JP2002156831A - プロセスカートリッジ及び係合部材及び取付け方法 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び係合部材及び取付け方法

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JP2002156831A JP2000351653A JP2000351653A JP2002156831A JP 2002156831 A JP2002156831 A JP 2002156831A JP 2000351653 A JP2000351653 A JP 2000351653A JP 2000351653 A JP2000351653 A JP 2000351653A JP 2002156831 A JP2002156831 A JP 2002156831A
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真二郎 鳥羽
Sukeomi Matsuzaki
祐臣 松崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像枠体とクリーニング容器間の加圧方法の
改善。 【解決手段】 現像枠体17に係合部材17eを固定し
この係合部材17eをクリーニング容器13又はクリー
ニング容器13に固定した枠体のガイド溝19eで案内
し、バネ67で加圧する。ガイド溝19eは感光体ドラ
ム11と現像ローラ18の夫々の中心線上に設けてあ
る。係合部材17eで現像ローラ18とマグネット17
を支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジ及び前記プロセスカートリッジ及び係合部材及びプ
ロセスカートリッジの取付け方法に関する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置(以下、画
像形成装置と称する)は、電子写真画像形成プロセスを
用いて記録媒体に画像を形成するもので、例えば電子写
真複写機、電子写真プリンター(例えば、LEDプリン
ター、レーザービームプリンター等)、電子写真ファク
シミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッサー等が含
まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとしては、帯
電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。
更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを
一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可
能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】プロセスカートリッジは帯電手段、クリ
ーニング手段及び感光体ドラムを一体化したクリーニン
グユニットと現像手段及び現像手段に供給するトナーを
一体化した現像ユニットで構成されている。クリーニン
グユニットと現像ユニットを結合部材により結合して一
体化しプロセスカートリッジとする(図33参照)。
【0005】従来、電子写真画像形成プロセスを用いて
記録媒体に画像形成する画像形成装置においては、電子
写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス
手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジ
を画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリ
ッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ
方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによ
らずユーザー自身で行うことができるので、格段に操作
性を向上させることができた。そこでこのプロセスカー
トリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プロセスカートリッジ
においては、画像品質をさらに向上させるために、画像
形成に関わる部品の取付け位置精度をさらに向上させる
させることが望まれている。
【0007】また、プロセスカートリッジにおいては、
さらなるコストの低減が望まれている。
【0008】そこで本発明は、現像ローラとマグネット
の取付け位置精度を向上させたプロセスカートリッジ及
び、係合部材、及び、取付け方法を提供することを目的
とする。
【0009】また本発明は、現像ローラとマグネットの
一端を共通の部品で係合することによって、コストの低
減を実現した。
【0010】
【課題を解決するための手段】代表的な本発明は以下の
とおりである。
【0011】本出願に係る第1の発明は電子写真画像形
成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおい
て、電子写真感光体ドラムと、前記感光体ドラムに形成
された静電潜像を現像するための現像ローラと、前記現
像ローラの内部に配置されたマグネットと、前記感光体
ドラムを支持するドラム枠体と、前記現像ローラと前記
マグネットとを支持する現像枠体と、前記現像ローラの
一端、及び、前記マグネットの一端と係合して、前記現
像枠体の長手方向の一端に取り付けられた係合部材と、
ここで前記係合部材は、前記現像ローラの一端、及び、
前記マグネットの一端と係合するのとは反対側に突出部
を有している、前記現像ローラが前記感光体ドラムに押
圧するように、前記突出部を弾性力によって押圧する弾
性部材と、を有することを特徴とするプロセスカートリ
ッジである。
【0012】本出願に係る第10に発明は電子写真感光
体ドラムと、前記感光体ドラムに形成された静電潜像を
現像するための現像ローラと、前記現像ローラの内部に
配置されたマグネットとを有して、電子写真画像形成装
置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前
記現像ローラを現像枠体に取り付けるために用いられる
係合部材であって、前記現像ローラの一端、及び、前記
マグネットの一端と係合するための係合部と、前記係合
部の設けられているのとは反対側に突出している突出部
と、前記突出部に設けられた、弾性部材によって押圧さ
れる押圧部と、を有することを特徴とする係合部材であ
る。
【0013】本出願に係る第14の発明は現像ローラ、
及び、マグネットを現像枠体に取り付けるための取付け
方法において、前記現像ローラの一端、及び、前記マグ
ネットの一端と係合するための係合部と、前記係合部の
設けられているのとは反対側に突出している突出部と、
前記突出部に設けられた、弾性部材によって押圧される
押圧部と、を有する係合部材の前記係合部に、前記現像
ローラの一端、及び、前記マグネットの一端を係合させ
た後に、前記係合部材を前記現像枠体に取り付ける取付
け方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
9に基づいて説明する。この実施の形態における長手方
向とは記録媒体の搬送方向に直角で記録媒体の面に平行
な方向をいう。また、プロセスカートリッジの上面、下
面とはプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着
した状態での上面、下面のことである。
【0015】(プロセスカートリッジ及び装置本体の説
明)図2に本発明に係るプロセスカートリッジの主断面
図、図1に本発明に係る画像形成装置の主断面図を図示
する。このプロセスカートリッジは、電子写真感光体
と、電子写真感光体に作用するプロセス手段を備えたも
のである。ここでプロセス手段としては、例えば電子写
真感光体の表面を帯電させる帯電手段、電子写真感光体
に形成された静電潜像を現像する現像手段、電子写真感
光体表面に残留した現像剤を除去するためのクリーニン
グ手段がある。
【0016】本実施の形態のプロセスカートリッジ15
は、図2に示すように電子写真感光体ドラム11の周囲
に帯電手段として帯電部材12、現像手段として、現像
ローラ18、現像ブレード26、及びクリーニング手段
として、クリーニング部材14を配置している。そして
それらをハウジングで覆って一体的にプロセスカートリ
ッジ15とし、画像形成装置本体(以下、装置本体とい
う)27に対して、着脱自在に構成している。ここで帯
電部材12は帯電ローラであり、芯金周囲に中抵抗のゴ
ムを有する。また、クリーニング部材14は感光体ドラ
ム11に接触して転写残トナーを掻き取るゴムブレード
を取付用の板金に固定したものである。
【0017】このプロセスカートリッジ15は図1に示
すような電子写真画像形成装置Cに装着されて画像形成
に用いられる。画像形成は装着下部に装着されたシート
カセット6から搬送ローラ7によってシートSを搬送
し、このシート搬送と同期して、感光体ドラム11に露
光装置8から選択的な露光をして潜像を形成する。その
後、トナー収納容器16に収納したトナーを現像ブレー
ド26により摩擦帯電電荷を付与すると共に現像ローラ
18表面に薄層担持し、現像ローラ18に現像バイアス
を印加することによって、潜像に応じてトナーを供給す
る。このトナー像を転写ローラ9へのバイアス電圧印加
によって搬送される記録媒体であるシートSに転写す
る。そのシートSを定着装置10へ搬送して画像定着
し、排紙ローラ1によって装置上部の排出部2に排出す
る。
【0018】一方、転写後、感光体ドラム11に残留し
たトナーはクリーニング部材14で除去され、除去トナ
ー送り部材115により除去トナー溜め5の奥側へ移動
される。
【0019】(プロセスカートリッジの枠体構成)図3
から図9はプロセスカートリッジの枠体構成を示す図面
である。図7はこれらの枠体を組み付ける前の図であ
り、図3から図6はこれらの枠体を組み付けた後の図で
ある。プロセスカートリッジ15は、カートリッジフレ
ームとして、感光体ドラム11、帯電部材12、クリー
ニング部材14を一体的に支持しているクリーニング枠
体13、現像ローラ18、現像ブレード(図7では不図
示、図2の符号26参照)を一体的に支持している現像
枠体(現像フレームともいう)17、現像剤(以下、ト
ナーと称す)を収納する現像剤収納部16hを構成する
現像剤フレーム16の3つの枠体を有する。なお、現像
剤フレーム16には現像下カバー45が付設されてい
る。更には、これら3枠体を結合するため、クリーニン
グ枠体13、及び、現像剤フレーム16の両側面をエン
ドカバー19,20で固定し、現像枠体17をクリーニ
ング枠体13により支持している。なお、以下、感光体
ドラム11を支持する枠体はドラムフレームとも称せら
れる。
【0020】上述のようにプロセスカートリッジ15は
現像下カバー45を有している。ここで、現像下カバー
45は、プロセスカートリッジ15が装置本体27に装
着された際に、現像部材である現像ローラ18、現像ブ
レード26の下方となる位置に配置されている。そし
て、プロセスカートリッジ15の外壁の一部分をなすも
のである。また、現像下カバー45の長手方向の一端
は、後端エンドカバー19と結合している。また、前記
長手方向の他端は、先端エンドカバー20と結合してい
る。
【0021】後端エンドカバー19は、図3に示すよう
に第二取っ手29を有している。ここで、第二取っ手2
9は、プロセスカートリッジ15を装置本体27に着脱
する際に操作者が把持するものである。そして、プロセ
スカートリッジ15は、感光体ドラム11の長手方向に
沿って、装置本体27に着脱される。更に、この着脱は
装置本体27の奥まで挿入された状態でプロセスカート
リッジ15を降下して装着位置に載置し或いは上昇させ
て引き出し可能とするものである。
【0022】後端カバー19は、穴部19aを有してい
る。そして、穴部19aから感光体ドラム11の軸受と
なる軸と同心で外方へのびる軸22a1が突出してい
る。ここで、軸22a1は感光体ドラム11の一端をク
リーニング枠体13に支持している軸受部材22aの部
分である。そして、プロセスカートリッジ15が装置本
体27に装着された際に、軸22a1は装置本体27に
位置決めされる。即ち、プロセスカートリッジ15が装
置本体27の奥まで挿入されて降下して、ドラム軸と一
体の軸部(位置決め部材)22a1が装置本体27の位
置決め凹部(後述)に嵌合する。又、プロセスカートリ
ッジ15が装置本体27へ着脱する過程でガイド部19
g,20gが装置本体27によって支持される。
【0023】現像剤フレーム16は、図5に示すように
その上面に第一取っ手30を有している。ここで、上面
は、前記プロセスカートリッジ15が装置本体27に装
着された際に、上方となる面である。また、第一取っ手
30は、プロセスカートリッジ15を運搬する際に操作
者が把持するものである。この第一取っ手30は現像剤
フレーム16の上面の凹部16eに収納され、第一取っ
手30の根本30aが長手方向に平行なピン(不図示)
で現像剤フレーム16に枢着されている。第一取っ手3
0使用の際は、該ピンを中心に回動して立てて第一取っ
手30とする。
【0024】クリーニング枠体13は、図2、図5に示
すように露光開口13gを有している。ここで、露光開
口13gはプロセスカートリッジ15が装置本体27に
装着された際に、装置本体27の露光装置8から感光体
ドラム11に照射する情報光を侵入させるためのもので
ある。
【0025】先端のエンドカバー20は、図4、図7に
示すように第一の穴部20a、及び、第二の穴部20e
を有している。そして、第一の穴部20aには、プロセ
スカートリッジ15が装置本体27に装着された際に、
装置本体27から感光体ドラム11を回転するための駆
動力を受ける第一駆動力受け部として第一カップリング
105aが設けられている。駆動力受け部である第一カ
ップリング105aは図7に示すフランジ11aと一体
成形されている。フランジ11aは感光体ドラム11の
一端に固定されている。また、第二の穴部20eには、
プロセスカートリッジ15が装置本体27に装着された
際に、装置本体27から現像剤フレーム16の現像剤収
納部16hに収納されているトナーを送り出すためのト
ナー送り出し部材である撹拌部材113,114,12
3(図2参照)を回転するための駆動力を受ける第二駆
動力受け部として第二カップリング106aが設けられ
ている。
【0026】現像枠体17に関しての詳細は後述する。
【0027】エンドカバー19,20はプロセスカート
リッジ15の主断面(感光体ドラムの長手方向と直交す
る垂直面)を覆うほどの大きさを有している。そして、
プロセスカートリッジ15の長手方向両端部に配置され
ている。そして、クリーニング枠体13と現像剤フレー
ム16とにわたっており、クリーニング枠体13、現像
剤フレーム16に夫々固定され、クリーニング枠体13
及び現像剤フレーム16を一体的に結合している。
【0028】このエンドカバー19,20の図7に示す
穴部19a,20aがクリーニング枠体13の感光体ド
ラム中心と同軸上に位置決めされる。図示してある後端
エンドカバー19側は、図7に示すように軸受部材22
aがクリーニング枠体13の穴部13aに圧入されてい
る。そして、フランジ22a2を挿通して小ねじ49を
クリーニング枠体13にねじ込んである。この軸受部材
22aはフランジ22a2に一本の軸22a1を一体的
に設けたものである。軸22a1の穴部13aに圧入さ
れた先端側はフランジ11bの中心の穴に滑入される。
感光体ドラム11の一端にはフランジ11bが嵌入固定
されている。このとき、軸受部材22aの外側の軸22
a1を介して、後端エンドカバー19の位置決めを行う
ので感光体ドラム11に対する後端エンドカバー19の
位置が精度良く決まる。また、感光体ドラム11からで
きるだけ離れた位置に設けたダボである位置決め部19
bをクリーニング枠体13の側面13cに設けられた穴
である位置決め部13bに嵌合している。これによっ
て、感光体ドラム11の中心を中心として後端エンドカ
バー19の回転方向の位置を決めている。そして、後端
エンドカバー19をクリーニング枠体13の長手方向の
側面13cに固定している。
【0029】更に、現像剤フレーム16はその長手方向
の一端面16dに円筒形の位置決め部16a,16bを
長手方向に突設している。そして、その位置決め部16
a,16bを後端エンドカバー19に配設された穴であ
る位置決め部19c,19dに嵌合している。これによ
って後端エンドカバー19に対する位置を決めている。
そして、現像剤フレーム16と後端エンドカバー19が
固定される。他方の先端エンドカバー20も同様に現像
剤フレーム16、クリーニング枠体13に位置決め固定
されている。現像枠体17は後述する方法で位置を決め
ている。即ち、クリーニング枠体13に圧入固定される
軸受部材22bの外周を先端エンドカバー20の穴部2
0aに嵌合し、軸受部材22bの一部を先端エンドカバ
ー20の外方へ突出している。また、軸受部材22(2
2a,22b)は画像形成装置本体27へのプロセスカ
ートリッジ15の位置決めも兼ねている。即ち、軸受部
材22はプロセスカートリッジ15の位置決め部であ
り、円形部材である。
【0030】(枠体の固定方法)カートリッジフレーム
は、クリーニング枠体13、現像剤フレーム16、現像
枠体17、及び、エンドカバー19,20で主として成
っている。
【0031】カートリッジフレームの固定に先立って、
カートリッジフレームの仮組立を行う。仮組立はクリー
ニング枠体13から突出している軸22a1と後端エン
ドカバー19の穴部19a、及び、クリーニング枠体1
3の側面の位置決め穴13bと後端エンドカバー19の
位置決め部(円筒形ダボ)19b、及び、現像剤フレー
ム16の端面の位置決め部16a,16bと後端エンド
カバー19の位置決め部(穴)19c,19dと、を各
々嵌合する。先端エンドカバー20の側においても同様
に先端エンドカバー20とクリーニング枠体13、現像
剤フレーム16の各部を嵌合する。このように仮組立可
能であるから、本組立(固定)前の取扱いが容易であ
る。
【0032】上述した後端エンドカバー19のクリーニ
ング枠体13及び現像剤フレーム16への固定は、前記
位置決め部19c,19dを挿通して、前記位置決め部
16a,16bへ小ねじ28をねじ込む。また、後端エ
ンドカバー19の穴19hを挿通して小ねじ28をクリ
ーニング枠体13のダボ13eにねじ込む。なお、位置
決め部19c,19d、穴19hは段穴で外部側が小穴
である。この小穴は小ねじ28は挿通できるが、位置決
め部16a,16b及びダボ13eよりも小さい。先端
エンドカバー20でクリーニング枠体13と現像剤フレ
ーム16を結合固定するのも、後端エンドカバー19で
クリーニング枠体13と現像剤フレーム16を結合固定
するのと同様である。
【0033】なお、エンドカバー19,20でクリーニ
ング枠体13と現像剤フレーム16を結合する方法は、
樹脂結合してもよい。この樹脂結合は、エンドカバー1
9,20とクリーニング枠体13、現像剤フレーム16
との接合部分に沿って樹脂流路を成形時に設けておく。
そして、エンドカバー19,20に成形時に用いたのと
は別の固定治具のゲートから、上記樹脂流路までの樹脂
注入用の流路を設けて、溶融樹脂を注入固化するもので
ある。この場合、プロセスカートリッジ15は仮組立を
しておいて樹脂結合に用いる固定治具に収納する。
【0034】現像剤フレーム16から現像ローラ18へ
トナーを供給するため、現像剤フレーム16、現像枠体
17に夫々現像剤供給開口部16c(図2参照)、現像
剤受入開口部17bを設けている。現像枠体17と現像
剤フレーム16は前記開口部17b,16cをつなげる
ように密封部材として可撓性シール21(図7参照)に
より連結されている。また、現像剤フレーム16はエン
ドカバー19,20に対して位置決めされており、現像
枠体17はクリーニング枠体13に対して位置決めされ
ている。そのため、現像枠体17と現像剤フレーム16
間は寸法誤差があるので間隔をあけておく必要がある。
そして、カートリッジ15はクリーニング枠体13側で
装置本体27のカートリッジ装着部に位置決めして装着
される。
【0035】このような構成にすることにより、現像剤
収納部16hの容積を大きくして、現像剤の収納容量を
増大したカートリッジ15でも、トナーによる負荷はエ
ンドカバー19,20に掛かり、現像枠体17に支持さ
れた現像ローラ18に生じることはない。従って、感光
体ドラム11に余計な負荷を与えず安定した画像を得る
ことができる。
【0036】(現像枠体及び現像剤フレームへの可撓性
シールの取付方法)本実施の形態では現像装置Dと現像
剤フレーム16間の隙間を密封する構成である。上記密
封する構成は、密封部材として可撓性シール21を貼り
合わせて、蛇腹形状としている。可撓性シール21は接
合部材としての板状部材33を介して現像剤フレーム1
6に取りつけられている。この場合可撓性シール21は
厚さ1mm以下であるが、前記蛇腹形状の可撓性が損な
わない材質を選定することで、厚みが1mm以上でも成
り立つ。
【0037】次に図10及び図11を用いて、可撓性シ
ール21を取り付ける方法を示す。図10に示すよう
に、可撓性シール21は板状部材33、及び、現像枠体
17の接合部材開口33b、現像剤受入開口部17bと
略同一面積もしくは同一面積以上の第一、第二の開口2
1e,21fを有している。
【0038】この可撓性シール21を板状部材33及び
現像枠体17に接合部材開口33b、及び現像剤受入開
口部17bの回りの縁に閉じた形状(図10の斜線部)
の第一接着部21k、第二接着部21mで接合する。こ
れによって、図11に示すように、可撓性シール21の
第一開口21eは現像枠体17の現像剤受入開口部17
bと合わさって一つの貫通穴となる。また可撓性シール
21の第二の開口21fは板状部材33の接合部材開口
33bと合わさって一つの貫通穴となる。
【0039】本実施の形態の場合、現像剤フレーム1
6、現像枠体17、及び、板状部材33と可撓性シール
21の接合はヒートシール法、インパルスシール法など
の熱溶着によって行われるが、超音波溶着、接着剤、粘
着テープ等を用いても良い。
【0040】次に図11に示すように、可撓性シール2
1は現像枠体17と板状部材33に貼り付けられた後
に、矢印の方向に現像剤受入開口部17b、接合部材開
口33bが可撓性シール21を間にして向い合うように
折り曲げられ、蛇腹(袋形状)を形成し、折り返して合
わさる面の外周縁である端部21d(斜線部)同志を接
合し密封させる。この場合の密封手段もヒートシール
法、インパルスシール法などの熱溶着、又は超音波溶
着、接着剤、粘着テープを用いることができる。
【0041】次に板状部材33を現像剤フレーム16に
取りつけるが、このときに現像剤シール24が通過でき
るように板状部材33の一部を溶着または接着していな
い。
【0042】本実施の形態の場合は図7に示すように3
3a部を溶着し、トナー封止部材25が現像剤シール2
4を抑えつける領域は溶着しないまたは接着されていな
い構成となっている。ここで33a部とは板状部材33
の一面における両側の長手方向及び一方の端の短手方向
である。
【0043】このようにしてあるため、現像剤フレーム
16と現像枠体17の対向面の間隔が変動しても密封部
材である可撓性シール21は袋形状の蛇腹状になってい
るため、変位が生ずる際の抵抗を極めて小さくできる。
また、可撓性シール21を板状部材33と現像枠体17
の間に取りつけることで板状部材33が現像剤シール2
4を覆うように取りつけることができる。そして、現像
剤シール24が通過する隙間を封止するようにトナー封
止部材25を板状部材32に取りつけることが可能にな
り、トナー漏れを防止できる。
【0044】更に、シート部材と現像剤フレームを同一
平面でシールする際に現像剤フレーム16の本体に直接
シート部材を貼る場合と比べて、板状部材を用いると、
溶着に必要な溶着受け台の形状が単純化できる。
【0045】更に、板状部材33があることで現像枠体
17とユニット化が可能になり、現像剤フレーム16へ
の取付が容易になる。
【0046】次に、可撓性シールを現像枠体、及び、現
像剤フレームへ取り付ける取付方法を説明する。
【0047】本実施の形態の場合、可撓性シール21は
0.1mm以下であり、使用時には剥離紙を除去し、単
一層のシート部材である。単一層のシート部材を選定す
ることで、より低い剛性の可撓性シールを実現できる。
【0048】本実施の形態における可撓性シール21
は、図12に示すように可撓性を備えた層21a及び層
21aよりも剛性のある剥離紙21bによって構成され
ている。層21aはPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、PP(ポリプロピレン)、ONy(2軸延伸ナイ
ロン)、ヒートシール部材、エステル系樹脂、エチレン
ビニルアセテート(EVA)、ポリウレタン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、オレフィン系樹脂などを用いる。
【0049】次に蛇腹形状の作成方法について説明す
る。
【0050】図12に示すように取付保持部材31はシ
ート部材吸着のためのオリフィス孔31aがあけられて
いる。そして、このオリフィス孔31aは図示されない
真空ポンプ装置へ連通している。この可撓性シール21
は複数のオリフィス孔31aによって層21aの面で真
空吸着されて、図13に示すように取付保持部材31に
保持されている。なお、取付保持部材表面を帯電して静
電気でシート部材を吸着するようにしてもよい。吸着後
に、図14に示すように可撓性シール21の第2の層で
ある剥離紙21bを剥離して、層21a(可撓性シール
21)のみが取付保持部材31に残る。
【0051】取付保持部材31には図12に示すよう
に、インパルスシールに用いられる発熱体32が取りつ
けられている。次に図15に示すように、取付保持部材
31に保持された可撓性シール21を板状部材33と現
像枠体17に押し付けた後に発熱体32に瞬間的に電流
が流れて発熱し、直後に冷却される。結果的に可撓性シ
ール21は板状部材33と現像枠体17に溶着される。
その後、真空吸着を解除し取付保持部材31を上昇して
現像枠体17と板状部材33に溶着された可撓性シール
21から離間させる。なお、板状部材33は現像剤フレ
ーム16の一部として機能するものである。即ち、板状
部材33の接合部材開口33bは実質的に現像剤フレー
ム16の開口部である。
【0052】尚、この可撓性シール21の溶着は、板状
部材33及び現像枠体17に接合部材開口33b、現像
剤受入開口部17b付近の閉じた形状で接合されてい
る。
【0053】次に図11に示すように、可撓性シール2
1は、現像枠体17と板状部材33に貼り付けられた後
に、矢印の方向に第一、第二開口21e,21fが向い
合うように折り曲げられ、蛇腹(袋形状)を形成する。
そして、折り返して合わさる面の端部21d(斜線部)
同志を接合し密封させる。この蛇腹には折り目が形成さ
れる。また、複数の折り目によってアコーデオン状の蛇
腹とすることもできる。
【0054】本実施の形態ではシート部材の層21aに
エステル系シールフィルムを用いているが、EVA(エ
チレン酢酸ビニル共重合体)等のホットメルトシートで
も良い。
【0055】また、本実施の形態の場合、可撓性シール
21を単一層21aで構成しているため、常時加熱され
ているヒートシール法では加熱部分に可撓性シール21
が溶着してしまう恐れがあり、加熱と冷却、保持が短時
間で行えるインパルスシールによって溶着が行われるこ
とで目的とする取付が可能になる。
【0056】更に、他の実施の形態として、瞬間的に発
熱する超音波溶着、発熱を伴わない接着剤、粘着テープ
等を用いても良い。
【0057】このように組み立てられるため、可撓性シ
ールが非常に薄く、シワ無く貼り付けることが困難な場
合でも、吸着後に剥離紙を除去することで形状が固定さ
れ、目的とする個所に溶着が可能になる。
【0058】また、他の実施の形態として、前述した可
撓性シールの代わりに、シート部材を複数の層から構成
されるシート部材の場合でも前述の取付方法が適用可能
である。
【0059】次に板状部材33を現像剤フレーム16に
取りつけるが、このときに現像剤シール24が通過でき
るように取付の一部を溶着または接着していない。
【0060】図7に示すように本実施の形態の場合、3
3a部を溶着し、トナー封止部材25が現像剤シール2
4を抑えつける領域は溶着または接着されていない構成
となっている。
【0061】ここでトナー封止部材25はフェルトのよ
うな弾性部材であって板状部材33の長手方向の一方端
に短手方向に細長く設けられている。トナー封止部材2
5は板状部材33の板面に凹部33cを設けて、凹部3
3cの底面に貼り付けられている(図8参照)。
【0062】このようにしてあるため、現像剤フレーム
16と現像枠体17の対向面の間隔が変動しても可撓性
シール21は袋形状の蛇腹状であり、かつ薄い可撓性シ
ートで構成できるため、現像枠体17に変位が生ずる際
の抵抗を極めて小さくできる。
【0063】(現像枠体及びトナー収納枠体間を密封す
るシール部材の他の実施の形態)図16はこのシール部
材の他の実施の形態を説明するために用いる分解斜視図
である。この図16は図7を簡略にして示すと共にシー
ル部材を図7とは異にしている。
【0064】図17はプロセスカートリッジの縦断面図
である。
【0065】シート部材21iは合成樹脂発泡体、例え
ば発泡ウレタン、低硬度ゴム、シリコン等の柔軟性材料
でできており板状であって開口部21jを備えている。
開口部21jはシート部材21iを取りつけた状態で現
像枠体17の現像剤受入開口部17b、現像剤フレーム
16の現像剤供給開口部16cと夫々重なる。シート部
材21i、開口部21jは開口部17b,16cとほぼ
等しい。シート部材21iは現像枠体17と現像剤フレ
ーム16の対向面の何れか又は両者に貼り付けられる。
ただし、現像剤シール24が外部へ引き出されるべく通
過する部分においてはシート部材21iは現像剤フレー
ム16には貼り付けられていない。
【0066】このようなシート部材21iの厚さは、組
立状態における現像枠体17の現像剤受入開口部17b
回りの現像剤フレーム16に対向する対向面17gと、
現像剤フレーム16の現像剤供給開口部16c回りの前
記対向面17gに対向する対向面16fとの間の距離よ
りも大きい。
【0067】従って、図17のように組み立てられたカ
ートリッジ15において、シート部材21iは現像枠体
17の対向面17gと現像剤フレーム16の対向面16
fによって圧縮されている。このシート部材21iを圧
縮したことによる反力は現像ローラ18のスペーサコロ
18bが感光体ドラム11に対して加圧力として作用す
るからシート部材21iのばね力は極力小さい方が良
い。
【0068】このシート部材21iを用いると、前述の
実施の形態で述べた板状部材33をなくすることが可能
であり、施工も容易である。
【0069】(現像剤シール)現像剤シール24は現像
剤フレーム16の現像剤供給開口部16cを封止した後
に折り返して封止した部分に重ねて折り返した位置より
反対側へ図7に示すように引き出してある。現像剤シー
ル24を施工する前に撹拌部材113,114,123
を組込んでおく。現像剤シールを行った後は、トナー充
填口16gから現像剤フレーム16中へトナーを充填す
る。トナー充填後、トナー充填口16gにトナーキャッ
プ37を圧入固定する。
【0070】上述したシール部材についてまとめて要約
すると、現像枠体17と現像剤フレーム16は、可撓性
シール21により結合されている。そして、可撓性シー
ル21は、現像枠体17と板状部材33とに貼り付けら
れている。
【0071】可撓性シール21は貫通穴として第一開口
21f、第二21eを有している。そして、貫通穴の一
端は、板状部材33の接合部材開口33bを通じて現像
剤フレーム16に設けられた現像剤供給開口部16cと
対向している。また、貫通穴の他端は、現像枠体17に
設けられた現像剤受入開口部17bと対向している。こ
こで、現像剤供給開口部16cは、現像剤フレーム16
の現像剤収納部16hに収納されているトナーを現像部
材である現像ローラ18の設けられている方向へ供給す
るためのものである。また、現像剤受入開口部17b
は、現像剤供給開口部16cを通過したトナーを受け入
れるためのものである。また、可撓性シール部材21は
貫通穴の一端の周囲を板状部材33に貼り付けられてい
る。及び、前記貫通穴の他端の周囲を前記現像枠体17
に貼り付けられている。ここで貫通穴の一端の第一開口
21eは現像枠体17の現像剤受入開口部17bと対向
している。貫通穴の他端の第二の開口21fは板状部材
33の接合部材開口33bを通じて現像剤フレーム16
の現像剤供給開口部16cと対向している。
【0072】可撓性シール21は袋形状である。そし
て、袋の向い合った一面と他面には第一開口21f、第
二開口21eが設けられている。そして、前記一面に設
けられた第一開口21fは、現像剤フレーム16に設け
られた現像剤供給開口部16cと板状部材33の接合部
材開口33bを通じて対向している。また、前記他面に
設けられた第二開口21eは、現像枠体17に設けられ
た現像剤受入開口部17bと対向している。ここで、現
像剤供給開口部16bは、現像剤収納部16hを有する
現像剤フレーム16に収納されているトナーを現像ロー
ラ18の設けられている方向へ供給するためのものであ
る。また、現像剤受入開口部17bは、現像剤供給開口
部16cを通過したトナーを受け入れるためのものであ
る。また、可撓性シール21は前記一面に設けられた第
一開口21fの周囲を前記現像剤フレーム16の一部と
して設けた板状部材33に貼り付けられている。及び、
前記他面に設けられた第二開口21eの周囲を現像枠体
17に貼り付けられている。
【0073】可撓性シール21は、現像枠体17と現像
剤フレーム16とに貼り付けられている間に、少なくと
も一つ以上の折り目を有する。そして、可撓性シール2
1は、一端が現像剤フレーム16の一部として設けた板
状部材33に貼り付けられており、他端が現像枠体17
に貼り付けられた蛇腹形状である。
【0074】可撓性シール21は、弾性部材、或いは、
ヒートシール部材で形成されている。
【0075】上述に対して、可撓性シールの他の実施の
形態の平板状の可撓性のシート部材21iの材質は、発
泡ウレタン、低硬度ゴム、シリコン等である。
【0076】(現像装置の構成)既に、現像枠体17と
クリーニング枠体13間に引っ張りバネ36を張設する
構成を説明した(図8参照)。本例はこの構成を更に発
展させたものである。
【0077】次に、現像装置の構成について、図18、
図19を用いて説明する。図18は現像装置の各部品が
組み込まれる前の状態の斜視図であり、図19は現像装
置の各部品が組み込まれたあとの状態の斜視図である。
現像枠体17には、画像形成に係る構成要素として、現
像ローラ18、現像ブレード26等が組み込まれてい
る。なお、本実施の形態では他方側の先端エンドカバー
20側のみ限定して述べるが、一方側の後端エンドカバ
ー19側も同様な構成である。
【0078】現像ブレード26は、厚さ1〜2mm程度
の板金26aにウレタンゴム26bがホットメルト、両
面接着テープ等で固定されたもので、ウレタンゴム26
bが現像ローラ18の母線に接することによって現像ロ
ーラ18周面上のトナー量を規制する。なお、現像ブレ
ード26としてはシリコンゴムを採用する場合がある。
図18に示すように現像枠体17に設けられたブレード
取付部としてのブレード突き当て平面17hにはめねじ
17iが設けられている。そして、中央寄りには位置決
め用ダボ(不図示)が設けられている。そこで、板金2
6aに設けられた嵌合穴26dを現像枠体17の夫々ダ
ボ(不図示)に嵌合する。その後、板金26aに設けら
れたねじ穴26cを挿通して小ねじ68をめねじ17i
にねじ込み、板金26aを平面17hに固定する。こう
してウレタンゴム26bの先端の位置が決まり、現像ロ
ーラ18へのウレタンゴム26bの当接圧が決まり、ウ
レタンゴム26bの先端から当接位置までの距離が決ま
り現像条件が決まる。また、現像ブレード26の板金2
6aは、ウレタンゴム26bが現像ローラ18へ長手方
向で均一に当接させるよう板金の剛性を高めるため、そ
の一端は略90゜に曲げられ曲げ部26eとなってい
る。また、板金26aの端部は現像枠体17から飛び出
すほどの長さを有しており、そこに後述する加圧ばねの
取りつける取付穴26fが形成されている。
【0079】なお、現像枠体17には、その現像剤受入
開口部17bの上方長手方向(第1直線部17n)から
短手方向(第2直線部17p)に沿って、トナーの外部
への漏れを防ぐため、略コの字状のモルトプレーン等の
弾性シール部材61を貼り付けている。弾性シール部材
61の第1直線部61c、第2直線部61aは現像枠体
17の第1直線部17n、第2直線部17pと接して貼
り付けられている。現像枠体17と現像ブレード26の
間にこの弾性シール部材61を挟み込み、つぶすことに
よってトナーの外部への漏れを防止している。更に、こ
の弾性シール部材61はその長手方向端部に数mm飛び
出している耳部61bが形成されている。この耳部61
bは不図示の磁気シールの位置決めを担っている。
【0080】また、現像剤受入開口部17bの長手方向
両端から現像ローラ18に沿う円弧面17l(エル)ま
でに沿って設けた溝17kには、磁気シール(不図示)
が取りつけられ、その磁力により現像ローラ18からト
ナーが漏れるのを防いでいる。
【0081】また更に、下あご部17mには現像ローラ
18の母線に接する薄片の弾性シール部材(不図示)が
貼り付けられている。
【0082】現像ローラ18はアルミ、ステンレス等の
金属材料からなる円筒部材である。その外径は16〜2
0mm程度であり、肉厚は0.5〜1mm程度である。
また、その表面には現像剤の帯電性を高めるためにカー
ボンコート、ブラスト等が施されている。本実施の形態
ではカーボンコートのみである。
【0083】また、現像ローラ18の両端部にはアル
ミ、ステンレス等の金属材料よりなる段付きの円筒部材
であるスリーブフランジ18a(一端部のみ図示)が圧
入されている。スリーブフランジ18aは現像ローラ1
8と同軸であり外径が大きい第1円筒部18d、第1円
筒部18dよりも小径の第2円筒部18cが設けられて
いる。この第1円筒部18dには、現像ローラ18と感
光体ドラム11の対向距離(以下「SDギャップ」)を
規制するためのリング状の距離規制部材(スペーサコロ
という)18bが設けられている。このスペーサコロ1
8bはポリアセタール等の絶縁性の材質からできてい
る。このスペーサコロ18bの外径は現像ローラ18の
直径よりもSDギャップの2倍だけ大である。また、第
2円筒部18cには現像ローラ18を回転自在に支持し
現像枠体17に位置決めするための現像軸受け63(図
20に特に拡大して逆側からみた斜視図を図示)を配置
している。また、第2円筒部18cの先端には幅部18
eを有し、この円筒部18cに嵌合して回り止めされて
合成樹脂製の現像ローラギア62が嵌合している。この
現像ローラギア62は感光体ドラム11の端部に設けら
れたはす歯のドラムギア(不図示)から駆動を受けて、
現像ローラ18を回転させている。また、その軸方向の
推力は現像ローラ18の中央部へ向うように捩じれてい
る。また、現像ローラ18の内部には、トナーを現像ロ
ーラ18周面上に付着させるためのローラ状のマグネッ
ト(図18には不図示後述)を内包している。
【0084】現像軸受け63は摺動性が向上した樹脂製
の部材からなり、厚さ2〜5mm程度の平板状である。
この平面部63gの略中央には円筒状の軸受部63aが
形成されている。この軸受部63aはその内径は8〜1
5mmである。この軸受部63aがスリーブフランジ1
8aの第2円筒部18cと嵌合し、現像ローラ18が回
転摺動している。また平面部63gには現像枠体17と
の位置を決めるためのダボ63c,63d,63eが軸
受部63aと略平行に形成され、現像枠体17に位置決
めされる。このダボのうちダボ63cの先端で、ダボ6
3cと同軸であるダボ63d,63eは磁気シールの位
置決めとして使用される。また、同じく平面部63gに
は現像軸受け63を現像枠体17と、小ねじ64等で固
定するためのねじ穴63bが設けられている。現像軸受
け63のダボ63cが現像枠体17の長手方向の一端の
端面の不図示の嵌合穴に嵌合し、ダボ63fが同じく不
図示の嵌合長穴に嵌合し現像軸受け63の平面部63g
が現像枠体17の前記端面に突き当たる。そして、前記
端面に設けられためねじに現像軸受け63に設けられた
ねじ穴63bを挿通して小ねじ64を現像枠体17にね
じ込む。これによって、現像軸受け63を現像枠体17
に固定する。これにより、現像枠体17に固定される現
像ブレード26と現像ローラ18の位置は確実に決まり
安定した画像が出力される。
【0085】前述してきた現像軸受け63はその軸受部
63aに現像ローラ18のスリーブフランジ18aを回
転摺動するため、材料は摺動特性の良い、比較的高価な
材質を用いることがある(例えば、ポリフェニレンスル
フイドPPS、ポリアミドPAベースの軸受材)。その
ために摺動する部分のみ軸受ブッシュとして、ハウジン
グと部品を分ければ、高価な材質を使う部品の体積は少
なくて済み、ハウジングは耐衝撃性ポリスチレンHIP
S等の比較的安価な材質で済む。
【0086】また、現像ローラ18の内部には、トナー
を現像ローラ18周面上に付着させるためのマグネット
(不図示)を内包している。
【0087】上述は現像ローラの駆動側を述べたが非駆
動側は後述される。
【0088】(現像装置の支持の構成)次に現像装置の
支持構成について図7、図20、図21、図22、図2
3を用いて説明する。図20は現像装置をクリーニング
枠体13で支持する前の状態の斜視図(駆動側)であ
る。図21は現像装置をクリーニング枠体13で支持し
た後の状態の斜視図(駆動側)である。図22は図4を
一部拡大し、エンドカバーが無い状態を示した側面図で
ある。図23は現像枠体と非駆動側のエンドカバーを組
み付ける前の斜視図である。
【0089】先に説明したように、最適な画像を出力す
るためには現像ローラ18と感光体ドラム11は最適な
SDギャップ(感光体ドラム11と現像ローラ18間の
隙間)を保っていなければならない。そのために、本実
施の形態では感光体ドラム11に対して現像ローラ18
を最適な加圧力(以下、D加圧という)で加圧し、SD
ギャップを保持している(図2参照)。この場合最適な
D加圧とは駆動側、非駆動側夫々500g〜2000g
程度である。これ以下だと、振動等でSDギャップが開
いてしまい、白抜け等の画像不良が発生する。これ以上
だと、D加圧(スペーサコロ18bと感光体ドラム11
間の加圧力)により、スペーサコロ18bがつぶれ、S
Dギャップが狭くなる。また、D加圧によりスペーサコ
ロ18b内周、外周に負荷がかかり耐久により削れ等が
発生し、最適なSDギャップが保持できなくなる恐れが
ある。本実施の形態では以下に示すような構成をとるこ
とにより安定したSDギャップを保持している。以下、
駆動側、非駆動側に分けて現像装置の支持(SDギャッ
プの保持方法)について説明する。
【0090】図20、図21、図22に示すように、駆
動側では現像枠体17(現像ローラ、現像ブレード等を
含んだ現像装置)は現像枠体17のアーム部17cの先
端に設けた吊り穴17dをクリーニング枠体13の支持
穴13eに同軸に配置し、平行ピン66を吊り穴17
d、支持穴13e両者に貫通させることにより揺動の回
転中心とし、感光体ドラム中心に現像ローラ中心が向う
ように揺動可能に支持されている。この時、駆動側の感
光体ドラム11に対する現像ローラ18の加圧力は、図
22に示すように、感光体ドラム11のフランジ11a
に配置されたギア部11a1と、現像ローラギア62の
ギア部62bの噛合力(噛み合いピッチポイントをとお
る作用線上の歯荷重)F1と、クリーニング枠体13と
現像装置に掛けられた引っ張りバネ36によるばね力F
2と、現像装置の重心を通る現像装置の自重F3の3力
により発生している。つまり、3力とも図22におい
て、平行ピン(揺動中心)66を中心に反時計回りにモ
ーメントが発生し、現像ローラ18が感光体ドラム11
に対して加圧されるように設定されている。この時、感
光体ドラム11とスペーサコロ18bの接触点と揺動中
心(66)を結んだ線と噛合力F1のなす角度は5゜程
度の小さな角度になるように、揺動中心の位置が設定さ
れている。なぜなら、トルクのばらつきにより噛合力F
1がばらつき、結果的にD加圧が大きくばらつくのを防
止するためである。また、自重F3は先に説明したよう
に現像剤による負荷が現像装置Dに加わらない構成とな
っているため、安定している。また、ばね力F2も以下
に説明するようにロス無く配置、支持されているため、
駆動側のD加圧D1は安定した数値となる。
【0091】即ち、引っ張りバネ36は図20に示すよ
うに線径0.5〜1mm程度の引っ張りばねとなってい
る。その両端部にはフック部36a,36bを設け装置
への取付部となっている。また、その材質はSUS、ピ
アノ線、りんせい銅等のばね性のある材質が用いられ
る。このばね部材の一方のフック部36aを現像ブレー
ド26の板金26aに形成された穴部26gに引っ掛
け、他方のフック部36bがクリーニング枠体13に設
けられた軸状のばね掛け13dに引っ掛けている。ま
た、現像ブレード26の穴部26gは現像枠体17から
外側に飛び出た所に配置されており、その穴は幅2〜5
mm程度、長さ4〜8mm程度の大きさである。また、
クリーニング枠体13のばね掛け13dは感光体ドラム
11の近傍に配置され、その径2〜5mm程度であり、
クリーニング枠体13と一体となっている。また、ブレ
ード板金26aの穴部26gとクリーニング枠体13の
ばね掛け13dを結んだ線と穴部26gと揺動中心(6
6)を結んだ線は略直角となるように穴部26g、ばね
掛け13dの双方の位置が設定されている。また、引っ
張りバネ36は現像ブレード26に掛けられている。そ
のため、現像枠体17単体では軸等のばね取付部を枠体
から飛び出す形で設ける必要が無い。このため、現像枠
体17の長手方向の端面の形状が簡単となり、先に説明
した可撓性シール21の現像枠体17への取付時に取り
つけ用の治具が設置しやすく組立性の向上につながる。
また、現像ブレード26に引っ張りバネ36を取りつけ
ることにより、金属という弾性率が高いものに取りつけ
ることになり、ばね力によるばね掛け部の変形等、D加
圧のロスにつながるようなことが無くなる。また、現像
枠体17に直接ダボ等の取付部を設ける場合において
は、変形によるD加圧のロスをなくすため、形状を大き
くする必要が出てくるが、このダボが無いため、省スペ
ース化につながる。
【0092】更に、現像枠体17の非駆動側には、図2
3に示すように現像ローラ18の長手方向中心軸線上に
突出部として係合部材17eを有し、該係合部材17e
を感光体ドラム11中心方向に加圧するように構成され
ている。この係合部材17eは現像ローラ18を支持す
る非駆動側の軸受部材を一体に有する。
【0093】次に、非駆動側のD加圧の構成について述
べる。図7、図23に示すように現像枠体17の非駆動
側には、現像ローラ18長手方向中心軸線上に係合部材
17eが固定されている。そして、該係合部材17eを
感光体ドラム11の方向に向って加圧するように構成さ
れている。係合部材17eは現像枠体17にねじ止めさ
れている。図23に示すように該係合部材17eは後端
エンドカバー19に設けられた溝19e(本実施の形態
では感光体ドラム中心方向に略平行で直線形状の長穴)
に挿入され、感光体ドラム中心方向に移動可能に構成さ
れている。また、溝19e内部で係合部材17eを間に
して感光体ドラム11とは反対側には弾性部材67が前
記係合部材17eを押圧部材67aを介して加圧するよ
うに配設されている。弾性部材67は線径0.5〜1m
m程度のコイル状の圧縮ばねである。このばねによるば
ね力がそのまま、非駆動側の現像ローラ18の感光体ド
ラム11に対する加圧力D2となり、ばね力のみで決ま
ることになり安定した加圧力が得られる。この溝19e
は同時に現像ローラ18の移動方向を規制する位置決め
の役割も担っている。この溝19eは後端エンドカバー
19の内部から見て凹部になっており、この溝19eの
外部側は幅がせまく、押圧部材67aが外部へ脱出しな
いようになっている。
【0094】押圧部材67の平面67bは弾性部材67
と接している。平面67bは弾性部材67の加圧方向に
直角である。押圧部材67の平面67bと反対側は平面
67bと平行な平面であって、係合部材17eの平坦部
17e1に接している。この平坦部17e1は弾性部材
67で押圧される押圧部となっている。
【0095】(カップリング部材の説明)ここで図24
〜図26を用いてカップリング形状について説明する。
【0096】図24においてプロセスカートリッジ15
の駆動力受入部材である第一カップリング105aは、
略三角形の凸部105a1を有しており、詳しくは凸部
105a1は軸の回転方向にねじれた三角柱である。ま
た装置本体の駆動力伝達部材である本体第一カップリン
グ103は、この凸部105a1と係合する軸方向にね
じれた、断面が略三角形の凹部103aを有している。
これにより第一カップリング105aと本体第一カップ
リング103が係合し回転されると、凸部105a1の
各頂点と凹部103aの内面とが等しく当接するために
互いに軸芯が合致し駆動伝達される。
【0097】このように第一カップリング105a、本
体第一カップリング103はねじれた三角柱の凸部と凹
部であり、係合して回転すると軸方向の推力が生じ互い
に引き合う。
【0098】図25、図26において、画像形成装置の
本体第二カップリング104は円柱が二方取りされた二
面幅部を有しており、当接部104a,104bを有す
る。当接部104a,104bは前記二面幅部の片面の
両側にあり、片側に関しては二面幅部両面で異なる当接
部104aと104bとなっている。プロセスカートリ
ッジ15内の第二カップリング106aは円形状の凹部
106dに三角形のリブが周方向を等配して2か所に設
けられている。この三角形のリブは互いに直角方向に平
面の当接部106e,106fを有する。
【0099】そして、本体第二カップリング104が図
25に示すように不図示のトナーシール自動開封機構を
介して現像剤シール24を開封する方向Eに回転すると
第二カップリング106aの三角リブ当接部106eと
本体第二カップリング104の当接部104aが当接し
駆動を伝達する。
【0100】このとき本体第二カップリング104の外
周104dと第二カップリング106aの凹部106d
との径方向の隙間g1が小となるように円形状の凹部1
06dの径を変化させた形状となっている。このため凹
部106dは円弧の途中から面106fにほぼ平行な面
106gを有する。
【0101】なお、本体第二カップリング104の外周
104dは円弧であって、本体第二カップリング104
の回転中心を中心とする円上にある。また、現像剤シー
ル24の開封駆動が終了すると本体第二カップリング1
04が図26に示すようにI方向に逆回転し第二カップ
リング106aの当接部106fと本体第二カップリン
グ104の当接部104bが当接し第二カップリング1
06aを駆動し、トナー撹拌部材113,114,12
3等に駆動を伝達する構成となっている。このとき本体
第二カップリング104と第二カップリング106a
は、回転軸に対して半径方向の隙間g2を有する構成と
なっている。本実施の形態では、隙間g2は約2mmで
ある。
【0102】この構成をとることにより現像剤シール2
4を開封時には感光体ドラム11を回転駆動せず、本体
第二カップリング104と第二カップリング106aと
の間で回転中心が決められる。そして、現像剤シール2
4を開封終了後、即ち、画像形成されるときには感光体
ドラム11に設けられた第一カップリング105aと本
体第一カップリング103が回転中心となり、トナー撹
拌部材113,114,123等に駆動伝達する第二カ
ップリング106aと本体第二カップリング104は、
偏心していたとしても調芯作用は生ぜず偏心したまま駆
動を伝達するのみで本体第一カップリング103と第一
カップリング105aの軸芯の合致を妨げない構成とな
っている。
【0103】(駆動系の説明)図27は、本実施の形態
における駆動列の系統図である。なお、この系統図に用
いる符号は系統図として用いており、現像スリーブギア
107bは具体的な構成においては、現像ローラギア6
2(図7、図20参照)である。
【0104】装置本体27側に設けられたプロセスカー
トリッジ15の駆動源101,102例えばモーターは
プロセスカートリッジ15を装置本体27にセットした
状態で、カップリング103,104でプロセスカート
リッジ側の入力ギア105b,106bと一体に回転す
るカップリング105a,106aと連結している。カ
ップリング106aは軸受20eで支持されている。カ
ップリング105aとギア105bは一体又は一体的に
ギアフランジ105となっていて軸受22bを介してク
リーニング枠体13で支持している。また、例えば、駆
動源102をドラム駆動源101と別のモーターにする
ことで、モーターの回転速度を制御装置121によって
可変可能に構成すれば、カップリング104、プロセス
カートリッジ側の入力カップリング106aと連動し
て、トナーの撹拌系駆動速度を変えることが出来る。
【0105】制御装置121は、プロセスカートリッジ
15の使用枚数、プロセスカートリッジ15のトナー容
量、プロセスカートリッジ15の撹拌駆動トルク等の状
態に合わせて駆動源102の駆動をON,OFFした
り、駆動スピードを変えることが可能である。
【0106】又、印字速度が速い仕様の装置本体27で
は、駆動源102の駆動速度を変えて設定することで、
感光体ドラム11、現像ローラ18の速度は、速度が速
くなっても、撹拌速度は変えないで一定にすることが可
能な構成である。ここで駆動源102は、可変速装置を
介して駆動源101と同一駆動モーターであってもかま
わない。その時は、装置本体27の仕様に合わせて変速
することで最適な撹拌の動きに設定することができる。
【0107】プロセスカートリッジ側の駆動系の説明を
する。
【0108】静電潜像の現像に直接かかわる感光体ドラ
ム11と現像ローラ18には、ギア105b,107b
とフランジを一体成形したギアフランジ105,107
が夫々一端側に固定され、他端側には軸受フランジ11
9,120が固定され、夫々ユニット状態である。ギア
105bとスリーブギア107bとが噛み合っている。
【0109】装置本体27側の駆動源101によってカ
ップリング103が回転すると、感光体ドラム11と、
現像ローラ18は回転する。感光体ドラムユニットは、
軸受部材22a,22bで回転自在に支持されている。
又、現像ローラ18は、現像ローラ18より外径の大き
な同一中心のスペーサコロ18bを感光体ドラム11に
圧接して、感光体ドラム11の表面と最適なギャップを
保ちながら回転する。軸受部材22a,22bは、プロ
セスカートリッジ15のクリーニング枠体13に直接設
けた穴、又はこの枠体に固定された部材(図7参照)で
あり、フランジ105,119のジャーナル部が嵌合す
る。
【0110】撹拌系の駆動は、入力ギア106bと噛み
合うアイドラギア126を介して噛み合うアイドラギア
108、アイドラギア108を固定した軸108aに固
定されたアイドラギア129、アイドラギア129と噛
み合うアイドラギア128、ここでアイドラギア128
は2段ギアでその小ギア128aと噛み合う撹拌ギア1
09,127を介して撹拌部材113,114へと駆動
力を伝えるように連結してある。なお、入力ギア106
bの軸と撹拌部材114の軸は一直線上になくともかま
わないので、入力ギア106bの位置は広い範囲で選べ
る。ここで、プロセスカートリッジ15内の各ギアはプ
ロセスカートリッジ15の枠体に回転自在に支持されて
いる。
【0111】又、アイドラギア108の軸108aは、
駆動伝達棒122と一体又は一直線に連結されている。
駆動伝達棒122は長手反対側のアイドラギア124と
連結し、アイドラギア110aと噛み合う撹拌ギア12
5を介して撹拌部材123へと駆動力を伝える。ここ
で、駆動伝達棒122、各撹拌部材113,114,1
23は現像剤フレーム16に回転自在に支持されてい
る。
【0112】故に、入力ギア106bが回転すると撹拌
部材114,113,123と伝達棒122は、それぞ
れのジャーナル部が現像剤フレーム16に設けた軸受部
に回転自在に支持されているので、連動して回転する。
【0113】カップリング103は、図24に示すよう
にドラムフランジ105側のねじれた3角柱の凸部10
5a1と装置本体27側のねじれた凹部103aで駆動
時に噛み合うことで、互いに引き込みかつ、調心するの
で装置本体27とプロセスカートリッジ15との位置が
決まる。この時カップリング104の凸部と入力カップ
リング106aの凹部とが噛み合うが、ある程度偏心出
来る嵌合間隙を持っているので、ドラムフランジ側の第
一カップリング105aの位置決めに影響を与えること
はない(図25、図26参照)。さらに、プロセスカー
トリッジ15の回り止めとして、先端エンドカバー20
の第二ガイド部20gの突起(後述)が装置本体27に
位置決めされている。すなわち、画像に影響する現像、
潜像の駆動入力側は、カップリングの調心作用で装置本
体27と位置決めするが、撹拌系の駆動入力側は駆動の
伝達するだけでラフな結合構成にしてある。
【0114】さらに、除去トナー溜め5にもなっている
クリーニング枠体13内には、感光体ドラム11から除
去された除去トナーを搬送する羽根状の除去トナー送り
部材115が収容されている。この除去トナー送り部材
115はクリーニング枠体13に設けた軸受部で回転可
能に軸支されている。除去トナー送り部材115の一端
に除去トナー送り部入力ギア112が固定されている。
この除去トナー送りギア112はアイドラギア111
c,111b,111a,125,110aを介してギ
ア124と噛み合っている。伝達棒122にはその一端
に固定した入力ギア108と反対側の非駆動側に出力ギ
ア124が固定されている。アイドラギア111a,1
11b,111cは夫々の軸を後端エンドカバー19の
軸受部で回転可能に支持されている。ここで、駆動伝達
棒122が回転すると、連動して除去トナー送り部材1
15も回転する。なお、上記アイドラギア111a,1
11b,111cを支持する軸受部は後端エンドカバー
19と一体成形した固定軸である。
【0115】又、アイドラギア111cは2段の段ギア
として大ギアをアイドラギア111bと噛み合わせ小ギ
アを除去トナー送りギア112と噛み合せてもよい。
【0116】以上説明したようにプロセスカートリッジ
15内の各運動部分は感光体ドラム11、現像ローラ1
8系の駆動列と、撹拌、除去トナー送りの駆動列とが、
装置本体27側の駆動源から分割されて駆動される構成
である。
【0117】又、除去トナー送り部材115をトナー収
容容器16の撹拌部材113又は114の入力部と反対
側からの伝達構成で駆動するとか、撹拌部の入力ギア1
06b,109,127、アイドラギア108,128
の何れかから歯車列を介して入力をもらうとかして駆動
してもよい。
【0118】(冷却風路の構成)図28、図29は感光
体ドラム周辺に配置されたギア列の模式図であり、図2
8はサイドカバーを外して見る側面図、図29はサイド
カバーを架想線で示した側面図である。クリーニング枠
体13の内部には回収した除去トナーを除去トナー溜め
5の奥側に搬送する送り部材115を設けている。除去
トナー送り部材115は感光体ドラム11から駆動を受
ける場合、大幅な減速を行わなければならない場合もあ
るが、現像剤フレーム16内部のトナー撹拌部材114
から駆動を受ければ、大幅な減速の必要がなく、適切な
回転速度を得ることが容易となる。この場合、ギア11
1b,111cは現像剤フレーム16から現像枠体17
の外部側を通り感光体ドラム11近傍に配設されること
になる(図28参照)。
【0119】本実施の形態の場合、感光体ドラム近傍の
昇温を防止する為に、後端エンドカバー19には感光体
ドラム近傍に風路19f(図29参照)が確保されてい
るが、ギア列の内、ギア111b,111cが内部の冷
却の為の風路19fを塞いでしまうため、ギア111
b,111cには軸流ファンの羽根を構成するようにス
リット34a,34bを設け風路19fを通じて積極的
に吸気又は排気を行っている。
【0120】更に、図30、図31、図32を用いて冷
却風路の構成についてのべる。図31はギア111cの
斜視図であるがギア111bはギア111cの歯のねじ
れ方向、風路のねじれ方向が共に逆であるほかは同様で
あるので、ギア111cで代表して説明する。図32は
図31のB−Bを展開して示す断面図、図30は図31
のA−A断面図である。
【0121】ギア111cははすばギアであり、歯部を
有するリム111c2とボス111c1を結ぶデイスク
状のハブ111c3には周方向を等配してスリット34
aが貫通している。ハブ111c3の面は後端エンドカ
バー19の内側面19iとは離れている。これによって
後端エンドカバー19を内外に通ずる後端エンドカバー
19に設けた風路19fとスリット34aは空間46を
介して連なっている。ボス111c1の中心穴は後端エ
ンドカバー19の内側に長手方向へ突設した軸部19G
に回転自在に支持され、図示されない軸用止め輪を軸部
19Gに嵌め込んで軸方向に移動しないようになってい
る。上記リム111c2は1側面111c4が後端エン
ドカバー19の内側面19iに近傍している。両側面1
9i,111c4は空気のとおりぬけを可及的に小さく
する。そのため、両側面19i,111c4はラビリン
スのように互いに入り込んでもよい。
【0122】上記スリット34aは風路19fと重なる
ようになっている。
【0123】図32に示すように相隣るスリット34a
とスリット34a間はねじ羽根形状の羽根34gであ
る。相隣るスリット34aの形状は軸流ファンのように
空力的に送風効率をよくするようにすることは望ましい
が、ギア111cの回転速度が遅いので簡易に斜設した
羽根でも良い。これらスリット34aによってリム11
1c2の内側には羽根車が構成される。
【0124】図31、図32に示すように矢印34cの
方向にギア111cが回転すると、図30に示すよう
に、空気が矢印34dのように軸方向へ流れて空間46
へ入り、空間46から風路19fへ向い矢印34hのよ
うに後端エンドカバー19の風路19fをとおってプロ
セスカートリッジ外へ排出される。
【0125】このように空間46を総てのスリット34
aに同時的に通ずるようにしてあるため全部の羽根34
gが空気流の生成に寄与する。
【0126】また、羽根34gの表面の向き34fを逆
にすると、同じ回転方向でも空気の流れは逆向きとな
り、画像形成装置外部の空気をプロセスカートリッジ1
5の内部に送り込むことができる。部品の配置風路の全
体構成から有利な向きにすると効果的である。
【0127】なお、はすばギア111cの歯筋34eの
ねじれ方向を羽根34gの向き34fと同じ方向に合わ
せると空気の流れは軸方向で同方向となり、かつ樹脂成
形の場合型構成上有利である。そして、ギア111cの
歯筋34eと羽根34gを軸方向の同方向へ空気を送る
ようにする場合は、リム111c2の側面と後端エンド
カバー19の内面は空気のとおりぬける隙間を設けると
共に歯車の噛み合い部を除いてギア111cの外周に沿
ってカバーを設けて送風機のケーシングとするとよい。
【0128】上述のようにギア111cの中心を中心と
してスリット34aで斜めの面34fを有する羽根34
gで羽根車を構成したため、画像形成時にギア111
b,111cが回転するのでプロセスカートリッジ15
内の、帯電部、クリーニングブレード部で滞留した昇温
した空気は、排出される。又、定着装置10等で発生す
る熱も除去される。なお、画像形成装置本体27には画
像形成装置本体内の空気を入れ換えるための自然通気穴
或いはファン等の換気手段(不図示)が設けられてい
る。
【0129】(現像枠体の構成)次に、現像枠体17の
構成を図7、図9及び図34〜図38に基づいで説明す
る。尚、図9はプロセスカートリッジ15の一側面側か
ら見た先端エンドカバー20を除いた状態の側面図、図
34はプロセスカートリッジ15の他側面から見た後端
エンドカバー19の一部以外を除いた状態の側面図であ
る。図35は他側面側の現像枠体17の後端エンドカバ
ー19への位置決めの様子を示す分解斜視図である。
【0130】現像枠体17には、現像ローラ18にロー
ラ状のマグネット23を内包する現像ローラユニットが
現像軸受部材となる係合部材17eによって回転可能に
支持されており、係合部材17eは現像枠体17に小ね
じ41によって位置決め固定されている。尚、現像枠体
17には、他に現像ブレード26(図2参照)及び不図
示の磁気シールが配設されている。
【0131】ところでマグネット23はその側面側が現
像ローラ18の内径部によって回転可能に支持され、他
側面側は現像軸受機能を有する係合部材17eで固定支
持されて現像ローラ18との間で所定のギャップを保っ
ている。尚、現像ローラ18への給電は、該現像ローラ
18の内部に設けられた不図示の電気接点を介して行な
われる。又、現像ローラ18上には、感光体ドラム11
との間隔を一定に保つためのスペーサコロ18bが設け
られている(図37参照)。
【0132】(現像ローラ及びマグネット支持構造)次
に、現像ローラ18及びマグネット23の支持構造を図
35〜図37に基づいて説明する。尚、図35は現像軸
受部材である係合部材17eの外観斜視図、図36はプ
ロセスカートリッジ15の係合部材17e周りの分解斜
視図、図37はプロセスカートリッジ15の部分縦断面
図である。
【0133】現像ローラ18はアルミニウム、ステンレ
ス等の金属材料から成る円筒部材であって、その外径は
16〜20mm程度、肉厚は0.5〜1mm程度であ
る。又、現像ローラ18の表面にはトナーの帯電性を高
めるためにカーボンコート、ブラスト等が施されている
(本実施の形態では、カーボンコートのみを施してい
る)。そして、現像ローラ18の非駆動側端部にはスリ
ーブフランジ18jを圧入固定するための圧入穴18f
が設けられている。
【0134】上記スリーブフランジ18jは、図36に
示すように、現像ローラ18の端部に圧入固定されるア
ルミニウム、ステンレス等の金属材料より成る段付きの
中空円筒部材であって、現像ローラ18の端部に圧入さ
れる圧入部18j1を構成している。この圧入部18j
1を現像ローラ18に圧入することによってスリーブフ
ランジ18jは現像ローラ18に対して固定される。
又、スリーブフランジ18jの圧入部18j1の軸方向
の外側には現像ローラ18とほぼ同径のつば部18j
3、及び圧入部18j1と同軸で外径が小さい小径部1
8j2が形成されており、このフランジ小径部18j2
には、現像ローラ18と感光体ドラム11の対向距離を
規制するためのスペーサコロ18bが嵌入されている。
小径部18j2から縮径してジャーナル18j4が設け
られている。
【0135】更に、スリーブフランジ18jにはジャー
ナル部18j4と同軸上に貫通孔18j5が形成されて
おり、この貫通孔18j5にはマグネット23の端部が
挿通し、該マグネット23が係合部材17eを介して現
像枠体17に位置決めされる。
【0136】一方、マグネット23は、図36に示すよ
うに、大径部23aとその端部の軸支持部23b,23
cから成り、大径部23aは現像ローラ18内に内包さ
れ、その表面に複数の磁極が着磁されている。複数の磁
極のうち、通常はその1極が感光体ドラム11とほぼ対
向するように配置されており、その他の磁極も最適な位
置に配置され、磁極は計4極で構成されている。又、現
像ローラ18上の磁力が安定するように、マグネット2
3の大径部23aの表面と現像ローラ18の表面の距離
は一定に保たれており、この距離を一定に保つためにマ
グネット23の軸支持部23cは係合部材17eによっ
て支持されている。そして、周方向の磁極の配置が安定
するようにマグネット23の軸支持部23cにはDカッ
ト部23c1が形成されており、このDカット部23c
1によってマグネット23の周方向位置が規制されてい
る。尚、マグネット23の他方の軸支持部23bは一方
のスリーブフランジ18a(図7、図18参照)に内包
したマグネットローラ軸受(不図示)に支持されてい
る。
【0137】ところで、係合部材17eは樹脂製部材で
構成されており、厚さ2〜5mm程度のフランジ17e
4と突出部17e2から成り、突出部17e2の外径は
8〜15mm程度であり、これは後端エンドカバー19
の溝19eに嵌合している。又、この突出部17e2の
外周には平旦部17e1が現像ローラ18と感光体ドラ
ム11の中心を結んだ線と略直角に形成されており、こ
の平旦部17e1は前記圧縮コイルばねである弾性部材
67の加圧力を押圧部材67aを介して受ける面であっ
て、現像ローラ18が感光体ドラム11に向かつて確実
に加圧されるようになつている。これにより、現像ロー
ラ18は圧縮コイルばねのばね力を損失することなく確
実に加圧され、感光体ドラム11と現像ローラ18の距
離はどのような場合でも安定して画像の安定化が実現さ
れる。
【0138】又、係合部材17eのフランジ17e4の
突出部17e2を有する面とは反対側の面内には円筒状
の軸受部としての第一の穴17e3が形成されており、
この穴17e3は突出部17e2の外径と同軸であり、
その内径は8〜15mmである。そして、この穴17e
3にスリーブフランジ18jのジャーナル部18j4が
回転自在に嵌合し、現像ローラ18が回転摺動する。こ
のとき、現像ローラ18は感光体ドラム11に対して回
転方向の位置は係合部材17eと後端エンドカバー19
のみで高精度に決まる。つまり現像ローラ18の感光体
ドラム11に対する平行度が保証される。即ち、図37
の紙面上で感光体ドラム11と現像ローラ18の夫々の
回転中心線が平行であっても、図37の紙面に対して直
角な平面上において感光体ドラム11と現像ローラ18
の夫々の回転中心線が交叉して感光体ドラム11と現像
ローラ18の隙間が変化し、長手方向において周方向で
の現像位置の変化が生ずることが防止される。
【0139】更に、係合部材17eの穴17e3の更に
奥ではDカット状の位置決め孔である第二の穴17e5
が突出部17e2と同軸に形成されており、この第二の
穴17e5にマグネット23のDカット部23c1が嵌
合して位置が決まる。そして、マグネット23と現像ロ
ーラ18の位置は係合部材17eの1部品で高精度に決
まり、精度保証が容易である。
【0140】又、マグネット23の4磁極のうち、1磁
極は感光体ドラム11にほぼ対向しているが、係合部材
17eと後端エンドカバー19によってマグネット23
の感光体ドラム11に対する位置が決まるため、これに
ついても精度保証が容易となる。
【0141】ところで、図35に示すように、係合部材
17eのフランジ17e4には充分離れて二箇所に位置
決め用の穴であるネジ穴17e6が形成され、図35に
示すように係合部材17eは現像枠体17に位置決めさ
れて小ねじ41(図23参照)によって現像枠体17に
完全に固定される。これにより、現像枠体17に固定さ
れる現像ブレード26、磁気シール等と係合部材17e
に位置決めされるマグネット23と現像ローラ18の相
対的な位置が決まる。
【0142】以上説明した構成を図36及び図37に基
づいて組み付け手順に沿って繰り返すと、スリーブフラ
ンジ18jの円筒形の圧入部18j1を現像ローラ18
の端部の穴である圧入穴18fに圧入して該スリーブフ
ランジ18jを現像ローラ18に完全に固定する。次
に、マグネット23を挿入し、反対側のスリーブフラン
ジ18a、マグネットローラ軸受(不図示)を挿入すれ
ば、現像ローラ18が完成する。
【0143】次に、スペーサコロ18bをスリーブフラ
ンジ18jの小径部18j2、及びスリーブブラシ18
aの第2円筒部18cに夫々嵌合し、現像ローラギア6
2(図7、図18参照)をスリーブフランジ18aの2
面幅部18eに順に組み付け、これらを係合部材17e
を介して現像枠体17に一体化させる。その後で、後端
エンドカバー19の溝19eに圧縮コイルばねである弾
性部材67を押圧部材67aの平面67bに設けた突起
(不図示)に嵌入して弾性部材67と押圧部材67aが
一体になったユニットを組み付け、現像枠体17に取り
付けられた係合部材17eの突出部17e2を後端エン
ドカバー19の溝19eに挿入すると、押圧部材67a
が弾性部材67の付勢力に抗して挿入される(図37に
示す状態)。
【0144】図37から明らかなように、現像ローラ1
8とマグネット23は係合部材17eを介して後端エン
ドカバー19に位置決めされ、加圧力を受ける面も現像
枠体17側に設けられている。又、マグネット23のD
カット部23c1の磁極に対する位相は任意であるが、
このDカット部23c1の平面を現像ローラ18と感光
体ドラム11の中心を結んだ線に対して垂直な面とすれ
ば、係合部材17eの突出部17e2と同芯の相似形状
とすることができ、部品加工者は加工を効率的に行なう
ことができる。
【0145】以上のように、1部品に多くの機能を持た
せることにより、部品点数を減らし、プロセスカートリ
ッジ15をユーザーに安価に提供することができる。
又、感光体ドラム11、現像ローラ18、マグネット2
3等の画像形成に深く関わる重要な部品を少数の部品で
位置決めすることにより、これらの部品の相対的な位置
精度を上げ、画像をより安定させることができる。
【0146】尚、係合部材17eは、その軸受部である
第一の穴17e3に現像ローラ18を回転自在に支持す
るため、その材料として例えばPPS、PAベースの軸
受材等の摺動特性の良い比較的高価なものを用いること
がある。そのため、図38に示すように、軸受部材とし
て独立の軸受ブッシュ39を作製しこの軸受ブッシュ3
9を係合部材本体17eaと別体にして、係合部材17
eを軸受ブッシュ39を係合部材本体17eaの穴17
e3aに嵌入する構成にすれば、高価な材質を使う部品
の体積は少なくて済み、係合部材本体17eaにHIP
S等の比較的安価な材料を用いることができ、コストダ
ウンを図ることができる。又、軸受ブッシュを別形状に
すれば、係合部材を現像枠体と一体にすることもできる
(現像ローラ等を組み付けるときに斜行挿入すれば良
い)。このようにすれば、部品点数も少なくなり、小ね
じ等を省略して部品点数と組立工数の削減及びコストダ
ウンを図ることができる。
【0147】尚、前述したカートリッジは、重さ約4k
g、たて約460mm、横約300mm、高さ約110
mmである。
【0148】(プロセスカートリッジの装置本体への装
着手段)図45(L)に示すように装置本体27の前面
には両開きの扉60が設けてある。この扉60を図45
(M)に示すように開くと、装置本体27の前面にはプ
ロセスカートリッジ15の進入口である開口100aが
図40に示すように設けられている。この開口100a
からプロセスカートリッジ15の装着部71が見える。
【0149】開口100aから見えるようにガイドレー
ル状の本体固定ガイド72、第一ガイド凹部73a,第
二ガイド凹部73b、平旦なガイド部73c(併せてガ
イド73という)が装置本体27内に固定して前後方向
に設けられている。ここでガイド72は開口100aの
左上に設けられ、ガイド73は開口100aの右下に設
けられている。このガイド72は条溝であり感光体ドラ
ム11とほぼ平行である。この条溝は上に向って開いた
円弧形断面の軌道面となっている。第一、第二ガイド凹
部73a,73bは本体固定ガイド72に対して平行し
ている。
【0150】図44に示すようにガイド72は奥側は欠
けていて落し込み部72aが設けられている。ガイド7
3は開口100aから奥側に向って配設され、開口部1
00aより見て最も奥側のカートリッジ装着部奥板52
に設けた穴形状部材53に達している。穴形状部材53
はほぼ円筒形の穴53aを有する。この穴53aは感光
体ドラム11とほぼ平行であり、上から見てガイド73
と一直線上にある。ただし、穴形状部材53の穴53a
中心はガイドレール73の円弧形の軌道の円弧の中心よ
り高い位置にある。ただし、詳しくは後述の作用の説明
にゆずる。
【0151】カートリッジ装着部71の左上奥側には可
動部材として昇降レバー78が設けられている。昇降レ
バー78は軸74でもって装置本体27の手前側の端板
100b及び奥板52に回転自在に枢着されている。軸
74は端板100bを貫通して手前側へ突出し、その突
出部分に本体レバー77の根本が固定されている。な
お、軸74は記録媒体の搬送方向に直交し水平方向に配
設されている。従って、昇降レバー78は本体レバー7
7により上下方向に揺動するように操作される。昇降レ
バー78にはカム溝78aが設けてある。このカム溝7
8aはプロセスカートリッジ15の係合部材20n(後
述)の受け部となる。
【0152】装置本体27のカートリッジ装着部奥板5
2から本体第一カップリング103、本体第二カップリ
ング104がカートリッジ装着部71となる空間に臨ん
でいる。
【0153】カートリッジ装着部71の底側は記録媒体
であるシートSの搬送路となっている。この搬送路に位
置する転写ローラ9の両端側には一対の立設したスタン
ドに一対の本体位置決め凹部75(75a,75b)が
設けられている。位置決め凹部75a(プロセスカート
リッジ装着方向手前側)にはプロセスカートリッジ15
の感光体ドラム11を支持する軸受部材22aに設けた
軸22a1が嵌合する。この軸22a1は感光体ドラム
11の軸線上にあり、これによって感光体ドラム11の
反駆動側の一方端は装置本体27に対して正確に位置決
めされる。位置決め凹部75bにはプロセスカートリッ
ジ側の第一カップリング105aを同心で取り囲んでい
る軸受部材22bが嵌合する。この軸受部材22bは円
形部材であり、位置決め部となっている。この位置決め
凹部75bに軸受部材22bが嵌合した状態で軸受部材
22bの中心即ち、感光体ドラム11の中心は本体第一
カップリング103の中心とほぼ一致する位置にある。
ここで、本体第一のカップリング103と軸受け部材2
2bとの中心の相違は100ミクロン〜1ミリメートル
程度である。そこで、本体第一カップリング103が回
転するとプロセスカートリッジ側の第一カップリング1
05aは調心される。そして、感光体ドラム11は本体
第一カップリング103とは同じ回転中心で回転する。
従って、感光体ドラム11回転中においては位置決め部
である軸受部材22bは奥側の位置決め凹部75bには
完全に位置決めされておらず浮動状態である。次にプロ
セスカートリッジ側のカートリッジ装着手段について述
べる。
【0154】図5に示すように装着方向で見てプロセス
カートリッジ15の奥側左上角部には本体固定ガイド7
2にガイドされる第一ガイド部15aが設けてある。こ
の第一ガイド部15aは先端が斜め下方を向いており、
先端は断面円弧状であって感光体ドラム11とほぼ平行
な形状であり、ガイド72の断面円弧状の条溝の軌道面
に第一ガイド部15aの先端が係合する。この第一ガイ
ド部15aはプロセスカートリッジ装着方向の奥側にの
み存在する。この第一ガイド部15aはカートリッジフ
レーム部分の上面と略水平な水平突出部15aー1と、
水平突出部15aー1から下方へ突出している下方突出
部15aー2を有している。そして、下方突出部15a
ー2の下端が本体固定ガイド72にガイドされる。
【0155】図6に示すように上記第一ガイド部15a
に対してプロセスカートリッジ装着方向で見て右方に最
も離れた奥下側に第二ガイド部20gが設けてある。こ
の第二ガイド部20gは感光体ドラム11とほぼ平行に
丸ボス形状の突起20g1とこの突起20g1と一体で
先端エンドカバー20に連なる支持部20g2を有す
る。突起20g1はほぼ円筒形である。突起20g1と
支持部20g2の下部は連続して断面が円弧状である。
突起20g1の直径は穴形状部材53の穴53aにゆる
く嵌合する寸法となっている。第二ガイド部20gは先
端エンドカバー20と一体成形されている。
【0156】図6に示すようにプロセスカートリッジ1
5には装置本体27への装着方向で見て奥側の左上には
左方へ突出し下斜め下方へ折曲して先端が円弧形の断面
を持つ第一ガイド部15aが設けられている。また、プ
ロセスカートリッジ15の装置本体27への装着方向の
奥側の左上には前記第一ガイド部15aの根本よりもや
や上に装着方向へ突出する丸いピン形状の係合部材20
nが先端エンドカバー20と一体に設けられている。係
合部材20nはカートリッジフレーム部分の上面よりも
上方へ突出している。また、カートリッジフレーム部分
の先端面よりもプロセスカートリッジ15の装置本体2
7への進入方向に突出している。ここで、前記先端面は
プロセスカートリッジ15を装置本体27へ進入させる
際に先端に位置する面である。ここで、前記上面は、プ
ロセスカートリッジ15を装置本体27へ進入させる際
に上側に位置する面である。なお、第一ガイド部15a
は先端エンドカバー20と一体成形部分と、クリーニン
グ枠体13と一体部分にわたっている。また、プロセス
カートリッジ15の装置本体27への装着方向で見て奥
側の右下には第二ガイド部20gが設けられている。こ
の第二ガイド部20gの突起20g1の下側には斜面2
0g3が設けられている。そして、第二ガイド部20g
の突起20g1の中心をとおり感光体ドラム11に平行
な線上に下向きの円弧の中心を有する第三ガイド部19
gがプロセスカートリッジ15の装置本体27への装着
方向で見て右手前の下側に設けられている。第三ガイド
部19gは後端エンドカバー19に一体成形されてい
る。
【0157】画像形成装置本体27へのプロセスカート
リッジ15の挿入は、まず図43(M)で示すように画
像形成装置本体27の正面(感光体ドラムの軸方向で非
駆動側)にある扉60を開放する。次に、プロセスカー
トリッジ15上面側の第一取っ手30を片手で持ち、持
ち上げ、手前側の第二取っ手29を他の片手でつかみ、
カートリッジ装着部71へ向って開口100aから行
う。図40に示すようにプロセスカートリッジ15の第
一ガイド部15aを本体固定ガイド72に載置する。及
び第二ガイド部20gを第二ガイド凹部73b上に載置
する。そして画像形成装置本体内にストレート(図40
において紙面奥方向、図43(M)(N)の矢印方向)
に、感光体ドラム11の長手方向からプロセスカートリ
ッジ15を挿入する。
【0158】ここで第一ガイド部15aを前記画像形成
装置本体内で電子写真感光体ドラム軸方向に移動させる
時の本体固定ガイド72は感光体ドラム軸方向で分断さ
れ、本体固定ガイド72がない落し込み部72aがあ
る。そこで、図44(H)に示すように本体固定ガイド
72上を第一ガイド部15aが摺動して、落し込み部7
2a上に第一ガイド部15aがさしかかって、図44
(I)に示すようにプロセスカートリッジ挿入方向奥側
の係合部材20nが昇降レバー78のカム溝78aにか
かる。そして、図44(I)から図44(J)に示すよ
うに第一ガイド部15aは本体固定ガイド72から外
れ、プロセスカートリッジ15の一部は昇降レバー78
によって係合部材20nが支持されることによって支持
される。
【0159】一方、プロセスカートリッジ15の第一ガ
イド部15aが本体固定ガイド72に先ず載置されると
同時にプロセスカートリッジ15の奥の右下の第二ガイ
ド部20gはガイド73に載置した後は、プロセスカー
トリッジ15の奥方向への押し込みによって、第二ガイ
ド部20gはガイド73上を摺動して奥側へ移動する。
そして、第二ガイド部20gの突起20g1が穴形状部
材53に達する前に、プロセスカートリッジ15の挿入
方向の手前側の右下の第三ガイド部19gが第二ガイド
凹部73bと係合する。なお、第三ガイド部19gには
図6に示すようにプロセスカートリッジ15の挿入方向
の前端に斜面19g1を有し、第二ガイド凹部73bに
第三ガイド部19gは円滑に入る。これによって、プロ
セスカートリッジ15はカートリッジ装着部71におい
て、挿入方向の右側の下が第二ガイド凹部73bに支持
される。また、このとき挿入方向左上の奥側の第一ガイ
ド部15aは本体固定ガイド72に支持されている。プ
ロセスカートリッジ15が更に挿入されると前述した係
合部材20nが昇降レバー78のカム溝78aに係合す
るタイミングでプロセスカートリッジ15の奥側の右下
の突起20g1が穴形状部材53の穴53aに挿入され
る。このとき、穴形状部材53の穴53aの中心が第一
ガイド凹部73aに案内される状態の突起20g1の中
心よりも高い位置にあるのでプロセスカートリッジ15
の奥側の右側は持ち上げられる。なお、突起20g1の
下側は図6に示すようにプロセスカートリッジ15の挿
入方向の前端に斜面20g3を有し、穴形状部53の穴
53aに円滑に突起20g1が進入する。
【0160】突起20g1が穴形状部53の穴53aに
嵌入し、係合部材20nが昇降レバー78のカム溝78
aに係合した状態では、第一ガイド部15aは落し込み
部72aに来ており、プロセスカートリッジ15は第三
ガイド部19gが第二ガイド凹部73bにのっているこ
とと併せて三点で支持される。
【0161】本体レバー77は図40の位置では不図示
のノッチで保持されている。本体レバー77を図示矢印
Bの方向へ回動すると、軸74は共に回動して昇降レバ
ー78はカム溝78aを下降させる方向に回る。する
と、図48に示すように、プロセスカートリッジ15は
穴形状部53の穴53aに嵌入している突起20g1及
び第二ガイド凹部73bに支持されている第三ガイド部
19gを中心にしてカム溝78aに係合部材20nが載
ってカム溝78a中を移動しながら、下降する。そして
装置本体27の位置決め凹部75a,75bに位置決め
部である軸受部材22a,22bが夫々嵌合する。そし
て、本体レバー77が左右方向になった状態でプロセス
カートリッジ15の装置本体27への装着は終る(図4
1参照)。
【0162】ここで、図46を用いてプロセスカートリ
ッジ15が昇降レバー78によって降下する状態を説明
する。
【0163】図46においてプロセスカートリッジ15
が開口100aを通じてカートリッジ装着部71の奥ま
で装着された状態ではプロセスカートリッジ15は高い
位置(H)(プロセスカートリッジの符号Hに付記)に
ある。位置(H)においてプロセスカートリッジ15
(H)は昇降レバー78によって係合部材20nが支持
されている。そして穴形状部53の穴53aに突起20
g1が支持されている。また、第三ガイド部19gが第
二ガイド凹部73bに支持されている。
【0164】昇降レバー78のカム溝78a側が下ると
係合部材20nは下る。このとき、プロセスカートリッ
ジ15は突起20g1の中心と第三ガイド部19gの中
心を結ぶ中心線を装着作用の回動中心としている。係合
部材20nはカム溝78aの底78b上を軸74側へ移
動しながら自重によって降下する。プロセスカートリッ
ジ15が中間位置まで降下し第三ガイド部19gの円弧
中心と軸74の中心を結ぶ直線上に係合部材20nが来
る位置では係合部材20nは軸74に最も近ずいてい
る。係合部材20nは昇降レバー78が位置78(H)
(符号78に付記)にある状態から降下する際、78
(H)における係合部材20nと軸74の夫々の中心を
結ぶ中心線CL上を係合部材20nが移動するようにカ
ム溝78aの底のカム曲線は選ばれている。更に、昇降
レバー78のカム溝78a側が降下するにつれて、係合
部材20nはカム溝78の底78b上を軸74から遠の
く方向へ摺動して移動する。そしてこの底78bの右端
でつながっているカム溝78aの円弧部外壁78cに達
しない状態で、プロセスカートリッジ15が位置決め凹
部75に嵌合した後は、係合部材20nは不動である。
そしてカム溝78aの円弧溝部外壁78cが係合部材2
0nから離れた状態で円弧溝部外壁78cは移動して、
カム溝78aの開口部分78dが係合部材20nの位置
へくる。なお、円弧溝部外壁78c、内壁78eは夫々
軸74を中心とする円弧であり、溝部外壁78c、内壁
78e間の幅は係合部材20nよりも大きい。外壁78
c、内壁78e間は上方へは開いて開口78dとなって
いる。
【0165】上記プロセスカートリッジ15の奥側への
挿入の際に駆動力伝達部材である本体第一カップリング
103、本体第二カップリング104にプロセスカート
リッジ側の駆動力受け部材である第一カップリング10
5a、第二カップリング106aと夫々係合している。
なお、これらカップリング対は係合しない場合もある
が、本体側カップリングが駆動されると、ばね力で付勢
されている本体側カップリングが前進して瞬時に係合す
る。
【0166】装置本体27の不図示の駆動源を駆動し
て、本体第一カップリング103とプロセスカートリッ
ジ側カップリング105aが回転すると、両者は調芯さ
れ、中心線が一致する。これによって、感光体ドラム1
1が装置本体側の第一カップリング103と調芯され
る。ここでの調芯量はプロセスカートリッジ15の軸受
部材22bが本体位置決め凹部75bに嵌まっている位
置から100ミクロン〜1ミリメートル程度である。駆
動中プロセスカートリッジ15は、挿入方向手前側の位
置決め凹部75aと穴形状部53、及び本体第一カップ
リング103とプロセスカートリッジ側第一カップリン
グ105aとの噛合によって支持されている。また、本
体第二カップリング104とプロセスカートリッジ側第
二カップリング106aは既に述べたように中心線がく
い違っていても支障なく駆動伝達される。
【0167】尚、プロセスカートリッジ15が降下し、
プロセスカートリッジ15が装着位置に位置した際に
は、プロセスカートリッジ15は位置決め凹部75aと
穴形状部材53の穴53a及び本体位置決め凹部75b
によって支持されている。
【0168】即ちカートリッジ15は、位置決め部材
(軸部22a1)が本体位置決め凹部75aに嵌合し、
また、位置決め部材(軸受部材22b)が本体位置決め
凹部75bに嵌合し、また、突起20g1が穴53aに
嵌合した状態で装着位置に装着されている。
【0169】図41の状態から本体レバー77を図示矢
印C方向へ回動すると、軸74は同方向へ回動し昇降レ
バー78は上昇する。そして、プロセスカートリッジ1
5の挿入方向で見て左上側奥の係合部材20nはカム溝
78aによって持ち上げられる。これによって、プロセ
スカートリッジ15の挿入方向で見て右下側奥の突起2
0g1は装置本体27の穴形状部53中で回り、プロセ
スカートリッジ15の挿入方向で見て左側が持ち上が
り、軸22a1が位置決め凹部75aから上方へ離れ、
軸受部材22bが位置決め凹部75bから上方へ離れ、
わずかに上昇した位置でプロセスカートリッジ15の挿
入方向で見て右下側手前の第三ガイド部19gは下り第
二ガイド凹部73bに支えられる。この状態でプロセス
カートリッジ15は突起20g1が穴形状部53で支持
され、第三ガイド部19gが第三ガイド凹部73bで支
された状態で、突起20g1及び第三ガイド部19gの
下側円弧部を中心にして、係合部材20nが上昇して図
40の状態となる。このとき、プロセスカートリッジ1
5の左上奥の第一ガイド部15aは落し込み部72aを
上方へ通りぬけて、装置本体27を正面から見て第一ガ
イド部15aは本体固定ガイド72に入り得る位置にあ
る。ここで第二取っ手29を手で持って図40の状態か
ら手前方向に引き出すとプロセスカートリッジ15の左
上奥の係合部材20nはその受け部であるカム溝78a
に浅くかかると共にプロセスカートリッジ15の挿入方
向の右下奥の突起20g1は穴形状部53から外れる方
向へ移動する。そして、プロセスカートリッジ15の挿
入方向の左上奥の第一ガイド部15aが落し込み部72
aに移動しているのでプロセスカートリッジ15が手前
へ引かれると第一ガイド部15aが本体固定ガイド72
に載った後にプロセスカートリッジ15の挿入方向の左
上奥のピン形状の係合部材20nはカム溝78aから外
れる。また、ほぼ同時にプロセスカートリッジ15の挿
入方向の右下奥の突起20g1は穴形状部53から外
れ、装置本体27の正面から見て右側は第二、第三ガイ
ド部19g,20gが第一、第二ガイド73a,73b
に載置される。プロセスカートリッジ15を引き出す
と、第一ガイド部15aが本体固定ガイド72上を摺動
し、第二、第三ガイド部19g,20gがガイド73上
を摺動して、先ず第三ガイド部19gが開口100aの
外部へ出てガイド73から外れる。そして、第二取っ手
29でプロセスカートリッジ15を支えながら、手前方
向へプロセスカートリッジ15を引くと、第一ガイド部
15aが本体固定ガイド72の手前側の端に移動し、第
二ガイド部20gが本体固定ガイド73bの手前側の端
に移動する。ここで、更に第一取っ手30を手で持っ
て、プロセスカートリッジ15を開口100aの外部へ
引き出すと、第一ガイド部15aが本体固定ガイド72
の手前側から手前方向へ外れると共に第二ガイド部20
gは第二ガイド72bの手前側から手前方向へ外れる。
【0170】装置本体27のガイド及びプロセスカート
リッジ15のガイド部としては、落し込み部及びガイド
部を複数設けてもよい。例えば図45は他の実施の形態
のプロセスカートリッジの装置本体への挿入を示す平面
図である。図45において、落し込み部72bを本体固
定ガイド72の途中に加え、第一ガイド部15aが落し
込み部72aに一致した際には挿入方向の手前側のガイ
ド部15bは落し込み部72bに一致するようになって
いる。
【0171】上述のようにプロセスカートリッジ15の
着脱を行うように構成したので、画像形成装置に記録媒
体である用紙を通紙する時、即ち感光体ドラム11に時
計方向の回転力、駆動力を加えた時は、画像形成装置の
穴形状部53に突起20g1が嵌合してプロセスカート
リッジ15の回転止めとなるため、プロセスカートリッ
ジ15の姿勢は保持される。即ち、プロセスカートリッ
ジ15が装置本体27への着脱に際して揺動する時の揺
動中心が、通紙時の回転止めとなっている。更に揺動時
の支点の安定化を高めることができる。
【0172】画像形成装置の大型化に伴い、プロセスカ
ートリッジの重量が増え、大型化しても、プロセスカー
トリッジを画像形成装置に装着する時は、プロセスカー
トリッジを水平に押し込みレバーで所定の位置までレバ
ー操作するのみであり、つまりプロセスカートリッジを
直接持って行う動作はまっすぐ挿入する動作のみであ
り、プロセスカートリッジの操作性が容易である。
【0173】またレバー操作のみでプロセスカートリッ
ジが確実に位置決めされるので、操作性が向上し、なお
かつプロセスカートリッジの位置決め精度が向上する。
【0174】反対にプロセスカートリッジを画像形成装
置から取り出す時も、レバーを操作してから、プロセス
カートリッジを手前に引くだけで画像形成装置からプロ
セスカートリッジを取り出せるので、大型化したプロセ
スカートリッジでも操作性がよい。
【0175】また、プロセスカートリッジを下側から支
持する第一、第二ガイド凹部を感光体ドラムから充分遠
く離れるように現像剤フレームの端部の下側に設けてあ
るため、感光体ドラムの中心はほぼ垂直方向に近い円弧
軌跡を画く。そして昇降レバーにカム溝を設けてプロセ
スカートリッジのピン形状の係合部材をこのカム溝に挿
入するようにしたのでプロセスカートリッジの昇降手段
の構成が簡単である。そして、昇降手段に加わるプロセ
スカートリッジの重量はリンク機構を介さず直接操作レ
バー(本体レバー77)に加わるため操作感覚が鋭敏で
プロセスカートリッジを適切な速度で上昇下降できる。
【0176】前述した本実施例によれば、部品点数を削
減してコストダウンを図ると共に、画像形成にかかわる
重要な部品の取付精度を高めてより安定した画像を形成
することができるという効果が得られる。
【0177】また、本実施例によれば、現像ローラの軸
線方向一端部近傍に、現像ローラを回転可能に支持する
係合部材(溝19e)を設け、該係合部材よって、マグ
ネットローラと現像ローラとの相対位置を規定すること
ができる。また、前記係合部材に、現像ローラと同心で
ある略円筒状の突部を突設し、該突部には、現像ローラ
と感光体ドラムとの相対位置を規定するための位置決め
部と、現像ローラを電子写真感光体に対して加圧するた
めの受け面を設けた。そのため、部品点数を削減してコ
ストダウンを図るとともに、画像形成に関わる重要な部
品の取付精度高めてより安定した画像を形成することが
できる。
【0178】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、現像ローラとマグネットの相対取付け位置精度
を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図3】プロセスカートリッジの正面図である。
【図4】プロセスカートリッジの背面図である。
【図5】プロセスカートリッジを装着方向の手前側右上
から見る斜視図である。
【図6】プロセスカートリッジを装着方向の反対側から
見て右下から見る斜視図である。
【図7】プロセスカートリッジの分解斜視図である。
【図8】サイドカバーを外したプロセスカートリッジの
略背面図である。
【図9】サイドカバーを外したプロセスカートリッジの
略正面図である。
【図10】トナー収納容器と現像枠体間を密封するシー
ト部材を説明する斜視図である。
【図11】トナー収納容器と現像枠体間を密封するシー
ト部材を説明する斜視図である。
【図12】シート部材の施工を示す斜視図である。
【図13】シート部材の施工を示す斜視図である。
【図14】シート部材の施工を示す斜視図である。
【図15】シート部材の施工を示す斜視図である。
【図16】トナー収納容器と現像枠体間を密封する他の
実施の形態のシート部材を示すためのプロセスカートリ
ッジの分解斜視図である。
【図17】トナー収納容器と現像枠体間を密封する他の
実施の形態のシート部材を備えたプロセスカートリッジ
の縦断面図である。
【図18】現像枠体とクリーニング容器の結合構成を説
明するための現像装置の分解斜視図である。
【図19】現像装置の一部斜視図である。
【図20】現像装置とクリーニング枠体の結合構成を示
す分解斜視図である。
【図21】現像装置とクリーニング枠体の結合を示す斜
視図である。
【図22】現像装置とクリーニング枠体の結合部を示す
背面図である。
【図23】現像枠体とサイドカバーの関係を示す分解斜
視図である。
【図24】感光体ドラムを駆動するためのカップリング
を示す斜視図である。
【図25】撹拌部材を駆動するためのカップリングを示
す背面図である。
【図26】撹拌部材を駆動するためのカップリングを示
す背面図である。
【図27】プロセスカートリッジの駆動系統図である。
【図28】プロセスカートリッジの冷却手段を示す正面
図である。
【図29】プロセスカートリッジの冷却手段を示す正面
図である。
【図30】図31のA−A断面図である。
【図31】羽根車付ギアの斜視図である。
【図32】図31のB−B断面図である。
【図33】従来例のプロセスカートリッジの縦断面図で
ある。
【図34】サイドカバーを外して見るプロセスカートリ
ッジの一部正面図である。
【図35】突部材の(a)は背部より見る斜視図、
(b)は前部より見る斜視図である。
【図36】プロセスカートリッジの現像ローラの軸受回
りの分解斜視図である。
【図37】現像ローラ及び感光体ドラムの一方端の支持
構造を示す展開断面図である。
【図38】突部材の他の実施の形態の斜視図である。
【図39】画像形成装置本体のカートリッジ装着部を示
す正面図である。
【図40】画像形成装置本体へのプロセスカートリッジ
の挿脱を示す正面図である。
【図41】画像形成装置本体へのプロセスカートリッジ
の装着を示す正面図である。
【図42】画像形成装置本体のカートリッジ装着部を示
す斜視図である。
【図43】(L)(N)(M)は画像形成装置本体への
プロセスカートリッジに挿入を示す平面図である。
【図44】(H)(I)(J)はプロセスカートリッジ
の昇降レバーとガイド部と画像形成装置本体のガイドレ
ールの関係を示す側断面図である。
【図45】(P)(Q)(R)は画像形成装置本体への
プロセスカートリッジの挿入を示す他の実施の形態を示
す平面図である。
【図46】プロセスカートリッジのカートリッジ装着部
における軌跡を示す側面図である。
【図47】プロセスカートリッジの平面図である。
【図48】プロセスカートリッジ底面図である。
【符号の説明】
C…電子写真画像形成装置 D…現像装置 S…シート g1…隙間 g2…隙間 1…排紙ローラ 2…排出部 5…除去トナー溜め 6…シートカセット 7…搬送ローラ 8…露光装置 9…転写ローラ 10…定着装置 11…感光体ドラム 11a…フランジ 11b…フラ
ンジ 11a1…ギア部 12…帯電ローラ 13…クリーニング枠体 13a…穴部 13b…位置
決め穴 13c…側面 13d…ばね掛け 13e…支持穴 13g…露光開口 14…クリーニングブレード 15…プロセスカートリッジ 15a…第一ガイド部
15aー1…水平突出部 15aー2下方突出部 15
b…ガイド部 16…現像剤フレーム 16a…位置決め部 16b…
位置決め部 16c…現像剤供給開口部 16d…端面
16e…凹部 16f…対向面 16g…トナー充填
口 16h…現像剤収納部 17…現像枠体 17a…開口部 17b…現像剤受入
開口部 17c…アーム 17d…吊り穴 17e…係
合部材 17ea…係合部材本体 17e1…平坦部
17e2…突出部 17e3…第一の穴 17e3a…
穴 17e4…フランジ 17e5…第二の穴 17e
6…ネジ穴 17f…ばね掛け 17g…対向面 17
h…ブレード突き当て平面 17i…めねじ 17l
(エル)…円弧面 17k…溝 17m…下あご部 1
7n…第1直線部 17p…第2直線部 18…現像ローラ 18a…スリーブフランジ 18a
1…大径部 18a2…中間部 18a3…小径部 1
8a4…貫通孔 18b…スペーサコロ 18c…第2
円筒部 18d…第1円筒部 18e…二面幅部 18
f…圧入部 18j…スリーブフランジ 18j1…圧
入部 18j2…小径部 18j3…つば部 18j4
…ジャーナル部 18j5…貫通孔 19…後端エンドカバー 19a…穴部 19b…位置
決め部 19c…位置決め部 19d…位置決め部 1
9e…溝 19e1,19e2…ガイド面 19e3…
受け面 19f…風路 19g…第三ガイド部 19g
1…斜面 19h…穴 19i…内側面 19G…軸部 20…先端エンドカバー 20a…穴部 20e…穴部
20g…第二ガイド部 20g1…突起 20g2…
支持部 20g3…斜面 20n…係合部材 21…可撓性シール 21a…層 21b…剥離紙 2
1d…端部 21e…第一開口 21f…第二開口 2
1i…シート部材 21j…開口部 21k…第1接点
部 21m…第2接点部 22,22a…軸受部材 22a1…軸部 22a2…
フランジ 22b…軸受部材 23…マグネットローラ 23a…大径部 23b,2
3c…軸支持部 23c1…Dカット部 24…現像剤シール 25…トナー封止部材 26…現像ブレード 26a…板金 26b…ウレタン
ゴム 26c…ねじ穴 26d…嵌合穴 26e…曲げ部 26f…穴 26g
…穴部 27…装置本体 28…小ねじ 29…第一取っ手 30…第二取っ手 30a…根本 31…取付保持部材 31a…オリフイス孔 32…発熱体 33…板状部材 33a…溶着部 33b…接合部材開
口 33c…凹部 34a…スリット 34b…開口部 34e…歯筋 3
4f…羽根表面の向き 34g…羽根 36…引張りバネ 36a…フック部 36b…フック
部 37…トナーキャップ 39…軸受ブッシュ 40…ハウジング 41…小ねじ 45…現像下カバー 46…空間 49…小ねじ 52…カートリッジ装着部奥板 53…穴形状部材 53a…穴 60…扉 61…弾性シール部材 61a…第1直線部 61b…
耳部 61c…第2直線部 62…現像ローラギア 63…現像軸受け 63a…軸受部 63b…ねじ穴
63c…ダボ 63d…ダボ 63e…ダボ 63g…
平面部 64…小ねじ 64b…ギア部 66…平行ピン(揺動中心) 66a…スライドピース 67…弾性部材 67a…押圧部材 67b…平面 68…小ねじ 71…カートリッジ装着部 72…本体固定ガイド 72a,72b…落し込み部 73…ガイド 73a…第一ガイド凹部 73b…第二
ガイド凹部 73c…平旦なガイド部 74…軸 75(75a,75b)…本体位置決め凹部 76…突き当て部材 77…本体レバー 78…昇降レバー 78a…カム溝 78b…底 78
c…円弧部外壁 78d…開口 78e…円弧部内壁 82…圧縮コイルばね 83…現像容器 85…プロセスカートリッジ 86…トナー収納容器 87…クリーニング容器 89…結合ピン 100a…開口 101…装置本体側の駆動源 102…装置本体側の駆動源 103…本体第一カップリング 103a…凹部 104…本体第二カップリング 104a…当接部 1
04b…当接部 104d…外周 105…ギアフランジ 105a…プロセスカートリッ
ジ側の第一カップリンク 105a1…凸部 105b
…入力ギア 106a…プロセスカートリッジ側の第二カップリング
106b…入力ギア 106d…凹部 106e…当接部 106f…当接部
106g…面 107…現像ローラのギアフランジ 107b…現像ロ
ーラの駆動ギア(スリーブギア) 108…アイドラギア 108a…軸 109…撹拌駆動ギア 110…撹拌出力ギア 111a…アイドラギア 111b…アイドラギア 1
11c…アイドラギア 111c1…ボス 111c2…リム 111c3…ハ
ブ 111c4…一側面 112…除去トナー送り入力ギア 113…トナー撹拌部材 114…トナー撹拌部材 115…除去トナー送り部材 116a…軸受 116b…軸受 116c…軸受 1
16d…軸受 116e…軸受 117a…軸受 117b…軸受 117c…軸受 1
17d…軸受 117e…軸受 117g…軸受 118a…突き当てコロ 118b…突き当てコロ 119…軸受フランジ 120…軸受フランジ 123…トナー撹拌部材 124,125…ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 祐臣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 陽 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H031 AC03 AC22 AD03 AD05 EA01 EA03 2H071 BA04 BA13 BA29 BA36 DA08 DA15 2H077 AD06 BA07 BA08 BA09 EA03 GA04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するため
    の現像ローラと、 前記現像ローラの内部に配置されたマグネットと、 前記感光体ドラムを支持するドラム枠体と、 前記現像ローラと前記マグネットとを支持する現像枠体
    と、 前記現像ローラの一端、及び、前記マグネットの一端と
    係合して、前記現像枠体の長手方向の一端に取り付けら
    れた係合部材と、ここで前記係合部材は、前記現像ロー
    ラの一端、及び、前記マグネットの一端と係合するのと
    は反対側に突出部を有している、 前記現像ローラが前記感光体ドラムに押圧するように、
    前記突出部を弾性力によって押圧する弾性部材と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記係合部材は、前記突出部が設けられ
    ているのとは反対側に第一の穴と、前記第一の穴の奥側
    に第二の穴を有する、ここで、前記第一の穴には軸受け
    ブッシュを介して前記現像ローラの一端が嵌合してい
    る、また、前記第二の穴には前記マグネットの一端が嵌
    合していることを特徴とする請求項1に記載のプロセス
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記突出部は、長手方向に沿って平坦部
    を有している、そして、前記平坦部を前記弾性部材で押
    圧されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    プロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記係合部材は複数個のネジ穴を有して
    いる、そして、前記係合部材は前記ネジ穴を介して、ネ
    ジによって前記現像枠体に取り付けられていることを特
    徴とする請求項1から3の何れか1つに記載のプロセス
    カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記現像ローラの他端、及び、前記マグ
    ネットの他端は、軸受けを介して前記現像枠体の長手方
    向の他端に取り付けられていることを特徴とする請求項
    1から4の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記現像枠体の長手方向の一端にはエン
    ドカバーが設けられている、また、前記エンドカバーの
    内面には長細形状の溝が設けられている、そして、前記
    突出部の先端側が前記溝の内部に侵入しており、前記溝
    の内部に配置されている前記弾性部材が、前記突出部の
    先端側を押圧することを特徴とする請求項1から5の何
    れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記弾性部材は、コイルスプリングであ
    ることを特徴とする請求項1から6の何れか1つに記載
    のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 更に、前記現像枠体の長手方向の他端に
    おいて現像枠体に取り付けられた現像ブレードの板金
    と、前記ドラム枠体の長手方向の他端とには、引っ張り
    バネが取り付けられている、前記引っ張りバネの弾性力
    と前記弾性部材の弾性力とによって、前記現像ローラが
    前記感光体ドラムに押圧していることを特徴とする請求
    項1から6の何れか1つに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  9. 【請求項9】 前記現像ローラの長手方向の一端と他端
    にはスペーサコロが設けられている、そして前記スペー
    サコロを介して前記現像ローラが前記感光体ドラムに押
    圧していることを特徴とする請求項1から8の何れか1
    つに記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 電子写真感光体ドラムと、前記感光体
    ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像ロー
    ラと、前記現像ローラの内部に配置されたマグネットと
    を有して、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロ
    セスカートリッジにおいて、前記現像ローラを現像枠体
    に取り付けるために用いられる係合部材であって、 前記現像ローラの一端、及び、前記マグネットの一端と
    係合するための係合部と、 前記係合部の設けられているのとは反対側に突出してい
    る突出部と、 前記突出部に設けられた、弾性部材によって押圧される
    押圧部と、 を有することを特徴とする係合部材。
  11. 【請求項11】 前記係合部は、第一の穴と、前記第一
    の穴の奥側に第二の穴を有する、ここで、前記係合部材
    が前記現像枠体に取り付けられた際に、前記第一の穴に
    は軸受けブッシュを介して前記現像ローラの一端が嵌合
    する、また、前記第二の穴には前記マグネットの一端が
    嵌合することを特徴とする請求項10に記載の係合部
    材。
  12. 【請求項12】 前記突出部は、長手方向に沿って平坦
    部を有している、そして、前記平坦部を前記弾性部材で
    押圧されることを特徴とする請求項10又は11に記載
    の係合部材。
  13. 【請求項13】 前記係合部材は複数個のネジ穴を有し
    ている、そして、前記係合部材は前記ネジを介して、ネ
    ジによって前記現像枠体に取り付けられることを特徴と
    する請求項10から11の何れか1つに記載の係合部
    材。
  14. 【請求項14】 現像ローラ、及び、マグネットを現像
    枠体に取り付けるための取付け方法において、 前記現像ローラの一端、及び、前記マグネットの一端と
    係合するための係合部と、前記係合部の設けられている
    のとは反対側に突出している突出部と、前記突出部に設
    けられた、弾性部材によって押圧される押圧部と、を有
    する係合部材の前記係合部に、前記現像ローラの一端、
    及び、前記マグネットの一端を係合させた後に、前記係
    合部材を前記現像枠体に取り付ける取付け方法。
  15. 【請求項15】 前記係合部材は、ネジによって前記現
    像枠体に取り外し可能に取り付けられることを特徴とす
    る請求項14に記載の取付け方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009192748A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Sharp Corp 現像ローラ、現像装置および画像形成装置
US8019259B2 (en) 2009-02-06 2011-09-13 Ricoh Company, Limited Development device, process unit, and image forming apparatus

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