JP2009193914A - 電子デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸着重合膜の成膜においてバリなど膜に浮きが出たりしない封止構造を有する電子デバイスを提供する。
【手段】電子デバイスは、基板に搭載された素子と素子を覆う蒸着重合膜とを含む電子デバイスであって、蒸着重合膜の膜厚が漸次減少して膜厚が零となる周縁部を有する。
【選択図】図27

Description

本発明は、電気表示装置などの電子デバイスに関し、特に基板に形成された保護したい部位を保護する封止構造を有する電子デバイスに関する。
電気表示装置の表示パネルの1つに、有機エレクトロルミネッセンス表示パネルが知られている。有機EL表示パネルは、複数の有機エレクトロルミネッセンス素子を所定パターンにて基板上に形成した自発光タイプの面発光デバイスである。有機エレクトロルミネッセンス素子は、電流の注入によって発光するエレクトロルミネッセンス(以下、ELともいう)を呈する有機化合物材料からなる発光層を含む1以上の薄膜(以下、有機機能層という)を2つの電極で挟み込んで電圧を印加し、電流を注入させ、発光させる。
有機EL素子の欠点として、水蒸気や酸素などのアウトガスに非常に敏感であり、それらアウトガスの影響で、いわゆるダークスポットと呼ばれる非可逆性の非発光エリアが拡大するという課題があった。その問題に対しては、中空の空間を有し水蒸気などを吸収する補水材を取り付けたフタを、基板の素子形成部側の面に接着材を用いて接合した構造が知られている(特許文献1参照)。フタに取り付けられた補水材によって基板や素子からのアウトガス、接着材を通して浸入してくる水蒸気などを吸収し、非発光エリアの進行を抑えている。
近年は表示デバイス薄型化の要求のため、水蒸気や酸素の透過率が小さいSiNなどの無機膜(バリア膜)を有機EL素子上に密着して形成し、その浸入を抑えるという技術が開示されている(特許文献2参照)。有機EL素子が無機膜の厚さに対して影響ないほど薄い、あるいは平坦であれば問題は無いのだが、構造物やごみなどの異物が存在する場合、無機膜単層だと、膜に欠陥が生じ、その欠陥から水蒸気や酸素などが浸入し、ダークスポットの発生につながる。その問題を回避するために欠陥部を被覆するバッファ層を第2電極と無機膜の間に挿入するという封止層技術が提案されている(特許文献3参照)。
また、封止層に用いる材料としては、ポリパラキシリレン(いわゆるパリレン)あるいはその誘導体が欠陥を完全に被覆できる材料として好適であると示唆されている(特許文献4、5参照)。
特開平09−148066公報 特開2000−77183公報 特開平10−312883公報 特開平4−137483公報 特開平7−014675公報
ポリパラキシリレン類は、例えばモノマガスを用いる蒸着重合法で成膜され、常温で成膜でき、どんな微細な隙間にまで、ガスが入り込んで硬化し、薄膜も0.5〜25μm、しかも1〜10nm単位で膜厚コントロールができる。
ポリパラキシリレン膜は電気的特性、機械的特性、ガスバリア性、耐薬品性に優れており、均一な膜厚でピンホールの無い薄膜被覆が、特に微細、複雑な部品形状へのコーティングが可能であり、絶縁、防湿、防錆、耐薬品などの目的に利用されている。
しかしながら、発明者は、ポリパラキシリレン膜は被覆性が非常に優れているという特性のため、ポリパラキシリレンを成膜してほしくない部分にまで成膜されることがあり、所望部位のみに形成することが難しいという欠点が存在することに着目した。
そこで、発明者は、かかる欠点を解消するために、基板マスキング構造を用いて、有機EL表示パネルを例にしてポリパラキシリレン膜による封止実験実施形態を行った。以下に、かかる実施形態の有機EL表示パネルの製造方法を図面を用いて説明する。
図1は、得られるべき封止実験の有機EL表示パネルの部分拡大平面図を示す。有機EL表示パネルは、基板10上にマトリクス状に配置された複数の有機EL素子Dを備えたパッシブ駆動型である。
有機EL表示パネルは、透明電極層を含む行電極の複数の第1電極13と、その上の有機機能層14と、その上の該行電極に交差する金属電極層を含む列電極の複数の第2電極15(破線)と、その上のポリパラキシリレン膜を介したバリア膜16が基板10上に順次積層されて構成される。行電極の第1電極13は、各々が帯状に形成されるとともに、所定の間隔をおいて互いに平行となるように配列されており、列電極も同様である。このように、マトリクス表示パネルは、複数の行と列の電極の交差点に形成された複数の有機EL素子Dの発光部からなる表示領域DRを有している。第2電極15はそれぞれ、後の工程で、その一部を重複させて引き出し接続部19に接続される。引き出し接続部19は有機EL素子への電圧印加やデータ書き込みのために外部電子回路と接続するための導電性膜である。
第1電極13及び第2電極15は、有機EL素子の陽極もしくは陰極である。一方が陽極の場合は他方を陰極にとする。電極材料としては、既知の有機EL素子の陽極、陰極材料を用いることができ、光の取り出し側の電極に透光性材料を用いる。
まず、図2に示すように略中央の表示領域DRに第1電極13を形成し、表示領域DRの外側に、第2電極15を外部電気回路に接続するための引き出し接続部19を形成する。各第1電極13の一方端部は引き出し接続部として表示領域DRの外側に延在している。
つぎに、図3及び図4に示すように、基板10において後工程のポリパラキシリレンを成膜してほしくない部分(表示領域DRの周囲、引き出し接続部19)を覆うように、樹脂シートの基材RS及び接着材層ALからなる着脱自在な接着テープATを予め貼着する基板マスキング構造を作成する。
つぎに、図5及び図6に示すように、表示領域DRより多少広い形状の開口を有する所定のマスクM1を介して第1電極13上に有機機能層14を成膜する。
つぎに、図7及び図8に示すように、表示領域DRを画定するような第2電極15形状の開口を有する所定の第2マスクM2を介して有機機能層14上に第2電極15を成膜する。
つぎに、図9及び図10に示すように、基板10(表示領域DRの第2電極15およびその周囲の接着テープAT)上の全面に一様にポリパラキシリレン膜PPXを蒸着重合して成膜する。
つぎに、図11及び図12に示すように、ポリパラキシリレン成膜後、該接着テープを基板10から剥がし所望の表示領域DRを覆う部分にポリパラキシリレン膜PPXを残す。しかし、接着テープの上にもポリパラキシリレン膜PPXが成膜され、ポリパラキシリレン膜PPXのステップカバレージ(着きまわり性)が良いため、ポリパラキシリレン膜PPXエッジが接着テープエッジできれいにはがれず、ポリパラキシリレン膜PPXエッジがガタガタになりバリなど膜に浮きが出たりする不具合が起こる。
その後、図13及び図14に示すように、表示領域DRより多少広い形状の開口を有する所定の第3マスクM3を介して無機膜(バリア膜)16を成膜すると、無機膜が表示領域DRエッジに行き渡らない欠陥を生じ非発光部の発生を生じるなどの問題があったことが、分かった。
このように、発明者は、ポリパラキシリレン膜などの蒸着重合膜は被覆性が非常に優れているという特性のため、蒸着重合膜がほしくない部分にまで成膜されることがあり、所望部位のみに形成することが非常に難しいという欠点が存在することを、発見した。
本発明の解決しようとする課題には、ポリパラキシリレンなどの蒸着重合膜の成膜においてバリなど膜に浮きが出たりしない封止構造を有する電子デバイスを提供することも一例として挙げられる。
本発明の電子デバイスは、基板と前記基板に搭載された素子と前記素子を覆う蒸着重合膜とを含む電子デバイスであって、前記蒸着重合膜の膜厚が漸次減少して膜厚が零となる周縁部を有することを特徴とする。
これにより、バリのない蒸着重合膜が成膜されたバリア膜封止型の電子デバイスを得ることができる。
発明を実施するための形態
以下に有機EL表示パネルを電子デバイスの例にして本発明の実施形態のパターン形成方法を図面を参照しつつ説明する。
−−第1の実施形態−−
−−蒸着重合膜に対する重合抑制膜を形成する工程−−
まず、ポリパラキシリレンなどの蒸着重合膜について説明すると、CVD(化学気相成長法)による蒸着重合膜は、ポリパラキシリレン重合膜はガス及び水蒸気透過性が極めて低く、不純物の混入が抑制でき、ピンホールの少ない、均一な膜を成膜できるので好ましい。
例えば、ポリパラキシリレン蒸着重合膜においては、パラシクロファン化合物が600〜700℃で加熱されると容易に分解し、これが、キシリレンラジカルとなり、被蒸着表面で重合し、そこで、ポリパラキシリレンからなる蒸着重合膜を形成する。パラシクロファン化合物としては、例えば、(2、2)−パラシクロファン、ジクロロ−(2、2)−パラシクロファン、テトラクロロ−(2、2)−パラシクロファン、テトラフルオロ−(2、2)−パラシクロファン、アミノ−(2、2)−パラシクロファンなどがある。
また、キシレン樹脂は米国ユニオン・カーバイド社のパリレンN(ポリパラキシリレン)、パリレンC(ポリモノクロクロロパラキシリレン)、パリレンD(ポリジクロロパラキシリレン)などがある。ガス透過性が低い点でパリレンCが好ましいが、SiN膜をその上に成膜するので、パリレンNでも十分である。ポリパラキシリレンなど蒸着重合膜はのガスを減圧下に熱分解することにより得られる。これらの例では、原料のジパラキシリレン系ダイマ(パラキシリレン2量体)を気化室に入れ150℃程度で加熱、昇華させて、加熱蒸発したダイマは減圧下で650ないし700℃程度の高温熱分解室に導かれ、ここで反応性の高いモノマラジカル(パラキシリレン)とし、ラジカル化した蒸気が蒸着室内で常温下で被蒸着表面に接し、そこで重合して高分子膜(ポリパラキシリレン膜)を生成する。
また、ポリパラキシリレンまたはその誘導体(ポリパラキシリレン類ともいう)の重合度は、特に限定されないが、n(繰り返し単位の数)>5000程度であるのがより好ましい。
ポリパラキシリレン類の具体例としては、以下の式のものなどを挙げることができる。
Figure 2009193914
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Figure 2009193914
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ポリパラキシリレンからなる蒸着重合膜の膜厚としては、0.01μm〜25μmが好ましい。
なお、蒸着重合膜はプラズマ重合法でも成膜できる。プラズマ重合法は、有機分子をプラズマ状態になし、発生するラジカル種のカップリングによって重合させる成膜方法である。プラズマ重合によれば、モノマーは蒸気圧を持っていればビニル基のような特別な重合性基を必要とせず、得られた蒸着重合膜は緻密な薄膜となる。交流又は直流プラズマ重合装置によってプラズマ重合を行うことがきる。
次に、重合抑制膜について説明すると、ここでポリパラキシリレンに対する重合抑制をなす重合抑制膜の材料としては、鉄あるいはその酸化物、ハロゲン化物、また塩化ルテニウムが挙げられる。(Kathleen M. Vaeth, and Klavs F. Jensen, ”Selective Growth of Poly(p-phenylene vinylene) Prepared by Chemical Vapor Deposition ”:Advanced Materials, 11, No. 10, p 814-820 (1999)、参照)。
重合抑制膜を形成する工程としては、まず、図15に示すように、ステンレスなどの基材RSの枠体の片側主面に接着材の接着材層ALが形成されているシャドウマスクSMを用意して、接着材が形成されている面とは別の面にEB(電子ビーム)蒸着などの手法を用いて鉄または酸化鉄などの重合抑制膜IHを成膜する。接着材層ALと重合抑制膜IHとの成膜順序は逆に重合抑制膜IHを先にして接着材層ALを後に成膜してもよい。シャドウマスクSMの重合抑制膜IH側を上面、被蒸着側とする。シャドウマスクSMの枠形状は、基板において後工程のポリパラキシリレンを成膜してほしくない部分を覆うような全体形状ここでは、矩形開口形状に整形してあるが、これには限定されない。そして、シャドウマスクSMの断面形状のエッジ部分を逆テーパ状にして、後のポリパラキシリレン膜成膜工程において、ポリパラキシリレン膜断面エッジ形状が順テーパ状になるような補完形状又は反転形状に形成する。すなわち、かかるエッジ内壁形状は、ポリパラキシリレン蒸着重合膜がその膜厚が周縁に向け漸次減少して膜厚が零となる周縁部を有するように、形成される。ここで、シャドウマスクSMの逆テーパ断面形状とは、シャドウマスクSMの基板接触側からの厚さ方向おいて離れるに従ってマスク開口空間側に徐々に突出するオーバーハング形状をいい、階段状でもよい。
一方、図16に示すように、基板10において略中央の表示領域DRに第1電極13を形成し、表示領域DRの外側に、第2電極(後工程)を外部電気回路に接続するための引き出し接続部19を形成する。各第1電極13の一方端部は引き出し接続部として表示領域DRの外側に延在している。基板10には、ガラスや樹脂を用いるのが一般的である。
引き出し接続部19は、後の工程で第2電極と重複するために所定の面積を有している。また、第1電極13と同一材料で引き出し接続部19を構成してそれらを同時に形成してもよいが、引き出し接続部19は第1電極13と異なる材料で、その形成は第1電極13形成の前又は後に行ってもよい。引き出し接続部19上面が接続部となる。引き出し接続部19は、有機EL表示パネルやLCDで用いられる既知の配線材料を用いることができる。
つぎに、図17及び図18に示すように、基板10において後工程のポリパラキシリレンを成膜してほしくない部分(表示領域DRの周囲、引き出し接続部19)を覆うように、重合抑制膜IHを含むシャドウマスクSMを、接着材層ALを介して所定の箇所に貼着する基板マスキング構造を作成する。
−−基板に搭載された素子として有機EL素子を形成する工程−−
つぎに、図19及び図20に示すように、表示領域DRより多少広い形状の開口を有する所定のマスクM1を介して第1電極13上に有機機能層14を成膜する。なお、有機機能層14は有機発光層を含む複数の積層からなっていてもよいが、ここでは単層としている。
つぎに、図21及び図22に示すように、表示領域DRを画定するような第2電極15形状の開口を有する所定の第2マスクM2を介して有機機能層14上に第2電極15を成膜する。第2電極15をパターニングする方法は、特に限定されないが、通常のフォトリソグラフィは溶液を用いるため、有機機能層14に悪影響を及ぼす可能性が高い。よって、マスク蒸着や、マスクスパッタによってパターニングするのが好ましい。また、第1電極13上に設けた隔壁によって、パターニングしてもよい。
−−有機EL素子を覆う蒸着重合膜を形成する工程−−
つぎに、図23及び図24に示すように、基板10(表示領域DRの第2電極15およびその周囲のシャドウマスクSM)上にポリパラキシリレン膜PPXを蒸着重合又はプラズマ重合して成膜する。しかし、重合抑制膜IH付シャドウマスク上にはポリパラキシリレン膜PPXが着かず、所望箇所の表示領域DRの第2電極15のみにポリパラキシリレン膜PPXが成膜される。
このように、重合抑制膜IH付シャドウマスクを所定の箇所に貼付することで、それ以外の所望の箇所のみにポリパラキシリレン膜が成膜されたバリア膜封止型の有機EL素子を得ることができる。
−−重合抑制膜の少なくとも一部を基板から分離する工程−−
つぎに、図25及び図26に示すように、ポリパラキシリレン成膜後、シャドウマスクSMを基板10から剥がし所望の表示領域DRを覆う部分にポリパラキシリレン膜PPXを残す。基板の周縁部を覆うシャドウマスクSMが除去され、引き出し接続部19の一部及び第1電極13端部が外部接続用に露出する。ここで、重合抑制膜IHによりシャドウマスクSMの上にポリパラキシリレン膜PPXが成膜されず、ポリパラキシリレン膜PPXエッジがシャドウマスクSMのエッジできれいに剥がれる。ポリパラキシリレン膜PPXエッジのバリなど膜に浮きが生じない。
かかるバリ防止のために、上記重合抑制膜形成工程では、蒸着材料が供給される側の少なくとも一方の主面における少なくともシャドウマスクSMのエッジ部上に沿って重合抑制膜IHが形成さればよいが、シャドウマスクSM上面や側面にまで重合抑制膜IHを成膜すると、シャドウマスク側面のポリパラキシリレン膜成膜抑制効果の向上や、シャドウマスクSMの汚れの防止となる効果がある。
このように、基板とは別部材のシャドウマスクSMに重合抑制膜IHを形成しておいて、そのシャドウマスクをパネルの、ポリパラキシリレン膜を形成したくない部分に貼付しておき、ポリパラキシリレン膜形成後重合抑制膜IH付シャドウマスクを剥離することにより所望のエリアにポリパラキシリレン膜の浮きなどの不具合を生じることなく形成できる。
ポリパラキシリレン膜パターニングに単なる接着テープなどを用いて被覆した場合、上記のように、テープ剥離時に、テープエッジ部分でポリパラキシリレン膜エッジがガタガタになったり、浮きが生じる不具合が起こる。それに対して、本実施形態ではポリパラキシリレン膜を形成したくない部分を覆うシャドウマスクに予めポリパラキシリレン膜の密着性が悪い重合抑制膜IHを形成しているため、ポリパラキシリレン膜エッジがガタガタになったり浮きが生じることがなく、きれいにパターニングできる。
その後、図27及び図28に示すように、表示領域DRより多少広い形状の開口を有する所定の第3マスクM3を介して、窒化酸化シリコン、窒化シリコンなどの無機膜(バリア膜)16を成膜する。
本発明により、無機膜形成時にポリパラキシリレン膜エッジで段差ができないようにすることができ、保護効果がより確実になる。
−−第2の実施形態−−
−−蒸着重合膜に対する重合抑制膜を形成する工程−−
まず、図29に示すように、ステンレスなどの磁性体からなる基材SUSの枠体のシャドウマスクを用意して、その全表面に蒸着などの手法を用いて鉄または酸化鉄などの重合抑制膜IHを成膜する。シャドウマスクSMの枠形状は、基板において後工程のポリパラキシリレンを成膜してほしくない部分を覆うような全体形状ここでは、矩形開口形状に整形してある。そして、シャドウマスクSMの断面形状のエッジ部分を逆テーパ状にして、後のポリパラキシリレン膜成膜工程において、ポリパラキシリレン膜断面エッジ形状が順テーパ状になるような補完形状又は反転形状に形成する。すなわち、かかるエッジ内壁形状は、ポリパラキシリレン蒸着重合膜がその膜厚が周縁に向け漸次減少して膜厚が零となる周縁部を有するように、形成される。ここで、シャドウマスクSMの逆テーパ断面形状とは、シャドウマスクSMの基板接触側からの厚さ方向おいて離れるに従ってマスク開口空間側に徐々に突出するオーバーハング形状をいい、階段状でもよい。
次に、図30に示すように、基板10において略中央の表示領域DRに第1電極13を形成し、表示領域DRの外側に、第2電極(後工程)を外部電気回路に接続するための引き出し接続部19を形成する。
つぎに、図31及び図32に示すように、基板10において後工程のポリパラキシリレンを成膜してほしくない部分(表示領域DRの周囲、引き出し接続部19)を覆うように、重合抑制膜IHを含むシャドウマスクSMを、所定の箇所に貼着する基板マスキング構造を作成する。その際、シャドウマスクSMを基板10に貼付させる手段として、基板10の裏側から電磁石又は永久磁石の磁石MGを用いて密着させる。このように、磁石MGを、基板10のシャドウマスクSMとは反対側に配置し、シャドウマスクSMを蒸着重合膜のパターンを形成しない部分に接触させ、重合抑制膜IHを含むシャドウマスクSMを、磁石MG及び磁性体基材SUS間の磁力引力を介して所定の箇所に貼着する基板マスキング構造を作成する。また、上記とは逆に、シャドウマスクSMの基材SUSを磁石を含む枠体として、基板10の裏側に磁性体材料からなる平板を配置してシャドウマスクSMを貼着する基板マスキング構造とすることもできる。
−−基板に搭載された素子として有機EL素子を形成する工程−−
つぎに、図33及び図34に示すように、表示領域DRより多少広い形状の開口を有する所定のマスクM1を介して第1電極13上に有機機能層14を成膜する。
つぎに、図35及び図36に示すように、表示領域DRを画定するような第2電極15形状の開口を有する所定の第2マスクM2を介して有機機能層14上に第2電極15を成膜する。
−−有機EL素子を覆う蒸着重合膜を形成する工程−−
つぎに、図37及び図38に示すように、基板10(表示領域DRの第2電極15およびその周囲のシャドウマスクSM)上にポリパラキシリレン膜PPXを蒸着重合又はプラズマ重合して成膜する。しかし、重合抑制膜IHにより、所望箇所の表示領域DRの第2電極15のみにポリパラキシリレン膜PPXが成膜される。
−−重合抑制膜の少なくとも一部を基板から分離する工程−−
つぎに、図39及び図40に示すように、ポリパラキシリレン成膜後、磁石MG及びシャドウマスクSMを基板10から剥がし所望の表示領域DRを覆う部分にポリパラキシリレン膜PPXを残す。基板の周縁部を覆うシャドウマスクSMが除去され、引き出し接続部19の一部及び第1電極13端部が外部接続用に露出する。ここで、重合抑制膜IHによりシャドウマスクSMの上にポリパラキシリレン膜PPXが成膜されず、ポリパラキシリレン膜PPXエッジがシャドウマスクSMのエッジできれいに剥がれる。ポリパラキシリレン膜PPXエッジのバリなど膜に浮きが生じない。さらに、ポリパラキシリレン膜PPXの断面エッジ形状が順テーパ状になる。すなわち、ポリパラキシリレン膜PPXは、その膜厚が周縁に向け漸次減少して膜厚が零となる周縁部を有するようになる。
その後、図41及び図42に示すように、表示領域DRより多少広い形状の開口を有する所定の第3マスクM3を介して無機膜(バリア膜)16を成膜する。
かかる本実施形態によれば、得られたポリパラキシリレン膜の断面順テーパエッジ形状がシャドウマスクSMの剥離を促進する効果もある。すなわち、シャドウマスクSMのエッジ部の側壁面に沿って重合抑制膜IHが形成されているので、シャドウマスクSMの剥離促進効果があるに加えて、シャドウマスクSMのエッジ部の断面が逆テーパ形状であるので、シャドウマスクの更にきれいな離型性が達成される。
さらに、シャドウマスクSMの再利用も或る程度可能となる。
なお、上記いずれの実施形態において、シャドウマスクSMは第1電極成膜後に貼付してもよい。また、有機EL素子の有機機能層14を単層として説明しているが、赤色R、緑色G及び青色Bの3原色発光のための複数種類の有機機能層を有する有機EL素子の複数を透明基板上にマトリクス状に配置し適宜結線することで有機ELフルカラー表示装置を構成することもできる。有機EL素子に用いられる有機材料は、湿気、酸素などを嫌うので、ウェットプロセスが利用できない。このため、RGBの有機機能層の塗り分け法としては一般に、真空中でマスクを移動して蒸着を行う方法が利用されることになる。
発光層を含む1以上の有機機能層14は、例えば、陽極の第1電極13から陰極の第2電極15へ順に積層されたホール注入層/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層のそれぞれの機能を持つ複数の機能有機材料の膜からなる。さらに、ホール輸送層及び発光層間に電子ブロック層を、発光層及び電子輸送層にホールブロック層を設けることもできる。なお、発光層を除き、ホール注入層、ホール輸送層、電子輸送層、電子注入層、電子ブロック層及びホールブロック層のいずれかは省略してもよい。各々の有機機能層14は、通常、有機物からなり、更に、低分子、デンドリマー高分子の有機物からなる場合がある。低分子の有機物からなる有機機能層14は一般に蒸着法などのドライプロセス(真空プロセス)によって、高分子やデンドリマーの有機物からなる有機機能層14は一般に塗布法によって、それぞれ形成されるのが一般的である。有機機能層14に用いられる発光層などの材料には、P型やN型の有機半導体、もしくはバイポーラ性の有機半導体を用いることが多い。しかし、素子を高性能化するために有機機能層14の一部を、導電性の有機物で形成してもよい。例えば、有機機能層14に用いる導電性高分子材料として、PEDOT(poly(3,4-ethylene dioxythiophene))、ポリアニリン、ボリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリアルキルフェニレン、ポリアセチレン誘導体、などが挙げられている。
なお、上記いずれの実施形態において基板10上には、予め有機EL素子を駆動するためのトランジスタなどの素子、カラーフィルタ、色変換層などを設けておいて、その後に第1電極13を形成してもよい。
上記いずれの実施形態においてパッシブ駆動型のパネルを説明したが、アクティブ駆動型のパネルをために、駆動トランジスタや、第1電極13のパターンを発光部に対応した島状としてもよい。
さらに、基板上の第1電極13の形成後に、第2電極15のパターニングに用いる隔壁を形成してもよいし、発光部(画素)のギャップ部分に絶縁膜を形成してもよい。
このように、本発明によれば、ポリパラキシリレン膜をバッファ層又はその一部に用いたバリア膜封止型の有機EL素子に関して、好適にポリパラキシリレンを選択成膜することができ、ポリパラキシリレンの重合抑制膜IHが素子に悪影響を与えない構造の有機EL素子を提供できる。また、本発明の実施形態は有機EL素子に関して記載されているが、有機EL素子のみに適用されるだけではなく、基板上の配線、有機無機を問わずトランジスタなど配線を含む全ての素子、蒸着重合膜のパターニングが必要な全ての電子デバイスに適用可能であるのはもちろんである。
有機EL表示パネルの部分拡大平面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程におけるシャドウマスクの概略一部切欠斜視図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程におけるシャドウマスクの概略一部切欠斜視図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略断面図である。 本発明による他の実施形態の有機EL表示パネルの製造過程における基板の概略平面図である。
符号の説明
10 基板
13 第1電極
14 有機機能層
15 第2電極
16 窒化シリコン膜
19 引き出し接続部
PPX ポリパラキシリレン膜
M1、M2、M3 マスク
DR 表示領域
RS、SUS 基材
IH 重合抑制膜
SM シャドウマスク
AL 接着材層
AT 接着テープ

Claims (4)

  1. 基板と前記基板に搭載された素子と前記素子を覆う蒸着重合膜とを含む電子デバイスであって、前記蒸着重合膜の膜厚が漸次減少して膜厚が零となる周縁部を有することを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記蒸着重合膜がポリパラキシリレンからなることを特徴とする請求項1記載の電子デバイス。
  3. 前記素子が有機EL素子からなることを特徴とする請求項1または2記載の電子デバイス。
  4. 前記素子が配線を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1記載の電子デバイス。
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