JP6573322B2 - 合成樹脂製パイプ - Google Patents
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Description
さらに、第3発明のようにすると、補強筒体が一体化される部分を少なくしながら効率的にパイプの耐圧性が高められる。
本実施形態においては、1つの補強体12がパイプ中間部11Mのパイプ長さ方向中央部に設けられており、補強体12が設けられた部位の両側に、補強されていない部位11N、11Nが設けられている。
本実施形態では、補強筒体12が一体化されていない部分11Nのパイプ軸方向長さL2は、0.8D程度とされている。
射出成型工程に先立って、補強筒体12を準備しておく。補強筒体12は金属のパイプ形成加工、プレス加工や切削加工などの公知の製造方法により、所定の形状のものが製造できる。補強繊維が周方向に配向された補強筒体12を製造するのであれば、補強繊維(例えばガラス繊維)が一方向に引きそろえられてシート状にされた補強繊維プリグレブを所定の幅と長さに裁断したものを準備し、そのプリグレブの裁断片(テープ)を、所定の径の軸の外周部に、補強繊維が周方向に配向するように巻きつける。そして、プリグレブに含まれる樹脂成分を硬化させて、巻きつけたプリグレブを筒状の補強筒体12にして軸から取り外せばよい。
また、補強筒体12が、内周面に、凸条または突起などを有している場合には、それらを利用してコア型と補強筒体12の位置決めを行えば、補強筒体12の軸方向位置を的確に維持した状態で、インサート射出成型用の金型の内部に補強筒体12が保持できて好ましい。
型閉じされた金型に、ゲートを通じて液状の樹脂材料を射出し、キャビティを充填する。そして、樹脂を硬化する。樹脂の硬化は、冷却や加熱など、使用する樹脂の性質に応じて行われる。樹脂が硬化すると、パイプ本体11の内周の所定の位置に補強筒体12が接合一体化された合成樹脂製パイプ1となるので、型開きして合成樹脂製パイプ1を取り出せばよい。この様なインサート射出成型法を利用した製造方法で合成樹脂製パイプ1を製造すれば、耐圧性に優れる合成樹脂製パイプ1を効率的に製造することができる。
合成樹脂製パイプ1によれば、内圧に対するパイプの耐圧性が向上する。合成樹脂製パイプ1には、補強筒体が一体化されていない部分11Nがあるが、その部分においても、耐圧性が向上する。発明者の検討によれば、補強筒体が一体化されていない部分11Nのパイプ軸方向長さL2が、合成樹脂製パイプの直径をDとして、0.3D≦L2≦1.5Dの長さとされていれば、補強筒体12が一体化されていない部分11Nにおいても、耐圧性の向上が認められることがわかった。
したがって、このような技術理解に基づいて設計する限り、補強は、パイプの全長にわたって行う必要がある。そのような補強は不可能ではないが、補強が大がかりとなるため、そもそもパイプを合成樹脂化しようとしていた、軽量化、低コスト化、周辺部材の一体化等の要請を没却してしまうものである。
補強筒体12が一体化されていない部分11Nにおいて、合成樹脂製パイプの耐圧性が向上するメカニズムは以下のものであると推察する。
11 パイプ本体
111 シール溝
11N 補強筒体がない部分
12 補強筒体
2 Oリング
3,4 管路ブロック
31,41 管路
5,6,7 合成樹脂製パイプ
51,61,71 パイプ本体
511、611 雄ネジ
51N、61N、71N 補強筒体がない部分
52、62、63、72、73 補強筒体
Claims (5)
- 内圧が負荷される圧力配管に使用される合成樹脂製パイプであって、
合成樹脂製パイプの両端部の外周面には、シール部材が装着されるべきシール溝、もしくは雄ネジが設けられており、
当該シール溝もしくは雄ネジの間に延在する合成樹脂製パイプ中間部には、少なくとも1つの補強筒体がパイプの内周側に接合一体化されており、
前記中間部においては、前記補強筒体が一体化された部分と補強筒体が一体化されていない部分とが交互に設けられていて、
補強筒体が一体化されていない部分のパイプ軸方向長さL2は、合成樹脂製パイプの直径をDとして、0.3D≦L2≦1.5Dの長さとされている
合成樹脂製パイプ。 - パイプの内周側に接合一体化された補強筒体の外周面が、パイプ中間部を構成する合成樹脂と密着している請求項1に記載の合成樹脂製パイプ。
- 補強筒体が直筒状であり、補強筒体の長さL1が、0.5D≦L1≦2Dの長さとされている請求項1に記載の合成樹脂製パイプ。
- 補強筒体の数が1つであり、補強筒体が前記パイプ中間部の長さ方向中央部に設けられた請求項3に記載の合成樹脂製パイプ。
- 内圧が負荷される圧力配管に使用される合成樹脂製パイプであって、
合成樹脂製パイプには、複数の補強筒体が一体化されており、補強筒体のうち少なくとも1つの補強筒体は、パイプの内周側に接合一体化されており、
少なくとも合成樹脂製パイプの両端部に、それぞれ前記補強筒体が設けられており、
合成樹脂製パイプにおいては、前記補強筒体が一体化された部分と補強筒体が一体化されていない部分とが交互に設けられていて、
補強筒体が一体化されていない部分のパイプ軸方向長さL2は、合成樹脂製パイプの直径をDとして、0.3D≦L2≦1.5Dの長さとされている
合成樹脂製パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016026892A JP6573322B2 (ja) | 2016-02-16 | 2016-02-16 | 合成樹脂製パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016026892A JP6573322B2 (ja) | 2016-02-16 | 2016-02-16 | 合成樹脂製パイプ |
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JP2017145858A JP2017145858A (ja) | 2017-08-24 |
JP6573322B2 true JP6573322B2 (ja) | 2019-09-11 |
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JP2016026892A Active JP6573322B2 (ja) | 2016-02-16 | 2016-02-16 | 合成樹脂製パイプ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6573322B2 (ja) |
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2016
- 2016-02-16 JP JP2016026892A patent/JP6573322B2/ja active Active
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JP2017145858A (ja) | 2017-08-24 |
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