JP2009185446A - 階段下の引き出し式収納 - Google Patents

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Abstract

【課題】階段の踏み板直下の空間を前方への引き出し式の収納として有効に利用でき、しかも開閉操作時に下段の踏み板表面を傷つけることがなく、かつ、引き出しからこぼれ落ちた被収納物の回収も容易に行い得る、階段下の引き出し式収納を提供する。
【解決手段】側板4と踏み板6と蹴込み板8とを備えた階段2の該踏み板直下に設けられ、該蹴込み板の板面部から前方に向けて引き出して使用される階段下の引き出し式収納であり、該踏み板の下面に一体的に垂下支持されて設けられると共に、前面が開口形成されてその周縁部に矩形の枠体16が取り付けられている外箱18と、該外箱の左右両側壁の内面にスライド手段20を介して前後に移動自在に取り付けられて前方に引き出し可能な内箱22とを有し、該蹴込み板の上辺側には該外箱の枠体に相応した矩形の切欠部52が形成され、該切欠部の縁部が該枠体の外周面に形成されている嵌合溝10に嵌め込まれて係止される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、階段下の引き出し式収納に係わり、特に、踏み板の直下に設けられて、その空間を収納部として有効利用して前方への引き出しが可能であり、かつ個々の住宅の階段設計寸法の制約を受けずに汎用的に設置可能で、もって廉価に提供し得る、階段下の引き出し式収納に関する技術である。
一般に、住宅にあっては、階段の下方空間を有効に利用して収納部等を設けるようにしているが、階段の4段目若しくは5段目辺りまでの低段部では、踏み板の設置面高さが低いことに起因してその下方空間は使い勝手が悪く、このためデッドゾーンとして壁面で囲われて未使用空間とされてしまう場合が多かった。また、高段部であってもその踏み板直下の空間は概してデッドゾーンの未使用空間とされている場合が多かった。
そこで、上記のようなデッドゾーンをも有効に利用可能にする階段下収納の技術として、例えば、特許文献1(実開平4−101449号公報)や、特許文献2(特開平5−248080号公報)、特許文献3(特開2005−9092号公報)、特許文献4(実用新案登録第3124786号公報)等にて開示されているものがある。
即ち、特許文献1には、「複数の踏板の下方側面が解放された階段において、それぞれの踏板の下方にその下面までの高さと略等しい高さを有する複数の収納キャビネットを各々の踏み板の幅方向に沿って摺動自在に設けて、解放された側面方向から引き出し可能に嵌合させる。」という技術が示されている。
また、特許文献2には、「踏み板とけこみ板とでなる階段要素を複数段有するとともに側板を有している階段を備えた階段下収納装置であって、階段要素の下方と側板の内側との空間を階段下収納室となして、当該階段の登り口近傍の階段要素を側面板で連結して階段ユニットを構成し、この階段ユニットを残りの階段要素に対して上下方向に開閉自在に取付けることにより、階段ユニットを上下方向に開閉自在となして、階段の側面が利用できなくても、階段下の空間を収納室として使用できるようにする。」という技術が示されている。
また、特許文献3には、「蹴込み板と、この蹴込み板と直交するように取付け接合される踏み板と、前記蹴込み板を取付け固定する側板とを有する階段であって、前記踏み板は前端側を上下に開放可能にすべくその後端側を開閉用のヒンジを介して後方の蹴込み板に取り付け、この踏み板の下方には、その前端側の蹴込み板の後方に少なくとも底面板と奥面板とを有した箱状の収納部を形成し、踏み板の開放状態を開閉補助手段で保持するようにした収納階段。」の技術が示されている。
また、特許文献4には、「階段下の空間を利用した引出しであって、階段の蹴込み板を前板とする箱状の引き出し部材を、踏み板の直下にその全幅に亘って設けて、階段の正面側に引き出して使用可能にする。」という技術が示されている。
実開平4−101449号公報 特開平5−248080号公報 特開2005−9092号公報 実用新案登録第3124786号公報
しかしながら、上記特許文献1の階段下収納にあっては、踏み板の下方部における幅方向の側面が、例えば、壁になっている等して解放することができない場合には採用することができないという課題がある。
また、上記特許文献2の階段下収納にあっては、階段の登り口近傍の階段要素を側面板で連結して階段ユニットを構成し、この階段ユニットを残りの階段要素に対して上下方向に開閉自在に取付けるので、階段ユニットが大型化してしまい開閉操作性に難点が生じてしまうという課題がある。また、階段ユニットを開閉させるために、当該階段ユニットを構成する踏み板とけこみ板との幅方向両側部は、階段の側板から離間させねばならず、当該部位に隙間が生じて見栄えが悪くなるばかりか、当該隙間から埃や塵、ゴミ等が収納室内に入り込んでしまうという課題もある。
また、上記特許文献3の階段下収納にあっては、踏み板の直下に箱状の収納部を形成するとともに、当該踏み板の後端側を開閉用のヒンジを介して後方の蹴込み板に取り付けて前端側を上下に開放可能となして収納部の上面を覆う開閉蓋として機能させるので、この場合も同様に、踏み板の幅方向両側部は側板から離間させて隙間を形成しなければならず、見栄えを悪くしてしまうと言う課題がある。また、踏み板の後端部を後方の蹴込み板の下部にヒンジを介して取り付けるので、開閉蓋たる踏み板の開放時の開口角度を十分に取ることができず、被収納物の出し入れがし難く、しかも奥行きが踏み板の奥行き寸法よりも小さくなるので、当該寸法の制約からその収納容量に限界があって当該収納容量を大きくできないという課題がある。
一方、上記特許文献4の階段下収納にあっては、階段の踏み板の直下に、蹴込み板を前板として踏み板の全幅に亘る引き出し部材を、前方に向けて引き出し可能に設けるので、踏み板の幅方向両側部と側板との間に隙間が生じることはなく、もって見栄えが悪くなるることがなく、また、引き出しの奥行き寸法を大きく設定することで、その収納容量もそこそこに確保し得る。しかし、また、この種の引き出し式の収納では、その開閉操作時に被収納物が引き出し外にこぼれ落ちてしまうことがまま生じるのを避けがたいのであるが、当該特許文献4の引き出しであると、こぼれ落ちた被収納物が引き出し後方の階段下空間に落下してしまう虞があり、この様な場合には、その落下した被収容物を回収することが非常に面倒なことになるという課題がある。
また、当該特許文献4の階段下収納では、引き出し部材は蹴込み板を前板として蹴込み板の全幅及び全高に亘る大きさにしているので、引き出し部材の開閉操作を繰り返し行っていると、下段の踏み板の表面に擦過傷を生じさせてしまうという課題がある。さらには、階段幅寸法や蹴上げ高さ寸法等の階段設計寸法は個々の住宅毎に異なったものとなるため、引き出し部材を標準製品化するのが困難であり、これ故、個々の住宅の階段設計寸法に合わせて、引き出し部材を特注して製作せざるを得なくなる。従って、コスト高になることを余儀なくされるという課題がある。
この発明は、係る課題を解消するためになされたものであり、その第1の目的は、階段の踏み板直下の空間を前方への引き出し式の収納として有効に利用でき、しかも開閉操作時に下段の踏み板表面を傷つけることがなく、かつ、引き出しからこぼれ落ちた被収納物の回収も容易に行い得る、階段下の引き出し式収納を提供することにある。また、第2の目的は、個々の住宅の階段設計寸法の相違に応じて容易に汎用性高く設置できて、コストの低減化が図り得る、階段下の引き出し式収納を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本願の請求項1に係る発明は、側板と踏み板と蹴込み板とを備えた階段の該踏み板直下に設けられ、該蹴込み板の板面部から前方に向けて引き出して使用される階段下の引き出し式収納であって、該踏み板の下面に一体的に垂下支持されて設けられると共に、前面が開口形成されてその周縁部に矩形の枠体が取り付けられている外箱と、該外箱にスライド手段を介して前後に移動自在に取り付けられて、前方に引き出し可能な内箱とを有し、該蹴込み板の上辺側には、該外箱の枠体に相応した矩形の切欠部が形成されている、ことを特徴とする。
ここで、前記スライド手段にはスライドレールを用い、該スライドレールは前記外箱の内面と前記内箱の外面との間に介在させる構成となし得る。
また、前記枠体の外周面には、前記蹴込み板の切欠部を嵌合させる嵌合溝を設け、該嵌合溝に該蹴込み板の切欠部の端縁を嵌め込んで係止させる構成となし得る。
さらに、前記外箱には、その左右両側壁の上端部外面に沿って該外箱を前記踏み板の下面に垂下支持するための桟部材を設け、該桟部材には上下に貫通するネジ挿通孔を形成して、該ネジ挿通孔に挿通したネジによって該外箱を該踏み板の下面に締結固定する構成となし得る。
さらにまた、前記内箱には、前記前面板の外周縁を外方に延出させて鍔部を形成し、前記外箱の枠体の内周面には、該鍔部が嵌合して係止される段部を形成する構成となし得る。
また、望ましくは、前記階段を構成する側板と踏み板と蹴込み板との各部材は、その長さ、幅、厚みの基本寸法が建築基準法やバリヤフリー住宅等の各種規定に準じて規格化されて予め複数種の標準設定品群として用意され、該各部材が個別の住宅の階段幅、階段数、蹴上げ寸法、踏み面寸法、段鼻寸法等の階段設計寸法に合わせて所定形状にプレカットされて施工現場で階段に組み立てられ、前記外箱はその枠体の幅寸法と高さ寸法とが、前記各種規定に準じて算出される蹴込み板の最小露出寸法よりも小さく設定されて前記内箱とともに標準設定品化されている構成とするのが良い。
この発明に係る階段下の引き出し式収納によれば、踏み板の下面に外箱を垂下支持して、この外箱内に前後に引き出し可能な内箱を設けて構成するので、開閉操作時に内箱から被収納物がこぼれ落ちても外箱にて受け止めることができ、もって当該被収納物が外箱後方の階段下空間に落下してしまうことを可及的に防止し得て、外箱内にこぼれ落ちた被収納物を容易に回収できるようになる。また、内箱を開閉操作しても当該内箱の下端部が下段の踏み板の表面に擦り当たることがなく、下段の踏み板の表面に擦過傷を生じさせてしまうことを防止できる。また、この階段下の引き出し式収納を、階段の低段部分の踏み板の直下に設ければ、当該低段部分の階段下空間をデッドスペースにすることなく、使い勝手の良い収納部として有効に活用できる。
さらに、階段を構成する側板と踏み板と蹴込み板との各構成部材が、その長さ、幅、厚みの基本寸法を、建築基準法やバリヤフリー住宅等の各種規定に準じて規格化して予め複数種の標準設定品群として用意され、該各構成部材が個別の住宅の階段幅、階段数、蹴上げ寸法、踏み面寸法、段鼻寸法等の階段設計寸法に相応されて所定形状にプレカットされて施工現場で階段に組み立てられようにした階段を取り付け対象にして、外箱の枠体の幅寸法と高さ寸法とを、前記各種規定に準じて算出される蹴込み板の最小露出寸法よりも小さく設定して、当該外箱を内箱とともに標準設定品化することで、個々の住宅の階段設計寸法が相違しても、当該寸法の相違に拘わらず容易に汎用性高く設置でき、もってコストの低減化を図ることができるようになる。
以下、本発明の好適な実施の形態例について添付図面を用いて説明する。図1は本発明に係る階段下の引き出し収納を示す正面図であり、図2は図1中のII−II線部の矢視断面図、図3は図1中のIII−III線部の矢視断面図である。
図1〜図3に示すように、住宅用の階段2は、主に側板4と踏み板6と蹴込み板8とから構成されている。そして、これらの各構成部材4,6,8は、その長さ,幅,厚みの基本寸法が建築基準法やバリヤフリー住宅等で規定されている、階段幅寸法(側板外々寸法)W、蹴上げ寸法R、踏み面寸法T、段鼻寸法S等の各種寸法(図2参照)の最小値及び最大値に柔軟に対応し得るように規格化されて、複数種の標準設定製品群として予め用意されている。そして、これらの各構成部材4,6,8は個別の住宅の階段幅寸法W、階段数、蹴上げ寸法R、踏み面寸法T、段鼻寸法S等の階段設計寸法に応じて、それぞれ所定形状にプレカットされて納品され、施工現場にて階段2に組み立てるようになっている。
即ち、踏み板6は階段幅寸法Wと踏み面寸法Tとに応じてその外形をプレカットされるとともに、段鼻寸法Sに応じて下面に蹴込み板用の嵌合溝10がプレカットされる。また、蹴込み板8は階段幅寸法Wと蹴上げ寸法Rとに応じてその外形がプレカットされる。また、側板4は段数と蹴上げ寸法Rと踏み面寸法T及び段鼻寸法Sとに応じて、その長さ等の外形寸法がプレカットされるとともに、踏み板用の嵌合溝12、蹴込み板用の嵌合溝10とがプレカットされる。
組み立てに際しては、先ず、一対の側板4が壁部の柱材等(図示せず)に固定されて所定の位置に取り付けられた後、当該側板4に刻設された踏み板用の嵌合溝12に踏み板6が後方から嵌合挿通されて固定される。そして、踏み板6の固定が終わると、側板4に刻設されている蹴込み板用の嵌合溝10に蹴込み板8を下方から嵌合挿通させ、その上端部を上方の踏み板6の下面に刻設されている嵌合溝12に嵌め込む一方、当該蹴込み板8の下端部を下段の踏み板6の後端面に固定して取り付けるようになっている。
ところで、上記階段2には所望する段の踏み板6の直下に収納14が設けられている。この収納14は、蹴込み板8の板面部から前方に向けて引き出して使用される階段下の引き出し式収納であって、踏み板6の下面に一体的に垂下支持されて設けられると共に前面が開口形成されてその開口の周縁部に沿って矩形の枠体16が取り付けられている外箱18と、この外箱18の左右両側壁の内面にスライド手段20を介して前後に移動自在に取り付けられて前方に引き出し可能な内箱22とを有している。
上記外箱18には、その左右両側壁の上端部外面に沿って当該外箱18を上記踏み板6の下面に垂下支持するための桟部材24が設けられ、この桟部材24には、上下に貫通するネジ挿通孔(道穴)28が形成されて、このネジ挿通孔28に挿通されたネジによって外箱18が踏み板6の下面に締結固定されるようになっている。
ここで、図示した実施形態にあっては、外箱18を垂下支持する踏み板6の下面には、外箱支持用の桟部材24を止着するための複数の雌ネジ26が前後方向に沿って左右2列で対称に予め埋め込まれている。また、上記桟部材24は角棒状をなしていて、これに貫通形成された第1のネジ挿通孔28に雄ネジ30を挿通して上記雌ネジ26に螺合させることで当該桟部材24を締結固定する様になっている。
外箱18は左右の側壁面を形成する一対の側面板32と、当該一対の側面板32の後端部に接合固定されて後面壁を形成する後面板34と、当該一対の側面板32と後面板34との下端部に接合固定されて底壁面を形成する底板36とを有し、前面と上面とが開放された直方体状になっている。そして、その前面の開放された開口の周縁に沿って上記矩形の枠体16が取り付けられている。即ち、この枠体16を形成する左右の縦桟16aと下側の横桟16bとには、その後面に溝部38が刻設されていて、これらの溝部38に外箱18の左右の側面板32と底板36との前端部が嵌め込まれて固定止着されている。
また、外箱18には、その左右の両側壁を形成する側面板32の外側の上端部に沿って、当該外箱18を支持するための上記桟部材24が取り付けられる。ここで、この桟部材24は、その前端部が上記枠体16に近接してその後方部に位置され、後端部は側面板32の後端部まで延びている。また、側面板32は当該外箱18が取り付けられる踏み板6のさらに1段上の踏み板6の後端部付近まで延びている。つまり、桟部材24は側面板32の奥行き寸法のほぼ全長に亘って設けられており、外箱18の強度を高める補強部材としての機能も持たされている。
そして、当該桟部材24の側面板32への取り付けは、前述した踏み板6の下面への取り付けと同様に、雄ネジ30による締結で行うようになっている。即ち、図3に示すように、桟部材24には、踏み板6への取付用の第1のネジ挿通孔28と直角に交差して外箱取付用の複数の第2のネジ挿通孔40が貫通形成されている。そして、これらの第2のネジ挿通孔40に対応して外箱18の側面板32には、その外面側に複数の雌ネジ26が埋め込まれて設けられており、第2のネジ挿通孔40に挿通した雄ネジ30を外箱18の雌ネジ26に螺合させて締結固定することで外箱18が取り付けられるようになっている。ここで、階段2の低段部における踏み板6の下面に外箱18を取り付けることを考慮すると、大きくて重い外箱18を下方からネジ止めするよりも、小さくて軽量な桟部材24を先に踏み板6の下面に取り付けておいて、外箱18はその桟部材24に横方向からネジ止めして固定する方が操作性が良く、組み立てを容易に行える。
なお、桟部材24は側面板32側に予め一体的に固着させて設けておく様にしても勿論良い。この場合には、詳しくは図示しないが、外箱18の側面板32に道穴としてネジ挿通孔を形成し、外箱の内側から木ネジを挿通孔に通して桟部材24に螺合させて当該桟部材24を外箱18にネジ締め固定すると良い。また、踏み板6への取り付けも木ネジで締結固定するようにしても良い。このように木ネジを使用する構成となせば、踏み板6や外箱18の側面板32に雌ネジを埋設する必要がなく、その分のコスト低減が図れる。
そして、上記外箱18内には内箱22が設けられる。この内箱22は左右の側壁面を形成する一対の側面板42と、当該一対の側面板42の後端部に接合固定されて後壁面を形成する後面板44と、当該一対の側面板42と後面板44との下端部に接合固定されて底壁面を形成する底板46と、当該一対の側面板42と底板46との前端部に接合固定されて前壁面を形成する前面板48とを有し、上面が開放された直方体状になっている。
ここで、当該内箱22は、外箱18の左右両側壁を形成している側面板32の内面にスライド手段20を介して前後に移動自在に取り付けると良い。当該スライド手段20としては、固定側のアウターレールと、このアウターレール内を前後に移動する可動側のインナーレールとを有して、家具の引き出し等に多用されている市販のスライドレール等を採用し得る。そして、この様なスライドレールを用いる場合には、アウターレールを外箱18の側面板32の内面に取り付け、インナーレールを内箱22の側面板42の外面に取り付けて外箱18と内箱22との間に介在させる。
また、内箱22の前面板48には、その外周端縁が上下及び左右方向の外方に延出されることによって突出形成された鍔部48aが設けられており、当該鍔部48aに対応して前記外箱18の枠体16の内周面には、当該鍔部48aが嵌合して当接係止される段部50が設けられている。当該段部50は内箱22を外箱18内に押し込んだ閉状態で、前面板48が枠体16内に収納されて両部材16,48の表面が平坦な面一になるように形成されている。
また、外箱18を踏み板6の下面に取り付けた状態において、枠体16はその前端部側が蹴込み板8の配設位置にあり、当該蹴込み板8の上辺には、枠体16の大きさに対応されて矩形の切欠部52が形成される。そして、枠体16の縦桟16aと下側の横桟16bとの外周面には、蹴込み板8の配設位置に対応されて当該蹴込み板用の嵌合溝11が刻設されており、蹴込み板8が下方から組み付けられるときに、その切欠部52の内周の端縁が当該嵌合溝11に嵌め込まれて止着固定されるようになっている。
ここで、前記外箱18は、その枠体16の幅寸法と高さ寸法とを、前述した建築基準法やバリヤフリー住宅等の各種規定に準じて算出される蹴込み板8の最小露出寸法よりも小さく設定して、前記内箱22とともに標準設定品化しておくのが望ましい。即ち、蹴込み板8が階段2の立ち上がり部にて露出される、その最小露出寸法は、図1に示すように、その横幅W1が階段幅寸法Wから側板4の2枚分の厚みを引いたものとなり、高さ寸法Hが図2に示すように、蹴上げ寸法Rから踏み板6の厚みtを引いたものとなる。この様に、蹴込み板8の最小露出寸法W,Hよりも、外箱18の枠体16の幅寸法Wと高さ寸法Hとを小さく設定して、外箱18及び内箱22を標準設定品化しておけば、個々の住宅における階段2の諸寸法が如何様に相違しても、当該外箱18と内箱22とからなる引き出し式収納14を、その諸寸法の相違に拘わらずに、容易に汎用性高く取り付けることができるようになって、階段下の引き出し式収納14のコストを可及的に低減させて廉価に提供できるようになる。
なお、内箱22の前面板48には、掴み部が出没自在にポップアップする取手部材54、或いは凹部等が手掛け部として左右一対で設けられる。また、建築基準法やバリヤフリー住宅等の各種規定の諸寸法は下記の規定寸法表に示す様に定められている。
Figure 2009185446
本発明に係る階段下の引き出し収納を示す正面図である。 図1中のII−II線部の矢視断面図である。 図1中のIII−III線部の矢視断面図である。
符号の説明
2 階段
4 側板
6 踏み板
8 蹴込み板
10 蹴込み板用の嵌合溝
12 踏み板用の嵌合溝
14 階段下の引き出し式収納
16 枠体
18 外箱
20 スライド手段
22 内箱
24 桟部材
26 雌ネジ
28 第1のネジ挿通孔
30 雄ネジ
32 側面板(外箱)
38 溝部
40 第2のネジ挿通孔
42 側面板(内箱)
48 前面板
48a 鍔部
50 段部
52 切欠部

Claims (6)

  1. 側板と踏み板と蹴込み板とを備えた階段の該踏み板直下に設けられ、該蹴込み板の板面部から前方に向けて引き出して使用される階段下の引き出し式収納であって、
    該踏み板の下面に一体的に垂下支持されて設けられると共に、前面が開口形成されてその周縁部に矩形の枠体が取り付けられている外箱と、
    該外箱にスライド手段を介して前後に移動自在に取り付けられて、前方に引き出し可能な内箱とを有し、
    該蹴込み板の上辺側には、該外箱の枠体に相応した矩形の切欠部が形成されている、ことを特徴とする階段下の引き出し式収納。
  2. 前記スライド手段がスライドレールでなり、該スライドレールは前記外箱の内面と前記内箱の外面との間に介在されていることを特徴とする請求項1に記載の階段下の引き出し式収納。
  3. 前記枠体の外周面には、前記蹴込み板の切欠部を嵌合させる嵌合溝が設けられ、該嵌合溝に該蹴込み板の切欠部の端縁が嵌め込まれて係止される、ことを特徴とする請求項1または2に記載の階段下の引き出し式収納。
  4. 前記外箱には、その左右両側壁の上端部外面に沿って該外箱を前記踏み板の下面に垂下支持するための桟部材が設けられ、該桟部材には上下に貫通するネジ挿通孔が形成されて、該ネジ挿通孔に挿通されたネジによって該外箱が該踏み板の下面に締結固定される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の階段下の引き出し式収納。
  5. 前記内箱には、前記前面板の外周縁が外方に延出されて鍔部が形成され、前記外箱の枠体内周面には、該鍔部が嵌合して係止される段部が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の階段下の引き出し式収納。
  6. 前記階段を構成する側板と踏み板と蹴込み板との各部材は、その長さ、幅、厚みの基本寸法が建築基準法やバリヤフリー住宅等の各種規定に準じて規格化されて予め複数種の標準設定品群として用意され、該各部材が個別の住宅の階段幅、階段数、蹴上げ寸法、踏み面寸法、段鼻寸法等の階段設計寸法に合わせて所定形状にプレカットされて施工現場で階段に組み立てられ、
    前記外箱はその枠体の幅寸法と高さ寸法とが、前記各種規定に準じて算出される蹴込み板の最小露出寸法よりも小さく設定されて前記内箱とともに標準設定品化されている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の階段下の引き出し式収納。
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