JP2009187046A - 情報処理装置及び方法、プログラム並びに記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】設備図面の図面データに基づいて表示される画面上で部品の移動を行って図面データを更新する情報処理装置において、ルートの変更の内容に左右されることなく部品を自由に移動することができる。
【解決手段】図面データ処理装置10において、設備図面のデータの画面上で所定の移動部品を移動するように入力装置を用いて指示したときに、移動部品が接続された直管の先で直管以外の部品とぶつかるときに、移動部品とぶつかる部品に接続されている直管の接続を外し、直管に移動部品を直付けし、上記接続を外した直管を伸縮して移動した移動対象部品に接続する一方、移動部品が接続された直管の先で直管とぶつかるときに、移動部品の移動先の直管を移動位置で2つの直管に分割して再形成し、当該移動部品を分割位置に挿入して接続するように図面データを更新する。
【選択図】図31

Description

本発明は、情報処理装置及び方法、プログラム並びに記録媒体に関し、特に、例えば施工図、設計図、系統図、竣工図、申請図などの設備図面の図面データに基づいて表示される画面上で部品の移動を行って図面データを更新する情報処理装置及び方法、プログラム並びにそのプログラムを記録したコンピュータにより読取可能な記録媒体に関する。
ビルなどの高層建築物などの設計においては、CAD(Computer Aided Design)装置の平面図を利用してフロア毎に設計が進められることが多くなっている。例えば、各フロア毎に平面図を管理するような場合、各フロアにまたがる情報(例えば、パイプシャフトや吹抜けなど)を認識するには、1個のファイルの中に1階、2階といった各フロアの図面情報自身を持ち、各フロアの接続情報を管理する方法がとられている。
また、対話型自動設計CADシステムにおいて、複数の構成要素から構成される作図対象の同一軸に垂直な平面図群からなる複数の図面を作図する際に、任意の平面図上のある構成要素の位置を対話操作で移動させた時、この移動に影響を受ける他の平面図上の構成要素をすべて連動して位置を移動させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、複数図面間、図面・地物属性間で同じ地物を指す図形に共通なIDを付与する。すなわち、新規図面のIDのない図形に対し、ユーザによる指定、図形位置、図形同士のトポロジ関係をキーに、既入力地物との対応付けを行いIDを付与する。そして、トポロジ関係で既入力地物と矛盾の生じた図形は矛盾図形又は更新図形としてユーザに提示する。さらに、更新図形に関しては地物属性を更新し、関連図面のトポロジ的に同位置の図形を連動して更新する。このようにすることで、図面と属性の対応、図面間矛盾/更新個所抽出、関連図面連動更新機能を、統合的かつ低コストで実現できるようにするものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、複数のフロアの図面を1個のファイルに収めた場合、フロア数が多くなると、データ容量が大きくなるので、処理時間が長くなるため、情報処理装置からのレスポンスが悪くなり、生産性が落ちてしまうという課題があった。また、情報処理装置からのレスポンスが悪くなることに伴って、フロア図面データの作図編集作業を行う際、対象となるフロアのフロア図面データの作図編集作業ができる状態にするのに時間がかかってしまうという課題があった。さらに、作業対象となるフロアの情報以外の情報(例えばレイヤなど)が多すぎるために、作業性が悪くなり、生産性が落ちてしまうという課題があった。
以上の問題点を解決するために、特に、CAD図面で、高層構造物の設計をフロア毎の図面で管理するような場合、管理における手間とミスを抑制できるようにするために、複数のフロア図面データを取得する取得手段と、取得手段により取得された複数のフロア図面データのうち、いずれか基準となる基準フロア図面データの貫通構造物の情報と、基準フロア図面データ以外のフロア図面データの貫通構造物との情報を比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて、フロア図面データを区別して表示する表示手段とを備えた情報処理装置が特許文献3において開示されている。
特開2000−020558号公報。 特開2001−052149号公報。 特開2006−059157号公報。 特開平10−254941号公報。 特許第3242851号公報。 特許第3242852号公報。
上記設備図面の図面データに基づいて表示される画面上で部品の移動を行って図面データを更新する従来技術に係る情報処理装置において、例えば、配管やダクトのルートを移動する場合、分岐部分を含む分岐ルートを移動する場合、分岐が管に沿って移動し、分岐の両側の直管の端から端まで移動可能である(例えば、非特許文献4−6参照。)。しかしながら、ルートが大きく変更となり、直管の先の分岐やエルボを越えて移動したい場合、移動できない。同様に、管の直径が途中で変わっている場合も、そこから先に移動することができない。上記のような移動をする場合、作図のし直しとなり作業効率が非常に悪いという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、上記設備図面の図面データに基づいて表示される画面上で部品の移動を行って図面データを更新する情報処理装置において、ルートの変更の内容に左右されることなく部品を自由に移動することができる情報処理装置及び方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、上記情報処理装置及び方法の処理ステップを有し、コンピュータにより実行可能なプログラムと、そのプログラムを記録し、コンピュータにより読取可能な記録媒体を提供することにある。
第1の発明に係る情報処理装置は、機器を配置し、設備ルートを配置して上記機器と接続したときの設備図面を作成する情報処理装置において、
上記設備図面の図面データの画面上で所定の移動部品を移動するように入力装置を用いて指示したときに、当該移動部品が接続された直管の先で直管以外の部品とぶつかるときに、当該移動部品とぶつかる部品に接続されている直管の接続を外し、当該直管に当該移動部品を直付けし、上記接続を外した直管を伸縮して移動した移動対象部品に接続する一方、当該移動部品が接続された直管の先で直管とぶつかるときに、当該移動部品の移動先の直管を移動位置で2つの直管に分割して再形成し、当該移動部品を分割位置に挿入して接続するように図面データを更新する制御手段を備えたことを特徴とする。
上記情報処理装置において、上記制御手段は、上記移動部品の口径が移動先の直管の口径と異なるときは、当該移動部品の口径を移動先の直管の口径に変更するように図面データを更新することを特徴とする。
また、上記情報処理装置において、上記制御手段は、上記移動部品が分岐部品であるときに、当該分岐部品と組み合わせ移動先の部品に応じた分岐に変換する変形処理を行うように図面データを更新することを特徴とする。
さらに、上記情報処理装置において、上記変形処理は、
(1)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に枝ルートが出ている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する第1の変形処理と、
(2)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に主ルートが曲がっている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する第2の変形処理と、
(3)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと主ルートの口径が変更されている部品上に移動した場合、上記口径を変更した分岐に変換する第3の変形処理と
のうちのいずれか1つであることを特徴とする。
またさらに、上記情報処理装置において、上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力されるまでは、上記設備図面の移動部品を含む所定の該当範囲を仮表示する一方、上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力された後、上記該当範囲を確定して表示することを特徴とする。
第2の発明に係る情報処理方法は、機器を配置し、設備ルートを配置して上記機器と接続したときの設備図面を作成する情報処理方法において、
上記設備図面の図面データの画面上で所定の移動部品を移動するように入力装置を用いて指示したときに、当該移動部品が接続された直管の先で直管以外の部品とぶつかるときに、当該移動部品とぶつかる部品に接続されている直管の接続を外し、当該直管に当該移動部品を直付けし、上記接続を外した直管を伸縮して移動した移動対象部品に接続する一方、当該移動部品が接続された直管の先で直管とぶつかるときに、当該移動部品の移動先の直管を移動位置で2つの直管に分割して再形成し、当該移動部品を分割位置に挿入して接続するように図面データを更新する制御ステップを含むことを特徴とする。
上記情報処理方法において、上記制御ステップは、上記移動部品の口径が移動先の直管の口径と異なるときは、当該移動部品の口径を移動先の直管の口径に変更するように図面データを更新することを特徴とする。
また、上記情報処理方法において、上記制御ステップは、上記移動部品が分岐部品であるときに、当該分岐部品と組み合わせ移動先の部品に応じた分岐に変換する変形処理を行うように図面データを更新することを特徴とする。
さらに、上記情報処理方法において、上記変形処理は、
(1)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に枝ルートが出ている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する第1の変形処理と、
(2)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に主ルートが曲がっている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する第2の変形処理と、
(3)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと主ルートの口径が変更されている部品上に移動した場合、上記口径を変更した分岐に変換する第3の変形処理と
のうちのいずれか1つであることを特徴とする。
またさらに、上記情報処理方法において、上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力されるまでは、上記設備図面の移動部品を含む所定の該当範囲を仮表示する一方、上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力された後、上記該当範囲を確定して表示することを特徴とする。
第3の発明に係るコンピュータにより実行可能なプログラムは、上記各情報処理方法に含まれる各ステップを含むことを特徴とする。
第4の発明に係るコンピュータにより読取可能な記録媒体は、上記プログラムを格納したことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置及び方法、プログラム及び記録媒体によれば、例えば施工図、設計図、系統図、竣工図、申請図などの設備図面の図面データの画面上で、ルートの変更の内容に左右されることなく大きな範囲で部品を移動できるようになり、さらに、部品の移動によって分岐部材が変更となるような場合でも作図し直す必要がないので、修正の作業効率を大幅に改善することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は本発明の第1の実施形態に係る図面データ処理装置の構成を示すブロック図であり、図17は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理のフローチャートであり、図18は図1の図面データ処理装置によって実行される系統図データ生成処理のフローチャートである。
図1の図面データ処理装置は例えば情報処理装置であるディジタル計算機にてなり、図17の機器表データ生成処理を実行することにより、構造物である複数階の建物の図面データに基づいて機器表データを生成することを特徴としている。また、図1の図面データ処理装置は、図18の系統図データ生成処理を実行することにより、構造物である複数階の建物の図面データに基づいて系統図図面データを生成することを特徴としている。
図1において、図面データ処理装置10の通信インターフェース51は、インターネット80を介して、設備機器情報を予め格納して提供する設備機器情報データベースサーバ装置70に接続され、図面データ処理装置10は、設備機器情報データベースサーバ装置70にアクセスすることにより、所望する設備機器情報を取得してハードディスクメモリ23に格納する。また、図面データ処理装置10のドライブ装置インターフェース35bを介して、例えばハードディスクメモリであり設備機器情報を予め格納して提供する外部記憶装置60に接続され、図面データ処理装置10は、外部記憶装置60にアクセスすることにより、所望する設備機器情報を取得してハードディスクメモリ23に格納してもよい。
図面データ処理装置10は、
(a)当該図面データ処理装置10の動作及び処理を演算及び制御するコンピュータのCPU(中央演算処理装置)20と、
(b)オペレーションプログラムなどの基本プログラム及びそれを実行するために必要なデータを格納するROM(読み出し専用メモリ)21と、
(c)CPU20のワーキングメモリとして動作し、当該図面データ処理で必要なパラメータやデータを一時的に格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)22と、
(d)当該図面データ処理において用いる各種データ(図2参照。)を格納するためのハードディスクメモリ23と、
(e)例えばハードディスクメモリで構成され、CD−ROMドライブ装置45を用いて読み込んだ、図17の機器表データ生成処理及び図18の系統図データ生成処理のプログラム(これらのプログラムはコンピュータにより実行可能なプログラムである。)を格納するプログラムメモリ24と、
(f)設備機器情報データベースサーバ装置70とインターネット80を介して接続され、設備機器情報データベースサーバ装置70とデータを送受信する通信インターフェース51と、
(g)所定のデータや指示コマンドを入力するためのキーボード41に接続され、キーボード41から入力されたデータや指示コマンドを受信して所定の信号変換などのインターフェース処理を行ってCPU20に伝送するキーボードインターフェース31と、
(h)CRTディスプレイ43上で指示コマンドを入力するためのマウス42に接続され、マウス42から入力されたデータや指示コマンドを受信して所定の信号変換などのインターフェース処理を行ってCPU20に伝送するマウスインターフェース32と、
(i)CPU20によって処理されたデータや設定指示画面、生成された機器表データや系統図データなどを表示するCRTディスプレイ43に接続され、表示すべき画像データをCRTディスプレイ43用の画像信号に変換してCRTディスプレイ43に出力して表示するディスプレイインターフェース33と、
(j)CPU20によって処理されたデータ及び所定の生成された機器表データや系統図データなどを印字するプリンタ44に接続され、印字すべき印字データの所定の信号変換などを行ってプリンタ44に出力して印字するプリンタインターフェース34と、
(k)図17の機器表データ生成処理及び図18の系統図データ生成処理のプログラムが記憶されたCD−ROM45aから当該プログラムのプログラムデータを読み出すCD−ROMドライブ装置45に接続され、読み出された画像処理プログラムのプログラムデータを所定の信号変換などを行ってプログラムメモリ24に転送するドライブ装置インターフェース35aと、
(l)例えば設備機器情報のデータを記憶する、例えばハードディスクメモリなどの外部記憶装置60に接続され、読み出されたデータを所定の信号変換などを行ってCPU20又はハードディスクメモリ23に転送するドライブ装置インターフェース35bとを備え、
これらの回路20−24、31−34、35a、35b及び51はバス30を介して接続される。
図2は図1のハードディスクメモリ23の構成を示すブロック図である。図2において、ハードディスクメモリ23は以下のデータファイルを格納する複数のメモリ23a乃至23fを含む。
(a)図面データメモリ23a:複数階の建物の図面データ(1つの階の図面データの一例を図14に示す。)を格納するメモリであって、図3に示すように、図面データヘッダ情報及び図面情報に加えて、本実施形態に係る中間テーブルを格納する。
(b)機器表データメモリ23b:図17の機器表データ生成処理によって生成された機器表データ(機器表データの図面データの一例を図15に示す。)を格納するメモリである。
(c)系統図図面データメモリ23c:図18の系統図データ生成処理によって生成された系統図図面データ(その一例を図16に示す。)を格納するメモリである。
(d)機器表テンプレートメモリ23d:図17の機器表データ生成処理において機器表データを生成するときに用いるテンプレートである機器表テンプレートのデータを格納するメモリである。
(e)機器表中間ファイルメモリ23e:図17の機器表データ生成処理において、表計算ファイルにてなる機器表中間ファイルを格納するメモリである。
(f)系統図図面テンプレートメモリ23f:図18の系統図データ生成処理において系統図図面データを生成するときに用いるテンプレートである機器表テンプレートのデータを格納するメモリである。
図3は図2の図面データメモリ23aの構成を示すブロック図である。図3において、図面データメモリ23aは、
(a)例えば建物の各階の平面図である図面データの名称、作成日時、作成者、バージョンなどの書誌的事項を含む図面ヘッダ情報と、
(b)本実施形態に係る中間テーブルと、
(c)上記建物の各階の平面図である図面データの実際の図面を描写するときの実線、曲線、破線などの描写データを含む図面情報とを格納する。
ここで、中間テーブルは、図17の機器表データ生成処理又は図18の系統図データ生成処理を実行するときに、処理時間を短縮するために生成するものであり、
(ア)管部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)と、
(イ)配管及びダクト部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)と、
(ウ)機器情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)と、
(エ)器具情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)と、
(オ)躯体情報(位置情報及び仕様情報等の付加情報を含む)と、
(カ)部屋情報と、
(キ)系統情報(部品情報に含まれない系統情報を含む)と、
(ク)図面関連付け情報(複数階の建物の図面データが1つの建物のセットであることと、各階の図面データ間の上下階関係の情報をいう。)などとを含む。
図4は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)又は系統図データ生成処理(図18)において取得される機器情報の一例を示す表である。機器情報は、例えば、建設CADデータ交換コンソーシアム(C−CADEC:Construction-CAD Data Exchange Consortium)において収集された設備機器情報であって、設備機器ライブラリーデータ交換仕様(通称「Stem」)に準拠した機器情報データであって、図4に示すように、項目、名称、仕様値、単位、拡張内容などのデータ項目毎の情報を含む。ここで、「項目」は各機器情報の項目であり、「名称」は各機器情報の項目の名称又は呼び名であり、「仕様値」は各機器情報の項目の内容である仕様の値であり、「単位」は「仕様値」の単位であり、「拡張内容」は該当する項目の詳細内容の情報である。
図5は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の管部品情報の一例を示す表である。当該管部品情報は、図5に示すように、各管部品に関する位置情報、接続情報及び系統情報などを含む。
図6は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の配管及びダクト部品情報の一例を示す表である。当該配管及びダクト部品情報は、図6に示すように、各配管又はダクトの部品に関する位置情報、接続情報及び系統情報などを含む。
図7は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の機器情報の一例を示す表である。当該機器情報は、図7に示すように、各設備機器に関する位置情報、接続情報及び系統情報などを含む。
図8は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の器具情報の一例を示す表である。当該器具情報は、図8に示すように、各設備器具に関する位置情報、接続情報及び系統情報などを含む。
図9は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の躯体情報の一例を示す表である。当該躯体情報は、図9に示すように、各躯体に関する位置情報及び仕様情報などを含む。
図10は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の部屋情報の一例を示す表である。当該部屋情報は、図10に示すように、各部屋に関する部屋番号や部屋名称などの情報を含む。
図11は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の系統情報の一例を示す表である。当該系統情報は上記各種の部品情報に含まれない系統情報を含み、図11に示すように、各系統情報に関する系統インデックス、系統記号、口径サイズなどの情報を含む。
図12は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において入力される機器表のヘッダ項目の一例を示す図である。当該機器表のヘッダ項目については、例えば表計算ソフトウェアのファイルの画面上でキーボード41を用いて入力し、当該機器表のヘッダ項目は、例えば、図12に示すように、機器番号、名称、仕様、電気容量、台数、設置場所、備考などを含む。
図13は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において設定される機器表テンプレートの一例を示す図である。当該機器表テンプレートについては、例えば表計算ソフトウェアのファイルの画面上でキーボード41を用いて入力し、例えば、図13に示すように、文字又は文字列の両側に#を付加することにより、対応する「文字列」を挿入すべき位置を示し、文字又は文字列の両側に&を付加することにより、対応する「単位」を挿入すべき位置を示し、文字又は文字列の両側に$を付加することにより、対応する「名称」を挿入すべき位置を示す。なお、本実施形態において、「系統情報」とは、具体的には、図13のA1に示すように、系統記号、系統番号、系統枝番号からなる情報をいう。
図17は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理のフローチャートである。
図17において、まず、ステップS1において、図面データ生成処理を実行する。当該図面データ作成処理では、例えば各階の建物図面データ(例えば、図14参照)の図面上に、マウス41などの入力手段を用いてCADシステムの所定の機器記号を配置しかつ、例えば設備機器情報データベースサーバ装置70又は外部記憶装置60にアクセスすることにより、当該機器記号の機器に対応する、例えば図4で示す機器情報のデータを取得して上記機器記号に対応して当該図面データに付加して各階の図面データを作成して図面データメモリ23aに格納する。次いで、ステップS2において複数階の図面データに対する関連付け処理を実行する。当該関連付け処理では、1つの構造物である建物に属する1つの階又は複数階の図面データを1つの建物の図面データとしかつ、階の上下関係を指定することにより行う。具体的には、当該図面関連付け情報を一時的にRAM22で保持しておき、次のステップS3で生成される中間テーブル(図3参照。)に挿入する。ステップS3において中間テーブル生成及び付加処理を実行する。当該中間テーブル生成及び付加処理においては、図3に示すように、機器情報が挿入された各階毎の図面データから、付加された機器情報及び図面関連付け情報に含まれる以下の情報を抽出して中間テーブルに格納することにより中間テーブルのデータを各階の図面データにおいて作成挿入する。
(ア)管部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)。
(イ)配管及びダクト部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)。
(ウ)機器情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)。
(エ)器具情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)。
(オ)躯体情報(位置情報及び仕様情報等の付加情報を含む)。
(カ)部屋情報。
(キ)系統情報(部品情報に含まれない系統情報を含む)。
(ク)図面関連付け情報(複数階の建物の図面データが1つの建物のセットであることと、各階の図面データ間の上下階関係の情報をいう。)など。
なお、中間テーブルのデータの一例を図5乃至図11に図示している。また、本実施形態では、管部品、配管及びダクト、機器、器具、躯体を含めて「機器」又は「機器及び部品」という。
さらに、ステップS4において機器表テンプレート生成処理を実行する。当該機器表テンプレート生成処理においては、例えば表計算ソフトウェアのファイルにおいて、図12に示すように、作成したい機器表の項目を操作者がキーボード41を用いて入力しかつ、図13に示すように、各項目に対応して当該機器表において機器情報を挿入する形式(フォーマット)を所定の記述方法で入力する。本実施形態では、図13に示すように、表計算ソフトウェアのファイルの画面上でキーボード41を用いて入力し、文字又は文字列の両側に#を付加することにより、対応する「文字列」を挿入すべき位置を示し、文字又は文字列の両側に&を付加することにより、対応する「単位」を挿入すべき位置を示し、文字又は文字列の両側に$を付加することにより、対応する「名称」を挿入すべき位置を示す記述方法を用いている。機器表の項目と形式を入力すれば、機器表テンプレートの作成を終了して当該機器表テンプレートのファイル(本実施形態では、表計算ソフトウェアのファイル)を機器表テンプレートメモリ23dに格納する。
次いで、ステップS5において未選択の1つ階の図面データを検索して選択して読み出し、ステップS6において選択された図面データの中間テーブルから機器を検索し、検索した機器の系統情報及び機器情報(位置情報及び接続情報を含む)を取得してRAM22に格納し、ステップS7においてすべての階の図面データについて検索したか否かが判断され、NOのときはステップS5に戻る一方、YESのときはステップS8に進む。
さらに、ステップS8において取得した系統情報毎に機器情報をソートし、ステップS9において未選択の1つの機器を選択し、ステップS10において機器表テンプレートメモリ23dから選択した機器に対応する機器表テンプレートのファイル(本実施形態では、表計算ソフトウェアのファイルであるが、HTMLファイルなどの他のファイルであってもよい。)を読み出し、挿入すべき機器情報の位置及び文字データを読み取る。そして、ステップS11において上記機器表テンプレートに従って選択した機器の機器情報を、機器表の中間ファイル(本実施形態では、表計算ソフトウェアのファイルであるが、HTMLファイルなどの他のファイルであってもよい。)に挿入することにより作成して中間ファイルメモリ23eに格納する。ステップS12においてすべての機器について処理したか否かが判断され、NOのときはステップS9に進む一方、YESのときはステップS13に進む。ステップS13において得られた機器表の中間ファイルを図面データ形式の機器表図面データ(例えば、図15参照。)に変換し、機器表データメモリ23bに格納して当該機器表データ生成処理を終了する。
以上説明したように、例えば機器情報を含む建物の図面データに基づいて、機器表に必要なデータを検索してなる中間テーブルと、機器表の形式を示す機器表テンプレートとを作成して機器表図面データを作成しているので、従来技術のごとく図面データから直接に機器表図面データを作成する場合に比較して処理時間を大幅に短縮することができ、作業効率を大幅に増大させることができる。
図18は図1の図面データ処理装置によって実行される系統図データ生成処理のフローチャートである。
図18において、まず、ステップS1図面データ生成処理を実行し、ステップS2において複数階の図面データに対する関連付け処理を実行し、ステップS3において中間テーブル生成及び付加処理を実行するが、これら3つの処理は、図17の処理と同様なので詳細説明を省略する。
次いで、ステップS20において系統図図面テンプレート生成処理を実行する。当該系統図図面テンプレート作成処理では、例えば、1つの建物の配管やダクトの系統であれば、建物全体の配管系統図を作成するために、CADシステムを用いて各階の図面の位置を横軸でかつ高さ方向の図面の位置を縦軸で示した系統図図面(原図)を作成してそのテンプレートとし、系統図図面テンプレートメモリ23fに格納する。
ステップS5において未選択の1つ階の図面データを検索して選択して読み出し、ステップS6において選択された図面データの中間テーブルから機器を検索し、検索した機器の系統情報及び機器情報(位置情報及び接続情報を含む)を取得してRAM22に格納し、ステップS21において管部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報を含む)並びに配管及びダクト部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報を含む)を取得してRAM22に格納する。そして、ステップS7においてすべての階の図面データについて検索したか否かが判断され、NOのときはステップS5に戻る一方、YESのときはステップS22に進む。
ステップS22において取得した機器位置毎に機器をソートし、ステップS23においてソートした機器毎にすべての機器に対して各図面データ(ステップS20で作成された系統図図面テンプレート(以下、図面テンプレートという。)の図面データをいう。)において、該当する階の図面データの該当位置に機器記号を貼り付け、ステップS24において取得した管部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報を含む)、配管及びダクト部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報を含む)、並びに上記関連付け情報(複数の階の図面データの場合に限る。)に基づいてすべての当該各部品に対して各図面データにおいて、各機器間の配管又はダクトのルートを発生して接続し、その接続情報記号を、上記図面テンプレートの図面データにおける該当する階の図面データの該当位置に貼り付ける。さらに、ステップS25において得られた系統図の図面データ(例えば、図16参照。)を、系統図図面データメモリ23cに格納して当該系統図データ生成処理を終了する。
以上説明したように、例えば機器情報を含む建物の図面データに基づいて、系統図に必要なデータを検索してなる中間テーブルと、系統図の元図面となる系統図図面テンプレートとを作成して系統図図面データを作成しているので、従来技術のごとく図面データから直接に系統図図面データを作成する場合に比較して処理時間を大幅に短縮することができ、作業効率を大幅に増大させることができる。
以上の実施形態においては、図17の機器表データ生成処理において機器表テンプレート生成処理(S4)を実行し、図18の系統図データ生成処理において系統図図面テンプレート生成処理(S20)を実行しているが、本発明はこれに限らず、これらのプログラム処理において実行せず、予め別のプログラム処理で実行して作成してもよい。
また、図17の機器表データ生成処理において、複数階の図面データに対する関連付け処理(S2)を実行しているが、本発明はこれに限らず、その後の処理で必要がないときは実行しなくてもよい。
以上の実施形態においては、複数階の建物についての設備機器の機器表や配管及びダクトの系統図を作成しているが、本発明はこれに限らず、小規模の小屋などの構造物や大規模の橋などを含む構造物についての各種の機器(機械的、電気的)の機器表や、機械的連結又は電気的な接続に関する系統図を作成してもよい。
以上の実施形態においては、図17の機器表データ生成処理及び図18の系統図データ生成処理のプログラムが記憶されたコンピュータにより読取可能なCD−ROM45aを用いているが、本発明はこれに限らず、CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW,DVD−RAMなどのコンピュータにより読取可能な種々の記録媒体を用いてもよい。
第2の実施形態.
図19は第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例1において用いる図面データメモリ23a内の配管分岐ルート移動前の部品情報を示す表であり、図20はその配管分岐ルートの1回目の移動後の部品情報等を示す表であり、図21はその配管分岐ルートの2回目の移動後の部品情報等を示す表である。また、図22は第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例2において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルート移動前の部品情報を示す表であり、図23はそのダクト分岐ルートの1回目の移動後の部品情報を示す表であり、図24はそのダクト分岐ルートの2回目の移動後の部品情報を示す表である。さらに、図25は第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例3において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルート移動前の部品情報を示す表であり、図26はそのダクト分岐ルートの移動後の部品情報を示す表である。またさらに、図27は第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例4において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルート移動前の部品情報を示す表であり、図28はそのダクト分岐ルートの移動後の部品情報を示す表である。
第2の実施形態では、図1の図面データ処理装置10により実行され、第1の実施形態において作成された系統図の図面データに基づいて表示された画面において、ある部品を移動する場合の処理であって、以下の部品移動処理を実行することを特徴としている。
(1)直管の先の分岐やエルボの繋がりを検索し、さらにその先に直管がある場合は移動できるように処理する(図31のステップS58,S59)。
(2)管の直径が途中で変化している場合も、さらにその先に直管がある場合は口径を変更し移動できるように処理する(図31のステップS53,S54)。
(3)反対方向に分岐している分岐部品(ティーズ、2方分岐、クロスなど)同士が重なった場合、重なる面積割合(又は面積比率:面積割合に代えて、2つの部品同士の距離(例えば各部品配置基準点間の距離をいう。)を用いてもよく、その距離が所定の範囲値以下であるときは実質的に一致していると判断する。以下同様である。)に依存して1つの部品に変形するように処理する(図31のステップS60,S62)。具体的には、直管の先の分岐やエルボの繋がりを検索し、さらにその先に直管がある場合も移動できるようにするが、反対方向に分岐している分岐部品上に移動した場合は、重なる面積割合に依存して1つの部品に変形するように処理する。
(4)部品の直径が途中で変化している場合も、直管の間にあるレデューサやホッパなどと、移動する分岐部材とが重なった場合、口径違いの分岐部品に変形するように処理する(図31のステップS60,S62)。具体的には、直管の先の分岐やエルボの繋がりを検索し、さらにその先に直管がある場合も移動できるようにするが、直径が途中で変化している部品(例えば、レデューサ、ホッパ)上に移動した場合は、重なる面積割合に依存して1つの部品に変形するように処理する。
上記(3)及び(4)における変形形式は、上記移動部品が分岐部品であるときに、当該分岐部品と組み合わせ移動先の部品に応じた分岐に変換する変形処理を行う場合であって、その変形処理としては、以下の3つの変形処理があり、具体例については詳細後述する。
(1)第1の変形処理:移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に枝ルートが出ている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する。
(2)第2の変形処理:移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に主ルートが曲がっている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する。
(3)第3の変形処理:移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと主ルートの口径が変更されている部品上に移動した場合、上記口径を変更した分岐に変換する。
図29は第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理を示すフローチャートである。
図29において、まず、ステップS31においてキーボード41及び/又はマウス42を用いて移動対象部品を選択した後、確定し、ステップS32においてマウス42を用いて移動基点(移動開始点)を指示する。次いで、ステップS33においてマウス42を用いてそのドラッグ操作により移動先の位置を指示し、その座標値を取得し、ステップS34においてディスプレイ43に表示中の仮表示モードの画像を消去する。そして、ステップS35において仮表示モードのために図30及び図31の「分岐ルート移動コア処理」を実行する。ステップS36においてキーボード41又はマウス42を用いて移動先の位置の確定操作をしたか否かが判断され、YESのときはステップS37に進む一方、NOのときはステップS33に進む。ステップS37において指示された移動先の位置の座標値を取得し、ステップS38において図30及び図31の「分岐ルート移動コア処理」を実行し、当該処理を終了する。
図30及び図31は、図29のサブルーチンである分岐ルート移動コア処理(ステップS35,S38)を示すフローチャートである。
図30のステップS41において、まず、仮表示モードであるか否かが判断され、ステップS42において移動対象部品とそれに直接に繋がっている部品を仮表示用にコピーした後、それを移動対象部品に置き換え、ステップS43において与えられた移動先の座標値から、同一のルート上で指示された移動方向と一致し、かつ最も近い設備ルート上の位置を計算し移動対象部品を移動し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新する。次いで、ステップS44において移動先は処理対象の移動対象部品の両サイドに位置する直管の範囲にあるか否かが判断され、YESのときはステップS45に進む一方、NOのときは図31のステップS51に進む。そして、ステップS45において直管以外の部品とぶつかるか否かが判断され、YESのときはステップS46に進む一方、NOのときはステップS47に進む。ステップS46においてぶつかる部品に接続されている直管を削除し、移動する移動対象部品を直付けし、もう片方の直管を伸縮して接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、図31のステップS64に進む。ステップS47において処理対象の移動対象部品の両サイドの直管を伸縮し、移動した移動対象部品に接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、図31のステップS64に進む。
図31のステップS51において移動元の両サイドの直管を1本化し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS52において移動先は直管であるか否かが判断され、YESのときはステップS53に進む一方、NOのときはステップS60に進む。ステップS53において移動対象部品は移動先の直管と異なる口径であるか否かが判断され、YESのときはステップS54に進む一方、NOのときはステップS55に進む。ステップS54において移動対象部品を移動先の直管と同じ口径に変更し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS55において仮表示モードであるか否かが判断され、YESのときはステップS56に進む一方、NOのときはステップS57に進む。ステップS56において移動先の直管をコピーしそれを移動先に変更し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS57において移動対象部品が直管以外の部品とぶつかるか否かが判断され、YESのときはステップS58に進む一方、NOのときはステップS59に進む。ステップS58において移動した部品とぶつかる部品に接続されている直管の接続を外し、移動する部品を直付けし、接続を外した直管を伸縮して移動した移動対象部品に接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS64に進む。また、ステップS57でNOであるときは、異動対象部品が直管とぶつかるので、ステップS59において移動先の直管を移動位置で切断することにより2つの直管を形成し、当該2つの直管のうち1つの直管を伸縮した後、当該伸縮した直管を移動した移動対象部品に接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS64に進む。
なお、ステップS59において移動先の直管を移動位置で切断することにより2つの直管を形成し、当該2つの直管のうち1つの直管を伸縮した後、当該伸縮した直管を移動した移動対象部品に接続しているが、本発明はこれに限らず、例えば、移動先の直管を伸縮して移動位置を挟んで反対側の直管を生成するなどしてもよく、要約すると、2つの直管に分割して再形成し、当該移動部品を分割位置に挿入して接続してもよい。
また、図30及び図31の処理において、上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力されるまでは、上記設備図面の移動部品を含む所定の該当範囲を仮表示する一方、上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力された後、上記該当範囲を確定して表示することを特徴としている。
ステップS60において詳細後述する所定の変形形式で変形することができるか否かが判断され、YESのときはステップS61に進む一方、NOのときはステップS58に戻る。ステップS61において仮表示モードであるか否かが判断され、YESのときはステップS61に進む一方、NOのときはステップS63に進む。ステップS62において上記変形形式で変形可能な分岐を生成し接続する直管も生成し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS64に進む。ステップS63において上記変形されて接続されていた直管を伸縮して接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS64に進む。ステップS64では、移動部品の枝側に対して接続部品の移動、直管の伸縮を行い、ここで、仮表示モードの場合、移動又は伸縮対象部品をコピーして実行し、元のメインルーチンに戻る。
次いで、図31の分岐ルート移動コア処理のステップS60,S62−S63の処理
において実行する部品の変形処理における種々の変形形式例について以下に説明する。
図32は図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第1の変形形式例であって、エルボ81とティーズ82とを組み合わせてティーズ83に変形する場合を示す図である。図32(a)に示すように、エルボ81を矢印81Aの方向でティーズ82の位置まで移動したときに、それらを組み合わせて図32(b)のティーズ83に変形するように処理する。これは上記第2の変形処理に対応する。
図33は図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第2の変形形式例であって、2つのティーズ84,85を組み合わせてクロス86に変形する場合を示す図である。図33(a)に示すように、ティーズ84を矢印84Aの方向でティーズ85の位置まで移動したときに、それらを組み合わせて図33(b)のクロス86に変形するように処理する。これは上記第1の変形処理に対応する。
図34は図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第3の変形形式例であって、ホッパ87と2方分岐88とを組み合わせて2方分岐89に変形する場合を示す図である。図34(a)に示すように、2方分岐88を矢印88Aの方向でホッパ87まで移動したときに、それらを組み合わせて図34(b)の2方分岐89に変形するように処理する。これは上記第2の変形処理に対応する。
図35は図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第3の変形形式例であって、エルボ90と2方分岐91とを組み合わせて2方分岐92に変形する場合を示す図である。図35(a)に示すように、2方分岐91を矢印91Aの方向でエルボ92まで移動したときに、それらを組み合わせて図35(b)の2方分岐92に変形するように処理する。これは上記第2の変形処理に対応する。
図36は図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第3の変形形式例であって、2つの2方分岐93、94を組み合わせて3方分岐95に変形する場合を示す図である。図36(a)に示すように、2方分岐93を矢印93Aの方向で2方分岐94まで移動したときに、それらを組み合わせて図36(b)の3方分岐95に変形するように処理する。これは上記第1の変形処理に対応する。
さらに、図30〜図32の分岐ルートの移動処理の具体的な実施例1〜4について以下に説明する。
実施例1の説明.
図37は第2の実施形態に係る実施例1に係る設備ルートの画面を示す図であり、図38は図37の設備ルートにおいて第1回目の移動後の画面を示す図であり、図39は図38の設備ルートにおいて第2回目の移動後の画面を示す図である。
図37において、ティーズ(ID201)を移動基点P1から矢印101方向で直管(ID002)のルートの方向と平行に移動先P2まで移動したとき、図38のように移動できる。図38では、直管(ID014)が新規生成されている。ここで、部品情報が持っている部品間の接続(入口、出口、枝口)情報からカーソル移動先の部材の繋がりを判断し、込み入っている場合でも同一ルート上に簡単に移動が可能である。次いで、図38において、ティーズ(ID201)をさらに移動基点P2から矢印102方向で直管(ID014)のルートの方向と平行に移動先P3まで移動したとき、図39のように移動できる。図39おいて、既存の直管(ID006)が伸縮され、既存の直管(ID007)が移動され、直管(ID015)が新規生成されている。この場合では、移動先が同一ルート上の部品上にない場合でも、部品移動方向と平行な接続方向を持つ最も近い部品(この実施例では、ID014の直管に平行なID006の直管)を検出し、挿入又は接続することができる。具体的には、移動先P3から矢印102から垂線を描き交差する直管などを探すことで当該部品を検索できる。この実施例1では、分岐が他の分岐をまたいて移動することができるという特有の効果を有する。
実施例2の説明.
図40は2の実施形態に係る実施例2に係る設備ルートの画面を示す図であり、図41は40の設備ルートにおいて第1回目の移動後の画面を示す図であり、図42は41の設備ルートにおいて第2回目の移動後の画面を示す図である。
図40において、2方分岐(ID201)を移動基点P11から矢印111方向で直管(ID002)のルートの方向と平行に移動先P12まで移動したとき、図41のように移動できる。図41では、直管(ID003)が伸縮され、既存の直管(ID006)が移動され、直管(ID010)が新規生成されている。ここで、部品情報が持っている(入口、出口、枝口の)口径情報から移動部品の移動と同時に口径変更も可能である。次いで、図41において、2方分岐(ID201)をさらに移動基点P12から矢印112方向で直管(ID010)のルートの方向と平行に移動先P13まで移動したとき、図42のように移動できる。図42おいて、既存の直管(ID004)が伸縮され、既存の直管(ID006)が移動されている。この場合では、移動部品(2方分岐)の配置基準点の移動先が直管上だが、直管以外の部品(ホッパ)と一部重なる場合は、直接に接続することができる。
実施例3の説明.
図43は第2の実施形態に係る実施例3に係る設備ルートの画面を示す図であり、図44は図43の設備ルートにおいて移動後の画面を示す図である。
図43において、2方分岐(ID201)を移動基点P21から矢印121方向で直管(ID002)のルートの方向と平行に移動先P22まで移動したとき、図44のように移動できる。図44では、既存の直管(ID001)が伸縮され、既存の直管(ID007)が移動され、直管(ID003)が新規生成されている。そして、2方分岐(ID201)がその移動に伴って3方分岐(ID401)に変換されている。すなわち、移動部品(2方分岐)の移動先が直管以外の部品(ホッパ)と重なる場合は、不要な部品(2つの2方分岐)は削除し、更に新たな部品(3方分岐)を作成し接続する。
実施例4の説明.
図45は第2の実施形態に係る実施例4に係る設備ルートの画面を示す図であり、図46は図43の設備ルートにおいて移動後の画面を示す図である。
図45において、2方分岐(ID201)を移動基点P31から矢印131方向で直管(ID002)のルートの方向と平行に移動先P32まで移動したとき、図46のように移動できる。図46では、既存の直管(ID002)が伸縮され、既存の直管(ID006)が移動され、既存の直管(ID003)が伸縮されている。そして、2方分岐(ID201)の口径が変化されている。すなわち、移動部品(2方分岐)の移動先が直管以外の部品(ホッパ)と重なる場合は、不要な部品(ホッパ)は削除し移動部品の口径を変更し接続する。これにより、分岐とホッパが合体し異口径の分岐に変換することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ルートの変更の内容に左右されることなく大きな範囲で部品を移動できるようになり、さらに、部品の移動によって分岐部材が変更となるような場合でも作図し直す必要がないので、修正の作業効率を大幅に改善することができる。
以上の第2の実施形態において、図29〜図31の処理のプログラムが記憶されたコンピュータにより読取可能なCD−ROM45aを用いて実行してもよいし、CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW,DVD−RAMなどのコンピュータにより読取可能な種々の記録媒体を用いてもよい。
以上の第2の実施形態においては、系統図の図面データの画面上で移動部品を移動したときの図面データの自動作成について説明しているが、本発明はこれに限らず、例えば施工図、設計図、竣工図、申請図などの設備図面の図面データの画面上で移動部品を移動したときの図面データの自動作成に広く適用することができる。
なお、第2の実施形態に係る情報処理装置は、複数の機器を配置し、設備ルートを配置して上記各機器と接続したときの設備図面を作成する情報処理装置において、上記設備図面の図面データの画面上で所定の移動部品を移動するように入力装置を用いて指示したときに、当該移動部品が接続された直管の先で直管以外の部品とぶつかるときに、当該移動部品とぶつかる部品に接続されている直管の接続を外し、当該直管に当該移動部品を直付けし、上記接続を外した直管を伸縮して移動した移動対象部品に接続する一方、当該移動部品が接続された直管の先で直管とぶつかるときに、当該移動部品の移動先の直管を移動位置で2つの直管に分割して再形成し、当該移動部品を分割位置に挿入して接続するように図面データを更新する制御手段を備えたことを特徴としている。
以上詳述したように、本発明に係る情報処理装置及び方法、プログラム及び記録媒体によれば、例えば施工図、設計図、系統図、竣工図、申請図などの設備図面の図面データの画面上で、ルートの変更の内容に左右されることなく大きな範囲で部品を移動できるようになり、さらに、部品の移動によって分岐部材が変更となるような場合でも作図し直す必要がないので、修正の作業効率を大幅に改善することができる。
本発明の第1の実施形態に係る図面データ処理装置の構成を示すブロック図である。 図1のハードディスクメモリ23の構成を示すブロック図である。 図2の図面データメモリ23aの構成を示すブロック図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)又は系統図データ生成処理(図18)において取得される機器情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の管部品情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の配管及びダクト部品情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の機器情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の器具情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の躯体情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の部屋情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の系統情報の一例を示す表である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において入力される機器表のヘッダ項目の一例を示す図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において設定される機器表テンプレートの一例を示す図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)又は系統図データ生成処理(図18)において用いられる建物図面のうちの1つの階の図面データの一例を示す平面図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において生成された機器表データ(機器仕様一覧表)の一例を示す平面図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される系統図データ生成処理(図18)において生成された系統図図面データの一例を示す平面図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理のフローチャートである。 図1の図面データ処理装置によって実行される系統図データ生成処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例1において用いる図面データメモリ23a内の配管分岐ルート移動前の部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例1において用いる図面データメモリ23a内の配管分岐ルートの1回目の移動後の部品情報等を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例1において用いる図面データメモリ23a内の配管分岐ルートの2回目の移動後の部品情報等を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例2において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルート移動前の部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例2において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルートの1回目の移動後の部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例2において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルートの2回目の移動後の部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例3において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルート移動前の部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例3において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルートの移動後の部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例4において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルート移動前の部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理の実施例4において用いる図面データメモリ23a内のダクト分岐ルートの移動後の部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る分岐ルートの移動処理を示すフローチャートである。 図29のサブルーチンである分岐ルート移動コア処理(ステップS35,S38)の第1の部分を示すフローチャートである。 図29のサブルーチンである分岐ルート移動コア処理(ステップS35,S38)の第2の部分を示すフローチャートである。 図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第1の変形形式例であって、エルボ81とティーズ82とを組み合わせてティーズ83に変形する場合を示す図である。 図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第2の変形形式例であって、2つのティーズ84,85を組み合わせてクロス86に変形する場合を示す図である。 図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第3の変形形式例であって、ホッパ87と2方分岐88とを組み合わせて2方分岐89に変形する場合を示す図である。 図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第3の変形形式例であって、エルボ90と2方分岐91とを組み合わせて2方分岐92に変形する場合を示す図である。 図31の分岐ルート移動コア処理において実行する部品の変形処理の第3の変形形式例であって、2つの2方分岐93、94を組み合わせて3方分岐95に変形する場合を示す図である。 第2の実施形態に係る実施例1に係る設備ルートの画面を示す図である。 図37の設備ルートにおいて第1回目の移動後の画面を示す図である。 図38の設備ルートにおいて第2回目の移動後の画面を示す図である。 第2の実施形態に係る実施例2に係る設備ルートの画面を示す図である。 図40の設備ルートにおいて第1回目の移動後の画面を示す図である。 図41の設備ルートにおいて第2回目の移動後の画面を示す図である。 第2の実施形態に係る実施例3に係る設備ルートの画面を示す図である。 図43の設備ルートにおいて移動後の画面を示す図である。 第2の実施形態に係る実施例4に係る設備ルートの画面を示す図である。 図43の設備ルートにおいて移動後の画面を示す図である。
符号の説明
10…図面データ処理装置、
20…CPU、
21…ROM、
22…RAM、
23…ハードディスクメモリ、
23a…図面データメモリ、
23b…機器表データメモリ、
23c…系統図図面データメモリ、
23d…機器表テンプレートメモリ、
23e…機器表中間ファイルメモリ、
23f…系統図図面テンプレートメモリ、
24…プログラムメモリ、
30…バス、
31…キーボードインターフェース、
32…マウスインターフェース、
33…ディスプレイインターフェース、
34…プリンタインターフェース、
35a,35b…ドライブ装置インターフェース、
41…キーボード、
42…マウス、
43…CRTディスプレイ、
44…プリンタ、
45…CD−ROMドライブ装置、
45a…CD−ROM、
70…設備機器情報データベースサーバ装置、
80…インターネット、
81,90…エルボ、
82,83,84,85…ティーズ、
86…クロス、
87…ホッパ、
88,89,91,92,93,94…2方分岐、
95…3方分岐。

Claims (12)

  1. 機器を配置し、設備ルートを配置して上記機器と接続したときの設備図面を作成する情報処理装置において、
    上記設備図面の図面データの画面上で所定の移動部品を移動するように入力装置を用いて指示したときに、当該移動部品が接続された直管の先で直管以外の部品とぶつかるときに、当該移動部品とぶつかる部品に接続されている直管の接続を外し、当該直管に当該移動部品を直付けし、上記接続を外した直管を伸縮して移動した移動対象部品に接続する一方、当該移動部品が接続された直管の先で直管とぶつかるときに、当該移動部品の移動先の直管を移動位置で2つの直管に分割して再形成し、当該移動部品を分割位置に挿入して接続するように図面データを更新する制御手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記制御手段は、上記移動部品の口径が移動先の直管の口径と異なるときは、当該移動部品の口径を移動先の直管の口径に変更するように図面データを更新することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 上記制御手段は、上記移動部品が分岐部品であるときに、当該分岐部品と組み合わせ移動先の部品に応じた分岐に変換する変形処理を行うように図面データを更新することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 上記変形処理は、
    (1)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に枝ルートが出ている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する第1の変形処理と、
    (2)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に主ルートが曲がっている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する第2の変形処理と、
    (3)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと主ルートの口径が変更されている部品上に移動した場合、上記口径を変更した分岐に変換する第3の変形処理と
    のうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力されるまでは、上記設備図面の移動部品を含む所定の該当範囲を仮表示する一方、上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力された後、上記該当範囲を確定して表示することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 機器を配置し、設備ルートを配置して上記機器と接続したときの設備図面を作成する情報処理方法において、
    上記設備図面の図面データの画面上で所定の移動部品を移動するように入力装置を用いて指示したときに、当該移動部品が接続された直管の先で直管以外の部品とぶつかるときに、当該移動部品とぶつかる部品に接続されている直管の接続を外し、当該直管に当該移動部品を直付けし、上記接続を外した直管を伸縮して移動した移動対象部品に接続する一方、当該移動部品が接続された直管の先で直管とぶつかるときに、当該移動部品の移動先の直管を移動位置で2つの直管に分割して再形成し、当該移動部品を分割位置に挿入して接続するように図面データを更新する制御ステップを含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 上記制御ステップは、上記移動部品の口径が移動先の直管の口径と異なるときは、当該移動部品の口径を移動先の直管の口径に変更するように図面データを更新することを特徴とする請求項6記載の情報処理方法。
  8. 上記制御ステップは、上記移動部品が分岐部品であるときに、当該分岐部品と組み合わせ移動先の部品に応じた分岐に変換する変形処理を行うように図面データを更新することを特徴とする請求項6又は7記載の情報処理方法。
  9. 上記変形処理は、
    (1)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に枝ルートが出ている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する第1の変形処理と、
    (2)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと反対側に主ルートが曲がっている部品上に移動した場合、当該移動部品と当該移動先の部品とを組み合わせた分岐に変換する第2の変形処理と、
    (3)移動先の部品が直管でなく、かつ、移動する移動部品の分岐ルートと主ルートの口径が変更されている部品上に移動した場合、上記口径を変更した分岐に変換する第3の変形処理と
    のうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項8記載の情報処理方法。
  10. 上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力されるまでは、上記設備図面の移動部品を含む所定の該当範囲を仮表示する一方、上記移動位置の確定指示が上記入力装置を用いて入力された後、上記該当範囲を確定して表示することを特徴とする請求項6乃至9のうちのいずれか1つに記載の情報処理方法。
  11. 請求項6乃至10のうちのいずれか1つに情報処理方法に含まれる各ステップを含むことを特徴とするコンピュータにより実行可能なプログラム。
  12. 請求項11記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータにより読取可能な記録媒体。
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