JP2009186051A - 平板状部材の熱処理炉 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平板状部材を、トンネル状の炉体1の炉長方向に移送しつつ熱処理を行う平板状部材50の熱処理炉であって、炉体1の両側壁1bから炉内に延出するローラ2を、互いに対向させて、炉長方向に複数、回転自在に配設し、対向するローラ2の先端2a間に、平板状部材50を転支する受けコロ4を配設し、ローラ2及び受けコロ4上に平板状部材50を載せ、ローラ2を一定方向に回転させて、平板状部材50を、炉体1の炉長方向に移送するように構成する。
【選択図】図1
Description
前記炉体の両側壁から炉内に延出するローラを、互いに対向させて、炉長方向に複数、回転自在に配設し、
前記対向するローラの先端間に、平板状部材を転支する受けコロを配設し、
前記ローラ及び受けコロ上に平板状部材を載せ、前記ローラを一定方向に回転させて、前記平板状部材を、炉体の炉長方向に移送するように構成したことを特徴とする。
前記受けコロユニットの長手方向を、炉長方向に向けて、炉体内に配設したことを特徴とする。
受けコロの上部を、前記支持部材の上部から突出させるとともに、受けコロの上部以外を、前記支持部材内に収納したことを特徴とする。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態(第1の実施形態)を示す。
図1は第1の実施形態の説明図であり、炉体1の断面を示した図である。炉体1は、床壁1a、側壁1b、天井壁1cとから構成され、トンネル状をしている。炉体1は、耐火材や断熱材で構成されている。炉体1には、加熱手段が設けられ、この加熱手段により、炉体1内を昇温するようにしている。加熱手段の一例として、天井ヒータ、床ヒータが含まれる。
図5に第2の実施形態の説明図を示して、第2の実施形態の説明をする。第2の実施形態では、対向するローラ2の先端2a間に、気体吹出口18aを配設し、気体吹出口18aから吹き出される気体により、平板状部材50に上向きの力を作用させる実施形態である。
第3の実施形態は、受けコロ4を、フリーベアリング20で構成した実施形態である。図6にフリーベアリング20の説明図を示す。図6に示されるように、フリーベアリング20は、ケーシング21と、メインボール22と、多数の小ボール23とから構成されている。ケーシング21の内面は、半球形状をしていて、上方に開口している。多数の小ボール23は、ケーシング21に受容されている。メインボール22は、小ボール23上に載置されている。メインボール22の外径は、小ボール23の外径よりも大きくなっている。ケーシング21、メインボール22、小ボール23は、セラミックスや耐熱金属で構成されている。
受けコロ4が平板状部材50に追従することなく滑ってしまうことを防止することができ、平板状部材50の受けコロ4との接触面に傷が付くこと防止することが可能となる。同様に、ローラ2が平板状部材50に追従することなく滑ってしまうことを防止することができ、平板状部材50が移送されないことや、平板状部材50の受けコロ4との接触面に傷が付くことを防止することが可能となる。
第3の実施形態は、受けコロ4を、セラミックス製のボールベアリングで構成した実施形態である。受けコロ4をセラミックス製のボールベアリングで構成すると、ボールベアリングは、摺動性に優れるので、受けコロ4の偏摩耗を抑制することが可能となる。また、ボールベアリングは、摺動抵抗が小さいので、僅かな力で、平板状部材50を移送することが可能となり、ローラ2を回転させる駆動手段の出力を低下させることが可能となり、ローラ2を回転させるために消費されるエネルギーを低減することが可能となる。
炉長方向に並列して配設された受けコロ4の炉幅方向の位置が、同じである場合には、平板状部材50は、常に同じ位置で、受けコロ4に転支されることになる。この場合には、平板状部材50は、常に同じ位置で接触するため、平板状部材50の受けコロ4との接触部分が損傷する恐れがある。また、平板状部材50が、同じ位置で、受けコロ4に転支されると、平板状部材50の幅方向の温度履歴が不均一となり、熱処理された平板状部材50の品質が低下してしまう恐れがある。具体的には、熱処理する平板状部材50に縞模様が形成される恐れがある。
1a 床壁
1b 側壁
1c 天井壁
2 ローラ
2a ローラの先端
2b ローラの基端
3 ローラ支持部材
4 受けコロ
4a 貫通穴
5 支持部材
5a 軸支穴
5b 連通穴
6 ピン
7 受けコロユニット
10 外壁材
10a 調整ネジ穴
11 断熱材
12 アジャスタボルト
13 板部材
14 断熱煉瓦
15 耐火材
18 気体供給管
18a 気体吹出口
20 フリーベアリング
21 ケーシング
22 メインボール
23 小ボール
50 平板状部材
120 ローラ
121 駆動装置
122 炉体
123 ヒータ
131 平板状部材
132 セッター
Claims (8)
- 平板状部材を、トンネル状の炉体の炉長方向に移送しつつ熱処理を行う平板状部材の熱処理炉であって、
前記炉体の両側壁から炉内に延出するローラを、互いに対向させて、炉長方向に複数、回転自在に配設し、
前記対向するローラの先端間に、平板状部材を転支する受けコロを配設し、
前記ローラ及び受けコロ上に平板状部材を載せ、前記ローラを一定方向に回転させて、前記平板状部材を、炉体の炉長方向に移送するように構成したことを特徴とする平板状部材の熱処理炉。 - 受けコロは、フリーベアリングであることを特徴とする請求項1に記載の平板状部材の熱処理炉。
- 受けコロは、セラミックスベアリングであることを特徴とする請求項1に記載の平板状部材の熱処理炉。
- 対向するローラの先端間に、上方に開口した気体吹出口を配設したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の平板状部材の熱処理炉。
- 炉長方向に隣接する受けコロの炉幅方向の位置を変化させて配設したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の平板状部材の熱処理炉。
- 複数の受けコロを、縦長の支持部材に回転自在に列設して受けコロユニットを構成し、
前記受けコロユニットの長手方向を、炉長方向に向けて、炉体内に配設したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の平板状部材の熱処理炉。 - 支持部材はパイプ形状又は箱形状のいずれかであり、
受けコロの上部を、前記支持部材の上部から突出させるとともに、受けコロの上部以外を、前記支持部材内に収納したことを特徴とする請求項6に記載の平板状部材の熱処理炉。 - 炉体の床部に、アジャスタボルトを螺設し、このアジャスタボルトを回転することにより、受けコロユニットの高さを調整可能に構成したことを特徴とする請求項6又は請求項7のいずれかに記載の平板状部材の熱処理炉。
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