JP2009011033A - スリーブユニットの製造方法、スリーブユニット、モータおよびスリーブユニット製造装置 - Google Patents

スリーブユニットの製造方法、スリーブユニット、モータおよびスリーブユニット製造装置 Download PDF

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恭章 羽田
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Abstract

【課題】スリーブとハウジングとを有するスリーブユニットを備えるモータの品質を安定させる。
【解決手段】 スリーブハウジング222ハウジング円筒部223の内側面に接着剤を塗布し(ステップS11)、スリーブ221の第1基準面2213を第1当接面511に当接させつつスリーブ保持部51により吸着保持し(ステップS12)、スリーブハウジング222の第2基準面2242を第2当接面521に当接させるようスリーブハウジング保持部52により保持され、吸引機構56によりスリーブハウジング222内部が大気圧に対して負圧とされる(ステップS13〜S14)。更に、移動機構53によりスリーブハウジング222は、スリーブ221内に挿入され(ステップS15)、接着加熱固定される(ステップS16〜S17)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、流体動圧を利用した軸受機構を有するモータおよびモータのスリーブユニットに関し、特に、スリーブユニットを製造する技術に関連する。
従来より、ハードディスク装置等の記録ディスク駆動装置は、記録ディスクを回転駆動するスピンドルモータ(以下、「モータ」という。)を備えており、モータの軸受機構の1つとして、流体動圧を利用する軸受機構が採用されている。このような、流体動圧を利用する軸受機構では、シャフトやシャフトが挿入されるスリーブ等によりスラスト軸受部およびラジアル軸受部が構成される。
例えば、特許文献1では、スリーブの外周に取り付けられた有底円筒状のスリーブハウジングがブラケットに固着され、スリーブおよびスリーブハウジング(以下、2つをまとめて「スリーブユニット」という。)とスリーブユニットに挿入されるシャフトを含むロータとの間にオイルの動圧を利用した軸受機構が構成される。特許文献1のモータでは、シャフトの外側面とスリーブの内側面との間にラジアル軸受部が構成される。また、スリーブの上端面とロータハブのスラスト面との間にスラスト軸受部が構成され、ハウジングの上端面とロータハブのスラスト面との間に潤滑液を保持させるシール部が構成されたモータが開示されている。
一方、特許文献2では、特許文献1と類似構造の軸受機構において、スリーブの外周に取り付けられた円筒状のスリーブハウジングがブラケットに固着され、シャフトの外側面とスリーブの内側面との間にラジアル軸受部が構成される。また、スリーブの下端面とシャフト下端に設けられたスラストプレートの上面との間、および、スラストプレートの下面とスリーブハウジングの下端に取り付けられたスラストブッシュの上面との間にスラスト軸受部が構成され、ハウジングの上端面とシャフト上端に設けられた円板状のシールブッシュとの間に、オイルにシャフト方向への押し込み圧を発生させる動シール部が構成されたものが開示されている。
特開2003−262217号公報 特開2006−77872号公報
ところで、特許文献1のスリーブユニットでは、スリーブの上面とスリーブハウジングに設けられるフランジ部の下面が、ロータハブのスラスト面と抜止めリングとにより挟まれている。そして、モータの駆動時には、ロータハブが浮上することによりスリーブの上面とロータハブのスラスト面との間、および、フランジ部の下面と抜止めリングとの間にそれぞれ微小な間隙が形成される。このようなモータでは、モータ特性に影響する上記間隙の大きさが高精度に設計されているため、フランジ部の上下方向の厚さに許容される寸法公差は非常に小さくなる。したがって、スリーブにスリーブハウジングを取り付ける際、スリーブの上面とスリーブハウジングのフランジ部の下端面との軸方向の距離を設計距離に合わせるために、両者の位置決めを精度良く行う必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スリーブとハウジングとを有するスリーブユニットを備えるモータの品質を安定させることを目的としている。
また、本発明は、信頼性並びに耐久性に優れたスリーブユニットおよびこれを備えたモータを提供する。
請求項1に記載の発明は、流体動圧を利用した軸受機構を有するモータのシャフトが挿入されるスリーブとスリーブの外周に取り付けられるスリーブハウジングとを備えるスリーブユニットの製造方法であって、a)所定の中心軸を中心とする略円筒状であって、前記中心軸方向の一方の端部に前記中心軸に垂直な第1基準面を有するスリーブを保持する工程と、b)前記中心軸を中心とする略有底円筒状であって、開口端側において径方向外方に拡径するフランジ部を備え、該フランジ部の閉塞端側の端面に前記中心軸に垂直な第2基準面を有するスリーブハウジングを、前記開口端を前記スリーブの前記中心軸方向の他方の端部と対向させつつ中心軸を中心として保持する工程と、c)前記スリーブを前記スリーブハウジングに対して前記中心軸方向に相対的に移動して前記スリーブを前記スリーブハウジング内に挿入する工程と、d)前記スリーブハウジング内を吸引することにより大気圧に対して負圧にする工程と、e)前記第1基準面が前記スリーブを保持するスリーブ保持部の第1当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記第1当接面から前記スリーブ保持部に向かって付勢され、前記第2基準面が前記スリーブハウジングを保持するスリーブハウジング保持部の第2当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記第2当接面から前記スリーブハウジング保持部に向かって付勢され、前記第1当接面と前記第2当接面との間の前記中心軸方向に関する距離を所定の距離とする工程と、f)前記e)工程と同時または後に、前記スリーブを前記スリーブハウジングに固定する工程と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスリーブユニットの製造方法であって、前記e)工程において、前記第1基準面が前記スリーブを保持するスリーブ保持部の第1当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記第1当接面から前記スリーブ保持部に向かって吸引付勢され、前記第2基準面が前記スリーブハウジングを保持するスリーブハウジング保持部の第2当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記スリーブハウジングの閉塞端底面から前記スリーブ保持部に向かって吸引付勢され、前記第1当接面と前記第2当接面との間の前記中心軸方向に関する距離が前記所定の距離とされる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のスリーブユニットの製造方法であって、前記e)工程において、前記第1基準面が前記スリーブを保持するスリーブ保持部の第1当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記第1当接面から前記スリーブ保持部に向かって吸引付勢され、前記第2基準面が前記スリーブハウジングを保持するスリーブハウジング保持部の第2当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記スリーブハウジングの閉塞端底面は前記開口端側から前記スリーブハウジング保持部に向かって押圧付勢され、前記第1当接面と前記第2当接面との間の前記中心軸方向に関する距離が前記所定の距離とされる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスリーブユニットの製造方法であって、
前記スリーブハウジングの閉塞端内底面の中心軸付近を、スリーブハウジング付勢機構が点押圧することにより、前記開口端側から前記スリーブハウジング保持部に向かって押圧付勢される。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法であって、前記d)工程の前記吸引は、前記スリーブの前記吸引付勢と同じ吸引を用いる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法であって、前記b)工程よりも前に、前記スリーブの前記他方の端部を前記スリーブハウジングの閉塞端に対向させて、前記中心軸方向に相対的に移動して前記スリーブに前記スリーブハウジングを被せる工程をさらに備える。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法であって、前記f)工程において、前記スリーブハウジングに当接する又は近接するヒータにより前記スリーブハウジングを加熱する工程と、を備える。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法であって、前記スリーブが、原材料を加圧成形した多孔質部材である。
請求項9に記載の発明は、スリーブユニットであって、流体動圧を利用した軸受機構を有するモータのシャフトが挿入されるスリーブとスリーブの外周に取り付けられるスリーブハウジングとを備えるスリーブユニットであって、請求項1乃至8のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法により製造される。
請求項10に記載の発明は、流体動圧を利用した軸受機構を有するモータであって、シャフトと前記シャフトの周囲に配置されたロータマグネットとを有するロータ部と、前記ロータ部を回転可能に支持するベース部と、を備え、前記ベース部が、前記シャフトが挿入される請求項9に記載のスリーブユニットと、前記ロータマグネットとの間で前記スリーブユニットの前記中心軸を中心とするトルクを発生するステータと、を備える。
請求項11に記載の発明は、流体動圧を利用した軸受機構を有するモータのシャフトが挿入されるスリーブとスリーブの外周に取り付けられるスリーブハウジングとを備えるスリーブユニットを製造するスリーブユニット製造装置であって、所定の中心軸を中心とする略円筒状であって、前記中心軸方向の一方の端部に前記中心軸に垂直な第1基準面を有するスリーブを保持するスリーブ保持部と、前記中心軸を中心とする略有底円筒状であって、開口端側の径方向外方に拡径するフランジ部を備え、該フランジ部の閉塞端側端面に前記中心軸に垂直な第2基準面を有するスリーブハウジングを、前記開口端を前記スリーブの前記中心軸方向の他方の端部と対向させつつ中心軸を中心として保持するスリーブハウジング保持部と、前記スリーブハウジングを前記スリーブに対して前記中心軸方向に相対的に移動する移動機構と、前記移動機構により前記スリーブを前記スリーブハウジング内に挿入し、前記第1基準面と前記第2基準面との間の前記中心軸方向に関する距離が所定の距離になったときに前記スリーブハウジング保持部の移動を規制する移動規制部と、を備え、さらに、前記スリーブ保持部が、前記第1基準面に当接する第1当接面を備え、前記スリーブハウジング保持部が、前記第2基準面に当接する第2当接面を備え、前記スリーブユニット製造装置が、前記スリーブハウジング内を吸引して大気圧に対して負圧にする吸引機構と、前記1基準面を前記第1当接面に向かって付勢する第1付勢機構と、前記2基準面を前記第2当接面に向かって付勢する第2付勢機構と、をさらに備える。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のスリーブユニット製造装置であって、前記第1付勢機構が、前記第1基準面を前記第1当接面からスリーブ保持部に向かって吸引する機構を備え、前記第2付勢機構が、前記第2基準面を前記スリーブハウジングの閉塞端底面からスリーブ保持部に向かって吸引する機構、または、前記第2基準面を前記スリーブハウジングの閉塞端底面は前記開口端側から前記スリーブハウジング保持部に向かって押圧する機構を備え、前記吸引機構は、前記第1付勢機構と一体的に構成されている。
請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載のスリーブユニット製造装置であって、前記スリーブハウジング保持部は、前記スリーブハウジングに当接する又は近接する加熱機構を備える。
請求項14に記載の発明は、請求項11乃至13のいずれかに記載のスリーブユニット製造装置であって、前記移動規制部が、前記スリーブ保持部および前記スリーブハウジング保持部の間に挟まれることにより前記スリーブハウジング保持部の移動を規制する部材であり、前記移動規制部は、前記スリーブ保持部に固定され、前記スリーブハウジング保持部を吸引する。
請求項15に記載の発明は、請求項11乃至14のいずれかに記載のスリーブユニット製造装置であって、前記スリーブ保持部は、前記中心軸を中心として前記第1基準面を揺動させる揺動機構を備える。
本発明では、スリーブの第1基準面とスリーブハウジングの第2基準面との軸方向における相対位置を容易に決めることができる。
また本発明では、スリーブハウジング内を吸引することにより、大気圧に対して負圧にするため、スリーブハウジング内に異物の混入を防ぐことができる。
また本発明では、スリーブの第1基準面とスリーブハウジングの第2基準面との位置決めを精度良く行えるため、スリーブの上面とロータハブのスラスト面との間、及びスリーブハウジングのフランジ部の下面と抜止めリングとの間の軸方向の微少な間隙の間隙寸法を高精度に保つことができる。従って、スラスト軸受部の性能低下を防止することができる。
また本発明では、信頼性並びに耐久性に優れたスリーブユニットを実現できる。
以下、図1から図7までを参照に本発明の実施形態について詳述する。なお、本発明の説明において、各部材の位置関係や方向を上下左右で説明するときは、あくまで図面における位置関係や方向を示し、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。
<モータの構成>
図1は、本発明の実施形態に係るディスク駆動用のモータ1を示す縦断面図である。図1に示すように、モータ1はアウターロータ型のモータであり、固定組立体であるベース部2、および、回転組立体であるロータ部3を備える。ロータ部3は、作動流体である潤滑油による流体動圧を利用した軸受機構を介して、モータ1の中心軸J1(後述のスリーブハウジング222の中心軸でもある。)を中心にベース部2に対して回転可能に支持される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってロータ部3側を上側、ベース部2側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ロータ部3は、ロータ部3の各部を保持するロータハブ31、および、ロータハブ31に取り付けられて中心軸J1の周囲に配置される界磁用磁石32を備える。ロータハブ31はステンレス等により形成されており、中心軸J1に対して垂直に広がる略円板状の円板部312、中心軸J1を中心とする略円筒状であって円板部312に固定されて下側(すなわち、ベース部2側)に突出するシャフト311、および、円板部312の内周面に設けられる中心軸J1向かって突出する略円筒状の抜止部材313を備える。界磁用磁石32は、ロータハブ31の円板部312の外縁近傍に設けられるとともに多極着磁された円環状の磁石である。
ベース部2は、ベース部2の各部を保持するベースプレート21、ロータ部3のシャフト311が潤滑油を介して挿入されるとともにロータ部3を回転可能に支持する軸受機構の一部である略有底円筒状のスリーブ(後述するように、当該スリーブは、スリーブハウジング222の内側にスリーブ本体221を取り付けて形成されるため、以下、「スリーブユニット」という。)22、スリーブユニット22の周囲にてベースプレート21に取り付けられる電機子24、および、界磁用磁石32の下側に配置される略円環状のスラストヨーク25を備える。
ベースプレート21は、第1ハウジング部材611(図1参照)の一部であり、アルミニウム、アルミニウム合金、または、磁性もしくは非磁性の鉄系金属の板状部材をプレス加工することにより第1ハウジング部材611の他の部位と一体的に形成される。スラストヨーク25は、中心軸J1を中心としてベースプレート21に固定されており、界磁用磁石32との間の磁気的引力によりロータ部3をベースプレート21側に引き付ける強磁性体である。電機子24は、シャフト311の周囲に配置された界磁用磁石32との間でシャフト311(すなわち、中心軸J1)を中心とする回転力(トルク)を発生する。
電機子24は、圧入または接着によりベースプレート21に上側から取り付けられており、薄板状の珪素鋼板により形成された複数(本実施の形態では6枚)のコアプレートを積層してなるコア241を備え、コア241は、中心軸J1を中心に放射状に配置された複数のティース243、および、複数のティース243を内側から支持する(すなわち、各ティース243の中心軸J1側の端部を連結して支持する)リング状のコアバックを備える。各コアプレートでは、複数のティース243およびコアバックのそれぞれに対応する部位が一体的に形成されているため、複数のティース243およびコアバックは磁気的に接続されている。電機子24は、コア241の複数のティース243のそれぞれに導線が多層に巻回されることにより形成される複数のコイル242をさらに備える。
スリーブユニット22は、中心軸J1を中心とする略円筒状であってシャフト311が挿入されるスリーブ本体221、および、スリーブ本体221の外周に取り付けられる略有底円筒状のスリーブ部材であるスリーブハウジング222を備え、ベースプレート21の略中央部に形成された開口に取り付けられる。スリーブ本体221は、接着剤を介してスリーブハウジング222の内側面に、スリーブ本体221の上端がスリーブハウジング222の上端より突出する様に固定されている。
スリーブ本体221は多孔質部材であり、粉末状の原材料を型に入れて押し固めることにより加圧成形した後に焼結し、焼結された部材を再度型に入れて圧縮することにより形成される。原材料としては、様々な種類の金属粉末や金属化合物粉末、非金属粉末等(例えば、鉄(Fe)および銅(Cu)の混合粉末、銅およびスズ(Sn)の混合粉末、銅、スズおよび鉛(Pb)の混合粉末、鉄および炭素(C)の混合粉末)が利用される。スリーブ本体221の外側面には、上下方向(すなわち、中心軸J1方向)に伸びる複数の溝2211が設けられており、溝2211は上記形成工程(例えば、加圧成形工程や焼結後の圧縮工程)において同時に容易に形成される。
図2は、モータ1の一部(図1における左半分)を拡大して示す縦断面図である。図2に示すように、スリーブハウジング222は、内側にスリーブ本体221が取り付けられる略有底円筒状のハウジング円筒部223、ハウジング円筒部223の上端において外側に広がる(すなわち、中心軸J1から離れる方向に突出する)略円環状のフランジ部224および、ハウジング円底部225を備える。ハウジング円筒部223およびフランジ部224は金属(例えば、燐青銅等の銅合金)製であり、プレス加工により一体的に形成される。上下方向に関してハウジング円筒部223の内径は一定であり、外径は、ハウジング円筒部223の上部においてフランジ部224に近づくに従って漸次増加する。
モータ1では、スリーブハウジング222のフランジ部224が、ロータハブ31の円板部312と抜止部材313との間に位置する。これにより、ロータ部3がベース部2から離れて上側に抜けてしまうことが防止される。換言すれば、ロータハブ31の抜止部材313およびスリーブハウジング222のフランジ部224は、ロータ部3の抜け止め機構となっている。
<流体動圧軸受機構の構成>
次に、モータ1のロータ部3をベース部2に対して回転可能に支持する流体動圧軸受機構について説明する。図2に示すように、モータ1では、ロータハブ31の円板部312の下面とスリーブ本体221の上側の端面(すなわち、フランジ部224の上面)2241との間、スリーブ本体221の内側面とシャフト311の外側面との間、シャフト311の下側の端面とスリーブハウジング222のハウジング円底部225の内底面との間、および、ハウジング円筒部223の外側面と抜止部材313の内側面との間に微小な間隙が設けられる。以下、これらの間隙をそれぞれ、「上部間隙41」、「側部間隙42」、「下部間隙43」、「外側間隙44」という。
スリーブユニット22では、スリーブ本体221の外側面に形成された複数の溝2211とスリーブハウジング222の内側面とにより、スリーブ本体221の上部と下部とを連通する(すなわち、上部間隙41と下部間隙43とを連通する)複数の流路が形成される。また、スリーブ本体221の下側の端面には、複数の溝2211(により形成される流路)と下部間隙43とを連通する水平溝2212(図1参照)が形成されている。モータ1では、上記複数の流路および上記複数の間隙に潤滑油が連続して充填され、いわゆるフルフィル構造の軸受機構が構成される。
スリーブハウジング222のハウジング円筒部223の上部の外側面は、上述のように、その外径が下側に向かって漸次減少する傾斜面とされ、当該傾斜面に対向するロータハブ31の円筒部3132の内側面も、その内径が下側に向かって漸次減少する傾斜面とされる。円筒部3132の内側面の中心軸J1に対する傾きは、ハウジング円筒部223の上部の外側面の傾きよりも小さくされるため、外側間隙44の幅(すなわち、ハウジング円筒部223の外側面と円筒部3132の内側面との間の距離)は下側に向かって漸次増加する。これにより、外側間隙44における潤滑油の界面は、毛管現象および表面張力によりメニスカス状となってテーパシールが形成され、外側間隙44がオイルバッファとしての役割を果たして潤滑油の流出が防止される。
スリーブ本体221の上面2213(開口端側端面)に、ロータ部3の回転時に潤滑油に対して中心軸J1側に向かう圧力を発生させるための溝(すなわち、モータ1の駆動時に流体動圧を発生させる動圧溝であり、その形状は、例えば、スパイラル状とされる。)が形成されており、上部間隙41によりスラスト動圧軸受部が構成される。また、側部間隙42の互いに対向する面には、潤滑油に流体動圧を発生させるための溝(例えば、中心軸J1の向く方向に関して、スリーブ本体221の内側面の上下に設けられたヘリングボーン溝等)が形成されており、側部間隙42によりラジアル動圧軸受部が構成される。
このように、モータ1では、スリーブユニット22(すなわち、スリーブ本体221およびスリーブハウジング222)とロータハブ31との間に形成される間隙(すなわち、上部間隙41、側部間隙42、下部間隙43および外側間隙44)、並びに、スリーブ本体221の溝2211とスリーブハウジング222の内側面とにより形成される複数の流路に、作動流体である潤滑油が充填されており、ロータ部3の回転時には、潤滑油による流体動圧を利用してロータ部3が支持される。そして、ロータ部3が中心軸J1を中心としてベース部2に対して回転することより、ロータ部3に取り付けられる記録ディスクが回転する。
モータ1では、流体動圧を利用する軸受機構によりロータ部3を潤滑油を介して非接触にて支持することにより、ロータ部3を高精度、かつ、低騒音にて回転することができる。また、モータ1では、スリーブ本体221が粉末状の原材料を加圧成形した多孔質部材とされるため、軸受機構において高い保持力にて潤滑油を保持することができるとともに潤滑油中のパーティクル等の不純物を吸着して潤滑油を清浄に保つことができる。
モータ1の軸受機構では、上部間隙41において中心軸J1側に押し込まれた潤滑油が、側部間隙42、下部間隙43、水平溝2212および複数の溝2211を介して上部間隙41へと戻される。これにより、ロータ部3の回転時に上部間隙41および下部間隙43における潤滑油の圧力がほぼ等しくされるため、下部間隙43において潤滑油の圧力が過剰に高くなることが防止され、ロータ部3が過剰に浮き上がってしまうことが防止される。また、軸受機構内の潤滑油の圧力が局部的に負圧になることが防止され、潤滑油内における気泡の発生や潤滑油の漏れ等が防止される。
なお、モータ1では、モータ1に対する衝撃等によりロータ部3が過剰に浮き上がった場合であっても、ロータハブ31の抜止部材313がスリーブハウジング222のフランジ部224の下面2242に当接することにより、ロータ部3がそれ以上浮上することが防止される。すなわち、抜止部材313およびフランジ部224は、ロータ部3の過剰な浮上を防止するストッパとなっている。
ところで、モータ1では、ロータ部3の回転時におけるロータハブ31の円板部312の下面とスリーブ本体221の上面2213との間の上下方向の距離、および、フランジ部224の下面2242と抜止部材313の上面との間の上下方向の距離の合計が40μmとされる。このスリーブ本体221及びフランジ部224と、ロータハブ31との間の合計距離は、ロータハブ31の円板部312および抜止部材313、並びに、スリーブハウジング222のスリーブ本体221及びフランジ部224の4つの部位により決定されるため、当該4つの部位の製造時における上下方向の寸法公差(すなわち、フランジ部224においては厚さ方向の寸法公差)はそれぞれ±5μmとなる。また、フランジ部224の外側面2243とロータハブ31との間の上下方向に垂直な方向に関する距離は約50μmとされる。
<スリーブユニットの製造方法及び製造装置>
次に、スリーブユニット22の製造の第1の実施形態について説明する。図3は、スリーブユニット22を製造するスリーブユニット製造装置5を示す断面図である。図3に示すように、スリーブユニット製造装置5は、スリーブ221を吸引吸着して保持する略円柱状のスリーブ保持部51、スリーブ221の中心軸J1(すなわち、製造後におけるスリーブユニット22の中心軸J1)を中心としてスリーブハウジング222を保持するスリーブハウジング保持部52、スリーブハウジング保持部52をスリーブ保持部51に対して中心軸J1方向に相対的に移動する移動機構53(シャフトのみを図示する)、および、移動機構53によるスリーブ保持部51の移動を規制する(すなわち、移動範囲を制限する)複数の移動規制部54を備える。移動規制部54は、スリーブ保持部51およびスリーブハウジング保持部52の間に挟まれることによりスリーブ保持部51の移動を規制する部材である。
スリーブユニット製造装置5では、スリーブ保持部51に保持されたスリーブ221を、スリーブハウジング222内に挿入して固定することによりスリーブユニット22が形成される。図3に示すように、スリーブユニット製造装置5では、スリーブ221およびスリーブハウジング222が、モータ1のベースプレート21に取り付けられた状態とは上下反対に保持されているが、以下の説明におけるスリーブユニット22の上下は、これまでの説明と同様に、スリーブユニット22がベースプレート21に取り付けられた状態における上下を意味するものとし、図3の上下方向とは逆になる。
スリーブ保持部51は、スリーブ本体221の上面2213(以下、第1基準面2213という)に当接する第1当接面511を備え、スリーブ保持部51の内部には、スリーブ221を吸引吸着するための微小な複数の吸引路512が形成されている。スリーブハウジング保持部52は、スリーブハウジング222のフランジ部224の閉塞端側端面である下面2242(以下、第2基準面2242という)に当接する第2当接面521を備え、第2基準面2242とは反対側の上面端部を第1基準面2213とは反対側の下面端部と対向させつつスリーブハウジング222を保持する。
スリーブユニット製造装置5は、スリーブ221のスリーブハウジング222への取り付け時に、スリーブ221のスリーブハウジング222のハウジング円底部225の内底面を移動機構53に向かって付勢する第1付勢機構55をスリーブ保持部51側に備える。
第1付勢機構55は、スリーブ保持部51の第1当接面511に形成された円柱513の円形開口からスリーブハウジング保持部52側へと突出するとともにスリーブハウジング222内のハウジング円底部225の内底面に挿入される略円柱状の第1付勢部材551、および、第1付勢部材551のスリーブハウジング保持部52側とは反対側に設けられる弾性部材である第1コイルばね552を備える。
また、第1付勢部材551がスリーブ保持部51側に設けられ、吸引路512内に形成されていることから、第1付勢部材551を貫通させるスリーブ保持部51中央孔は、吸引機構56を備えており、スリーブ保持部51の吸引路512が作動すると同時に、吸引機構56も作動し、スリーブハウジング222内を大気圧に対して負圧にすることができる機能を有している。
さらに、アルミニウム製のケースに加熱機構を付したヒータ57が、スリーブハウジング保持部52側に設けられ、スリーブハウジング保持部52の中心軸J1付近にばねにより軸方向に移動可能に設置されている。このヒータ57は、スリーブハウジング222のハウジング円底部225に直接当接させることが可能な構成となっている。
図4は、スリーブユニット22の製造の流れを示す図である。スリーブユニット製造装置5によりスリーブユニット22が製造される際には、まず、スリーブハウジング222のハウジング円筒部223の内側面2231(後述するように、スリーブ221の外側面であってもよい。)に接着剤が塗布される(ステップS11)。続いて、スリーブ保持部の吸引路521の作動を開始させて、スリーブ221が第1基準面2213を第1当接面511に当接させつつスリーブ保持部51により吸着保持される(ステップS12)。このとき、吸引作用は第1付勢部材551を貫通させるスリーブ保持部51中央孔にも働き、吸引機構56も作動している。次に、第2基準面2242とは反対側の上面端部を第1基準面2213とは反対側の下面端部と対向させつつスリーブハウジング222をスリーブに(挿入し)被せると(ステップS13)、吸引機構56によりスリーブハウジング222内部が大気圧に対して負圧となり、吸引機構56が吸引する方向すなわちスリーブ保持部51側にスリーブハウジング222は引き寄せられる。そして、スリーブハウジング222の第2基準面2242を第2当接面521に当接させるよう移動機構53が移動しスリーブハウジング保持部52により保持される(ステップS14)。
更に移動機構53によりスリーブ221内に挿入されたスリーブハウジング222は、第1付勢部材551がスリーブハウジング222のハウジング円底部225の内底面中央付近を押圧することにより第1コイルばね552が弾性変形するとともに、スリーブハウジング222の第2基準面2242がスリーブ保持部51の第1当接面511に向かって付勢される。このとき、スリーブハウジング222のハウジング円底部225は、ヒータ57の下端面に移動途中で当接するが、ヒータ57はばね機構を備えており、中心軸J1方向に移動することができ、スリーブハウジングの移動を阻止することはない。さらに、第1コイルばね552のばね定数は、スリーブ保持部51がスリーブハウジング保持部52に最も近接した状態(後述の図5参照)においても、第1コイルばね552の弾力によりスリーブハウジング保持部52がスリーブ保持部51から離れる方向に移動しないように決定され、ヒータ57のばね機構も第1コイルばね552の弾力よりも弱く、スリーブハウジング保持部52がスリーブ保持部51から離れる方向に移動しないように決定されている。
スリーブユニット製造装置5では、図5に示すように、スリーブ保持部51の第1当接面511上に設けられた移動規制部54の先端にスリーブハウジング保持部52の第2当接面521が当接することにより、スリーブハウジング保持部52の移動が規制されてスリーブハウジング222のスリーブ221内への挿入が停止される(ステップS15)。
このとき、スリーブ保持部51下方には平行度調整部58(揺動機構)が設けられており、中心軸J1方向に関して第1基準面2213と第2基準面2242の平行度を調整するよう設置されている。この平行度調整部58は、スリーブ保持部51を設置するT字状台581と、ベアリング582を介してそのT字状台581を受ける基盤583から構成され、スリーブ保持部51の第1当接面511上に設けられた移動規制部54の先端にスリーブハウジング保持部52の第2当接面521が当接する際に、第1当接面511と第2当接面521の平行度、すなわち、第1基準面2213と第2基準面2242の平行度を調節する。もし、スリーブハウジング保持部52の第2当接面521が、スリーブ保持部51の第1当接面511上に設けられた移動規制部54の先端面に対して、平面状に偏向している場合は、第2当接面521の一部の箇所が初めに当接し(片当りし)、その後ベアリング582が当接を調節するように移動し、第1当接面511と第2当接面521が全面で密着するようになり静止する。
更に、移動規制部54は、微小な複数の吸引路541を有しており、第2当接面521が移動規制部54の先端面に当接すると、スリーブハウジング保持部52と移動規制部54(を有するスリーブ保持部51)が密着する構成となっている。
スリーブユニット製造装置5では、スリーブ保持部51の第1当接面511とスリーブハウジング保持部52の第2当接面521との間の中心軸J1方向に関する距離が、スリーブ221の第1基準面2213とスリーブハウジング222の第2基準面2242との間の中心軸J1方向に関する距離(以下、「軸受面間距離」という。)の設計値(以下、「設計距離」という。)に等しくなったときにスリーブハウジング保持部52の移動が規制されるように移動規制部54の中心軸J1方向の長さが決定されている。これにより、スリーブユニット22におけるスリーブ本体221の上面2213とスリーブハウジング222のフランジ部224の下面2242の間の距離が、設計距離(許容誤差を含む。)と等しくなるように精度良く決定される。
スリーブハウジング保持部52の移動が規制されると、スリーブ221およびスリーブハウジング222が所定の時間(例えば、2分間)だけ保持され、スリーブ221の外側面とスリーブハウジング222の内側面2231との間において外気との接触が断たれた嫌気性の接着剤が硬化し、スリーブ221がスリーブハウジング222の内側面2231に固定(接着)される(ステップS16)。
固定されたスリーブユニット22は、接着剤を保持したまま、スリーブハウジング保持部52側に設置されたヒータ57によりスリーブハウジング222のハウジング円底部225から直接的に加熱され接着剤の硬化が促進されることにより、スリーブユニット22の製造が終了する(ステップS17)。その後、吸引路521などの作動を停止させる。
スリーブユニット22の製造では、スリーブハウジング222の内側面2231への接着剤の塗布(ステップS11)に代えて、スリーブ221の外側面に接着剤が塗布されてもよい。また、スリーブ221の外側面、および、スリーブハウジング222の内側面2231の双方に接着剤が塗布されてもよい。スリーブ221の外側面および/またはスリーブハウジング222の内側面への接着剤の塗布(ステップS11)は、スリーブハウジング222内へのスリーブ221の挿入する工程(ステップS13)よりも前に行われるのであればいつ行われてもよい。また、スリーブ保持部の吸引路521の作動を開始するタイミングも、スリーブ221をスリーブ保持部51に載地させた後に吸引を開始してもよい。
次に、スリーブユニット22の製造の第2の実施形態について説明する。図6は、スリーブユニット22を製造するスリーブユニット製造装置5aを示す断面図である。スリーブユニット製造装置5aは、図3及び図5に示すスリーブハウジング保持部52の機能が異なるスリーブハウジング保持部52aを備え、第1付勢機構55の機能を有さず、中央孔のみ開口している。また、図3及び図5に示すヒータ57が、中心軸J1付近に中央孔が設けられている為、スリーブハウジング保持部52内にヒータ59が備えられている。その他の構成は図3及び図5と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図6に示すように、スリーブユニット製造装置5aは、スリーブ221を吸引吸着して保持する略円柱状のスリーブ保持部51、スリーブ221の中心軸J1(すなわち、製造後におけるスリーブユニット22の中心軸J1)を中心としてスリーブハウジング222を吸引吸着して保持するスリーブハウジング保持部52a、スリーブハウジング保持部52aをスリーブ保持部51に対して中心軸J1方向に相対的に移動する移動機構53(シャフトのみを図示する)、および、移動機構53によるスリーブ保持部51の移動を規制する(すなわち、移動範囲を制限する)2つの移動規制部54を備える。
スリーブハウジング保持部52aは、スリーブハウジング222のフランジ部224の下面2242(以下、第2基準面2242という)に当接する第2当接面521を備え、スリーブハウジング保持部52aの内部には、スリーブハウジング222を吸引吸着するための微小な複数の吸引路522aが形成され、第2基準面2242とは反対側の上面端部を第1基準面2213とは反対側の下面端部と対向させつつスリーブハウジング222を吸引保持する。
図6は、スリーブユニット22の製造の流れを示す図である。スリーブユニット製造装置5aによりスリーブユニット22が製造される際には、まず、スリーブハウジング222ハウジング円筒部223の内側面2231に接着剤が塗布される(ステップS21)。続いて、スリーブ221が、第1基準面2213を第1当接面511に当接させつつスリーブ保持部51により吸着保持され(ステップS22)、第2基準面2242とは反対側の上面端部を第1基準面2213とは反対側の下面端部と対向させつつ第2基準面2242を第2当接面521に当接させるようスリーブハウジング222を吸引保持される(ステップS23)。スリーブ221及びスリーブハウジング222が保持されると、移動機構53によりスリーブハウジング保持部52aがスリーブ保持部51に近づけられ、スリーブハウジング222のスリーブ221内への挿入が開始される(ステップS24)。
その後、スリーブ保持部51の第1当接面511上に設けられた移動規制部54の先端にスリーブハウジング保持部52aの第2当接面521が当接することにより、スリーブハウジング保持部52aの移動が規制されてスリーブハウジング222のスリーブ221内への挿入が停止される(ステップS25)。
このとき、スリーブ保持部51はスリーブ221の第1基準面2213を第1当接面511に吸引吸着させて保持し、スリーブハウジング保持部52aはスリーブハウジング222の第2基準面2242を第2当接面521に吸引吸着させて保持している。そして、移動規制部54により中心軸J1方向におけるスリーブ221とスリーブハウジング222との位置決めを双方が吸引し密着することにより精度良く行うことができる。更に、スリーブ保持部51が吸引動作を作動させるとき、スリーブ保持部51の中央孔からスリーブハウジング222内も吸引されている。そのため、スリーブハウジング222内は大気圧に対して負圧となり、スリーブハウジング222内のクリーン度が高まる。
スリーブハウジング保持部52の移動が規制された後、スリーブ221の外側面とスリーブハウジング222の内側面2231との間において外気との接触が断たれた嫌気性の接着剤が硬化し、スリーブ221がスリーブハウジング222の内側面2231に固定(接着)される(ステップS26)。
固定されたスリーブユニット22は、接着剤を保持したまま、スリーブハウジング保持部52に設置されたヒータ57によりスリーブハウジング222の外周側面側から加熱され接着剤が硬化することにより、スリーブユニット22の製造が終了する(ステップS27)。
以上に説明したように、スリーブユニット製造装置5では、スリーブ221のスリーブハウジング222内への挿入時に、移動規制部54によりスリーブ保持部51の移動を規制することにより、中心軸J1方向におけるスリーブ221とスリーブハウジング222との位置決めを精度良く行うことができる。これにより、スリーブ221に中心軸J1に垂直な第1基準面2213を有し、スリーブハウジング222に中心軸J1に垂直な第2基準面2242を有するスリーブユニット22を備えるモータ1において、スリーブユニット22の距離を精度良く決定することができる。その結果、モータ1の品質を安定させることができる。このように、ロータ部3の回転時におけるロータハブ31の円板部312の下面とスリーブ本体221の上面2213との間の上下方向の距離、および、フランジ部224の下面2242と抜止部材313の上面との間の上下方向の距離を精度良く決定しつつスリーブユニットを製造することができるスリーブユニット製造装置5は、軸受面間距離の許容誤差が10μm以下とされるスリーブユニット22の製造に特に適している。
スリーブユニット22のスリーブ221は、金属粉末等の原材料を加圧成形し、さらに焼結して形成されるため、無垢材のスリーブに比べて中心軸J1方向の長さの製造誤差が大きい。スリーブユニット製造装置5では、第1基準面2213と第2基準面2242との間の距離に基づいてスリーブ221およびスリーブハウジング222の位置決めを行うため、中心軸J1方向の長さに比較的大きな製造誤差(例えば、25μm〜35μm)を有するスリーブ221を利用する場合であっても、精度良く決定しつつスリーブユニット22を製造することができる。
スリーブユニット製造装置5では、移動規制部54として、スリーブ保持部51とスリーブハウジング保持部52との間に挟まれることによりスリーブ保持部51の移動を規制する部材が利用されることにより、スリーブユニット製造装置5の構造を簡素化することができる。
スリーブユニット製造装置5では、加熱機構としてヒータ57をスリーブハウジング222のハウジング円底部225に直接当接させる構成とすることにより、接着硬化を促進し、固定過程の作業時間を短縮させることができる。
スリーブユニット22の製造では、吸引手段56を用いてスリーブハウジング222内を大気圧に対して負圧にしている。そのため、スリーブハウジング222内に粉塵などが存在していても、吸引手段56により除去されクリーン度を高めることができる。
スリーブユニット22の製造では、スリーブ221のスリーブハウジング222への固定に嫌気性の接着剤が用いられるため、スリーブ221をスリーブハウジング222内に挿入した状態で所定時間だけ保持することのみにより、スリーブ221をスリーブハウジング222に固定することができ、スリーブユニット22の製造を簡素化することができる。
スリーブユニット22の製造では、スリーブ221がすきま嵌めによりスリーブハウジング222に取り付けられることにより、スリーブハウジング222内へのスリーブ221の挿入時に、スリーブ221の外側面2213とスリーブハウジング222の内側面2221とが擦れ合うことが防止される。このように、スリーブハウジング222との摩擦を防止しつつスリーブ221をスリーブハウジング222に容易に挿入することができるスリーブユニット製造装置5は、無垢材に比べて比較的脆弱な多孔質部材であるスリーブ221のスリーブハウジング222への取り付けに特に適している。
スリーブユニット22の製造では、スリーブハウジング222が樹脂により形成されている場合等、スリーブハウジング222との摩擦によってスリーブ221の第1基準面2213等が歪む恐れがない場合には、スリーブ221がスリーブハウジング222内に圧入されてもよい。この場合、スリーブ221をスリーブハウジング222に固定する工程(ステップS16)は、スリーブ221のスリーブハウジング222内への挿入の完了(ステップS15)と同時に完了する。また、スリーブ221が圧入される場合、スリーブハウジング222の内側面2221および/またはスリーブ221の外側面に接着剤を塗布する工程(ステップS11)は省略されてもよい。
スリーブユニット22では、スリーブハウジング222の下端部(すなわち、ベースプレート21に取り付けられた状態における下端部であり、スリーブ221が挿入される側の端部)近傍の肉厚が上端部近傍の肉厚よりも薄くされている。これにより、スリーブ保持部51おけるスリーブ221の吸着位置が僅かにずれる等、何らかの原因によりスリーブ221の挿入の際にスリーブ221がスリーブハウジング222の下端部の内周エッジに接触することがあっても、接触により生じる抵抗が、上端部側からスリーブ221を挿入する場合に比べて小さくなるため、スリーブ221をスリーブハウジング222内に容易に挿入することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、第1付勢機構55では、第1コイルばね552に代えて、板ばね等の他の弾性部材が用いられてもよい。また、第1付勢機構55において、第1付勢部材551がエアシリンダにより押圧されてもよい。この場合、圧縮空気が第1付勢部材551をスリーブ221に押圧する弾性部材の役割を果たす。
スリーブユニット製造装置5では、スリーブ保持部51によるスリーブ221の保持は吸引吸着には限定されず、電気的あるいは磁気的な吸着、機械的な把持等により保持されてもよい。また、スリーブ221のスリーブハウジング222内への挿入後、スリーブ221がスリーブハウジング222に固定されるまでスリーブ保持部51により安定して保持することができる場合には、第1付勢機構55によるスリーブ221の第1当接面511に対する付勢は省略されてもよい。
スリーブユニット製造装置5では、吸引路512及び吸引手段56と、吸引路541は別の吸引機構であるものを示したが、両吸引機構が同じ吸引路につながっていてもよく、吸引路512の吸引機能を作動させると同時に、吸引路541の吸引が開始しても良い。
スリーブユニット製造装置5では、移動規制部54は、必ずしもスリーブ保持部51とスリーブハウジング保持部52との間に挟まれる円柱状の部材には限定されず、例えば、エンコーダやレーザ光を利用した距離測定装置により測定された第1当接面511と第2当接面521との間の距離に基づいて移動機構53が制御されてもよい。
上記実施の形態に係るモータは、必ずしも界磁用磁石34が電機子24の中心軸J1側に配置された、いわゆる、インナーロータ型である必要はなく、界磁用磁石34が電機子24の外側に配置されたアウターロータ型であってもよい。また、スリーブハウジング222はプレス成形されたものである必要はなく、切削などで形成されていてもよい。また、軸受機構は、例えば、空気を流体とした、いわゆるエア動圧軸受を用いてもよい。このような場合であっても、本発明と同様の作用、効果を得ることができる。
上記実施の形態に係るモータは、ハードディスク装置以外の他の装置(例えば、リムーバブルディスク装置等のディスク駆動装置)の駆動源として利用されてもよい。
モータの構成を示す縦断面図である。 モータの一部を示す拡大図である。 製造途上のスリーブユニットを示す図である。 第一実施形態のスリーブユニットの製造の流れを示す図である。 製造途上のスリーブユニットを示す図である。 製造途上のスリーブユニットを示す図である。 第二実施形態のスリーブユニットの製造の流れを示す図である。
符号の説明
1 モータ
3 ロータ部
22 スリーブユニット
221 スリーブ本体
222,222a スリーブハウジング
J1 中心軸

Claims (15)

  1. 流体動圧を利用した軸受機構を有するモータのシャフトが挿入されるスリーブとスリーブの外周に取り付けられるスリーブハウジングとを備えるスリーブユニットの製造方法であって、
    a) 所定の中心軸を中心とする略円筒状であって、前記中心軸方向の一方の端部に前記中心軸に垂直な第1基準面を有するスリーブを保持する工程と、
    b) 前記中心軸を中心とする略有底円筒状であって、開口端側において径方向外方に拡径するフランジ部を備え、該フランジ部の閉塞端側の端面に前記中心軸に垂直な第2基準面を有するスリーブハウジングを、前記開口端を前記スリーブの前記中心軸方向の他方の端部と対向させつつ中心軸を中心として保持する工程と、
    c) 前記スリーブを前記スリーブハウジングに対して前記中心軸方向に相対的に移動して前記スリーブを前記スリーブハウジング内に挿入する工程と、
    d) 前記スリーブハウジング内を吸引することにより大気圧に対して負圧にする工程と、
    e) 前記第1基準面が前記スリーブを保持するスリーブ保持部の第1当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記第1当接面から前記スリーブ保持部に向かって付勢され、前記第2基準面が前記スリーブハウジングを保持するスリーブハウジング保持部の第2当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記第2当接面から前記スリーブハウジング保持部に向かって付勢され、前記第1当接面と前記第2当接面との間の前記中心軸方向に関する距離を所定の距離とする工程と、
    f) 前記e)工程と同時または後に、前記スリーブを前記スリーブハウジングに固定する工程と、
    を備えることを特徴とするスリーブユニットの製造方法。
  2. 請求項1に記載のスリーブユニットの製造方法であって、
    前記e)工程において、前記第1基準面が前記スリーブを保持するスリーブ保持部の第1当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記第1当接面から前記スリーブ保持部に向かって吸引付勢され、前記第2基準面が前記スリーブハウジングを保持するスリーブハウジング保持部の第2当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記スリーブハウジングの閉塞端底面から前記スリーブ保持部に向かって吸引付勢され、前記第1当接面と前記第2当接面との間の前記中心軸方向に関する距離が前記所定の距離とされることを特徴とするスリーブユニットの製造方法。
  3. 請求項1に記載のスリーブユニットの製造方法であって、
    前記e)工程において、前記第1基準面が前記スリーブを保持するスリーブ保持部の第1当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記第1当接面から前記スリーブ保持部に向かって吸引付勢され、前記第2基準面が前記スリーブハウジングを保持するスリーブハウジング保持部の第2当接面に当接するとともに前記中心軸に沿って前記スリーブハウジングの閉塞端底面は前記開口端側から前記スリーブハウジング保持部に向かって押圧付勢され、前記第1当接面と前記第2当接面との間の前記中心軸方向に関する距離が前記所定の距離とされることを特徴とするスリーブユニットの製造方法。
  4. 請求項3に記載のスリーブユニットの製造方法であって、
    前記スリーブハウジングの閉塞端内底面の中心軸付近を、スリーブハウジング付勢機構が点押圧することにより、前記開口端側から前記スリーブハウジング保持部に向かって押圧付勢されることを特徴とするスリーブユニットの製造方法。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法であって、
    前記d)工程の前記吸引は、前記スリーブの前記吸引付勢と同じ吸引を用いることを特徴とするスリーブユニットの製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法であって、
    前記b)工程よりも前に、前記スリーブの前記他方の端部を前記スリーブハウジングの閉塞端に対向させて、前記中心軸方向に相対的に移動して前記スリーブに前記スリーブハウジングを被せる工程をさらに備えることを特徴とするスリーブユニットの製造方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法であって、
    前記f)工程において、前記スリーブハウジングに当接する又は近接するヒータにより前記スリーブハウジングを加熱する工程と、を備えることを特徴とするスリーブユニットの製造方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法であって、
    前記スリーブが、原材料を加圧成形した多孔質部材であることを特徴とするスリーブユニットの製造方法。
  9. 流体動圧を利用した軸受機構を有するモータのシャフトが挿入されるスリーブとスリーブの外周に取り付けられるスリーブハウジングとを備えるスリーブユニットであって、
    請求項1乃至8のいずれかに記載のスリーブユニットの製造方法により製造されたことを特徴とするスリーブユニット。
  10. 流体動圧を利用した軸受機構を有するモータであって、
    シャフトと前記シャフトの周囲に配置されたロータマグネットとを有するロータ部と、
    前記ロータ部を回転可能に支持するベース部と、
    を備え、
    前記ベース部が、
    前記シャフトが挿入される請求項9に記載のスリーブユニットと、
    前記ロータマグネットとの間で前記スリーブユニットの前記中心軸を中心とするトルクを発生するステータと、
    を備えることを特徴とするモータ。
  11. 流体動圧を利用した軸受機構を有するモータのシャフトが挿入されるスリーブとスリーブの外周に取り付けられるスリーブハウジングとを備えるスリーブユニットを製造するスリーブユニット製造装置であって、
    所定の中心軸を中心とする略円筒状であって、前記中心軸方向の一方の端部に前記中心軸に垂直な第1基準面を有するスリーブを保持するスリーブ保持部と、
    前記中心軸を中心とする略有底円筒状であって、開口端側の径方向外方に拡径するフランジ部を備え、該フランジ部の閉塞端側端面に前記中心軸に垂直な第2基準面を有するスリーブハウジングを、前記開口端を前記スリーブの前記中心軸方向の他方の端部と対向させつつ中心軸を中心として保持するスリーブハウジング保持部と、
    前記スリーブハウジングを前記スリーブに対して前記中心軸方向に相対的に移動する移動機構と、
    前記移動機構により前記スリーブを前記スリーブハウジング内に挿入し、前記第1基準面と前記第2基準面との間の前記中心軸方向に関する距離が所定の距離になったときに前記スリーブハウジング保持部の移動を規制する移動規制部と、
    を備え、さらに、
    前記スリーブ保持部が、前記第1基準面に当接する第1当接面を備え、
    前記スリーブハウジング保持部が、前記第2基準面に当接する第2当接面を備え、
    前記スリーブユニット製造装置が、
    前記スリーブハウジング内を吸引して大気圧に対して負圧にする吸引機構と、
    前記1基準面を前記第1当接面に向かって付勢する第1付勢機構と、
    前記2基準面を前記第2当接面に向かって付勢する第2付勢機構と、
    をさらに備えることを特徴とするスリーブユニット製造装置。
  12. 請求項11に記載のスリーブユニット製造装置であって、
    前記第1付勢機構が、
    前記第1基準面を前記第1当接面からスリーブ保持部に向かって吸引する機構を備え、
    前記第2付勢機構が、
    前記第2基準面を前記スリーブハウジングの閉塞端底面からスリーブ保持部に向かって吸引する機構、または、前記第2基準面を前記スリーブハウジングの閉塞端底面は前記開口端側から前記スリーブハウジング保持部に向かって押圧する機構を備え、
    前記吸引機構は、前記第1付勢機構と一体的に構成されている、
    ことを特徴とするスリーブユニット製造装置。
  13. 請求項11または12に記載のスリーブユニット製造装置であって、
    前記スリーブハウジング保持部は、前記スリーブハウジングに当接する又は近接する加熱機構を備えることを特徴とするスリーブユニット製造装置。
  14. 請求項11乃至13のいずれかに記載のスリーブユニット製造装置であって、
    前記移動規制部が、前記スリーブ保持部および前記スリーブハウジング保持部の間に挟まれることにより前記スリーブハウジング保持部の移動を規制する部材であり、
    前記移動規制部は、前記スリーブ保持部に固定され、前記スリーブハウジング保持部を吸引することを特徴とするスリーブユニット製造装置。
  15. 請求項11乃至14のいずれかに記載のスリーブユニット製造装置であって、
    前記スリーブ保持部は、前記中心軸を中心として前記第1基準面を揺動させる揺動機構を備えることを特徴とするスリーブユニット製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7463622B2 (ja) 2020-10-28 2024-04-08 シュンク コーレンシュトッフテクニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気モータのロータに補強スリーブを接合するための方法および装置

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