JP2009190368A - スクレーパー - Google Patents

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Abstract


【課題】 スクリーン版へのダメージを抑え、印刷時に印刷用ペーストがスクレーパーの可動範囲からはみ出すことを防止するスクレーパーを提供することである。
【解決手段】 本発明によるスクレーパーは、スクレーパーの本体部1の可動範囲外にはみ出す印刷用ペースト8を、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bによって、スクレーパーの本体部1の可動範囲内に掻き寄せる事で解決を図る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スクリーン印刷機に用いられる、スクリーン版の上のペーストを均一に拡張するためのスクレーパーに関するものである。
スクリーン印刷は、印刷ステージ上に被印刷物を固定し、被印刷物に対して印刷位置にスクリーン版を合わせ、スクリーン版に印刷用ペーストを供給し、例えば金属等から成る板状のスクレーパーで印刷用ペーストを均一に拡張し、スクリーン版に設けた開口部を有する印刷パターンに印刷用ペーストを充填した後、例えば金属等から成る板状のスキージを介してスクリーン版を被印刷物に押し当て、印刷パターンに充填した印刷用ペーストを印刷パターンから押し出して被印刷物に印刷するものであり、雑誌の印刷等で一般に用いられるオフセット印刷等の印刷層が極めて薄い印刷であるのとは異なり、比較的印刷層に厚みを要する用途の印刷に用いられ、例えばプリント基板や積層型電子部品の製造加工等において、導電ペーストを被印刷物に塗布するなど電子工業界で広く用いられている。
スクリーン印刷は、印刷用ペーストを拡張させる拡張面を有するスクレーパーの本体部をスクリーン版に接触または近接させ、直線的に移動し、スクリーン版の上の印刷用ペーストを均一に拡張した後、板状のスキージをスクリーン版に圧接し、スクリーン版の上を直線的に移動させ、スクリーン版の上の印刷用ペーストを被印刷物に印刷する。引き続き印刷を行なう場合は、スクレーパーの本体部がスキージと逆方向に直線的に移動し、スキージが掻き寄せた印刷用ペーストを再度スクリーン版の上に均一に拡張し、スキージがスクリーン版に圧接し、スクリーン版の上を直線的に移動して被印刷物に印刷する。
スクリーン印刷を繰り返し行なうと、スクレーパーの本体部の両端から印刷用ペーストがはみ出してしまい、はみ出した印刷用ペーストは、スクレーパーの本体部の拡張面に接触可能な位置になく、すなわちスクレーパーの本体部の可動範囲外となる為、以降の印刷には使用されず、印刷回数を重ねるにつれて、使用されなくなる印刷用ペーストが増加し、転写印刷可能なペーストが少なくなり、被印刷物の印刷がかすれて印刷不良になるという問題があった。
上記問題に対し、スクレーパーの本体部の両端からはみ出てくる印刷用ペーストを塞き止めるサイドガイドを設ける技術が開示されている。このようなスクレーパーは、例えば特許文献1に示されている。
更に、上記問題に対し、スクレーパーの本体部の両端に、一対の印刷用ペースト掻き寄せ装置を設け、スクレーパーの移動方向と直交する方向に直線的に移動し、スクリーン版の中央に印刷用ペーストを集める技術が開示されている。このような印刷機は、例えば特許文献2に示されている。
特開2003−25544公報 特開2003−311921公報
例えば、従来技術のペースト拡散防止用のサイドガイドでは、常にスクリーン版に圧接しておかなければならず、また、従来技術の印刷用ペースト掻き寄せ装置を設けた印刷機では、スキージが掻き寄せた印刷用ペーストを再度スクリーン版の上に均一に拡張する前に、印刷用ペースト掻き寄せ装置がスクリーン版に接触しながら移動し、印刷用ペーストを掻き寄せる為に、スクリーン版が損傷する可能性が高く、スクリーン版の寿命を短縮する危険性がある。また、印刷用ペーストを掻き寄せる作業工程を新たに加えており、作業時間の増加となり、いずれも製造コストアップにつながる可能性がある。
更に、従来技術の印刷用ペースト掻き寄せ装置を設けた印刷機のように専用ユニットを別に必要とする場合、印刷機が大型化し、作業者が印刷位置等の諸条件の微調整を行なう際に制約が生じる可能性がある。
本発明の課題は、上記問題に鑑み、スクリーン版への損傷を抑え、印刷時に印刷用ペーストがスクレーパーの本体部の可動範囲からはみ出すことを防止するスクレーパーを提供することである。
本発明は、印刷用ペーストを拡張させる拡張面を有するスクレーパーの本体部をスクリーン版に接触または近接させて、直線的に移動し、スクリーン版の上の印刷用ペーストを均一に拡張した後、スクレーパーの本体部はスクリーン版の上方に退避し、板状のスキージをスクリーン版に圧接し、スクリーン版の上を直線的に移動させ、印刷用ペーストを被印刷物に印刷するスクリーン印刷機に関するものである。
スキージが移動して印刷を行った後、スキージはスクリーン版の上方に退避し、スクリーン版の上にはスキージが掻き寄せた印刷用ペーストと、スキージの両端からはみ出した印刷用ペーストが残る。
連続して印刷を行う場合は、このスクリーン版の上に残った印刷用ペーストをスクレーパーの本体部で再度スクリーン版の上に均一に拡張させなければならないが、スクレーパーの本体部の可動範囲外に伸びた印刷用ペーストや、繰り返し印刷を行なった際にスクレーパーの本体部の両端からはみ出す印刷用ペーストは、スクレーパーの本体部で回収できない。
本発明は、印刷用ペーストを拡張させる拡張面を有するスクレーパーの本体部の両端に、面内幅方向に折り目を有し、折り目を頂点として90度より大きく、180度より小さい角度を持つ第1の回収面を有した第1の印刷用ペースト回収部を設け、第1の印刷用ペースト回収部の厚みを成す面をスクリーン版に接触または近接させ、第1の印刷用ペースト回収部をスクレーパーの本体部と共に移動し、スクレーパーの本体部の可動範囲外に伸びた印刷用ペーストや繰り返し印刷を行なった際にスクレーパーの本体部の両端からはみ出す印刷用ペーストを、第1の印刷用ペースト回収部を成す第1の回収面で掻き寄せて、スクレーパーの本体部の可動範囲内に移動させるものである。
更に、第1の印刷用ペースト回収部の外側のスクレーパーの本体部の両端部近傍に、スクレーパーの本体部の進行方向面であり、印刷用ペーストに接触し、均一に拡張する面であるところのスクレーパーの本体部を成す拡張面、及び第1の印刷用ペースト回収部を成す第1の回収面と接触せず、スクレーパーの本体部との間に空間を構成し、スクレーパーの本体部の両端の延長線上で交差し、スクレーパーの本体部を成す拡張面、及びスクレーパーの本体部を成す拡張面の裏面に各々突き出した面からなる第2の回収面を有した第2の印刷用ペースト回収部を設け、第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面と、スクレーパーの本体部を成す拡張面との成す角度が90度より大きく、180度より小さくなるように設置して、印刷回数が多くなり発生する第1の印刷用ペースト回収部からはみ出す印刷用ペーストを、第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面で掻き寄せ、第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面に沿ってスクリーン版の上を移動させ、スクレーパーの本体部の両端と第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面間に設けた空間を通り、スクレーパーの本体部を成す拡張面の裏面側であって、スクレーパーの本体部の可動範囲内である位置に移動させるものである。
更に、第1の印刷用ペースト回収部及び第2の印刷用ペースト回収部は、スクレーパーの本体部が移動し、印刷用ペーストを均一に拡張するのと同時に、同方向へ移動し、スクレーパーの本体部からはみ出した印刷用ペーストを回収するもので、従来技術の、例えば、印刷用ペースト掻き寄せ装置の様に、印刷用ペーストを掻き寄せる動作を独立して行う必要がなく、印刷作業時間の短縮、及びスクリーン版への負荷を減少させる事ができる。
上述のように、本発明は、スクレーパーの本体部の両端及びその外側に設けた印刷用ペースト回収部で、印刷用ペーストをスクレーパーの本体部の可動範囲内に掻き寄せる事により問題解決を図るものである。
本発明によれば、スクリーン版に供給した印刷用ペーストを進行方向に均一に拡張するスクリーン印刷機用の板状のスクレーパーであって、前記スクレーパーは、前記印刷用ペーストに接触して前記進行方向に拡張する拡張面を有する板状の主部と、前記主部の厚みを成す面を前記スクリーン版に接触または近接して、前記印刷用ペーストを前記進行方向に拡張する時に、前記拡張面の長さ方向の両端部からはみ出る前記印刷用ペーストを、前記拡張面に接触可能な位置に掻き寄せる第1の回収面を有した第1の印刷用ペースト回収部と、前記第1の回収面からはみ出る前記印刷用ペーストを前記拡張面に接触可能な位置に掻き寄せる第2の回収面を有した第2の印刷用ペースト回収部とを備えたことを特徴とするスクレーパーが得られる。
本発明によれば、前記主部は、前記拡張面を有する本体部と、前記印刷用ペーストに接触しない接合部を有し、前記第1の印刷用ペースト回収部は、前記本体部の両端に設けられ、第2の印刷用ペースト回収部は、前記接合部に設けられてなり、前記第1の回収面の厚みを成す面と、前記本体部の厚みを成す面と、前記第2の回収面の厚みを成す面は、同一面を形成して、前記スクリーン版に接触または近接することを特徴とするスクレーパーが得られる。
本発明によれば、前記第2の回収面によって掻き寄せられた前記印刷用ペーストは、前記第2の印刷用ペースト回収部と前記本体部との間、すなわち前記接合部と前記スクリーン版との間を通って、前記拡張面に接触可能な位置に移動することを特徴とするスクレーパーが得られる。
本発明によれば、前記第1の回収面と、前記本体部は、前記進行方向に、90度より大きく180度より小さい角度を成して開口していることを特徴とするスクレーパーが得られる。
本発明によれば、前記第2の回収面と、前記本体部は、前記進行方向に、90度より大きく180度より小さい角度を成して開口していることを特徴とするスクレーパーが得られる。
本発明によれば、スクリーン版への損傷を抑え、印刷時に印刷用ペーストがスクレーパーの可動範囲からはみ出すことを防止するスクレーパーが得られる。
本発明によるスクレーパーは、印刷用ペーストをスクレーパーの本体部の可動範囲内に掻き寄せる回収面から成る印刷用ペースト回収部を、スクレーパーの本体部の両端部と両端の延長線上の両端部近傍に設け、印刷時にスクレーパーの本体部の可動範囲からはみ出す印刷用ペーストをスクレーパーの可動範囲内に掻き寄せるものである。
スクレーパーの本体部は、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、ステンレス、ウレタンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のいずれの素材でも良く、耐久性、耐溶剤性を考慮すればステンレスが好ましい。スクレーパーの本体部の面積は、印刷に使用するスクリーン版の印刷範囲を考慮し、適宜選択するのが良い。スクレーパーの本体部の厚みは、いずれの厚みでも良く、加工性及び取り扱いを考慮すれば、1mm程度が好ましい。
第1の印刷用ペースト回収部の素材は、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、ステンレス、ウレタンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のいずれの素材でも良く、耐久性、耐溶剤性を考慮すればステンレスが好ましい。第1の印刷用ペースト回収部を成す第1の回収面は、印刷用ペーストを掻き寄せる事ができる面であればどのような面を用いても良いが、効率性を考慮すれば、平面が好ましい。第1の印刷用ペースト回収部の形状は、第1の回収面を成す平面を有していればどのような形状でも良いが、取り扱いを考慮すれば、板材が好ましい。第1の印刷用ペースト回収部の外形寸法は印刷に使用するスクリーン版の印刷範囲を考慮し、適宜選択するのが良い。第1の印刷用ペースト回収部の厚みは、いずれの厚みでも良く、加工性及び取り扱いを考慮すれば、1mm程度が好ましい。
第1の印刷用ペースト回収部を成す第1の回収面と、スクレーパーの本体部を成す拡張面が構成する角度は、印刷用ペーストを拡張する方向、すなわち進行方向に、90度より大きく180度より小さければ良く、印刷用ペースト及びスクリーン版から受ける抵抗を考慮し、第1の印刷用ペースト回収部とスクレーパーの移動時の動作安定性を図る為には、120度程度が好ましい。
第1の印刷用ペースト回収部をスクレーパーの本体部の両端へ接合するには、溶接、ネジ締結、金属接着剤による接着等いずれの手段でも良く、耐久性、耐溶剤性を考慮すれば溶接が好ましい。更に、スクレーパーの本体部の拡張面と、第1の印刷用ペースト回収部を成す第1の回収面が構成する角度を120度程度に保持する為に、第1の印刷用ペースト回収部を成す板材を面内幅方向に折り、120度の角度を得て、スクレーパーの本体部の両端部と面接合するのが好ましい。
第1の印刷用ペースト回収部とスクレーパーの本体部は、第1の印刷用ペースト回収部の厚みを成す面と、スクリーン版に対向するスクレーパーの本体部の厚みを成す面が同一面を形成するように配置し、接合する。
第2の印刷用ペースト回収部の素材は、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、ステンレス、ウレタンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のいずれの素材でも良く、耐久性、耐溶剤性を考慮すればステンレスが好ましい。第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面は、印刷用ペーストを掻き寄せる事ができる面であればどのような面を用いても良いが、効率性を考慮すれば、平面が好ましい。第2の印刷用ペースト回収部の形状は、第2の回収面を成す平面を有していればどのような形状でも良いが、取り扱いを考慮すれば、板材が好ましい。第2の印刷用ペースト回収部の外形寸法は、印刷に使用するスクリーン版の印刷範囲を考慮し、適宜選択するのが良く、スクレーパーの本体部を成す拡張面側に突出する第2の回収面の大きさは、第1の印刷用ペースト回収部を成す第1の回収面がスクレーパーの本体部を成す拡張面側に突出する面より大きく、スクレーパーの本体部を成す拡張面の裏面側に突出する第2の回収面の大きさは、印刷に使用するスクリーン版の印刷範囲に達しない大きさとするのが好ましい。第2の印刷用ペースト回収部の厚みは、いずれの厚みでも良く、加工性及び取り扱いを考慮すれば、1mm程度が好ましい。
第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面と、スクレーパーの本体部を成す拡張面が構成する角度は、印刷用ペーストを拡張する方向、すなわち進行方向に、90度より大きく180度より小さければ良く、印刷用ペースト及びスクリーン版から受ける抵抗を考慮し、第1の印刷用ペースト回収部とスクレーパーの移動時の動作安定性を図る為には、130度程度が好ましい。
第2の印刷用ペースト回収部とスクレーパーの本体部との接合は、スクレーパーの本体部両端の延長線上であって、第1の印刷用ペースト回収部の外側の位置に、溶接、ネジ締結、金属接着剤による接着等いずれの手段でも良く、耐久性、耐溶剤性を考慮すれば溶接が好ましい。第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面と、スクレーパーの本体部を成す拡張面が構成する角度を130度程度に保持する為に、スクレーパーの本体部の幅より小さい幅で、スクレーパーの本体部の両端から長さ方向に延長した、印刷用ペーストに接触しない、すなわちスクリーン版に接触または近接しない接合部を設け、T字型形状のスクレーパーの主部を得て、スクレーパーの主部を成す接合部の一部を進行方向側へ、面内幅方向に折り、130度の角度を得て、折り曲げた接合部と第2の印刷用ペースト回収部を面接合するのが良い。
第2の印刷用ペースト回収部とスクレーパーの主部を成す接合部は、第2の印刷用ペースト回収部の厚みを成す面と、スクリーン版に対向するスクレーパーの本体部の厚みを成す面が同一面を形成するように配置し、接合する。
スクレーパーの主部を成す接合部はスクリーン版に接触せず、第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面と、スクレーパーの本体部の拡張面及び第1の印刷用ペースト回収部を成す第1の回収面とは接触しないように配置し、第2の印刷用ペースト回収部とスクレーパーの本体部との間、すなわち接合部とスクリーン版との間に空間を設け、第2の印刷用ペースト回収部で掻き寄せられた印刷用ペーストは、第2の印刷用ペースト回収部を成す第2の回収面に沿って移動し、第2の印刷用ペースト回収部とスクレーパーの本体部との間、すなわち接合部とスクリーン版との間に設けた空間を通って、スクレーパーの本体部を成す拡張面の裏面側であって、スクレーパーの本体部の可動範囲内に移動する。
第2の印刷用ペースト回収部とスクレーパーの本体部との間、すなわち接合部とスクリーン版との間に設けた空間の大きさは、第2の印刷用ペースト回収部が掻き集めた印刷用ペーストを支障なく移動できる程度の空間があれば良く、空間の大きさは適宜選択するのが良い。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1は、本発明のスクレーパーを用いたスクリーン印刷機を示す図である。
本発明では、一般的なスクリーン印刷機を使用した。印刷ステージ9に被印刷物10を配置し、被印刷物10の上方にスクリーン版7を設置し、スクリーン版7の上方に配置したスキージ固定部6にスキージ5を固定し、本発明の第1の印刷用ペースト回収部2及び第2の印刷用ペースト回収部3を設けたスクレーパーの本体部1をスクレーパー固定部4に固定した後、スクリーン版7に印刷用ペースト8を供給し、印刷を行った。
図2は、本発明のスクレーパーを示す図で、図2(a)はスクレーパーの前部、すなわち進行方向面側から見た斜視図であり、図2(b)はスクレーパーの後部、すなわち進行方向面とは逆面側から見た斜視図であり、図2(c)はスクレーパーの上面図である。
本発明によるスクレーパーは、スクレーパーの本体部1、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3b、スクレーパーの接合部11a、スクレーパーの接合部11bからなる。
スクレーパーの本体部1、スクレーパーの接合部11a、及びスクレーパーの接合部11bは、厚み1mmのステンレス板を幅30mmで長さ130mmに切断し、ステンレス板の幅方向の端辺の一方から寸法15mmで、ステンレス板の長さ方向の両端から各々、寸法15mmの面積を切り取り、T字型形状の板材を作成し、スクリーン版に対向する長さ方向の寸法が100mmの端辺を含む、幅30mmで長さ100mmのスクレーパーの本体部1と、スクレーパーの本体部1の両端に幅15mmで長さ15mmのスクレーパーの接合部11a、及びスクレーパーの接合部11bを得た。
第1の印刷用ペースト回収部2a、及び第1の印刷用ペースト回収部2bは、厚み1mmのステンレス板を、幅30mmで長さ20mmに切断し、ステンレス板の長さ方向の端辺の一方から10mmの位置で、面内幅方向に折れ目を入れ、折れ目を支点とする角度が120度になるように折り曲げて調整した。
第1の印刷用ペースト回収部2a、及び第1の印刷用ペースト回収部2bは、スクレーパーの本体部1の長さ方向の寸法が100mmである端辺に直交する、幅方向の寸法が15mmである端辺に、第1の印刷用ペースト回収部2aの折れ目を合わせ、更に、スクレーパーの本体部1の長さ方向の寸法が100mmである端辺に直交する、幅方向の寸法が15mmであるもう一方の端辺に、第1の印刷用ペースト回収部2bの折れ目を合わせ、スクレーパーの本体部1の拡張面と第1の印刷用ペースト回収部2aの第1の回収面が成す角度、及びスクレーパーの本体部1の拡張面と第1の印刷用ペースト回収部2bの第1の回収面が成す角度が、各々120度になるように重ね、スクレーパーの本体部1の長さ方向の寸法が100mmである端辺の厚みを成す面と、第1の印刷用ペースト回収部2aの長さ方向の寸法が20mmである端辺の厚みを成す面、及び第1の印刷用ペースト回収部2bの長さ方向の寸法が20mmである端辺の厚みを成す面が同一平面上となる様に配置し、溶接して接合した。
第2の印刷用ペースト回収部3a、及び第2の印刷用ペースト回収部3bは、厚み1mmのステンレス板を幅30mmで長さ40mmに切断して得た。
スクレーパーの接合部11a、及びスクレーパーの接合部11bは、スクレーパーの接合部11a、及びスクレーパーの接合部11bの長さ方向の端辺から10mm位置で、面内幅方向に折れ目を入れ、折れ目を支点とし、スクレーパーの本体部1の拡張面とスクレーパーの接合部11aの進行方向面が成す角度、及びスクレーパーの本体部1の拡張面とスクレーパーの接合部11bの進行方向面が成す角度が、各々130度になるように折り曲げて調整した。
第2の印刷用ペースト回収部3a、及び第2の印刷用ペースト回収部3bは、第2の印刷用ペースト回収部3aの長さ方向の寸法が40mmである端辺と、折り曲げたスクレーパーの接合部11aの長さ方向の寸法が10mmである端辺を合わせ、第2の印刷用ペースト回収部3aの幅方向の寸法が30mmである端辺から15mmの位置に、折り曲げたスクレーパーの接合部11aの幅方向の寸法が15mmである端辺を合わせ、更に第2の印刷用ペースト回収部3bの長さ方向の寸法が40mmである端辺と、折り曲げたスクレーパーの接合部11bの長さ方向の寸法が10mmである端辺を合わせ、第2の印刷用ペースト回収部3bの幅方向の寸法が30mmである端辺から15mmの位置に、折り曲げたスクレーパーの接合部11bの幅方向の寸法が15mmである端辺を合わせ、スクレーパーの本体部1の長さ方向の寸法が100mmである端辺の厚みを成す面と、第2の印刷用ペースト回収部3aの長さ方向の寸法が40mmである端辺の厚みを成す面、及び第2の印刷用ペースト回収部3bの長さ方向の寸法が40mmである端辺の厚みを成す面が同一平面上となる様に配置し、溶接して接合した。
上述のように本発明のスクレーパーを構成する部材を組み立て、スクレーパーの本体部1と第2の印刷用ペースト回収部3aの間隔が5mmの空間12aを得た。更に、スクレーパーの本体部1と第2の印刷用ペースト回収部3bの間隔が5mmの空間12bを得た。
図3は、本発明のスクレーパーの動作を示す図で、本発明のスクレーパーがスクリーン版の上に降下した状態を示し、図3(a)はスクリーン印刷機を示す図であり、図3(b)はスクリーン版の上の状態を示す図である。
スクリーン版7には、幅20mm、長さ70mmの印刷範囲内に印刷パターン13を6個設けた。スキージ5は、スクリーン版に圧接する長さが105mmのゴム製板状のものを用いた。スキージ5がスクリーン版7の上を移動し印刷が済み、スクリーン版7の上方に上昇して退避し、スクレーパーの本体部1、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bが、スクリーン版7の面から50μmの高さまで降下し、近接した。
スクリーン版7の上には、スキージ5が掻き寄せた印刷用ペースト8aと、スキージ5の両端からはみ出た印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cがあるが、スクレーパーの本体部1、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bとは接触していない。
図4は、本発明のスクレーパーの動作を示す図で、本発明のスクレーパーがスクリーン版の上を移動し、スクリーン版に印刷用ペーストを均一に拡張した状態を示し、図4(a)はスクリーン印刷機を示す図であり、図4(b)はスクリーン版の上の状態を示す図である。
スクレーパーの本体部1は、スキージ5が掻き寄せた印刷用ペースト8a、印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cをスクリーン版7の上に均一に拡張した。更に、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bは、印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cをスクレーパーの本体部1の可動範囲内に掻き寄せた。
スクリーン版7の上には、スキージ5の可動範囲内であるところの印刷範囲内に、スクレーパーの本体部1が均一に拡張した印刷用ペースト8hと、スクレーパーの本体部1が掻き寄せた印刷用ペースト8aと、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bによって掻き寄せられた印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cが在り、いずれの印刷用ペーストも、スクレーパーの本体部1の可動範囲内に在る。
図5は、本発明のスクレーパーの動作を示す図で、本発明のスクレーパーがスクリーン版の上を移動し、スクリーン版に印刷用ペーストを均一に拡張した後、スクレーパーが上昇し、スキージがスクリーン版の上に降下した状態を示し、図5(a)はスクリーン印刷機を示す図であり、図5(b)はスクリーン版の上の状態を示す図である。
スクレーパーの本体部1、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bは、スクリーン版7の上方に上昇して退避し、スキージ5は、スクリーン版7の上に降下し、圧接した。
スクリーン版7の上には、スキージ5の可動範囲内であるところの印刷範囲内に、スクレーパーの本体部1が均一に拡張した印刷用ペースト8hと、スクレーパーの本体部1が掻き寄せた印刷用ペースト8aと、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bによって掻き寄せられた印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cがあるが、スキージ5、スクレーパーの本体部1、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bとは接触していない。
図6は、本発明のスクレーパーの動作を示す図で、スキージがスクリーン版の上を移動し、印刷を行った直後の状態を示し、図6(a)はスクリーン印刷機を示す図であり、図6(b)はスクリーン版の上の状態を示す図である。
スキージ5は、スクリーン版7の上を移動して印刷を行った。スクレーパーの本体部1、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bは、スクリーン版7の上方に退避した状態のままで、スキージ5と同じ方向へ移動した。
スクリーン版7の上には、スキージ5が掻き寄せた印刷用ペースト8aと、スキージ5の両端からはみ出た印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cがあるが、いずれの印刷用ペーストも、スクレーパーの本体部1、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bの可動範囲内である事を確認した。
すなわち、第1の印刷用ペースト回収部2a、第1の印刷用ペースト回収部2b、第2の印刷用ペースト回収部3a、第2の印刷用ペースト回収部3bが、スクレーパーの本体部1の可動範囲内に、スクリーン版7の上の全ての印刷用ペーストを掻き寄せることができ、印刷を繰り返し行っても、スクリーン版7の上に使用されなくなる印刷用ペーストが発生しない事が分かった。
(比較例)
図7は、比較例のスクレーパーを示す図である。
比較例のスクレーパーの本体部1は、スキージ5のスクリーン版7と圧接する長さが105mmであり、スキージ5の両端からはみ出す印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cを掻き寄せる為に、スキージ5よりスクリーン版7と近接する辺の長さを長くし、125mmとした。
比較例では、上述の実施例1のスクリーン印刷機、スキージ、スクリーン版、及び印刷用ペーストを同様に用いた。上述の実施例1と異なる条件は、使用したスクレーパーのみである。
図8は、比較例のスクレーパーの動作を示す図で、比較例のスクレーパーがスクリーン版の上に降下した状態を示し、図8(a)はスクリーン印刷機を示す図であり、図8(b)はスクリーン版の上の状態を示す図である。
スクリーン版7には、幅20mm、長さ70mmの印刷範囲内に印刷パターン13を6個設けた。スキージ5は、スクリーン版への圧接する長さが105mmのゴム製板状のものを用いた。スキージ5がスクリーン版7の上を移動し印刷が済み、スクリーン版7の上方に上昇して退避し、スクレーパーの本体部1がスクリーン版7の面から50μmの高さまで降下し、近接した。
スクリーン版7の上には、スキージ5が掻き寄せた印刷用ペースト8aと、スキージ5の両端からはみ出た印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cがあるが、スクレーパーの本体部1とは接触していない。
図9は、比較例のスクレーパーの動作を示す図で、比較例のスクレーパーがスクリーン版の上を移動し、スクリーン版に印刷用ペーストを均一に拡張した状態を示し、図9(a)はスクリーン印刷機を示す図であり、図9(b)はスクリーン版の上の状態を示す図である。
スクレーパーの本体部1は、スキージ5が掻き寄せた印刷用ペースト8a、印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cをスクリーン版7の上に均一に拡張した。
スクリーン版7の上には、スキージ5の可動範囲内であるところの印刷範囲内に、スクレーパーの本体部1が均一に拡張した印刷用ペースト8hと、スクレーパーの本体部1が掻き寄せた印刷用ペースト8aと、スクレーパーの本体部1の両端からはみ出した印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cがある。
図10は、比較例のスクレーパーの動作を示す図で、比較例のスクレーパーがスクリーン版の上を移動し、スクリーン版に印刷用ペーストを均一に拡張した後、スクレーパーが上昇し、スキージがスクリーン版の上に降下した状態を示し、図10(a)はスクリーン印刷機を示す図であり、図10(b)はスクリーン版の上の状態を示す図である。
スクレーパーの本体部1は、スクリーン版7の上方に上昇して退避し、スキージ5は、スクリーン版7の上に降下し、圧接した。
スクリーン版7の上には、スキージ5の可動範囲内であるところの印刷範囲内に、スクレーパーの本体部1が均一に拡張した印刷用ペースト8hと、スクレーパーの本体部1が掻き寄せた印刷用ペースト8aと、スクレーパーの本体部1の両端からはみ出した印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cがあるが、スキージ5及びスクレーパーの本体部1とは接触していない。
図11は、比較例のスクレーパーの動作を示す図で、スキージがスクリーン版の上を移動し、印刷を行った直後の状態を示し、図11(a)はスクリーン印刷機を示す図であり、図11(b)はスクリーン版の上の状態を示す図である。
スキージ5は、スクリーン版7の上を移動して印刷を行った。スクレーパーの本体部1は、スクリーン版7の上方に退避した状態のままで、スキージ5と同じ方向へ移動した。
スクリーン版7の上には、スキージ5が掻き寄せた印刷用ペースト8aと、スキージ5の両端からはみ出た印刷用ペースト8d及び印刷用ペースト8e、更にスクレーパーの本体部1の両端からはみ出した印刷用ペースト8b及び印刷用ペースト8cと、スクレーパーの本体部1が掻き寄せた後、スキージ5の可動範囲外である為に残った印刷用ペースト8g及び印刷用ペースト8fと、スクレーパーの本体部1が均一に拡張した後、スキージ5の可動範囲外である為に残った印刷用ペースト8i及び印刷用ペースト8jがある。
印刷用ペースト8b、印刷用ペースト8c、印刷用ペースト8g、印刷用ペースト8fは、スクレーパーの本体部1の可動範囲外である為、以降の印刷には使用されず、更に、印刷回数が増えるに伴い、スクレーパーの本体部1が掻き寄せた後、スキージ5の可動範囲外である為に残った印刷用ペースト8g、及び印刷用ペースト8fと、スクレーパーの本体部1の両端からはみ出す印刷用ペースト8b、及び印刷用ペースト8cの量が増えていく事を確認した。
すなわち、印刷を繰り返し行っていくと、スクリーン版7の上に十分な印刷用ペーストがあるにもかかわらず、印刷領域に必要な量の印刷用ペーストを供給できずに、印刷不良を発生させる事が分かった。
以上の比較より、本発明のスクレーパーによれば、印刷回数が増えてもスクリーン版の上の印刷用ペーストを常にスクレーパー可動範囲内に掻き寄せる事ができ、使用できなくなる印刷用ペーストの発生を防止できるが、従来のスクレーパーでは、使用できなくなる印刷用ペーストの発生を防止できない事が明確になった。
以上、実施例を用いて、この発明の実施の形態を説明したが、この実施例に限られるものでなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当事者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれることは勿論である。
本発明のスクレーパーを用いることにより、スクリーン版に損傷を与える事無く、印刷用ペーストがスクレーパーの可動範囲からはみ出すことを防止し、繰り返し印刷する事が可能になり、作業者による掻き寄せといった煩雑な作業は必要なく、また供給した印刷用ペーストを有効に活用できる事から、スクリーン印刷の製造コストの削減が図れる。
本発明のスクレーパーを用いたスクリーン印刷機を示す図。 本発明のスクレーパーを示す図、図2(a)はスクレーパーの前部からの斜視図、図2(b)はスクレーパーの後部からの斜視図、図2(c)はスクレーパーの上面図。 本発明のスクレーパーの動作示す図、図3(a)はスクリーン印刷機を示す図、図3(b)はスクリーン版の上の状態を示す図。 本発明のスクレーパーの動作示す図、図4(a)はスクリーン印刷機を示す図、図4(b)はスクリーン版の上の状態を示す図。 本発明のスクレーパーの動作示す図、図5(a)はスクリーン印刷機を示す図、図5(b)はスクリーン版の上の状態を示す図。 本発明のスクレーパーの動作示す図、図6(a)はスクリーン印刷機を示す図、図6(b)はスクリーン版の上の状態を示す図。 比較例のスクレーパーを示す図。 比較例のスクレーパーの動作示す図、図8(a)はスクリーン印刷機を示す図、図8(b)はスクリーン版の上の状態を示す図。 比較例のスクレーパーの動作示す図、図9(a)はスクリーン印刷機を示す図、図9(b)はスクリーン版の上の状態を示す図。 比較例のスクレーパーの動作示す図、図10(a)はスクリーン印刷機を示す図、図10(b)はスクリーン版の上の状態を示す図。 比較例のスクレーパーの動作示す図、図11(a)はスクリーン印刷機を示す図、図11(b)はスクリーン版の上の状態を示す図。
符号の説明
1 スクレーパーの本体部
2、2a、2b 第1の印刷用ペースト回収部
3、3a、3b 第2の印刷用ペースト回収部
4 スクレーパー固定部
5 スキージ
6 スキージ固定部
7 スクリーン版
8、8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、8i、8j 印刷用ペースト
9 印刷ステージ
10 被印刷物
11a、11b スクレーパーの接合部
12a、12b 空間
13 印刷パターン

Claims (5)

  1. スクリーン版に供給した印刷用ペーストを進行方向に均一に拡張するスクリーン印刷機用の板状のスクレーパーであって、前記スクレーパーは、前記印刷用ペーストに接触して前記進行方向に拡張する拡張面を有する板状の主部と、前記主部の厚みを成す面を前記スクリーン版に接触または近接して、前記印刷用ペーストを前記進行方向に拡張する時に、前記拡張面の長さ方向の両端部からはみ出る前記印刷用ペーストを、前記拡張面に接触可能な位置に掻き寄せる第1の回収面を有した第1の印刷用ペースト回収部と、前記第1の回収面からはみ出る前記印刷用ペーストを前記拡張面に接触可能な位置に掻き寄せる第2の回収面を有した第2の印刷用ペースト回収部とを備えたことを特徴とするスクレーパー。
  2. 前記主部は、前記拡張面を有する本体部と、前記印刷用ペーストに接触しない接合部を有し、前記第1の印刷用ペースト回収部は、前記本体部の両端に設けられ、第2の印刷用ペースト回収部は、前記接合部に設けられてなり、前記第1の回収面の厚みを成す面と、前記本体部の厚みを成す面と、前記第2の回収面の厚みを成す面は、同一面を形成して、前記スクリーン版に接触または近接することを特徴とする請求項1記載のスクレーパー。
  3. 前記第2の回収面によって掻き寄せられた前記印刷用ペーストは、前記第2の印刷用ペースト回収部と前記本体部の間を通って、前記拡張面に接触可能な位置に移動することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のスクレーパー。
  4. 前記第1の回収面と、前記本体部は、前記進行方向に、90度より大きく180度より小さい角度を成して開口していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスクレーパー。
  5. 前記第2の回収面と、前記本体部は、前記進行方向に、90度より大きく180度より小さい角度を成して開口していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスクレーパー。
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