JP2006334224A - 厨房家具用付設部材 - Google Patents

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Naoki Yoshida
直樹 吉田
Keisuke Yoshizaki
圭介 吉崎
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Abstract

【課題】 システムキッチンを構成するベースキャビネットの引出ユニットに対し、任意の横幅および奥行きに形成された凹部空間を簡易に封止できるようにし、配管スペースの施工作業の融通性および作業能率を向上するとともに施工コストを削減する。
【解決手段】 全幅に亘り複数の縦方向の折り溝を形成するとともに、基端部に横方向の折り溝を形成してなる横長方形状のセグメント板により厨房家具用付設部材を構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、システムキッチンを構築するベースキャビネットに関するもので、このベースキャビネットに配設される引出ユニットに構成する配管スペースの施工作業の融通性および作業能率を向上するようにしたものである。
従来から一般に普及しているシステムキッチンの水回り部分は図6に示すように、いわゆる観音開きの扉101を備えた複数のベースキャビネット100を並置連結し、カウンター102を配置固定するようにしている。そして、各ベースキャビネット100の側板の床面に接する前端部に凹欠部を形成し、この凹欠部に幕板103を配設し、蹴込空間を形成するようにしている。
このように構成されたベースキャビネットに対する収納作業は、内部が複数段の棚板で構成されていることにより、調理器具、食器類を水平方向から出し入れするため、立ち座りの繰り返しを強要され、労苦を伴うものであった。また、収納空間を斜め上方から覗き見る状態となることから、奥部側の収納物の確認が困難であり、収納物を取り出すことも煩わしい作業となるものであった。
このような問題を解決するため、近年のシステムキッチンの傾向として、ベースキャビネットの収納部分を引出ユニットで構成することにより、立ち座りを不要とし、収納物を一望に見渡すことができ、また、垂直方向から収納物の出し入れが可能となるようにして収納作業の合理性を向上するようにしたベースキャビネットが提案されている(例えば、特許文献1)。
図7は、上記目的にもとづくベースキャビネットの構築例を示すもので、通常、個々のベースキャビネットは各種の基準間口幅(15cm、30cm、45cm、75cmなど)で構成され、同図に示すように上部引出ユニット200と、足元収納部となる下部引出ユニット201が一体に構成されたものとなっている。
即ち、箱体となる主体部は、側板202と背板203とによりコ字状に組み立てられ、上部、下部および前面が開放されており、側板202の内側面に配設したスライドレール204に上部引出ユニット200と、下部引出ユニット201の側板の外側面に配設したスライドレール205を組み合わせてスライド可能となるようにし、この上部引出ユニット200と下部引出ユニット201の円滑な出し入れが可能となるようにしている。
このように構成されたベースキャビネットでは、図6に示す従来の構成における台輪部分に生じるデッドスペースを解消し、収納容積を大きくするため、下部引出ユニット201を設けるようにしたのであるが、床板との接地部に蹴込空間を形成する必要があるため、側板202の前端下部に凹欠部を形成するとともに、下部引出ユニット201の鏡板201aの下部を凹ませるようにしている。
以上から明らかなように、上部引出ユニット200および下部引出ユニット201は、側板202にスライドレール204・205で吊支状態となり、各々の引出ユニットが引き出されると、その上面が全て開放されることになることから、立ったままの姿勢で内部を一望に見渡すことができ、収納物の確認および収納作業が容易となる。
特開2001−186947号公報
上記のように構成され、特にシンク、水洗器具などが配設されて水回りの配管が内部に臨むベースキャビネットでは、棚板または引出ユニットが配管などと干渉しない工作を施す必要がある。図6に示すようなベースキャビネット100による場合は、内部に配設する棚板の配管と干渉する部分の必要範囲を切り落として凹部空間を形成すればよく、現場施工にて容易に対応することができる。
一方、図7に示すベースキャビネット202では、下部引出ユニット201の場合、鏡板201aを連結して配設した蹴込板201bに固定された収納部が側板201c、背板201d、底板201eにより箱状に構成されているため、配管が干渉する部分を切り落として凹部空間を形成したままの状態としておくことができない。
即ち、図6に示すベースキャビネット100の構成では、扉101を開閉しても棚板は内部の定位置に止まり移動することがないため、配管により凹部空間が塞がれた状態となる。ところが、図7に示すベースキャビネット202の構成では、引出ユニットを引き出すと箱状の収納部分も同時に前進するため、前記凹部空間が開放された状態となり、この部分に収納物が脱落するなどの不具合が発生する。
そこで、図7に示すベースキャビネット202の構成による場合は、引出ユニットに形成した凹部空間を塞ぐための部材を付設するようにしており、かかる施工処理を下部引出ユニット201に実施した場合の工程を以下に説明する。図8は、水廻りの配管と干渉する下部引出ユニット201の収納部を構成する背板201d、底板201eの配管との干渉を回避する範囲にマーキングを施した状態を破線Lで示す。
図9は、前記マーキング部分を切断した状態を示すもので、凹部空間Gが形成された状態を示す。図10は、このように形成された凹部空間Gに予め定形形状に成形された断面コ字状の付設部材300をネジ止めする状態を示すもので、図11に付設部材300が固定され施工処理を完了し、給水パイプP1、給湯パイプP2、排水ホースP3との干渉を回避した状態を示す。
このように従来の施工処理では、付設部材300が予め定形形状に成形されているため、形成された凹部空間Gの形状と正確に一致させることができなかった。即ち、水廻り部分の配管状態は、少なくとも給水管P1、給湯管P2および排水ホースP3が配列されるのであるが、設計条件などによりこれらが近接または離間した状態が区々であるため、これに対応して形成する凹部空間Gも横幅および奥行きが様々となる。
したがって、多様な形状に形成される凹部空間に対応するためには、予測しうる定形形状の複数の付設部材を多数準備し、現場施工の結果にもとづいて形成された凹部空間に一致する付設部材を選択することとなる。しかしながら、例えば、リフォームなどで新たにシステムキッチンを設置するような場合は、配管状態を十分に把握することができないことから形成される凹部空間の形状を予測するのが困難であり、施工作業の能率を低下させてしまうことになる。しかも、複数の形状の付設部材を多数準備するのはコスト上昇の要因となり、合理性に欠ける対応となっていた。
そこで本発明は、以下に述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項1記載の発明では、全幅に亘り複数の縦方向の折り溝を形成するとともに、基端部に横方向の折り溝を形成してなる横長方形状のセグメント板により厨房家具用付設部材を構成する。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、セグメント板が可撓性を具えた合成樹脂により一体成形され、厨房家具用付設部材となるようにする。
本発明によれば、任意の横幅および奥行きに形成された凹部空間を共通のセグメント板で構成された付設部材で封止できるようにしたので、配管スペースの施工作業の融通性および作業能率を向上することができ、コスト削減が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。なお、従来と同一の構成の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図1は、本発明の付設部材Aを構成するためのセグメント板1であり、例えばポリプロピレン系などの可撓性を具えた合成樹脂で成形するのが好適であるが、素材の選定はこれに限定されるものではない。そして、この横長方形状のセグメント板1には全幅に亘り複数の縦方向の折り溝1aを等間隔で形成するとともに、基端部には横方向の折り溝1bを形成する。このように成形されたセグメント板1は、折り溝1aと折り溝1bで画定される範囲に厚肉のセグメントS1・S2が形成される。一方、折り溝1a・1bの溝頂部は薄肉となることによりヒンジ効果が発生し、この部分での折り曲げが容易となる。
以上のように成形されたセグメント板1により施工処理を実際に行う場合は、まず、図9に示すように形成された凹部空間Gの横幅および奥行きの長さを測定する。そして、その長さを含むことのできるセグメントS1・S2の合計の数を選定する。即ち、例えば、凹部空間Gの横幅の長さにセグメントS1・S2の合計6枚で対応でき、奥行きの長さにセグメントS1・S2の合計6枚で対応できるとする。これと、取付片とするためのセグメントS1・S2の合計4枚(合計2枚でも可)を含め、全てのセグメントS1・S2の合計の数が16枚となる。
したがって、セグメント板1に形成されたセグメントS1・S2の総数が図1に示すように22枚である場合、余剰となる6枚のセグメントS1・S2を図2に示すようにカッターなどの工具により破線で示す折り溝1aの部分で切断して除去する。つぎに、このようにして予備加工された図3に示すセグメント板1において、以後の加工を容易とするため、両端に位置する取付片となる部分の破線で示すセグメントS2を折り溝1bの部分で切断して除去する。
さらに、折曲部t2・t3の折り溝1aのセグメントS2の範囲に切り込みを入れてセグメントS2の連接を切り離し、要所にネジ止め用の通孔hを形成する。以上のようにして加工された図3のセグメント板1は、同図に示す状態の背面における折曲部t1を谷折り、折曲部t2・t3を山折り、折曲部t4を谷折りし、全てのセグメントS2を谷折りすることにより図4に示す形状となる。
セグメント板1をこのように加工して構成された付設部材Aには取付片1cが形成され、この取付片1cを図5に示すように凹部空間Gに位置させてネジ止めすることにより施工処理を完了することができる。なお、上記説明において折曲方向をセグメント板1の平坦面が外観を形成するようにしているが、これとは逆の折曲方向に折曲しても本発明の効果を奏する付設部材Aとすることができる。
以上、詳細に説明したように本発明によれば、引出ユニットに形成された凹部空間の大小に対応させてセグメントの数を増減して選択し、余剰部分を切除するようにしたので、凹部空間の形状に柔軟に対応してこれを封止することができ、施工作業の融通性および作業能率を向上することができ、予め準備された定形形状の付設部材が不要となることからコストの削減が可能となる。
本発明による付設部材を構成するセグメント板である。 セグメント板の予備加工の工程を示す図である。 セグメント板の予備加工の工程を示す図である。 本発明による付設部材の完成状態を示す図である。 本発明による付設部材により施工処理した状態を示す図である。 従来のベースキャビネットを示す図である。 従来の引出ユニット式のベースキャビネットを示す図である。 引出ユニットを加工する第1工程を示す図である。 引出ユニットを加工する第2工程を示す図である。 引出ユニットを加工する第3工程を示す図である。 引出ユニットを加工する第4工程を示す図である。
符号の説明
A・・・・・・付設部材
1・・・・・・セグメント板
1a・・・・・折り溝(縦方向)
1b・・・・・折り溝(横方向)
1c・・・・・取付片
S1・・・・・セグメント
S2・・・・・セグメント
201・・・・引出ユニット

Claims (2)

  1. 全幅に亘り複数の縦方向の折り溝を形成するとともに、基端部に横方向の折り溝を形成してなる横長方形状のセグメント板により構成されることを特徴とする厨房家具用付設部材。
  2. セグメント板が可撓性を具えた合成樹脂で一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の厨房家具用付設部材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008264207A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Takara Standard Co Ltd 抽斗装置とその製造方法、及び、その抽斗装置に使用するフレキシブルプレート
ITVE20130046A1 (it) * 2013-09-04 2015-03-05 Volpato Ind S P A Componente perfezionato per cassetto di sottolavello o sottolavabo nel settore dei mobili per cucine e bagni.
JP2017000256A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 株式会社ハウステック 引出箱および引出箱を備えたキャビネット
EP3260013A3 (de) * 2016-06-23 2018-02-21 Huber Innovation GmbH Möbel, eckelement und verwendung eines eckelementes zum verbinden von zwei wandabschnitten

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