JP2009180311A - ホース口金具用樹脂製ニップルおよびホース口金具接続構造 - Google Patents

ホース口金具用樹脂製ニップルおよびホース口金具接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ホース口金具に含まれる樹脂製ニップルであって、射出成形の際に生じるパーティングラインに係る漏水が防止され、さらに締め具によりホースの外周面側から加締める際の圧力によるニップルの変形または割れ等が防止された構造を有するニップルおよびそのニップルを有するホース口金具をホースに接続したホース口金具接続構造を提供する。
【解決手段】前記ニップルの外周面に少なくとも1個の環状体を、前記環状体の内周が前記ニップルの外周に接触するように配設させたホース口金具用ニップルとすること、特に、前記環状体を前記ニップルに接合一体化させたホース口金具用ニップルとすることで解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホース口金具に用いられる樹脂製ニップルおよびホース口金具接続構造に関し、例えば、台所の流し台または洗面台の水栓金具やトイレ貯水タンク、その他給水・給湯用の可とう性ホースに挿入され加締められて使用される口金具用樹脂製ニップル、およびそのニップルを有するホース口金具とホースとの接続構造に関する。
従来から、家屋内の上水道の配管には可とう性ホースが使用され、可とう性ホースを接続する口金具に用いられるニップルは金属製および樹脂製のものが使用されている。金属製ニップルは、真鍮製またはステンレス製の棒材から切削加工により作製される。これをホースに挿入し、ステンレス製等の金属製スリーブによりホースの外周面側から加締めることによってホースと接続させている。これらの金属製ニップルは水道水による腐食に比較的耐性がある材質であること、加締めに対する強度が十分に有する点で優位である。
一方、樹脂製ニップルは生産性が高いという点で優位である。しかしながら、樹脂製ニップルは強度の面では金属製に比較すると必ずしも十分とは言えない。金属製の場合と同様に樹脂製ニップルをホースに挿入し、金属製の筒状のスリーブ等の締め具によりホース外周面側から加締めるが、その際に、樹脂の材質によっては強度不足のために変形または割れが生じることがある。
このような問題に対して、樹脂配管の接続端部に金属製の筒状体を埋設して、加締めに対する樹脂配管の強度を確保する樹脂配管の接続端部構造が知られている(特許文献1)。
また、樹脂製ニップルは一般的に樹脂の射出成形で製造されるため、金型が使用されている。その金型の割り面はニップルの形状からニップルの軸方向に生じるのが通常である。そのため、成形されたニップルには、金型の割り面跡であるパーティングラインがニップルの両端へ向かい、軸方向に一直線上に生じる。従って、パーティングラインの食い違いが大きい場合やバリが生じている場合には、ニップルをホースに挿入し、締め具によりホースの外周面側から加締める際に、パーティングラインを伝って、流体が通り抜け、漏水に至る場合がある。前記特許文献1の構造では、この問題についての対策とはならない。
特開2006−234129号公報 特開2007−71222号公報 特開2007−120511号公報
本発明は上記問題点を考慮し、ホース口金具に含まれる樹脂製ニップルであって、上記パーティングラインに係る漏水が防止され、さらに締め具によりホースの外周面側から加締める際の圧力によるニップルの変形または割れ等が防止された構造を有するニップルおよびそのニップルを有するホース口金具をホースに接続したホース口金具接続構造を提供することを目的とする。
上記目的は、ホースの端部内側に挿入される樹脂製の略円筒状のニップルであって、前記ニップルの外周面に少なくとも1個の環状体が、前記環状体の内周が前記ニップルの外周に接触するように配設されていることを特徴とする口金具用ニップルにより達成される。
これにより、樹脂製ニップルを射出成形により製造する際に、金型の割り面に沿って生じるパーティングラインが、ニップルの外周面に配設されている前記環状体によって分断されることで、可とう性ホースを接続した際にパーティングラインを伝って生じる漏水を防ぐことができる。さらに、前記環状体がホースの外周面側から加締める際の圧力を受けることで、樹脂製ニップルの変形や割れを防止することができる。
本発明に係る口金具用ニップルの好ましい態様は以下の通りである。
(1)前記環状体が前記ニップルと接合一体化されている。
(2)前記環状体の材料が金属、熱硬化性樹脂、ゴム、または熱可塑性樹脂の少なくとも1種を含んでいる。
(3)前記環状体がゴム製のO−リングである。
(4)前記環状体が外周面に周方向に形成された少なくとも1個の溝部を有する環状体である。
(5)前記溝部を有する環状体が溝部内に配設される別のゴム製のO−リングを有している。
本出願において、O−リングとは断面形状が円である環状体のことを言う。
また、上記目的は、本発明に係る口金具ニップルを以下の方法により製造することにより達成される。
(1)前記環状体を予め前記ニップルの射出成形用金型の表面に配置し、加熱融解した前記ニップルの成形材料を金型に射出注入し、冷却固化することにより前記ニップルと前記環状体とを一体成形することを特徴とする口金具用ニップルの製造方法。
(2)加熱融解した熱可塑性樹脂製環状体の成形材料を一次成形用金型に射出注入し、冷却固化し、次いで加熱融解した前記ニップルの成形材料を二次成形用金型に射出注入し、冷却固化する2色成形をすることにより、前記ニップルと前記環状体とを一体成形することを特徴とする口金具用ニップルの製造方法。
(3)ゴム製の環状体を前記ニップルの外周面に加硫接着により接合一体化することを特徴とする口金具用ニップルの製造方法。
さらに、上記目的は、本発明に係る口金具ニップルを含むホース口金具と、前記ニップルが挿入されたホースと、前記ニップルと前記ホースとの重なり部分においてホースの外周面側に配置される締め具とを有することを特徴とするホース口金具接続構造により達成される。
これにより、ホース端部内側に前記ニップルを挿入し、ホースの外周面側から金属製の締め具で加締めることで、ホースとホース口金具とを接続することができる。このとき、本発明の口金具ニップルを有しているので、上記パーティングラインに係わる漏水を防ぐことができ、加締める際の圧力によるニップルの変形や割れを防止することができる。
本発明に係るホース口金具接続構造の好ましい態様は以下の通りである。
(1)前記ホースが少なくとも樹脂製の内面層チューブと、前記内面層チューブの外周を覆う補強層とを含んで構成されている。
(2)前記ホースの樹脂製の内面層チューブが、フッ素樹脂、ポリブテン樹脂、ポリエチレン樹脂、または架橋ポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含む単層構造であるか、または前記樹脂からなる内層と、前記内層の外周を覆う熱可塑性エラストマーの外層からなる複層構造である。
(3)前記ホースの補強層が繊維および/または金属ワイヤーを有する単層構造あるいは複層構造である。
(4)前記ホースが補強層の外周を覆う外被層を含んで構成されている。
本発明によれば、樹脂製ニップルにおけるパーティングラインが分断されているので、上記パーティングラインに係る漏水が防止され、さらにホース外周面側から加締める際の圧力による変形や割れが防止された口金具用ニップルを得ることができる。また、シール性に優れたホース口金具接続構造とすることができる。
以下、本発明の実施形態に係る口金具用ニップルおよびホース口金具接続構造について図面を参照して説明する。
本発明のホース口金具用ニップル24を含むホース口金具22の構造の代表的な1例を図1に示す。樹脂製の略円筒状のニップル24はその外周面の一部に環状体50がはめ込まれた状態で接合一体化されている。ニップル24を射出成形する際に、金型の割り面に生じるパーティングラインはニップル24の軸方向に一直線上に生じ、漏水の原因となるが、ニップル24本体の射出成形とは切り離されている環状体50の内周がニップル24の外周に接触して接合一体化されていると、パーティングラインを分断することができ、上記パーティングラインに係る漏水を防止することができる。また、環状体50がホースを加締める際の圧力を受けることで、ニップル24の変形や割れを防止することができる。
図2(A)に本発明の口金具用ニップル24を含むホース口金具22の別の代表例を示す。また、図2(B)に環状体50近傍の部分拡大図を示す。図1と同様にニップル24はその外周面の一部に環状体50がはめ込まれた状態で接合一体化されており、上記パーティングラインに係る漏水を防止することができる。さらに、図2における環状体50には外周面に周方向に形成された溝部51を有しており、溝部内にはゴム製のO−リング52が配設されている。従って、図2における環状体50は、例えば金属製環状体などの強度の高い環状体を用いることで、ホースを加締める際の圧力を受けることで、ニップル24の変形や割れを防止すると共に、溝部51にO−リング52が配設されていることによって、ホースを加締める際にホースの内側にO−リング52が密着し、シール性を向上させることができる。この場合、高いシール性を維持するためにはO−リング52の外径D4に対して、環状体50の外径D2は、D4>D2の関係が成り立つことが好ましい。
また、図3に図2のホース口金具22とホース14とが接続された状態、即ち本発明のホース口金具接続構造12の代表的な1例を示す。ホース口金具接続構造12は、ホース14と本発明に係る口金具ニップル24を有するホース口金具22と、及びこれらの重なり部34においてホース14の外周面側に配置される締め具20で構成されている。締め具20は例えば金属製の筒状のスリーブであり、内周側へ加締められることにより、ニップル24の外周面に対し、ホース14を押圧する作用を有している。
図3に示すように、ニップル24はホース14の内径D3よりも大きな外径D1を有している。ニップル24の先端、即ちホース14内への挿入端側には先細り部26が形成され、ホース14内へ容易に挿入できるようになっている。
先細り部26と反対側の端部は拡径されると共に、外周にフランジが形成された拡径部28とされている。フランジにはナット30等が掛けられて、他の配管等への接続に供される。
拡径部28から先細り部26側に所定距離だけ離間した位置には、ニップル24を部分的に拡径したフランジ状の係止部32が形成されている。ホース14内にニップル24が挿入された状態で、ホース14の先端14Tの近傍が拡径部28と係止部32との間に入り込むと共に係止部32に掛止されて、不用意な抜けが防止される。
図4に本発明のホース口金具接続構造12に用いられる代表的なホース14の構造の1例を示す。内面層チューブ1、その外周を覆う補強層2、その外周を覆う外被層3から構成されている。内面層チューブ1は弾性を有しており、単層構造であっても、内層と外層の複層構造であってもよい。補強層2はポリエステル繊維等の繊維を編組み又はスパイラル巻きした単層構造である。
図5には図4とは別の本発明のホース口金具接続構造12に用いられる代表的なホース14の構造の1例を示す。図5においては上記図4のホースにおける補強層2が繊維層2D〜2Fとその外側の金属ワイヤー層2Gで構成される複層構造となっている。繊維層2D〜2Fはポリエステル繊維等の繊維を編組みまたはスパイラル巻きしたものであり、金属ワイヤー層2Gは金属ワイヤーを編組みしたものである。
本発明において樹脂製ニップル24の材料は本発明の目的を達成し、必要とする品質に応じた強度および安全性を備えていれば、いかなるものでも良く、例えばポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂が使用できる。強度を維持するため上記樹脂がガラス繊維補強されていても良い。特にクリープ(長時間の負荷がかかった際の変形)を防ぐためにはガラス繊維補強は有効である。ガラス繊維の配合量は強度及び成形の容易さから5〜50%が好ましく、特に20〜30%が好ましい。
図1に示す環状体50を配設する位置は、ニップル24をホース14に挿入した際に、ホース14の内周面に接する位置であれば、いずれでも良い。ホース外周面側から締め具20により加締める際に圧力が掛る位置に配設することで、ニップルに対する補強の効果が期待できる。また、環状体50の形状は、断面形状が円、だ円、正方形、長方形、多角形等いずれでも良く、大きさ(幅、厚み)もニップル24の外周面に接合一体化させ、パーティングラインを分断させるために十分な接合面積を満たせば、必要とする強度やシール性に応じて適宜設定することができる。断面形また、環状体の個数については、少なくとも1個が配設されていれば良く、必要に応じて、複数個配設することもできる。
環状体50はニップル24と接合一体化されていることが好ましい。接合一体化する方法としては、ニップル24の作製の後に接着剤を用いて環状体50の内周全体をニップル24の外周に張り付けてもよく、後述する製造方法によりニップル24と環状体50を一体成形しても良い。
環状体50の材料は本発明の目的を達成するものであれば、いかなる種類でも良い。例えば、金属、熱硬化性樹脂、ゴム、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、カーボン・グラファイト、ガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック等が挙げることができ、目的とするニップル24の品質に応じて選択することができる。特に、ニップル24の強度を高めるためにはステンレス、真鍮等の金属、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂が好ましく、シール性を高めるためにはクロロプレンゴム、シリコンゴム、イソプレンゴム、天然ゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム等のゴムが好ましく、加工性の点ではポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂が好ましい。
環状体50がゴム製のO−リングであっても良い。この場合はホースを加締める際のニップル24の変形または割れを防止する効果は低いが、パーティングラインを分断するとともに、上記の様に効果的にシール性を確保することができる。O−リングの材料ゴムは上記のいずれのゴムでも良く、特に圧力永久ひずみが生じ難いシリコンゴム、イソプレンゴム、天然ゴム、クロロプレンゴム等が好ましい。
環状体50の材料が金属、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂製等の強度の高い材料である場合、環状体50の外周面は平滑であっても良く、溝部や断面視にて鋸歯様(鋸歯の向きはニップル24が挿入された状態でホース14の抜けに対して抵抗性が生じる向きが好ましい)になっているような凸凹があっても良い。好ましくは、環状体50は図2で説明したように外周面に周方向に形成された1個または複数個の溝部51を有している。また、その溝部内に別のゴム製のO−リング52が配設されていることが好ましい。O−リング52を有する場合はホースが比較的硬いものであってもシール性が確保される。
本発明の口金具用ニップルの製造方法としては、環状体50の材料が上記のいかなるものであっても、環状体50を予めニップル24の射出成形用金型の表面に配置し、型締めし、加熱融解したニップル24の成形材料を金型に射出注入し、保圧後、冷却固化し、型開きし、ニップル24と環状体50とを一体成形することにより本発明の口金具用ニップルを製造することができる。ただし、この場合、環状体50の材料は射出成形の際の熱により溶融しないものであることが必要である。溶融した場合は上記パーティングラインを分断することができない。金属製環状体等の接合一体化し難い環状体の場合は有機系皮膜処理等の表面処理を行っても良い。
なお、上記の様に環状体50を予めニップル24の射出成形用金型の表面に配置し、ニップル24を射出成形することにより本発明の口金具用ニップルを製造したときは、環状体50がニップル24に接合一体化しない場合であっても、環状体50がニップル24の外周面に配設されていることにより、金型の割り面に生じるパーティングラインは分断されている。環状体50の材料が金属などの硬質の材料である場合は、環状体50がニップル24に接合一体化していないときはその隙間から漏水が発生することになるが、環状体50の材料がゴムの様なエラストマーの場合は、パーティングラインが分断されている部分において、環状体50がホース外周面側から加締められるため、シール性が確保され、漏水を防止することができる。この効果を期待する場合、エラストマーはゴム、熱可塑性エラストマーいずれでも良いが、耐熱性、圧力永久ひずみが生じ難いものを選択するのが好ましい。特に上記のゴムが好ましい。
また、環状体50の材料が熱可塑性樹脂である場合、ニップル24との2色成形により、ニップル24と環状体50とを一体成型することで、本発明の口金具用ニップルを製造することができる。即ち、環状体50射出成形用の一次成形用金型を型締めし、加熱融解した環状体50の成形材料を一次成形用金型に射出注入し、冷却固化し、型開きし、次いで一次成形品部を取り込んだニップル24射出成形用の二次成形用金型を型締めし、加熱融解したニップル24の成形材料を二次成形用金型に射出注入し、冷却固化し、型開きする成形方法である。2色成形の方式は本発明の口金具用ニップルが製造できればいずれでも良い。ただし、ニップル24に生じるパーティングラインと環状体50に生じるパーティングラインがニップル24の軸方向に一致しないことが必要である。一致した場合は上記パーティングラインを分断することができないため、上記パーティングラインに係る漏水を防止することができない。
また、環状体50の材料がゴムの場合、加硫接着により、環状体50をニップル24に接合一体化することにより本発明の口金具用ニップルを製造することができる。加硫接着はゴム製の環状体50がニップル24に接合一体化すればいかなる方法を用いても良く、例えば、ニップル24を作製した後、環状体50をニップル24にはめ込み、加熱処理または熱プレス処理により行い、直接加硫接着しても、加硫接着剤を用いて間接加硫接着しても良い。また、環状体50を上記のように予めニップル24の射出成形用金型の表面に配置し、型締めし、加熱融解したニップル24の成形材料を金型に射出注入し、その熱で環状体50をニップル24の外周面に加硫接着させ、冷却固化することにより接合一体化しても良い。効率的に製造できる点で、後者の方が好ましい。材料ゴムは、上記のいずれのゴムでも良く、特に圧力永久ひずみが生じ難いシリコンゴム、イソプレンゴム、天然ゴム、クロロプレンゴム等が好ましい。
図3で説明したように、本発明に係るホース口金具接続構造12は、少なくとも本発明に係る口金具用ニップル24を有するホース口金具22と、ニップル24が挿入された可とう性ホース14と、ニップル24とホース14との重なり部分においてホースの外周面側に配置される締め具20とを含む。ホース口金具22は本発明に係る口金具用ニップル24を含んで構成されていれば、いかなるものでも良く、目的に応じて適宜選択することができる。例えば特許文献2または特許文献3に示されたようなホース口金具の構造であっても良い。また、ナット30は金属製であっても、樹脂製であっても良い。締め具20は本発明の目的を達成するものであれば、いかなるものでも良い。好ましくは、本発明に係る口金具用ニップル24を効果的に機能させるために金属製の筒状のスリーブが良く、特に錆が発生しにくいステンレス製スリーブが良い。
ホース14は可とう性ホースであり、本発明の目的を達成するものであればいかなるものでも良い。給水等に使用する際の圧力に対する強度を確保するため、図4に示したように内面層チューブ1と、その外周を覆う補強層2を含んで構成されていることが好ましい。内面層チューブ1は、本発明の目的を達成するものであれば、いかなる材質および構造でも良く、ホース14の必要とする柔軟性等の品質に応じて選択することができる。例えば、フッ素樹脂、ポリブテン樹脂、ポリエチレン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂、ゴム等の単層構造としても、それらの樹脂を内層として、その外周をポリオレフィン系エラストマーの外層で覆った構造や、ゴム等の内面にフッ素樹脂コーティングする構造の複層構造としても良い。特に、給水又は給湯用など水道水と接する場合は、塩素対策として、接液部である最内面はフッ素樹脂、ポリエチレン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂、またはポリブテン樹脂の少なくとも1種を含んで構成されていることが好ましい。また、内面層チューブを単層構造とした場合に、硬くなり、曲がりにくくなることを考慮すると、内面層チューブを複層構造とし、前記樹脂を内層として、その外周を熱可塑性エラストマーの外層で覆った構造としても良い。熱可塑性エラストマーは、いかなるものでも良く、必要とする品質に応じて選択できる。例えばポリオレフィン系エラストマーを用いることができる。
図4に示す補強層2は本発明の目的を達成するものであれば、いかなる繊維または金属ワイヤーでも、いかなる構造でも良く、ホース14の必要とする品質に応じて選択することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンナフタレート繊維等のポリエステル繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維などの合成繊維またはコットン繊維などの植物性繊維でも良く、これらを単独で使用しても複数種を併用しても良い。繊維の太さは50デニール〜2500デニールとすることが好ましく、構造は編組みまたはスパイラル巻きして、編組み層または互いに対をなす方向に巻き付けられたスパイラル層として形成される構造が好ましい。また、金属ワイヤーの場合は、例えばステンレスワイヤー、鉄ワイヤー、銅ワイヤー、アルミニウムワイヤーなどでも良く、特に錆が発生しにくいステンレスワイヤーが好ましい。金属ワイヤーの引張強さは1500N/mm2〜3000N/mm2が好ましく、線径は0.15mm〜0.5mmが好ましく、特に柔軟性と強度の点から0.2mm〜0.3mmが好ましい。金属ワイヤーの場合は編み込み構造が好ましい。ホースの柔軟性を考慮すると、スパイラル状に巻き付けるとピッチが粗密になるからである。編組み密度は70%〜95%、編み上げ角度は50°〜60°とすることが好ましい。
また、図5に示したように補強層2を複層構造で構成することもできる。繊維層2D〜2Fがポリエステル繊維などの上記の繊維で形成され、この場合、繊維をスパイラル状に巻き付けた第1繊維層2Dとこの第1繊維層2Dとは逆向きのスパイラル状に巻き付けた第2繊維層2E、さらに第1、第2繊維層2D、2Eを安定化させる保持層として押え糸層2Fが形成されるのが好ましい。その外周に金属ワイヤー層2Gがステンレスワイヤーなどの上記の金属ワイヤーを編組みして形成され、複層構造とすることができる。この場合、ホースの柔軟性を考慮すると、編み組み密度は15%〜55%、編み上げ角度は54°〜70°とすることが望ましい。
さらに、ホース14は図4および5に示したように、必要に応じて補強層2の外周を覆う外被層3を含んで構成することができる。外被層は本発明の目的を達成するものであれば、いかなる樹脂でも良く、ホース14の必要とする柔軟性等の品質に応じて選択することができる。特に、ポリウレタン、ポリプロピレンが好ましく、特にポリプロピレンが加工性の点から好ましい。さらに、前記ホースに、より柔軟性を求める場合はポリプロピレンとスチレン−ビニル−イソプレントリブロック共重合体のビニル−イソプレン相の水素添加物(以下、水素添加スチレンブタジエンラバーと略記する)を混合した、スチレン系熱可塑性エラストマー組成物を前記樹脂材料としても良い。水素添加スチレンブタジエンラバーを混合する割合は、総樹脂量に対して、40質量%〜80質量%が好ましい。
なお、本発明は上記の実施の形態の構成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々変形が可能である。
本発明の口金具用ニップルを有するホース口金具の実施形態の一例を示す一部を断面とした側面図である。 本発明の口金具用ニップルを有するホース口金具の実施形態の他の例を示し、(A)は一部を断面とした全体側面図、(B)は一部を部分拡大して示す断面図である。 本発明の口金具用ニップルを有するホース口金具が適用されたホース口金具接続構造の実施形態の一例を示す断面図である。 本発明のホース口金具接続構造の構成に含まれるホースの一例を示す一部断面斜視図である。 本発明のホース口金具接続構造の構成に含まれるホースの他の一例を示す一部断面斜視図である。
符号の説明
1 内面層チューブ
2 補強層
3 外被層
12 ホース口金具接続構造
14 ホース
20 締め具
22 ホース口金具
24 ニップル
26 先細り部
28 拡径部
30 ナット
32 係止部
34 重なり部
50 環状体
51 凹溝
52 O−リング

Claims (14)

  1. ホースの端部内側に挿入される樹脂製の略円筒状のニップルであって、前記ニップルの外周面に少なくとも1個の環状体が、前記環状体の内周が前記ニップルの外周に接触するように配設されていることを特徴とする口金具用ニップル。
  2. 前記環状体が前記ニップルと接合一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の口金具用ニップル。
  3. 前記環状体の材料が金属、熱硬化性樹脂、ゴムまたは熱可塑性樹脂の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の口金具用ニップル。
  4. 前記環状体がゴム製のO−リングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の口金具用ニップル。
  5. 前記環状体が外周面に周方向に形成された少なくとも1個の溝部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の口金具用ニップル。
  6. 前記溝部を有する環状体が該溝部内に配設されるゴム製のO−リングを有することを特徴とする請求項5に記載の口金具用ニップル。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の口金具用ニップルを製造する方法であって、前記環状体を予め前記ニップルの射出成形用金型の表面に配置し、加熱融解した前記ニップルの成形材料を該金型に射出注入し、冷却固化することにより前記ニップルと前記環状体とを一体成形することを特徴とする製造方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の口金具用ニップルを製造する方法であって、加熱融解した熱可塑性樹脂製環状体の成形材料を一次成形用金型に射出注入し、冷却固化し、次いで加熱融解した前記ニップルの成形材料を二次成形用金型に射出注入し、冷却固化する2色成形をすることにより、前記ニップルと該環状体とを一体成形することを特徴とする製造方法。
  9. 請求項3または4に記載の口金具用ニップルを製造する方法であって、ゴム製の環状体を前記ニップル外周面に加硫接着により接合一体化することを特徴とする製造方法。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の口金具用ニップルを含むホース口金具と、前記ニップルが挿入されたホースと、前記ニップルと前記ホースとの重なり部分においてホースの外周面側に配置される締め具とを有することを特徴とするホース口金具接続構造。
  11. 前記ホースが少なくとも樹脂製の内面層チューブと、前記内面層チューブの外周を覆う補強層とを含んで構成されていることを特徴とする請求項10に記載のホース口金具接続構造。
  12. 前記ホースの樹脂製の内面層チューブが、フッ素樹脂、ポリブテン樹脂、ポリエチレン樹脂、または架橋ポリエチレン樹脂の少なくとも1種を含む単層構造であるか、または前記樹脂からなる内層と、前記内層の外周を覆う熱可塑性エラストマーの外層からなる複層構造であることを特徴とする請求項11に記載のホース口金具接続構造。
  13. 前記ホースの補強層が繊維および/または金属ワイヤーを有する単層構造あるいは複層構造であることを特徴とする請求項11または12に記載のホース口金具接続構造。
  14. 前記ホースが補強層の外周を覆う外被層を含んで構成されていることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のホース口金具接続構造。
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