JP2009194112A - Ledモジュール用基板とその作製方法、および該ledモジュール用基板を用いたledモジュール - Google Patents

Ledモジュール用基板とその作製方法、および該ledモジュール用基板を用いたledモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられるLEDモジュールであって、LED素子を搭載する基材からの反射光の反射効率の低下の防止できる構造のLEDモジュールを提供する。同時にそのようなLEDモジュールを作製することができるLEDモジュール用基板と、その作製方法を提供する。
【解決手段】 基板は、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設したもので、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状である。更に、前記基板の配線層の前記絶縁層側ではない表面部に第2の反射層を配している
【選択図】 図1

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode〜発光ダイオード)素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LED用基板とその作製方法と該基板を用いたLEDモジュールに関し、特に、各種家電やOA機器、車両機器の表示灯、一般照明、車載照明、ディスプレイ等の光源部として適用されるLEDモジュール用の基板に関する。
近年、LED(Light Emitting Diode〜発光ダイオード)素子の高出力化はめざましく、各種表示灯や各種照明や各種表示装置の光源として、その適用範囲は広くなりつつある。
LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールとしては、例えば、特開2006−245032号公報(特許文献1)には、Cu基板の一面側に凹部を形成して、LED素子をこの凹部に搭載し、該凹部側に配設された絶縁層を上に接続用の配線を形成し、LEDの端子部と配線とをワイヤボンディング接続し、樹脂封止した形態のものが記載されている。
ここに記載のものは、LED素子から発する光を高率的に反射させるために、Cuからなる配線層上にAgめっき層を形成し、反射効率を上げている。
また、特開2007−129053号公報(特許文献2)には、LEDを収納する収納部(凹部)の配線の銀めっき部が経年劣化により酸化、硫化して、反射率が低下することに対応して、LED素子を実装する基台に熱伝道率が高く、反射効率の変化の少ない、アルミ板にアルマイト処理した基台を用いたLEDモジュールに相当するLED発光装置が記載されている。
ここに記載のものは、LED素子を基台の一面に搭載し、LEDの端子部と、該一面側に配設されたプリント基板上の接続用の配線とをワイヤボンディング接続し、樹脂封止し、更に、レンズ付きケースをかぶせたものである。
特開2006−245032号公報 特開2007−129053号公報
しかし、特開2006−245032号公報(特許文献1)に記載のものにおいては、Cuからなる配線上にAgめっき層を形成しているが、Cu基板からの反射光が大半凹部側に配設された絶縁層を介して照射されるため、Cu基板からの反射効率が低下するという問題があり、また、該凹部側に配設された絶縁層を上に接続用の配線を形成する場合、配線の凹凸バラツキやキズ発生が避けられず、反射効率もバラツク問題がある。
また、特開2007−129053号公報(特許文献2)に記載のものにおいては、LED素子と接続する配線をプリント基板上に配していることにより、プリント基板にて基台からの反射光の反射効率を低下させてしまうという問題がある。
上記のように、近年、LED素子の高出力化はめざましく、各種表示灯や各種照明や各種表示装置の光源として、その適用範囲は広くなりつつある中、LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールとしては、LED素子を搭載する基材からの反射光の反射効率の低下の問題があり、この対応が求められていた。
本発明はこれに対応するもので、LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられるLEDモジュールで、LED素子を搭載する基材からの反射光の反射効率の低下を防止できる構造のLEDモジュールを提供しようとするものである。
また、LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられるLEDモジュール用基板であって、LED素子を搭載する基材からの反射光の反射効率の低下を防止できる構造のLEDモジュールを可能とするLEDモジュール用基板と、その作製方法を提供しようとするものである。
本発明のLEDモジュール用基板は、LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板であって、前記基板は、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設したもので、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状であることを特徴とするものである。
そして、上記のLEDモジュール用基板であって、前記基板の配線層の前記絶縁層側ではない表面部に第2の反射層を配していることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかのLEDモジュール用基板であって、前記第1の反射層、前記第2の反射層は、Ni、Pd、Rhのいずれか1を最表面に配したものであることを特徴とするものである。
また、上記のいずれかのLEDモジュール用基板であって、前記前記第2の反射層は、Pd、Agのいずれか1を最表面に配したものであることを特徴とするものである。
また、上記のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板であって、前記絶縁層は、ポリイミド樹脂であることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのLEDモジュール用基板であって、前記金属基材が銅基板であることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのLEDモジュール用基板であって、前記金属基材の一面全面を平坦状としていることを特徴とするものである。
尚、ここでの放熱用の金属基材は、全体が剛性を有し、平面形状を維持できるものである。
また、「絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状である」とは、絶縁層が、配線層の配線領域全体と重なり、且つサイズが配線形状と同じ、あるいは若干大きいことを意味する。
本発明のLEDモジュールは、LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールであって、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板を用い、該LEDモジュール用の基板の前記一面側にLED素子を搭載し、該LED素子の端子を、配線層の配線とボンディングワイヤにて電気的に接続し、前記金属基材の一面側の、LED素子、ボンディングワイヤ全体を覆うように、封止用樹脂が配設されたものであることを特徴とするものである。
そして、上記のLEDモジュールであって、前記封止用樹脂は、集光用レンズを兼ねるものであることを特徴とするものである。
本発明のLEDモジュール基板の作製方法は、LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板で、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設し、且つ、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状であるLEDモジュール用の基板を作製する、LEDモジュール用基板の作製方法であって、順に、(a)放熱用の金属板の一面に、第1の反射層用の金属層を配設し、前記反射層用の金属層を形成した面側に、絶縁層、配線層形成用の金属層を、この順に、積層配設して積層基材を形成する工程と、(b)前記積層基材の積層した側の表面に第1の感光性のレジストを配設し、フォトリソ法により、該レジストを配線層の配線形状の第1のレジストパターンに形成する工程と、(c)前記第1のレジストパターンを耐エッチングマスクとして、絶縁層を残して配線層形成用の金属層までエッチングして、配線層の配線形状の金属パターンを形成する工程と、(d)前記第1のレジストパターンを除去した後、前記金属パターンを形成した側の表面に第2の感光性のレジストを配設し、フォトリソ法により、該レジストを、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状の第2のレジストパターンに形成する工程と、(e)前記第2のレジストパターンを耐エッチングマスクとして、第1の反射層用の金属層を残して絶縁層をエッチングして、絶縁層を、配線形状に沿う形状の絶縁層パターンを形成する工程とを、有することを特徴とするものである。
あるいはまた、本発明のLEDモジュール用基板の作製方法は、LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板で、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設し、且つ、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状であるLEDモジュール用の基板を作製する、LEDモジュール用基板の作製方法であって、順に、(a1)放熱用の金属板の一面に、第1の反射層用の金属層を配設し、前記反射層用の金属層を形成した面側に、絶縁層、配線層形成用の金属層を、この順に、積層配設して積層基材を形成する工程と、(b1)前記積層基材の積層した側の表面に感光性のレジストを配設し、フォトリソ法により、該レジストを配線層の配線形状のレジストパターンに形成する工程と、(c1)前記レジストパターンを耐エッチングマスクとして、絶縁層を残して配線層形成用の金属層までエッチングして、配線層の配線形状の金属パターンを形成する工程と、(d1)前記第レジストパターンを除去した後、前記金属パターンを耐エッチングマスクとして、第1の反射層用の金属層を残して絶縁層をエッチングして、配線層の配線形状の絶縁層パターンを形成する工程とを、有することを特徴とするものである。
そして、上記のいずれかのLEDモジュール用基板の作製方法であって、絶縁層パターンを形成する工程の後、前記第1のレジストパターンを除去し、必要に応じて、洗浄した後、前記配線層の配線形状の金属パターン表面に、第2の反射層をめっき形成する工程を行うことを特徴とするものである。
(作用)
本発明のLEDモジュール用基板は、このような構成故に、LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられるLEDモジュール用基板であって、LED素子を搭載する基材からの反射光の反射効率の低下を防止できる構造のLEDモジュールを可能とするLEDモジュール用基板の提供を可能としている。
具体的には、基板は、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設したもので、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状であることにより、これを達成している。
詳しくは、第1の反射層を放熱用の金属基材の一面側に配設し、この反射層が配設された面側に、絶縁層を配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状としていることにより、反射層からの反射効率を絶縁層に影響されない程度としており、これにより、従来の反射効率の低下の問題を解決するものである。
反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
そして、前記基板の配線層の前記絶縁層側ではない表面部に第2の反射層を配している、請求項2の発明の形態とすることにより、配線層表面部での反射効率を良いものとしている。
前記第1の反射層、前記第2反射層としては、Ni、Pd、Rhのいずれか1を最表面に配したものが、反射効率の面から好ましい。
前記第2の反射層としては、反射効率が良く、ワイヤボンディング性が良く、処理の良く、使用に耐えるものが好ましく特に限定されないが、Pd、Agのいずれかを最表面に配したものが挙げられる。
第2の反射層を多層にして、PdやAgを最表面としても良い。
あるいは、ワイヤボンディング部の表面をワイヤボンディングの良い、Au、Pd、Ag金属層等で形成し、他の表面を反射効率の高い金属層、例えばNi層、Rh層としても良い。
また、前記絶縁層としては、耐熱性、透明性、加工性、密着性、強度の良いものが好ましいが、特に、ポリイミド樹脂が好ましい。
特に、配線層や、金属基材の線膨張率に近い膨張率を持つ低膨張率のポリイミド樹脂が好ましい。
また、前記金属基材としては、放熱性、加工性、耐食性が良く、且つ、剛性があることが必要で、特に銅基板が好ましい。
尚、銅基板の厚さとしては、全体の薄型化としては薄いものが好ましいが、形状を維持できる程度に剛性があるためには、厚さ0.1mm以上が必要である。
また、前記金属基材の一面全面を平坦状としている、請求項7の発明の形態とすることにより、各層を平坦上に容易に形成でき、LED素子と接続する配線の凹凸バラツキを少ないものとでき、配線での反射効率の場所によるバラツキを小さくできる。
本発明のLEDモジュールは、このような構成故に、LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられるLEDモジュールで、LED素子を搭載する基材からの反射光の反射効率の低下を防止できる構造のLEDモジュールを提供としている。
本発明のLEDモジュール用基板の作製方法は、このような構成故に、実用レベルで、LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板で、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設し、且つ、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状であるLEDモジュール用の基板の作製を可能としている。
本発明のLEDモジュール用基板の作製方法は、フォトリソ法を用いて、配線層、絶縁層の各層をエッチング形成するもので、配線層、絶縁層を微細に精度良く形成することができ、この結果、LED素子との接続用の配線の引き回しをし易いものとしている。
本発明は、上記のように、LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられるLEDモジュールで、LED素子を搭載する基材からの反射光の反射効率の低下を防止できる構造のLEDモジュールの提供を可能とした。
また、LEDを光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられるLEDモジュール用基板であって、LED素子を搭載する基材からの反射光の反射効率の低下を防止できる構造のLEDモジュールを可能とするLEDモジュール用基板と、その作製方法の提供を可能とした。
本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1(a)は本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第1の例の概略断面図で、図1(b)は図1(a)のA1側からみた平面図で、図1(c)は、図1(a)、図1(b)に示す第1の例のLEDモジュール用基板を用いた本発明のLEDモジュールの実施の形態例の概略断面図で、図2(a)は本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第2の例の概略平面図で、図2(b)は図2(a)のB1−B2における断面図で、図2(c)は図2(a)のB3−B4における断面図で、図3(a)は図2(a)に示すLEDモジュール用基板を面付けした場合の単位のLEDモジュール用基板を示した図で、図3(b)は面付け状態を示した図で、図4(a)は本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第3の例の概略断面図で、図4(b)は図4(a)のD1側からみた平面図で、図4(c)は、図4(a)、図4(b)に示す第3の例のLEDモジュール用基板を用いた本発明のLEDモジュールの実施の形態例の概略断面図で、図5(a)は本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第4の例をLED素子を搭載した状態で示した概略平面図で、図5(b)は図5(a)のE1−E2における断面図で、図5(c)は図5(a)のE3−E4における断面図で、図6(a)〜図6(f)は図1に示す実施の形態の第1の例のLEDモジュール用基板の作製工程の一部を示した工程断面図で、図7(g)〜図7(l)および図7(g)、図7(m)、図7(n)は、図6の工程に続く工程を示した工程断面図で、図8(a)〜図8(c)は図1に示す実施の形態の第1の例のLEDモジュール用基板を用いたLEDモジュールの作製方法を示した工程断面図である。
尚、図1(a)は図1(b)のA2−A3における断面図で、図4(a)は図4(b)のD2−D3における断面図である。
また、図2(a)、図3(a)における点線四角部は、LED素子を配する位置を示している。
また、図5(a)における太点線による8の字の領域は、LEDモジュールとして使用した場合の1例における発光領域を示したものである。
図1〜図8中、10、10A、10B、10CはLEDモジュール用基板、10Aaは単位のLEDモジュール用基板、10Abは面付けしたLEDモジュール用基板、11は放熱板(金属基材とも言う)、11aは凹部、12は第1の反射層(単に反射層、あるいは反射層形成用金属層とも言う)、13は絶縁層(絶縁層パターンとも言う)、13Aは(エッチング前の)絶縁層、14は配線層(金属パターンとも言う)、14Aは配線層形成用の金属層、15は第2の反射層(単に反射層とも言う)、16は積層基材、17はつなぎ部(フレーム部とも言う)、20はLED素子(LEDチップとも言う)、21はボンディングワイヤ、30はレンズ部兼用封止用樹脂(単に封止用樹脂とも言う)、40は第1の感光性レジスト、40aは第1のレジストパターン、40bはレジストの開口部、45は第2の感光性レジスト、45aは第2のレジストパターン、45bはレジストの開口部である。
はじめに、本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第1の例を図1に基づいて説明する。
第1の例のLEDモジュール用基板10は、LED素子20を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板で、図1(a)に示すように、放熱用の金属基材11の一面側全面に、第1の反射層12を配設し、更に、該第1の反射層12が配設された金属基材11の一面側全面に、絶縁層13、配線層14をこの順に配設したもので、本例では、図1(b)に示すように、絶縁層13は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状で、配線層の配線形成領域より若干大きく形成されている。
そして、配線層14の前記絶縁層13側ではない表面部に第2の反射層15を配している。
また、金属基材11の前記各層を形成する側の面全面を平坦状としている。
また、前記金属基材11としては、放熱性、加工性、耐食性が良く、且つ、剛性があることが必要で、ここでは銅基板を用いている。
尚、銅基板の厚さとしては、全体の薄型化としては薄いものが好ましいが、形状を維持できる程度に剛性があるためには、厚さ0.1mm以上が必要である。
第1の反射層12としては、反射効率の良く、熱伝導率の良いものが好ましく、特にNi、Pd、Rhのいずれか1を最表面に配したものが、反射効率の面から好ましいが、ここではNi層としている。
配線層14としては、通常、Cu層あるいはCu層を主とするものが用いられるが、ここではCu層としている。
また、絶縁層13としては、耐熱性、透明性、加工性、密着性、強度の良いものが好ましく用いられるがここでは、ポリイミド樹脂を用いている。
特に、Cu層からなる配線層14や、銅基板からなる金属基材11の線膨張率に近い膨張率を持つ低膨張率のポリイミド樹脂が好ましい。
通常は、線熱膨張率40ppm/℃以下の低膨張性ポリイミドが用いられる。
尚、低膨張性ポリイミドとしては、東レ株式会社製のポリイミドコーティング剤であるフォトニースやセミコファイン(商品名)、またはIndustrial Summit Technology社製のポリイミドワニスであるPyre M.L.(商品名)、が知られている。
第2の反射層15としては、反射効率の良く、熱伝導率の良いものが好ましく、ここでは、ボンディング性の良いPd層を用いている。
図1(c)に示すように、第1の例のLEDモジュール用基板10に、平坦状の第1の反射層12上にLED素子20を搭載し、LED素子の接続用端子と第2の反射層15、配線層14とをボンディングワイヤ21にて電気的に接続したもので、更に、LED素子20とボンディングワイヤ21を覆うように封止用樹脂30で樹脂封止しているLEDモジュールを作製した場合、第1の反射層12を放熱用の金属基材11の平坦状の一面側に配設し、この反射層が配設された面側に、絶縁層13を配線層14の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状としていることにより、第1の反射層12からの反射効率を絶縁層13に影響されない程度としており、反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
また、第2の反射層15を配していることにより、配線層14表面部での反射効率を良いものとしている。
更にまた、金属基材11の一面全面を平坦状としていることにより、各層を平坦上に容易に形成でき、LED素子と接続する配線の凹凸バラツキを少ないものとでき、配線での反射効率の場所によるバラツキを小さくできる。
第1の例のLEDモジュール用基板10においては、以下に述べるフォトリソ法を用いた作製方法(図6、図7参照)を用いて絶縁層13、配線層14が作製されているため、絶縁層13、配線層14を微細に形成でき、絶縁層13、配線層14を微細にすることにより、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響を少なくできる。
第1の例のLEDモジュール用基板10の作製方法の1例を簡単に説明する。
本例の作製方法は、第1の例のLEDモジュール用基板10を大きな放熱用の金属基材の上に面付けした状態にして形成し、これを個片化して得ている(図3とその説明を参照)場合のもので、ここでは、以下のようにして、各面付けの単位の第1の例のLEDモジュール用基板10の作製を行う。
先ず、一面を平坦化した放熱板用の金属基材11(図6(a))の該平坦化した一面に、第1の反射層用の金属層12を配設し(図6(b)、前記反射層用の金属層12を形成した面側に、絶縁層13A、配線層形成用の金属層14Aを、この順に、積層配設して積層基材16を形成する。(図6(c)〜図6(d))
放熱板用の金属基材11としては、ここでは、銅基板を用いている。
第1の反射層用の金属層12の配設は、スパッタ、あるいは、めっき等により行うことができる。
また、絶縁層13Aとしては、耐熱性、透明性、加工性、密着性、強度の良いものが好ましく、ここでは、ポリイミド樹脂を用いている。
尚、低膨張性ポリイミドとしては、東レ株式会社製のポリイミドコーティング剤であるフォトニースやセミコファイン(商品名)、またはIndustrial Summit Technology社製のポリイミドワニスであるPyre M.L.(商品名)等が知られているが、これらに、限定はされない。
また、配線層14としては、通常、Cu層あるいはCu層を主とするものが用いられるが、ここではCu層を用いている。
配線層形成用の金属層14Aの配設は、ここでは、ポリイミド樹脂上にNi、Cr等の合金、およびCu層をスパッタ成膜し、電気めっきで金属層の厚付けを行なうメタライジング法により積層して行なうがこれに限定はされない。
例えば、ポリイミド層に対してCu箔をラミネート法により積層する方法も挙げられる。
次いで、積層基材16の積層した側の表面に第1の感光性のレジスト40を配設し、フォトリソ法により、該レジスト40を配線層の配線形状の第1のレジストパターン40aに形成する。(図6(e))
第1のレジスト40としては、耐エッチング性があり、所望の解像性を有し、処理性のよいものであれば特に限定されない。
ドライフィルムレジストが作業性の面から好ましい。
次いで、第1のレジストパターン40aを耐エッチングマスクとして、絶縁層13Aを残して配線層形成用の金属層14Aまでエッチングして、配線層の配線形状の金属パターン14を形成する。(図6(f))
ここでは、エッチング液として通常塩化第二鉄溶液を用い、通常は、スプレーにてエッチングが行われる。
次いで、第1のレジストパターン40aを所定の剥離液を用いて除去し、必要に応じて洗浄した後(図7(g))、金属パターン14を形成した側の表面に感光性の第2のレジスト45を配設し(図7(h))、フォトリソ法により、該レジスト45を、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状の第2のレジストパターン45aを形成する。(図7(i)) 第2のレジスト45としては、耐エッチング性があり、所望の解像性を有し、処理性のよいものであれば特に限定されない。
ドライフィルムレジストが作業性の面から好ましい。
次いで、第2のレジストパターン45aを耐エッチングマスクとして、第1の反射層用の金属層12を残して絶縁層13Aをエッチングして、絶縁層13Aを、配線形状に沿う形状の絶縁層パターン13に形成し、第2のレジストパターン45aを所定の剥離液を用いて除去する。(図7(k))
用いるポリイミド樹脂からなる絶縁層13Aのエッチング液としては、アルカリ−アミン系エッチング液(例えばKOHとエタノールアミン)等が挙げられ、好適に利用できるが、特に限定されない。
具体的には、東レエンジニアリング社製のTPE−3000が挙げられる。
次いで、必要に応じて洗浄した後、露出している配線層の配線形状の金属パターン14表面にめっきを行い、第2の反射層15を形成する。(図7(l))
第2の反射層としては、反射効率が良く、ワイヤボンディング性が良く、処理の良く、使用に耐えるものであれば特に限定されないため、PdやAg層を最表面にするめっきを行う。
通常、ここでは、単層のPdめっきやAgめっきを行うが、多層にして、PdやAg層を最表面としても良い。
また、ワイヤボンディング部の表面をワイヤボンディング性の良い、Au、Pd、Ag金属層等で形成し、他の表面を反射効率の高い金属層、例えばNi層、Rh層としてもよい。
このようにして、面付け状態で、第1の例のLEDモジュール用基板10を複数作製した後、個片化して、個片化された第1の例のLEDモジュール用基板10を得る。
次に、本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第2の例を図2に基づいて説明する。
第2の例のLEDモジュール用基板10Aは、LED素子複数個(ここでは3個)を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板で、図2(a)に示すように、放熱用の金属基材11の平坦状の一面側、各LED素子を搭載する領域を含むように、第1の反射層12を形成しており、また、周辺部に、配線層を金属基材11の前記一面側に絶縁層を介して配設している。
図2(b)に示すように、第1の反射層12は、金属基材11の前記平坦状の一面側に直接配されている。
第2の例のLEDモジュール用基板10Aにおいては、図2(c)に示すように、絶縁層13は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状で、配線層の配線と同じサイズに形成されている。
各部は、第1の例と同様で、説明を省く。
ここでは図示していないが、第2の例のLEDモジュール用基板10Aの第1の反射層上に、複数個(ここでは3個)のLED素子をに搭載し、各LED素子の接続用端子を所定の配線層(第2の反射層)とボンディングワイヤにて電気的に接続し、更に、各LED素子とボンディングワイヤ21を覆うように封止用樹脂30で樹脂封止して、これをLEDモジュールとした場合、第1の反射層12からの反射効率を絶縁層13に影響されない程度としており、反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
また、第2の反射層15を配していることにより、配線層14表面部での反射効率を良いものとしている。
第2の例のLEDモジュール用基板10Aの作製は、例えば、第1の例の作製方法と同様に、図6(a)〜図6(f)、図7(g)の工程を行った後、配線層14を耐エッチングマスクとして、絶縁層13Aをエッチングして、絶縁層パターン13を配線層14と同じ形状、同じサイズに形成して、第2の例のLEDモジュール用基板10Aを得る。
第2の例のLEDモジュール用基板10Aの作製は、例えば、上記の第1の例のLEDモジュール用基板10の作製方法にて、図3(a)に示すように、単位のLEDモジュール用基板10Aaを、枠部(フレーム部とも言う)17で連結した状態で、図3(b)に示すように面付けして形成し、その後、各LEDモジュール用基板10Aを個片化して得る。
次に、本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第3の例を図4に基づいて説明する。
第3の例のLEDモジュール用基板10Bは、図4(a)に示すように、第1の例と同様、放熱用の金属基材11の一面側全面に、第1の反射層12を配設し、更に、該第1の反射層12が配設された金属基材11の一面側全面に、絶縁層13、配線層14をこの順に配設したものであるが、第1の例と異なり、放熱板用の金属基材11の前記一面側に凹部が形成されている。
第3の例のLEDモジュール用基板10Bにおいては、図4(c)に示すように、絶縁層13は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状で、配線層の配線と同じサイズに形成されている。
各部は、第1の例と同様で、説明を省く。
図4(c)に示すように、第3の例のLEDモジュール用基板10Bに、平坦状の第1の反射層12上にLED素子20を搭載し、LED素子の接続用端子と第2の反射層15、配線層14とをボンディングワイヤ21にて電気的に接続したもので、更に、LED素子20とボンディングワイヤ21を覆うように封止用樹脂30で樹脂封止しているLEDモジュールを作製した場合、第1の反射層12からの反射効率を絶縁層13に影響されない程度としており、反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
また、第2の反射層15を配していることにより、配線層14表面部での反射効率を良いものとしている。
第3の例のLEDモジュール用基板10Bの作製は、予め、素子搭載用の凹部を形成した金属基材11を用いて、第2の例の作製と同様に行うことができ、例えば、面付け状態で、第1の例の作製方法と同様に、図6(a)〜図6(f)、図7(g)の工程を行った後、配線層14を耐エッチングマスクとして、絶縁層13Aをエッチングして、絶縁層パターン13を配線層14と同じ形状、同じサイズに形成して、更に、個片化して個片化された第2の例のLEDモジュール用基板10Bを得る。
次に、本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第4の例を図5に基づいて説明する。
第4の例のLEDモジュール用基板10Cは、LED素子複数個(ここでは8個)を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板で、図5(a)に示すように、放熱用の金属基材11の平坦状の一面側、各LED素子を搭載する領域を含むように、それぞれ、分離して、第1の反射層12を形成しており、また、周辺部に、搭載する各LED素子20に接続用に配線層14(第2の反射層15)を、それぞれ、各LED素子20の近傍、ワイヤボンディング接続する位置まで、金属基材11の前記一面側に絶縁層13を介して配設している。
図5(b)に示すように、第1の反射層12は、金属基材11の前記一面側に直接配されている。
また、第4の例のLEDモジュール用基板10Cにおいては、図5(c)に示すように、絶縁層13は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状で、同じサイズに形成されている。
各部は、第1の例と同様で、説明を省く。
第4の例の場合も、図5(a)に示す、LED素子を搭載してLED素子20と配線層14(反射層15)とをボンディングワイヤにて接続した状態において、図示してはいないが、各LED素子とボンディングワイヤを樹脂封止し、LEDモジュールとした場合、第1の反射層12からの反射効率を絶縁層13に影響されない程度としており、反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
また、第2の反射層15を配していることにより、配線層14表面部での反射効率を良いものとしている。
第4の例のLEDモジュール用基板10Cの作製は、第2の例、第3の例の作製と同様に行うことができ、例えば、第1に例の作製方法と同様に、図6(a)〜図6(g)、図7(h)の工程を行った後、配線層14、反射層15を耐エッチングマスクとして、絶縁層13Aをエッチングして、絶縁層パターン13を配線層14と同じ形状、同じサイズに形成して、第2の例のLEDモジュール用基板10Cを得る。
第4の例の場合、上記作製方法により作製されており、配線層14を微細に、即ち、第2の反射層15や絶縁層を微細に精度良く形成することができ、配線の引き回しをし易いものとしている。
尚、第4の例においては、LED素子の端子2つを、それぞれ別の配線層14とワイヤボンディング接続しているが、必ずしもこのような形態を採る必要はなく、例えば、各LED素子について、金属基材11を共通として一方の端子をこれに導通させ、他方の端子を配線層に接続する形態も採れる。
尚、図5(a)における太点線による8の字の領域は、LEDモジュールとして使用した場合の1例における発光領域を示したものです。
次に、本発明のLEDモジュールの実施の形態例について、更に説明しておく。
図1(c)に示す第1の例のLEDモジュールは、図1(a)、図1(b)に示す第1の例のLEDモジュール用基板10を用いたもので、平坦状の第1の反射層12上にLED素子20を搭載し、LED素子の接続用端子と第2の反射層15、配線層14とをボンディングワイヤ21にて電気的に接続したもので、更に、LED素子20とボンディングワイヤ21を覆うように封止用樹脂30で樹脂封止している。
封止用樹脂30としてはエポキシ系樹脂が通常用いられるがこれに限定はされない。
場合によっては、シリコーン系樹脂等も用いられる。
LED素子の搭載は、アタッチ剤等を用いて行う。
ここでは、封止用樹脂30はレンズを兼ねるが、封止用樹脂にレンズ部を付け加えた形態でも良い。
LED素子20としては、用途に応じて各種の発光色のものが用いられる。
尚、レンズを形成する封止用樹脂30にLEDの発光色を調整するあるいは補完するために、LED素子の発光色に対して蛍光色を発する蛍光体を分散させても良い。
例えば、青色のLED素子を用いた場合、該青色のLED素子の発光により黄色の蛍光を発する蛍光体を分散させたシリコーン系の封止用樹脂を用いることで白色光を得ることができる。
第1の例のLEDモジュールの場合、第1の反射層12を放熱用の金属基材11の平坦状の一面側に配設し、この反射層が配設された面側に、絶縁層13を配線層14の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状としていることにより、第1の反射層12からの反射光の反射効率を絶縁層13に影響されない程度としており、反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
また、第2の反射層15を配していることにより、配線層14表面部での反射効率を良いものとしている。
更にまた、金属基材11の一面全面を平坦状としていることにより、各層を平坦上に容易に形成でき、LED素子と接続する配線の凹凸バラツキを少ないものとでき、配線での反射効率の場所によるバラツキを小さくできる。
第1の例のLEDモジュールの作製は、例えば、第1の例のLEDモジュール用基板(図8(a))に対し、その第1の反射層12上所定の位置にLED素子20をアタッチ剤により搭載した後、LED素子と配線層とをワイヤボンディング接続をする。(図8(b))
次いで、LED素子20、ボンディングワヤ21を封止用樹脂にて樹脂封止してレンズ30を形成する。(図8(c))
例えば、樹脂封止は、金型を用いたトランスファーモールドにて行う。
このようにして、第1の例のLEDモジュールを得る。
第2の例のLEDモジュールは、図2(a)に示す第2の例のLEDモジュール用基板10Aを用いたもので、ここでは図示していないが、複数個(ここでは3個)のLED素子を第1の反射層上に搭載し、第1の例と同様、各LED素子の接続用端子を所定の配線層(第2の反射層)とボンディングワイヤにて電気的に接続し、更に、各LED素子とボンディングワイヤ21を覆うように封止用樹脂30で樹脂封止している。
各部は、第1の例と同様のものが用いられる。
LED素子の搭載や、ワイヤボンディング、樹脂封止は、第1の例の作製方法と同様にして行う。
第2の例の場合、第1の反射層12からの反射光の反射効率を絶縁層13に影響されない程度としており、反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
また、第2の反射層15を配していることにより、配線層14表面部での反射効率を良いものとしている。
図4(c)に示す第3の例のLEDモジュール10Bは、図4(a)、図4(b)に示す第3の例のLEDモジュール用基板10Bを用いたもので、凹部11aの第1の反射層12上にLED素子20を搭載し、LED素子の接続用端子と第2の反射層15、配線層14とをボンディングワイヤ21にて電気的に接続し、更に、LED素子20とボンディングワイヤ21を覆うように封止用樹脂30で樹脂封止している。
ここでも、封止用樹脂30はレンズを兼ねる。
第3の例の場合も、第1の反射層12からの反射光の反射効率を絶縁層13に影響されない程度としており、反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
また、第2の反射層15を配していることにより、配線層14表面部での反射効率を良いものとしている。
第4の例のLEDモジュール10Cは、図5(a)に示す第4の例のLEDモジュール用基板10Cを用いたもので、図示してはいないが、第1の例と同様、各LED素子20を、それぞれ、配線層14(第2の反射層15)とボンディングワイヤにて電気的に接続し、更に、各LED素子とボンディングワイヤ21を覆うように封止用樹脂30で樹脂封止している。
ここでも、封止用樹脂30はレンズを兼ねる。
この場合、第1の反射層12からの反射光の反射効率を絶縁層13に影響されない程度としており、反射の大部分が放熱板の表面で起こるようになり、反射効率の面では、配線、絶縁層形成領域の影響が少なくなる。
また、第2の反射層15を配していることにより、配線層14表面部での反射効率を良いものとしている。
本発明のLEDモジュール用基板、LEDモジュールは、上記の各例に限定されるものではない。
例えば、放熱用の金属基材の、絶縁層や配線層を形成した側ではない反対側を放熱特性の良い放熱フィンを設けた形態としても良い。
図1(a)は本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第1の例の概略断面図で、図1(b)は図1(a)のA1側からみた平面図で、図1(c)は、図1(a)、図1(b)に示す第1の例のLEDモジュール用基板を用いた本発明のLEDモジュールの実施の形態例の概略断面図である。 図2(a)は本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第2の例の概略平面図で、図2(b)は図2(a)のB1−B2における断面図で、図2(c)は図2(a)のB3−B4における断面図である。 図3(a)は図2(a)に示すLEDモジュール用基板を面付けした場合の単位のLEDモジュール用基板を示した図で、図3(b)は面付け状態を示した図である。 図4(a)は本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第3の例の概略断面図で、図4(b)は図4(a)のD1側からみた平面図で、図4(c)は、図4(a)、図4(b)に示す第3の例のLEDモジュール用基板を用いた本発明のLEDモジュールの実施の形態例の概略断面図である。 図5(a)は本発明のLEDモジュール用基板の実施の形態の第4の例をLED素子を搭載した状態で示した概略平面図で、図5(b)は図5(a)のE1−E2における断面図で、図5(c)は図5(a)のE3−E4における断面図である。 図6(a)〜図6(f)は図1に示す実施の形態の第1の例のLEDモジュール用基板の作製工程の一部を示した工程断面図である。 図7(g)〜図7(l)および図7(g)、図7(m)、図7(n)は、図6の工程に続く工程を示した工程断面図である。 図8(a)〜図8(c)は図1に示す実施の形態の第1の例のLEDモジュール用基板を用いたLEDモジュールの作製方法を示した工程断面図である。
符号の説明
10、10A、10B、10C LEDモジュール用基板
10Aa 単位のLEDモジュール用基板
10Ab 面付けしたLEDモジュール用基板
11 放熱板(金属基材とも言う)
11a 凹部
12 第1の反射層(単に反射層、あるいは反射層形成用金属層とも言う)
13 絶縁層(絶縁層パターンとも言う)
13A (エッチング前の)絶縁層
14 配線層(金属パターンとも言う)
14A 配線層形成用の金属層
15 第2の反射層(単に反射層とも言う)
16 積層基材
17 つなぎ部(フレーム部とも言う)
20 LED素子(LEDチップとも言う)
21 ボンディングワイヤ
30 レンズ部兼用封止用樹脂(単に封止用樹脂とも言う)
40 第1の感光性レジスト
40a 第1のレジストパターン
40b レジストの開口部
45 第2の感光性レジスト
45a 第2のレジストパターン
45b レジストの開口部

Claims (12)

  1. LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板であって、前記基板は、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設したもので、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状であることを特徴とするLEDモジュール用基板。
  2. 請求項1に記載のLEDモジュール用基板であって、前記基板の配線層の前記絶縁層側ではない表面部に第2の反射層を配していることを特徴とするLEDモジュール用基板。
  3. 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板であって、前記第1の反射層、前記第2の反射層は、Ni、Pd、Rhのいずれか1を最表面に配したものであることを特徴とするLEDモジュール用基板。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板であって、前記前記第2の反射層は、Pd、Agのいずれか1を最表面に配したものであることを特徴とするLEDモジュール用基板。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板であって、前記絶縁層は、ポリイミド樹脂であることを特徴とするLEDモジュール用基板。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板であって、前記金属基材が銅基板であることを特徴とするLEDモジュール用基板。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板であって、前記金属基材の一面全面を平坦状としていることを特徴とするLEDモジュール用基板。
  8. LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールであって、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板を用い、該LEDモジュール用の基板の前記一面側にLED素子を搭載し、該LED素子の端子を、配線層の配線とボンディングワイヤにて電気的に接続し、前記金属基材の一面側の、LED素子、ボンディングワイヤ全体を覆うように、封止用樹脂が配設されたものであることを特徴とする
    LEDモジュール。
  9. 請求項8に記載のLEDモジュールであって、前記封止用樹脂は、集光用レンズを兼ねるものであることを特徴とするLEDモジュール。
  10. LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板で、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設し、且つ、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状であるLEDモジュール用の基板を作製する、LEDモジュール用基板の作製方法であって、順に、
    (a)放熱用の金属板の一面に、第1の反射層用の金属層を配設し、前記反射層用の金属層を形成した面側に、絶縁層、配線層形成用の金属層を、この順に、積層配設して積層基材を形成する工程と、(b)前記積層基材の積層した側の表面に第1の感光性のレジストを配設し、フォトリソ法により、該レジストを配線層の配線形状の第1のレジストパターンに形成する工程と、(c)前記第1のレジストパターンを耐エッチングマスクとして、絶縁層を残して配線層形成用の金属層までエッチングして、配線層の配線形状の金属パターンを形成する工程と、(d)前記第1のレジストパターンを除去した後、前記金属パターンを形成した側の表面に第2の感光性のレジストを配設し、フォトリソ法により、該レジストを、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状の第2のレジストパターンに形成する工程と、(e)前記第2のレジストパターンを耐エッチングマスクとして、第1の反射層用の金属層を残して絶縁層をエッチングして、絶縁層を、配線形状に沿う形状の絶縁層パターンを形成する工程とを、有することを特徴とするLEDモジュール用基板の作製方法。
  11. LED素子を光源として光源部を形成するLEDモジュールに用いられる、LEDモジュール用の基板で、放熱用の金属基材の一面側に、第1の反射層を配設し、更に、該反射層が配設された金属基材の一面側に、絶縁層、配線層をこの順に配設し、且つ、前記絶縁層は、配線層の配線形成領域を含むようにして配線形状に沿う形状であるLEDモジュール用の基板を作製する、LEDモジュール用基板の作製方法であって、順に、(a1)放熱用の金属板の一面に、第1の反射層用の金属層を配設し、前記反射層用の金属層を形成した面側に、絶縁層、配線層形成用の金属層を、この順に、積層配設して積層基材を形成する工程と、(b1)前記積層基材の積層した側の表面に感光性のレジストを配設置し、フォトリソ法により、該レジストを配線層の配線形状のレジストパターンに形成する工程と、(c1)前記レジストパターンを耐エッチングマスクとして、絶縁層を残して配線層形成用の金属層までエッチングして、配線層の配線形状の金属パターンを形成する工程と、(d1)前記第レジストパターンを除去した後、前記金属パターンを耐エッチングマスクとして、第1の反射層用の金属層を残して絶縁層をエッチングして、配線層の配線形状の絶縁層パターンを形成する工程とを、有することを特徴とするLEDモジュール用基板の作製方法。
  12. 請求項10ないし11のいずれか1項に記載のLEDモジュール用基板の作製方法であって、絶縁層パターンを形成する工程の後、前記第1のレジストパターンを除去し、必要に応じて、洗浄した後、前記配線層の配線形状の金属パターン表面に、第2の反射層をめっき形成する工程を行うことを特徴とするLEDモジュール用基板の作製方法。
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