JP2009184383A - ハイブリッド自動車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の運転モードを選択可能なハイブリッド自動車において運転モードごとに内燃機関をより適正に制御する。
【解決手段】ハイブリッド自動車20では、ノーマルモード用の値Nrunor、値Nrlnor、パワーモード用の値Nrupwr、値Nrlpwr、およびECOモード用の値Nrueco、値Nrlecoのうち、実行用運転モードとして選択された運転モードに対応したものが要求トルクTr*に基づいてエンジン22の回転数Neが緩変化するように目標回転数Ne*を設定するため上下限レート値Nru,Nrlとして設定され(S110およびS130,S150またはS170)、エンジン22が目標回転数Ne*で回転すると共に要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とが制御される(S220〜S270)。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車およびその制御方法に関する。
従来から、アクセル操作に対して異なる駆動力特性を定めた複数の走行モードを切り替えて走行するハイブリッド自動車が知られている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、パワースイッチがオンされると共にアクセルペダルが踏み増されてノーマルモードからパワーモードに設定が切り替えられると、アクセル開度が所定開度よりも大きな領域にあるときには非線形の特性をもってノーマルモードよりも大きな実行用アクセル開度が設定され、設定された実行用アクセル開度に基づくトルクにより走行するようにエンジンやモータが制御される。また、エンジンとモータとを備えたハイブリッド自動車として、燃費優先から駆動力優先まで段階的に複数の異なる走行モードを選択可能なものも知られており(例えば、特許文献2参照)、このハイブリッド自動車では、駆動力を優先する走行モードほど、アクセルの踏み込み量に対する要求トルクが大きく設定される。
特開2007−091073号公報 特開2007−554436号公報
上述のように、ハイブリッド自動車の運転モード(走行モード)を複数用意することにより、運転者の多様なニーズに応えることが可能となる。ただし、このようなハイブリッド自動車において燃費の向上や高出力の要求といった互いに相反するニーズに応えるためには、内燃機関をより適正に制御する必要がある。
そこで、本発明は、複数の運転モードを選択可能なハイブリッド自動車において、運転モードごとに内燃機関をより適正に制御することを主目的とする。
本発明によるハイブリッド自動車およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明によるハイブリッド自動車は、
走行用の動力を出力可能な内燃機関と、走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段とを含むハイブリッド自動車であって、
前記内燃機関の回転数を調整可能な機関回転数調整手段と、
通常走行用の第1の運転モードと、該第1の運転モードに比べて走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードと、前記第1および第2の運転モードに比べて燃費を優先する第3の運転モードとの何れかを実行用運転モードとして選択するための運転モード選択手段と、
走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記第1の運転モードに対応した第1の緩変化制約、前記第2の運転モードに対応した第2の緩変化制約および前記第3の運転モードに対応した第3の緩変化制約のうちの前記実行用運転モードに対応した緩変化制約と前記設定された要求駆動力とに基づいて、前記内燃機関の回転数が緩変化するように該内燃機関の目標回転数を設定する目標回転数設定手段と、
前記内燃機関が前記設定された目標回転数で回転すると共に前記設定された要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記機関回転数調整手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えるものである。
このハイブリッド自動車では、実行用運転モードとして、通常走行用の第1の運転モードと、当該第1の運転モードに比べて走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードと、第1および第2の運転モードに比べて燃費を優先する第3の運転モードとの何れかを選択することができる。そして、このハイブリッド自動車では、第1の運転モードに対応した第1の緩変化制約、第2の運転モードに対応した第2の緩変化制約および第3の運転モードに対応した第3の緩変化制約のうちの実行用運転モードに対応した緩変化制約と走行に要求される要求駆動力とに基づいて、内燃機関の回転数が緩変化するように目標回転数が設定され、内燃機関が当該目標回転数で回転すると共に要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように内燃機関と機関回転数調整手段と電動機とが制御される。これにより、通常走行用の第1の運転モードと、走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードと、燃費を優先する第3の運転モードとの何れが実行用運転モードとして選択されても、第1から第3の運転モードごとに、それぞれの優先事項に合致するように内燃機関をより適正に制御することが可能となる。
また、前記第2の緩変化制約は、前記第1の緩変化制約に比べて運転者による駆動力要求操作に応じた前記内燃機関の回転数変化を許容する傾向を有するものであってもよく、前記第3の緩変化制約は、前記第1の緩変化制約に比べて運転者による駆動力要求操作に応じた前記内燃機関の回転数変化を制限する傾向を有するものであってもよい。更に、前記第2の緩変化制約は、前記第1の緩変化制約に比べて前記内燃機関の回転数の上昇を許容する傾向を有するものであってもよく、前記第3の緩変化制約は、前記第1の緩変化制約に比べて、前記内燃機関の回転数の上昇を制限する傾向を有するものであってもよい。これにより、走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードが選択された場合には、通常走行用の第1の運転モードが選択された場合に比べて、振動や騒音が若干増加したり燃費が若干悪化したりするものの、運転者による駆動力要求操作に応じて内燃機関から応答性よく動力を得ることが可能となるので、運転者による高出力要求を良好に満たすことができる。更に、燃費を優先する第3の運転モードが選択された場合には、通常走行用の第1の運転モードが選択された場合に比べて、運転者による駆動力要求操作に対する内燃機関の応答性が若干低下するものの、内燃機関の運転ポイントの変化を抑制して燃費を向上させることが可能となる。
また、前記要求駆動力設定手段は、前記第1の運転モードに対応した駆動力設定制約、前記第2の運転モードに対応した駆動力設定制約および前記第3の運転モードに対応した駆動力設定制約のうち、前記実行用運転モードに対応した駆動力設定制約を用いて運転者による駆動力要求操作に応じた要求駆動力を設定するものであってもよく、前記第2の運転モードに対応した駆動力設定制約は、前記第1および第3の運転モードに対応した駆動力設定制約に比べて同一の駆動力要求操作に対する前記要求駆動力を大きく設定する傾向を有するものであってもよい。これにより、走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードが選択された際に運転者による高出力要求を良好に満たすことが可能となる。
そして、前記ハイブリッド自動車は、所定の車軸と前記内燃機関の機関軸とに接続されて電力と動力との入出力を伴って前記車軸と前記機関軸とに動力を入出力すると共に前記蓄電手段と電力をやり取り可能な電力動力入出力手段を更に備えてもよく、前記電動機は、前記車軸または該車軸とは異なる他の車軸に動力を出力可能であってもよい。また、前記電力動力入出力手段は、動力を入出力可能であると共に前記蓄電手段と電力をやり取りすることができる発電用電動機と、前記車軸と前記内燃機関の前記機関軸と前記発電用電動機の回転軸との3軸に接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づく動力を残余の軸に入出力する3軸式動力入出力手段とを含むものであってもよい。
本発明によるハイブリッド自動車の制御方法は、
走行用の動力を出力可能な内燃機関と、走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記内燃機関の回転数を調整可能な機関回転数調整手段と、通常走行用の第1の運転モードと、該第1の運転モードに比べて走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードと、前記第1および第2の運転モードに比べて燃費を優先する第3の運転モードとの何れかを実行用運転モードとして選択するための運転モード選択手段とを備えるハイブリッド自動車の制御方法であって、
(a)前記第1の運転モードに対応した第1の緩変化制約、前記第2の運転モードに対応した第2の緩変化制約および前記第3の運転モードに対応した第3の緩変化制約のうちの前記実行用運転モードに対応した緩変化制約と走行に要求される要求駆動力とに基づいて、前記内燃機関の回転数が緩変化するように該内燃機関の目標回転数を設定するステップと、
(b)前記内燃機関が前記設定された目標回転数で回転すると共に前記要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記機関回転数調整手段と前記電動機とを制御するステップと、
を含むものである。
この方法によれば、通常走行用の第1の運転モードと、走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードと、燃費を優先する第3の運転モードとの何れが実行用運転モードとして選択されても、第1から第3の運転モードごとに、それぞれの優先事項に合致するように内燃機関をより適正に制御することが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るハイブリッド自動車20の概略構成図である。同図に示すハイブリッド自動車20は、エンジン22と、エンジン22の出力軸であるクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された車軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに接続されたモータMG2と、直流電流を交流電流に変換してモータMG1,MG2に供給可能なインバータ41,42と、バッテリ50からの電力を電圧変換してインバータ41,42に供給可能な昇降圧コンバータ55と、ハイブリッド自動車20の全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「ハイブリッドECU」という)70等とを備えるものである。
エンジン22は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力する内燃機関であり、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24による燃料噴射量や点火時期、吸入空気量等の制御を受けている。エンジンECU24には、エンジン22に対して設けられて当該エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号が入力される。そして、エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号や上記センサからの信号等に基づいてエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行う遊星歯車機構として構成されている。機関側回転要素としてのキャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、車軸側回転要素としてのリングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、動力分配統合機構30は、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側とにそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して最終的に駆動輪である車輪39a,39bに出力される。
モータMG1およびMG2は、何れも発電機として作動すると共に電動機として作動可能な周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介して二次電池であるバッテリ50と電力のやり取りを行う。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の何れか一方により発電される電力を他方のモータで消費できるようになっている。従って、バッテリ50は、モータMG1,MG2の何れかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになり、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されないことになる。モータMG1,MG2は、何れもモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や、図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流等が入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号等が出力される。また、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンを実行し、モータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。更に、モータECU40は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号等に基づいてモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された第1電圧センサ91からのバッテリ電圧VB、バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からのバッテリ温度Tb等が入力されている。バッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70やエンジンECU24に出力する。更に、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量SOCを算出したり、当該残容量SOCに基づいてバッテリ50の充放電要求パワーPb*を算出したり、残容量SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50の充電に許容される電力である充電許容電力としての入力制限Winとバッテリ50の放電に許容される電力である放電許容電力としての出力制限Woutとを算出したりする。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定すると共に、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定可能である。
昇降圧コンバータ55は、例えば、何れも図示しない第1および第2のトランジスタと、これら第1および第2のトランジスタに逆方向に並列接続された第1および第2のダイオードと、リアクトルとから構成され、システムメインリレー56を介してバッテリ50と接続される。また、昇降圧コンバータ55のリアクトルと負極母線との間には図示しないコンデンサが配置されており、このコンデンサの端子間には、昇降圧コンバータ55の昇圧前または降圧後の電圧VLを検出する第2電圧センサ92が設置されている。更に、昇降圧コンバータ55とインバータ41との間には平滑用のコンデンサ57が配置されており、このコンデンサ57の端子間には、昇降圧コンバータ55の昇圧後または降圧前の電圧VHを検出する第3電圧センサ93が設置されている。このような昇降圧コンバータ55の第1および第2のトランジスタをスイッチング制御することにより、バッテリ50からの直流電力を昇圧してインバータ41,42に供給したり、正極母線と負極母線とに作用している直流電圧を降圧してバッテリ50を充電したりすることができる。すなわち、昇降圧コンバータ55の第1および第2のトランジスタは、第2電圧センサ92と第3電圧センサ93とにより検出される電圧値VLおよびVHに基づいて、基本的にバッテリ50と2つのモータMG1,MG2との間で電力のやりとりを円滑に行なうべく昇圧後の電圧VHが電圧指令VH*となるか、あるいは降圧後の電圧VLが電圧指令VL*となるようにスイッチング制御される。
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッドECU70には、イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)80からのイグニッション信号、シフトレバー81の操作位置であるシフトポジションSPを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルストロークセンサ86からのブレーキペダルストロークBS、車速センサ87からの車速V、第2電圧センサ92からの電圧VL、第3電圧センサ93からの電圧VH等が入力ポートを介して入力される。また、実施例のハイブリッド自動車20の運転席近傍には、運転モードとして動力性能すなわちアクセル操作に対するトルク出力の応答性を優先するパワーモード(第2の運転モード)を選択するためのパワースイッチ(運転モード選択手段)88が設けられており、このパワースイッチ88もハイブリッドECU70に接続されている。更に、実施例のハイブリッド自動車20の運転席近傍には、運転モードとしてエンジン22の燃費やエネルギ効率を優先するECOモード(第3の運転モード)を選択するためのECOスイッチ(運転モード選択手段)89が設けられており、このECOスイッチ89もハイブリッドECU70に接続されている。そして、ハイブリッドECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52等と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52等と各種制御信号やデータのやり取りを行っている。更に、ハイブリッドECU70からは、システムメインリレー56への駆動信号や昇降圧コンバータ55へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力される。
上述のように構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクが計算され、この要求トルクに基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とが制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御モードとしては、要求トルクに見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求トルクとバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求トルクに応じたトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2から要求トルクに見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するように運転制御するモータ運転モード等がある。
また、実施例のハイブリッド自動車20において、パワースイッチ88がオフされた状態では、ECOスイッチ89がオンされていなければ、運転モードとしてノーマルモード(第1の運転モード)が選択されることになり、この状態では、ハイブリッドECU70により、所定のパワーモードフラグFpwrが値0に設定されると共にノーマルモード選択時用の各種制御手順に従ってハイブリッド自動車20が制御されることになる。また、パワースイッチ88がオンされてハイブリッド自動車20の運転モードとしてパワーモードが選択されると、ハイブリッドECU70により、上記パワーモードフラグFpwrが値1に設定されると共に予め定められたパワーモード選択時用の各種制御手順に従ってハイブリッド自動車20が制御されることになる。実施例では、運転者によりパワーモードが選択されたときには、ノーマルモードの選択時に比べて車軸としてのリングギヤ軸32aに出力するトルクを高めて運転者によるアクセル操作に対するトルク出力の応答性が向上するようにエンジン22、モータMG1およびMG2が制御される。
更に、ハイブリッド自動車20において、ECOスイッチ89がオフされた状態では、パワースイッチ88がオンされていなければ、運転モードとしてノーマルモードが選択されることになり、この状態では、ハイブリッドECU70により、所定のECOフラグFecoが値0に設定されると共に予め定められたノーマルモード選択時用の各種制御手順に従ってハイブリッド自動車20が制御されることになる。また、ECOスイッチ89がオンされてハイブリッド自動車20の運転モードとしてECOモードが選択されると、ハイブリッドECU70により、上記ECOフラグFecoが値1に設定されると共に予め定められたECOモード選択時用の各種制御手順に従ってハイブリッド自動車20が制御されることになる。ECOモード選択時用の制御の一例としては、ノーマルモードやパワーモードのもとで行われる上記昇降圧コンバータ55による昇降圧動作の禁止が挙げられる。このように、ECOモードの選択時に、ノーマルモード等のもとで行われる昇降圧コンバータ55による昇降圧動作を禁止することにより、ノーマルモード等の選択時に比べてモータMG1およびMG2によるトルクの出力が制限されることになるが、昇降圧動作を禁止することにより、昇降圧コンバータ55の第1および第2のトランジスタのスイッチング制御が実行されなくなる分、スイッチングに伴う損失を低減させることが可能となるので、ハイブリッド自動車20のエネルギ効率を向上させることができる。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図2は、エンジン22の運転を伴うハイブリッド自動車20の走行時にハイブリッドECU70により所定時間(例えば数msec)ごとに繰り返し実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
図2に示す駆動制御ルーチンの開始に際して、ハイブリッドECU70のCPU72は、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、車速センサ87からの車速V、エンジン22の回転数Ne、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2、充放電要求パワーPb*、バッテリ50の入出力制限Win,Wout、パワーモードフラグFpwrの値、ECOフラグFecoの値といった制御に必要なデータの入力処理を実行する(ステップS100)。なお、エンジン22の回転数Neは、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとし、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、モータECU40から通信により入力するものとした。また、充放電要求パワーPb*や入出力制限Win,Woutは、バッテリECU52から通信により入力するものとした。更に、パワーモードフラグFpwrやECOフラグFecoは、上述のように運転者によるパワースイッチ88やECOスイッチ89の操作状態に応じてハイブリッドECU70により設定されて所定の記憶領域に保持されるものである。
ステップS100のデータ入力処理の後、入力したパワーモードフラグFpwrやECOモードフラグFecoの値に基づいて、走行に際して実際に用いられる運転モード(以下「実行用運転モード」という)としてノーマルモード、パワーモードおよびECOモードの何れが選択されているかを判定する(ステップS110)。パワーモードフラグFpwrとECOモードフラグFecoとの双方が値0であって実行用運転モードとしてノーマルモードが選択されている場合には、ステップS100にて入力したアクセル開度Accと駆動力設定制約としてのノーマルモード時アクセル開度設定用マップとを用いて制御上のアクセル開度である実行用アクセル開度Acc*を設定する(ステップS120)。更に、ステップS120の処理の後、エンジン22の回転数Ne(運転ポイント)が緩変化するように当該エンジン22の目標回転数Ne*を設定するための上限レート値Nruおよび下限レート値Nrlを第1の緩変化制約としてのノーマルモード用の値Nrunorおよび値Nrlnorに設定する(ステップS130)。また、パワーモードフラグFpwrが値1であって実行用運転モードとしてパワーモードが選択されている場合には、ステップS100にて入力したアクセル開度Accと駆動力設定制約としてのパワーモード時アクセル開度設定用マップとを用いて制御上のアクセル開度である実行用アクセル開度Acc*を設定する(ステップS140)。更に、ステップS140の処理の後、エンジン22の目標回転数Ne*を設定するための上限レート値Nruおよび下限レート値Nrlを第2の緩変化制約としてのパワーモード用の値Nrupwrおよび値Nrlpwrに設定する(ステップS150)。また、ECOフラグFecoが値1であって実行用運転モードとしてECOモードが選択されている場合には、ステップS100にて入力したアクセル開度Accと駆動力設定制約としてのECOモード時アクセル開度設定用マップとを用いて制御上のアクセル開度である実行用アクセル開度Acc*を設定する(ステップS160)。そして、ステップS160の処理の後、エンジン22の目標回転数Ne*を設定するための上限レート値Nruおよび下限レート値Nrlを第3の緩変化制約としてのECOモード用の値Nruecoおよび値Nrlecoに設定する(ステップS170)。
ここで、ノーマルモード時アクセル開度設定用マップ、パワーモード時アクセル開度設定用マップおよびECOモード時アクセル開度設定用マップを図3に例示する。実施例のノーマルモード時アクセル開度設定用マップは、0〜100%の範囲でアクセル開度Accに対して実行用アクセル開度Acc*が線形性をもつように予め作成されてROM74に記憶されている。図3に例示するノーマルモード時アクセル開度設定用マップは、アクセル開度Accをそのまま実行用アクセル開度Acc*として設定するように作成されたものである。また、実施例のパワーモード時アクセル開度設定用マップは、図3に示すように、低車速時における車両の飛び出し感を抑制すべく任意の低アクセル開度領域にあるアクセル開度Accに対してはノーマルモード時アクセル開度設定用マップにより設定されるものと同一の値を実行用アクセル開度Acc*として設定し、低アクセル開度領域以外の100%までのアクセル開度Accに対してはアクセル操作に対するトルク出力の応答性を向上させるべくノーマルモード時アクセル開度設定用マップにより設定されるものよりも大きな値を実行用アクセル開度Acc*として設定するように作成されてROM74に記憶されている。更に、ECOモード時アクセル開度設定用マップは、図3に示すように、アクセル操作に対するトルク出力の応答性を低下させるべくノーマルモード時アクセル開度設定用マップにより設定されるものよりも小さな値を実行用アクセル開度Acc*として設定するように作成されてROM74に記憶されている。
また、ノーマルモードに対応した第1の緩変化制約としての値Nrunorおよび値Nrlnor、パワーモードに対応した第2の緩変化制約としての値Nrupwrおよび値Nrlpwr、およびECOモードに対応した第3の緩変化制約としての値Nruecoおよび値Nrlecoは、何れも実験・解析等を経て予め定められる正の値である。そして、ノーマルモード用の値Nrunorおよび値Nrlnorは、エンジン22の運転に伴う振動(ショック)や騒音ができるだけ抑制されると共にハイブリッド自動車20の一般的な走行状態において燃費と走行性能とがバランスよく両立され、更には部品保護が図られるようにエンジン22の回転数Neを緩変化させる値として定められる。また、パワーモード用の上限レート値Nrupwrは、ノーマルモード用の上限レート値Nrunorよりも大きな値とされると共に、ECOモード用の上限レート値Nruecoは、ノーマルモード用の上限レート値Nrunorよりも小さな値とされ、値Nrunor,NrupwrおよびNruecoの間には、次式(1)の関係が成立する。なお、下限レート値Nrlとして用いられる値Nrlnor、値Nrlpwr、および値Nrlecoはエンジン22の特性や各運転モードにおける優先事項等を考慮して任意に定められるものであるが、実施例では、エンジン22の回転数Neをある程度高く保つことで当該エンジン22から速やかに動力(トルク)を得ることができるようにするために、パワーモード用の値Nrlpwrがノーマルモード用の値NrlnorやECOモード用の値Nrlecoよりも小さく定められている。
Nrupwr>Nrunor>Nrueco …(1)
ステップS130、S150またはS170にて上限レート値Nruおよび下限レート値Nrlを設定したならば、実行用アクセル開度Acc*とステップS100にて入力した車速Vとに基づいて車軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定した上で、車両全体に要求される要求パワーP*を設定する(ステップS180)。実施例では、実行用アクセル開度Acc*と車速Vと要求トルクTr*との関係が予め定められて要求トルク設定用マップ(駆動力設定制約)としてROM74に記憶されており、要求トルクTr*としては、与えられた実行用アクセル開度Acc*と車速Vとに対応したものが当該マップから導出・設定される。図4に要求トルク設定用マップの一例を示す。このような処理が実行される結果、運転者によりパワーモードが選択されているときに実行用アクセル開度Acc*がノーマルモード等の選択時に比べて大きく設定されると、それに応じて、要求トルクTr*がノーマルモード等の選択時に比べて大きく設定されることになる。また、運転者によりECOモードが選択されているときに実行用アクセル開度Acc*がノーマルモード等の選択時に比べて小さく設定されると、それに応じて、要求トルクTr*がノーマルモード等の選択時に比べて小さく設定されることになる。また、実施例において、要求パワーP*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものと充放電要求パワーPb*とロスLossとの総和として計算される。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、図示するようにモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除するか、あるいは車速Vに換算係数kを乗じることによって求めることができる。
次いで、エンジン22の運転を続行すべきか否かを判定する(ステップS190)。実施例において、ステップS190では、例えば車速Vが所定の間欠禁止車速Vref以上であると判断されたり、車速Vが間欠禁止車速Vref未満であってもステップS180にて設定された要求パワーP*が所定のエンジン停止閾値以上であると判断されたりすると、エンジン22の運転を続行すべきと判断される。そして、ステップS190にてエンジン22の運転を続行すべきと判断された場合には、要求パワーP*に基づいてエンジン22の仮の目標運転ポイントである仮目標回転数Netmpと仮目標トルクTetmpとを設定する(ステップS200)。実施例では、エンジン22を効率よく動作させるための動作ラインと要求パワーP*とに基づいてエンジン22の仮目標回転数Netmpと仮目標トルクTetmpとを設定するものとした。図5に、エンジン22の動作ラインと回転数NeとトルクTeとの相関曲線とを例示する。同図に示すように、仮目標回転数Netmpと仮目標トルクTetmpとは、上記動作ラインと要求パワーP*(Netmp×Tetmp)が一定となることを示す相関曲線との交点として求めることができる。続いて、ステップS130,S150またはS170にて設定された上限レート値Nruおよび下限レート値Nrlを用いたレート処理によりエンジン22の目標回転数Ne*を設定する(ステップS210)。ステップS210では、仮目標回転数NetmpとステップS100にて入力したエンジン22の回転数Neから下限レート値Nrlを減じた値との大きい方と、ステップS100にて入力したエンジン22の回転数Neに上限レート値Nruを加算した値との小さい方をエンジン22の目標回転数Ne*として設定する。これにより、エンジン22の目標回転数Ne*は、エンジン22の現在の回転数Neから下限レート値Nrlを減じた値と現在の回転数Neに上限レート値Nruを加算した値との間の範囲内に制限されることになる。そして、ステップS180にて設定した要求パワーP*を目標回転数Ne*で除することによりエンジン22の目標トルクTe*を設定する(ステップS220)。
エンジン22の目標回転数Ne*(ステップS210)や目標トルクTe*(ステップS220)を設定したならば、目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρ(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)とを用いて次式(2)に従いモータMG1の目標回転数Nm1*を計算した上で、計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とを用いて次式(3)に従いモータMG1に対するトルク指令Tm1*を設定する(ステップS230)。ここで、式(2)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。図6にエンジン22の運転を伴うハイブリッド自動車20の走行中における動力分配統合機構30の回転要素の回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を例示する。図中、左側のS軸はモータMG1の回転数Nm1に一致するサンギヤ31の回転数を示し、中央のC軸はエンジン22の回転数Neに一致するキャリア34の回転数を示し、右側のR軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。また、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1にトルクTm1を出力させたときにこのトルク出力によりリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2にトルクTm2を出力させたときに減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。モータMG1の目標回転数Nm1*を求めるための式(2)は、この共線図における回転数の関係を用いれば容易に導出することができる。そして、式(3)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(3)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) …(2)
Tm1*=-ρ/(1+ρ)・Te*+k1・(Nm1*-Nm1)+k2・∫(Nm1*-Nm1)dt …(3)
モータMG1に対するトルク指令Tm1*を設定したならば、バッテリ50の入出力制限Win,WoutとステップS230にて設定したモータMG1に対するトルク指令Tm1*とモータMG1,MG2の現在の回転数Nm1,Nm2とを用いてモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(4)および式(5)に従い計算する(ステップS240)。更に、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとを用いてモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮モータトルクTm2tmpを次式(7)に従い計算する(ステップS250)。そして、モータMG2に対するトルク指令Tm2*をトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値に設定する(ステップS260)。このようにしてモータMG2に対するトルク指令Tm2*を設定することにより、車軸としてのリングギヤ軸32aに出力するトルクをバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内に制限することができる。なお、式(6)は、図6の共線図から容易に導出することができる。こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2に対するトルク指令Tm1*,Tm2*を設定したならば、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS270)、再度ステップS100以降の処理を実行する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを得るための制御を実行する。更に、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*に従ってモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*に従ってモータMG2が駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。なお、実行用運転モードとしてECOモードが選択されている場合には、上述のように、昇降圧コンバータ55の昇降圧動作が禁止されることから、昇降圧コンバータ55による昇降圧動作が禁止されることに起因してモータMG2からのトルク出力が制限されることになる。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(4)
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(5)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr …(6)
また、ステップS190にてエンジン22の運転を続行すべきではないと、すなわちエンジン22の運転を停止させるべきと判断された場合には、所定のエンジン停止フラグをオンした上で(ステップS280)、本ルーチンを終了させる。すなわち、車速Vが間欠車速Vref未満であってエンジン22の運転が必要となる車速域に含まれていなければ、要求トルクTr*がエンジン停止判定閾値未満となる場合には、モータMG2のみから充分なトルクを車軸としてのリングギヤ軸32aに出力可能となることからエンジン22の運転停止を許可することができる。従って、このような場合には、エンジン22の運転が停止されるようにエンジン停止フラグがオンされ、こうしてエンジン停止フラグがオンされた場合には、ハイブリッドECU70により図示しないエンジン停止制御ルーチンが実行される。なお、エンジン停止制御ルーチンは、エンジン22に対する燃料供給を停止した状態で、例えばエンジン22の回転数Neが所定の停止直前回転数に達するまでエンジン22の回転を抑制するための負のトルクをモータMG1に対するトルク指令Tm1*として設定すると共に、回転数Neが停止直前回転数に達したタイミングでピストンを保持するための正のトルクをモータMG1に対するトルク指令Tm1*として設定し、更に要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する処理である。そして、エンジン停止制御ルーチンが終了するとエンジン停止フラグがオフされ、ハイブリッドECU70等によりモータ運転モードのもとでの制御が実行されることになる。
以上説明したように、実施例のハイブリッド自動車20では、実行用運転モードとして、通常走行用のノーマルモードと、ノーマルモードに比べてアクセル操作に対するトルク出力の応答性を優先するパワーモードと、ノーマルモードおよびパワーモードに比べて燃費やエネルギ効率を優先するECOモードとの何れかを選択することができる。更に、ハイブリッド自動車20では、ノーマルモードに対応した第1の緩変化制約としてのノーマルモード用の値Nrunorおよび値Nrlnor、パワーモードに対応した第2の緩変化制約としてのパワーモード用の値Nrupwrおよび値Nrlpwr、およびECOモードに対応した第3の緩変化制約としてのECOモード用の値Nruecoおよび値Nrlecoのうち、実行用運転モードとして選択された運転モードに対応したものが要求トルクTr*(要求パワーP*)に基づいてエンジン22の回転数Neが緩変化するように目標回転数Ne*を設定するため上限レート値Nruおよび下限レート値Nrlとして設定される(ステップS110およびS130,S150またはS170)。そして、エンジン22が目標回転数Ne*で回転すると共に要求トルクTr*に基づくトルクが車軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とが制御される(ステップS220〜S270)。これにより、実施例のハイブリッド自動車20では、通常走行用のノーマルモードと、アクセル操作に対するトルク出力の応答性を優先するパワーモードと、燃費等を優先するECOモードとの何れが実行用運転モードとして選択されても、ノーマルモード、パワーモードおよびECOモードごとに、それぞれの優先事項に合致するようにエンジン22をより適正に制御することが可能となる。
すなわち、実施例のハイブリッド自動車20では、実行用運転モードとしてパワーモードが選択された場合に上限レート値Nruとして用いられる値Nrupwrが、ノーマルモードの選択時に比べてエンジン22の回転数上昇が許容されるようにノーマルモード用の値Nrunorよりも大きな値とされている。従って、実行用運転モードとしてアクセル操作に対するトルク出力の応答性を優先するパワーモードが選択された場合には、ノーマルモードが選択された場合に比べて、振動や騒音が若干増加したり燃費が若干悪化したりするものの、運転者による駆動力要求操作としてのアクセル操作(アクセルペダル83の踏み込み)に応じてエンジン22から応答性よくトルクを得ることが可能となるので、運転者による高出力要求を良好に満たすことができる。また、ハイブリッド自動車20では、実行用運転モードとしてECOモードが選択された場合に上限レート値Nruとして用いられる値Nruecorが、ノーマルモードやパワーモードの選択時に比べてエンジン22の回転数上昇が制限されるようにノーマルモード用の値Nrunorよりも小さな値とされている。従って、実行用運転モードとしてエンジン22の燃費等を優先するECOモードが選択された場合には、ノーマルモード等が選択された場合に比べて、運転者によるアクセル操作に対するエンジン22の応答性が若干低下するものの、エンジン22の運転ポイントの変化を抑制して燃費を向上させることが可能となる。更に、実行用運転モードとしてノーマルモードが選択された場合には、振動や騒音の発生ができるだけ抑制されると共に一般的な走行において燃費と走行性能とがバランスよく両立されるようにエンジン22の回転数制御を実行することが可能となる。
なお、実施例のハイブリッド自動車20では、車軸としてのリングギヤ軸32aとモータMG2とがモータMG2の回転数を減速してリングギヤ軸32aに伝達する減速ギヤ35を介して連結されているが、減速ギヤ35の代わりに、例えばHi,Loの2段の変速段あるいは3段以上の変速段を有したモータMG2の回転数を変速してリングギヤ軸32aに伝達する変速機を採用してもよい。更に、実施例のハイブリッド自動車20は、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aに接続された車軸に出力するものであるが、本発明の適用対象はこれに限られるものでもない。すなわち、本発明は、図7に示す変形例としてのハイブリッド自動車120のように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aに接続された車軸(車輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪39c,39dに接続された車軸)に出力するものに適用されてもよい。また、実施例のハイブリッド自動車20は、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して車輪39a,39bに接続される車軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものであるが、本発明の適用対象は、これに限られるものでもない。すなわち、本発明は、図8に示す変形例としてのハイブリッド自動車220のように、エンジン22のクランクシャフトに接続されたインナーロータ232と車輪39a,39bに動力を出力する車軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を車軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えたものに適用されてもよい。
ここで、上記実施例や変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明しておく。すなわち、上記実施例等では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、モータMG1および動力分配統合機構30の組み合わせや対ロータ電動機230が「機関回転数調整手段」に相当し、ノーマルモードに比べてアクセル操作に対するトルク出力の応答性を優先するパワーモードを選択するためのパワースイッチ88とノーマルモードやパワーモードに比べて燃費やエネルギ効率を優先するECOモードを選択するためのECOスイッチ89とが「運転モード選択手段」に相当し、図2のステップS120、S140またはS160およびS180の処理を実行するハイブリッドECU70が「要求駆動力設定手段」に相当し、図2のステップS130,S150またはS170およびS180,S200,S210の処理を実行するハイブリッドECU70が「目標回転数設定手段」に相当し、図2の駆動制御ルーチンを実行するハイブリッドECU70、エンジンECU24およびモータECU40の組み合わせが「制御手段」に相当する。また、モータMG1および動力分配統合機構30の組み合わせや対ロータ電動機230が「電力動力入出力手段」に相当し、モータMG1が「発電用電動機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当する。
なお、「内燃機関」は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力するエンジン22に限られず、水素エンジンといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「電動機」や「発電用電動機」は、モータMG1,MG2のような同期発電電動機に限られず、誘導電動機といったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「蓄電手段」は、バッテリ50のような二次電池に限られず、電動機や電力動力入出力手段と電力をやり取り可能なものであればキャパシタといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「機関回転数調整手段」は、モータMG1および動力分配統合機構30の組み合わせ等に限られず、内燃機関の回転数を調整可能なものであればエンジンのクランクシャフトに直接または間接に接続されたモータといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「運転モード選択手段」は、通常走行用の第1の運転モードと、当該第1の運転モードに比べて走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードと、第1および第2の運転モードに比べて燃費を優先する第3の運転モードとの何れかを実行用運転モードとして選択可能とするものであれば、パワースイッチ88とECOスイッチ89との組み合わせに限られず、単一のスイッチといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「要求駆動力設定手段」は、走行に要求される要求駆動力を設定するものであれば、車速Vを用いることなく要求トルクを設定するもの等、如何なる形式のものであっても構わない。「目標回転数設定手段」は、実行用運転モードとして選択された運転モードに対応した緩変化制約と要求駆動力とに基づいて内燃機関の回転数が緩変化するように当該内燃機関の目標回転数を設定するものであれば、如何なる形式のものであっても構わない。「制御手段」は、内燃機関が目標回転数で回転すると共に要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように内燃機関と機関回転数調整手段と電動機とを制御するものであれば、ハイブリッドECU70とエンジンECU24とモータECU40との組み合わせに限られるものではなく、単一の電子制御ユニットのような他の如何なる形式のものであっても構わない。「電力動力入出力手段」は、所定の車軸と内燃機関の機関軸に接続されて電力と動力との入出力を伴って車軸と機関軸とに動力を入出力すると共に蓄電手段と電力をやり取り可能なものであれば、モータMG1および動力分配統合機構30の組み合わせや対ロータ電動機230以外の他の如何なる形式のものであっても構わない。何れにしても、これら実施例および変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業等において利用可能である。
本発明の実施例に係るハイブリッド自動車20の概略構成図である。 実施例のハイブリッドECU70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 ノーマルモード時アクセル開度設定用マップ、パワーモード時アクセル開度設定用マップおよびECOモード時アクセル開度設定用マップを例示する説明図である。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインと回転数NeとトルクTeとの相関曲線とを例示する説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を例示する共線図である。 変形例のハイブリッド自動車120の概略構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の概略構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a〜39d 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、55 昇降圧コンバータ、56 システムメインリレー、57 コンデンサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルストロークセンサ、87 車速センサ、88 パワースイッチ、89 ECOスイッチ、91 第1電圧センサ、92 第2電圧センサ、93 第3電圧センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (7)

  1. 走行用の動力を出力可能な内燃機関と、走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段とを含むハイブリッド自動車であって、
    前記内燃機関の回転数を調整可能な機関回転数調整手段と、
    通常走行用の第1の運転モードと、該第1の運転モードに比べて走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードと、前記第1および第2の運転モードに比べて燃費を優先する第3の運転モードとの何れかを実行用運転モードとして選択するための運転モード選択手段と、
    走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記第1の運転モードに対応した第1の緩変化制約、前記第2の運転モードに対応した第2の緩変化制約および前記第3の運転モードに対応した第3の緩変化制約のうちの前記実行用運転モードに対応した緩変化制約と前記設定された要求駆動力とに基づいて、前記内燃機関の回転数が緩変化するように該内燃機関の目標回転数を設定する目標回転数設定手段と、
    前記内燃機関が前記設定された目標回転数で回転すると共に前記設定された要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記機関回転数調整手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド自動車において、
    前記第2の緩変化制約は、前記第1の緩変化制約に比べて運転者による駆動力要求操作に応じた前記内燃機関の回転数変化を許容する傾向を有しており、前記第3の緩変化制約は、前記第1の緩変化制約に比べて運転者による駆動力要求操作に応じた前記内燃機関の回転数変化を制限する傾向を有しているハイブリッド自動車。
  3. 請求項1または2に記載のハイブリッド自動車において、
    前記第2の緩変化制約は、前記第1の緩変化制約に比べて前記内燃機関の回転数の上昇を許容する傾向を有しており、前記第3の緩変化制約は、前記第1の緩変化制約に比べて、前記内燃機関の回転数の上昇を制限する傾向を有しているハイブリッド自動車。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載のハイブリッド自動車において、
    前記要求駆動力設定手段は、前記第1の運転モードに対応した駆動力設定制約、前記第2の運転モードに対応した駆動力設定制約および前記第3の運転モードに対応した駆動力設定制約のうち、前記実行用運転モードに対応した駆動力設定制約を用いて運転者による駆動力要求操作に応じた要求駆動力を設定し、
    前記第2の運転モードに対応した駆動力設定制約は、前記第1および第3の運転モードに対応した駆動力設定制約に比べて同一の駆動力要求操作に対する前記要求駆動力を大きく設定する傾向を有しているハイブリッド自動車。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のハイブリッド自動車において、
    所定の車軸と前記内燃機関の機関軸とに接続されて電力と動力との入出力を伴って前記車軸と前記機関軸とに動力を入出力すると共に前記蓄電手段と電力をやり取り可能な電力動力入出力手段を更に備え、
    前記電動機は、前記車軸または該車軸とは異なる他の車軸に動力を出力可能であるハイブリッド自動車。
  6. 請求項5に記載のハイブリッド自動車において、
    前記電力動力入出力手段は、
    動力を入出力可能であると共に前記蓄電手段と電力をやり取りすることができる発電用電動機と、
    前記車軸と前記内燃機関の前記機関軸と前記発電用電動機の回転軸との3軸に接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づく動力を残余の軸に入出力する3軸式動力入出力手段とを含むハイブリッド自動車。
  7. 走行用の動力を出力可能な内燃機関と、走行用の動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記内燃機関の回転数を調整可能な機関回転数調整手段と、通常走行用の第1の運転モードと、該第1の運転モードに比べて走行用の動力の出力応答性を優先する第2の運転モードと、前記第1および第2の運転モードに比べて燃費を優先する第3の運転モードとの何れかを実行用運転モードとして選択するための運転モード選択手段とを備えるハイブリッド自動車の制御方法であって、
    (a)前記第1の運転モードに対応した第1の緩変化制約、前記第2の運転モードに対応した第2の緩変化制約および前記第3の運転モードに対応した第3の緩変化制約のうちの前記実行用運転モードに対応した緩変化制約と走行に要求される要求駆動力とに基づいて、前記内燃機関の回転数が緩変化するように該内燃機関の目標回転数を設定するステップと、
    (b)前記内燃機関が前記設定された目標回転数で回転すると共に前記要求駆動力に基づく走行用の動力が得られるように前記内燃機関と前記機関回転数調整手段と前記電動機とを制御するステップと、
    を含むハイブリッド自動車の制御方法。
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