JP2009186413A - 超音波探傷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトに構成することができ、安定した走行ないし走査が実行可能な超音波探傷装置を提供する。
【解決手段】配管Pの外周面上に脱着自在に取り付けられるリングRと、配管Pの外周面上を走査自在な超音波探傷ヘッドHと、超音波探傷ヘッドHを搭載しリングRを介して配管Pの周面上を周回自在な本体Mと、本体MとリングRの間に介設され、本体MをリングRに周回自在に取り付けるガイド機構Gと、本体MとリングRの間に介設され、本体Mを周回自在に駆動する駆動機構Dと、本体MとリングRの間に介設され、本体Mの周回時、リングRとの摺動ないし滑動により本体Mの姿勢を制御する摺動機構Cと、を有し、配管Pの軸方向に沿って、ガイド機構Gを中心として、一側に駆動機構D、他側に摺動機構Cがそれぞれ配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波探傷装置に関し、中でも、配管の周面上を走査して探傷を行う超音波探傷装置に関し、特に、発電所等において、配管が密集した狭隘な箇所で探傷を行う超音波探傷装置に関する。
特許文献1には、配管の外周面上を走査して探傷を行う超音波探傷装置が開示されている。この超音波探傷装置は、配管の外周面上に取り付けられたガイドレールと、ガイドレール上に形成された環状ラックと、配管の外周面に沿って走行する走行車と、走行車に搭載され環状ラックと噛合するピニオンと、を有し、ピニオンが回転駆動されることによって、走行車に搭載された超音波探触子が配管の周面上を走査していくものである。この超音波探傷装置においては、走行車をガイドレールに取り付けるために、駆動機構である環状ラックを中心として、その左右に、一対の抱きこみ機構が配置されている。一対の抱きこみ機構は、ガイドレールの両側面にそれぞれ形成された左右斜面と、左右斜面とそれぞれ摺動する一対の回転体と、を有している。
特開昭55−134352号公報(第6図参照)
しかしながら、特許文献1の超音波探傷装置によれば、走行車が配管周方向に沿って走行する際、走行車のガタツキ、特に、配管半径方向のガタツキを十分に抑制することが困難であり、このガタツキによって、超音波探傷の精度に悪影響が生じるおそれがある。また、特許文献1の超音波探傷装置によれば、ガイドレールを大きく跨ぐように、一対の抱きこみ機構を配置しているため、超音波探傷装置が肥大化し、特に、走行車の配管半径方向の高さが増大して、走査中の配管に近接して林立する他の配管と干渉してしまうおそれがある。
本発明の目的は、コンパクトに構成することができ、安定した走行ないし走査が実行可能な超音波探傷装置を提供することである。
本発明は、第1の視点において、配管の周面上を走査して探傷を行う超音波探傷装置であって、前記配管の周面上に脱着自在に取り付けられ該配管の周方向に沿って延在するリングと、前記配管の周面上を走査自在な超音波探傷ヘッドと、前記超音波探傷ヘッドを搭載し前記リングを介して前記配管の周面上を周回自在な本体と、前記本体と前記リングの間に介設され、前記本体を該リングに周回自在に取り付けて保持すると共に該本体の周回を案内するガイド機構と、前記本体と前記リングの間に介設され、前記本体を周回自在に駆動する駆動機構と、前記本体と前記リングの間に介設され、前記本体の周回時、該リングとの摺動ないし滑動により該本体の姿勢を制御する摺動機構と、を有し、前記配管の軸方向に沿って、前記ガイド機構を中心として、一側に前記駆動機構、他側に前記摺動機構がそれぞれ配置され、前記ガイド機構は、前記リング上に環状に形成されたガイドレールと、前記本体に軸支され前記ガイドレールを挟持する一対のメインローラと、を備え、前記駆動機構は、前記リング上に環状に形成されたラックと、前記本体に軸支され前記ラックと噛合するピニオンと、を備え、前記摺動機構は、前記リング上に環状に形成された外周面と、前記本体に支持されて前記外周面上を摺動ないし滑動するサブローラと、を備える、超音波探傷装置を提供する。
(1)配管の軸方向に沿って、ガイド機構を中心として、一側に駆動機構、他側に摺動機構がそれぞれ配置されていることにより、超音波探傷装置の走行状態が安定する。例えば、ラックとピニオン間でガタツキが発生した場合でも、ガイド機構を挟んで反対側に位置する摺動機構によって、駆動機構側で生じる力に対抗する抗力が発生するため、ガイド機構を中心とした超音波探傷装置本体のバランスが維持され、本体の安定した走行及び高精度な超音波探傷が可能となる。
(2)配管の軸方向に沿って、ガイド機構を中心として、一側に駆動機構、他側に摺動機構がそれぞれ配置されていることにより、超音波探傷装置の本体がコンパクトに構成でき、特に、駆動機構を跨ぐ部分の高さを低くすることができる。これによって、複数の配管が林立するような狭隘な箇所においても、配管外周面の走査が可能となる。例えば、本発明による超音波探傷装置の高さを150mm以内に抑えることができるため、配管同士の間隔が200mm程度の箇所においても、探傷が可能である。
(3)本発明の超音波探傷装置の本体及びリングは、簡素でコンパクトに構成することができるため、探傷対象である配管へのリングの取り付け、及び超音波探傷装置本体のリングへの取り付けが簡単となり、例えば、原子力発電所において高線量作業環境下で探傷を行う場合、セッティング時間、特に、取り付け時間を短縮できるため、被爆量を低減することができる。また、探傷を実行するための作業人数も低減できる。
本発明の好ましい実施の形態において、前記ガイド機構は、前記一対のメインローラの互いの間隔を拡大又は縮小することにより、該一対のメインローラが前記ガイドレールを挟持自在にするガイド機構用調整機構を備え、前記摺動機構は、前記サブローラを前記リングの半径方向に沿って昇降させ該サブローラの前記リングの前記外周面に対する荷重を調整する摺動機構用調整機構と、を有する。このような調整機構を設けることによって、探傷環境に対する適応性が向上され、本体の安定走行が担保され、超音波探傷の信頼性が向上される。
本発明の好ましい実施の形態において、前記ガイド機構用調整機構は、その操作手段(例えば、第1のローレット21)とガイド機構(例えば、上下ローラ2a,2b)とをリンク機構を介して接続し、超音波探傷装置本体のリングに対する保持力を調整する。
本発明の好ましい実施の形態において、前記ガイド機構用調整機構は、第1の操作手段(例えば、ローレット)と、第1の操作手段と一体回転する第1のねじシャフトと、第1のねじシャフトと螺合すると共に前記本体ないし前記フレームの底面によって直動方向に案内されるねじブロックと、前記ねじブロックにその一端が連結された揺動自在な第1のリンクと、第1のリンクの中間部にその一端が連結されその他端が前記本体ないし前記フレームに揺動自在に枢支された第2のリンクと、備え、第1のねじシャフトの他端には、直接又は間接的に下ローラが軸支されている。このような調整機構を設けることによって、探傷環境に対する適応性が向上される。
また、前記摺動機構用調整機構は、第2の操作手段(例えば、ローレット)と、前記第2の操作手段と一体回転する第2のねじシャフトと、前記第2のねじシャフトと直交する面で回転する歯車軸と、前記第2のねじシャフトの回転力を前記歯車軸に伝達する傘歯歯車機構と、前記歯車軸に直接又は間接的に接続されて昇降自在なサブローラと、前記サブローラと摺動自在な前記リング上の外周面と、を備える。
好ましくは、前記第1及び第2ねじシャフトは同軸に配置されることにより、超音波探傷装置がさらにコンパクトに構成される。
本発明の好ましい実施の形態において、前記本体は、L字型のフレームを備え、該L字型のフレームに囲まれる空間に、少なくとも、前記ピニオン及び前記一対のメインローラが配置される。このような配置によって、特に、超音波探傷装置の高さを抑えることができる。
本発明の好ましい実施の形態に係る超音波探傷装置は、前記超音波探傷ヘッドを前記配管の軸方向に沿って移動させる軸方向駆動機構と、前記超音波探傷ヘッドを前記軸方向に移動させて、異なる周回ライン上で複数回探傷を行い(複数の探傷ラインモード)、該複数回の探傷結果に基づいて探傷結果を求める手段と、を有する。これによって、傷の評価に関する確度が向上される。
本発明の好ましい実施の形態において、前記リングが分割自在及び環状に一体化自在である。
本発明の好ましい実施の形態において、前記超音波探傷ヘッドは、前記配管の周面と非接触に対向する底部に、前記周方向に沿って対向するよう配置されると共に前記配管の軸方向に沿って閉口し前記周面に向かって開口する一対の溝と、前記溝の前記軸方向端部にそれぞれ形成され該溝を通じて前記一対の溝の間の面に媒質を供給する一対の孔と、を有する。
本発明の超音波探傷装置によれば、垂直探傷、斜角探傷が可能であるが、好ましくはフェイズドアレイ探傷を行う。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例に係る超音波探査装置の外観図である。図2は、図1に示した超音波探傷装置を背面からみた機構図である。
図1及び図2を参照すると、この超音波探査装置は、配管Pの外周面上を走査して配管Pの探傷を行う装置であって、配管Pの外周面上に脱着自在に取り付けられ配管Pの周方向に沿って延在するリングRと、配管Pの外周面上を走査自在な超音波探傷ヘッドHと、超音波探傷ヘッドHを搭載しリングRを介して配管Pの周面上を周回自在な本体Mと、本体MとリングRの間に介設され、本体MをリングRに周回自在に取り付けて保持すると共に本体Mの周回を案内するガイド機構Gと、本体MとリングRの間に介設され、本体Mを周回自在に駆動する駆動機構Dと、本体MとリングRの間に介設され、本体Mの周回時、リングRとの摺動ないし滑動により本体Mの姿勢を制御する摺動機構Cと、を有している。
この超音波探査装置においては、配管Pの軸方向に沿って、ガイド機構Gを中心として、一側に駆動機構D、他側に摺動機構Cがそれぞれ配置されている。ガイド機構Gは、リングR上に環状に形成されたガイドレール1と、本体Mに軸支されガイドレール1を挟持する一対のメインローラ2a,2bと、を備えている。駆動機構Dは、リングR上に環状に形成されたラック3と、本体Mに軸支されラック3と噛合するピニオン4と、を備えている。摺動機構Cは、リングR上に環状に形成された所定の外周面5と、本体Mに支持されて外周面5上を摺動ないし滑動するサブローラ6を備えている。
[リングR]
図3は、図1に示したリングの接続部の部分図である。図4は、図1に示したリングの種々の全体図である。図3及び図4を参照すると、リングRは分割自在又は環状に一体化自在に形成され、例えば、一対の半円状リングR1,R2から構成される。一方の半円状リングR1の端面には、位置決め用のノックピン7aと、固定用のボルト7bが配置されている。他方の半円状リングR2の端面には、ノックピン7aが嵌合自在な不図示のピン穴及びボルト7bが嵌合又は螺合自在な不図示のボルト穴が形成されている。また、一方の半円状リングR1には係合レバー7cが係合ボルト7dを介して揺動自在に取り付けられ、他方の半円状リングR2には、係合レバー7cが係合自在な係合ボルト7eが取り付けられている。一対の半円状リングR1,R2を一体化する際は、ノックピン7aと前記ピン穴で位置決めし、係合レバー7c及び係合ボルト7d,7eで仮止めし、ボルト7bで固定を完了する。
図4には、径の異なる複数種類のリングR又は半円状リングR1と、円弧状のスペーサ8が図示されている。一対の半円状リングR1,R2の半径方向内側にスペーサ8を装着することにより、リングRは、様々な外径を有する配管Pに対応することができる。
[本体Mおよび軸方向走行体A]
図1及び図2を参照すると、本体Mは、L字型のフレームFを備え、フレームFに囲まれる空間に、ピニオン4、一対のメインローラ2a,2b及びサブローラ6が配置される。軸方向走行体Aには、懸架装置Sを介して、超音波探傷ヘッドHが接続される。なお、フレームF内には、ピニオン4を回転駆動するピニオン駆動機構Dを構成するモータ及び変速機、或いは軸方向走行体Aを直動ガイド41によって案内させながら配管Pの軸方向に往復動させる軸方向駆動機構40を構成するモータ及び変速機がそれぞれ収容される。
[超音波探傷ヘッドH]
図1及び図2を参照すると、本体Mに、懸架装置Sを介して、超音波探傷ヘッドHが接続されている。図5は、図1に示した超音波探傷ヘッドの底面図である。図5を参照すると、超音波探傷ヘッドHは、配管Pの外周面と非接触に対向する底面10に、配管Pの周方向に沿って対向配置されると共に、配管Pの軸方向に沿って閉口し配管Pの外周面に向かって開口する一対の溝10a,10aと、溝10aの配管P軸方向端部にそれぞれ形成され溝10aを通じて一対の溝10a,10aの間の面に媒質を供給する一対の孔10b,10bと、を有している。このような溝10a及び孔10bの配置によって、超音波探傷ヘッドHと配管Pの外周面との間に、均一な媒質膜が形成される。
[駆動機構D]
図6は、図1に示した超音波探傷装置を背面からみた駆動機構の部分図である。図1、図2及び図6を参照すると、駆動機構Dは、ラック3及びピニオン4と、ピニオン4を回転駆動するための不図示のモータ及び変速機を備えている。
[ガイド機構G]
図1及び図2を参照すると、ガイド機構Gは、一対のメインローラ2a,2bの互いの間隔を拡大又は縮小することにより、一対のメインローラ2a,2bがガイドレール1を挟持自在にするガイド機構用調整機構20を備えている。
[摺動機構C]
図1及び図2を参照すると、摺動機構Cは、サブローラ6をリングRの半径方向に沿って昇降させサブローラ6のリングRの外周面5に対する荷重を調整する摺動機構用調整機構30を有している。
[ガイド機構G及び摺動機構C並びにそれらの調整機構20,30の詳細]
図7は、図1に示した超音波探傷装置を背面からみたガイド機構及び摺動機構の部分図である。図8は、図7の機構図である。図9は、図8のIX−IX矢視断面図である。図10は、図7に示したガイド機構の機構図である。
図1、図2、図7〜図10を参照すると、特に、図2及び図9を参照すると、ガイド機構Gは、配管Pの周方向に沿って離間して配置された一対の下ローラ2b,2bを備えている。
特に、図2、図7、図9及び図10を参照すると、ガイド機構用調整機構20は、第1のローレット21と、第1のローレット21と一体回転する第1のねじシャフト22と、第1のねじシャフト22と螺合すると共にフレームFの底面によって直動方向に案内されるねじブロック23と、ねじブロック23にピン24を介してその一端が連結された揺動自在な第1のリンク25と、第1のリンク25の中間部にピン26を介してその一端が連結されその他端がフレームFにピン29を介して揺動自在に枢支された第2のリンク28と、備えている。第1のねじシャフト22の他端には、第1の昇降ブロック27を介して下ローラ2bが軸支されている。
第1のローレット21を所定方向に回転操作すると、第1のねじシャフト22が並進して、ねじブロック23が第1のローレット21側へ直動し、第1のリンク25の他端が図7中上方へ揺動して、第1の昇降ブロック27が上昇して、下ローラ2bと上ローラ2aの間の間隔が狭められ、上下ローラ2a,2bのガイドレール1aに対する係合力が高まる。
特に、図2、図8及び図9を参照すると、摺動機構用調整機構30は、第2のローレット31と、第2のローレット31と一体回転する第2のねじシャフト32と、第2のねじシャフト32と直交する面で回転する歯車軸34と、第2のねじシャフト32の回転力を歯車軸34に伝達する傘歯歯車機構33と、歯車軸34に螺合されたフレームFによって昇降方向に案内される第2の昇降ブロック35と、第2の昇降ブロック35と一体に昇降するサブローラ軸36と、サブローラ軸36に軸支されたサブローラ6と、サブローラ6と摺動自在なリングR上の外周面5と、を備えている。
第2のローレット31を所定方向に回転操作すると、第2のねじシャフト32が回転して、傘歯歯車機構33を介して歯車軸34が回転し、第2の昇降ブロック35が図8中下降し、サブローラ6が外周面5に押し付けられて、抗力Fが発生する。この抗力Fは、駆動機構Dのラック3及びピニオン4間で発生するガタツキ力Fに対抗する方向に沿って、本体Mに作用することにより、周回時、本体Mの姿勢が安定する。
ガイド機構用調整機構20と摺動機構用調整機構30において、それぞれ操作力を伝達する、第1及び第2のねじシャフト22,33は同軸に配置されている。
図1〜図10を参照して、以上説明した本発明の一実施例に係る超音波探傷装置を用いた探傷方法の一例を説明する。まず、探傷する配管Pに、一対の半円状リング半円状R1,R2を取り付けて一体化する。次に、リングR上のガイドレール1aを、上下ローラ2a,2bで挟持することにより、本体MをリングR上に保持する。このとき、上ローラをガイドレール1aに係合させた後、第1のローレット21を回転操作して、下ローラ2bを上昇させ、適度な圧力で上下ローラ2a,2bをガイドレール1aに係合させる。この取り付けによって、本体M側のピニオン4が、リングR側のラック3に噛合する。
続いて、第2のローレット31を回転操作して、サブローラ6をリングRの外周面5に向かって下降させ、本体Mがガタつかないような荷重で、サブローラ6を外周面5に当接させて摺動自在とする。これによって、本体Mの周回中においても、ガイドレール1aを中心とした、本体Mのバランスが高度に確保される。
次に、駆動機構Dをオンして、ピニオン4を回転駆動することにより、本体Mと共に超音波探傷ヘッドHを、配管P外周面上で周回させる。このとき、超音波探傷ヘッドHは、超音波を配管Pの外周面に向けて発信し、反射波を受信して、探傷データを採取する。一周回終了後、軸方向駆動機構40は、超音波探傷ヘッドHを配管P軸方向に沿って、微小に移動させる。次に、再度、本体Mと共に超音波探傷ヘッドHを周回させて、同様に探傷データを採取する。これを複数回繰り返し、複数周回の探傷ラインモードを得る。これによって、例えば、探傷対象が配管Pの溶接部である場合、溶接部の左右からライン探傷データを自動的に得ることができ、傷がある場合には、一つの傷を種々の確度から探傷し、傷の深さ、大きさ又は位置を正確に評価することができる。
本発明による超音波探傷装置は、発電所等において、配管が密集した狭隘な箇所での探傷に好適に利用される。例えば、本発明による超音波探傷装置は、各種鋼・ステンレス製の配管・構造物の母材及び溶接部又は耐圧部、肉厚配管の溶接部、主要弁箱の母材探傷検査、原子力発電所の配管溶接部検査、火力・原子力発電所の主要配管及び圧力容器の溶接部の検査に好適に利用される。
本発明の一実施例に係る超音波探査装置の外観図である。 図1に示した超音波探傷装置を背面からみた機構図である 図1に示したリングの接続部の部分図である。 図1に示したリングの種々の全体図である。 図1に示した超音波探傷ヘッドの底面図である。 図1に示した超音波探傷装置を背面からみた駆動機構及びガイド機構の部分図である。 図1に示した超音波探傷装置を背面からみたガイド機構及び摺動機構の部分図である。 図7の機構図である。 図8のIX−IX矢視断面図である。 図7に示したガイド機構の機構図である。
符号の説明
P 配管
R リング
R1,R2 一対の半円状リング
H 超音波探傷ヘッド
M 本体
G ガイド機構(本体Mの保持ないし取付機構)
D 駆動機構
C 摺動機構
S 懸架機構
抗力
ガタツキ力
1 ガイドレール
2a,2b メインローラ
3 ラック
4 ピニオン
5 外周面
6 サブローラ
7a ノックピン
7b ボルト
7c 係合レバー
7d 係合ボルト
8 スペーサ
10a 一対の溝
10b 一対の孔
20 ガイド機構用調整機構
21 第1のローレット
22 第1のねじシャフト
23 ねじブロック
24 ピン
25 第1のリンク
26 ピン
27 第1の昇降ブロック
28 第2のリンク
29 ピン
30 摺動機構用調整機構
31 第1のローレット
32 第1のねじシャフト
33 傘歯歯車機構
34 傘歯歯車軸
35 第2の昇降ブロック
36 サブローラ軸
40 軸方向駆動機構
41 直動ガイド

Claims (2)

  1. 配管の周面上を走査して探傷を行う超音波探傷装置であって、
    前記配管の周面上に脱着自在に取り付けられ該配管の周方向に沿って延在するリングと、
    前記配管の周面上を走査自在な超音波探傷ヘッドと、
    前記超音波探傷ヘッドを搭載し前記リングを介して前記配管の周面上を周回自在な本体と、
    前記本体と前記リングの間に介設され、前記本体を該リングに周回自在に取り付けて保持すると共に該本体の周回を案内するガイド機構と、
    前記本体と前記リングの間に介設され、前記本体を周回自在に駆動する駆動機構と、
    前記本体と前記リングの間に介設され、前記本体の周回時、該リングとの摺動により該本体の姿勢を制御する摺動機構と、
    を有し、
    前記配管の軸方向に沿って、前記ガイド機構を中心として、一側に前記駆動機構、他側に前記摺動機構がそれぞれ配置され、
    前記ガイド機構は、前記リング上に環状に形成されたガイドレールと、前記本体に軸支され前記ガイドレールを挟持する一対のメインローラと、を備え、
    前記駆動機構は、前記リング上に環状に形成されたラックと、前記本体に軸支され前記ラックと噛合するピニオンと、を備え、
    前記摺動機構は、前記リング上に環状に形成された外周面と、前記本体に支持されて前記外周面上を摺動ないし滑動するサブローラと、を備える、
    ことを特徴とする超音波探傷装置。
  2. 前記ガイド機構は、前記一対のメインローラの互いの間隔を拡大又は縮小することにより、該一対のメインローラが前記ガイドレールを挟持自在にするガイド機構用調整機構を備え、
    前記摺動機構は、前記サブローラを前記リングの半径方向に沿って昇降させ該サブローラの前記リングの前記外周面に対する荷重を調整する摺動機構用調整機構と、
    を有する、ことを特徴とする請求項1記載の超音波探傷装置。
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