JP2009188640A - 実行判断装置、受信装置、無線通信システム、及び実行判断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ターボ等化技術において、信号検出の精度の低下を抑えつつ、繰り返し処理の実行回数を低減すること。
【解決手段】誤り訂正符号により符号化され送信されたデータに対し、伝搬路による歪みを補償する等化部及び誤り訂正処理を行う復号部による処理を繰り返すことによって、符号化前のデータの検出を行うターボ等化装置に対し、検出の処理を行うか否か判断する実行判断装置であって、等化部の入出力特性を取得する等化部入出力特性取得部と、復号部の入出力特性を取得する復号部入出力特性取得部と、等化部及び復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、ターボ等化装置における検出の処理を行うか否か判断する判断部と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】誤り訂正符号により符号化され送信されたデータに対し、伝搬路による歪みを補償する等化部及び誤り訂正処理を行う復号部による処理を繰り返すことによって、符号化前のデータの検出を行うターボ等化装置に対し、検出の処理を行うか否か判断する実行判断装置であって、等化部の入出力特性を取得する等化部入出力特性取得部と、復号部の入出力特性を取得する復号部入出力特性取得部と、等化部及び復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、ターボ等化装置における検出の処理を行うか否か判断する判断部と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、実行判断装置、受信装置、無線通信システム、及び実行判断方法に関する。
ターボ符号及びターボ復号は、1993年に発見された(非特許文献1参照)。これらは、通信の理論的限界であるシャノン限界に近づく誤り訂正符号として、注目を集めている。
ターボ符号が実装された装置(以下、「ターボ符号装置」という。)は、二つの同じ結線を有する二つのRSC(Recursive Systematic Convolutional)符号部を備える。ターボ符号装置は、入力されたビット列を二つのRSC符号部に入力する。このとき、ターボ符号装置は、一方のRSC符号部には、インターリーバを介することによりビット列を並び替えて入力する。このような処理により、ターボ符号装置は、二つの独立な拘束条件で畳み込まれたビット列を生成する。
ターボ符号が実装された装置(以下、「ターボ符号装置」という。)は、二つの同じ結線を有する二つのRSC(Recursive Systematic Convolutional)符号部を備える。ターボ符号装置は、入力されたビット列を二つのRSC符号部に入力する。このとき、ターボ符号装置は、一方のRSC符号部には、インターリーバを介することによりビット列を並び替えて入力する。このような処理により、ターボ符号装置は、二つの独立な拘束条件で畳み込まれたビット列を生成する。
ターボ復号が実装された装置(以下、「ターボ復号装置」という。)は、二つの最大事後確率(MAP:Maximum A Posteriori probability)推定部を備える。二つの最大事後確率推定部は、ターボ符号装置によって符号化されたビット列について復号を行う。これらの最大事後確率推定部は、それぞれの復号処理において得られる信頼性を相互に交換することによって、入力されたビット列を高精度に検出する。
このように、二つの独立な拘束条件に着目した技術として、ターボ等化技術も提案されている。ターボ等化技術では、前提となる符号化処理を、以下のように二つの符号化部が実行する。一方は、誤り訂正を目的としたビット列の畳み込み符号(外符号)を行う。他方は、伝搬路のインパルス応答による畳み込み符号(内符号)を行う。これらの二つの独立な符号部は、直列に接続している。
このように、二つの独立な拘束条件に着目した技術として、ターボ等化技術も提案されている。ターボ等化技術では、前提となる符号化処理を、以下のように二つの符号化部が実行する。一方は、誤り訂正を目的としたビット列の畳み込み符号(外符号)を行う。他方は、伝搬路のインパルス応答による畳み込み符号(内符号)を行う。これらの二つの独立な符号部は、直列に接続している。
上述した符号処理によって符号化された信号を受信する装置(以下、「ターボ等化装置」という。)は、無線伝搬路による歪みを補償する等化部、及び復号を行う復号部を備える。等化部及び復号部は、それぞれが実行する処理によって得られる信頼性を、互いの検出処理のための事前情報として活用する。このような処理の反復により、ターボ等化装置は、徐々に信号検出の精度を向上させる。
ターボ等化技術の例として、周波数領域SC/MMSE(Soft Canceller followed by Minimum Mean Square Error)ターボ等化技術について説明する。図16及び17は、無線通信、特に移動通信における送信装置及び受信装置をそれぞれ示す。
ターボ等化技術の例として、周波数領域SC/MMSE(Soft Canceller followed by Minimum Mean Square Error)ターボ等化技術について説明する。図16及び17は、無線通信、特に移動通信における送信装置及び受信装置をそれぞれ示す。
まず、送信装置について説明する。図16において、送信装置は、符号部P01、インターリーバP02、変調部P03、CP挿入部P04、パイロット生成部P05、パイロット多重部P06、無線部P07、及び送信アンテナP08を備える。
符号部P01は、送信されるビット列(以下、「送信ビット列」という。)に対し、誤り訂正符号を実行する。インターリーバP02は、送信ビット列のビットの順番を並び替える。変調部P03は、順番を並び替えられた送信ビット列に対し、例えば4相位相変調(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)などの変調を行う。CP挿入部P04は、送信ビット列に対しCP(Cyclic Prefix:サイクリックプリフィクス)を挿入する。CPとは、マルチパスによる遅延波の干渉除去を図るためのものである。このとき、CP挿入部P04は、受信装置におけるFFTブロック単位で、伝搬路の最大遅延時間に応じてCPを付加する。
符号部P01は、送信されるビット列(以下、「送信ビット列」という。)に対し、誤り訂正符号を実行する。インターリーバP02は、送信ビット列のビットの順番を並び替える。変調部P03は、順番を並び替えられた送信ビット列に対し、例えば4相位相変調(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)などの変調を行う。CP挿入部P04は、送信ビット列に対しCP(Cyclic Prefix:サイクリックプリフィクス)を挿入する。CPとは、マルチパスによる遅延波の干渉除去を図るためのものである。このとき、CP挿入部P04は、受信装置におけるFFTブロック単位で、伝搬路の最大遅延時間に応じてCPを付加する。
パイロット生成部P05は、伝搬路推定用の既知のパイロット信号を生成する。パイロット信号多重部P06は、CPが挿入された送信ビット列の信号(以下、「データ信号」という。)と、パイロット生成部P05によって生成されたパイロット信号とを多重する。無線部P07は、多重された信号を無線周波数にアップコンバートする。送信アンテナP08は、アップコンバートされた信号を送信する。
次に、受信装置について説明する。図17において、受信装置は、受信アンテナP11、無線部P12、パイロット分離部P13、伝搬路特性・分散推定部P14、CP除去部P15、FFT部P16、ソフトキャンセル部P17、等化部P18、復調部P19、デインターリーバP20、復号部P21、インターリーバP22、ソフトレプリカ生成部P23、伝搬路特性乗算部P24を備える。
次に、受信装置について説明する。図17において、受信装置は、受信アンテナP11、無線部P12、パイロット分離部P13、伝搬路特性・分散推定部P14、CP除去部P15、FFT部P16、ソフトキャンセル部P17、等化部P18、復調部P19、デインターリーバP20、復号部P21、インターリーバP22、ソフトレプリカ生成部P23、伝搬路特性乗算部P24を備える。
受信アンテナP11は、上述した送信装置の送信アンテナP08から送信された信号を受信する。無線部P12は、受信された信号について、無線周波数からベースバンド信号にダウンコンバートする。パイロット分離部P13は、ダウンコンバートされた信号について、パイロット信号とデータ信号とに分離する。伝搬路特性・分散推定部P14は、パイロット信号を用いて、伝搬路の周波数応答(以下、「伝搬路特性」という。)を推定する。また、伝搬路特性・分散推定部P14は、受信装置における熱雑音(以下、単に「雑音」という。)の分散を推定する。推定された伝搬路特性及び熱雑音の分散は、等化部P18に入力される。また、推定された伝搬路特性は、伝搬路特性乗算部P24に入力される。
CP除去部P15は、分離されたデータ信号からCPを除去する。なお、データ信号は、FFTブロック単位での信号の周期関数性を維持している。FFT部P16は、データ信号を周波数信号に変換する。変換された周波数信号は、ソフトキャンセル部P17に入力される。
ここから先の処理がターボ等化技術における信号処理となる。ターボ等化技術は、ソフトキャンセル部P17、等化部P18、復調部P19、デインターリーバP20、復号部P21、インターリーバP22、ソフトレプリカ生成部P23、伝搬路特性乗算部P24の処理を任意の回数繰り返す。
ここから先の処理がターボ等化技術における信号処理となる。ターボ等化技術は、ソフトキャンセル部P17、等化部P18、復調部P19、デインターリーバP20、復号部P21、インターリーバP22、ソフトレプリカ生成部P23、伝搬路特性乗算部P24の処理を任意の回数繰り返す。
まず、ソフトキャンセル部P17は、データ信号から、伝搬路特性乗算部P24によって得られた信頼性に比例した振幅を有する受信信号レプリカ(伝搬路における干渉成分の信号)をキャンセルする。なお、1回目の処理では、ソフトレプリカ生成部P23によるソフトレプリカが生成されていないため、受信信号レプリカも生成されていない。そのため、ソフトキャンセル部P17はキャンセル処理を行わない。等化部P18は、伝搬路特性・分散推定部P14によって出力された伝搬路特性と、ソフトレプリカ生成部P23によって得られたソフトレプリカと、ソフトキャンセル部P17によってキャンセルされたデータ信号とを受け入れる。等化部P18は、伝搬路特性、ソフトレプリカ、及びソフトキャンセルされたデータ信号を用いて、伝搬路における信号の歪みを補償する処理(等化処理)を実行する。復調部P19は、復調処理によって各受信データ信号の対数尤度比(LLR:Log Likelihood Ratio)を算出する。
デインターリーバP20は、データ信号のビット列を、元の並びに戻す。復号部P21は、並びを元に戻された各データ信号のLLRに対し誤り訂正処理を実行し、信頼性の高まった各データ信号のLLRを算出する。インターリーバP22は、復号部P21によって出力されたLLRを、再び並び替える。なお、インターリーバp22は、送信装置のインターリーバP02と同じパターで並び替えを行う。ソフトレプリカ生成部P23は、信頼性に比例した振幅を有するソフトレプリカを生成する。例えば、変調方式を送信装置の変調部P03の変調方式と同じ4相位相変調とし、QPSK信号を構成する1ビット目のLLRをl1、2ビット目のLLRをl2とすると、ソフトレプリカssoftは式1によって表される。
ソフトレプリカ生成部P23は、式1によってソフトレプリカを得ると、このソフトレプリカを等化部P18に入力する。また、ソフトレプリカ生成部P23におけるFFT部により、このソフトレプリカは周波数信号に変換され、伝搬路特性乗算部P24に入力される。伝搬路特性乗算部P24は、伝搬路特性・分散推定部P14によって推定された伝搬路特性をソフトレプリカの周波数信号に乗算することによって、受信信号レプリカを生成する。生成された受信信号レプリカは、上述したように、ソフトキャンセル部P17に入力される。受信装置は、以上の処理を任意の回数繰り返し、最終的に復号部P21が得たLLRを判定することによって信号の検出を行い、復号されたビット列(以下、「復号ビット列という。」を得る。
C. Berrou, A. Glavieux, and P. Thitimajshima, "Near shannon limit error correcting coding and decoding: Turbo-codes (1)," in Proceedings of IEEE International Conference on Communications '93, (Geneva, Switzerland), pp. 1064--1070, May 1993.
C. Berrou, A. Glavieux, and P. Thitimajshima, "Near shannon limit error correcting coding and decoding: Turbo-codes (1)," in Proceedings of IEEE International Conference on Communications '93, (Geneva, Switzerland), pp. 1064--1070, May 1993.
このように、ターボ等化技術は、等化部と復号部で得られる情報を、所定の回数相互に交換することで徐々にデータ信号のビット列の信頼性を向上させ、信号の検出を行う。このような処理によって、信号検出の精度を向上させることができる。しかしながら、信号検出におけるこの繰り返し処理の実行回数の増大に従って、この処理に要する時間や消費電力も増大するという問題があった。
そこで、本発明は、ターボ等化技術において、信号検出の精度の低下を抑えつつ、繰り返し処理の実行回数を低減することを可能とする実行判断装置、受信装置、無線通信システム及び実行判断方法を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、ターボ等化技術において、信号検出の精度の低下を抑えつつ、繰り返し処理の実行回数を低減することを可能とする実行判断装置、受信装置、無線通信システム及び実行判断方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、誤り訂正符号により符号化され送信されたデータに対し、伝搬路による歪みを補償する等化部及び誤り訂正処理を行う復号部による処理を繰り返すことによって、符号化前のデータの検出を行うターボ等化装置に対し、検出の処理を行うか否か判断する実行判断装置であって、等化部の入出力特性を取得する等化部入出力特性取得部と、復号部の入出力特性を取得する復号部入出力特性取得部と、等化部及び復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、ターボ等化装置における検出の処理を行うか否か判断する判断部と、を備える。
本発明の第一の態様における判断部は、等化部及び復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、ターボ等化装置における検出処理の繰り返しにおいてスタック発生の有無を評価し、スタックが発生すると評価された場合には検出の処理を行わないと判断し、スタックが発生しないと評価された場合には検出の処理を行うと判断しても良い。
本発明の第一の態様における等化部入出力特性取得部は、等化部の相互情報量に係る入出力特性を取得し、復号部入出力特性取得部は、復号部の相互情報量に係る入出力特性を取得し、判断部は、この二つの入出力特性が交わる場合にはスタックが発生すると評価して検出の処理を行わないと判断し、交わらない場合にはスタックが発生しないと評価して検出の処理を行うと判断しても良い。
本発明の第一の態様における判断部は、二つの入出力特性に基づき、複数の評価点毎にそれぞれの出力の値の大小を比較し、全ての評価点において前記大小の関係が一致した場合には、二つの入出力特性が交わらないと評価しても良い。
本発明の第一の態様による実行判断装置は、複数の評価点の間隔を等化部の入出力特性に基づいて設定することにより、複数の評価点の値を設定する、評価点設定部をさらに備えても良い。
本発明の第一の態様における等化部入出力特性部は、等化部において入力される相互情報量がゼロである場合及び1である場合の出力相互情報量をそれぞれ取得し、この二つの値を用いて近似を行うことによって、等化部における入出力特性を取得しても良い。
本発明の第一の態様による実行判断装置は、等化部の入力特性と復号部の入力特性とに基づいて、ターボ等化装置における繰り返し処理について、繰り返すべき回数を取得する回数取得部をさらに備えても良い。
また本発明の第一の態様におけるターボ等化装置が、繰り返し処理を実行する回数の最大値を予め有している場合は、本発明の第一の態様における回数取得部は、取得された繰り返すべき回数がターボ等化装置における繰り返し処理の回数の最大値を超える場合は、検出の処理を行わないと判断しても良い。
本発明の第一の態様における実行判断装置は、復号部の入力特性について、複数の入力値と、各入力値に対する出力値とを対応付けたテーブルを記憶するテーブル記憶部をさらに備え、復号部入力特性取得部は、テーブル記憶部からテーブルの内容を読み出すことにより入力特性を取得しても良い。
また、本発明の第二の態様は、上述した実行判断装置を備える受信装置である。
また、本発明の第三の態様は、データに対し、誤り訂正符号により符号化を行う符号化部と、符号化部によって符号化されたデータを送信する送信部と、を備える送信装置と、送信装置によって送信されたデータを受信する受信部と、受信部が受信したデータに対し、伝搬路による歪みを補償する等化部及び誤り訂正処理を行う復号部による処理を繰り返すことによって、符号化前のデータの検出を行うターボ等化部と、等化部の入出力特性を取得する等化部入出力特性取得部と、復号部の入出力特性を取得する復号部入出力特性取得部と、等化部及び復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、ターボ等化部における検出の処理を行うか否か判断する判断部と、を備える受信装置と、を含む無線通信システムである。
また、本発明の第三の態様における判断部は、等化部及び復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、ターボ等化部における検出処理の繰り返しにおいてスタック発生の有無を評価し、スタックが発生すると評価された場合には検出の処理を行わないと判断し、スタックが発生しないと評価された場合には検出の処理を行うと判断しても良い。
また、本発明の第四の態様は、上述した実行判断装置が行う実行判断方法である。
また、本発明の第二の態様は、上述した実行判断装置を備える受信装置である。
また、本発明の第三の態様は、データに対し、誤り訂正符号により符号化を行う符号化部と、符号化部によって符号化されたデータを送信する送信部と、を備える送信装置と、送信装置によって送信されたデータを受信する受信部と、受信部が受信したデータに対し、伝搬路による歪みを補償する等化部及び誤り訂正処理を行う復号部による処理を繰り返すことによって、符号化前のデータの検出を行うターボ等化部と、等化部の入出力特性を取得する等化部入出力特性取得部と、復号部の入出力特性を取得する復号部入出力特性取得部と、等化部及び復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、ターボ等化部における検出の処理を行うか否か判断する判断部と、を備える受信装置と、を含む無線通信システムである。
また、本発明の第三の態様における判断部は、等化部及び復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、ターボ等化部における検出処理の繰り返しにおいてスタック発生の有無を評価し、スタックが発生すると評価された場合には検出の処理を行わないと判断し、スタックが発生しないと評価された場合には検出の処理を行うと判断しても良い。
また、本発明の第四の態様は、上述した実行判断装置が行う実行判断方法である。
本発明により、ターボ等化技術において、信号検出の精度の低下を抑えつつ、繰り返し処理の実行回数を低減することが可能となる。
[第一実施形態]
まず、第一実施形態である受信装置100aについて説明する。図1は、受信装置100aの機能構成を示す概略ブロック図である。受信装置100aは、シングルキャリア方式に周波数領域SC/MMSEターボ等化技術を採用している。ただし、受信装置100aに採用できる技術はこれに限定されない。受信装置100aは、受信装置においてターボ等化技術を使用できる技術であれば、他の技術を採用しても良い。例えば、受信装置100aは、DFT−S−OFDM(Discrete Fourier Transform Spread Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式、MC−CDMA方式、OFDM方式を採用することができる。また、受信装置100aは、送信装置において信号にCPを付加して送信される信号を受信する方式を採用することもできる。また、等化方式についても、受信装置100aに採用できる技術は、周波数領域SC/MMSEに限定されない。受信装置100aは、時間領域SC/MMSEや最大事後確率(MAP:Maximum A Posteriori probability)等化などを採用することもできる。
まず、第一実施形態である受信装置100aについて説明する。図1は、受信装置100aの機能構成を示す概略ブロック図である。受信装置100aは、シングルキャリア方式に周波数領域SC/MMSEターボ等化技術を採用している。ただし、受信装置100aに採用できる技術はこれに限定されない。受信装置100aは、受信装置においてターボ等化技術を使用できる技術であれば、他の技術を採用しても良い。例えば、受信装置100aは、DFT−S−OFDM(Discrete Fourier Transform Spread Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式、MC−CDMA方式、OFDM方式を採用することができる。また、受信装置100aは、送信装置において信号にCPを付加して送信される信号を受信する方式を採用することもできる。また、等化方式についても、受信装置100aに採用できる技術は、周波数領域SC/MMSEに限定されない。受信装置100aは、時間領域SC/MMSEや最大事後確率(MAP:Maximum A Posteriori probability)等化などを採用することもできる。
受信装置100aは、受信アンテナ1、無線部2、パイロット分離部3、伝搬路特性・分散推定部4、CP除去部5、FFT部6、実行判断部7a、ソフトキャンセル部8、等化部9、復調部10、デインターリーバ11、復号部12、インターリーバ13、ソフトレプリカ生成部14、伝搬路特性乗算部15を備える。なお、受信装置100aが受信する信号の送信元となる送信装置は、図16に示される従来の送信装置と同一であるため、その説明を省略する。
受信アンテナ1は、送信装置から送信された信号を受信する。無線部2は、受信された信号を、無線周波数からベースバンドにダウンコンバートする。パイロット分離部3は、ダウンコンバートされた信号を、パイロット信号とデータ信号とに分離する。伝搬路特性・分散推定部4は、パイロット信号を用いて、伝搬路特性を推定する。また、伝搬路特性・分散推定部4は、パイロット信号を用いて、受信装置100aにおける雑音の分散を推定する。推定された伝搬路特性及び雑音の分散は、等化部9に入力される。また、推定された伝搬路特性は、伝搬路特性乗算部15へ入力される。
CP除去部5は、分離されたデータ信号からCPを除去する。FFT(高速フーリエ変換)部6は、時間信号であるデータ信号を高速フーリエ変換処理によって周波数信号に変換する。実行判断部7aは、伝搬路特性及び雑音の分散を用いて、ターボ等化技術を用いた繰り返し処理による信号の検出を実行するか否か判断する。実行判断部7aは、上記の信号検出を行うと判断した場合には、FFT部6から入力されたデータ信号をソフトキャンセル部8に対し入力する。この場合、ソフトキャンセル部8以降の各機能部は、ターボ等化技術に基づき、信号検出を実行する。一方、実行判断部7aが信号検出を行わないと判断した場合には、ソフトキャンセル部8以降の各機能部は、ターボ等化技術に基づいた信号検出を実行しない。
次に、ソフトキャンセル部8以降の各機能部による、ターボ等化技術に基づいた信号検出の処理について説明する。まず、ソフトキャンセル部8は、実行判断部7aから入力されたデータ信号から、伝搬路特性乗算部15によって得られた信頼性に比例した振幅を有する受信信号レプリカをキャンセルする。なお、1回目の処理では、ソフトレプリカ生成部14によるソフトレプリカが生成されていないため、受信信号レプリカも生成されていない。そのため、ソフトキャンセル部8はキャンセル処理を行わない。等化部9は、伝搬路特性・分散推定部4によって出力された伝搬路特性と、ソフトレプリカ生成部14によって得られたソフトレプリカと、ソフトキャンセル部8によってキャンセルされたデータ信号とを受け入れる。等化部9は、伝搬路特性、ソフトレプリカ、及びソフトキャンセルされたデータ信号を用いて、伝搬路における信号の歪みを補償する処理(等化処理)を実行する。復調部10は、各データ信号の対数尤度比(LLR)を算出する。
デインターリーバ11は、データ信号のビット列を、元の並びに戻す。復号部12は、並びを元に戻された各受信データ信号のLLRに対し誤り訂正処理を実行し、信頼性の高まった各データ信号のLLRを算出する。インターリーバ13は、復号部12によって出力されたLLRを、再び並び替える。ソフトレプリカ生成部14は、信頼性に比例した振幅を有するソフトレプリカを生成する。ソフトレプリカ部14は、例えば式1によってソフトレプリカを得ることができる。ソフトレプリカ生成部14は、ソフトレプリカを得ると、このソフトレプリカを等化部9に入力する。また、不図示のFFT部により、このソフトレプリカは周波数信号に変換され、伝搬路特性乗算部15に入力される。伝搬路特性乗算部15は、伝搬路特性・分散推定部4によって推定された伝搬路特性をソフトレプリカの周波数信号に乗算することによって、受信信号レプリカを生成する。生成された受信信号レプリカは、上述したように、ソフトキャンセル部8に入力される。ソフトキャンセル部8以降の各機能部は、以上の処理を任意の回数繰り返し、最終的に復号部12が得たLLRを判定することによって信号の検出を行い、復号ビットを得る。
以上、受信装置100aの機能構成について説明したが、次に、ターボ等化技術の理論的な仕組みについて説明する。図2は、ターボ等化技術を実現するための機能構成を示す概略ブロック図である。図3は、繰り返し処理を視覚的に表す外部情報交換(EXIT:EXtrinsic Information Transfer)チャートである。
図2に示されるように、一般的なターボ等化技術は、伝搬路の畳み込みから信頼性を得る等化器201と、誤り訂正処理により信頼性を得る復号器202を用いて実現される。等化器201及び復号器202は、相互にデータ信号に関する信頼性の値を交換し、この信頼性の値を互いの信号検出における事前情報として活用する。そのため、等化部出力LLRが復号部入力LLRとなる。また、復号部出力LLRが等化部入力LLRとなる。
図2に示されるように、一般的なターボ等化技術は、伝搬路の畳み込みから信頼性を得る等化器201と、誤り訂正処理により信頼性を得る復号器202を用いて実現される。等化器201及び復号器202は、相互にデータ信号に関する信頼性の値を交換し、この信頼性の値を互いの信号検出における事前情報として活用する。そのため、等化部出力LLRが復号部入力LLRとなる。また、復号部出力LLRが等化部入力LLRとなる。
等化器201は、具体的には、図1のソフトキャンセル部8、等化部9、復調部10、ソフトレプリカ生成部14、及び伝搬路特性乗算部15に相当する。また、復号器202は、図1の復号部12に相当する。なお、図2では、説明の簡単化のため、デインターリーバ11及びインターリーバ13に相当する機能部の表示を省略する。ただし、原則として等化器201と復号器202との間に、この二つの機能部が設けられる。
図3のEXITチャートは、等化器201及び復号器202における処理を数値化し、視覚的に表したものである。図3においてEXITチャートの横軸は、等化器外部入力相互情報量及び復号器外部出力相互情報量を示す。図3においてEXITチャートの縦軸は、等化器外部出力相互情報量及び復号器外部入力相互情報量を示す。ここで、外部相互情報量とは、等化器201または復号器202の直前の処理のみで改善した相互情報量を表しており、入力された時点で把握していた信頼性による相互情報量は減算されている。本明細書中では、以下外部相互情報量を単に相互情報量と称する。
図3のEXITチャートは、等化器201及び復号器202における処理を数値化し、視覚的に表したものである。図3においてEXITチャートの横軸は、等化器外部入力相互情報量及び復号器外部出力相互情報量を示す。図3においてEXITチャートの縦軸は、等化器外部出力相互情報量及び復号器外部入力相互情報量を示す。ここで、外部相互情報量とは、等化器201または復号器202の直前の処理のみで改善した相互情報量を表しており、入力された時点で把握していた信頼性による相互情報量は減算されている。本明細書中では、以下外部相互情報量を単に相互情報量と称する。
相互情報量とは、送信信号Xを送信し、受信信号Yが得られたときに、受信信号Yから送信信号Xに関してどれほどの情報量を得られたかを定量的に表したものである。さらに、外部相互情報量とは、出力LLRから入力LLRを除算したLLR、即ち直前の処理のみによって改善した相互情報量を表す。この場合、LLRを得たときのデータ信号についての相互情報量は0から1の間の値に拘束される。また、相互情報量が“0”であるということは、データ信号に関する情報が得られていないことを意味する。また、相互情報量が“1”であるということは、データ信号に関する情報を完全に得ている、即ち完全にデータ信号を再生できることを意味している。
図3は、等化器201の相互情報量の入出力関係を曲線L21、復号器202の相互情報量の入出力関係を曲線L22として示す。繰り返し処理は、矢印(これを「EXIT軌跡」と言う。)によって、視覚的に表すことができる。まず、1回目の繰り返し処理では、事前情報は一切得られていないため、等化器201の入力相互情報量は0である。そして、等化器201は、矢印A21−1に従って、等化器出力相互情報量(0.65)を得る。
次に、等化器201の出力相互情報量は復号器202の入力相互情報量となるため、復号器202にはこの等化器出力相互情報量が入力される。復号器202は、矢印A22−1に従って、出力相互情報量(0.95)を得る。ここで、等化器201及び復号器202の処理がそれぞれ一度完了したため、1回目の繰り返し処理が完了する。
次に、等化器201は、復号器202の出力相互情報量を入力相互情報量として用い、矢印A21−2に従って、出力相互情報量(0.8)を得る。復号器202は、等化器201の出力相互情報量を入力相互情報量として用い、矢印A22−2に従って、出力相互情報量(1)を得る。このとき、得られた復号器出力相互情報量が“1”に到達したため、この段階で復調を行うことによって誤りなく信号を検出することができる。
次に、等化器201は、復号器202の出力相互情報量を入力相互情報量として用い、矢印A21−2に従って、出力相互情報量(0.8)を得る。復号器202は、等化器201の出力相互情報量を入力相互情報量として用い、矢印A22−2に従って、出力相互情報量(1)を得る。このとき、得られた復号器出力相互情報量が“1”に到達したため、この段階で復調を行うことによって誤りなく信号を検出することができる。
このように、等化器201及び復号器202による繰り返し処理は、等化器201と復号器202の相互情報量の入出力特性が交わらない場合に、復号器出力相互情報量として“1”を取得することができる。一方、入出力特性(すなわち、曲線21及び曲線22)が途中で交わる場合は、交差した点で繰り返し処理が止まってしまい(スタック)、それ以上は特性が向上しない。
なお、等化器201の相互情報量の入出力特性(以下、「等化器201の入力特性」又は「等化器入出力特性」という。)は、伝搬路特性と受信信号雑音比(SNR:Signal to Noise power Ratio)に基づいて決まるため、伝送機会毎に等化器201における相互情報量の入出力関係は変化する。そのため、適応的に制御するためには伝送機会毎に入出力特性のスナップショットを算出する必要がある。これに対し、復号器202の相互情報量の入出力特性(以下、「復号器202の入出力特性」又は「復号器入出力特性」という。)は、どのデータ信号も送信装置によって同一の誤り訂正符号化が施されることから、一意に決まる。
なお、等化器201の相互情報量の入出力特性(以下、「等化器201の入力特性」又は「等化器入出力特性」という。)は、伝搬路特性と受信信号雑音比(SNR:Signal to Noise power Ratio)に基づいて決まるため、伝送機会毎に等化器201における相互情報量の入出力関係は変化する。そのため、適応的に制御するためには伝送機会毎に入出力特性のスナップショットを算出する必要がある。これに対し、復号器202の相互情報量の入出力特性(以下、「復号器202の入出力特性」又は「復号器入出力特性」という。)は、どのデータ信号も送信装置によって同一の誤り訂正符号化が施されることから、一意に決まる。
次に、実行判断部7aの動作原理について説明する。図4は、実行判断部7aの動作原理を示すためのEXITチャートである。L31は、実際の等化器201の入出力特性を示す。L32は、実際の復号器202の入出力特性を示す。復号器202の入出力特性L32は、上述したように一意に決定される。そのため、予め復号器202の入出力特性を取得しておくことが可能である。一方、等化器201の入出力特性は、上述したように伝搬路特性とSNRで決定されるため、予め入出力特性を取得しておくことはできない。
しかしながら、等化器入力相互情報量が0である場合の等化器出力相互情報量の値(始点BPにおける等化器出力相互情報量の値)は、ソフトレプリカに関する情報が全く得られておらず実際の信号と一致するため、繰り返し処理の開始前に予め取得することができる。また、等化器入力相互情報量が1である場合の等化器出力相互情報量(終点EPにおける等化器出力相互情報量)も、ソフトレプリカの精度が完全で送信信号と一致するため、繰り返し処理の開始前に予め取得することができる。したがって、始点BPと終点EPとを直線で近似することによって、等化器201の近似特性L31−aを算出することができる。
次に、近似特性L31−aを算出する方法について説明する。式2は、等化器201における出力信号ベクトル表す式である。
次に、近似特性L31−aを算出する方法について説明する。式2は、等化器201における出力信号ベクトル表す式である。
Kは、FFTブロック内の信号数(サンプル数)を示す。Ξは、伝搬路の周波数応答(伝搬路特性)を対角成分に並べた複素数の対角行列を表す。Δは、ソフトキャンセル後の残留信号エネルギーを対角成分に並べた非負の実数の対角行列を表す。ssoft(k)は、FFTブロック内のk番目のソフトレプリカを表す。Fは、ベクトルを時間周波数変換するためのDFT行列を表す。Ssoftは、周波数軸のソフトレプリカを並べた複素数の列ベクトルを表す。Rは、FFTポイント数の周波数軸の受信信号を要素とする複素数の列ベクトルを表す。IKは、対角成分のみが1で残りが0となるK×Kの単位行列を表す。また、右肩のHはベクトルもしくは行列のエルミート転置(随伴行列)を表す。tr[A]は正方行列Aの対角成分の和を計算するトレース演算子を表す。
送信された信号のエネルギーを1に正規化しても、一般性は失われない。そこで、送信された信号のエネルギーを1に正規化すると、Ξ、Δ、ssoft、Ssoft、R、Rresは、例えばFFTブロックサイズが4の場合、それぞれ式8〜式13として表すことができる。
次に、式2を用いて、等化後のLLRを算出する。LLRの算出に必要なパラメータは、等価振幅利得と等価雑音の分散であり、それぞれ式14、式15で表すことができる。
μzは、FFTブロック内で一定の非負の等価振幅利得を表す。σz 2は、FFTブロック内で一定の等価雑音の分散を表す。等価雑音の分散は、定義に基づいて二乗平均値から平均値の二乗を減算することによって、結果的に等価振幅利得のみを用いて表すことができる。このことは、送信された信号の振幅を1に正規化し、このときの等価振幅利得μzが平均値となることを利用している。この場合、LLRの分散は、等価振幅利得を用いて式16として表すことができる。
σl 2は、LLRの分散であり、正の実数である。このLLRの分散と相互情報量とは、相互に変換可能であり、J関数と呼ばれる近似式を用いて式17のように近似して表すことができる。
始点BPにおける等化器201は事前情報となるLLRが与えられない状態であるため、ssoftは0となる。この場合、δ=0、Δ=IKとなる。そのため、等価振幅利得μz bは、式14においてΔ=IKを代入することにより、式18のように表すことができる。
終点EPにおける等化器201においては、ssoftはs(即ち、送信された信号と同一)となる。この場合、δ=1、Δ=0となる。そのため、等価振幅利得μz eは、式14においてΔ=0を代入することにより、式19のように表すことができる。
始点BP及び終点EPにおける等化器出力相互情報量Iz b及びIz eは、上述した方法によって算出することができる。そして、始点BP及び終点EPを直線で結ぶことによって、図4における近似特性L31−aを得ることができる。
次に、ターボ等化技術による信号検出を実行するか否か判断する実行判断方法について説明する。図5は、実行判断方法を説明するためのEXITチャートである。図5に示されるEXITチャートは、図4に示されるEXITチャートの縦軸と横軸とを入れ替えたものである。即ち、図5のEXITチャートでは、横軸が等化器出力相互情報量及び復号器入力相互情報量を表し、縦軸が等化器入力相互情報量及び復号器出力相互情報量を表す。また、近似特性L41は図4における近似特性L31−aに相当し、復号器入出力特性L42は図4における復号器入出力特性L32に相当する。
図5に示されるように、近似特性41と復号器入出力特性L42が交わるか交わらないかを評価することによって、スタックの発生を判断することができる。そして、スタックが発生する場合は、ターボ等化技術による信号検出を実行しないと判断できる。具体的には、図5において、縦軸の復号器出力相互情報量が0から1になるまでの間、復号器202の入出力特性L42が等化器201の近似特性である入出力特性L41より上に存在すれば、ターボ等化技術による信号検出はスタックを発生させることがない。
このような判断を行うため、まずは等化器201の近似入出力特性(近似特性L41)を1次関数で表す。傾き及び切片は、それぞれ式20及び式21のように表すことができる。
このような判断を行うため、まずは等化器201の近似入出力特性(近似特性L41)を1次関数で表す。傾き及び切片は、それぞれ式20及び式21のように表すことができる。
次に、復号器202の入出力特性について説明する。一般に、復号器202の入出力特性は式23のように表すことができる。
式22及び式23に基づいて、等化器入出力特性と復号器入出力特性を、Iinの値が0からIz e(終点EPにおける等化器出力相互情報量)の間で評価することによって、信号検出を行うか否か判断できる。この評価において、式23により算出されるIdecの方が常に大きければ、信号検出の処理において信号を完全に検出することができる。
上述したような原理に基づき、実行判断部7aは、信号検出を実行するか否か判断する。次に、実行判断部7aの構成について詳細に説明する。図6は、実行判断部7aの機能構成を示す概略ブロック図である。実行判断部7aは、等化器入出力特性取得部71、復号器入出力特性取得部72、記憶部73、及び判断部74を備える。以下、実行判断部7aが備える各機能部について説明する。
上述したような原理に基づき、実行判断部7aは、信号検出を実行するか否か判断する。次に、実行判断部7aの構成について詳細に説明する。図6は、実行判断部7aの機能構成を示す概略ブロック図である。実行判断部7aは、等化器入出力特性取得部71、復号器入出力特性取得部72、記憶部73、及び判断部74を備える。以下、実行判断部7aが備える各機能部について説明する。
等化器入出力特性取得部71は、受信装置100aにおける等化器201の入出力特性を取得する。まず、等化器入出力特性取得部71は、上述した原理に基づき、EXITチャートおける始点BP及び終点EPの等化器出力相互情報量Iz b及びIz eを算出する。次に、等化器入出力特性取得部71は、この二つの値に基づいて、近似特性L41の方程式を取得する。
復号器入出力特性取得部72は、受信装置100aにおける復号器202の入出力特性を取得する。上述したように、復号器202の入出力特性は、予め取得しておくことが可能である。そのため、復号器入出力特性取得部72は、記憶部73に記憶される入出力特性を読み出すことにより、復号器202の入出力特性を取得する。
復号器入出力特性取得部72は、受信装置100aにおける復号器202の入出力特性を取得する。上述したように、復号器202の入出力特性は、予め取得しておくことが可能である。そのため、復号器入出力特性取得部72は、記憶部73に記憶される入出力特性を読み出すことにより、復号器202の入出力特性を取得する。
記憶部73は、受信装置100aにおける復号器202の入出力特性を記憶する。記憶部73は、復号器202の入出力特性を表す式(式23に相当)を記憶しても良い。また、記憶部73は、復号器202の入出力特性として、入力値と出力値とを対応付けたLUT(Look Up Table:ルックアップテーブル)を記憶しても良い。図7は、記憶部73が記憶するLUTの例を示す図である。図7では、LUTは、入力相互情報量の値(Iin)を0から1まで0.1刻みで有し、各入力相互情報量における出力相互情報量(Idec)を対応付けて有する。図7は、拘束長4、符号化率1/2の畳み込み符号の場合の値を示す。
記憶部73がLUTを記憶することにより、復号器入出力特性取得部72が各入力相互情報量に対応する出力相互情報量を取得するのに要する処理時間を削減できる。復号器202の入出力特性を表す式(式23)は、べき乗を含むため、この式に基づいて出力相互情報量を取得する処理には時間を要する。そのため、LUTを用いることは効果的である。なお、記憶部73によって記憶されるLUTの構成は、図7に示される表に限定されない。
記憶部73がLUTを記憶することにより、復号器入出力特性取得部72が各入力相互情報量に対応する出力相互情報量を取得するのに要する処理時間を削減できる。復号器202の入出力特性を表す式(式23)は、べき乗を含むため、この式に基づいて出力相互情報量を取得する処理には時間を要する。そのため、LUTを用いることは効果的である。なお、記憶部73によって記憶されるLUTの構成は、図7に示される表に限定されない。
判断部74は、等化器入出力特性取得部71によって取得された等化器入出力特性、及び復号器入出力特性取得部72によって取得された復号器入出力特性に基づき、等化器201及び復号器202による信号検出の処理を実行するか否か判断する。
スタックの発生の有無の観点から判断部74の処理を説明する。判断部74は、等化器入出力特性取得部71によって取得された入出力特性及び復号器入出力特性取得部72によって取得された入出力特性に基づいて、スタックの発生の有無を評価する。判断部74は、スタックが発生しないと評価できる場合には、信号検出の処理を実行すると判断する。一方、判断部74は、スタックが発生すると評価できる場合には、信号検出の処理を実行しないと判断する。両入出力特性に基づいたスタック発生の有無の評価処理は、例えば以下のような方法によって実現できる。
スタックの発生の有無の観点から判断部74の処理を説明する。判断部74は、等化器入出力特性取得部71によって取得された入出力特性及び復号器入出力特性取得部72によって取得された入出力特性に基づいて、スタックの発生の有無を評価する。判断部74は、スタックが発生しないと評価できる場合には、信号検出の処理を実行すると判断する。一方、判断部74は、スタックが発生すると評価できる場合には、信号検出の処理を実行しないと判断する。両入出力特性に基づいたスタック発生の有無の評価処理は、例えば以下のような方法によって実現できる。
次に、EXITチャートにおいて、等化器201の近似特性L41と復号器202の入出力特性L42とが交わるか否かの観点から判断部74の処理を説明する。判断部74は、等化器入出力特性取得部71によって取得された入出力特性及び復号器入出力特性取得部72によって取得された入出力特性に基づいて、両入出力特性がEXITチャートにおいて交わるか否かについて評価する。判断部74は、両入力特性が交わらないと評価できる場合には、スタックが発生しないと評価する。逆に、評価部74は、両入力特性が交わると評価できる場合には、スタックが発生すると評価する。したがって、判断部74は、両入出力特性が交わらないと評価できる場合には、信号検出の処理を実行すると判断する。一方、判断部74は、両入出力特性が交わると評価できる場合には、信号検出の処理を実行しないと判断する。両入出力特性が交わっている場合は、信号検出の処理を実行したとしても、信号の検出に誤りが生じる可能性があるためである。
次に、この評価を実現する具体的処理について説明する。判断部74は、複数のIinの値に対応するIoutの値及びIdecの値を取得する。そして、各Iinの値において、Ioutの値がIdecの値よりも小さい場合には、判断部74は、両入出力特性が交わらないと評価する。判断部74は、この評価に用いられる複数のIinの値として、0からIz eの間の複数の値を用いる。判断部74は、Iinの最小値として0を用いる。また、判断部74は、Iinの最大値としてIz eを用いる。なお、各Iinの値に対応するIoutの値及びIdecの値は、それぞれ等化器入出力特性取得部71及び復号器入出力特性取得部72によって取得され、判断部74に転送される。
例えば、判断部74は、Iinの値を、0からIz eまで0.1刻みに設定して評価を行う。より詳細に評価したい場合には、この刻み幅はさらに小さく設定されても良い。逆に、大雑把に評価し評価に要する処理時間を短縮したい場合には、この刻み幅はさらに大きく設定されてもよい。
受信装置100aにおける等化器201及び復号器202は、実行判断部7aの判断に従って信号検出の処理を実行する。
受信装置100aにおける等化器201及び復号器202は、実行判断部7aの判断に従って信号検出の処理を実行する。
図8は、実行判断部7aが実行する処理を示すフローチャートである。以下、実行判断部7aが実行する処理の流れについて、図8を用いて説明する。
まず、等化器入出力特性取得部71は、伝搬路特性と雑音の分散に基づいて、始点BP及び終点EPにおける等化器出力相互情報量を算出し取得する(S1、S2)。そして、等化器入出力特性取得部71は、始点BP及び終点EPにおける等化器出力相互情報量に基づいて、近似特性L41の傾き及び切片を取得し、等化器201の入出力特性を得る(S3)。
まず、等化器入出力特性取得部71は、伝搬路特性と雑音の分散に基づいて、始点BP及び終点EPにおける等化器出力相互情報量を算出し取得する(S1、S2)。そして、等化器入出力特性取得部71は、始点BP及び終点EPにおける等化器出力相互情報量に基づいて、近似特性L41の傾き及び切片を取得し、等化器201の入出力特性を得る(S3)。
次に、判断部74は、Iinの値として、初期値の0を代入する(S4)。等化器入出力特性取得部71及び復号器入出力特性取得部72は、Iinの値に対応するIoutの値及びIdecの値を取得し、判断部74に転送する。判断部74は、Idecの値がIoutの値以下である場合(S6−NO)、繰り返し処理による信号の検出を実行しないと判断する(S9)。
一方、判断部74は、Idecの値がIoutの値よりも大きい場合(S6−YES)、Iinの値に所定の値(Δ)を加算し、新たなIinの値を取得する(S7)。判断部74は、新たなIinの値が、等化器入出力特性取得部71によって取得された終点EPの等化器出力相互情報量Iz e以下である場合(S5−YES)、S6以降の処理を実行する。一方、判断部74は、新たなIinの値が、等化器出力相互情報量Iz eよりも大きい場合(S5−NO)繰り返し処理による信号の検出を実行すると判断する(S8)。
一方、判断部74は、Idecの値がIoutの値よりも大きい場合(S6−YES)、Iinの値に所定の値(Δ)を加算し、新たなIinの値を取得する(S7)。判断部74は、新たなIinの値が、等化器入出力特性取得部71によって取得された終点EPの等化器出力相互情報量Iz e以下である場合(S5−YES)、S6以降の処理を実行する。一方、判断部74は、新たなIinの値が、等化器出力相互情報量Iz eよりも大きい場合(S5−NO)繰り返し処理による信号の検出を実行すると判断する(S8)。
このように構成された受信装置100aは、実行判断部7aの判断に基づき、等化器201及び復号器202による信号検出の実行を制御する。実行判断部7aが、スタックが発生すると評価した場合(即ち、信号検出を実行しないと判断した場合)は、信号検出のための繰り返し処理が無駄になるため、受信装置100aはこの信号検出を実行しない。一方、実行判断部7aが、スタックが発生しないと評価した場合(即ち、信号検出を実行すると判断した場合)は、信号検出のための繰り返し処理は無駄にならないため、受信装置100aは信号検出を実行する。そのため、信号検出の精度の低下を抑えつつ、繰り返し処理の実行回数を低減することが可能となる。これに伴い、繰り返し処理の実行回数が低減された分、これに要していた時間や消費電力の低減を図ることができる。また、スタックが生じる無駄な繰り返し処理が実行されていた問題に対しては、実行判断部7aの処理によって、このような無駄な繰り返し処理の実行を抑止することが可能となる。
〔変形例〕
式22及び式23に基づいて、等化器入出力特性と復号器入出力特性を評価する際に、Iinの値がIz bからIz eの間で評価することによっても、信号検出を行うか否か判断することができる。この評価において、式23により算出されるIdecの方が常に大きければ、信号検出の処理において信号を完全に検出することができる。
このような原理に基づき、実行判断部7aは、Iinの値がIz bからIz eの間で評価することによって、信号検出を実行するか否か判断しても良い。この場合、判断部74は、複数のIinの値に対応するIoutの値及びIdecの値を取得し比較する処理において、複数のIinの値として、Iz bからIz eの間の複数の値を用いる。判断部74は、Iinの最小値としてIz bを用いる。また、判断部74は、Iinの最大値としてIz eを用いる。また、この場合はIinの最小値と最大値の差が小さくなる。そのため、Iinの最小値として0を用いる場合に比べて、各Iinの差(上述した実施形態では0.1)がさらに小さく設定されても良い。
式22及び式23に基づいて、等化器入出力特性と復号器入出力特性を評価する際に、Iinの値がIz bからIz eの間で評価することによっても、信号検出を行うか否か判断することができる。この評価において、式23により算出されるIdecの方が常に大きければ、信号検出の処理において信号を完全に検出することができる。
このような原理に基づき、実行判断部7aは、Iinの値がIz bからIz eの間で評価することによって、信号検出を実行するか否か判断しても良い。この場合、判断部74は、複数のIinの値に対応するIoutの値及びIdecの値を取得し比較する処理において、複数のIinの値として、Iz bからIz eの間の複数の値を用いる。判断部74は、Iinの最小値としてIz bを用いる。また、判断部74は、Iinの最大値としてIz eを用いる。また、この場合はIinの最小値と最大値の差が小さくなる。そのため、Iinの最小値として0を用いる場合に比べて、各Iinの差(上述した実施形態では0.1)がさらに小さく設定されても良い。
また、上述した実施形態では、判断部74は、EXITチャートにおいて、等化器201の近似特性L41と復号器202の入出力特性L42とが交わった場合は、信号検出の処理を実行しないと判断する。しかし、判断部74は、EXITチャートにおいて両入出力特性が交わったとしても、その交点の復号器出力相互情報量の値が所定値(例えば0.99)以上である場合には、信号検出の処理を実行すると判断しても良い。具体的には、判断部74は、複数のIinの値に対応するIoutの値及びIdecの値を取得し比較する。Idecの値がIoutの値以下である場合(図8におけるS6−NO)、判断部74は、Idecの値が所定値よりも大きいか否か判断する。Idecの値が所定値以上であれば、判断部74は、信号検出の処理を実行すると判断する(図8におけるS8)。一方、Idecの値が所定値よりも小さければ、信号検出の処理を実行しないと判断する(図8におけるS9)。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態である受信装置100bについて説明する。受信装置100bは、実行判断部7aに代えて実行判断部7bを備える点で受信装置100aと異なり、他の構成については受信装置100aと同様である。すなわち、受信装置100bにおいて、受信アンテナ1、無線部2、パイロット分離部3、伝搬路特性・分散推定部4、CP除去部5、FFT部6、ソフトキャンセル部8、等化部9、復調部10、デインターリーバ11、復号部12、インターリーバ13、ソフトレプリカ生成部14、及び伝搬路特性乗算部15の構成は、上述した受信装置100aと同様である。そのため、受信装置100b全体についての説明は省略し、実行判断部7bについて説明する。
図9は、実行判断部7bの機能構成を示す概略ブロック図である。実行判断部7bは、評価点設定部75をさらに備える点で、実行判断部7aと異なる。以下、実行判断部7bについて、実行判断部7aと異なる点を主に説明する。
次に、第二実施形態である受信装置100bについて説明する。受信装置100bは、実行判断部7aに代えて実行判断部7bを備える点で受信装置100aと異なり、他の構成については受信装置100aと同様である。すなわち、受信装置100bにおいて、受信アンテナ1、無線部2、パイロット分離部3、伝搬路特性・分散推定部4、CP除去部5、FFT部6、ソフトキャンセル部8、等化部9、復調部10、デインターリーバ11、復号部12、インターリーバ13、ソフトレプリカ生成部14、及び伝搬路特性乗算部15の構成は、上述した受信装置100aと同様である。そのため、受信装置100b全体についての説明は省略し、実行判断部7bについて説明する。
図9は、実行判断部7bの機能構成を示す概略ブロック図である。実行判断部7bは、評価点設定部75をさらに備える点で、実行判断部7aと異なる。以下、実行判断部7bについて、実行判断部7aと異なる点を主に説明する。
評価点設定部75は、等化器201の入出力特性に基づいて、判断部74が入出力特性の評価において用いる複数のIinの値を決定する。具体的には、評価点設定部75は、各Iinの値の差分(図8における処理S7のΔの値)を設定する。評価点設定部75は、終点EPにおける等化器出力相互情報量Iz eが小さいほど、Δの値を小さく設定する。評価点設定部75は、設定したΔの値を判断部74に転送する。判断部74は、評価点設定部75によって設定されたΔの値を用いて処理を行う。
終点EPにおける等化器出力相互情報量Iz eが小さいということは、受信品質が悪いということを示している。従って、この値が小さいほど、スタックが生じる可能性が高くなり、厳密な評価が必要となる。これに対し、受信装置100bでは、評価点設定部75が、等化器出力相互情報量Iz eの値に基づいてΔの値を設定する。そのため、スタックが生じる可能性が高いほど、判断部74はより細かい幅でIinにおける評価を行うこととなり、判断部74の判断の精度を向上させることができる。
終点EPにおける等化器出力相互情報量Iz eが小さいということは、受信品質が悪いということを示している。従って、この値が小さいほど、スタックが生じる可能性が高くなり、厳密な評価が必要となる。これに対し、受信装置100bでは、評価点設定部75が、等化器出力相互情報量Iz eの値に基づいてΔの値を設定する。そのため、スタックが生じる可能性が高いほど、判断部74はより細かい幅でIinにおける評価を行うこととなり、判断部74の判断の精度を向上させることができる。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態である受信装置100cについて説明する。図10は、受信装置100cの機能構成を示す概略ブロック図である。受信装置100cは、実行判断部7aに代えて実行判断部7cを備える点で受信装置100aと異なる。また、受信装置100cは、復号部12とインターリーバ13との間に回数制御部16cをさらに備える点でも、受信装置100aと異なる。そして、受信装置100cは、他の構成においては受信装置100aと同様である。すなわち、受信装置100cにおいて、受信アンテナ1、無線部2、パイロット分離部3、伝搬路特性・分散推定部4、CP除去部5、FFT部6、ソフトキャンセル部8、等化部9、復調部10、デインターリーバ11、復号部12、インターリーバ13、ソフトレプリカ生成部14、及び伝搬路特性乗算部15の構成は、上述した受信装置100aと同様である。以下、受信装置100cについて、受信装置100aと異なる点を主に説明する。
次に、第三実施形態である受信装置100cについて説明する。図10は、受信装置100cの機能構成を示す概略ブロック図である。受信装置100cは、実行判断部7aに代えて実行判断部7cを備える点で受信装置100aと異なる。また、受信装置100cは、復号部12とインターリーバ13との間に回数制御部16cをさらに備える点でも、受信装置100aと異なる。そして、受信装置100cは、他の構成においては受信装置100aと同様である。すなわち、受信装置100cにおいて、受信アンテナ1、無線部2、パイロット分離部3、伝搬路特性・分散推定部4、CP除去部5、FFT部6、ソフトキャンセル部8、等化部9、復調部10、デインターリーバ11、復号部12、インターリーバ13、ソフトレプリカ生成部14、及び伝搬路特性乗算部15の構成は、上述した受信装置100aと同様である。以下、受信装置100cについて、受信装置100aと異なる点を主に説明する。
実行判断部7cは、繰り返し処理による信号の検出を実行するか否か判断し、実行すると判断した場合には、さらにその繰り返し回数を決定する。実行判断部7cは、実行回数を決定すると、実行回数を回数制御部16cに転送する。このとき、実行判断部7cは、繰り返し処理による信号の検出を実行しないと判断した場合は、繰り返し回数を0回として回数制御部16cに転送しても良い。
回数制御部16cは、実行判断部7cから転送された繰り返し回数に従って、繰り返し処理の繰り返し回数を制御する。回数制御部16cは、等化器201及び復号器202による繰り返し処理において、その繰り返し回数が満たされると、復号器202から出力される信号を、インターリーバ13に転送せずに、受信されたデータ信号を処理する他の機能部へ転送する。
次に、実行判断部7cの詳細について説明する。図11は、実行判断部7cの機能構成を示す概略ブロック図である。実行判断部7cは、回数取得部76をさらに備える点で、実行判断部7aと異なる。以下、実行判断部7cについて、実行判断部7aと異なる点を主に説明する。
次に、実行判断部7cの詳細について説明する。図11は、実行判断部7cの機能構成を示す概略ブロック図である。実行判断部7cは、回数取得部76をさらに備える点で、実行判断部7aと異なる。以下、実行判断部7cについて、実行判断部7aと異なる点を主に説明する。
まず、繰り返し回数の決定方法の原理について説明する。図12は、繰り返し回数の決定方法を示すためのEXITチャートである。図12に示されるEXITチャートの入出力特性は、図5に示されるものと同じである。図12は、図5に対し、相互情報量の改善を示すEXIT軌跡を追記したものである。
図12において、矢印L63は、繰り返し1回目の復号処理による信頼性の改善を表すEXIT軌跡を表す。矢印L64は、繰り返し2回目の等化処理による信頼性の改善を表すEXIT軌跡を表す。矢印L65は、繰り返し2回目の復号処理による信頼性の改善を表すEXIT軌跡を表す。なお、図12において、繰り返し1回目の等化処理による信頼性の改善は、原点から始点BPまでのEXIT軌跡となる。しかしながら、始点BP及び終点EPは、等化器入出力特性取得部71によって算出されているため、図12ではこのEXIT軌跡の図示を省略する。
図12において、矢印L63は、繰り返し1回目の復号処理による信頼性の改善を表すEXIT軌跡を表す。矢印L64は、繰り返し2回目の等化処理による信頼性の改善を表すEXIT軌跡を表す。矢印L65は、繰り返し2回目の復号処理による信頼性の改善を表すEXIT軌跡を表す。なお、図12において、繰り返し1回目の等化処理による信頼性の改善は、原点から始点BPまでのEXIT軌跡となる。しかしながら、始点BP及び終点EPは、等化器入出力特性取得部71によって算出されているため、図12ではこのEXIT軌跡の図示を省略する。
矢印L63や矢印L65等の復号処理によって得られる復号器出力相互情報量は、式24のように表すことができる。
式24において、H1、H2、H3は、符号化方式及び符号化率で変化するパラメータである。例えば拘束長4、符号化率1/2の畳み込み符号の場合、H1=13.8206、H2=3.2731、H3=1.5506である。また、Iinは0から1までの実数で表される復号器入力相互情報量を示す。また、Idecは、0から1までの実数で表される復号器出力相互情報量を表す。
また、矢印L64等の等化処理によって得られる等化器出力相互情報量は、式25のように表すことができる。式25は、式22のIoutに、復号器出力相互情報量Idecを代入することによって得られる。
式25において、Ieqは、0から1までの実数で表される等化器出力相互情報量を表す。
式24のIinに始点BPの復号器入力相互情報量Iz bを代入することによって、1回目の繰り返しにおける復号器出力相互情報量Idec 1を得ることができる(矢印L63)。得られた復号器出力相互情報量Idec 1は、2回目の繰り返し処理の等化器入力相互情報量として用いることができる。
式25において、IinにL63で得られるIdec 1を代入することで、2回目の繰り返しにおける等化器出力相互情報量Ieq 2を得ることができる。再び、式24のIinにIeq 2を代入することによって、2回目の繰り返しにおける復号器出力相互情報量を得ることができる。式24及び式25を用いたこのような処理を、復号器出力相互情報量の値が約1(例えば0.99)になるまで繰り返す。そして、この繰り返し回数を、等化器201及び復号器202における繰り返し処理の繰り返し回数として取得することができる。なお、復号器出力相互情報量の所望の値は、0.99以上になれば誤りなく検出されることが経験的に知られている。ただし、この値は設計事項であり、0.999など他の値を適用することもできる。
上述したような原理に基づき、回数取得部76は、繰り返し回数を取得する。即ち、回数取得部76は、判断部74を介して、等化器入出力特性及び復号器入出力特性を取得する。また、回数取得部76は、同様に始点BPの復号器入力相互情報量Iz bを取得する。そして、回数取得部76は、上述した式24及び式25を用いた処理を繰り返し、その繰り返し回数をカウントする。回数取得部76は、復号器出力相互情報量の値が、閾値(例えば0.99や0.999)を超えたときのカウント数を、繰り返し回数として取得する。
図13は、実行判断部7cが実行する処理を示すフローチャートである。以下、実行判断部7cが実行する処理の流れについて、図13を用いて説明する。なお、スタートからS8までの処理及び不図示のS9の処理は、図8に示される第一実施形態の実行判断部7aの処理と同じであるため、説明を省略する。
図13は、実行判断部7cが実行する処理を示すフローチャートである。以下、実行判断部7cが実行する処理の流れについて、図13を用いて説明する。なお、スタートからS8までの処理及び不図示のS9の処理は、図8に示される第一実施形態の実行判断部7aの処理と同じであるため、説明を省略する。
S8の処理において、判断部74が信号検出を行うと判断した場合、回数取得部76は、1回目の復号処理における復号器出力相互情報量を算出する(S10)。回数取得部76は、繰り返し回数をカウントするためのカウンタを用意し、カウンタに1を入力する(S11)。次に、算出された復号器出力相互情報量が閾値を超えていない場合(S12−NO)、回数取得部76は、算出された復号器出力相互情報量を用いて等化器出力相互情報量を算出する(S13)。次に、回数取得部76は、算出された等化器出力相互情報量を用いて復号器出力相互情報量を算出する(S14)。次に、回数取得部76は、繰り返し回数のカウンタに1を加算し(S15)、再びS12の分岐に戻る。
一方、算出された復号器出力相互情報量が閾値を超えている場合(S12−YES)、回数取得部76は、このときのカウンタの値を、繰り返し回数として取得する(S16)。
このように構成された受信装置100cでは、実行判断部7cの判断に基づき、回数制御部16cが、等化器201及び復号器202による繰り返し処理の繰り返し回数を制御する。具体的には、実行判断部7cが、信号の検出に必要となる回数を取得し、回数制御部16cがこの回数だけ繰り返し処理を行うように制御する。そのため、繰り返し処理によって信号の検出を行う際に、無駄に繰り返しを行うことを抑止することが可能となる。従って、信号検出の精度の低下を抑えつつ、繰り返し処理の実行回数を低減することが可能となる。また、これに伴い、この繰り返し処理に要する時間や消費電力を低減させることが可能となる。
このように構成された受信装置100cでは、実行判断部7cの判断に基づき、回数制御部16cが、等化器201及び復号器202による繰り返し処理の繰り返し回数を制御する。具体的には、実行判断部7cが、信号の検出に必要となる回数を取得し、回数制御部16cがこの回数だけ繰り返し処理を行うように制御する。そのため、繰り返し処理によって信号の検出を行う際に、無駄に繰り返しを行うことを抑止することが可能となる。従って、信号検出の精度の低下を抑えつつ、繰り返し処理の実行回数を低減することが可能となる。また、これに伴い、この繰り返し処理に要する時間や消費電力を低減させることが可能となる。
〔変形例〕
回数取得部76は、取得された回数に所定の値(例えば1や2)を加算して、回数制御部16cに繰り返し回数を転送しても良い。また、この加算は回数制御部16cが行っても良い。そもそも、回数取得部76が処理に用いる等化器入出力特性は近似された直線であるため、取得される回数にずれが生じている可能性がある。そのため、このずれを考慮し、繰り返し回数を余分に設定することによって、繰り返し処理による信号検出の精度を高めることができる。
回数取得部76は、取得された回数に所定の値(例えば1や2)を加算して、回数制御部16cに繰り返し回数を転送しても良い。また、この加算は回数制御部16cが行っても良い。そもそも、回数取得部76が処理に用いる等化器入出力特性は近似された直線であるため、取得される回数にずれが生じている可能性がある。そのため、このずれを考慮し、繰り返し回数を余分に設定することによって、繰り返し処理による信号検出の精度を高めることができる。
[第四実施形態]
次に、第四実施形態である受信装置100dについて説明する。受信装置100dは、実行判断部7cに代えて実行判断部7dを備える点で受信装置100cと異なり、他の構成については受信装置100cと同様である。すなわち、受信装置100dにおいて、受信アンテナ1、無線部2、パイロット分離部3、伝搬路特性・分散推定部4、CP除去部5、FFT部6、ソフトキャンセル部8、等化部9、復調部10、デインターリーバ11、復号部12、インターリーバ13、ソフトレプリカ生成部14、伝搬路特性乗算部15、及び回数制御部16cの構成は、上述した受信装置100cと同様である。そのため、受信装置100d全体についての説明は省略し、実行判断部7dについて説明する。なお、受信装置100dでは、等化器201及び復号器202による繰り返し処理の繰り返し回数(N)が予め定められている。
次に、第四実施形態である受信装置100dについて説明する。受信装置100dは、実行判断部7cに代えて実行判断部7dを備える点で受信装置100cと異なり、他の構成については受信装置100cと同様である。すなわち、受信装置100dにおいて、受信アンテナ1、無線部2、パイロット分離部3、伝搬路特性・分散推定部4、CP除去部5、FFT部6、ソフトキャンセル部8、等化部9、復調部10、デインターリーバ11、復号部12、インターリーバ13、ソフトレプリカ生成部14、伝搬路特性乗算部15、及び回数制御部16cの構成は、上述した受信装置100cと同様である。そのため、受信装置100d全体についての説明は省略し、実行判断部7dについて説明する。なお、受信装置100dでは、等化器201及び復号器202による繰り返し処理の繰り返し回数(N)が予め定められている。
実行判断部7dは、回数取得部76cに代えて回数取得部76dを備える点で、実行判断部7cと異なり、他の構成については実行判断部7cと同様である。そのため、以下では回数取得部76dについての説明を行い、実行判断部7dの他の構成については説明を省略する。
回数取得部76dは、カウンタの値が、上述したNの値を超える場合は、その時点で、繰り返し処理による信号の検出を実行しないと判断する。
回数取得部76dは、カウンタの値が、上述したNの値を超える場合は、その時点で、繰り返し処理による信号の検出を実行しないと判断する。
図14は、実行判断部7dが実行する処理を示すフローチャートである。以下、実行判断部7dが実行する処理の流れについて、図14を用いて説明する。なお、スタートからS8までの処理及び不図示のS9の処理は、図8に示される第一実施形態の実行判断部7aと同一であるため、説明を省略する。また、図13と同じ処理については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図14において、S15の処理の後、カウンタの値がN以下である場合(S17−YES)、回数取得部76dは、S12の分岐に戻る。一方、カウンタの値がNよりも大きい場合(S17−NO)、回数取得部76dは、繰り返し処理による信号検出を実行しないと判断し(S18)、処理を終了する。
図14において、S15の処理の後、カウンタの値がN以下である場合(S17−YES)、回数取得部76dは、S12の分岐に戻る。一方、カウンタの値がNよりも大きい場合(S17−NO)、回数取得部76dは、繰り返し処理による信号検出を実行しないと判断し(S18)、処理を終了する。
なお、カウンタの数がN以下であるか否かに基づく分岐は、図14においてはS15の処理の後に配置されたが、S12からS15までの間のいずれかに配置されても良い。
なお、繰り返し回数がデータのリアルタイム性などの品質が都合上先立って決定される場合には、変調方式や符号化率を変更することもできる。
なお、繰り返し回数がデータのリアルタイム性などの品質が都合上先立って決定される場合には、変調方式や符号化率を変更することもできる。
次に、無線通信システム1000について説明する。図15は、無線通信システム1000の構成を示す図である。無線通信システム1000は、受信装置100及び送信装置500を含む。送信装置500は、図16に示す公知の送信装置である。受信装置100は、上述した各実施形態における受信装置100aから100dのいずれかである。送信装置500は、上述したように、送信データ(送信ビット列)に対し誤り訂正符号の実行や、ビット列の順番を並び替え等を行い、信号を送信する。受信装置100は、送信装置500から送信された信号を受信し、受信された信号に対し上述した処理を実行することにより、復号ビット列を得る。
なお、上述した各実施形態における受信装置100aから100dの一部又は全部は、専用のハードウェアを用いて構成することができる。
また、上述した各実施形態における受信装置100aから100dの一部、例えば、実行判断部7aから7dの機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この実行判断処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
また、上述した各実施形態における受信装置100aから100dの一部、例えば、実行判断部7aから7dの機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この実行判断処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
P01…符号部, P02…インターリーバ, P03…変調部, P04…CP挿入部, P05…パイロット生成部, P06…パイロット多重部, P07…無線部, P08…送信アンテナ, P11…受信アンテナ, P12…無線部, P13…パイロット分離部, P14…伝搬路特性・分散推定部, P15…CP除去部, P16…FFT部, P17…ソフトキャンセル部, P18…等化部, P19…復調部, P20…デインターリーバ, P21…復号部, P22…インターリーバ, P23…ソフトレプリカ生成部, P24…伝搬路特性乗算部, 1…受信アンテナ, 2…無線部, 3…パイロット分離部, 4…伝搬路特性・分散推定部, 5…CP除去部, 6…FFT部, 7…実行判断部, 8…ソフトキャンセル部, 9…等化部, 10…復調部, 11…デインターリーバ, 12…復号部, 13…インターリーバ, 14…ソフトレプリカ生成部, 15…伝搬路特性乗算部, 16…回数制御部, 71…等化器入出力特性取得部, 72…復号器入出力特性取得部, 73…記憶部, 74…判断部, 75…評価点設定部, 76…回数取得部, 100…受信装置, 201…等化器, 202…復号器
Claims (14)
- 誤り訂正符号により符号化され送信されたデータに対し、伝搬路による歪みを補償する等化部及び誤り訂正処理を行う復号部による処理を繰り返すことによって、符号化前のデータの検出を行うターボ等化装置に対し、前記検出の処理を行うか否か判断する実行判断装置であって、
前記等化部の入出力特性を取得する等化部入出力特性取得部と、
前記復号部の入出力特性を取得する復号部入出力特性取得部と、
前記等化部及び前記復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、前記ターボ等化装置における検出の処理を行うか否か判断する判断部と、
を備える実行判断装置。 - 前記判断部は、前記等化部及び前記復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、前記ターボ等化装置における検出処理の繰り返しにおいてスタック発生の有無を評価し、スタックが発生すると評価された場合には検出の処理を行わないと判断し、スタックが発生しないと評価された場合には検出の処理を行うと判断する、請求項1に記載の実行判断装置。
- 前記等化部入出力特性取得部は、前記等化部の相互情報量に係る入出力特性を取得し、
前記復号部入出力特性取得部は、前記復号部の相互情報量に係る入出力特性を取得し、
前記判断部は、この二つの入出力特性が交わる場合にはスタックが発生すると評価して検出の処理を行わないと判断し、交わらない場合にはスタックが発生しないと評価して検出の処理を行うと判断する請求項2に記載の実行判断装置。 - 前記判断部は、前記二つの入出力特性に基づき、複数の評価点毎にそれぞれの出力の値の大小を比較し、全ての評価点において前記大小の関係が一致した場合には、前記二つの入出力特性が交わらないと評価する、請求項3に記載の実行判断装置。
- 前記複数の評価点の間隔を前記等化部の入出力特性に基づいて設定することにより、前記複数の評価点の値を設定する、評価点設定部をさらに備える請求項4に記載の実行判断装置。
- 前記等化部入出力特性部は、前記等化部において入力される前記相互情報量がゼロである場合及び1である場合の出力相互情報量をそれぞれ取得し、この二つの値を用いて近似を行うことによって、前記等化部における前記入出力特性を取得する、請求項3から5のいずれかに記載の実行判断装置。
- 前記等化部の入力特性と前記復号部の入力特性とに基づいて、ターボ等化装置における繰り返し処理について、繰り返すべき回数を取得する回数取得部をさらに備える、請求項1から6のいずれかに記載の実行判断装置。
- 前記ターボ等化装置は、前記繰り返し処理を実行する回数の最大値を予め有し、
前記回数取得部は、取得された繰り返すべき回数が前記ターボ等化装置における繰り返し処理の回数の最大値を超える場合は、前記検出の処理を行わないと判断する、
請求項7に記載の実行判断装置。 - 前記復号部の入力特性について、複数の入力値と、各入力値に対する出力値とを対応付けたテーブルを記憶するテーブル記憶部をさらに備え、
前記復号部入力特性取得部は、前記テーブル記憶部からテーブルの内容を読み出すことにより入力特性を取得する、請求項1から8のいずれかに記載の実行判断装置。 - 請求項1から9のいずれかに記載の実行判断装置を備える受信装置。
- データに対し、誤り訂正符号により符号化を行う符号化部と、前記符号化部によって符号化された前記データを送信する送信部と、を備える送信装置と、
前記送信装置によって送信されたデータを受信する受信部と、前記受信部が受信したデータに対し、伝搬路による歪みを補償する等化部及び誤り訂正処理を行う復号部による処理を繰り返すことによって、符号化前のデータの検出を行うターボ等化部と、前記等化部の入出力特性を取得する等化部入出力特性取得部と、前記復号部の入出力特性を取得する復号部入出力特性取得部と、前記等化部及び前記復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、前記ターボ等化部における検出の処理を行うか否か判断する判断部と、を備える受信装置と、
を含む無線通信システム。 - 前記判断部は、前記等化部及び前記復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、前記ターボ等化部における検出処理の繰り返しにおいてスタック発生の有無を評価し、スタックが発生すると評価された場合には検出の処理を行わないと判断し、スタックが発生しないと評価された場合には検出の処理を行うと判断する、請求項11に記載の無線通信システム。
- 誤り訂正符号により符号化され送信されたデータに対し、伝搬路による歪みを補償する等化部及び誤り訂正処理を行う復号部による処理を繰り返すことによって、符号化前のデータの検出を行うターボ等化装置に対し、前記検出の処理を行うか否か判断する実行判断装置が行う方法であって、
前記実行判断装置が、前記等化部の入出力特性を取得するステップと、
前記実行判断装置が、前記復号部の入出力特性を取得するステップと、
前記実行判断装置が、前記等化部及び前記復号部それぞれについて取得された入出力特性に基づいて、前記ターボ等化装置における検出の処理を行うか否か判断するステップと、
を含む実行判断方法。 - 前記実行判断装置が、前記等化部の入力特性と前記復号部の入力特性とに基づいて、ターボ等化装置における繰り返し処理について、繰り返すべき回数を取得するステップ、をさらに含む請求項13に記載の実行判断方法。
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