JP2009192748A - 現像ローラ、現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像ローラ、現像装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract


【課題】 小径の現像ローラであっても冷却効率が高く、現像剤の温度上昇を抑えることができる現像ローラ、現像装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】 スリーブ14を構成する現像剤担持面体14bの軸芯方向両側開放端に支持部材51が固定され、もう一方の支持部材51は、多極磁性体軸心13aによって回転自在に支持される。支持部材51には、プロペラ形状の送風羽根51aが一体的に形成され、このブレード間の隙間が、支持部材51の通風孔52として機能する。スリーブ14が回転することによって、一方の側面において支持部材51もともに回転し、送風羽根51aによって、スリーブ14の外側から内側に向かう空気の流れが形成され、他方の側面においては、スリーブ14の内側から外側に向かう空気の流れを形成させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、現像ローラ、現像装置および画像形成装置に関する。
静電電子写真方式を利用した画像形成装置は、一般に帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電、及び定着の各工程を実行することで画像を形成する。画像を形成する工程は、例えば、帯電装置によって回転駆動される感光体ドラムの表面を均一に帯電され、露光装置によって帯電した感光体表面にレーザ光を照射され静電潜像が形成される。続いて、現像装置によって感光体上の静電潜像が現像され感光体表面上にトナー像が形成される。転写装置によって感光体上のトナー像は転写材上に転写され、その後、定着装置によって加圧、加熱されることによって、トナー像は転写材上に固定される。また感光体表面上に残った転写残留トナーはクリーニング装置により除去され所定の回収部に回収されると共に、クリーニングされた後の感光体表面は除電装置により残留電荷が除去され次の画像形成に備える。
感光体上の静電潜像を現像する現像剤としては、トナーのみからなる一成分現像剤やトナーとキャリアとからなる二成分現像剤が一般に用いられる。一成分現像剤は、キャリアを用いないため、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構などを必要とせず、現像装置がシンプルになるといった利点を有するが、トナーの帯電量が安定しにくい等の欠点がある。二成分現像剤は、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構などを必要とすることから、現像装置が複雑になるといった欠点を有するが、帯電量の安定性に優れることから、高速画像形成装置やカラー画像形成装置によく使用されている。
二成分現像剤を用いる現像装置としては、一般に、現像槽、現像ローラ、撹拌部材、規制部材、流し板などを含む現像装置が用いられる。現像槽は、現像ローラおよび撹拌部材を回転自在に支持するとともに、その内部に現像剤を貯留する。現像ローラは表面に現像剤層を担持して回転し、感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する。撹拌部材は現像槽内の現像剤を均一に撹拌して現像ローラに向けて搬送する。規制部材は現像ローラ表面の現像剤層の層厚を規制する。
二成分現像剤においては、印刷速度の高速化やカラー化、さらには省エネルギー化に対応するため、トナーの小粒径化や低軟化点化が進んできており、このようなトナーは、熱により凝集しやすいという欠点を有する。そのため、現像装置内で攪拌される時の摩擦熱により、現像装置内の温度が上昇すると、現像剤の温度が上がり、トナー凝集体の発生や、現像剤の流動性が低下して画像濃度にムラが生じるなどの問題が生じる。特に、現像ローラの内部は気流の流れがないため熱がこもりやすく、長時間の使用により、徐々に温度が上昇していくといった問題があった。
この問題に対して、例えば特許文献1記載の現像装置は、現像ローラに軸線方向に連通する通路を設け、送風手段によってこの通路内に送風し、送られた風を螺旋状の部材によって現像ローラの内周面に導くことで現像ローラの冷却効率を高めている。
特開2002−229330号公報
しかしながら、二成分現像用の現像ローラにおいては、磁気ブラシを形成するために現像ローラ内部に複数の磁石(マグネットローラ)が配置されるため、特許文献1記載の現像装置にように、通路内に螺旋状の部材を設けるスペースを確保することが難しい。特に小型化された現像装置においては、現像ローラも小径のものを使用するため、十分な幅を有する螺旋状部材を設けることが難しく冷却効率は向上しない。その結果、現像剤の温度上昇による画像ムラなどの画質劣化を十分に防止することはできない。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、小径の現像ローラであっても冷却効率が高く、現像剤の温度上昇を抑えることができる現像ローラ、現像装置および画像形成装置を提供することである。
本発明は、円筒状のスリーブと、該スリーブの内側に複数の磁石からなる多極磁性体とを備え、スリーブを回転させることにより、スリーブ表面上の現像剤で、感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラにおいて、
スリーブの軸芯方向両側開放端に、スリーブとともに回転する送風羽根が設けられ、
一方端側の送風羽根は、スリーブが回転することによって、スリーブの外側から内側に向かう空気の流れが形成され、他方端側の送風羽根は、スリーブが回転することによって、スリーブの内側から外側に向かう空気の流れを形成させるように構成されることを特徴とする現像ローラである。
また本発明は、スリーブは、二成分現像剤を表面に担持する円筒状の現像剤担持面体と、スリーブ軸心とを備え、現像剤担持面体とスリーブ軸心とが送風羽根により連結されていることを特徴とする。
また本発明は、二成分現像剤を収容する現像槽と、
二成分現像剤を攪拌する攪拌ローラと、
二成分現像剤を感光体ドラムに搬送する前記現像ローラと、
現像ローラ表面の二成分現像剤の担持量を規制する規制部材とを備えることを特徴とする現像装置である。
また本発明は、現像槽は、スリーブの送風羽根に対向する槽壁部分に開口部を有していることを特徴とする。
また本発明は、現像槽は、送風羽根と開口部が設けられた槽壁部分との間隙を、軸芯周りに覆う送風管を備えることを特徴とする。
また本発明は、スリーブは、ベアリングを介して現像槽の通風孔に内接していることを特徴とする。
また本発明は、スリーブは、現像槽の外側に露出したスリーブ外周面に駆動ギアを備えることを特徴とする。
また本発明は、表面に静電潜像が形成される感光体と、
感光体表面を帯電させる帯電装置と、
感光体表面に静電潜像を形成する露光装置と、
感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する、前記現像装置と、
感光体表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
感光体表面を清浄化するクリーニング装置と、
トナー像を記録媒体に定着させる定着装置とを含むことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、円筒状のスリーブの軸芯方向両側開放端に、スリーブとともに回転する送風羽根が設けられている。両側の送風羽根のうち、一方端側の送風羽根は、スリーブが回転することによって、スリーブの外側から内側に向かう空気の流れが形成され、他方端側の送風羽根は、スリーブが回転することによって、スリーブの内側から外側に向かう空気の流れを形成させるように構成される。
これにより、スリーブの一方の開放端からは空気が流入し、他方の開放端からは空気が排出されるので、スリーブと多極磁性体との隙間が狭くても、多極磁性体の磁石の隙間に効率的に空気を流すことができる。この空気の流れにより、現像ローラ内部に熱がこもることがなく、小径の現像ローラであっても冷却効率が高く、現像剤の温度上昇を抑えることができる。その結果、現像剤の温度上昇に起因するトナー凝集体の発生や、現像剤の流動性の低下を防ぎ、画像ムラなどの画質劣化を十分に防止することができる。
また本発明によれば、スリーブは、二成分現像剤を表面に担持する円筒状の現像剤担持面体と、スリーブ軸心とを備え、現像剤担持面体とスリーブ軸心とが送風羽根により連結されている。
これにより、スリーブを軸心に支持する支持部材自体が送風羽根として機能するため、小径の現像ローラであっても開口率を大きくすることができ、効率的な送風冷却が可能となる。
また本発明によれば、上記の現像ローラを備える現像装置である。
これにより、現像ローラ内部に空気を流すことができることから、現像ローラ内部に熱がこもることがなく、現像剤の温度上昇に起因するトナー凝集体の発生や、現像剤の流動性低下を防ぎ、画像ムラなどの画質劣化を十分に防止することができる。
また本発明によれば、現像槽は、スリーブの送風羽根に対向する槽壁部分に開口部を有している。
これにより、現像装置外部の空気を取り入れることができるため、冷却効率をさらに高めることができる。
また本発明によれば、現像槽は、送風羽根と開口部が設けられた槽壁部分との間隙を、軸芯周りに覆う送風管を備える。
これにより、現像ローラの冷却効率を高めると同時に、飛散したトナー粒子が送風羽根に付着することを防止できる。
また本発明によれば、スリーブは、ベアリングを介して現像槽の通風孔に内接している。
これにより、現像ローラの内部空間が現像装置の外部空間に連通するため、飛散したトナー粒子が送風羽根に付着することを完全に防止できる。
また本発明によれば、スリーブは、現像槽の外側に露出したスリーブ外周面に駆動ギアを備える。
これにより、スリーブを駆動するための軸心が不要になるため、通風効率を高めることができる。
また本発明によれば、上記の現像装置を備える画像形成装置である。
これにより、現像剤の温度上昇を抑えることができ、現像剤の温度上昇に起因するトナー凝集体の発生や、現像剤の流動性低下を防ぎ、画像ムラなどの画質劣化を十分に防止することができる。
本発明の現像ローラについて説明を行う前に、現像ローラを収容する現像装置の構成について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態である現像装置1の構成を示す模式図である。現像装置1は、現像槽2と、現像ローラ3と、第1撹拌部材4と、第2撹拌部材5と、搬送部材6と、規制部材7と、カバー部材8と、流し板9と、トナー濃度検知センサ12とを含む。
現像槽2は内部空間を有するほぼ角柱状の容器部材であり、現像ローラ3、第1撹拌部材4、第2撹拌部材5および搬送部材6を、互いに平行な軸線まわりに回転自在に支持し、規制部材7、流し板9などを直接的または間接的に支持し、現像剤を収容する。現像剤はトナーと磁性体粉であるキャリアとを含む二成分現像剤である。また、現像槽2には、現像装置1を図示しない電子写真方式の画像形成装置本体に装着した状態で、該画像形成装置が備える感光体ドラム20を臨む側面に現像用の開口2aが形成される。また、現像槽2の鉛直方向上面には、トナー補給口2bが形成される。
現像槽2の鉛直方向上方には図示しないトナーカートリッジおよびトナーホッパが設けられる。より詳しくは、鉛直方向上方から下方に向けて、トナーカートリッジ、トナーホッパおよび現像槽2の順番で設けられる。トナーカートリッジは、その内部空間にトナーを収容し、現像装置1が装着される図示しない画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられる。
また、トナーカートリッジは、画像形成装置本体に設けられる図示しない駆動手段によって、軸線回りに回転駆動する。トナーカートリッジの長手方向側面には長手方向に延びる細長い開口が形成され、トナーカートリッジの回転に伴って前記細長い開口からトナーが落下してトナーホッパに供給される。
トナーホッパは、たとえば、その鉛直方向底面に形成される開口であるトナー供給口が、現像槽2の鉛直方向上面に形成される開口であるトナー補給口2bと鉛直方向に連通するように設けられる。トナーホッパ内において、トナー供給口の鉛直方向上方には、トナー補給ローラが設けられる。トナー補給ローラはトナーホッパによって回転自在に支持され、図示しない駆動手段によって回転駆動する。トナー補給ローラの回転駆動は、トナー濃度検知センサ12による現像槽2内のトナー濃度の検知結果に応じて、画像形成装置に設けられる図示しない制御手段により制御される。トナー補給ローラの回転駆動によって、トナー供給口およびトナー補給口2bを介して、現像槽2内にトナーが補給される。
現像ローラ3は少なくとも一部が現像槽2に回転自在に支持され、図示しない駆動手段によって軸心回りに回転駆動するローラ状部材である。また、現像ローラ3は、現像槽2の開口2aを介して感光体ドラム20に対向する。現像ローラ3は、感光体ドラム20に対して間隙を有して離隔するように設けられ、最近接部分が現像ニップ部となる。現像ニップ部において、現像ローラ3表面の現像剤層から感光体ドラム20表面の静電潜像にトナーが供給される。現像ニップ部では、現像ローラ3に接続される電源から現像ローラ3に対して現像バイアス電圧が印加され、現像ローラ3表面の現像剤層から感光体ドラム20表面の静電潜像へのトナーの移行が円滑に進行する。
第1撹拌部材4および第2撹拌部材5は、いずれも、現像槽2によって回転自在に支持されかつ図示しない駆動手段によって軸心回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。本実施の形態では、第1撹拌部材4は反時計回りに回転し、第2撹拌部材4は時計回りに回転する。第1撹拌部材4は、現像ローラ3を介して感光体ドラム20に対向しかつ現像ローラ3よりも鉛直方向下方になる位置に設けられる。本実施の形態では、半径S2と、現像ローラ3の軸心と第1撹拌部材4の軸心とを結ぶ直線とが成す角の角度である第1撹拌部材4の設置角度は54°である。第2撹拌部材5は、第1撹拌部材4を介して現像ローラ3に対向しかつ現像ローラ3よりも鉛直方向下方になる位置に設けられる。第1撹拌部材4および第2撹拌部材5は、現像槽2内に貯留される現像剤を撹拌してトナーに均一な電荷を付与するとともに、帯電状態にある現像剤を汲み上げて現像ローラ3の周囲に送給する。
搬送部材6は、現像槽2によって回転自在に支持されかつ図示しない駆動手段によって回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。搬送部材6は、第2撹拌部材5を介して第1撹拌部材4に対向し、かつトナー補給口2bの鉛直方向下方に設けられる。搬送部材6は、トナー補給口2bを介して現像槽2内に補給されるトナーを、第2撹拌部材5の周囲に搬送する。
規制部材7は、現像ローラ3の軸線方向に平行に延びる板状部材であり、現像ローラ3の鉛直方向上方において、その短手方向の一端が現像槽2とカバー部材8とによって支持され、かつ他端が現像ローラ3表面に対して間隙を有して離隔するように設けられる。本実施の形態では、規制部材7は現像ローラ3の半径方向(現像ローラ3の半径の延長線)上に設けられ、該延長線と、磁極N1が配置される現像ローラ3の断面における半径N1との成す角の角度が90°になるように設けられる。規制部材7は、たとえば、ステンレス鋼、アルミニウムなどの弾性を有する非磁性金属、合成樹脂などによって形成される。本実施の形態では、規制部材7には薄板状のステンレス鋼を使用する。
カバー部材8は、現像槽2とともに規制部材7を支持する。具体的には、規制部材7の短手方向の一端およびその近傍部分を、カバー部材8と現像槽2とによって挟持するようにして支持する。カバー部材8は、たとえば、合成樹脂、金属などの材料によって形成される。本実施の形態では、合成樹脂から形成される。規制部材7は、現像ローラ3表面に担持される現像剤層から余分な現像剤を取り除き、現像剤層の層厚を一定に規制することによって、現像剤の搬送量を調整する。また、規制部材7は、短手方向の他端と現像剤層との摺擦によって、現像剤層に含まれる帯電が不充分な現像剤に電荷を付与し、現像剤層に含まれる現像剤を充分に帯電させる。カバー部材8は、規制部材7を通過した現像剤から、トナーが機内へ飛散するのを防止する。
流し板9は、現像槽2内において、現像ローラ3の回転方向における規制部材7よりも上流側であって、第1撹拌部材4および第2撹拌部材5の鉛直方向上方に設けられる板状部材である。流し板9は、短手方向の一端が現像ローラ3表面に対向し、間隙を有して離隔し、他端が現像ローラ3から離反する方向に延びる。本実施の形態では、流し板9の鉛直方向上面は、流し板9の短手方向における現像ローラ3側の端部およびその近傍部分では水平方向に対して平行になり、それ以外の部分では現像ローラ3から離反するにつれて鉛直方向下方に下降するように設けられる。流し板9は、その鉛直方向下部において流し板9の長手方向に貫通するように形成され貫通口に挿通される支持部材9aによって支持される。流し板9を設けることによって、現像槽2内における現像剤の円滑な流れが発生し、トナーの不均一な帯電、トナーのブロッキングなどの発生が防止される。詳しくは、規制部材7によって現像ローラ3表面から取り除かれる現像剤は一時的に現像ローラ3上方の空間に滞留するが、量が多くなると流し板9の鉛直方向上面を現像ローラ3から離反する方向に流過し始める。現像剤は流し板9の上面に沿って流過し、流し板9の短手方向における現像ローラ3側とは反対側の端部から第2撹拌部材5に向けて落下する。落下した現像剤は第1撹拌部材4および第2撹拌部材5によって他の現像剤および新しく供給されるトナーと均一に混合され、現像ローラ3に向けて搬送される。
トナー濃度検知センサ12は、たとえば、第2撹拌部材5の鉛直方向下方の現像槽2底面に装着され、センサ面が現像槽2の内側に露出するように設けられる。トナー濃度検知センサ12は図示しない制御手段に電気的に接続される。制御手段は、トナー濃度検知センサ12による検知結果に応じて、トナーカートリッジを回転駆動させ、トナーホッパを介して現像槽2内部にトナーを補給するように制御する。トナー濃度検知センサ12による検知結果がトナー濃度設定値よりも低いと判定すると、トナーカートリッジを回転駆動させる駆動手段に制御信号を送り、トナーカートリッジを回転駆動させる。トナー濃度検知センサには一般的なトナー濃度検知センサを使用でき、たとえば、透過光検知センサ、反射光検知センサ、透磁率検知センサなどが挙げられる。これらの中でも、透磁率検知センサが好ましい。
透磁率検知センサには図示しない電源が接続される。電源は、透磁率検知センサを駆動させるための駆動電圧およびトナー濃度の検知結果を制御手段に出力するための制御電圧を透磁率検知センサに印加する。電源による透磁率検知センサへの電圧の印加は、制御手段によって制御される。透磁率検知センサは、制御電圧の印加を受けてトナー濃度の検知結果を出力電圧値として出力する型式のセンサであり、基本的に出力電圧の中央値近傍の感度がよいため、その付近の出力電圧が得られるような制御電圧を印加して用いられる。このような型式の透磁率検知センサは市販されており、たとえば、TS−L、TS−A、TS−K(いずれも商品名、TDK(株)製)などが挙げられる。
制御手段は、現像装置1専用のものを設けてもよく、また現像装置1が装着される画像形成装置に設けられる制御手段が兼用してもよい。制御手段は、たとえば、記憶部と演算部と制御部とを含む。記憶部には、各種センサによる検知結果、設定値、画像情報、テーブルデータ、プログラムなどが書き込まれる。記憶部には、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、HDD(ハードディスクドライブ)などが挙げられる。演算部は、記憶部に入力される各種データ(印刷指令、検知結果、画像情報など)および各種制御を実施するためのプログラムを取り出し、各種検知および/または判定を行う。制御部は、演算部における判定結果に応じて該当装置に制御信号を送付し、動作制御を行う。制御部および演算部は、たとえば、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって実現される処理回路である。制御手段は、記憶部、演算部および制御部とともに主電源を含む。
現像装置1によれば、現像槽2に貯留される現像剤が、第1撹拌部材4および第2撹拌部材5の回転によって第1撹拌部材4の鉛直方向上方に搬送され、そこで磁性部材10によって持ち上げられ、現像ローラ3表面に供給される。現像ローラ3は、その表面に現像剤層を担持して回転し、規制部材7による現像剤層の層厚規制および現像剤の帯電を受けた後、現像ニップ部で感光体ドラム20上の静電潜像にトナーを供給して現像する。
現像終了後、現像ローラ3はさらに回転して再度現像剤の供給を受ける。一方、規制部材7によって現像ローラ3表面から取り除かれる現像剤は、流し板9の鉛直方向上面を現像ローラ3から離反する方向に流過し、第2撹拌部材5と搬送部材6との間に戻され、そこで他の現像剤と再度混合され、現像ローラ3に向けて搬送される。現像槽2内では、前記のような現像剤の循環が起こる。また、搬送部材6は、トナー濃度検知センサ12による検知結果に応じて現像槽2内に補給されるトナーを第2撹拌部材5の周囲に搬送する。
以下では、本発明の特徴である現像ローラ3について詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態である現像ローラ3の構成を模式的に示す斜視図であり、図3は、図1の現像ローラ3を構成する多極磁性体13を模式的に示す斜視図である。また、図4は、図1の現像ローラ3を構成するスリーブ14を模式的に示す分解斜視図である。また、図5は、スリーブ14を図4とは反対側から見た斜視図である。図6は、図1の現像ローラ3の軸芯を含む面で切断した断面図であり、図7は、図1の現像ローラ3の軸心に垂直な面で切断した断面図である。
現像ローラ3は、多極磁性体13とスリーブ14とを含んで構成される。図3に示すように、多極磁性体13は、軸心に垂直な面で切断したときの断面形状が扇形の複数の棒磁石55である磁極N1、N2および磁極S1,S2,S3が互いに離隔して多極磁性体軸心13aの半径方向に放射状に配置される。各磁極は、現像ローラ3(スリーブ14)の回転方向とは逆向きに、磁極N1、磁極S1、磁極N2、磁極S2および磁極S3の順番に設けられる。多極磁性体軸心13aは、現像槽2の槽壁によって支持される。
図4に示すように、スリーブ14は、スリーブ軸心14aと、非磁性材料を用いて形成される円筒状の現像剤担持面体14bと、通風孔52を有する略円板状の支持部材51とを含む。支持部材51の直径は、現像剤担持面体14bの直径と同じ大きさであり、現像剤担持面体14bの軸芯方向両側開放端に支持部材51が固定される。スリーブ軸心14aは一方の支持部材51に固定され、現像槽2の槽壁によって回転自在に支持される。
スリーブ14は、多極磁性体13に外嵌され、もう一方の支持部材51は、多極磁性体軸心13aによって回転自在に支持される。図5に示すように、支持部材51には、中心から外周に向かって放射状に複数のブレード(羽根)が設けられたプロペラ形状の送風羽根51aが一体的に形成される。このブレード間の隙間が、支持部材51の通風孔52として機能する。
スリーブ14が回転することによって、一方の側面において支持部材51もともに回転し、送風羽根51aによって、スリーブ14の外側から内側に向かう空気の流れが形成され、他方の側面においては、スリーブ14の内側から外側に向かう空気の流れを形成させる。すなわち、2つの支持部材51の送風羽根51aの形状は、軸芯方向から見て同じになっている。
図6に示すように、多極磁性体13は、多極磁性体軸心13aにおけるスリーブ14内部方向の先端に突起13bを備える。スリーブ14は、スリーブ軸心14aの現像剤担持面14b側に凹部14cを備え、突起13bを回転自在に支持する。
図8は、現像装置1内の空気の流れを模式的に示す要部断面図である。
スリーブ14が回転方向Rに回転することにより、通風孔52を有する支持部材51の送風羽根51aの送風作用により、図7においては、スリーブ14の左側方からスリーブ14内部に風が入り込み、右側方から風が出て行くようになっている。このような構成により、スリーブ14と多極磁性体13の隙間が狭くても、多極磁性体13の磁石の隙間に効率的に空気を流すことができるため、現像ローラ3内部に熱がこもることがなく、小径の現像ローラであっても冷却効率が高く、現像剤の温度上昇を抑えることができる。スリーブ14を軸心に支持するための支持部材51が送風機能を有するため、スリーブ14の回転に伴って気流が発生し、小径の現像ローラ3であっても開口率を大きくすることができ、効率的な送風が可能となる。
図9は、本発明の他の実施形態である現像装置1内の空気の流れを模式的に示す要部断面図である。現像槽2が、支持部材51の通風孔52近傍に開口部57を有し、v2と、現像槽の開口部57の間に、飛散トナーがスリーブ14内に入り込むことを防ぐ送風管56が設けられている。
現像槽2の、支持部材51に対向する槽壁部分に開口部57が設けられ、さらに支持部材51と開口部57が設けられた槽壁部分との間隙を、軸芯13a周りに覆う送風管56が設けられ、これらによって囲まれた送風路を形成する。これにより、現像装置1の外部からスリーブ14内部への気流が発生し、送風管56によって現像槽2内部の飛散トナーがスリーブ14内へ流入することを防ぐことができる。
気流の発生により飛散トナーがスリーブ14の開口部57に付着すると、開口が小さくなるおそれがあるので、送風管56によって飛散トナーの流入を防止して開口の狭小化を防ぐことができる。また、現像装置1の外部の空気を取り入れることができるので、より温度の低い空気を取り込むことができ、冷却効率をさらに高めることができる。
図10は、本発明の他の実施形態である現像装置1内の空気の流れを模式的に示す要部断面図である。スリーブ14が、ベアリング59を介して現像槽2の通風孔に内接しており、現像槽2の外側に露出したスリーブ外周面に駆動ギア58を備え、駆動されるように構成される。多極磁性体軸心13aは、軸心固定部材60によって、現像槽2に固定されている。この構成により、スリーブ14を回転駆動するための軸心が不要になるので、支持部材51の送風羽根51a、通風孔52を大きくすることができ、通風効率を高めることができる。
さらに現像ローラ3の内部空間が現像装置1の外部空間に連通するので、支持部材51の通風孔52に、飛散トナー粒子が付着することを完全に防ぐことができる。
図11は、現像装置1を備える本発明の他の実施形態である画像形成装置31の構成を模式的に示す断面図である。
画像形成装置31は複写モードと印刷モードとを有し、複写モードでは後述するスキャナ部29において読み取られる原稿の画像情報に応じて原稿の複写物を印刷し、印刷モードでは画像形成装置31にネットワークを介して接続される外部機器からの画像情報に応じてそれに対応する画像を印刷するデジタル複合機である。画像形成装置31は、感光体ドラム20と、帯電装置21と、露光装置22と、現像装置1と、転写装置23と、定着装置25と、クリーニング装置24と、給紙トレイ28と、スキャナ部29と、排紙トレイ30とを含む。
感光体ドラム20は、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に支持され、その表面に静電潜像ひいてはトナー像が形成される感光膜を有するローラ状部材である。感光体ドラム20には、たとえば、図示しない導電性基体と、導電性基体表面に形成される図示しない感光膜とを含むローラ状部材を使用できる。導電性基体には、円筒状、円柱状、シート状などの導電性基体を使用でき、その中でも円筒状導電性基体が好ましい。感光膜としては、有機感光膜、無機感光膜などが挙げられる。
有機感光膜としては、電荷発生物質を含む樹脂層である電荷発生層と、電荷輸送物質を含む樹脂層である電荷輸送層との積層体、1つの樹脂層中に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含む樹脂層などが挙げられる。無機感光膜としては、酸化亜鉛、セレン、アモルファスシリコンなどから選ばれる1種または2種以上を含む膜が挙げられる。導電性基体と感光膜との間には、下地膜を介在させてもよく、感光膜の表面には主に感光膜を保護するための表面膜(保護膜)を設けてもよい。
帯電装置21は、感光体ドラム20に圧接するように設けられるローラ状部材である。帯電装置21には図示しない電源が接続され、帯電装置21に電圧を印加する。帯電装置21は電源から電圧の印加を受けて、感光体ドラム20表面を所定の極性および電位に帯電させる。本実施の形態では、チャージャー型帯電器を用いるが、これに限定されず、帯電ブラシ型帯電器、ローラ状帯電器、鋸歯型帯電器、イオン発生装置、磁気ブラシなどの接触方式の帯電器などを使用できる。
露光装置22は、スキャナ部29において読み取られる原稿の画像情報または外部機器からの画像情報が入力され、画像情報に応じた信号光を、帯電状態にある感光体ドラム20表面に照射する。これによって、感光体ドラム20表面に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。露光装置22には光源を含むレーザスキャニング装置が用いられる。レーザスキャニング装置は、たとえば、光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射ミラーなどを組合せた装置である。光源としては、たとえば、半導体レーザ、LEDアレイ、エレクトロルミネッセンス(EL)素子などを使用できる。
現像装置1は、図1に示した現像装置1である。
転写装置23は、図示しない支持部材によって回転自在に支持されかつ図示しない駆動手段によって回転可能に設けられ、かつ感光体ドラム20に圧接するように設けられるローラ状部材である。転写装置23には、たとえば、直径8〜10mmの金属製芯金と、金属製芯金の表面に形成される導電性弾性層とを含むローラ状部材が用いられる。金属製芯金を形成する金属としては、ステンレス鋼、アルミニウムなどを使用できる。導電性弾性層としては、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、発泡EPDM、発泡ウレタンなどのゴム材料にカーボンブラックなどの導電材を配合したゴム材料を使用できる。感光体ドラム20と転写装置23との圧接部(転写ニップ部)に、感光体ドラム20の回転によってトナー像が搬送されるのに同期して、給紙トレイ28から図示しないピックアップローラおよびレジストローラを介して記録媒体が1枚ずつ供給される。
記録媒体が転写ニップ部を通過することによって、感光体ドラム20表面のトナー像が記録媒体に転写される。転写装置23には図示しない電源が接続され、トナー像を記録媒体に転写する際に、トナー像を構成するトナーの帯電極性とは逆極性の電圧を転写装置23に印加する。これによって、トナー像が記録媒体に円滑に転写される。転写装置23によれば、感光体ドラム20表面のトナー像を記録媒体に転写する。
クリーニング装置24は、図示しないクリーニングブレードと、図示しないトナー貯留槽とを含む。クリーニングブレードは、感光体ドラム20の長手方向に平行に延び設けられかつその短手方向の一端が感光体ドラム20表面に当接するように設けられる板状部材である。クリーニングブレードは、記録媒体にトナー像を転写した後に感光体ドラム20表面に残留するトナー、紙粉などを感光体ドラム20表面から取り除く。トナー貯留槽は内部空間を有する容器状部材であり、クリーニングブレードによって除去されるトナーを一時的に貯留する。クリーニング装置24によって、トナー像を転写した後の感光体ドラム20表面が清浄化される。
定着装置25は、定着ローラ26と、加圧ローラ27とを含む。定着ローラ26は、図示しない支持部材によって回転自在に支持され、かつ図示しない駆動手段によって軸線回りに回転可能に設けられるローラ状部材である。定着ローラ26は、その内部に図示しない加熱部材を有し、転写ニップ部から搬送される記録媒体に担持される未定着トナー像を構成するトナーを加熱し、溶融させて記録媒体に定着させる。定着ローラ26としては、たとえば、芯金と、弾性層とを含むローラ状部材を使用する。芯金は、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属によって形成される。弾性層は、たとえば、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの弾性材料で形成される。加熱部材は図示しない電源から電圧印加を受けて発熱する。加熱部材にはハロゲンランプ、赤外線ランプなどを使用できる。
加圧ローラ27は回転自在に支持されかつ図示しない加圧部材によって定着ローラ26に対して圧接するように設けられるローラ状部材である。加圧ローラ27は定着ローラ26の回転に従動回転する。定着ローラ26と加圧ローラ27との圧接部が定着ニップ部である。加圧ローラ27は、定着ローラ26によるトナー像の記録媒体への加熱定着に際し、溶融状態にあるトナーを記録媒体に対して押圧することによって、トナー像の記録媒体への定着を促進する。加圧ローラ27には、定着ローラ26と同じ構成のローラ状部材を使用できる。加圧ローラ27の内部にも加熱部材を設けてもよい。加熱部材には定着ローラ26内部の加熱部材と同様のものを使用できる。
定着装置25によれば、トナー像が転写された記録媒体を定着ニップ部に通過させ、トナー像を構成するトナーを溶融させるとともに記録媒体に押圧することによって、トナー像を記録媒体に定着させ、画像を印刷する。画像が印刷された記録媒体は、図示しない搬送手段によって、画像形成装置31の鉛直方向側面に設けられる排紙トレイ30に排出され、積載される。
給紙トレイ28は、普通紙、コート紙、カラーコピー用紙、OHPフィルムなどの記録媒体を収容するトレイである。給紙トレイ28は複数設けられ、それぞれの給紙トレイ28にサイズの異なる記録媒体が収容される。記録媒体のサイズには、A3、A4、B5、B4などがある。また、複数の給紙トレイ28に同じサイズの記録媒体を収容してもよい。図示しないピックアップローラと、搬送ローラと、レジストローラとによって、感光体ドラム20表面のトナー像が転写ニップ部に搬送されるのに同期して、記録媒体が1枚ずつ送給される。
スキャナ部29には図示しない原稿セットトレイ、自動原稿搬送装置(RADF、
Reversing Automatic Document Feeder)などが設けられるとともに、図示しない原稿読み取り装置が設けられる。自動原稿搬送装置は、原稿セットトレイに載置される原稿を、原稿読み取り装置の原稿載置台に搬送する。原稿読み取り装置は、原稿載置台と、原稿走査装置と、反射部材と、光電変換素子(Charge Coupled Device、以下「CCD」という)ライセンサなどを含み、原稿載置台に載置される原稿の画像情報を複数ライン毎、たとえば10ライン毎に読み取る。原稿載置台は、画像情報を読み取る原稿を載置するためのガラス製板状部材である。原稿走査装置は図示しない光源と第1の反射ミラーとを含み、原稿載置台の鉛直方向下面に沿って平行に一定速度Vで往復移動し、原稿載置台に載置される原稿の画像形成面に光を照射する。光の照射によって反射光像が得られる。光源は原稿載置台に載置される原稿に照射する光の光源である。第1の反射ミラーは反射光像を反射部材に向けて反射する。反射部材は、図示しない第2の反射ミラーと第3の反射ミラーと光学レンズとを含み、原稿走査装置で得られる反射光像を光電変換素子ライセンサ上で結像させる。反射部材は原稿走査装置の往復移動に追随してV/2の速度で往復移動する。第2,第3の反射ミラーは反射光像が光学レンズに向うように反射光像を反射させる。光学レンズは反射光像を光電変換素子ライセンサ上に結像させる。CCDライセンサは、光学レンズによって結像される反射光像を電気信号に光電変換する図示しないCCD回路を含み、画像情報である電気信号を制御手段の中の画像処理部に出力する。画像処理部は、原稿読み取り装置またはパーソナルコンピュータなどの外部装置から入力される画像情報を電気信号に変換し、露光装置22に出力する。
画像形成装置31によれば、鉛直方向の高さ寸法を小さくできかつ現像剤の常時の安定供給が可能な現像装置1が用いられるので、印刷速度の高速化および装置本体の小型化への対応が容易である。
本発明の実施の一形態である現像装置1の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態である現像ローラ3の構成を模式的に示す斜視図である。 図1の現像ローラ3を構成する多極磁性体13を模式的に示す斜視図である。 図1の現像ローラ3を構成するスリーブ14を模式的に示す分解斜視図である。 スリーブ14を図4とは反対側から見た斜視図である。 図1の現像ローラ3の軸芯を含む面で切断した断面図である。 図1の現像ローラ3の軸心に垂直な面で切断した断面図である。 現像装置1内の空気の流れを模式的に示す要部断面図である。 本発明の他の実施形態である現像装置1内の空気の流れを模式的に示す要部断面図である。 本発明の他の実施形態である現像装置1内の空気の流れを模式的に示す要部断面図である。 現像装置1を備える本発明の他の実施形態である画像形成装置31の構成を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 現像装置
2 現像槽
3 現像ローラ
4 第1撹拌部材
5 第2撹拌部材
6 搬送部材
7 規制部材
8 カバー部材
9 流し板
10 シール部材
11 上部シール部材
12 トナー濃度検知センサ
13 多極磁性体
13a 多極磁性体軸心
14 スリーブ
14a スリーブ軸心
14b 現像剤担持面
14c 凹部
19 トナー補給ローラ
20 感光体ドラム
21 帯電装置
22 露光装置
23 転写装置
24 クリーニング装置
25 定着装置
28 給紙トレイ
29 スキャナ部
30 排紙トレイ
31 画像形成装置
51 支持部材
51a 送風羽根
52 通風孔
56 送風管
57 開口部
60 軸心固定部材

Claims (8)

  1. 円筒状のスリーブと、該スリーブの内側に複数の磁石からなる多極磁性体とを備え、スリーブを回転させることにより、スリーブ表面上の現像剤で、感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラにおいて、
    スリーブの軸芯方向両側開放端に、スリーブとともに回転する送風羽根が設けられ、
    一方端側の送風羽根は、スリーブが回転することによって、スリーブの外側から内側に向かう空気の流れが形成され、他方端側の送風羽根は、スリーブが回転することによって、スリーブの内側から外側に向かう空気の流れを形成させるように構成されることを特徴とする現像ローラ。
  2. スリーブは、二成分現像剤を表面に担持する円筒状の現像剤担持面体と、スリーブ軸心とを備え、現像剤担持面体とスリーブ軸心とが送風羽根により連結されていることを特徴とする請求項1記載の現像ローラ。
  3. 二成分現像剤を収容する現像槽と、
    二成分現像剤を攪拌する攪拌ローラと、
    二成分現像剤を感光体ドラムに搬送する請求項1または2記載の現像ローラと、
    現像ローラ表面の二成分現像剤の担持量を規制する規制部材とを備えることを特徴とする現像装置。
  4. 現像槽は、スリーブの送風羽根に対向する槽壁部分に開口部を有していることを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. 現像槽は、送風羽根と開口部が設けられた槽壁部分との間隙を、軸芯周りに覆う送風管を備えることを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. スリーブは、ベアリングを介して現像槽の通風孔に内接していることを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  7. スリーブは、現像槽の外側に露出したスリーブ外周面に駆動ギアを備えることを特徴とする請求項6記載の現像装置。
  8. 表面に静電潜像が形成される感光体と、
    感光体表面を帯電させる帯電装置と、
    感光体表面に静電潜像を形成する露光装置と、
    感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する、請求項3〜7のいずれか1つに記載の現像装置と、
    感光体表面のトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
    感光体表面を清浄化するクリーニング装置と、
    トナー像を記録媒体に定着させる定着装置とを含むことを特徴とする画像形成装置。
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