JP2009178685A - 吐出器およびピストン部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】小さな力で押下ヘッドおよびステムを押圧でき、かつ、押下ヘッドおよびステムに連係されたピストン部材とシリンダとの圧接力の低下を防止して気密性、液密性を確保することが可能な吐出器およびピストン部材を提供する。
【解決手段】ステムと、押下ヘッドと、装着部と、空気用シリンダと、液用シリンダと、空気と液体とが合流する気液混合室と、発泡部材と、を備えた吐出器であって、第1ピストン部材40は、第1ピストン本体41と、前記空気用シリンダの内面に摺接する第1摺接部46とを有し、この第1摺接部46が、第1ピストン本体41よりも硬度の低い軟質材で構成されており、第2ピストン部材は、第2ピストン本体と、前記液用シリンダの内面に摺接する第2摺接部とを有し、この第2摺接部が、第2ピストン本体よりも硬度の低い軟質材で構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体を吐出する吐出器及び前記吐出器に適用されるピストン部材に関するものである。
この種の吐出器として、従来から、容器体の口部に上方付勢状態で立設されるステムと、ステムの上端に取り付けられるとともにノズル孔が形成された押下ヘッドと、ステムが上下動自在に挿入された挿入孔を備えるとともに容器体の口部に装着される装着部と、 前記押下ヘッドおよびステムに連係した第1ピストン部材が内部を上下方向に摺動する空気用シリンダと、前記押下ヘッドおよびステムに連係した第2ピストン部材が内部を上下方向に摺動する液用シリンダと、空気用シリンダからの空気と前記液用シリンダからの液体とが合流する気液混合室と、前記ノズル孔と気液混合室との間に設置された発泡部材と、を備えた構成が知られている。この構成の吐出器においては、押下ヘッドを押し下げて空気用シリンダ内の空気および液用シリンダ内の液体を加圧することにより、これらの液体および空気を気液混合室に移送して合流させて発泡部材を通じて発泡させ、液体をノズル孔から泡状に吐出する。
吐出器においては、空気および液体を加圧して気液混合室に移送するために、空気用シリンダの内面と第1ピストン部材の外面および液用シリンダの内面と第2ピストン部材の外面とを強く密着させる必要がある。そこで、ピストンとシリンダとの圧接力を大きく設定することで密着性を向上させることが可能となるが、それに伴いピストンとシリンダとの摺動抵抗力が大きくなり、操作性が悪くなる。特に、前述の吐出器においては、上方付勢状態で立設されたステムと押圧ヘッドとを下方に押圧する際に、第1ピストン部材と第2ピストン部材を一度に押し下げることになるため、ステムおよび押下ヘッドを押圧するのに大きな力が必要となる。したがって、前述のようにピストンとシリンダとの圧接力を大きく設定すると、押下ヘッドを押圧する際の抵抗力が大きくなり、力の弱い使用者にあっては、必要量の内容液を吐出させることができないことがあった。
一方、操作性を向上させるために吐出器の製作時において第1、第2ピストン部材と空気用シリンダおよび液用シリンダとの圧接力を小さく設定した場合には、使用によって前記圧接力が徐々に低下していき、気密性、液密性が劣化して内容液を適切に吐出できなくなってしまうおそれがあった。
そこで、特許文献1には、ピストンの表面にシリコン等の潤滑剤をコーティングすることによって、気密性、液密性を確保するとともに小さな力でもステムおよび押下ヘッドとを押し下げることが可能な吐出器が提案されている。
特開2004−148192号公報
しかしながら、シリコン等の潤滑剤を第1ピストン部材や第2ピストン部材の表面にコーティングする構成とした場合、組立工程が増加してしまうといった問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、小さな力で押下ヘッドおよびステムを押圧でき、かつ、押下ヘッドおよびステムに連係されたピストン部材とシリンダとの圧接力の低下を防止して気密性、液密性を確保することが可能な吐出器およびピストン部材を提供することを目的とする。
また、組立工程の増加を招くことなく、各種吐出器に使用され、良好な摺動特性を有するピストン部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の吐出器は、容器体の口部に上方付勢状態で立設されるステムと、ステムの上端に取り付けられるとともにノズル孔が形成された押下ヘッドと、ステムが上下動自在に挿入された挿入孔を備えるとともに容器体の口部に装着される装着部と、前記押下ヘッドおよびステムに連係した第1ピストン部材が内部を上下方向に摺動する空気用シリンダと、前記押下ヘッドおよびステムに連係した第2ピストン部材が内部を上下方向に摺動する液用シリンダと、空気用シリンダからの空気と前記液用シリンダからの液体とが合流する気液混合室と、前記ノズル孔と気液混合室との間に設置された発泡部材と、を備え、容器体の口部に装着した状態で前記押下ヘッドを押し下げて空気用シリンダ内の空気および液用シリンダ内の液体を加圧することにより、これらの空気および液体を、気液混合室に移送して合流させ発泡部材を通じて発泡させて前記ノズル孔から吐出する構成とされた吐出器であって、第1ピストン部材は、第1ピストン本体と、前記空気用シリンダの内面に摺接する第1摺接部とを有し、この第1摺接部が、前記第1ピストン本体よりも硬度の低い軟質材で構成されており、第2ピストン部材は、第2ピストン本体と、前記液用シリンダの内面に摺接する第2摺接部とを有し、この第2摺接部が、前記第2ピストン本体よりも硬度の低い軟質材で構成されていることを特徴とする。
この発明では、第1ピストン部材が、第1ピストン本体と空気用シリンダの内面に摺接する第1摺接部とを有していて第1摺接部が第1ピストン本体よりも硬度の低い軟質材で構成されており、かつ、第2ピストン部材が、第2ピストン本体と液用シリンダの内面に摺接する第2摺接部とを有していて第2摺接部が第2ピストン本体よりも硬度の低い軟質材で構成されているので、ステムおよび押下ヘッドを押しさげた際に、第1摺接部および第2摺接部が弾性変形することになり、空気用シリンダとの気密性および液用シリンダとの液密性を確保したまま小さな力でステムおよび押下ヘッドを押し下げすることが可能となる。
また、シリコン等の潤滑剤を用いていないため、潤滑剤のコーティング工程がなく低コストで吐出器を製作することができる。
ここで、前記空気用シリンダ内を摺動する第1ピストン部材は、それぞれ樹脂材料で形成された第1ピストン本体と第1摺接部とが一体成形された構成としてもよい。
この場合、第1ピストン本体と第1摺接部とが一体成形されているので、第1摺接部の成形が比較的簡単であり、かつ、寸法安定性に優れている。これにより、空気用シリンダとの気密性を確実に確保できる第1ピストン部材を提供することができる。
さらに、前記液用シリンダ内を摺動する第2ピストン部材は、それぞれ樹脂材料で形成された第2ピストン本体と第2摺接部とが一体成形された構成としてもよい。
この場合、第2ピストン本体と第2摺接部とが一体成形されているので、第2摺接部の成形が比較的簡単であり、かつ、寸法安定性に優れている。これにより、液用シリンダとの液密性を確実に確保できる第2ピストン部材を提供することができる。
本発明のピストン部材は、シリンダの内部を摺動するピストン部材であって、樹脂材料からなるピストン本体と、このピストン本体の上部および下部の外周端に位置して前記シリンダの内面に摺接される摺接部と、を備え、この摺接部は、前記ピストン本体を形成する樹脂材料よりも硬度の低い軟質材で形成され、ピストン本体と摺接部とが一体成形されており、前記ピストン本体の周方向の少なくとも一部には、前記ピストン本体の上部に位置する摺接部と下部に位置する摺接部と連結する連絡溝部が形成され、この連絡溝部には、前記軟質材からなる帯状部が形成されていることを特徴とする。
この発明では、樹脂材料からなるピストン部材と、このピストン本体を形成する樹脂材料よりも硬度の低い軟質材で形成された摺接部とが一体成形されおり、ピストン本体の周方向の少なくとも一部に前記ピストン本体の上部に位置する摺接部と下部に位置する摺接部と連結する連絡溝部が形成されているので、この連絡溝部を介して摺接部を形成する軟質材を注入することで、ピストン本体の外周面全体に軟質材を配置することなくピストン本体の上部に位置する摺接部および下部に位置する摺接部を成形することが可能となり、軟質材の使用量を少なくすることができる。また、ピストン本体および摺接部を簡単に、かつ、寸法精度良く形成することができる。
ここで、前記連絡溝部の少なくとも一部に、ピストン本体の一部を貫通する連絡孔部を形成してもよい。
この場合、連絡孔部を介して軟質材を摺接部が形成される箇所に注入することが可能となり、軟質材の注入経路を短くしてトラブルの発生を抑制できるとともに、軟質材の使用量を少なくすることができる。
この発明に係る吐出器およびピストン部材によれば、小さな力で押下ヘッドおよびステムを押圧でき、かつ、押下ヘッドおよびステムに連係されたピストン部材とシリンダとの圧接力の低下を防止して気密性、液密性を確保することができる。
また、この発明に係るピストン部材によれば、組立工程の増加を招くことなく成形可能であり、各種吐出器に使用でき、良好な摺動特性を得ることができる。また、ピストン本体の外周面全体に軟質材を配置する構成に比べて軟質材の使用量を少なくすることができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。本実施形態に係る吐出器1には、図示されない容器体の口部に上方付勢状態で立設されるステム10と、ステム10の上端に取り付けられるとともにノズル孔21が形成された押下ヘッド20と、ステム10が上下動自在に挿入される挿通孔31を備えるとともに容器体の口部に装着される装着部30と、押下ヘッド20およびステム10に連係した第1ピストン部材40(第1ピストン部材)が内部を上下方向に摺動する空気用シリンダ15と、押下ヘッド20およびステム10に連係した第2ピストン部材50(第2ピストン部材)が内部を上下方向に摺動する液用シリンダ16と、空気用シリンダ15からの空気と液用シリンダ16からの液体とが合流する気液混合室2と、この気液混合室2とノズル孔21との間に設置された発泡部材60と、を備えている。
図示の例では、装着部30は、挿通孔31が形成された天壁部32と、天壁部32の外周縁から下方に向けて延設された装着周壁部33と、天壁部32において挿通孔31の外周縁部から上方に向けて延設されたガイド筒部34と、を備えており、装着周壁部33の内周面には容器体に螺着するためのネジ部35が形成されている。
液用シリンダ16および空気用シリンダ15はそれぞれ円筒状をなしており、本実施形態では液用シリンダ16と空気用シリンダ15とが一体に形成され、空気用シリンダ15の上端開口部における外周面が、装着部30の装着周壁部33および天壁部32の内面に密着させられている。ここで、空気用シリンダ15は有底筒状に形成され、その底面に筒状の液用シリンダ16が、その内部と空気用シリンダ15の内部とが連通した状態で連結された構成とされている。つまり、大径の空気用シリンダ15の下側に小径の液用シリンダ16が連設されているのである。
また、ノズル孔21を有する押下ヘッド20には、下方に向けて延設されて内部にステム10が嵌合された嵌合筒部22と、下方に向けて延設されて嵌合筒部22をその径方向外方から囲繞する囲繞筒部23と、が備えられている。この嵌合筒部22は、装着部30に設けられたガイド筒部34の内側及び挿通孔31内に、上下動自在に挿入されている。なお、挿通孔31の内径はガイド筒部34の内径と同等になっている。さらに、囲繞筒部23の内径はガイド筒部34の外径よりも大きくなっており、押下ヘッド20を押し下げたときに、囲繞筒部23の内周面とガイド筒部34の外周面とが径方向で対向するようになっている。
押下ヘッド20の嵌合筒部22の内側には、上方に発泡部材60が配設され、下方にステム10の上端部が嵌合されている。
発泡部材60は、筒状のケーシング61と、ケーシング61内に装入された2つの発泡エレメント62とを備えている。ケーシング61は、上側に大径部、下側に小径部を有する2段円筒状をなしていて、大径部は嵌合筒部22の内側に挿入固定され、小径部はステム10の上端部の内側に挿入されている。小径部の外周面にはその下端から上方に延びて大径部の底部外表面に至りさらにその径方向外方に向けて延在して開口した複数のケーシング溝61aが形成されている。
さらに、発泡エレメント62は筒状本体に網が張設された構成とされており、ケーシング61内において下側に配された発泡エレメント62では筒状本体の下側開口面に網が張設されており、ケーシング61内において上側に配された発泡エレメント62では筒状本体の上側開口面に網が張設されている。
ステム10は、押下ヘッド20および嵌合筒部22それぞれの下端開口面から下方に突出している。ここで、嵌合筒部22の内周面においてステム10の上端部が嵌合された部分には、上下方向に延在し、かつ下方に開口した複数の縦溝22aが形成されている。これらの縦溝22aは、ステム10の上端開口縁を跨いで、発泡部材60のケーシング61に形成された複数のケーシング溝61aに連通している。
空気用シリンダ15内を摺動する第1ピストン部材40は、図2〜4に示すように、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリプロピレン等の一般的な樹脂材料で構成された第1ピストン本体41と、この第1ピストン本体41の外周側に形成されて空気用シリンダ15の内面および嵌合筒部22の下端側内周面に摺接する第1摺接部46と、を備えている。第1摺接部46は、第1ピストン本体41を構成する樹脂材料よりも硬度が低い軟質材、例えばオレフィン系、スチレン系、ポリエステル系の熱可塑性エラストマ等のゴム状弾性体で形成されている。
ここで、第1ピストン本体41と第1摺接部46とは、インサート成形によって一体に成形されている。詳述すると、まず、第1ピストン本体41を形成する樹脂材料を金型内に射出して第1ピストン本体41を成形する。このとき、第1ピストン本体41の周方向の一部に、第1ピストン本体41の径方向内方端から外方に向けて延びる連絡溝部42が設けられる。なお、ここで図4に示すように、連絡溝部42のうち第1ピストン本体41の径方向外方部分には第1摺接部46が形成される部分に向けて連通する連絡孔部43が形成されている。この連絡孔部43は、第1ピストン本体41を成形する際に2つの金型の一部を接触させるように配置することで形成される。
この第1ピストン本体41を別の金型内に配置し、第1摺接部46を構成する軟質材を注入することで、連絡溝部42および連絡孔部43を通じて軟質材が広がり、第1ピストン本体41と第1摺接部46とが一体成形された第1ピストン部材40が製出される。
このようにして製出された第1ピストン部材40は、多段筒状をなし、外筒47と、この外筒47の内側に配置された内筒48と、内筒48の外周面に嵌合されて外筒47と内筒48との間の隙間を開閉する弁体49と、を備えている。このうち、内筒48の内側に、ステム10の上端部に連なる部分が上下動可能に挿入されている。
また、第1ピストン部材40における内筒48の外周面の上端には、嵌合筒部22の下端側内周面に摺接する第1摺接部46が、内筒48の全周にわたって形成されている。さらに、外筒47の外周面の上端と下端とに、空気用シリンダ15の内面に摺接する第1摺接部46が、内筒48の全周にわたって形成されている。ここで、前記連絡溝部42は、外筒47の上部に形成された第1摺接部46と下部に形成された第1摺接部46とに連通するとともに内筒48の外周面の上端に形成された第1摺接部46にも連通している。この連絡溝部42に第1摺接部46を形成する軟質材が充填されることによって、第1ピストン部材40の外周面には、周方向の一部において上端から下端にまで延びる帯状部44が形成されている。
このような第1ピストン部材40が、内筒48の上端と嵌合筒部22の内面との間に上下方向の隙間Sをあけた状態で嵌合筒部22の下端部に上下可能に挿入されて第1摺接部46が嵌合筒部22の下端部内周面に密着させられており、外筒47の外周面の上端と下端とに形成された第1摺接部46が空気用シリンダ15の内面に密着させられている。これにより、空気用シリンダ15内において第1ピストン部材40が気密状態で上下摺動可能とされている。
ここで、前記隙間Sには、嵌合筒部22の内周面に形成された縦溝22aが開口している。また、ステム10の外周面において、第1ピストン部材40における内筒48の内周面が上下動する部分には、上下方向に延在し、かつ隙間に開口する複数のステム溝10aが形成されている。このステム溝10a、嵌合筒部22に形成された縦溝22a、発泡部材60のケーシング61に形成されたケーシング溝61a、および前記隙間Sによって、空気用シリンダ15と気液混合室2とを連通する空気通路5が構成されている。
次に、ステム10の内側および液用シリンダ16内に配設されて上下に摺動する第2ピストン部材50について図5を用いて説明する。第2ピストン部材50は、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリプロピレン等の一般的な樹脂材料で形成された第2ピストン本体51と、この第2ピストン本体51の外周側に配設され、液用シリンダ16と摺動する第2摺接部56とから構成されている。ここで、第2摺接部56は、第2ピストン本体51を構成する樹脂材料よりも硬度が低い軟質材、例えばオレフィン系、スチレン系、ポリエステル系の熱可塑性エラストマ等のゴム状弾性体で形成されている。
第2ピストン本体51においては、その上端側がステム10の内側に液密状態で挿入固定される小径筒部57とされ、下端側がステム10の下端開口面から下方に突出し、かつその外周面がステム10の外周面とほぼ面一とされた大径筒部58とされている。そして、この大径筒部58の外周端の上部と下部とに第2摺接部56が形成されている。なお、この第2摺接部56は大径筒部58(第2ピストン本体51)の全周にわたって延びるように形成されている。これにより、液用シリンダ16内において第2ピストン部材50が液密状態で上下摺動可能とされている。
この第2ピストン部材50についても、前述の第1ピストン部材40と同様に、インサート成形によって第2ピストン本体51と第2摺接部56とが一体成形されている。また、第2ピストン本体51には、その周方向の一部に、大径筒部58の上部に形成された第2摺接部56と下部に形成された第2摺接部56とに連通した連絡溝部52が設けられており、この連絡溝部52には、第2摺接部56を形成する軟質材が充填され、第2ピストン本体51の外周面に上下方向に延びる帯状部54が形成されている。
また、第2ピストン部材50および液用シリンダ16の内部には、上端部が中空逆円錐状をなす上部弁体17aとされるとともに下端部が液用シリンダ16内の下端開口部に着座および離反可能な下部弁体(図示なし)とされた柱状の弁部材17が設けられている。第2ピストン部材50と下部弁体との間には、第2ピストン部材50を上方に付勢するコイルスプリング4が配設されている。
ここで、ステム10の内周面において、第2ピストン部材50と発泡部材60との間に位置する部分に、径方向内方に向けて円環状の弁座12が突設されており、この弁座12に着座および離反可能に球状の液吐出弁13が設けられている。そして、ステム10の内部において、発泡部材60の小径部の下端と、弁座12の上面との間の空間が気液混合室2とされている。
さらに、ステム10の外周面において、複数のステム溝10aそれぞれの下端が位置する部分には、その全周にわたって突状部11が突設されており、この突状部11の上面に、図1に示されるような押下ヘッド20が上方に付勢された状態で、第1ピストン部材40における内筒48の下端が当接することにより、空気用シリンダ15における空気通路5の開口部を塞いで、空気用シリンダ15の内部と気液混合室2との連通を遮断するようになっている。また、押下ヘッド20を押し下げたときに、突状部11の下面が、空気用シリンダ15内の底面において液用シリンダ16の開口周縁部に当接することにより、押し下げが規制できるようになっている。
以上のように構成された吐出器1は、押下ヘッド20が上方に付勢された状態では、図1に示されるように、ステム10の突状部11の上面に、第1ピストン部材40における内筒48の下端が当接し、かつ押下ヘッド20の下端と第1ピストン部材40の外面との間に上下方向の隙間が設けられている。
この状態から、押下ヘッド20を押し下げると、嵌合筒部22が下方に押し下げられ、発泡部材60、ステム10、第2ピストン部材50が下方に移動させられる。この際、第1ピストン部材40は移動せず、この第1ピストン部材40における内筒48の下端と、ステム10の突状部11との間に隙間が形成され、また、第1ピストン部材40における内筒48の上端と嵌合筒部22の内面との間の隙間Sは小さくなるものの消滅しないので、空気通路5を通して空気用シリンダ15内と気液混合室2内とが連通する。
さらに、第2ピストン部材50の下方への移動に伴い、下部弁体も下方に移動させられ、この下部弁体が液用シリンダ16の下端開口部に着座して閉塞する。
そして、さらに押下ヘッド20を押し下げると、第1ピストン部材40も、弁体49が外筒47と内筒48との間の隙間を閉塞した状態で下方に移動させられることにより、空気用シリンダ15内において第1ピストン部材40の下方に位置する下室内の空気が圧縮させられる。これにより、この下室内の空気が、第1ピストン部材40における内筒48の下端とステム10の突状部11との間の隙間から空気通路5内に流入して気液混合室2に移送される。
さらにこの際、液用シリンダ16内の下端開口部を下部弁体で閉塞した状態で、コイルスプリング4を圧縮変形させつつ、第2ピストン部材50を下方に移動させて、上部弁体17aを第2ピストン部材50の上端開口部から離す。そして、液用シリンダ16内の液圧を、ステム10の弁座12に着座している液吐出弁13に作用させてこの液吐出弁13を弁座12から離反させることにより、液用シリンダ16内の液体を気液混合室2内に移送する。
以上より、気液混合室2内で液体および空気を合流させ、発泡部材60を通過させて液体を発泡させた後に、押下ヘッド20のノズル孔21を通じて泡状の液体を吐出させる。なお、押下ヘッド20は、突状部11の下面が、空気用シリンダ15内の底面において液用シリンダ16の開口周縁部に当接するまで押し下げられる。
その後、押下ヘッド20の押し下げを解除すると、コイルスプリング4の弾性復元力により押下ヘッド20、ステム10、このステム10に連係された第1ピストン部材40および第2ピストン部材50が上方付勢状態に戻ることになる。
以上説明したように本実施形態に係る吐出器1によれば、第1ピストン部材40が、第1ピストン本体41と空気用シリンダ15の内面および嵌合筒部22の下端側内周面に摺接する第1摺接部46とを有していて第1摺接部46が第1ピストン本体41よりも硬度の低い軟質材で構成されており、かつ、第2ピストン部材50が、第2ピストン本体51と液用シリンダ16の内面に摺接する第2摺接部56とを有していて第2摺接部56が第2ピストン本体51よりも硬度の低い軟質材で構成されているので、ステム10および押下ヘッド20を押圧した際に、第1摺接部46および第2摺接部56が弾性変形することになり、空気用シリンダ15との気密性および液用シリンダ16との液密性を確保したまま小さな力でステム10および押下ヘッド20を押し下げすることが可能となる。
また、本実施形態では、第1ピストン本体41と第1摺接部46、並びに、第2ピストン本体51と第2摺接部56とが、インサート成形によって一体成形されているので、従来と同様に第1ピストン部材40、第2ピストン部材50を組み付けることで、本実施形態である吐出器1を製作することが可能となる。また、第1ピストン本体41を成形する際の金型の配置を調整することで第1摺接部46を形成する軟質材を流す連絡溝部42に連絡孔部43を設けることができ、寸法安定性に優れた第1ピストン部材40を比較的簡単に製出することができる。
以上、本発明の一実施形態である泡吐出容器について説明したが、本発明の技術的範囲はこれに限定されることはなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、液用シリンダ内を摺動する第2ピストン部材を、第2ピストン本体と第2摺接部とが一体成形されたものとして説明したが、これに限定されることはなく、図6に示すように、第2ピストン本体71の外周側に軟質材からなる摺接部材76を配設して第2ピストン部材70を構成してもよい。なお、図6に図示した第2ピストン部材70においては、第2ピストン本体71が小径筒部77と大径筒部78とを有しており、小径筒部77の外周面に大径筒部78から間隔を開けて径方向外方に突出する環状突部79を設け、この環状突部79と大径筒部78との間に画成された環状溝部に摺接部材76を装着している。
また、第1ピストン本体と第1摺接部、並びに、第2ピストン本体と第2摺接部とをインサート成形によって一体成形したものとして説明したが、これに限定されることはなく、第1、第2ピストン本体を形成する樹脂材料を金型内に注入した後に、金型の位置を移動させて第1、第2摺接部を形成する軟質材を注入する、いわゆる2層成形によって第1ピストン本体と第1摺接部、並びに、第2ピストン本体と第2摺接部とを一体成形してもよい。
さらに、第1、第2摺接部を形成する軟質材を最初に注入し、その後第1、第2ピストン本体を形成する樹脂材料を注入してもよい。
小さな力で押下ヘッドおよびステムを押圧でき、かつ、押下ヘッドおよびステムに連係されたピストン部材とシリンダとの圧接力の低下を防止して気密性、液密性を確保することが可能な吐出器を提供する。
また、組立工程の増加を招くことなく、各種吐出器に使用され、良好な摺動特性を有するピストン部材を提供する。
本発明に係る一実施形態として示した吐出器において、ステムおよび押下ヘッドが上方に付勢された状態を示す縦断面図である。 図1に示す吐出器において、空気用シリンダ内を摺動する第1ピストン部材の側面図である。 図2に示す第1ピストン部材の上面図である。 図3におけるX−X断面図である。 図1に示す吐出器において、液用シリンダ内を摺動する第2ピストン部材の縦断面図である。 本発明に係る他の実施形態である吐出器において、ステムおよび押下ヘッドが上方に付勢された状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 吐出器
2 気液混合室
10 ステム
15 空気用シリンダ
16 液用シリンダ
20 押下ヘッド
21 ノズル孔
30 装着部
31 挿入孔
40 第1ピストン部材
41 第1ピストン本体
46 第1摺接部
50 第2ピストン部材
51 第2ピストン本体
56 第2摺接部
60 発泡部材
70 第2ピストン部材
71 第2ピストン本体
76 摺接部材(第2摺接部)

Claims (5)

  1. 容器体の口部に上方付勢状態で立設されるステムと、
    ステムの上端に取り付けられるとともに、ノズル孔が形成された押下ヘッドと、
    ステムが上下動自在に挿入された挿入孔を備えるとともに、容器体の口部に装着される装着部と、
    前記押下ヘッドおよびステムに連係した第1ピストン部材が内部を上下方向に摺動する空気用シリンダと、
    前記押下ヘッドおよびステムに連係した第2ピストン部材が内部を上下方向に摺動する液用シリンダと、
    空気用シリンダからの空気と前記液用シリンダからの液体とが合流する気液混合室と、
    前記ノズル孔と気液混合室との間に設置された発泡部材と、を備え、
    容器体の口部に装着した状態で前記押下ヘッドを押し下げて空気用シリンダ内の空気および液用シリンダ内の液体を加圧することにより、これらの空気および液体を、気液混合室に移送して合流させ発泡部材を通じて発泡させて前記ノズル孔から吐出する構成とされた吐出器であって、
    第1ピストン部材は、第1ピストン本体と、前記空気用シリンダの内面に摺接する第1摺接部とを有し、この第1摺接部が、前記第1ピストン本体よりも硬度の低い軟質材で構成されており、
    第2ピストン部材は、第2ピストン本体と、前記液用シリンダの内面に摺接する第2摺接部とを有し、この第2摺接部が、前記第2ピストン本体よりも硬度の低い軟質材で構成されていることを特徴とする吐出器。
  2. 請求項1に記載の吐出器において、
    前記空気用シリンダ内を摺動する第1ピストン部材は、それぞれ樹脂材料で形成された第1ピストン本体と第1摺接部とが一体成形された構成とされていることを特徴とする吐出器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の吐出器において、
    前記液用シリンダ内を摺動する第2ピストン部材は、それぞれ樹脂材料で形成された第2ピストン本体と第2摺接部とが一体成形された構成とされていることを特徴とする吐出器。
  4. シリンダの内部を摺動するピストン部材であって、
    樹脂材料からなるピストン本体と、このピストン本体の上部および下部の外周端に位置して前記シリンダの内面に摺接される摺接部と、を備え、
    この摺接部は、前記ピストン本体を形成する樹脂材料よりも硬度の低い軟質材で形成され、ピストン本体と摺接部とが一体成形されており、
    前記ピストン本体の周方向の少なくとも一部には、前記ピストン本体の上部に位置する摺接部と下部に位置する摺接部と連結する連絡溝部が形成され、この連絡溝部には前記軟質材からなる帯状部が形成されていることを特徴とするピストン部材。
  5. 請求項4に記載のピストン部材であって、
    前記連絡溝部の少なくとも一部には、ピストン本体の一部を貫通する連絡孔部が形成されていることを特徴とするピストン部材。
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