JP2009184369A - 操舵装置の操作子 - Google Patents
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Abstract
【課題】いずれの操舵角度においても、操作子の形状を、中立位置において運転者から見た形態に近似させる。
【解決手段】スポーク4Aは、モータにより可動スポーク7を固定スポーク6に対して移動させることができ、伸縮可能に構成されている。リム5を回転操作したときの操舵角度に応じて、3つのスポーク4A,4B,4Cのモータの回転方向および回転角度が制御され、これにより各スポーク4A,4B,4Cを伸縮させて、リム5の形状をいずれの操舵角度においても中立位置における形態に近似するように変形する。
【選択図】図1
【解決手段】スポーク4Aは、モータにより可動スポーク7を固定スポーク6に対して移動させることができ、伸縮可能に構成されている。リム5を回転操作したときの操舵角度に応じて、3つのスポーク4A,4B,4Cのモータの回転方向および回転角度が制御され、これにより各スポーク4A,4B,4Cを伸縮させて、リム5の形状をいずれの操舵角度においても中立位置における形態に近似するように変形する。
【選択図】図1
Description
この発明は、車両等の操舵装置の操作子に関するものである。
従来、例えば車両の操舵装置には、運転者の好みに合わせてステアリングの傾斜角度を変更可能とするチルト機構や、ステアリングの前後位置を変更可能とするテレスコピック機構を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ステアリングホイールは丸形が一般的であるが、乗降性を改善するために、図4に示すように環状のリム101の下部を直線状のフラット部102に形成した、フラットボトム型のステアリングホイールが提案されている。
特開2007−76531号公報
しかしながら、従来のフラットボトム型のステアリングホイールは、直進状態を維持する中立位置ではフラット部102が下側に位置しているが、ステアリングホイールを回転して操舵を行っているときにはフラット部102の位置が変化するので、フラット部102の位置によってはステアリングホイールを持ち換える動作がしづらくなる場合がある。
また、ステアリングホイールを中立位置から回転させた状態のまま駐車したときに、フラット部102の位置によっては、乗降し難い場合がある。
そこで、この発明は、いずれの操舵角度においても運転者から見たリムの形態が中立位置における形態に近似した操作子を提供するものである。
また、ステアリングホイールを中立位置から回転させた状態のまま駐車したときに、フラット部102の位置によっては、乗降し難い場合がある。
そこで、この発明は、いずれの操舵角度においても運転者から見たリムの形態が中立位置における形態に近似した操作子を提供するものである。
この発明に係る操舵装置の操作子では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、運転者が把持して操作を行う操舵装置の操作子において、非円形の環状をなすリム(例えば、後述する実施例におけるリム5)を有し、操舵角度に応じて前記リムが変形することを特徴とする操舵装置の操作子(例えば、後述する実施例における操作子1)である。
請求項1に係る発明は、運転者が把持して操作を行う操舵装置の操作子において、非円形の環状をなすリム(例えば、後述する実施例におけるリム5)を有し、操舵角度に応じて前記リムが変形することを特徴とする操舵装置の操作子(例えば、後述する実施例における操作子1)である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記リムは、いずれの操舵角度においても中立位置における形態に近似するように変形することを特徴とする。
請求項1および請求項2に係る発明によれば、非円形のリムの機能を操舵角度によらず維持することが可能となる。また、操作子の持ち換えもスムーズに行うことができ、操作性が向上する。
以下、この発明に係る操舵装置の操作子の実施例を図1から図3の図面を参照して説明する。なお、以下に記載する実施例はいずれも車両用の操舵装置の態様である。また、以下の説明において前後方向および左右方向は運転席から見た方向に一致する。
図1、図2に示すように、この実施例の操舵装置の操作子1は非円形ハンドル型であり、操舵装置のステアリングシャフト2の先端に連結されたコア3と、コア3から放射状に延びる3つのスポーク4A,4B,4Cと、各スポーク4A,4B,4Cの先端に連結された非円形の環状のリム5とから構成されている。
3つのスポーク4A,4B,4Cは同一構成であるので、代表してスポーク4Aについて説明する。スポーク4Aは、コア3に一体に形成された固定スポーク6と、固定スポーク6に移動可能に取り付けられた可動スポーク7とからなり、スポーク4Aは、可動スポーク7を固定スポーク6に対して移動させることによって伸縮可能に構成されている。
3つのスポーク4A,4B,4Cは同一構成であるので、代表してスポーク4Aについて説明する。スポーク4Aは、コア3に一体に形成された固定スポーク6と、固定スポーク6に移動可能に取り付けられた可動スポーク7とからなり、スポーク4Aは、可動スポーク7を固定スポーク6に対して移動させることによって伸縮可能に構成されている。
詳述すると、可動スポーク7は固定スポーク6にその長手方向へ移動可能に取り付けられている。各固定スポーク6の裏面側には電動モータ(以下、モータと略す)11が固定されており、モータ11のシャフト9は固定スポーク6を回動可能に貫通し、その先端にピニオン8が固定されている。
一方、各可動スポーク7には固定スポーク6に接近する方向に延びるラック10が固定されており、このラック10がピニオン8に噛合している。したがって、モータ11のシャフト9が回転すると、ピニオン8とラック10の噛み合いにより、可動スポーク7が固定スポーク6に対して接近あるいは離反する方向へ移動する。
各モータ11は図示しない制御装置により操作子1の操舵角度に応じて回転方向と回転角度をそれぞれ制御される。
各モータ11は図示しない制御装置により操作子1の操舵角度に応じて回転方向と回転角度をそれぞれ制御される。
リム5は、剛性を有し円弧状をなす3つのリム本体14A,14B,14Cと、隣り合うリム本体同士を連結する連結体15とからなる。
リム本体14A,14B,14Cは同一曲率半径の円弧に形成されており、その円弧の長さは、前記曲率半径の円を3等分した円弧よりも短い。そして、リム本体14A,14B,14Cの円弧中央内側に各スポーク4A,4B,4Cの可動スポーク7の先端が連結されている。
リム本体14A,14B,14Cは同一曲率半径の円弧に形成されており、その円弧の長さは、前記曲率半径の円を3等分した円弧よりも短い。そして、リム本体14A,14B,14Cの円弧中央内側に各スポーク4A,4B,4Cの可動スポーク7の先端が連結されている。
連結体15は可撓性を有し、連結体15の端部は、リム本体14A,14B,14Cの端部に設けられた収納孔に摺動可能に挿入されており、リム本体14A,14B,14Cに挿入された部分はリム本体14A,14B,14Cの円弧形状に沿って変形し、リム本体14A,14B,14Cから露出した部分はほぼ最短長さとなるように所定形状に変形する。連結体15は、この連結体15によって連結される2つのリム本体の離間距離に応じて、リム本体内に引き込まれたり、リム本体から突出したりする。
図1に示すように、車両を直進状態に維持する中立位置において操作子1は左右対称形をなし、運転者に一番近い側に配置されたスポーク4Aは可動スポーク7が固定スポーク6に最も接近して位置し、他の2つのスポーク4B,4Cは可動スポーク7が固定スポーク6から最も離間して位置する。そしてこのとき、スポーク4Aに連結されたリム本体14Aが、他のリム本体14B,14Cや3つの連結体15よりも、操作子1の回転中心(すなわち、ステアリングシャフト2の回転中心)からの距離を一番小さくされている。このように寸法設定することにより、操作子1を中立位置にしたときの運転者の乗降性を向上させている。
なお、図1において二点鎖線は、スポーク4B,4Cが収縮し一番短くなったときのリム本体14B,14Cの位置を示しており、リム本体14Aと同一円上に位置する。ただし、この操作子1では、リム本体14A,14B,14Cが同時に同一円上に位置することはない。。
この操作子1では、リム5を回転操作したときの操舵角度に応じて、3つのモータ11の回転方向および回転角度が制御され、これにより各スポーク4A,4B,4Cを伸縮させて、リム5の形状をいずれの操舵角度においても中立位置における形態に近似するように変形している。
例えば、車両を左旋回するために操作子1を図1に示す中立位置から反時計回り方向に90度回転させて、図3に示す状態にするときには、次のように制御される。
スポーク4Aのモータ11は反時計回り方向に回転してスポーク4Aの可動スポーク7を徐々に外側に突出させていき、リム本体14Aを径方向外側に変位させていく。スポーク4Bのモータ11は途中までは時計回り方向に回転してスポーク4Bの可動スポーク7を徐々に内側に引き込み、リム本体14Bを径方向内側に変位させ、その後、スポーク4Bのモータ11は反時計回り方向に回転してスポーク4Bの可動スポーク7を徐々に外側に突出させていき、リム本体14Bを径方向外側へ変位させていく。スポーク4Cのモータ11は時計回り方向に回転してスポーク4Cの可動スポーク7を徐々に内側に引き込んでいき、リム本体14Cを径方向内側に変位させていく。
スポーク4Aのモータ11は反時計回り方向に回転してスポーク4Aの可動スポーク7を徐々に外側に突出させていき、リム本体14Aを径方向外側に変位させていく。スポーク4Bのモータ11は途中までは時計回り方向に回転してスポーク4Bの可動スポーク7を徐々に内側に引き込み、リム本体14Bを径方向内側に変位させ、その後、スポーク4Bのモータ11は反時計回り方向に回転してスポーク4Bの可動スポーク7を徐々に外側に突出させていき、リム本体14Bを径方向外側へ変位させていく。スポーク4Cのモータ11は時計回り方向に回転してスポーク4Cの可動スポーク7を徐々に内側に引き込んでいき、リム本体14Cを径方向内側に変位させていく。
このように、操舵角度に応じてリム5を変形させることにより、いずれの操舵角度においてもリム5の形状が中立位置における形態に近似するので、操作子1の持ち換えを違和感なくスムーズに行うことができる。また、運転者に近い側に移動してきたリム本体(上記操舵角度90度ではリム本体14C)を運転者から遠ざけることができるので、リム5を中立位置から回転させた状態のまま駐車したときにも、リム5が運転者の乗降の妨げとなることがない。
つまり、この操作子1によれば、非円形のリム5の機能を操舵角度によらず維持することができ、操作性を損なうことなく、良好な乗降性を確保することができる。
実施例において、ピニオン8とラック10とモータ11は、リム5の形状を変更する変更手段を構成する。
つまり、この操作子1によれば、非円形のリム5の機能を操舵角度によらず維持することができ、操作性を損なうことなく、良好な乗降性を確保することができる。
実施例において、ピニオン8とラック10とモータ11は、リム5の形状を変更する変更手段を構成する。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、リム5の分割数(リム本体14の数)は3つに限らず、4つ以上であってもよく、分割数に応じてスポーク4の数も増やせばよい。
また、リム本体14A,14B,14Cは同一円弧形状に限るものではなく、また、円弧形状に限るものでもない。
前述した実施例は、車両用操舵装置の操作子の態様で説明したが、この発明は他の移動体の操舵装置の操作子にも適用可能である。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、リム5の分割数(リム本体14の数)は3つに限らず、4つ以上であってもよく、分割数に応じてスポーク4の数も増やせばよい。
また、リム本体14A,14B,14Cは同一円弧形状に限るものではなく、また、円弧形状に限るものでもない。
前述した実施例は、車両用操舵装置の操作子の態様で説明したが、この発明は他の移動体の操舵装置の操作子にも適用可能である。
1 操作子
5 リム
5 リム
Claims (2)
- 運転者が把持して操作を行う操舵装置の操作子において、
非円形の環状をなすリムを有し、操舵角度に応じて前記リムが変形することを特徴とする操舵装置の操作子。 - 前記リムは、いずれの操舵角度においても中立位置における形態に近似するように変形することを特徴とする請求項1に記載の操舵装置の操作子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008022988A JP2009184369A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 操舵装置の操作子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008022988A JP2009184369A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 操舵装置の操作子 |
Publications (1)
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JP2009184369A true JP2009184369A (ja) | 2009-08-20 |
Family
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JP2008022988A Pending JP2009184369A (ja) | 2008-02-01 | 2008-02-01 | 操舵装置の操作子 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110422225A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-08 | 宁波吉利汽车研究开发有限公司 | 一种可变风格式的方向盘及车辆 |
JP2020049967A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-04-02 | 豊田合成株式会社 | ステアリングホイール |
-
2008
- 2008-02-01 JP JP2008022988A patent/JP2009184369A/ja active Pending
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JP7006551B2 (ja) | 2018-09-21 | 2022-01-24 | 豊田合成株式会社 | ステアリングホイール |
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