JP2009176620A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】掃気に伴う、作動音、作動振動、消費エネルギを低減可能な燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10のアノード流路11に水素を供給する水素タンク21と、燃料電池スタック10のカソード流路12に空気を供給するコンプレッサ31と、アノード流路11から排出されたアノードオフガスが流通するアノードオフガス流路に配置されたイオン交換器37と、燃料電池スタック10を掃気するコンプレッサ31と、コンプレッサ31からの掃気ガスの全部又は一部を、燃料電池スタック10をバイパスしてイオン交換器37に供給する配管38a及び配管38bと、配管38a及び配管38bを流通する空気の流量を制御する流量制御弁38と、を備える燃料電池システム1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
近年、水素(燃料ガス)がアノードに、酸素を含む空気(酸化剤ガス)がカソードに、それぞれ供給されることで発電する固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)等の燃料電池の開発が盛んである。
このような燃料電池が発電すると、カソードに含まれるPt、Ru等が極僅かながらも溶出し、カソードオフガスの水蒸気には、Pt、Ru等の陽イオン(金属イオン)が含まれる。
また、電解質膜(固体高分子膜)を形成するF(フッ素)等も極僅からながらも溶出し、カソードオフガスの水蒸気には、Fイオン等の陰イオンが含まれる。そして、カソードオフガスの流通する配管が金属製(例えばSUS)である場合、Fイオンは、配管を形成する金属と反応し、金属イオン(例えば、Fe、Ni、Crのイオン)が溶出する。
そこで、カソードオフガスに含まれるイオン(陽イオン、陰イオン)が、そのまま車外に排出されることを防止するため、カソードオフガスの水蒸気を分離させる気液分離器に、前記イオンを吸着させるイオン交換樹脂(イオン交換器)を備える技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、燃料電池が発電すると、そのカソードで水(水蒸気)を生成し、その一部は電解質膜(固体高分子膜)をアノード側に透過する。さらに、電解質膜の湿潤状態を維持するため、燃料電池に向かう水素及び/又は空気は、中空糸膜を備える加湿器等によって加湿される。したがって、燃料電池のアノードから排出されるアノードオフガス、カソードから排出されるカソードオフガスは、水蒸気を含み、多湿となる。
したがって、燃料電池システムの停止後、システムが低温環境下に曝されると、燃料電池内や、イオン交換器内等の水分(水蒸気、結露水等)が凍結する虞がある。そこで、システム停止後、燃料電池やイオン交換器に掃気ガス(空気、窒素等)を導入し、その内部の水分を押し出して、これらを掃気する技術が提案されている。
特開2006−286544号公報
このような燃料電池及びイオン交換器の掃気は、通常、燃料電池システムの停止後、例えば、燃料電池自動車の場合、燃料電池自動車の停止後に実行される。よって、掃気ガスを吐出するコンプレッサの作動音、作動振動や、消費電力を抑える技術開発が望まれている。
そこで、本発明は、掃気に伴う、作動音、作動振動、消費エネルギを低減可能な燃料電池システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、燃料電池と、前記燃料電池のアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、前記燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガスが流通するアノードオフガス流路に配置されたイオン交換器と、前記燃料電池を掃気する掃気手段と、前記掃気手段からの掃気ガスの全部又は一部を、前記燃料電池をバイパスして前記イオン交換器に供給するバイパス流路と、前記バイパス流路を流通する掃気ガスの流量を制御する流量制御弁と、を備えることを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、アノードオフガス流路に配置されたイオン交換器により、アノードオフガスに含まれるイオン(陽イオン、陰イオン)が、イオン交換器で、交換・除去され、そのままシステム外部に排出されることを防止できる。
そして、イオン交換器の掃気時に、流量制御弁が開かれることにより、掃気手段(後記する実施形態ではコンプレッサ)からの掃気ガス(後記する実施形態では空気)の全部又は一部が、バイパス流路を介して、イオン交換器に供給され、イオン交換器が掃気される。すなわち、掃気手段からの掃気ガスが、バイパス流路を通ることにより、燃料電池から圧力損失を受けずに、イオン交換器に供給され、イオン交換器が速やかに掃気される。
これにより、掃気手段が、燃料電池からの圧力損失に基づく抵抗を受けずに作動することができ、その結果、掃気手段の作動音、作動振動、消費エネルギ(後記する実施形態では消費電力)を低減することができる。
また、燃料電池と、前記燃料電池のアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、前記燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガスが流通するカソードオフガス流路に配置されたイオン交換器と、前記燃料電池を掃気する掃気手段と、前記掃気手段からの掃気ガスの全部又は一部を、前記燃料電池をバイパスして前記イオン交換器に供給するバイパス流路と、前記バイパス流路を流通する掃気ガスの流量を制御する流量制御弁と、を備えることを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、カソードオフガス流路に配置されたイオン交換器により、カソードオフガスに含まれるイオン(陽イオン、陰イオン)が、イオン交換器で、交換・除去され、そのままシステム外部に排出されることを防止できる。
そして、イオン交換器の掃気時に、流量制御弁が開かれることにより、掃気手段(後記する実施形態ではコンプレッサ)からの掃気ガス(後記する実施形態では空気)の全部又は一部が、バイパス流路を介して、イオン交換器に供給され、イオン交換器が掃気される。すなわち、掃気手段からの掃気ガスが、バイパス流路を通ることにより、燃料電池から圧力損失を受けずに、イオン交換器に供給され、イオン交換器が速やかに掃気される。
これにより、掃気手段が、燃料電池からの圧力損失に基づく抵抗を受けずに作動することができ、その結果、掃気手段の作動音、作動振動、消費エネルギ(後記する実施形態では消費電力)を低減することができる。
また、燃料電池と、前記燃料電池のアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、前記燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガスが流通するアノードオフガス流路に配置されたイオン交換器と、前記燃料電池を掃気する掃気手段と、前記アノードオフガスの全部又は一部を、前記イオン交換器をバイパスさせるバイパス流路と、前記バイパス流路を流通するアノードオフガスの流量を制御する流量制御弁と、を備えることを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、アノードオフガス流路に配置されたイオン交換器により、アノードオフガスに含まれるイオン(陽イオン、陰イオン)が、イオン交換器で、交換・除去され、そのままシステム外部に排出されることを防止できる。
そして、燃料電池の掃気時に、流量制御弁が開かれることにより、掃気手段(後記する実施形態ではコンプレッサ)から燃料電池に導入され、そして、燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガス(掃気ガス)の全部又は一部が、バイパス流路を通り、イオン交換器をバイパスする。すなわち、燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガス(掃気ガス)の全部又は一部が、イオン交換器から圧力損失を受けない。
これにより、燃料電池のアノードに掃気ガスを供給する掃気手段は、イオン交換器からの圧力損失に基づく抵抗を受けずに作動することができ、その結果、掃気手段の作動音、作動振動、消費エネルギ(後記する実施形態では消費電力)を低減することができる。
また、燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガス(掃気ガス)の全部又は一部と共に、アノードから排出された水分(水蒸気、結露水等)が、バイパス流路を通り、イオン交換器をバイパスする。すなわち、アノードから排出された水分が、イオン交換器に導入されないので、イオン交換器内の水分量が大きく増加することはなく、イオン交換器を速やかに掃気できる。
また、燃料電池と、前記燃料電池のアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、前記燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガスが流通するカソードオフガス流路に配置されたイオン交換器と、前記燃料電池を掃気する掃気手段と、前記カソードオフガスの全部又は一部を、前記イオン交換器をバイパスさせるバイパス流路と、前記バイパス流路を流通するカソードオフガスの流量を制御する流量制御弁と、を備えることを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、カソードオフガス流路に配置されたイオン交換器により、カソードオフガスに含まれるイオン(陽イオン、陰イオン)が、イオン交換器で、交換・除去され、そのままシステム外部に排出されることを防止できる。
そして、燃料電池の掃気時に、流量制御弁が開かれることにより、掃気手段(後記する実施形態ではコンプレッサ)から燃料電池に導入され、そして、燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガス(掃気ガス)の全部又は一部が、バイパス流路を通り、イオン交換器をバイパスする。すなわち、燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガス(掃気ガス)の全部又は一部が、イオン交換器から圧力損失を受けない。
これにより、燃料電池のカソードに掃気ガスを供給する掃気手段は、イオン交換器からの圧力損失に基づく抵抗を受けずに作動することができ、その結果、掃気手段の作動音、作動振動、消費エネルギ(後記する実施形態では消費電力)を低減することができる。
また、燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガス(掃気ガス)の全部又は一部と共に、カソードから排出された水分(水蒸気、結露水等)が、バイパス流路を通り、イオン交換器をバイパスする。すなわち、カソードから排出された水分が、イオン交換器に導入されないので、イオン交換器内の水分量が大きく増加することはなく、イオン交換器を速やかに掃気できる。
また、前記燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガスを、前記酸化剤ガス供給手段からの酸化剤ガス、及び/又は、前記燃料電池のカソードから排出されるカソードオフガスで希釈する希釈器を、さらに備え、前記イオン交換器は、前記希釈器から排出されるオフガスが流通するオフガス流路に配置されていることを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、希釈器により、燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガスを、酸化剤ガス供給手段からの酸化剤ガス、及び/又は、燃料電池のカソードから排出されるカソードオフガスで希釈することができる。
本発明によれば、掃気に伴う、作動音、作動振動、消費エネルギを低減可能な燃料電池システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図1、図2を参照して説明する。
≪燃料電池システムの構成≫
図1に示す本実施形態に係る燃料電池システム1は、図示しない燃料電池自動車(移動体)に搭載されている。燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10のアノードに対して水素(燃料ガス)を給排するアノード系と、燃料電池スタック10のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス)を給排するカソード系と、掃気時にカソード系からアノード系に掃気ガスを導く掃気ガス系と、これらを電子制御するECU51(Electronic Control Unit、電子制御装置)と、を備えている。
<燃料電池スタック>
燃料電池スタック10は、複数(例えば200〜400枚)の固体高分子型の単セルが積層されることで構成されたスタックであり、複数の単セルは電気的に直列で接続されている。単セルは、MEA(Membrane Electrode Assembly:膜電極接合体)と、これを挟み2枚の導電性を有するアノードセパレータ及びカソードセパレータと、を備えている。
MEAは、1価の陽イオン交換膜(例えばパーフルオロスルホン酸型)からなる電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟むアノード及びカソードとを備えている。アノード及びカソードは、カーボンペーパ等の導電性を有する多孔質体から主に構成されると共に、アノード及びカソードにおける電極反応を生じさせるための触媒(Pt、Ru等)を含んでいる。
アノードセパレータには、各MEAのアノードに対して水素を給排するため単セルの積層方向に延びる貫通孔(内部マニホールドと称される)や、単セルの面方向に延びる溝が形成されており、これら貫通孔及び溝がアノード流路11(燃料ガス流路)として機能している。
カソードセパレータには、各MEAのカソードに対して空気を給排するため単セルの積層方向に延びる貫通孔(内部マニホールドと称される)や、単セルの面方向に延びる溝が形成されており、これら貫通孔及び溝がカソード流路12(酸化剤ガス流路)として機能している。
そして、アノード流路11を介して各アノードに水素が供給されると、式(1)の電極反応が起こり、カソード流路12を介して各カソードに空気が供給されると、式(2)の電極反応が起こり、各単セルで電位差(OCV(Open Circuit Voltage)、開回路電圧)が発生するようになっている。次いで、燃料電池スタック10と走行モータ等の外部回路とが電気的に接続され、電流が取り出されると、燃料電池スタック10が発電するようになっている。
2H→4H+4e …(1)
+4H+4e→2HO …(2)
そして、このように発電すると、カソードで生成した水(水蒸気)の一部は、電解質膜を透過し、アノードに移動する。よって、カソードから排出されるカソードオフガス、アノードから排出されるアノードオフガスは、多湿となる。
さらに、このように発電すると、アノード、カソードに含まれるPt、Ru等が極僅かながらも溶出し、水蒸気(生成水)にはPt、Ru等の陽イオン(金属イオン)が含まれる。さらに、電解質膜のF(フッ素)等も極僅からながらも溶出し、水蒸気にはF等の陰イオンが含まれる。
アノードセパレータ及びカソードセパレータには、各単セルを冷却するための冷媒が流通する貫通孔及び溝が形成されており、これら貫通孔及び溝が冷媒流路13として機能している。具体的には、外部のラジエータ(図示しない)で冷却された冷媒が、冷媒ポンプ(図示しない)で圧送され、冷媒流路13に導入されるようになっている。
そして、冷媒は、冷媒流路13から、配管13bを介して、ラジエータに向かうようになっている。
また、配管13bには、温度センサ14が設けられている。温度センサ14は、配管13b内の冷媒の温度を、現在のシステム温度T1(又は燃料電池スタック10の温度)として検出し、ECU51に出力するようになっている。
ただし、温度センサ14の位置は、これに限定されず、例えば、後記する配管23b、配管32bや、燃料電池スタック10の筐体に直接設けてもよい。また、温度センサを複数設けて、誤検出を防止してもよい。
<アノード系>
アノード系は、水素タンク21(燃料ガス供給手段)と、常閉型の遮断弁22と、エゼクタ23と、常閉型のパージ弁24とを備えている。
水素タンク21は、配管21a、遮断弁22、配管22a、エゼクタ23、配管23aを順に介して、アノード流路11の入口に接続されている。配管22aには、水素を所定圧力に減圧する減圧弁(図示しない)が設けられている。そして、ECU51によって、遮断弁22が開かれると、水素タンク21の水素が配管21a等を介してアノード流路11に供給されるようになっている。
アノード流路11の出口には、配管23bが接続されており、配管23bの下流端はエゼクタ23の吸引口に接続されている。そして、アノード流路11(アノード)から排出された未反応の水素を含むアノードオフガスは、配管23bを介してエゼクタ23に戻され、エゼクタ23において、水素タンク21からの水素と混合された後、アノード流路11に再供給されるようになっている。その結果、水素がアノード流路11を経由して循環し、水素の有効利用が図られている。
また、配管23bの途中は、配管24a、パージ弁24、配管24bを介して、希釈器35に接続されている。そして、図示しない電圧センサ(セル電圧モニタ)で検出される単セルの電圧(セル電圧)が低下し、アノードオフガスに含まれる不純物(水蒸気、窒素等)が多いとECU51で判断された場合、ECU51によってパージ弁24は開かれ、不純物を含むアノードオフガスが配管24a、配管24bを介して、後記する希釈器35に排出されるようになっている。
さらに、パージ弁24は、後記する燃料電池スタック10の掃気時にも開かれ、アノード流路11(アノード)から排出された掃気ガス(アノードオフガス)が、希釈器35に排出されるようになっている。
<カソード系>
カソード系は、コンプレッサ31(酸化剤ガス供給手段)と、加湿器32と、背圧弁33と、希釈器35と、イオン交換器37と、流量制御弁38と、流量制御弁39とを備えている。
コンプレッサ31は、配管31a、加湿器32、配管32aを介して、カソード流路12の入口に接続されており、ECU51の指令に従って作動すると、酸素を含む空気を取り込み、カソード流路12に供給するようになっている。また、コンプレッサ31は、燃料電池スタック10及びイオン交換器37の掃気時には、これらを掃気する掃気手段として機能するようになっている。
なお、コンプレッサ31は、燃料電池スタック10及び/又は燃料電池スタック10の発電電力を充放電する高圧バッテリ(図示しない)を電源として作動する。
カソード流路12の出口は、配管32b、加湿器32、配管32c、背圧弁33、配管33aを介して、希釈器35に接続されている。そして、カソード流路12(カソード)から排出された多湿のカソードオフガスは、配管32b等を介して、希釈器35に供給されるようになっている。
背圧弁33は、ECU51により、その開度が制御されるバタフライ弁等であり、カソード流路12内のガス圧力と、アノード流路11内のガス圧力とをバランスさせるようになっている。
加湿器32は、コンプレッサ31からカソード流路12に向かう空気を加湿するため、カソード流路12に向かう空気と、多湿のカソードオフガスとを水分交換させる中空糸膜32dを備えている。
また、加湿器32をバイパスするように、配管31aは、配管34a、常閉型のバイパス弁34、配管34bを介して、配管32aに接続されている。バイパス弁34は、燃料電池スタック10、イオン交換器37の掃気時に、ECU51により開かれる設定となっている。
[希釈器]
希釈器35は、パージ弁24が開かれた場合に導入されるアノードオフガスと、配管33aから導入されるカソードオフガスとを混合し、アノードオフガス中の水素を、カソードオフガス(希釈用ガス)で希釈する容器であり、その内部に希釈空間を備えている。そして、希釈器35から排出されるオフガス(希釈後のガス)は、配管35aを介して、イオン交換器37に導入されるようになっている。
また、希釈器35は、配管36b、ECU51により流量0を含めて流量制御される流量制御弁36、配管36aを介して、配管31aに接続されている。これにより、流量制御弁36が開かれると、コンプレッサ31から吐出される空気(酸化剤ガス、掃気ガス)が、カソード流路12(燃料電池スタック10)をバイパスして、希釈器35に導入され、アノードオフガス中の水素が速やかに希釈されるようになっている。なお、流量制御弁36は、例えば、バタフライ弁やニードル弁等で構成される。
ただし、流量制御弁36、配管36a、及び、配管36bを備えないシステム構成でもよい。
[イオン交換器]
イオン交換器37は、希釈器35から導入されるオフガス(アノードオフアガスとカソードオフガス等とが混合したもの)に含まれるイオン(陽イオン、陰イオン)が、そのまま車外(外部)に排出されることを防止するための機器である。すなわち、イオン交換器37は、希釈器35の下流であって、アノードオフガスが流通するアノードオフガス流路、かつ、カソードオフガスが流通するカソードオフガス流路に配置されている。
具体的には、イオン交換器37は、その内部に、希釈器35からのオフガスに含まれるイオン(陽イオン、陰イオン)とイオン交換することで、これを除去するイオン交換樹脂37bを装填している。イオン交換樹脂37bは、陽イオン交換樹脂と、陰イオン交換樹脂とを含んでいる。そして、陽イオン交換樹脂の対イオン、及び、陰イオン交換樹脂の対イオンは、イオン交換器37に導入されるオフガス中のイオン(陽イオン、陰イオン)と、イオン交換され、イオン交換後のオフガスは、配管37aを介して、車外(外部)に排出されても問題の無い程度のPH値になるように構成されている。
イオン交換樹脂37b(陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂)の量は、例えば、燃料電池自動車の予測される寿命内に、燃料電池スタック10から排出されるイオンを吸着可能な量に設計される。その他、イオン交換樹脂37bをカートリッジ式で構成し、例えば、車検毎に交換可能な構成としてもよい。
ただし、イオン交換器37におけるイオン交換方式はこれに限定されず、例えば、陽イオン交換膜、陰イオン交換膜を適所に配置し、イオン交換させる方式でもよい。
また、イオン交換器37は、配管38b、ECU51により流量0を含めて流量制御される流量制御弁38、配管38aを介して、配管31aに接続されている。つまり、配管38aと、配管38bとは、コンプレッサ31からの空気(酸化剤ガス、掃気ガス)が燃料電池スタック10をバイパスするバイパス流路を、構成している。
そして、イオン交換器37の掃気時に、流量制御弁38が開かれると、コンプレッサ31から吐出される空気(掃気ガス)が、配管38a、配管38b(バイパス流路)を介して、イオン交換器37に導入され、イオン交換器37が速やかに掃気されるようになっている。
なお、流量制御弁38は、例えば、バタフライ弁やニードル弁等で構成される。また、流量制御弁38に代えて、配管31aと配管38aとの合流点に三方弁を配置し、この三方弁により、配管38a、配管38b(バイパス流路)を流れるガスの流量を制御してもよい。
さらに、配管35aの途中には、配管39aが分岐するように接続されており、配管39aの下流側には、ECU51により流量0を含めて流量制御される流量制御弁39、配管39bが順に接続されており、配管39bの下流側は車外(外部)に開放されている。つまり、配管39aと配管39bとは、希釈器35からのオフガス(アノードオフガスとカソードオフガスとの混合ガス)の全部又は一部を、イオン交換器37をバイパスして車外に排出するバイパス流路を構成している。そして、流量制御弁39が開かれると、希釈器35からのオフガスが、配管39a、配管39b(バイパス流路)を介して、車外に排出されるようになっている。
なお、流量制御弁39は、例えば、バタフライ弁やニードル弁等で構成される。また、流量制御弁39に代えて、配管35aと配管39aとの合流点に三方弁を配置し、この三方弁により、配管39a、配管39bを流れるガスの流量を制御してもよい。
特に、燃料電池スタック10及びイオン交換器37の掃気時に、流量制御弁39が開かれると、アノード流路11及びカソード流路12から排出された多量の水分(水蒸気等)を含む掃気ガスであって、希釈器35からのオフガスが、配管39a、配管39bを介して、車外に排出され、イオン交換器37に流れ込みにくくなっている。これにより、希釈器35からのオフガスが、イオン交換器37で圧力損失を受けずに車外に排出され、そして、燃料電池スタック10及びイオン交換器37が速やかに掃気されるようになっている。
<掃気系>
掃気系は、燃料電池スタック10の掃気時に、コンプレッサ31からの掃気ガス(非加湿の空気)をアノード系に導く系であり、常閉型の掃気弁41を備えている。掃気弁41の上流は、配管41aを介して配管32aに接続されており、掃気弁41の下流は、配管41bを介して配管23aに接続されている。この他、配管41aの上流端が、配管31aに接続された構成でもよい。
そして、燃料電池スタック10を掃気する場合、例えばシステム停止時において、温度センサ14によって検出されるシステム温度T1が所定温度未満であり、燃料電池スタック10内が凍結する虞のある場合、ECU51はコンプレッサ31を作動すると共に、掃気弁41を開く設定となっている。
<ECU等>
ECU51(制御手段)は、燃料電池システム1を電子制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されており、その内部に記憶されたプログラムに従って、各種機器を制御し、各種処理を実行するようになっている。
なお、ECU51による具体的制御内容は、図2のフローチャートを参照して、以下詳細に説明する。
IG52は、燃料電池自動車及び燃料電池システム1の起動スイッチであり、運転席周りに設けられている。また、IG52はECU51と接続されており、ECU51はIG52のON/OFF信号を検知するようになっている。
≪燃料電池システムの動作≫
次に、燃料電池システム1の停止時の動作について、図2を参照して説明する。
なお、IG52がOFFされると、図2に示す停止時の制御処理をスタートする。また、IG52のOFF前(初期状態)において、燃料電池スタック10は運転者からの発電要求に応じて発電している。
ステップS101において、ECU51は、燃料電池スタック10の発電を停止させる。具体的には、燃料電池スタック10と外部負荷(走行モータ等)との接続をON/OFFするコンタクタ(図示しない)をOFFし、遮断弁22を閉じる。
ステップS102において、ECU51は、温度センサ14を介して検出されるシステム温度T1が、所定温度T0未満であるか否かを判定する。所定温度T0は、燃料電池スタック10内、イオン交換器37内が、このままではこの後凍結する虞があると判断される温度であり、事前試験等により求められ、ECU51に予め記憶されている。
システム温度T1が、所定温度T0未満であると判定した場合(S102・Yes)、ECU51の処理はステップS104に進む。一方、システム温度T1が、所定温度T0未満でないと判定した場合(S102・No)、ECU51の処理はステップS103に進む。
ステップS103において、ECU51は、ステップS102の判定後、所定時間(例えば30分〜1時間)経過したか否かを判定する。
所定時間経過したと判定した場合(S103・Yes)、ECU51の処理はステップS102に進む。これにより、発電停止直後は、低温でなかったとしても(S102・No)、その後、所定時間経過毎(S103・Yes)、ステップS102で低温であるか否かの判定処理が実行されるので、凍結が防止される。
一方、所定時間Δt1経過していないと判定した場合(S103・No)、ECU51は、ステップS103の判定を繰り返す。
ステップS104において、ECU51は、燃料電池スタック10の掃気を開始する。
具体的には、ECU51は、コンプレッサ31を作動させ、又は、その回転速度を燃料電池スタック10の掃気用の回転速度に高めて、バイパス弁34、掃気弁41、パージ弁24、及び、背圧弁33を開く。
そうすると、コンプレッサ31からの掃気ガス(非加湿の空気)が、アノード流路11及びカソード流路12に導入され、アノード流路11及びカソード流路12に残留するガス(水素、空気等)や、水分(水蒸気、結露水等)が、希釈器35に押し出され、燃料電池スタック10の掃気が開始される。
ただし、アノード流路11及びカソード流路12を並行して掃気する方式に限定されず、例えば、カソード流路12、アノード流路11の順で掃気する方式でもよい。
この場合において、ECU51が、流量制御弁36を適宜に開き、コンプレッサ31から吐出される掃気ガスを、配管36a、配管36bを介して、つまり、燃料電池スタック10をバイパスして希釈器35に導入し、希釈器35の掃気時間を短縮する構成としてもよい。
ステップS105において、ECU51は、イオン交換器37の掃気を開始する。
具体的には、ECU51は、流量制御弁38を開く。そうすると、コンプレッサ31から吐出される掃気ガスの一部が、配管38a、配管38bを介して、つまり、燃料電池スタック10をバイパスして、イオン交換器37に導入される。これにより、掃気ガスが、燃料電池スタック10で圧力損失を受けずにイオン交換器37に導入され、イオン交換器37が速やかに掃気され始める。
これに並行して、ECU51は、流量制御弁39も開く。そうすると、アノード流路11及びカソード流路12から排出された多量の水分(水蒸気、結露水等)を含む掃気ガス(アノードオフガス、カソードオフガス)であって、希釈器35から排出されたオフガスの一部又は大部分が、配管39a、配管39bを介して、車外に排出される。すなわち、アノード流路11及びカソード流路12から排出された多量の水分が、イオン交換器37に流れ込みにくくなり、よって、イオン交換器37が好適に掃気され、その掃気時間が短縮される。
ステップS106において、ECU51は、内蔵するクロックを利用して、ステップS104における燃料電池スタック10の開始からの経過時間Δt1が、所定時間Δt0経過したか否かを判定する。所定時間Δt0は、燃料電池スタック10及びイオン交換器37の掃気が完了したと判断される時間であり、事前試験等により求められ、ECU51に予め記憶されている。
そして、経過時間Δt1が、所定時間Δt0経過したと判定した場合(S106・Yes)、ECU51の処理は、ステップS107に進む。一方、所定時間Δt0経過していないと判定した場合(S106・No)、ECU51は、ステップS106の判定を繰り返す。
ステップS107において、ECU51は、燃料電池スタック10及びイオン交換器37の掃気を完了する。
具体的には、ECU51は、コンプレッサ31を停止し、そして、バイパス弁34、掃気弁41、パージ弁24、流量制御弁36、流量制御弁38、及び、流量制御弁39を閉じる。
その後、ECU51の処理は、ENDに進み、システム停止時の制御を終了する。
≪燃料電池システムの効果≫
このような燃料電池システム1によれば、次の効果を得る。
イオン交換器37の掃気時に、流量制御弁38を開くので(S105)、燃料電池スタック10から圧力損失を受けずに、コンプレッサ31からの掃気ガスを、イオン交換器37に導入でき、イオン交換器37を速やかに掃気できる。また、コンプレッサ31は、燃料電池スタック10からの圧力損失に基づく抵抗を受けずに作動でき、コンプレッサ31の作動音、作動振動及び消費電力を低減できる。
また、燃料電池スタック10の掃気時に、流量制御弁39を開くので、アノード流路11及びカソード流路12から排出された多量の水分を含む掃気ガス(アノードオフガス、カソードオフガス)であって、希釈器35から排出されたオフガスが、配管39a、配管39bを介して、イオン交換器37から圧力損失を受けずに、車外に排出される。これにより、コンプレッサ31は、イオン交換器37からの圧力損失に基づく抵抗を受けずに作動でき、コンプレッサ31の作動音、作動振動及び消費電力を低減できる。
さらに、このように希釈器35から排出され、多量の水分を含むオフガスが、イオン交換器37に流れ込みにくくなるので、燃料電池スタック10及びイオン交換器37の掃気時間を短縮できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば次のように変更することができ、また、次の構成を適宜組み合わせることができる。
前記した実施形態では、燃料電池スタック10及びイオン交換器37を略同時に並行して掃気する構成を例示したが、これに限定されず、例えば、流量制御弁38を閉じ、流量制御弁39を開き、コンプレッサ31からの掃気ガスをアノード流路11及びカソード流路12に導入すると共に、アノード流路11及びカソード流路12から排出され、希釈器35から排出され多量の水分を含むオフガスを、配管39a、配管39bを介して車外に排出し、燃料電池スタック10を重点的に掃気した後、流量制御弁38を開いて、イオン交換器37に掃気ガスを導入し、イオン交換器37を重点的に掃気する構成としてもよい。
なお、このようにイオン交換器37を重点的に掃気する場合、流量制御弁39を閉じる構成としてもよい。
前記した実施形態では、燃料電池スタック10及びイオン交換器37を掃気する場合、流量制御弁38を、単に開く構成としたが、例えば、配管32aに圧力センサや、配管38aに流量センサを設け、コンプレッサ31からの掃気ガスが、所定の分配比で、燃料電池スタック10とイオン交換器37とに分配されるように、流量制御弁38の開度を制御する構成としてもよい。
同様に、配管35aに圧力センサや、配管39aに流量センサを設け、希釈器35から排出されたオフガスが、所定の分配比で、イオン交換器37と流量制御弁39とに分配されるように、流量制御弁39の開度を制御する構成としてもよい。
また、図3に示す燃料電池システム2でもよい。燃料電池システム2では、イオン交換器37が、希釈器35の上流、つまり、パージ弁24と希釈器35との間に配置されている。すなわち、パージ弁24の下流側には、配管24b、イオン交換器37、配管37a、希釈器35、配管35aが順に接続されており、配管35aの下流側は、車外に開放されている。そして、配管24bの途中には、配管39aが分岐するように接続されており、配管39aの下流側には、流量制御弁39、配管39bが順に接続され、配管39bの下流端は、希釈器35の上流の配管37aに接続されている。
なお、流量制御弁39は、燃料電池スタック10の掃気時に開かれるので、配管39bの下流端は、配管37aを介して希釈器35に接続されず、直接車外(外部)に開放された構成でもよい。また、この点については、後記する燃料電池システム3(図4参照)においても同様である。
さらに、図4に示す燃料電池システム3でもよい。燃料電池システム3では、イオン交換器37が、希釈器35の上流、つまり、背圧弁33と希釈器35との間に配置されている。そして、配管33aの途中には、配管39aが分岐するように接続されており、配管39aの下流側には、流量制御弁39、配管39bが順に接続され、配管39bの下流端は、希釈器35の上流の配管37aに接続されている。
前記した実施形態では、燃料電池システム1が燃料電池自動車に搭載された場合を例示したが、その他に例えば、自動二輪車、列車、船舶に搭載された燃料電池システムでもよい。また、家庭用や業務用の据え置き型の燃料電池システムや、給湯システムに組み込まれた燃料電池システムでもよい。
本実施形態に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。 変形例に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 変形例に係る燃料電池システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック(燃料電池)
11 アノード流路(燃料ガス流路)
12 カソード流路(酸化剤ガス流路)
21 水素タンク(燃料ガス供給手段)
31 コンプレッサ(酸化剤ガス供給手段、掃気手段)
35 希釈器
36、38、39 流量制御弁
37 イオン交換器
38a、38b 配管(バイパス流路)
39a、39b 配管(バイパス流路)
51 ECU(制御手段)

Claims (5)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池のアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、
    前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、
    前記燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガスが流通するアノードオフガス流路に配置されたイオン交換器と、
    前記燃料電池を掃気する掃気手段と、
    前記掃気手段からの掃気ガスの全部又は一部を、前記燃料電池をバイパスして前記イオン交換器に供給するバイパス流路と、
    前記バイパス流路を流通する掃気ガスの流量を制御する流量制御弁と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 燃料電池と、
    前記燃料電池のアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、
    前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、
    前記燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガスが流通するカソードオフガス流路に配置されたイオン交換器と、
    前記燃料電池を掃気する掃気手段と、
    前記掃気手段からの掃気ガスの全部又は一部を、前記燃料電池をバイパスして前記イオン交換器に供給するバイパス流路と、
    前記バイパス流路を流通する掃気ガスの流量を制御する流量制御弁と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 燃料電池と、
    前記燃料電池のアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、
    前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、
    前記燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガスが流通するアノードオフガス流路に配置されたイオン交換器と、
    前記燃料電池を掃気する掃気手段と、
    前記アノードオフガスの全部又は一部を、前記イオン交換器をバイパスさせるバイパス流路と、
    前記バイパス流路を流通するアノードオフガスの流量を制御する流量制御弁と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 燃料電池と、
    前記燃料電池のアノードに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、
    前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、
    前記燃料電池のカソードから排出されたカソードオフガスが流通するカソードオフガス流路に配置されたイオン交換器と、
    前記燃料電池を掃気する掃気手段と、
    前記カソードオフガスの全部又は一部を、前記イオン交換器をバイパスさせるバイパス流路と、
    前記バイパス流路を流通するカソードオフガスの流量を制御する流量制御弁と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池のアノードから排出されたアノードオフガスを、前記酸化剤ガス供給手段からの酸化剤ガス、及び/又は、前記燃料電池のカソードから排出されるカソードオフガスで希釈する希釈器を、さらに備え、
    前記イオン交換器は、前記希釈器から排出されるオフガスが流通するオフガス流路に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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