JP2003025544A - スクレーパおよびそれを用いたスクリーン印刷機 - Google Patents
スクレーパおよびそれを用いたスクリーン印刷機Info
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- JP2003025544A JP2003025544A JP2001213326A JP2001213326A JP2003025544A JP 2003025544 A JP2003025544 A JP 2003025544A JP 2001213326 A JP2001213326 A JP 2001213326A JP 2001213326 A JP2001213326 A JP 2001213326A JP 2003025544 A JP2003025544 A JP 2003025544A
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Abstract
塗布物が所定の範囲外にはみ出すことを防止し、かつス
クリーン印刷版が損傷しにくい構造のスクレーパと、塗
布物を有効に利用することができ、スクリーン印刷版の
損傷が少ないスクリーン印刷機を得る。 【解決手段】 スクレーパ18は、スクリーン印刷版上
の塗布物を均すための板材18aを含み、その両側に側
面部18bを形成する。側面部18bには、下方に垂れ
下がるようにして、シリコンゴムなどで形成されたサイ
ドガイド22を取り付ける。サイドガイド22は、スキ
ージング時に板材18aが上昇したとき、スクリーン印
刷版に接触する長さとする。スクレーピング時に板材1
8aが下降すると、サイドガイド22が湾曲して、スク
リーン印刷版に接触する。
Description
びそれを用いたスクリーン印刷機に関し、特に、たとえ
ばプリント配線基板などを形成するために導電ペースト
などを印刷するときにスクリーン印刷版上の塗布物を均
すためのスクレーパと、それを用いたスクリーン印刷機
に関する。
基板の作製や積層型電子部品の作製などにおいて、導電
ペーストを被印刷材に塗布する際などに用いられる方法
である。スクリーン印刷を行なうには、図7に示すよう
に、スクリーン印刷機1が用いられる。スクリーン印刷
機1は、印刷台2を含み、印刷台2上に被印刷材3が載
置される。この被印刷材3上に、間隔を隔てて、スクリ
ーン印刷版4が配置される。スクリーン印刷版4には、
所定の印刷パターンが形成されている。さらに、スクリ
ーン印刷版4上には、たとえば金属などで形成された板
状のスキージ5およびスクレーパ6が配置される。
すように、スクリーン印刷版4上に塗布物が付与され、
スキージ5がスクリーン印刷版4に圧接される。これに
よって、スクリーン印刷版4が、被印刷材3の表面に押
し当てられる。この状態で、スキージ5を直線的に移動
することにより、スクリーン印刷版4と被印刷材3との
接触部が移動し、スクリーン印刷版4に形成された印刷
パターンにしたがって、被印刷材3に塗布物が印刷され
る。
スキージ5は上昇し、スクレーパ6が下降する。そし
て、図9に示すように、スクリーン印刷版4上にスクレ
ーパ6が接触または近接するようにして、スクレーパ6
がスキージング時と逆向きに移動させられる。スクレー
パ6の移動によって、スキージング時に掻き寄せられた
塗布物が、スクリーン印刷版4上に平面的に均され、次
のスキージングに備えられる。
0に示すように、スクレーピング時にスクレーパ6の両
側から塗布物7がはみ出し、スクリーン印刷版4の全面
に塗布物7が広がらず、次回のスキージングにおいて被
印刷材3への印刷に寄与しないという問題が生じる。そ
のため、印刷時に塗布物7が十分に供給されず、印刷か
すれなどが発生して、品質不良の原因となる。このよう
な問題を解決するために、図11に示すように、スクレ
ーパ6の両側にはみ出し防止板6aを延設した特開平6
−182967号のようなものがある。このような構造
とすることにより、スクレーピングの際に、スクレーパ
6の両側からの塗布物のはみ出しを防止することができ
る。
両側に、スキージングの際に塗布物7がはみ出さないよ
うにするためのガイド5aを形成した特開平3−865
84号のようなものがある。このようなスキージ5を用
いれば、スキージング時に塗布物がスキージ5の幅内に
存在し、その幅より広くはみ出すことを防ぐことができ
る。
に示すスクレーパ6を用いた場合、図13に示すよう
に、スキージング時にスキージ5がスクリーン印刷版4
を被印刷材3に押し付けるため、スクリーン印刷版4が
折れ曲がった状態となり、スクレーパ6とスクリーン印
刷版4との間に隙間ができてしまう。そのため、スキー
ジング時に、スクレーパ6とスクリーン印刷版4との間
の隙間から塗布物7が漏れるという問題がある。
合、スキージング時にはガイド5aによって塗布物7が
はみ出すことを防止しているが、図14に示すように、
スクレーピング時には塗布物7が幅方向に広がってしま
う。そのため、次回のスキージング時に、図15に示す
ように、印刷に寄与しない塗布物7が発生する。また、
スキージング時に、スキージ5がスクリーン印刷版4を
被印刷材3に押し付けるため、図16に示すように、ガ
イド5aがスクリーン印刷版4に接触しながら移動し、
スクリーン印刷版4が損傷しやすくなる。
キージング時あるいはスクレーピング時に塗布物が所定
の範囲外にはみ出すことを防止し、かつスクリーン印刷
版が損傷しにくい構造のスクレーパを提供することであ
る。また、この発明の目的は、塗布物を有効に利用する
ことができ、スクリーン印刷版の損傷が少ないスクリー
ン印刷機を提供することである。
印刷版上の塗布物をスキージングによって被印刷材に印
刷したのち、塗布物を均すためにスクリーン印刷版上を
移動する板材を含むスクレーパであって、板材が上昇し
た時および板材が下降した時のいずれの時にもスクリー
ン印刷版に接触するサイドガイドが、前記板材の両側部
に形成された、スクレーパである。このようなスクレー
パにおいて、サイドガイドとして、弾性材を使用するこ
とが好ましい。また、板材の高さにかかわらず、スクリ
ーン印刷版を損傷しない圧力で常にサイドガイドをスク
リーン印刷版に接触させる押圧機構を含むスクレーパと
することができる。このような押圧機構を有するスクレ
ーパにおいて、サイドガイドとしては、スクリーン印刷
版を損傷しない材料で形成されることが好ましい。ま
た、この発明は、上述のいずれかに記載のスクレーパを
有する、スクリーン印刷機である。
とにより、スクレーピング時に塗布物がスクレーパの幅
より外側にはみ出すことを防止することができる。ま
た、スキージング時にスクレーパが上昇しても、スクレ
ーパのサイドガイドがスクリーン印刷版に接触すること
によって、サイドガイドとスクリーン印刷版との間から
の塗布物のはみ出しを防止することができる。スクレー
パが上下動を行なっても、サイドガイドがスクリーン印
刷版に接触するように、弾性体で形成されたサイドガイ
ドを用いることができる。このようなサイドガイドを用
いることにより、スクレーパが下降したときにはサイド
ガイドが湾曲してスクリーン印刷版に接触し、スクレー
パが上昇したときには弾性によってサイドガイドがスク
リーン印刷版に接触するように変形する。また、変形し
ない材料で形成されたサイドガイドを用いる場合であっ
ても、スクレーパの上下位置に関係なく、サイドガイド
がスクリーン印刷版に接触するような押圧機構を備えて
いればよい。このような押圧機構を有するスクレーパの
場合、サイドガイドの材料としては、スクリーン印刷版
を損傷しない材料が使用される。また、上述のようなス
クレーパを用いることにより、塗布物が印刷範囲からは
み出すことを防止して塗布物の有効利用を図ることがで
き、かつスクリーン印刷版の損傷の少ないスクリーン印
刷機を得ることができる。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施の形態
の詳細な説明から一層明らかとなろう。
刷機の一例を示す図解図である。スクリーン印刷機10
は、印刷台12を含む。印刷台12上には、スクリーン
印刷版14が配置される。さらに、スクリーン印刷版1
4上には、スキージ16およびスクレーパ18が配置さ
れる。スキージ16およびスクレーパ18は、駆動装置
20によって上下動可能に形成されるとともに、スクリ
ーン印刷版14上を直線的に移動できるように形成され
る。
によって、平板状に形成される。このスキージ16は、
図2に示すように、スキージングの際の移動方向に向か
って上端部が傾斜するように配置される。また、スクレ
ーパ18は板材18aを含み、その両側にサイドガイド
22が形成される。
に、スクレーピング時の移動方向に向かって折れ曲がっ
た側面部18bが形成される。側面部18bは、板材1
8aの上側において折れ曲がった形状に形成され、板材
18aの下側部分には側面部が形成されない。そして、
側面部18bから下に垂れ下がるようにして、板状のサ
イドガイド22が取り付けられる。サイドガイド22の
材料としては、たとえばシリコンゴムなどのような弾性
体が用いられる。サイドガイド22は、板材18aが上
昇したときに、スクリーン印刷版14の面上に接触する
ように形成される。これらのサイドガイド22の内側
に、スキージ16が配置される。
は、図1に示すように、印刷台12上に被印刷材30が
載置される。被印刷材30としては、たとえばプリント
配線基板用の基板や、積層型電子部品のためのセラミッ
クグリーンシートなどがある。被印刷材30上に、間隔
を隔ててスクリーン印刷版14が配置される。このスク
リーン印刷版14には、塗布物を被印刷材30に印刷す
るための印刷パターンが形成されている。
与される。塗布物としては、たとえばプリント配線基板
の電極や積層型電子部品の内部電極となる導電ペースト
などが用いられる。この状態で、スキージ16が下降し
てスクリーン印刷版14に圧接され、スキージ16部分
のスクリーン印刷版14が被印刷材30上に接触させら
れる。そして、スキージ16を直線的に移動させること
により、スクリーン印刷版14に形成された印刷パター
ンにしたがって、塗布物が被印刷材30上に印刷され
る。
8は上昇しており、板材18aはスクリーン印刷版14
には接していない。しかしながら、図4に示すように、
サイドガイド22はスクリーン印刷版14に接してお
り、スキージ16の両側を覆うように配置されている。
そのため、スキージング時において、スキージ16の両
側から塗布物がはみ出したりせず、所定の範囲内で塗布
物を被印刷材30に印刷することができる。
上昇し、スクレーパ18が下降する。そして、板材18
aがスクリーン印刷版14に接触するか、または近接す
る位置に配置される。この状態で、スキージングとは逆
の方向に、スクレーパ18が直線的に移動し、スキージ
ングによって掻き寄せられた塗布物が、スクリーン印刷
版14上に均される。このとき、図5に示すように、弾
性体で形成されたサイドガイド22は、湾曲した状態で
スクリーン印刷版14に接触している。そのため、スク
レーピング時においても、塗布物がスクレーパ18の幅
内で均され、スクレーパ18の外部にはみ出すことが防
止される。このとき、サイドガイド22は弾性体で形成
されているため、スクリーン印刷版14を損傷すること
はない。
2が独立して上下できる押圧機構が形成されてもよい。
このスクリーン印刷機10では、スクレーパ18の側面
部18bに折り曲げ部40が形成される。この折り曲げ
部40に、2本のシャフト42が固定され、シャフト4
2にスプリング44が装着される。このスプリング44
を介して、プレート46がシャフト42に取り付けられ
る。さらに、プレート46がシャフト42から外れない
ように、ストッパ48がシャフト42に取り付けられ
る。
ように、サイドガイド22が取り付けられる。このサイ
ドガイド22の材料としては、樹脂やゴムなどのよう
な、スクリーン印刷版14を損傷しない材料が用いられ
る。
においても、サイドガイド22がスプリング44によっ
てスクリーン印刷版14に常に接触させられる。つま
り、スクレーパ18が上昇しているときには、プレート
46がスプリング44で押し下げられ、サイドガイド2
2がスクリーン印刷版14に接触する。また、スクレー
パ18が下降すると、プレート46がスプリング44を
押し上げた状態で、サイドガイド22がスクリーン印刷
版14に接触する。
わらず、サイドガイド22をスクリーン印刷版14に接
触させることができるため、図2に示すスクレーパ18
を用いたスクリーン印刷機10と同様に、塗布物がスキ
ージ16やスクレーパ18の両側からはみ出すことを防
止することができる。そのため、塗布物を効率よく使用
することができ、塗布物の供給量を安定させることがで
きる。したがって、印刷のかすれなどの品質トラブルを
防止することができる。また、サイドガイド22が樹脂
やゴムなどの材料で形成されることにより、スクリーン
印刷版14を損傷することがない。
スクリーン印刷機10を用いてプリント配線基板や積層
型電子部品を作製すれば、導電材料の印刷時に、導電材
料のかすれなどの発生を防止することができ、不良品の
発生を低減することができる。
なう際に、塗布物がスキージやスクレーパの両側からは
み出すことを防止することができる。そのため、塗布物
を効率的に使用することができ、塗布物の供給量を安定
させることができる。したがって、印刷された塗布物の
かすれなどの品質トラブルを防止することができる。さ
らに、サイドガイドの材料を選択することにより、スク
リーン印刷版の損傷を防止することができる。
図である。
せを示す図解図である。
ガイドの様子を示す図解図である。
ガイドの様子を示す図解図である。
である。
図である。
の様子を示す図解図である。
時の様子を示す図解図である。
ング時の塗布物の様子を示す図解図である。
めに考えられたスクレーパとスキージの一例を示す図解
図である。
めに考えられたスクレーパとスキージの他の例を示す図
解図である。
わせによるスキージング時のスクリーン印刷版の様子を
示す図解図である。
わせによるスクレーピング時の塗布物の様子を示す図解
図である。
るスキージング時の塗布物の様子を示す図解図である。
わせによるスキージング時のスクリーン印刷版の様子を
示す図解図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 スクリーン印刷版上の塗布物をスキージ
ングによって被印刷材に印刷したのち、前記塗布物を均
すために前記スクリーン印刷版上を移動する板材を含む
スクレーパであって、 前記板材が上昇した時および前記板材が下降した時のい
ずれの時にも前記スクリーン印刷版に接触するサイドガ
イドが、前記板材の両側部に形成された、スクレーパ。 - 【請求項2】 前記サイドガイドとして、弾性材が使用
される、請求項1に記載のスクレーパ。 - 【請求項3】 前記板材の高さにかかわらず、前記スク
リーン印刷版を損傷しない圧力で常に前記サイドガイド
を前記スクリーン印刷版に接触させる押圧機構を含む、
請求項1に記載のスクレーパ。 - 【請求項4】 前記サイドガイドとして、前記スクリー
ン印刷版を損傷しない材料で形成された、請求項3に記
載のスクレーパ。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載のスクレーパを有する、スクリーン印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001213326A JP3711900B2 (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | スクレーパおよびそれを用いたスクリーン印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001213326A JP3711900B2 (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | スクレーパおよびそれを用いたスクリーン印刷機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003025544A true JP2003025544A (ja) | 2003-01-29 |
JP3711900B2 JP3711900B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=19048322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001213326A Expired - Lifetime JP3711900B2 (ja) | 2001-07-13 | 2001-07-13 | スクレーパおよびそれを用いたスクリーン印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3711900B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005018935A1 (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-03 | Sony Corporation | スクリーン印刷装置 |
CN104163034A (zh) * | 2014-09-02 | 2014-11-26 | 苏州润阳光伏科技有限公司 | 带有可自动调节位置回料翼的丝网印刷刮刀 |
KR101664992B1 (ko) * | 2016-01-25 | 2016-10-12 | 성안기계 (주) | 스크린 인쇄 장치 |
JP2017183025A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 日立造船株式会社 | 全固体二次電池の製造方法、及び塗布装置 |
-
2001
- 2001-07-13 JP JP2001213326A patent/JP3711900B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7373879B2 (en) | 2003-08-22 | 2008-05-20 | Sony Corporation | Screen printing apparatus |
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WO2017169567A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 日立造船株式会社 | 全固体二次電池の製造方法、及び塗布装置 |
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