JP2009195594A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部圧力を調節する弁装置が動作しなくなったとしても周囲に存在するユーザに高圧蒸気を衝突させないようにすることで、安全性に十分配慮した炊飯器を提供する。
【解決手段】炊飯器100は、被加熱物が入れられる内鍋21を収容する下部筐体11と、内鍋21を開閉自在に覆い、蒸気を排出するための調圧弁30及び安全弁40が設けられている内蓋13と、下部筐体11の上部を開閉自在に覆い、調圧弁30及び安全弁40と連通し、蒸気を外部に排出するための蒸気口15が設けられている上部蓋12と、内蓋13の下側周縁に着脱自在に取り付けられ、上部蓋12が閉じられた状態において内鍋21に圧接されて内鍋21内を気密状態にするシール材22と、上部蓋12が閉じられた状態における下部筐体11と上部蓋12との接触部の外周面に隙間を介して対向配置された蒸気ガイド部50と、を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】炊飯器100は、被加熱物が入れられる内鍋21を収容する下部筐体11と、内鍋21を開閉自在に覆い、蒸気を排出するための調圧弁30及び安全弁40が設けられている内蓋13と、下部筐体11の上部を開閉自在に覆い、調圧弁30及び安全弁40と連通し、蒸気を外部に排出するための蒸気口15が設けられている上部蓋12と、内蓋13の下側周縁に着脱自在に取り付けられ、上部蓋12が閉じられた状態において内鍋21に圧接されて内鍋21内を気密状態にするシール材22と、上部蓋12が閉じられた状態における下部筐体11と上部蓋12との接触部の外周面に隙間を介して対向配置された蒸気ガイド部50と、を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、被加熱物(米や水等)を収容した内鍋を加熱することで調理を行ない、被加熱物から発生する蒸気を外部に排出する炊飯器に関するものであり、特に蒸気による危険性を低減させ炊飯器に関するものである。
一般的に、炊飯器は、内蓋で内鍋を開閉自在に覆い、ヒータや誘導加熱コイル等の加熱手段で内鍋を加熱し、内鍋内に収容されている被加熱物の調理を行なうようになっている。また、炊飯器を使用するユーザの安全性を確保するために、内鍋内に収容された被加熱物から発生する蒸気が所定の部位(たとえば、調圧弁や安全弁等の内部圧力を調節する弁装置)以外の部位から漏れないように、内鍋の上部周縁と内蓋とをシールするためのゴムパッキン等のシール材が設けられており、炊飯器本体の上部を構成する上部蓋に設けた蒸気口から炊飯器本体の上方外部へ蒸気を排出するようにしている。
このような炊飯器では、調圧弁や安全弁等が、米のデンプン等の成分を含む粘性のある流体(以下、おねばと称する)や被加熱物によって閉塞されてしまうと、蒸気が排出されなくなってしまい、内鍋内部の圧力が異常に上昇することになる。そうなると、内蓋(特に、本体側面側に対応する部分)が内圧により押し上げられることになり、内鍋と内蓋との気密性を維持していたシール材が外れてしまい、炊飯器本体と上部蓋との間から水平方向に高圧蒸気が勢い良く炊飯器本体の外部に噴出してしまうことになる。このような場合、炊飯器の設置位置によっては、ユーザに蒸気が衝突する可能性が高くなり、安全性への配慮に欠けることになっていた。特に、調理台の上に設置する場合には、蒸気の噴出し高さが子供の顔の高さとほぼ同一となり、安全性の向上が更に望まれる。
そこで、調圧弁や安全弁等の内部圧力を調節する弁装置が動作しないような異常時においても、蒸気の排出方向を規定することで安全性を向上させた炊飯器が提案されている。そのようなものとして、「本体と、前記本体に収容される鍋と、内蓋を具備する蓋体とを備えた炊飯器において、前記内蓋に設けられた連通孔とは別に、蒸気を逃がす逃がし部が設けられた炊飯器」が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。この炊飯器は、内部圧力を調節する弁装置が動作しなくなってしまったような異常発生時でも、所定の位置で内鍋とシール材との密着を崩壊させて高圧蒸気を逃すようにし、安全性を向上させるようにしたものである。
特許文献1に記載の炊飯器は、内部圧力を調節する弁装置が動作しなくなったとしても所定の位置から高圧蒸気を逃すようにしたものであるが、高圧蒸気の噴出方向が水平方向であることに変わりなく、安全性への配慮が十分ではないという問題がある。つまり、炊飯器が使用される場所は、その炊飯器を使用するユーザに応じて異なるというだけでなく、炊飯器が使用される周囲の状況、たとえば高齢者や子供等が使用する可能性も十分に想定されることであり、特許文献1に記載の炊飯器は、このような状況の変化に対応したものではなく、安全性への配慮に欠けているという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、内部圧力を調節する弁装置が動作しなくなったとしても周囲に存在するユーザに高圧蒸気を衝突させないようにすることで、安全性に十分配慮した炊飯器を提供することを目的としている。
本発明に係る炊飯器は、被加熱物が入れられる内鍋を収容する下部筐体と、前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための弁装置が設けられている内蓋と、前記下部筐体の上部を開閉自在に覆い、前記弁装置と連通し、前記蒸気を外部に排出するための蒸気口が設けられている上部蓋と、前記内蓋の下側周縁に着脱自在に取り付けられ、前記上部蓋が閉じられた状態において前記内鍋に圧接されて前記内鍋内を気密状態にするシール材と、前記上部蓋が閉じられた状態における前記下部筐体と前記上部蓋との接触部の外周面に隙間を介して対向配置された蒸気ガイド部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る炊飯器は、被加熱物が入れられる内鍋を収容する下部筐体と、前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための弁装置が設けられている内蓋と、前記下部筐体の上部を開閉自在に覆い、前記弁装置と連通し、前記蒸気を外部に排出するための蒸気口が設けられている上部蓋と、前記内鍋の下側周縁に着脱自在に取り付けられ、前記上部蓋が閉じられた状態において前記内鍋に圧接されて前記内鍋内を気密状態にするシール材と、を備え、前記シール材は、前記上部蓋の開閉支点に対して正面側及び背面側となる部位の上下方向の長さよりも、側面側となる部位の上下方向の長さを短くしていることを特徴とする。
本発明に係る炊飯器は、被加熱物が入れられる内鍋を収容する下部筐体と、前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための弁装置が設けられている内蓋と、前記下部筐体の上部を開閉自在に覆い、前記弁装置と連通し、前記蒸気を外部に排出するための蒸気口が設けられている上部蓋と、前記内鍋の下側周縁に着脱自在に取り付けられ、前記上部蓋が閉じられた状態において前記内鍋に圧接されて前記内鍋内を気密状態にシールするシール材と、を備え、前記シール材の前記上部蓋の開閉支点に対して側面側には、スリット又は小穴が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る炊飯器によれば、下部筐体と上部蓋との接触部に形成された隙間から水平方向に噴出した蒸気が蒸気ガイド部によって向きを変えることが可能になり、炊飯器の近傍にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気がかかることがなく、事故を未然に防ぐことができ、安全性に十分配慮したものとなる。
本発明に係る炊飯器によれば、シール材の上下方向の短い部分から徐々に内鍋から離れることになり、その部分から高圧蒸気を徐々に炊飯器本体外部に噴出されることができ、高圧蒸気を一気に噴出させてしまうことがなく、炊飯器の近傍にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気がかかることがなく、事故を未然に防ぐことができ、安全性に十分配慮したものとなる。
本発明に係る炊飯器によれば、スリット又は小穴から高圧蒸気を徐々に炊飯器本体外部に噴出されることができ、高圧蒸気を一気に噴出させてしまうことがなく、炊飯器の近傍にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気がかかることがなく、事故を未然に防ぐことができ、安全性に十分配慮したものとなる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の断面構成の一例を示す概略縦断面図である。図2は、圧力上昇に伴う上部蓋12の変形例を説明するための説明図である。図1及び図2に基づいて、炊飯器100の構成について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。この炊飯器100は、被加熱物(米や水等)を入れた内鍋をヒータや誘導加熱コイル等の加熱手段で加熱することで被加熱物を調理し、このとき発生する蒸気を炊飯器本体の上方外部に排出するものである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の断面構成の一例を示す概略縦断面図である。図2は、圧力上昇に伴う上部蓋12の変形例を説明するための説明図である。図1及び図2に基づいて、炊飯器100の構成について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。この炊飯器100は、被加熱物(米や水等)を入れた内鍋をヒータや誘導加熱コイル等の加熱手段で加熱することで被加熱物を調理し、このとき発生する蒸気を炊飯器本体の上方外部に排出するものである。
炊飯器100は、被加熱物が入れられる内鍋21と、この内鍋21を加熱する誘導加熱コイル等の加熱手段(図示省略)と、内鍋21及び加熱手段を収容し、支持する下部筐体11と、下部筐体11の後方上部に設けられたヒンジ部(図示省略)を介して下部筐体11を開閉自在に覆うように取り付けられる上部蓋(上部筐体)12と、上部蓋12の内側に支持され、調理時に内鍋21の上部開口部を閉塞する内蓋13と、で構成されている。なお、下部筐体11と上部蓋12とで炊飯器本体10を構成するようになっている。
また、下部筐体11における上部蓋12の開閉支点に対しての外側側面には、蒸気ガイド部50が設けられている。蒸気ガイド部50は、下部筐体11に取り付けられる支持部51と、この支持部51に取り付けられるガイド板52と、で構成されている。支持部51は、下部筐体11の所定箇所(下部筐体11の上端部よりも下側となる箇所)に取り付けられ、下部筐体11に支持されるとともに、ガイド板52を支持するようになっている。この支持部51は、下部筐体11に予め取り付けられていてもよく、着脱自在に取り付けられてもよい。また、支持部51には、ガイド板52に衝突し凝縮した水を排水する開口部53を上下方向に貫通するように形成しておくとよい。
ガイド板52は、支持部51の取り付け位置よりも上側で、かつ下部筐体11と上部蓋12との接触部よりも上側に延設され、その接触部の外周面に隙間を介して対向配置されており、蒸気を上側に導く機能を有している。すなわち、後に詳述するが、蒸気ガイド部50は、内鍋21で異常上昇した高圧蒸気が漏れ易い位置に設けられ、蒸気口15以外の場所から炊飯器本体10の外部に漏れてしまった高圧蒸気を、炊飯器本体10の水平方向ではなく、炊飯器本体10の上側に向けて噴出させるとともに、凝縮した水分を下側に向けて排水する機能を有しているのである。なお、蒸気ガイド部50が下部筐体11の外側側面の2箇所に設けられている場合を例に示しているが、個数を特に限定するものではない。また、蒸気ガイド部50の構成材料を特に限定するものではない。
内鍋21は、下部筐体11に着脱自在に収容されるようになっている。この内鍋21の上部外周縁部には、下部筐体11の開口部に係止するフランジが内鍋21の外周側に延設されている。そして、内鍋21と内蓋13との接触部には、パッキン等のシール材22が設けられている。このシール材22は、上部蓋12が閉じられた状態において、内鍋21のフランジに圧接されて内鍋21内を気密状態にシールするようになっている。なお、シール材22は、内蓋13の下側周縁に着脱自在に取り付けられるようにしておくとよい。また、上部蓋12が閉じられた状態においては、上部蓋12は、ラッチ部等のロック機構(図示省略)等によって下部筐体11にロックされ上方向の移動が規制されている。
内蓋13には、調圧弁30及び安全弁40が設けられている。調圧弁30は、内蓋13に貫通形成されている貫通穴部31と、自重により貫通穴部31を開閉するように載置されるボール32と、で構成されている。この調圧弁30は、内鍋21内の圧力とボール32とのバランスによって、ボール32が貫通穴部31を開放したり閉塞したりすることで、内鍋21内の圧力を調整する機能を有している。つまり、調圧弁30は、通常時にはボール32が自重により貫通穴部31を閉塞しており、内鍋21内の圧力が上昇した時にはボール32を押し上げて貫通穴部31を開放するようになっている。
安全弁40は、貫通穴部41と、弁体42と、で構成されている。この安全弁40は、内鍋21内の圧力が異常上昇した時(たとえば、調圧弁30が動作しないとき)に開放して内鍋21内の圧力を逃がす機能を有している。つまり、調圧弁30が動作している状態においては、弁体42が内鍋21の圧力で押し上げられることなく貫通穴部41を閉塞しており、調圧弁30が動作していない状態においては、弁体42が内鍋21内の異常上昇した圧力で押し上げられ、貫通穴部31を開放するようになっている。なお、調圧弁30の貫通穴部31及び安全弁40の貫通穴部41は、上部蓋12の上部に形成されている蒸気口15と連通しており、蒸気が外部に排出されるようになっている。
ここで、調圧弁30及び安全弁40が動作しなくなってしまった場合の高圧蒸気の逃し方について説明する。調圧弁30の貫通穴部31及び安全弁40の貫通穴部41がおねばや被加熱物によって閉塞されてしまうと、蒸気が通過しなくなり、蒸気口15から蒸気が排出されなくなってしまうことになる。この状態が継続し、安全弁40の動作圧以上に内鍋21内部の圧力が異常上昇すると、内蓋13や上部蓋12が内圧により押し上げられて変形することになる(図2で示す破線の状態)。上部蓋12は、上部蓋12の回転支点に対して正面側をロック機構で、背面側をヒンジ部でそれぞれ動きが規制されているために、両側面が上側に押し上げられるように変形する。また、内蓋13も上部蓋12の変形に伴って変形する。
内蓋13や上部蓋12が変形すると、下部筐体11と上部蓋12との接触部における炊飯器本体10の側面に隙間(図2で示すA部分)が形成されてしまう。また、内蓋13や上部蓋12が変形すると、その部分に対応して内鍋21と内蓋13との気密性を維持していたシール材22が部分的に外れてしまうことがある(部分的に外れ易くしておいてもよい(実施の形態3参照))。そうすると、シール材22が外れた部分を介して下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成される隙間から水平方向(横方向)に高圧蒸気が外部に噴出することになる。そこで、実施の形態1に係る炊飯器100では、蒸気ガイド部50をシール材22の外れ易い部分に取り付けて、高圧蒸気が炊飯器本体10の上側に噴出されるようにしているのである。
蒸気ガイド部50を下部筐体11に取り付けることで、下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成された隙間から水平方向に噴出した蒸気が蒸気ガイド部50のガイド板52に衝突し、上方向に向きを変えることが可能になる。したがって、炊飯器100の側面側(近傍)にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気がかかることがなく、事故を未然に防ぐことができる。また、下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成された隙間から水平方向に噴出した蒸気がガイド板52に衝突し、凝縮した水を支持部51に形成した開口部53を介して排水することが可能となる。
なお、蒸気ガイド部50は、下部筐体11の全周に設けることも可能であるが、シール材22の一部を内鍋21のフランジから外れ易くしたような場合や、内鍋21のフランジからシール材22が外れ易い部分が予め特定できているような場合には、その外周部に設けるようにすればよい。特に、上部蓋12の正面側をロック機構で、背面側をヒンジ部で上部蓋12の動きを規制するものにおいては、上部蓋12や内蓋13の両側面に隙間が形成されるように変形することが多いので、この部分の外周部に、蒸気ガイド部50を設けるようにするとよい。
図3は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100aの断面構成の他の一例を示す概略縦断面図である。図4は、圧力上昇に伴う上部蓋12の変形例を説明するための説明図である。図3及び図4に基づいて、炊飯器100aの構成について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。図2及び図3では、炊飯器100aにおける蒸気ガイド部50aの取り付け位置が、炊飯器100における蒸気ガイド部50の取り付け位置と異なっている場合を例に示している。つまり、蒸気ガイド部50では高圧蒸気を炊飯器本体10の上側に向けて噴出させるようにしたが、蒸気ガイド部50aでは高圧蒸気を炊飯器本体10の下側に向けて噴出させるようにしているのである。
この蒸気ガイド部50aは、上部蓋12の外側側面に設けられている。蒸気ガイド部50aは、上部蓋12に取り付けられる支持部51aと、この支持部51aに取り付けられるガイド板52aと、で構成されている。支持部51aは、上部蓋12の所定箇所(上部蓋12の下端部よりも上側となる箇所)に取り付けられ、上部蓋12に支持されるとともに、ガイド板52aを支持するようになっている。この支持部51aは、上部蓋12に予め取り付けられていてもよく、着脱自在に取り付けられてもよい。
ガイド板52aは、支持部51aの取り付け位置よりも下側で、かつ下部筐体11と上部蓋12との接触部よりも下側に延設され、その接触部の外周面に隙間を介して対向配置されており、蒸気を下側に導く機能を有している。すなわち、後に詳述するが、蒸気ガイド部50aは、内鍋21で異常上昇した高圧蒸気が漏れ易い位置に設けられ、蒸気口15以外の場所から炊飯器本体10の外部に漏れてしまった高圧蒸気を凝縮した水分とともに、炊飯器本体10の水平方向ではなく、炊飯器本体10の下側に向けて噴出させる機能を有しているのである。なお、蒸気ガイド部50aが下部筐体11の外側側面の2箇所に設けられている場合を例に示しているが、個数を特に限定するものではない。また、蒸気ガイド部50aの構成材料を特に限定するものではない。
ここで、調圧弁30及び安全弁40が動作しなくなってしまった場合の高圧蒸気の逃し方について説明する。調圧弁30及び安全弁40が動作しなくなってしまった場合に安全弁40の動作圧以上に内鍋21内部の圧力が異常上昇すると、内蓋13や上部蓋12が内圧により押し上げられて変形することになる(図4で示す破線の状態)。内蓋13や上部蓋12が変形すると、下部筐体11と上部蓋12との接触部における炊飯器本体10の側面に隙間(図4で示すB部分)が形成されてしまう。また、内蓋13や上部蓋12が変形すると、その部分に対応して内鍋21と内蓋13との気密性を維持していたシール材22が部分的に外れてしまうことがある(部分的に外れ易くしておいてもよい(実施の形態3参照))。
そうすると、シール材22が外れた部分を介して下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成される隙間から水平方向に高圧蒸気が外部に噴出することになる。そこで、実施の形態1に係る炊飯器100aでは、蒸気ガイド部50aをシール材22の外れ易い部分に取り付けて、高圧蒸気が炊飯器本体10の上側に噴出されるようにしているのである。蒸気ガイド部50aを下部筐体11に取り付けることで、下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成された隙間から水平方向に噴出した蒸気が蒸気ガイド部50aのガイド板52aに衝突し、下方向に向きを変えることが可能になる。したがって、炊飯器100aの側面側にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気がかかることがなく、事故を未然に防ぐことができる。
なお、蒸気ガイド部50aは、下部筐体11の全周に設けることも可能であるが、シール材22の一部を内鍋21のフランジから外れ易くしたような場合や、内鍋21のフランジからシール材22が外れ易い部分が予め特定できているような場合には、その外周部に設けるようにすればよい。特に、上部蓋12の正面側をロック機構で、背面側をヒンジ部で上部蓋12の動きを規制するものにおいては、上部蓋12や内蓋13の両側面に隙間が形成されるように変形することが多いので、この部分の外周部に、蒸気ガイド部50aを設けるようにするとよい。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器200の外観構成の一例を示す概略構成図である。図6は、炊飯器200に取り付ける取っ手60を説明するための説明図である。図7は、圧力上昇に伴う上部蓋12の変形例を説明するための説明図である。図5〜図7に基づいて、炊飯器200の構成について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態2に係る炊飯器200は、取っ手60に蒸気ガイド部としての機能を兼用させるようにしたものである。
図5は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器200の外観構成の一例を示す概略構成図である。図6は、炊飯器200に取り付ける取っ手60を説明するための説明図である。図7は、圧力上昇に伴う上部蓋12の変形例を説明するための説明図である。図5〜図7に基づいて、炊飯器200の構成について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態2に係る炊飯器200は、取っ手60に蒸気ガイド部としての機能を兼用させるようにしたものである。
この炊飯器200の基本的な構成(内部構成及び外観構成)は、実施の形態1に係る炊飯器100と同様である。つまり、炊飯器200は、被加熱物を入れた内鍋21をヒータや誘導加熱コイル等の加熱手段で加熱することで被加熱物を調理し、このとき発生する蒸気を炊飯器本体10の上方外部に排出するものである。実施の形態1では、蒸気ガイド部50又は蒸気ガイド部50aを炊飯器本体10(下部筐体11又は上部蓋12)に取り付けた場合を例に説明したが、実施の形態2では、下部筐体11に取り付ける取っ手60に蒸気ガイド部としての機能を兼用させる場合を例に説明する。
図5に示すように、取っ手60は、取っ手部61と、回転体62と、で構成されている。取っ手部61は、炊飯器200を運搬する際に、ユーザに握られるものである。回転体62は、下部筐体11の両側面に回転自在に取り付けられて蒸気ガイド部としての機能を有している(図7参照)。図6に示すように、この回転体62には突起部63及び凹部64が形成されている。突起部63は、回転体62の下部筐体11に取り付けられ、回転体62の回転中心となるものである。つまり、下部筐体11は、突起部63が嵌め込まれることで、突起部63を介して取っ手60を回転自在に支持しているのである。
凹部64は、突起部63を中心として対向する位置に2箇所形成されている場合を例に示している。この凹部64は、所定の深さ(回転体62の厚さよりも薄ければよく、特に数値を限定するものではない)で、回転体62の外周面に開口するように形成されている。つまり、凹部64は、上部蓋12が閉じられた状態における下部筐体11と上部蓋12との接触部の外周面に対して隙間を形成するために、回転体62の下部筐体11と上部蓋12との接触部側に形成されている。なお、凹部64の長さ(回転体62の外周面から突起部63に向けての長さ)は、回転体62の外周面から突起部63までの長さの間で決定すればよく、特に数値を限定するものではない。また、凹部64の開口幅は、回転体62の大きさに応じて決定すればよく、特に数値を限定するものではない。
ここで、取っ手60の蒸気ガイド部としての機能について説明する。通常、図7に示すように炊飯器200を運搬する以外の時(たとえば、炊飯している時(図7(b))や上部蓋12が開状態のとき(図7(a))には、取っ手60が背面側(あるいは正面側)に傾倒されていることが多い。特に、炊飯中においては、高圧蒸気が上部蓋12に形成されている蒸気口15から噴出するために、ユーザは、取っ手60を正面側あるいは背面側に傾倒した状態で調理を実行する。また、上部蓋12を開ける時においては、取っ手60が上部蓋12の動作を規制することになるために、ユーザは、取っ手60を正面側あるいは背面側に傾倒してから、上部蓋12を開ける。
このような状態において、凹部64により形成された回転体62の開口面は、上方及び下方に位置するようになっている。つまり、取っ手60が正面側あるいは背面側に傾倒されている状態において、一方の凹部64は、開口面が上方に位置するように形成され、他方の凹部64は、開口面が下方に位置するように形成されているのである。このような位置に凹部64を形成しておけば、取っ手60が実施の形態1の蒸気ガイド部50と同様に機能することになる。すなわち、取っ手60を下部筐体11に取り付けることで、調圧弁30及び安全弁40が動作しなくなってしまった場合においても、下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成された隙間(図7(b)で示すC部分)から水平方向に噴出した蒸気が取っ手60の回転体62に衝突し、上方向に向きを変えることが可能になる。
したがって、炊飯器200の側面側にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気がかかることがなく、事故を未然に防ぐことができる。また、2つの凹部64を連通させる貫通穴を取っ手60が正面側あるいは背面側に傾倒されている状態において略鉛直方向となるように形成しておけば、下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成された隙間から水平方向に噴出した蒸気が回転体62に衝突し、凝縮した水を他方の凹部64から排水することが可能となる。
運搬時の安定性や安全性を考慮して、取っ手60は、図7に示すように下部筐体11に取り付けることが一般的であるが、取っ手60を上部蓋12に取り付けるようにしてもよい。この場合には、突起部63が下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成された隙間よりも上方に位置することになるので、取っ手60が実施の形態1の蒸気ガイド部50aと同様に機能することになる。すなわち、取っ手60を上部蓋12に取り付けることで、下部筐体11と上部蓋12との接触部に形成された隙間から水平方向に噴出した蒸気が取っ手60の回転体62に衝突し、下方向に向きを変えることが可能になる。したがって、炊飯器200の側面側にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気がかかることがなく、事故を未然に防ぐことができる。
なお、回転体62の炊飯器200の側面側から見た形状が円形状である場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、たとえば多角形上や楕円形状等であってもよい。また、凹部64の炊飯器200の側面側から見た形状が円弧形状である場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、たとえば多角形上や楕円形状等であってもよい。さらに、凹部64が突起部63を中心とした対向位置に2つ設けている場合を例に示しているが、取り付け位置や個数を特に限定するものではなく、回転体62の回転可能な範囲に応じて取り付け位置や個数を決定すればよい。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る炊飯器300の縦断面構成の一例を示す概略断面図である。図8に基づいて、シール材22aの特徴について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態3に係る炊飯器200は、シール材(シール材22a、シール材22b及びシール材22c)を工夫することで、高圧蒸気を外部に向けて一気に噴出させないようにしたものである。
図8は、本発明の実施の形態3に係る炊飯器300の縦断面構成の一例を示す概略断面図である。図8に基づいて、シール材22aの特徴について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態3に係る炊飯器200は、シール材(シール材22a、シール材22b及びシール材22c)を工夫することで、高圧蒸気を外部に向けて一気に噴出させないようにしたものである。
この炊飯器300の基本的な構成(内部構成及び外観構成)は、実施の形態1に係る炊飯器100及び実施の形態2に係る炊飯器200と同様である。つまり、炊飯器300は、被加熱物を入れた内鍋21をヒータや誘導加熱コイル等の加熱手段で加熱することで被加熱物を調理し、このとき発生する蒸気を炊飯器本体10の上方外部に排出するものである。実施の形態1及び実施の形態2では、炊飯器本体10外部に噴出された高圧蒸気の向きを上方あるいは下方に変えて、安全性を向上させるようにした場合を例に説明したが、実施の形態3では、炊飯器本体10外部に徐々に高圧蒸気を噴出させることで、安全性を向上させるようにした場合を例に説明する。
図8に示すように、内鍋21と内蓋13との接触部には、パッキン等のシール材22aが設けられている。このシール材22aは、シール材22と同様に、上部蓋12が閉じられた状態において、内鍋21のフランジに圧接されて内鍋21内を気密状態にシールするようになっている。また、シール材22aは、正面側及び背面側における部位の上下方向の長さよりも、側面側における部位の上下方向の長さを短くしている。つまり、シール材22aの底辺を側面側における中心に向かって上向きに傾斜させているのである。なお、シール材22aの内蓋13側(上辺)は、水平のままである。
上述したように、調圧弁30及び安全弁40が動作しなくなってしまった場合に安全弁40の動作圧以上に内鍋21内部の圧力が異常上昇すると、内蓋13や上部蓋12が内圧により押し上げられて徐々に変形することになる。内蓋13や上部蓋12が徐々に変形すると、下部筐体11と上部蓋12との接触部における炊飯器本体10の側面に隙間が徐々に形成される。また、内蓋13や上部蓋12が徐々に変形すると、その部分に対応して内鍋21と内蓋13との気密性を維持していたシール材22aも徐々に上方に移動する。つまり、シール材22aは、上方に移動することで、上下方向の短い部分から徐々に内鍋21のフランジから離れることになるのである。そうすると、その部分から高圧蒸気が徐々に炊飯器本体10外部に噴出されることになり、一気に噴出してしまうことがない。
したがって、炊飯器300の側面側にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気が一気にかかることがなく、大きな事故を未然に防ぐことができる。なお、シール材22aの側面側における上下方向の長さは、正面及び背面における上下方向の長さや、シール材22aの材質、炊飯器300の能力等を総合的に判断して決定すればよい。また、実施の形態1に係る蒸気ガイド部(蒸気ガイド部50又は蒸気ガイド部50a)あるいは実施の形態2に係る取っ手60を、組み合わせるようにしてもよい。そうすれば、更に安全性に配慮した炊飯器を提供することができることになる。
図9は、本発明の実施の形態3に係る炊飯器300の縦断面構成の他の一例を示す概略断面図である。図9に基づいて、シール材22bの特徴について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。図9に示すように、内鍋21と内蓋13との接触部には、パッキン等のシール材22bが設けられている。このシール材22bは、シール材22及びシール材22aと同様に、上部蓋12が閉じられた状態において、内鍋21のフランジに圧接されて内鍋21内を気密状態にシールするようになっている。また、シール材22bは、側面側の所定の位置にスリット70が形成されている。
上述したように、調圧弁30及び安全弁40が動作しなくなってしまった場合に安全弁40の動作圧以上に内鍋21内部の圧力が異常上昇すると、内蓋13や上部蓋12が内圧により押し上げられて徐々に変形することになる。内蓋13や上部蓋12が徐々に変形すると、下部筐体11と上部蓋12との接触部における炊飯器本体10の側面に隙間が徐々に形成される。また、内蓋13や上部蓋12が徐々に変形すると、その部分に対応して内鍋21と内蓋13との気密性を維持していたシール材22bも徐々に上方に移動する。つまり、シール材22bは、上方に移動することで、スリット70部分が最初に内鍋21のフランジから離れることになるのである。そうすると、スリット70から高圧蒸気が徐々に炊飯器本体10外部に噴出されることになり、一気に噴出してしまうことがない。
したがって、炊飯器300の側面側にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気が一気にかかることがなく、大きな事故を未然に防ぐことができる。なお、シール材22bのスリット70の形成位置、個数及び切り込み長さは、シール材22bの材質、炊飯器300の能力等を総合的に判断して決定すればよい。また、実施の形態1に係る蒸気ガイド部(蒸気ガイド部50又は蒸気ガイド部50a)あるいは実施の形態2に係る取っ手60を、組み合わせるようにしてもよい。そうすれば、更に安全性に配慮した炊飯器を提供することができることになる。
図10は、本発明の実施の形態3に係る炊飯器300の縦断面構成の更に他の一例を示す概略断面図である。図10に基づいて、シール材22cの特徴について説明するとともに、高圧蒸気の逃し方について説明する。図10に示すように、内鍋21と内蓋13との接触部には、パッキン等のシール材22cが設けられている。このシール材22cは、シール材22、シール材22a及びシール材22bと同様に、上部蓋12が閉じられた状態において、内鍋21のフランジに圧接されて内鍋21内を気密状態にシールするようになっている。また、シール材22cは、側面側の所定の位置に小穴80が形成されている。
上述したように、調圧弁30及び安全弁40が動作しなくなってしまった場合に安全弁40の動作圧以上に内鍋21内部の圧力が異常上昇すると、内蓋13や上部蓋12が内圧により押し上げられて徐々に変形することになる。内蓋13や上部蓋12が徐々に変形すると、下部筐体11と上部蓋12との接触部における炊飯器本体10の側面に隙間が徐々に形成される。また、内蓋13や上部蓋12が徐々に変形すると、その部分に対応して内鍋21と内蓋13との気密性を維持していたシール材22cも徐々に上方に移動する。つまり、シール材22cは、上方に移動することで、小穴80部分が最初に内鍋21のフランジから離れることになるのである。そうすると、小穴80から高圧蒸気が徐々に炊飯器本体10外部に噴出されることになり、一気に噴出してしまうことがない。
したがって、炊飯器300の側面側にユーザがいたとしても、ユーザに高圧蒸気が一気にかかることがなく、大きな事故を未然に防ぐことができる。なお、シール材22cの小穴80の形成位置、個数及び大きさは、シール材22cの材質、炊飯器300の能力等を総合的に判断して決定すればよい。また、小穴80の形状を特に限定するものではく、円形状であってもよく、多角形状であってもよい。さらに、実施の形態1に係る蒸気ガイド部(蒸気ガイド部50又は蒸気ガイド部50a)あるいは実施の形態2に係る取っ手60を、組み合わせるようにしてもよい。そうすれば、更に安全性に配慮した炊飯器を提供することができることになる。
10 炊飯器本体、11 下部筐体、12 上部蓋、13 内蓋、15 蒸気口、21 内鍋、22 シール材、22a シール材、22b シール材、22c シール材、30 調圧弁、31 貫通穴部、32 ボール、40 安全弁、41 貫通穴部、42 弁体、50 蒸気ガイド部、50a 蒸気ガイド部、51 支持部、51a 支持部、52 ガイド板、52a ガイド板、53 開口部、60 取っ手、61 取っ手部、62 回転体、63 突起部、64 凹部、70 スリット、80 小穴、100 炊飯器、100a 炊飯器、200 炊飯器、300 炊飯器。
Claims (10)
- 被加熱物が入れられる内鍋を収容する下部筐体と、
前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための弁装置が設けられている内蓋と、
前記下部筐体の上部を開閉自在に覆い、前記弁装置と連通し、前記蒸気を外部に排出するための蒸気口が設けられている上部蓋と、
前記内蓋の下側周縁に着脱自在に取り付けられ、前記上部蓋が閉じられた状態において前記内鍋に圧接されて前記内鍋内を気密状態にするシール材と、
前記上部蓋が閉じられた状態における前記下部筐体と前記上部蓋との接触部の外周面に隙間を介して対向配置された蒸気ガイド部と、を備えた
ことを特徴とする炊飯器。 - 前記蒸気ガイド部は、
前記下部筐体に取り付けられ、前記上部蓋が閉じられた状態における前記下部筐体と前記上部蓋との前記接触部よりも上側に延設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。 - 前記蒸気ガイド部は、
前記上部蓋に取り付けられ、前記上部蓋が閉じられた状態における前記下部筐体と前記上部蓋との前記接触部よりも下側に延設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。 - 前記下部筐体又は前記上部蓋の外側側面に取っ手を取り付け、
前記取っ手に前記蒸気ガイド部を兼用させる
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の炊飯器。 - 前記取っ手には、
前記下部筐体又は前記上部蓋の両側面に嵌め込まれる突起部を回転中心として回転自在に取り付けられた回転体が設けられており、
前記回転体には、
前記上部蓋が閉じられた状態における前記下部筐体と前記上部蓋との前記接触部の外周面に対して隙間を形成するための凹部が前記接触部側に、この回転体の外周面を開口するように少なくとも1つ形成されており、
前記凹部は、
前記回転体の回転によって、前記上部蓋が閉じられた状態における前記下部筐体と前記上部蓋との前記接触部の外周面に対向配置される
ことを特徴とする請求項4に記載の炊飯器。 - 前記凹部は、
前記取っ手が前記上部蓋の開閉支点に対して正面側あるいは背面側に傾倒されている状態において、
前記上部蓋が閉じられた状態における前記下部筐体と前記上部蓋との前記接触部の外周面に対向配置される
ことを特徴とする請求項5に記載の炊飯器。 - 被加熱物が入れられる内鍋を収容する下部筐体と、
前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための弁装置が設けられている内蓋と、
前記下部筐体の上部を開閉自在に覆い、前記弁装置と連通し、前記蒸気を外部に排出するための蒸気口が設けられている上部蓋と、
前記内鍋の下側周縁に着脱自在に取り付けられ、前記上部蓋が閉じられた状態において前記内鍋に圧接されて前記内鍋内を気密状態にするシール材と、を備え、
前記シール材は、
前記上部蓋の開閉支点に対して正面側及び背面側となる部位の上下方向の長さよりも、側面側となる部位の上下方向の長さを短くしている
ことを特徴とする炊飯器。 - 前記シール材の底辺を前記上部蓋の開閉支点に対して側面側となる中心に向かって上向きに傾斜させることで、前記上部蓋の開閉支点に対して正面側及び背面側となる部位の上下方向の長さよりも、側面側となる部位の上下方向の長さを短くしている
ことを特徴とする請求項7に記載の炊飯器。 - 被加熱物が入れられる内鍋を収容する下部筐体と、
前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための弁装置が設けられている内蓋と、
前記下部筐体の上部を開閉自在に覆い、前記弁装置と連通し、前記蒸気を外部に排出するための蒸気口が設けられている上部蓋と、
前記内鍋の下側周縁に着脱自在に取り付けられ、前記上部蓋が閉じられた状態において前記内鍋に圧接されて前記内鍋内を気密状態にシールするシール材と、を備え、
前記シール材の前記上部蓋の開閉支点に対して側面側には、スリット又は小穴が形成されている
ことを特徴とする炊飯器。 - 前記請求項1〜6のいずれかに記載の蒸気ガイド部を設けた
ことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008042740A JP2009195594A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008042740A JP2009195594A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 炊飯器 |
Publications (1)
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JP2009195594A true JP2009195594A (ja) | 2009-09-03 |
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ID=41139803
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JP2008042740A Withdrawn JP2009195594A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 炊飯器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009195594A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011143043A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | 蒸気排出機構及びジャー炊飯器の内蓋の製造方法 |
CN106859303A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-06-20 | 九阳股份有限公司 | 一种压力锅的浮子及其制作工艺 |
JP2017205180A (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-24 | 三菱電機株式会社 | 加熱式調理器 |
CN110192761A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-09-03 | 胡国荣 | 一种采用从米层上部进蒸汽的蒸饭方法及其蒸饭容器 |
-
2008
- 2008-02-25 JP JP2008042740A patent/JP2009195594A/ja not_active Withdrawn
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