JP2009191800A - エンジン発電装置 - Google Patents

エンジン発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009191800A
JP2009191800A JP2008035124A JP2008035124A JP2009191800A JP 2009191800 A JP2009191800 A JP 2009191800A JP 2008035124 A JP2008035124 A JP 2008035124A JP 2008035124 A JP2008035124 A JP 2008035124A JP 2009191800 A JP2009191800 A JP 2009191800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
cooling air
engine
air suction
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008035124A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Abe
隆 阿部
Noriyuki Iio
徳幸 飯尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Sawafuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd, Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2008035124A priority Critical patent/JP2009191800A/ja
Publication of JP2009191800A publication Critical patent/JP2009191800A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

【課題】エンジンの下部を効果的に冷却するための冷却風の通路構造を備えるエンジン発電装置を提供する。
【解決手段】エンジン30と、エンジン30により駆動される発電機40と、エンジン30及び発電機40を内設し、底面にリフト用フォーク差し込み溝13・13を有するパッケージ10と、パッケージ10内に冷却風を吸入する冷却ファン60と、を有するエンジン発電装置1において、パッケージ10は、リフト用フォーク差し込み溝13・13とパッケージ10の内部とを連通する少なくとも一つの冷却風吸入孔14を備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジン発電装置の技術に関する。より詳細には、前記エンジン発電装置の冷却風の通路構造に関する。
従来、エンジン発電装置に関する技術は公知となっている。前記エンジン発電装置は、エンジン及び発電機等を有する。前記エンジン発電装置において、前記エンジンの動力により前記発電機が駆動される。前記発電機が駆動することにより発電される。
また、前記エンジン発電装置には、パッケージ(箱体)に前記エンジン及び前記発電機等の全ての機器を内設するものがある(例えば、特許文献1参照。)。このように構成することにより、内設される前記機器の配置構成を単純化及びコンパクト化することができ、設置、搬送及びメンテナンス等の際に取扱いを容易にすることができる。
特開2005−299601号公報
しかし、従来のエンジン発電装置では、前記エンジン等の熱発生源により、前記パッケージ内の温度が上昇し、当該パッケージ内に配設された機器に不具合が生じるおそれがある点で不利であった。特に、前記エンジンの各部を潤滑すると同時に冷却するためのエンジンオイルは、当該エンジンの下部に設けられるオイルパン内に貯溜される。前記エンジンの駆動による前記エンジンオイルの温度上昇を抑制するため、前記オイルパンを冷却する必要があるが、当該オイルパンは、冷却し難い位置(前記エンジンの下部)に配設されるため、如何にして当該オイルパンを効果的に冷却するかが課題であった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、エンジンの下部を効果的に冷却するための冷却風の通路構造を備えるエンジン発電装置を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジンと、前記エンジンにより駆動される発電機と、前記エンジン及び前記発電機を内設し、底面にリフト用フォーク差し込み溝を有するパッケージと、前記パッケージ内に冷却風を吸入する冷却ファンと、を有するエンジン発電装置において、前記パッケージは、前記リフト用フォーク差し込み溝と前記パッケージの内部とを連通する少なくとも一つの冷却風吸入孔を備えるものである。
請求項2においては、前記冷却風吸入孔は、前記パッケージの底面の両端部から所定の距離以上離間して配設されるものである。
請求項3においては、エンジンと、前記エンジンにより駆動される発電機と、前記エンジン及び前記発電機を内設するパッケージと、前記パッケージ内に冷却風を吸入する冷却ファンと、を有するエンジン発電装置において、前記パッケージは、前記パッケージの底面に箱状の冷却風吸入部材を備え、前記冷却風吸入部材は、前記冷却風吸入部材の側面に設けられ、前記冷却風吸入部材の内部と前記パッケージの外部とを連通する少なくとも一つの側面連通孔と、前記冷却風吸入部材の上面に設けられ、前記冷却風吸入部材の内部と前記パッケージの内部とを連通する少なくとも一つの上面連通孔と、を備えるものである。
請求項4においては、前記冷却風吸入部材は、前記側面連通孔と前記上面連通孔とを連通するラビリンス構造の冷却風通路を備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、パッケージの底面から冷却風を吸入することができ、特にエンジンの下部に設けられるオイルパン等を効果的に冷却することができる。また、冷却風吸入孔はパッケージの底面に設けられるため、冷却風吸入孔からの雨水、埃等の流入を防止することができる。
請求項2においては、パッケージ内への雨水、埃等の流入を効果的に防止することができる。また、冷却風吸入孔を通してパッケージ外部へ漏れる騒音を一旦地面に反射させることで、低減することができる。
請求項3においては、パッケージの底面から冷却風を吸入することができ、特にエンジンの下部に設けられるオイルパン等を効果的に冷却することができる。また、パッケージの内部と外部とを、冷却風吸入部材を介して連通することで、パッケージ外部へ漏れる騒音を低減することができる。さらに、冷却風吸入部材を設けることにより、パッケージを補強することができる。
請求項4においては、パッケージ内への雨水、埃等の流入を効果的に防止することができる。また、パッケージ外部へ漏れる騒音を効果的に低減することができる。
次に、本発明に係るインバータ式エンジン発電装置の実施の一形態であるインバータ式エンジン発電装置1について図1から図6までを用いて説明する。
なお、以下では説明の便宜上、図面中の矢印F方向を前方向と定義する。
インバータ式エンジン発電装置1は、所望の周波数の交流電力を発生するものである。
図1及び図2に示すように、インバータ式エンジン発電装置1は、主としてパッケージ10、バッテリ20、エンジン30、発電機40、インバータ50、冷却ファン60、ラジエータ70、燃料タンク80、コントロールパネル90、仕切り板100等を備える。
パッケージ10は、上板10a、底板10b、前側板10c、後側板、左側板10d及び右側板10eからなる略箱状の部材である。
上板10aの後部には、パッケージ10の内部空間と外部とを連通する複数の排気口10f・10f・・・が穿設される。
底板10bの下面には、支持部材11・11及び冷却風吸入部材12が配設される。
支持部材11は、略台形状の断面を有する筒状の部材である。支持部材11・11の長手方向は、左右方向と略一致する。支持部材11・11は、底板10bの下面の前端付近及び後端付近にそれぞれ配設される。
冷却風吸入部材12は、底板10bの一部を冷却風吸入部材12の上面として構成される略箱状の部材である。冷却風吸入部材12は、前後の支持部材11・11間に、支持部材11・11とそれぞれ等間隔を置いて配設される。
冷却風吸入部材12の下面の上下方向位置は、支持部材11・11の下面の上下方向位置と略一致するように構成される。このように構成することにより、支持部材11・11及び冷却風吸入部材12によってパッケージ10は支持される。
上記の如く底板10b、支持部材11・11及び冷却風吸入部材12を構成することにより、支持部材11・11と冷却風吸入部材12との間にリフト用フォーク差し込み溝13・13が形成される。リフト用フォーク差し込み溝13・13間は、所定距離だけ離間するように設けられる。当該所定距離とは、フォークリフト等が有する2つのフォーク間の距離と略同一距離である。このように構成することにより、フォークリフト等のフォークをリフト用フォーク差し込み溝13・13に挿通し、当該フォークを上昇させることでパッケージ10を持ち上げ、搬送することができる。
バッテリ20は、エンジン30を始動したり、インバータ50の制御部やコントロールパネル90に電力を供給したりするための電力を供給するものである。バッテリ20は、パッケージ10内の前部に配設される。
エンジン30は、インバータ式エンジン発電装置1の他の機器を駆動するための動力を発生するものである。エンジン30は、パッケージ10内の略中央部に配設される。
エンジン30の下部には、オイルパン31が配設される。オイルパン31内には、エンジンオイルが貯溜される。当該エンジンオイルは、エンジン30各部の潤滑や冷却等を行う。
発電機40は、エンジン30の動力により駆動され発電するものである。発電機40は、エンジン30の前部に固設される。
インバータ50は、発電機40により発電された電力を整流した後に、所定の周波数の交流電流に変換するものである。
冷却ファン60は、パッケージ10内に冷却風を吸入するものである。冷却ファン60はエンジン30の後部に備えられ、エンジン30の動力によって駆動される。
ラジエータ70は、エンジン30の冷却水を冷却するものである。ラジエータ70は、冷却ファン60の後方に配設される。ラジエータ70の内部空間は、エンジン30のウォータージャケットと連通接続される。ラジエータ70内とエンジン30のウォータージャケット内に冷却水が充填され、冷却水ポンプを駆動させることで当該冷却水が循環される。ラジエータ70内の冷却水は、冷却ファン60により送風される冷却風により冷却される。ラジエータ70において冷却された冷却水は、再びエンジン30内へと戻される。
燃料タンク80は、エンジン30により消費される燃料を貯溜するものである。燃料タンク80は、エンジン30の後方であり、ラジエータ70の下方に配設される。
コントロールパネル90は、インバータ式エンジン発電装置1の起動等の操作や運転状態の表示を行うものである。コントロールパネル90は、パッケージ10の前側板10cに配設される。コントロールパネル90は、操作部及び表示部を備える。前記操作部において、インバータ式エンジン発電装置1の起動等の操作を行うことができる。前記表示部において、インバータ式エンジン発電装置1の運転状態等を表示することができる。
以下では、図1から図4までを用いて、パッケージ10の詳細構成について説明する。
図1及び図2に示すように、パッケージ10内の右前部には、仕切り板100が備えられる。仕切り板100は、パッケージ10の内部空間を仕切るものである。仕切り板100は、後仕切り板101及び左仕切り板102により構成される。
図3及び図4に示すように、後仕切り板101は、前側板10cと所定の間隔を置いて、前側板10cと平行に配設される。後仕切り板101の右側端は、右側板10eの内側面と当接する。後仕切り板101の上端は、上板10aの内側面と当接する。
左仕切り板102は、右側板10eと所定の間隔を置いて、右側板10eと平行に配設される。左仕切り板102の前側端は、前側板10cの内側面と当接する。左仕切り板102の後側端は、後仕切り板101の左側端と当接する。左仕切り板102の上端と上板10aの内側面との間には、所定の間隔が設けられる。
図3に示すように、右側板10eには、右側板10eの左側面と右側面とを連通する複数の略長方形状の吸気口103・103・・・が穿設される。吸気口103・103・・・は、後仕切り板101よりも前方かつ右側板10eの下部に設けられる。
上記の如く構成することで、後仕切り板101、左仕切り板102、上板10a、底板10b、右側板10e及び前側板10cに囲まれた、矩形断面を有する筒状の空間(以下、「配置空間200」と記す)が形成される。すなわち、仕切り板100は、パッケージ10の内部空間を、配置空間200と、配置空間200以外の空間(以下、「他の空間300」と記す)と、に仕切る。バッテリ20、エンジン30、発電機40、冷却ファン60、ラジエータ70及び燃料タンク80は、他の空間300に配置される。
上述のインバータ式エンジン発電装置1において、エンジン30が始動されると、エンジン30の動力により発電機40が駆動される。当該発電機40により発電された電力は、インバータ50により整流された後、所定の周波数の交流電流に変換される。
また、エンジン30の動力により、冷却ファン60が駆動される。冷却ファン60が駆動することにより、パッケージ10の外部の空気が、吸気口103・103・・・から冷却風として配置空間200内へと吸入される。当該冷却風は、配置空間200を通過した後、左仕切り板102の上端と上板10aの内側面との間隙から左方へと吸入され(図3参照)、エンジン30、発電機40、ラジエータ70等を冷却する。パッケージ10内の機器を冷却した冷却風は、排気口10f・10f・・・を介してパッケージ10の外部へと排出される。
以下では、図3及び図4を用いて、インバータ50の配置構造について説明する。
インバータ50は、取り付け部材であるブラケット51・51を介して左仕切り板102の右側面に取り付けられる。
このように、インバータ50とエンジン30との間を、後仕切り板101及び左仕切り板102により仕切ることで、エンジン30から発せられる熱による、インバータ50の温度上昇を抑制することができる。これによって、インバータ50の損壊を防止することができる。
ブラケット51は、略長方形状の板材の長手方向両端部を、それぞれ同じ側に直角に折り曲げられて略C字状となるように形成されたものである。ブラケット51は、その両端部で左仕切り板102に固設される。また、ブラケット51・51は、平面視で重なるように上下に配設される。
インバータ50は、ブラケット51・51の右側面に固設されることにより、上板10a、底板10b、前側板10c、右側板10e、後仕切り板101、及び左仕切り板102と離間した位置に配設される。つまり、インバータ50は、ブラケット51・51により、後仕切り板101及び左仕切り板102から所定間隔を隔てて配置される。また、ブラケット51・51の間は離間しており、インバータ50の左仕切り板102側側面の一部は、配置空間200に露出される。
このように構成することにより、パッケージ10自体の温度上昇や、エンジン30の輻射熱によるインバータ50の温度上昇を抑制することができる。また、インバータ50と空気との接触面積を大きくすることで、インバータ50の温度上昇を抑制することができる。
インバータ50は、配置空間200の略中央に配置される。
詳細には、ブラケット51・51は、インバータ50が平面視(図4)で配置空間200の左右方向略中央に位置するような寸法で形成される。ブラケット51・51は、インバータ50が平面視で配置空間200の前後方向略中央に位置するような前後方向位置において、左仕切り板102に取り付けられる。ブラケット51・51は、インバータ50が正面視(図3)で配置空間200の上下方向略中央に位置するような上下方向位置において、左仕切り板102に取り付けられる。
このように構成することにより、インバータ50を、パッケージ10の内壁面(具体的には、上板10a、底板10b、前側板10c及び右側板10e)及び仕切り板(具体的には、後仕切り板101及び左仕切り板102)から可能な限り離間させることができ、インバータ50の温度上昇を効率よく抑制することができる。
なお、インバータ50を固設するために用いるブラケット51の形状及び個数は、本実施形態のものに限らない。つまり、インバータ50を上述の位置に配置することができる形状(例えば、略円柱形状)及び個数であればよい。
また、本実施形態において、ブラケット51・51は、左仕切り板102に取り付けられるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。つまり、インバータ50を上述の位置に配置することができれば、後仕切り板101や、パッケージ10の内壁面に取り付ける構成としてもよい。
また、本実施形態において吸気口103・103・・・は右側板10eに穿設するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、前側板10cの下部や底板10bに穿設する構成とすることも可能である。
また、図2に示すように、インバータ50と対向する右側板10eには、カバー104がその一部として備えられる。カバー104は、前後方向において後仕切り板101よりも前方に配設される。カバー104は、パッケージ10の外部から着脱(若しくは開閉)可能に構成される。カバー104は、カバー104を外した(若しくは開いた)際にパッケージ10の外部からインバータ50のメンテナンスを行うことが可能な程度の大きさに形成される。
このように構成することにより、カバー104を外すことで、パッケージ10の外部から容易にインバータ50のメンテナンスを行うことができる。
なお、カバー104は、前側板10cに配設する構成とすることも可能である。また、本実施形態において、前述の吸気口103・103・・・は、カバー104に設ける構成とした(図2参照)が、本発明はこれに限るものではなく、右側板10eのカバー104以外の部分や前側板10cに設ける構成とすることも可能である。
本実施例の如くインバータ式エンジン発電装置1を構成し、インバータ50の温度上昇を抑制することで、「インバータ50の温度(又はインバータ50の周囲温度)がある一定温度に達した場合に発電出力を下げる」というインバータ保護制御をする必要がない。これによって、前記インバータ保護制御に伴う発電出力の変動も防止することが可能となる。
以下では、図5及び図6を用いて、冷却風の通路構造について説明する。
まず、冷却風吸入孔14に関する構成について説明する。
図5に示すように、パッケージ10の底板10bには、パッケージ10の内部空間と外部とを連通する略矩形状の冷却風吸入孔14・14・・・が穿設される。冷却風吸入孔14・14・・・は、リフト用フォーク差し込み溝13・13と、パッケージ10の内部とを連通する位置に穿設される。
このような構成のインバータ式エンジン発電装置1において、冷却ファン60が駆動されると、パッケージ10の外部の空気が、冷却風吸入孔14・14・・・から冷却風としてパッケージ10内へと吸入される。
このように構成することにより、パッケージ10の底面から冷却風を吸入することができ、エンジン30の下部に設けられるオイルパン31等を効果的に冷却することができる。また、冷却風吸入孔14・14・・・は、パッケージ10の底面に設けられるため、冷却風吸入孔14・14・・・からの雨水、埃等の流入を防止することができる。
また、冷却風吸入孔14・14・・・は、リフト用フォーク差し込み溝13・13の両端部(底板10bの左右方向両端部)からの距離(図5中のX)が、所定の距離以上となる位置に穿設される。前記「所定の距離」とは、地面に打ち付けられる雨水や、パッケージ10外部の埃等が、冷却風吸入孔14・14・・・の内部へ容易に流入しない程度の距離である。当該「所定の距離」は、実験等により予め決定される。
このように構成することにより、パッケージ10内への雨水、埃等の流入を効果的に防止することができる。また、冷却風吸入孔14・14・・・を通してパッケージ10外部へ漏れる騒音を一旦地面に反射させることで、低減することができる。
なお、本実施形態において、冷却風吸入孔14は略矩形状としたが、本発明はこれに限るものではなく、その他多角形状や略円形状等であってもよい。
また、本実施形態において、冷却風吸入孔14は複数(図5においては8個)設けるものとしたが、本発明における冷却風吸入孔の個数は限定するものではない。
次に、冷却風吸入部材12の詳細構成について説明する。
図5及び図6に示すように、冷却風吸入部材12は、主として複数の側面連通孔15・15・・・、上面連通孔16F・16R、通路形成板17F・17R等を具備する。
側面連通孔15・15・・・は、冷却風吸入部材12の内部とパッケージ10の外部とを連通する略矩形状の孔である。側面連通孔15・15・・・は、冷却風吸入部材12の左右両側面の前後方向略中央付近に設けられる。
なお、本実施形態における側面連通孔15・15・・・は、冷却風吸入部材12の左右両側面にそれぞれ9個ずつ設けるものとした(図5及び図6参照)が、本発明における側面連通孔の個数及び形状は、本実施形態のものに限定するものではない。
上面連通孔16F・16Rは、冷却風吸入部材12の内部とパッケージ10の内部とを連通する略矩形状の孔である。上面連通孔16F・16Rは、冷却風吸入部材12の上面(底板10b)に設けられる。上面連通孔16Fは、側面視(図6)において、側面連通孔15・15・・・のうち最前部の側面連通孔15の前端よりも前方に設けられる。上面連通孔16Rは、側面視(図6)において、側面連通孔15・15・・・のうち最後部の側面連通孔15の後端よりも後方に設けられる。
なお、本発明における上面連通孔の形状及び個数は、本実施形態のものに限定するものではない。
通路形成板17F・17Rは、側面視略L字状に形成された板状の部材である。通路形成板17F・17Rは、冷却風吸入部材12の内部に左右方向に亘って配設される。
側面視(図6)において、通路形成板17Fの一端は、側面連通孔15・15・・・のうち最前部の側面連通孔15の前端と上面連通孔16Fとの略前後方向中間位置で、底板10bの下面と当接される。通路形成板17Fの他端は、上面連通孔16Fよりも前方まで延設される。
通路形成板17Rの一端は、側面連通孔15・15・・・のうち最後部の側面連通孔15の後端と上面連通孔16Rとの略前後方向中間位置で、底板10bの下面と当接される。通路形成板17Rの他端は、上面連通孔16Rよりも後方まで延設される。
このような構成のインバータ式エンジン発電装置1において、冷却ファン60が駆動されると、パッケージ10の外部の空気が、側面連通孔15・15・・・から冷却風として冷却風吸入部材12内へと吸入される(図5、白抜き矢印参照)。冷却風吸入部材12内へと吸入された冷却風は、冷却風吸入部材12内を前後方向へそれぞれ分かれて流通する。
図6に白抜き矢印で示すように、冷却風吸入部材12内に吸入された後に前方へ流通した冷却風は、通路形成板17Fの下方を通過する。当該冷却風は、通路形成板17Fの他端から当該通路形成板17Fの他端の上方へ回り込み、後方へ向かって流通する。その後、上面連通孔16Fに達した冷却風は、上面連通孔16Fよりパッケージ10内に吸入される。
冷却風吸入部材12内に吸入された後に後方へ流通した冷却風は、通路形成板17Rの下方を通過する。当該冷却風は、通路形成板17Rの他端から当該通路形成板17Rの他端の上方へ回り込み、前方へ向かって流通する。その後、上面連通孔16Rに達した冷却風は、上面連通孔16Rよりパッケージ10内に吸入される。
上述の如く冷却風吸入部材12を構成することにより、パッケージ10の底面(底板10b)から冷却風を吸入することができ、特にエンジン30の下部に設けられるオイルパン31等を効果的に冷却することができる。また、パッケージ10の内部と外部とを、冷却風吸入部材12を介して連通することで、パッケージ10外部へ漏れる騒音を低減することができる。さらに、冷却風吸入部材12を設けることにより、パッケージ10を補強することができる。
また、上述の如く冷却風吸入部材12の内部に通路形成板17F・17Rを設けることで、冷却風吸入部材12の内部に形成される冷却風の通路を、複雑な構造(ラビリンス構造)にすることができる。
このように構成することにより、パッケージ10内への雨水、埃等の流入を効果的に防止することができる。また、パッケージ10外部へ漏れる騒音を効果的に低減することができる。
なお、本実施形態において、上記「ラビリンス構造」を通路形成板17F・17Rにより形成するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。つまり、本発明における「ラビリンス構造」は、パッケージ内への雨水、埃等の流入を防止することができ、パッケージ外へ漏れる騒音を低減することができる程度に複雑に構成されたものであれば、どのような構成であってもよい。
本発明の一実施形態に係るインバータ式エンジン発電装置の全体的な構成を示した斜視図。 同じくカバーの構成を示した斜視図。 同じく正面断面模式図。 同じく図3におけるA−A断面を示す断面拡大図。 同じくパッケージの底板を示した斜視図。 同じく冷却風吸入部材を示した側面断面図。
符号の説明
1 エンジン発電装置
10 パッケージ
12 冷却風吸入部材
14 冷却風吸入孔
15 側面連通孔
16F 上面連通孔
16R 上面連通孔
30 エンジン
31 オイルパン
40 発電機
60 冷却ファン

Claims (4)

  1. エンジンと、
    前記エンジンにより駆動される発電機と、
    前記エンジン及び前記発電機を内設し、底面にリフト用フォーク差し込み溝を有するパッケージと、
    前記パッケージ内に冷却風を吸入する冷却ファンと、
    を有するエンジン発電装置において、
    前記パッケージは、
    前記リフト用フォーク差し込み溝と前記パッケージの内部とを連通する少なくとも一つの冷却風吸入孔を備えることを特徴とするエンジン発電装置。
  2. 前記冷却風吸入孔は、
    前記パッケージの底面の両端部から所定の距離以上離間して配設されることを特徴とする請求項1に記載のエンジン発電装置。
  3. エンジンと、
    前記エンジンにより駆動される発電機と、
    前記エンジン及び前記発電機を内設するパッケージと、
    前記パッケージ内に冷却風を吸入する冷却ファンと、
    を有するエンジン発電装置において、
    前記パッケージは、
    前記パッケージの底面に箱状の冷却風吸入部材を備え、
    前記冷却風吸入部材は、
    前記冷却風吸入部材の側面に設けられ、前記冷却風吸入部材の内部と前記パッケージの外部とを連通する少なくとも一つの側面連通孔と、
    前記冷却風吸入部材の上面に設けられ、前記冷却風吸入部材の内部と前記パッケージの内部とを連通する少なくとも一つの上面連通孔と、
    を備えることを特徴とするエンジン発電装置。
  4. 前記冷却風吸入部材は、
    前記側面連通孔と前記上面連通孔とを連通するラビリンス構造の冷却風通路を備えることを特徴とする請求項3に記載のエンジン発電装置。
JP2008035124A 2008-02-15 2008-02-15 エンジン発電装置 Pending JP2009191800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008035124A JP2009191800A (ja) 2008-02-15 2008-02-15 エンジン発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008035124A JP2009191800A (ja) 2008-02-15 2008-02-15 エンジン発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009191800A true JP2009191800A (ja) 2009-08-27

Family

ID=41074031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008035124A Pending JP2009191800A (ja) 2008-02-15 2008-02-15 エンジン発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009191800A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013060935A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Yanmar Co Ltd エンジン発電装置
WO2013129550A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 ヤンマー株式会社 発電装置
JP2014522462A (ja) * 2011-05-31 2014-09-04 123−エンジニアリング・ウント・イノバチオン・ゲーエムベーハー 核化学設備の非常供給のためのアセンブリおよび方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014522462A (ja) * 2011-05-31 2014-09-04 123−エンジニアリング・ウント・イノバチオン・ゲーエムベーハー 核化学設備の非常供給のためのアセンブリおよび方法
JP2013060935A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Yanmar Co Ltd エンジン発電装置
WO2013129550A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 ヤンマー株式会社 発電装置
JP2013181509A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Yanmar Co Ltd 発電装置
CN104145090A (zh) * 2012-03-02 2014-11-12 洋马株式会社 发电装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8525359B2 (en) Engine generator
JP5361586B2 (ja) 画像表示装置
JP4981050B2 (ja) ハイブリッド作業車両
EP3007334B1 (en) Motor apparatus for vehicle
JP5055139B2 (ja) 画像表示装置
JP4705389B2 (ja) 油圧装置
JP6254052B2 (ja) エンジンシステム
JP2009191800A (ja) エンジン発電装置
JP6371630B2 (ja) エンジンシステム
JP2010106696A (ja) エンジン発電機
JP2017026279A (ja) 空気調和装置
JP2009191799A (ja) インバータ式エンジン発電装置
JP6080794B2 (ja) パッケージ収納型エンジン発電機
JP4700571B2 (ja) エンジン発電機
JP2016037855A (ja) エンジンシステム
US20200263685A1 (en) Hydraulic unit
JP2017026187A (ja) 空気調和装置
JP2008164802A (ja) 表示装置
US8922032B2 (en) Engine operating machine
EP3546265A1 (en) Vehicle
JP2014026060A (ja) マルチディスプレイ装置
JP2006044572A (ja) 吸気系冷却構造
JP6352608B2 (ja) 冷却装置、及び冷却装置付コントローラ
JP7460960B2 (ja) レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造
JP2017160748A (ja) 建設機械