JP2009185886A - 軸受機構の製造方法、並びに、モータおよび記録ディスク駆動装置 - Google Patents

軸受機構の製造方法、並びに、モータおよび記録ディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】軸受機構においてシャフトの中心軸方向の移動を許容する間隙を簡易な方法で正確に形成する。
【解決手段】記録ディスク駆動装置に用いられるモータの軸受機構4の製造では、まず、スリーブハウジング43の底部432の凹部4321の深さよりも高さが高い樹脂部材47が凹部4321内に取り付けられ、樹脂部材47上にスラスト部材45が取り付けられる。次に、シャフト41、スリーブ42およびシール部材44がスリーブハウジング43内に挿入され、シャフト41の先端がスラスト部材45に当接する。その後、スリーブハウジング43の底部432が加熱され、シャフト41の上端部413が下方に押圧されることにより、樹脂部材47が塑性変形し、スリーブ42の下面421と抜止部材412の上面4121との間にシャフト41が中心軸J1方向に移動可能なアキシャル間隙46が形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータに用いられる軸受機構の製造方法に関連し、モータは好ましくは記録ディスク駆動装置に用いられる。
光ディスク、磁気ディスク等を駆動する記録ディスク駆動装置は年々記録密度の高密度化、ディスクの高速回転化が求められており、これらの特性を満足するために駆動源となるスピンドルモータには長寿命、高信頼性、低騒音性、高精度の振れ精度等が求められている。例えば、近年利用されているランプロード方式の磁気ディスクを駆動する記録ディスク駆動装置においては、主にラジアル間隙およびスラスト間隙に潤滑油が充填される流体動圧軸受が採用されており、このような記録ディスク駆動装置では、ディスクが傾斜してディスクとランプ部材とが接触する等の問題が起こらないようにラジアル間隙およびスラスト間隙を小さくする必要がある。このとき、ラジアル間隙を小さくするとモバイル用途で好ましくない軸受のロストルクが大きくなるため、スラスト間隙の精度を向上することが重要となる。
特許文献1では、フランジ部を有する軸部材をハウジングの内底面に当接させ、同時にハウジングに挿入された軸受スリーブの下端面をフランジ部の上面に当接させ、軸部材を軸受スリーブと共にスラスト軸受隙間に相当する距離だけ移動させることにより、ハウジングの内底面とスリーブの下端面との間においてフランジ部の上下に所定のスラスト軸受隙間を形成する動圧軸受装置の製造方法が開示されている。
特許文献2に開示される動圧型軸受装置は、ハウジング、ハウジング内に固定される軸受部材、および、軸受部材に挿入される軸部材を備え、ハウジングは円筒状の側部の上端に内径側に延びる鍔部を有し、内側部の下部において下方に向かって内径が広がる段状の装着部に円板状の底部が固定される。そして、軸受部材の上端面がハウジングの鍔部に当接し、下端面が底部の上面から所定の距離に位置することにより、軸受部材の下端面と底部の上面との間において、軸部材が有するスラスト板の上下に所定のスラスト軸受隙間が設定される。
また、特許文献3では、円筒状のハウジングの下端に当接する基準面、および、基準面から軸方向にハウジングの内側に向かって突出した当接面を有する治具を用いた動圧型軸受ユニットの製造方法が開示されており、軸部材が下端に有するフランジ部の上面を軸受部材の下端面に当接させ、フランジ部の下面を治具の当接面に当接させ、その後、治具を外してハウジングに底部を取り付けることにより軸受部材の下端面とハウジングの内底面との間においてフランジ部の上下にスラスト軸受隙間が形成される。
特許文献4では、スラスト軸受隙間分のスペーサを軸部材の下部のフランジ部の下面とハウジングの底部との間に配置した状態で軸受スリーブの下端面をフランジ部の上面と当接させてハウジング内に固定した後に、ハウジングの底部を一旦外してスペーサを取り出すことにより、軸受スリーブの下端面とハウジングの内底面との間においてフランジ部の上下にスラスト軸受隙間を形成する動圧軸受装置の製造方法が開示されている。
特許文献5に開示される動圧型軸受装置の製造方法では、有底筒状のハウジング底部にスラスト軸受部の軸受隙間分の樹脂シートを配置し、軸受本体、軸部材のフランジ部および樹脂シートを密着させた状態で軸受本体をハウジングの内周面に固定した後で、樹脂シートを溶剤で除去することによりスラスト軸受部の軸受隙間が形成される。
特開2003−239974号公報 特開2002−61641号公報 特開2002−139029号公報 特開2003−314538号公報 特開2000−291649号公報
ところで、スリーブハウジングの内底面に設けられたスラスト部材にシャフトが当接して回転可能に支持されるピボット軸受を小型のスピンドルモータに採用する場合、ラジアル間隙およびスラスト間隙に充填された潤滑油が発生する動圧によりシャフトを回転可能に支持する特許文献1ないし5に示す流体動圧軸受に比べて部品コストを抑えることができるが、これらの流体動圧軸受と同様に軸方向にシャフトが移動可能な間隙(アキシャル間隙)に高い精度が必要となる。特に、ディスクの回転停止時にヘッド部がランプ部材に支持されるランプロード方式の記録ディスク駆動装置に用いる際には、ランプ部材と記録ディスクとの接触を防止するために低コストでかつ軸方向の間隙の精度が高い軸受の組立方法が要求される。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、軸受機構において中心軸方向の移動を許容する間隙を簡易な方法で正確に形成することを主たる目的としている。
請求項1に記載の発明は、モータに用いられる軸受機構の製造方法であって、a)スリーブである環状部材または前記スリーブとは別部材である環状部材を略有底円筒状のスリーブハウジング内に嵌入して前記環状部材に挿入されたシャフトの端部を前記スリーブハウジングの内底面に配置された熱可塑性の樹脂部材に直接またはスラスト部材を介して当接させ、前記環状部材を前記スリーブハウジングの開口から底部に向かう方向に直接または間接的に前記シャフトに当接させるとともに前記環状部材を前記スリーブハウジングに固定する工程と、b)前記スリーブハウジングの前記底部を外部から加熱するとともに前記シャフトの他方の端部に前記底部に向かう荷重を加えることにより、前記樹脂部材を変形させる工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸受機構の製造方法であって、前記a)工程において、前記シャフトの前記端部と前記樹脂部材との間に前記スラスト部材が配置されており、前記b)工程により、前記シャフトの前記端部と前記スラスト部材とにより、前記シャフトが前記スラスト部材と中心軸上において接触しつつ回転するピボット軸受が構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の軸受機構の製造方法であって、前記b)工程において、前記スラスト部材の周縁部と前記スリーブハウジングの前記内底面とが当接し、前記スラスト部材の前記周縁部の内側に形成される前記スラスト部材と前記内底面との間の間隙に前記樹脂部材が保持される。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の軸受機構の製造方法であって、前記b)工程において、前記スラスト部材の中央部と前記スリーブハウジングの前記内底面とが当接し、前記スラスト部材の前記中央部の周囲に形成される前記スラスト部材と前記内底面との間の間隙に前記樹脂部材が保持される。
請求項5に記載の発明は、モータに用いられる軸受機構の製造方法であって、a)スリーブである環状部材または前記スリーブとは別部材である環状部材を略有底円筒状のスリーブハウジング内に嵌入して前記環状部材に挿入されたシャフトの端部を前記スリーブハウジングの内底面に取り付けられた補助部材上に配置された熱可塑性の樹脂部材に直接またはスラスト部材を介して当接させ、前記環状部材を前記スリーブハウジングの開口から底部に向かう方向に直接または間接的に前記シャフトに当接させるとともに前記環状部材を前記スリーブハウジングに固定する工程と、b)前記スリーブハウジングの前記底部を外部から加熱するとともに前記シャフトの他方の端部に前記底部に向かう荷重を加えることにより、前記樹脂部材を変形させる工程とを備える。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の軸受機構の製造方法であって、前記a)工程において、前記シャフトの前記端部と前記樹脂部材との間に前記スラスト部材が配置されており、前記b)工程により、前記シャフトの前記端部と前記スラスト部材とにより、前記シャフトが前記スラスト部材と中心軸上において接触しつつ回転するピボット軸受が構成される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の軸受機構の製造方法であって、前記b)工程において、前記スラスト部材の周縁部と前記補助部材とが当接し、前記スラスト部材の前記周縁部の内側に形成される前記スラスト部材と前記補助部材との間の間隙に前記樹脂部材が保持される。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の軸受機構の製造方法であって、前記b)工程において、前記スラスト部材の中央部と前記補助部材とが当接し、前記スラスト部材の前記中央部の周囲に形成される前記スラスト部材と前記補助部材との間の間隙に前記樹脂部材が保持される。
請求項9に記載の発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載の軸受機構の製造方法であって、前記a)工程の前に、前記補助部材と前記樹脂部材とを接合するとともに前記樹脂部材と前記スラスト部材とを接合して接合体を形成する工程と、前記接合体の前記補助部材を前記スリーブハウジングの前記内底面に取り付ける工程とをさらに備える。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の軸受機構の製造方法であって、前記スリーブハウジングが連続した1つの部材として形成されている。
請求項11に記載の発明は、電動式のモータであって、請求項1ないし10のいずれかに記載の製造方法にて製造された軸受機構と、前記シャフトの前記他方の端部に取り付けられるとともに界磁用磁石を有するロータ部と、前記軸受機構が固定され、前記界磁用磁石に対向する電機子を有するステータ部とを備える。
請求項12に記載の発明は、記録ディスク駆動装置であって、記録ディスクを回転する請求項11に記載のモータと、前記記録ディスクに対する情報の読み出しまたは書き込みを行うアクセス部と、前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングとを備える。
本発明では、シャフトの中心軸方向の移動を許容する間隙を簡易な方法で正確に形成することができる。請求項3および7の発明では、簡単な構造で樹脂部材の変形時に樹脂部材がスラスト部材からはみ出すことを防止することができ、請求項4および8の発明では、スラスト部材の変形を防止することができる。また、請求項9の発明では、樹脂部材およびスラスト部材をスリーブハウジング内に容易に配置することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電動式のスピンドルモータ(以下、「モータ」という。)を備える記録ディスク駆動装置1の断面図である。記録ディスク駆動装置1はいわゆるハードディスク駆動装置であり、情報を記録する円板状の記録ディスク11、記録ディスク11に対する情報の読み出しおよび書き込みを行うアクセス部12、記録ディスク11を保持して回転する電動式のモータ10、並びに、記録ディスク11、モータ10およびアクセス部12を内部空間に収容するハウジング13を備える。
ハウジング13は、上部に開口を有するとともにモータ10およびアクセス部12が内側の底面に取り付けられる無蓋箱状の第1ハウジング部材131、並びに、第1ハウジング部材131の開口を覆う板状の第2ハウジング部材132を備える。記録ディスク駆動装置1では、第1ハウジング部材131に第2ハウジング部材132が接合されてハウジング13が形成され、内部空間は塵や埃が極度に少ない清浄な空間とされる。
記録ディスク11はモータ10上に載置され、クランパ14および複数のネジ15によりモータ10に固定される。アクセス部12は、記録ディスク11に近接して情報の読み出しおよび書き込みを磁気的に行うヘッド121、ヘッド121を支持するアーム122、並びに、アーム122を移動することによりヘッド121を記録ディスク11およびモータ10に対して相対的に移動するヘッド移動機構123を有する。ヘッド121はヘッド移動機構123により記録ディスク11の回転時に記録ディスク上に移動し、記録ディスク11の停止時に記録ディスクの外側に移動して、図1中に破線にて示すランプ部16上に保持される。これらの構成により、ヘッド121は回転する記録ディスク11に近接した状態で記録ディスク11の所要の位置にアクセスし、情報の書き込みおよび読み出しを行う。
図2は、モータ10の縦断面図であり、記録ディスク11を二点鎖線にて示している。モータ10はアウタロータ型のモータであり、固定組立体であるステータ部2、回転組立体であるロータ部3、および、軸受機構4を備える。軸受機構4のシャフト41の上端部413に取り付けられたロータ部3は、軸受機構4を介してモータ10の中心軸J1を中心にステータ部2に対して回転可能に支持される。以下、中心軸J1に沿ってロータ部3側を上側、ステータ部2側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ロータ部3は、ステンレス鋼等により形成されてロータ部3の本体となるロータハブ31および界磁用磁石32を備え、ロータハブ31は、シャフト41の上端部413に取り付けられて中心軸J1に対して垂直に広がる略円板状の円板部311、および、円板部311の外周から下側に突出する略円筒状のヨーク312を備える。界磁用磁石32はヨーク312の内側面に取り付けられる。
ステータ部2は、中央に略円筒状のホルダ211を有するベースブラケット21、および、ホルダ211の周囲に取り付けられた電機子22を備える。ホルダ211には後述する軸受機構4の有底円筒状のスリーブハウジング43が挿入されて固定される。電機子22は、径方向において界磁用磁石32と対向し、界磁用磁石32との間でシャフト41を中心とする(すなわち、中心軸J1を中心とする)回転力(トルク)を発生する。
図3は軸受機構4を示す図であり、軸受機構4はシャフト41、シャフト41が挿入される円筒状のスリーブ42、スリーブ42が挿入される略有底円筒状のスリーブハウジング43、スリーブ42の上側に配置される環状のシール部材44、および、スリーブハウジング43の内底面に取り付けられたスラスト部材45を備える。スリーブ42は焼結金属により形成された多孔質部材であり、スリーブハウジング43およびシール部材44はスリーブ42に含浸された潤滑油を保持する役割を果たす。
中心軸J1を中心とする円柱状のシャフト41は、上端部413がスリーブハウジング43から上方に突出し、下端部411が下方に(すなわち、スラスト部材45に向かって)凸である球面状となっており、下端部411近傍の外周面には中心軸J1を中心とする環状の抜止部材412が取り付けられる。スリーブ42は外側面がスリーブハウジング43内に固定され、スリーブ42の内側面は潤滑油を介してシャフト41を径方向に支持し、スリーブ42の下面421はシャフト41に取り付けられた抜止部材412の上面4121と対向する。抜止部材412の上面4121とスリーブ42の下面421との間には、シャフト41がスリーブハウジング43に対して軸方向に移動可能な幅に対応する10〜40μmのアキシャル間隙46(図3では実際よりも誇張して示している。)が形成され、シャフト41が上方に移動しても抜止部材412の上面4121とスリーブ42の下面421とが当接することによりシャフト41がスリーブ42から抜けることが防止される。
金属製のスリーブハウジング43は円筒状の側部431および略皿状の底部432を有し、板部材のプレス加工にて連続した1つの部材として形成されている。底部432は中央に内底面から下方に向かって凹状である凹部4321を有し、凹部4321内には後述する樹脂部材47が保持される。低摩擦性の合成樹脂により形成される略板状のスラスト部材45の径は凹部4321よりも大きく、スラスト部材45の下面は樹脂部材47、および、凹部4321の周囲の部位に当接する。シャフト41の下端部411とスラスト部材45とにより、シャフト41がスラスト部材45と中心軸J1上において接触しつつシャフト41が回転するピボット軸受が構成される。また、シャフト41とシール部材44との間には、スリーブ42から離れるに従って幅が漸次広がる環状のテーパ間隙441が形成され、シャフト41とスリーブ42との間に保持される潤滑油の界面がテーパ間隙441内に形成されることにより、潤滑油が軸受機構4の外部に漏れることが防止される。
図4は軸受機構4の製造の流れを示す図であり、図5ないし図9はそれぞれ製造途上の軸受機構4を示す図である。まず、図5に示すように、スリーブハウジング43の内底面の一部である凹部4321内に、熱可塑性の樹脂にて形成された円柱状の樹脂部材47が配置される。樹脂部材47は接着剤を用いて凹部4321に固定され、樹脂部材47の上面に樹脂部材47よりも融点が高いスラスト部材45が接着剤により固定される。樹脂部材47の中心軸J1方向の大きさ(高さ)は凹部4321の深さよりも大きく、図5中に幅dにて示す樹脂部材47の高さと凹部4321の深さとの差は図3に示すアキシャル間隙46の幅と等しくされる(ステップS11)。一方、図6に示すように、スリーブ42の下面421からシャフト41の上端部413が挿入され、スリーブ42および別途準備されたシール部材44の外側面に熱硬化性の接着剤が塗布される。
次に、図7に示すように、環状部材であるスリーブ42がスリーブハウジング43内に嵌入されるようにして、シャフト41およびスリーブ42の組立体(図6参照)がシャフト41の下端部411からスリーブハウジング43に挿入され、さらに、シール部材44が嵌入されてスリーブ42の上面に当接する。これにより、スリーブ42内に挿入されたシャフト41の下端部411が樹脂部材47の上面にスラスト部材45を介して当接し、スラスト部材45がシャフト41の下端部411と樹脂部材47との間に位置する。
さらに、スリーブ42の下面421が抜止部材412の上面4121に当接する(すなわち、スリーブ42がスリーブハウジング43の開口から底部432に向かう方向に間接的にシャフト41に当接する)ことにより、スリーブ42が中心軸J1方向において位置決めされる(ステップS12)。そして、スリーブハウジング43を外部から加熱してスリーブ42およびシール部材44とスリーブハウジング43との間に介在する接着剤が硬化することにより、スリーブ42およびシール部材44がスリーブハウジング43内に固定される(ステップS13)。
その後、図8に示すように、ヒータ91の上面にスリーブハウジング43の下面が当接するようにして軸受機構4がヒータ91上に載置され、シャフト41の上端部413上に押圧部92が当接する。この状態で、ヒータ91によりスリーブハウジング43の底部432が外部から加熱され(ステップS14)、押圧部92により、上端部413に下方に向かう(すなわち、底部432に向かう)荷重が加えられる。
その結果、図9に示すように、熱可塑性の樹脂部材47が軟化してシャフト41およびスラスト部材45を介して押圧部92から受ける荷重により樹脂部材47が塑性変形し、樹脂部材47の中心軸J1方向の高さが減少する(ステップS15)。押圧はスラスト部材45の下面の周縁部と凹部4321の周囲におけるスリーブハウジング43の内底面とが当接するまで行われ、変形した樹脂部材47は凹部4321(すなわち、スラスト部材45の周縁部の内側に形成されるスラスト部材45とスリーブハウジング43の内底面との間の間隙)内に保持される。これにより、シャフト41およびスラスト部材45の中心軸J1方向の位置が下方に移動し、スリーブ42と抜止部材412との間にアキシャル間隙46が形成される。
以上に説明したように、第1の実施の形態に係る軸受機構4の製造では、熱可塑性の樹脂部材47を変形させる簡易な方法により、シャフト41の中心軸J1方向の移動を許容するアキシャル間隙46を正確に形成することができ、軸受機構4の製造コストを削減することができる。また、位置決め機構を用いることなくスリーブハウジング43を定位置に固定したままシャフト41、スリーブ42およびシール部材44を一方向から積み重ねる組立工法を採用することができ、生産性を向上することができる。樹脂部材47を変形させる際には中心軸J1方向に押圧が行われるため、ラジアル軸受部であるスリーブ42の内側面を傷つけたり寸法変化を起こすことなく高精度に組立を行うことができ、押圧部92による荷重を大きくすることなく加熱により樹脂部材47の変形が行われるため、スラスト軸受部となるスラスト部材45を損傷することなく組立が可能となる。さらに、凹部4321内に樹脂部材47が保持されることにより、簡単な構造で樹脂部材47の変形時に樹脂部材47がスラスト部材45からはみ出すことを防止することができる。
図10は本発明の第2の実施の形態に係る軸受機構4aを示す縦断面図であり、軸受機構4aは図2に示すモータ10と同様の記録ディスク駆動装置用のモータに用いられる。軸受機構4aは図3の軸受機構4と比較して、スリーブハウジングおよびスラスト部材の形状が異なり、他は同様となっている。軸受機構4aのスリーブハウジング43aは略有底円筒状であり、底部432aは円板状となっている。また、スラスト部材45aは円板状の平板部451、および、平板部451の外縁から下方に突出する略円筒状の側部452を有し、側部452の内側には空間453が形成される。
図11は製造途上の軸受機構4aを示す図であり、軸受機構4aの製造の流れは、図4に示す軸受機構4の製造の流れと同様である。まず、スリーブハウジング43aの内底面に樹脂部材47が接着により取り付けられ、樹脂部材47の上面にスラスト部材45aが接着により取り付けられる。図11に示すように、樹脂部材47の中心軸J1方向の大きさは空間453の深さよりも図10に示すアキシャル間隙46と等しい幅dだけ大きくされる(ステップS11)。
次に、シャフト41がスリーブ42に挿入され、スリーブ42およびシール部材44の外側面に接着剤が塗布された後に、シャフト41およびスリーブ42の組立体、並びに、シール部材44がスリーブハウジング43aに嵌入される。このとき、シャフト41の下端部411がスラスト部材45aの上面に当接し、スリーブ42の下面421が抜止部材412の上面4121に当接することにより、スリーブ42が中心軸J1方向において位置決めされる(ステップS12)。さらに、スリーブハウジング43aを外部から加熱することによりスリーブ42およびシール部材44がスリーブハウジング43a内に固定される(ステップS13)。
その後、図11に示すように、ヒータ91上に軸受機構4aが載置されるとともにシャフト41の上端部413上に押圧部92が当接する。この状態で、ヒータ91によりスリーブハウジング43の底部432aが外部から加熱されるとともに(ステップS14)、押圧部92により上端部413に下方に向かう荷重が加えられる(ステップS15)。
図10中に示すように、ヒータ91および押圧部92(二点鎖線にて示している。)により加熱されて軟化した樹脂部材47はシャフト41およびスラスト部材45aを介して荷重を受け、中心軸J1方向に高さが小さくなるように塑性変形する。押圧はスラスト部材45aの側部452の下端部がスリーブハウジング43aの内底面に当接するまで行われ、その結果、シャフト41およびスラスト部材45aの中心軸J1方向の位置が下方に移動し、スリーブ42と抜止部材412との間にアキシャル間隙46が形成される。このとき、樹脂部材47はスラスト部材45aの下部の空間453(すなわち、スラスト部材45aの周縁部の内側に形成されるスラスト部材45aとスリーブハウジング43aの内底面との間の間隙)内に保持される。
以上に説明したように、第2の実施の形態に係る軸受機構4aの製造においても、熱可塑性の樹脂部材47を変形させる簡易な方法により、シャフト41の中心軸J1方向の移動を許容するアキシャル間隙46を正確に形成することができる。また、空間453内に樹脂部材47が保持されることにより、簡単な構造で樹脂部材47の変形時に樹脂部材47がスラスト部材45aからはみ出すことを防止することができる。
図12は本発明の第3の実施の形態に係る軸受機構4bを示す縦断面図であり、軸受機構4bは図3の軸受機構4と比較して、スリーブハウジング43の底部432および樹脂部材47の形状が異なり、他は同様とされる。スリーブハウジング43は図3と同様に底部432に凹部4321を有し、凹部4321内には中央から上方に突出する突起4322が設けられ、突起4322の高さは凹部4321の深さと等しくされる。
図13は製造途上の軸受機構4bを示す図であり、軸受機構4bの製造の流れは、図4に示す軸受機構4の製造の流れと同様である。樹脂部材47は図13に示すようにステップS11において突起4322とスラスト部材45との間に接着により取り付けられ、樹脂部材47の高さは形成されるアキシャル間隙46(図12参照)と等しい幅dとされる。ステップS12,S13によりスリーブハウジング43内にスリーブ42およびシール部材44が固定されると、ステップS14,S15において図12中に二点鎖線にて示すヒータ91および押圧部92による加熱および押圧が行われ、樹脂部材47が変形して凹部4321内の突起4322の周囲(すなわち、スラスト部材45の中央部の周囲に形成されるスラスト部材45とスリーブハウジング43の内底面との間の間隙)に保持される。
また、樹脂部材47の元の高さだけシャフト41およびスラスト部材45が下方に移動することにより、スラスト部材45の中央部とスリーブハウジング43の内底面の一部である突起4322とが当接する。これにより、スリーブ42と抜止部材412との間にアキシャル間隙46が形成される。なお、アキシャル間隙46が形成される際に、突起4322によりスラスト部材45が撓むことが防止されるため、シャフト41の移動量の制御が不要とされる。
図14は第3の実施の形態の他の例に係る軸受機構4cの製造途上の様子を示す図であり、図14に示す軸受機構4cでは、図13の製造途上の軸受機構4bと比較して、樹脂部材47の形状のみが異なる。軸受機構4cの樹脂部材47の変形前の形状は円筒状であり、底部432の凹部4321の内底面に取り付けられ、樹脂部材47の高さは凹部4321の深さよりも形成される予定のアキシャル間隙46(図12参照)に等しい幅dだけ高くされる。この場合においても、軸受機構4bと同様の製造の流れにより図12と同様に突起4322の周囲にて樹脂部材47が変形して保持されるとともに、アキシャル間隙46が形成される。
図15および図16は第3の実施の形態のさらに他の例に係る軸受機構4dの製造途上の様子を示す図であり、図15に示す軸受機構4dでは、図10の軸受機構4aと比較して、下面中央に下方に突出する突起454が追加されたスラスト部材45bが採用され、樹脂部材47の高さが形成される予定のアキシャル間隙46(図16参照)に等しい幅dとされる点で異なり、他は同様となっている。換言すれば、軸受機構4dは図12のスリーブハウジング43の凹部4321および突起4322がスラスト部材45bに設けられたものとなっている。軸受機構4dにおいても、図16に示すように、軸受機構4aと同様の製造の流れにより、変形後の樹脂部材47がスラスト部材45bの下部の突起454の周囲の空間453内に保持され、アキシャル間隙46が形成される。
以上に説明したように、第3の実施の形態に係る軸受機構4b〜4dの製造方法においても、熱可塑性の樹脂部材47を変形させる簡易な方法により、シャフト41の中心軸J1方向の移動を許容するアキシャル間隙46を正確に形成することができる。また、空間453内に樹脂部材47が保持されることにより、簡単な構造で樹脂部材47の変形時に樹脂部材47がスラスト部材45,45bからはみ出すことを防止することができ、突起4322,454により、押圧によるスラスト部材45,45bの変形を防止することができる。さらに、第1の実施の形態に係る軸受機構4の製造と同様にラジアル軸受部であるスリーブ42の内側面を傷つけたり寸法変化を起こすことなく高精度に組立を行うことができ、加熱により押圧部92による荷重を大きくすることなく変形が行われるため、スラスト軸受部となるスラスト部材45,45bの損傷が防止される。
図17は本発明の第4の実施の形態に係る軸受機構4eを示す縦断面図であり、軸受機構4eは、図3に示す軸受機構4と比較して、スリーブハウジング43に代えて底部432aが平らな図10のスリーブハウジング43aが採用され、スリーブハウジング43aの内底面に取り付けられた補助部材48をさらに有する点で異なり、他はほぼ同様である。補助部材48は浅い有底円筒状の金属部材であり、円板状の底部481および底部481の周縁部から上方に突出する側部482を有する。また、底部481の上面に配置されるようにして側部482の内側の空間483に熱可塑性の樹脂部材47が保持され、側部482および樹脂部材47上にスラスト部材45が配置される。図3の軸受機構4と同様に、軸受機構4eにおいてもスラスト部材45はスリーブ42に挿入されたシャフト41の下端部411と樹脂部材47との間に配置され、シャフト41の下端部411とスラスト部材45とによりシャフト41がスラスト部材45に中心軸J1上において接触しつつ回転するピボット軸受が構成される。
図18は軸受機構4eの製造の流れの一部を示す図であり、図19は製造途上の軸受機構4eを示す図である。軸受機構4eの製造の流れは、図4に示すステップS11に代えて図18に示すステップS21およびステップS22が行われる。まず、図19に示すように、補助部材48の内底面に樹脂部材47の下面が接着により接合され、樹脂部材47の上面にスラスト部材45の下面が接着により接合され、接合体が形成される(ステップS21)。次に、補助部材48の底面がスリーブハウジング43aの内底面に当接するようにして補助部材48、樹脂部材47およびスラスト部材45の接合体が接着により取り付けられる(ステップS22)。なお、接合体において補助部材48の上端部とスラスト部材45の下面との間の間隙の幅dは、図17に示すアキシャル間隙46の幅に等しくされる。
環状部材であるスリーブ42およびシール部材44の外側面には熱硬化性の接着剤が塗布され、これらは第1の実施の形態と同様に略有底円筒状のスリーブハウジング43a内に嵌入される。このとき、スリーブ42に挿入されたシャフト41の下端部411とスラスト部材45とが当接することにより、下端部411が樹脂部材47にスラスト部材45を介して間接的に当接する(ステップS12)。その後、スリーブ42を下方(すなわち、スリーブハウジング43aの開口から底部に向かう方向)に抜止部材412を介して間接的にシャフト41に当接させるとともに、接着剤を加熱により硬化してスリーブ42およびシール部材44がスリーブハウジング43aに固定される(ステップS13)。
さらに、ヒータ91上に軸受機構4eが載置され、シャフト41の上端部413に押圧部92が当接し、図17中に二点鎖線にて示すようにヒータ91によりスリーブハウジング43aの底部432aが外部から加熱されるとともに(ステップS14)、押圧部92によりシャフト41の上端部413に底部432aに向かう荷重が加えられる。その結果、樹脂部材47が塑性変形し、中心軸J1方向の高さが減少する(ステップS15)。押圧はスラスト部材45の下面の周縁部と補助部材48の上端部とが当接するまで行われ、変形した樹脂部材47は空間483(すなわち、スラスト部材45の周縁部の内側に形成されるスラスト部材45と補助部材48との間の間隙)に保持される。シャフト41およびスラスト部材45の中心軸J1方向の位置が下方に移動することにより、スリーブ42と抜止部材412との間にアキシャル間隙46が形成される。
図20は第4の実施の形態の他の例に係る軸受機構4fの製造途上の様子を示す図であり、軸受機構4fは図17の軸受機構4eと比較して、スラスト部材45に代えて図10に示す下側に凹部を有するスラスト部材45aが採用され、補助部材48に代えて略円板状の補助部材48aが採用される点で相違し、他は同様である。軸受機構4eと同様に軸受機構4fにおいても、補助部材48a、樹脂部材47およびスラスト部材45aの接合体が形成されてスリーブハウジング43aの内底面に取り付けられ、スリーブ42、シャフト41およびシール部材44がスリーブハウジング43aに挿入されてスリーブ42およびシール部材44がスリーブハウジング43aに固定された後にヒータ91および押圧部92により加熱および押圧が行われて樹脂部材47が塑性変形される。その結果、スラスト部材45aの側部452の下端部が補助部材48aの上面に当接し、補助部材48aとスラスト部材45aとの間の空間453(すなわち、スラスト部材45aの周縁部の内側に形成されるスラスト部材45aと補助部材48aとの間の間隙)内に樹脂部材47が保持されるとともに、図17に示すものと同様のアキシャル間隙46が形成される。
図21は第4の実施の形態のさらに他の例に係る軸受機構4gの製造途上の様子を示す図であり、軸受機構4gは図17の軸受機構4eと比較して、補助部材48に代えて内底面の中央に突起484を有する補助部材48bが採用され、変形前の樹脂部材47の高さが形成予定のアキシャル間隙46(図17参照)と等しい幅dとされる点で異なり、他は同様となっている。なお、突起484の上端の高さは補助部材48bの周縁部の高さに等しい。図12および図13に示す軸受機構4bと同様に樹脂部材47の塑性変形後にスラスト部材45の中央部および周縁部がそれぞれ補助部材48bの突起484および周縁部の上端部に当接し、樹脂部材47が補助部材48bの空間483(すなわち、スラスト部材45の中央部の周囲に形成されるスラスト部材45と補助部材48bとの間の間隙)内に保持される。このとき、突起484によりスラスト部材45が撓むことが防止されるため、組立の際にシャフト41の移動量を制御することなく、正確なアキシャル間隙を形成することができる。
図22は第4の実施の形態のさらに他の例に係る軸受機構4hの製造途上の様子を示す図であり、軸受機構4hは図20の軸受機構4fと比較して、スラスト部材45aに代えて、図15および図16に示す軸受機構4dと同様の突起454を下側に有するスラスト部材45bが採用され、変形前の樹脂部材47の高さが形成予定のアキシャル間隙に等しい幅dとされる点で異なり、他は同様となっている。軸受機構4hにおいても、スラスト部材45bの中央部の周囲に形成されるスラスト部材45bと補助部材48との間の間隙に樹脂部材47が保持することができ、また、突起454により樹脂部材47の変形時にスラスト部材45bが撓むことが防止されるため、組立の際にシャフト41の移動量を制御することなく、正確なアキシャル間隙を形成することができる。
以上に説明したように、第4の実施の形態に係る軸受機構4e〜4hにおいても、熱可塑性の樹脂部材47を変形させる簡易な方法により、シャフト41の中心軸方向の移動を許容するアキシャル間隙を正確に形成することができる。また、補助部材48,48a,48bにより、樹脂部材47およびスラスト部材45,45bをスリーブハウジング43a内に容易に配置することができるとともに、簡単な構造で樹脂部材47の変形時に樹脂部材47がスラスト部材45,45bからはみ出すことを防止することができる。軸受機構4g,4hでは、突起484,454により、スラスト部材45,45bの押圧による変形を防止することができる。さらに、第1の実施の形態に係る軸受機構4の製造と同様にスリーブ42の内側面を傷つけたり寸法変化を起こすことなく高精度に組立を行うことができ、加熱により押圧部92による荷重を大きくすることなく変形が行われるため、スラスト部材45,45bの損傷が防止される。
図23は本発明の第5の実施の形態に係る軸受機構4iを示す図であり、軸受機構4iは図3に示す軸受機構4と比較して、形状が異なるシャフト41aおよびシール部材44aが採用され、スリーブ42、スリーブハウジング43、スラスト部材45および樹脂部材47は同様となっている。
中心軸J1を中心とする円柱状のシャフト41aは、上端部413aがスリーブハウジング43から上方に突出し、下端部411が下方に(すなわち、スラスト部材45に向かって)凸である球面状となっている。シャフト41aのスリーブ42内の部位と上端部413aとの境界は上端部413aに向かって径が減少する段差部414となっており、上端部413aは段差部414から下方の部位よりも径が小さい円柱状となっている。
環状部材であるシール部材44aはスリーブ42のスリーブハウジング43の開口側に配置され、内側面が上方に向かって径が漸次広がるテーパ状となっており、下面の内径がシャフト41aの段差部414より下方の部位の外径よりも小さい。また、シール部材44aの下面とシャフト41aの段差部414との間にはシャフト41aが中心軸J1方向に移動可能なアキシャル間隙46(図23では誇張して示している。)が形成され、シャフト41aが上方に移動しても、段差部414とシール部材44aの下面とが当接することによりシャフト41aが軸受機構4iから抜けることが防止される。さらに、シャフト41aとシール部材44aとの間には、スリーブ42から離れるに従って幅が漸次広がる環状のテーパ間隙441が形成され、シャフト41aとスリーブ42との間に保持される潤滑油の界面がテーパ間隙441内に形成されて潤滑油が軸受機構4aの外に漏れることが防止される。
図24は製造途上の軸受機構4iを示す図であり、軸受機構4iの製造の流れは図4に示す軸受機構4の製造の流れとほぼ同様である。まず、スリーブハウジング43の内底面に樹脂部材47およびスラスト部材45が配置され(ステップS11)、スリーブ42およびシール部材44aがスリーブハウジング43内に嵌入されるようにしてスリーブ42、シャフト41aおよびシール部材44aがスリーブハウジング43内に挿入される。また、シャフト41aの下端部411がスラスト部材45の上面に当接することにより、下端部411がスラスト部材45を介して樹脂部材47に当接する(ステップS12)。このとき、シャフト41aの段差部414とシール部材44aの下面が当接してシール部材44aが位置決めされ、スリーブ42およびシール部材44aの外側面に予め塗布された熱硬化性の接着剤が加熱により硬化することにより、スリーブ42およびシール部材44aがスリーブハウジング43内に固定される(ステップS13)。
次に、軸受機構4iはヒータ91上に載置され、シャフト41aの上端部413aに押圧部92が当接する。図23中に二点鎖線にて示すように、ヒータ91によりスリーブハウジング43の底部432が外部から加熱され(ステップS14)、押圧部92によりシャフト41aの上端部413aに底部432に向かう荷重が加えられることにより、樹脂部材47が塑性変形してスラスト部材45およびシャフト41aが下方に移動し(ステップS15)、アキシャル間隙46が形成される。なお、軸受機構4iにおいても、軸受機構4a〜4hと同様のスラスト部材45,45a,45b、樹脂部材47および補助部材48,48a,48b(並びに、スリーブハウジング43a)が適宜用いられてもよい。
以上に説明したように、第5の実施の形態に係る軸受機構4iにおいても、熱可塑性の樹脂部材47を変形させる簡易な方法により、シャフト41aの中心軸J1方向の移動を許容するアキシャル間隙46を正確に形成することができる。また、簡単な構造で樹脂部材47の変形時に樹脂部材47がスラスト部材45からはみ出すことを防止することができる。さらに、第1の実施の形態に係る軸受機構4の製造と同様にスリーブ42の内側面を傷つけたり寸法変化を起こすことなく高精度に組立を行うことができ、加熱により押圧部92による荷重を大きくすることなく変形が行われるため、スラスト部材45の損傷を防止することができる。
図25は本発明の第6の実施の形態に係る軸受機構4jを示す図であり、軸受機構4jは図3の軸受機構4と比較して、スラスト部材45が省略されて形状が異なるシャフト41bが採用される点で異なり、他はほぼ同様となっている。シャフト41bの上端部413はスリーブハウジング43から上方に突出し、下端部は中心軸J1に垂直な略円板状のスラスト動圧発生部415となっている。スラスト動圧発生部415の上面4151および下面4152には動圧溝(例えば、スパイラル形状の動圧溝)が形成されており、上面4151とスリーブ42の下面421との間、および、下面4152とスリーブハウジング43の内底面との間でシャフト41bの回転に伴い潤滑油に動圧が発生することによりスラスト動圧発生部415とスリーブ42およびスリーブハウジング43との間にそれぞれスラスト間隙461a,461bが形成され、シャフト41bが軸方向に支持される。回転停止時にシャフト41bが軸方向に移動可能な距離は両スラスト間隙461a,461bの軸方向の幅の合計であり、以下の説明では両スラスト間隙461a,461bを合わせて「アキシャル間隙46」と呼ぶ。
図26は製造途上の軸受機構4jを示す図であり、軸受機構4jの製造の流れは図4に示す軸受機構4の製造の流れとほぼ同様である。まず、スリーブハウジング43内に樹脂部材47が取り付けられ(ステップS11)、シャフト41b、スリーブ42およびシール部材44がスリーブハウジング43内に挿入されてシャフト41bの下端部であるスラスト動圧発生部415の下面4152が樹脂部材47に直接当接する(ステップS12)。このとき、シャフト41bのスラスト動圧発生部415の上面4151とスリーブ42の下面421とが当接し、スリーブ42の上面にシール部材44が当接してスリーブ42およびシール部材44が位置決めされ、スリーブ42およびシール部材44の外側面に予め塗布された熱硬化性の接着剤が加熱により硬化することにより、スリーブ42およびシール部材44がスリーブハウジング43内に固定される(ステップS13)。
次に、軸受機構4jはヒータ91上に載置され、シャフト41bの上端部413に押圧部92が当接する。図25中に二点鎖線にて示すように、ヒータ91によりスリーブハウジング43の底部432が外部から加熱され(ステップS14)、押圧部92によりシャフト41bの上端部413に底部432に向かう荷重が加えられることにより、樹脂部材47が塑性変形してシャフト41bが下方に移動し(ステップS15)、アキシャル間隙46が形成される。
以上に説明したように、第6の実施の形態に係る軸受機構4jにおいても、熱可塑性の樹脂部材47を変形させる簡易な方法により、シャフト41bの中心軸J1方向の移動を許容するアキシャル間隙46を正確に形成することができる。また、第1の実施の形態に係る軸受機構4の製造と同様にスリーブ42の内側面を傷つけたり寸法変化を起こすことなく高精度に組立を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、図3や図17等のピボット軸受を有する軸受機構においてスラスト部材45(45a,45b)の材質は低摩擦性の樹脂には限定されず、他の材料が用いられてもよい。スラスト部材45の上面中央の形状は下端部411よりも曲率半径が大きい凹状の球面であっても平面であってもよく、さらに、スラスト部材45の上面中央の形状は上方に向かって凸状の球面であってもよく、この場合、シャフト41(41a)の下端部(の先端)は平面とされる。すなわち、シャフト41の下端部411およびスラスト部材45の一方が凸面とされ、他方が凹面または平面とされる。
図12においてスリーブハウジング43の少なくとも突起4322が低摩擦性の樹脂等で形成される場合は、スラスト部材45が省略され、シャフト41の先端が突起4322の上端部に直接当接してピボット軸受が構成されてもよい。なお、スリーブハウジング43が樹脂にて形成される場合は、樹脂部材47よりも融点が高い樹脂が用いられる。
また、熱可塑性の樹脂部材47の形状は図5に示す円柱状または図14に示す円筒状に限定されず、角柱等の他の形状であってもよく、複数の樹脂部材が周方向に配列されてもよい。図5、図11、図13等に示す樹脂部材47のスリーブハウジング43(43a)に対する取り付けは接着剤によるものには限定されず、アウトサート成形により予め樹脂部材47とスリーブハウジング43とが一体とされてもよく、スリーブハウジング43が樹脂により形成される場合は2色成形により樹脂部材47と一体に形成されてもよい。
シャフト41に取り付けられた抜止部材412またはシャフト41aとの間においてアキシャル間隙46を決定する環状部材はスリーブ42やシール部材44aには限定されず、スリーブハウジング43(43a)に嵌入される他の部材であってもよい。
図19、図20等に示す補助部材48(48a,48b)と樹脂部材47との接合は接着剤によるものには限定されず、樹脂部材をアウトサート成形することにより補助部材48と樹脂部材47とが一体とされてもよい。また、補助部材48は金属以外の材料にて形成されていてもよく、例えば、セラミックや熱硬化樹脂等でもよい。さらに、補助部材48は樹脂部材47とは溶融温度の異なる樹脂でもよく、樹脂部材47と2色成形により一体に形成されてもよい。
第1の実施の形態に係る軸受機構4の組立では、例えば、ステップS12においてスリーブ42にシャフト41が挿入されてからスリーブハウジング43にスリーブ42が嵌入される順序には限定されず、スリーブハウジング43にシャフト41が挿入されてからスリーブ42がスリーブハウジング43に嵌入されて固定されてもよく、可能な範囲内で適宜変更されてよい。他の実施の形態に係る軸受機構の組立についても同様である。
図25に示す軸受機構4jのスラスト動圧発生部415が有する動圧溝は、スリーブ42の下面421やスリーブハウジング43の内底面に形成されてもよい。また、スリーブハウジング43に代えて図10に示すスリーブハウジング43aが採用され、樹脂部材47を保持する空間(すなわち、凹部)がスラスト動圧発生部415の底部に形成されてもよい。
上記実施の形態では、スリーブハウジング内にシャフト、スリーブ、シール部材等を挿入した後でアキシャル間隙46を形成することができるため、略有底円筒状のスリーブハウジングが連続した1つの部材として形成されている軸受機構の組み立てに特に適しているが、スリーブハウジングは複数の部品により組み立てられるものであってもよい。
記録ディスク駆動装置1は、ハードディスク駆動装置に限定されず、光ディスク、光磁気ディスク等を駆動する装置であってもよく、軸受機構は、記録ディスクに対する情報の読み出しおよび書き込みの一方または両方、すなわち、読み出しまたは書き込みを行う記録ディスク駆動装置に適している。また、軸受機構はレーザプリンタ等の他の機器のモータに利用されてもよい。
第1の実施の形態に係る記録ディスク駆動装置の縦断面図である。 モータの縦断面図である。 軸受機構の縦断面図である。 軸受機構の製造の流れを示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 第2の実施の形態に係る軸受機構の縦断面図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 第3の実施の形態に係る軸受機構の縦断面図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 第4の実施の形態に係る軸受機構の縦断面図である。 軸受機構の製造の流れの一部を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 第5の実施の形態に係る軸受機構の縦断面図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。 第6の実施の形態に係る軸受機構の縦断面図である。 製造途上の軸受機構を示す図である。
符号の説明
1 記録ディスク駆動装置
2 ステータ部
3 ロータ部
4,4a〜4j 軸受機構
10 モータ
11 記録ディスク
12 アクセス部
13 ハウジング
22 電機子
32 界磁用磁石
41,41a,41b シャフト
42 スリーブ
43,43a スリーブハウジング
44,44a シール部材
45,45a,45b スラスト部材
47 樹脂部材
48,48a,48b 補助部材
411 (シャフトの)下端部
413,413a (シャフトの)上端部
415 スラスト動圧発生部
432,432a (スリーブハウジングの)底部
453,483 空間
454,484,4322 突起
4321 凹部
J1 中心軸
S11〜S15,S21,S22 ステップ

Claims (12)

  1. モータに用いられる軸受機構の製造方法であって、
    a)スリーブである環状部材または前記スリーブとは別部材である環状部材を略有底円筒状のスリーブハウジング内に嵌入して前記環状部材に挿入されたシャフトの端部を前記スリーブハウジングの内底面に配置された熱可塑性の樹脂部材に直接またはスラスト部材を介して当接させ、前記環状部材を前記スリーブハウジングの開口から底部に向かう方向に直接または間接的に前記シャフトに当接させるとともに前記環状部材を前記スリーブハウジングに固定する工程と、
    b)前記スリーブハウジングの前記底部を外部から加熱するとともに前記シャフトの他方の端部に前記底部に向かう荷重を加えることにより、前記樹脂部材を変形させる工程と、
    を備えることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  2. 請求項1に記載の軸受機構の製造方法であって、
    前記a)工程において、前記シャフトの前記端部と前記樹脂部材との間に前記スラスト部材が配置されており、
    前記b)工程により、前記シャフトの前記端部と前記スラスト部材とにより、前記シャフトが前記スラスト部材と中心軸上において接触しつつ回転するピボット軸受が構成されることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  3. 請求項2に記載の軸受機構の製造方法であって、
    前記b)工程において、前記スラスト部材の周縁部と前記スリーブハウジングの前記内底面とが当接し、前記スラスト部材の前記周縁部の内側に形成される前記スラスト部材と前記内底面との間の間隙に前記樹脂部材が保持されることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  4. 請求項2に記載の軸受機構の製造方法であって、
    前記b)工程において、前記スラスト部材の中央部と前記スリーブハウジングの前記内底面とが当接し、前記スラスト部材の前記中央部の周囲に形成される前記スラスト部材と前記内底面との間の間隙に前記樹脂部材が保持されることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  5. モータに用いられる軸受機構の製造方法であって、
    a)スリーブである環状部材または前記スリーブとは別部材である環状部材を略有底円筒状のスリーブハウジング内に嵌入して前記環状部材に挿入されたシャフトの端部を前記スリーブハウジングの内底面に取り付けられた補助部材上に配置された熱可塑性の樹脂部材に直接またはスラスト部材を介して当接させ、前記環状部材を前記スリーブハウジングの開口から底部に向かう方向に直接または間接的に前記シャフトに当接させるとともに前記環状部材を前記スリーブハウジングに固定する工程と、
    b)前記スリーブハウジングの前記底部を外部から加熱するとともに前記シャフトの他方の端部に前記底部に向かう荷重を加えることにより、前記樹脂部材を変形させる工程と、
    を備えることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  6. 請求項5に記載の軸受機構の製造方法であって、
    前記a)工程において、前記シャフトの前記端部と前記樹脂部材との間に前記スラスト部材が配置されており、
    前記b)工程により、前記シャフトの前記端部と前記スラスト部材とにより、前記シャフトが前記スラスト部材と中心軸上において接触しつつ回転するピボット軸受が構成されることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  7. 請求項6に記載の軸受機構の製造方法であって、
    前記b)工程において、前記スラスト部材の周縁部と前記補助部材とが当接し、前記スラスト部材の前記周縁部の内側に形成される前記スラスト部材と前記補助部材との間の間隙に前記樹脂部材が保持されることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  8. 請求項6に記載の軸受機構の製造方法であって、
    前記b)工程において、前記スラスト部材の中央部と前記補助部材とが当接し、前記スラスト部材の前記中央部の周囲に形成される前記スラスト部材と前記補助部材との間の間隙に前記樹脂部材が保持されることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載の軸受機構の製造方法であって、
    前記a)工程の前に、
    前記補助部材と前記樹脂部材とを接合するとともに前記樹脂部材と前記スラスト部材とを接合して接合体を形成する工程と、
    前記接合体の前記補助部材を前記スリーブハウジングの前記内底面に取り付ける工程と、
    をさらに備えることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の軸受機構の製造方法であって、
    前記スリーブハウジングが連続した1つの部材として形成されていることを特徴とする軸受機構の製造方法。
  11. 電動式のモータであって、
    請求項1ないし10のいずれかに記載の製造方法にて製造された軸受機構と、
    前記シャフトの前記他方の端部に取り付けられるとともに界磁用磁石を有するロータ部と、
    前記軸受機構が固定され、前記界磁用磁石に対向する電機子を有するステータ部と、
    を備えることを特徴とするモータ。
  12. 記録ディスク駆動装置であって、
    記録ディスクを回転する請求項11に記載のモータと、
    前記記録ディスクに対する情報の読み出しまたは書き込みを行うアクセス部と、
    前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
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