JP5018524B2 - 携帯機器、ユーザ確認システム、キー入力方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
また多くの携帯機器では、寸法制約上の観点から操作キーの配置数には限界があり、一つの操作キーに対して複数個の文字コードやアプリケーションが割り振られている。このためユーザは同一の操作キーを複数回押下したり、キー配置面上に配置されたシフトキーやアプリケーションキーなどの他のキーを押下したりすることで所望の操作を行っている。
前記携帯機器を保持する手のうち前記操作キーを操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するパターン取得手段と、
前記指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、前記携帯機器で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶手段と、
取得された前記指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定し、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記機能を前記割当テーブルを参照して特定し、特定された前記機能を前記携帯機器に実行させる機能実行手段と、
を備える携帯機器が提供される。
前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶手段をさらに備え、
前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一または第二の入力モードに切り換えられ、
前記切り換えられた入力モードにて前記操作キーを操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された前記文字コードがキー入力されることを特徴とする上記記載の携帯機器が提供される。
ユーザの前記非操作指の指紋パターンの少なくとも一つを登録パターンとして保存する登録サーバと、
前記携帯機器と無線接続されて、前記パターン送信手段より前記指紋パターンを受信するパターン受信手段と、
前記パターン受信手段が受信した前記指紋パターンと、前記登録パターンとの一致または不一致を判定して、前記ユーザと、前記携帯機器の保持者との一致を確認するユーザ確認部と、
前記ユーザ確認部による確認結果を前記携帯機器に送信する確認結果送信手段と、
前記携帯機器に設けられて、前記確認結果送信手段より受信した前記確認結果に基づいて前記携帯機器をロックするロック手段と、
を備えることを特徴とするユーザ確認システムが提供される。
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得ステップと、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定ステップと、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換ステップと、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力ステップと、
を含むキー入力方法が提供される。
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得処理と、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定処理と、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換処理と、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力処理と、
を前記携帯機器に実行させるためのコンピュータプログラムが提供される。
また、本発明の上記方法の複数のステップは個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、あるステップの実行中に他のステップが発生すること、あるステップの実行タイミングと他のステップの実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
図1各図は、本発明の第一実施形態にかかる携帯機器10の一例を示す模式図である。同図(a)はその正面図、同図(b)は右側面図、同図(c)は背面図、同図(d)は左側面図である。
また図2は、本実施形態の携帯機器10をユーザが操作する状態を示す部分模式図である。そして図3は、本実施形態の携帯機器10の機能ブロック図である。
携帯機器10には、操作キー20(図2においては図示省略)がキー配置面30に複数配置されている。
また携帯機器10は、これを保持するユーザの手のうち操作キー20を操作する操作指100を除くいずれか一本または二本以上の非操作指110でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた非操作指110の指紋パターン(図示せず)を取得するパターン取得部120を備えている。
また携帯機器10は、指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、携帯機器10で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶部140を備えている。
そして携帯機器10は、取得された指紋パターンと照合パターンとの一致または不一致を判定し、指紋パターンと一致した照合パターンに対応付けられた機能を、割当テーブルを参照して特定し、特定された機能を携帯機器10に実行させる機能実行部130を備えている。
携帯機器10は、ユーザが片手または両手で保持して特定の指(操作指100)でキー操作を行う機器であり、具体的には携帯電話機やPHS、PDAなどが例示される。
操作キー20を操作することにより、例えばダイヤルキー21に割り振られた数字や文字が入力されたり、カーソルキー22の方向にしたがってカーソルが移動したり、メニューキー23に応じたメニューが表示されたりする。
操作キー20の操作結果はディスプレイ70によって視認される。
キー配置面30は、一般的な携帯電話機、PHS、PDAなどの場合、図1(a)に示すように本体15の前面に設けられている。ここでいう前面とは、操作キー20を指で操作する場合におけるユーザ側を意味するものである。図示のようにヒンジ90で本体15が二つに折り畳まれる折り畳み式の携帯機器10の場合は、これを開いた状態においてディスプレイ70が位置する側を意味する。またスライド式の携帯機器の場合は、本体の一部をスライドさせた状態においてディスプレイが位置する側を意味し、ソリッド式の携帯機器の場合は、ディスプレイと同一側を意味する。
なお近年の携帯機器10では、本体15の側面などキー配置面30以外の面に、アプリケーションの起動ボタンや、携帯機器10に搭載されたカメラのシャッターボタンなどが配置されている場合がある。これらの起動ボタンやシャッターボタンなどはもっぱら非操作指110で操作されることから操作キー20とは区別する。
本実施形態のパターン取得部120は、検知部12a,12b,14を含んで構成されている。そして検知部12a,12b,14に非操作指110がタッチすることにより、非操作指110の指紋パターンがパターン取得部120によって取得される
本実施形態の検知部12a,12b,14はキー配置面30とは異なる面に配置されている。
具体的には、検知部12aは携帯機器10の右側面40、検知部12bは左側面41、検知部14は背面50に設けられている。
またより具体的には、検知部12a,12b,14はいずれも、人差指101、中指102、薬指103および小指104の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有している。
ここでいう検知部の長さとは、携帯機器10の本体15を保持する非操作指110の並び方向を意味するものである。
したがって本実施形態の携帯機器10の場合、検知部12a,12b,14の長さ方向とは、図1(a)の上下方向、すなわち側面(右側面40、左側面41)や背面50の伸びる方向を意味する。
同様に検知部14は、本体15の下側半分のうち、カメラ機能のレンズ部72やフラッシュ部74などを除くほぼ全体に形成されている。
また図5は本実施形態の検知部14を背面50から見た平面模式図である。
そして検知部12a,12bにタッチした非操作指110を検知エリアに対して幅方向にスライドさせることで、指紋パターンのスリット状の画像が連続的に取得されて二次元画像が合成される。
具体的には図2に矢印で示すように、中指102の腹面を検知部12aに接触させた状態で右側面40の奥行方向にスライドさせることで、中指102の所定箇所(図示の場合は指先すなわち末節)の指紋パターンが二次元的に取得される。薬指103や小指104についても同様であり、検知部12aに腹面でタッチした状態で当該指を検知部12aの幅方向にスライドさせることで指紋パターンの二次元画像が取得される。
指紋パターンが複数個の画像取得装置16aの検知エリアにまたがる場合は、当該複数個の画像取得装置16aで取得された画像同士を連結することで一枚の二次元画像が合成取得される。
テーブル記憶部140には、複数の照合パターンと、携帯機器10で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されている。テーブル記憶部140はRAMなどの記憶装置を含んで構成される。
割当テーブルは複数のテーブルによって構成されていてもよい。本実施形態では割当テーブルとして、図6に示す登録テーブル、および図7に示す機能テーブルを用いる。
照合パターンの登録にあたっては、ユーザの好む持ち方により本体15を保持した状態において検知部12a,12b,14に容易にタッチ可能な部位の指紋パターンを選択して登録するとよい。
指紋パターンとしては、各非操作指110の末節、中節、基節の腹面のパターンのほか、基節に隣接する掌紋の一部を選択してもよい。登録する指紋パターンには、端点や分岐点などの特徴点(マニューシャ)が複数点含まれるとよい。
また操作キー20にはケース2〜4(第二〜第四の入力モード)として、照合パターン2〜4には英字コード、かな(平仮名)コード、カナ(片仮名)コードがそれぞれ割り当てられている。
また操作キー20には、ケース6(第六の入力モード)として、照合パターン1と3との組み合わせに対して、絵文字コードが割り当てられている。
また操作キー20には、ケース7として、照合パターン2と3との組み合わせに対して、全角入力または半角入力のトグル切換機能が割り当てられている。
さらに操作キー20には、ケース8として、照合パターン2と4との組み合わせに対して、大文字または小文字のトグル切換機能が割り当てられている。
検知部12a,12b,14で取得されたユーザの指紋パターン(取得パターン)の二次元画像は、テーブル記憶部140に登録された照合パターンのいずれかと一致するか否かを、機能実行部130により公知の方法で判定される。
そして機能の実行により、ディスプレイ70に何らかの表示出力をしたり、フラッシュ部74を点灯させたり、または本実施形態で以下説明するように、操作キー20のキー入力状態をシフト切り換えしたりすることができる。
本実施形態の携帯機器10は、操作キー20に含まれる少なくとも一部のキーに対して、キー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有している。
また携帯機器10は、操作キー20と、当該操作キー20を操作してキー入力される文字コードとが、第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶部(図示せず)をさらに備えている。
そして携帯機器10では、上記機能の実行により、キー入力状態が第一または第二の入力モードに切り換えられる。
これにより携帯機器10では、切り換えられた入力モードにて操作キー20を操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された文字コードがキー入力される。
また文字コード記憶部には、さらに第三の入力モードに関連づけられた文字コードが記憶されており、上記機能の実行により、キー入力状態が第一から第三の入力モードのいずれかに切り換えられる。
また標準入力状態および複数のシフト入力状態(第一シフト入力状態、第二シフト入力状態、・・・)として、一つの操作キー20には互いに異なる複数の文字コードが割り振られている。
そして携帯機器10のキー入力状態は、取得パターンが一致すると判定部で判定された照合パターンに対応するシフト入力状態に切り換えられる。
以下、携帯機器10のキー入力状態を、標準入力状態とシフト入力状態との間で、またはシフト入力状態同士の間で切り換えることを「シフト切り換え」と呼称する場合がある。
そしてパターン取得部120で取得された複数の指紋パターンが、かかる組み合わせパターンを構成する複数の指紋情報のすべてとそれぞれ一致すると判定部で判定されることにより、組み合わせパターンに対応付けられた機能が実行される。
具体的には、例えば数字コードの割り当て先を人差指101の中節から人差指101の末節に変更したり、照合パターン3と4に割り当る機能を相互に交換したりすることも可能である。
パターン取得部120は、検知部12a,12b,14にタッチした非操作指110の押圧力を検出する圧力センサを備えている。そして検出された押圧力が所定の閾値圧力以上である場合に、機能実行部130の判定部では、取得された指紋パターンと照合パターンとの一致または不一致が判定される。
一方、本実施形態の携帯機器10では、非操作指110の押圧力が閾値圧力未満である場合、かかる非操作指110がタッチした画像取得装置16a,16bでは指紋パターンの二次元画像を取得しない。
またこのほか、操作キー20の操作によって押圧力をキー入力して閾値圧力を設定してもよい。
図8は、検知部12aに設けられた圧力センサで検出された押圧力(P)の分布を表す模式図である。横軸は検知部12aの長さ方向の位置を表し、縦軸は押圧力を表している。またPtは閾値圧力である。
図示のように、非操作指110の押圧力の分布図では、3箇所の極大点A,B,Cを有している。これは、三本の非操作指110(例えば中指102、薬指103、小指104)の腹面で検知部12aを押圧した状態を示している。検知部12aは各指の腹面の中央にてそれぞれもっとも高い押圧力をうけ、指同士の間では低い押圧力となるため、極大点の個数を求めることで検知部12aに触れた指の本数を検知することができる。
したがって押圧力の極大点のうち、閾値圧力以上であるものを選択することにより、ユーザがキー入力状態をシフトさせる意図で検知部12aにタッチした指の本数を検知することができる。
そして検知部12aでは、A点およびB点、ならびにこれらの近傍に位置する画像取得装置16aにより、それぞれ指紋パターンの二次元画像を取得して取得パターンを得る。
すなわち図7の機能テーブルに示すように、携帯機器10では照合パターン2と3の組み合わせであるケース7が実行され、そのキー入力状態は全角入力と半角入力とが切り換えられる。
また本実施形態の携帯機器10では、検知部12a,12b,14が所定時間以上にわたって非操作指110にタッチされた場合に、当該非操作指110の指紋パターンがパターン取得部120によって取得される。
キー入力処理の初期状態において、携帯機器10は標準入力状態にあるとする。
まず、非操作指110で検知部12a,12b,14にタッチすると、当該検知部の備える圧力センサは、非操作指110による押圧力を検知し、これとユーザが設定した閾値圧力Ptとの大小を比較する(ステップS100)。
押圧力が閾値圧力Pt未満である場合(ステップS100:N)、非操作指110によるシフト切り換えは行われないと判断し、携帯機器10が備える押圧時間の計時カウンタをリセット(ステップS160)したうえで、標準入力状態として割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS170)。
そして押圧時間と、ユーザが設定した検知開始時間との大小を比較する(ステップS120)。押圧時間が検知開始時間未満である場合は(ステップS120:N)、再びステップS100に戻り、圧力センサで前回押圧力を検知してから上記所定の時間刻み(Δt)だけ経過した時点で、非操作指110の押圧力が相変わらず閾値圧力Pt以上であるか否かを判定する。
両者が不一致であると判定された場合(ステップS140:N)は、押圧時間の計時カウンタをリセット(ステップS160)したうえで、標準入力状態として割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS170)。
一方、取得パターンと照合パターンとが一致すると判定部で判定された場合(ステップS140:Y)、操作キー20はシフト切り換えされる(ステップS150)。
そして押圧時間の計時カウンタをリセット(ステップS160)したうえで、上記切り換えられた所定のシフト入力状態として操作キー20に割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS170)。
以上で一連のキー入力処理を終える。
本実施形態の携帯機器10によれば、照合パターンと機能とを対応付ける割当テーブルをテーブル記憶部140に記憶しておき、非操作指110の指紋パターンをパターン取得部120で取得して照合パターンとの一致・不一致を判定することで当該機能を実行することができる。したがってユーザは、自らの好む持ち方で携帯機器10を保持した状態をとったうえで、パターン取得部120にタッチ可能な位置にある指紋パターンを任意に選択して上記機能を割り当てることができる。これにより、ユーザは持ち方に制限されることなく当該機能を携帯機器10に実行させることができる。
これにより、操作キー20を操作する親指などの操作指100を用いては入力モードを切り換える必要がなくなるため、携帯機器10への迅速なキー入力が可能になる。
換言すると、本体15を保持する非操作指110を、入力モードのシフト切り換えという補助的な動作に活用することにより、操作指100ほどの頻繁な運指は不要としつつも、携帯機器10へのキー入力を効率化することができる。
これにより操作キー20のシフト領域が十分に拡大されるため、数字コードや記号コードに加え母国語(かな・カナ)コードや外国語(英字)コードなどを使い分けて多様な文字コードを携帯機器10でキー入力する場合にも、少ない運指によってキー入力が可能になる。
これにより、携帯機器10へのキー入力状態が標準入力状態であるか、または一つもしくは複数のシフト入力状態のいずれであるかをユーザは目視により容易に知得することができる。
これにより、予め携帯機器10に登録しておく指紋パターンの数が少なくても、これらの組み合わせによって数多くの照合パターンを生成することができる。したがって実行させる機能の数、すなわちシフト入力状態の種類数を、数少ない指紋パターンに対して効率的に割り当てることができる。
より具体的には、キー配置面30が携帯機器10の前面に設けられ、検知部12a,12b,14が携帯機器10の側面(右側面40、左側面41)および背面50の少なくともいずれか一方に設けられている。これにより、一般的に人差指101から小指104によって携帯機器10の本体15を保持する動作を損なうことなく、非操作指110にて検知部12a,12b,14にタッチすることができる。
かかる大型に検知部12a,12b,14が形成されているため、ユーザの好む持ち方で本体15を保持した状態で、容易に非操作指110でこれにタッチすることができる。
これにより、閾値圧力Pt未満の押圧力で検知部12a,12b,14にタッチした場合には非操作指110の指紋パターンが識別されないことから、ユーザによる本体15の保持動作を誤って指紋パターンの入力であるとして誤動作することがない。また、指紋パターンが検知部12a,12b,14に触れるたびにその二次元画像を取得して照合パターンと照合する場合は、判定部や検知部12a,12b,14で消費される電力エネルギーや携帯機器10における処理負荷に無駄が多く生じるおそれがある。これに対し本実施形態では、所定の閾値圧力Ptを超える押圧力で非操作指110が検知部12a,12b,14にタッチした場合にのみ指紋パターンが取得されて照合されることから、かかる無駄が排除される。
またパターン取得部120では、検知された本数の指のそれぞれより指紋パターンを取得する。これにより、上記のように複数の指紋パターンの組み合わせに対して割り当てられた機能を容易に実行させることができる。
また上記所定時間は増減調整可能であるため、閾値圧力の増減調整とあわせて、ユーザの好む持ち方による本体15の保持動作を妨げることがない。
上記実施形態では、所定の指紋パターンが識別されることで実行される機能を操作キー20のシフト切り換えとしているが、本発明はこれに限られない。例えば所定のアプリケーションの起動機能をこれに割り当ててもよい。
例えば、非操作指110の指紋からは複数の特徴点(マニューシャ)の座標値のみを読み取り、これらの相対的な位置関係を表す情報(指紋情報)を、指紋パターン(取得パターン)として取得してもよい。
一方、照合パターンについても、ユーザが予め選択した非操作指110の指紋に含まれる特徴点の相対的な位置関係を表す指紋情報をテーブル記憶部140に保存しておく。
そして取得パターンの位置関係が、照合パターンの位置関係と一致するか、またはこれに含まれるかどうかを判定部で判定することにより、取得パターンと照合パターンの一致・不一致が判定される。
具体的には、人差指101の中節および末節の指紋パターンをいずれもテーブル記憶部140に記憶させておき、検知部14に対して中節を、検知部12aまたは検知部12bに対して末節を、それぞれタッチすることとしてもよい。
割当テーブルの具体的な出力(エクスポート)方法としては、無線出力やSIMカードへの保存などを例示することができる。
割当テーブルの具体的な入力(インポート)方法としては、無線受信やSIMカードの挿入読み込みなどを例示することができる。
図10は、本実施形態の携帯機器10のキー入力処理に関するフローチャートである。
本実施形態は、所定の指紋パターンが検出されている間のみシフト入力状態となり、当該指紋パターンが検出されなくなると標準入力状態に戻ることを特徴とするものである。
また本実施形態では、図6に示した登録テーブルと、図11に示す機能テーブルが用いられるものとする。
押圧力が閾値圧力Pt未満である場合(ステップS200:N)、非操作指110によるシフト切り換えは行われないと判断し、キー入力状態はモードリセットされて標準入力状態に戻る(ステップS210)。そして携帯機器10には標準入力状態として操作キー20に割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS250)。
両者が不一致であると判定された場合(ステップS230:N)、キー入力状態はモードリセットされて標準入力状態に戻り(ステップS210)、標準入力状態として操作キー20に割り振られた文字コードがキー入力される(ステップS250)。
本実施形態の携帯機器10は、パターン取得部120で取得された複数の指紋パターンが、複数の照合パターンとそれぞれ一致すると判定されることにより、照合パターンとそれぞれ対応付けられた異なる機能がともに実行されることを特徴とするものである。
本実施形態の場合、人差指101の末節の指紋パターン(ケース2)と、小指の末節の指紋パターン(ケース8)がともに一致判定されるものとする。
本実施形態の場合、図14に示すように、ケース2とケース8とは複合して実行可能(○)である。これはケース2(英字コード入力)とケース8(大文字/小文字切換)とが同時に実行可能であることに基づく。本実施形態の場合、例えば英字コード入力の標準入力状態が小文字入力であるとすると、これがシフト切り換えされて、大文字入力となる。
すなわち本実施形態の場合、標準入力状態である数字コードの入力状態から、検知部12a,12b,14に対する非操作指110の一度のタッチ操作により、英字コードの大文字入力状態にシフト切り換えされる。
一般的な携帯機器10においては、一つのキー入力状態(英字、かな、カナ)においても複数の文字コードが一つの操作キー20に割り振られている。例えば近年の携帯電話における英字入力状態においては、一つのダイヤルキー21に対して、「ABC」や「DEF」など複数個の文字コードが割り振られている。かな入力状態においても同様に、一つのダイヤルキー21に対して、「あいうえお」や「かきくけこ」などの複数の文字コードが割り振られている。
そしてユーザは、同一の操作キー20を複数回にわたって操作(トグル入力)して一つずつ文字送りをすることで、所望の文字コードを携帯機器10に入力している。
例えば本実施形態では、人差指101の中節の指紋パターン(ケース1)が判定部により一致判定されるものとする。
この場合、携帯機器10では、操作キー20に割り振られた文字コード(例えば「ABC」)のトグル入力順が、図15の機能テーブルに基づいて+1だけシフトする。したがって、かかる指紋パターンを識別させた状態で操作キー20を操作すると、「BCA」の順に文字コードが入力されることとなる。このため、ユーザは操作キー20を1回だけ操作することにより、「B」の文字を携帯機器10に入力することができる。
本実施形態は、機能実行部130における指紋パターンの一致または不一致の判定結果に基づいて携帯機器10をロックするロック部をさらに備えることを特徴とするものである。
具体的には、判定部による指紋パターンの照合結果を用いてユーザを認証し、取得パターンと照合パターンとの不一致が所定回数以上連続して行われた場合は、照合パターンを登録した人物と、携帯機器10を現在使用している人物とが相違すると判断して携帯機器10をロックする。
つぎに、不一致カウントと、予め設定された閾値との大小が判定される。そして不一致カウントが閾値を超えた場合(ステップS310:Y)、携帯機器10は操作キー20の入力操作など、少なくとも一部の機能がロックされる(ステップS320)。
本実施形態の携帯機器10は、パターン取得部120で取得された指紋パターンを外部に送信するパターン送信部(図示せず)を備えている。
そして図17にブロック図を示すように、本実施形態の携帯機器10は、これと無線接続された基地局200、および基地局200とインターネット210を介して接続された処理装置280と組み合わせて用いることで、携帯機器10の使用者を確認するユーザ確認システム300を構成する。
また携帯機器10はさらに、確認結果送信部230より受信した確認結果に基づいて携帯機器10をロックするロック部(図示せず)を備えている。
パターン受信部220が携帯機器10より指紋パターンの二次元画像(取得パターン)を受信すると(ステップS500)、かかる受信した取得パターンと、登録サーバ250に保存されている登録パターンとが対比される。
そして取得パターンが、いずれの登録パターンとも一致しないとユーザ確認部240により判定された場合(ステップS510:N)、処理装置280では不一致カウントに1が加算される(ステップS520)。
つぎに処理装置280では、不一致カウントと、予め設定された閾値との大小が判定される。
なお、本実施形態の処理装置280で設定される閾値と、第五実施形態にて携帯機器10に設定される閾値とは同一であっても互いに相違していてもよい。
これにより携帯機器10では上記少なくとも一部の機能がロックされる。
12a,12b,14 検知部
15 本体
16a,16b 画像取得装置
20 操作キー
21 ダイヤルキー
22 カーソルキー
23 メニューキー
30 キー配置面
40 右側面
41 左側面
50 背面
60 表示部
70 ディスプレイ
100 操作指
101 人差指
102 中指
103 薬指
104 小指
110 非操作指
120 パターン取得部
130 機能実行部
140 テーブル記憶部
150 インタフェース部
200 基地局
210 インターネット
220 パターン受信部
230 確認結果送信部
240 ユーザ確認部
250 登録サーバ
280 処理装置
300 ユーザ確認システム
Claims (28)
- 携帯機器であって、
操作キーがキー配置面に複数配置され、前記操作キーによるキー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有し、
前記携帯機器を保持する手のうち前記操作キーを操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するパターン取得手段と、
前記指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、前記携帯機器で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶手段と、
取得された前記指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定し、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記機能を前記割当テーブルを参照して特定し、特定された前記機能を前記携帯機器に実行させる機能実行手段と、
前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶手段と、を備え、
前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一または第二の入力モードに切り換えられ、
前記切り換えられた入力モードにて前記操作キーを操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された前記文字コードがキー入力され、
前記照合パターンは、複数の指紋情報を組み合わせた組み合わせパターンを含み、
前記パターン取得手段で取得された複数の指紋パターンが、前記組み合わせパターンを構成する前記複数の指紋情報のすべてとそれぞれ一致すると判定されることにより、前記組み合わせパターンに対応付けられた前記機能が実行される携帯機器。 - 携帯機器であって、
操作キーがキー配置面に複数配置され、前記操作キーによるキー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有し、
前記携帯機器を保持する手のうち前記操作キーを操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するパターン取得手段と、
前記指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、前記携帯機器で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶手段と、
取得された前記指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定し、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記機能を前記割当テーブルを参照して特定し、特定された前記機能を前記携帯機器に実行させる機能実行手段と、
前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶手段と、を備え、
前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一または第二の入力モードに切り換えられ、
前記切り換えられた入力モードにて前記操作キーを操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された前記文字コードがキー入力され、
前記パターン取得手段で取得された複数の前記指紋パターンが、複数の前記照合パターンとそれぞれ一致すると判定されることにより、前記照合パターンとそれぞれ対応付けられた異なる前記機能がともに実行される携帯機器。 - 携帯機器であって、
操作キーがキー配置面に複数配置され、前記操作キーによるキー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有し、
前記携帯機器を保持する手のうち前記操作キーを操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するパターン取得手段と、
前記指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、前記携帯機器で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶手段と、
取得された前記指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定し、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記機能を前記割当テーブルを参照して特定し、特定された前記機能を前記携帯機器に実行させる機能実行手段と、
前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶手段と、を備え、
前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一または第二の入力モードに切り換えられ、
前記切り換えられた入力モードにて前記操作キーを操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された前記文字コードがキー入力され、
前記パターン取得手段は、前記キー配置面とは異なる面に配置された検知部と、前記検知部にタッチした前記非操作指の押圧力を検出する圧力センサとを含み、
前記検知部にタッチされた前記非操作指の指紋パターンが前記パターン取得手段によって取得され、
検出された前記押圧力が所定の閾値圧力以上である場合に、前記機能実行手段が、前記取得された指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定する携帯機器。 - 前記キー配置面が前記携帯機器の前面に設けられ、前記検知部が前記携帯機器の側面および背面の少なくともいずれか一方に設けられている請求項3に記載の携帯機器。
- 前記検知部が、二本以上の前記非操作指の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有する請求項3または4に記載の携帯機器。
- 前記操作指が親指であり、前記非操作指が人差指、中指、薬指および小指であって、
前記検知部が、人差指、中指、薬指および小指の合計幅長と同等またはそれ以上の長さを有する請求項3または4に記載の携帯機器。 - 前記閾値圧力が昇降調整可能である請求項3から6のいずれかに記載の携帯機器。
- 前記圧力センサが、前記押圧力の極大箇所を算出するとともに、算出された前記極大箇所の個数に基づいて、前記検知部にタッチした前記非操作指の本数が検知されることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の携帯機器。
- 前記パターン取得手段が、検知された前記本数の指よりそれぞれ指紋パターンを取得する請求項8に記載の携帯機器。
- 携帯機器であって、
操作キーがキー配置面に複数配置され、前記操作キーによるキー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有し、
前記携帯機器を保持する手のうち前記操作キーを操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するパターン取得手段と、
前記指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、前記携帯機器で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶手段と、
取得された前記指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定し、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記機能を前記割当テーブルを参照して特定し、特定された前記機能を前記携帯機器に実行させる機能実行手段と、
前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶手段と、を備え、
前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一または第二の入力モードに切り換えられ、
前記切り換えられた入力モードにて前記操作キーを操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された前記文字コードがキー入力され、
前記パターン取得手段が所定時間以上にわたって前記非操作指にタッチされた場合に、当該非操作指の指紋パターンが前記パターン取得手段によって取得される携帯機器。 - 前記所定時間が増減調整可能である請求項10に記載の携帯機器。
- 携帯機器であって、
操作キーがキー配置面に複数配置され、前記操作キーによるキー入力状態として第一の入力モードおよび第二の入力モードを有し、
前記携帯機器を保持する手のうち前記操作キーを操作する操作指を除くいずれか一本または二本以上の非操作指でそれぞれタッチ可能に設けられて、タッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するパターン取得手段と、
前記指紋パターンを照合するための複数の照合パターンと、前記携帯機器で実行される複数の機能とを対応付ける割当テーブルが記憶されたテーブル記憶手段と、
取得された前記指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定し、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記機能を前記割当テーブルを参照して特定し、特定された前記機能を前記携帯機器に実行させる機能実行手段と、
前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第一または第二の入力モードごとに関連づけて記憶された文字コード記憶手段と、を備え、
前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一または第二の入力モードに切り換えられ、
前記切り換えられた入力モードにて前記操作キーを操作することで、当該入力モードに関連づけて記憶された前記文字コードがキー入力され、
前記機能実行手段における前記一致または不一致の判定結果に基づいて前記携帯機器をロックするロック手段をさらに備える携帯機器。 - 前記キー入力状態として第三の入力モードをさらに有する請求項1から12のいずれかに記載の携帯機器であって、
前記文字コード記憶手段には、前記操作キーと、当該操作キーを操作してキー入力される文字コードとが前記第三の入力モードに関連づけてさらに記憶されており、
前記機能の実行により、前記キー入力状態が前記第一から第三の入力モードのいずれかに切り換えられることを特徴とする携帯機器。 - 前記文字コードの前記キー入力状態を表示する表示部をさらに備える請求項1から13のいずれかに記載の携帯機器。
- 前記割当テーブルにおける前記照合パターンと前記機能との対応付けが変更可能である請求項1から14のいずれかに記載の携帯機器。
- 前記割当テーブルを出力する割当出力手段をさらに備える請求項1から15のいずれかに記載の携帯機器。
- 前記割当テーブルの入力を受け付ける割当入力手段をさらに備える請求項1から16のいずれかに記載の携帯機器。
- 前記パターン取得手段で取得された指紋パターンを送信するパターン送信手段をさらに備える請求項1から17のいずれかに記載の携帯機器と、
ユーザの前記非操作指の指紋パターンの少なくとも一つを登録パターンとして保存する登録サーバと、
前記携帯機器と無線接続されて、前記パターン送信手段より前記指紋パターンを受信するパターン受信手段と、
前記パターン受信手段が受信した前記指紋パターンと、前記登録パターンとの一致または不一致を判定して、前記ユーザと、前記携帯機器の保持者との一致を確認するユーザ確認部と、
前記ユーザ確認部による確認結果を前記携帯機器に送信する確認結果送信手段と、
前記携帯機器に設けられて、前記確認結果送信手段より受信した前記確認結果に基づいて前記携帯機器をロックするロック手段と、
を備えることを特徴とするユーザ確認システム。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを操作して、前記操作キーを備える携帯機器に前記文字コードをキー入力する方法であって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得ステップと、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定ステップと、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換ステップと、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力ステップと、
を含み、
前記照合パターンは、複数の指紋情報を組み合わせた組み合わせパターンを含み、
前記モード切換ステップでは、前記パターン取得ステップで取得された複数の指紋パターンが、前記組み合わせパターンを構成する前記複数の指紋情報のすべてとそれぞれ一致すると判定されると、前記組み合わせパターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるキー入力方法。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを操作して、前記操作キーを備える携帯機器に前記文字コードをキー入力する方法であって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得ステップと、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定ステップと、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換ステップと、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力ステップと、
を含み、
前記モード切換ステップでは、前記パターン取得ステップで取得された複数の前記指紋パターンが、複数の前記照合パターンとそれぞれ一致すると判定されると、前記照合パターンとそれぞれ対応付けられた異なる前記入力モードに切り換えるキー入力方法。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを操作して、前記操作キーを備える携帯機器に前記文字コードをキー入力する方法であって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得ステップと、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定ステップと、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換ステップと、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力ステップと、
を含み、
前記パターン取得ステップでは、検知部にタッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するとともに、検知部にタッチした非操作指の押圧力を圧力センサで検出し、
前記判定ステップでは、検出された前記押圧力が所定の閾値圧力以上である場合に、前記取得された指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定するキー入力方法。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを操作して、前記操作キーを備える携帯機器に前記文字コードをキー入力する方法であって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得ステップと、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定ステップと、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換ステップと、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力ステップと、
を含み、
前記パターン取得ステップでは、検知部が所定時間以上にわたって前記非操作指にタッチされた場合に、当該非操作指の指紋パターンを取得するキー入力方法。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを操作して、前記操作キーを備える携帯機器に前記文字コードをキー入力する方法であって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得ステップと、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定ステップと、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換ステップと、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力ステップと、
前記判定ステップにおける前記一致または不一致の判定結果に基づいて前記携帯機器をロックするロックステップと、
を含むキー入力方法。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを備える携帯機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得処理と、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定処理と、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換処理と、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力処理と、
を前記携帯機器に実行させるとともに、
前記照合パターンは、複数の指紋情報を組み合わせた組み合わせパターンを含み、
前記モード切換処理では、前記パターン取得処理で取得された複数の指紋パターンが、前記組み合わせパターンを構成する前記複数の指紋情報のすべてとそれぞれ一致すると判定されると、前記組み合わせパターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるように前記携帯機器に実行させるためのコンピュータプログラム。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを備える携帯機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得処理と、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定処理と、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換処理と、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力処理と、
を前記携帯機器に実行させるとともに、
前記モード切換処理では、前記パターン取得処理で取得された複数の前記指紋パターンが、複数の前記照合パターンとそれぞれ一致すると判定されると、前記照合パターンとそれぞれ対応付けられた異なる前記入力モードに切り換えるように前記携帯機器に実行させるためのコンピュータプログラム。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを備える携帯機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得処理と、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定処理と、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換処理と、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力処理と、
を前記携帯機器に実行させるとともに、
前記パターン取得処理では、検知部にタッチされた前記非操作指の指紋パターンを取得するとともに、検知部にタッチした非操作指の押圧力を圧力センサで検出し、
前記判定処理では、検出された前記押圧力が所定の閾値圧力以上である場合に、前記取得された指紋パターンと前記照合パターンとの一致または不一致を判定するように前記携帯機器に実行させるためのコンピュータプログラム。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを備える携帯機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得処理と、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定処理と、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換処理と、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力処理と、
を前記携帯機器に実行させるとともに、
前記パターン取得処理では、検知部が所定時間以上にわたって前記非操作指にタッチされた場合に、当該非操作指の指紋パターンを取得するように前記携帯機器に実行させるためのコンピュータプログラム。 - 第一の入力モードおよび第二の入力モードに対応してそれぞれ文字コードが割り振られた操作キーを備える携帯機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記携帯機器を保持するユーザの手のうち、前記操作キーを操作する操作指を除く非操作指が有する複数の指紋パターンを取得するパターン取得処理と、
取得された前記指紋パターンと、前記第一または第二の入力モードとそれぞれ対応付けられて前記携帯機器に予め記憶された照合パターンとの一致または不一致を判定する判定処理と、
前記携帯機器のキー入力モードを、前記指紋パターンと一致した前記照合パターンに対応付けられた前記入力モードに切り換えるモード切換処理と、
前記切り換えられたキー入力モードにて操作された前記操作キーより、当該入力モードに対応して割り振られた前記文字コードの入力を受け付けるキー入力処理と、
前記判定処理における前記一致または不一致の判定結果に基づいて前記携帯機器をロックするロック処理と、
を前記携帯機器に実行させるためのプログラム。
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