭駆動部16cにおけるモータを駆動させて払拭部材14-1-1がノズル列12-1-1のノズル形成面を摺接するための移動を行う。(図7の(1)参照)。
制御部2は、払拭処理制御部4に基づいて、第1の連結部材16dを非連結に、第2の連結部材16eを連結に切替えた後に、払拭駆動部16cにおけるモータを駆動させて払拭部材14-1-1がノズル列12-1-1のノズル形成面を摺接するための移動を行う。(図7の(1)参照)。
制御部2は、払拭処理制御部4に基づいて、記憶部3に予め記憶されている払拭部材14-1-1がノズル列12-1-1のノズル形成面を摺接するための移動量に対応した基準累計値と、払拭移動情報生成部16bにおけるロータリエンコーダが生成したパルス信号の累計値とが一致したと判定した場合、払拭駆動部16cにおけるモータの駆動を停止させる。これにより、制御部2は、払拭部材14-1-1によるノズル列12-1-1のノズル形成面に対する回復処理を完了させる。
次に、制御部2は、払拭処理制御部4に基づいて、払拭機構16-1-1を、例えば画像記録装置1をY方向から見てノズル列12-1-2の下方で重なる位置へ移動させる。このノズル列12-1-2に重なる位置とは、例えば払拭部材14-1-1がノズル列12-1-3のノズル形成面を摺接するための移動を開始させるための位置に対応させる。
なお、この移動位置に関する情報は、払拭移動情報生成部16bにおけるロータリエンコーダが生成するパルス信号の基準累計値の1つとして記憶部3に予め記憶しておく。
次に、制御部2は、払拭処理制御部4に基づいて、第1の連結部材16dを連結に、第2の連結部材16eを非連結に切替えた後に、払拭駆動部16cにおけるモータを駆動させることで、移動部材16mにおける無端ベルトを1周回動させる処理を行わせる。(図7の(2)参照)。
次に、制御部2は、払拭処理制御部4に基づいて、第1の連結部材16dを連結に、第2の連結部材16eを非連結に切替えた後に、払拭駆動部16cにおけるモータを駆動させることで、移動部材16mにおける無端ベルトを1周回動させる処理を行わせる。(図7の(2)参照)。
なお、移動部材16mにおける無端ベルトを1周回動させる処理は、払拭機構16-1-1を、前述した例えば画像記録装置1をY方向から見てノズル列12-1-2の下方で重なる位置へ移動させる過程で行ってもよい。
制御部2は、払拭駆動部16cにおけるモータを駆動させた後に、払拭位置検出部16nにおける光学式センサの検出情報に基づいてモータを停止させる。
移動部材16mに立設された払拭部材14-1-1は、移動部材16mにおける無端ベルトが1周回動される過程で、廃液回収部15に設けられた、例えば汚れを引っ掻いて除去する清掃部材15aに摺接されることで、払拭部材14-1-1に付着したインク等の汚れが除去される。これにより、払拭機構16-1-1は、払拭部材14の切替え処理として、移動部材16mに立設された払拭部材14-1-1を回動により下方へ移動させると共に、移動部材16mに立設された払拭部材14-1-2を回動により上方へ移動させてそれぞれ位置を変更する。
移動部材16mに立設された払拭部材14-1-1は、移動部材16mにおける無端ベルトが1周回動される過程で、廃液回収部15に設けられた、例えば汚れを引っ掻いて除去する清掃部材15aに摺接されることで、払拭部材14-1-1に付着したインク等の汚れが除去される。これにより、払拭機構16-1-1は、払拭部材14の切替え処理として、移動部材16mに立設された払拭部材14-1-1を回動により下方へ移動させると共に、移動部材16mに立設された払拭部材14-1-2を回動により上方へ移動させてそれぞれ位置を変更する。
このように、払拭処理制御部4に基づく制御部2の回復処理では、例えば記録ユニット10-1のノズル列12-1-1の摺接により汚れが付着した払拭部材14-1-1が、後続してX方向に離間して配設される記録ユニット10-1のノズル列群「α」におけるノズル列12-1-3を、摺接することがない。
なお、清掃部材15aは、前述した汚れを引っ掻いて除去する部材に代わり、例えば払拭部材14-1-1の汚れを洗浄して除去する洗浄液や、その汚れを溶解して除去する溶液などの液体であってもよい。
次に、制御部2は、払拭処理制御部4に基づいて、再び第1の連結部材16dを非連結に、第2の連結部材16eを連結に切替えた後に、払拭駆動部16cにおけるモータを駆動させて払拭部材14-1-2がノズル列12-1-3のノズル形成面を摺接するための移動を行う。(図7の(3)参照)。
制御部2は、払拭処理制御部4に基づいて、前述した記憶部3に予め記憶されている払拭部材14-1-2がノズル列12-1-3のノズル形成面を摺接するための移動量に対応した基準累計値と、払拭移動情報生成部16bにおけるロータリエンコーダが生成したパルス信号の累計値とが一致したと判定した場合、払拭駆動部16cにおけるモータの駆動を停止させる。これにより、制御部2は、払拭部材14-1-2によるノズル列12-1-3のノズル形成面に対する回復処理を完了させる。
制御部2は、払拭処理制御部4に基づく以降の処理において、前述した払拭部材14-1-2に対する清掃処理として、移動部材16mにおける無端ベルトを1周回動させて清掃部材15aへの摺接による汚れ除去を行わせると共に、その後に払拭部材14-1-1によるノズル列12-1-5(図7では不図示)のノズル形成面に対する回復処理を行わせる。
本実施形態に係る画像記録装置1は、前述した記録ユニット10-1のノズル列群「α」を例に説明した回復処理を、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対しても行う。
本実施形態に係る画像記録装置1は、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対する回復処理を、制御部2が払拭処理制御部4に基づいて制御することで、前述した払拭機構16-1-1乃至16-4-8に対する回復処理としての移動制御と、前述した払拭機構16-1-1乃至16-4-8に対する移動部材16mにおける無端ベルト回動による払拭部材14-1-1乃至14-4-16それぞれに対する汚れ除去の清掃制御と、を交互に繰り返し行わせる。
次に、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対する回復処理動作を実現するために制御部2が行う制御処理について説明する。
図8は、本実施形態に係る画像記録装置が行う回復処理動作の処理内容をフローチャートで示した図である。
本回復処理動作の説明では、前述したように、本実施形態に係る画像記録装置1の制御部2が、ROMに予め記憶された制御プログラムを当該制御部2のMPUが読み出し実行することで、払払拭処理制御部4として機能している場合とする。
本回復処理動作の説明では、前述したように、本実施形態に係る画像記録装置1の制御部2が、ROMに予め記憶された制御プログラムを当該制御部2のMPUが読み出し実行することで、払払拭処理制御部4として機能している場合とする。
また、本回復処理動作の説明では、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」からインクを排出させた後に、払拭部13をインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対向する位置へ移動させた上で、各ノズル列12のノズル形成面を払拭部材14で摺接して回復させる場合とする。
制御部2は、図8の処理を開始すると、まずステップSa1において、回復処理を開始する必要があるか否かを、前述した諸条件に基づいて判定する処理を行う。
ここで、制御部2は、回復処理を開始する必要があると判定した場合(判定結果がYes)、ステップSa2へ処理を移す。一方、制御部2は、回復処理を開始させる必要はないと判定した場合(判定結果がNo)、このステップSa1の判定処理を再度実行する。
ここで、制御部2は、回復処理を開始する必要があると判定した場合(判定結果がYes)、ステップSa2へ処理を移す。一方、制御部2は、回復処理を開始させる必要はないと判定した場合(判定結果がNo)、このステップSa1の判定処理を再度実行する。
次に、制御部2は、ステップSa2において、記録処理の実行のため退避位置に退避していた払拭部3の払拭機構16-1-1乃至16-4-8を回復位置へ移動させる処理を行う。
次に、制御部2は、ステップSa3において、払拭機構16-1-1乃至16-4-8を制御して、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対する回復処理を開始させる処理を行う。
次に、制御部2は、ステップSa3において、払拭機構16-1-1乃至16-4-8を制御して、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対する回復処理を開始させる処理を行う。
次に、制御部2は、ステップSa4において、払拭機構16-1-1乃至16-4-8の全てにより、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」における1つのノズル列12に対する回復処理が完了したか否かを、各払拭移動情報生成部16bから取得した情報に基づいて判定する処理を行う。
ここで、制御部2は、当該回復処理が完了したと判定した場合(判定結果がYes)、ステップSa5へ処理を移す。一方、制御部2は、当該回復処理をいまだ完了していないと判定した場合(判定結果がNo)、当該回復処理を完了したと判定するまで、このステップSa4の判定処理を繰り返す。
次に、制御部2は、ステップSa5において、払拭部3の払拭機構16-1-1乃至16-4-8を制御して、その移動を停止させる処理を行う。
次に、制御部2は、ステップSa6において、払拭部材14の切替え処理として、払拭部3の払拭機構16-1-1乃至16-4-8の制御により、各移動部材16mにおける無端ベルトの回動を開始させる処理を行う。
次に、制御部2は、ステップSa6において、払拭部材14の切替え処理として、払拭部3の払拭機構16-1-1乃至16-4-8の制御により、各移動部材16mにおける無端ベルトの回動を開始させる処理を行う。
次に、制御部2は、ステップSa7において、払拭部3の払拭機構16-1-1乃至16-4-8の制御により、各移動部材16mにおける無端ベルトに立設された各払拭部材14の切替えが行われたか否かを、各払拭位置検出部16nから取得した情報に基づいて判定する処理を行う。ここで、制御部2は、各払拭部材14の切替えが行われたと判定した場合(判定結果がYes)、ステップSa8へ処理を移す。一方、制御部2は、各払拭部材14の切替えが済んでいないとした場合(判定結果がNo)、各払拭部材14の切替えが行われたと判定されるまで、このステップSa7の判定処理を繰り返す。
次に、制御部2は、ステップSa8において、払拭部材14の切替えが行われたと判定された払拭機構16-1-1乃至16-4-8に対し、判定された当該払拭機構16-1-1乃至16-4-8の移動部材16mにおける無端ベルトの回動を停止させる処理を行う。
次に、制御部2は、ステップSa9において、記録ユニット10-1乃至10-4におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」に対する全ての回復処理が終了したか否かを判定する処理を行う。ここで、制御部2は、回復処理が全て終了したと判定した場合(判定結果がYes)、ステップSa10へ処理を移す。一方、制御部2は、回復処理が終了していないと判定した場合(判定結果がNo)、ステップSa3へ処理を移して前述した処理を再び実行する。
そして最後に、制御部2は、ステップSa10において、回復位置に配置されている払拭部3の払拭機構16-1-1乃至16-4-8を、記録処理の実行のため退避位置へ移動して退避させる処理を行った後、図8に示される回復処理動作を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像記録装置1によれば、記録ユニット10におけるノズル列12によるインク色毎のノズル列群「α」及びノズル列群「β」において、各ノズル列12に対し常にインク等の汚れが付着していない状態の払拭部材14-1-1乃至14-n-kで回復処理を行うことができるので、払拭することによる回復処理の効果を高めることができる。
以上、本発明の実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、画像記録装置1において示される全体構成からいくつかの構成要素を削除してもよいし、更に異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明の実施形態は、例えば図5及び図6の構成において、第1の連結部材16d及び第2の連結部材16eを共に連結状態として移動部材16mが回動しながら払拭機構16が移動するよう変形にした上で、移動部材16mにおける無端ベルトの長さと、案内部材17におけるラック及び被案内部材16fにおけるピニオンの歯数とを適切に選択する等して、例えばノズル列12-1-1とノズル列12-1-3との間で払拭部材14-1-1及び14-1-2の切替えが行われるように構成することも可能である。
また、本発明の実施形態は、例えば図5及び図6の構成において、第1の連結部材16d及び第2の連結部材16eを共に連結状態として移動部材16mが回動しながら払拭機構16が移動するよう変形にした上で、移動部材16mにおける無端ベルトの長さと、案内部材17におけるラック及び被案内部材16fにおけるピニオンの歯数とを適切に選択する等して、例えばノズル列12-1-1とノズル列12-1-3との間で払拭部材14-1-1及び14-1-2の切替えが行われるように構成することも可能である。
本発明の実施形態は、このような構成にすることで、払拭部材14-1-1から払拭部材14-1-2への切替えの際に、払拭機構16の主走査方向への移動を一時停止をさせることなく回復処理を適切に行うことができるようになる。
1 画像記録装置
2 制御部
3 記憶部
4 払拭処理制御部
5 記録媒体検出部
6 搬送機構
7 搬送駆動部
8 媒体搬送情報生成部
9 画像記録部
10,10-1乃至10-n 記録ユニット
11,11-1乃至11-n ノズル列駆動部
12,12-1-1乃至12-n-m ノズル列
13 払拭部
14,14-1-1乃至14-n-k 払拭部材
15,15-1-1乃至15-n-r 廃液回収部
15a 清掃部
16,16-1-1乃至16-n-r 払拭機構
16a 駆動ローラ
16b 払拭移動情報生成部
16c 払拭駆動部
16d 第1の連結部材
16e 第2の連結部材
16f 被案内部材
16g ベアリング
16h ローラ支持部材
16k 従動ローラ
16m 移動部材
16n 払拭位置検出部
17,17-1乃至17-n 案内部材
21 インク供給経路
22 支持部材
23 廃液回収経路
24 搬送部材
25 プラテン
26a,26b 従動ローラ
27 駆動ローラ
28 記録媒体
31 上位装置
2 制御部
3 記憶部
4 払拭処理制御部
5 記録媒体検出部
6 搬送機構
7 搬送駆動部
8 媒体搬送情報生成部
9 画像記録部
10,10-1乃至10-n 記録ユニット
11,11-1乃至11-n ノズル列駆動部
12,12-1-1乃至12-n-m ノズル列
13 払拭部
14,14-1-1乃至14-n-k 払拭部材
15,15-1-1乃至15-n-r 廃液回収部
15a 清掃部
16,16-1-1乃至16-n-r 払拭機構
16a 駆動ローラ
16b 払拭移動情報生成部
16c 払拭駆動部
16d 第1の連結部材
16e 第2の連結部材
16f 被案内部材
16g ベアリング
16h ローラ支持部材
16k 従動ローラ
16m 移動部材
16n 払拭位置検出部
17,17-1乃至17-n 案内部材
21 インク供給経路
22 支持部材
23 廃液回収経路
24 搬送部材
25 プラテン
26a,26b 従動ローラ
27 駆動ローラ
28 記録媒体
31 上位装置
Claims (12)
- 記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置されている複数のノズルより形成されるノズル列を直線状に複数配設する少なくとも1つの記録ユニットを有しており、搬送される前記記録媒体上に前記複数のノズルからインクを吐出する記録処理と、前記複数のノズルに対する回復処理とを行う画像記録装置において、
移動可能な少なくとも1つの払拭部材を、前記直線状に複数配設された前記ノズル列に対向する位置へ移動させると共に、当該位置へ移動させた前記払拭部材を摺接させて前記ノズル列を払拭する回復処理を順次行う払拭部と、
前記記録処理を行うときには前記払拭部を退避させる一方で、前記回復処理を行うときには前記払拭部材を前記ノズル列に摺接可能な位置へ前記払拭部を移動させる制御、及び前記払拭部に前記回復処理を行わせる制御を行う払拭処理制御部と、
を少なくとも備える、ことを特徴とする画像記録装置。 - 前記払拭処理制御部を少なくとも備える制御部を更に備えており、
前記制御部は、演算処理装置と当該演算処理装置に実行させる制御プログラムが予め記憶されている記憶部とを少なくとも備えて構成されており、当該演算処理装置で当該制御プログラムを実行させることにより前記払拭処理制御部として機能する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記記憶部は、前記払拭部の前記払拭部材を、前記直線状に複数配設された前記ノズル列に対向する位置へそれぞれ移動させるときの位置情報を少なくとも記憶している、ことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
- 前記払拭部は、少なくとも1つの前記払拭部材を移動可能に立設する移動部材を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記払拭部は、前記払拭部材に付着した汚れを除去するための清掃部を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記清掃部は、前記払拭部材から前記汚れを除去するための液体、又は前記払拭部材から前記汚れを引掻いて除去するための引掻き部材を有する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
- 前記払拭部は、前記直線状に複数配設された前記ノズル列に対する前記回復処理において、前記摺接により前記汚れが付着したままの当該払拭部材が、後続して配設される前記ノズル列に対する前記摺接を行わないように制御される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記払拭部は、前記移動部材上に前記払拭部材を2つ立設しており、
前記払拭部による前記回復処理では、前記直線状に複数配設された前記ノズル列に対し、2つの前記払拭部材が交互に前記払拭を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。 - 前記移動部材は、回動可能な無端ベルトを有し、
前記払拭部は、前記払拭部材に付着した汚れを除去するための清掃部を更に備えており、
前記無端ベルトは、2つの前記払拭部材を立設しており、当該無端ベルトを回動させて前記払拭部材の一方を前記ノズル列に摺接可能な位置に配置すると、前記払拭部材の他方が前記清掃部に接触可能な位置に配置される、ことを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。 - 前記払拭部は、前記直線状に複数配設された前記ノズル列に対し、2つの前記払拭部材で交互に前記払拭を行う過程において、一方の前記払拭部材による前記ノズル列に対する前記払拭を行っている間に、他方の前記払拭部材に付着した汚れの除去を並行して行う、ことを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
- 記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置されている複数のノズルより形成されるノズル列を直線状に複数配設する少なくとも1つの記録ユニットを有しており、搬送される前記記録媒体上に前記複数のノズルからインクを吐出する記録処理と、前記複数のノズルに対する回復処理とを行う画像記録装置による回復処理方法であって、
前記回復処理の開始指示に基づいて、払拭部を退避位置から前記複数のノズルに対して前記回復処理を行うための回復処理位置へ移動させ、
前記払拭部による回復処理の実行として、移動可能な払拭部材を前記直線状に複数配設された前記ノズル列に対向する位置へ移動させると共に、当該位置へ移動させた前記払拭部材を前記ノズル列に摺接させて当該ノズル列を払拭させ、
前記払拭部による回復処理の終了として、前記払拭部を前記回復処理位置から前記退避位置へ移動させる、ことを特徴とする回復処理方法。 - 記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配置されている複数のノズルより形成されるノズル列を直線状に複数配設する少なくとも1つの記録ユニットを有しており、搬送される前記記録媒体上に前記複数のノズルからインクを吐出する記録処理と、前記複数のノズルに対する回復処理とを行う画像記録装置による回復処理の制御を演算処理装置に行わせるためのプログラムであって、
前記回復処理の開始指示に基づいて、払拭部を退避位置から前記複数のノズルに対して前記回復処理を行うための回復処理位置へ移動させる処理と、
前記払拭部による回復処理の実行として、移動可能な払拭部材を前記直線状に複数配設された前記ノズル列に対向する位置へ移動させると共に、当該位置へ移動させた前記払拭部材を前記ノズル列に摺接させて当該ノズル列を払拭させる処理と、
前記払拭部による回復処理の終了として、前記払拭部を前記回復処理位置から前記退避位置へ移動させる処理と、
を前記演算処理装置に行わせる、ことを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008041820A JP2009196261A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 画像記録装置、その装置による回復処理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008041820A JP2009196261A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 画像記録装置、その装置による回復処理方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009196261A true JP2009196261A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41140326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008041820A Withdrawn JP2009196261A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 画像記録装置、その装置による回復処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009196261A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240532A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-01 | Ricoh Co Ltd | メンテナンス装置及び画像形成装置 |
WO2014129009A1 (ja) * | 2013-02-22 | 2014-08-28 | 住友重機械工業株式会社 | 基板製造装置及び基板製造装置のメンテナンス方法 |
-
2008
- 2008-02-22 JP JP2008041820A patent/JP2009196261A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240532A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-01 | Ricoh Co Ltd | メンテナンス装置及び画像形成装置 |
WO2014129009A1 (ja) * | 2013-02-22 | 2014-08-28 | 住友重機械工業株式会社 | 基板製造装置及び基板製造装置のメンテナンス方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4241795B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
US7828410B2 (en) | Ink-jet recording apparatus | |
JP5259458B2 (ja) | インクジェット記録装置及び記録ヘッドのメンテナンス方法 | |
JP3966242B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
CN103370202A (zh) | 喷墨记录装置 | |
JP4910926B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP2009196261A (ja) | 画像記録装置、その装置による回復処理方法及びプログラム | |
JP5236333B2 (ja) | インクジェット記録装置及びその吐出状態検査方法 | |
JP4844110B2 (ja) | 印刷記録液吐出装置、印刷装置、印刷記録液吐出装置の制御方法及びそのプログラム | |
KR100449085B1 (ko) | 잉크젯 프린터의 센서클리닝장치 | |
JP6575247B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP4543682B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4543681B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2007245421A (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
JP6443338B2 (ja) | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 | |
JP6575501B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6790470B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2007216496A (ja) | インクジェット方式画像形成装置 | |
JP2009166246A (ja) | 画像記録装置、画像記録装置の制御方法、及びそのプログラム | |
WO2016056284A1 (ja) | インクジェットプリンター | |
JP4969288B2 (ja) | 画像記録装置、及び、その装置による電力遮断処理方法 | |
JP2018167527A (ja) | インクジェット印刷装置 | |
US8506043B2 (en) | Inkjet recording apparatus | |
JP5049755B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2006123301A (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110225 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110510 |
|
A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20110802 |