JP2009176713A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドスイッチ機構の設定状態を明確に把握することができ、使用感を損なうことがない携帯電子機器を提供する。
【解決手段】
筐体と、筐体に収容された基板部と、基部と基部にスライド自在に支持された被操作部32と基板部に接続されたスライドスイッチ12とスライドスイッチ12に係合すると共に被操作部32に連動してスライドする係合部34と基部に形成されてスライドスイッチ12が切り換える設定の内容を示す複数の異なるマーク部5eとを有するスライドスイッチ機構30と、を備える携帯電子機器において、マーク部5eの全部又は全部から一つを除いたものを透明又は肉抜きで形成すると共に、スライドスイッチ機構30は、マーク部5eの全部又は全部から一つを除いたもののうち、スライドスイッチ12の切り換えによって設定された内容を示すマーク部5eの背景の反射色を変化させることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯電子機器に関するものである。
従来、携帯電話機、PHS(Personal Handy−phone System)端末、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ等の携行可能な携帯電子機器において、諸機能の設定を簡便に行うために様々なスライドスイッチ機構が用いられている。例えば、下記特許文献1には、撮像処理を行う撮影モードと、メモリーカードの記録画像をLCD(Liquid Crystal display)パネルに再生表示する再生モードとを切り替えるためにスライドスイッチ機構を採用したデジタルカメラが開示されている。
また、スライドスイッチ機構の慣用技術として、外部に露出するスライド可能な被操作部の近傍に切り換える設定の内容を示す複数の異なるマーク部を配置して、一つのマーク部の配置方向に被操作部をスライドさせるとそのマーク部の示す内容が設定されるものがある。このようなスライドスイッチは、被操作部がいずれのマーク部の近傍に位置しているかを識別できれば、スライドスイッチ機構に係る機能について現在の設定状態を把握することができる。
特開2005−260792号公報
しかしながら、上記のようなスライドスイッチ機構は、携帯電子機器の小型化に伴い小さいものとなっているので、スライドスイッチ機構を一見して機能設定状況を把握することが困難であるという問題があった。これに起因して、ユーザは、ユーザ所望の機能を設定していない状態で携帯電子機器を動作させたり、スライドスイッチ機構を近接視認して被操作部の位置を識別したりしなければならず、使用感が損なわれるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、スライドスイッチ機構の設定状態を明確に把握することができ、使用感を損なうことがない携帯電子機器を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、形態電子機器に係る第一の解決手段として、筐体と、該筐体に収容された基板部と、基部と該基部にスライド自在に支持された被操作部と前記基板部に接続されたスライドスイッチと該スライドスイッチに係合すると共に前記被操作部に連動してスライドする係合部と前記基部に形成されて前記スライドスイッチが切り換える設定の内容を示す複数の異なるマーク部とを有するスライドスイッチ機構と、を備える携帯電子機器において、前記マーク部の全部又は全部から一つを除いたものを透明又は肉抜きで形成すると共に、前記スライドスイッチ機構は、前記マーク部の全部又は全部から一つを除いたもののうち、前記スライドスイッチの切り換えによって設定された内容を示す前記マーク部の背景の反射色を変化させる、という手段を採用する。
また、携帯電子機器に係る第二の解決手段として、上記第一の解決手段において、前記スライドスイッチ機構が、前記マーク部に隣接するように前記筐体に配置されると共に前記被操作部と連動して前記マーク部の背景の反射色を変化させる配色部を備える、という手段を採用する。
また、携帯電子機器に係る第三の解決手段として、上記第一又は第二の解決手段において、前記スライドスイッチ機構が、前記マーク部の背景の反射色を前記基部の色に対してコントラストの高い色又は前記基部の色と異なる蛍光色に変化させる、という手段を採用する。
また、携帯電子機器に係る第四の解決手段として、上記第一から第三の解決手段のうちいずれかにおいて、前記スライドスイッチ機構が、前記マーク部の背景の反射色を前記基部と同一色又は同系色から異なる色に変化させる、という手段を採用する。
また、携帯電子機器に係る第五の解決手段として、筐体と、該筐体に収容された基板部と、基部と該基部にスライド自在に支持された被操作部と前記基板部に接続されたスライドスイッチと該スライドスイッチに係合すると共に前記被操作部に連動してスライドする係合部と前記基部に形成されて前記スライドスイッチが切り換える設定の内容を示す複数の異なるマーク部とを有するスライドスイッチ機構と、を備える携帯電子機器において、前記基板部は、前記マーク部を前記筐体の内側から照光する照光部と、前記照光部を点灯または消灯させる照光制御部と、を有し、前記マーク部の全部又は全部から一つを除いたものを透明又は肉抜きで形成すると共に、前記スライドスイッチ機構および制御部は、前記マーク部のうち全部または全部から一つを除いたもののうち、前記スライドスイッチの切り換え状態に基づいて、前記照光部を点灯または消灯するように制御して、前記設定された内容を示す前記マーク部の背景の透過色を変化させる、という手段を採用する。
また、携帯電子機器に係る第六の解決手段として、上記第一から第五の解決手段のうちいずれかにおいて、複数の撮影モードを有するカメラユニットを備え、前記スライドスイッチが、前記撮影モードを切り換える、という手段を採用する。
本発明によれば、マーク部の全部又は全部から一つを除いたもののうち、スライドスイッチの切り換えによって設定された内容を示すマーク部の背景の反射色を変化させるので、マーク部が示す設定内容の設定時と非設定時とでマーク部の背景の反射色が異なる。これにより、ユーザがマーク部を一見すれば、マーク部の背景の反射色により該マーク部の設定・非設定が直感的に識別されるので、スライドスイッチ機構に係る機能の設定状態を明確に把握することができる。従って、ユーザ所望の機能を設定していない状態で携帯電子機器を動作させたり、スライドスイッチ機構に近接して被操作部の位置を識別したりする必要がなく、使用感が損なわれることがない携帯電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。ここで説明する実施形態は、本発明を携帯電話機に適用した場合のものである。
図1は、本実施形態における折畳式の携帯電話機(携帯電子機器)Aの外観を示す斜視図であり、図2は、略折り畳み状態における携帯電話機Aの背面図である。携帯電話機Aは、複数のモードで撮影が可能なカメラ機能を搭載するものであり、筐体1と、基板部10と、カメラユニット20と、スライドスイッチ機構30とを備えている。
図1及び図2に示すように、筐体1は、操作側筐体2と、この操作側筐体2の厚さ方向に重ね合わせ可能な表示側筐体3とを備えている。これら操作側筐体2と表示側筐体3とは、操作側筐体2の一端部2aと表示側筐体3の一端部3aとがヒンジ部4によって連結され、互いの他端部が近接/離間するように相対的に回動するようになっている。これにより、携帯電話機Aは、操作側筐体2と表示側筐体3とを厚さ方向に重ね合わせた状態に折り畳み可能となっている。なお、筐体1は、硬質プラスティック製のものであり、白色である。
図3は、操作側筐体2及びその内部構成を示す図であって、図3(a)は、操作側筐体2の長手方向に沿った概略縦断面図であり、図3(b)は、一端部2a側の一部を示す分解斜視図である。
図3に示すように、操作側筐体2は、第一筐体5と第二筐体6とを備えており、厚さ方向に分離可能な構造となっている。
第一筐体5は、一面が開放された略箱型形状のものであって、略矩形で平板形状の主壁5aの周縁から直交方向に突出するように側壁5bが成型されたものである。主壁5aには操作ボタン7(図1参照)が露出する多数の孔が成型されており、また、一端部2a側の側壁5b(以下、背壁5cとする)には略矩形の第一切欠部5dが成型されると共にこの第一切欠部5dを挟むようにして二つのマーク部5e(5e1,5e2)が形成されている。
マーク部5e(5e1,5e2)は、携帯電話機Aが有するカメラ機能における撮影モードの設定内容を示すものである。携帯電話機Aは、撮影モードとしてポートレートモードとマクロモードとを有しており、ポートレートモードを示すマーク部5e1が人物をデザイン化した記号となっており、マクロモードを示すマーク部5e2が花をデザイン化した記号となっている。マーク部5e1は、上記の記号をかたどるように肉抜きされて形成されており、マーク部5e2は、上記の記号をかたどるように溝加工により形成されている。なお、ポートレートモードとは、標準モードともいう。
第二筐体6は、第一筐体5と同様に一面が開放された略箱型形状のものであって、主壁5aと略同大同形の主壁6aの周縁から直交方向に突出するように側壁6bが成型されたものである。側壁6bは、主壁6a側の側壁6b1と開放側の側壁6b2とで厚さが異なるように成型されており、側壁6b2が側壁6b1よりも側壁5bの厚さだけ薄くなるように内方側に成型されている。そして、これら側壁6b1と側壁6b2との境界には、主壁6aと平行となる受け面6dが成型されている。
一端部2a側の側壁6b(以下、背壁6cとする)における側壁6b2には、第二筐体6の短手方向の略中央に略矩形の第二切欠部6eが、この第二切欠部6eから長さL1ほど離れた近傍の位置から略矩形の第三切欠部6fが成型されている。
このような構成により、第一筐体5と第二筐体6とは、側壁5bと側壁6bとが嵌合すると共に側壁5bの端面と受け面6dとを当接させた状態で固定されて内部空間Sを形成している。この状態においては、側壁5b及び側壁6bの厚さ方向において、側壁5bの一部と側壁6b2とが重なるようになっており、第一切欠部5dの一部と第二切欠部6eとが、マーク部5e1と第三切欠部6fとがそれぞれ重なるようになっている。
基板部10は、ガラスエポキシ製の主基板11に送信部や受信部を構成するトランジスタやコンデンサ等の各種素子や、通信機能を制御するCPU等の各種電子部品が実装されて構成されている。さらに、この主基板11の背壁5c及び背壁6c側にはスライドスイッチ12が実装されている。このスライドスイッチ12は、1回路2接点のものであり、レバー12aを操作側筐体2の短手方向に長さL2だけスライドさせると上述した撮影モードが切り換わるようになっている。
カメラユニット20は、図3(a)に示すように、第二筐体6の主壁6aに設けられており、基板部10と接続されている。カメラユニット20は、基板部10のCPUによって制御されて、撮影した被写体の画像データを基板部10に出力する。
スライドスイッチ機構30は、基部31と、スライドスイッチ12と、マーク部5eと、被操作部32と、配色部33と、係合部34と、を備えている。
基部31は、筐体1の一部をも構成する背壁5cと背壁6cとで構成されている。また、既に説明した通り、スライドスイッチ12は基板部10を、マーク部5eは操作側筐体2をもそれぞれ構成している。なお、スライドスイッチ12は、レバー12aがマーク部5e1側に位置している場合には、ポートレートモードが設定されるようになっており、レバー12aがマーク部5e2側に位置している場合には、マクロモードが設定されるようになっている。
被操作部32と配色部33と係合部34とは、連結部35とアーム部36とを介して一体的に成型されて、筐体1の短手方向に長さL2だけスライド自在なスライド部材37を形作っている。このスライド部材37は、筐体1の同一色の白色で成型されたものであって、一部が黒色で塗装されている。
被操作部32は、操作側筐体2の短手方向における第一切欠部5dの長さよりも長さL2だけ短い長辺と、操作側筐体2の厚さ方向における第一切欠部5dの長さと略同一の長さの短辺とからなる矩形板状のものである。
連結部35は、被操作部32の長手方向の略中央となる位置から被操作部32の厚さ方向(背壁5c,6cの厚さ方向)に突出するように成型されており、側壁6b2の厚さと略同一の長さを有している。
配色部33は、マーク部5e1,5e2間の長さよりも大きい長辺と被操作部32と略同一の長さの短辺とからなる矩形板状のものである。この配色部33は、その長手方向の略中央で連結部35により被操作部32と平行となるように一体的に成型されている。
この配色部33は、スライド部材37の他の部位と同様の白色と、白色に対してコントラストの高い黒色とが配色されている。具体的には、配色部33の被操作部32側の面において、連結部35から長さL1だけ離れた位置から第三切欠部6fと略同大の面積を有するように黒色の塗装部33aが設けられている。
アーム部36は、連結部35が延設されたように配色部33の略中央から突出して成型されている。
係合部34は、アーム部36の先端側に成型された略U字形状のものであり、挟み込むようにしてレバー12aと係合している。
このような構成により、スライド部材37は、被操作部32が外部に露出するように、また、配色部33が筐体1の内方に配置されるように、被操作部32と配色部33とが側壁6b2を挟み込むように取り付けられている。このため、被操作部32は、第一切欠部5d及び受け面6dに沿って、筐体1の短手方向に長さL2だけスライド可能となっており、被操作部32のスライドに連動して係合部34及びレバー12aがスライドして、撮影モードの切り換え設定がされるようになっている。
次に、上記のような構成を備える携帯電話機Aの作用について、図4を用いて説明する。なお、図4は、スライドスイッチ機構30の動作を示す図であって、図2におけるA−A線断面図である。
以下の説明では、マクロモードからポートレートモードに設定が切り換えられる場合について説明する。
図4(a)に示すように、撮影モードがマクロモードの場合には、被操作部32がマーク部5e2の方向に位置している。このとき、配色部33の塗装部33aが側壁6b2に重なるように位置しており、配色部33の塗装部33a以外の部位が第三切欠部6f及びマーク部5e1に重なるように位置している。すなわち、マーク部5e1の背景の反射色は、筐体1と同色の白色となっている。
被操作部32がマーク部5e1からマーク部5e2の方向にスライドすると連結部35、配色部33及びアーム部36を介して係合部34が連動してスライドする。これに従ってレバー12aがスライドし、撮影モードがマクロモードからポートレートモードに切り換えられる。
撮影モードがポートレートモードに切り換えられると配色部33の塗装部33aが側壁6b2と重なる位置から第三切欠部6f及びマーク部5e1と重なる位置まで移動する。すなわち、マーク部5e1の背景の反射色は、筐体1とコントラストの高い黒色に変化する。
このように、携帯電話機Aによれば、スライドスイッチ12の切り換えによって設定されたポートレートモードを示すマーク部5e1の背景の反射色を黒色と白色とに変化させるので、マーク部5e1が示すポートレートモードの設定時と非設定時とでマーク部5e1の背景の反射色が異なる。これにより、ユーザがマーク部5e1を一見すれば、マーク部5e1の背景の反射色により該マーク部5e1が示すポートレートモードの設定・非設定が直感的に識別される。また、マクロモードが非設定の場合にはマクロモードが設定されており、ポートレートモードが設定されている場合にはマクロモードが非設定となるので、ポートレートモードの設定・非設定が識別されれば、マクロモードの設定・非設定が消極的に識別される。これにより、スライドスイッチ機構30に係る撮影モードの設定状態を明確に把握することができる。
従って、ユーザ所望の撮影モードを設定していない状態で携帯電話機Aを動作させたり、スライドスイッチ機構30に近接して被操作部32の位置を識別したりする必要がなく、使用感が損なわれることがない携帯電話機Aを提供することができる。
また、スライドスイッチ機構30が配色部33の塗装部33aをスライドさせて、マーク部5e1の背景の反射色を筐体1の白色に対してコントラストの高い黒色に変化させるので、筐体1の反射色とマーク部5e2の背景の反射色と差異が大きいものとなる。これにより、撮影モードの設定状態をさらに直感的に識別することができると共に撮影モードの設定状態を明確に把握することができる。
また、配色部33が筐体1と同一色の白色で成型されているので、塗装部33aの黒色とコントラストが高くなると共に、意匠的効果を損なわない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下の変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、マーク部5e2の反射色を変化しないように構成したが、マーク部5e2の背景の反射色を変化させるように構成してもよい。すなわち、図5(a)に示すように、マーク部5e2を肉抜きで形成すると共に側壁6b2に第二切欠部6eから距離L1だけ離れた位置であって、マーク部5e1と重なる位置に第四切欠部6gを形成する。また、配色部33の連結部35から距離L1だけ離れた位置からマーク部5e2と略同大の面積を有する黒色の塗装部33bを形成する。
このような構成によれば、マクロモードを示すマーク部5e1だけでなく、マーク部5e2の背景の反射色を黒色と白色とに変化させるので、二つの撮影モードのうち設定されている撮影モードを示すマーク部5eの背景色が黒色となり、設定されていない撮影モードを示すマーク部5eの背景色が白色となる。これにより、ポートレートモードの設定状態をマクロモードの設定・非設定から消極的に識別しなくてもよく、設定されている撮影モードが直感的かつ直接的に識別される。すなわち、スライドスイッチ機構30に係る撮影モードの設定状態をさらに明確に把握することができる。
(2)また、上記実施形態では、二つの撮影モードに対応してマーク部5eを二つ設けたが、三つ以上の撮影モードに対応してこれと同数のマーク部5eを形成してもよい。例えば、図5(b)に示すように、三つの撮影モードに対応して、長さL3だけスライドさせると各撮影モードが切り換わるように1回路3接点のスライドスイッチ13を主基板11に設けられたものについて、以下のような構成が考えられる。
すなわち、マーク部5e2を設けずに、マーク部5e1に連接するように長さL3の2倍の距離ごとにマーク部5e3,5e4を肉抜きで形成すると共に、これらに重なる側壁6b2の各位置に第五切欠部6h,第六切欠部6iを成型する。そして、配色部33に塗装部33aから距離L3ごとに塗装部33c、33dを設ければ、マーク部5e1,5e3,5e4のうちいずれか一つの背景の反射色を変化させることができる。
(3)また、上記実施形態では、マーク部5e1を肉抜きで形成したが、透明に構成してもよい。例えば、基部31を透明に形成して、マーク部5e1のみに塗装をしないようにすれば、マーク部5e1を透明にすることができる。
また、上記実施形態では、基部31を筐体1の一部により構成したが、筐体1と別体のものから基部31を構成して、筐体1に取り付ける構成にしてもよい。
(4)また、上記実施形態では、配色部33に基部31(筐体1)の白色とコントラストの高い黒色を塗装部33aとして設けたが、これはコントラストの高い反射色によって識別性を向上させたためであり、他の反射色であってもよい。なお、蛍光色を用いても識別性を向上させることができる。
(5)また、上記実施形態では、スライド部材37を白色に成型して配色部33を白色に構成したが、これは基部31と同色とすることにより意匠的効果を高めたものであり、必ずしも同色にする必要はない。なお、配色部33を基部31と同系色に構成しても意匠的効果を高めることができる。
図6は、本発明の実施形態において、操作側筐体2及びその内部構成の変形例を示す図である。すなわち、図6は、操作側筐体2及びその内部構成を示す図であって、図6(a)は、操作側筐体2の長手方向に沿った概略縦断面図であり、図6(b)は、一端部2a側の一部を示す分解斜視図である。
図6に示すように、操作側筐体2は、第一筐体5と第二筐体6とを備えており、厚さ方向に分離可能な構造となっている。
第一筐体5は、一面が開放された略箱型形状のものであって、略矩形で平板形状の主壁5aの周縁から直交方向に突出するように側壁5bが成型されたものである。主壁5aには操作ボタン7(図1参照)が露出する多数の孔が成型されており、また、一端部2a側の側壁5b(以下、背壁5cとする)には略矩形の第一切欠部5dが成型されると共にこの第一切欠部5dを挟むようにして二つのマーク部5e(5e1,5e2)が形成されている。
マーク部5e(5e1,5e2)は、携帯電話機Aが有するカメラ機能における撮影モードの設定内容を示すものである。携帯電話機Aは、撮影モードとしてポートレートモードとマクロモードとを有しており、ポートレートモードを示すマーク部5e1が人物をデザイン化した記号となっており、マクロモードを示すマーク部5e2が花をデザイン化した記号となっている。マーク部5e1は、上記の記号をかたどるように肉抜きされて形成されており、マーク部5e2は、上記の記号をかたどるように溝加工により形成されている。なお、ポートレートモードとは、標準モードともいう。
第二筐体6は、第一筐体5と同様に一面が開放された略箱型形状のものであって、主壁5aと略同大同形の主壁6aの周縁から直交方向に突出するように側壁6bが成型されたものである。側壁6bは、主壁6a側の側壁6b1と開放側の側壁6b2とで厚さが異なるように成型されており、側壁6b2が側壁6b1よりも側壁5bの厚さだけ薄くなるように内方側に成型されている。そして、これら側壁6b1と側壁6b2との境界には、主壁6aと平行となる受け面6dが成型されている。
一端部2a側の側壁6b(以下、背壁6cとする)における側壁6b2には、第二筐体6の短手方向の略中央に略矩形の第二切欠部6eが、この第二切欠部6eから長さL1ほど離れた近傍の位置から略矩形の第三切欠部6fが成型されている。
このような構成により、第一筐体5と第二筐体6とは、側壁5bと側壁6bとが嵌合すると共に側壁5bの端面と受け面6dとを当接させた状態で固定されて内部空間Sを形成している。この状態においては、側壁5b及び側壁6bの厚さ方向において、側壁5bの一部と側壁6b2とが重なるようになっており、第一切欠部5dの一部と第二切欠部6eとが、マーク部5e1と第三切欠部6fとがそれぞれ重なるようになっている。
基板部10は、ガラスエポキシ製の主基板11に送信部や受信部を構成するトランジスタやコンデンサ等の各種素子や、通信機能を制御するCPU等の各種電子部品が実装されて構成されている。さらに、この主基板11の背壁5c及び背壁6c側にはスライドスイッチ12、照光部40および制御部41が実装されている。照光部40は側面発光式のLEDが好ましい。また、制御部41は、スライドスイッチ12の位置を検出して、この検出に基づいてLED40の発光の制御を行う。定常状態では、LED40は消灯しており、スライドスイッチ12をスライドした時に点灯する。そして所定の間点灯を継続する。ユーザはこの間にスライドスイッチの位置が所望の撮影モードを示す位置になっている否かを確認することが可能となる。所望の位置になっている場合は、スライドスイッチ12の操作を止め、所望の位置になっている場合は、所望の撮影モードを示す位置にスライドさせることができる。特に周囲が暗い場合に効果を奏する。このスライドスイッチ12は、1回路2接点のものであり、レバー12aを操作側筐体2の短手方向に長さL2だけスライドさせると上述した撮影モードが切り換わるようになっている。
カメラユニット20は、図6(a)に示すように、第二筐体6の主壁6aに設けられており、基板部10と接続されている。カメラユニット20は、基板部10のCPUによって制御されて、撮影した被写体の画像データを基板部10に出力する。
スライドスイッチ機構30は、基部31と、スライドスイッチ12と、マーク部5eと、被操作部32と、光透過性の配色部44と、係合部34と、を備えている。
基部31は、筐体1の一部をも構成する背壁5cと背壁6cとで構成されている。また、既に説明した通り、スライドスイッチ12は基板部10を、マーク部5eは操作側筐体2をもそれぞれ構成している。なお、スライドスイッチ12は、レバー12aがマーク部5e1側に位置している場合には、ポートレートモードが設定されるようになっており、レバー12aがマーク部5e2側に位置している場合には、マクロモードが設定されるようになっている。
被操作部32と光透過性の配色部44と係合部34とは、連結部35とアーム部36とを介して一体的に成型されて、筐体1の短手方向に長さL2だけスライド自在なスライド部材37を形作っている。このスライド部材37は、筐体1の同一色の白色で成型されたものであって、一部が光透過性の塗料で塗装されている。
被操作部32は、操作側筐体2の短手方向における第一切欠部5dの長さよりも長さL2だけ短い長辺と、操作側筐体2の厚さ方向における第一切欠部5dの長さと略同一の長さの短辺とからなる矩形板状のものである。
連結部35は、被操作部32の長手方向の略中央となる位置から被操作部32の厚さ方向(背壁5c,6cの厚さ方向)に突出するように成型されており、側壁6b2の厚さと略同一の長さを有している。
光透過性の配色部44は、マーク部5e1,5e2間の長さよりも大きい長辺と被操作部32と略同一の長さの短辺とからなる矩形板状のものである。この配色部33は、その長手方向の略中央で連結部35により被操作部32と平行となるように一体的に成型されている。
この光透過性の配色部44は、スライド部材37の他の部位と同様の白色と、白色に対してコントラストの高い赤色や青色が配色されている。具体的には、配色部33の被操作部32側の面において、連結部35から長さL1だけ離れた位置から第三切欠部6fと略同大の面積を有するように光透過性の塗装部44が設けられている。
アーム部36は、連結部35が延設されたように配色部33の略中央から突出して成型されている。
係合部34は、アーム部36の先端側に成型された略U字形状のものであり、挟み込むようにしてレバー12aと係合している。
このような構成により、スライド部材37は、被操作部32が外部に露出するように、また、配色部33が筐体1の内方に配置されるように、被操作部32と配色部33とが側壁6b2を挟み込むように取り付けられている。このため、被操作部32は、第一切欠部5d及び受け面6dに沿って、筐体1の短手方向に長さL2だけスライド可能となっており、被操作部32のスライドに連動して係合部34及びレバー12aがスライドして、撮影モードの切り換え設定がされるようになっている。
また、上記実施形態では、折畳式の携帯電話機Aに本発明を適用したが、他の形式(例えば、ストレート型、スライド式)の携帯端末、PHS端末、PDA、デジタルカメラ等に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、カメラ機能の撮影モードの切り換え設定に本発明を適用したが、他の機能の設定に適用してもよい。例えば、マナーモードの切り換えに適用してもよいし、誤動作防止のロック機能に適用してもよい。
本発明の一実施形態において、携帯電話機A(携帯電子機器)の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態において、折り畳み状態における携帯電話機Aの背面図である。 本発明の一実施形態において、操作側筐体2及びその内部構成を示す図である。 本発明の一実施形態において、スライドスイッチ機構30の動作を示す図であって、図2におけるA−A線断面図である。 本発明の一実施形態において、スライドスイッチ機構30の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態において、操作側筐体2及びその内部構成の変形例を示す図である。
符号の説明
1…筐体
5c…背壁(基部)
5d…第一切欠部
5e(5e1〜5e4)…マーク部
6c…背壁(基部)
6d…受け面
6e…第二切欠部
6f…第三切欠部
6g…第四切欠部
6h…第五切欠部
6i…第六切欠部
10…基板部
11…主基板
12,13…スライドスイッチ
12a…レバー
20…カメラユニット
30…スライドスイッチ機構
31…基部
32…被操作部
33…配色部
33a〜33d…塗装部
34…係合部
35…連結部
36…アーム部
37…スライド部材
40…照光部(LED)
41…制御部(CPU)
44…光透過性の配色部(光透過性の塗装部)
A…携帯電話機(携帯電子機器)

Claims (6)

  1. 筐体と、
    該筐体に収容された基板部と、
    基部と該基部にスライド自在に支持された被操作部と前記基板部に接続されたスライドスイッチと該スライドスイッチに係合すると共に前記被操作部に連動してスライドする係合部と前記基部に形成されて前記スライドスイッチが切り換える設定の内容を示す複数の異なるマーク部とを有するスライドスイッチ機構と、を備える携帯電子機器において、
    前記マーク部の全部又は全部から一つを除いたものを透明又は肉抜きで形成すると共に、
    前記スライドスイッチ機構は、前記マーク部の全部又は全部から一つを除いたもののうち、前記スライドスイッチの切り換えによって設定された内容を示す前記マーク部の背景の反射色を変化させることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記スライドスイッチ機構は、前記マーク部に隣接するように前記筐体に配置されると共に前記被操作部と連動して前記マーク部の背景の反射色を変化させる配色部を備えることを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  3. 前記スライドスイッチ機構は、前記マーク部の背景の反射色を前記基部の色に対してコントラストの高い色又は前記基部の色と異なる蛍光色に変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電子機器。
  4. 前記スライドスイッチ機構は、前記マーク部の背景の反射色を前記基部と同一色又は同系色から異なる色に変化させることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  5. 筐体と、
    該筐体に収容された基板部と、
    基部と該基部にスライド自在に支持された被操作部と前記基板部に接続されたスライドスイッチと該スライドスイッチに係合すると共に前記被操作部に連動してスライドする係合部と前記基部に形成されて前記スライドスイッチが切り換える設定の内容を示す複数の異なるマーク部とを有するスライドスイッチ機構と、
    を備える携帯電子機器において、
    前記基板部は、前記マーク部を前記筐体の内側から照光する照光部と、
    前記照光部を点灯または消灯させる制御部と、を有し、
    前記マーク部の全部又は全部から一つを除いたものを透明又は肉抜きで形成すると共に、
    前記スライドスイッチ機構および前記制御部は、前記マーク部のうち全部または全部から一つを除いたもののうち、前記スライドスイッチの切り換え状態に基づいて、前記照光部を点灯または消灯するように制御して、前記設定された内容を示す前記マーク部の背景の透過色を変化させることを特徴とする携帯電子機器。
  6. 複数の撮影モードを有するカメラユニットを備え、
    前記スライドスイッチは、前記撮影モードを切り換えることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の携帯電子機器。
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