JP2014095461A - ホース用継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホースの加締め固定に耐え得る強度を維持しつつ、軽量化および低コストを実現させたホース用継手を提供する。
【解決手段】ホース端部に挿入される接続部を有するニップルと接続部との間でホース端部を挟み込んで固定するスリーブ40とを具え、スリーブ40は、スリーブ40の軸線方向の一端側に径方向内側に突出する内向きフランジ部41を有し、接続部の周囲には内向きフランジ部41の少なくとも一部が入り込む凹部25が設けられ、かつ、凹部25より軸線方向の他端側で、凹部25とホース端部の先端面との間の、凹部25に隣接する位置に凹部25より外周側に突き出る凸部26が設けられたホース用継手であって、ニップルの少なくとも接続部は強化剤を含む強化樹脂からなり、ニップルの中心軸線Aから、内向きフランジ部41の先端までの距離D1と、凹部26の底部28までの距離D2と、凸部26の頂点までの距離D3とが、D2≦D1<D3。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホースの端部に挿入されるニップルと、ホース端部の外周側に嵌め合わされて、ニップルとの間でホース端部を挟み込んで固定する筒状のスリーブとを具えるホース用継手、特には、ホースの加締め固定に耐え得る強度を維持しつつ、軽量化および低コストを実現させた、給水用ホースまたは給湯用ホース(水栓、トイレ用配管など)に好適なホース用継手を提案するものである。
ゴムまたは樹脂製のホースを他の機器に接続するために用いられるこの種のホース用継手は、一般に、黄銅や青銅などの銅合金その他の金属材料で形成されることがある。かかるホース用継手を構成するニップルおよびスリーブ等を有する継手に、金属材料が用いられる理由としては、加工性や所要の強度を確保するためであり、特に、ホース端部をニップルとスリーブとの間に挟み込んで固定するべくスリーブを縮径させて塑性変形させる、いわゆる加締め固定の際に、内側のニップルが潰れて変形ないしは破壊等することを防止するためである。
この一方で、金属製のホース用継手は、各構成部品の重量が大きいことに起因して、輸送時に車両が排出するCO量が増大することの他、特に水栓配管等として使用されるホース用の継手を構成するニップルが銅合金製である場合、ニップル内を通過する水に、銅合金に含まれる鉛やカドミウムが流出するおそれがあることから、環境や健康への影響が懸念されている。
上述の問題に対しては、内部を水が流れるニップルを、例えば特許文献1に記載されているような樹脂製のものに変更にすることで、金属製のものに比して、軽量化を実現するとともに、環境や健康への影響を軽減することができる。また、ニップルを樹脂製のものにすることにより、製造に要するコストの低減も図られている。
特開2010−236567号公報
樹脂製のニップルとした場合は、ニップルの接続部が挿入されたホース端部を、スリーブとの間に挟み込んで固定するための加締め固定に際して、樹脂製のニップルが、これに耐え得る機械強度(以下、単に「強度」ともいう)を有していないことから、スリーブの縮径変形による加締め固定を行うことができず、それ故に、スリーブに代えてバンド等による簡易的な締め込みを施していた。しかし、そのような簡易的な締め込みでは、ホース端部をホース用継手に確実に固定できず、ホースの使用中に締め込みが緩んで、ホース用継手とホース端部との間で漏水が生じたり、ホース端部が継手から抜けたりすることがあった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ホースの加締め固定に耐え得る強度を維持しつつ、軽量化および低コストを実現させたホース用継手を提供することを目的とする。
前記課題を達成するための本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明のホース用継手は、ホースの端部に挿入される接続部を有するニップルと、該接続部が挿入された該ホース端部の外周側に嵌め合わされて、前記接続部との間で前記ホース端部を挟み込んで固定する筒状のスリーブとを具え、前記スリーブは、該スリーブの軸線方向の一端側に、径方向内側に突出する内向きフランジ部を有し、前記接続部の周囲には、前記内向きフランジ部の少なくとも一部が入り込む凹部が設けられ、かつ、該凹部より前記軸線方向の他端側で、該凹部と前記接続部が挿入された前記ホース端部の先端面との間の、該凹部に隣接する位置に、該凹部より外周側に突き出る凸部が設けられたものであって、前記ニップルの少なくとも前記接続部は、強化剤を含む強化樹脂からなり、前記ニップルの中心軸線Aから前記内向きフランジ部の先端までの距離D1と、前記ニップルの前記中心軸線Aから前記凹部の底部までの距離D2と、前記ニップルの前記中心軸線Aから前記凸部の頂点までの距離D3とが、
D2≦D1<D3
の関係を満たすことを特徴とする。
本発明のホース用継手によれば、ニップルの少なくとも接続部を、樹脂材料のなかでも強化樹脂からなるものとし、距離D1〜D3が上記関係を満たすものとしたので、ホース用継手の軽量化および低コストを実現しつつ、加締め固定に耐え得る強度を確保することができ、またスリーブの内向きフランジ部による接続部のひび割れを防止することができる。
ここで、本発明のホース用継手では、前記強化剤がガラス繊維であることが好ましい。これによれば、強化剤としてガラス繊維を、ニップルの少なくとも接続部を構成する強化樹脂に含ませるので、加工性(成形性)の確保および低コストの実現をしつつ、加締め固定に耐え得る強度を十分に確保することができる。
また、本発明のホース用継手では、前記ガラス繊維の含有率が、前記ニップルの、前記強化樹脂からなる部分の全重量に対して20〜50重量%であることが好ましい。これによれば、ガラス繊維の含有率を上記範囲にしたので、ニップルの少なくとも接続部の、加締め固定に耐え得るほどの所要の強度および靭性を十分に確保することができる。
さらに、本発明のホース用継手では、前記強化樹脂が、ポリフェニレンスルフィド(以下、PPSともいう)またはポリエーテルエーテルケトン(以下、PEEKともいう)を含むことが好ましい。これによれば、PPSまたはPEEKを含む強化樹脂にしたので、加締め固定に耐え得る強度を十分に確保し、さらに、接続部の耐薬品性や加工性等を向上させることができる。
さらに、本発明のホース用継手では、前記ニップルの前記接続部と前記スリーブとの間での前記ホース端部の挟込み固定が、加締め固定であることが好ましい。本発明のホース用継手は、ホースの加締め固定に耐え得る強度を維持しているので、ニップルの接続部とスリーブとの間でのホース端部の挟込み固定が、加締め固定であることが特に好適に適用できる。
さらに、本発明のホース用継手では、前記スリーブと前記ニップルとの間への前記ホース端部の加締め固定により、前記スリーブが、部分的に縮径変形して塑性変形した小径部分と、該小径部分より径の大きな大径部分とを有し、前記ニップルが、前記接続部の、前記凸部より前記軸線方向の他端側の前記ホース端部との接触域に、前記スリーブの前記小径部分の径方向内側に位置して、前記小径部分との間で前記ホース端部を挟み込んで固定する挟込み固定部を有し、前記ホース端部との前記接触域のうち、少なくとも前記挟込み固定部の厚さが、0.5〜3.0mmであることが好ましい。これによれば、挟込み固定部は、ニップルの接触域の中で、加締め固定による圧力を、スリーブおよびホース端部を介して最も負担する部分であるので、接触域のうち少なくとも挟み込み固定部の厚さを0.5mm〜3.0mmにすることにより、加締め固定に耐え得る強度を十分に確保することができる。
また、本発明のホース用継手では、前記ホース用継手が、給水用ホースまたは給湯用ホースに用いるホース用継手であることが好ましい。本発明のホース用継手は、ホースの加締め固定に耐え得る強度を維持しつつ、軽量化および低コストを実現したので、給水用ホースまたは給湯用ホースに用いるホース用継手であることが特に好適に適用できる。
本発明によれば、ホースの加締め固定に耐え得る強度を維持しつつ、軽量化および低コストを実現させたホース用継手を提供することができる。
本発明に従う代表的なホース用継手を用いてホースを加締め固定した構造を、上半部を破線除去して示す側面図である。 図1のホース用継手から取り出したニップルを示す、図1と同様の図である。 図1の要部を拡大して示す断面図である。 図1の、本発明に従う体表的なホース用継手を用いてホースを加締め固定した構造の変形例の一部分を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に例示説明する。
図1および2に示すホース用継手10は、例えば、水またはお湯を流すための水栓配管用のゴムまたは樹脂製のホース1を他の機器に接続するために用いられることのあるものであって、ホース1の端部2に挿入される部分を有するニップル20と、ニップル20の一部が挿入されたホース端部2の外周側に嵌め合わされて、ニップル20との間でホース端部2を挟み込んで固定する筒状のスリーブ40とを具える。このスリーブ40は、それの軸線方向の一端側(図1では左側)に、径方向内側に突出する内向きフランジ部41が形成されている。
ここで、図1に示すところでは、内部21に水等の流路が形成された中空の筒状をなすニップル20は、ホース端部2に挿入される、ホース1との接続部22と、他の機器に連結するためのアダプター部23とを有する。なお、ニップル20の、接続部22とアダプター部23との間には、必要に応じて、例えば、他の機器との連結のための、レンチ等による締め付けに供される胴部24を設けることができる。
そして、図示の実施形態では、ニップル20の接続部22は、図1、2に示すように、スリーブ40の内向きフランジ部41の少なくとも一部が入り込む凹部25と、凹部25およびホース端部2の先端面Pの間の、凹部25に隣接する位置に設けられて、凹部25より外周側に突き出る凸部26と、ホース端部2の内周面に接触する接触域27とのそれぞれを、スリーブ40の軸線方向の他端側(図1では右側)に向かって順次に並べて構成されている。
このようなニップル20を、軽量化および製造コストの低減等のために、単に樹脂製とした場合は、ニップル20の接続部22を挿入したホース端部2をスリーブ40との間に挟んで固定するための加締め固定に際して、ニップル20が破損等するおそれがあることから、この発明では、ニップル20の少なくとも接続部22を、強化剤を含む強化樹脂からなるものとする。
したがって、このホース用継手10では、ニップル20の少なくとも接続部22を、樹脂材料の中でも強化樹脂からなるものとするので、樹脂製の接続部22の強度を高めることができる。
またここで、ホース用継手10のスリーブ40は、ニップル20の接続部22を挿入したホース端部2の外周側に嵌め合わされて、ニップル20の接続部22との間でホース端部2を挟み込んで、ホース端部2の固定に寄与する。また、スリーブ40は、加締め固定によって縮径して塑性変形した小径部分45および、ホース1の外径とほぼ同じ内径を有し、小径部分45の外径より外径が大きい大径部分46からなる筒状の加締め部42と、ニップル20の接続部22の先端と逆方側(軸線方向の一端側)にスリーブ40の径方向内側に突出する内向きフランジ部41と、ニップル20の凸部26の径方向外側で、加締め部42および内向きフランジ部41の間に位置する中間部43とを有している。なお、この内向きフランジ部41の少なくとも一部は、ニップル20の接続部22の周囲に設けられた凹部25に入り込む。
ところで、上述したように、ニップル20の少なくとも接続部22を強化樹脂製とした場合は、加締め固定に対する所要の強度を確保することができるものの、強化樹脂製の接続部22は、金属製のものと比して靭性が低く伸びにくいことから、ニップル20とスリーブ40との加締め固定の際、または、後述する、スリーブ40の端部に施す折曲げ加工による内向きフランジ部41の形成の際に、縮径変形されるスリーブ40の内向きフランジ部41がニップル20の凹部25の底部28に押し付けられることにより凹部25で割れが生じ、このことが、ニップル20の強度の低下を招くおそれがあった。
これに対し、このホース用継手10では、図3に拡大図で示すように、ニップル20の中心軸線Aから内向きフランジ部41の先端44までの距離D1と、ニップル20の中心軸線Aから凹部25の底部28までの距離D2と、ニップル20の中心軸線Aから凸部26の頂点29までの距離D3とが、D2≦D1<D3の関係を満たすものとする。すなわち、スリーブ40の内向きフランジ部41の先端44が、ニップル20の凹部25の底部28に押し付けられることなく、内向きフランジ部41の先端44が、ニップル20の凹部25の底部28に対し、押し付け力の作用なしに接触し、または離隔するように、それらを位置させ、かつ、スリーブ40の内向きフランジ部41の先端44を、ニップル20の凸部26の頂点29よりニップル20の径方向内側に位置させる。なお、これらの距離D1、D2、D3はいずれも、図示のようにニップル20の径方向に沿って測定するものとする。
したがって、このホース用継手10では、スリーブ40の内向きフランジ部41がニップル20の凹部25の底部28に押し付けられないので、ニップル20の凹部25が割れることがなく、強化樹脂からなるニップル20の接続部22の強度を維持することができる。
さらに、このホース用継手10では、ホース端部2がニップル20の軸線方向の他端側(図1では右側)に引っ張られた場合、ホース端部2の外周側を取り囲んで固定するスリーブ40の内向きフランジ部41が、ニップル20の凸部26に当接するので、加締め固定されたホース端部2がニップル20から容易に抜け出すことがない。
なお、より好ましくは、上記の距離D1とD2とがD2<D1の関係を満たすものとして、内向きフランジ部41を凹部25の底部28から離隔させて位置させる。
ここで、スリーブ40の内向きフランジ部41は、スリーブ40をニップル20の接続部22の外周側に、ホース端部2を介在させて、または介在させずに嵌め合わせるに先立って、円筒状のスリーブ40の端部に径方向内側への折曲げ加工を施して予め形成することができるが、この一方で、スリーブ40をニップル20の接続部22の外周側に嵌め合わせた後に、円筒状のスリーブ40の端部の、径方向内側への折曲げ加工により形成することもできる。
したがって、ニップル20の中心軸線Aからスリーブ40の内向きフランジ部41の先端44までの距離D1は、内向きフランジ部41を形成した後の図示の状態における、ニップル20の中心軸線Aから内向きフランジ部41の先端44までの距離を意味するものであり、さらに、距離D1〜D3のD2≦D1<D3の関係は、スリーブ40をニップル20に嵌め合わせて、ホース用継手10を加締め固定した後、例えば、ホース用継手10の使用の際において、満たされるものとする。
なお、中間部43は、例えば、図4(a)に例示するように、加締め部42から内向きフランジ部41に向かって、加締め部42の大径部分46とほぼ同じ径で加締め部42から延び、そして内向きフランジ部41へ湾曲する曲面で滑らかに繋いで形成されることや、図4(b)に例示するように、加締め部42から内向きフランジ部41に向かって、中間部43の内周面とニップル20の凸部26の頂点29とが離間した状態で、加締め部43の大径部分46より小さい径で加締め部42から延び、そして内向きフランジ部41へ繋いで形成されることもある。
この実施形態では、ニップル20の接続部22の接触域27の周囲に、その接続部22が挿入されるホース端部2の内周面に係合する複数の段差30(図1および2では5段)を設け、ここでは、それぞれの段差30を、接続部22の先端側に向けて外径が小さくなるテーパー状に形成することで、ホース端部2の抜け出しをより効果的に抑制するとともに、ホース端部2への差込をより容易に行うことができる。ただし、接触域27は、必要に応じて、図示したもの以外の形態にすることができ、例えば、接触域27の周囲に1つないし複数の環状溝(図示せず)を設けるとともに該環状溝にゴム製のOリング等を嵌め込むことで、ホース端部2の抜け出し、および、そこでの漏水を防止することもできる。
また、接続部22の凸部26は、ホース端部2の先端面Pに当接して、接続部22の、ホース端部2への挿入量を規定するべく機能する。なお、この実施形態では、図2に示すように、凸部26は、全周にわたって凹部25より外周側に鍔状に突き出ている。また、この実施形態では、図2に示すように、凸部26の頂点29は、ニップル20の軸線方向に平行な平坦面になっているが、凸部26の頂点29は、丸みを帯びた曲面等となっていてもよい。
さらに、接続部22の凹部25は、軸線方向断面視において、図2に例示するように、互いに直交する凸部壁面31と凹部底面28および、胴部壁面32と凹部底面28を、角張らせて配置することで形成することができる他、図示は省略するが、凸部壁面31と凹部底面28および、胴部壁面32と凹部底面28の少なくとも一方を、凹部25の強度向上のために、径方向内側に向かって凸状に湾曲する曲線で滑らかに繋いで形成することも可能である。なお、このように、壁面31、32と底面28とを、径方向内側に向かって凸状の曲線で繋いで、凹部25を形成する場合、中心軸線Aからニップル凹部25までの距離D2は、凹部25の最も径方向内側に位置する点で測定した距離を指すものとする。
なお、このホース用継手10では、ニップル20の、接続部22とは逆側(軸線方向の一端側)にアダプター部23を設けており、このアダプター部23は、他の機器のアダプター部(図示せず)と接続するために用いられるものである。図1および2に例示するアダプター部23の先端部分33はテーパー状に縮径しており、また先端部分33に隣接する位置には、環状溝34が形成されている。そして、図示の実施形態では、他の機器のアダプター部をアダプター部23の先端部分33に嵌め合すと同時に、他の機器のストッパー(図示せず)が環状溝34に係合して、ホース用継手10は他の機器に接続されることになる。また、アダプター部23の周囲には、ゴム製のOリング等を設けるための環状細溝(図示せず)をさらに形成することで、アダプター部23と他のアダプター部とが十分に密着した状態で嵌め合わすことができる。なお、アダプター部23の先端部分33の形状は、図1および2に示すようなテーパー状のものに限られず、他の機器に接続可能な形状とすることができる。例えば、これに代えて、図示は省略するが、内周面もしくは外周面にねじ加工された雌ねじ部もしくは雄ねじ部、または、その先端にフランジを設けたフランジ付きの筒状部等にすることができ、それらをねじ式またはフランジ式により他の機器に接続することができる。
また、ニップル20の接続部22とアダプター部23との間に配置することができる胴部24には、限定されるものでないが、例えば、スパナ等の工具を掛けるための、外輪郭形状が六角形状をなす固定部(図示せず)、またはスリーブ40をニップル20の接続部22の外周側に嵌め合わせる際に、スリーブ40の軸線方向の位置を規定するべく機能するストッパー部35を設けることができる。
ここで、ニップル20の少なくとも接続部22に用いられる強化樹脂は、限定されるものでないが、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニルスルフォン(PES)、ポリフタルアミド(PPA)、ポリアミドイミド(PAI)、またはこれらの混合物を含み、ポリフェニレンスルフィド(PPS)またはポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を含むことが好ましい。PPSおよびPEEKが優れた機械強度、加工性および耐薬品性を有するので、ニップル20の少なくとも接続部22に用いられる強化樹脂がPPSまたはPEEKを含むことにより、加締め固定に耐え得る強度をより十分に確保しつつ、接続部22の加工性、また、ホース用継手10を用いた配管を清掃する際に使用する洗浄剤への、接続部22の耐薬品性等を向上することができる。
また、強化樹脂に含まれる強化剤としては、限定されるものでないが、例えば、ガラス繊維、炭素繊維などの無機質繊維や、ビニロン繊維、アラミド繊維などの有機質繊維などが挙げられ、なかでも、ガラス繊維が好ましい。強化樹脂の強化剤がガラス繊維であることにより、ニップル20の少なくとも接続部22の加工性(成形性)の確保と、接続部22の低コストの実現とを両立しつつ、ニップル20の接続部22の強度を、加締め固定に耐え得るほど十分に高めることができる。
さらに、強化樹脂に含まれる強化剤の含有率は、強化樹脂に含まれる樹脂と強化樹脂に含まれる強化剤との組合せによって異なるが、たとえばPPSとガラス繊維の場合、ガラス繊維の含有率は、ニップル20の、強化樹脂からなる部分の全重量に対して、20〜50重量%であることが好ましい。ガラス繊維の含有率を20〜50重量%にすることにより、量産性や機械特性などの性能との両立を図ることができる。なお、ガラス繊維の含有率が20重量%未満では、強化樹脂の機械強度を十分に高めることができない結果として、加締め固定を行った場合に、熱老化後の気密性能、耐引張り性等の性能が不足するおそれがある。ガラス繊維の含有率が50重量%超では、強化樹脂からなる部分の耐衝撃性や靭性が不十分になるおそれがある。なお、強化樹脂の耐衝撃性を向上させるため、強化樹脂にはオレフィン系樹脂を含有させることができる。
また、ガラス繊維の含有率は、ニップル20の、強化樹脂からなる部分の全重量に対して30〜50重量%であることがさらに好ましい。ガラス繊維の含有率を30重量%以上にすることで、強化樹脂の寸法安定性をさらに向上することができ、また、生産時の外観不良を抑えることができる。具体的には、生産時の外観不良は、例えば、樹脂に含まれる水分が金型内での水蒸気ガス化するために生じるが、ガラス繊維の含有率を30重量%以上にすることで、外観不良を生じさせるだけの水分を含有しないガラス繊維の強化樹脂中の含有率が高まり、強化樹脂中の水分量を相対的に低下させることができるので、生産時の外観不良をおさえることができる。
また、ニップル20の強化樹脂からなる部分は、限定されるものでないが、例えば、強化樹脂材料の射出成形により形成することが好ましい。
ここで、接続部22の凸部26より接続部先端側(軸線方向の他端側)のホース端部2との接触域27のうち、スリーブ40の小径部分45の径方向内側に位置して、小径部分45との間でホース端部を挟み込んで固定する挟込み固定部36は、スリーブ40とニップル20との間へのホース端部2の加締め固定による圧力を、スリーブ40およびホース端部2を介して最も負担する部分となる。したがって、ニップル20の接触域27のうち、少なくとも挟込み固定部36の厚さは、0.5〜3.0mmであることが好ましくい。挟込み固定部36の厚さを0.5mm未満にすると、加締め固定に耐え得る強度を十分に確保することができないおそれがある。また、挟込み固定部36の厚さを3.0mm超にすると、強化樹脂材料を成形する際に金型内でのエア溜り等による成形不良が発生する傾向があり、そして、エア溜り等の成形不良の発生に起因して、挟込み固定部36の強度が低下するおそれがある。さらに、同様の観点から、挟込み固定部36の厚さを0.5〜2.0mmとすることがさらに好ましい。
なお、スリーブ40が挟込み固定部36を複数有する場合(図1では、2箇所の挟込み固定部36が存在する)、複数の挟込み固定部36のうち少なくとも一箇所の厚さを、0.5〜3.0mmとすることもできるが、複数の挟込み固定部36の全ての厚さを、0.5〜3.0mmとすることが好ましい。
スリーブ40には、限定されるものでないが、ステンレス鋼、アルミニウム、鉄または銅等の金属材料、その他の塑性加工が可能な材料を用いることができる。
ホース端部2を加締め固定するに当たっては、例えば、始めにニップル20とスリーブ40とを組み付け、次いで、ニップル20の接続部22を、ホース端部2に、ホース端部2の先端面Pが凸部26に当接するまで差し込み、その後、加締機(図示せず)を用いてスリーブ40の周囲を縮径方向に押圧することにより行うことができ、また、始めにスリーブ40にホース端部2を挿入し、次いで、ニップル20の接続部22をホース端部2に挿入し、その後、加締め機(図示せず)を用いてスリーブ40の周囲を縮径方向に押圧することによっても行うことができる。
なお、本発明のホース用継手10は、ニップル20の接続部22とスリーブ40との間でのホース端部2の挟込み固定が、加締め固定以外に、バンド締め固定も採用することができる。
また、ホース端部2の加締め固定後のスリーブ40の外観悪化を防止する観点からは、ホース用継手10の加締め固定前において、ニップル20の凸部26の頂点29と、その頂点29の径方向外側を取り囲むスリーブ中間部43の内周面とを接触させることもできる。これを言い換えれば、中心軸線Aからニップル20の凸部26の頂点29までの距離D3と、その頂点29の外周側に位置するスリーブ中間部43の内面の、中心軸線Aからの距離D4とを等しくすることもできる。ニップル20の凸部26の頂点29とスリーブ40の中間部43の内面とを離隔させると、加締め固定により押圧されるホース端部2の一部が、凸部26と中間部43との隙間に挟み込まれることに起因して、スリーブ40の外観が悪化するためである。
ホース用継手10により接続されるホース1としては、給水用ホースまたは給湯用ホースが好ましく、ホース1の材料としては、限定されるものでないが、例えば、ゴムまたは樹脂を含む。ホースに含まれるゴムとしては、限定されるものでないが、例えば、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、クロロプレンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン、ウレタンゴム、アクリルゴム、エチレンアクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、フッ素ゴム、エチレン酢酸ビニル、それらゴムの組合せおよびそれらゴムの混合が挙げられ、またホース1は、それらゴムを含む層を他の材料と共に積層して形成することができる。
ホース1に含まれる樹脂としては、限定されるものでないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、架橋ポリエチレン、ポリアセタール、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、熱可塑性エラストマー、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレンテレフタレート、それら樹脂の組合せおよびそれら樹脂の混合が挙げられ、またホース1は、それら樹脂を含む層を他の材料と共に積層して形成することができる。
ホース1は、ホース1の強度を向上させるための補強層を有することができ、補強層の材料としては、限定されるものでないが、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、銅線、ステンレス鋼線、鋼線、綿、レーヨン繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、それらの組合せおよびそれらの混合が挙げられる。
ホース用継手10に使用されるホースの一例としては、限定されるものでないが、例えば、ホース内層から、ポリブテン・架橋ポリエチレン・熱可塑性エラストマーからなる内管層、ポリエチレンテレフタレート・ステンレス鋼線からなる補強層、およびポリプロピレンからなる外被層を具えるホース1が挙げられる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明のホース用継手は、上記一例に限定されることは無く、本発明のホース用継手には、適宜変更を加えることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記の実施例になんら限定されるものではない。
(実施例1〜6、比較例1〜3)
表1に示す諸元で、ガラス繊維を強化剤として含有する強化樹脂のニップルと、金属(ステンレス製)のスリーブとを有するホース用継手を試作し、ガラス繊維の含有率に依存する性質を下記の方法で評価した。結果を表1に示す。
また、各ホース用継手と共に用いたホースは、表1の評価の条件に対し十分な耐久性を有するホース、すなわち内管がポリブテンと熱可塑性エラストマーとの2層からなり、補強層がPETとステンレスワイヤとからなり、及び外被がPP製からなるホースである。
なお、実施例1〜6、比較例1〜3のそれぞれのホース用継手において、ニップルの中心軸線Aから内向きフランジ部の先端までの距離D1は8.9mm、凹部の底部までの距離D2は8.4mm、凸部の頂点までの距離D3は10.5mmである。
〈熱老化後気密性〉
実施例1〜6、および比較例1〜3のそれぞれのホース用継手を用いてホースを加締め固定した後、ホース用継手を72日間90℃で加熱した。そして、ホース用継手を空気で加圧し、空気が漏洩したか否かを確認して官能評価した。結果が○であれば、加熱に対して寸法安定性があることを指す。
〈耐引張り性〉
実施例1〜6、および比較例1〜3のそれぞれのホース用継手を用いてホースを加締め固定した後、ホースが継手から抜ける方向に1000Nの負荷を加えた状態で5分間保持し、継手割れがないか確認して官能評価した。
〈耐衝撃性〉
実施例1〜6、および比較例1〜3のそれぞれのホース用継手を用いてホースを加締め固定した後、ホースを曲率半径25mm以下に屈曲させ、U字状にした状態で試験機に取り付け、次いで、ホース用継手およびホースに水を封入し、雰囲気温度(ホース用継手、ホースおよび水)を90℃にした。そして、ホース用継手およびホースに対し、水により衝撃圧を加え(ゲージ圧力を0MPaから3.45MPaに、そして0MPaへ変化させる衝撃を1サイクルとして、そのサイクルを毎分30サイクルの頻度で、総サイクル数20万回行う)、継手割れがないか確認して官能評価した。
〈生産性〉
実施例1〜6、および比較例1〜3のそれぞれのホース用継手のニップルの、一日当たりの良品生産数、およびニップル(特に接続部)の寸法安定性に基づいて生産性を評価した。
Figure 2014095461
表1に示す結果から、実施例1〜6の強化樹脂は、比較例1〜3の強化剤を含まない樹脂と比較すると、強度や生産性が向上していることが分かる。また、実施例2〜4の強化樹脂は、実施例1、5および6の強化樹脂と比較すると、熱老化後気密性、耐引張り性および耐衝撃性の機械強度、ならびに生産性が向上していることがわかる。
(実施例7〜8)
表2に示す諸元で、強化剤としてガラス繊維を40重量%含有するポリフェニレンスルフィド(PPS)の強化樹脂製のニップルと、金属(ステンレス製)のスリーブとを有するホース用継手を試作した。また、各ホース用継手と共に用いたホースは、実施例1〜6と同様である。
なお、表2に示す各距離D1、D2、D3は、ニップルの中心軸線Aから10.5mmとなる距離を100として、指数で表した。例えば、実施例7の各距離D1、D2、D3の実測値(括弧内に指数を記載)は、ニップルの中心軸線Aから内向きフランジ部の先端までの距離D1が8.9mm(85)、凹部の底部までの距離D2が8.4mm(80)、凸部の頂点までの距離D3が10.5mm(100)である。
(比較例4〜7)
ニップルの材料を金属(黄銅)とし、各距離D1、D2、D3を表2に示す値としたことを除いて、実施例7〜8と同様の構成を有するホース用継手を試作した。なお、比較例7は、スリーブの内向きフランジ部がニップルの凹部に押し当てられるように内向きフランジ部の寸法を選択したものである。
(比較例8〜9)
各距離D1、D2、D3を表2に示す値としたことを除いて、実施例7〜8と同様の構成を有するホース用継手を試作した。
これら実施例7〜8および比較例4〜9のそれぞれのホース用継手を、下記の方法で評価した。結果を表2に示す。
〈凹部の外観〉
実施例7〜8、および比較例4〜9のそれぞれのホース用継手を用いてホースを加締め固定した後、各ホース用継手を分解しニップルの凹部の外観を調査した。割れ等の損傷が存在すれば、ニップルの強度低下の原因になる。
〈引抜強度〉
実施例7〜8、および比較例4〜9のそれぞれのホース用継手を用いてホースを加締め固定した後、ホース用継手からホースを引き抜くために要する力を評価した。そして、比較例5のホース用継手についての引抜強度を100として、指数評価した。
〈繰返し加圧試験〉
実施例7〜8、および比較例4〜9のそれぞれのホース用継手を用いてホースを加締め固定した後、3.5MPa、90℃の条件でホース用継手を繰返し加圧し、ホースが抜けるまでの加圧回数を計測した。ホースが抜けるまでの加圧回数が多いほど、繰返し加圧に対して耐久性があることを指す。
〈クリープ試験〉
実施例7〜8、および比較例4〜9のそれぞれのホース用継手を用いてホースを加締め固定した後、3.5MPa、90℃の条件でホース用継手を加圧し、ホースが抜けるまでの時間を評価した。ホースが抜けるまでの時間が長いほど、耐クリープ性があることを指す。
Figure 2014095461
*1 スリーブの内向きフランジ部がニップルの凹部を押付ける構造になっているものの、ニップルが金属製であるので、スリーブの内向きフランジ部の先端の位置がニップルの凹部の底部の位置より径方向内側(<80)にならず。
表2に示す結果より、実施例7〜8のホース用継手は、ニップルの材料が異なる比較例6〜7のホース用継手と同等の、ホースの加締め固定に耐え得る強度を維持していることがわかる。また、実施例7〜8のホース用継手は、D2≦D1としているので、D2>D1である比較例9と比較して、ホース用継手の強度が向上していることがわかる。さらに実施例7〜8のホース用継手は、D1<D3としているので、D1=D3である比較例4および8と比較して、ホースの耐引抜性を有することがわかる。
本発明によれば、ホースの加締め固定に耐え得る強度を維持しつつ、軽量化および低コストを実現させたホース用継手を提供することができる。
1 ホース
2 端部(ホース端部)
10 ホース用継手
20 ニップル
21 内部
22 接続部
23 アダプター部
24 胴部
25 凹部
26 凸部
27 接触域
28 凹部底部(底面)
29 頂点
30 段差
31 凸部壁面
32 胴部壁面
33 (アダプター部の)先端部分
34 環状溝
35 ストッパー部
36 挟込み固定部
40 スリーブ
41 内向きフランジ部
42 加締め部
43 (スリーブ)中間部
44 (内向きフランジ部の)先端
45 (加締め部の)小径部分
46 (加締め部の)大径部分
A 中心軸線
D1 ニップルの中心軸線から内向きフランジ部の先端までの距離
D2 ニップルの中心軸線から凹部の底部までの距離
D3 ニップルの中心軸線から凸部の頂点までの距離
D4 ニップルの中心軸線からスリーブの中間部の内側までの距離
P (ホース端部の)先端面

Claims (7)

  1. ホースの端部に挿入される接続部を有するニップルと、該接続部が挿入された該ホース端部の外周側に嵌め合わされて、前記接続部との間で前記ホース端部を挟み込んで固定する筒状のスリーブとを具え、
    前記スリーブは、該スリーブの軸線方向の一端側に、径方向内側に突出する内向きフランジ部を有し、
    前記接続部の周囲には、前記内向きフランジ部の少なくとも一部が入り込む凹部が設けられ、かつ、該凹部より前記軸線方向の他端側で、該凹部と前記接続部が挿入された前記ホース端部の先端面との間の、該凹部に隣接する位置に、該凹部より外周側に突き出る凸部が設けられたホース用継手であって、
    前記ニップルの少なくとも前記接続部は、強化剤を含む強化樹脂からなり、
    前記ニップルの中心軸線Aから前記内向きフランジ部の先端までの距離D1と、前記ニップルの前記中心軸線Aから前記凹部の底部までの距離D2と、前記ニップルの前記中心軸線Aから前記凸部の頂点までの距離D3とが、
    D2≦D1<D3
    の関係を満たすホース用継手。
  2. 前記強化剤がガラス繊維である、請求項1に記載のホース用継手。
  3. 前記ガラス繊維の含有率が、前記ニップルの、前記強化樹脂からなる部分の全重量に対して20〜50重量%である、請求項2に記載のホース用継手。
  4. 前記強化樹脂が、ポリフェニレンスルフィドまたはポリエーテルエーテルケトンを含む、請求項1〜3のいずれかに記載のホース用継手。
  5. 前記ニップルの前記接続部と前記スリーブとの間での前記ホース端部の挟込み固定が、加締め固定である、請求項1〜4のいずれかに記載のホース用継手。
  6. 前記スリーブと前記ニップルとの間への前記ホース端部の加締め固定により、前記スリーブが、部分的に縮径変形して塑性変形した小径部分と、該小径部分より径の大きな大径部分とを有し、
    前記ニップルが、前記接続部の、前記凸部より前記軸線方向の他端側の前記ホース端部との接触域に、前記スリーブの前記小径部分の径方向内側に位置して、前記小径部分との間で前記ホース端部を挟み込んで固定する挟込み固定部を有し、
    前記ホース端部との前記接触域のうち、少なくとも前記挟込み固定部の厚さが、0.5〜3.0mmである、請求項5に記載のホース用継手。
  7. 前記ホース用継手が、給水用ホースまたは給湯用ホースに用いるホース用継手である、請求項1〜6のいずれかに記載のホース用継手。
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