JP2019204116A - カートリッジおよびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶媒体と画像形成装置本体の安定した電気的接続のために、記憶媒体と画像形成装置本体の相互の位置決めを特別なスペースを設けることなくできるカートリッジおよびこれを用いた画像形成装置を提供する。【解決手段】像担持体62を支持する第1の軸受部73aを備える第1のユニット60と、現像剤担持体32を支持する第2の軸受部27aを備える第2のユニット20と、電気接点を備える記憶媒体101と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、像担持体の回転軸線方向において、第2の軸受部は前記第1の軸受部の内側に設けられ、記憶媒体は、第2のユニットに支持され、その少なくとも一部が、回転軸線方向において、第2の軸受部より外側で、かつ第1のユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、電気接点は、装置本体への挿入方向で下流側に向いている。【選択図】図1

Description

本発明は、カートリッジおよびこれを用いた画像形成装置に関し、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等に好適なものである。
画像形成装置では、像担持体としての一般にドラム型とされる電子写真感光体、即ち、感光体ドラムを一様に帯電させる。次いで、帯電した感光体ドラムを選択的に露光することによって、感光体ドラム上に静電潜像(静電像)を形成する。次いで、感光体ドラム上に形成された静電潜像を、現像剤としてのトナーでトナー像として現像する。そして、感光体ドラム上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシートなどの記録材に転写し、更に記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させることで画像記録を行う。
このような画像形成装置は、一般に、トナー補給や各種のプロセス手段のメンテナンスを必要とする。このトナー補給やメンテナンスを容易にするために、感光体ドラム、帯電手段、現像手段、クリーニング手段などを枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとしたものが実用化されている。
ここで、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体ドラムなどの像担持体を少なくとも備える、更には像担持体と、像担持体に作用するプロセス手段とを一体的に備えるカートリッジである。このようなプロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して取り外し可能に装着されるものである。
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができ、ユーザビリティーに優れた画像形成装置を提供することができる。そのため、このプロセスカートリッジ方式は画像形成装置において広く用いられている。
また、上述したプロセスカートリッジには、様々なサービス情報やプロセス情報を記憶する記憶媒体を搭載したものがある。画像形成装置はこの記憶媒体の情報を活用することにより、画質やプロセスカートリッジのメンテナンスをより一層向上させている。
このような、記憶媒体と画像形成装置本体の安定した電気的接続のために、記憶媒体と画像形成装置本体の相互の位置決めを行っているものが知られる(特許文献1、2、3)。
特開2007−47397号公報 特開2008−224782号公報 特開2007−47399号公報
ここで、記憶媒体と画像形成装置本体の安定した電気的接続のために、記憶媒体と画像形成装置本体の相互の位置決めを特別なスペースを設けることなくできることが望まれている。
本発明の目的は、記憶媒体と画像形成装置本体の安定した電気的接続のために、記憶媒体と画像形成装置本体の相互の位置決めを特別なスペースを設けることなくできるカートリッジおよびこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るカートリッジは、像担持体を支持する第1の軸受部を備える第1のユニットと、現像剤担持体を支持する第2の軸受部を備える第2のユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、前記像担持体の回転軸線方向において、前記第2の軸受部は前記第1の軸受部の内側に設けられ、前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記第2のユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記第2の軸受部より外側で、かつ前記第1のユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とする。
また、本発明に係る別のカートリッジは、像担持体を支持する第1の軸受部を備える第1のユニットと、現像剤担持体を支持する第2の軸受部を備える第2のユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、前記像担持体の回転軸線方向において、前記第1の軸受部は前記第2の軸受部の内側に設けられ、前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記第1のユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記第1の軸受部より外側で、かつ前記第2のユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とする。
また、本発明に係る別のカートリッジは、現像剤担持体を支持する現像軸受部を備える現像ユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、前記現像剤担持体の回転軸線方向において、前記現像軸受部は像担持体軸受部の内側に設けられ、前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記現像ユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記現像軸受部より外側で、かつ前記像担持体軸受部を有する像担持体ユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とする。
また、本発明に係る別のカートリッジは、像担持体を支持する像担持体軸受部を備える像担持体ユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、前記像担持体の回転軸線方向において、前記像担持体軸受部は現像軸受部の内側に設けられ、前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記像担持体ユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記像担持体軸受部より外側で、かつ前記現像剤軸受部を有する現像担持体ユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記カートリッジを有することを特徴とする。
また、本発明に係る別の画像形成装置は、像担持体を支持する第1の軸受部を備える第1のユニットと、現像剤担持体を支持する第2の軸受部を備える第2のユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジと、該カートリッジを搭載して、前記装置本体の内部位置と前記装置本体の外部位置との間で移動可能なトレイと、を有する画像形成装置であって、前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とする。
本発明によれば、記憶媒体と画像形成装置本体の安定した電気的接続のために、記憶媒体と画像形成装置本体の相互の位置決めを特別なスペースを設けることなくできる。
本発明を適用可能な第1の実施形態に係るプロセスカートリッジを挿入方向下流側から見た図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの断面図である。 第1の実施形態に係るプロセスカートリッジの断面図である。 第1の実施形態に係るプロセスカートリッジのクリーニング容器内部の断面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の開閉扉を開いた状態の画像形成装置本体の斜視図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の開閉扉を開き、トレイを引き出した状態の画像形成装置本体の斜視図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の開閉扉を開き、トレイを引き出した状態で、トレイにプロセスカートリッジを着脱する際の画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの斜視図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置本体にプロセスカートリッジが装着された状態の、プロセスカートリッジ及び画像形成装置本体の駆動側位置決め部の斜視図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置本体にプロセスカートリッジが装着された状態の、プロセスカートリッジ及び画像形成装置本体の非駆動側位置決め部の斜視図である。 第1の実施形態に係るプロセスカートリッジの分解図である。 第1の実施形態に係るプロセスカートリッジの分解図である。 第1の実施形態に係るプロセスカートリッジの分解図である。 第1の実施形態に係るプロセスカートリッジの分解図である。 第1の実施形態に係る記憶媒体の組立の様子の説明図である。 第1の実施形態に係る記憶媒体取付前の駆動側現像サイド部材の正面図と側面図である。 第1の実施形態に係る、本体接点、第1ホルダ部材、第2ホルダ部材、の分解斜視図である。 第1の実施形態に係る、本体接点、第1ホルダ部材、第2ホルダ部材、の組立状態の説明図である。 第1の実施形態に係る、本体接点と記憶媒体が接続する様子の説明図である。 第1の実施形態に係る、本体接点と記憶媒体が接続する様子の説明図である。 第1の実施形態に係る、本体接点と記憶媒体が接続する様子の説明図である。 記憶媒体の設置に関する概観図と、回転軸線方向における記憶媒体の設置範囲に関する概念図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、像担持体であるドラム型の感光体ドラム62(以下ドラム62)の回転軸線方向を長手方向とする。また、長手方向において、画像形成装置本体Aからドラム62が駆動力を受ける側を駆動側とし、その反対側を非駆動側とする。図2および図3を用いて全体構成および画像形成プロセスについて説明する。
図2は、本発明の一実施の形態である画像形成装置の画像形成装置本体(以下、装置本体A)及びプロセスカートリッジ(以下、カートリッジB)の断面図である。図3は、カートリッジBの断面図である。ここで、装置本体Aとは、画像形成装置からカートリッジBを除いた部分である。
<画像形成装置全体構成>
図2に示す画像形成装置は、カートリッジBを画像形成装置の装置本体Aに着脱自在とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。カートリッジBが装置本体Aに装着されたとき、カートリッジBのドラム62に潜像を形成するための露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置される。また、カートリッジBの下側に画像形成対象となる記録媒体(以下、シート材Pと記載する)を収納したシートトレイ4が配置されている。
更に、装置本体Aには、シート材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。なお、定着装置9は、加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bにより構成されている。
<画像形成プロセス>
次に、画像形成プロセスの概略を説明する。プリントスタート信号に基づいて、ドラム62は矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。バイアス電圧が印加された帯電ローラ66は、ドラム62の外周面に接触し、ドラム62の外周面を一様均一に帯電する。
露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光LはカートリッジBのクリーニング枠体71に設けられたレーザ開口71hを通り、ドラム62の外周面を走査露光する。これにより、ドラム62の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置としての現像ユニット20(第2のユニット)において、トナー室29内のトナーTは、第1搬送部材43、第2搬送部材44、第3搬送部材50の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室28に送り出される。トナーTは、マグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、現像剤担持体である現像ローラ32の表面に担持される。トナーTは、現像ブレード42によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ32周面上での層厚が規制される。そのトナーTは、静電潜像に応じてドラム62へ現像され、トナー像として可視像化される。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5cによって、装置本体Aの下部に収納されたシート材Pがシートトレイ4から送り出される。そして、そのシート材Pが転写ガイド6を経由して、ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置へ搬送される。この転写位置において、トナー像はドラム62からシート材Pに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシート材Pは、ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。そしてシート材Pは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われて、トナー像はシート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写後のドラム62は、クリーニングブレード77により外周面上の残留トナーが除去されて、再び、画像形成プロセスに使用される。ドラム62から除去されたトナーは、第1のユニットであるクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
なお、上記において、帯電ローラ66、現像ローラ32、転写ローラ7、クリーニングブレード77がドラム62に作用するプロセス手段である。
<カートリッジ着脱>
次に、装置本体Aに対するカートリッジBの着脱について、図5、図6を用いて説明する。図5は、カートリッジBを着脱するために開閉扉13を開いた装置本体Aの斜視図である。図6は、カートリッジBを着脱するために開閉扉13を開きトレイ18を装置本体の内部位置から装置本体の外部位置へ変位させた(引き出した)状態の装置本体AとカートリッジBの斜視図である。図7は、開閉扉13を開きトレイ18を引き出した状態で、カートリッジBを着脱している際の装置本体A及びカートリッジBの斜視図である。図7で、カートリッジBは、トレイ18に対して、着脱方向Eに沿って着脱可能である。
装置本体Aには開閉扉13が回動可能に取り付けられており、この開閉扉13を開くとカートリッジ挿入口17が設けられている。そして、カートリッジ挿入口17内にはカートリッジBを装置本体Aに装着するためのトレイ18が備えられている。トレイ18は、所定の位置まで引き出すと、カートリッジBの着脱が可能である。カートリッジBは、トレイ18に載せられた状態で、図6の矢印C方向にガイドレール(不図示)に沿って装置本体A内に挿入(装着)される。
このようにC方向は、カートリッジBの装置本体への挿入方向(装着方向)であり、またトレイ18の移動方向である。なお、カートリッジBは装置本体の画像形成位置に最終的に配置されるまでに、厳密には水平および上下含む一連の方向に移動されるものであるが、ここでは代表的な挿入方向(装着方向)としてC方向を示している。
また、図8で、装置本体には、カートリッジBに設けられた第1カップリング70および第2カップリング21に駆動を伝達するための第1本体駆動軸14および第2本体駆動軸19が設けられている。第1本体駆動軸14および第2本体駆動軸19は、装置本体Aの駆動源であるモータ(不図示)により駆動される。
これにより、第1カップリング70と連結しているドラム62が装置本体Aから駆動力を受けて回転する。また、第2カップリング21から駆動を伝達されて現像ローラ32が回転する。さらに、帯電ローラ66、現像ローラ32は、装置本体Aの給電部(不図示)より給電される。
<カートリッジ支持>
図5に示すように、装置本体Aには、カートリッジBを支持するための駆動側板15と非駆動側板16が設けられている。そして、図8、図9に示すように、駆動側板15には駆動側第1支持部15a、駆動側第2支持部15b及びカートリッジBの回転支持部15cが設けられている。また、非駆動側板16には非駆動側第1支持部16a、非駆動側第2支持部16b及び回転支持部16cが設けられている。
一方、カートリッジBの被支持部として、ドラム軸受部材73の被支持部73b、被支持部73d、クリーニング枠体71の駆動側ボス71a、非駆動側突部71fと非駆動側ボス71gがそれぞれ設けられている。そして、被支持部73bが駆動側第1支持部15a、被支持部73dが駆動側第2支持部15bにより支持され、駆動側ボス71aが回転支持部15cにより支持される。また、非駆動側突部71fが非駆動側第1支持部16aと非駆動側第2支持部16bにより支持され、非駆動側ボス71gが回転支持部16cにより支持されることで、カートリッジBは装置本体A内で位置決めされる。
<カートリッジ全体の構成>
次にカートリッジBの全体構成について、図3、図4、図10乃至図13を用いて説明する。図3はカートリッジBの断面図、図10乃至図13は、カートリッジBの構成を説明する斜視図である。図11及び図13は、図10及び図12の点線部内の箇所を、角度を変えて拡大した部分拡大図である。なお、本実施形態においては各部品を結合する際のビスに関しては省略して説明する。
図10で、プロセスカートリッジであるカートリッジBは、クリーニングユニット60と、現像ユニット20を有する。なお、一般には、プロセスカートリッジとは、感光体ドラムと、これに作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、を一体的にカートリッジ化して、画像形成装置の本体に対して着脱可能としたものである。
本実施形態においては、プロセスカートリッジであるカートリッジBは、クリーニングユニット60を少なくとも有する。即ち、図3に示すように、クリーニングユニット60は、ドラム62と、帯電ローラ66と、クリーニング部材77と、これらを支持するクリーニング枠体71と、クリーニング枠体71に溶着等で固定された蓋部材72を有する。クリーニングユニット60において、帯電ローラ66、クリーニング部材77は、それぞれドラム62の外周面に接触して配置される。
クリーニング部材77は、弾性材料としてのゴムで形成されたブレード状の弾性部材であるゴムブレード77aと、ゴムブレードを支持する支持部材77bと、を有する。ゴムブレード77aは、ドラム62の回転方向に対してカウンター方向にドラム62に当接している。即ち、ゴムブレード77aは、その先端部がドラム62の回転方向の上流側を向くようにドラム62に当接している。
図4は、クリーニング枠体71の断面図である。図3、図4に示すように、クリーニング部材77によってドラム62の表面から除去された廃トナーは、廃トナー搬送部材としての第1スクリュー86、第2スクリュー87、第3スクリュー88によって搬送される。そして、クリーニング枠体71と蓋部材72によって形成された廃トナー室71bに溜められる。また、第1スクリュー86は(不図示の)ギアによって、図13中に示すカップリング21から駆動を伝達されて回転する。
そして、第2スクリュー87は第1スクリュー86から、第3スクリュー88は第2スクリュー87からそれぞれ駆動力を受けて回転する。第1スクリュー86はドラム62の近傍に、第2スクリュー87はクリーニング枠体71の長手方向端部に、第3スクリュー88は廃トナー室71bに、それぞれ配置されている。ここで、第1スクリュー86、第3スクリュー88の回転軸線はドラム62の回転軸線と平行であり、第2スクリュー87の回転軸線はドラム62の回転軸線と直交している。
なお、図3に示すように、クリーニング枠体71から廃トナーが漏れることを防止するためのドラム当接シート65が、ドラム62に当接するようにクリーニング枠体71の縁部に設けられている。
ドラム62は、駆動源である本体駆動モータ(不図示)から駆動力を受けることにより、画像形成動作に応じて、図3の矢印R方向に回転駆動される。そして、帯電ローラ66は、クリーニング枠体71の長手方向(ドラム62の回転軸線方向と略平行)の両端部において、帯電ローラ軸受67を介し、クリーニングユニット60に回転可能に取り付けられている。帯電ローラ66は、帯電ローラ軸受67が付勢部材68によりドラム62に向けて加圧されることでドラム62に圧接されている。帯電ローラ66は、ドラム62の回転に従動回転する。
図3に示すように、現像ユニット20は、現像ローラ32と、現像ローラ32を支持する現像容器23と、現像ブレード42等を有する。現像ローラ32内には、マグネットローラ34が設けられている。また、現像ユニット20において、現像ローラ32上のトナー層を規制するための現像ブレード42が配置されている。図10、図12に示すように、現像ローラ32には間隔保持部材38が現像ローラ32の両端部に取り付けられており、間隔保持部材38とドラム62が当接することで、現像ローラ32はドラム62と微少隙間をもって保持される。
また、図3に示すように、現像ユニット20からトナーが漏れることを防止するための現像ローラ当接シート33が、現像ローラ32に当接するように底部材22の縁部に設けられている。更に、現像容器23と底部材22によって形成されたトナー室29には、第1搬送部材43、第2搬送部材44、第3搬送部材50が設けられている。第1搬送部材43、第2搬送部材44、第3搬送部材50は、トナー室29に収容されたトナーを撹拌すると共に、トナー供給室28へトナーを搬送する。
図10、図12に示すように、カートリッジBはクリーニングユニット60と現像ユニット20を合体して構成される。クリーニングユニット60には、クリーニング枠体71、蓋部材72、ドラム62、ドラム62を回転支持するためのドラム軸受部材73及びドラム軸78が設けられている。図13に示すように、ドラム62の駆動側においては、駆動側ドラムフランジ63がドラム軸受部材73の第1軸受部73a(第1の軸受部、像担持体軸受部)により回転可能に支持される。
一方、図11に示すように、非駆動側においては、非駆動側ドラムフランジ64の穴部(不図示)がクリーニング枠体71に設けられた穴部71cに圧入されたドラム軸78により、回転可能に支持される構成となっている。
一方、現像ユニット20は、図3、図10、図12に示すように、底部材22、現像容器23、駆動側現像サイド部材26、現像ブレード42、現像ローラ32等から成る。また、現像ローラ32を回転支持するための軸受部材27、37が現像容器23に取り付けられている。図10に示すように駆動側においては、現像ローラ32が軸受部材27の第2軸受部27a(第2の軸受部、現像軸受部)により回転可能に支持される。
そして、図11、図13に示すように、クリーニングユニット60と現像ユニット20を結合ピン69で互いに回動可能に結合することによって、カートリッジBを構成する。具体的には、現像ユニット20の長手方向両端部には、現像容器23に現像第1支持穴23a、現像第2支持穴23bが設けられている。また、クリーニングユニット60の長手方向両端部には、クリーニング枠体71に第1吊り穴71i、第2吊り穴71jが設けられている。
そして、第1吊り穴71i、第2吊り穴71jに圧入固定された結合ピン69と現像第1支持穴23a、現像第2支持穴23bが嵌合することにより、クリーニングユニット60と現像ユニット20は互いに回動可能に連結される。
また、駆動側付勢部材46Rの第1穴部46Raはドラム軸受部材73のボス73cに掛けられ、第2穴部46Rbが駆動側現像サイド部材26のボス26aに掛けられている。また、非駆動側付勢部材46Fの第1穴部46Faはクリーニング枠体71のボス71kに掛けられ、第2穴部46Fbが軸受部材37のボス37aに掛けられている。
本実施形態においては、駆動側付勢部材46R、非駆動側付勢部材46Fは引っ張りバネで形成されている。そして、このバネの付勢力により現像ユニット20をクリーニングユニット60に付勢させることで、現像ローラ32をドラム62の方向へ確実に押し付けるよう構成する。また、現像ローラ32の両端部に取り付けられた間隔保持部材38によって、現像ローラ32はドラム62から所定の間隔をもって保持されている。
(記憶媒体の構成および記憶媒体の取付け構成)
次に、カートリッジBに搭載する記憶媒体101(基板の内部に記憶素子を備え、基板上に電気接点を備える)について、図1、図12、図14、図15、図21(a)を用いて説明する。図1はカートリッジBを挿入方向下流側から見た図、図12はカートリッジBの分解図、図14は記憶媒体101の組立の様子の説明図、図15(a)(b)は記憶媒体101取付前の駆動側現像サイド部材26の正面図と側面図である。また、図21(a)は記憶媒体の設置に関する概観図である。
図14において、F方向は上下方向、G方向は前後方向、H方向は左右方向(ドラム62の回転軸線方向)である。また、C方向はカートリッジBの装置本体への挿入方向(装着方向)であり、またトレイ18の移動方向である。
本実施形態におけるプロセスカートリッジとしてのカートリッジBは、ドラム62(像担持体)を支持する第1軸受部73a(第1の軸受部)を備えるクリーニングユニット60(第1のユニット、像担持体ユニット)を備える。また、カートリッジBは、現像ローラ32(現像剤担持体)を支持する第2軸受部27a(第2の軸受部)を備える現像ユニット20(第2のユニット、現像担持体ユニット)を備える。そして、記録媒体101は現像ユニット20(第2のユニット)に支持される。
ここで、図1、図10、図12に示すように、ドラム62の回転軸線方向において、ドラム62を支持するドラム軸受部材73の第1軸受部73aより、現像ローラ32を支持する軸受部材27の第2軸受部27aは内側にある。なお、第1軸受部73a、第2軸受部27aとは、それぞれドラム62、現像ローラ32を軸支する穴の表面部分である。
そして、記憶媒体101は、現像ユニット20の駆動側現像サイド部材26に支持され、ドラム62の回転軸線方向において、第2軸受部27aより外側かつクリーニングユニット60の最外形60aより内側に配置されている。このときの回転軸線方向における記憶媒体の設置範囲として、概念図を図21(b)に示している。
本実施形態においては、記憶媒体は図21(b)の範囲Zの内部として支持される現像ユニットの回転軸線方向の端部位置に配置される。なお、記憶媒体は、その少なくとも一部が、回転軸線方向において、一方のユニットにおける軸受部(第1の軸受部73a)と他方のユニットにおける軸受部(第2の軸受部27a)との間に設けられても良い。
そして、記憶媒体101は、カートリッジBの装置本体Aへの挿入方向において、ドラム62よりも上流側かつ下方に設けられ(図4)、ドラム62の回転軸線方向に挿入口を有する(図14)。
図14に示すように、RAMやROM等の記憶素子である記憶媒体101は、後述するように電気接点(接点部101a1、101a2として複数備える)を基板101b上で搬送方向(トレイの装置本体への装着方向)下流側に有している。そして、この記憶媒体101にカートリッジに関する情報Bを予め入力しておき、カートリッジBを画像形成装置Aに装着した時に、画像形成装置A側と情報をやり取りする。即ち、カートリッジBの使用状況等の状態を画像形成装置Aの制御基板(不図示)に報知し、画像形成動作に役立てたり、操作者にカートリッジBの状態を表示する等の目的のために使用される。
また、記憶媒体101には使用中でも書き込みができるので、必要に応じて随時書込みが行われる。接点部101a1、101a2は、記憶媒体101に情報の読み書きをするために画像形成装置A装置の後述する本体接点102と接続するためのものである。
図14および図15(b)に示すように、駆動側現像サイド部材26には、記憶媒体第1規制面26b1、26b2、記憶媒体第2規制面26c1、26c2、26c3、26c4、で形成される挿入口としての挿入溝26fが設けられている。ここで、記憶媒体の装着時に挿入するとき、挿入口としての挿入溝26fが重力方向の下方にないため、記憶媒体が落ちにくいという利点がある。また、挿入溝26fの奥には記憶媒体第三規制面26d、入口にはスナップフィット26eが設けられている。
また、挿入溝26fの近傍には、画像形成装置A側の後述する第1ホルダ部材104の位置を規制するホルダ第1規制面26g1、26g2、ホルダ第2規制面26hで形成されるラフガイド溝26iが設けられている。更に、挿入溝26fの近傍には、画像形成装置A側の後述する本体接点102の位置を規制する位置決めリブ26k1、26k2、位置決め面26m1、26m2、26m3,26m4、突き当て面26nが設けられている。
次に図14、図15を用いて、記憶媒体101を駆動側現像サイド部材26に固定する方法について説明する。記憶媒体101をスナップフィット26eを弾性変形させながら、挿入溝26fに向かって矢印M方向(図14)に挿入すると、記憶媒体第1規制面26b1、26b2によって上下方向である矢印F方向(図15(b))の位置が規制される。
また,記憶媒体第2規制面26c1、26c2、26c3、26c4によって、矢印G方向(図15(b))の位置が規制される。更に、記憶媒体第三規制面26dとスナップフィット26eによって矢印H方向(図15(a))の位置が規制される。このようにして、記憶媒体101は駆動側現像サイド部材26に固定される。
(本体接点の構成および本体接点の取付け構成)
次に、画像形成装置Aに設けられた本体接点102の構成および本体接点102の取付け構成について、図16、図17を用いて説明する。図16は本体接点102、ばね103、第1ホルダ部材104、ばね105、第2ホルダ部材106の分解斜視図、図17は本体接点102、第1ホルダ部材104、第2ホルダ部材106の組立状態の説明図で図17(a)が側面図、図17(b)が正面図である。
本体接点102には、記憶媒体101と電気的に接続されるばね材で構成された三角形状の接点部102a1、102a2が設けられている。このばね性の接点部102a1、102a2は、画像形成装置A側の制御基板に束線を介して電気的に接続されている(不図示)。
また、本体接点102には、駆動側現像サイド部材26との位置決めのため、被位置決め凸部102b1、102b2、102b3、102b4が接点部102a1、102a2の上下方向に設けられている。更に本体接点102には、駆動側現像サイド部材26の突き当て面26n(図14)が当接する被突き当て面102c1、102c2が、設けられている。
そして、図16、図17(b)で、本体接点102には、上下方向に第1ホルダ部材104との位置決めのための第1規制部102d1、102d2と、脱落を規制するための脱落規制部102f1、102f2が設けられている。また、本体接点102には、左右方向(カートリッジ挿入方向に直交する方向)に第1ホルダ部材104との位置決めのための第2規制部102e1、102e2が設けられている。
一方、第1ホルダ部材104には、本体接点102との上下方向の位置決めのための第1規制部104a1、104a2と、脱落を規制するための脱落規制部104c1、104c2が設けられている。また、第1ホルダ部材104には、本体接点102との左右方向の位置決めのための第2規制部104b1、104b2が設けられている。
また、図16、図17(b)で、第1ホルダ部材104には、第2ホルダ部材106との位置決めのため、規制ボス104d1、104d2、104d3、104d4が設けられている。更に、第1ホルダ部材104には、駆動側サイド部材26のラフガイド溝26i(図15(a))と係合する凸部104e(図14、図16)が設けられている。一方、第2ホルダ部材106には、第1ホルダ部材104との位置決めのため、規制ボス104d1、104d2、104d3、104d4が挿入される長穴106a1、106a2が設けられている。
(本体接点、第1ホルダ部材、第2ホルダ部材の組立構成)
次に、本体接点102、第1ホルダ部材104、第2ホルダ部材106の組立構成について、図16、図17を用いて説明する。
先ず、図16で、本体接点102は、第1ホルダ部材104に対して、互いの間にカートリッジ挿入方向(図17のI方向およびJ方向に直交する方向)に付勢されるばね103を挟んだ状態で組付けられる。このとき、上下方向の第1規制部102d1、102d2と、上下方向の第1規制部104a1、104a2の係合によって、上下方向(図17の矢印J方向)にガタを有した状態で位置規制される。
また、本体接点102の左右方向の第2規制部102e1、102e2と、第1ホルダ部材104の左右方向の第2規制部104b1、104b2の係合によって左右方向(図17の矢印I方向)にガタを有した状態で位置規制される。
そして、本体接点102の脱落規制部102f1、102f2と、第1ホルダ部材104の脱落規制部104c1、104c2が当接することにより、カートリッジ挿入方向に付勢されるばね103の付勢力を受ける。
また、第1ホルダ部材104は、第2ホルダ部材106に対して、互いの間に上下方向(図17のJ方向)に付勢されるバネ105を挟んだ状態で組付けられる。このとき、第1ホルダ部材104の規制ボス104d1、104d2、104d3、104d4と、第2ホルダ部材106の長穴106a1、106a2の係合によって、第1ホルダ部材104は上下方向(図17のJ方向)に移動可能となっている。
(記憶媒体と本体接点の接続動作)
図14、図16、図18、図19、図20を用いて、記憶媒体101と本体接点102の接続動作について説明する。図18、図19、図20は本体接点102と記憶媒体101が接続する様子の説明図であり、図18(a)、図19(a)、図20(a)は側面図、図18(b)、図19(b)、図20(b)は下面図である
先ず、図18(a)(b)で、矢印K方向(カートリッジBの挿入方向)にカートリッジBを挿入すると、駆動側現像サイド部材26のラフガイド溝26i(図15(a))に第1ホルダ部材104の凸部104e(図14、図16、図18(b))が入り込む。そして、駆動側現像サイド部材26の第1規制面26g1、26g2(下面図である図18(b))が凸部104eを挟むことで、駆動側現像サイド部材26に対して第1ホルダ部材104の長手方向の位置が規制される。
また、駆動側現像サイド部材26の第2規制面26h(図15(a)、図18(b))が凸部104eを押し下げることで、ばね105(図16)を圧縮しながら、第1ホルダ部材104は駆動側現像サイド部材26に追従して下に移動する。
更に矢印K方向に挿入すると、図14に示す駆動側現像サイド部材26の位置決めリブ26k1、26k2、位置決め面26m1、26m2、26m3、26m4が、本体接点102の被位置決め凸部102b1、102b2、102b3、102b4に入り込む。これにより、駆動側現像サイド部材26と本体接点102が精度良く位置決めされる。
そして、カートリッジBの装置本体Aへの装着が完了すると、駆動側現像サイド部材26の突き当て面26n(図14、図20)が、本体接点102の被突き当て面102c1、102c2(図16)に当接し、ばね103(図16)が圧縮される。また、記憶媒体101の接点部101a1、101a2の当接によって、本体接点102のばね材で構成された三角形状の接点部102a1、102a2が圧縮される。
ここで,ばね103(図16)の付勢力は、本体接点102の接点部102a1、102a2の付勢力の合計値よりも大きく設定してあるため、記憶媒体101と本体接点102に所望の接点圧を確保することができる。
以上説明したように、本実施形態では、クリーニングユニット60と現像ユニット20の長手方向の長さの差によって生じた範囲に記憶媒体101と位置決め構成を設けた。これにより、装置本体Aの本体接点102と記憶媒体101の位置決めのために、新たにスペースを設ける必要がない。よって、安定した電気接続を実現できると共に、装置本体AおよびカートリッジBの小型化や低コスト化も実現できる。
(記録媒体の電気接点の配置方向)
更に、本実施形態では、図18、図19、図20に示すように、記憶媒体101の電気接点である接点部101a1、101a2の少なくとも一部は、カートリッジBの挿入方向(装着方向)下流側を向いて配置される。そのため、本実施形態では、簡単な構成で記憶媒体101と本体接点102を接続することができる。
つまり、挿入方向の下流側からカートリッジを見た場合に、記憶媒体の電気接点の面が見える状態である。電気接点も複数の面を有する場合があり、本実施形態では一番広い面が見える状態になっている。広い面は挿入方向に対して直交するような位置に面が配置されることに限られず、挿入方向に対して傾斜するように電気接点の面を配置しても良い。
仮に接点部101a1、101a2が挿入方向下流側を向いていないと、カートリッジBの挿入方向にも本体接点102を追従させる機構が必要になる可能性がある。もしくは、カートリッジBの装着完了後、開閉扉13を閉じる動作に連動して、本体接点102を記憶媒体101に係合させる機構が必要になる可能性がある。
本実施形態では、カートリッジBの挿入方向、記憶媒体101と本体接点102の位置決め方向、本体接点102の接点部102a1、102a2の圧縮方向、が一致しており、上記の追従させる機構とか係合させる機構を必要としない。ここで、下流側を向いているとは、画像形成装置の装置本体における電気接点と正対する場合の他、傾いて対向するものであっても良い。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。因みに、本実施形態に記載されている構成部品の機能、材質、形状その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(変形例1)
上述した実施形態では、現像ローラ32を支持する第2軸受部である軸受部材27が、ドラム62を支持するドラム軸受部材73の第1軸受部73aより内側にある構成について説明した。しかし、長手方向の位置関係が逆である構成、つまりドラム62を支持するドラム軸受部材73の第1軸受部73aが、現像ローラ32を支持する軸受部材27の第2軸受部27aより内側にある構成に適用しても良い。
この場合、記憶媒体101は、第1のユニットであるクリーニングユニット60で支持し、第1軸受部73aより外側かつ現像ユニット20の最外形より内側に配置すれば良い。そうすれば、クリーニングユニット60と現像ユニット20の長手方向の長さの差によって生じた範囲に記憶媒体101を設けることになり、同様の効果を得ることができる。
(変形例2)
上述した実施形態では、プロセスカートリッジとしてのカートリッジBについて説明した。即ち、像担持体を支持する第1の軸受部を備える第1のユニットと、現像剤担持体を支持する第2の軸受部を備える第2のユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を備え、装置本体に対し挿入可能なカートリッジについて述べた。
しかし、本発明はこれに限定されず、プロセスカートリッジとしての現像カートリッジや像担持体カートリッジ(感光体カートリッジ)にも適用できるものである。即ち、現像カートリッジとして、現像剤担持体を支持する現像軸受部を備える現像ユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであっても良い。
この場合、現像剤担持体の回転軸線方向において、現像軸受部は像担持体軸受部の内側に設けられる。そして、記憶媒体の少なくとも一部は、現像ユニットに支持され、回転軸線方向において、現像軸受部より外側で、かつ像担持体軸受部を有する像担持体ユニットの最外形より内側となる位置に設けられる。ここで、電気接点は、装置本体への挿入方向で下流側に向いている。
また、像担持体カートリッジ(感光体カートリッジ)として、像担持体を支持する像担持体軸受部を備える像担持体ユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであっても良い。
この場合、像担持体の回転軸線方向において、像担持体軸受部は現像軸受部の内側に設けられる。そして、記憶媒体の少なくとも一部は、像担持体ユニットに支持され、回転軸線方向において、像担持体軸受部より外側で、かつ現像軸受部を有する現像担持体ユニットの最外形より内側となる位置に設けられる。ここで、電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いている。
27a・・第2軸受部、32・・現像ローラ、62・・ドラム、73a・・第1軸受部、101・・記憶媒体、A・・画像形成装置の装置本体、B・・カートリッジ
本発明の一態様は、像担持体を支持する第1の軸受部を備える第1のユニットと、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像剤担持体を支持する第2の軸受部を備える第2のユニットと、電気接点面を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、前記像担持体の回転軸線方向において、前記第2の軸受部は前記第1の軸受部の内側に設けられ、前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記第2のユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記第2の軸受部より外側で、かつ前記第1のユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、前記電気接点面は、前記カートリッジの下部に配置され、更に、前記回転軸線方向に交差する方向を向き、前記カートリッジの前記装置本体への挿入方向に対して傾斜しており、前記装置本体の本体接点に接続される際に前記装置本体の本体接点に対向するように配置されていることを特徴とするカートリッジである。
本発明の他の一態様は、像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像剤担持体及び前記現像剤担持体を支持する現像軸受部を備える現像ユニットと、電気接点面を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、前記現像剤担持体の回転軸線方向において、前記現像軸受部は前記像担持体を支持する像担持体軸受部の内側に設けられ、前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記現像ユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記現像軸受部より外側で、かつ前記像担持体及び前記像担持体軸受部を有する像担持体ユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、前記電気接点面は、前記カートリッジの下部で、更に、前記回転軸線方向に交差する方向を向き、前記カートリッジの前記装置本体内への挿入方向に対して傾斜しており、前記装置本体の本体接点に接続される際に前記装置本体の本体接点に対向するように配置されていることを特徴とするカートリッジである。
15b・・支持部、26n・・突き当て面、27a・・第2軸受部、32・・現像ローラ、62・・ドラム、73a・・第1軸受部、73d・・被支持部、101・・記憶媒体、102a1,102a2・・接点部、102c1,102c2・・被突き当て面、A・・画像形成装置の装置本体、B・・カートリッジ

Claims (14)

  1. 像担持体を支持する第1の軸受部を備える第1のユニットと、
    現像剤担持体を支持する第2の軸受部を備える第2のユニットと、
    電気接点を備える記憶媒体と、
    を有し、
    画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、
    前記像担持体の回転軸線方向において、前記第2の軸受部は前記第1の軸受部の内側に設けられ、
    前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記第2のユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記第2の軸受部より外側で、かつ前記第1のユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、
    前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とするカートリッジ。
  2. 像担持体を支持する第1の軸受部を備える第1のユニットと、
    現像剤担持体を支持する第2の軸受部を備える第2のユニットと、
    電気接点を備える記憶媒体と、
    を有し、
    画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、
    前記像担持体の回転軸線方向において、前記第1の軸受部は前記第2の軸受部の内側に設けられ、
    前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記第1のユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記第1の軸受部より外側で、かつ前記第2のユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、
    前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とするカートリッジ。
  3. 現像剤担持体を支持する現像軸受部を備える現像ユニットと、
    電気接点を備える記憶媒体と、
    を有し、
    画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、
    前記現像剤担持体の回転軸線方向において、前記現像軸受部は像担持体軸受部の内側に設けられ、
    前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記現像ユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記現像軸受部より外側で、かつ前記像担持体軸受部を有する像担持体ユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、
    前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とするカートリッジ。
  4. 像担持体を支持する像担持体軸受部を備える像担持体ユニットと、
    電気接点を備える記憶媒体と、
    を有し、
    画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジであって、
    前記像担持体の回転軸線方向において、前記像担持体軸受部は現像軸受部の内側に設けられ、
    前記記憶媒体の少なくとも一部は、前記像担持体ユニットに支持され、前記回転軸線方向において、前記像担持体軸受部より外側で、かつ前記現像軸受部を有する現像担持体ユニットの最外形より内側となる位置に設けられ、
    前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とするカートリッジ。
  5. 前記記憶媒体は、支持されるユニットの前記回転軸線方向における端部位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  6. 前記記憶媒体はその少なくとも一部が、前記回転軸線方向において、一方のユニットにおける前記軸受部と他方のユニットにおける前記軸受部との間に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  7. 前記記憶媒体は、前記回転軸線方向に前記電気接点を複数備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  8. 前記記憶媒体は、前記挿入方向において、前記像担持体よりも上流側かつ下方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  9. 前記回転軸線方向に前記記憶媒体の挿入口を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のカートリッジと、
    該カートリッジを搭載して、前記装置本体の内部位置と前記装置本体の外部位置との間で移動可能なトレイと、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記記憶媒体の電気接点に対向する前記装置本体の電気接点は、ばね性であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 像担持体を支持する第1の軸受部を備える第1のユニットと、現像剤担持体を支持する第2の軸受部を備える第2のユニットと、電気接点を備える記憶媒体と、を有し、画像形成装置の装置本体に対し挿入可能なカートリッジと、
    該カートリッジを搭載して、前記装置本体の内部位置と前記装置本体の外部位置との間で移動可能なトレイと、
    を有する画像形成装置であって、
    前記電気接点は、前記装置本体への挿入方向で下流側に向いていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記像担持体の回転軸線方向において、前記第2の軸受部は前記第1の軸受部の内側に設けられ、
    前記記憶媒体は、前記第2のユニットに支持され、その少なくとも一部が、前記回転軸線方向において、前記第2の軸受部より外側で、かつ前記第1のユニットの最外形より内側となる位置に設けられることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記像担持体の回転軸線方向において、前記第1の軸受部は前記第2の軸受部の内側に設けられ、
    前記記憶媒体は、前記第1のユニットに支持され、その少なくとも一部が、前記回転軸線方向において、前記第1の軸受部より外側で、かつ前記第2のユニットの最外形より内側となる位置に設けられることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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