JP2009190889A - 画像形成装置 - Google Patents

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Muneaki Kawai
宗明 川井
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Abstract

【課題】給紙トレイに電子部品を実装することなく用紙サイズ検知を行えるとともに、常に正確な積載位置で用紙を規制できる。
【解決手段】装置本体に着脱可能であり、積載した用紙Pを挟持して用紙Pの積載位置を規制する用紙規制位置まで無段階でスライド自在に相対向して立設されたサイドフェンス15を有する給紙トレイ10と、装置本体側に設けられ、サイドフェンス15を用紙規制位置まで移動させるためのサイズ検知ラック21を有し、給紙トレイ10の収納に伴いサイズ検知ラック21がサイドフェンス15を用紙規制位置まで移動させたときのサイズ検知ラック21の移動量に基づき用紙Pのサイズを検知する用紙サイズ検知機構20とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、所望の用紙に印字を行う画像形成装置に係り、特に簡易的な構成で給紙トレイに積載される用紙サイズの検知と用紙積載位置の規制を行う画像形成装置に関するものである。
従来より、例えばレーザプリンタ、インクジェットプリンタ等の画像形成装置においては、装置本体の手前側に給紙トレイを引き出して用紙補給を行なうような構成の装置が主流となっている。この給紙トレイは多段になっており、各トレイに所望のサイズの用紙が積載可能となっている。
図9は、画像形成装置である既存のプリンタの機器構成の概略を説明するための説明図である。図9に示すように、プリンタ100は、プリンタ本体101に各種用紙を積載する多段構成の給紙トレイ110(図中では3段)、用紙に所望の印字を行う印字部120、印字の終了した用紙が排出される排紙部130とで概略構成される。
給紙トレイ110について説明すると、図10に示すように給紙トレイ110は、給紙される用紙を積載する四角状のスペースを有する枠体状のトレイ本体111と、給紙方向と直交してトレイ本体111の底部111aにスライド可能に立設され給紙方向と平行な用紙幅方向における用紙の位置を規制するための1対のサイドフェンス112、給紙方向にスライド可能に立設され給紙トレイ110内に積載した用紙の給紙方向後端側を規制するためのエンドフェンス113、サイドフェンス112の移動により用紙サイズを検知する用紙サイズ検知機構114とで構成される。
用紙サイズ検知機構114は、サイドフェンス112の移動によって用紙サイズを検知するための連動機構であり、一方のサイドフェンス112から対向する他方のサイドフェンス112に向けて延在する一対のラック114a、ラック114aの移動量から用紙サイズを検知するピニオンギア114bとで構成される。このピニオンギア114bは、これら2つのラック114aのうちの一方のラック114aに対しては、給紙方向上流側から噛合し、一方に対する他方のラック114aに対しては、給紙方向下流側から噛合している。従って、一方のサイドフェンス112を移動させることにより、この移動が一方のラック114a、ピニオンギア114b及び他方のラック114aを介して他方のサイドフェンス112に伝達され、これによって他方のサイドフェンス112が同一量だけ反対方向に向けて移動するようになされている。
すなわち、サイドフェンス112の一方がトレイ本体111に積載された用紙の他方の側部に押し当てられると、積載された用紙サイズに応じて他方のサイドフェンスがもう一方の用紙の側部を規制するため、用紙サイズの検知と用紙の幅方向の中央部が正確に位置決めされる。そして、用紙サイズ検知機構114で検知した用紙サイズ信号は、トレイ本体111に設けられたトレイ側コネクタ115とプリンタ本体101に設けられた本体側コネクタ116とが給紙トレイ110収納時に電気的に接続され、本体制御部へ伝達される。
このように、給紙トレイに積載された用紙のサイズを検知して所定の用紙位置を規制することで、用紙に正確な印字が行えるとともに、給紙時に起こりやすいジャムの発生を防止している。なお、このような給紙トレイとプリンタとの間でコネクタ接続して給紙トレイで用紙のサイズを検知する装置としては、例えば下記特許文献1に開示される給紙装置が公知である。
特開平7−196203号公報
ところで、上記用紙サイズ検知機構によって給紙トレイに積載された用紙のサイズを検知する場合、サイドフェンスの移動量に応じて回転するピニオンギアの回転量を例えば可変抵抗器などの検知器で検知し、この検知した回転量に応じた抵抗値をトレイ側コネクタを介してプリンタ本体に出力している。
しかしながら、このような構成の場合、プリンタ本体と電気的に係合して給紙トレイで検知した用紙サイズをプリンタ本体に出力するためのコネクタ部品を給紙トレイに設けなければならず、装置構成が複雑化するという問題があった。また、可変抵抗器などの検知器は、その固体毎に抵抗値のバラツキを持っているため、予め給紙トレイ毎に誤差を測定し、その給紙トレイ毎の補正値をプリンタ本体若しくは給紙トレイに別途設けたメモリに記憶しなければならなかった。
さらに、通常の画像形成装置では、例えば図9に示すように給紙トレイ積載段数が3段であった場合、用紙は3種類しか使用できないため、装置から外した予備の給紙トレイに予め所望の用紙を積載しておき、必要に応じて給紙トレイの入れ換えが可能な構成となっている。
しかしながら、給紙トレイの入れ換えを行った場合に、給紙トレイをどの段に収納しても正確な用紙サイズの検知を行うためには、検知器の補正値がどの給紙トレイの検知器の補正値であるかを判別するための判別手段をプリンタ本体に別途設けなければならず、やはり装置構成が複雑化するという問題があった。
また、上記検知器や判別手段などの電子部品を給紙トレイに実装し、且つトレイ本体が樹脂製である場合、UL( Underwriters Laboratories Inc :アメリカ保険業者安全試験所) によって制定された規格であるUL承認(UL Listed/ UL Recognized)が必要であるが、その規格に適合する難燃材料は非常に高額であるため、製造コストが嵩むという問題があった。
さらに、用紙のサイドフェンスは、通常用紙とフェンスの間に隙間があると給送時に用紙が左右に振られて斜行の原因となり得るため、用紙に合わせて密着するように用紙位置を規制しなくてはならない。
しかしながら、通常のサイドフェンスでは、積載する用紙のサイズ毎に位置を変更して固定するためのロック機構にて位置固定されるが、完全に無段階ではなく細かなピッチで段階的に位置が決まるようになっているため、少なからず隙間が空いてしまうという問題があった。また、給紙トレイを積載するユーザーが必ずしもサイドフェンスを強く押し付けて固定するとは限らず、正確に用紙位置を規制することができなかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡易的な構成で給紙トレイに積載された用紙のサイズを検知するとともに、常に用紙の積載位置を正確に規制することのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、装置本体に着脱可能であり、積載した用紙を挟持して前記用紙の積載位置を規制する用紙規制位置まで無段階でスライド自在に相対向して立設されたサイドフェンスを有する給紙トレイと、
装置本体側に設けられ、前記サイドフェンスを前記用紙規制位置まで移動させるためのサイズ検知ラックを有し、前記給紙トレイの収納に伴い前記サイズ検知ラックが前記サイドフェンスを前記用紙規制位置まで移動させたときの前記サイズ検知ラックの移動量に基づき前記用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知機構と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記用紙サイズ検知機構は、前記サイズ検知ラックを付勢力によって摺動可能に支持するラック押しバネを備え、
前記サイズ検知ラックは、前記給紙トレイを収納する際に前記サイドフェンスを前記用紙規制位置まで移動した後、前記ラック押しバネの付勢力によって前記サイドフェンスを押さえ付けた状態で維持することを特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、さらに、前記給紙トレイに回動自在に軸支され、前記サイドフェンスから延在するラックと噛合して前記サイドフェンスを位置固定するフェンスロックと、
装置本体に設けられ、前記給紙トレイの収納に伴い前記フェンスロックを前記ラックと噛合させるべく前記フェンスロックを前記ラック側へ回動するようにガイドして前記ラックと噛合させるためのフェンスロックガイドと、
を有する固定機構を備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、給紙トレイに用紙サイズを検知するための電子部品を実装せず装置本体に設けられた用紙サイズ検知機構によって給紙トレイに積載した用紙のサイズを検知する構成のため、給紙トレイ部分におけるUL承認の必要がなく、材料費などの製造コストを抑えることができる。また、給紙トレイを収納するトレイ収納部にそれぞれ用紙サイズ検知機構が設けられているため、給紙トレイを他の段に移動した場合であっても確実に用紙サイズを検知することができる。
さらに、給紙トレイを収納する際に、サイズ検知ラックによってサイドフェンスを押さえ付けた状態で常に正確な位置で用紙の積載位置を規制しているため、給紙時のジャムを防止することができる。
また、給紙トレイを収納する際に、装置本体に設けられた用紙サイズ検知機構であるサイズ検知ラックの移動量を第2ピニオンギアの回転量に基づき検知しているため、給紙トレイを判別するための特別な判別手段を具備する必要がなく、給紙トレイを入れ換えた場合であっても確実に用紙サイズを検知できるとともに、給紙トレイ内の用紙残量が少ないことや用紙切れを検知することもできる。
さらに、給紙トレイを装置本体に収納する際、サイズ検知ラックによって用紙の積載位置を規制する用紙規制位置まで移動させたサイドフェンスのラックとフェンスロックとを噛合させて位置固定するための固定機構を備えているため、用紙残量が少なくなった場合であってもサイドフェンスがサイズ検知ラックによって押し付けによる用紙規制位置からの移動がなく、用紙の残量に関わらず常に正確な積載位置を維持することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係る第1形態の画像形成装置の給紙トレイ及びその周辺部の構成を説明するための概略構成図であり、図2、3は同画像形成装置における給紙トレイの収納時の動作説明をするための説明図であり、図4は同画像形成装置の給紙トレイに用紙を積載していない状態で給紙トレイを収納する場合を説明するための説明図であり、図5は本発明に係る第2形態の画像形成装置の給紙トレイ及びその周辺部の構成を説明するための概略構成図であり、図6〜8は同画像形成装置における給紙トレイの収納時の動作説明をするための説明図である。
本例の画像形成装置は、例えばレーザプリンタ、インクジェットプリンタ等の画像形成装置において、給紙トレイに用紙サイズ検知用の電子部品を取り付けることなく、給紙トレイを装置本体に収納する際に、給紙トレイ内のサイドフェンスを摺動させて給紙トレイに積載された用紙サイズを検知するとともに、給紙トレイ内に積載された用紙を常に正確な積載位置で規制するものである。
<第1形態>
まず、図1〜4を参照しながら、本例の第1形態の画像形成装置について説明する。
〔第1形態の構成〕
図1に示すように、第1形態の画像形成装置1に具備される給紙トレイ10は、装置本体2に多段(図中では3段)で形成されたトレイ収納部3に設けられる不図示のガイドレールに対して給紙トレイ10の両側面に設けられた摺動板11を嵌挿し、前後方向(図中矢印A方向)に摺動させて引き出し又は収納を行うフロントローディングタイプのものである。
給紙トレイ10は、装置本体2から着脱可能であり、用紙Pを積載する四角状のスペースを有する枠体状のトレイ本体12、トレイ本体12の底部12aに形成されたガイド溝13に沿ってスライド自在及び任意位置で固定自在に立設され用紙Pの後端部を規制するためのエンドフェンス14、給紙トレイ10の引き出し方向における手前側と奥側との底部12a両側に形成された開口部12bにおける給紙方向に沿って相対向するように無段階でスライド自在に立設され用紙Pにおける幅方向の紙端を規制するための一対のサイドフェンス15(15a、15b)とで構成される。
すなわち、給紙トレイ10に積載される用紙Pは、一対のサイドフェンス15及びエンドフェンス14によって3方向から挟持されることで用紙Pの積載位置が規制され、最上面の一枚が不図示の搬送手段によって順次給紙方向に給紙される。
また、サイドフェンス15には、互いに相対向する方向に平行に延在するラック16(16a、16b)が一体に形成されており、これら2つのラック16a、16bのうち給紙トレイ10の引き出し方向における手前側のサイドフェンス15aに形成されたラック16aに対して給紙方向上流側から噛合し、給紙トレイ10の引き出し方向における奥側のサイドフェンス15bに形成されたラック16bに対しては、給紙方向下流側から噛合する第1ピニオンギア17が底部12aに回転自在に支持されている。
すなわち、サイドフェンス15は、例えばサイドフェンス15aのスライド移動に応じてサイドフェンス15bも連動し、互いに同一量だけ接近又は離隔するように連結されている。
さらに、画像形成装置1におけるトレイ収納部3には、給紙トレイ10を収納する際に給紙トレイ10に積載された用紙Pのサイズを検知するための用紙サイズ検知機構20が設けられている。
用紙サイズ検知機構20は、装置本体2におけるトレイ収納部3毎にそれぞれ設けられ、給紙トレイ10を収納する際に、サイドフェンス15で用紙Pの積載位置を規制した用紙規制位置に基づき用紙Pのサイズを検知している。用紙サイズ検知機構20は、装置本体2におけるトレイ収納部3内側からトレイ収納口3aに向けて延在するサイズ検知ラック21、サイズ検知ラック21をバネの付勢力によって摺動可能に支持するラック押しバネ22、サイズ検知ラック21と噛合しサイズ検知ラック21の移動によって回転する第2ピニオンギア23、例えば可変抵抗器などで構成され第2ピニオンギア23の回転量を検知する検知器24とで構成される連動機構である。
すなわち、給紙トレイ10を装置本体2に収納する際に、サイズ検知ラック21がサイドフェンス15と接触すると、サイズ検知ラック21はラック押しバネ22の付勢力によってサイドフェンス15を押して給紙トレイ10内に積載された用紙Pの積載位置を規制する用紙規制位置まで移動させる。このとき、サイズ検知ラック21は、ラック押しバネ22の付勢力によってサイドフェンス15を押さえ付けた状態で維持する。そして、このときのサイズ検知ラック21の移動量に応じて第2ピニオンギア23が回転し、この回転量に基づき給紙トレイ10内に積載された用紙Pのサイズを検知している。
〔第1形態の動作〕
次に、図3、4を参照しながら、本例の第1形態の画像形成装置1における動作について説明する。
上記構成による第1形態の画像形成装置1では、図2に示すように給紙トレイ10に所望の用紙Pを積載した状態で装置本体2に収納すると、サイズ検知ラック21がサイドフェンスと接触する。次に、図3に示すように、サイズ検知ラック21がサイドフェンス15に接触した状態でさらに給紙トレイ10を収納すると、サイドフェンス15は給紙トレイ10の収納に伴いサイズ検知ラック21によって押されて用紙規制位置まで移動し、用紙Pにおける幅方向の紙端を挟持しながら用紙Pの積載位置を規制する。
このとき、サイドフェンス15を用紙規制位置まで移動させたときのサイズ検知ラック21の移動量に応じて第2ピニオンギア23が回転し、この第2ピニオンギア23の回転量を検知器24で検知し、この回転量から給紙トレイ10に積載された用紙Pのサイズを検知している。
なお、第1形態の画像形成装置1は、用紙Pが積載されていない状態の給紙トレイ10が装置本体2に収納された場合、図4に示すように用紙Pの積載位置を規制することなく、サイズ検知ラック21がサイドフェンス15を移動限界位置まで押し付けた状態となるため、給紙トレイ10を収納する際にサイズ検知ラック21の移動によって回転した第2ピニオンギア23の回転量から給紙トレイ10内に用紙Pが積載されていないことを検知することができる。
また、第1形態の画像形成装置1において、用紙P補給直後などの用紙Pの残量が多い場合、ラック押しバネ22の付勢力と用紙Pのラック押しバネ22に対する反力とが等しいためサイドフェンス15は用紙規制位置で用紙Pを挟持した状態が維持されるが、給紙トレイ10内に積載された用紙Pの残量が少なくなった場合、用紙Pのラック押しバネ22に対する反力が減少するためサイズ検知ラック21によって用紙Pが撓んでしまい、サイドフェンス15の用紙規制位置が変化する。そこで、給紙トレイ10収納後に、サイドフェンス15が用紙規制位置から移動したときのサイズ検知ラック21の移動に応じた第2ピニオンギア23の回転を検知することで、給紙トレイ10内の用紙Pが少なくなっていることを検知することができる。
<第2形態>
次に、図5〜8を参照しながら、本例の第2形態の画像形成装置について説明する。
なお、以下に説明する第2形態の画像形成装置1では、上述した第1形態の画像形成装置1と同様の構成要件については同一の番号を付してその説明を省略し、相違する構成要件についてのみ説明する。
〔第2形態の構成〕
第2形態の画像形成装置1は、給紙トレイ10を収納する際に、サイズ検知ラック21によって用紙規制位置まで移動したサイドフェンス15を位置固定するための固定機構30を備えた構成である。
この固定機構30は、図5に示すように、給紙トレイ10側に設けられサイドフェンス15から延在するのラック16と噛合してサイドフェンス15を用紙規制位置で固定するためのフェンスロック30A、装置本体2に設けられ給紙トレイ10の収納に伴いフェンスロック30Aとサイドフェンス15とを噛合させるためのフェンスロックガイド30Bとで構成される。
フェンスロック30Aは、給紙トレイ10に積載可能な用紙Pのうち最小の用紙P(例えば一般的なプリンタではB5サイズの用紙を指す)の用紙規制位置までサイドフェンス15が移動した後にラック16と噛合して位置固定が行える箇所に設けられている。フェンスロック30Aは、用紙規制位置まで移動したサイドフェンス15(図中ではサイドフェンス15a)を固定するべく、ラック16の下面側に形成されたラック側歯列と噛合するロック側歯列がラック16との対向面に形成されているとともに、給紙トレイ10の収納に伴いフェンスロックガイド30Bと接触しながらラック16側へ回動するための突起部30aが形成されている。
フェンスロックガイド30Bは、装置本体2におけるトレイ収納部3に設けられ、給紙トレイ10を収納する際に、フェンスロック30Aの突起部30aと接触し、給紙トレイ10の収納に伴い徐々にフェンスロック30Aをラック16側へ回動させるべくガイドするための突起部用スロープ30bが形成されている。
すなわち、固定機構30は、給紙トレイ10の収納に伴いフェンスロック30Aの突起部30aがフェンスロックガイド30Bの突起部用スロープ30bと接触することによってラック16側へ回動し、サイドフェンス15が積載した用紙Pの用紙規制位置まで移動した後に位置固定を行う構造となっている。
〔第2形態の動作〕
次に、図6〜8を参照しながら、本例の第2形態の画像形成装置1における動作について説明する。なお、第2形態の画像形成装置1における用紙Pのサイズを検知する処理動作については、上述した第1形態の画像形成装置1で行われる処理動作と同様のため、その説明を省略し、本形態の特徴なる動作についてのみ記載する。
上記構成による第2形態の画像形成装置1では、給紙トレイ10に所望の用紙Pを積載した給紙トレイ10を収納すると、サイドフェンス15は給紙トレイ10の収納に伴いサイズ検知ラック21によって押されて用紙規制位置まで移動し、用紙Pにおける幅方向の紙端を挟持しながら用紙Pの積載位置を規制する。このとき、図6に示すようにフェンスロック30Aは、フェンスロックガイド30Bに接触していない状態である。
次に、サイドフェンス15によって給紙トレイ10内における用紙Pの積載位置が規制された状態でさらに給紙トレイ10を収納すると、図7に示すようにフェンスロック30Aは、フェンスロックガイド30Bの突起部用スロープ30bに接触しながら徐々にラック16側へ回動する。
そして、給紙トレイ10がトレイ収納部3に完全に収納されると、図8に示すようにフェンスロック30Aは、フェンスロックガイド30Bによってラック16と噛合する位置まで回動し、ラック16との用紙規制位置まで移動したサイドフェンス15と噛合して位置固定する。
このように、上述した第1形態の画像形成装置1は、用紙Pを積載した状態の給紙トレイ10を装置本体2に収納する際、サイズ検知ラック21によってサイドフェンス15を用紙規制位置まで移動させ用紙Pの積載位置を規制するとともに、サイドフェンス15を用紙規制位置まで移動させたときのサイズ検知ラック21の移動量に応じた第2ピニオンギア23の回転量から給紙トレイ10に積載された用紙Pのサイズを検知している。
従って、給紙トレイ10に用紙Pのサイズを検知するための電子部品を実装することなく、装置本体2に設けられた用紙サイズ検知機構20によって給紙トレイ10に積載した用紙Pのサイズを検知することができるため、UL承認の必要がなく、材料費などの製造コストを抑えることができる。そして、各トレイ収納部3にそれぞれ用紙サイズ検知機構20が設けられているため、給紙トレイ10を他の段に移動した場合であっても確実に用紙Pのサイズを検知することができる。
また、給紙トレイ10を収納する際に、サイズ検知ラック21によってサイドフェンス15を押さえ付けた状態で維持して常に正確な位置で用紙Pの積載位置を規制しているため、給紙時のジャムを防止することができる。さらに、給紙トレイ10を収納する際に、サイズ検知ラック21の移動量を第2ピニオンギア23の回転量に基づき用紙Pのサイズ検知しているため、特別な判別手段を具備することなく、第2ピニオンギア23の回転量に応じて、給紙トレイ10内の用紙Pの残量が少ないことや用紙切れも検知することができる。
また、上述した第2形態の画像形成装置1は、用紙Pを積載した状態の給紙トレイ10を装置本体2に収納する際、サイズ検知ラック21によって用紙Pの積載位置を規制する用紙規制位置まで移動させたサイドフェンス15のラック16とフェンスロック30Aとを噛合させて位置固定している。
従って、用紙Pの残量が少なくなった場合であってもサイドフェンス15がサイズ検知ラック21によって押し付けた状態を維持したまま用紙規制位置から移動することがないため、用紙Pの残量に関わらず常に正確な積載位置で給紙することができる。
以上、本願発明における最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明に係る第1形態の画像形成装置の給紙トレイ及びその周辺部の構成を説明するための概略構成図である。 同画像形成装置における給紙トレイの収納時の動作説明をするための説明図である。 同画像形成装置における給紙トレイの収納時の動作説明をするための説明図である。 同画像形成装置の給紙トレイに用紙を積載していない状態で給紙トレイを収納する場合を説明するための説明図である。 本発明に係る第2形態の画像形成装置の給紙トレイ及びその周辺部の構成を説明するための概略構成図である。 同画像形成装置における給紙トレイの収納時の動作説明をするための説明図である。 同画像形成装置における給紙トレイの収納時の動作説明をするための説明図である。 同画像形成装置における給紙トレイの収納時の動作説明をするための説明図である。 従来の画像形成装置の構成を説明するための概略構成図である。 従来の画像形成装置の給紙トレイ及びその周辺部の構成を説明をするための概略構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 装置本体
3 トレイ収納部
3a トレイ収納口
10 給紙トレイ
11 摺動板
12 トレイ本体
12a 底部
12b 開口部
13 ガイド溝
14 エンドフェンス
15(15a、15b) サイドフェンス
16(16a、16b) ラック
17 第1ピニオンギア
20 用紙サイズ検知機構
21 サイズ検知ラック
22 ラック押しバネ
23 第2ピニオンギア
24 検知部
30 固定機構
30A フェンスロック
30a 突起部
30B フェンスロックガイド
30b 突起部用スロープ

Claims (3)

  1. 装置本体に着脱可能であり、積載した用紙を挟持して前記用紙の積載位置を規制する用紙規制位置まで無段階でスライド自在に相対向して立設されたサイドフェンスを有する給紙トレイと、
    装置本体側に設けられ、前記サイドフェンスを前記用紙規制位置まで移動させるためのサイズ検知ラックを有し、前記給紙トレイの収納に伴い前記サイズ検知ラックが前記サイドフェンスを前記用紙規制位置まで移動させたときの前記サイズ検知ラックの移動量に基づき前記用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知機構と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙サイズ検知機構は、前記サイズ検知ラックを付勢力によって摺動可能に支持するラック押しバネを備え、
    前記サイズ検知ラックは、前記給紙トレイを収納する際に前記サイドフェンスを前記用紙規制位置まで移動した後、前記ラック押しバネの付勢力によって前記サイドフェンスを押さえ付けた状態で維持することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. さらに、前記給紙トレイに回動自在に軸支され、前記サイドフェンスから延在するラックと噛合して前記サイドフェンスを位置固定するフェンスロックと、
    装置本体に設けられ、前記給紙トレイの収納に伴い前記フェンスロックを前記ラックと噛合させるべく前記フェンスロックを前記ラック側へ回動するようにガイドして前記ラックと噛合させるためのフェンスロックガイドと、
    を有する固定機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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