JP2009187365A - 携帯機器、ユーザ確認システム、キー入力方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

携帯機器、ユーザ確認システム、キー入力方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの持ち方を制限することなく、非操作指の指紋パターンに対して予め割り当てられた機能を容易に携帯機器に実行させる。
【解決手段】操作キー20がキー配置面30に複数配置された携帯機器10であって、携帯機器10を保持する手のうち操作キー20を操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた非操作指の指紋パターン(取得パターン)を取得するパターン取得部と、取得パターンを照合するための複数の照合パターンと携帯機器10で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶部と、取得パターンと照合パターンとの一致または不一致を判定し、一致した照合パターンに対応付けられた機能を携帯機器10に実行させる機能実行部と、を備える携帯機器10。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯機器、ユーザ確認システム、キー入力方法およびコンピュータプログラムに関する。
携帯電話機やPHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などに代表される携帯機器を操作するに際しては、機器の前面等にあたるキー配置面に複数配置された操作キーのうち適切なものを選択して押下し、これに割り振られた文字コードの入力やアプリケーションの実行を行うことが一般的である。
また多くの携帯機器では、寸法制約上の観点から操作キーの配置数には限界があり、一つの操作キーに対して複数個の文字コードやアプリケーションが割り振られている。このためユーザは同一の操作キーを複数回押下したり、キー配置面上に配置されたシフトキーやアプリケーションキーなどの他のキーを押下したりすることで所望の操作を行っている。
また携帯機器の近年の小型化により、ユーザは操作キーの押下操作を片手で行う場合が多くなっている。片手、すなわち携帯機器を保持する側の手で操作キーを操作する場合、人差指から小指で携帯機器を保持し、親指で操作キーを操作することが一般的である。しかし操作キーに加えてシフトキーやアプリケーションキーまで親指一本で操作するのは煩雑であり、また携帯機器の操作に熟練したとしても操作キーの入力効率を高めることには限界があった。
これに対し下記特許文献1には、操作キーと同時または単独で押下されるシフトキーを携帯機器の本体の背面や側面に配置して、操作キーのキー入力の効率化を図る技術が記載されている。また下記特許文献2には、操作パネル上に設けられた指紋センサを親指で押圧することでカーソルやポインタの移動させる技術が記載されている。また下記特許文献3には、操作キーを押下する代わりに指紋や掌紋を、入力装置を装着した親指で機動的にタッチすることにより、予め割り当てられた文字が入力される技術が記載されている。
特開2003−333157号公報 国際公開第2004/104813号パンフレット 特開2000−242402号公報
しかしながら上記特許文献1に記載の携帯機器では、本体の背面や側面を保持する指の位置が、押下すべきシフトキーの配置位置に制約され、ユーザの持ち方に制限が起こる可能性があった。
本発明によれば、操作キーがキー配置面に複数配置された携帯機器であって、
前記携帯機器を保持する手のうち前記操作キーを操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するパターン取得手段と、
前記指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、前記携帯機器で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶手段と、
取得された前記指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定し、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記機能を前記割当テーブルを参照して特定し、特定された前記機能を前記携帯機器に実行させる機能実行手段と、
を備える携帯機器が提供される。
また本発明によれば、前記操作キーによるキー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有し、
前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶手段をさらに備え、
前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一または第二の入力モードに切り換えられ、
前記切り換えられた入力モードにて前記操作キーを操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された前記文字コードがキー入力されることを特徴とする上記記載の携帯機器が提供される。
また本発明によれば、前記パターン取得手段で取得された指紋パターンを送信するパターン送信手段をさらに備える請求項1から20のいずれかに記載の携帯機器と、
ユーザの前記非操作指の指紋パターンの少なくとも一つを登録パターンとして保存する登録サーバと、
前記携帯機器と無線接続されて、前記パターン送信手段より前記指紋パターンを受信するパターン受信手段と、
前記パターン受信手段が受信した前記指紋パターンと、前記登録パターンとの一致または不一致を判定して、前記ユーザと、前記携帯機器の保持者との一致を確認するユーザ確認部と、
前記ユーザ確認部による確認結果を前記携帯機器に送信する確認結果送信手段と、
前記携帯機器に設けられて、前記確認結果送信手段より受信した前記確認結果に基づいて前記携帯機器をロックするロック手段と、
を備えることを特徴とするユーザ確認システムが提供される。
また本発明によれば、第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを操作して、前記操作キーを備える携帯機器に前記文字コードをキー入力する方法であって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得ステップと、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定ステップと、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換ステップと、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力ステップと、
を含むキー入力方法が提供される。
また本発明によれば、第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを備える携帯機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得処理と、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定処理と、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換処理と、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力処理と、
を前記携帯機器に実行させるためのコンピュータプログラムが提供される。
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与された携帯機器、コンピュータプログラムにより携帯機器に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個のデバイスとして形成されていること、一つの構成要素が複数のデバイスで形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でよい。
また、本発明のキー入力方法に関しては複数のステップを順番に記載してあるが、その記載の順番は複数のステップを実行する順番を必ずしも限定するものではない。このため、本発明の方法を実施するときには、その複数のステップの順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
また、本発明の上記方法の複数のステップは個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、あるステップの実行中に他のステップが発生すること、あるステップの実行タイミングと他のステップの実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
また、本発明の携帯機器や、これを用いたユーザ確認システムは、指紋パターンを識別したことを契機として対応する機能が実行できるように、指紋パターンを読み取って画像化する画像取得装置、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定の情報処理を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。
本発明の携帯機器によれば、ユーザは持ち方に制限されることなく、非操作指の指紋パターンに対して予め割り当てられた機能を容易に携帯機器に実行させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第一実施形態>
図1各図は、本発明の第一実施形態にかかる携帯機器10の一例を示す模式図である。同図(a)はその正面図、同図(b)は右側面図、同図(c)は背面図、同図(d)は左側面図である。
また図2は、本実施形態の携帯機器10をユーザが操作する状態を示す部分模式図である。そして図3は、本実施形態の携帯機器10の機能ブロック図である。
はじめに、本実施形態の携帯機器の概要について説明する。
携帯機器10には、操作キー20(図2においては図示省略)がキー配置面30に複数配置されている。
また携帯機器10は、これを保持するユーザの手のうち操作キー20を操作する操作指100を除くいずれか一本または二本以上の非操作指110でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた非操作指110の指紋パターン(図示せず)を取得するパターン取得部120を備えている。
また携帯機器10は、指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、携帯機器10で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶部140を備えている。
そして携帯機器10は、取得された指紋パターンと照合パターンとの一致または不一致を判定し、指紋パターンと一致した照合パターンに対応付けられた機能を、割当テーブルを参照して特定し、特定された機能を携帯機器10に実行させる機能実行部130を備えている。
次に、本実施形態の携帯機器10について詳細に説明する。
携帯機器10は、ユーザが片手または両手で保持して特定の指(操作指100)でキー操作を行う機器であり、具体的には携帯電話機やPHS、PDAなどが例示される。
操作キー20は、数字(0〜9)等が割り振られたダイヤルキー21のほか、カーソルキー22やメニューキー23などの総称であり、もっぱら操作指100の運指により選択して操作されるキーである。操作キー20は、その押下やスライドなどの操作によりキー入力される機械式釦が代表的であるが、静電容量式のタッチセンサや光学式の近接センサなどにより構成されていてもよい。
操作キー20を操作することにより、例えばダイヤルキー21に割り振られた数字や文字が入力されたり、カーソルキー22の方向にしたがってカーソルが移動したり、メニューキー23に応じたメニューが表示されたりする。
操作キー20の操作結果はディスプレイ70によって視認される。
携帯機器10には操作キー20が複数個設けられている。そして操作キー20は主としてキー配置面30に配置されている。
キー配置面30は、一般的な携帯電話機、PHS、PDAなどの場合、図1(a)に示すように本体15の前面に設けられている。ここでいう前面とは、操作キー20を指で操作する場合におけるユーザ側を意味するものである。図示のようにヒンジ90で本体15が二つに折り畳まれる折り畳み式の携帯機器10の場合は、これを開いた状態においてディスプレイ70が位置する側を意味する。またスライド式の携帯機器の場合は、本体の一部をスライドさせた状態においてディスプレイが位置する側を意味し、ソリッド式の携帯機器の場合は、ディスプレイと同一側を意味する。
ユーザが片手で携帯機器10を保持しつつ操作キー20を操作する場合、操作指100としては図2に示すように親指を用いることが一般的である。ただし携帯機器10は、このほか両手で本体15を保持して操作キー20を操作する態様や、片手で本体15を保持しつつ親指以外の指を操作指100とする態様で用いてもよい。
操作キー20をもっぱら操作する操作指100を除く指を非操作指110と呼称する。図2の場合、人差指101、中指102、薬指103、小指104が非操作指110にあたる。
なお近年の携帯機器10では、本体15の側面などキー配置面30以外の面に、アプリケーションの起動ボタンや、携帯機器10に搭載されたカメラのシャッターボタンなどが配置されている場合がある。これらの起動ボタンやシャッターボタンなどはもっぱら非操作指110で操作されることから操作キー20とは区別する。
(パターン取得部について)
本実施形態のパターン取得部120は、検知部12a,12b,14を含んで構成されている。そして検知部12a,12b,14に非操作指110がタッチすることにより、非操作指110の指紋パターンがパターン取得部120によって取得される
本実施形態の検知部12a,12b,14はキー配置面30とは異なる面に配置されている。
具体的には、検知部12aは携帯機器10の右側面40、検知部12bは左側面41、検知部14は背面50に設けられている。
本実施形態の場合、本体15の側面に設けられた検知部12a,12bは、本体15の側面に沿う細長形状である。また本体15の背面に設けられた検知部14は略矩形状である。
本実施形態の検知部12a,12b,14は、複数本の非操作指110で容易にタッチできる程度に大型に形成されている。具体的には、検知部12a,12b,14はいずれも、非操作指110の二本分の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有している。
またより具体的には、検知部12a,12b,14はいずれも、人差指101、中指102、薬指103および小指104の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有している。
ここでいう検知部の長さとは、携帯機器10の本体15を保持する非操作指110の並び方向を意味するものである。
したがって本実施形態の携帯機器10の場合、検知部12a,12b,14の長さ方向とは、図1(a)の上下方向、すなわち側面(右側面40、左側面41)や背面50の伸びる方向を意味する。
検知部12a,12bは、ヒンジ90で折り畳まれる本体15のうち、キー配置面30が設けられた下側半分に対してそれぞれ右側面40、左側面41のほぼ全長さに亘って形成されている。
同様に検知部14は、本体15の下側半分のうち、カメラ機能のレンズ部72やフラッシュ部74などを除くほぼ全体に形成されている。
検知部12a,12b,14のいずれかに指が触れると、検知部12a,12b,14はその指紋パターンを取得する。ただし後述のように本実施形態では所定の条件を満たした場合にのみ指紋パターンを取得することとしてもよい。
図4(a)は本実施形態の検知部12a,12bを側面(右側面40,左側面41)から見た平面模式図であり、同図(b)はその変形例を示す平面模式図である。
また図5は本実施形態の検知部14を背面50から見た平面模式図である。
図4(a),(b)に示すように、本体15の側面(右側面40、左側面41)上にその長さ方向に沿って設けられる縦長形状の検知部12a,12bは、画像取得装置16aを縦並びに複数個並べて配置することにより構成されている。画像取得装置16aは、静電容量式または光学式など公知の作動方式によって指紋パターンの画像をスリット状に取得する。かかるスリット状の検知エリアの長手方向は、図示のように検知部12a,12bの長さ方向、すなわち側面(右側面40、左側面41)の長さ方向と一致している。
そして検知部12a,12bにタッチした非操作指110を検知エリアに対して幅方向にスライドさせることで、指紋パターンのスリット状の画像が連続的に取得されて二次元画像が合成される。
具体的には図2に矢印で示すように、中指102の腹面を検知部12aに接触させた状態で右側面40の奥行方向にスライドさせることで、中指102の所定箇所(図示の場合は指先すなわち末節)の指紋パターンが二次元的に取得される。薬指103や小指104についても同様であり、検知部12aに腹面でタッチした状態で当該指を検知部12aの幅方向にスライドさせることで指紋パターンの二次元画像が取得される。
指紋パターンが複数個の画像取得装置16aの検知エリアにまたがる場合は、当該複数個の画像取得装置16aで取得された画像同士を連結することで一枚の二次元画像が合成取得される。
画像取得装置16aは、同図(a)に示すように直列に一次元的に配置されてもよく、または同図(b)に示すように、隣接する画像取得装置16a同士が検知部12a,12bの長さ方向に互いにオーバーラップして配置されてもよい。同図(b)の場合、隣接した画像取得装置16aで取得されるスリット状の指紋パターン画像には所定長さの重複部分が存在する。これにより、複数個の画像取得装置16aの検知エリアにまたがる指紋パターンの二次元画像を合成取得した場合に、その画像精度が高められる。
また本体15の背面50上に設けられる略矩形状の検知部14は、画像取得装置16bを縦横にそれぞれ複数個並べて配置することにより構成されている。画像取得装置16bは、静電容量式または光学式など公知の作動方式によって指紋パターンの画像を二次元平面状に取得する。そして複数個の画像取得装置16bの検知エリアにまたがる指紋パターンの画像を取得する場合は、隣接する画像取得装置16bでそれぞれ取得された部分画像同士を連結することで、所定の面積の二次元画像が合成取得される。
取得された指紋パターンの二次元画像は、携帯機器10の備える取得パターン記憶部に保存される。取得パターン記憶部は、具体的にはRAMなどの記憶装置を含んで構成される。
(テーブル記憶部について)
テーブル記憶部140には、複数の照合パターンと、携帯機器10で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されている。テーブル記憶部140はRAMなどの記憶装置を含んで構成される。
割当テーブルは複数のテーブルによって構成されていてもよい。本実施形態では割当テーブルとして、図6に示す登録テーブル、および図7に示す機能テーブルを用いる。
図6に示す登録テーブルでは、照合パターンとして選択および採取された指紋情報の登録部位と、照合パターンの登録番号とが対応付けられている。図示のように、照合パターン1として人差指101の中節の指紋パターンが登録されている。また照合パターン2から4として、それぞれ中指102、薬指103、小指の末節の指紋パターンが登録されている。
ユーザは自らの非操作指110のうち任意の指、かつ任意の部位の指紋パターンに関する情報を、テーブル記憶部140に登録して保存する。本実施形態では、指紋パターンの情報として、当該指紋の二次元画像を登録するものとする。
照合パターンの登録にあたっては、ユーザの好む持ち方により本体15を保持した状態において検知部12a,12b,14に容易にタッチ可能な部位の指紋パターンを選択して登録するとよい。
指紋パターンとしては、各非操作指110の末節、中節、基節の腹面のパターンのほか、基節に隣接する掌紋の一部を選択してもよい。登録する指紋パターンには、端点や分岐点などの特徴点(マニューシャ)が複数点含まれるとよい。
指紋パターンの登録方法は特に限定されないが、操作指100で操作キー20を操作して所定の指紋登録アプリケーションを起動した状態で、上記選択された部位の指紋パターンで検知部14にタッチするか、または検知部12a,12bに非操作指110の腹面でタッチした状態で該腹面をスライドさせる。これによりユーザが選択した指紋パターンの画像を、照合パターンとしてテーブル記憶部140に格納することができる。
本実施形態の携帯機器10は、互いに異なる複数の指紋パターンを照合パターンとして登録することが可能である。ユーザは上記登録方法を繰り返すことにより多数の指紋パターンをテーブル記憶部140に登録することができる。登録可能な指紋パターンの数は特に限定されず、実行される機能の数と同数またはそれ以上の数としてもよい。登録される指紋パターンは登録番号と対応づけられてテーブルに格納される。
図7に示す機能テーブルでは、照合パターンの登録番号と、携帯機器10で実行される機能(本実施形態の場合、キー入力状態)とが対応付けられている。したがって照合パターンの登録番号を参照することで、図6に示す照合パターンと、図7に示す機能とが関連付けられる。
本実施形態の場合、操作キー20には、ケース1(第一の入力モード)として、照合パターン1、すなわち人差指101の中節の指紋パターン(図6を参照)に対応付けられたキー入力状態(入力モード)として、標準入力状態である数字コードが割り振られている。
また操作キー20にはケース2〜4(第二〜第四の入力モード)として、照合パターン2〜4には英字コード、かな(平仮名)コード、カナ(片仮名)コードがそれぞれ割り当てられている。
さらに操作キー20には、ケース5(第五の入力モード)として、照合パターン1と2との組み合わせに対して、記号コードが割り当てられている。
また操作キー20には、ケース6(第六の入力モード)として、照合パターン1と3との組み合わせに対して、絵文字コードが割り当てられている。
また操作キー20には、ケース7として、照合パターン2と3との組み合わせに対して、全角入力または半角入力のトグル切換機能が割り当てられている。
さらに操作キー20には、ケース8として、照合パターン2と4との組み合わせに対して、大文字または小文字のトグル切換機能が割り当てられている。
(機能実行部について)
検知部12a,12b,14で取得されたユーザの指紋パターン(取得パターン)の二次元画像は、テーブル記憶部140に登録された照合パターンのいずれかと一致するか否かを、機能実行部130により公知の方法で判定される。
機能実行部130は、取得された非操作指110の指紋パターンとテーブル記憶部140に記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定部と、指紋パターンと一致した当該照合パターンに対応付けられた機能を、割当テーブルを参照して特定する機能特定部と、特定された機能をインタフェース部150(図3を参照)に実行させる実行処理部と、を含んで構成されている。具体的には、機能実行部130はCPUを含んで構成されている。
機能実行部130により機能が実行されるインタフェース部150は特に限定されるものではなく、ディスプレイ70やフラッシュ部74、操作キー20などを一例として挙げることができる。
そして機能の実行により、ディスプレイ70に何らかの表示出力をしたり、フラッシュ部74を点灯させたり、または本実施形態で以下説明するように、操作キー20のキー入力状態をシフト切り換えしたりすることができる。
(機能について)
本実施形態の携帯機器10は、操作キー20に含まれる少なくとも一部のキーに対して、キー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有している。
また携帯機器10は、操作キー20と、当該操作キー20を操作してキー入力される文字コードとが、第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶部(図示せず)をさらに備えている。
そして携帯機器10では、上記機能の実行により、キー入力状態が第一または第二の入力モードに切り換えられる。
これにより携帯機器10では、切り換えられた入力モードにて操作キー20を操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された文字コードがキー入力される。
本実施形態の携帯機器10は、キー入力状態として第三の入力モードをさらに有している。
また文字コード記憶部には、さらに第三の入力モードに関連づけられた文字コードが記憶されており、上記機能の実行により、キー入力状態が第一から第三の入力モードのいずれかに切り換えられる。
すなわち本実施形態の携帯機器10では、操作キー20に含まれる少なくとも一部のキーに対して、複数通りのシフト入力状態が設定されている。これらの入力モードは、異なる照合パターン(第一照合パターン、第二照合パターン、・・・)に対応付けられている。
また標準入力状態および複数のシフト入力状態(第一シフト入力状態、第二シフト入力状態、・・・)として、一つの操作キー20には互いに異なる複数の文字コードが割り振られている。
そして携帯機器10のキー入力状態は、取得パターンが一致すると判定部で判定された照合パターンに対応するシフト入力状態に切り換えられる。
以下、携帯機器10のキー入力状態を、標準入力状態とシフト入力状態との間で、またはシフト入力状態同士の間で切り換えることを「シフト切り換え」と呼称する場合がある。
例えば取得パターンが第一照合パターンと一致すると判定部で判定された場合は、操作キー20のキー入力状態が、標準入力状態または他の(第一シフト入力状態以外の)シフト入力状態から、第一シフト入力状態に切り換えられる。また取得パターンが第二照合パターンと一致すると判定部で判定された場合は、操作キー20のキー入力状態が、標準入力状態または他の(第二シフト入力状態以外の)シフト入力状態から第二シフト入力状態に切り換えられる。
上記のように本実施形態の携帯機器10では、照合パターンが、複数の指紋情報(例えば照合パターン1〜4)を組み合わせた組み合わせパターンを含んでいる(例えば照合パターン5〜8)。
そしてパターン取得部120で取得された複数の指紋パターンが、かかる組み合わせパターンを構成する複数の指紋情報のすべてとそれぞれ一致すると判定部で判定されることにより、組み合わせパターンに対応付けられた機能が実行される。
なお、本実施形態の携帯機器10では、割当テーブルにおける照合パターンと機能との対応付けが変更可能である。すなわち、上記所定の機能の割り当て先である非操作指110の指紋パターンを変更することができ、また非操作指110の所定の指紋パターンに割り当てられる機能を変更することもできる。
具体的には、例えば数字コードの割り当て先を人差指101の中節から人差指101の末節に変更したり、照合パターン3と4に割り当る機能を相互に交換したりすることも可能である。
(圧力センサについて)
パターン取得部120は、検知部12a,12b,14にタッチした非操作指110の押圧力を検出する圧力センサを備えている。そして検出された押圧力が所定の閾値圧力以上である場合に、機能実行部130の判定部では、取得された指紋パターンと照合パターンとの一致または不一致が判定される。
一方、本実施形態の携帯機器10では、非操作指110の押圧力が閾値圧力未満である場合、かかる非操作指110がタッチした画像取得装置16a,16bでは指紋パターンの二次元画像を取得しない。
圧力センサの閾値圧力は、ユーザが任意で昇降調整可能である。昇降調整にあたっては、操作指100で操作キー20を操作して所定の閾値圧力設定アプリケーションを起動した状態で、非操作指110を検知部12a,12b,14に実際にタッチしておこなうキャリブレーションによって押圧力を設定入力することができる。
またこのほか、操作キー20の操作によって押圧力をキー入力して閾値圧力を設定してもよい。
複数本の非操作指110がともに閾値圧力以上の押圧力で検知部12a,12b,14にタッチした場合、当該検知部では上記複数本の非操作指110よりそれぞれ二次元画像を取得する。そして取得された当該複数の指紋パターン(取得パターン)は、判定部にてそれぞれ照合パターンとの一致・不一致が判定される。
具体的には、本実施形態の圧力センサは、非操作指110の押圧力の極大箇所を算出する。そして算出された極大箇所の個数に基づいて、検知部12a,12b,14にタッチした指の本数が検知される。
図8は、検知部12aに設けられた圧力センサで検出された押圧力(P)の分布を表す模式図である。横軸は検知部12aの長さ方向の位置を表し、縦軸は押圧力を表している。またPtは閾値圧力である。
図示のように、非操作指110の押圧力の分布図では、3箇所の極大点A,B,Cを有している。これは、三本の非操作指110(例えば中指102、薬指103、小指104)の腹面で検知部12aを押圧した状態を示している。検知部12aは各指の腹面の中央にてそれぞれもっとも高い押圧力をうけ、指同士の間では低い押圧力となるため、極大点の個数を求めることで検知部12aに触れた指の本数を検知することができる。
またこのとき、A点およびB点は閾値圧力Pt以上の押圧力であり、C点は閾値圧力Pt未満の押圧力である。これはユーザがC点にあたる非操作指110で本体15の右側面40を保持しつつ、A点およびB点にあたる二本の非操作指110で検知部12aを強くタッチしたことを意味している。
したがって押圧力の極大点のうち、閾値圧力以上であるものを選択することにより、ユーザがキー入力状態をシフトさせる意図で検知部12aにタッチした指の本数を検知することができる。
そして検知部12aでは、A点およびB点、ならびにこれらの近傍に位置する画像取得装置16aにより、それぞれ指紋パターンの二次元画像を取得して取得パターンを得る。
パターン取得部120は、検知された本数の指からそれぞれ取得パターンを取得する。そして判定部では、それぞれの指から取得された取得パターンを、テーブル記憶部140に保存された照合パターンと対比して一致・不一致を判定することにより指紋パターンを照合する。
具体的には、例えば図8に示すA点で取得された取得パターンが照合パターン2にあたる中指102の末節の指紋パターンと一致し、B点で取得された取得パターンが照合パターン3にあたる薬指103の末節の指紋パターンと一致したとする。すると本実施形態の携帯機器10では、識別された複数(本実施形態の場合、二つ)の取得パターンの組み合わせに対して割り当てられた機能が実行される。
すなわち図7の機能テーブルに示すように、携帯機器10では照合パターン2と3の組み合わせであるケース7が実行され、そのキー入力状態は全角入力と半角入力とが切り換えられる。
ケース5,6,8についても同様である。例えば検知部12a,12b,14のいずれかで、人差指101の中節および中指102の末節の指紋パターンがともに識別されることにより、照合パターン1と2の組み合わせであるケース5が実行され、操作キー20の操作により携帯機器10には記号コードが入力されることになる。
表示部60は文字コードのキー入力状態が標準入力状態またはシフト入力状態のいずれであるかを表示する。本実施形態の場合、表示部60はディスプレイ70に隣接して設けられた複数個のLED(Light Emitting Diode)などの発光体によって構成されている。そして発光体の発光態様により、その時点におけるキー入力状態がユーザに視認される。なお、文字コードのキー入力状態をディスプレイ70上に文字やアイコンで示すことにより表示部60を実現してもよい。
(検知時間について)
また本実施形態の携帯機器10では、検知部12a,12b,14が所定時間以上にわたって非操作指110にタッチされた場合に、当該非操作指110の指紋パターンがパターン取得部120によって取得される。
また本実施形態の携帯機器10では、上記所定時間はユーザが任意で増減調整可能である。具体的には、操作指100で操作キー20を操作して時間設定アプリケーションを起動し、非操作指110で検知部12a,12b,14をタッチしてから指紋パターンが検知されるまでの時間(検知開始時間)を設定することができる。
次に、図9に示すフローチャートを用いて、本実施形態の携帯機器10によるキー入力処理の具体的な流れを説明する。
キー入力処理の初期状態において、携帯機器10は標準入力状態にあるとする。
まず、非操作指110で検知部12a,12b,14にタッチすると、当該検知部の備える圧力センサは、非操作指110による押圧力を検知し、これとユーザが設定した閾値圧力Ptとの大小を比較する(ステップS100)。
押圧力が閾値圧力Pt未満である場合(ステップS100:N)、非操作指110によるシフト切り換えは行われないと判断し、携帯機器10が備える押圧時間の計時カウンタをリセット(ステップS160)したうえで、標準入力状態として割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS170)。
一方、押圧力が閾値圧力Pt以上である場合(ステップS100:Y)、押圧時間の計時カウンタを所定の時間刻み(Δt)だけ増加させる(ステップS110)。
そして押圧時間と、ユーザが設定した検知開始時間との大小を比較する(ステップS120)。押圧時間が検知開始時間未満である場合は(ステップS120:N)、再びステップS100に戻り、圧力センサで前回押圧力を検知してから上記所定の時間刻み(Δt)だけ経過した時点で、非操作指110の押圧力が相変わらず閾値圧力Pt以上であるか否かを判定する。
そしてステップS100〜S120を繰り返し、押圧時間の計時カウンタの値が検知開始時間以上となると(ステップS120:Y)、検知部12a,12b,14は画像取得装置16a,16bにより非操作指110の指紋パターンを二次元画像として取得する(ステップS130)。
つぎに携帯機器10では、上記取得された指紋パターン(取得パターン)と照合パターンとが判定部により一致判定される。
両者が不一致であると判定された場合(ステップS140:N)は、押圧時間の計時カウンタをリセット(ステップS160)したうえで、標準入力状態として割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS170)。
一方、取得パターンと照合パターンとが一致すると判定部で判定された場合(ステップS140:Y)、操作キー20はシフト切り換えされる(ステップS150)。
ステップS150においては、図6に例示する登録テーブルと、図7に例示する機能テーブルを参照し、携帯機器10のキー入力状態を、識別された照合パターンに割り当てられているシフト入力状態に切り換える。
そして押圧時間の計時カウンタをリセット(ステップS160)したうえで、上記切り換えられた所定のシフト入力状態として操作キー20に割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS170)。
以上で一連のキー入力処理を終える。
上記本実施形態の携帯機器10の作用効果について説明する。
本実施形態の携帯機器10によれば、照合パターンと機能とを対応付ける割当テーブルをテーブル記憶部140に記憶しておき、非操作指110の指紋パターンをパターン取得部120で取得して照合パターンとの一致・不一致を判定することで当該機能を実行することができる。したがってユーザは、自らの好む持ち方で携帯機器10を保持した状態をとったうえで、パターン取得部120にタッチ可能な位置にある指紋パターンを任意に選択して上記機能を割り当てることができる。これにより、ユーザは持ち方に制限されることなく当該機能を携帯機器10に実行させることができる。
ここで、ユーザによる携帯機器の持ち方の制限を軽減するために従来のシフトキーやアプリケーションキーを単に大型化して配置した場合には、携帯機器10の本体15を保持する目的で非操作指110のいずれかの部位が当該キーに接触することで誤作動が生じるおそれがある。これに対し本実施形態の携帯機器10のように特定の指紋パターンを登録しておき、これが識別された場合に所定の機能が実行されるよう構成することで、非操作指110のうち当該指紋パターン以外の部位を用いて携帯機器10の本体15を把持することができる。
また本実施形態では、複数の指紋パターンに対して機能が割り当てられているため、よりパターン取得部120にタッチしやすい指紋パターンを選択して、使用頻度の高い機能を割り当てておくことで、当該機能を容易に実行させることができる。
また本実施形態の操作キー20には第一(標準)および第二(シフト)入力モードにそれぞれ関連づけて文字コードが記憶され、非操作指110の指紋パターンに割り当てられた機能の実行によってキー入力状態が切り換えられる。
これにより、操作キー20を操作する親指などの操作指100を用いては入力モードを切り換える必要がなくなるため、携帯機器10への迅速なキー入力が可能になる。
換言すると、本体15を保持する非操作指110を、入力モードのシフト切り換えという補助的な動作に活用することにより、操作指100ほどの頻繁な運指は不要としつつも、携帯機器10へのキー入力を効率化することができる。
また本実施形態の操作キー20には、第一(標準)および第二(シフト)入力モードとは異なる第三(他のシフト)入力モードに関連づけてさらに記憶され、上記機能が実行されることにより、文字コードのキー入力状態が、第一から第三のいずれかの入力モードにシフト切り換えされる。
これにより操作キー20のシフト領域が十分に拡大されるため、数字コードや記号コードに加え母国語(かな・カナ)コードや外国語(英字)コードなどを使い分けて多様な文字コードを携帯機器10でキー入力する場合にも、少ない運指によってキー入力が可能になる。
また本実施形態は、文字コードのキー入力状態を表示する表示部60をさらに備えている。
これにより、携帯機器10へのキー入力状態が標準入力状態であるか、または一つもしくは複数のシフト入力状態のいずれであるかをユーザは目視により容易に知得することができる。
また本実施形態では、複数の指紋情報を組み合わせた組み合わせパターンに対しても機能が割り当てられ、組み合わせパターンを構成するすべての指紋情報が取得されることにより、当該機能が実行される。
これにより、予め携帯機器10に登録しておく指紋パターンの数が少なくても、これらの組み合わせによって数多くの照合パターンを生成することができる。したがって実行させる機能の数、すなわちシフト入力状態の種類数を、数少ない指紋パターンに対して効率的に割り当てることができる。
また本実施形態では、パターン取得部120を構成する検知部12a,12b,14が、キー配置面30とは異なる面に配置されている。これにより、操作指100のキー操作を損なうことなく非操作指110によってこれをタッチすることができる。
より具体的には、キー配置面30が携帯機器10の前面に設けられ、検知部12a,12b,14が携帯機器10の側面(右側面40、左側面41)および背面50の少なくともいずれか一方に設けられている。これにより、一般的に人差指101から小指104によって携帯機器10の本体15を保持する動作を損なうことなく、非操作指110にて検知部12a,12b,14にタッチすることができる。
また本実施形態の検知部12a,12b,14の長さは、二本以上の非操作指110の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有している。より具体的には、側面(右側面40、左側面41)に配置される検知部12a,12bは、人差指101、中指102、薬指103および小指104の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有している。
かかる大型に検知部12a,12b,14が形成されているため、ユーザの好む持ち方で本体15を保持した状態で、容易に非操作指110でこれにタッチすることができる。
また本実施形態の検知部12a,12b,14は、そのいずれの部位に非操作指110でタッチしても指紋パターンの二次元画像が取得可能である。このため、ユーザによる本体15の持ち方に制限がない。また右側面40と左側面41の両方に検知部12a,12bをそれぞれ設けることにより、ユーザが右利きであるか左利きであるか、すなわちユーザがいずれの手で本体15を保持するかにかかわらず、操作指100と同一の手の非操作指110でシフト切り換えが可能である。
また本実施形態は、画像取得装置16a,16bを直列的にまたは平面的に並べて配置することにより検知部12a,12b,14を構成している。これにより、検知エリアが小さくて安価な画像取得装置16a,16bを用いて、大型の検知部12a,12b,14を得ることができる。
また本実施形態は、検知部12a,12b,14にタッチした非操作指110の押圧力を検出する圧力センサをさらに備えるとともに、検出された押圧力が所定の閾値圧力Pt以上である場合に、取得パターンと照合パターンとの一致判定がなされる。また閾値圧力は昇降調整可能である。
これにより、閾値圧力Pt未満の押圧力で検知部12a,12b,14にタッチした場合には非操作指110の指紋パターンが識別されないことから、ユーザによる本体15の保持動作を誤って指紋パターンの入力であるとして誤動作することがない。また、指紋パターンが検知部12a,12b,14に触れるたびにその二次元画像を取得して照合パターンと照合する場合は、判定部や検知部12a,12b,14で消費される電力エネルギーや携帯機器10における処理負荷に無駄が多く生じるおそれがある。これに対し本実施形態では、所定の閾値圧力Ptを超える押圧力で非操作指110が検知部12a,12b,14にタッチした場合にのみ指紋パターンが取得されて照合されることから、かかる無駄が排除される。
またユーザは、複数本の非操作指110で携帯機器10の本体15を保持したまま、その保持指の押圧力を強弱させることで、指紋パターンを識別させるかどうかを切り換えることができる。したがってシフト切り換えのたびに所定の非操作指110を検知部12a,12b,14に移動させる必要がないため、ユーザが本体15を過って落とすおそれがない。
また本実施形態では、圧力センサが、非操作指110の押圧力の極大箇所を算出するとともに、算出された極大箇所の個数に基づいて、検知部12a,12b,14にタッチした指の本数が検知される。これにより、複数本の非操作指110で同時に検知部にタッチした場合もその本数が検知されて所定数の指紋パターンが取得される。
またパターン取得部120では、検知された本数の指のそれぞれより指紋パターンを取得する。これにより、上記のように複数の指紋パターンの組み合わせに対して割り当てられた機能を容易に実行させることができる。
また本実施形態では、検知部12a,12b,14が所定時間以上にわたって非操作指110の指紋パターンにタッチされた場合に、かかる指紋パターンがパターン取得部120によって取得される。これにより、本体15を保持する目的で、または他の理由により、ユーザが過って検知部12a,12b,14に所定の指紋パターンを押圧した場合にも、かかる指紋パターンがただちに識別されて機能が実行されることはない。したがって上記圧力センサと組み合わせて用いた場合には、ユーザによる本体15の保持力が不随意的に高まる瞬間があった場合も、これを指紋パターンの入力操作と誤認識されてシフト切り換えされることがない。
また上記所定時間は増減調整可能であるため、閾値圧力の増減調整とあわせて、ユーザの好む持ち方による本体15の保持動作を妨げることがない。
また本実施形態では、割当テーブルにおける照合パターンと機能との対応付けが変更可能である。このため、ユーザは使用頻度の高いシフト入力状態を任意で選択して、より検知部12a,12b,14にタッチしやすい指紋パターンにこれを割り当てることができる。
なお本実施形態については種々の変形を許容する。
上記実施形態では、所定の指紋パターンが識別されることで実行される機能を操作キー20のシフト切り換えとしているが、本発明はこれに限られない。例えば所定のアプリケーションの起動機能をこれに割り当ててもよい。
また上記実施形態では、非操作指110の指紋パターンとして二次元画像を取得してこれを照合パターンと対比して照合をしているが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、非操作指110の指紋からは複数の特徴点(マニューシャ)の座標値のみを読み取り、これらの相対的な位置関係を表す情報(指紋情報)を、指紋パターン(取得パターン)として取得してもよい。
一方、照合パターンについても、ユーザが予め選択した非操作指110の指紋に含まれる特徴点の相対的な位置関係を表す指紋情報をテーブル記憶部140に保存しておく。
そして取得パターンの位置関係が、照合パターンの位置関係と一致するか、またはこれに含まれるかどうかを判定部で判定することにより、取得パターンと照合パターンの一致・不一致が判定される。
このように、指紋の二次元画像同士を対比するのではなく、特徴点の相対的な位置関係のみを対比することにより、テーブル記憶部140に保存しておく照合パターンの情報量が低減され、また判定部による処理負荷が軽減される。
また例えば上記実施形態では、図6の登録テーブルや図7の機能テーブルに例示されるように、異なる複数本の非操作指110から一つずつ指紋パターンを選択して携帯機器10に登録することとしている。これに代えて、一本の非操作指110から複数箇所の指紋パターンを選択して、これらにそれぞれ機能を割り当ててもよい。
具体的には、人差指101の中節および末節の指紋パターンをいずれもテーブル記憶部140に記憶させておき、検知部14に対して中節を、検知部12aまたは検知部12bに対して末節を、それぞれタッチすることとしてもよい。
また本実施形態の携帯機器10については、割当テーブルを出力する割当出力部をさらに備えることとしてもよい。これにより、ユーザは自らが設定したシフト切り換えのためのプロファイルを携帯機器10の外部にて保存することができる。
割当テーブルの具体的な出力(エクスポート)方法としては、無線出力やSIMカードへの保存などを例示することができる。
また本実施形態の携帯機器10については、割当テーブルの入力を受け付ける割当入力部をさらに備えることとしてもよい。これによりユーザは、使用する携帯機器10を新たなものに変更したとしても、保存されたプロファイルを引き継いで用いることができる。
割当テーブルの具体的な入力(インポート)方法としては、無線受信やSIMカードの挿入読み込みなどを例示することができる。
また本実施形態の携帯機器10については、このほか、ユーザが上記設定した閾値圧力Ptや検知開始時間についても、エクスポートまたはインポート可能としてもよい。
<第二実施形態>
図10は、本実施形態の携帯機器10のキー入力処理に関するフローチャートである。
本実施形態は、所定の指紋パターンが検出されている間のみシフト入力状態となり、当該指紋パターンが検出されなくなると標準入力状態に戻ることを特徴とするものである。
本実施形態では、操作キー20の標準入力状態として、数字コードがキー入力されるものとする。
また本実施形態では、図6に示した登録テーブルと、図11に示す機能テーブルが用いられるものとする。
携帯機器10の検知部12a,12b,14に対して非操作指110でタッチすると、当該検知部の備える圧力センサは、非操作指110による押圧力を検知し、これとユーザが設定した閾値圧力Ptとの大小を比較する(ステップS200)。
押圧力が閾値圧力Pt未満である場合(ステップS200:N)、非操作指110によるシフト切り換えは行われないと判断し、キー入力状態はモードリセットされて標準入力状態に戻る(ステップS210)。そして携帯機器10には標準入力状態として操作キー20に割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS250)。
押圧力が閾値圧力Pt以上である場合(ステップS200:Y)、検知部12a,12b,14は画像取得装置16a,16bにより非操作指110の指紋パターンを二次元画像として取得する(ステップS220)。
つぎに携帯機器10では、上記取得された指紋パターン(取得パターン)と照合パターンとが判定部により一致判定される。
両者が不一致であると判定された場合(ステップS230:N)、キー入力状態はモードリセットされて標準入力状態に戻り(ステップS210)、標準入力状態として操作キー20に割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS250)。
一方、取得パターンと照合パターンとが一致すると判定部で判定された場合(ステップS230:Y)、操作キー20は所定のシフト入力状態にシフト切り換えされる(ステップS240)。
ステップS240においては、登録テーブル(図6)および機能テーブル(図11)を参照して、操作キー20のキー入力状態を、指紋パターンに対して割り当てられたシフト入力モードに切り換える。そして、かかるシフト入力状態として操作キー20に割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS250)。
本実施形態の場合、指紋パターンが識別されないことによってキー入力状態が標準入力状態にリセットされるため、図11に示す機能テーブルには標準入力状態を設ける必要がない。
<第三実施形態>
本実施形態の携帯機器10は、パターン取得部120で取得された複数の指紋パターンが、複数の照合パターンとそれぞれ一致すると判定されることにより、照合パターンとそれぞれ対応付けられた異なる機能がともに実行されることを特徴とするものである。
すなわち、上記第一実施形態では複数の指紋パターンが識別された場合にはその組み合わせに対して割り当てられた機能が一つ実行されるのに対し、本実施形態では複数の機能がともに実行される点で相違する。本実施形態によるキー入力処理を示すフローチャートは、図9に示した第一実施形態のフローチャートと共通である。
本実施形態では、図12に示す登録テーブル、図13に示す機能テーブルのほか、図14に示す複合許可テーブルを参照して、一致判定された指紋パターンに対応する機能の実行を制御する。
すなわち図9のステップS140において、複数の取得パターンがそれぞれ照合パターンのいずれかと一致すると判定部に判定された場合(ステップS140:Y)、登録テーブルおよび機能テーブルを参照して、当該照合パターンに割り当てられたキー入力モードを判別する。
本実施形態の場合、人差指101の末節の指紋パターン(ケース2)と、小指の末節の指紋パターン(ケース8)がともに一致判定されるものとする。
複数の指紋パターンが識別された場合、携帯機器10は次に、図14の複合許可テーブルを参照して、これら複数の指紋パターンに割り当てられた機能が複合して実行可能であるかどうかを判定する。
本実施形態の場合、図14に示すように、ケース2とケース8とは複合して実行可能(○)である。これはケース2(英字コード入力)とケース8(大文字/小文字切換)とが同時に実行可能であることに基づく。本実施形態の場合、例えば英字コード入力の標準入力状態が小文字入力であるとすると、これがシフト切り換えされて、大文字入力となる。
すなわち本実施形態の場合、標準入力状態である数字コードの入力状態から、検知部12a,12b,14に対する非操作指110の一度のタッチ操作により、英字コードの大文字入力状態にシフト切り換えされる。
なお、図14に示す複合許可テーブルで、「△」とは一部の文字コードについてのみ複合的な実行が許可されることを意味し、「×」はいずれの文字コードにも複合的な実行が許可されないことを意味する。たとえばケース3(かなコード入力)とケース8(大文字/小文字切換)との複合の場合、「あ,い,う,え,お,つ,や,ゆ,よ」などの文字コードについては複合的なシフト切り換えがなされる。これに対し「か,き,く,け,こ」などの文字コードに対しては、複合的なシフト切り換えはなされない。したがって、かなコード入力の初期状態が大文字入力である場合について言えば、標準入力状態(数字コードの入力状態)から、中指102の中節の指紋パターン(ケース3)および小指104の末節の指紋パターン(ケース8)が検知部12a,12b,14でともに検知されることにより、携帯機器10は小文字のかな入力状態にシフト切り換えされる。
このように本実施形態によれば、文字コード(例えば数字、英字、かな、カナ、記号、絵文字)のシフト切り換えと、トグル機能(全角/半角、大文字/小文字)の切り換え実行とを一つの動作でおこなうことができる。本実施形態の場合、上記第一〜第六の入力モードに対してトグル機能のオン・オフを掛け合わせることで、第七、第八、第九・・・の入力モードが実現する。
<第四実施形態>
一般的な携帯機器10においては、一つのキー入力状態(英字、かな、カナ)においても複数の文字コードが一つの操作キー20に割り振られている。例えば近年の携帯電話における英字入力状態においては、一つのダイヤルキー21に対して、「ABC」や「DEF」など複数個の文字コードが割り振られている。かな入力状態においても同様に、一つのダイヤルキー21に対して、「あいうえお」や「かきくけこ」などの複数の文字コードが割り振られている。
そしてユーザは、同一の操作キー20を複数回にわたって操作(トグル入力)して一つずつ文字送りをすることで、所望の文字コードを携帯機器10に入力している。
これに対し本実施形態の携帯機器10は、予め登録した指紋パターンを識別させることで文字コードを所定の数だけ文字送りし、操作キー20の一回の操作によって所望の文字コードをキー入力することができるものである。
具体的には、図6に例示した登録テーブルと、図15に示す機能テーブルを参照し、操作キー20に割り振られた文字コードを所定量だけシフトさせる。
すなわち本発明において、入力モードごとに関連づけて文字コードが記憶されているとは、標準入力状態およびシフト入力状態のそれぞれに対して異なる文字コードの格納テーブルが設けられている場合に限られない。例えば本実施形態のように、文字コードの格納テーブルを共通としつつ、操作キー20を操作した際に呼び出される文字コードを所定量だけシフトする場合を含む。
なお、本実施形態によるキー入力処理を示すフローチャートは、図9に示した第一実施形態のフローチャートと共通である。
図9のステップS140において、取得パターンが照合パターンのいずれかと一致すると判定部に判定された場合(ステップS140:Y)、登録テーブルおよび機能テーブルを参照して、当該照合パターンに割り当てられたシフト量を判別する。
例えば本実施形態では、人差指101の中節の指紋パターン(ケース1)が判定部により一致判定されるものとする。
この場合、携帯機器10では、操作キー20に割り振られた文字コード(例えば「ABC」)のトグル入力順が、図15の機能テーブルに基づいて+1だけシフトする。したがって、かかる指紋パターンを識別させた状態で操作キー20を操作すると、「BCA」の順に文字コードが入力されることとなる。このため、ユーザは操作キー20を1回だけ操作することにより、「B」の文字を携帯機器10に入力することができる。
同様に、携帯機器10のキー入力状態が、かな入力状態である場合に、例えば薬指103の末節の指紋パターンを判定部で一致判定させた場合、図15の機能テーブルに基づいて、操作キー20に割り振られた文字コードは+3だけシフトする。したがって、例えば「あいうえお」が割り振られた操作キー20については、「えおあいう」の順に文字コードが入力されることとなる。このため、ユーザは操作キー20を1回だけ操作することにより、「え」の文字を携帯機器10に入力することができる。
<第五実施形態>
本実施形態は、機能実行部130における指紋パターンの一致または不一致の判定結果に基づいて携帯機器10をロックするロック部をさらに備えることを特徴とするものである。
具体的には、判定部による指紋パターンの照合結果を用いてユーザを認証し、取得パターンと照合パターンとの不一致が所定回数以上連続して行われた場合は、照合パターンを登録した人物と、携帯機器10を現在使用している人物とが相違すると判断して携帯機器10をロックする。
図16は、本実施形態によるキー入力処理を示すフローチャートである。ステップS100からステップS170までは図9にフローチャートを示す第一実施形態のキー入力処理と共通するため、重複する説明は省略する。
本実施形態の携帯機器10では、ステップS140において、取得パターンが照合パターンのいずれとも不一致であると判定されると(ステップS140:N)、不一致カウントに1が加算される(ステップS300)。
つぎに、不一致カウントと、予め設定された閾値との大小が判定される。そして不一致カウントが閾値を超えた場合(ステップS310:Y)、携帯機器10は操作キー20の入力操作など、少なくとも一部の機能がロックされる(ステップS320)。
一方、不一致カウントが閾値以下である場合(ステップS310:N)、押圧時間の計時カウンタをリセット(ステップS160)したうえで、文字コードがキー入力される(ステップS170)。
また、取得パターンが照合パターンのいずれかと一致すると判定されると(ステップS140:Y)、操作キー20のキー入力状態がシフト切り換えされるとともに(ステップS150)、不一致カウントがリセットされる(ステップS330)。
本実施形態において、ステップS310で不一致カウントと大小判定される閾値は、ユーザが任意で増減調整可能である。閾値を小さく設定することにより、不正なユーザに携帯機器10が使用された場合に、迅速にこれをロックすることができる。一方、閾値を大きく設定することにより、正当なユーザの誤操作によって携帯機器10がロックされるリスクを低減することができる。
<第六実施形態>
本実施形態の携帯機器10は、パターン取得部120で取得された指紋パターンを外部に送信するパターン送信部(図示せず)を備えている。
そして図17にブロック図を示すように、本実施形態の携帯機器10は、これと無線接続された基地局200、および基地局200とインターネット210を介して接続された処理装置280と組み合わせて用いることで、携帯機器10の使用者を確認するユーザ確認システム300を構成する。
処理装置280は、ユーザの非操作指110の指紋パターンの少なくとも一つを登録パターンとして保存する登録サーバ250と、携帯機器10と無線接続されてパターン送信部より指紋パターンを受信するパターン受信部220と、パターン受信部220が受信した指紋パターンと登録サーバ250に保存された登録パターンとの一致または不一致を判定して、ユーザと、携帯機器10の保持者との一致を確認するユーザ確認部240と、ユーザ確認部240による確認結果を携帯機器10に送信する確認結果送信部230と、を備えている。
また携帯機器10はさらに、確認結果送信部230より受信した確認結果に基づいて携帯機器10をロックするロック部(図示せず)を備えている。
登録サーバ250には、携帯機器10のユーザが自ら選択した指紋パターンの二次元画像を登録パターンとして保存する。保存に際しては、無線出力やSIMカードなどの媒体を介して二次元画像を登録サーバ250に受け渡すとよい。登録サーバ250に保存される登録パターンと、携帯機器10のテーブル記憶部140に保存される照合パターンとは同一であっても相違するものであってもよい。
図18は、本実施形態の携帯機器10によるキー入力処理を示すフローチャートである。ステップS100からステップS170までは図9にフローチャートを示す第一実施形態のキー入力処理と共通するため、重複する説明は省略する。
本実施形態の携帯機器10では、ステップS130において非操作指110の指紋パターンの二次元画像がパターン取得部120により取得パターンとして取得されると、つづけて携帯機器10のパターン送信部は、当該二次元画像をパターン受信部220にむけて送信する(ステップS400)。
以後、第一実施形態と同様に、パターン取得部120で取得された取得パターンと、テーブル記憶部140に保存された照合パターンとの一致・不一致が判定部で判定されたうえで、所定の入力モードでのキー入力が行われる。
図19は、本実施形態のユーザ確認システム300のうち、処理装置280で行われる情報処理を示すフローチャートである。
パターン受信部220が携帯機器10より指紋パターンの二次元画像(取得パターン)を受信すると(ステップS500)、かかる受信した取得パターンと、登録サーバ250に保存されている登録パターンとが対比される。
そして取得パターンが、いずれの登録パターンとも一致しないとユーザ確認部240により判定された場合(ステップS510:N)、処理装置280では不一致カウントに1が加算される(ステップS520)。
つぎに処理装置280では、不一致カウントと、予め設定された閾値との大小が判定される。
なお、本実施形態の処理装置280で設定される閾値と、第五実施形態にて携帯機器10に設定される閾値とは同一であっても互いに相違していてもよい。
そして不一致カウントが閾値を超えた場合(ステップS530:Y)、処理装置280では、携帯機器10の現在の保持者と、登録パターンが登録された正当ユーザとが相違すると判断する。そして処理装置280では、操作キー20の入力操作など、携帯機器10の少なくとも一部の機能をロックするためのロック命令を、確認結果送信部230から携帯機器10に送信する(ステップS540)。
これにより携帯機器10では上記少なくとも一部の機能がロックされる。
一方、不一致カウントが閾値以下である場合(ステップS530:N)、処理装置280では携帯機器10の保持者と正当ユーザとの確認は先送りする。
また、パターン受信部220が受信した取得パターンが、登録サーバ250に保存された登録パターンのいずれかと一致すると判定されると(ステップS510:Y)、携帯機器10の保持者と正当ユーザとが一致すると判断して、処理装置280では不一致カウントがリセットされる(ステップS550)。
このように本実施形態の携帯機器10およびこれを用いたユーザ確認システム300によれば、例えば数秒間ごとに取得パターンを携帯機器10から処理装置280に送信し、その都度、照合パターンとの対比を行う。これにより、携帯機器10の現在の保持者の正当性が処理装置280側で確認される。
本発明の第一実施形態にかかる携帯機器の一例を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は左側面図である。 第一実施形態の携帯機器をユーザが操作する状態を示す部分模式図である。 第一実施形態の携帯機器の機能ブロック図である。 (a)は第一実施形態の検知部を側面(右側面,左側面)から見た平面模式図であり、(b)はその変形例を示す平面模式図である。 第一実施形態の検知部を背面から見た平面模式図である。 選択された指紋パターンの登録番号とその部位との対応を示す登録テーブルの一例である。 照合パターンの登録番号とキー入力状態との対応関係を示す機能テーブルの一例である。 検知部の備える圧力センサで検出された押圧力の分布を表す模式図である。 第一実施形態の携帯機器によるキー入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第二実施形態の携帯機器のキー入力処理に関するフローチャートである。 第二実施形態に用いる機能テーブルである。 第三実施形態に用いる登録テーブルである。 第三実施形態に用いる機能テーブルである。 第三実施形態に用いる複合許可テーブルである。 第四実施形態に用いる機能テーブルである。 第五実施形態の携帯機器のキー入力処理に関するフローチャートである。 ユーザ確認システムの構成を示すブロック図である。 第六実施形態の携帯機器のキー入力処理に関するフローチャートである。 第六実施形態の処理装置で行われる情報処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 携帯機器
12a,12b,14 検知部
15 本体
16a,16b 画像取得装置
20 操作キー
21 ダイヤルキー
22 カーソルキー
23 メニューキー
30 キー配置面
40 右側面
41 左側面
50 背面
60 表示部
70 ディスプレイ
100 操作指
101 人差指
102 中指
103 薬指
104 小指
110 非操作指
120 パターン取得部
130 機能実行部
140 テーブル記憶部
150 インタフェース部
200 基地局
210 インターネット
220 パターン受信部
230 確認結果送信部
240 ユーザ確認部
250 登録サーバ
280 処理装置
300 ユーザ確認システム

Claims (23)

  1. 操作キーがキー配置面に複数配置された携帯機器であって、
    前記携帯機器を保持する手のうち前記操作キーを操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するパターン取得手段と、
    前記指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、前記携帯機器で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶手段と、
    取得された前記指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定し、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記機能を前記割当テーブルを参照して特定し、特定された前記機能を前記携帯機器に実行させる機能実行手段と、
    を備える携帯機器。
  2. 前記操作キーによるキー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有し、
    前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶手段をさらに備え、
    前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一または第二の入力モードに切り換えられ、
    前記切り換えられた入力モードにて前記操作キーを操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された前記文字コードがキー入力されることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記キー入力状態として第三の入力モードをさらに有する請求項2に記載の携帯機器であって、
    前記文字コード記憶手段には、前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第三の入力モードに関連づけてさらに記憶されており、
    前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一から第三の入力モードのいずれかに切り換えられることを特徴とする携帯機器。
  4. 前記文字コードの前記キー入力状態を表示する表示部をさらに備える請求項2または3に記載の携帯機器。
  5. 前記照合パターンが、複数の指紋情報を組み合わせた組み合わせパターンを含み、
    前記パターン取得手段で取得された複数の指紋パターンが、前記組み合わせパターンを構成する前記複数の指紋情報のすべてとそれぞれ一致すると判定されることにより、前記組み合わせパターンに対応付けられた前記機能が実行されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯機器。
  6. 前記パターン取得手段で取得された複数の前記指紋パターンが、複数の前記照合パターンとそれぞれ一致すると判定されることにより、前記照合パターンとそれぞれ対応付けられた異なる前記機能がともに実行されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯機器。
  7. 前記パターン取得手段が検知部を含み、前記検知部にタッチされた前記非操作指の指紋パターンが前記パターン取得手段によって取得される請求項1から6のいずれかに記載の携帯機器であって、
    前記検知部が、前記キー配置面とは異なる面に配置されていることを特徴とする携帯機器。
  8. 前記キー配置面が前記携帯機器の前面に設けられ、前記検知部が前記携帯機器の側面および背面の少なくともいずれか一方に設けられている請求項7に記載の携帯機器。
  9. 前記検知部が、二本以上の前記非操作指の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有する請求項7または8に記載の携帯機器。
  10. 前記操作指が親指であり、前記非操作指が人差指、中指、薬指および小指であって、
    前記検知部が、人差指、中指、薬指および小指の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有する請求項7または8に記載の携帯機器。
  11. 前記パターン取得手段が、前記検知部にタッチした前記非操作指の押圧力を検出する圧力センサを備えるとともに、
    検出された前記押圧力が所定の閾値圧力以上である場合に、前記機能実行手段が、前記取得された指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定することを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の携帯機器。
  12. 前記閾値圧力が昇降調整可能である請求項11に記載の携帯機器。
  13. 前記圧力センサが、前記押圧力の極大箇所を算出するとともに、算出された前記極大箇所の個数に基づいて、前記検知部にタッチした前記非操作指の本数が検知されることを特徴とする請求項11または12に記載の携帯機器。
  14. 前記パターン取得手段が、検知された前記本数の指よりそれぞれ指紋パターンを取得する請求項13に記載の携帯機器。
  15. 前記パターン取得手段が所定時間以上にわたって前記非操作指にタッチされた場合に、当該非操作指の指紋パターンが前記パターン取得手段によって取得されることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の携帯機器。
  16. 前記所定時間が増減調整可能である請求項15に記載の携帯機器。
  17. 前記割当テーブルにおける前記照合パターンと前記機能との対応付けが変更可能である請求項1から16のいずれかに記載の携帯機器。
  18. 前記割当テーブルを出力する割当出力手段をさらに備える請求項1から17のいずれかに記載の携帯機器。
  19. 前記割当テーブルの入力を受け付ける割当入力手段をさらに備える請求項1から18のいずれかに記載の携帯機器。
  20. 前記機能実行手段における前記一致または不一致の判定結果に基づいて前記携帯機器をロックするロック手段をさらに備える請求項1から19のいずれかに記載の携帯機器。
  21. 前記パターン取得手段で取得された指紋パターンを送信するパターン送信手段をさらに備える請求項1から20のいずれかに記載の携帯機器と、
    ユーザの前記非操作指の指紋パターンの少なくとも一つを登録パターンとして保存する登録サーバと、
    前記携帯機器と無線接続されて、前記パターン送信手段より前記指紋パターンを受信するパターン受信手段と、
    前記パターン受信手段が受信した前記指紋パターンと、前記登録パターンとの一致または不一致を判定して、前記ユーザと、前記携帯機器の保持者との一致を確認するユーザ確認部と、
    前記ユーザ確認部による確認結果を前記携帯機器に送信する確認結果送信手段と、
    前記携帯機器に設けられて、前記確認結果送信手段より受信した前記確認結果に基づいて前記携帯機器をロックするロック手段と、
    を備えることを特徴とするユーザ確認システム。
  22. 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを操作して、前記操作キーを備える携帯機器に前記文字コードをキー入力する方法であって、
    前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得ステップと、
    取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定ステップと、
    前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換ステップと、
    前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力ステップと、
    を含むキー入力方法。
  23. 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを備える携帯機器のためのコンピュータプログラムであって、
    前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得処理と、
    取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定処理と、
    前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換処理と、
    前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力処理と、
    を前記携帯機器に実行させるためのコンピュータプログラム。
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