JP2010116081A - 水分除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウィンドウ等に付着した水分を除去するための複数の負荷を必要以上に加熱することで消費電力が向上することを抑制して、省エネルギー化を図る水分除去装置を提供する。
【解決手段】周囲との温度差により水分が付着するリヤウィンドウ及びサイドミラーそれぞれに設けられたヒーター10,11を加熱して、リヤウィンドウ及びサイドミラーに付着した曇り又は結露等を除去する曇取装置1において、半導体スイッチ3,4をオン/オフ制御し、ヒーター10,11それぞれに通電する。通電により加熱されたヒーター10,11それぞれの温度を推定し、推定結果に基づいて、ヒーター10,11への加熱を半導体スイッチ3,4毎に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばウィンドウ及び反射鏡に発生した曇り又は結露等を除去する水分除去装置に関する。
寒暖差によってリアウィンドウ及びサイドミラー等が曇る又は結露が発生する場合がある。そこで、運転者の視界を確保するため、車両には発生した曇り又は結露を除去する曇取装置が搭載されている。例えば、リアウィンドウは、配線された電熱線に電流を流すことで、リアウィンドウの曇り又は結露を除去することができるようになっている。また、サイドミラーは、内側に配設されたヒータにより、曇り又は結露を除去することができるようになっている。
ところで、近年では燃費向上のため、上述の曇取装置等、車両に搭載された機器それぞれの消費電力量を低減させ、車両全体として消費電力量を低減させる試みがなされている。例えば、特許文献1に記載の曇取装置は、早急に曇りを除去したい始動時ではフル電力で駆動し、大部分について曇りが除去された後は低電力で駆動するようになっている。これにより、曇取装置での消費電力量を低減し、車両全体として省エネルギー化を図っている。
特開平11−69619号公報
しかしながら、特許文献1においてリアウィンドウとサイドミラーとでは曇り及び結露等が除去される時間が相違するため、2つの曇取装置を同時に制御した場合、一方の曇り及び結露が除去される前に、他方の曇取装置の制御が終了する場合がある。これにより、曇り及び結露が完全に除去されず、運転者の視界が悪くなるといった問題が発生する。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウィンドウ等に付着した水分を除去するための複数の負荷を必要以上に加熱することで消費電力が向上することを抑制して、省エネルギー化を図る水分除去装置を提供することにある。
本発明に係る水分除去装置は、周囲との温度差により水分が付着する複数の車両部分それぞれに設けられた複数の電気負荷を加熱して、前記車両部分に付着した水分を除去する水分除去装置において、複数の前記電気負荷それぞれを加熱する複数の加熱手段と、前記電気負荷それぞれの温度を推定する推定手段と、該推定手段による推定結果に基づいて、前記電気負荷への加熱を前記加熱手段毎に制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、複数の負荷を加熱する複数の加熱手段を独立して制御することができるため、負荷が設けられた部分の温度がそれぞれ異なっていても、負荷毎に温度を調整することができる。負荷が設けられる部分とは、例えば車両のリヤウィンドウ及びサイドミラー等、運転者の視界を遮る曇り又は結露が発生する部分である。これにより、付着した水分を除去できる温度に達した部分に対応する加熱手段の制御を終了し、温度が水分を除去できる温度に達していない部分の加熱手段の制御は続行することができる。この結果、水分が除去できていない部分があるにも拘らず、全ての加熱手段の制御が終了することで、運転者の視界を確保できない危険性を抑制することができる。また、加熱手段それぞれを独立して制御することで、温度が水分を除去できる温度に達した部分に対応する加熱手段のみ加熱を終了できるため、無駄な電力量を削除でき、省エネルギー化を実現することができる。
本発明に係る水分除去装置は、前記電気負荷は、電気抵抗であって、前記加熱手段は、前記電気抵抗に通電するようにしてあり、前記電気抵抗を流れる電流値を検出する検出手段をさらに備え、前記推定手段は、前記検出手段が検出した電流値に基づいて、温度を推定するようにしてあることを特徴とする。
本発明では、負荷が電気抵抗であって、電気抵抗に流れる電流値から負荷の温度を推定する。電流値により温度を推定することで、負荷の温度を十分に上昇させることができると共に、無駄な電流消費を抑制することができる。その結果、省エネルギー化を図ることができる。
本発明に係る水分除去装置は、前記電気負荷への加熱する指示を受け付ける受付手段と、
前記推定手段が推定した温度が所定値以上となった電気負荷を検出する電気負荷検出手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記受付手段が指示を受け付けた場合に全ての前記加熱手段の加熱を開始し、前記電気負荷検出手段が検出した結果、温度が所定値以上となった電気負荷を検出した場合、前記電気負荷に対応する加熱手段の加熱を終了するようにしてあることを特徴とする。
本発明では、全ての加熱手段の加熱を開始してから、所定温度以上となった負荷に対する加熱手段のみ制御を終了する。これにより、加熱手段を制御する電力量を無駄に消費するおそれを低減することができる。
本発明に係る水分除去装置は、前記制御手段は、前記加熱手段をPWM制御した後に前記加熱手段の加熱を終了するようにしてあることを特徴とする。
本発明では、加熱手段をPWM制御してから制御を終了することで、温度が所定値以上となった電気負荷を検出してから加熱手段の制御を終了するまでの間、電気負荷の温度を下げず、水分を除去することができる。
本発明は、複数の負荷を加熱する複数の加熱手段を独立して制御することができるため、負荷が設けられた部分の温度がそれぞれ異なっていても、負荷毎に温度を調整することができる。負荷が設けられる部分とは、例えば車両のリヤウィンドウ及びサイドミラー等、運転者の視界を遮る曇り又は結露が発生する部分である。これにより、付着した水分を除去できる温度に達した部分に対応する加熱手段の制御を終了し、温度が水分を除去できる温度に達していない部分の加熱手段の制御は続行することができる。この結果、水分が除去できていない部分があるにも拘らず、全ての加熱手段の制御が終了することで、運転者の視界を確保できない危険性を抑制することができる。また、加熱手段それぞれを独立して制御することで、温度が水分を除去できる温度に達した部分に対応する加熱手段のみ加熱を終了できるため、無駄な電力量を削除でき、省エネルギー化を実現することができる。
以下、本発明に係る水分除去装置の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る曇取装置の構成を示す模式図である。本実施形態では、図示しないリヤウィンドウにデフォッガ10が設けられ、サイドミラーにミラーヒーター11が設けられている。デフォッガ10及びミラーヒーター11は、何れも、周囲との温度差によってリヤウィンドウ及びサイドミラーに生じた曇り又は結露を除去するものであって、リヤウィンドウ及びサイドミラーの内側に配線された電熱線である。そして、曇取装置(水分除去装置)1は、バッテリ15からデフォッガ10及びミラーヒーター11に通電することで、リヤウィンドウ及びサイドミラーに生じた曇り又は結露等を除去する。なお、以下の説明において、デフォッガ10及びミラーヒーター11を単にヒーターと言う。
本実施形態に係る曇取装置1は、制御回路(制御手段)2と、半導体スイッチ(加熱手段)3,4とを備えている。制御回路2は、CPU(Central Processing Unit)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。制御回路2は、イグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと言う)16がオンされることで動作するようになっている。また、制御回路2は、ヒータースイッチ12のオン/オフの切り替えを検出し、検出結果に応じて半導体スイッチ3,4のオン/オフ制御を行う。ヒータースイッチ12は、リヤウィンドウ等に配設されたヒーター10,11をオン/オフするスイッチであり、ユーザにより操作されてもよいし、リヤウィンドウ等の状況を判断して自動的にオン/オフ切り替わるようにしてもよい。
半導体スイッチ3,4は、例えばMOSFET(Metal Oxide Field Effect Transistor)等である。MOSFETは、外部から電圧を加えることで電流の流れを制御するトランジスタである。MOSFETは単純な構造のため、半導体スイッチ3,4をMOSFETにすることで、集積しやすく、動作電力を低減させることができる。MOSFETには、ソース、ドレイン、ゲートの3つの金属電極があり、ゲートに印加する電圧を制御することで、ソースとドレイン間に流れる電流を制御することができる。
半導体スイッチ3は、バッテリ15及びヒーター10との間に配設され、ドレインがバッテリ15へ、ソースがヒーター10へ、ゲートが制御回路2へそれぞれ接続されている。従って、半導体スイッチ3をオンすることで、リヤウィンドウに生じた曇り又は結露を除去することができる。また、半導体スイッチ4は、バッテリ15及びヒーター11との間に配設され、ドレインがバッテリ15へ、ソースがヒーター11へ、ゲートが制御回路2へそれぞれ接続されている。従って、半導体スイッチ4をオンすることで、サイドミラーに生じた曇り又は結露を除去することができる。
制御回路2は、半導体スイッチ3,4をオンにした後は、ヒーター10,11に流れる電流値を検出し、検出結果に基づいてヒーター10,11の温度を推定する。ここで、制御回路2がヒーター10,11に流れる電流値を検出する方法について説明する。図2は、ヒーター10,11に流れる電流値を検出するための回路構成を示す概略図である。
図2(a)では、半導体スイッチ3,4とヒーター10,11との間に電圧検出用の抵抗R1を設け、抵抗R1に印加される電圧を検出する構成となっている。これにより、制御回路2は、抵抗R1と抵抗R1に印加される電圧とからヒーター10,11に流れる電流値を算出することができる。
図2(b)では、半導体スイッチ3,4のゲート及びソース間の電圧Vg−sを検出する構成となっている。半導体スイッチ3,4の特性は既知であるため、制御回路2は、電圧Vg−sを検出することで、ヒーター10,11に流れる電流値を算出することができる。
図2(c)では、ヒーター10,11に大電流を流すために半導体スイッチ3,4が並列に複数接続してあり、一つの半導体スイッチのソースに、一端が接地された抵抗R2が接続されて、抵抗R2に印加される電圧を検出する構成となっている。これにより、制御回路2は、抵抗R2と抵抗R2に印加される電圧とからヒーター10,11に流れる電流値を算出することができる。
図2(d)では、半導体スイッチ3,4のゲート及びソース間を抵抗R3を介して接続し、ゲートが抵抗R4を介して制御回路2に接続されている。抵抗R4は制御回路2付近に配設されている。そして、抵抗R4の電圧を検出する構成となっている。制御回路2は、抵抗R4と抵抗R4の電圧値とから抵抗R4に流れる電流値を算出することができる。算出した電流値は、抵抗R3にも流れるため、制御回路2は、抵抗R3に印加される電圧、即ち半導体スイッチ3,4のゲート及びソース間の電圧Vg−sを算出することができる。その結果、図2(b)と同様に、制御回路2は、ヒーター10,11に流れる電流値を算出することができる。図2(d)における構成は、半導体スイッチ3,4及び制御回路2とを接続するワイヤハーネスが長い場合に効果的である。
次に、検出した電流値から制御回路2がヒーター10,11の温度を推定する方法について説明する。
図3は、ヒーター10,11が有する通電電流値と温度との関係の特性を示す概略図である。図中の破線は、ヒーター10,11の加熱完了温度を示しており、加熱完了温度は、ヒーター10,11がリヤウィンドウ又はサイドミラーの曇り又は結露を十分に除去することができる温度である。なお、加熱完了温度は、リヤウィンドウ又はサイドミラー等、ヒーター10,11が取り付けられる場所及びリヤウィンドウ等の熱伝導率等によって予め決定される。
制御回路2は、上述のようにヒーター10,11に流れる電流値を検出した場合、図3に示す特性に従って、ヒーター10,11の温度を推定する。そして、制御回路2は、推定した温度が加熱完了温度を超えたと判定した場合、半導体スイッチ3,4をPWM(Pulse Width Modulation)制御する。これにより、ヒーター10,11の温度が加熱完了温度以上を保つことができ、また、消費電力を低減することができる。
図4は、半導体スイッチ3,4をPWM制御した場合の、ヒーター10,11の温度、ヒーター10,11に流れる電圧及び電流と経過時間との関係を示す概略図である。図4(a)は、半導体スイッチ3,4のゲートに印加する電圧のタイムチャートを示している。図4(b)は、ヒーター10,11に流れる電流値を示している。図4(c)は、ヒーター10,11の温度の変化を示している。なお、図4(b)における加熱完了電流値とは、ヒーター10,11の温度を加熱完了温度以上とするのに必要な通電電流値である。
図4(a)に示すオン期間では、制御回路2は、半導体スイッチ3,4のゲートに電圧を印加する。これにより、半導体スイッチ3,4がオンとなり、バッテリ15からヒーター10,11へ通電される。この結果、電熱線であるヒーター10,11は温度が上昇し、これに伴い抵抗値が大きくなるため、図4(b)に示すように、ヒーター10,11に流れる電流値は時間の経過と共に減少する。
ヒーター10,11の温度が加熱完了温度を超えた場合、オン期間は終了する。このとき、制御回路2は、半導体スイッチ3,4のゲートへの電圧の印加を停止する。これにより、半導体スイッチ3,4がオフとなり、バッテリ15からヒーター10,11へ通電が遮断される。ヒーター10,11への通電が遮断されても、図4(c)に示すように、ヒーター10,11は急激には温度が下がらず、オン期間と同じ温度を維持する。
所定時間経過後、制御回路2は、再び半導体スイッチ3,4のゲートに電圧を印加して、半導体スイッチ3,4を短時間オンにする。これにより、バッテリ15からヒーター10,11へ一時的に通電される。制御回路2は、半導体スイッチ3,4のオンオフ制御を繰り返すことで、ヒーター10,11は加熱完了温度より高い温度を維持することができ、リヤウィンドウ及びサイドミラーを加熱し続けることができる。この結果、リヤウィンドウ及びサイドミラーの曇り又は結露を除去することができる。
なお、PWM制御の周期は、ヒーター10,11の特性、ヒーター10,11が設けられたリヤウィンドウ又はサイドミラーの熱伝導率等によって決定される。また、制御回路2は、ユーザによりヒータースイッチ12がオフされたときにPWM制御を終了するようにしてもよいし、一定時間行った後でPWM制御を終了するようにしてもよい。
次に、上述のように構成される曇取装置1の動作について説明する。図5は、制御回路2が実行する処理のフローチャートである。制御回路2は、IGスイッチ16がオンとなったときに、図5の処理を実行する。
制御回路2は、ヒータースイッチ12がオンとなったか否かを判定する(S1)。オンとなっていない場合(S1:NO)、制御回路2は、ヒータースイッチ12がオンとなるまで待機する。ヒータースイッチ12がオンとなった場合(S1:YES)、制御回路2は、半導体スイッチ3,4のゲートへ電圧を印加して、半導体スイッチ3,4をオンにする(S2)。これにより、ヒーター10,11への通電が開始され、ヒーター10,11の温度は上昇し始める。
制御回路2は、図2で説明したように、ヒーター10,11に流れる電流値を検出し(S3)、検出結果に基づいてヒーター10,11の温度を推定する(S4)。温度を推定した結果、制御回路2は、加熱完了温度以上となったヒーター10,11を検出する(S5)。そして、制御回路2は、加熱完了温度以上となったヒーター10,11を検出したか否かを判定する(S6)。加熱完了温度以上となったヒーター10,11を検出しなかった場合(S6:NO)、制御回路2は、処理をS3に戻す。
加熱完了温度以上となったヒーター10,11を検出した場合(S6:YES)、制御回路2は、検出したヒーター10,11に対応する半導体スイッチ3,4のPWM制御を開始する(S7)。例えば、ヒーター10の温度が加熱完了温度以上となった場合、制御回路2は、図4に示すように、半導体スイッチ3のゲートへの電圧印加を停止する。そして、所定時間経過した後、再び半導体スイッチ3をオンにする。
制御回路2は、PWM制御を終了するか否かを判定する(S8)。制御回路2は、例えば、所定時間経過する又はユーザにより終了操作がされることで、PWM制御を終了すると判定する。PWM制御を終了する場合(S8:YES)、制御回路2は、半導体3,4のPWM制御を終了し(S9)、処理をS10に移す。一方、PWM制御を終了しないと判定した場合(S8:NO)、制御回路2は、処理をS10に移す。
制御回路2は、全てのヒーター10,11がオフとなったか否かを判定する(S10)。全てのヒーター10,11がオフとなっていない場合(S10:NO)、制御回路2は、処理をS3に戻し、上述の処理を繰り返す。全てのヒーター10,11がオフとなった場合(S10:YES)、制御回路2は、本処理を終了する。
なお、S10の全てのヒーター10,11がオフとなったか否かを判定しているが、S7からS9の処理の実行中に加熱完了温度以上となったヒーター10,11を検出した場合、割り込み処理を開始して、対応するヒーター10,11のPWM制御を開始するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、周囲との温度差により曇り又は結露が発生するリヤウィンドウ及びサイドミラーそれぞれにヒーター10,11を設け、それぞれを独立に制御する。これにより、リヤウィンドウ及びサイドミラーの一方のみ曇り又は結露が除去された場合、一方のヒーターの制御を停止し、他方のヒーターの制御は続行することができる。この結果、リヤウィンドウ及びサイドミラーそれぞれの曇り又は結露を確実に除去することができる。
なお、本実施形態では、ヒーターを設ける場所を、リヤウィンドウ及びサイドミラーとしているが、これに限定されることはなく、他の曇り又は結露が生じる場所にヒーターを設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、ヒーター10,11をPWM制御しているが、所定時間が経過した場合にPWM制御することなくオフにするようにしてもよい。
以上、本発明の好適な一実施の形態について、具体的に説明したが、各構成及び動作等は適宜変更可能であって、上述の実施の形態に限定されることはない。
実施形態に係る曇取装置の構成を示す模式図である。 ヒーターに流れる電流値を検出するための回路構成を示す概略図である。 ヒーターが有する通電電流値と温度との関係の特性を示す概略図である。 半導体スイッチをPWM制御した場合の、ヒーターの温度、ヒーターに流れる電圧及び電流と経過時間との関係を示す概略図である。 制御回路が実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
1 曇取装置(水分除去装置)
2 制御回路(制御手段)
3,4 半導体スイッチ(加熱手段)
10,11 ヒーター(電気負荷)

Claims (4)

  1. 周囲との温度差により水分が付着する複数の車両部分それぞれに設けられた複数の電気負荷を加熱して、前記車両部分に付着した水分を除去する水分除去装置において、
    複数の前記電気負荷それぞれを加熱する複数の加熱手段と、
    前記電気負荷それぞれの温度を推定する推定手段と、
    該推定手段による推定結果に基づいて、前記電気負荷への加熱を前記加熱手段毎に制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする水分除去装置。
  2. 前記電気負荷は、電気抵抗であって、
    前記加熱手段は、
    前記電気抵抗に通電するようにしてあり、
    前記電気抵抗を流れる電流値を検出する検出手段
    をさらに備え、
    前記推定手段は、
    前記検出手段が検出した電流値に基づいて、温度を推定するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の水分除去装置。
  3. 前記電気負荷への加熱する指示を受け付ける受付手段と、
    前記推定手段が推定した温度が所定値以上となった電気負荷を検出する電気負荷検出手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記受付手段が指示を受け付けた場合に全ての前記加熱手段の加熱を開始し、前記電気負荷検出手段が検出した結果、温度が所定値以上となった電気負荷を検出した場合、前記電気負荷に対応する加熱手段の加熱を終了するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水分除去装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記加熱手段をPWM制御した後に前記加熱手段の加熱を終了するようにしてある
    ことを特徴とする請求項3に記載の水分除去装置。
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