JP2009176684A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
ルブにかかる応力を緩和してランプの破損を防止した照明器具を提供する。
【解決手段】 ランプ1は端子ピン11aがソケット本体30に設けられたピン挿入穴30aに挿入され、口金11の被係止凸部11bが支持ばね31の係止凸部31cに係止されることによってソケット3に保持される。そして、支持ばね31が口金11を係止した位置から係止を解除する位置、または、係止が解除された位置から係止をする位置へ左右方向にスライドする。
【選択図】図1
Description
上記ソケット6、ランプ1を使用した照明器具として図9のような形態が一般的に知られている。照明器具Cの両端付近にはソケット本体60が、ピン挿入穴を下側に向けソケット台62によって器具本体2に固定されている。
ソケット本体60にはそれぞれ、例えば金属材料のような導電材料からなりピン挿入穴から挿入された端子ピン11aに一対一に接触導通する2個の導電ブロック(図示せず)が収納されており、導電ブロック(図示せず)は配線5を介して、器具本体2内に収納された点灯装置4に電気的に接続される。ランプ1はバルブ10の管軸方向に直交した向きに突設した口金部11を、ソケット本体60に垂直に挿入することで、支持ばね61によって管軸方向に直交する前後方向から狭持され、バルブ10が器具本体2の長手方向と平行に装着される。
この発明によれば、ランプ装着時には支持ばねが安定してランプを狭持でき、ランプ着脱時には支持ばねをバルブの管軸方向と平行な向きへスライドさせることでランプの狭持を解除でき、支持ばねがランプを狭持した状態でランプを着脱する場合に比べて、バルブにかかる垂直応力が緩和されランプの破損を防止できる。
この発明によれば、ランプ装着時には支持ばねが安定してランプを狭持でき、ランプ着脱時には支持ばねをバルブの管軸方向と垂直な向きに変位させることでランプの狭持を解除でき、支持ばねがランプを狭持した状態でランプを着脱する場合に比べて、バルブにかかる垂直応力が緩和されランプの破損を防止できる。
本発明の照明器具は図1、図2に示すように、従来例で説明したランプ1が取り付けられる照明器具であって、取り付けられるランプ1の管軸方向に長い形状の器具本体2と、器具本体2の長手方向の両端部にそれぞれ保持されたソケット3とを備える。器具本体2には、ランプ2を点灯させるための例えば電子安定器のような点灯装置4が収納されている。以下、上下方向は図1を基準とし、器具本体2の長手方向(ランプ1の管軸方向)を左右方向と呼び、上記の上下方向と左右方向とに直交する方向を前後方向と呼ぶ。つまり、ランプ1のバルブ10に対して各口金11及び端子ピン11aが突出する方向を上方向と呼ぶ。
また、各口金11は前後両面の左右方向中央付近から外側方向端部(右側の口金11において右端、左側の口金11において左端を示す)にかけて被係止凸部11bを突設している(図3(c))。
また、支持ばね31のばね本体部31aの左右方向の幅寸法はソケット台32の挿通穴32aの左右方向の寸法よりも小さく、支持ばね31は、この挿通穴32aに沿って左右にスライド可能となっている。そして、ソケット3がランプ1の口金11を係持している状態では、支持ばね31が挿通穴32aの外側端(右側のソケット台32の挿通穴32aの右端(右側の支持ばね31のスライド可能域の右端)、左側のソケット台32の挿通穴32aの左端(左側の支持ばね31のスライド可能域の左端)を示す)に位置し、支持ばね31の係止凸部31cが口金11の被係止凸部11bの下方に位置することで、被係止凸部11bが係止凸部31cによって係止されている。
そして、支持ばね31を挿通穴32aの内側端(右側のソケット台32の挿通穴32aの左端(右側の支持ばね31のスライド可能域の左端)、左側のソケット台32の挿通穴32aの右端(左側の支持ばね31のスライド可能域の右端)を示す)へスライドさせると、支持ばね31の係止凸部31cは口金11の被係止凸部11bの下方を摺動した後、被係止凸部11bと係止凸部31cは上下方向(ランプ1の着脱方向)で重ならなくなり、被係止凸部11bと係止凸部31cとの係止状態が解除されて、ランプ1は口金11の端子ピン11aとソケット本体30のピン挿入穴30aとの保持力のみによって器具本体2に保持される。
次に、この状態から支持ばね31を挿通穴32aの外側端へスライドさせると支持ばね31の係止凸部31cが口金11の被係止凸部11bの下方を摺動し、被係止凸部11bの下に係止凸部31cが位置することで被係止凸部11bが係止凸部31cにより係止され、ソケット3がランプ1の口金11を係持する。
また、この状態(図3(a))からランプ1を取り外す際には、まずランプ1の装着を行う際とは逆に支持ばね31を各々、挿通穴32aの外側端から内側端へスライドさせることで、上下方向(ランプ1の着脱方向)で係止凸部31cと被係止凸部11bが重ならなくなり、被係止凸部11bと係止凸部31cとの係止が解除され(図3(b))、ランプ1を下方向へ引き抜くことでソケット3からランプ1の取り外しが行われる(図3(c))。
このように本実施形態では、ソケット3からのランプ1の着脱時に、口金11の被係止凸部11bと支持ばね31の係止凸部31cとが干渉することなく容易にランプ1の着脱が行える為、バルブ10にかかる応力が緩和されランプ1の破損が防止される。
本実施形態は実施形態1におけるソケット3からのランプ1の着脱時に支持ばね31のスライド方向を逆にしたものであり、図5(a)〜(c)に示すように口金11の被係止凸部11cは口金11の前後両面の左右方向中央付近から内側方向端部(右側の口金11において左端、左側の口金11において右端を示す)にかけて突設されている(図5(c))。さらに、本実施形態において各ソケット台32の下面に設けられた挿通穴32aは、左右方向中央付近から外側方向端部(本実施形態では、図4(b)に示す右側のソケット台32において右端、図4(a)に示す左側のソケット台32において左端)つまり、本実施形態では被係止凸部11c及び挿通穴32aは実施形態1とは、左右方向中央付近からの延設方向が異なる。
そして、ソケット3に対してランプ1の装着を行う際には、まず各ソケット3の支持ばね31を各々、挿通穴32aの内側端から外側端へスライドさせることで、係止凸部31cが、下方より挿入されるランプ1の口金11に設けた被係止凸部11cと上下方向(ランプ1の着脱方向)で重ならないようにしておく(図5(c))。そして、ランプ1を下方から器具本体2の下面に近づけ、端子ピン11aをピン挿入穴30aに挿入し(図5(b))、その後、支持ばね31を挿通穴32aの外側端から内側端へスライドさせる(図5(a))ことで被係止凸部11cは係止凸部31cに係止され(係止凸部31cが被係止凸部11cの下に位置する)ランプ1の装着が行われる。
また、この状態(図5(a))からランプ1を取り外す際には、まずランプ1の装着を行う際とは逆に支持ばね31を各々、挿通穴32aの内側端から外側端へスライドさせることで、上下方向(ランプ1の着脱方向)で係止凸部31cと被係止凸部11cが重ならなくなり被係止凸部11cと係止凸部31cとの係止が解除され(図5(b))、ランプ1を下方向へ引き抜くことでソケット3からランプ1の取り外しが行われる(図5(c))。
このように本実施形態では、ソケット3からのランプ1の着脱時に、口金11の被係止凸部11cと支持ばね31の係止凸部31cとが干渉することなく容易にランプ1の着脱が行える為、バルブ10にかかる応力が緩和されランプ1の破損が防止される。
また、本実施形態におけるランプ1の着脱時において、支持ばね31が挿通穴32aの内側端に位置する時には支持ばね31と端子ピン11aは左右方向で重ならず(端子ピン11aは支持ばね31よりもランプ1の中央寄りに位置する)(図5(a))、さらに、支持ばね31が挿通穴32aの内側端から外側端へスライドする時には、支持ばね31は端子ピン11aから左右方向で端子ピン11aよりも遠ざかる方向へスライドすることから、支持ばね31と端子ピン11aは常に左右方向で重なる事がない。その為、ランプ1の着脱時に、端子ピン11aが支持ばね31に接触し地絡電流が流れるといった危険も回避できる構造となっている。なお、他の構成は実施形態1と同様であり説明は省略する。
さらに、本発明における支持ばね31をスライドさせる構造は実施形態1、2に記載の方法に限定せず、他の周知の方法を用いて支持ばね31をスライドさせる構造についても含むものとする。
図6(a)〜(c)に示す本実施形態は、支持ばね31を固定するソケット台34の側面に、支持ばね31に機械的に連結して、支持ばね31を前後に変位させるつまみ33を有する。ソケット3がランプ1の口金11を係持している状態では、つまみ33はソケット台34に押し込まれており、支持ばね31の係止凸部31cは口金11の被係止凸部11dの下方に位置することで被係止凸部11dは係止凸部31cに係止されている(図6(b))。
そして、つまみ33をソケット台34より突出する方向(手前方向)へ引っ張ることで口金11を前後方向に狭持する一対のばね部31bの前後方向の間隔を広げることが出来る(図6(c))。これにより支持ばね31の係止凸部31cと口金11の被係止凸部11dの係止が解除され、ランプ1は口金11の端子ピン11aとソケット本体30のピン挿入穴30aとの保持力のみによって器具本体2に保持される。
また、この状態(図6(b))からランプ1を取り外す際には、まずランプ1の装着を行う際とは逆につまみ33を手前に引っ張ることで口金11を狭持している一対のばね部31bの前後方向の間隔が広がり、係止凸部31cと被係止凸部11dとが上下方向(ランプ1の着脱方向)で重ならず、係止凸部31cと被係止凸部11dの係止が解除されランプ1を下方向へ引き抜くことでソケット3からランプ1の取り外しが行われる(図6(c))。
このように本実施形態では、ソケット3からのランプ1の着脱時に口金11の被係止凸部11dと支持ばね31の係止凸部31cとが干渉することなく容易にランプ1の着脱が行える為、バルブ10にかかる応力が緩和されランプ1の破損が防止される。なお、他の構成は実施形態1と同様であり説明は省略する。
3 ソケット
11 口金
11b 被係止凸部
30 ソケット本体
31 支持ばね
31c 係止凸部
Claims (3)
- 直管型のバルブの管軸方向両端にそれぞれ口金が設けられて、各口金にはそれぞれバルブの管軸方向に直交する方向であって、互いに共通する方向に端子ピンが突設されたランプが接続される照明器具であって
ランプの一方ずつの口金が電気的且つ機械的に接続される2個のソケットと、
各ソケットにそれぞれ電気的に接続されてランプを点灯させる点灯装置と、
点灯装置を収納するとともに各ソケットをそれぞれ保持する器具本体とを備え、
各ソケットは、それぞれ、絶縁材料からなり端子ピンが挿入されるピン挿入穴が設けられたソケット本体と、点灯装置に電気的に接続されソケット本体に収納されてピン挿入穴から挿入された端子ピンに接触導通する導電ブロックと、ランプの口金を管軸方向の両側から弾性的に挟持する支持ばねと、当該支持ばねを、ランプを狭持する位置とランプの狭持を解除する位置との間で変位させる変位手段とを有することを特徴とする照明器具。 - 前記変位手段は、支持ばねを、ランプを狭持する位置とランプの狭持を解除する位置との間でバルブの管軸方向と平行にスライドさせるスライド手段を有することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
- 前記変位手段は、支持ばねを、ランプを狭持する位置とランプの狭持を解除する位置との間でバルブの管軸方向と垂直に変位させる変位手段を有することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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JPH0569809U (ja) * | 1992-02-25 | 1993-09-21 | 株式会社三陽電機製作所 | 蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造 |
JP2004363029A (ja) * | 2003-06-06 | 2004-12-24 | Nippo Electric Co Ltd | ランプ口金 |
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