JP2009181456A - 状態情報提供システム、提供方法、及び、プログラム - Google Patents

状態情報提供システム、提供方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーに対する無駄な問合せを防止できる状態情報提供システムを提供する。
【解決手段】宅配トラック端末10は、受取人識別子と、通知を希望する在宅情報を示す情報とを含む問合せ条件を、在宅情報サーバー20に送信する。問合せ条件判定手段22は、在宅情報記憶手段23から、ユーザーの在宅情報を取得し、取得した在宅情報と、問合せ条件に含まれる通知を希望する在宅情報とに基づいて、受取人に対して、在宅情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、状態情報提供システム、提供方法、及び、プログラムに関し、更に詳しくは、ユーザーの同意を得た上で、ユーザーの状態情報を提供する状態情報提供システム、提供方法、及び、プログラムに関する。
宅配業務における、受取人の在宅情報を利用した宅配業務の効率化が考えられている(例えば、特許文献1〜5参照)。受取人の在宅状況は、プライバシーにかかわる情報であるため、ドライバーへの開示は必要最小限に止めることが必要である。これに関して、例えば、宅配トラックが届け先の一定距離以内に近づくと、在宅状況を自動電話により取得するシステムが考えられている(特許文献2参照)。
特開2002−135445号公報 特開2004−231402号公報 特開2005−255306号公報 特開2006−244401号公報 特開2007−094641号公報
しかし、在宅情報を利用した宅配の効率化には、次に述べる課題が残っている。すなわち、在宅情報をドライバーに開示してよいか否かを受取人に問い合わせる場合、受取人の状況にかかわらず問い合わせを行うと、無駄な問合せや、無駄な在宅情報の開示が行われるということである。例えば、ドライバーが、受取人が訪問対応可能である旨の在宅情報が欲しい場合に、受取人が外出しており、訪問対応可能ではないときは、受取人に、在宅情報を開示してよいか否かを問い合わせることは無駄である。この問題は、宅配業務における在宅情報の表示のみならず、ユーザーの状態情報の取得に際して、ユーザーに状態情報を開示してよいか否かを問い合わせる他のシステム(業務)においても、同様に発生する。
本発明は、ユーザーに対する無駄な問合せを防止できる状態情報提供システム、提供方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の状態情報提供システムは、ユーザーの状態情報を記憶する状態情報記憶手段からユーザーの状態情報を取得し、該取得した状態情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記状態情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する問合せ条件判定手段を備えることを特徴とする。
本発明の在宅情報提供システムは、ユーザーが訪問対応可能であるか否かを示す在宅情報の開示の可否を示す情報とユーザー識別子とを含む在宅情報配信ルールを記憶する在宅情報配信ルール記憶手段に、在宅情報取得対象のユーザーのユーザー識別子を含む在宅情報配信ルールが記憶されているか否かを判定し、記憶されていないと判定すると、前記在宅情報の開示の可否を前記ユーザーに問い合わせるか否かの判定を要求する在宅情報配信制御手段と、前記判定を要求されると、前記在宅情報を記憶する在宅情報記憶手段からユーザーの在宅情報を取得し、該取得した在宅情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記在宅情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する問合せ条件判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の位置情報提供システムは、ユーザーの位置情報の開示の可否を示す情報とユーザー識別子とを含む位置情報配信ルールを記憶する位置情報配信ルール記憶手段に、位置情報取得対象のユーザーのユーザー識別子を含む位置情報配信ルールが記憶されているか否かを判定し、記憶されていないと判定すると、前記位置情報の開示の可否を前記ユーザーに問い合わせるか否かの判定を要求する位置情報配信制御手段と、前記判定を要求されると、前記位置情報を記憶する位置情報記憶手段からユーザーの位置情報を取得し、該取得した位置情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記位置情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する問合せ条件判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の状態情報提供方法は、ユーザーに対してユーザーの状態情報の開示の可否を問い合せた上で、ユーザーの状態情報の提供を行う方法であって、前記ユーザーの状態情報を記憶する状態情報記憶手段から状態情報を取得し、該取得した状態情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記状態情報の開示の可否を問い合せるか否かを判定することを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、ユーザーに対してユーザーの状態情報の開示の可否を問い合せた上で、ユーザーの状態情報の提供を行う処理を実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、前記ユーザーの状態情報を記憶する状態情報記憶手段から状態情報を取得し、該取得した状態情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記状態情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する処理を実行させることを特徴とする。
本発明の状態情報提供システム、提供方法、及び、プログラムは、ユーザーに対する無駄な問合せを防止できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態の状態情報提供システムを示している。本実施形態の状態情報提供システムは、荷物受取人の在宅情報を、荷物を配送するドライバー側に提供し、表示する在宅情報表示システム(在宅情報提供システム)である。在宅情報表示システムは、宅配トラック端末10と、在宅情報サーバー20と、受取人端末30とを有する。宅配トラック端末10は、宅配業務に用いられる宅配トラックに設置され、受取人端末30は、荷物受取人の家などに設置される。或いは、これら端末は、ドライバーや受取人が携帯する携帯端末であってもよい。在宅情報サーバー20は、例えば荷物集配所などのセンターに設置される。宅配トラック端末10、在宅情報サーバー20、及び、受取人端末30の各機能は、例えば、コンピュータ上で、所定のプログラムを実行することで実現される。
宅配トラック端末10は、在宅情報表示手段11を有する。在宅情報表示手段11は、ボタンやタッチパネルなどの入力装置を備え、入力装置により、在宅情報の表示要求を受け付ける。ドライバーは、在宅情報の表示を要求する際に、通知を希望する在宅情報を指定する。在宅情報表示手段11は、ドライバーのボタン操作などにより、在宅情報の表示要求を受け取ると、ドライバー識別子と、受取人識別子と、通知を希望する在宅情報とを含む問合せ条件を作成する。次に、在宅情報表示手段11は、作成した問合せ条件を、在宅情報サーバー20に送信し、在宅情報を要求する。在宅情報表示手段11は、在宅情報サーバー20から受取人識別子に該当する受取人の在宅情報を受け取ると、液晶ディスプレイ等の出力装置に取得した在宅情報を表示し、宅配トラックのドライバーに提示する。
在宅情報サーバー20は、在宅情報配信制御手段(状態情報配信制御手段)21、問合せ条件判定手段22、在宅情報記憶手段(状態情報記憶手段)23、問合せ条件記憶手段24、及び、在宅情報配信ルール記憶手段(状態情報配信ルール記憶手段)25を有する。在宅情報記憶手段23は、各受取人について、受取人が訪問対応可能であるか否かを示す情報(在宅情報)を記憶する。在宅情報記憶手段23には、受取人識別子と、受取人の在宅情報が関連付けて記憶されている。在宅情報は、受取人が訪問対応可能であるときは「available」とし、訪問対応不可のときは「not−available」とする。
在宅情報配信制御手段21は、在宅情報要求時に宅配トラック端末10から在宅情報サーバー20に渡された問合せ条件を、0個以上の問合せ条件を記憶する問合せ条件記憶手段24に登録する。問合せ条件は、ドライバー識別子と、受取人識別子と、通知を希望する在宅情報とを含む。問合せ条件の一例を、図2に示す。例えば、条件番号1で識別される問合せ条件は、ドライバー識別子900001で識別されるドライバーから受取人識別子1004で識別される受取人について、「not−available」という情報の通知を受けたいことを表している。
問合せ条件判定手段22は、在宅情報記憶手段23と問合せ条件記憶手段24とを参照し、受取人に対して、在宅情報開示の可否の問合せを行うか否かを判定する。この判定では、まず、在宅情報記憶手段23から在宅情報を取得し、問合せ条件記憶手段24から問合せ条件を取得する。問合せ条件は、在宅情報配信制御手段21から取得してもよい。次いで、在宅情報記憶手段23から取得した在宅情報が、問合せ条件に含まれる通知を希望する在宅情報と合致するか否かを判定する。合致する場合には問合せを行うと決定し、合致しない場合は問合せを行わないと決定する。問合せ条件判定手段22は、在宅情報記憶手段23又は問合せ条件記憶手段24の記憶内容に変化が生じたときに、問合せを行うか否かを決定する処理を行う。問合せ条件判定手段22は、問合せを行うと決定すると、問合せ条件に含まれる受取人識別子に該当する受取人端末30に、問合せ条件に含まれるドライバー識別子を渡し、受取人に対する問合せを要求する。
在宅情報配信ルール記憶手段25は、0個以上の在宅情報配信ルールを記憶する。在宅情報配信ルールは、ドライバー識別子と、受取人識別子と、在宅情報の開示可否を示す情報とを含む。在宅情報配信ルールの一例を、図3に示す。例えば、在宅情報配信ルール番号1で識別される在宅情報配信ルールは、受取人識別子1001で識別される受取人の在宅情報の開示が、ドライバー識別子900001で識別されるドライバーに対して許可されていることを示す。また、在宅情報配信ルール番号2で識別される在宅情報配信ルールは、受取人識別子1002で識別される受取人の在宅情報の開示が、ドライバー識別子900005で識別されるドライバーに対して拒否されていることを示す。
在宅情報配信制御手段21は、在宅情報表示手段11から問合せ条件を受け取ると、受け取った問合せ条件からドライバー識別子と受取人識別子とを取り出し、在宅情報配信ルール記憶手段25を参照して、取り出したドライバー識別子と受取人識別子との組に対して、在宅情報の開示が許可されているか否かを判断する。例えば、宅配トラック端末10から、ドライバー識別子900001と受取人識別子1001との組を受け取ったときは、在宅情報配信ルール番号1で識別される在宅情報配信ルールにより、在宅情報の開示が許可されていると判断する。ドライバー識別子900005と受取人識別子1002との組を受け取ったときは、在宅情報配信ルール番号2で識別される在宅情報配信ルールにより、在宅情報の開示が拒否されていると判断する。
在宅情報配信制御手段21は、在宅情報の開示が許可されていると判断した場合は、在宅情報記憶手段23から在宅情報を取得し、在宅情報を要求した宅配トラック端末10へ、在宅情報を渡す。在宅情報の開示が拒否されている場合は、在宅情報が取得できない旨のエラー情報を作成し、エラー情報を、要求元の宅配トラック端末に渡す。なお、開示拒否の場合、在宅情報サーバー20が宅配トラック端末10にすぐにエラー情報を渡すと、受取人の在宅情報が、ドライバーが通知を希望するものになったことがドライバーに推測される可能性がある。これを避けるために、エラー情報を在宅情報表示手段11へ渡さない構成とすることもできる。また、エラー情報を渡すタイミングをランダムに時間遅延してもよい。
受取人端末30は、在宅情報入力手段31と、問合せ手段32と、在宅情報配信ルール更新手段33とを有する。在宅情報入力手段31は、受取人が、在宅情報、つまり、訪問対応が可能であるか否かを示す情報を入力すると、在宅情報サーバー20内の在宅情報記憶手段23に、在宅情報と受取人識別子とを対応付けて記憶する。在宅情報は、例えば、ボタンを押すたびに在宅/不在を切替可能な入力装置を用いて入力する。受取人が、パーソナルコンピュータのキーボードなどを操作することで在宅情報を入力してもよい。或いは、センサーなどを設置しておき、センサーで人が検出されるか否かで、在宅/不在を示す情報を入力してもよい。その際には、家の中の数箇所にセンサーを設置しておき、在宅情報に、家の中のどこにいるかを示す詳細な情報を付加してもよい。その場合、受取人が在宅であっても、例えば入浴中である場合は、訪問対応が不可という情報を、在宅情報記憶手段23に登録すればよい。在宅情報入力手段31は、在宅情報記憶手段23に、既に、受取人識別子で識別される受取人の在宅情報が記憶されているときは、新たに入力された在宅情報で上書きする。
問合せ手段32は、問合せ条件判定手段22から、ドライバー識別子を受け取ると、液晶ディスプレイなどの出力装置を用いて、受取人に、ドライバー識別子で示されるドライバーに対して在宅情報の開示を許可するか否かの入力を促す。問合せ手段32は、キーボード、マウスなどの入力装置を備えており、入力装置を利用して、受取人から、問合せ結果を受け取る。問合せ手段32は、受取人が、問合せ結果(開示許可/開示拒否)を入力すると、在宅情報配信ルール更新手段33に、ドライバー識別子と開示許可/拒否を示す情報を渡す。
在宅情報配信ルール更新手段33は、問合せ手段32からドライバー識別子と問合せ結果を受け取ると、受け取ったドライバー識別子と、受取人識別子と、開示許可又は開示拒否を示す情報とを含む在宅情報配信ルールを作成する。在宅情報配信ルール更新手段33は、在宅情報配信ルールの作成後、在宅情報配信ルール記憶手段25に作成した在宅情報配信ルールを登録する。在宅情報配信ルール記憶手段25に、当該ドライバー識別子と受取人識別子との組が既に記憶されているときは、記憶済み在宅情報配信ルールを、新たに作成した在宅情報配信ルールで上書きする。
以下、本実施形態の動作手順を説明する。まず、在宅情報取得時の動作手順を説明する。図4に、在宅情報取得時の動作手順を示す。在宅情報表示手段11は、ドライバーのボタン操作などにより、ドライバー識別子と、受取人識別子と、通知を希望する在宅情報とを含む問合せ条件を作成する(ステップA1)。問合せ条件の作成後、在宅情報表示手段11は、在宅情報配信制御手段21に、ステップA1で作成した問合せ条件を送信し、在宅情報を要求する(ステップA2)。在宅情報配信制御手段21は、在宅情報表示手段11から、問合せ条件を受け取ると、在宅情報配信ルール記憶手段25を参照し、受け取った問合せ条件に含まれるドライバー識別子と受取人識別子とを含む在宅情報配信ルールがあるか否かを判定する(ステップA3)。
在宅情報配信制御手段21は、ステップA3で在宅情報配信ルールが存在すると判定すると、在宅情報配信ルール記憶手段25から、在宅情報配信ルールを取得する(ステップA4)。在宅情報配信制御手段21は、取得した在宅情報配信ルールの在宅情報の開示の可否を示す情報が、開示許可を示しているか否かを判定する(ステップA5)。在宅情報配信制御手段21は、在宅情報の開示が拒否されていると判定すると、在宅情報表示手段11に、エラーを返す。在宅情報表示手段11は、出力装置により、エラー情報を表示し、宅配トラックのドライバーに、エラーを通知して(ステップA8)、動作を終了する。
在宅情報配信制御手段21は、ステップA5で、在宅情報の開示が許可されていると判定したときは、在宅情報記憶手段23から、受取人識別子に該当する受取人の在宅情報を取得する(ステップA6)。在宅情報配信制御手段21は、在宅情報の取得後、取得した在宅情報を、在宅情報表示手段11に返す。在宅情報表示手段11は、在宅情報配信制御手段21から、在宅情報要求時に指定された受取人識別子に該当する受取人の在宅情報を受け取り、出力装置により、取得した在宅情報を宅配トラックのドライバーに提示する(ステップA7)。
在宅情報配信制御手段21は、ステップA3で在宅情報配信ルールが存在しないと判定したときは、問合せ条件記憶手段24に、問合せ条件を登録する(ステップA9)。また、登録した問合せ条件を、問合せ条件判定手段22に渡し、問合せ条件の判定を要求する。問合せ条件判定手段22は、問合せ条件の判定を要求されると、在宅情報記憶手段23から、問合せ条件に含まれる受取人識別子に該当する受取人の在宅情報を取得する(ステップA10)。
問合せ条件判定手段22は、ステップA10で取得した在宅情報が、在宅情報配信制御手段21によりステップA9で登録された問合せ条件に含まれる通知を希望する在宅情報に合致するか否かを判定する(ステップA11)。問合せ条件判定手段22は、合致すると判定した場合は、在宅情報配信制御手段21から受け取った問合せ条件に含まれる受取人識別子に該当する受取人の受取人端末30に、問合せ条件に含まれるドライバー識別子を渡し、受取人に対して、問合せ要求を行う(ステップA12)。その後、問合せの完了を待たずに、処理を終了する。ステップA11で、合致しないと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
続いて、受取人に問合せ要求があったときの動作手順を説明する。図5に、受取人に対する問合せ要求が発生したときの動作手順を示す。問合せ手段32は、問合せ条件判定手段22からドライバー識別子を受け取ると、出力装置を利用して、受取人に、ドライバー識別子で示されるドライバーについて、在宅情報の開示を許可するか否かを問い合わせる(ステップB1)。受取人は、入力装置を用いて、問合せ手段32に、問合せ結果を入力する。問合せ手段32は、在宅情報配信ルール更新手段33に、ドライバー識別子と問合せ結果、すなわち、開示許可又は開示拒否を示す情報とを渡し、在宅情報配信ルールの変更を要求する。
在宅情報配信ルール更新手段33は、問合せ手段32からドライバー識別子を受け取ると、受け取ったドライバー識別子と、受取人識別子と、問合せ結果とを含む在宅情報配信ルールを作成する。在宅情報配信ルール更新手段33は、在宅情報配信ルールの作成後、作成した在宅情報配信ルールを、在宅情報配信ルール記憶手段25に登録する(ステップB2)。在宅情報配信ルール記憶手段25に、既に、当該ドライバー識別子と受取人識別子とを含む在宅情報配信ルールが登録済みであるときは、登録済み在宅情報配信ルールを、新たに作成した在宅情報配信ルールで上書きする。
在宅情報配信ルール更新手段33は、在宅情報配信ルール記憶手段25への登録後、問合せ条件判定手段22に、ステップB2で登録(更新)した在宅情報配信ルールを渡す。問合せ条件判定手段22は、在宅情報配信ルールを受け取ると、問合せ条件記憶手段24から、当該在宅情報配信ルールに含まれるドライバー識別子及び受取人識別子を含む問合せ条件を削除する。問合せ条件の削除は、次のようにして行う。まず、変数xを1に初期化し(ステップB3)、変数xが問合せ条件記憶手段24に記憶されている問合せ条件の総数以下であるか否かを判定する(ステップB4)。変数xが問合せ条件の総数以下である場合は、問合せ条件判定手段22は、問合せ条件記憶手段24から、問合せ条件xを取得する(ステップB5)。
次いで、問合せ条件判定手段22は、ステップB5で取得した、問合せ条件xに含まれるドライバー識別子及び受取人識別子と、在宅情報配信ルール更新手段33から渡された在宅情報配信ルールに含まれるドライバー識別子及び受取人識別子とが一致するか否かを判定する(ステップB6)。問合せ条件判定手段22は、一致すると判定したときは、問合せ条件記憶手段24から、問合せ条件xを削除する(ステップB7)。その後、変数xに1を加算し、ステップB4に戻る(ステップB8)。問合せ条件判定手段22は、ステップB6で、一致しないと判定した場合は、ステップB6からステップB8へと移行して、変数xに1を加算した後に、ステップB4に戻る。ステップB4からステップB8を繰り返し行うことで、不要となった問合せ条件を、問合せ条件記憶手段24から削除する。
問合せ条件判定手段22は、ステップB4で変数xが問合せ条件の総数を超えると判定すると、在宅情報配信ルール更新手段33から受け取った在宅情報配信ルールを、在宅情報配信制御手段21に渡す。在宅情報配信制御手段21は、在宅情報配信ルールが、在宅情報の開示を許可しているか否かを判定する(ステップB9)。在宅情報配信制御手段21は、判定結果が開示許可を示していると判定すると、在宅情報記憶手段23から、在宅情報配信ルールに含まれる受取人識別子に該当する受取人の在宅情報を取得する(ステップB10)。在宅情報配信制御手段21は、在宅情報の取得後、取得した在宅情報を、在宅情報表示手段11に渡す。在宅情報表示手段11は、在宅情報要求時(図4のステップA2)に指定した受取人識別子に該当する受取人の在宅情報を受け取り、出力装置により、取得した在宅情報を宅配トラックのドライバーに提示する(ステップB11)。
在宅情報配信制御手段21は、ステップB9で、在宅情報配信ルールが在宅情報の開示拒否を示していると判定すると、在宅情報表示手段11に、在宅情報が取得できない旨のエラーを渡す。在宅情報表示手段11は、出力装置により、エラー情報を表示し、宅配トラックのドライバーに、エラーを通知する(ステップB12)。
ところで、受取人は、任意のタイミングで、在宅情報入力手段31を用いて、在宅情報記憶手段23に、在宅情報を登録する。在宅情報が変化し、事後的に、受取人の在宅情報が、ドライバーが通知を希望する在宅情報と一致することとなったときは、その時点で、受取人に対して問合せを行う。以下、この場合の動作手順を示す。図6に、受取人の在宅情報が変化したときの動作手順を示す。在宅情報入力手段31は、受取人が、在宅情報、つまり、訪問対応が可能であるか否かを示す情報を入力すると、在宅情報サーバー20内の在宅情報記憶手段23に、在宅情報と受取人識別子とを対応付けて記憶する(ステップC1)。また、在宅情報入力手段31は、問合せ条件判定手段22に、受取人識別子と在宅情報とを渡し、問合せ条件の判定処理を要求する。
問合せ条件判定手段22は、問合せ条件の判定処理の要求を受けると、変数xを1に初期化し(ステップC2)、変数xが問合せ条件記憶手段24に記憶されている問合せ条件の総数以下であるか否かを判定する(ステップC3)。変数xが問合せ条件の総数を超える場合は、処理を終了する。問合せ条件判定手段22は、変数xが問合せ条件の総数以下である場合は、問合せ条件記憶手段24から、問合せ条件xを取得する(ステップC4)。
問合せ条件判定手段22は、ステップC4で取得した問合せ条件xに含まれる受取人識別子と、ステップC1で在宅情報入力手段31から渡された受取人識別子とが合致するか否かを判定する(ステップC5)。問合せ条件判定手段22は、ステップC5で合致すると判定すると、在宅情報入力手段31から渡された在宅情報が、ステップC4で取得した問合せ条件に含まれる在宅情報と合致するか否かを判定する(ステップC6)。問合せ条件判定手段22は、ステップC6で合致すると判定すると、問合せ条件xに含まれる受取人識別子に該当する受取人の受取人端末30に、問合せ条件xに含まれるドライバー識別子を渡し、受取人への問合せを要求する(ステップC7)。問合せ要求後の動作手順は、図5に示す手順と同様である。
問合せ条件判定手段22は、問合せの要求後、問合せの完了を待つことなく、変数xに1を加算し(ステップC8)、ステップC3に戻って、次の問合せ条件を取得する。ステップC5で受取人識別子が合致しないと判定した場合、及び、ステップC6で在宅情報が合致しないと判定した場合は、そのままステップC8に移行し、変数xに1を加算してステップC3に戻る。
本実施形態では、問合せ条件にて、通知を希望する在宅情報を指定し、受取人の在宅情報が、問合せ条件に含まれる通知を希望する在宅情報に合致するときに、受取人対して、在宅情報を開示してよいか否かを問い合わせる。このようにすることで、在宅情報が、ドライバーにとって必要な情報であるときに、受取人に対して問い合わせが行われることになり、受取人に対する無駄な問合せの発生を防止することができる。また、本実施形態では、問合せ条件を問合せ条件記憶手段24に登録しておき、受取人の在宅情報が変化したときは、問合せ条件記憶手段24から問合せ条件を取得し、変化した在宅情報が、問合せ条件に含まれる通知を希望する在宅情報に合致するか否かを判定する。合致すると判定したときに、受取人に対して問合せを行うことで、受取人の在宅情報が変化し、在宅情報がドライバーに必要な情報に変化した時点で、受取人へ問合せを行うことができる。
なお、本実施形態では、図4のステップA9で問合せ条件を登録することとしたが、これは、事後的に、受取人の在宅情報が、ドライバーが通知を希望する在宅情報と一致することとなったときに、受取人に対して問合せを行うためである。また、受取人からの問合せ結果が返ってくるまでは問合せ条件を問合せ条件記憶手段24に記憶しておくことで、受取人からの問合せ結果が返ってこない場合に、再度の問合せを可能にするためである。再度の問合せが必要ない場合は、ステップA11からステップA12に進むケースでは問合せ条件を問合せ条件記憶手段24に登録する必要がないので、ステップA9の問合せ条件の登録は不要である。また、その場合、問合せ結果入力後の問合せ条件の削除の処理(図5のステップB3からステップB8の処理)は不要である。ステップA9で問合せ条件を登録しない場合は、ステップA11にて問合せ条件が合致しないと判定されたときに問合せ条件を登録することとすればよい。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では、ユーザー状態情報(プレゼンス情報)の提供に当たって、ユーザーに情報提供を行ってよいか否かを問い合わせる例として、荷物の受取人に、荷物を配達するドライバーに対して受取人の在宅情報を開示してよいか否かを問い合わせる例を用いて説明した。しかし、ユーザー状態情報提供システムは、これには限られず、その他の様々なサービスに適用することもできる。以下では、携帯電話の加入者に対し、位置情報に応じた広告を配信するサービスに適用する例を説明する。
図7は、本発明の第2実施形態の状態情報提供システムを含む広告配信システムを示している。本実施形態の状態情報提供システムは、ユーザーの位置情報を、情報利用者に提供する位置情報提供システムであり、広告配信システムは、ユーザーの状態情報を取得し、取得した状態情報に応じた広告配信を行うシステムである。広告配信システムは、広告配信サーバー50、位置情報(ユーザー状態情報)サーバー60、及び、ユーザー端末70を有する。ユーザー端末70は、受取人が携帯する携帯端末であり、典型的には、携帯電話機である。位置情報サーバー60は、ユーザー端末70の位置情報の提供を行うサーバーである。広告配信サーバー50は、位置情報サーバー60からユーザー端末70の位置情報の提供を受け、位置情報に応じた広告配信を行うサーバーである。広告配信サーバー50、位置情報サーバー60、及び、ユーザー端末70の各機能は、例えば、コンピュータ上で、所定のプログラムを実行することで実現される。
広告配信サーバー50は、ユーザー情報取得手段51と、広告配信手段52とを有する。ユーザー情報取得手段51は、位置情報サーバー60に、ユーザーの位置情報を要求し、ユーザの位置情報を取得する。その際、ユーザー情報取得手段51は、情報利用者識別子(広告配信者識別子)と、ユーザー識別子と、通知を希望する位置情報とを含む問合せ条件を作成し、作成した問合せ条件を、位置情報サーバー60に送信する。ユーザー情報取得手段51は、位置情報サーバー60からユーザー識別子に該当するユーザーの位置情報を受け取ると、ユーザー識別子と位置情報とを広告配信手段52に渡す。
広告配信手段52は、ユーザー識別子と位置情報を受け取り、ユーザーの位置情報に応じた広告を、ユーザー端末70に配信する。広告配信の一例を説明する。ユーザー識別子には、メールアドレスを用いる。位置情報と広告コンテンツとの関係は、位置情報と広告コンテンツとのペアからなるレコードを持つ表として、あらかじめ広告配信手段内の記憶装置に記憶しておく。広告配信手段52は、ユーザー情報取得手段51からユーザー識別子と位置情報とを受け取ると、表から、受け取った位置情報を含むレコードを検索する。その後、検索の結果見つかったレコードに含まれる広告コンテンツを、ユーザ識別子であるメールアドレス宛に、電子メールなどを用いて送信する。
位置情報サーバー60は、情報配信制御手段61、問合せ条件判定手段62、位置情報記憶手段63、問合せ条件記憶手段64、及び、情報配信ルール記憶手段65を有する。位置情報記憶手段63は、各ユーザーの位置情報を記憶する。情報配信ルール記憶手段65は、0個以上の情報配信ルールを記憶する。情報配信ルールは、情報利用者識別子と、ユーザー識別子と、ユーザーの位置情報の開示可否を示す情報とを含む。情報配信制御手段61は、ユーザー情報取得手段51から情報利用者識別子とユーザー識別子と通知を希望する位置情報とを含む問合せ条件を受け取る。情報配信制御手段61は、問合せ条件を受け取ると、受け取った問合せ条件から情報利用者識別子とユーザー識別子とを取り出し、情報配信ルール記憶手段65から、取り出した情報利用者識別子とユーザー識別子とを含む情報配信ルールを取得する。
情報配信制御手段61は、取得した情報配信ルールが、位置情報の開示を許可しているか否かを判定する。情報配信制御手段61は、開示許可の場合は、位置情報記憶手段63から位置情報を取得し、広告配信サーバー50のユーザー情報取得手段51へ渡す。開示拒否の場合は、エラー情報を作成し、ユーザー情報取得手段51へ渡す。なお、開示拒否の場合に、位置情報サーバー60が広告配信サーバー50にすぐにエラー情報を渡すと、ユーザーの位置情報が、広告配信事業者が通知を希望する位置情報になったことが、推測される可能性がある。このため、情報配信制御手段61は、エラー情報をユーザー情報取得手段51へ渡さなくてもよい。或いは、エラー情報を渡すタイミングをランダムな時間遅延させてもよい。
問合せ条件記憶手段64は、0個以上の問合せ条件を記憶する。問合せ条件は、情報利用者識別子と、ユーザー識別子と、通知を希望する位置情報とを含む。問合せ条件判定手段62は、位置情報記憶手段63と問合せ条件記憶手段64とを参照して、位置情報を要求されたユーザーに対して、問合せを行うか否かを判定する。この判定では、まず、位置情報記憶手段63から位置情報を取得し、問合せ条件記憶手段64から問合せ条件を取得する。問合せ条件は、情報配信制御手段61から取得してもよい。次いで、問合せ条件判定手段62は、位置情報記憶手段63から取得した位置情報が、問合せ条件に含まれる通知を希望する位置情報と合致するか否かを判定する。
問合せ条件判定手段62は、合致すると判定した場合には問合せを行うと決定し、合致しないと判定した場合は問合せを行わないと決定する。ここでいう合致するとは、位置情報が、問合せ条件に含まれる通知を希望する位置情報に一致する場合だけでなく、両者が所定の関係にある場合も含む。例えば、通知を希望する情報が「関東地方」のようにある程度の幅を持っていて、ユーザーの位置情報が「東京」であるときは、合致すると判定する。問合せ条件判定手段62は、位置情報記憶手段63又は問合せ条件記憶手段64の記憶内容に変化が生じたときに、問合せを行うか否かを決定する処理を行う。問合せ条件判定手段62は、問合せを行うと決定すると、問合せ条件に含まれるユーザー識別子に該当するユーザのユーザー端末70に、問合せ条件に含まれる情報利用者識別子を渡し、ユーザーに対する問合せを要求する。
ユーザー端末70は、位置情報入力手段71と、問合せ手段72と、情報配信ルール更新手段73と、広告表示手段74とを有する。問合せ手段72は、位置情報サーバー60から情報利用者識別子を受け取ると、液晶ディスプレイなどの出力装置を用いて、ユーザーに、情報利用者識別子で識別される情報利用者に対して位置情報の開示を許可するか否かの入力を促す。問合せ手段72は、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、入力装置を利用して、ユーザーから、問合せ結果(開示許可又は開示拒否)を受け取る。問合せ手段72は、ユーザが問い合わせ結果を入力すると、情報配信ルール更新手段73に、問合せ結果と情報利用者識別子とを渡し、情報配信ルールの変更を要求する。
情報配信ルール更新手段73は、問合せ手段72から問合せ結果と情報利用者識別子とを受け取ると、受け取った情報利用者識別子と、ユーザー識別子と、開示許可又は開示拒否を示す情報とを含む情報配信ルールを作成する。情報配信ルール更新手段73は、情報配信ルールの作成後、作成した情報配信ルールを、情報配信ルール記憶手段65に登録する。情報配信ルール記憶手段65に、既に、受け取った情報利用者識別子とユーザー識別子とを含む情報配信ルールが記憶されているときは、記憶済みの情報配信ルールを新たに作成した情報配信ルールで上書きする。
位置情報入力手段71は、ユーザーの位置情報を、位置情報記憶手段63に記憶する。位置情報は、緯度経度情報、郵便番号情報、住所などで表すことができる。位置情報は、例えば、既存の測位システムを用いて入力する。或いは、ユーザーが手動で入力してもよい。広告表示手段74は、広告配信サーバー50から配信された広告を受信する。広告表示手段74は、広告を受信すると、受信した広告を、液晶ディスプレイなどの表示装置に表示する。
例えば、ユーザーの位置情報を利用する情報利用者、すなわち、広告配信者が、ユーザーが特定の地域にいるときに、その地域に特化した地域密着型の広告を配信したいとする。その場合、広告配信者は、ユーザーが当該特定の地域にいなければ広告を配信する意味がないので、広告の配信に先立って、ユーザーが当該特定の地域にいるという位置情報が欲しい。そこで、広告配信者は、問合せ条件に、ユーザーの位置が当該特定の地域にいる旨を含める。仮に、問合せ条件に、広告配信者が通知を希望する位置情報を含めなかったとすると、ユーザーが当該特定の地域から遠く離れた場所にいるときでも、ユーザーに対して、位置情報を広告配信者に開示してよいか否かを問い合わせることになる。広告配信者から見れば、ユーザーが位置情報の開示を許可して位置情報を取得できたとしても、ユーザーが当該特定の地域にいないのであれば、取得した位置情報は無駄になる。一方、ユーザーにとってみれば、必要のない位置情報のためにわざわざ位置情報の開示の可否を入力するのは手間である。
本実施形態では、ユーザーの位置情報が、情報利用者が通知を希望する位置情報に合致するときに、ユーザーに対して問合せを行う。これにより、情報利用者が必要のない位置情報を取得することを防ぐことができると共に、ユーザーに対する無駄な問合せの発生を防止できる。位置情報は、例えば、緯度経度で表わすと、地上のあらゆる場所が指定可能であり、とりうる値の範囲が広い。ユーザーが特定の地域にいるときに限ってサービスを提供するサービス事業者が多数存在する場合は、本実施形態を適用することで、ユーザーに対する無駄な問合わせを減らすことができ、ユーザーの利便性が向上するという効果が得られる。
なお、第2実施形態では、ユーザーの位置情報を広告配信者が利用する例について説明したが、位置情報の利用は、広告配信には限定されない。その他のサービスに適用することもできる。また、ユーザーの状態情報も、位置情報には限定されない。情報利用者が取得するユーザーの状態情報としては、第1実施形態で用いた在宅情報や、第2実施形態で用いた位置情報の他にも、ユーザーの移動や状態の変化に伴って変化する様々なユーザー状態情報が考えられる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の状態情報提供システム、方法、及び、プログラムは、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明の第1実施形態の状態情報提供システムを示すブロック図。 問合せ条件の具体例を示す図。 在宅情報配信ルールの具体例を示す図。 在宅情報提供システムの動作手順を示すフローチャート。 受取人に対する問合せ後の動作手順を示すフローチャート。 在宅情報変化時の動作手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の状態情報提供システムを含む広告配信システムを示すブロック図。
符号の説明
10:宅配トラック端末
11:在宅情報表示手段
20:在宅情報サーバー
21:在宅情報配信制御手段
22:問合せ条件判定手段
23:在宅情報記憶手段
24:問合せ条件記憶手段
25:在宅情報配信ルール記憶手段
30:受取人端末
31:在宅情報入力手段
32:問合せ手段
33:在宅情報配信ルール更新手段
50:広告配信サーバー
51:ユーザー情報取得手段
52:広告配信手段
60:位置情報サーバー
61:情報配信制御手段
62:問合せ条件判定手段
63:位置情報記憶手段
64:問合せ条件記憶手段
65:情報配信ルール記憶手段
70:ユーザー端末
71:位置情報入力手段
72:問合せ手段
73:情報配信ルール更新手段
74:広告表示手段

Claims (14)

  1. ユーザーの状態情報を記憶する状態情報記憶手段からユーザーの状態情報を取得し、該取得した状態情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記状態情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する問合せ条件判定手段を備える状態情報提供システム。
  2. 前記問合せ条件判定手段は、前記状態情報記憶手段に記憶された前記状態情報が変化すると、前記問合せ条件を記憶する問合せ条件記憶手段から前記問合せ条件を取得し、前記判定を行う、請求項1に記載の状態情報提供システム。
  3. 前記問合せ条件判定手段は、前記状態情報が、前記問合せ条件に含まれる前記通知を要する情報内容に合致すると、前記問合せを行うと判定する、請求項1又は2に記載の状態情報提供システム。
  4. 前記問合せ条件判定手段は、前記状態情報と、前記問合せ条件に含まれる前記通知を要する情報内容とが所定の関係を満たすとき、前記問合せを行うと判定する、請求項1又は2に記載の状態情報提供システム。
  5. 前記問合せ条件判定手段は、前記問合せを行うと判定すると、前記ユーザーに、前記状態情報の開示の可否を問い合わせる、請求項1〜4の何れか一に記載の状態情報提供システム。
  6. 前記状態情報の開示の可否を示す情報とユーザー識別子とを含む状態情報配信ルールを記憶する状態情報配信ルール記憶手段に、状態情報取得対象のユーザーのユーザー識別子を含む状態情報配信ルールが記憶されているか否かを判定し、記憶されていないと判定すると、前記問合せ条件判定手段に、問合せを行うか否かの判定を要求する状態情報配信制御手段を更に有する、請求項1〜5の何れか一に記載の状態情報提供システム。
  7. 前記状態情報配信制御手段は、前記状態情報配信ルール記憶手段に、前記ユーザーのユーザー識別子を含む状態情報配信ルールが記憶されていると判定すると、前記状態情報配信ルールにおける前記状態情報の開示の可否を示す情報が開示可能を示す情報であるか否かを判定し、開示可能を示す情報であると判定すると、前記状態情報記憶手段から前記ユーザーの状態情報を取得する、請求項6に記載の状態情報提供システム。
  8. 前記ユーザーが前記状態情報の開示又は拒否を示す情報を入力すると、該入力された状態情報の開示の可否を示す情報とユーザー識別子とを含む状態情報配信ルールを作成し、該作成した状態情報配信ルールを前記状態情報配信ルール記憶手段に記憶する状態情報配信ルール更新手段を更に有する、請求項6又は7に記載の状態情報提供システム。
  9. ユーザーが訪問対応可能であるか否かを示す在宅情報の開示の可否を示す情報とユーザー識別子とを含む在宅情報配信ルールを記憶する在宅情報配信ルール記憶手段に、在宅情報取得対象のユーザーのユーザー識別子を含む在宅情報配信ルールが記憶されているか否かを判定し、記憶されていないと判定すると、前記在宅情報の開示の可否を前記ユーザーに問い合わせるか否かの判定を要求する在宅情報配信制御手段と、
    前記判定を要求されると、前記在宅情報を記憶する在宅情報記憶手段からユーザーの在宅情報を取得し、該取得した在宅情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記在宅情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する問合せ条件判定手段とを備える在宅情報提供システム。
  10. 前記在宅情報配信制御手段は、前記ユーザーのユーザー識別子を含む在宅情報配信ルールが記憶されていると判定すると、前記在宅情報配信ルールにおける前記在宅情報の開示の可否を示す情報が開示可能を示す情報であるか否かを判定し、開示可能を示す情報であると判定すると、前記在宅情報記憶手段から前記ユーザーの在宅情報を取得する、請求項9に記載の在宅情報提供システム。
  11. ユーザーの位置情報の開示の可否を示す情報とユーザー識別子とを含む位置情報配信ルールを記憶する位置情報配信ルール記憶手段に、位置情報取得対象のユーザーのユーザー識別子を含む位置情報配信ルールが記憶されているか否かを判定し、記憶されていないと判定すると、前記位置情報の開示の可否を前記ユーザーに問い合わせるか否かの判定を要求する位置情報配信制御手段と、
    前記判定を要求されると、前記位置情報を記憶する位置情報記憶手段からユーザーの位置情報を取得し、該取得した位置情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記位置情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する問合せ条件判定手段とを備える位置情報提供システム。
  12. 前記位置情報配信制御手段は、前記ユーザーのユーザー識別子を含む位置情報配信ルールが記憶されていると判定すると、前記位置情報配信ルールにおける前記位置情報の開示の可否を示す情報が開示可能を示す情報であるか否かを判定し、開示可能を示す情報であると判定すると、前記位置情報記憶手段から前記ユーザーの位置情報を取得する、請求項11に記載の位置情報提供システム。
  13. ユーザーに対してユーザーの状態情報の開示の可否を問い合せた上で、ユーザーの状態情報の提供を行う方法であって、
    前記ユーザーの状態情報を記憶する状態情報記憶手段から状態情報を取得し、該取得した状態情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記状態情報の開示の可否を問い合せるか否かを判定する状態情報提供方法。
  14. コンピュータに、ユーザーに対してユーザーの状態情報の開示の可否を問い合せた上で、ユーザーの状態情報の提供を行う処理を実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記ユーザーの状態情報を記憶する状態情報記憶手段から状態情報を取得し、該取得した状態情報と、通知を要する情報内容を指定する情報を含む問合せ条件とに基づいて、前記ユーザーに対して、前記状態情報の開示の可否を問い合わせるか否かを判定する処理を実行させるプログラム。
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