JP2009183087A - 発電停止検出方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石が装着された回転子を備える車両用交流発電機の発電停止状態を正確に検出することができる発電停止検出方式を提供すること。
【解決手段】車両用発電制御装置2の発電停止検出回路212は、永久磁石が埋設された回転子を有する車両用交流発電機1の電機子巻線101に発生する相電圧に基づいて車両用交流発電機1の発電停止状態を検出する第1の発電停止状態検出手段と、励磁巻線102に流れる励磁電流値が第1の基準値以下のときに車両用交流発電機1の発電停止状態を検出する第2の発電停止状態検出手段とを有し、これらのいずれかによって発電停止状態であることが検出されたときに、発電停止中であることを示す発電状態信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用交流発電機が発電していない状態を検出する発電停止検出方式に関する。
一般に、車両用交流発電機に内蔵される電圧調整装置には、車両用交流発電機の発電が何らかの原因によって停止した場合に、車両に異常を知らせる発電停止状態の監視機能が備わっている。例えば、車両用交流発電機の電機子巻線に発生する相電圧を基準値と比較することで発電停止を検出する制御装置を備える車両用発電制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、近年発電機の大電力化が進み、その方法として、永久磁石をポールコアの爪間に挿入した回転子を用いることで出力向上を図る構造が知られている(例えば、特許文献2、3参照。)。このような車両用交流発電機では、回転子に残留磁束が残るため、励磁電流が流れていない場合であってもある程度の相電圧が生じる場合があり、単に相電圧を基準値と比較しても正確に発電停止状態を検出することはできない。このような場合の発電停止検出方法としては、低回転域で判定した発電停止状態に基づいて低回転域以外の回転域において発電停止検出を行う手法が知られている(例えば、特許文献4参照。)。
特開昭57−142144号公報(第2−5頁、図1−2) 特開平5−207716号公報(第2−4頁、図1−14) 特開平7−123364号公報(第4−9頁、図1−8) 特許第3629880号公報(第3−11頁、図1−8)
ところで、特許文献4に開示された従来手法では、低回転域で判定した発電停止状態に基づいて低回転域以外の回転域において発電停止検出がなされるので、例えば、発電中において励磁電流回路断線のような異常が発生した場合には低回転域以外での回転域では発電停止状態が正しく検出できないという問題があった。また、特許文献1に開示された相電圧を検出する従来手法でも、高回転域では相電圧が基準電圧を越えてしまって、正しく発電停止状態が検出できない。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、永久磁石が装着された回転子を備える車両用交流発電機の発電停止状態を正確に検出することができる発電停止検出方式を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の発電停止検出方式は、励磁巻線に励磁電流を流すことにより発電を行うとともに、永久磁石が埋設された回転子を有する車両用交流発電機と、車両用交流発電機の電機子巻線に発生する相電圧に基づいて車両用交流発電機の発電停止状態を検出する第1の発電停止状態検出手段と、励磁巻線に流れる励磁電流値が第1の基準値以下のときに車両用交流発電機の発電停止状態を検出する第2の発電停止状態検出手段と、第1および第2の発電停止状態検出手段のいずれかによって発電停止状態であることが検出されたときに、発電停止中であることを示す発電状態信号を出力する発電状態出力手段とを備えている。
これにより、永久磁石の残留磁束によって非発電時に電機子巻線の相電圧が上昇した場合であっても、励磁電流が流れていないことによる発電停止状態の検出が可能になり、永久磁石が装着された回転子を備える車両用交流発電機の発電停止状態を正確に検出することができる。
また、外部信号に基づいて励磁巻線に流す最大励磁電流値を可変設定する最大励磁電流値設定手段と、最大励磁電流値設定手段によって設定された最大励磁電流値以下となるように励磁電流を制御する励磁電流制御手段とをさらに備え、発電状態出力手段は、最大励磁電流値設定手段によって設定された最大励磁電流値が第1の基準値以下のときに、発電停止中であることを示す発電状態信号の出力を停止することが望ましい。あるいは、外部信号に基づいて調整電圧を可変設定する調整電圧値設定手段と、車両用交流発電機の出力電圧が調整電圧に一致するように制御する電圧制御手段とをさらに備え、発電状態出力手段は、調整電圧設定手段によって設定された調整電圧値が第2の基準値以下のときに、発電停止中であることを示す発電状態信号の出力を停止することが望ましい。また、上述した車両用交流発電機は、励磁巻線に励磁電流を供給する励磁駆動手段を有し、発電状態出力手段は、励磁駆動手段による励磁電流の供給動作が制限されているときに、発電停止中であることを示す発電状態信号の出力を停止することが望ましい。
これにより、正常な発電動作において励磁電流の供給が制限されて励磁電流値が一時的に第1の基準値以下になった場合に、発電停止中であることを示す発電状態信号が出力されることを回避することができる。
また、上述した発電状態出力手段は、第1および第2の発電停止状態検出手段のいずれかによって発電停止状態であることが検出されてから所定の遅延時間経過の後に発電状態信号を出力することが望ましい。これにより、負荷応答制御を実施する場合等において一時的に励磁電流値が低下しても、これに対応して発電停止中であることを示す発電状態信号が出力されることを防止することができる。
以下、本発明の発電停止検出方式を適用した一実施形態の車両用交流発電機および車両用発電制御装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用した一実施形態の車両用交流発電機と車両用発電制御装置の構成を示す図であり、あわせてこの車両用発電制御装置とバッテリ等との接続状態が示されている。
図1において、車両用発電制御装置2は、車両用交流発電機1の出力端子(B端子)の電圧が所定の調整電圧になるように制御するためのものである。車両用交流発電機1は、固定子に含まれる三相の電機子巻線101と、回転子に含まれる励磁巻線102と、電機子巻線101の三相出力を全波整流するために設けられた整流回路103とを含んで構成されている。この車両用交流発電機1の出力電圧の制御は、励磁巻線102に対する通電を車両用発電制御装置2によって適宜断続制御することにより行われる。車両用交流発電機1のB端子はバッテリ3と電気負荷4に接続されており、出力端子からバッテリ3や電気負荷4に充電電流や動作電流が供給される。また、車両用発電制御装置2は、通信端子Xを介して外部制御装置としてのECU(電子制御装置)5に接続されている。なお、本実施形態においては励磁による磁束量を増加させるために、回転子内に永久磁石が装着されている。
次に、車両用発電制御装置2の詳細構成および動作について説明する。図1に示すように、車両用発電制御装置2は、環流ダイオード201、励磁駆動トランジスタ202、センス抵抗203、アンド回路204、通信制御回路205、電源回路206、電圧制御回路207、励磁電流制御回路208、負荷応答制御回路209、励磁電流検出回路210、回転検出回路211、発電停止検出回路212を備えている。
励磁駆動トランジスタ202は、励磁巻線102に直列に接続されており、入力される駆動信号によってオン状態になったときに励磁巻線102に励磁電流を供給するNチャネルMOS−FETである。環流ダイオード201は、励磁巻線102に並列に接続されており、励磁駆動トランジスタ202がオフ状態のときに励磁電流を環流させる。センス抵抗203は、励磁駆動トランジスタ202がオン状態のときに励磁巻線102に流れる励磁電流を検出するためのものであり、励磁駆動トランジスタ202のソースとアース端子(E端子)間に挿入されている。アンド回路204は、出力端子が励磁駆動トランジスタ202のゲートに接続されており、電圧制御回路207、励磁電流制御回路208、負荷応答制御回路209のそれぞれの出力信号の論理積となる駆動信号を励磁駆動トランジスタ202に入力する。
車両に備わったキースイッチ(図示せず)が投入されると、ECU5は、車両用発電制御装置2の通信端子Xに向けて動作開始信号を送信する。車両用発電制御装置2内の通信制御回路205は、ECU5との間で通信端子Xを介してシリアルの相互通信を行っており、ECU5から送信された動作開始信号を受信すると電源回路206に電源オン信号を入力する。電源回路206は、通信制御回路205から電源オン信号が入力されると、車両用発電制御装置2内の各部に動作電圧の供給を開始する。以後、車両用発電制御装置2が一連の発電制御動作を開始する。
その後、ECU5から調整電圧値Vreg が送信される。エンジン回転立ち上がり後、電気負荷4が低い場合には、車両用交流発電機1の出力電圧はこの調整電圧値Vreg に一致するように制御される。ECU5から送信された調整電圧値Vreg が通信制御回路205によって受信されて電圧制御回路207に入力される。電圧制御回路207には、この調整電圧値Vreg とともに車両用交流発電機1の出力電圧が入力されており、これらの電圧を比較してその偏差に相当するデューティ制御信号をアンド回路204を介して励磁駆動トランジスタ202に入力する。このデューティ制御信号によって駆動される励磁駆動トランジスタ202によって励磁電流が断続制御され、車両用交流発電機1の出力電圧が調整電圧値Vreg に一致するように制御される。
上述した出力電圧の制御動作と並行して、励磁電流検出回路210は、励磁駆動トランジスタ202に流れる励磁電流をセンス抵抗203の端子電圧に基づいて検出する。検出された励磁電流(励磁電流値IF)は、通信制御回路205、励磁電流制御回路208に入力される。励磁電流制御回路208は、励磁電流検出回路210によって検出された励磁電流が、ECU5から通信制御回路205に向けて送信された最大励磁電流値IFmax 以下となるように、所定のデューティ比を有する制御信号を生成してアンド回路204に入力する。
また、負荷応答制御回路209は、電気負荷4の接続時に励磁電流が徐々に増加するように制御しており、励磁駆動トランジスタ202に入力するデューティ制御信号のデューティ比を徐々に増加させる制御信号を生成してアンド回路204に入力する。
回転検出回路211は、電機子巻線101の1相の相電圧VPが入力されており、この相電圧に基づいて、例えば、この相電圧VPの波高値(あるいは実効値)と所定値との大小関係に応じて、車両用交流発電機1が発電中/発電停止中であることを示す回転検出データNalt を出力する。この回転検出データNalt は、発電停止検出回路212に入力される。
通信制御回路205は、ECU5から送信された調整電圧値Vreg や最大励磁電流値IFmax を受信するとともに、励磁電流検出回路210から入力される励磁電流検出値や発電停止検出回路212から入力される発電状態信号を通信端子Xを介してECU5に送信する。
上述した発電停止検出回路212が第1および第2の発電停止状態検出手段、発電状態出力手段に、通信制御回路205が最大励磁電流設定手段、調整電圧設定手段に、励磁電流制御回路208が励磁電流制御手段に、電圧制御回路207が電圧制御手段に、励磁駆動トランジスタ202が励磁駆動手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の車両用交流発電機1および車両用発電制御装置2はこのような構成を有しており、次に、車両用発電制御装置2によって車両用交流発電機1の発電停止状態を検出する動作について説明する。
図2は、車両用発電制御装置2の発電停止検出回路212の動作手順を示す流れ図である。まず、発電停止検出回路212は、回転検出回路211から出力される回転検出データNalt を取り込み(ステップ100)、車両用交流発電機1が回転中か否かを判定する(ステップ101)。回転中の場合には肯定判断が行われ、次に、発電停止検出回路212は、励磁電流検出回路210から出力される励磁電流値IFを取り込み(ステップ102)、この励磁電流値IFが所定値(第1の基準値)以下であるか否かを判定する(ステップ103)。所定値以下でない場合、すなわち、ある程度以上の励磁電流が流れている場合には否定判断が行われる。この場合には、発電停止検出回路212は、発電中であることを示す発電状態信号を通信制御回路205に向けて出力する(ステップ104)。
一方、車両用交流発電機1が回転中でない場合(ステップ101の判定において否定判断)や、回転中であるが励磁電流値IFが所定値以下である場合(ステップ103の判定において肯定判断)には、発電停止検出回路212は、所定の遅延時間の後(ステップ105)、発電停止中であることを示す発電状態信号を通信制御回路205に向けて出力する(ステップ106)。
図3および図4は、発電停止検出回路212による発電停止検出タイミングを示す図である。図3には通常発電時の検出タイミングが示されている。図4には発電停止時の検出タイミングがそれぞれ示されている。
図3に示す通常発電時には、まずキースイッチがオン(キーオン)されて初期励磁が行われて所定の励磁電流が励磁巻線102に供給された後、エンジン回転が開始される(エンジンスタート)。この状態では、車両用交流発電機1の相電圧VPが所定値(回転検出しきい値)を超えていないため、発電停止検出回路212によって発電停止中である旨の判定が行われる。その後、車両用交流発電機1の回転上昇にともなって相電圧VPが所定値を超えると、発電停止検出回路212によって発電中である旨の判定が行われる。このような通常の発電状態では、励磁電流値IFは第1の基準値を上回っており、発電中である旨の判定が維持される。
ところで、図4に示すように、発電停止状態であるにも関わらず、回転子に装着された永久磁石の残留磁束によって相電圧VPが上昇して所定値を超え、回転検出回路211から発電中を示す回転検出データNalt が出力される場合がある。しかし、本実施形態では、発電停止検出回路212は、励磁電流値IFが所定値(第1の基準値)を超えた場合に限って発電停止中である旨の判定を行っているため(図2のステップ103)、永久磁石の残留磁束によって相電圧VPが上昇した場合であっても誤って発電中である旨の判定をすることはない。
図5は、車両用発電制御装置2の発電停止検出回路212の動作手順の変形例を示す流れ図である。図5に示す動作手順は、図2に示した動作手順に対して、ステップ102をステップ102Aに置き換えるとともに、ステップ107を追加した点が異なっている。以下では、これらの相違点について説明する。
ステップ102Aでは、発電停止検出回路212は、励磁電流検出回路210から出力される励磁電流値IFとともに、通信制御回路205から電圧制御回路207、励磁電流制御回路208のそれぞれに送られた調整電圧値Vreg と最大励磁電流値IFmax を取り込む。
そして、励磁電流値IFが所定値(第1の基準値)以下であるか否かの判定(ステップ103の判定)において肯定判断が行われた後、発電停止検出回路212は、最大励磁電流値IFmax が所定値(第1の基準値)以下、または調整電圧値Vreg が所定値(第2の基準値)以下であるか否かを判定する(ステップ107)。最大励磁電流値IFmax と調整電圧値Vreg の少なくとも一方が基準値以下の場合には肯定判断が行われ、ステップ104に移行して発電中である旨の判定が行われる。また、最大励磁電流値IFmax と調整電圧値Vreg の両方が基準値よりも大きい場合には否定判断が行われ、ステップ105に移行して、所定の遅延時間の後、発電停止中である旨の判定が行われる。
図6は、発電停止検出回路212による発電停止検出タイミングの変形例を示す図である。図6に示す例では、通常発電中に一時的に最大励磁電流値IFmax が第1の基準値よりも低い値に下げられ、その後負荷応答制御によって励磁電流が徐々に上昇する。このように最大励磁電流値IFmax が低く、例えば制限値しきい値(第1の基準値)よりも低く設定されると、通常発電時であっても励磁電流値が第1の基準値よりも低くなるが、この場合には励磁電流値IFが所定値(第1の基準値)以下であっても(ステップ103の判定において肯定判断)、ステップ107の判定を追加することにより発電停止状態の検出動作が停止(マスク)される。また、最大励磁電流値IFmax が元に戻った直後に負荷応答制御が実施されると、徐々に励磁電流値IFが上昇するため、一時的に励磁電流値IFが第1の基準値を下回ることがあるが、このような場合であっても遅延時間経過前においては発電停止中であることを示す発電状態信号の出力が停止(マスク)される。
このように、本実施形態の車両用発電制御装置2の発電停止検出回路212では、永久磁石の残留磁束によって非発電時に電機子巻線101の相電圧が上昇した場合であっても、励磁電流が流れていないことによる発電停止状態の検出が可能になり、永久磁石が装着された回転子を備える車両用交流発電機1の発電停止状態を正確に検出することができる。また、正常な発電動作において励磁電流の供給が制限されて励磁電流値が一時的に第1の基準値以下になった場合に、発電停止中であることを示す発電状態信号が出力されることを回避することができる。さらに、発電停止中であることを示す発電状態信号の出力には所定の遅延時間が設定されているため、負荷応答制御を実施する場合等において一時的に励磁電流値が低下しても、これに対応して発電停止中であることを示す発電状態信号が出力されることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において変形実施が可能である。例えば、図5に動作手順を示した変形例では、ステップ107において、最大励磁電流値IFmax が所定値(第1の基準値)以下、または調整電圧値Vreg が所定値(第2の基準値)以下であるか否かを判定することで、一時的に励磁電流値IFが低下した場合であっても、発電停止中であることを示す発電状態信号が出力されないようにしたが、このステップ107の判定動作を、励磁駆動トランジスタ202による励磁電流の供給動作が制限されているか否かを判定する動作に拡張し、制限されている場合には肯定判断を行ってステップ104に移行、すなわち発電停止中であることを示す発電状態信号の出力を停止するようにしてもよい。
一実施形態の車両用交流発電機と車両用発電制御装置の構成を示す図である。 車両用発電制御装置の発電停止検出回路の動作手順を示す流れ図である。 発電停止検出回路による発電停止検出タイミングを示す図である。 発電停止検出回路による発電停止検出タイミングを示す図である。 車両用発電制御装置の発電停止検出回路の動作手順の変形例を示す流れ図である。 発電停止検出回路による発電停止検出タイミングの変形例を示す図である。
符号の説明
1 車両用交流発電機
2 車両用発電制御装置
3 バッテリ
4 電気負荷
5 ECU(電子制御装置)
101 電機子巻線
102 励磁巻線
103 整流回路
201 環流ダイオード
202 励磁駆動トランジスタ
203 センス抵抗
204 アンド回路
205 通信制御回路
206 電源回路
207 電圧制御回路
208 励磁電流制御回路
209 負荷応答制御回路
210 励磁電流検出回路
211 回転検出回路

Claims (5)

  1. 励磁巻線に励磁電流を流すことにより発電を行うとともに、永久磁石が埋設された回転子を有する車両用交流発電機と、
    前記車両用交流発電機の電機子巻線に発生する相電圧に基づいて前記車両用交流発電機の発電停止状態を検出する第1の発電停止状態検出手段と、
    前記励磁巻線に流れる励磁電流値が第1の基準値以下のときに前記車両用交流発電機の発電停止状態を検出する第2の発電停止状態検出手段と、
    前記第1および第2の発電停止状態検出手段のいずれかによって発電停止状態であることが検出されたときに、発電停止中であることを示す発電状態信号を出力する発電状態出力手段と、
    を備えることを特徴とする発電停止検出方式。
  2. 請求項1において、
    外部信号に基づいて前記励磁巻線に流す最大励磁電流値を可変設定する最大励磁電流値設定手段と、
    前記最大励磁電流値設定手段によって設定された最大励磁電流値以下となるように前記励磁電流を制御する励磁電流制御手段と、
    をさらに備え、前記発電状態出力手段は、前記最大励磁電流値設定手段によって設定された最大励磁電流値が前記第1の基準値以下のときに、発電停止中であることを示す発電状態信号の出力を停止することを特徴とする発電停止検出方式。
  3. 請求項1において、
    外部信号に基づいて前記調整電圧を可変設定する調整電圧値設定手段と、
    前記車両用交流発電機の出力電圧が調整電圧に一致するように制御する電圧制御手段と、
    をさらに備え、前記発電状態出力手段は、前記調整電圧設定手段によって設定された調整電圧値が第2の基準値以下のときに、発電停止中であることを示す発電状態信号の出力を停止することを特徴とする発電停止検出方式。
  4. 請求項1において、
    前記車両用交流発電機は、前記励磁巻線に励磁電流を供給する励磁駆動手段を有し、
    前記発電状態出力手段は、前記励磁駆動手段による励磁電流の供給動作が制限されているときに、発電停止中であることを示す発電状態信号の出力を停止することを特徴とする発電停止検出方式。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記発電状態出力手段は、前記第1および第2の発電停止状態検出手段のいずれかによって発電停止状態であることが検出されてから所定の遅延時間経過の後に前記発電状態信号を出力することを特徴とする発電停止検出方式。
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