JP2009181864A - 高圧直流電流遮断支援回路及び高圧直流電流遮断装置 - Google Patents

高圧直流電流遮断支援回路及び高圧直流電流遮断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009181864A
JP2009181864A JP2008021000A JP2008021000A JP2009181864A JP 2009181864 A JP2009181864 A JP 2009181864A JP 2008021000 A JP2008021000 A JP 2008021000A JP 2008021000 A JP2008021000 A JP 2008021000A JP 2009181864 A JP2009181864 A JP 2009181864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
circuit
direct current
voltage
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008021000A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Haneda
正二 羽田
Hidehiro Takakusa
英博 高草
Minoru Okada
實 岡田
Haruki Wada
晴樹 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Data Ex Techno Corp
Original Assignee
NTT Data Ex Techno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Data Ex Techno Corp filed Critical NTT Data Ex Techno Corp
Priority to JP2008021000A priority Critical patent/JP2009181864A/ja
Publication of JP2009181864A publication Critical patent/JP2009181864A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡単な回路で制御部、シーケンス制御、等を使用せず高圧直流電流の遮断を実現する。
【解決手段】負荷へ直流電流を供給する電流路間に、整流素子と抵抗素子が並列接続された並列回路に容量素子が直列接続された回路を挿入した構成による高圧直流電流遮断支援回路。
高圧直流電流遮断支援回路を備え、負荷へ直流電流を供給する電流路には、該高圧直流電流遮断支援回路が挿入される該電流路の前段にヒューズ、開閉器及び/又はコネクタが直列接続されている構成による高圧直流電流遮断装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧直流電流を負荷に供給する電流路を遮断する支援回路及びこれを含む装置に関する。
特許文献1では段落0016〜0019において、「そして、直流回路に事故電流が流れた場合、図示しない制御回路からの信号により、主遮断器1が開極を始め、主遮断器1の転流動作位置に達すると、図示しない制御回路からの信号により、転流スイッチ5が閉じられ、事故電流に転流回路6からの振動性の転流電流を重畳して主遮断器1で事故電流を遮断し、次いで副遮断器2で直流回路を開路するようになっている。この場合、転流コンデンサ3は、負荷側の端子が正極性に充電されているので、転流電流は、転流コンデンサ3→主遮断器1→転流スイッチ5→リアクトル4→転流コンデンサ3で形成される閉回路を流れる。そして、事故電流の向きと逆方向の転流電流により、零点が形成され、主遮断器1で遮断できるようになっている。
ここで、転流コンデンサ3の充電においては、主遮断器1の対地電位の極性を極性判別器18で検出し、例えば主遮断器1の対地電位が正極性であれば、第1の充電スイッチ12を閉路して、転流コンデンサ3の負荷側の端子が正極性に充電されるようになっている。逆に、主遮断器1の対地電位が負極性であれば、第2の充電スイッチ15が閉路され、転流コンデンサ3の負荷側の端子が負極性に充電されるようになっている。
このような極性で所定の電圧Vcに充電された転流コンデンサ3において、主遮断器1と副遮断器2とを閉極して、直流回路に運転電圧V0を印加したときの転流回路6の電位差を説明する。
転流回路6を構成する機器のうち、リアクトル4と接続されている転流コンデンサ3の一方の端子から、リアクトル4、およびリアクトル4と接続されている転流スイッチ5の一方の端子までの間のそれぞれの対地間には、主遮断器1の対地電位がV0となるため、運転電圧V0から充電電圧Vcを減算した電圧Vz(=V0−Vc)が加わることになる。即ち、例えば主遮断器1の対地電位の極性が正極性であれば、リアクトル4と接続されている転流コンデンサ3の一方の端子から、リアクトル4、およびリアクトル4と接続されている転流スイッチ5の一方の端子までの間は、負極性となるので、これらの機器の対地間に加わる電位差は減算されることになる。」という技術が開示されている。
特開2006−32077号公報
特許文献1では、主遮断器1(真空バルブからなる)、副遮断器2(真空バルブからなる)、リアクトル4、転流コンデンサ3、転流コンデンサ3を充電する充電回路、制御回路、等が必要である。そして、スイッチ1(主遮断器1)、スイッチ2(副遮断器2)及びスイッチ5を備えて、直流電流を遮断するためには各スイッチを動作させるシーケンス制御が必要で複雑であり高価なものとる。
直流電流を安全かつ迅速に遮断することは、従来から困難な課題として認識されてきた。すなわち、高電圧であると、直流電流を遮断するときアーク放電が発生し、容易に電流が切れない。高圧直流を遮断するヒューズも交流用と比較し大きなものとなり価格も高価である。
以上の現状に鑑み本発明は、簡単な回路で制御部、シーケンス制御、等を使用せず高圧直流電流の遮断を実現する。
(1)請求項1に係る高圧直流電流遮断支援回路は、外部の負荷へ直流電流を供給する電流路間に挿入すべく、整流素子に抵抗素子又は誘導性素子が並列接続された並列回路に容量素子が直列接続された回路であることを特徴とする。
(2)請求項2に係る高圧直流電流遮断支援回路は、請求項1において前記整流素子はカソードが前記直流電流を供給する前記電流路の正極側に挿入され、アノードは該直流電流を供給する該電流路の負極側に挿入されることを特徴とする。
(3)請求項3に係る高圧直流電流遮断装置は、請求項1又は2に記載の高圧直流電流遮断支援回路を備え、請求項1又は2に記載の外部の負荷へ請求項1又は2に記載の直流電流を供給する請求項1又は2に記載の電流路には、該高圧直流電流遮断支援回路が挿入される該電流路の前段にヒューズ、開閉器及び/又はコネクタが直列接続されていることを特徴とする。
本発明に係る高圧直流電流遮断支援回路は、外部の負荷へ直流電流を供給する電流路間に、整流素子に抵抗素子又は誘導性素子が並列接続された並列回路に容量素子が直列接続された回路を挿入することで、負荷側の電流路の電位を、直流電流を供給する側の電流路の電位と略同一に保持することで、高圧直流電流の遮断を容易にする。
本発明に係る高圧直流電流遮断装置は、高圧直流電流遮断支援回路を備え、該高圧直流電流遮断支援回路が挿入される該電流路の前段(該高圧直流電流遮断支援回路が挿入される位置より、直流電流を供給する側に近い方の電流路)にヒューズ、開閉器及び/又はコネクタが直列接続されていることで、負荷側電流路の電位を、直流電流を供給する側の電流路の電位と略同一に保持することで、高圧直流電流の遮断を容易にする。
(1)第1の実施の形態
(1−1)回路構成
図1において破線で囲まれた高圧直流電流遮断装置AP1は、本発明による第1の実施の形態を示す構成図である。なお、高圧直流電流遮断装置AP1は図1において破線で囲まれた高圧直流電流遮断支援回路CACを含む。すなわち、高圧直流電流遮断装置AP1は、高圧直流電流遮断支援回路CACとヒューズFとから構成される。
高圧直流電流遮断支援回路CACは、整流素子であるダイオードDが抵抗素子Rと並列接続され、又は、同様の整流素子であるダイオードDが誘導性素子Lと並列接続され、この回路(特許請求の範囲における並列回路)のダイオードDのアノード側に容量素子である電解コンデンサCの正極が接続された回路(特許請求の範囲における回路)である。
この回路は、必要に応じて必然的に抵抗素子Rか誘導性素子Lを選択する回路ではなく、どちらでも同様の効果・機能があり、誘導性素子Lは抵抗素子Rを代替することができるため選択的に示したまでである。したがって、回路構成の説明及び回路動作の説明では代表して抵抗素子Rにおける場合のみ説明する(他の実施の形態でも同様)。後述するが抵抗素子R及び誘導性素子Lは、コンデンサCに突入電流が流れることを防止する。
また、高圧直流電流遮断装置AP1は、高圧直流電流遮断支援回路CACに加えて負荷への電力伝送路(電流路)に直列にヒューズFを挿入した構成のものである。
高圧直流電流遮断装置AP1に含まれるヒューズFは、高圧直流電流遮断支援回路CACより前段の電源供給側、すなわち、端子1又は端子2側(端子2側にヒューズFを挿入した場合。他の実施の形態でも同様)に位置する。
この高圧直流電流遮断支援回路CACは、直流電流路に直列接続されたヒューズFと本発明外の負荷Loとの間の電流路間に並列接続され、電流路の正電位側にダイオードDのカソードと抵抗素子Rの接続点が接続され、電流路の負電位側に電解コンデンサCの負極が接続される。図1において、本発明外の端子1には正の直流電位が印加され、本発明外の端子2には負の直流電位が印加されて負荷に電力を供給する。
本発明外の負荷Lo(以下、単に負荷Loと称す。他の実施の形態でも同様)は、直流電流路間に接続される。負荷Loは複数であってもよい。
ここで、直流用であるから容量の大きい電解コンデンサCを一例として使用しているが、電解コンデンサ以外のコンデンサでもよい。以下、単にコンデンサCと称す。他の実施の形態でも同様。
また、上記において、この高圧直流電流遮断支援回路CACは、直流電流路に直列接続されたヒューズFと負荷Loとの間の電流路間に並列接続されるとしたが(図1における一例)、ヒューズFと負荷Loの間でなくてもよい。負荷よりも電流路の後段でもよい。負荷が複数の場合、負荷と負荷の間でもよい。すなわち、ヒューズFよりも電流路の後段に位置すればよい。
(1−2)回路動作
図1を参照して本発明の高圧直流電流遮断支援回路CACの動作及び高圧直流電流遮断装置AP1の動作を説明する。端子1には正の直流電位が印加され、端子2には負の直流電位が印加されて負荷Loに電力を供給している。このときヒューズFは導通している。
負荷に過大電流が流れるときなど電流路に過大電流が流れた場合、電流路に挿入されているヒューズFが溶断されるようにヒューズFの定格を選定している。このとき、高圧直流専用の大型ヒューズを使用していない場合、本発明の高圧直流電流遮断支援回路CACが存在しなければ、ヒューズの両端にアーク放電が発生して電流が流れ容易には電流を遮断できない。
本発明の高圧直流電流遮断支援回路CACが電流路間に挿入されていれば、アーク放電を発生しない。この動作は、以下のとおりである。
高圧直流電流遮断支援回路CACに存在するコンデンサCには、抵抗素子Rを通じて直流電流路からの電圧により、満充電されている。抵抗素子Rは、この電流路に無充電状態のコンデンサCを接続するときにコンデンサ充電の突入電流を防止する。このときダイオードDが電流路の電位に対して逆極性であるからダイオードには電流が流れない。この状態が、正常時の定常状態である。
上記の状態において、負荷Loに過大電流が流れるとき、電流路に挿入されているAC用の普通のヒューズFが溶断される。溶断はヒューズFの電流容量と電流路の電流量により決まる。ヒューズFが溶断したとき、物理的に電流路は遮断される。
このとき、端子1の電位と端子F(図1においてヒューズの右側(図1を正視)の端子)の電位は同電位である。なぜならば、コンデンサCには端子1の電位まで充電されているためであり、コンデンサCの電位に対してダイオードDは順方向接続されている。したがって、コンデンサCの正極電位が端子Fに印加されている。ここで、ダイオードDの順方向電圧降下は無視する。
このような状態では、端子1と端子Fは同電位であり電流は流れず、アーク放電も発生し得ない。コンデンサCの電荷は負荷に供給されるが、いずれ放電し切る。コンデンサCは元々電源側から負荷を容易に遮断するための支援素子であり、コンデンサCによって負荷に電流を供給する意図はない。コンデンサCは、アーク放電が発生しない程度の容量(負荷見合いであるが)による電荷放電時間、すなわち、コンデンサCの両端電圧を確保した放電時間を維持できればよい。
これを実験した結果がある。直流電圧は400V、負荷電力2kw、負荷電流5A。コンデンサCは容量100μF、抵抗素子Rは200Ω(アーク放電とは無関係で、コンデンサCの充電時間に関する。)で実験を行なった。
高圧直流電流遮断支援回路CACを使用しないで、ヒューズFを使用しなく端子1に端子Fを接続した状態から端子Fを引き離した。アーク放電が発生した。この実験観測者は、アーク放電の閃光のため、アークの長さははっきり確認できなかったが、おおよそ3cm程度であったと言う。このままではアーク放電は消滅せず、さらに端子Fを引き離してアーク放電を止めた。このような小さな電流値でもアーク放電は凄まじく発生する。
この実験では、負荷には定格電流が流れていたが、負荷が過電流となり、ヒューズが溶断する電流では、アーク放電はさらに激しくなり火災発生等、危険である。
次に、高圧直流電流遮断支援回路CACを電流路間に接続して実験した。同様に、端子Fを端子1から引き離したとき、パチッという小さな音がして小さい火花が少し飛んだが、アーク放電は全然発生しなかった。すなわち、瞬時に電流を遮断することができた。
これを計算すると、端子1と端子Fが接続されているとき、端子1の電位E0=コンデンサCの正極電位Ecであり、端子1から端子Fを引き離すとコンデンサCの正極電位Ecは以下の式で表される。
Ec=E0・exp(−τ/C・R(L))となる。ただし、CはコンデンサCの容量、R(L)は負荷Loの抵抗値。
ここで、上記実験の各素子の値を代入して、
Ec=400×exp(−τ/100×10−6×80)となる。
ただし、上式において400はコンデンサCの充電電位(=端子1の電位E0)(V)、100×10−6はコンデンサCの容量100μF、80は負荷Loの抵抗値R(L)(400V/5A=80Ω)である。したがって、時定数は8msである。Ecは、端子Fが端子1から離れて8ms経過すると、0.37・E0となる。
1ms経過した時は、0.88・E0であるため、E0とEcの電位差は47v程度であり、アーク放電する電位差はない。なお、端子Fが端子1から離れた瞬間は、E0とEcは、略同電位のため当然アーク放電は発生しない。
以上、このような簡単な回路でも高圧直流電圧において電流を簡単にかつ安全に遮断できることが確認された。
従来から高圧直流を遮断することが難しく、おおげさな遮断装置が用いられており、高圧直流供給は効率面では有利とされていたが、電流遮断という観点からタブー扱いされてきた。しかしながら、本発明において、この問題が簡単かつ一挙に解決された。
なお、高圧直流電流遮断支援回路CACにおいて、ダイオードDと抵抗素子Rを省略しても、高圧直流電流遮断支援には同様の効果があるが、コンデンサCを直流電流路間に接続するとき、及び、過電流によりヒューズFが溶断され、この過電流を復旧させた後ヒューズFを挿入し、次に復電するとき突入電流が発生する。ダイオードDと抵抗素子Rはこれらを防止する。
本実施の形態において、端子1に正極性電位、端子2に負極性電位を印加する例を示したが、この逆でもよい。この場合ダイオードDの極性を逆にする。コンデンサCに電解コンデンサを使用した場合、この極性も逆にする。他の実施の形態においても同様である。
(2)第2の実施の形態
(2−1)回路構成
図2において破線で囲まれた高圧直流電流遮断支援回路CACは、第1の実施の形態と同一のものである。本発明による第2の実施の形態を示す構成図である図2は、図1におけるヒューズFを開閉器(スイッチSW(高圧直流電流遮断装置AP2に含まれる))に変更している。図1と同様な構成である高圧直流電流遮断支援回路CAC、端子1、2及び負荷Loと同一構成の各素子等は同一符号を付し説明を省略する。
図2においては、図1でのヒューズFの替わりにスイッチSWが存在する(ただし、ヒューズFがスイッチSWと直列に存在していてもよい。)。負荷Loを取り替える場合など、通常は負荷Loの電源を切り、負荷電流路に電流が流れない状態にした後、人手により意図的にスイッチSWを遮断する。また、人手の替わりに自動制御されるスイッチSWでもよい。なお、スイッチSWは端子2側に挿入されてもよい。
しかしながら、人為的ミス等により負荷の電源を切らずにスイッチSWを切ることも考えられる。このときアーク放電が発生する。図2の高圧直流電流遮断支援回路CACは、この問題を解決するためにある。
(2−2)回路動作
図2を参照して第2の実施の形態である高圧直流電流遮断装置AP2の動作を説明をする。なお、高圧直流電流遮断支援回路CACの動作説明は、第1の実施の形態で説明したとおりであり重複する説明を省略する。なお、抵抗素子Rに替えて誘導性素子Lを使用できることは第1の実施の形態と同様である。
相違する点は、ヒューズFが過電流により溶断する替わりに、負荷Loの電源を切らずにスイッチSWにより負荷電流を遮断する場合である。
この場合も第1の実施の形態で説明したとおり、高圧直流電流遮断支援回路CACによりアーク放電を伴わず高圧直流電流を遮断できる。
(3)第3の実施の形態
(3−1)回路構成
図3において破線で囲まれた高圧直流電流遮断支援回路CACは、第1の実施の形態と同一のものである。本発明による第3の実施の形態を示す構成図である図3は、図1におけるヒューズFをコネクタCN(高圧直流電流遮断装置AP3に含まれる)に変更している(ただし、ヒューズF及びスイッチSWがコネクタCNと直列に存在していてもよい。)。図1と同様な構成である高圧直流電流遮断支援回路CAC、端子1、2及び負荷Loと同一構成の各素子等は同一符号を付し説明を省略する。
図3においては、図1でのヒューズFの替わりに破線で囲まれたコネクタCNが存在する。コネクタCNは、接点S1〜S4を有し、負荷Loを電源部(端子1及び端子2)に接続し、又は、取り外すことを目的とする。負荷Loを電源部から取り外す場合、通常、負荷Loの電源を切り負荷電流路に電流が流れない状態にしてからコネクタを外すが、人為的ミス等により負荷Loの電源を切らずにコネクタCNが取り外された場合はアーク放電が発生する。したがって、図3の高圧直流電流遮断支援回路CACは、この問題を解決するためにある。
(3−2)回路動作
図3を参照して第3の実施の形態である高圧直流電流遮断装置AP3の動作説明をする。なお、高圧直流電流遮断支援回路CACの動作説明は、第1の実施の形態で説明したとおりであり重複する説明を省略する。なお、抵抗素子Rに替えて誘導性素子Lを使用できることは第1の実施の形態と同様である。
相違する点は、ヒューズFが過電流により溶断する替わりに、負荷Loの電源(及びスイッチSWがある場合これを切らずに)を切らずにコネクタCNを抜いて負荷Loを電源部から取り外す場合である。
負荷Loの電源をOFF(かつ、スイッチSWがある場合これをOFFしなく)しなかった場合で負荷電流が流れているときでも、第1の実施の形態で説明したとおり、高圧直流電流遮断支援回路CACによりアーク放電を伴わず高圧直流電流を遮断できる。
(4)第1の実施の形態の変形形態
(4−1)回路構成
図4において破線で囲まれた高圧直流電流遮断支援回路CACは、第1の実施の形態と同一機能のものであるがダイオードDと抵抗素子Rの並列接続回路とコンデンサCを上下入れ替えたものである(図4を正視)。本発明による第1の実施の形態の変形形態を示す構成図である図4は、この変形のみである。図1におけるものと同様な構成である高圧直流電流遮断支援回路CACの変形を示す高圧直流電流遮断支援回路CACm中の各素子、端子1、2及び負荷Loと同一構成の各素子等は同一符号を付し説明を省略する。
(4−2)回路動作
図4を参照して第1の実施の形態の変形形態である高圧直流電流遮断装置AP4の動作を説明する。図4における高圧直流電流遮断支援回路CACmは、図1における高圧直流電流遮断支援回路CACと全く同様な機能・性能である。したがって、図1における第1の実施の形態と全く同一の動作をする。さらに、高圧直流電流遮断支援回路CACmの動作説明は、第1の実施の形態で説明したとおりであり重複する説明を省略する。相違する点はない。なお、抵抗素子Rに替えて誘導性素子Lを使用できることは第1の実施の形態と同様である。
は、本発明による高圧直流電流遮断装置の第1の実施の形態を示す装置構成図である。 は、本発明による高圧直流電流遮断装置の第2の実施の形態を示す装置構成図である。 は、本発明による高圧直流電流遮断装置の第3の実施の形態を示す装置構成図である。 は、本発明による高圧直流電流遮断装置の第1の実施の形態の変形形態を示す装置構成図である。
符号の説明
AP1〜AP4 高圧直流電流遮断装置
CAC、CACm 高圧直流電流遮断支援回路
C 容量素子
D 整流素子
R 抵抗素子
L 誘導性素子
F ヒューズ
SW スイッチ
CN コネクタ
S1〜S4 コネクタCNの接点
Lo 負荷
端子1、2 入力直流電圧印加端子
端子F 負荷側ヒューズ片端子
DCV 入力直流電圧

Claims (3)

  1. 外部の負荷へ直流電流を供給する電流路間に挿入すべく、整流素子に抵抗素子又は誘導性素子が並列接続された並列回路に容量素子が直列接続された回路であることを特徴とする高圧直流電流遮断支援回路。
  2. 前記整流素子はカソードが前記直流電流を供給する前記電流路の正極側に挿入され、アノードは該直流電流を供給する該電流路の負極側に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の高圧直流電流遮断支援回路。
  3. 請求項1又は2に記載の高圧直流電流遮断支援回路を備え、請求項1又は2に記載の外部の負荷へ請求項1又は2に記載の直流電流を供給する請求項1又は2に記載の電流路には、該高圧直流電流遮断支援回路が挿入される該電流路の前段にヒューズ、開閉器及び/又はコネクタが直列接続されていることを特徴とする高圧直流電流遮断装置。
JP2008021000A 2008-01-31 2008-01-31 高圧直流電流遮断支援回路及び高圧直流電流遮断装置 Pending JP2009181864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008021000A JP2009181864A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 高圧直流電流遮断支援回路及び高圧直流電流遮断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008021000A JP2009181864A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 高圧直流電流遮断支援回路及び高圧直流電流遮断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009181864A true JP2009181864A (ja) 2009-08-13

Family

ID=41035658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008021000A Pending JP2009181864A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 高圧直流電流遮断支援回路及び高圧直流電流遮断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009181864A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045567A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Ntt Data Intellilink Corp 直流過電流遮断装置
JP2011222413A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 遮断装置
JP2011243513A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd 直流電流遮断用小形スイッチ
JP2012156043A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Fuji Electric Co Ltd 配線用遮断器および直流電力システム
WO2013098906A1 (ja) * 2011-12-26 2013-07-04 エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社 アーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置
WO2013107556A1 (de) * 2012-01-18 2013-07-25 Siemens Aktiengesellschaft Schaltungsanordnung zur reduktion der stromstärke in einer hochspannungs-gleichstrom-übertragungsleitung, hochspannungs-gleichstrom-übertragungsanlage und verfahren zum reduzieren der stromstärke eines elektrischen stromes
WO2015075189A1 (de) * 2013-11-22 2015-05-28 Siemens Aktiengesellschaft Schalteinrichtung mit hoher standzeit und trennereigenschaften
JP2020053197A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 Ntn株式会社 直流遮断器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09161627A (ja) * 1995-12-07 1997-06-20 Fuji Electric Co Ltd 開閉器投入・開放制御回路
JPH09245586A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Tai-Haa Yan 直流電源切断用の消弧回路装置
JP2005327590A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 車載用電源システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09161627A (ja) * 1995-12-07 1997-06-20 Fuji Electric Co Ltd 開閉器投入・開放制御回路
JPH09245586A (ja) * 1996-03-12 1997-09-19 Tai-Haa Yan 直流電源切断用の消弧回路装置
JP2005327590A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 車載用電源システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045567A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Ntt Data Intellilink Corp 直流過電流遮断装置
JP2011222413A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 遮断装置
JP2011243513A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd 直流電流遮断用小形スイッチ
JP2012156043A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Fuji Electric Co Ltd 配線用遮断器および直流電力システム
WO2013098906A1 (ja) * 2011-12-26 2013-07-04 エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社 アーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置
WO2013107556A1 (de) * 2012-01-18 2013-07-25 Siemens Aktiengesellschaft Schaltungsanordnung zur reduktion der stromstärke in einer hochspannungs-gleichstrom-übertragungsleitung, hochspannungs-gleichstrom-übertragungsanlage und verfahren zum reduzieren der stromstärke eines elektrischen stromes
WO2015075189A1 (de) * 2013-11-22 2015-05-28 Siemens Aktiengesellschaft Schalteinrichtung mit hoher standzeit und trennereigenschaften
JP2020053197A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 Ntn株式会社 直流遮断器
JP7015766B2 (ja) 2018-09-26 2022-02-03 Ntn株式会社 直流遮断器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101522412B1 (ko) 양방향 직류 차단장치
JP2009181864A (ja) 高圧直流電流遮断支援回路及び高圧直流電流遮断装置
KR101506581B1 (ko) 고전압 dc 차단기
KR101550374B1 (ko) 고전압 dc 차단기
EP3107172B1 (en) Protection system for dc power transmission system, ac/dc converter, and dc power transmission system breaking method
US10395866B2 (en) High voltage DC circuit breaker
JP6042035B2 (ja) 直流遮断装置
JP5743913B2 (ja) 電力変換装置
JP2008252966A (ja) モータ駆動装置
JP2017114373A (ja) ジャンクションボックス
KR20160122325A (ko) 갭 스위치를 이용한 고압 직류 차단 장치 및 방법
JP6456575B1 (ja) 直流遮断器
JP2013168347A (ja) 直流配電用の電源コンセント
EP3489981A1 (en) Switching device, moving body and power supply system
JP2007074884A (ja) コンバータ装置(低電圧検出方法)
WO2013098906A1 (ja) アーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置
CN112886555B (zh) 一种集成型直流断路器、直流输电线路和故障切除方法
CN101807497B (zh) 带选择性的直流断路器
JP2019036405A (ja) 電源装置および遮断スイッチ回路
JP4797700B2 (ja) モータ制御装置
JP2015011933A (ja) 直流遮断装置
JP4328741B2 (ja) 無停電電源装置
KR20180074231A (ko) 한류기 유지 보수 시스템 및 방법
JP2000134794A (ja) 電源装置
CN102768914A (zh) 一种触点低损耗电路及其在开关中的应用

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090729

A621 Written request for application examination

Effective date: 20101224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20120614

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120803

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20121127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02