JP2009190529A - 給電装置及び車両用給電装置 - Google Patents

給電装置及び車両用給電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリから負荷への給電を、気温に対応させて効率的に行うことができる給電装置を提供する。
【解決手段】温度センサ8により検出された気温に基づいて、バッテリ1からミラーヒータ2a、2b又はデフォッガ3へ電力を供給する時間を設定する給電制御部4を設けることにより、該給電制御部4にて、前記温度センサ8により所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ2a、2b又はデフォッガ3へ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサ8により所定温度未満の気温が検出されたときには、前記ミラーヒータ2a、2b又はデフォッガ3へ電力を供給する時間を長く設定し、設定された時間が経過したときに、前記ミラーヒータ2a、2b又はデフォッガ3への電力供給を終了する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は電源から負荷への電力供給を制御する給電装置、及び該給電装置を車両に搭載した車両用給電装置に関する。
一般に自動車、航空機、及び船舶等に搭載されている負荷への電力供給を制御するために、様々な給電装置が使用されている。例えば自動車に使用される従来の車両用給電装置は、バッテリ、オルタネータ等の電源に、ドアミラーに設けてあるミラーヒータ、及びリアウインドウに設けてあるデフォッガ等の複数の負荷を接続し、前記電源から前記負荷への電力供給を制御する給電制御手段を設けることにより、複数の負荷に大電流が流れ、前記電源に対し急激な電圧降下が起こったときには、前記給電制御手段が、予め設定してある優先度に基づいて、優先度の低い負荷への電力供給を遮断し、優先度の高い負荷に対して電力を供給して、バッテリ上がりを防止すると共に電力供給の効率化を図っていた(特許文献1参照)。
またバッテリ上がりの防止、及び電力供給の効率化を図るために、前記給電制御手段にタイマを設け、電力供給の開始から数十分間経過したときに、ミラーヒータ及びデフォッガへの電力供給を終了し、更にユーザのスイッチ操作を簡便にするために、ミラーヒータ及びデフォッガを作動させるための共用スイッチを備えた車両用給電装置が提案されている。
前記タイマを備える車両用給電装置は、冬場においてはドアミラー及びリアウインドウに付着した氷膜を除去するために、前記共用スイッチをオンにして、ミラーヒータ及びデフォッガに数十分間、電力を供給し、夏場においては、ミラーに付着した水滴を除去するために、前記共用スイッチをオンにして、ミラーヒータ及びデフォッガに数十分間、電力を供給して、安全な走行を実現していた。
特開2000−326805号公報
前記タイマを備える車両用給電装置は、ドアミラーに付着した水滴を除去するときに共用スイッチをオンにして、デフォッガにも数十分間電力を供給しているが、デフォッガは水滴を除去するように設計されておらず、デフォッガにて不要な電力を消費していた。また夏場において、ドアミラーに付着した水滴を除去するためにミラーヒータを作動させる時間は数分で足りるが、氷膜の除去に対応させて数十分間電力を供給するように設定してあり、ドアミラーの乾燥後もミラーヒータに長時間電力を供給していた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、所定の物理量を検出する検出手段、例えば温度センサにより検出された気温に基づいて、負荷、例えばミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を設定する設定手段を設けることにより、該設定手段にて、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには、前記ミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を長く設定し、設定された時間が経過したときに、前記負荷への電力供給を終了して、使用環境に対応した効率的な給電制御を行うことができる給電装置を提供することを目的とする。
また、複数の負荷、例えばミラーヒータ及びデフォッガを設け、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を一律に設定する手段を設けることにより、該手段にて、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を長く設定し、設定された時間が経過したときに、前記負荷への電力供給を終了して、使用環境に対応した効率的な給電制御を行うことができる給電装置を提供することを目的とする。
また、複数の負荷、例えばミラーヒータ及びデフォッガを設け、前記設定手段に、電力を供給する時間を負荷毎に設定する手段を設けることにより、該手段にて、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータへ電力を供給する時間を短く設定すると共に、前記デフォッガへの電力供給を停止して、使用環境に対応した効率的な給電制御を負荷毎に行うことができる給電装置を提供することを目的とする。
また前記検出手段として、温度センサを設けることにより、該温度センサにより検出された気温に基づいて、前記負荷へ電力を供給する時間を設定し、設定された時間が経過したときに前記負荷への電力供給を終了して、気温に対応した効率的な給電制御を行うことができる給電装置を提供することを目的とする。
また前記給電装置を車両に設け、複数の前記負荷として、ミラーヒータ及びデフォッガを設けることにより、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を長く設定して、同時に使用することがあるミラーヒータ及びデフォッガに対し、使用環境に対応した効率的な給電制御を行うことができる車両用給電装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る給電装置は、電源から負荷への電力供給を制御する給電制御手段と、前記負荷を作動させるための操作手段とを備え、前記給電制御手段は、前記操作手段を操作することにより、設定された時間だけ前記負荷への電力供給を行うようにしてある給電装置において、所定の物理量を検出する検出手段と、該検出手段により検出された物理量に基づいて、前記負荷へ電力を供給する時間を設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、所定の物理量を検出する検出手段、例えば温度センサにより検出された気温に基づいて、負荷、例えばミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を設定する設定手段を設けることにより、該設定手段にて、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには、前記ミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を長く設定し、設定された時間が経過したときに、前記負荷への電力供給を終了する。
第2発明に係る給電装置は、前記負荷を複数備えており、前記設定手段は、電力を供給する時間を複数の前記負荷に対し一律に設定するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、複数の負荷、例えばミラーヒータ及びデフォッガを設け、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を一律に設定する手段を設けることにより、該手段にて、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を長く設定し、設定された時間が経過したときに、前記負荷への電力供給を終了する。
第3発明に係る給電装置は、前記負荷を複数備えており、前記設定手段は、電力を供給する時間を前記負荷毎に設定するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、複数の負荷、例えばミラーヒータ及びデフォッガを設け、前記設定手段に、電力を供給する時間を負荷毎に設定する手段を設けることにより、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータへ電力を供給する時間を短く設定すると共に、前記デフォッガへの電力供給を停止する。
第4発明に係る給電装置は、前記検出手段は温度センサであることを特徴とする。
本発明においては、前記検出手段として、温度センサを設けることにより、該温度センサにより検出された気温に基づいて、前記負荷へ電力を供給する時間を設定し、設定された時間が経過したときに前記負荷への電力供給を終了する。
第5発明に係る車両用給電装置は、前記第1発明乃至第3発明のいずれか一つに記載の給電装置を備え、複数の前記負荷は、車両のドアミラーに設けてあるミラーヒータ及び車両の窓に設けてあるデフォッガであることを特徴とする。
本発明においては、前記給電装置を車両に設け、複数の前記負荷として、ミラーヒータ及びデフォッガを設けることにより、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を短くし、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を長くして、同時に使用することがあるミラーヒータ及びデフォッガに対し、使用環境に対応した給電制御を行う。
第1発明に係る給電装置にあっては、所定の物理量を検出する検出手段、例えば温度センサにより検出された気温に基づいて、負荷、例えばミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を設定する設定手段を設けることにより、該設定手段にて、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには、前記ミラーヒータ又はデフォッガへ電力を供給する時間を長く設定し、設定された時間が経過したときに、前記負荷への電力供給を終了して、使用環境に対応した効率的な給電制御を行うことができる。
第2発明に係る給電装置にあっては、複数の負荷、例えばミラーヒータ及びデフォッガを設け、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を一律に設定する手段を設けることにより、該手段にて、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を長く設定し、設定された時間が経過したときに、前記負荷への電力供給を終了して、使用環境に対応した効率的な給電制御を行うことができる。
第3発明に係る給電装置にあっては、複数の負荷、例えばミラーヒータ及びデフォッガを設け、前記設定手段に、電力を供給する時間を負荷毎に設定する手段を設けることにより、該手段にて、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータへ電力を供給する時間を短く設定すると共に、前記デフォッガへの電力供給を停止して、使用環境に対応した効率的な給電制御を負荷毎に行うことができる。
第4発明に係る給電装置にあっては、前記検出手段として、温度センサを設けることにより、該温度センサにより検出された気温に基づいて、前記負荷へ電力を供給する時間を設定し、設定された時間が経過したときに前記負荷への電力供給を終了して、気温に対応した効率的な給電制御を行うことができる。
第5発明に係る車両用給電装置にあっては、前記給電装置を車両に設け、複数の前記負荷として、ミラーヒータ及びデフォッガを設けることにより、例えば前記温度センサにより所定温度以上の気温が検出されたときに、前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を短く設定し、前記温度センサにより所定温度未満の気温が検出されたときには前記ミラーヒータ及びデフォッガへ電力を供給する時間を長く設定して、同時に使用することがあるミラーヒータ及びデフォッガに対し、使用環境に対応した効率的な給電制御を行うことができる。
(実施の形態1)
以下本発明を車両用給電装置を示す図面に基づいて詳述する。図1は実施の形態1に係る車両用給電装置を示す回路図、図2は給電制御部による給電制御の手順を示すフローチャートである。
図において1はバッテリであり、該バッテリ1の正極はヒューズF1を介して、給電線L1に接続してあり、バッテリ1の負極は接地線L2に接続してある。
給電線L1に、電磁リレーR1の常開接点R1aを介在させてある。給電線L1において、常開接点R1aの負荷側には、ヒューズF2を介して、右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bの各一方の端子が接続してある。前記右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bの各他方の端子は、接地線L2に接続してある。更に、常開接点R1aの負荷側には、車両のリアウインドウに設けてあるデフォッガ3の一方の端子が接続してあり、デフォッガ3の他方の端子は接地線L2に接続してある。なお前記右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bは、車両の左右に設けてあるドアミラーに内蔵してある。
前記電磁リレーR1は励磁部R1bを備えており、該励磁部R1bの一方の端子は、給電線L1の電源側に接続してある。前記励磁部R1bの他方の端子には、トランジスタTr1のコレクタが接続してあり、トランジスタTr1のエミッタは接地線L2に接続してある。また前記トランジスタTr1のベースは給電制御部4に接続してある。
該給電制御部4から前記トランジスタTr1のベースにスイッチング用の電圧を印加して、トランジスタTr1をオンし、これにより前記励磁部R1bを励磁して常開接点R1aをオンし、前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3に前記バッテリ1から電力を供給する。
前記給電制御部4は、給電制御を行うCPU、給電制御に関する制御プログラム、及び後述する閾値温度Qを示す情報を格納してあるROM、及び給電制御に必要な情報を一時的に格納するRAM等(いずれも図示せず)を備えており、また前記バッテリ1から前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3に給電する時間を計測するタイマ4aを備える。
前記給電制御部4に、多重通信網7を介してECU5が接続してある。また該ECU5に、多重通信網7を介して、前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3を作動させるための共用スイッチ6が接続してある。該共用スイッチ6をオンにしたときに、前記ECU5に前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3の作動を要求する信号(以下作動要求信号という)が入力され、前記ECU5から前記給電制御部4に前記作動要求信号が送信される。
また前記給電制御部4には、サーミスタからなる温度センサ8が接続してあり、気温Pを示す情報が前記給電制御部4に入力される。
次に給電制御について説明する。
給電制御部4は、前記ECU5から、作動要求信号を受信したか否か判断する(ステップS1)。作動要求信号を受信していないときは(ステップS1:NO)、給電制御部4はステップS1に戻る。作動要求信号を受信したときは(ステップS1:YES)、前記温度センサ8から気温Pを示す情報を取り込む(ステップS2)。
次に給電制御部4は、ROMを参照して、前記気温Pと、前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3の作動時間の判断基準となる閾値温度Qとを比較し、気温Pが閾値温度Q以上であるか否か判断する(ステップS3)。気温Pが閾値温度Q以上であるときには(ステップS3:YES)、タイマ4aに時間T1、例えば5分間を設定する(ステップS4)。そして前記トランジスタTr1のベースに、スイッチング用電圧の印加を開始して、リレーR1の接続を開始する(ステップS5)。そしてタイマ4aを参照して時間T1が経過したか否か判断する(ステップS6)。時間T1が経過したときには(ステップS6:YES)、前記ベースへの電圧印加を終了し、リレーR1の接続を終了する(ステップS7)。
気温Pが閾値温度Q未満であるときには(ステップS3:NO)、タイマ4aに時間T1よりも長い時間T2、例えば15分間を設定する(ステップS8)。そして前記トランジスタTr1のベースに、スイッチング用電圧の印加を開始して、リレーR1の接続を開始する(ステップS9)。そしてタイマ4aを参照して時間T2が経過したか否か判断する(ステップS10)。時間T2が経過したときには(ステップS10:YES)、前記ベースへの電圧印加を終了し、リレーR1の接続を終了する(ステップS11)。
実施の形態1に係る車両用給電装置にあっては、右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3への電力供給を制御する給電制御部4に、気温を検出する温度センサ8を接続し、右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3へ電力を供給する時間を、前記温度センサ8により閾値温度Q以上の気温Pが検出されたときに短く設定し、前記温度センサ8により閾値温度Q未満の気温Pが検出されたときに長く設定し、設定された時間が経過したときに、前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3への電力供給を終了して、同時に作動させる右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3に対し、気温に対応した効率的な給電制御を行うことができる。
なお温度センサ8に代えて湿度センサを給電制御部4に接続し、湿度に対応した給電制御を行うようにしても良い。またデフォッガはフロントウィンドウ及びドアウィンドウ等の窓に設けても良い。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る車両用給電装置を示す図面に基づいて詳述する。図3は給電制御部による給電制御の手順を示すフローチャート、図4は給電制御部のLUTに記録されており、気温に対応する右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3への電力供給時間を示すグラフである。
前記給電制御部4に、気温に対応した、前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3に電力を供給する時間を示す情報を記録したLUT(図示せず)を設けてある。なお実施の形態2に係る車両用給電装置の構成は、前記LUT以外は、実施の形態1に示す車両用給電装置の構成と同様であり、LUT以外の構成の説明は省略する(図1参照)。
次に給電制御について説明する。
給電制御部4は、前記ECU5から、作動要求信号を受信したか否か判断する(ステップS21)。作動要求信号を受信していないときは(ステップS21:NO)、給電制御部4はステップS21に戻る。作動要求信号を受信したときは(ステップS21:YES)、前記給電制御部4は、前記温度センサ8から気温Pを示す情報を取り込む(ステップS22)。
次に給電制御部4は、LUTを参照して、気温Pに対応した、前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3に電力を供給する時間T3を、タイマ4aに設定する(ステップS23、図4参照)。そして、前記トランジスタTr1のベースに、スイッチング用電圧の印加を開始して、前記リレーR1の接続を開始する(ステップS24)。そしてタイマ4aを参照して、時間T3が経過したか否か判断する(ステップS25)。時間T3が経過したときには(ステップS25:YES)、前記ベースへの電圧印加を終了し、リレーR1の接続を終了する(ステップS26)。
実施の形態2に係る車両用給電装置の構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
以下本発明を実施の形態3に係る車両用給電装置を示す図面に基づいて詳述する。実施の形態3は後述するリレーR2及びR3の接続を制御する車両用給電装置である。図5は車両用給電装置を示す回路図であり、図6は給電制御部による給電制御の手順を示すフローチャートである。
前記バッテリ1の正極に二つの給電線L1、L1が接続してある。一方の給電線L1には、電磁リレーR2の常開接点R2aを介在させてある。一方の給電線L1において、常開接点R2aの負荷側には、前記右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bの各一方の端子が接続してある。また右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bの各一方の端子は接地線L2に接続してある。
前記電磁リレーR2の励磁部R2bの一方の端子は、一方の給電線L1の電源側に接続してあり、励磁部R2bの他方の端子には、トランジスタTr2のコレクタが接続してある。該トランジスタTr2のエミッタは、接地線L2に接続してある。また前記トランジスタTr2のベースは、前記給電制御部4に接続してある。
また他方の給電線L1には、電磁リレーR3の常開接点R3aを介在させてある。他方の給電線L1において、常開接点R3aの負荷側には、前記デフォッガ3の一方の端子が接続してある。また前記デフォッガ3の他方の端子は、前記接地線L2に接続してある。
前記電磁リレーR3の励磁部R3bの一方の端子は、他方の給電線L1に接続してあり、励磁部R3bの他方の端子は、トランジスタTr3のコレクタに接続してある。該トランジスタTr3のエミッタは、接地線L2に接続してある。また前記トランジスタTr3のベースは、前記給電制御部4に接続してある。
前記給電制御部4から前記トランジスタTr2のベースに、スイッチング用の電圧を印加して、トランジスタTr2をオンし、これにより励磁部R2bを励磁して、常開接点R2aをオンし、前記右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bに電力を供給する。また前記給電制御部4から、前記トランジスタTr3のベースに、スイッチング用の電圧を印加して、トランジスタTr3をオンし、これにより励磁部R3bを励磁して、常開接点R3aをオンし、前記デフォッガ3に電力を供給する。
次に給電制御について説明する。
給電制御部4は、前記ECU5から、作動要求信号を受信したか否か判断する(ステップS31)。作動要求信号を受信していないときは(ステップS31:NO)、給電制御部4はステップS31に戻る。作動要求信号を受信したときは(ステップS31:YES)、前記給電制御部4は、前記温度センサ8から気温Pを示す情報を取り込む(ステップS32)。
次に給電制御部4は、ROMを参照して、前記気温Pと、前記右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3の作動時間の判断基準となる閾値温度Qとを比較し、気温Pが閾値温度Q以上であるか否か判断する(ステップS33)。気温Pが閾値温度Q以上であるときには(ステップS33:YES)、前記タイマ4aに時間T4、例えば5分間を設定する(ステップS34)。そして前記トランジスタTr2のベースに、スイッチング用電圧の印加を開始して、リレーR2の接続を開始する(ステップS35)。そしてタイマ4aを参照して時間T4が経過したか否か判断する(ステップS36)。時間T4が経過したときには(ステップS36:YES)、前記ベースへの電圧印加を終了し、リレーR2の接続を終了する(ステップS37)。
気温Pが閾値温度Q未満であるときには(ステップS33:NO)、前記タイマ4aに時間T4よりも長い時間T5、例えば15分間を設定する(ステップS38)。そして前記トランジスタTr2及びトランジスタTr3のベースに、スイッチング用電圧の印加を開始して、リレーR2及びR3の接続を開始する(ステップS39)。そしてタイマ4aを参照して、時間T5が経過したか否か判断する(ステップS40)。時間T5が経過したときには(ステップS40:YES)、前記ベースへの電圧印加を終了し、リレーR2及びR3の接続を終了する(ステップS41)。
実施の形態3に係る車両用給電装置にあっては、電力を供給する時間を、右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bと、デフォッガ3とにそれぞれ設定し、前記温度センサ8により閾値温度Q以上の気温が検出されたときに、前記右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bへ、電力を時間T4の間、例えば5分間供給すると共に、前記デフォッガ3への電力供給を行わず、また前記温度センサ8により閾値温度Q未満の気温が検出されたときに、右側ミラーヒータ2a、左側ミラーヒータ2b、及びデフォッガ3へ、電力を時間T5の間、例えば15分間供給し、使用目的に対応した効率的な給電制御を負荷毎に行うことができる。
実施の形態3に係る車両用給電装置の構成の内、実施の形態1又は2と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態4)
以下本発明を実施の形態4に係る車両用給電装置を示す図面に基づいて詳述する。図7は給電制御部による給電制御の手順を示すフローチャート、図8は給電制御部のLUTに記録されており、気温に対応する電力供給時間を示すグラフである。図8(a)は右側ミラーヒータ2a、及び左側ミラーヒータ2bへの電力供給時間を示すグラフ、図8(b)はデフォッガ3への電力供給時間を示すグラフである。
前記給電制御部4に、気温Pに対応した、前記右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bに電力を供給する時間T6を示す情報と、気温Pに対応した、前記デフォッガ3に電力を供給する時間T7を示す情報とを記録してあるLUT(図示せず)が設けてある。なお実施の形態4に係る車両用給電装置の構成は、前記LUT以外は、実施の形態3に示す車両用給電装置の構成と同様であり、LUT以外の構成の説明は省略する(図5参照)。
次に給電制御について説明する。
給電制御部4は、前記ECU5から、作動要求信号を受信したか否か判断する(ステップS51)。作動要求信号を受信していないときは(ステップS51:NO)、ステップS51に戻る。作動要求信号を受信したときは(ステップS51:YES)、前記給電制御部4は、前記温度センサ8から気温Pを示す情報を取り込む(ステップS52)。
次に給電制御部4は、LUTを参照して、気温Pに対応した、前記右側ミラーヒータ2a及び左側ミラーヒータ2bに電力を供給する時間T6を示す情報と、気温Pに対応した、デフォッガ3に電力を供給する時間T7をタイマ4aに設定する(ステップS53、図8(a)及び図8(b)参照)。そして、前記トランジスタTr2及びトランジスタTr3のベースに、スイッチング用電圧の印加を開始して、前記リレーR2及びR3の接続を開始する(ステップS54)。次に時間T6が時間T7以下であるか否か判断する(ステップS55)。時間T6が時間T7以下のときは(ステップS55:YES)、タイマ4aを参照して、時間T6が経過したか否か判断する(ステップS56)。時間T6が経過しているときは(ステップS56:YES)、前記トランジスタTr2のベースへの電圧印加を終了し、リレーR2の接続を終了する(ステップS57)。そしてタイマ4aを参照して、時間T7が経過したか否か判断する(ステップS58)。時間T7が経過しているときは(ステップS58:YES)、トランジスタTr3のベースへの電圧印加を終了し、リレーR3の接続を終了する(ステップS59)。
時間T6が時間T7よりも長いときは(ステップS55:NO)、タイマ4aを参照して、時間T7が経過したか否か判断する(ステップS60)。時間T7が経過しているときは(ステップS60:YES)、前記トランジスタTr3のベースへの電圧印加を終了し、リレーR3の接続を終了する(ステップS61)。そしてタイマ4aを参照して、時間T6が経過したか否か判断する(ステップS62)。時間T6が経過しているときは(ステップS62:YES)、トランジスタTr2の前記ベースへの電圧印加を終了し、リレーR2の接続を終了する(ステップS63)。
実施の形態4に係る車両用給電装置の構成の内、実施の形態1乃至3と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施の形態1に係る車両用給電装置を示す回路図である。 実施の形態1に係る給電制御部による給電制御の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る給電制御部による給電制御の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る給電制御部のLUTに記録されており、気温に対応する右側ミラーヒータ、左側ミラーヒータ、及びデフォッガへの電力供給時間を示すグラフである。 実施の形態3に係る車両用給電装置を示す回路図である。 実施の形態3に係る給電制御部による給電制御の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る給電制御部による給電制御の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る給電制御部のLUTに記録されており、気温に対応する電力供給時間を示すグラフである。
符号の説明
1 バッテリ
2a 右側ミラーヒータ(負荷)
2b 左側ミラーヒータ(負荷)
3 デフォッガ(負荷)
4 給電制御部(給電制御手段、設定手段)
6 共用スイッチ(要求手段)
8 温度センサ(検出手段)

Claims (5)

  1. 電源から負荷への電力供給を制御する給電制御手段と、前記負荷を作動させるための操作手段とを備え、前記給電制御手段は、前記操作手段を操作することにより、設定された時間だけ前記負荷への電力供給を行うようにしてある給電装置において、
    所定の物理量を検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された物理量に基づいて、前記負荷へ電力を供給する時間を設定する設定手段と
    を備えることを特徴とする給電装置。
  2. 前記負荷を複数備えており、
    前記設定手段は、電力を供給する時間を複数の前記負荷に対し一律に設定するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記負荷を複数備えており、
    前記設定手段は、電力を供給する時間を前記負荷毎に設定するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  4. 前記検出手段は温度センサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の給電装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の給電装置を備え、
    複数の前記負荷は、車両のドアミラーに設けてあるミラーヒータ及び車両の窓に設けてあるデフォッガであること
    を特徴とする車両用給電装置。
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