JP2005107295A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮像素子及びレンズからなる撮像部を筐体に設けた携帯端末装置において、撮像素子とレンズとの間隔寸法を変更させる可変機構を筐体内部に容易に組み込むことができるようにする。
【解決手段】 可変機構21が、レンズ29を保持するレンズホルダー41と、レンズホルダー41の外周面から半径方向に突出するホルダーレバー43と、外方に露出して筐体2に形成された軌道孔52の長手方向に移動可能なスライド操作部45と、レンズホルダー41を回転させた際にレンズ29を光軸L2方向に移動させる可動機構とを備え、スライド操作部45が、軌道孔52に係合する係合部53と、筐体2の内部側に配され、ホルダーレバー43に連結する連結部67とを備え、スライド操作部45を軌道孔52に沿って移動させた際に、レンズホルダー41が光軸L2を中心として回転することでレンズ29と撮像素子27との間隔寸法を変更させる携帯端末装置を提供する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、通常撮影モードと接写撮影モードとを有する撮像部を備えた携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末装置に関する。
従来の携帯端末装置としては、筐体内部に収容されるカメラモジュール、およびカメラモジュールの撮影モードを通常撮影モードと接写撮影モードとに切り換えるレバー機構を備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。カメラモジュールは、撮像素子及び撮像素子上に映像を結像させるレンズを備えており、レバー機構は、カメラ外カバーの表面に沿ってスライド操作される操作部と、この操作部と一体的に形成されたレバー本体とを備えている。
また、レンズを固定するレンズホルダーには、レバー本体に連結されるレバーが形成されており、操作部を操作することにより、レンズがカメラモジュールの光軸を中心として回転するようになっている。そして、このレンズの回転によって光軸方向に関する撮像素子とレンズとの相対距離が変化し、撮影モードが切り換えられることになる。
このように構成された携帯端末装置において、レバー機構を筐体内部に組み込む際には、はじめに、筐体を構成する一方のケースに対してレバー本体の位置決めを行う。この位置決めの際には、ガイドピンを予めレバー本体に形成された複数のガイド孔にそれぞれ挿通させると共に、前記一方のケースに固定する。その後、他方のケースを被せることにより、レバー機構が筐体内部の所定位置に保持されることになる。
特開平6−43611号公報
しかしながら、上記従来の携帯端末装置においては、ガイドピンを用いて一方のケースに対するレバー本体の位置決めを行う必要があったため、レバー機構の筐体内部への組み込みが面倒であるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した事情に鑑みてなされたもので、通常撮影モードと接写撮影モードを有するカメラモジュールを搭載した携帯端末装置において、レンズを回転させる機構の組み込み性を向上できる携帯端末装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る携帯端末装置は、撮像素子と、該撮像素子上に映像を結像させるレンズとを備える撮像部が少なくとも1つの筐体に設けられ、前記筐体内部に設けられ、前記撮像部の光軸方向に関する前記撮像素子及びレンズの間隔寸法を変更させる可変機構を備えた携帯端末装置であって、前記可変機構が、前記レンズを保持するレンズホルダーと、該レンズホルダーの外周面から半径方向に突出するホルダーレバーと、前記筐体の外方に露出すると共に前記筐体に形成された軌道孔の長手方向に移動可能なスライド操作部と、前記光軸を中心として前記レンズホルダーを回転させた際に前記レンズを光軸方向に移動させる可動機構とを備え、該スライド操作部が、前記軌道孔に係合する係合部と、前記筐体の内部側に配され、前記ホルダーレバーに連結する連結部とを備え、前記スライド操作部を前記軌道孔に沿って移動させた際に、前記連結部を介して前記ホルダーレバーが移動されて、前記レンズホルダーが前記光軸を中心として回転することで前記レンズと前記撮像素子との間隔寸法を変更するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る携帯端末装置は、前記連結部が、前記スライド操作部の移動方向に配列されると共に、前記ホルダーレバーを挟み込む一対の突起部からなり、少なくとも前記ホルダーレバーと接触する前記突起部の接触面が、前記突出方向を中心とする凸曲面に形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯端末装置は、前記一対の突起の先端が、先細り状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯端末装置は、前記スライド操作部が、前記筐体の外方側に配されたスライドノブと、前記筐体の内部側に配されたアーム部材とを備え、前記スライドノブに前記係合部が一体的に形成され、前記アーム部材が前記スライドノブに対して係止する係止部を備え、これらスライドノブ及びアーム部材を前記筐体に取り付けた状態において、前記スライド操作部の移動方向の軸線を中心として前記スライド操作部が揺動することを規制する規制手段を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯端末装置は、前記スライド操作部の移動軌跡の両端部において前記スライド操作部の位置を保持するクリック機構を備え、該クリック機構が、前記スライド操作部に形成された弾性変形可能な凸部と、前記筐体の内部側に形成され、前記凸部の突出方向の逆側に突出する保持凸部とを備え、これら凸部及び保持凸部が、前記スライド操作部の移動方向に互いに重ねて配されていることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯端末装置は、前記スライド操作部が、前記筐体の内部側に突出する突出部を備え、前記筐体内部に、押し下げ可能な切換スイッチ部と、該切換スイッチ部の押し下げに基づいて前記撮像素子及びレンズの間隔寸法を識別する制御部とが設けられ、前記スライド操作部を前記軌道孔の一方の端部側に移動させた際に、前記突出部が前記切換スイッチ部を押し下げることを特徴とする。
本発明によれば、スライド操作部を筐体の軌道孔に係合させる構成となっているため、可変機構を筐体内部に組み込む際に、筐体に対するスライド操作部の位置決めを行う必要がない。したがって、可変機構を容易に筐体内部に組み込むことができ、携帯端末装置の製造効率の向上も図ることができる。
図1から図10は本発明に係る一実施形態を示しており、ここで説明する実施の形態は、この発明を携帯電話機に適用した場合のものである。
この実施の形態に係る携帯電話機(携帯端末装置)1は、図1に示すように、第1の筐体2と、この第1の筐体2の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体3と、これら2つの筐体2,3を、その重ね合わせ方向に延びる基準軸線L1を中心として回動可能に連結する連結手段5とを備えている。なお、連結手段5は、2つの筐体2,3の各端部2b,3b(以下、基端部2b,3bと呼ぶ。)同士を連結するようになっている。
重ね合わせ時に第2の筐体3と対向する第1の筐体2の内面2aには、通話キー、終話キー、テンキー等の各種押圧可能な操作キーからなる第1の操作部7が設けられている。また、内面2aのうち、基端部2bの反対側に位置する第1の筐体2の先端部2cには、マイクロフォン部9が設けられている。これら第1の操作部7及びマイクロフォン部9は、第1、第2の筐体2,3を開いた状態から基準軸線L1を中心に相互に180°回動して、図2(a)に示すように、重ね合わせて閉じた状態において、第2の筐体3により覆い隠されるようになっている。さらに、この内面2aに隣接する第1の筐体2の側面2dには、複数の押圧可能な操作キーからなる第2の操作部11が設けられており、この第2の操作部11は、2つの筐体2,3を相互に閉じた状態においても外方に露出している。
第1の筐体2の内面2aと略同方向に向く第2の筐体3の外面3aには、各種情報を表示する表示部13が設けられ、また、この外面3aのうち、基端部3bの反対側に位置する第2の筐体3の先端部3cには、スピーカー部15が設けられている。これら表示部13及びスピーカー部15は2つの筐体2,3を相互に閉じても外方に露出している。
また、図2(b)に示すように、内面2aの反対側に向く第2の筐体3の外面2e側には、被写体を撮影するための撮像部17と、暗い場所において撮影する際に被写体を照らす撮影用の照明部19と、撮像部17の撮影モードを通常撮影モードと接写撮影モードとに切り換える切換機構(可変機構)21とが設けられている。ここで、通常撮影モードは、撮像部17から被写体までの距離が比較的遠い場合に使用するものであり、例えば、撮像部17からの距離が700mmから無限大にある被写体に焦点を合わせることができる撮影モードである。また、接写撮影モードは、撮像部17から被写体までの距離が比較的近い場合に使用するものであり、例えば、撮像部17からの距離が400mm以内にある被写体に焦点を合わせることができる撮影モードである。
照明部19は2つの発光部23,25を備えており、一方の発光部23は接写撮影モードにおいて被写体を照らす光量の小さい発光ダイオードからなり、他方の発光部25は通常撮影モードにおいて被写体を照らす光量の大きいキセノン管フラッシュとからなる。
撮像部17は、図3に示すように、第1の筐体2の外面2eに略直交する光軸L2に沿って順次配列されたレンズ窓27、レンズ29及び撮像素子31を備えている。レンズ窓27は、光を透過させるガラスやアクリル等の透過性材料から形成されており、第1の筐体2の外面2eから内部に貫通する貫通孔28を隙間無く塞いでいる。
撮像素子31は、被写体からの光を受光して、光の明暗に比例した電気信号を出力することにより被写体の撮影を行う、所謂CCD(Charge-Coupled Device)からなり、円筒部33を有する支持部材35を介して回路基板37に搭載されている。光軸L2を中心とする円筒部33の外周面には、雄ねじ33aが形成されている。なお、回路基板37は、厚さ方向に分割可能な2つのケース部材36,38からなる第1の筐体2のうち、内面2a側を形成する第1のケース部材36の主壁部40に近接して固定されている。
レンズ29は、撮像素子31に映像を結像させるものであり、略円筒状のレンズホルダー41に固定されている。レンズホルダー41の内周面には支持部材35の雄ねじ33aに螺合する雌ねじ41aが形成されている。これら雄ねじ33a及び雌ねじ41aは、支持部材35に対してレンズホルダー41を回転させることにより、レンズ29が光軸L2方向に移動してレンズ29と撮像素子31との間隔寸法を変化させる可動機構を構成している。この間隔寸法の変化により、撮像部17の焦点距離が切り換えられることになる。
なお、以上のように構成された撮像部17において撮影された映像は、前述した表示部13において視認することができる。
切換機構21は、前述したレンズホルダー41及び可動機構と、レンズホルダー41の外周面から半径方向外方に突出するホルダーレバー43と、ホルダーレバー43に連結するスライド操作部45とを備えている。スライド操作部45は、使用者の手指によりレンズホルダー41を回転させるものであり、ポリアセタール等の弾性変形可能な樹脂材料からなるスライドノブ47及びアーム部材49から構成されている。
スライドノブ47は、第2のケース部材38の外面2eに形成した凹部50に収容されるつまみ部51と、凹部50の底面から第1の筐体2の内部に貫通した軌道孔52に係合する一対の係合部53,53とを備えている。
つまみ部51は、図4に示すように、平面視略長方形の略薄板状に形成されており、その表面51aには、つまみ部51の長手方向(DE方向)に沿って配列された複数の突起54が形成されている。
一対の係合部53,53は、つまみ部51の裏面51bからつまみ部51の厚さ方向に突出して形成されており、DE方向に直交するつまみ部51の幅方向に配列されている。各係合部53の先端部には前記幅方向の外方側に突出する略楔状の鉤部55がそれぞれ形成されている。これら係合部53,53は、つまみ部51の幅方向に弾性変形できるようになっている。
また、一方の係合部53には、その先端部からつまみ部51の厚さ方向にさらに突出する爪部57が形成されている。爪部57は、DE方向に突出する一対の鉤部59,59を備えており、これら鉤部59,59は略楔状に形成されている。
アーム部材49は、図5に示すように、平面視略長方形の略板状に形成されており、その厚さ方向に貫通する略矩形状の貫通孔61を形成したものである。この貫通孔61の内壁面には、アーム部材49の長手方向(DE方向)に突出する一対の係止部63,63が設けられており、これら係止部63,63は、図4に示すスライドノブ47の爪部57に係止するように形成されている。すなわち、図6に示すように、各係止部63の先端部には、略楔状の鉤部65がそれぞれ形成されており、アーム部材49の表面49aをスライドノブ47の裏面51bに対向させた状態で爪部57の鉤部59に係合するようになっている。なお、このアーム部材49の係止部63,63は、それぞれアーム部材49の長手方向の外方側に弾性変形できるようになっている。
また、図5に示すように、このアーム部材49には、その裏面49b側に突出する一対の突起部(連結部)67,67、及び1つの突出部69が設けられている。一対の突起部67,67は、それぞれ略円柱状に形成されており、DE方向に配列されている。また、各突起部67の先端は先細り状に形成されている。突出部69は、図6に示すように、回路基板37に搭載された切換スイッチ部71の押圧部73を押し下げるものである。
さらに、図5に示すように、このアーム部材49は、その幅方向の一端部に設けられたガイド部75と、その幅方向の他端部に位置する側壁部49cに形成された凸部77とを備えている。ガイド部75は、アーム部材49の長手方向にわたって表面49aから厚さ方向に突出して形成されている。凸部77は、アーム部材49の幅方向外方側に突出し、アーム部材49の長手方向に沿って滑らかな凸面状に形成されている。なお、凸部77を有する側壁部49cは、アーム部材49の幅方向に弾性変形可能となっている。
図1、2に示す連結手段5は、基準軸線L1を中心線とする略円筒状の回転軸(不図示)を備えており、この回転軸の貫通孔を介して2つの筐体2,3の内部空間を相互に連通させている。2つの筐体2,3の内部に設けられた回路基板や各種電子部品は、この貫通孔を介してケーブル(不図示)により相互に電気的に接続されている。これにより、例えば、第1の筐体2に設けられた撮像部17において撮影された映像は、第2の筐体3に設けられた表示部13において表示させることができる。
以上のように構成された携帯電話機1において、第1の筐体2に対する切換機構21の組み込み方法について説明する。
はじめに、図7に示すように、スライドノブ47の係合部53,53を第2のケース部材38の外面2e側から軌道孔52に挿入する。ここで、軌道孔52の幅方向の寸法は、一対の鉤部55,55の幅寸法よりも狭く形成されているため、この挿入の際には一対の係合部53,53が相互に近づく方向に弾性変形する。そして、鉤部55,55が軌道孔52を抜けた後に、係合部53,53が弾性復帰して軌道孔52に係合することになる。
なお、この状態においては、つまみ部51がED方向の直交方向(FG方向)に面する凹部50の2つの側壁面に当接し、スライドノブ43のFG方向への移動が規制されている。
ここで、軌道孔52の長手方向(DE方向)の寸法は、係合部53,53のDE方向の長さ寸法よりも大きいため、スライドノブ47を軌道孔52の長手方向の両端間でDE方向に移動させることができる。また、係合部53,53が軌道孔52の長手方向の端部に当接している状態においては、つまみ部51の長手方向端部も凹部50の側壁面に当接することになる。
なお、このスライドノブ47を取り付けた第2のケース部材38の内側には、係合部53,53の突出方向に突出すると共に、軌道孔52の長手方向にわたって配された内側壁部79が、軌道孔52に隣接して形成されている。そして、係合部53に対向する内側壁部79の表面79aには、係合部53側に向けて突出する保持凸部81が形成されている。この保持凸部81は、ED方向にわたって滑らかな凸面状に形成されている。
スライドノブ47を第2のケース部材38に取り付けた後には、図8に示すように、アーム部材49の係止部63を、第2のケース部材38の内側に突出するスライドノブ47の爪部57に係止させて、スライドノブ47とアーム部材49とを一体的に固定する。
この状態においては、アーム部材49のガイド部75が、第2のケース部材38の内側にED方向に沿って窪んで形成された軌道凹部83に入り込むため、アーム部材49は、ED方向にのみ移動可能となっている。
したがって、スライドノブ47及びアーム部材49を第2のケース部材38に取り付けた状態においては、スライドノブ47のつまみ部51が凹部50により、また、アーム部材49が軌道凹部83により、それぞれFG方向に対して移動不能となる。このため、軌道孔52に挟まれて位置する係合部53,53を中心に、すなわち、スライド操作部45の移動方向の軸線を中心にスライド操作部45が揺動することを抑制できる。これら第2のケース部材38に形成された凹部50及び軌道凹部83と、アーム部材49のガイド部75とにより、スライド操作部45の揺動を規制する規制手段110が構成される。
また、スライドノブ47の係合部53が軌道孔52の端部に位置している状態においては、アーム部材49の凸部77と第2のケース部材38の保持凸部81とが、相互に逆向きに突出すると共にDE方向に重なるように配されている。このため、この状態においては、スライド操作部45がDE方向に沿って不意に移動することを防止し、スライド操作部45の位置を保持できる。
なお、この状態から所定以上の力によりスライド操作部45をDE方向に移動させた場合には、凸部77を有するアーム部材49の側壁部49cが弾性変形して、凸部77が第2のケース部材38の保持凸部81を乗り越えることになる。これらアーム部材49の凸部77及び第2のケース部材38の保持凸部81により、スライド操作部45の位置が変更されたことを認識するクリック機構120が構成されている。
以上のように、スライド操作部45を第2のケース部材38に取り付けた後に、図3に示すように、第1のケース部材36の所定位置に回路基板37、切換スイッチ部71及びレンズ窓27を除く撮像部17をそれぞれ固定し、最後に、2つのケース部材36,38を相互に閉じて第1の筐体2を構成する。
この際には、図9に示すように、撮像部17のホルダーレバー43をアーム部材49の突起部67の先端側から一対の突起部67,67の間に挿入するが、突起部67の先端が先細り状に形成されているため、ホルダーレバー43がこの先端の傾斜面によって一対の突起部67の間に案内されることになる。
なお、スライド操作部21が軌道孔52の一端部に位置している場合には、ホルダーレバー43が突起部67,67の配列方向に対して斜めに進入した状態となる。また、この状態においては、2つの突起部67,67が共にホルダーレバー43に当接している。
以上のように構成された携帯電話機1の使用方法について説明する。
携帯電話機1を鞄や衣服のポケットに収容して携行する場合には、図2に示すように、2つの筐体2,3を閉じた状態とする。この状態においては、表示部13が外方に露出しているため、例えば、着信したメールやインターネットを閲覧する場合に、各種情報を表示部13において視認することができる。
この状態において、例えば、遠くの被写体を撮影する場合には、第1の筐体2の側面に形成された第2の操作部11を適宜操作して写真撮影可能な状態にする。そして、図7(a)に示すように、スライドノブ47が凹部50の一端部側、すなわち、通常撮影モードとなるE方向側に位置していることを確認する。
この状態から近くの被写体を撮影する場合には、使用者がつまみ部51の突起54に指を引っ掛け、所定以上の力によりつまみ部51をD方向に沿って移動させる。このスライド操作部45の移動の際には、図10に示すように、2つの突起部67,67により挟まれたホルダーレバー43が、光軸L2を中心として回動するため、撮像部17の焦点距離が切り換えられて撮像部17の撮影モードが接写撮影モードとなる。
また、この移動の際には、前述したように、アーム部材49の凸部77が弾性変形して、第2のケース部材38の保持凸部81を乗り越えることになる。
さらに、この移動の際には、図6に示すように、アーム部材49の突出部69によって切換スイッチ部71の押圧部73が押し下げられた状態となる。第1の筐体2の内部に設けられ、切換スイッチ部71と電気的に接続された制御部72は、この押圧部73の押し下げに基づいて撮像部17の撮影モードが接写撮影モードにあることを認識すると共に、撮影時に照明部19により被写体を照らす際に、発光量の小さい発光部23を選択する。なお、切換スイッチ部71の押圧部73の押し下げが解除された状態においては、制御部72が、撮像部17の撮影モードが通常撮影モードにあることを認識すると共に、撮影時に発光量の大きい発光部25を選択する。
以上のように、撮像部17の撮影モードを選択した後に、図2に示すように、第2の操作部11を操作して被写体の撮影を行う。なお、この被写体の撮影は、2つの筐体2,3を相互に開いた状態において行っても良い。
また、2つの筐体2,3を相互に閉じて携行している状態から、例えば、第1の操作部7を用いたメール等の文章作成や電話番号の入力や、マイクロフォン部9及びスピーカー部15を用いた通話を行う場合には、図1に示すように、第2の筐体3を第1の筐体2に対して基準軸線L1を中心にA方向に180°回動させ、第1の操作部7やマイクロフォン部9を外方に露出させるように2つの筐体2,3を相互に開く。
そして、2つの筐体2,3を相互に開いた状態での携帯電話機の使用が終了した際には、第2の筐体3を第1の筐体2に対してA方向とは逆のB方向に回動させて閉じる動作を行う。
上記のように、この携帯電話機1によれば、スライド操作部45を第1の筐体2の軌道孔52に係合させる構成となっているため、切換機構21を第1の筐体2の内部に組み込む際に、第1の筐体2に対するスライド操作部45の位置決めを行う必要がない。したがって、切換機構21を容易に第1の筐体2内部に組み込むことができ、携帯電話機1の製造効率の向上も図ることができる。
また、ホルダーレバー43が、いずれか一方の撮影モードとなる位置に配されている場合には、突起部67,67の配列方向に対して斜めに進入した状態となり、この状態において、ホルダーレバー43は一対の突起部67,67の滑らかな凸曲面に当接するため、ホルダーレバー43が傷つくことを防止できる。
さらに、一対の突起部67,67は凸曲面を有しているため、ホルダーレバー43を挟み込む一対の突起が角部を有する、例えば角柱状に形成した場合と比較して、一対の突起部67,67の間隔を狭めることができる。すなわち、凸曲面を有する突起部67,67は、ホルダーレバー43が当接する角柱の角部を削り取った面を形成するため、この削り量の分だけ突起部67,67の間隔を狭めることができる。したがって、スライド操作部45の小型化を図って切換機構21の構成をコンパクトにまとめることができる。
また、ホルダーレバー43を突起部67,67の突出方向から一対の突起部67,67の間に挿入する際に、ホルダーレバー43の挿入位置が一対の突起部67,67に対してずれていても、ホルダーレバー43が突起部67,67の先端に形成された傾斜面によって所定位置に案内されるため、ホルダーレバー43とスライド操作部45との組み込み性を向上させることができる。
さらに、規制手段110によってスライド操作部45の移動方向の軸線を中心に、すなわち、軌道孔52に挟まれて位置する係合部53,53を中心にスライド操作部45が揺動することを抑制できるため、スライド操作部45の操作感を向上させることができる。
そして、一対のケース36,38を閉じてホルダーレバー43を2つの突起部67,67の間に挿入する際にも、スライド操作部45が不意に揺動しないため、ホルダーレバー43を容易に突起部67,67の間に挿入でき、第1の筐体2に対する切換機構21の組み込み性をさらに向上させることもできる。
また、撮影モードを変更する際には、所定以上の力によりスライド操作部45を移動させるクリック機構120を備えているため、2つの撮影モードのいずれかに移行したことを容易に認識できる所謂クリック感が得られる。
さらに、2つのケース部材36,38を相互に閉じて、ホルダーレバー43を2つの突起部67,67の間に挿入する際には、クリック機構120によりスライド操作部45を軌道孔52の一端側の位置に保持させておくことができるため、第1の筐体2に対する切換機構21の組み込みを容易に行うことができる。
また、アーム部材49には、レンズホルダーを回転させる一対の突起部67,67と、切換スイッチ部71の押圧部73を押し下げる突出部69とが一体的に形成されているため、スライド操作部45によるレンズ29の光軸L2方向への移動と同時に、撮像部17の撮影モードを制御部72に識別させることができる。
なお、上記の実施形態においては、アーム部材49に形成された一対の突起部67,67は略円柱状に形成されるとしたが、これに限ることはなく、少なくともホルダーレバー43に接触する面が凸曲面に形成されていればよい。
また、アーム部材49にFG方向への移動を規制する規制手段110を設けない場合には、スライド操作部45を1つの部材から形成するとしても構わない。すなわち、例えば、スライドノブ47の係合部53,53の先端に、ホルダーレバー43に連結する突起、切換スイッチ部71の押圧部73を押圧する突出部や、クリック機構120の凸部を形成するとしても構わない。
また、制御部72は、切換スイッチ部71の押圧部73の押し下げ状態に基づいて、2つの撮影モードに応じた2つの発光部23,25のいずれか一方を選択するとしたが、これに限ることはなく、2つの撮影モードの切り換えと同時に、各撮影モードに応じた各種機能を起動させる、若しくは起動できる状態に設定するとしても構わない。
すなわち、例えば、押圧部73が押し下げられて接写撮影モードとなる状態において、制御部72が、撮影される文字を文字情報として認識する文字認識機能や、バーコード読み取り機能を起動させるとしてもよい。
また、制御部72は、これら文字認識機能やバーコード読み取り機能を起動可能な状態とし、第1、第2の操作部7,11を操作してこれら機能を起動させるとしてもよい。ただし、この構成の場合には、通常撮影モードにおいて第1、第2の操作部7,11を操作しても、これら機能が起動しないように設定しておくことが好ましい。
さらに、制御部72は、各種機能を起動させることに限らず、例えば、押圧部73が押し下げられた状態において、接写撮影モードに適したホワイトバランス、明るさ、色彩の調整値等の各種パラメータを変更するとしてもよい。
さらに、第2の操作部11は、押圧可能な複数の操作キーから構成されるとしたが、これに限ることはなく、例えば、回転操作が可能なジョグダイヤルから構成されるとしても構わない。
また、携帯電話機1は、厚さ方向に重ね合わせ可能、かつ、厚さ方向に延びる基準軸線L1を中心として相互に回動可能な2つの筐体2,3からなるとしたが、これに限ることはなく、折り畳み可能な2つの筐体からなるとしてもよく、また、1つの筐体からなるとしても良い。さらに、携帯電話機1に限ることはなく、例えば、PDAやノートパソコン等の携帯端末装置であればよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の一実施形態に係る携帯電話機を構成する第1及び第2の筐体を相互に開いた状態を示す概略平面図である。 図1の携帯電話機において、第1及び第2の筐体を相互に閉じた状態を示しており、(a)は、第2の筐体の外面側から見た概略平面図であり、(b)は、第1の筐体の外面側から見た概略平面図である。 図2(b)のC−C矢視断面図である。 図1の携帯電話機において、スライドノブを示す概略斜視図である。 図1の携帯電話機において、アーム部材を示しており、(a)は、表面側から見た拡大斜視図、(b)は、裏面側から見た拡大斜視図である。 図1の携帯電話機において、切換機構を示す拡大断面図である。 図1の携帯電話機において、スライドノブを第2のケース部材に取り付けた状態を示しており、(a)は、第2のケース部材の外方から見た拡大斜視図、(b)は、第2のケース部材の内側から見た拡大斜視図である。 図1の携帯電話機において、第2のケース部材にスライド操作部を取り付けた状態を示す拡大斜視図である。 図1の携帯電話機において、スライド操作部にホルダーレバーが連結した状態を示す拡大斜視図である。 図1の携帯電話機において、スライド操作部にホルダーレバーが連結した状態を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯端末装置)
2 第1の筐体
17 撮像部
21 切換機構(可変機構)
27 撮像素子
29 レンズ
41 レンズホルダー
43 ホルダーレバー
45 スライド操作部
47 スライドノブ
49 アーム部材
52 軌道孔
63 係止部
67 突起部(連結部)
69 突出部
71 切換スイッチ部
72 制御部
77 凸部
81 保持凸部
110 規制手段
120 クリック機構
L2 光軸

Claims (6)

  1. 撮像素子と、該撮像素子上に映像を結像させるレンズとを備える撮像部が少なくとも1つの筐体に設けられ、
    前記筐体内部に設けられ、前記撮像部の光軸方向に関する前記撮像素子及びレンズの間隔寸法を変更させる可変機構を備えた携帯端末装置であって、
    前記可変機構が、前記レンズを保持するレンズホルダーと、該レンズホルダーの外周面から半径方向に突出するホルダーレバーと、前記筐体の外方に露出すると共に前記筐体に形成された軌道孔の長手方向に移動可能なスライド操作部と、前記光軸を中心として前記レンズホルダーを回転させた際に前記レンズを光軸方向に移動させる可動機構とを備え、
    前記スライド操作部が、前記軌道孔に係合する係合部と、前記筐体の内部側に配され、前記ホルダーレバーに連結する連結部とを備え、
    前記スライド操作部を前記軌道孔に沿って移動させた際に、前記連結部を介して前記ホルダーレバーが移動されて、前記レンズホルダーが前記光軸を中心として回転することで前記レンズと前記撮像素子との間隔寸法を変更するようにしたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記連結部が、前記スライド操作部の移動方向に配列されると共に、前記ホルダーレバーを挟み込む一対の突起部からなり、
    少なくとも前記ホルダーレバーと接触する前記突起部の接触面が、前記突出方向を中心とする凸曲面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記一対の突起の先端が、先細り状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記スライド操作部が、前記筐体の外方側に配されたスライドノブと、前記筐体の内部側に配されたアーム部材とを備え、
    前記スライドノブに前記係合部が一体的に形成され、
    前記アーム部材が前記スライドノブに対して係止する係止部を備え、
    これらスライドノブ及びアーム部材を前記筐体に取り付けた状態において、前記スライド操作部の移動方向の軸線を中心として前記スライド操作部が揺動することを規制する規制手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  5. 前記スライド操作部の移動軌跡の両端部において前記スライド操作部の位置を保持するクリック機構を備え、
    該クリック機構が、前記スライド操作部に形成された弾性変形可能な凸部と、前記筐体の内部側に形成され、前記凸部の突出方向の逆側に突出する保持凸部とを備え、
    これら凸部及び保持凸部が、前記スライド操作部の移動方向に互いに重ねて配されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  6. 前記スライド操作部が、前記筐体の内部側に突出する突出部を備え、
    前記筐体内部に、押し下げ可能な切換スイッチ部と、該切換スイッチ部の押し下げに基づいて前記撮像素子及びレンズの間隔寸法を識別する制御部とが設けられ、
    前記スライド操作部を前記軌道孔の一方の端部側に移動させた際に、前記突出部が前記切換スイッチ部を押し下げることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の携帯端末装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009109522A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Canon Inc 電子機器
CN101212499B (zh) * 2006-12-25 2011-12-14 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 滑盖式电子装置

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