JP2009191548A - スマートエントリシステム用車載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に携帯される携帯機と通信を行って各種車両制御を実現するスマートエントリシステム用車載装置において、消費電力をより低減させる。
【解決手段】スマートエントリシステム用車載装置(以下、車載装置)では、マイコンの起動中はそのマイコンにより携帯機との認証が実行され、マイコンがスリープモードに移行すると、PWM回路からのパルスに基づき駆動する通信ICにより簡易認証が実行されるようになっている。マイコンは、スリープモードに移行する前にデューティ比を設定してPWM回路からパルスが出力されるようにするのに際し、デューティ比の設定が反映される次回の周期の直前まで一旦スリープモードに移行し、その次回の周期の直前に起動してデューティ比を設定する。これにより、マイコンひいては車載装置における消費電力を低減することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、使用者に携帯される携帯機と通信を行って各種車両制御を実現するスマートエントリシステム用車載装置に関するものである。
従来より、自動車においては、車載装置から周囲に送信要求信号を送信すると共に、その送信要求信号を受信した携帯機からの返送信号をその車載装置において受信し、車載装置側の制御装置が、受信できた返送信号に含まれている識別情報としてのIDコードと当該制御装置内に予め登録されているIDコードとを比較して、その両IDコードが一致していれば、認証が成功したとしてアクチュエータの駆動によるドアの解錠(アンロック)又は解錠許可やエンジンの始動許可といった車両制御を実施する、スマートエントリシステムが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
このようなスマートエントリシステムによれば、使用者が特別なキー操作を行わなくても、ドアのアンロック等の車両制御が実施されることとなるため、利便性を向上させることができる。一方で、認証のために車載装置が定期的に起動する必要があり、このため消費電力が増大してしまうことが問題となっている。
そこで、この種のスマートエントリシステム用の車載装置において、以下のような構成が従来考えられている。
具体的に、車載装置が、スリープモードに移行するマイコン(前述の制御装置に相当)と、マイコンがスリープモードに移行した際にマイコンに代わって携帯機との通信を行う通信ICとを備えた構成である(図7参照)。
図7(a)は、そのような車載装置としての電子制御装置(以下、ECUと記載する)100の構成図であり、図7(b)は、ECU100における作用を説明するタイムチャートである。
図7において、マイコン110の起動(ウェイクモード)中は、そのマイコン110の制御により、送信アンテナ140を介して周囲に送信要求信号が送信される。送信要求信号を受信した携帯機(図示省略)からの返送信号は受信アンテナ130により受信され、通信IC120を介してマイコン110に入力される。マイコン110は、前述のように、返送信号に含まれている識別情報としてのIDコードとマイコン110内に予め登録されているIDコードとが一致するか否か比較判定する(図7(b):マイコン制御による認証)。
一方、マイコン110は、スリープモードに移行しても良いと判断すると、スリープモードに移行するようになっている。マイコン110の状態がスリープモードである際は、通信IC120が定期的に駆動し、マイコン110に代わって、送信アンテナ140を介して周囲に送信要求信号を送信すると共に、送信要求信号を受信した携帯機からの返送信号を受信アンテナ130を介して受信する。通信IC120は、返送信号を受信できたか否かの簡易認証を行い(図7(b):PWMによる認証)、受信できた返送信号が表す情報をマイコン110に出力する。マイコン110は、返送信号が表す情報を入力されると起動し、前述のような認証を行うようになっている。
通信IC120の駆動タイミングは、マイコン110により制御される。具体的に、マイコン110は、そのマイコン110がスリープモード中でも所定のデューティ比のパルスを出力するPWM(Pulse Width Modulation)機能を有し、このPWM機能を用いてパルスを通信IC120に出力する。通信IC120は、パルスの立ち上がりタイミングで所定期間駆動するようになっている。
ここで、本例のECU100においては、マイコン110は、そのマイコン110の動作中は、通信IC120へのパルスのデューティ比を0に設定して、結果的にパルスが通信IC120に出力されないようにしている。一方、マイコン110は、スリープモードに移行しても良いと判断した際(図7(b):切替条件成立)、デューティ比を所定値に設定し(図7(b):切替要求)、設定が完了すると(図7(b):切替完了)、スリープモードに移行する。尚、マイコン110から通信回路120に正常にパルスが出力されることをもって、設定が完了する(図7(b):切替完了)、と言うものとする。
特開2000−104429号公報 特開2003−157483号公報
ところで、図7のような例において、マイコン110においてデューティ比を設定した(切り替えた)場合、その設定値は次の周期において初めて反映される(図7(b)参照)。
また、マイコン110は、スリープモードに移行する前において、デューティ比の設定(切替)が完了するまで(つまり、マイコン110から通信回路120に正常にパルスが出力されるまで)、動作していなければならない(ウェイクモードでなければならない)という制約がある。例えば、通信IC120の駆動の確実性を担保する趣旨である。
従って、マイコン110は、デューティ比を設定してから、その設定値が反映される次の周期まで動作(ウェイク)している必要がある。具体的に、図7(b)において、切替要求のタイミングから切替完了のタイミングまで、マイコン110は動作(ウェイク)している必要がある。このため、消費電力が増大してしまうこととなる。
本発明は、こうした点に鑑みなされたもので、使用者に携帯される携帯機と通信を行って各種車両制御を実現するスマートエントリシステム用車載装置において、消費電力をより低減させることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のスマートエントリシステム用車載装置は、マイコンと、通信回路とを備えたものである。
マイコンは、周囲に送信要求信号を送信する送信手段、使用者に所持される携帯機から、送信要求信号に応答して送信される返送信号を受信する受信手段、受信された返送信号に含まれている識別情報が、予め登録された識別情報であるか否かを判定することで認証を行う認証手段、及び 認証手段による認証が成功すると特定の車両制御を実施する制御手段、を有している。また、所定の動作停止条件が成立すると動作を停止するようになっている。
通信回路は、マイコンの動作停止中に、入力される信号の立ち上がり或いは立ち下がりタイミングで所定期間駆動し、マイコンに代えて、送信要求信号を送信する一方返送信号を受信し、受信できた返送信号をマイコンに出力するようになっている。
マイコンは、さらに、通信回路にパルスを出力するパルス出力回路を有し、動作停止条件が成立した際、自己の動作を停止する前にパルスのデューティ比を設定することでパルス出力回路にパルスを出力させると共にパルス出力回路の正常動作が確認できた後、自己の動作を停止するようになっている。
このようなスマートエントリシステム用車載装置において、マイコンは、動作停止条件が成立した際、パルスの次回の周期(以下、次回周期と言う)の直前まで一旦自己の動作を停止し、その次回周期の直前に起動してデューティ比を設定すると共にその次回周期においてパルス出力回路の動作を確認するようになっている。
ところで、このスマートエントリシステム用車載装置においては、以下のことが前提となっている。具体的に、パルスのデューティ比を設定した場合、そのデューティ比が反映される(つまり、その設定したデューティ比のパルスが出力される)のは、パルスの次回の周期においてである。例えば、周期がTであり、0〜T〜2T〜3T・・・というような時系列を考えた場合において、T〜2Tの間でデューティ比を例えば0.5に設定したとすると、設定値が反映されるのは(デューティ比0.5のパルスが出力される)のは、次回の周期である2T〜3T移行になる。
このような前提の下、請求項1のスマートエントリシステム用車載装置では、マイコンは、自己の動作を停止する際、デューティ比を設定してから次回周期まで動作を継続したまま待機するのではなく、次回周期までの間において一旦自己の動作を停止する。そして、次回周期の直前に起動してデューティ比を設定する。このため、設定値が次回周期において反映されるようにしつつ、マイコンの動作を一旦停止する分マイコンの消費電力を低減することができる。つまり、スマートエントリシステム用車載装置の性能を維持しつつも、そのスマートエントリシステム用車載装置の消費電力をより低減できるようになる。
次に、請求項2のスマートエントリシステム用車載装置は、請求項1のスマートエントリシステム用車載装置において、マイコンは、動作停止条件が成立するのに加え、認証手段による認証が終了すると、自己の動作を停止しても良いと判断して、次回周期の直前まで一旦自己の動作を停止するようになっている。
これによれば、マイコンにおいて認証(携帯機との認証)が実行されている途中でマイコンの動作が停止することがない。つまり、認証が確実に行われる。
次に、請求項3のスマートエントリシステム用車載装置は、請求項1,2のスマートエントリシステム用車載装置において、マイコンは、動作停止条件が成立した際、次回周期までの間隔が所定時間よりも短い場合は、例外的に、その次回周期までの間において自己の動作を停止せず、その次回周期の到来までにデューティ比を設定すると共にその次回周期においてパルス出力回路の動作を確認するようになっている。
これによれば、動作停止条件が成立してから次回周期までの間隔が短く、マイコンの動作を一旦停止したとすればその次回周期までにマイコンの起動が間に合わずデューティ比の設定が遅れる(ひいてはパルスの出力が遅れる)可能性があるような場合には、次回周期までの間において、マイコンが動作を停止しないようにすることができる。そして、マイコンは、次回周期の到来までにデューティ比を設定するようになっているため、より確実に、所望のタイミングでパルスが出力されるようになる。
とろこで、請求項3の装置では、請求項4のように構成すると良い。
請求項4のスマートエントリシステム用車載装置は、請求項3のスマートエントリシステム用車載装置において、所定時間は、少なくとも、マイコンが起動に要する時間、及びデューティ比の設定に要する時間を合わせた時間(以下、動作再開時間と記載する)となるように構成されている。
具体的に、マイコンは、動作停止条件が成立してから次回周期までの間隔が動作再開時間よりも短ければ、そのまま動作を継続してデューティ比の設定を行うようになっている。これによれば、請求項3で述べたように、より確実に、所望のタイミングでパルスが出力されるようになる。また一方、マイコンは、動作停止条件が成立してから次回周期までの間隔が動作再開時間よりも長ければ、一旦自己の動作を停止することとなる。これによれば、請求項1で述べたように、消費電力が低減する。
次に、請求項3,4の装置では、請求項5のように構成することができる。
請求項5のスマートエントリシステム用車載装置は、請求項3,4のスマートエントリシステム用車載装置において、マイコンは、周期を表す期間を計時するカウンタを備え、該カウンタのカウント値に基づき、動作停止条件が成立した際から次回周期までの間隔を認識するようになっている。
このような構成によれば、マイコンは、容易に、動作停止条件が成立した際から次回周期までの間隔を認識することができるようになり、動作停止条件が成立した際に、次回周期の直前まで一旦自己の動作を停止するか、或いは、次回周期まで動作を継続するかの判断を容易の行うことができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明が適用された車両用の電子制御装置(以下、ECUと記載する)1の概略構成を表すブロック図である。
このECU1は、車両の運転手が携帯する図示しないスマート携帯機と通信を行って、通信による認証が成功した場合に車両のドアの解錠(アンロック)又は解錠許可やエンジンの始動許可といった車両制御を実行する。
図1に示すように、ECU1は、各種処理を実行するマイコン10と、図示しないスマート携帯機と通信を行うための通信IC40と、マイコン10を動作させるための電源電圧(例えば5V)を出力する電源IC30と、を備えている。
電源IC30には、バッテリ電圧VBが供給されるようになっており、その電源IC30は、バッテリ電圧VBを降圧(例えば5V)して、マイコン10に出力する。
マイコン10は、プログラムに従い動作する周知のCPU12と、そのCPU12によって実行されるプログラム及び該プログラムの実行時に参照されるデータを格納するROM14と、CPU12の演算結果等を格納するRAM16と、所定のデューティ比のパルスを通信IC40に出力してその通信IC40の駆動を制御するPWM回路20と、タイマ回路22と、入出力ポート24と、サブ発振回路26と、メイン発振回路28とを備えると共に、それらがバスを介して相互に接続されている。PWM回路20は、そのPWM回路20から出力するパルスの周期を表す期間をカウントするカウンタ(図示省略)を内蔵している。例えばパルスの周期をTとすると、そのカウンタは0からTまでの期間をカウントする。
マイコン10は、例えば車両のイグニションスイッチ(以下、IGSWと記載する)2がオンされると起動し、メイン発振回路28からのメインクロックに従い動作する。一方、所定の動作停止条件が成立して消費電力を低減するためのスリープモードに移行すべきと判断すると、メイン発振回路28の動作を停止して、サブ発振回路26からのサブクロックに従い動作する。つまり、スリープモードに移行する。
尚、以下の説明において、所定の動作停止条件が成立し、かつ、マイコン10においてスマート携帯機との認証が終了した場合に、切替条件が成立した、と称することとする。
マイコン10においては、自己の動作の停止直前に、タイマ回路22のタイマ値が所定値に設定される。タイマ回路22は、その設定されたタイマ値が表す時間が到来すると、マイコン10を起動させるための起動信号を出力する。これにより、メイン発振回路28が動作すると共に、マイコン10の動作クロックがメイン発振回路28からのメインクロックに切り替わる。つまり、マイコン10が起動する。
通信IC40は、ECU1外部の受信アンテナ50及び送信アンテナ60と接続され、図示しないスマート携帯機と通信可能に構成されている。具体的に、マイコン10のPWM回路20からのパルスに従って駆動すると共に、スマート携帯機に対する送信要求信号を送信アンテナ60を介して周囲に送信する。ここで、通信IC40は、PWM回路20から入力されるパルスの出力レベルがアクティブレベルとしてのハイレベルに立ち上がるタイミングで、前述の送信要求信号を送信アンテナ60を介して周囲に送信する。
そして、通信IC40は、送信要求信号を受信したスマート携帯機からの応答信号が受信アンテナ50を介して受信されると、その受信した信号をマイコン10に出力すると共に、認証時起動信号Qの出力レベルを所定期間ハイレベルにする。
次に、図2には、マイコン10が動作している際にそのマイコン10において定期的に実行される(具体的に、CPU12が実行する)動作時処理を表すフローチャートである。
この動作時処理では、まず、S110で、所定の動作停止条件が成立したか否かを判定する。例えば、IGSW2がオフされたと判断すると共に通信処理等の所定の処理が終了したと判断すると、動作停止条件が成立したと判定する。
S110で動作停止条件が成立していないと判定すると(S110:NO)、そのまま当該処理を終了する。
一方、S110で動作停止条件が成立したと判定すると(S110:YES)、S120に移行し、スマート携帯機との認証を図る認証処理が終了したか否かを判定する。言い換えると、切替条件が成立したか否かを判定する。
S120で認証処理が終了していないと判定すると(S120:NO)、再びS120の処理を繰り返す。
一方、S120で認証処理が終了したと判定すると(S120:YES)、PWM回路20からの信号(パルス)について、その信号の次回の周期までの間隔が予め定められた所定時間以上であるか否かを判定する。具体的に、PWM回路20が内蔵するカウンタのカウント値に基づき、信号の次回の周期までの間隔を算出して、その算出した間隔が所定時間以上(所定間隔以上)であるか否かを判定する。
S130で次回の周期までの間隔が所定時間以上であると判定すると(S130:YES)、S140に移行し、タイマ回路22におけるタイマ値を設定する。前述のように、タイマ回路22において時間が計時され、そのタイマ値の表す時間が到来すると、タイマ回路22は起動信号を出力してマイコン10を起動させることとなる。
次に、S150に進み、スリープモードに移行するための処理を実行する。具体的に、メイン発振回路28の動作を停止して、動作クロックをサブ発振回路26からのサブクロックに切り替える。つまり、スリープモードに移行する。
一方、S130で次回の周期までの間隔が所定時間以上でないと判定すると(S130:NO)、S160に移行し、切替処理を実行する。切替処理とは、スマート携帯機との認証を、マイコン10が実行する正規の認証から、通信IC40が実行する簡易認証に切り替える処理である。具体的には、PWM回路20から出力されるパルスについてのデューティ比を設定する処理(つまり、PWM回路20から所定のデューティ比のパルスが出力されるようにする処理)である。S160の後は、S150に移行する。
次に、図3は、マイコン10が起動直後に実行する(具体的に、CPU12が実行する)起動時処理を表すフローチャートである。
この起動時処理では、まず、S210で、IGSW2がオンされて起動した場合の通常処理を実行するか否かを判定する。例えば、今回の起動が、IGSW2がオンされたことに伴うものであるか否かに基づき判定する。尚、IGSW2から信号Sの論理レベルを読み取って、IGSW2がオンされたか否かを判定できる。
S210で通常処理を実行すると判定すると(S210:YES)、S220に移行し、通常処理を実行する。その後、S230に移行する。
また、S210で通常処理を実行しないと判定すると(S210:NO)、S230に移行する。
S230では、切替処理を実行するか否かを判定する。具体的に、今回の起動が、タイマ回路22からの起動信号によるものか否かに基づき判定する。今回の起動がタイマ回路22からの起動信号によるものであると判断すると、切替処理を実行すると判定し(S230:YES)、S240に移行して切替処理を実行する。その後、S250に移行する。
また、S230で切替処理を実行しないと判定すると(S230:NO)、S250に移行する。
S250では、認証処理を実行するか否かを判定する。具体的に、今回の起動が、通信IC40からの信号(図示しないスマート携帯機からの応答信号)によるものか否かに基づき判定する。今回の起動が通信IC40からの信号によるものであると判断すると、認証処理を実行すると判定し(S250:YES)、S260に移行して認証処理を実行する。その後、S270に移行する。
また、S250で認証処理を実行しないと判定すると(S250:NO)、S270に移行する。
S270では、スリープモードに移行するか否かを判定する。例えば、起動時に実行すべき処理を実行し、他に実行すべき処理がないと判断すると、スリープモードに移行すると判定し(S270:YES)、S280に移行してスリープモード移行処理を実行する。つまり、スリープモードに移行する。
一方、S270でスリープモードに移行しないと判定すると(S270:NO)、そのまま当該処理を終了する。
次に、図4は、タイマ回路22において実現される処理を表すフローチャートである。
タイマ回路22では、まず、自身が計時しているタイマ値がCPU12により予め設定された設定値に達したか否かが判定され、タイマ値が設定値に達していないと判定されると(S310:NO)、再びS310の処理が実行される。
一方、S310でタイマ値が設定値に達したと判定されると(S310:YES)、S320にて、起動信号を出力する。以上で当該処理は終了である。
次に、図5,6は、本実施形態の作用を表すタイムチャートである。
図5及び図6(a),(b)において、1段目はマイコン10の動作状態(ウェイク又はスリープ)を表し、2段目は通信IC40の駆動タイミング(言い換えると、通信IC40による簡易認証タイミング)を表し、3段目はマイコン10による認証タイミングを表す。
まず、図5を参照して説明する。
本実施形態のECU1では、1段目に示すように、マイコン10は、切替条件が成立する(動作停止条件が成立すると共に認証処理が終了する)と(時刻t1)、デューティ比を所定値に設定する処理を実行して(時刻t2〜t3)、PWM回路20からパルスが出力されるようにし、その後、スリープモードに移行する。
3段目に示すように、マイコン10は、切替条件が成立するまでは、定期的に、認証処理を行う。具体的に、定期的に、通信IC40を介して周囲に送信要求信号を送信する。そして、送信要求信号を受信したスマート携帯機からの応答信号を受信できると、その受信できた応答信号に含まれるIDコードとマイコン10に予め登録されたIDコードとが一致するか否かの認証を行う(期間L1)。
ここで、本実施形態では、1段目及び2段目に示すように、マイコン10は、切替条件が成立すると、その切替条件が成立してから次回の周期の直前まで(時刻t1〜t2)、一旦スリープモードに移行し、次回の周期の直前に起動する。そして、前述したようなデューティ比を所定値に設定する処理を実行するようになっている。
これは、以下の理由からである。具体的に、条件が成立した際の現在の周期においてデューティ比を設定しても、その設定値が反映される(つまり、設定したデューティ比のパルスが出力される)のは、次回の周期以降であるためである。つまり、次回の周期の直前にデューティ比を設定すれば充分なためである。
尚、通信IC40は、PWM回路20からのパルスに従って駆動し、周囲に送信要求信号を送信すると共に、スマート携帯機からの応答信号を受信できたか否かの簡易認証を行うようになっている(期間L2)。ここで、マイコン10が起動している間は、PWM回路20からのパルスは出力されないようになっている。これは、マイコン10の状態がウェイクモードである間は、パルスのデューティ比が0に設定されることで実現される。
このように、本実施形態では、マイコン10は、切替条件が成立したことでデューティ比を設定してスリープモードに移行する際に、次回の周期の直前まで一旦スリープモードに移行するようになっている。このため、マイコン10の消費電力が低減されるようになっている。
次に、図6を用いて、本実施形態の作用についてより詳細に説明する。
ここで、図6(a),(b)において、4段目には、PWM回路20が内蔵するカウンタのカウント値の変化を示している。
図6(a),(b)の4段目に示すように、PWM回路20のカウンタは、0からSまでカウントする。カウント値がSに達するとカウント値が0にリセットされる。カウンタが0からSまでカウントする期間は、パルスの周期を表す期間に一致する。つまり、カウンタは、周期を表す期間を計時している。
図6(a)において、マイコン10は、動作停止条件が成立する(時刻t4、S110:YES)とともに、認証処理が終了すると(時刻t5,S120:YES)、PWM回路20のカウンタのカウント値に基づき、現在から次回の周期までの間隔を算出し(S130)、その間隔が所定時間よりも長ければ(S130:YES)、一旦スリープモードに移行する(時刻t5、S150)。この際(スリープモードに移行する前)、次回の周期の直前までの時間をタイマ回路22に通知する(S140)。ここで、次回の周期の直前までの時間とは、以下のような時間である。具体的に、現在から次回の周期までの時間から、起動に要する時間(起動してから通常動作に移行するまでに要する時間)及び切替処理(デューティ比の設定)に要する時間を合わせた時間を差し引いた時間である(t5〜t6)。
タイマ回路22は、時間(期間)を計測しており、通知された時間(期間)が到来すると(S310:YES)、起動信号を出力する。これにより、マイコン10が起動する(時刻t6)。
マイコン10は、起動すると、タイマ回路22からの起動信号により起動したと判定して(S230:YES)、切替処理を実行する(S240)。そして、時刻t7で切替処理が完了すると(PWM回路20からパルスが出力されると)、スリープモードに移行する(S280)。
マイコン10が時刻t7でスリープモードに移行した後は、通信IC40がPWM回路20からのパルスに従って定期的に駆動し、簡易認証を実行する。
次に、図6(b)に示すように、切替条件が成立した際(時刻t8,S110、S120:YES)、PWM回路20のカウンタのカウント値に基づき、現在から次回の周期までの間隔が所定時間よりも短ければ(S130:NO)、スリープモードに移行せず、切替処理を実行する(S160)。これにより、切替条件が成立した際に対する次回の周期から確実に、パルスが出力されるようにする。
このように、本実施形態では、マイコン10による認証→通信IC40による簡易認証の切り替えが確実に行われるようにしつつ(ECU1の性能を維持しつつ)、マイコン10の状態がスリープモードとなる期間をより多く確保して、マイコン10ひいてはECU1の消費電力をより低減できるようになっている。
尚、上記実施形態において、通信IC40及び送信アンテナ60が送信手段に相当し、通信IC40及び受信アンテナ50が受信手段に相当し、S260の処理が認証手段に相当し、通信IC40は通信回路にも相当し、PWM回路20がパルス出力回路に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
例えば、上記実施形態において、通信IC40は、PWM回路20からのパルスの立ち下がりタイミングで駆動するようにしても良い。
また、上記実施形態において、切替条件が成立した際、マイコン10が切替処理を実行してから、次回の周期の直前まで一旦スリープモードに移行し、そして、次回の周期の直前に起動して、切替処理が完了したこと(つまり、PWM回路20からパルスが出力されたこと)を確認し、再度スリープモードに移行するように構成することも考えられる。
また、上記実施形態において、切替条件が成立した際、現在から次回周期までの間隔が切替処理に要する時間よりも短い場合は、切替処理を実行しても次回の周期に間に合わないため、マイコン10は、次々回の周期の直前まで一旦スリープモードに移行し、次々回の周期の直前に起動するようにしても良い。
また、上記実施形態において、タイマ回路22において、そのタイマ回路22が計時するタイマ値がCPU12により予め設定される設定値になると、そのタイマ回路22が起動信号を出力してマイコン10が起動するようになっているが、スリープモードの状態で、CPU12がタイマ回路22のタイマ値を監視し、そのタイマ値が予め設定された設定値に達すると、CPU12がメイン発振回路28を動作させるとともに、動作クロックをそのメイン発振回路28からのメインクロックに切り替える(つまり、マイコン10を起動させる)ようにしても良い。
本実施形態のECU1の概略構成を表すブロック図である。 ECU1のマイコン10において実行される動作時処理を表すフローチャートである。 ECU1のマイコン10において実行される起動時処理を表すフローチャートである。 タイマ回路22において実現される処理を表すフローチャートである。 本実施形態の作用を表すタイムチャートである(その1)。 本実施形態の作用を表すタイムチャートである(その2)。 従来の認証制御を表すタイムチャートである。
符号の説明
1…電子制御装置(ECU)、2…イグニションスイッチ(IGSW)、10…マイコン、12…CPU、14…ROM、16…RAM、18…カウンタ、20…PWM回路、22…タイマ回路、24…入出力ポート、26…サブ発振回路、28…メイン発振回路、30…電源IC、40…通信IC、50…受信アンテナ、60…送信アンテナ、100…電子制御装置(ECU)、110…マイコン、120…通信回路、130…受信アンテナ、140…送信アンテナ。

Claims (5)

  1. 周囲に送信要求信号を送信する送信手段、
    使用者に所持される携帯機から、前記送信要求信号に応答して送信される返送信号を受信する受信手段、
    受信された前記返送信号に含まれている識別情報が、予め登録された識別情報であるか否かを判定することで認証を行う認証手段、及び
    前記認証手段による認証が成功すると特定の車両制御を実施する制御手段、を有し、所定の動作停止条件が成立すると動作を停止するようになっているマイコンと、
    前記マイコンの動作停止中に、入力される信号の立ち上がり或いは立ち下がりタイミングで所定期間駆動し、前記マイコンに代えて、前記送信要求信号を送信する一方前記返送信号を受信し、受信できた前記返送信号を前記マイコンに出力する通信回路と、を備え、
    前記マイコンは、さらに、
    前記通信回路にパルスを出力するパルス出力回路を有し、前記動作停止条件が成立した際、自己の動作を停止する前に前記パルスのデューティ比を設定することで前記パルス出力回路にパルスを出力させると共に前記パルス出力回路の正常動作が確認できた後、自己の動作を停止するようになっているスマートエントリシステム用車載装置において、
    前記マイコンは、前記動作停止条件が成立した際、前記パルスの次回の周期(以下、次回周期と言う)の直前まで一旦自己の動作を停止し、その次回周期の直前に起動して前記デューティ比を設定すると共にその次回周期において前記パルス出力回路の動作を確認するようになっていることを特徴とするスマートエントリシステム用車載装置。
  2. 請求項1に記載のスマートエントリシステム用車載装置において、
    前記マイコンは、前記動作停止条件が成立するのに加え、前記認証手段による認証が終了すると、自己の動作を停止しても良いと判断して、前記次回周期の直前まで一旦自己の動作を停止するようになっていることを特徴とするスマートエントリシステム用車載装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスマートエントリシステム用車載装置において、
    前記マイコンは、前記動作停止条件が成立した際、前記次回周期までの間隔が所定時間よりも短い場合は、例外的に、その次回周期までの間において自己の動作を停止せず、その次回周期の到来までに前記デューティ比を設定すると共にその次回周期において前記パルス出力回路の動作を確認するようになっていることを特徴とするスマートエントリシステム用車載装置。
  4. 請求項3に記載のスマートエントリシステム用車載装置において、
    前記所定時間は、少なくとも、前記マイコンが起動に要する時間、及びデューティ比の設定に要する時間を合わせた時間であることを特徴とするスマートエントリシステム用車載装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のスマートエントリシステム用車載装置において、
    前記マイコンは、前記周期を表す期間を計時するカウンタを備え、該カウンタのカウント値に基づき、前記動作停止条件が成立した際から次回周期までの間隔を認識するようになっていることを特徴とするスマートエントリシステム用車載装置。
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