JP2009187612A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁気ヘッドの製造方法に関し、磁気抵抗効果素子の平坦性を向上する。
【解決手段】 磁気抵抗効果膜上に3層構造からなる第1の金属膜を形成させる工程と、前記第1の金属膜の上層に研磨耐性膜を形成させる工程と、全体を覆うように磁区制御膜を堆積させる工程と、前記磁区制御膜上に3層構造からなる第2の金属膜を形成させる工程と、前記磁気抵抗効果膜上の前記第1の金属膜及び前記磁区制御膜上の前記第2の金属膜並びに前記研磨耐性膜を除去する工程と、前記磁気抵抗効果素子上に上部シールド層を形成する工程とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は磁気ヘッドの製造方法に関するものであり、特に、TMR膜或いはGMR膜を用いた再生ヘッドの表面平坦化のための構成に関するものである。
近年、各種の情報処理機器における記憶手段として、ハードディスクドライブ装置が用いられているが、このようなハードディスクドライブ装置における磁気ヘッドを構成する再生磁気ヘッドとしてGMR素子或いはTMR素子等が用いられている。
このGMR素子或いはTMR素子は、外部磁界の変化に応じて、電気抵抗が変化する磁気抵抗効果を利用した磁気抵抗センサであり、検出感度が良好であるため、磁気記録再生装置の高密度記録化に大いに寄与している。
近年の更なる高密度記録化の要請に応えるためには、磁気抵抗センサの狭コア幅化が必要となるが、従来の括れを有するレジストパターンを利用した製造方法ではさらなる狭コア幅化に対応できないため、狭コア幅の磁気抵抗センサの形成方法としてCMP法を用いた各種の方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図7乃至図9を参照して従来の磁気抵抗センサの製造方法を説明する。
図7(a)参照
まず、下部電極を兼ねる下部磁気シールド層61上にTa膜/反強磁性層/ピンド層/トンネル絶縁膜/フリー層からなるTMR膜62を堆積させたのち、その上部にRu膜63及びTa膜64を順次堆積する。
図7(b)参照
次いで、レジストパターン65を形成し、このレジストパターン65をマスクとして反応性イオンエッチングを行うことによって、Ta膜64をパターニングしてハードマスク66とする。
図7(c)参照
次いで、レジストパターン65を除去したのち、ハードマスク66をマスクとしてイオンミリングによってRu膜63及びTMR膜62の露出部を除去して、テーパ状の素子部を形成する。
図8(d)参照
次いで、全面にAl2 3 等の絶縁膜67及びCoCrPt等の磁区制御膜68を順次堆積させる。
図8(e)参照
次いで、ハードマスク66をCMPストッパとしてCMPにより平坦化する。
この時、磁区制御膜68の表面にはディッシングによる凹部69が形成される。
図8(f)参照
次いで、ハードマスク66を反応性イオンエッチングによって除去する。
この時、CMPのダメージを回避するためのハードマスク66の膜厚に相当する絶縁膜67に起因するバリ70が発生する。
図9(g)参照
次いで、TMR膜62の頂面に残存するRu膜63をArイオンを用いた逆スパッタリング法により除去する。
図9(h)参照
次いで、スパッタリング法によりメッキベース層71を形成する。
図9(i)参照
次いで、電解メッキ法によりNiFeを堆積して上部磁気シールド層72を構成することによって、再生磁気ヘッドの基本構成が得られることになる。
しかし、この製造方法の場合には、上述のように、ディッシングによる凹部69の発生とともに、CMPのダメージを回避するためのハードマスク66の膜厚に相当する絶縁膜67に起因するバリが発生するため、平坦性を目的としたプロセスが成り立たないという問題がある。
そこで、図10及び図11を参照して、バリの発生を回避する磁気抵抗センサの製造方法を説明する。
図10(a)参照
まず、上記の図7(a)乃至図8(f)全く同様な工程を行うことによって、ハードマスク66を除去する。
図10(b)参照
次いで、再び、CMPを行うことによって、バリ70を除去する。
図10(c)参照
次いで、TMR膜62の頂面に残存するRu膜63をArイオンを用いた逆スパッタリング法により除去する。
図11(d)参照
次いで、スパッタリング法によりメッキベース層71を形成する。
図11(e)参照
次いで、電解メッキ法によりNiFeを堆積して上部磁気シールド層72を構成する。
特開2006−179051号公報
しかし、上述の第2の製造方法の場合にも、磁区制御膜上にはディッシング対策用のハードマスクがないため、ディッシングによって磁区制御膜が抉れて凹部が形成されてしまうという問題は解決されないままである。
また、バリは除去することはできるものの、バリを除去するCMP工程において、TMR膜上に研磨ストッパ膜となるハードマスクがないため、TMR膜にダメージが混入するという問題が発生する。
このようなダメージの混入の問題を回避するためには、TMR膜上に設けるRu膜の膜厚を厚くすれば良いので、この事情を図12を参照して説明する。
図12参照
図12は、TMR素子の素子特性のバラツキのRu膜厚依存性の説明図であり、図12(a)乃至(c)は、それぞれ、Ru膜の膜厚が、10nm、20nm、及び、30nmの場合を示している。
図から明らかなように、Ru膜の膜厚が厚くなるほどTMR素子の素子特性のバラツキが小さくなることが分かる。
しかし、Ru膜の膜厚を厚くすると、Ru膜の除去工程の時間管理の精度が問題になり、Ru膜の残膜膜厚のバラツキやTMR膜の表面が除去されたりして、リードギャップ精度が低下する問題が新たに発生する。
このため、現状のCMP工程を用いた再生ヘッドの平坦化プロセスでは、磁区制御膜上が抉れた形状を成し、さらに、磁気抵抗効果膜上にはバリが立った断面形状を持ち、平坦性を目的としたプロセスが成り立たない状況にある。
したがって、磁気ヘッドにおいて、磁気抵抗効果素子の平坦性を向上することを目的とする。
この磁気ヘッドの製造方法においては、磁気抵抗効果膜上に3層構造からなる第1の金属膜を形成させる工程と、前記第1の金属膜の上層に研磨耐性膜を形成させる工程と、全体を覆うように磁区制御膜を堆積させる工程と、前記磁区制御膜上に3層構造からなる第2の金属膜を形成させる工程と、前記磁気抵抗効果膜上の前記第1の金属膜及び前記磁区制御膜上の前記第2の金属膜並びに前記研磨耐性膜を除去する工程と、前記磁気抵抗効果素子上に上部シールド層を形成する工程とを有することを要件とする。
本発明によれば、磁気抵抗効果膜上に3層構造からなる第1の金属膜を設けるとともに、磁区制御膜上に3層構造からなる第2の金属膜を設けて、第2の金属膜をCMP工程における研磨ストッパ膜としているので、磁区制御膜にディッシングが発生することがない。
また、磁気抵抗効果膜上に3層構造からなる第1の金属膜が残存した状態において、バリを除去するためのCMP工程を行って平坦化しているが、第1の金属膜が研磨ストッパ膜として機能しているので、磁気抵抗効果膜にダメージが混入することがなく、したがって、素子特性のバラツキが小さくなる。
また、第1の金属膜及び第2の金属膜を3層構造、特に、Ru/Ta/Ruの3層構造にしているので、RuとTaを順次選択的に除去することによって、Ru膜の残膜膜厚のバラツキやTMR膜の表面の除去が過剰に発生することがなく、したがって、リードギャップを高精度に形成することができる。
ここで、図1乃至図5を参照して、本発明の実施の形態の再生磁気ヘッドの製造工程を説明する。
図1(a)参照
まず、下部電極を兼ねる下部磁気シールド層11上にTa膜/反強磁性層/ピンド層/トンネル絶縁膜/フリー層からなるTMR膜12を堆積させたのち、その上部にRu膜13/Ta膜14/Ru膜15からなる第1の3層構造金属膜、及び、研磨ストッパーとなるTa膜16を順次堆積する。
この場合の第1の3層構造金属膜は、後述するバリ除去のCMP工程においてTMR膜12にダメージが混入しない程度に充分厚くする必要があり、例えば、全体の厚さを20nm〜50nmにする。
厚さが、20nm未満であれば、ダメージが混入しやすくなり、一方、50nmを超えると、厚すぎて、今度は多層金属膜の除去後にバリが発生しやすくなるとともに、エッチング工程における時間管理の精度が問題になる。
また、Ru膜13/Ta膜14/Ru膜15の厚さは、それぞれ、10〜20nm、5〜15nm、5〜15nmとするものであり、例えば、10nm/5nm/5nmとして全体の厚さを20nmとする。
なお、特定の一層の厚さが厚すぎると、除去工程における時間管理の精度が問題になる。
また、Ta膜16の厚さは、40〜60nmとする。
図1(b)参照
次いで、レジストパターン17を形成し、このレジストパターン17をマスクとして反応性イオンエッチングを行うことによって、Ta膜16をパターニングしてハードマスク18とする。
なお、このハードマスク18の幅は70〜100nmとする。
図1(c)参照
次いで、レジストパターン17を除去したのち、ハードマスク18をマスクとしてイオンミリングによってRu膜13/Ta膜14/Ru膜15からなる第1の3層構造金属膜及びTMR膜12の露出部を除去して、テーパ状の素子部を形成する。
図2(d)参照
次いで、全面にAl2 3 等の絶縁膜19及びCoCrPt等の磁区制御膜20を順次堆積させたのち、Ru膜21/Ta膜22/Ru膜23からなる第2の3層構造金属膜を堆積させる。
この時、Ru膜21/Ta膜22/Ru膜23からなる第2の3層構造金属膜と、Ru膜13/Ta膜14/Ru膜15からなる第1の3層構造金属膜との各層の位置が整合するように膜厚設計する。
したがって、Ru膜13/Ta膜14/Ru膜15の厚さを10nm/5nm/5nmとした場合には、Ru膜21/Ta膜22/Ru膜23の厚さも10nm/5nm/5nmとする。
図2(e)参照
次いで、ハードマスク18をCMPストッパとしてCMPにより平坦化する。
この時、磁区制御膜20の表面には、第1の3層構造金属膜と整合した位置に第2の3層構造金属膜が設けられているので、磁区制御膜20にディッシングによる凹部が形成されることはない。
図2(f)参照
次いで、ハードマスク18をCF4 +O2 を反応ガスとした反応性イオンエッチングによって除去する。
この時、CMPのダメージを回避するためのハードマスク18の膜厚に相当する絶縁膜19に起因するバリ24が発生する。
図3(g)参照
次いで、軽くCMPを施すことによってバリ24を除去する。
この時、TMR膜12上には充分な厚さを有する3層構造金属膜があるので、TMR膜12に研磨に伴うダメージが混入することがない。
図3(h)参照
次いで、イオンミリングによって、Ru膜15及びRu膜23と、その間に露出している磁区制御膜20を除去する。
この時、RuとCoCrPtのミリングレートが等しくなるビーム入射角でArイオンを照射する。
図5参照
図5は、ミリングレートのビーム入射角依存性の説明図であり、ここでは、Ru、CoCrPt、Al2 3 、Taについてのミリングレートを示している。
図から明らかなように、各素材のミリングレートのビーム入射角依存性は異なっているので、ビーム入射角を選択することによって、選択エッチングもできるし、均等エッチングもできることが分かる。
ここでは、ビーム入射角を60°として、Ru膜15及びRu膜23と、磁区制御膜20を同じレートで除去する。
図3(i)参照
再び、工程に戻って、次に、Ta膜14及びTa膜22を反応性イオンエッチングによって除去する。
この時も、絶縁膜19に起因する小さなバリが発生する。
図4(j)参照
次いで、イオンミリングによって、Ru膜13及びRu膜21と、その間に露出している磁区制御膜20を除去する。
この時もRuとCoCrPtのミリングレートが等しくなるビーム入射角でArイオンを照射する。
なお、ビーム入射角を60°にすると、図5から明らかなように、Al2 3 のミリングレートはRu及びCoCrPtのミリングレートより大きくなるので、絶縁膜19に起因する小さなバリは自然に除去されることになる。
図4(k)参照
次いで、スパッタリング法によりメッキベース層25を形成する。
図4(l)参照
次いで、電解メッキ法によりNiFeを堆積して上部磁気シールド層26を形成することによって、再生磁気ヘッドの基本構成が得られることになる。
以上、説明したように、本発明においては、磁気抵抗効果素子の上に第1の3層構造金属膜を設けているので、ハードマスクの除去工程に伴って発生するバリをCMPによって除去しても磁気抵抗効果素子にダメージが混入することがない。
また、磁区制御膜の上にも第1の3層構造金属膜に位置整合する第2の3層構造金属膜を設けているので、2度に渡るCMP工程において、磁区制御膜にディッシングによる凹部が発生することがなく、これにより、平坦性の良い且つ高精度なリードギャップを持つ磁気抵抗効果素子の作成が可能になる。
以上を前提として、次に、図6を参照して、本発明の実施例1の垂直記録用複合型薄膜磁気ヘッドを説明する。
なお、電解メッキ工程におけるメッキベース層については図示を省略する。
図6参照
図6は、本発明の実施例1の垂直記録用複合型薄膜磁気ヘッドの構成説明図であり、図6(a)は概略的要部正面図であり、また、図6(b)は、正面図におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った概略的断面図である。
まず、スライダーの母体となる、Al2 3 −TiC基板上にAl2 3 膜(いずれも図示を省略)を介して、上述の図1(a)乃至図4(l)の工程を順次行うことによって、下部磁気シールド層11、TMR膜12、磁区制御膜20、Al2 3 膜31、及び、上部磁気シールド層26を設ける。
次いで、上部磁気シールド層26上にAl2 3 膜32を全面に設けたのち、選択電解メッキ法を用いてAl2 3 膜32上に厚さが1〜3μm、例えば、1.0μmのNiFeからなる主磁極補助層33を設ける。
次いで、スパッタリング法を用いて全面にAl2 3 膜を堆積させたのち、CMPを用いて平坦化することによって、ヘッド媒体対向面側の凹部をAl2 3 埋込層34で埋め込み、次いで、選択電解メッキ法を用いて全面に厚さが200〜300nm、例えば、250nmの主磁極となるCoNiFe層35を形成する。
次いで、レジストパターン(図示を省略)をマスクとして傾斜方向からArイオンを用いたイオンミリングを施すことによってCoNiFe層35及びAl2 3 埋込層32の先端部を選択的に除去して主磁極先端部36を形成する。
次いで、再び、スパッタリング法を用いて全面にAl2 3 膜を堆積させたのち、CMPを用いて平坦化することによって、Al2 3 埋込層37を形成したのち、スパッタリング法を用いて厚さが、例えば、30〜100nm、例えば、60nmのAl2 3 膜を堆積させてギャップ層38とする。
次いで、選択電解メッキ法を用いてギャップ層38上にCuを選択的に成膜して平面スパイラル状のライトコイル39を形成したのち、ライトコイル39を覆うようにフォトレジストを設け、このフォトレジストを被覆絶縁膜40とする。
次いで、再び、選択電解メッキ法を用いてNiFe層を堆積させ、被覆絶縁膜40上に堆積したNiFe層をリターンヨーク41とし、被覆絶縁膜40のヘッド媒体対向面側の側面に堆積したNiFe層をシールド層42とする。
なお、ライトコイル39は主磁極とリターンヨーク41とを磁気的に接続する接続部43を中心として巻回した構造となっている。
最後に、ヘッド媒体対向面側を切断し、素子高さを調整するようにABS面を研磨することによって、本発明の実施例1の垂直記録用複合型薄膜磁気ヘッドの基本構成が得られる。
本発明の実施例1においては、TMR膜にダメージが入らない方法で再生ヘッド部を平坦にしているので、上部に設けるライトヘッドも平坦な下地の上に設けることになるので、位置合わせが容易になるとともに、パターン精度も高精度になり、高密度記録が可能な垂直記録用複合型薄膜磁気ヘッドを再現性良く製造することができる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明してきたが、本発明は実施の形態及び実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、上記の実施の形態の説明においては、TMR膜をイオンミリングによりパターニングしているが、反応性イオンエッチングを用いても良いものである。
また、上記の実施例においては、TMR膜を反強磁性層側から堆積させているが、フリー層側から堆積させても良いものであり、その場合には反強磁性層としてIrMn等を用いることが望ましい。
また、上記の実施例においては、磁気抵抗効果膜をTMR膜で構成しているが、TMR膜に限られるものではなく、GMR膜を用いても良いものであり、その場合には、TMR膜におけるMgO等のトンネル絶縁膜をCu等の非磁性中間層に置き換えれば良い。
また、上記の実施の形態及び実施例においては、メッキベース層の材料について言及していないが、CoNiFeをメッキする場合にはCoNiFeと相性の良いRuを用いることが望ましいが、Cu等の他の非磁性金属を用いても良いものである。
また、上記の実施の形態及び実施例においては、絶縁膜としてAl2 3 を用いているがAl2 3 に限られるものではなく、SiO2 等の他の非磁性絶縁膜を用いても良いものである。
以上の実施例1を含む実施の形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1) 磁気抵抗効果膜上に3層構造からなる第1の金属膜を形成させる工程と、前記第1の金属膜の上層に研磨耐性膜を形成させる工程と、全体を覆うように磁区制御膜を堆積させる工程と、前記磁区制御膜上に3層構造からなる第2の金属膜を形成させる工程と、前記磁気抵抗効果膜上の前記第1の金属膜及び前記磁区制御膜上の前記第2の金属膜並びに前記研磨耐性膜を除去する工程と、前記磁気抵抗効果素子上に上部シールド層を形成する工程とを有する磁気ヘッドの製造方法。
(付記2) 前記磁気抵抗効果膜上に設けた前記第1の金属膜と、前記磁区制御膜上に設けた前記第2の金属膜との高さが揃うように膜厚設計された付記1記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記3) 前記磁気抵抗効果膜上に形成した前記第1の金属膜の膜厚が、20nm〜50nmである付記1または付記2記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記4) 前記磁気抵抗効果膜上に形成した前記第1の金属膜及び前記磁区制御膜上に形成した第2の金属膜を除去する工程において、イオンミリングのミリングレートの角度依存によるレート差を利用して除去する付記1乃至3のいずれか1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記5) 前記磁気抵抗効果膜上に形成した前記第1の金属膜及び前記磁区制御膜上に形成した第2の金属膜を除去する工程において、反応性イオンエッチングによる選択エッチングを利用して除去する付記1乃至3のいずれか1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記6) 前記研磨耐性膜の除去工程の後に、前記研磨耐性膜を除去した際にできる突起部を化学機械研磨法を用いて除去する工程をさらに有する付記1乃至5のいずれか1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記7) 前記第1の金属膜及び前記第2の金属膜が、Ru膜、Ta膜、及び、Ru膜を順次堆積させたRu膜/Ta膜/Ru膜構造からなり、且つ、前記第1の金属膜及び前記第2の金属膜の膜厚が設計値として同じである付記1乃至6のいずれか1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
(付記8) 前記磁気抵抗効果膜上の前記第1の金属膜及び前記磁区制御膜上の前記第2の金属膜を除去する工程において、前記第1の金属膜を構成する下層側のRu膜と前記第2の金属膜を構成する下層側のRu膜を同時にイオンミリング法によって除去する工程を有する付記1乃至7のいずれか1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
本発明の実施の形態の再生磁気ヘッドの製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施の形態の再生磁気ヘッドの製造工程の図1以降の途中までの説明図である。 本発明の実施の形態の再生磁気ヘッドの製造工程の図2以降の途中までの説明図である。 本発明の実施の形態の再生磁気ヘッドの製造工程の図3以降の説明図である。 ミリングレートのビーム入射角依存性の説明図である。 本発明の実施例1の垂直記録用複合型薄膜磁気ヘッドの構成説明図である。 従来の磁気抵抗センサの製造工程の途中までの説明図である。 従来の磁気抵抗センサの製造工程の図7以降の途中までの説明図である。 従来の磁気抵抗センサの製造工程の図8以降の説明図である。 バリの発生を回避する磁気抵抗センサの製造工程の途中までの説明図である。 バリの発生を回避する磁気抵抗センサの製造工程の図10以降の説明図である。 TMR素子の素子特性のバラツキのRu膜厚依存性の説明図である。
符号の説明
11 下部磁気シールド層
12 TMR膜
13 Ru膜
14 Ta膜
15 Ru膜
16 Ta膜
17 レジストパターン
18 ハードマスク
19 絶縁膜
20 磁区制御膜
21 Ru膜
22 Ta膜
23 Ru膜
24 バリ
25 メッキベース層
26 上部磁気シールド層
31 Al2 3
32 Al2 3
33 主磁極補助層
34 Al2 3 埋込層
35 CoNiFe層
36 主磁極先端部
37 Al2 3 埋込層
38 ギャップ層
39 ライトコイル
40 被覆絶縁膜
41 リターンヨーク
42 シールド層
43 接続部
61 下部磁気シールド層
62 TMR膜
63 Ru膜
64 Ta膜
65 レジストパターン
66 ハードマスク
67 絶縁膜
68 磁区制御膜
69 凹部
70 バリ
71 メッキベース層
72 上部磁気シールド層

Claims (5)

  1. 磁気抵抗効果膜上に3層構造からなる第1の金属膜を形成させる工程と、前記第1の金属膜の上層に研磨耐性膜を形成させる工程と、全体を覆うように磁区制御膜を堆積させる工程と、前記磁区制御膜上に3層構造からなる第2の金属膜を形成させる工程と、前記磁気抵抗効果膜上の前記第1の金属膜及び前記磁区制御膜上の前記第2の金属膜並びに前記研磨耐性膜を除去する工程と、前記磁気抵抗効果素子上に上部シールド層を形成する工程とを有する磁気ヘッドの製造方法。
  2. 前記磁気抵抗効果膜上に設けた前記第1の金属膜と、前記磁区制御膜上に設けた前記第2の金属膜との高さが揃うように膜厚設計された請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法。
  3. 前記磁気抵抗効果膜上に形成した前記第1の金属膜の膜厚が、20nm〜50nmである請求項1または請求項2記載の磁気ヘッドの製造方法。
  4. 前記磁気抵抗効果膜上に形成した前記第1の金属膜及び前記磁区制御膜上に形成した第2の金属膜を除去する工程において、イオンミリングのミリングレートの角度依存によるレート差を利用して除去する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気ヘッドの製造方法。
  5. 前記研磨耐性膜の除去工程の後に、前記研磨耐性膜を除去した際にできる突起部を化学機械研磨法を用いて除去する工程をさらに有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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