JP2000177850A - 給紙機構 - Google Patents

給紙機構

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JP2000177850A
JP2000177850A JP10358296A JP35829698A JP2000177850A JP 2000177850 A JP2000177850 A JP 2000177850A JP 10358296 A JP10358296 A JP 10358296A JP 35829698 A JP35829698 A JP 35829698A JP 2000177850 A JP2000177850 A JP 2000177850A
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雅人 皆川
Naoto Sugimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決め部材の操作性がよく、位置決め部材
を所定の位置に保持する給紙機構を得る。 【解決手段】 給紙機構10は、ラック70の摩擦制
動部材75A、75B、75C、及びラック80の摩擦
制動部材85A、85B、85Cの各々を、ピニオン4
6とラック70、80の噛合位置に同時に重ならないよ
うに配置する。また、位置決め部材50、60で定型サ
イズの記録用紙90の位置を合わせるとき、各摩擦制動
部材の何れか1つが、ピニオン46との噛合位置にある
ように配置する。これにより、位置決め部材50、60
のスライドで、各摩擦制動部材による制動力の変化量が
小さくなり、位置決め部材50、60の操作性がよくな
る。さらに定型サイズ位置では、摩擦制動部材の何れか
1つが、ピニオン46との噛合位置にあるため、位置決
め部材50、60の保持力は強く一定に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に装備され、記録用
紙等のシート部材を給送する給紙機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、原稿を読取って複写処理を行う
複写機には、記録用紙を手差しで挿入する用紙マニュア
ルトレイや、複数枚の記録用紙を積載して順次自動的に
給送する用紙カセットが装備されている。また、プリン
タやファクシミリ等の画像形成装置にも、同様の用紙マ
ニュアルトレイや用紙カセット等の何れか、あるいは双
方が装備されている。
【0003】これらの用紙マニュアルトレイや用紙カセ
ットには、記録用紙等のシート部材を搬送経路に給送す
る給紙機構が備えられている。
【0004】図8、図9、及び図10には、このような
給紙機構140が示されている。
【0005】給紙機構140には、記録用紙190を載
せる用紙プレート(図示省略)を装備した給紙テーブル
142が設けられている。この用紙プレートは、上下動
できる構造とされ、載せられた記録用紙190を画像形
成装置内の給送ロール側へ押し上げる機能をもってい
る。
【0006】また、給紙テーブル142には、一対の位
置決め部材150、160がスライド自在に装着されて
いる。
【0007】この位置決め部材150、160は、一対
のラック170、180に連結されている。ラック17
0、180は、長手方向(移動方向)が位置決め部材1
50、160のスライド方向(図中矢印D方向)に合わ
せられ、且つ、各々の歯面174、184が向かい合っ
て配設されている。
【0008】さらに歯面174、184は、給紙テーブ
ル142に回転自在に設けられたピニオン146に噛合
している。
【0009】また、給紙テーブル142には、ラック1
70、180の外側に、ラック170、180の移動方
向に沿ってリブ178、188が延設されている。一
方、ラック170、180には、歯面174、184の
反対面側に複数の摩擦制動部材175、185が略等間
隔に配設され、リブ178、188に圧接している。本
例では、各ラックに3個の摩擦制動部材が設けられてい
る。
【0010】これにより、一対の位置決め部材の何れか
一方を、例えば位置決め部材150を内側にスライドさ
せると、ラック170、ピニオン146、及びラック1
80を介してもう一方の位置決め部材160も内側に連
動してスライドする。
【0011】さらに、摩擦制動部材175とリブ178
の間、及び、摩擦制動部材185とリブ188の間に生
じる摩擦力により、位置決め部材150、160のスラ
イド時には制動力が発生し、停止時はその位置を保とう
とする保持力が発生する。
【0012】ここでは、位置決め部材150、160の
移動に対し抵抗する力を制動力と称し、停止時にその位
置を保とうとする力を保持力と称する(以下同様に使用
する)。
【0013】これらの構成からなる給紙機構140によ
り、予め位置決め部材150、160の間隔を積載する
記録用紙190の幅より広く設定し、記録用紙190を
この位置決め部材150、160の間にセットした後、
位置決め部材150、160を接近させる方向へスライ
ドさせ、それらの立壁154、164を記録用紙190
の両側縁に各々当接させることで、記録用紙190を給
紙テーブル142の中心に位置決めできる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、摩擦制動部材175、185がラック170、
180とピニオン146の噛合位置に同時に重なった場
合と、噛合位置から同時に離れた場合とでは、摩擦制動
部材175、185の圧接状態が異なる。
【0015】よって、それぞれの位置で、摩擦制動部材
175とリブ178の間、及び、摩擦制動部材185と
リブ188の間に生じる摩擦力に差が発生することにな
る。
【0016】これらの違いを、図を用いて説明する。
【0017】図8、及び図10の位置では、摩擦制動部
材175、185によるラック170、180の反動部
分が、ピニオン146により押さえられているので、摩
擦制動部材175、185は、リブ178、188に強
く圧接する。
【0018】これに対し図9の位置では、摩擦制動部材
175、185によるラック170、180の反動部分
が、ピニオン146により押さえられていない。よっ
て、ここでの摩擦制動部材175、185は、図8、及
び図10の位置よりも、リブ178、188に若干弱く
圧接することになる。
【0019】従って、位置決め部材150、160を図
8、及び図10の位置から図9の位置に、あるいはその
逆の位置にスライドさせるとき、制動力が変化して操作
性が悪くなる。また、図9の位置では制動力が弱いた
め、位置決め部材150、160を停止させ難くなる。
【0020】さらに、位置決め部材150、160によ
る記録用紙190の位置決めが、図9のような摩擦制動
部材175、185の圧接が弱い位置に重なると、位置
決め部材150、160の保持力も低下する。
【0021】このため、用紙プレートの上下動時の振動
等で、位置決め部材150、160が外側へ移動してし
まうことがある。また、用紙給送時に、斜めに引き出そ
うとする力が記録用紙190に強く働くと、位置決め部
材150、160は記録用紙190の位置を保持しきれ
ずに、やはり外側へ移動してしまうことがある。
【0022】このような移動量が大きい場合、記録用紙
190は中心がずれた状態で給送されたり、斜め送りさ
れる原因になる。
【0023】本発明は上記事実を考慮して、記録用紙等
のシート部材を位置決めする位置決め部材の操作性がよ
く、且つ、位置決め部材が所定の位置に保持される給紙
機構を提供することを課題とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の給紙機
構は、シート部材を載置するテーブルに、両側からシー
ト部材に当接して位置を合わせる一対の位置決め部材が
スライド自在に装着されている。
【0025】また、位置決め部材の各々には、ガイド部
に沿って移動する一対のラックが連結している。この一
対のラックにはピニオンが噛合し、さらにラックの各々
には、ガイド部との間で制動力を発生させる制動部材が
設けられている。
【0026】ここで、一方のラックの制動部材がピニオ
ンとラックの噛合位置にあるとき、他方のラックの制動
部材がこの噛合位置に位置しないように配置されてい
る。
【0027】これにより、制動部材の各々がピニオンと
の噛合位置に同時に重ならなくなり、位置決め部材のス
ライド中に制動部材とガイド部との間に生じる摩擦力の
差が小さくなる。従って、制動部材による制動力の変化
量(制動力の最大値と最小値の幅)も小さくなり、よっ
て位置決め部材の操作性がよくなる。
【0028】尚、制動部材の配置は、請求項2のよう
に、一対の位置決め部材でシート部材を定型サイズ位置
に合わせるとき、一対のラックのうちどちらか一方のラ
ックに設けられた制動部材がピニオンとの噛合位置にあ
るようにすることもできる。
【0029】また、請求項3に記載の給紙機構では、制
動部材が両端支持の弾性を有するアーチ状の凸設部であ
り、この凸設部がガイド部に摺接して制動力を発生す
る。
【0030】さらに、請求項4のように、制動部材には
ガイド部との接触部に引掛かり部を設け、ガイド部に
は、この引掛かり部が嵌合する引掛け部を設けることも
できる。
【0031】このガイド部に設ける引掛け部は、一対の
位置決め部材でシート部材を定型サイズ位置に合わせる
とき、制動部材の引掛かり部が嵌合できる位置に配置さ
れている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0033】(第1の実施の形態)図1には、本発明の
第1の実施の形態に係る給紙機構10を備えた用紙カセ
ット12が示されている。
【0034】用紙カセット12には、方形で外周に周壁
を有する凹盤状の給紙テーブル20が装備されている。
この給紙テーブル20の幅方向両端部に設けられた側壁
22には、中間付近にピン24が向かい合って設けられ
ている。
【0035】また、給紙テーブル20の周壁内には、記
録用紙90を載せる用紙プレート30が取付けられてい
る。
【0036】用紙プレート30の両側端には、孔34が
形成された支持部32が設けられ、この孔34はピン2
4に挿入される。これにより、用紙プレート30は、給
紙テーブル20に回動可能に支持される。
【0037】さらに、用紙プレート30の先端部36近
傍には、用紙プレート30の下面と給紙テーブル20と
の間に圧縮ばね38が設けられている。よって、用紙プ
レート30の先端部36は、圧縮ばね38により上方へ
付勢され、積載される記録用紙90を、画像形成装置内
の図示しない給送ロール側へ押し上げる。
【0038】このような状態に積載される記録用紙90
は、給送ロールにより用紙カセット12から図中矢印A
方向へ搬出され、画像形成装置内に給送される。
【0039】また、給紙テーブル20には、長手方向
(奥行き方向)に形成されたガイド溝41に沿って、ス
トッパー40が移動自在に装着されている。
【0040】このストッパー40を記録用紙90の後端
に当接させて、記録用紙90の搬出方向の位置決めをす
る。同時に、ストッパー40の移動に連動する図示しな
い判別機構で、ストッパー40の位置で給紙テーブル2
0にセットした記録用紙サイズが判別される。
【0041】次に、本実施の形態に係る給紙機構10を
詳細に説明する。
【0042】給紙テーブル20には、幅方向中央部付近
から側壁22方向へ各々延びる案内溝42、44が形成
されている。
【0043】案内溝42、44の上部には、一対の位置
決め部材50、60が配設されている。位置決め部材5
0、60には、記録用紙90の両側縁に当接して記録用
紙90の位置を合わせる位置決め部54、64が設けら
れている。
【0044】また、位置決め部材50、60の下面に
は、ガイドピン52、62が設けられ、このガイドピン
52、62は、案内溝42、44にスライド可能に挿入
されている。
【0045】案内溝42、44の裏側には、合成樹脂で
形成された一対のラック70、80が配設されている。
【0046】ラック70、80には、一端側に孔72、
82が形成されている。この孔72、82にはガイドピ
ン52、62が挿入され、ラック70、80は位置決め
部材50、60に連結される。
【0047】また、ラック60、70は、各々の歯面7
4、84が向き合い、ラック60、70の長手方向は、
給紙テーブル20の幅方向の向きに合わせられている。
【0048】一方、給紙テーブル20の裏側には、案内
溝42と案内溝44の間に、ピニオン46が回転自在に
取付けられている。このピニオン46には、ラック7
0、80の歯面74、84が噛合している。
【0049】これにより、一対の位置決め部材の何れか
一方を、例えば位置決め部材50を内側にスライドさせ
ると、ラック70、ピニオン46、及びラック80を介
してもう一方の位置決め部材60も内側に連動してスラ
イドする。
【0050】これらの構成により、シート部材である記
録用紙90をこの位置決め部材50、60の間にセット
した後、位置決め部材50、60の位置決め部54、6
4をシート部材の両側縁に当接させることで、記録用紙
90を給紙テーブル20の中心に位置決めできる。
【0051】また、ラック70、80の歯74、84の
反対面側には、複数の摩擦制動部材75、85が設けら
れている。本実施の形態では、各ラックに3個の摩擦制
動部材が設けられており、他端側から、便宜上、摩擦制
動部材75A、75B、75C、及び、摩擦制動部材8
5A、85B、85Cとする。
【0052】尚、以下特にこの摩擦制動部材を符号で区
別しない場合、すなわち、摩擦制動部材75、85と称
する場合には、摩擦制動部材75A、75B、75C、
及び、摩擦制動部材85A、85B、85Cの全てを含
むものとする。
【0053】摩擦制動部材75、85は、図5に示すよ
うに、ラック70、80に片持ちとされたアーチ状の部
材であり、ラック70、80と一体化している。
【0054】一方、給紙テーブル20の下面には、底板
48が装着されている。底板48には、ラック70、8
0と平行にリブ78、88が延設されており、このリブ
78、88には、摩擦制動部材75、85の凸端部7
6、86付近が圧接している。
【0055】ところで、ラック70、80は前述の通り
合成樹脂で形成されており、よって摩擦制動部材75、
85も同様に合成樹脂である。
【0056】従って、この摩擦制動部材75、85の凸
端部76、86付近が、リブ78、88側へ押圧される
と(図中矢印C方向)、摩擦制動部材75、85は根元
付近から撓んで弾性変形し、凸端部76、86付近とリ
ブ78、88の間に摩擦力が発生する。
【0057】ここで、ラック70、80に設けられた摩
擦制動部材75、85の配置について、図を用いて説明
する。
【0058】図2は、位置決め部材50、60で、ある
定型サイズの記録用紙90が位置決めされた状態を、下
面方向から(図1の矢印B方向)示している(例えばA
4サイズの長手方向、あるいはA3サイズの幅方向)。
【0059】この場合、摩擦制動部材75Aがピニオン
46とラック70の噛合位置に合うように、摩擦制動部
材75Aをラック70に配置する。ここでは、摩擦制動
部材75Aによるラック70の反動部分が、ピニオン4
6により押さえられ、摩擦制動部材75Aは、リブ78
に強く圧接する。
【0060】これに対しラック80側では、摩擦制動部
材85がピニオン46とラック80の噛合位置に合わな
いように、摩擦制動部材85の各々をラック80に配置
する。よって、摩擦制動部材85は、摩擦制動部材75
Aよりも若干弱くリブ88に圧接する。
【0061】次の図3は、位置決め部材50、60で、
図2の記録用紙90より一回り小さい定型サイズの記録
用紙92が位置決めされた状態を、下面方向から(図1
の矢印B方向)示している(例えばB5サイズの長手方
向、あるいはB4サイズの幅方向)。
【0062】この場合、摩擦制動部材85Aがピニオン
46とラック80の噛合位置に合うように、摩擦制動部
材85Aをラック80に配置する。ここでは、摩擦制動
部材85Aによるラック80の反動部分が、ピニオン4
6により押さえられ、摩擦制動部材85Aは、リブ88
に強く圧接する。
【0063】これに対しラック70側では、摩擦制動部
材75がピニオン46とラック70の噛合位置に合わな
いように、摩擦制動部材75の各々をラック70に配置
する。ただし、摩擦制動部材75Aは、図2で説明した
条件も満たす位置とする。
【0064】言い換えれば、定型サイズの記録用紙92
を位置決めする場合、摩擦制動部材85Aは、摩擦制動
部材75Aと摩擦制動部材75Bの間に位置するよう
に、ラック80に配置されることになる。
【0065】よって、摩擦制動部材75は、摩擦制動部
材85Aよりも若干弱くリブ78に圧接する。
【0066】さらに図4は、位置決め部材50、60
で、図3の記録用紙92より一回り小さい定型サイズの
記録用紙94が位置決めされた状態を、下面方向から
(図1の矢印B方向)示している(例えばA5サイズの
長手方向、あるいはA4サイズの幅方向)。
【0067】この場合、摩擦制動部材75Bがピニオン
46とラック70の噛合位置に合うように、摩擦制動部
材75Bをラック70に配置する。ここでは、摩擦制動
部材75Bによるラック70の反動部分が、ピニオン4
6により押さえられ、摩擦制動部材75Aは、リブ78
に強く圧接する。
【0068】これに対しラック80側では、摩擦制動部
材85がピニオン46とラック80の噛合位置に合わな
いように、摩擦制動部材85の各々をラック80に配置
する。ただし、摩擦制動部材85Aは、図3で説明した
条件も満たす位置とする。
【0069】言い換えれば、定型サイズの記録用紙94
を位置決めする場合、摩擦制動部材75Bは、摩擦制動
部材85Aと摩擦制動部材85Bの間に位置するよう
に、ラック70に配置されることになる。
【0070】よって、摩擦制動部材85は、摩擦制動部
材75Bよりも若干弱くリブ88に圧接する。
【0071】上記のように、第1の実施の形態では、位
置決め部材50、60のスライドで、 一方のラックの
摩擦制動部材がピニオン46とラックの噛合位置にある
とき、他方のラックの摩擦制動部材がこの噛合位置に位
置しないように配置されている。
【0072】これにより、摩擦制動部材75、85の各
々が、ピニオン46との噛合位置に同時に重ならなくな
り、摩擦制動部材75、85とリブ78、88との間に
生じる摩擦力の差を小さくできる。
【0073】従って、摩擦制動部材75、85による制
動力の変化量が小さくなり、よって位置決め部材50、
60の操作性がよくなる。
【0074】さらに、摩擦制動部材75、85は、位置
決め部材50、60で定型サイズの記録用紙90、9
2、94の位置を合わせるとき、ラック70、80のう
ちどちらか一方のラックに設けられた摩擦制動部材7
5、85の何れか1つが、ピニオン46との噛合位置に
あるように配置されている。
【0075】このため、位置決め部材50、60を、記
録用紙90、92、94の定型サイズ位置へスライドさ
せる場合、摩擦制動部材75、85の何れか1つの制動
力が大きくなる。
【0076】従って、位置決め部材50、60を定型サ
イズ位置に停止させ易くなり、位置決め部材50、60
の操作性がさらによくなる。
【0077】さらにこの定型サイズ位置では、摩擦制動
部材75、85の何れか1つが、ピニオン46との噛合
位置にあるため、位置決め部材50、60の保持力は強
く一定に保たれる。
【0078】従って、用紙プレート30の上下動時の振
動等や、用紙給送時に斜めに引き出そうとする力が強く
働いても、位置決め部材50、60が外側へ移動してし
まうことを防止できる。
【0079】よって、記録用紙90、92、94の中心
がずれた状態での給送、あるいは斜め送りとなる原因が
排除される。
【0080】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態
では、上記第1の実施の形態で説明した構成とほぼ同一
であるため、同一構成部品については同一符合を付し、
その構成の説明を省略する。
【0081】この第2の実施の形態の特徴は、給紙機構
における摩擦制動部材の形状に関するものである。
【0082】図6には、本発明の第2の実施の形態であ
る給紙機構100の摩擦制動部材105、115が示さ
れている。
【0083】摩擦制動部材105、115は、ラック7
0、80に両持ちとされたアーチ状の部材であり、ラッ
ク70、80と一体化している。
【0084】この摩擦制動部材105、115は、ラッ
ク70、80に両持ちにされているので、第1の実施の
形態のにおける摩擦制動部材75、85よりも、リブ7
8、88への圧接状態が強くされる。
【0085】従って、この摩擦制動部材105、115
による第2の実施の形態では、定型サイズ位置での位置
決め部材50、60の保持力を、さらに強く保てる。
【0086】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態
では、前記第1の実施の形態で説明した構成とほぼ同一
であるため、同一構成部品については同一符合を付し、
その構成の説明を省略する。
【0087】この第3の実施の形態の特徴は、給紙機構
における摩擦制動部材とリブの形状に関するものでる。
【0088】図7には、本発明の第3の実施の形態であ
る給紙機構120の摩擦制動部材125、135、及び
リブ128、138が示されている。
【0089】摩擦制動部材125、135は、第1の実
施の形態と同様に、ラック70、80に片持ちとされた
アーチ状の部材であり、ラック70、80と一体化して
いる。ただし、この摩擦制動部材125、135の凸端
部126、136には、外向きに凸部127、137が
形成されている。
【0090】一方、リブ128、138には、ピニオン
46とラック70、80の噛合位置に、摩擦制動部材1
25、135の凸部127、137が嵌合できる凹部1
29、139が設けられている。
【0091】ここで、摩擦制動部材125、135は、
第1の実施の形態と同じく、位置決め部材50、60で
定型サイズの記録用紙90、92、94の位置を合わせ
るとき、摩擦制動部材125、135の何れか1つがピ
ニオン46との噛合位置にあるよう、ラック70、80
に配置されている。
【0092】このような構成とすることで、位置決め部
材50、60が定型サイズ位置にあるとき、摩擦制動部
材125、135の凸部127、137の何れか1つ
が、リブ128、138の凹部129、139に嵌合す
る。
【0093】このため、位置決め部材50、60を定型
サイズ位置へスライドさせる場合、凸部127、137
と凹部129、139の嵌合により、定型サイズ位置に
確実に停止することができ、位置決め部材50、60の
操作性がさらによくなる。
【0094】さらにこの定型サイズ位置では、凸部12
7、137が凹部129、139に嵌合しているので、
位置決め部材50、60は定型サイズ位置に確実に保た
れる。
【0095】尚、本実施の形態では、凸部を各摩擦制動
部材に形成し、リブに設ける凹部の位置は、ピニオンと
ラックの噛合位置に合わせて配置した。
【0096】しかし、凸部や凹部の個数や位置は、これ
に限定されるものではない。例えば、各ラックの先端側
に位置する摩擦制動部材のみに凸部を設け、この摩擦制
動部材が各記録用紙の定型サイズ位置で停止する位置に
合わせ、複数の凹部を配置することもできる。
【0097】さらに、本実施の形態では、摩擦制動部材
側に凸部を設け、リブ側に凹部を設ける構成とした。し
かし、凸部と凹部の組み合わせはこれに限定されるもの
ではなく、摩擦制動部材側に凹部を、リブ側に凸部を設
ける組み合わせとしてもよい。
【0098】また、上記何れの実施の形態においても、
本発明の給紙機構は、画像形成装置に装填される用紙カ
セットで説明をした。
【0099】しかし、本発明の給紙機構は、この用紙カ
セットのみに限定されるものではなく、シート部材を手
差しで挿入する用紙マニュアルトレ等に装備することも
可能であり、同様の機能を有するものである。
【0100】
【発明の効果】本発明の給紙機構は上記構成としたの
で、記録用紙等のシート部材を位置決めする位置決め部
材の操作性がよく、且つ、位置決め部材が所定の位置に
保持でき、よって、シート部材の中心がずれた状態での
給送、あるいは斜め送りとなる原因が排除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の給紙機構を含む用紙カセットを示す
分解斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態である給紙機構を
示す下面図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態である給紙機構を
示す下面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態である給紙機構を
示す下面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態である摩擦制動部
材を示す平面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態である摩擦制動部
材を示す平面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態である摩擦制動部
材を示す平面図である。
【図8】 従来の給紙機構を示す下面図である。
【図9】 従来の給紙機構を示す下面図である。
【図10】 従来の給紙機構を示す下面図である。
【符号の説明】
10 給紙機構 20 給紙テーブル(テーブル) 46 ピニオン 50 位置決め部材 60 位置決め部材 70 ラック 75 摩擦制動部材(制動部材) 75A 摩擦制動部材(制動部材) 75B 摩擦制動部材(制動部材) 75C 摩擦制動部材(制動部材) 78 リブ(ガイド部) 80 ラック 85 摩擦制動部材(制動部材) 85A 摩擦制動部材(制動部材) 85B 摩擦制動部材(制動部材) 85C 摩擦制動部材(制動部材) 88 リブ(ガイド部) 100 給紙機構 105 摩擦制動部材(制動部材/凸設部) 115 摩擦制動部材(制動部材/凸設部) 120 給紙機構 125 摩擦制動部材(制動部材) 127 凸部(引掛かり部) 128 リブ(ガイド部) 129 凹部(引掛け部) 135 摩擦制動部材(制動部材) 137 凸部(引掛かり部) 138 リブ(ガイド部) 139 凹部(引掛け部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA01 FB02 FB03 FB04 FC12 GA01 GB01 GC01 GD01 HB02 HB03 HE02 HE12 HE16 HE17 HE23 LC04 LC17 LC24 LD22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート部材を載置するテーブルと、前記
    テーブルにスライド自在に装着され両側から前記シート
    部材に当接して位置を合わせる一対の位置決め部材と、
    前記位置決め部材の各々に連結されガイド部に沿って移
    動する一対のラックと、前記一対のラックに噛合するピ
    ニオンと、前記ラックに設けられ前記ガイド部との間で
    制動力を発生させる制動部材と、を備えた給紙機構にお
    いて、 前記ピニオンとの噛合位置に一方のラックの制動部材が
    あるとき、前記噛合位置に他方のラックの制動部材が位
    置しないように配置したことを特徴とする給紙機構。
  2. 【請求項2】 前記一対の位置決め部材で前記シート部
    材を定型サイズ位置に合わせるとき、前記一対のラック
    のどちらか一方のラックに設けられた前記制動部材が前
    記ピニオンとの噛合位置にあるように配置したことを特
    徴とする請求項1に記載の給紙機構。
  3. 【請求項3】 前記制動部材は、両端支持の弾性を有す
    るアーチ状の凸設部で、前記ガイド部に摺接して制動力
    を発生させることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の給紙機構。
  4. 【請求項4】 前記制動部材には、前記ガイド部との接
    触部に引掛かり部が設けられ、ガイド部には、前記引掛
    かり部が嵌合する引掛け部が設けられ、前記引掛け部
    は、前記一対の位置決め部材で前記シート部材を定型サ
    イズ位置に合わせるとき、前記引掛かり部が嵌合する位
    置に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項
    3の何れか1項に記載の給紙機構。
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