JP2009191947A - トリポード型等速自在継手およびドライブシャフト - Google Patents

トリポード型等速自在継手およびドライブシャフト Download PDF

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加予之 小坂
Morihiro Wada
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Abstract

【課題】部品点数を削減させて、組立性の向上及びコスト低減を図ることができ、しかも、内部部品が外側継手部材から抜け出ることを有効に防止できるトリポード型等速自在継手およびこのようなトリポード型等速自在継手を用いたドライブシャフトを提供する。
【解決手段】等速自在継手は、内周に軸線方向に延びる三本のトラック溝5を設けると共に各トラック溝5の内側壁に互いに対向するローラ案内面6を設けた外側継手部材と、三本の脚軸8を有するトリポード部材2と、脚軸8に回転自在に支持されると共に外側継手部材のトラック溝5に転動自在に挿入されたローラ3とを備えたトリポード型である。外側継手部材に、トリポード部材2とローラ3とを含む内部部品Sの抜け止め手段Mを設けた。抜け止め手段Mをトラック溝5の入口側に形成される溶接盛上り部15でもって構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械等の動力伝達装置に使用される等速自在継手に関し、特に摺動式のトリポード型等速自在継手およびこのようなトリポード型等速自在継手を用いたドライブシャフトに関する。
図11と図12に示すように、トリポード型等速自在継手は、外側継手部材としての外輪51と、内側継手部材としてのトリポード部材52と、トルク伝達部材としてのローラ53を主要な構成要素としている。
外側継手部材51は一体に形成されたマウス部54とステム部55とからなる。マウス部54は、一端にて開口したカップ状で、内周の円周方向三等分位置に軸方向に延びるトラック溝56が形成してある。各トラック溝56の円周方向で向き合った内側壁にローラ案内面57、57(図12参照)が形成される。
トリポード部材52はボス58と脚軸59とを備える。ボス58にはシャフト60とトルク伝達可能に結合するスプラインまたはセレーション孔61が形成してある。脚軸59はボス58の円周方向三等分位置から半径方向に突出している。トリポード部材52の各脚軸59はローラ53を担持している。
このような従来のトリポード型等速自在継手では、組立前の輸送段階等で、内部部品70(トリポード部材52及びローラ53等から構成されるローラカセット)が外側継手部材(外輪)51から抜け出さないように、抜け止め構造を備えている。抜け止め構造として従来では、一般的には、クリップ(止め輪)を使用していた(特許文献1)。
すなわち、特許文献1のようにクリップを使用するものでは、図11に示すように、外輪51の開口側の内径面に凹溝65を形成し、この凹溝65にクリップ66を嵌着させている。これによって、内部部品70が開口側へスライドした場合、クリップ66に内部部品70が係止して、この内部部品70の抜けを規制している。
実開平10−194号公報
前記した従来のように、クリップ66を使用するものでは、クリップ66が凹溝65に嵌合しているものであるので、内部部品70が開口側へスライドしてクリップ66に内部部品70が突き当たった場合に、クリップ66が凹溝65から外れるおそれがある。このため、抜け止め機能が安定しなかった。しかも、クリップ66を凹溝65に嵌合させる必要があるので、組立作業性に劣るとともに、凹溝形成が必要となって、加工性にも劣るものとなっている。
本発明は、上記課題に鑑みて、部品点数を削減させて、組立性の向上及びコスト低減を図ることができ、しかも、内部部品が外側継手部材から抜け出ることを有効に防止できるトリポード型等速自在継手およびこのようなトリポード型等速自在継手を用いたドライブシャフトを提供する。
本発明のトリポード型等速自在継手は、内周に軸線方向に延びる三本のトラック溝を設けると共に各トラック溝の内側壁に互いに対向するローラ案内面を設けた外側継手部材と、三本の脚軸を有するトリポード部材と、前記脚軸に回転自在に支持されると共に前記外側継手部材のトラック溝に転動自在に挿入されたローラとを備え、前記外側継手部材に、トリポード部材とローラとを含む内部部品の抜け止め手段を設けたトリポード型等速自在継手において、前記抜け止め手段を、トラック溝の入口側に形成される溶接盛上り部でもって構成したものである。
本発明のトリポード型等速自在継手によれば、外側継手部材にトリポード部材とローラとを含む内部部品の抜け止め手段を設けたので、内部部品が外側継手部材から抜け出しを有効に防止できる。抜け止め手段は、トラック溝の入口側に形成される溶接盛上り部でもって構成されるので、クリップを必要とせず、しかも、外側継手部材に凹溝を設けたり、クリップを凹溝に嵌合させたりする作業を必要としない。
スポット溶接にて溶接盛上り部が形成されるのが好ましい。スポット溶接は抵抗溶接であり、抵抗溶接は、溶接したいパーツ(金属)に通電することによって起きる発熱を利用する溶接である。
複数の溶接盛上り部を周方向に沿って並列状に配設したものであっても、複数の溶接盛上り部を軸方向に沿って直列状に配設したものであってもよい。
溶接盛上り部を直列状に配設する場合、奥側の盛上り部の盛り上がり寸法を入口側の溶接盛上り部の盛り上がり寸法よりも小さくするのが好ましい。溶接盛上り部を少なくとも2つのトラック溝に設けるのが好ましい。
本発明のドライブシャフトは、前記トリポード型等速自在継手を用いたものである。ドライブシャフトとは、エンジンの回転力をデファレンシャルギヤ(差動装置)からタイヤに伝達する車軸である。デファレンシャルギヤは、旋回中の左右駆動輪や4WDの前後輪に発生する回転差を相殺して旋回をスムーズにする装置である。
本発明のトリポード型等速自在継手によれば、抜け止め手段にて、内部部品が外側継手部材から抜け出ることを有効に防止できる。このため、組立前の搬送段階等に内部部品が外側継手部材から抜け出ないので、組立時において抜け出てしまった内部部品を再度外側継手部材に組み込む必要がなくなって、組立作業時に無駄な作業を省略でき、作業能率の向上を図ることができる。
また、クリップを必要とせず、しかも、外側継手部材に凹溝を設けたり、クリップを凹溝に嵌合させたりする作業を必要としない。このため、部品点数の減少が可能となって、組立工程数が減少し、コスト低減及び部品在庫削減を図ることができる。
溶接盛上り部を周方向に沿って複数配設した場合、内部部品に対する係止箇所が周方向に沿って複数個有することになって、内部部品が開口側へスライドした際に、いずれかの溶接盛上り部に内部部品が接触して、内部部品の抜けを規制することができる。また、軸方向に沿って複数配設した場合、軸方向に沿って複数段階の抜け止め機能を発揮することができ、内部部品の抜けを安定して発揮できる。
奥側の溶接盛上り部を開口側(入口側)の溶接盛上り部よりも小さくすることによって、内部部品の抜け止め手段への衝突時の衝撃を緩和することができる。
溶接盛上り部にて構成される抜け止め手段を1つのトラック溝に設けることによって、内部部品の抜け止め機能を十分発揮することができる。しかしながら、2つのトラック溝に設ければ、軸方向に沿って複数段階の抜け止め機能を発揮することができ、内部部品の抜けを安定して発揮できる。
本発明にかかるトリポード型等速自在継手では、安定した抜け止め機能を発揮することができるので、ドライブシャフト用に好適となる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図2に示すように、第1実施形態の等速自在継手は、外側継手部材としての外輪1と、内側継手部材としてのトリポード部材2と、トルク伝達部材としてのローラ3とを備える。
外輪1は一体に形成されたマウス部1aとステム軸1bとからなる。マウス部1aは一端にて開口したカップ状で、その内周面に、図1に示すように、軸方向に延びる3本のトラック溝5が形成される。各トラック溝5の円周方向で向き合った内側壁にローラ案内面6A、6Bが形成される。
図2に示すように、トリポード部材2はボス7と脚軸8とを備える。脚軸8はボス7の円周方向三等分位置から半径方向に突出している。また、脚軸8は、本体部10と、この本体部10の軸方向先端部に設けられる外鍔部11とからなる。ボス7の内径面には雌スプライン9が形成してある。
脚軸8の外径面とローラ3の内径面との間に複数のころ(針状ころ)12が介在される。すなわち、ローラ3が、ころ(針状ころ)12を介して脚軸8の本体部10に回転自在に外嵌されている。この場合、隣接するころ12が互いに接触する総ころ形式で配設されている。
また、シャフト4がボス7に挿入されて、シャフト4に設けられた雄スプライン19がボス7の雌スプライン9に嵌合し、これによって、シャフト4とトリポード部材2とがトルク伝達可能に結合する。この際、シャフト4の先端部に周方向凹溝20が設けられ、この周方向凹溝20にサークリップ21が嵌合している。これによって、シャフト4のボス7からの軸方向の抜けが規制されている。
外輪1に、トリポード部材2とローラ3とを含む内部部品Sの抜け止め手段M(図1等参照)を設けている。この場合、抜け止め手段Mは、外輪1の開口側の内径面に形成される溶接盛上り部15にて構成される。
溶接盛上り部15は、一つのトラック溝5の一つの案内面6Aに、図3に示すように、例えばスポット溶接(点溶接)等の抵抗溶接によって形成される。この場合の溶接盛上り部15は、内部部品Sが開口側へスライドして来た際に、内部部品Sの一部が接触して、内部部品Sが外輪1の開口(入口)から抜け出ないものであればよい。このため、例えば、その軸方向長さa(図4参照)が3.5mm〜5mm程度とされ、その径方向長さ(周方向長さ)b(図4参照)も3.5mm〜5mm程度とされる。また。溶接盛上り部15の盛上り寸法h(図3参照)は0.1mm〜0.2mm程度とされる。
本発明では、抜け止め手段Mにて、内部部品Sが外輪1から抜け出ることを有効に防止できる。このため、組立前の搬送段階等に内部部品Sが外輪1から抜け出ないので、組立時に抜け出た内部部品Sを再度外輪1に組み込む必要がなくなって、組立作業時に無駄な作業を省略でき、作業能率の向上を図ることができる。
また、クリップを必要とせず、しかも、外輪1に凹溝を設けたり、クリップを凹溝に嵌合させたりする作業を必要としない。このため、部品点数の減少が可能となって、組立工程数が減少し、コスト低減及び部品在庫削減を図ることができる。しかも、溶接盛上り部にて抜け止め手段Mを構成することができ、外輪1に接合するための別部材を必要とせず、抜け止め手段Mの形成の簡略化を図ることができる。
次に、図5は第2実施形態を示し、この等速自在継手では2つの溶接盛上り部15(15A)、15(15B)が周方向に沿って設けられ、図6は第3実施形態を示し、この等速自在継手では3個の溶接盛上り部15(15C)、15(15D)、15(15E)が周方向に沿って設けられたものである。
図5に示す場合、各溶接盛上り部15A、15Bは、その軸方向長さaが3.5mm〜5mm程度とされ、その径方向長さ(周方向長さ)bが2mm〜2.5mm程度とされる。溶接盛上り部15A、15B間の隙間cが0.5mm〜1mm程度とされる。また、各溶接盛上り部15A、15Bの盛上り寸法h(図3参照)は0.1mm〜0.2mm程度とされる。
また、図6に示す各溶接盛上り部15C、15D、15Eは、その軸方向長さaが3.5mm〜5mm程度とされ、その径方向長さ(周方向長さ)bが1mm〜1.5mm程度とされる。溶接盛上り部15A、15B間の隙間cが0.5mm〜1mm程度とされる。また、各溶接盛上り部15C、15D、15Eの盛上り寸法h(図3参照)は0.1mm〜0.2mm程度とされる。
ところで、図4等に示す前記実施形態では溶接盛上り部15が略円形状であったが、図5と図6に示す各溶接盛上り部15A、15B、15C、15C、15D、15Eでは、軸方向に長い楕円形状とされる。これは、溶接盛上り部15を設ける案内面6の周方向長さを考慮したためである。
このように、複数の溶接盛上り部15を周方向に沿って設けたものでは、内部部品Sに対する係止箇所が周方向に沿って複数個有することになって、内部部品Sが開口側へスライドした際に、いずれかの溶接盛上り部15に内部部品Sが接触して、内部部品Sの抜けを規制することができる。
図7は第4実施形態を示し、この等速自在継手では2つの溶接盛上り部15(15F)、15(15G)が軸方向に沿って形成されている。この場合、その軸方向長さaが3.5mm〜5mm程度とされ、その径方向長さ(周方向長さ)bが2mm〜2.5mm程度とされる。溶接盛上り部15A、15B間の隙間cが0.5mm〜1mm程度とされる。
この場合、入口側の溶接盛上り部15Gと奥側の溶接盛上り部15Fの盛上り寸法を同一としてもよく、相違するようにしてもよい。異なるようにする場合、図8に示すように、奥側の溶接盛上り部15Fの盛上り寸法h(h1)を入口側の溶接盛上り部15Gの盛上り寸法h(h2)よりも小さくするのが好ましい。すなわち、盛上り寸法h1を0.1mm〜0.15mm程度とし、盛上り寸法h2を0.15mm〜0.2mm程度として、h1<h2としている。
また、図9は第5実施形態を示し、この等速自在継手では3つの溶接盛上り部15(15H)、15(15I)、15(15J)が軸方向に沿って形成されている。この場合、溶接盛上り部15H、15I、15Jは、その軸方向長さaが3.5mm〜5mm程度とされ、その径方向長さ(周方向長さ)bが1mm〜1.5mm程度とされる。溶接盛上り部15H、15I間の隙間c、及び溶接盛上り部15I、15J間の隙間cはそれぞれ0.5mm〜1mm程度とされる。
この場合も、各溶接盛上り部15H、15I、15Jの盛上り寸法を同一としてもよく、相違するようにしてもよい。相違させる場合、図10に示すように、奥側の溶接盛上り部15Jの盛上り寸法h(h3)を中間の溶接盛上り部15Iの盛上り寸法h(h4)よりも小さく、中間の溶接盛上り部15Iの盛上り寸法h(h4)を入口側の溶接盛上り部15Jの盛上り寸法h(h5)よりも小さくしている。すなわち、盛上り寸法h3を0.1mm〜0.15mm程度、盛上り寸法h4を0.15mm〜0.2mm程度、盛上り寸法h5を0.2mm〜0.25mm程度として、h3<h4<h5としている。
このように、溶接盛上り部15を軸方向に沿って複数個配設した場合、軸方向に沿って複数段階の抜け止め機能を発揮することができ、内部部品Sの抜けを安定して発揮できる。また、奥側の溶接盛上り部15を開口側(入口側)の溶接盛上り部15よりも盛上り寸法hを薄くすることによって、内部部品Sの抜け止め手段Mへの衝突時の衝撃を緩和することができる。
本発明に係るトリポード型等速自在継手は、安定した抜け止め機能を発揮することができ、ドライブシャフト用に好適となる。ドライブシャフトとは、エンジンの回転力をデファレンシャルギヤ(差動装置)からタイヤに伝達する車軸である。デファレンシャルギヤは、旋回中の左右駆動輪や4WDの前後輪に発生する回転差を相殺して旋回をスムーズにする装置である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。前記実施形態では、抜け止め手段Mを構成する溶接盛上り部15を一つのトラック溝5の一つの案内面6Aに設けていたが、一つのトラック溝5の両案内面6A、6Bに設けるようにしてもよく、2つのトラック溝5に設けても3つのトラック溝5に設けてもよい。2つのトラック溝5や3つのトラック溝5を設ける場合、一つの案内面6Aに設けても、両案内面6A、6Bに設けてもよい。
また、溶接盛上り部15の大きさ、形状、数としても各図例のものに限るものではなく、内部部品Sが開口側へスライドした際に、係止するものであればよい。一つのトラック溝5の一つの案内面6A(6B)に複数の溶接盛上り部15を配設する場合、大きさ、形状等が相違するものを配設してもよく、周方向及び軸方向に沿って複数を配設してもよい。さらに、一つの案内面6A(6B)に複数の溶接盛上り部15を配設する場合、軸方向に対して所定の傾斜角をなすように配設してもよい。また、複数のトラック溝5に溶接盛上り部15を配設する場合、トラック溝5毎に、盛上り寸法、大きさ、形状等を相違させてもよい。
溶接盛上り部15は内部部品Sが係止可能な盛上り寸法を有するものであればよいので、溶接盛上り部15を形成する場合、スポット溶接に限らず、他の公知公用の溶接手段にて行ってもよい。すなわち、溶接盛上り部15を形成するための溶接としては、肉盛溶接である。このため、肉盛溶接に使われる溶接法が可能であり、このような溶接法には、被覆アーク溶接、ミグ溶接、マグ溶接、ティグ溶接、サブマージアーク溶接、プラズマアーク溶接などがある。
また、案内面6A(6B)に一つの溶接盛上り部15を設ける場合、例えば、図5に示す2個の溶接盛上り部15A、15Bが連続したようなものであっても、図6に示す2個の溶接盛上り部15C、15D、15Eが連続したようなものであっても、図7に示す2個の溶接盛上り部15F、15Gが連続したようなものであっても、図9に示す3個の溶接盛上り部15H、15I、15Jが連続したようなものであってもよい。
図9に示すように、3個の溶接盛上り部15H、15I、15Jを軸方向に沿って配設する場合、中間の溶接盛上り部15Iの盛上り寸法hと入口側の溶接盛上り部15Jの盛上り寸法hとが同一であっても、逆に中間の溶接盛上り部15Iの盛上り寸法hが入口側の溶接盛上り部15Jの盛上り寸法hよりも大きくてもよい。
前記実施形態では、ローラが1個のシングルローラタイプであったが、内側ローラと外側ローラとを有するダブルローラタイプであってもよい。また、本発明のトリポード型等速自在継手をプロペラシャフト(推進軸)に用いてもよい。プロペラシャフトは、エンジンの回転力をデファレンシャルギヤなどに伝達する回転軸である。ドライブシャフトやプロペラシャフトに限るものではなく、他の装置にも適用可能である。
本発明の第1実施形態を示すトリポード型等速自在継手の外輪の斜視図である。 前記トリポード型等速自在継手の断面図である。 前記トリポード型等速自在継手の外輪の要部拡大断面図である。 前記トリポード型等速自在継手の外輪の要部斜視図である。 本発明の第2実施形態を示すトリポード型等速自在継手の外輪の要部斜視図である。 本発明の第3実施形態を示すトリポード型等速自在継手の外輪の要部斜視図である。 本発明の第4実施形態を示すトリポード型等速自在継手の外輪の要部斜視図である。 前記図7に示すトリポード型等速自在継手の外輪の要部断面図である。 本発明の第5実施形態を示すトリポード型等速自在継手の外輪の要部斜視図である。 前記図9に示すトリポード型等速自在継手の外輪の要部断面図である。 従来のトリポード型等速自在継手の縦断面図である。 従来のトリポード型等速自在継手の横断面図である。
符号の説明
2 トリポード部材
3 ローラ
5 トラック溝
6 案内面
8 脚軸
15 溶接盛上り部
M 抜け止め手段
S 内部部品

Claims (7)

  1. 内周に軸線方向に延びる三本のトラック溝を設けると共に各トラック溝の内側壁に互いに対向するローラ案内面を設けた外側継手部材と、三本の脚軸を有するトリポード部材と、前記脚軸に回転自在に支持されると共に前記外側継手部材のトラック溝に転動自在に挿入されたローラとを備え、前記外側継手部材に、トリポード部材とローラとを含む内部部品の抜け止め手段を設けたトリポード型等速自在継手において、
    前記抜け止め手段を、トラック溝の入口側に形成される溶接盛上り部でもって構成したことを特徴とするトリポード型等速自在継手。
  2. スポット溶接にて溶接盛上り部が形成されていることを特徴とするトリポード型等速自在継手。
  3. 複数の前記溶接盛上り部を周方向に沿って並列状に配設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトリポード型等速自在継手。
  4. 複数の前記溶接盛上り部を軸方向に沿って直列状に配設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトリポード型等速自在継手。
  5. 奥側の盛上り部の盛り上がり寸法を入口側の溶接盛上り部の盛り上がり寸法よりも小さくしたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項4に記載のトリポード型等速自在継手。
  6. 前記溶接盛上り部を少なくとも2つのトラック溝に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のトリポード型等速自在継手。
  7. 前記請求項1〜請求項6のいずれか1項のトリポード型等速自在継手を用いたことを特徴とするドライブシャフト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012072814A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Ntn Corp 摺動式等速自在継手

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