JP2009109522A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
スライド動作時に外れにくい操作用つまみを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】
電子機器は、開口部35が形成される外装部材と、開口部35に挿入されて外装部材の内面に係合する爪部31a、32aをそれぞれ有する第1の延出部31および第2の延出部32が形成され、第1の延出部31と第2の延出部32との間に第1の凸部34が形成される操作部材と、第2の凸部37aを有するクリック腕部37が形成されるクリック部材とを備えるものであって、クリック腕部37が第1の延出部31と第2の延出部32との間に位置し、かつ第1の凸部31と第2の凸部32とが当接するように操作部材およびクリック部材を外装部材に取り付けるとともに、爪部31a、32aと外装部材の内面との係合幅が、第1の延出部31と第2の延出部32の間の距離とクリック腕部の幅との差より大きい。
【選択図】 図4

Description

本発明は電子機器に係り、特に、スライドスイッチを動作させるための操作機構を備えたデジタルカメラやビデオカメラなどの小型の電子機器に関する。
一般に、デジタルカメラやビデオカメラなどの小型の電子機器においては、機能やモードを切り替えるためのスライドスイッチなどは、電子機器の内部の基板等に取り付けられている。機能やモードの切り替えの動作は、カバーに組み込まれた操作用つまみをスライドさせて行われることが多い。一方、スライドスイッチの小型化や、その構造により、スイッチにクリック機構を持たせることができず、操作用つまみにクリック機能を持たせることもよく行われる。
その一例として、特開2003−215431号公報(特許文献1)に示される切り替え装置がある。特許文献1では、スライドする操作用つまみの延出部に凸部が形成されている。また、本体側に凹部を形成してクリックとするとともに、操作用つまみの抜け止めとしている。このような構成により、簡易な構成で操作用つまみの保持とクリック感を両立させている。
特開2003−215431号公報
しかしながら、特許文献1に記載された切り替え装置では、操作用つまみの延出部に設けられた凸部がクリックの山を越える際、延出部が押し込まれる。このため、抜け止めとしての掛かりが浅くなる。結果として、操作用つまみが外れやすくなり、操作用つまみを強引に持ち上げると延出部が弾性変形して抜けてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、スライド動作時に外れにくい操作用つまみを備えた電子機器を提供する。
本発明の電子機器のうち代表的な一つは、開口部が形成される外装部材と、前記開口部に挿入されて前記外装部材の内面に係合する爪部をそれぞれ有する第1の延出部および第2の延出部が形成され、前記第1の延出部と前記第2の延出部との間に第1の凸部が形成される操作部材と、第2の凸部を有するクリック腕部が形成されるクリック部材とを備えるものであって、前記クリック腕部が前記第1の延出部と前記第2の延出部との間に位置し、かつ前記第1の凸部と前記第2の凸部とが当接するように前記操作部材および前記クリック部材を前記外装部材に取り付けるとともに、前記爪部と前記外装部材の内面との係合幅が、前記第1の延出部と前記第2の延出部の間の距離と前記クリック腕部の幅との差より大きいことを特徴としている。
本発明のその他の特徴は、後述する実施例の中で説明される。
本発明によれば、スライド動作時に外れにくい操作用つまみを備えた電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したデジタルスチルカメラを背面から見たときの外観斜視図である。本実施例では、電子機器の一例として、デジタルスチルカメラについて説明する。
図1において、1はデジタルスチルカメラの背面側のカバー(外装部材)である。カバー1には、撮影した画像などを表示する不図示の液晶を保護するため、透明窓2が係止されている。また、カバー1には、ファインダ窓用孔3、合焦LED用孔4、及び、マクロLED用孔5が設けられている。
6は電源釦、7はカメラのモードを変更するためのモードダイアル、8はレリーズ釦、9はズームレバー、10はストラップ金具である。
11は操作音を出すためのスピーカ用孔であり、12は撮影モードと再生モードを切り替えるための操作用つまみである。操作用つまみ12は、一軸方向にスライド移動が可能である。13は撮影時露出補正をするための露出補正操作釦である。14は外部接続されたプリンターに対し、直接画像データを送信するための送信操作釦である。15は透明窓2が保護する不図示の液晶表示をオン/オフするLCD操作釦であり、16はカメラの各設定画面を呼び出すためのメニュー操作釦である。17は図1中の上下左右4箇所にて押圧可能な操作釦で、メニュー操作釦16を押して呼び出した各設定画面中で設定項目を選択する際に用いられる。また、18は操作釦17で選択した設定を決定するSET操作釦である。
図2は、カバー1を取り外した状態をカメラ背面から見たときの分解斜視図である。
21は操作基板である。操作基板21には、操作釦13乃至18によって押されるタクトスイッチ21aが複数実装されている。操作基板21は、ビス22によって、カメラの本体に固定されている。また、後述のように、操作基板21の背面にはモード切替スイッチ23が実装されている。モード切替スイッチ23は、不図示の回転軸を中心に回動可能な検知レバー23aを備えている。モード切替スイッチ23の検知レバー23aは、図2中の手前側に付勢されている。検知レバー23aは、操作用つまみ12の下方向へのスライド動作により押し込まれると、モード切替スイッチ23がオンして、撮影モードを切り替える。
次に、図3乃至図6を参照しながら操作用つまみ12周辺の構造及びその動作を説明する。
図3は、カバー1の操作用つまみ12の周辺をデジタルカメラ内部から見たときの斜視図である。図4は、操作用つまみ12の周辺をデジタルカメラ内部から見たときの正面図である。図5は、操作用つまみ12の周辺を示しており、図4のV−Vで切断した断面図である。図6は操作用つまみ12とクリック腕部37の関係を示しており、図4のVI−VIで切断した断面図である。
31、32は操作用つまみ12の背面に設けられた第1の延出部及び第2の延出部である。第1の延出部31及び第2の延出部32は、可撓性を有する材料からなる。第1の延出部31及び第2の延出部32としては、例えば、ある程度撓る性質を備えた樹脂等が用いられる。第1の延出部31及び第2の延出部32は、それぞれ、外側に突き出した爪部31a、32aを備えている。爪部31a、32aは、後述のように、カバー1に係合するための係止爪として機能する。第1の延出部31及び第2の延出部32は、デジタルカメラの外側から内側へ向かう方向に延びるように形成されている。また、第1の延出部31及び第2の延出部32は、互いに所定の間隔を有して配置されている。
第1の延出部31及び第2の延出部32の間には、後述のように、クリック腕部37が配置されている。第1の延出部31及び第2の延出部32は、いずれもクリック腕部37の側面に位置している。第1の延出部31及び第2の延出部32は、クリック腕部37を介して対向して配置される。ここで、延出部31と延出部32との間の距離は、クリック腕部37の幅にわずかな隙間幅を加えた距離になっている。なお、第1の延出部31及び第2の延出部32は、クリック腕部37を跨るように設けられていてもよい。
また、本実施例における第1の延出部31は、強度の調整のために操作用つまみ12のスライド方向に2分割されている。すなわち、クリック腕部37の一方の側面には2つの延出部31が並んで設けられている。ただしこれに限られず、第1の延出部31が分割されていないものであってもよいし、また、第2の延出部31が3つ以上に分割されるものであってもよい。
第2の延出部32は、クリック腕部37の一方の側面に位置した2つの第1の延出部31の他方側に配置されている。すなわち、第2の延出部32は、クリック腕部37を介して第1の延出部31と対向する位置に設けられている。
第2の延出部32は、検知リブとして用いられる。第2の延出部32には、カム部32c、32dが設けられている。カム部32c、32dは、操作用つまみ12が所定の位置に移動した場合に、操作基板21の背面に実装されたモード切替スイッチ23の検知レバー23aを回動させるために用いられる。検知レバー23aが回動することにより、実際にモードが切り替えられる。
デジタルカメラの内部方向におけるカム部32cの長さは、検知レバー23aに当接する程度の長さである。一方、カム部32dの長さは、カム部32cより長く、検知レバー23aを回動させるのに十分な長さを備える。また、第2の延出部32の長さは、カム部32cからカム部32dにかけて、曲線状に変化している。このため、操作用つまみ12を図3の下方向に移動させる際には、カム部32cが検知レバー23aに当接した後、検知レバー23aがカム部32dによりスムーズに回動される。このように、カム部32c、32dは、検知レバー23aに当接して、検知レバー23aをスムーズに回動させることができるように形成されている。
34は操作用つまみ12の背面に設けられた第1の凸部である。第1の凸部34は、操作用つまみ12のスライド領域の略中央部に配置されている。また、第1の凸部34は、第1の延出部31及び第2の延出部32の間に配置されている。後述のように、第1の凸部34が所定の位置にある場合において、第1の凸部34はクリック腕部37に形成された第2の凸部37aに当接する。
カバー1には、長方形の穴である開口部35が設けられている。延出部31、32は、開口部35に挿入され、係止爪としての爪部31a、32aが、開口部35の周囲において、カバー1の内面36に係合する。爪部31a、32aは第1の延出部31及び第2の延出部32のそれぞれの側面に設けられており、また、第1の延出部31及び第2の延出部32のそれぞれから外側に延びている。すなわち爪部31a、32aは、クリック腕部37の存在する側面とは反対方向に延びている。このため、爪部31a、32aは、それぞれ、開口部35の対向する二辺において係合している。操作用つまみ12は、爪部31a、32aがカバー1の内面36に係合しているため、操作用つまみ12が引っ張られた場合でもカバー1から容易に外れることはない。
なお本実施例では、操作用つまみ12、カバー1の開口部35に挿入されてカバー1の内面36に係合した爪部31a、32aを備えた複数の延出部31,32、及び、操作用つまみ12をスライド方向に付勢するための第1の凸部34を、まとめて操作部材という。
38は操作釦13乃至15を一体に成型してこれらを保持するためのランナーである。37はランナー38の一端に設けられた腕部としてのクリック腕である。クリック腕部37は、クリック凸部として機能する第2の凸部37aを備える。
クリック腕部37は、複数の延出部31、32の間に設けられる。また、クリック腕部37に設けられた第2の凸部37aと複数の延出部31,32の間に設けられた第1の凸部34は、それぞれの凸部が対向して配置されている。このため、第1の凸部34と第2の凸部37aは、互いに向き合って当接する。
なお、本実施例において、複数の延出部31、32の間に配置されたクリック腕部37、及び、操作部材をスライド方向に付勢するために第1の凸部34と当接するようにクリック腕部37に設けられた第2の凸部37aを、まとめてクリック部材という。
ランナー38は、操作用つまみ12がカバー1に組み付けられた後、クリック腕部37を延出部31、32の間に配置して、カバー1に固定される。
図3乃至図5に示されるように、操作用つまみ12がスライド領域のうちの上部分に位置している場合、第1の凸部34の下部が第2の凸部37aの上部に当接する。これにより、操作用つまみ12は、図4及び図5中のB方向として示される上方向に付勢される。この状態においては、図3に示されるように、延出部32のカム部32c、32dは、モード切替スイッチ23の検知レバー23aに当接しない。
操作者は、モードを切り替えようとする場合、操作用つまみ12を図4及び図5に示されるA方向に押し下げる。このとき、操作用つまみ12の第1の凸部34とクリック腕部37の第2の凸部37aは、その斜面において互いに当接する。このため、クリック腕部37の第2の凸部37aは、図5に示されるように、第1の凸部34によりC方向に持ち上がる力が加えられる。
このとき、延出部32のカム部32cが検知レバー23aに当接するようになる。このため、検知レバー23aは、図3に示される矢印方向に回動を開始する。さらに操作用つまみ12を押し下げると、操作用つまみ12の第1の凸部34がクリック腕部37の第2の凸部37aの頂部を超える。第1の凸部34が第2の凸部37aの頂部を超えると、クリック腕部37の付勢力により、操作用つまみ12は図4及び図5中のB方向として示される下方向に押し付けられる。このとき、モード切替スイッチ23の検知レバー23aは、延出部32のカム部32dに当接する。また、モード切替スイッチ23は、検知レバー23aが図3の矢印方向に回動したため、モード切替スイッチ23により切替えられたモード状態(オン状態)が保持される。
一方、操作用つまみ12を図4及び図5中のA方向からB方向に持ち上げるときは、上記と逆の動作になる。操作用つまみ12を押し上げ、操作用つまみ12の第1の凸部34がクリック腕部37の第2の凸部37aの頂部を超えると、クリック腕部37の付勢力により操作用つまみ12はB方向に押し付けられる。このとき、モード切替スイッチ23の検知レバー23aは延出部32のカム部32c、32dに当接しなくなる。このため、モード切替スイッチ23は、検知レバー23aが自身の付勢力により図3の矢印とは反対方向に戻される。この結果、モード切替スイッチ23が元の状態に切替わり、この状態(オフ状態)が保持される。
次に、図6を参照しながら、爪部31a、31bがカバー1の内面36に係合している係合幅、クリック腕部37の幅、及び、延出部31と延出部32との間の距離の関係について説明する。
図6中のa1、a2は、爪部31a及び32aがカバー1の内面36に係合している係合幅、すなわちカバー1の内面36に掛けられている爪の掛かり量を示している。bは延出部31、32の間に配置されたクリック腕部37の幅を示している。なお、第2の凸部37aの幅は、クリック腕部37と同一又はクリック腕部37より小さい。cは延出部31と延出部32との間の距離、すなわち延出部31,32の間隔を示している。
本実施例において、爪部31a、32aの係合幅a1,a2は、延出部31及び延出部32の間の距離cとクリック腕部37の幅bとの差より大きい。換言すれば、係合幅a1は距離cと幅とbの差より大きくなるように設定されている(a1>c−b)。同様に、係合幅a2も距離cと幅bとの差より大きくなるように設定されている(a2>c−b)。
距離cと幅bの差は、延出部31、32とクリック腕部37との間に存在する隙間ということになる。このような隙間があると、操作用つまみ12は、その隙間の分だけ、スライド方向及び第1の延出部31の延出方向のそれぞれに直交する方向に微動可能となる。このため、操作用つまみ12は、十分な幅a1、a2を有する爪部31a、32aが設けられていないとすると、スライド動作時にカバー1から外れやすい。
そこで、本実施例では、爪部31a、32aのそれぞれの幅a1、a2を、延出部31、32とクリック腕部37との間の隙間幅より大きくしている。このような構成を採用すれば、操作用つまみ12がスライド方向の直交方向に微動した場合でも、爪部31a、32aがカバー1の内面36にしっかり係合する。このため、操作用つまみ12に力が加えられて延出部31、32が撓っても、操作用つまみ12はカバー1から外れにくい。
以上のとおり、本実施例によれば、操作用つまみから延びた延出部に設けられた爪部の掛かり量は、延出部とその間に配置されたクリック腕の隙間より大きくなるように設定されている。このため、操作用つまみを引っ張る力が加わった場合でも、操作用つまみがカバーから容易に外れることはない。この結果、スライド動作時に外れにくい操作用つまみを備えた電子機器を提供することが可能となる。
次に、本発明の実施例2について説明する。なお、実施例2の前提となる基本的な構造は、実施例1の構造と同一である。このため、実施例2では、実施例1と異なる部分のみを説明し、実施例1と同一の部分についての説明は省略する。また、実施例1と同一部分を示す場合には、同一の参照番号を用いている。
図7及び図8に、実施例2における操作用つまみ12の構造を示す。図7は、カバー1の操作用つまみ12の周囲をカメラ内部から見た斜視図である。また、図8は、同じ箇所をカメラ内部から見た正面図である。
41、42は操作用つまみ12の背面に設けられた第1の延出部及び第2の延出部である。第1の延出部41及び第2の延出部42は、外力が加わったときにある程度変形できることが好ましい。このため、第1の延出部41及び第2の延出部42としては、可撓性を備えた材料が用いられる。
第1の延出部41は、カバー1に設けられた開口部45に挿入される。また、第1の延出部41は、カバー1の内部において、開口部45の周囲の一辺と係合するための爪部41aを備えている。爪部41aは、第1の延出部41において、操作用つまみ12のスライド方向に直交し、かつ、第1の延出部41及び第2の延出部42の延出方向に直交する第1の方向に延びるように形成されている。すなわち爪部41aは、図8中の左方向に延びるように設けられている。なお、第1の延出部41及び第2の延出部42の延出方向は、デジタルカメラの外側から内側へ向かう方向である。
操作用つまみ12は、爪部41aがカバー1の内面46に係合しているため、カメラの外側に向けて引っ張られた場合でもカバー1から外れにくい。なお、本実施例では第1の延出部41として、二つの延出部が設けられているが、これに限られず、第1の延出部が一つのみの場合や、三つ以上の第1の延出部を備えたものであってもよい。
第2の延出部42は、二つの第1の延出部41に所定の間隔を介して対向する位置に設けられている。第2の延出部42は、モードの変更などを検知するための検知リブとして用いられる。
第2の延出部42は、爪部42a、42b、カム部42c、42dを備える。カム部42c、42dは、操作基板21の背面に実装されたモード切替スイッチ23の検知レバー23aに当接し、検知レバー23aを回動させる。カム部42c、42dの形状は、このような機能を発揮できるように、実施例1の構造と同様の特徴を備える。
また、第2の延出部42の爪部42a、42bは、カバー1の開口部45の周囲に係合している。第2の延出部42の爪部42a、42bは、第1の延出部41の爪部41aが延びた第1の方向とは反対の第2の方向に形成されている。すなわち、爪部42a、42bは、図8中の右方向に延びている。また、爪部42a、42bは、爪部41aが係合している開口部45の一辺とは対向する一辺において、カバー1の内面46に係合している。
また、第2の延出部42の略中央部には穴部42eが形成されている。穴部42eは、操作用つまみ12のスライド方向に直交し、かつ、第1の延出部41及び第2の延出部42の延出方向に直交する第1の方向に貫通している。爪部42a、42bは、穴部42eを避けて穴部42eの両側に形成されている。
44は操作用つまみ12背面の略中央部に配置された第1の凸部である。第1の凸部44は、二つの第1の延出部41の間に形成されている。また、第1の凸部44は、爪部41aが延びた第1の方向とは反対側の第2の方向に形成されている。すなわち、第1の凸部44は、第2の延出部42の爪部42a、42bが延びる方向に突出している。
第1の延出部41及び第2の延出部42は、カバー1に開けられた長穴である開口部45に挿入される。その後、第1の延出部41の爪部41a及び第2の延出部42の爪部42a、42bは、カバー1の内面46に係合して、操作用つまみ12がカバー1から外れないように組み付けられる。
47は操作釦13乃至15を一体に成型し保持するためのランナー48の一端に設けられたクリック腕である。クリック腕部47は、その略中央部において、クリック凸部として機能する第2の凸部47aを有する。第2の凸部47aは、操作用つまみ12のスライド方向かつデジタルカメラの外側から内側へ向かう方向と直交する第1の方向に延びている。すなわち、第2の凸部47aは、第1の延出部41の爪部41aが延びる方向と同一の方向、かつ、第1の凸部44が延びる第2の方向とは反対の方向に延びている。
このように、第1の凸部44及び第2の凸部47aの突出方向は、操作用つまみ12のスライド方向に直交し、かつ、第1の延出部41の延出方向に直交する方向である。また、第1の凸部44及び第2の凸部47aの突出方向は、互いに反対方向である。この結果、第1の凸部44及び第2の凸部47aは、操作用つまみ12が引っ張られる方向と直交する方向に付勢されるため、操作用つまみ12は容易に外れない。
ランナー48は、操作用つまみ12がカバー1に組み付けられた後にカバー1に固定される。このとき、クリック腕部47の第2の凸部47aは、操作用つまみ12の第2の延出部42に開けられた穴部42eに挿入される。第2の凸部47aが第2の延出部42の穴部42eに挿入されているため、操作用つまみ12がデジタルカメラの外側に引っ張られても外れない。
操作用つまみ12は、第1の凸部44とクリック腕部47の第2の凸部47aとが当接することにより、図8中の上方向に付勢される。この状態では、モード切替スイッチ23の検知レバー23aと第2の延出部42のカム部42c、42dは当接しない。
この状態から、操作者が操作用つまみ12を押し下げると、操作用つまみ12の第1の凸部44とクリック腕部47の第2の凸部47aの斜面同士が当接するようになる。このため、クリック腕部47の第2の凸部47aは、第1の凸部44の影響により、図8中の右方向に微動する。このとき、モード切替スイッチ23の検知レバー23aと第2の延出部42のカム部42cとが当接し、検知レバー23aが回動しはじめる。また、操作用つまみ12は、第2の凸部47aの影響により、図8中の左方向に押し付けられる。このとき、爪部41aがカバー1の内面46に係合しているため、操作用つまみ12を含む操作部材は、カバー1から容易に外れない。
さらに、操作用つまみ12を押し下げると、操作用つまみ12の第1の凸部44とクリック腕部47の第2の凸部47aの頂部を超える。この頂部を超えると、操作用つまみ12は、クリック腕部47の付勢力により下方向に押し付けられる。このとき、モード切替スイッチ23の検知レバー23aは、第2の延出部42のカム部42dに当接し、モード切替スイッチ23が切替えられ、この状態(オン状態)が保持される。
以上のとおり、本実施例によれば、操作用つまみから延出された延出部に設けられた爪部と、クリックのための第2の凸部が、延出部の両面に位置する。このため、クリックにより、延出部が押されても爪部の係りが浅くなることはない。この結果、操作用つまみはカバーから容易に外れない。
また、操作用つまみに設けられた他の延出部に穴をあけ、クリック部材の凸部を通している。このため、操作用つまみを含む操作部材を、さらに外れにくい構成とすることができる。
以上、本発明を実施例に基づいて詳細に説明した。ただし、本発明は上記実施例にて説明した事項に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、操作用つまみ12の第1の凸部及びクリック腕部の第2の凸部は、それぞれ一つ設けられている。これに代えて、操作用つまみ12の第1の凸部、又は、クリック腕部の第2の凸部を複数個設けることもできる。さらに、第1の凸部及び第2の凸部の両方を複数個設けることもできる。このように複数個の凸部を備えれば、三段階以上のモードを備えたスイッチを構成することができる。
また、上記実施例においては、操作用つまみ12は撮影モードと再生モードを切り替えるために用いられるが、これに限られず、他のモードや機能を切り替えるために用いられるものであってもよい。
また、上記実施例においては、本発明が適用される電子機器としてデジタルスチルカメラの例を説明したが、これに限られず、ビデオカメラなどの他の電子機器にも適用されうる。
本発明の実施例におけるデジタルカメラの外観斜視図である。 図1のデジタルカメラの分解斜視図である。 実施例1の操作用つまみ周辺をカメラ内部から見た斜視図である。 実施例1の操作用つまみ周辺をカメラ内部から見た正面図である。 図4をV−Vで切断した断面図である。 図4をVI−VIで切断した断面図である。 実施例2の操作用つまみ周辺をカメラ内部から見た斜視図である。 実施例2の操作用つまみ周辺をカメラ内部から見た正面図である。
符号の説明
1 カバー
2 透明窓
3 ファインダ窓用孔
4 合焦LED用孔
5 マクロLED用孔
6 電源釦
7 モードダイアル
8 レリーズ釦
9 ズームレバー
10 ストラップ金具
11 スピーカ用孔
12 操作用つまみ
13 露出補正操作釦
14 送信操作釦
15 LCD操作釦
16 メニュー操作釦
17 操作釦
18 SET操作釦
21 操作基板
21a タクトスイッチ
22 ビス
23 モード切替スイッチ
23a 検知レバー
31、41 第1の延出部
32、42 第2の延出部
31a、32a、32b、41a、42a、42b 爪部
32c、32d、42c、42d カム部
34、44 第1の凸部
35、45 開口部
36、46 内面
37、47 クリック腕部
37a,47a 第2の凸部
38、48 ランナー

Claims (3)

  1. 開口部が形成される外装部材と、
    前記開口部に挿入されて前記外装部材の内面に係合する爪部をそれぞれ有する第1の延出部および第2の延出部が形成され、前記第1の延出部と前記第2の延出部との間に第1の凸部が形成される操作部材と、
    第2の凸部を有するクリック腕部が形成されるクリック部材と、を備え、
    前記クリック腕部が前記第1の延出部と前記第2の延出部との間に位置し、かつ前記第1の凸部と前記第2の凸部とが当接するように前記操作部材および前記クリック部材を前記外装部材に取り付けるとともに、前記爪部と前記外装部材の内面との係合幅が、前記第1の延出部と前記第2の延出部の間の距離と前記クリック腕部の幅との差より大きいことを特徴とする電子機器。
  2. 開口部が形成される外装部材と、
    前記開口部に挿入されて前記外装部材の内面に係合する爪部とをそれぞれ有する第1の延出部および第2の延出部が形成され、前記第1の延出部には前記第2の延出部に向けて突出する第1の凸部が形成され、前記第1の凸部に向かい合う前記第2の延出部には穴部が形成される操作部材と、
    第2の凸部を有するクリック腕部が形成されるクリック部材と、を備え、
    前記第2の凸部が前記第1の凸部に当接するように前記操作部材および前記クリック部材を前記外装部材に取り付けることを特徴とする電子機器。
  3. 前記第2の延出部の前記第1の凸部に向かい合う部分に穴部が形成され、
    前記第2の凸部は、前記穴部を貫通して前記第1の凸部に当接することを特徴とする請求項2記載の電子機器。
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