JP2009193445A - 印刷制御システム、及び印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 利用者から距離が離れた印刷装置の利用に際し、印刷終了等の動作状態を利用者が確実に知らせ、印刷済用紙取り去り等の運用を円滑に行なわせる。
【解決手段】 印刷サーバ20は、PC1から印刷指示を受信すると、該PC1のユーザAのユーザIDに対応する、該ユーザAから最も距離の近い近接プリンタ1のアドレスを代替経路情報から読み出し、上記印刷指示に基づき生成した印刷データに該アドレスを付加して印刷先のプリンタ3に送出する。プリンタ3では、印刷サーバ20からの印刷データから付加されているアドレスを抽出する一方、該印刷データの印刷処理中に印刷完了等の動作状態が検出されると、抽出した上記アドレスに基づき印刷指示元のPC1のユーザAに対する近接プリンタ1に指示して印刷先のプリンタ3の動作状態を音声鳴動によって代替報知させる。
【選択図】 図6
【解決手段】 印刷サーバ20は、PC1から印刷指示を受信すると、該PC1のユーザAのユーザIDに対応する、該ユーザAから最も距離の近い近接プリンタ1のアドレスを代替経路情報から読み出し、上記印刷指示に基づき生成した印刷データに該アドレスを付加して印刷先のプリンタ3に送出する。プリンタ3では、印刷サーバ20からの印刷データから付加されているアドレスを抽出する一方、該印刷データの印刷処理中に印刷完了等の動作状態が検出されると、抽出した上記アドレスに基づき印刷指示元のPC1のユーザAに対する近接プリンタ1に指示して印刷先のプリンタ3の動作状態を音声鳴動によって代替報知させる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、印刷制御システム、及び印刷装置に関する。
パーソナル・コンピュータ(PC)等の上位装置と、プリンタや複合機等の印刷装置を接続するネットワーク環境の普及に伴い、多数のユーザが1台または複数台の印刷装置を共有するケースが増大している。
かかるネットワーク環境での印刷装置の運用においては、ユーザから印刷指示された文書の印刷済用紙の取り出しを促す等の目的で、印刷装置における印刷完了等の動作状態を報知する構成を備えるものがある。
印刷装置の動作状態報知機能に関して、下記特許文献1には、音声鳴動によって動作状態を報知する装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、音色を変えて装置の動作状態を告知する装置が開示されている。
かかる従来装置では、距離が遠い印刷装置を利用した場合には、報知音がユーザに聞こえず、印刷済用紙の取り出し等が円滑に行なえないことも起こり得る。
特開平8−77462号公報
特開平8−297562号公報
本発明は、利用者から距離が離れている印刷装置の利用に際し、印刷終了等の動作状態を利用者が確実に知ることができ、印刷済用紙の取り去り等の運用を円滑に行うことができる印刷制御システム、及び印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の印刷制御システムの発明は、文書情報の印刷指示を送出する文書処理端末と、複数の印刷装置と、前記文書処理端末からの印刷指示に基づき印刷データを生成し、印刷先の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷制御装置とを有し、前記印刷制御装置は、前記複数の印刷装置の中の代替報知印刷装置を登録して管理する管理手段と、前記文書処理端末からの印刷指示に基づく印刷先印刷装置が前記管理手段により管理されている前記代替報知印刷装置であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記印刷先印刷装置が前記代替報知印刷装置でないと判定された場合は、前記印刷データに前記代替報知印刷装置の宛先情報を付加して前記印刷先印刷装置に送信する送信手段とを具備し、前記印刷装置は、前記印刷制御装置から受信した前記印刷データから前記代替報知印刷装置の宛先情報を抽出する抽出手段と、前記印刷データの印刷処理中に、報知対象動作状態が検知され、かつ前記抽出手段により前記代替報知印刷装置の宛先情報が抽出された場合は、該抽出した宛先情報に基づき前記代替報知印刷装置に対して当該動作状態の代替報知を指示する指示手段とを具備する。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記印刷制御装置は、前記印刷装置からの印刷完了通知の受信から印刷排出用紙取去り通知の受信までの時間に基づき、前記文書処理端末と前記印刷装置との間の距離を推定する推定手段を具備し、前記管理手段は、前記推定手段により推定した距離が最小の印刷装置を前記代替報知印刷装置として登録して管理する。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記印刷制御装置は、前記印刷装置からの印刷完了通知の受信から印刷排出用紙取去り通知の受信までの時間に基づき、前記文書処理端末と前記印刷装置との間の距離を推定する推定手段と、前記文書処理端末からの印刷指示に基づく印刷回数を各印刷装置毎に計数する計数手段とを具備し、前記管理手段は、前記推定手段により推定した距離および前記計数手段で計数した印刷回数に基づき前記代替報知印刷装置を決定して登録管理する。
請求項4記載の印刷装置の発明は、複数の文書処理端末からの印刷指示に基づき文書の印刷処理を実行する印刷装置であって、各文書処理端末に対応して代替報知印刷装置を登録して管理する管理手段と、印刷指示元の文書処理端末に対応して前記代替報知印刷装置が前記管理手段に管理されているか否かを判定する判定手段と、前記文書処理端末からの印刷指示に基づく文書の印刷処理中に、報知対象動作状態が検知され、かつ、前記判定手段により前記印刷指示元の文書処理端末に対応して前記代替報知印刷装置が管理されていると判定された場合は、前記管理手段に管理されている前記代替報知印刷装置に対して当該動作状態の代替報知を指示する指示手段とを具備する。
請求項5記載の印刷装置の発明は、複数の文書処理端末からの印刷指示に基づき文書の印刷処理を実行する印刷装置であって、前記文書処理端末からの印刷指示に含まれる代替報知印刷装置の宛先情報を抽出する抽出手段と、前記文書処理端末からの印刷指示に基づく文書の印刷処理中に、報知対象の動作状態が検知され、かつ前記抽出手段により前記代替報知印刷装置の宛先情報が抽出された場合は、該抽出した宛先情報に基づき前記代替報知印刷装置に対して当該動作状態の代替報知を指示する指示手段とを具備する。
請求項1記載の印刷制御システムの発明によれば、複数のPC及びプリンタをサーバを介してネットワーク接続した環境下で、PCから所望のプリンタを指定して文書の印刷を行なう際、常に、自席のPCに最も距離が近いプリンタで印刷先のプリンタの動作状態が音声鳴動により知らされる結果、ユーザはその音を確実に聞くことができ、印刷済用紙の取り去り等にも速やかに対処できる。
請求項2記載の印刷制御システムの発明によれば、システム内の全てのPCとプリンタ間の印刷処理動作を通じて、各PCのユーザ毎に、該ユーザに近接するプリンタを登録、管理できる。
請求項3記載の印刷制御システムの発明によれば、システム内の全てのPCとプリンタ間で複数回印刷処理動作を繰返し、各回の印刷処理時に推定された距離情報を用いて正確に距離情報を推定でき、印刷指示元ユーザの近接プリンタを正確に検索して代替報知の指示が行える。
請求項4記載の印刷装置の発明によれば、PCからの印刷指示に基づく文書の印刷実行中、エラーや印刷完了等の動作状態を該印刷指示元のユーザの席から最も距離が近いプリンタで音声鳴動により報知させることができ、ユーザはその音を確実に聞くことができ、印刷済用紙の取り去り等にも速やかに対処できる。
請求項5記載の印刷装置の発明によれば、PCからの印刷指示に基づく文書の印刷実行中、印刷指示に含まれるアドレスに基づき、該印刷指示元のユーザの席から最も距離が近いプリンタに指示して印刷中のプリンタでのエラーや印刷完了等の動作状態を音声鳴動によって報知でき、ユーザはその音を確実に聞くことができ、印刷済用紙の取り去り等にも速やかに対処できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施例1に係わる印刷制御システムの全体構成を示すブロック図である。
この印刷制御システムは、文書の編集や印刷要求(印刷ジョブ)送出等の文書処理機能を有する複数のクライアント端末10(10−1,10−2,…,10−n)と、任意のクライアント端末10から受信した印刷ジョブに基づき印刷データを生成し、印刷先として指定されたプリンタ30に送出する印刷サーバ20、印刷サーバ20からの印刷データに基づき文書情報を記録用紙に画像として印刷して出力する複数のプリンタ30(30−1,30−2,…,30−n)とをLANケーブル等の伝送路50を介してネットワーク接続して構成される。
図2は、実施例1に係るクライアント端末10の機能構成を示すブロック図である。
クライアント端末10は、例えば、PC(パーソナル・コンピュータ)により実現され、図2に示すように、キーボードやマウス等の入力デバイスから成る入力/操作部11、操作ガイダンスや動作状態等の各種情報を表示する表示部12、動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部13、装置全体の制御を行う制御部14、伝送路50を介して印刷サーバ20やプリンタ30と通信(印刷ジョブ等のデータの送受)する際の通信インタフェースを司る通信インタフェース(I/F)部15を備えて構成される。
クライアント端末10において、制御部14には、入力/操作部11での所定の操作に応じて文書情報(文書ファイル)などの操作、保存、表示、編集、印刷指示操作などの処理を行うアプリケーション部141、入力/操作部11での所定の印刷指示操作に基づき文書情報とその処理命令から成る印刷ジョブを生成して印刷サーバ20に送出する印刷ジョブ生成部142が設けられる。
図3は、実施例1に係る印刷サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
印刷サーバ20は、PC(パーソナル・コンピュータ)等の情報処理装置により実現され、図3に示すように、伝送路50を介してクライアント端末10やプリンタ30と通信する際の通信インタフェースを司る通信インタフェース部(通信 I/F)21、動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部23、装置全体の制御を行う制御部25を具備して構成される。
印刷サーバ20において、制御部25には、クライアント端末10から受信した印刷ジョブ(印刷指示)の受信と、該印刷ジョブに基づいて生成した印刷データのプリンタ30に対する送信を通信I/F部21を介して行なう印刷ジョブ送受信部251、このシステムの各クライアント端末10のユーザ毎に、当該システム内の複数のプリンタ30のうちの当該ユーザに最も近い距離位置(当該ユーザからの距離が最小の位置)にあるプリンタ30の装置識別情報(装置ID)及びアドレスを対応付けて登録した情報(後述の代替経路情報)を生成、管理する代替経路管理部252、印刷ジョブ送受信部251がクライアント端末10からの印刷指示に基づき生成した印刷データを印刷先のプリンタ30に送信する際、この時の印刷指示元ユーザに最も距離が近い(近接する)プリンタ30のアドレス情報(代替報知先アドレス情報)を付加する代替報知宛先付加処理部253を具備して構成される。
記憶部23には、代替経路管理テーブル231、プリンタアドレス管理テーブル232が設けられる。
代替経路管理テーブル231には、代替経路管理部252が管理対象とする上記代替経路情報が記憶される。
図4は、代替経路管理テーブル231を用いて管理される代替経路情報の一例を示す表図である。
図4に示すように、代替経路管理テーブル231には、システム内の各ユーザにそれぞれ対応して、近接するプリンタ30の装置ID及びアドレスが登録された代替経路情報が保持されている。
特に、この例では、クライアント端末10−1(PC1)を使用するユーザA(ユーザID=00001)に最も近いプリンタ30として、装置ID=“0011”、アドレス=“123.456.789.011”を有するプリンタ30−1(プリンタ1)が登録され、クライアント端末10−2(PC2)を使用するユーザB(ユーザID=00002)に最も近いプリンタ30として、装置ID=“0013”、アドレス=“123.456.789.013”を有するプリンタ30−3(プリンタ3)が登録され、クライアント端末10−3(PC3)を使用するユーザC(ユーザID=00003)に最も近いプリンタ30として、装置ID=“0012”、アドレス=“123.456.789.012”を有するプリンタ30−2(プリンタ2)が登録されている。
プリンタアドレス管理テーブル232には、システム内の各プリンタ30のネットワークアドレス情報が記憶される。
代替経路管理テーブル231において、各ユーザに対応する“アドレス”欄に保持されるアドレスは、該当する近接プリンタ30の装置IDに対応して上記プリンタアドレス管理テーブル232から検索され、登録されたものである。
図5は、実施例1に係るプリンタ30の機能構成を示すブロック図である。
図5に示すように、プリンタ30は、伝送路50を介して複数のクライアント端末10や印刷サーバ20と通信(データの送受)する際の通信インタフェースを司る通信インタフェース(I/F)部31、動作プログラム等の各種情報を記憶する記憶部32、通信I/F部31を通じて印刷サーバ20から受信した印刷データに基づく画像処理を行う画像処理部33、画像処理部33により画像処理された画像信号(印刷データ)に基づき電子写真プロセスを実行して記録媒体(記録用紙)に画像を形成(印刷)して排出トレイ40に排出する画像形成部34、液晶表示器等の表示部とテンキー等の各種操作キーを有する操作部とから成る表示/操作部35、装置全体の制御を行なう制御部36、印刷状況等の動作状態を報知する音を発生するスピーカ37を具備して構成される。
制御部36には、通信I/F部31を通じて印刷サーバ20から受信した印刷データに基づく印刷の制御を行う印刷制御部361、印刷サーバ20から受信された印刷データに付加される代替報知先アドレスを用いて代替報知先のプリンタ30に発呼し、印刷先のプリンタ30の動作状態を音により報知することを指示する代替報知制御を行なう代替報知制御部362、スピーカ37を駆動して印刷状況等の動作状態を報知する音を発生(鳴動)させる音声鳴動制御部363、印刷サーバ20の代替経路管理部252による代替経路情報の生成処理時、該印刷サーバ20から受信した印刷データに基づく印刷の完了、印刷済用紙取去りの検出結果を印刷サーバ20に応答送出する代替経路管理応答制御部364が設けられる。
このプリンタ30では、排出トレイ40にそのなかに印刷済用紙が有るか無いかに応じた検知出力を発生する用紙有無検知センサ41が設けられ、代替経路管理応答制御部364は、該用紙有無検知センサ41の検知出力に基づき排出トレイ40から印刷済用紙が持ち去られたことを検知し、その旨を印刷サーバ20に通知する。
本実施例のシステムにおいて、各プリンタ30は、モノクロ印刷、カラー印刷、用紙サイズ等、印字速度等、それぞれ印刷能力が異なるものが採用されている。
各ユーザは、それぞれのクライアント端末10から、用途に合ったプリンタ30を選択し、印刷先として指定したうえで印刷サーバ20に印刷指示する。
印刷サーバ20は、クライアント端末10から印刷指示を受けると印刷データを生成して該印刷データを印刷先のプリンタ30に送出する、
プリンタ30は、印刷サーバ20からの印刷データを受信して印刷処理を実行し、その際、代替報知制御部362は、印刷指示元のユーザから最も近い距離にあるプリンタ30に指示し、該プリンタ30に印刷先のプリンタ30の印刷状況や印刷完了等の動作状態を報知させる代替報知制御を実施する。
プリンタ30は、印刷サーバ20からの印刷データを受信して印刷処理を実行し、その際、代替報知制御部362は、印刷指示元のユーザから最も近い距離にあるプリンタ30に指示し、該プリンタ30に印刷先のプリンタ30の印刷状況や印刷完了等の動作状態を報知させる代替報知制御を実施する。
この代替報知制御を実施するためには、印刷サーバ20において、代替経路管理テーブル231に、図4に例示するような代替経路情報を保持する必要がある。
この代替経路情報は、例えば、印刷サーバ20の代替経路管理部252で生成されるが、この代替経路情報の生成処理に関しては後(図10、図11参照)で詳述する。
ここでは、印刷サーバ20において、代替経路管理テーブル231に代替経路情報を登録されていることを前提に、当該システムにおける印刷処理動作(上記代替経路情報を用いた代替報知制御動作を含む)について説明する。
図6は、本実施例に係る印刷制御システムの印刷処理におけるクライアント端末10、印刷サーバ20及びプリンタ30間の制御シーケンスを示す図である。
同図は、特に、ユーザAがクライアント端末10−1(PC1)からプリンタ30−3(プリンタ3)を印刷先として指定して文書AAAを印刷する場合における各装置の動作の流れを示している。
この場合、ユーザAがPC1でアプリケーション部141を立ち上げ、入力/操作部11の表示部に表示される印刷設定画面上で印刷対象文書として文書AAAを指定し、印刷先としてプリンタ3を指定する印刷設定(印刷指示)操作を行うと(ステップS101)、印刷ジョブ生成部142により文書AAAをプリンタ3で印刷することを指示する印刷ジョブが生成され、該印刷ジョブが印刷サーバ20に送出される(ステップS102)。
その際、印刷指示元のPC1のユーザAを識別するユーザ識別情報(ユーザID)が当該文書AAAの印刷ジョブに付加されて印刷サーバ20に送出される。
なお、このシステムにおいて、各PCは、所定のユーザ認証機能を有し、使用に先立って該ユーザのIDを取得しているものとする。
他方、印刷サーバ20では、PC1から上記印刷ジョブを受信すると、該印刷ジョブに基づき文書AAAの印刷データを生成する一方で、該印刷ジョブからユーザAのユーザIDを抽出し(ステップS201)、代替経路管理テーブル231(図4参照)から該ユーザIDに対応するプリンタ〔ユーザAに近接するプリンタ30−1(プリンタ1)〕の装置識別情報(装置ID)を検索する(ステップS202)。
次いで、この検索したプリンタ1のアドレスを代替経路管理テーブル231から読み出し代替報知先アドレスとして上記印刷データに付加し(ステップS203)、該代替報知先アドレスを付加した印刷データを印刷先のプリンタ3(受信印刷ジョブ中の印刷設定情報から特定)に送出する(ステップS204)。
一方、プリンタ3では、印刷サーバ20から上記印刷データを受信すると、該印刷データを画像処理部33により画像処理し、画像形成部34で記録用紙に画像として印刷させる印刷処理を実行する(ステップS301)。
該印刷処理中、エラーの発生や印刷完了等の動作(報知対象とする動作)が検出されると(ステップS302)、印刷サーバ20から受信した印刷データに付加される代替報知先アドレスを抽出し(ステップS303)、該抽出したアドレスに基づき代替報知先のプリンタ1(ユーザAに近接するプリンタ)に発呼し(ステップS304)、該検知した動作状態の報知を指示する(ステップS305)。
これに対して、プリンタ1では、印刷先のプリンタ3からの動作状態報知指示に基づき、当該動作状態(エラーの発生や印刷完了等)を音声鳴動により報知する(ステップS311)。
図6においては、ユーザAがPC1からプリンタ3に印刷指示して文書を印刷する場合の該ユーザAに近接するプリンタ1での代替報知制御について述べたが、この代替報知制御は、各ユーザが各自のクライアント端末10から所望のプリンタ30に印刷指示して文書を印刷する際、該印刷先のプリンタ30が該ユーザの近接プリンタでない場合には、上記と同様、印刷サーバ20と印刷先のプリンタ30とが協働し、当該近接プリンタを対象にして実施される。
次に、本実施例のシステムにおいて、印刷サーバ20と印刷先のプリンタ30とが協働して実施する代替報知制御について、図7及び図8を参照して更に詳細に説明する。
図7は、印刷サーバ20における代替報知先通知処理(図6のステップS201〜S204参照)の詳細内容を示すフローチャートであり、図8は、印刷先プリンタ30における代替報知処理(図6のステップS301〜S304参照)の詳細内容を示すフローチャートである。
なお、図7、及び図8における各処理ステップ中、図6における各処理ステップと同じ処理ステップには、図6における該当する処理ステップと同じ符号(米印で示す)を付している。
図7において、印刷サーバ20よる代替報知先通知処理は、各PC1,2,3,…のいずれかからプリンタ1,2,3,…のいずれかを印刷先として指定する印刷ジョブを受信することにより起動される。
すなわち、印刷サーバ20では、PCから上記印刷ジョブ(印刷指示)が受信されると(ステップS231YES)、印刷ジョブ送受信部251が、該受信した印刷ジョブに基づき印刷対象文書の印刷データを生成する(ステップS232)。
一方で、代替報知宛先付加処理部253は、該受信した印刷ジョブから印刷指示元ユーザのユーザIDを抽出する(ステップS233)と共に、印刷先のプリンタ30を特定する(ステップS234)。
引き続き、代替報知宛先付加処理部253は、印刷指示元のユーザのユーザIDをキーに代替経路管理テーブル231(図4参照)を検索して当該ユーザIDに対応するプリンタ30(当該ユーザに近接するプリンタ)の装置IDを読み出す(ステップS235)。
次いで、上記ステップS234で特定した印刷先のプリンタ30と上記ステップS235で検索した、印刷指示元ユーザの近接プリンタ30の装置IDを比較して、印刷先のプリンタ30が当該ユーザの近接プリンタ30であるか否かをチェックする(ステップS236)。
ここで、印刷先プリンタ30が印刷指示元ユーザの近接プリンタ30であれば(ステップS236YES)、上記ステップS232で生成した印刷データを印刷先のプリンタ30に送出し(ステップS239)、処理を終了する。
これに対し、印刷先プリンタ30が印刷指示元ユーザの近接プリンタ30でない場合(ステップS236NO)、代替報知宛先付加処理部253は、上記ステップS235で検索された、印刷指示元ユーザの近接プリンタ30のアドレスを代替経路管理テーブル231から読み出し(ステップS237)、該アドレスを上記ステップS232で生成した印刷データに付加し(ステップS238)、該アドレス(代替報知先アドレス)を付加した印刷データを、上記ステップS234で特定した印刷先のプリンタ30に送出する(ステップS239)。
図8において、プリンタ30による代替報知制御は、印刷サーバ20から代替報知先アドレスが付加された印刷データを受信し、該印刷データに基づく印刷処理中、紙切れ等のエラーや、印刷完了を含む各種印刷状況等、報知対象とする動作状態(イベント)が検出されることにより起動される。
すなわち、プリンタ30では、印刷サーバ20から上記印刷データを受信すると(ステップS331YES)、印刷制御部361は、該受信した印刷データを画像処理(各頁毎にビットマップ展開)して画像形成部34に送り、記録用紙に画像を形成して排出トレイ40に排出する印刷処理を開始する(ステップS332)。
該印刷処理の開始後、代替報知制御部362は、報知対象のイベントの1つとして、印刷が完了したか否かを監視し(ステップS333)、印刷が完了していない場合には(ステップS333NO)、更に、報知対象の他のイベント(印刷状況、紙切れなどのエラー等)が発生したか否かを監視する(ステップS334)。
この間、報知対象のイベントが検出された場合(ステップS333YES、S334YES)、代替報知制御部362は、上記ステップS331で受信した印刷データに代替報知先アドレス(印刷指示元ユーザに対する近接プリンタのアドレス)が付加されているか否かをチェックする(ステップS335)。
ここで、代替報知先アドレスが付加されている場合(ステップS335YES)、代替報知制御部362は、当該アドレスに基づき代替報知先であるプリンタ(印刷指示元ユーザに対する近接プリンタ)に発呼し(ステップS336)、上記ステップS333、若しくはS334で検出されたイベントの発生を代替報知することを指示する(ステップS337)。
他方、印刷指示元ユーザに近接するプリンタ30では、例えば、図9に示す如く、印刷先プリンタ30から上記イベント発生の代替報知指示を受信すると(ステップS351)、音声鳴動制御部363は、該代替報知指示に基づき、該指示と共に通知される発生イベントの情報(動作状態情報)を抽出し(ステップS352)、該動作状態に対応する音を鳴動するようにスピーカ37を駆動し、当該動作状態(エラーの発生や印刷完了等)を音声鳴動により近接ユーザに対して報知する(ステップS353)。
これに対して、図8において、受信した印刷データに代替報知先アドレスが付加されていない場合(ステップS335NO)、音声鳴動制御部363は、上記ステップS334で検出された動作状態に対応する音を鳴動するように自装置のスピーカ37を駆動し、当該動作状態(エラーの発生や印刷完了等)を音声鳴動により報知する制御を行なう(ステップS338)。
次に、印刷サーバ20における代替経路情報の生成処理について詳述する。
図10は、印刷サーバ20における代替経路情報の生成処理を示すフローチャートであり、図11は印刷サーバ20での代替経路情報生成処理に合わせたプリンタ30における印刷処理動作を示すフローチャートである。
図10、及び図11に示すように、この代替経路情報作成処理は、例えば、図6に示す代替報知モードでの印刷処理に移行する前の運用段階で、システム内の全てのPCと全てのプリンタ30間で、各PCから各プリンタ30を指定してそれぞれに印刷を実行させながら(図10のステップS251〜S255、図11のステップS371〜S374)、印刷先プリンタ30から印刷完了通知と印刷済用紙の取去り検知を応答送出させ(図11のステップS375〜S377)、印刷完了後、印刷済用紙が取去られるまでの時間から各ユーザと各プリンタ30間の距離を推定し、各ユーザ毎に、最も距離の近い(推定距離が最小の)プリンタ30を代替経路管理テーブル2311に登録、保持させる(図10のステップS256〜264)ことで実現される。
図10において、印刷サーバ20の印刷ジョブ送受信部251は、PCから印刷ジョブ(印刷指示)を受信すると(ステップS251YES)、該印刷ジョブから印刷指示元ユーザのユーザIDと印刷先のプリンタ30の装置IDを抽出したうえで(ステップS252、S253)、該印刷ジョブ中の印刷対象文書を印刷する印刷データを生成し(ステップS254)、該印刷データを印刷先プリンタ30に送信する(ステップS255)。
一方、印刷先のプリンタ30では、印刷サーバ20から送信される上記印刷データの受信を待って、例えば、図11のフローチャートに示す如くの印刷処理を実行し、併せて、印刷完了及び印刷済用紙取去り通知の処理を行う。
すなわち、印刷先のプリンタ30では、印刷サーバ20から送信される上記印刷データを受信すると(ステップS371YES)、代替報知制御部362が、代替報知先アドレスが付加されているか否かをチェックし(ステップS372)、代替報知先アドレスが付加されている場合は(ステップS372YES)、図8に示すような代替報知処理を実施する(ステップS378)。
これに対し、受信した印刷データに代替報知先アドレスが付加されていない場合(ステップS372NO)、代替経路管理応答制御部364は、該印刷データを画像処理部33で画像処理し、画像形成部34で文書を画像として印刷させ該印刷済用紙を排出トレイ40に排出する印刷処理(ステップS373)を実行する。
その後、この印刷処理が完了したか否かを監視し(ステップS374)、該印刷処理が完了すると(ステップS374YES)、印刷が完了した旨を印刷サーバ20に通知する(ステップS375)。
引き続き、代替経路管理応答制御部364は、排出トレイ40に設けられる用紙有無検知センサ41の検知出力に基づき、該排出トレイ40から印刷済用紙が取り去られたか否かをチェックし(ステップS376)、印刷済用紙の取り去りが検出されると(ステップS376YES)、印刷済用紙が取り去られた旨を印刷サーバ20に通知する(ステップS377)。
他方、印刷サーバ20では、図10のステップS255で印刷データを送出した後、代替経路管理部252が、印刷先のプリンタ30から応答送出される上記印刷完了通知の受信状況を監視する(ステップS256)。
ここで、印刷先のプリンタ30が図11のステップS375で応答送出する印刷完了通知が受信されると(ステップS256YES)、計時手段(不図示)を起動し、時間の計時を開始する(ステップS257)。
引き続き、代替経路管理部252は、印刷先のプリンタ30から応答送出される上記印刷済用紙の取去り通知の受信状況を監視する(ステップS258)。
ここで、印刷先のプリンタ30が図11のステップS377で応答送出する印刷済用紙の取去り通知が受信されると(ステップS258YES)、計時手段による計時時間を取り込み(取り込んだら計時時間をクリア)、該取り込んだ計時時間に基づき、印刷指示元ユーザと印刷先プリンタ30との距離を算出(推定)する(ステップS259)。
次いで、当該印刷指示元ユーザの当該印刷先プリンタ30での印刷回数を“1”だけインクリメントしたうえで(ステップS260)、当該印刷回数が設定値(=n)に達したか否かをチェックする(ステップS261)。
なお、ここで印刷回数をn回(複数回)に設定しているのは、1回の印刷のみで推定よりも正確に距離を推定するためである。
ここで、印刷回数がn回に達していない場合(ステップS261NO)、該推定した距離(現在までの各回の推定距離)を保持し(ステップS264)、次の回の印刷での距離の推定に対応すべく印刷指示待ち状態に復帰する。
また、印刷回数回数がn回に達している場合(ステップS261YES)は、n回の印刷により得たn個の推定距離の平均値を求め、該平均値と、該印刷指示元ユーザと他のプリンタ30間の距離(但し、印刷回数がn回に達していて各回の印刷で推定された距離を平均した値)を比較し(ステップS262)、該ユーザに最も距離の近い(推定した距離が最小の)プリンタ30の装置IDを、当該ユーザIDに対応して代替経路管理テーブル231に登録する(ステップS263)。
なお、その際、該装置IDに対応するアドレスをプリンタアドレス管理テーブル232(図3参照)から読出し、代替経路管理テーブル231における上記装置IDに対応する“アドレス”欄に登録する。
以上説明した図10及び図11に示す処理により、システム内の全てのクライアント端末10から全てのプリンタ30に対して設定印刷回数(=n)の印刷を実行し終えた際には、代替経路管理部252によって、図4に例示する代替経路管理テーブル231のように、各ユーザに対応して近接プリンタの情報(装置ID及びアドレス)が登録された代替経路情報が生成される。
これ以後、印刷サーバ20では、上記代替経路管理テーブル231に登録された代替経路情報に基づき、図6に示す如くの代替報知モードでの印刷処理を実行可能となる。
図12は、実施例2に係る印刷制御システムの全体構成を示すブロック図である。
この印刷制御システムは、実施例1と同等の複数のクライアント端末10(10−1,10−2,…,10−n)と、任意のクライアント端末10から印刷ジョブを受信し、該印刷ジョブに基づき印刷対象文書の印刷データを生成して記録媒体(記録用紙)に画像として印刷出力する複数のプリンタ30B(30B−1,30B−2,…,30B−n)とをLANケーブル等の伝送路50を介してネットワーク接続して構成される。
図13は、本実施例に係るプリンタ30Bの機能構成を示すブロック図である。
プリンタ30Bにおいて、記憶部32bには、実施例1に係る印刷サーバ20が代替経路管理テーブル231を用いて管理するものと同等の代替経路情報が登録された代替経路管理テーブル321が設けられる。
制御部36bには、上記代替経路管理テーブル321を用いて代替経路情報を管理する代替経路管理部365が設けられる。
また、制御部36bにおいて、印刷制御部361bは、クライアント端末10からの印刷指示に基づき印刷データを生成し、印刷処理を実行させる。
代替報知制御部362bは、印刷制御部361Bでの印刷処理中に、報知対象のイベントが発生すると、印刷指示元のユーザのユーザIDに対応する近接プリンタ30の装置IDを代替経路管理テーブル321から検索し、自装置が該近接プリンタでない場合に当該近接プリンタ30に当該動作状態を代替報知することを指示する処理機能を有する。
プリンタ30Bにおける他の機能ブロックは、実施例1に係るプリンタ30における同一符号を付すものと同等の機能ブロックである。
図14は、本実施例に係るプリンタ30Bの印刷処理動作を示すフローチャートである。
図14に示すように、本実施例のプリンタ30Bでは、クライアント端末10から印刷指示を受信すると(ステップS401YES)、印刷制御部361bは、該印刷指示に含まれる印刷対象の文書情報から画像処理部33により印刷データを生成させると共に、該印刷データを基に画像形成部34で記録用紙に画像を印刷し、印刷済用紙として排出トレイ40に排出させる印刷処理を開始する(ステップS402)。
該印刷処理の開始後、代替報知制御部362bは、報知対象のイベントの1つとして、印刷が完了したか否かを監視し(ステップS403)、印刷が完了していない場合には(ステップS403NO)、更に、報知対象の他のイベント(印刷状況、紙切れなどのエラー等)が発生したか否かを監視する(ステップS404)。
この間、報知対象のイベントが検出された場合(ステップS403YES、S404YES)、代替報知制御部362bは、上記ステップS401で受信した印刷指示の指示元ユーザのユーザIDをキーに、代替経路管理テーブル321から該ユーザIDに対応する近接プリンタの装置IDを検索する(ステップS405)。
次いで、該検索した装置IDが自装置の装置IDと一致するか否かに応じて、印刷指示元のユーザにとっての当該近接プリンタが他のプリンタ30B(自装置以外のプリンタ30B)であるか否かをチェックする(ステップS406)。
ここで、印刷指示元ユーザの近接プリンタが自装置以外のプリンタ30Bであると判定された場合(ステップS406YES)、代替報知制御部362bは、代替経路管理テーブル321の当該ユーザIDに対応する“アドレス”欄からアドレスを読出し、該アドレスに基づき代替報知先であるプリンタ30B(印刷指示元ユーザに対する近接プリンタ)に発呼し(ステップS407)、上記ステップS403、若しくはS404で検出されたイベントの発生を代替報知することを指示する(ステップS408)。
他方、印刷指示元ユーザに近接するプリンタ30Bでは、例えば、図9に示す処理と同等の流れで、印刷先プリンタ30から上記イベント発生の代替報知指示を受信すると(ステップS351参照)、音声鳴動制御部363が、該代替報知指示に基づき、該指示と共に通知される発生イベントの情報(動作状態情報)を抽出し(ステップS352参照)、該動作状態に対応する音を鳴動するようにスピーカ37を駆動し、当該動作状態(エラーの発生や印刷完了等)を音声鳴動により近接ユーザに対して報知する(ステップS353参照)。
これに対して、図14において、印刷指示元ユーザの近接プリンタが自装置であると判定された場合(ステップS406NO)、音声鳴動制御部363が、上記ステップS403,S404で検出された動作状態に対応する音を鳴動するように自装置のスピーカ37を駆動し、当該動作状態(エラーの発生や印刷完了等)を音声鳴動により報知する制御を行なう(ステップS409)。
以上の如く、本発明では、PCから所望のプリンタを指定して文書の印刷を行なう際、常に、自席のPCに最も距離が近いプリンタで印刷先のプリンタの動作状態が音声鳴動により知らされ、ユーザはその音を確実に聞くことができ、その後に対処の素早く対応できる。
この他、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記各実施例では、動作状態の代替報知に際して、動作状態に対応した音を鳴動させる例を挙げているが、プリンタ30において、代替報知先と該代替報知先に近接するユーザ間の距離情報をも含めた代替経路情報を管理し、代替報知先と近接ユーザ間の距離に応じてその音量を可変制御するようにしても良い。
また、プリンタ30がそれぞれ自装置に対応する音色あるいは音声発生パターンの情報を保持し、代替報知先のプリンタ(印刷指示元ユーザの近接プリンタ)に代替報知を指示する際、自装置の音色あるいは音声発生パターンも通知し、該代替報知先のプリンタにおいて、印刷先のプリンタに対応した音色あるいは音声発生パターンで該印刷先のプリンタの操作状態を報知する構成としても良い。
また、上記各実施例では、印刷指示元ユーザに近接するプリンタ30で、印刷先プリンタ30の動作状態を音声鳴動により代替報知する例を挙げたが、該音声鳴動に合わせて、表示部に動作状態を示すメッセージや印刷先プリンタ名等を表示するようにしても良い。
また、上記実施例2では、プリンタ30Bにおいて、代替経路情報を予め代替経路管理テーブル321に設定しておく構成例を挙げたが、これに限らず、プリンタ30Bが当該代替経路情報を生成する処理手段を有する構成としても良い。
この場合、プリンタ30Bに設ける代替経路情報生成処理手段は、例えば、実施例1に係る印刷サーバ20での代替経路情報生成処理(図10、図11参照)のように、代替報知モードでの運用に先立ち、システム内の全てのクライアント端末10から各プリンタ30Bに印刷指示して印刷させる動作を何回か実行させるのを受けて、各プリンタ30Bでの印刷完了後、用紙有無検知センサ41により印刷済用紙の取去りが検出されるまでの時間から各ユーザとの間の距離を推定して最も距離の近いユーザを保持する処理機能と、各プリンタ30Bがそれぞれ保持している当該プリンタ30Bと近接ユーザのユーザIDを相互に通信交換する制御を経て、図4に示す如くの代替経路情報を代替経路管理テーブル321上に構築する処理機能を有する構成により実現できる。
また、上記実施例2では、複数のクライアント端末と複数のプリンタ30Bをネットワーク接続した(印刷サーバが介在しない)システム構成において、プリンタ30Bが代替経路管理テーブル(321)を持ち、該代替経路管理テーブルから印刷指示元のユーザのユーザIDに対応する近接プリンタを特定して代替報知の指示を行う構成を例示したが、プリンタに代替経路管理テーブルを設けず、クライアント端末10から近接するプリンタのアドレスを付加して印刷先プリンタに印刷指示し、印刷先プリンタが、クライアント端末10からの印刷指示に含まれる上記アドレスを抽出し、該アドレスを用いて近接プリンタにアクセスして代替報知指示を行う構成としても良い。
本発明は、複数の文書処理端末とネットワーク接続され、利用者が文書処理端末を用いて離れた場所から印刷に利用するプリンタや複合機等の印刷装置、及び該印刷装置を用いる印刷制御システムに適用できる。
10,10−1,10−2,〜,10−n…クライアント端末(PC:パーソナル・コンピュータ)、11…入力/操作部、12…表示部、13…記憶部、14…制御部、141…アプリケーション部、142…印刷ジョブ生成部、15…通信インタフェース(I/F)部、20…印刷サーバ、21…通信インタフェース(I/F)部、23…記憶部、231…代替経路管理テーブル(TB)、232…プリンタアドレス管理テーブル(TB)、25…制御部、251…印刷ジョブ送受信部、252…代替経路管理部、253…代替報知宛先付加処理部、30,30−1,30−2,〜,30−n,30B,30B−1,30B−2,〜,30B−n…プリンタ、31…通信インタフェース(I/F)部、32,32b…記憶部、321…代替経路管理テーブル、33…画像処理部、34…画像形成部、35…表示/操作部(コントロール・パネル)、36,36b…制御部、361,361b…印刷制御部、362,362b…代替報知制御部、363…音声鳴動制御部、364…代替経路管理応答制御部、365…代替経路管理部365、37…スピーカ、40…排出トレイ、41…用紙有無検知センサ、50…伝送路
Claims (5)
- 文書情報の印刷指示を送出する文書処理端末と、
複数の印刷装置と、
前記文書処理端末からの印刷指示に基づき印刷データを生成し、印刷先の印刷装置に送信して印刷を実行させる印刷制御装置と
を有し、
前記印刷制御装置は、
前記複数の印刷装置の中の代替報知印刷装置を登録して管理する管理手段と、
前記文書処理端末からの印刷指示に基づく印刷先印刷装置が前記管理手段により管理されている前記代替報知印刷装置であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記印刷先印刷装置が前記代替報知印刷装置でないと判定された場合は、前記印刷データに前記代替報知印刷装置の宛先情報を付加して前記印刷先印刷装置に送信する送信手段と
を具備し、
前記印刷装置は、
前記印刷制御装置から受信した前記印刷データから前記代替報知印刷装置の宛先情報を抽出する抽出手段と、
前記印刷データの印刷処理中に、報知対象動作状態が検知され、かつ前記抽出手段により前記代替報知印刷装置の宛先情報が抽出された場合は、該抽出した宛先情報に基づき前記代替報知印刷装置に対して当該動作状態の代替報知を指示する指示手段と
を具備する印刷制御システム。 - 前記印刷制御装置は、
前記印刷装置からの印刷完了通知の受信から印刷排出用紙取去り通知の受信までの時間に基づき、前記文書処理端末と前記印刷装置との間の距離を推定する推定手段
を具備し、
前記管理手段は、
前記推定手段により推定した距離が最小の印刷装置を前記代替報知印刷装置として登録して管理する請求項1記載の印刷制御システム。 - 前記印刷制御装置は、
前記印刷装置からの印刷完了通知の受信から印刷排出用紙取去り通知の受信までの時間に基づき、前記文書処理端末と前記印刷装置との間の距離を推定する推定手段と、
前記文書処理端末からの印刷指示に基づく印刷回数を各印刷装置毎に計数する計数手段と
を具備し、
前記管理手段は、
前記推定手段により推定した距離および前記計数手段で計数した印刷回数に基づき前記代替報知印刷装置を決定して登録管理する請求項1記載の印刷制御システム。 - 複数の文書処理端末からの印刷指示に基づき文書の印刷処理を実行する印刷装置であって、
各文書処理端末に対応して代替報知印刷装置を登録して管理する管理手段と、
印刷指示元の文書処理端末に対応して前記代替報知印刷装置が前記管理手段に管理されているか否かを判定する判定手段と、
前記文書処理端末からの印刷指示に基づく文書の印刷処理中に、報知対象動作状態が検知され、かつ、前記判定手段により前記印刷指示元の文書処理端末に対応して前記代替報知印刷装置が管理されていると判定された場合は、前記管理手段に管理されている前記代替報知印刷装置に対して当該動作状態の代替報知を指示する指示手段と
を具備する印刷装置。 - 複数の文書処理端末からの印刷指示に基づき文書の印刷処理を実行する印刷装置であって、
前記文書処理端末からの印刷指示に含まれる代替報知印刷装置の宛先情報を抽出する抽出手段と、
前記文書処理端末からの印刷指示に基づく文書の印刷処理中に、報知対象の動作状態が検知され、かつ前記抽出手段により前記代替報知印刷装置の宛先情報が抽出された場合は、該抽出した宛先情報に基づき前記代替報知印刷装置に対して当該動作状態の代替報知を指示する指示手段と
を具備する印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008034652A JP2009193445A (ja) | 2008-02-15 | 2008-02-15 | 印刷制御システム、及び印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008034652A JP2009193445A (ja) | 2008-02-15 | 2008-02-15 | 印刷制御システム、及び印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009193445A true JP2009193445A (ja) | 2009-08-27 |
Family
ID=41075383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008034652A Pending JP2009193445A (ja) | 2008-02-15 | 2008-02-15 | 印刷制御システム、及び印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009193445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011193235A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Ricoh Co Ltd | 画像管理システム、画像管理装置、画像管理システムの制御方法、制御プログラム及び記録媒体 |
-
2008
- 2008-02-15 JP JP2008034652A patent/JP2009193445A/ja active Pending
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