WO2013098906A1 - アーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置 - Google Patents

アーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置 Download PDF

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實 岡田
羽田 正二
晴樹 和田
文夫 村
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    • H01H33/02Details
    • H01H33/59Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switch and not otherwise provided for, e.g. for ensuring operation of the switch at a predetermined point in the ac cycle
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Definitions

  • the arc discharge prevention circuit according to the present invention includes a circuit in which a capacitive element is connected in series to a parallel circuit in which a resistance element or an inductive element is connected in parallel to a rectifying element between current paths for supplying a direct current to an external load.
  • the rating of the fuse F is selected so that the fuse F inserted in the current path is blown when an excessive current flows in the current path such as when an excessive current flows in the load. At this time, if a large fuse dedicated to high-voltage direct current is not used, if the arc discharge prevention circuit CAC of the present invention does not exist, arc discharge occurs at both ends of the fuse, current flows and current cannot be interrupted easily. .

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Abstract

簡単な回路で制御部、シーケンス制御、等を使用せず、高圧直流電流及び/又は直流大電流をアーク放電を発生させずに遮断することを実現する。本発明に係るアーク放電阻止装置は、アーク放電阻止回路を使用したアーク放電阻止装置において、一方の極性の電流路及び/又は他方の極性の電流路に、溶断遮断器、開閉器又は電流路接続器を前記アーク放電阻止回路への電流入力部の前段に挿入しているため、溶断遮断器、開閉器又は電流路接続器を遮断したときアーク放電が発生しない。

Description

アーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置
 本発明は、アーク放電を発生させずに高圧直流電流及び/又は直流大電流をアーク放電を発生させずに遮断する回路及び装置に関する。
 特許文献1では段落0016~0019において、「そして、直流回路に事故電流が流れた場合、図示しない制御回路からの信号により、主遮断器1が開極を始め、主遮断器1の転流動作位置に達すると、図示しない制御回路からの信号により、転流スイッチ5が閉じられ、事故電流に転流回路6からの振動性の転流電流を重畳して主遮断器1で事故電流を遮断し、次いで副遮断器2で直流回路を開路するようになっている。この場合、転流コンデンサ3は、負荷側の端子が正極性に充電されているので、転流電流は、転流コンデンサ3→主遮断器1→転流スイッチ5→リアクトル4→転流コンデンサ3で形成される閉回路を流れる。そして、事故電流の向きと逆方向の転流電流により、零点が形成され、主遮断器1で遮断できるようになっている。
ここで、転流コンデンサ3の充電においては、主遮断器1の対地電位の極性を極性判別器18で検出し、例えば主遮断器1の対地電位が正極性であれば、第1の充電スイッチ12を閉路して、転流コンデンサ3の負荷側の端子が正極性に充電されるようになっている。逆に、主遮断器1の対地電位が負極性であれば、第2の充電スイッチ15が閉路され、転流コンデンサ3の負荷側の端子が負極性に充電されるようになっている。
このような極性で所定の電圧Vcに充電された転流コンデンサ3において、主遮断器1と副遮断器2とを閉極して、直流回路に運転電圧V0を印加したときの転流回路6の電位差を説明する。
転流回路6を構成する機器のうち、リアクトル4と接続されている転流コンデンサ3の一方の端子から、リアクトル4、およびリアクトル4と接続されている転流スイッチ5の一方の端子までの間のそれぞれの対地間には、主遮断器1の対地電位がV0となるため、運転電圧V0から充電電圧Vcを減算した電圧Vz(=V0-Vc)が加わることになる。即ち、例えば主遮断器1の対地電位の極性が正極性であれば、リアクトル4と接続されている転流コンデンサ3の一方の端子から、リアクトル4、およびリアクトル4と接続されている転流スイッチ5の一方の端子までの間は、負極性となるので、これらの機器の対地間に加わる電位差は減算されることになる。」という技術が開示されている。
特開2006-32077号公報
特許文献1では、主遮断器1(真空バルブからなる)、副遮断器2(真空バルブからなる)、リアクトル4、転流コンデンサ3、転流コンデンサ3を充電する充電回路、制御回路、等が必要である。そして、スイッチ1(主遮断器1)、スイッチ2(副遮断器2)及びスイッチ5を備えて、直流電流を遮断するためには各スイッチを動作させるシーケンス制御が必要で複雑であり高価なものとる。
 直流電流を安全かつ迅速に遮断することは従来から困難な課題として認識されてきた。すなわち、高電圧であると、直流電流を遮断するときアーク放電が発生し、容易に電流を遮断できない。事故時に高圧直流を遮断するヒューズも交流用と比較し大きなものとなり価格も高価である。
以上の現状に鑑み本発明は、簡単な回路で制御部、シーケンス制御、等を使用せず、アーク放電を発生させずに高圧直流電流及び/又は直流大電流の遮断を実現する。
(1)請求項1に係るアーク放電阻止回路は、
外部の負荷へ直流電流を供給する一方の極性の電流路と他方の極性の電流路との間に挿入すべく、整流素子に抵抗素子又は誘導性素子が並列接続された並列回路に容量素子が直列接続された回路であることを特徴とする。
(2)請求項2に係るアーク放電阻止回路は、請求項1において、
前記整流素子の極性は、前記一方の極性の電流路と他方の極性の電流路との間の電位差極性に対し逆方向であることを特徴とする。
(3)請求項3に係るアーク放電阻止装置は、
請求項1又は2に記載のアーク放電阻止回路を使用したアーク放電阻止装置において、請求項1又は2に記載の一方の極性の電流路及び/又は請求項1又は2に記載の他方の極性の電流路に、溶断遮断器、開閉器又は電流路接続器を前記アーク放電阻止回路への電流入力部の前段に挿入したことを特徴とする。
本発明に係るアーク放電阻止回路は、外部の負荷へ直流電流を供給する電流路間に、整流素子に抵抗素子又は誘導性素子が並列接続された並列回路に容量素子が直列接続された回路を挿入することで、負荷側の電流路の電位差を、直流電流を供給する側の電流路の電位差と略同一に保持することで、高圧直流電流の遮断を容易にする。
本発明に係るアーク放電阻止装置は、アーク放電阻止回路を使用したアーク放電阻止装置において、一方の極性の電流路及び/又は他方の極性の電流路に、溶断遮断器、開閉器又は電流路接続器を前記アーク放電阻止回路への電流入力部の前段に挿入しているため、溶断遮断器、開閉器又は電流路接続器を遮断したときアーク放電が発生しない。
は、本発明によるアーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置の第1の実施の形態を示す装置構成図である。 は、本発明によるアーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置の第2の実施の形態を示す装置構成図である。 は、本発明によるアーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置の第3の実施の形態を示す装置構成図である。 は、本発明によるアーク放電阻止回路及びアーク放電阻止装置の第1の実施の形態の変形形態を示す装置構成図である。
(1)第1の実施の形態
(1-1)回路構成
 図1において破線で囲まれた符号AP1で示されるアーク放電阻止装置AP1は、本発明によるアーク放電阻止装置の第1の実施の形態を示す構成図である。なお、アーク放電阻止装置AP1は図1において破線で囲まれた符号CACで示されるアーク放電阻止回路CACを含む。すなわち、アーク放電阻止装置AP1は、アーク放電阻止回路CACと符号Fで示される溶断遮断器Fとから構成される。
アーク放電阻止回路CACは、符号Dで示される整流素子であるダイオードDが符号Rで示される抵抗素子と並列接続され、又は、同様の整流素子であるダイオードDが符号Lで示される誘導性素子と並列接続され、この並列回路のダイオードDのアノード側に符号Cで示される容量素子である電解コンデンサCの正極が接続された回路である。
この回路は、必要に応じて必然的に抵抗素子R又は誘導性素子Lを選択する回路ではなく、どちらでも同様の効果・機能があり、誘導性素子Lは抵抗素子Rを代替することができるため選択的に示したまでである。したがって、回路構成の説明及び回路動作の説明では代表して抵抗素子Rにおける場合のみ説明する(他の実施の形態でも同様)。後述するが抵抗素子R及び誘導性素子Lは、コンデンサCに突入電流が流れることを防止する。
また、アーク放電阻止装置AP1は、アーク放電阻止回路CACに加えて負荷への電力伝送路(電流路)に直列にヒューズFを挿入した構成のものである。
アーク放電阻止装置AP1に含まれる溶断遮断器であるヒューズFは、アーク放電阻止回路CACより前段の電源供給側、すなわち、端子T1及び/又は端子T2側(端子T2側にヒューズFを挿入した場合。他の実施の形態でも同様)に位置する。
このアーク放電阻止回路CACは、直流電流路に直列接続されたヒューズFと本発明外の負荷Loとの間の電流路間に並列接続され、電流路の正電位側にダイオードDのカソードと抵抗素子Rの接続点が接続され、電流路の負電位側に電解コンデンサCの負極が接続される。図1において、本発明外の端子T1には正の直流電位が印加され、本発明外の端子T2には負の直流電位が印加されて負荷に電力を供給する。
 本発明外の負荷Lo(以下、単に負荷Loと称す。他の実施の形態でも同様)は、直流電流路間に接続される。負荷Loは複数であってもよい。
 ここでは、直流用であるから容量の大きい電解コンデンサCを一例として使用しているが、電解コンデンサ以外のコンデンサでもよい。以下、単にコンデンサCと称す。他の実施の形態でも同様。
また、上記において、このアーク放電阻止回路CACは、直流電流路に直列接続されたヒューズFと負荷Loとの間の電流路間に並列接続されるとしたが(図1における一例)、ヒューズFと負荷Loの間でなくてもよい。負荷よりも電流路の後段でもよい。負荷が複数の場合、負荷と負荷の間でもよい。すなわち、ヒューズFよりも電流路の後段に位置すればよい。
(1-2)回路動作
 図1を参照して本発明のアーク放電阻止回路CACの動作及びアーク放電阻止装置AP1の動作を説明する。端子T1には正の直流電位が印加され、端子T2には負の直流電位が印加されて負荷Loに電力を供給している。このときヒューズFは導通している。
負荷に過大電流が流れるときなど電流路に過大電流が流れた場合、電流路に挿入されているヒューズFが溶断されるようにヒューズFの定格を選定している。このとき、高圧直流専用の大型ヒューズを使用していない場合、本発明のアーク放電阻止回路CACが存在しなければ、ヒューズの両端にアーク放電が発生して電流が流れ容易には電流を遮断できない。
本発明のアーク放電阻止回路CACが電流路間に挿入されていれば、アーク放電を発生しない。この動作は、以下のとおりである。
アーク放電阻止回路CACに存在するコンデンサCには、抵抗素子Rを通じて直流電流路からの電圧により、満充電されている。抵抗素子Rは、この電流路に無充電状態のコンデンサCを接続するときにコンデンサ充電の突入電流を防止する。このときダイオードDが電流路の電位に対して逆極性であるからダイオードには電流が流れない。この状態が、正常時の定常状態である。
 上記の状態において、負荷Loに過大電流が流れるとき、電流路に挿入されているAC用の普通のヒューズFが溶断される。溶断はヒューズFの電流容量と電流路の電流量により決まる。ヒューズFが溶断したとき、物理的に電流路は遮断される。
このとき、端子T1の電位と端子TF(図1においてヒューズの右側(図1を正視)の端子)の電位は同電位である。
なぜならば、コンデンサCには端子T1の電位まで充電されているためであり、コンデンサCの電位に対してダイオードDは順方向接続されている。したがって、コンデンサCの正極電位が端子TFに印加されている。ここで、ダイオードDの順方向電圧降下は無視する。
 このような状態では、端子T1と端子TFは同電位であり電流は流れず、アーク放電も発生し得ない。コンデンサCの電荷は負荷に供給されるが、いずれ放電し切る。コンデンサCは元々電源側から負荷を容易に遮断するための支援素子であり、コンデンサCによって負荷に電流を供給する意図はない。コンデンサCは、アーク放電が発生しない程度の容量(負荷見合いであるが)による電荷放電時間、すなわち、コンデンサCの両端電圧を確保した放電時間を維持できればよい。
 これを実験した結果がある。直流電圧は400V、負荷電力2kw、負荷電流5A。コンデンサCは容量100μF、抵抗素子Rは200Ω(アーク放電とは無関係で、コンデンサCの充電時間に関する。)で実験を行なった。
アーク放電阻止回路CACを使用しないで、ヒューズFを使用しなく端子T1に端子TFを接続した状態から端子Fを引き離した。
アーク放電が発生した。この実験観測者は、アーク放電の閃光のため、アークの長さははっきり確認できなかったが、おおよそ3cm程度であったと言う。このままではアーク放電は消滅せず、さらに端子Fを引き離してアーク放電を止めた。このような小さな電流値でもアーク放電は凄まじく発生する。
 この実験では、負荷には定格電流が流れていたが、負荷が過電流となり、ヒューズが溶断する電流では、アーク放電はさらに激しくなり火災発生等、危険である。
次に、アーク放電阻止回路CACを電流路間に接続して実験した。同様に、端子TFを端子T1から引き離したとき、パチッという小さな音がして小さい火花が少し飛んだが、アーク放電は全然発生しなかった。すなわち、瞬時に電流を遮断することができた。
これを計算すると、端子T1と端子TFが接続されているとき、端子T1の電位E0=コンデンサCの正極電位Ecであり、端子T1から端子TFを引き離すとコンデンサCの正極電位Ecは以下の式で表される。
Ec=E0・exp(-τ/C・R(L))となる。ただし、CはコンデンサCの容量、R(L)は負荷Loの抵抗値。
ここで、上記実験の各素子の値を代入して、
Ec=400×exp(-τ/100×10-6×80)となる。
ただし、上式において400はコンデンサCの充電電位(=端子T1の電位E0)(V)、100×10-6はコンデンサCの容量100μF、80は負荷Loの抵抗値R(L)(400V/5A=80Ω)である。したがって、時定数は8msである。Ecは、端子Fが端子T1から離れて8ms経過すると、0.37・E0となる。
1ms経過した時は、0.88・E0であるため、E0とEcの電位差は47v程度であり、アーク放電する電位差はない。なお、端子Fが端子T1から離れた瞬間は、E0とEcは、略同電位のため当然アーク放電は発生しない。
以上、このような簡単な回路でも高圧直流電圧において電流を簡単にかつ安全に遮断できることが確認された。
従来から高圧直流を遮断することが難しく、おおげさな遮断装置が用いられており、高圧直流供給は効率面では有利とされていたが、電流遮断という観点からタブー扱いされてきた。しかしながら、本発明において、この問題が簡単かつ一挙に解決された。
なお、アーク放電阻止回路CACにおいて、ダイオードDと抵抗素子Rを省略しても、アーク放電阻止回路には同様の効果があるが、コンデンサCを直流電流路間に接続するとき、及び、過電流によりヒューズFが溶断され、この過電流を復旧させた後ヒューズFを挿入し、次に復電するとき突入電流が発生する。ダイオードDと抵抗素子Rはこれらを防止する。
 本実施の形態において、端子T1に正極性電位、端子T2に負極性電位を印加する例を示したが、この逆でもよい。この場合ダイオードDの極性を逆にする。コンデンサCに電解コンデンサを使用した場合、この極性も逆にする。他の実施の形態においても同様である。
(2)第2の実施の形態
(2-1)回路構成
 図2において破線で囲まれたアーク放電阻止回路CACは、第1の実施の形態と同一のものである。
本発明による第2の実施の形態を示す構成図である図2は、図1におけるヒューズFを開閉器(スイッチSW(アーク放電阻止装置AP2に含まれる))に変更している。図1と同様な構成であるアーク放電阻止回路CAC、端子T1、T2及び負荷Loと同一構成の各素子等は同一符号を付し説明を省略する。
図2においては、図1でのヒューズFの替わりにスイッチSWが存在する(ただし、ヒューズFがスイッチSWと直列に存在していてもよい。)。負荷Loを取り替える場合など、通常は負荷Loの電源を切り、負荷電流路に電流が流れない状態にした後、人手により意図的にスイッチSWを遮断する。また、人手の替わりに自動制御されるスイッチSWでもよい。なお、スイッチSWは端子T2側に挿入されてもよい。
 しかしながら、人為的ミス等により負荷の電源を切らずにスイッチSWを切ることも考えられる。このときアーク放電が発生する。
図2のアーク放電阻止回路CACは、この問題を解決するためにある。
(2-2)回路動作
 図2を参照して、第2の実施の形態であるアーク放電阻止装置AP2の動作を説明をする。なお、アーク放電阻止回路CACの動作説明は、第1の実施の形態で説明したとおりであり重複する説明を省略する。なお、抵抗素子Rに替えて誘導性素子Lを使用できることは第1の実施の形態と同様である。
 相違する点は、ヒューズFが過電流により溶断する替わりに、負荷Loの電源を切らずにスイッチSWにより負荷電流を遮断する場合である。
この場合も第1の実施の形態で説明したとおり、アーク放電阻止回路CACによりアーク放電を伴わず高圧直流電流を遮断できる。
(3)第3の実施の形態
(3-1)回路構成
 図3において破線で囲まれたアーク放電阻止回路CACは、第1の実施の形態と同一のものである。本発明による第3の実施の形態を示す構成図である図3は、図1におけるヒューズFをコネクタCN(アーク放電阻止装置AP3に含まれる)に変更している(ただし、ヒューズF及びスイッチSWがコネクタCNと直列に存在していてもよい。)。図1と同様な構成であるアーク放電阻止回路CAC、端子T1、T2及び負荷Loと同一構成の各素子等は同一符号を付し説明を省略する。
図3においては、図1でのヒューズFの替わりに破線で囲まれた符号CNで示される電流路接続器であるコネクタCNが存在する。コネクタCNは、接点S1~S4を有し、負荷Loを電源部(端子T1及び端子T2)に接続し、又は、取り外すことを目的とする。負荷Loを電源部から取り外す場合、通常、負荷Loの電源を切り負荷電流路に電流が流れない状態にしてからコネクタを外すが、人為的ミス等により負荷Loの電源を切らずにコネクタCNが取り外された場合はアーク放電が発生する。
したがって、図3のアーク放電阻止回路CACは、この問題を解決するためにある。
(3-2)回路動作
 図3を参照して第3の実施の形態であるアーク放電阻止装置AP3の動作説明をする。なお、アーク放電阻止回路CACの動作説明は、第1の実施の形態で説明したとおりであり重複する説明を省略する。なお、抵抗素子Rに替えて誘導性素子Lを使用できることは第1の実施の形態と同様である。
 相違する点は、ヒューズFが過電流により溶断する替わりに、負荷Loの電源(及びスイッチSWがある場合これを切らずに)を切らずにコネクタCNを抜いて負荷Loを電源部から取り外す場合である。
負荷Loの電源をOFF(かつ、スイッチSWがある場合これをOFFしなく)しなかった場合で負荷電流が流れているときでも、第1の実施の形態で説明したとおり、アーク放電阻止回路CACによりアーク放電を伴わず高圧直流電流を遮断できる。
(4)第1の実施の形態の変形形態
(4-1)回路構成
 図4において破線で囲まれたアーク放電阻止回路CACは、第1の実施の形態と同一機能のものであるがダイオードDと抵抗素子Rの並列接続回路とコンデンサCを上下入れ替えたものである(図4を正視)。本発明による第1の実施の形態の変形形態を示す構成図である図4は、この変形のみである。図1におけるものと同様な構成であるアーク放電阻止回路CACの変形を示すアーク放電阻止回路CACm中の各素子、端子T1、T2及び負荷Loと同一構成の各素子等は同一符号を付し説明を省略する。
(4-2)回路動作
 図4を参照して第1の実施の形態の変形形態であるアーク放電阻止装置AP4の動作を説明する。図4におけるアーク放電阻止回路CACmは、図1におけるアーク放電阻止回路CACと全く同様な機能・性能である。
したがって、図1における第1の実施の形態と全く同一の動作をする。さらに、アーク放電阻止回路CACmの動作説明は、第1の実施の形態で説明したとおりであり重複する説明を省略する。相違する点はない。なお、抵抗素子Rに替えて誘導性素子Lを使用できることは第1の実施の形態と同様である。
 AP1~AP4     アーク放電阻止装置
CAC、CACm    アーク放電阻止回路
 C           容量素子
 D           整流素子
R           抵抗素子
 L           誘導性素子
F           溶断遮断器
 SW          開閉器
 CN          電流路接続器
 S1~S4       電流路接続器の接点
 Lo          負荷
T1、T2       直流電位印加端子
TF          溶断遮断器片端子

Claims (3)

  1. 外部の負荷へ直流電流を供給する一方の極性の電流路と他方の極性の電流路との間に挿入すべく、整流素子に抵抗素子又は誘導性素子が並列接続された並列回路に容量素子が直列接続された回路であることを特徴とするアーク放電阻止回路。
  2. 前記整流素子の極性は、前記一方の極性の電流路と他方の極性の電流路との間の電位差極性に対し逆方向であることを特徴とする請求項1に記載のアーク放電阻止回路。
  3. 請求項1又は2に記載のアーク放電阻止回路を使用したアーク放電阻止装置において、請求項1又は2に記載の一方の極性の電流路及び/又は請求項1又は2に記載の他方の極性の電流路に、溶断遮断器、開閉器又は電流路接続器を前記アーク放電阻止回路への電流入力部の前段に挿入したことを特徴とするアーク放電阻止装置。
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