JP4328741B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4328741B2
JP4328741B2 JP2005186949A JP2005186949A JP4328741B2 JP 4328741 B2 JP4328741 B2 JP 4328741B2 JP 2005186949 A JP2005186949 A JP 2005186949A JP 2005186949 A JP2005186949 A JP 2005186949A JP 4328741 B2 JP4328741 B2 JP 4328741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
inverter
power supply
circuit
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005186949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007006675A (ja
Inventor
和孝 沖崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp filed Critical Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority to JP2005186949A priority Critical patent/JP4328741B2/ja
Publication of JP2007006675A publication Critical patent/JP2007006675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4328741B2 publication Critical patent/JP4328741B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)

Description

本発明は、商用交流電源から得られる交流電力を直流電力に変換し、また商用停電時には蓄電池の電力を放電して直流電力を得るとともに、この直流電力を再び交流電力に変換し、一定振幅、一定周波数の電圧を負荷に供給する無停電電源装置に関する。
従来、この種の無停電電源装置には、例えば図3に示すものがある。図3では、従来の無停電電源装置のコンバータ回路やインバータ回路が破損して直流短絡が発生した場合や負荷が短絡して出力に過電流が流れた場合の動作例を示している。
図3に示すように、無停電電源装置101は、商用交流電源103と負荷105との間に接続されている。無停電電源装置101は、交流入力スイッチ107、交流入力フィルタ109、コンバータ111、直流電解コンデンサ113a,113b、蓄電池115、昇降圧チョッパ回路117、インバータ119、交流出力フィルタ121、バイパススイッチ123、及び変流器125を備えている。
また、無停電電源装置101は、変流器125の2次電流を電圧変換する2次抵抗127、この2次抵抗127の両端電圧を一定値と比較する比較器129、この比較器129の出力をホールドするラッチ回路131、このラッチ回路131の出力を受けてインバータ停止信号を出力するバッファ回路133a、及びラッチ回路131の出力を受けてバイパススイッチ点弧信号を出力するバッファ回路133bを備えている。
次に、図3に示す無停電電源装置101の動作について説明する。
まず、コンバータ111又はインバータ119の主スイッチング素子が破損して直流短絡が発生した場合、直流電解コンデンサ113a,113bは、図3に示す経路Aを通り放電して変流器125に2次電流を発生させることで、2次抵抗127の両端に電圧が発生する。この電圧値を比較器129が過電流検出レベルと比較し、電圧値がこの過電流検出レベルを超えると、ラッチ回路131の出力値が0から1に変化し、インバータ111が停止するとともに、バイパススイッチ123が点弧して無瞬断でバイパス給電に切り換わる。
また、負荷105が短絡した場合、直流電解コンデンサ113a,113bは、図3に示す経路Bを通り放電して変流器125に2次電流を発生させることで、以下、直流短絡が発生した場合の動作と同様に、インバータ111が停止するとともに、バイパススイッチ123が点弧して無瞬断でバイパス給電に切り換わる。
さらに、他の無停電電源装置としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この無停電電源装置は、商用電源の短絡時に切り替わったインバータからの過電流による出力電圧の乱れを軽減するための制御回路を備えている。
特開平10−14251号公報
しかしながら、上述した図3に示す従来例では、負荷105が短絡してバイパススイッチ123が点弧すると、負荷105の短絡電流がバイパス回路を経由して流れ、バイパススイッチ123が過電流破損する可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、バイパススイッチの過電流破壊を防止するとともに、トラブルシュートを容易にする無停電電源装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、交流電源の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタと、前記交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を保持するために直列に接続された2つのコンデンサと、前記交流電源の停電時に直流電圧を出力する蓄電池と、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、前記インバータの出力側に前記交流電源の交流電圧の印加を切り換えるバイパススイッチと、を有する無停電電源装置において、前記2つのコンデンサのうち、一方のコンデンサの正極に設けられた第1の変流器と、前記2つのコンデンサのうち、他方のコンデンサの負極に設けられた第2の変流器と、前記第1及び第2の変流器の2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器と、前記第1及び第2の2次抵抗器の両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器とを備え、負荷が短絡した場合、前記第1又は第2の比較器のいずれか一方が過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを消弧して前記負荷との接続を遮断し、前記コンバータ又は前記インバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、前記第1及び第2の比較器の双方が過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行うことを要旨とする。
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、交流電源の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタと、前記交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を保持するために接続された2つのコンデンサと、前記交流電源の停電時に直流電圧を出力する蓄電池と、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、前記インバータの出力側に前記交流電源の交流電圧の印加を切り換えるバイパススイッチと、を有する無停電電源装置において、前記2つのコンデンサのうち、一方のコンデンサの正極に設けられた第1の変流器と、前記インバータの出力ラインに設けられた第2の変流器と、前記第1及び第2の変流器の2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器と、前記第1及び第2の2次抵抗器の両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器とを備え、負荷が短絡した場合、前記第1および第2の比較器の双方が過電流を検出し、前記インバータを停止するととも、前記バイパススイッチを消弧して前記負荷との接続を遮断し、前記コンバータ又は前記インバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、前記第1の比較器だけが過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行うことを要旨とする。
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、交流電源を必要に応じて遮断する交流入力スイッチと、前記交流電源の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタと、前記交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を保持するために直列に接続された2つの直流電解コンデンサと、前記交流電源の停電時に放電して直流電圧を出力する蓄電池と、前記直流電解コンデンサと前記蓄電池の間に位置し、放電時には前記蓄電池の電圧を所望の直流電圧まで昇圧させ且つ通常時には前記直流電圧を降圧させて前記蓄電池を充電する昇降圧チョッパ回路と、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、前記インバータの出力側に接続されたフィルタ回路と、前記インバータの出力側に前記交流電源の交流電圧の印加を切り換えるバイパススイッチと、を有する無停電電源装置において、前記2つの直流電解コンデンサのうち、一方のコンデンサの正極に設けられた第1の変流器と、前記2つの直流電解コンデンサのうち、他方のコンデンサの負極に設けられた第2の変流器と、前記第1及び第2の変流器の2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器と、前記第1及び第2の2次抵抗器の両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器と、前記第1の比較器と前記第2の比較器の出力の論理積を取る論理積演算子と、前記論理積演算子の出力をホールドする第1のラッチ回路と、前記第1の比較器と第2の比較器の出力の排他的論理和を取る排他的論理和演算子と、前記排他的論理和演算子の出力をホールドする第2のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路及び第2のラッチの出力の論理和を取る論理和演算子とを備え、負荷が短絡した場合、前記第1又は第2の比較器のいずれか一方が過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを消弧して前記負荷との接続を遮断し、前記コンバータ又は前記インバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、前記第1及び第2の比較器の双方が過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行うことを要旨とする。
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、交流電源を必要に応じて遮断する交流入力スイッチと、前記交流電源の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタと、前記交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を保持するために直列に接続された2つの直流電解コンデンサと、前記交流電源の停電時に放電して直流電圧を出力する蓄電池と、前記直流電解コンデンサと前記蓄電池の間に位置し、放電時には前記蓄電池の電圧を所望の直流電圧まで昇圧させ且つ通常時には前記直流電圧を降圧させて前記蓄電池を充電する昇降圧チョッパ回路と、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、前記インバータの出力側に接続されたフィルタ回路と、前記インバータの出力側に前記交流電源の交流電圧の印加を切り換えるバイパススイッチと、を有する無停電電源装置において、前記2つの直流電解コンデンサのうち、一方のコンデンサの正極に設けられた第1の変流器と、前記インバータの出力ラインに設けられた第2の変流器と、前記第1及び第2の変流器の2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器と、前記第1及び第2の2次抵抗器の両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器と、前記第1の比較器と第2の比較器の出力の論理積を取る第1の論理積演算子と、前記第1の論理積演算子の出力をホールドする第1のラッチ回路と、前記第1の比較器の反転信号と前記第2の比較器の出力との論理積を取る第2の論理積演算子と、前記第2の論理積演算子の出力をホールドする第2のラッチ回路と、前記第1及び第2のラッチ回路の出力の論理和を取る論理和演算子とを備え、負荷が短絡した場合、前記第1および第2の比較器の双方が過電流を検出し、前記インバータを停止するととも、前記バイパススイッチを消弧して前記負荷との接続を遮断し、前記コンバータ又は前記インバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、前記第1の比較器だけが過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行うことを要旨とする。
請求項1記載の発明によれば、負荷が短絡した場合は、第1又は第2の比較器のいずれか一方が過電流を検出し、インバータ停止信号がオンするものの、バイパススイッチ点弧信号はオフのままであり、インバータを停止するとともに、バイパススイッチも消弧してバイパススイッチの負荷短絡電流による焼損を防止することができ、且つ短絡点である負荷を切り離すことができる。
また、コンバータ又はインバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合は、第1及び第2の比較器の双方が過電流を検出し、論理積演算子が1を出力し、インバータを停止するとともに、バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電継続することができる。
請求項2記載の発明によれば、負荷が短絡した場合は、第1及び第2の比較器の双方が過電流を検出し、インバータ停止信号がオンするものの、バイパススイッチ点弧信号はオフのままであり、インバータを停止するとともに、バイパススイッチも消弧してバイパススイッチの負荷短絡電流による焼損を防止することができ、また短絡点である負荷を切り離すことができる。
また、コンバータ又はインバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合は、第1の比較器のだけが過電流を検出し、インバータを停止するとともに、バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電継続することができる。
請求項3記載の発明によれば、負荷が短絡した場合は、第1又は第2の比較器のいずれか一方が過電流を検出し、排他的論理和演算子が1を出力してインバータ停止信号がオンするものの、バイパススイッチ点弧信号はオフのままであり、インバータを停止するとともに、バイパススイッチも消弧してバイパススイッチの負荷短絡電流による焼損を防止することができ、短絡点である負荷を切り離すことができる。
また、コンバータ又はインバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合は、第1及び第2の比較器の双方が過電流を検出し、論理積演算子が1を出力し、インバータを停止するとともに、バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電継続することができる。
請求項4記載の発明によれば、負荷が短絡した場合は、第1及び第2の比較器の双方が過電流を検出し、第1の論理積演算子が1を出力してインバータ停止信号がオンするものの、バイパススイッチ点弧信号はオフのままであり、インバータを停止するとともに、バイパススイッチも消弧してバイパススイッチの負荷短絡電流による焼損を防止することができ、短絡点である負荷を切り離すことができる。
また、コンバータ又はインバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合は、第1の比較器だけが過電流を検出し、第1の論理積演算子が1を出力し、インバータを停止するとともに、バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電継続することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
(構 成)
図1は、本発明の第1実施形態における無停電電源装置を示す回路図である。
図1に示すように、本実施形態の無停電電源装置1は、商用交流電源3と負荷5との間に接続されている。無停電電源装置1は、商用交流電源3を必要に応じて遮断する交流入力スイッチ7と、商用交流電源3の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタ9と、商用交流電源3を直流電圧に変換するコンバータ11と、このコンバータ11により変換された直流電圧を保持するために直列に接続された2つの直流電解コンデンサ13a,13bと、商用交流電源3の停電時に放電して直流電圧を出力する蓄電池15と、直流電解コンデンサ13a,13bと蓄電池15との間に位置し、放電時には蓄電池15の電圧を所望の直流電圧まで昇圧させ、且つ通常時には直流電圧を降圧させて蓄電池15を充電する昇降圧チョッパ回路17と、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ19と、このインバータ19の出力側に接続されるフィルタ回路21と、インバータ19の出力側に直接商用交流電源3の交流電圧の印加を切り換えるためのバイパススイッチ23とを備えている。
また、無停電電源装置1は、2つの直流電解コンデンサ13a,13bのうち、一方のコンデンサ13aの正極に設けられた第1の変流器25aと、他方のコンデンサ13bの負極に設けられた第2の変流器25bと、第1及び第2の変流器25a,25bの2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器27a,27bと、これら第1及び第2の2次抵抗器27a,27bの両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器29a,29bと、第1の比較器29aと第2の比較器29bとの出力の論理積を取る論理積演算子としてのAND演算子31と、このAND演算子31の出力をホールドする第1のラッチ回路33aと、第1の比較器29aと第2の比較器29bとの出力の排他的論理和を取る排他的論理和演算子としてのXOR演算子35と、このXOR演算子35の出力をホールドする第2のラッチ回路33bと、第1及び第2のラッチ回路33a,33bの出力の論理和を取る論理和演算子としてのOR演算子37とを備えている。
(動 作)
負荷5が短絡した場合、直流電解コンデンサ13a又は直流電解コンデンサ13bは、図1に示す経路B1を通り放電して変流器25a又は変流器25bに2次電流を発生させることで、2次抵抗27a又は2次抵抗27bの両端に電圧が発生する。この電圧値を第1の比較器29a又は第2の比較器29bが過電流検出レベルと比較し、電圧値がこの過電流検出レベルを超えることにより、XOR演算子35が1を出力してインバータ停止信号がオンする。すなわち、負荷が短絡した場合には、第1の比較器29a又は第2の比較器29bのいずれか一方だけが過電流を検出し、XOR演算子35が1を出力してインバータ停止信号がオンするものの、バイパススイッチ点弧信号はオフのままであり、インバータ19を停止するとともに、バイパススイッチ23を消弧して短絡点である負荷5と無停電電源装置1との接続を遮断する。
また、コンバータ11又はインバータ19の主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、直流電解コンデンサ13a,13bは、図1に示す経路A1を通り放電して第1及び第2の変流器25a,25bに2次電流を発生させることで、2次抵抗27a,27bの両端に電圧が発生する。この電圧値を第1及び第2の比較器29a,29bの双方が過電流検出レベルと比較し、電圧値がこの過電流検出レベルを超えることにより、AND演算子31が1を出力し、ラッチ回路33aの出力値が0から1に変化し、OR演算子37が1を出力し、インバータ19を停止するとともに、バイパススイッチ23を点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行う。
したがって、本実施形態では、第1及び第2の変流器25a,25bを無停電電源装置1の回路の所定位置に設け、その過電流検出の動作の違いによって負荷短絡と直流短絡を区別し、適切な保護連動を行うようにしたものである。
(効 果)
以上説明したように本実施形態によれば、負荷5が短絡した場合は、第1又は第2の比較器29a,29bのいずれか一方が過電流を検出し、XOR演算子35が1を出力してインバータ19の停止信号がオンするものの、バイパススイッチ23の点弧信号はオフのままであり、インバータ19を停止するとともに、バイパススイッチ23も消弧してバイパススイッチ23の負荷短絡電流による焼損を防止することができ、短絡点である負荷5を切り離すことができる。
また、コンバータ11又はインバータ19の主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合は、第1及び第2の比較器29a,29bの双方が過電流を検出し、AND演算子31が1を出力し、インバータ19を停止するとともに、バイパススイッチ23を点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電継続することができる。
[第2実施形態]
(構 成)
図2は、本発明の第2実施形態における無停電電源装置を示す回路図である。なお、既に説明した図1に示す第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態の無停電電源装置1Aは、2つの直流電解コンデンサ13a,13bのうち、一方のコンデンサ13aの正極に設けられた第1の変流器25aと、インバータ19の出力ラインに設けられた第2の変流器25cと、第1及び第2の変流器25a,25cの2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器27a,27bと、これら第1及び第2の2次抵抗器27a,27bの両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器29a,29bと、第1の比較器29aと第2の比較器29bとの出力の論理積を取る論理積演算子としての第1のAND演算子31aと、この第1のAND演算子31aの出力をホールドする第1のラッチ回路33aと、第1の比較器29aの反転信号と第2の比較器29bの出力の論理積を取る第2のAND演算子31bと、この第2のAND演算子31bの出力をホールドする第2のラッチ回路33bと、第1及び第2のラッチ回路33a,33bの出力の論理和を取る論理和演算子としてのOR演算子37とを備えている。
(動 作)
負荷5が短絡した場合、直流電解コンデンサ13a及びインバータ19の出力ラインは、第1及び第2の変流器25a,25cに2次電流を発生させることで、2次抵抗27a,27bの両端に電圧が発生する。この電圧値を第1及び第2の比較器29a,29bが過電流検出レベルと比較し、電圧値がこの過電流検出レベルを超えることにより、第1のAND演算子31aが1を出力し、ラッチ回路33aの出力値が0から1に変化し、OR演算子37が1を出力し、インバータ19を停止するとともに、バイパススイッチ23を消弧して負荷5と無停電電源装置1との接続を遮断する。
また、コンバータ11又はインバータ19の主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、直流電解コンデンサ13aは、変流器25aに2次電流を発生させることで、2次抵抗27aの両端に電圧が発生する。この電圧値を第1の比較器29aが過電流検出レベルと比較し、電圧値がこの過電流検出レベルを超えることにより、第2のAND演算子31bが1を出力し、ラッチ回路33bの出力値が0から1に変化し、OR演算子37が1を出力し、インバータ19を停止するとともに、バイパススイッチ23を点弧し、バイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行う。
(効 果)
以上説明したように本実施形態によれば、負荷5が短絡した場合は、第1及び第2の比較器29a,29bの双方が過電流を検出し、第1のAND演算子31aが1を出力してインバータ19の停止信号がオンするものの、バイパススイッチ23の点弧信号はオフのままであり、インバータ19を停止するとともに、バイパススイッチ23も消弧してバイパススイッチ23の負荷短絡電流による焼損を防止することができ、短絡点である負荷5を切り離すことができる。
また、コンバータ11又はインバータ19の主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合は、第1の比較器29aだけが過電流を検出し、第1のAND演算子31aが1を出力し、インバータ19を停止するとともに、バイパススイッチ23を点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電継続することができる。
本発明の第1実施形態における無停電電源装置を示す回路図である。 本発明の第2実施形態における無停電電源装置を示す回路図である。 従来の無停電電源装置の一例を示す回路図である。
符号の説明
1 無停電電源装置
3 商用交流電源
5 負荷
7 交流入力スイッチ
9 交流入力フィルタ
11 コンバータ
13a,13b 直流電解コンデンサ
15 蓄電池
17 昇降圧チョッパ回路
19 インバータ
21 フィルタ回路
23 バイパススイッチ
25a 第1の変流器
25b 第2の変流器
27a 第1の2次抵抗器
27b 第2の2次抵抗器
29a 第1の比較器
29b 第2の比較器
31 AND演算子(論理積演算子)
33a 第1のラッチ回路
33b 第2のラッチ回路
35 XOR演算子(排他的論理和演算子)
37 OR演算子(論理和演算子)

Claims (4)

  1. 交流電源の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタと、
    前記交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記直流電圧を保持するために直列に接続された2つのコンデンサと、
    前記交流電源の停電時に直流電圧を出力する蓄電池と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、
    前記インバータの出力側に前記交流電源の交流電圧の印加を切り換えるバイパススイッチと、
    を有する無停電電源装置において、
    前記2つのコンデンサのうち、一方のコンデンサの正極に設けられた第1の変流器と、
    前記2つのコンデンサのうち、他方のコンデンサの負極に設けられた第2の変流器と、
    前記第1及び第2の変流器の2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器と、
    前記第1及び第2の2次抵抗器の両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器とを備え、
    負荷が短絡した場合、前記第1又は第2の比較器のいずれか一方が過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを消弧して前記負荷との接続を遮断し、前記コンバータ又は前記インバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、前記第1及び第2の比較器の双方が過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行うことを特徴とする無停電電源装置。
  2. 交流電源の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタと、
    前記交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記直流電圧を保持するために接続された2つのコンデンサと、
    前記交流電源の停電時に直流電圧を出力する蓄電池と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、
    前記インバータの出力側に前記交流電源の交流電圧の印加を切り換えるバイパススイッチと、
    を有する無停電電源装置において、
    前記2つのコンデンサのうち、一方のコンデンサの正極に設けられた第1の変流器と、
    前記インバータの出力ラインに設けられた第2の変流器と、
    前記第1及び第2の変流器の2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器と、
    前記第1及び第2の2次抵抗器の両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器とを備え、
    負荷が短絡した場合、前記第1および第2の比較器の双方が過電流を検出し、前記インバータを停止するととも、前記バイパススイッチを消弧して前記負荷との接続を遮断し、前記コンバータ又は前記インバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、前記第1の比較器だけが過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行うことを特徴とする無停電電源装置。
  3. 交流電源を必要に応じて遮断する交流入力スイッチと、
    前記交流電源の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタと、
    前記交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記直流電圧を保持するために直列に接続された2つの直流電解コンデンサと、
    前記交流電源の停電時に放電して直流電圧を出力する蓄電池と、
    前記直流電解コンデンサと前記蓄電池の間に位置し、放電時には前記蓄電池の電圧を所望の直流電圧まで昇圧させ、且つ通常時には前記直流電圧を降圧させて前記蓄電池を充電する昇降圧チョッパ回路と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、
    前記インバータの出力側に接続されたフィルタ回路と、
    前記インバータの出力側に前記交流電源の交流電圧の印加を切り換えるバイパススイッチと、
    を有する無停電電源装置において、
    前記2つの直流電解コンデンサのうち、一方のコンデンサの正極に設けられた第1の変流器と、
    前記2つの直流電解コンデンサのうち、他方のコンデンサの負極に設けられた第2の変流器と、
    前記第1及び第2の変流器の2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器と、
    前記第1及び第2の2次抵抗器の両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器と、
    前記第1の比較器と前記第2の比較器の出力の論理積を取る論理積演算子と、
    前記論理積演算子の出力をホールドする第1のラッチ回路と、
    前記第1の比較器と第2の比較器の出力の排他的論理和を取る排他的論理和演算子と、
    前記排他的論理和演算子の出力をホールドする第2のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路及び第2のラッチの出力の論理和を取る論理和演算子とを備え、
    負荷が短絡した場合、前記第1又は第2の比較器のいずれか一方が過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを消弧して前記負荷との接続を遮断し、前記コンバータ又は前記インバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、前記第1及び第2の比較器の双方が過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行うことを特徴とする無停電電源装置。
  4. 交流電源を必要に応じて遮断する交流入力スイッチと、
    前記交流電源の高調波成分をバイパスする交流入力フィルタと、
    前記交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記直流電圧を保持するために直列に接続された2つの直流電解コンデンサと、
    前記交流電源の停電時に放電して直流電圧を出力する蓄電池と、
    前記直流電解コンデンサと前記蓄電池の間に位置し、放電時には前記蓄電池の電圧を所望の直流電圧まで昇圧させ、且つ通常時には前記直流電圧を降圧させて前記蓄電池を充電する昇降圧チョッパ回路と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、
    前記インバータの出力側に接続されたフィルタ回路と、
    前記インバータの出力側に前記交流電源の交流電圧の印加を切り換えるバイパススイッチと、
    を有する無停電電源装置において、
    前記2つの直流電解コンデンサのうち、一方のコンデンサの正極に設けられた第1の変流器と、
    前記インバータの出力ラインに設けられた第2の変流器と、
    前記第1及び第2の変流器の2次電流をそれぞれ電圧に変換する第1及び第2の2次抵抗器と、
    前記第1及び第2の2次抵抗器の両端電圧をある一定の値と比較する第1及び第2の比較器と、
    前記第1の比較器と第2の比較器の出力の論理積を取る第1の論理積演算子と、
    前記第1の論理積演算子の出力をホールドする第1のラッチ回路と、
    前記第1の比較器の反転信号と前記第2の比較器の出力との論理積を取る第2の論理積演算子と、
    前記第2の論理積演算子の出力をホールドする第2のラッチ回路と、
    前記第1及び第2のラッチ回路の出力の論理和を取る論理和演算子とを備え、
    負荷が短絡した場合、前記第1および第2の比較器の双方が過電流を検出し、前記インバータを停止するととも、前記バイパススイッチを消弧して前記負荷との接続を遮断し、前記コンバータ又は前記インバータの主スイッチング素子が損傷して直流回路で短絡した場合、前記第1の比較器だけが過電流を検出し、前記インバータを停止するとともに、前記バイパススイッチを点弧してバイパス回路へ無瞬断で給電切り換えを行うことを特徴とする無停電電源装置。

JP2005186949A 2005-06-27 2005-06-27 無停電電源装置 Expired - Fee Related JP4328741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005186949A JP4328741B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 無停電電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005186949A JP4328741B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 無停電電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007006675A JP2007006675A (ja) 2007-01-11
JP4328741B2 true JP4328741B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=37691708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005186949A Expired - Fee Related JP4328741B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 無停電電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4328741B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9431851B2 (en) 2013-08-16 2016-08-30 Eaton Corporation UPS systems and methods using current-controlling low-loss modes

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010074969A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電力変換装置
GB2575819A (en) * 2018-07-24 2020-01-29 Eaton Intelligent Power Ltd Uninterruptible power supply, arc quenching device, electrical appliance and method for reducing an arc energy

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9431851B2 (en) 2013-08-16 2016-08-30 Eaton Corporation UPS systems and methods using current-controlling low-loss modes

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007006675A (ja) 2007-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6429603B1 (en) Discharge lamp lighting apparatus
JP4890247B2 (ja) 系統連系インバータ装置
JP3725015B2 (ja) 無停電電源装置
US10811898B2 (en) Uninterruptible power supply device
CN107359688B (zh) 供电设备的故障处理方法及装置
JP5743913B2 (ja) 電力変換装置
JP2006304414A (ja) スイッチング電源装置
KR100235394B1 (ko) 방전 램프용 점등 회로
JP5133657B2 (ja) 高電圧電源装置
JP2009181864A (ja) 高圧直流電流遮断支援回路及び高圧直流電流遮断装置
JP4328741B2 (ja) 無停電電源装置
JP2008295160A (ja) 無停電電源装置
WO2003075430A1 (fr) Alimentation non interruptible
JP2005287125A (ja) 無停電電源装置、及び停電補償システム
JP2005287193A (ja) 電圧補償装置
JP4774961B2 (ja) 無停電電源装置
WO2013098906A1 (ja) アーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置
JP2006340532A (ja) 突入電流防止回路および電力変換装置
JP2015100249A (ja) 系統連系インバータ装置
JP2003059681A (ja) 放電灯点灯装置
JP2012231627A (ja) 電力変換装置用遮断器のアーク防止方法
JP5367444B2 (ja) 電気車制御装置及びその試験方法
JP6509922B2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JP4981217B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置
JP2020014340A (ja) 直流給電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees