JP2009176402A - 光情報記録装置および方法 - Google Patents

光情報記録装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009176402A
JP2009176402A JP2008292937A JP2008292937A JP2009176402A JP 2009176402 A JP2009176402 A JP 2009176402A JP 2008292937 A JP2008292937 A JP 2008292937A JP 2008292937 A JP2008292937 A JP 2008292937A JP 2009176402 A JP2009176402 A JP 2009176402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
optical information
power
information recording
ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008292937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5336155B2 (ja
Inventor
Fuyuki Miyazawa
冬樹 宮澤
Hiroya Kakimoto
博哉 垣本
Katsuhiro Koyama
勝弘 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2008292937A priority Critical patent/JP5336155B2/ja
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to EP12166108A priority patent/EP2485217A1/en
Priority to CN2008801228319A priority patent/CN101911186B/zh
Priority to PCT/JP2008/072561 priority patent/WO2009081757A1/ja
Priority to KR1020107014454A priority patent/KR101229210B1/ko
Priority to US12/746,312 priority patent/US8254229B2/en
Priority to EP08865737A priority patent/EP2246851B1/en
Priority to ES08865737T priority patent/ES2395598T3/es
Publication of JP2009176402A publication Critical patent/JP2009176402A/ja
Priority to HK11104874.0A priority patent/HK1150898A1/xx
Priority to US13/442,333 priority patent/US8483026B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5336155B2 publication Critical patent/JP5336155B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/252Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers
    • G11B7/256Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of layers improving adhesion between layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • G11B7/00456Recording strategies, e.g. pulse sequences

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた青紫色レーザ用の追記型記録媒体に対して良好な記録特性を確保する。
【解決手段】本光情報記録装置は、記録マークを形成するために必要なライトパワーと、ライトパワーより値が低く且つスペースを形成するために必要なスペース形成パワーと、スペース形成パワーより値が低く且つ記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力すべきクーリングパルスのパルス幅とを設定する手段と、ライトパワーの設定と、スペース形成パワーの設定と、クーリングパルスのパルス幅の設定とに従って、光情報記録媒体に情報記録を実施する手段とを有する。この際、クーリングパルスのパルス幅と、ライトパワーを分母としスペース形成パワーを分子とした比率とは、記録特性が良好な領域を有し、この範囲の数値で光情報記録媒体に情報を記録するものである。
【選択図】図12

Description

本発明は、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に対して、405nmの近傍範囲の波長で発振するレーザ(以下、「青紫色レーザ」と略称する。)によってデータ記録を適切に行うための技術に関する。
追記型CD(以下、「CD−R」と略称する。)、追記型DVD(以下、「DVD±R」と略称する。)、追記型HD−DVD(以下、「HD−DVD−R」と略称する。)または追記型ブルーレイディスク(以下、「BD−R」と略称する。)等の光情報記録媒体は、光透過性ディスク状基板の一方の面上に、記録層、反射層、および必要に応じて保護層を形成した構造を有している。また、記録層や反射層が形成されている上記基板の一方の面にはグルーブと呼ばれる螺旋状または同心円状の溝が形成され、隣り合うグルーブの間はランドと呼ばれる凸部に形成されている。このような光情報記録媒体は、光情報記録再生装置により記録用レーザ光を溝に沿ってトラッキングさせながらグルーブ上の記録層に照射して、記録マークを形成することにより記録が行われる。この記録マークの長さnT(基準クロックの周期をTとし、n整数倍の長さをnTとする)、記録マークと他の記録マークの間の部分(以下スペースという)の長さnTおよびこれらの配列に、再生用レーザ光を照射して反射光を再生信号に変換することにより再生が行われる。
これまでの有機色素を記録層に用いた追記型の光情報記録媒体であるCD−R,DVD−Rは、使用する有機色素の熱反応性が良好なため、スペースを形成する領域では極力パワーを出力しないパワー条件にすることで、データ記録を常に良好に保持していた。すなわち、例えば図1に示すように、2Tの記録マーク(以下、「P2T」と略称する。)を形成した後、スペースを形成し、さらに8Tの記録マーク(以下、「P8T」と略称する。)を形成する場合、スペース形成のためのパワーであるスペース形成パワーPsは、記録マークを形成するための記録パワーであるライトパワーPwのパルスの直後に出力されるクーリングパルスのパワーPcと同値となっている。当然ながらライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsは、ライトパワーPwに対するクーリングパルスのパワーPcの比率εcと同値になっている。なお、マルチパルス型のライトストラテジで記録マークP8Tを形成する際には、ライトパワーPwの複数のパルスを形成するが、各パルスの後にはバイアスパワーPbが出力される期間が設けられる。
ところが波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた青紫色レーザ用の追記型光情報記録媒体であるHD−DVD−RやBD−Rは、CD−R、DVD−Rに使用されている有機色素より熱反応性が鈍いことが知られている。一方、CD−R、DVD−Rなどへの書き込みは、図2に示すように、クーリングパルスのパルス幅dTsの後であってスペースを形成する領域に、ライトパワーPwよりパワーの値が低くクーリングパルスのパワーPcよりパワーの値が高いスペース形成パワーPsをかけて余熱を与え、かつクーリングパルス幅dTsを設けるライトストラテジで、マーク形成をし易くしている。
波長λが405nmに吸収スペクトルを有する無機材料を記録層に用いた青紫色レーザ用の追記型光情報記録媒体であるHD−DVD−RやBD−Rについての特開2006−48898号公報には、2層光記録媒体のL1層のように、光透過率が高い記録層に、前後の記録マークとの熱干渉や隣接するトラックの記録マークとのクロスイレーズ等が生じることなく、正確に記録マークを形成するための技術が開示されている。具体的には、光透過率の高い半透過記録膜に記録する際に、レーザビームを、記録パワーのライトパルスおよび基底パワーのクーリングパルスを含むパルス列となるようにパルス変調する。その上で、記録すべきデータを、記録層のトラックに沿った記録マークの長さに変調し、且つ、記録マークの長さを、1クロック周期をTとしたときに、Tの整数倍nTに対応させている。このnTに対応するnT記録マークは、(n−1)本のライトパルスにより記録し、4T以上の記録マークを記録する際には、最後尾のライトパルスの前に、パルス幅が0.8T以上2T以下のクーリングパルスを挿入するものが開示されている。しかしながら、本公報は無機材料の相変化記録に関するライトストラテジについての文献であって、この文献には、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた青紫色レーザ用の追記型光記録媒体について、全く述べられていない。
特開2006−48898号公報
このように無機材料を記録層に用いた光情報記録媒体の熱干渉対策については開示されているが、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた青紫色レーザ用の追加型光情報記録媒体の熱干渉対策については、これまで文献で開示されておらず、上記公報記載の技術では、十分な記録特性を確保することが困難である。
すなわち、図2に示すようなライトストラテジのレーザパワー波形にて、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた追記型光情報記録媒体に、データ記録を行うようになると、スペース形成パワーPs、クーリングパルスのパルス幅dTsが変化することでマーク記録時に熱干渉の影響が生じ、記録特性が悪化するといった問題が認識されるようになった。
従って本発明の目的は、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた青紫色レーザ用の追記型光情報記録媒体に対して良好な記録特性を確保するための新規な技術を提供することである。
本発明の第1の観点に係る光情報記録装置は、波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する構成とするものである。そして、この光情報記録装置は、記録マークを形成するために必要なライトパワーと、ライトパワーよりパワー値が低く且つスペースを形成するためのスペース形成パワーと、記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つスペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅とをそれぞれ設定する設定手段と、当該設定手段に従って、光情報記録媒体に情報を記録する手段とを有する。この構成において、クーリングパルスのパルス幅と、ライトパワーを分母としスペース形成パワーを分子とした比率とは、この比率を一方の座標軸とし、クーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、予め測定された良好な領域から決定されるものである。
本発明の第2の観点に係る光情報記録装置は、上記第1の観点の光情報記録装置において、クーリングパルスのパルス幅と、ライトパワーを分母としスペース形成パワーを分子とした比率とは、当該比率を一方の座標軸とし、クーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、いずれか一方の座標軸の良好な領域の範囲における数値を固定し、他方の座標軸の良好な領域の範囲内で複数個所のテスト記録をした結果に基づいて数値を決定するものである。
有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体へ記録するための第1および第2の観点の光情報記録装置は、クーリングパルスのパルス幅と、ライトパワーに対するスペース形成パワーの予め定められた比率とを、クーリングパルスのパルス幅を一方の座標軸とし予め定められた比率を他方の座標軸とする直角座標の平面において、「良好な領域」を形成するように適切に設定することによって、熱干渉対策が適切に実行されるようになって、良好な記録特性が確保されるようになる。
さらに、上記本発明の第2の観点に係る光情報記録装置において、どちらか一方だけを最適化するだけではなく、最適化された側の座標軸の数値を固定して、さらに残りの座標軸の数値を良好な領域の範囲でテスト記録をした結果に基づいて最適化の数値を決定されるようにしたものであっても良い。このようにすることにより、光情報記録媒体への書き込みがより最適化されて好ましい記録で実施することが可能になる。
なお、上述した良好な領域は、二倍速記録で記録する場合に、上記予め定められた比率とクーリングパルスのパルス幅とを座標軸とする直角座標の平面において、(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)の4点の各点間を直線で結んだ範囲である。この範囲は、各観点の発明において、二倍速記録では共通するので、以降の観点の説明を省略する。このような良好な領域よって、クーリングパルスのパルス幅と、ライトパワーに対するスペース形成パワーの予め定められた比率とが規格等で決められた要件を満たすように設定されるようになる。なお、二倍速記録以外の速度については、別の領域が適切とされる場合もある。
本発明の第3の観点に係る光情報記録装置について、第1の観点に係る光情報記録装置と異なるところのみを述べる。前述した直角座標の平面において、上記比率の好ましい範囲とクーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲とに基づいて得られる良好な領域を予め記録された記録源から取得する取得手段と、ライトパワーの値と、クーリングパルスのパルス幅の範囲に含まれるパルス幅の値とを光情報記録媒体のテスト記録領域に複数のテスト記録の結果に基づき最適化する手段と、ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値と上記比率とから得られるスペース形成パワーの値と、クーリングパルスのパルス幅の最適値とを設定する設定手段と、このような設定手段に従って、光情報記録媒体に情報を記録する手段とを有するものである。
このようにクーリングパルスのパルス幅は、上記平面直角座標における良好な領域の中で最適とされる値に調整することで、現在の環境に適合した適切な設定を行うことができ、良好な記録特性を確保することができるようになる。
さらに、上記取得手段が、記録速度に応じて、記録マークを形成するライトパワーを分母としライトパワーよりパワー値が低いスペースを形成するスペース形成パワーを分子とする比率と、クーリングパルスのパルス幅の範囲であって上記直角座標平面において上記比率と良好な領域を形成するクーリングパルスのパルス幅の範囲とを光情報記録装置の記録源であるメモリまたは記録源である光情報記録媒体から取得するようにしてもよい。光情報記録媒体に上記のようなデータを保持することによって、当該光情報記録媒体に適合した設定データを利用することができるようになる。
本発明の第4の観点に係る光情報記録装置について、第1の観点に係る光情報記録装置と異なるところを重点的に述べる。前述した直角座標の平面において、上記比率の好ましい範囲と前記クーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲とに基づいて得られる良好な領域を予め記録された記録源から取得する取得手段と、ライトパワーの値と、上記比率の範囲に含まれる比率の値とを光情報記録媒体のテスト記録領域に複数のテスト記録をした結果に基づき最適化する手段と、ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値と上記比率の最適値とから得られるスペース形成パワーの値と、クーリングパルスのパルス幅の値とを設定する設定手段と、設定手段に従って、光情報記録媒体に情報を記録する手段とを有するものである。
このように、ライトパワーに対するスペース形成パワーの比率については、上記平面直角座標における「良好な領域」の中で最適とされる値に調整することで、現在の環境に適合した適切な設定を行うことができ、良好な記録が確保されるようになる。
本発明の第5の観点に係る光情報記録装置について、第3の観点に係る光情報記録装置と異なるところを重点的に述べる。前述した直角座標の平面において、上記比率の好ましい範囲とクーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲とに基づいて得られる良好な領域を予め記録された記録源から取得する取得手段と、ライトパワーの値と、上記比率の値と、上記比率に対応するクーリングパルスのパルス幅の値とを光情報記録媒体のテスト記録領域に複数のテスト記録の結果に基づき最適化する手段と、ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値および上記比率の最適値から得られるスペース形成パワーの値と、クーリングパルスのパルス幅の最適値とを設定する設定手段と、設定手段に従って、光情報記録媒体に情報を記録する手段とを有するものである。
このように、ライトパワー、クーリングパルスのパルス幅および上記比率のそれぞれを最適化して、設定を行うようにしても良い。
本発明の第1の観点に係る光情報記録方法は、波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する手順を踏むものである。特に、記録マークを形成するために必要なライトパワーと、ライトパワーよりパワー値が低く且つスペースを形成するために必要なスペース形成パワーと、記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つスペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅とをそれぞれ設定する設定ステップと、設定ステップに従って、光情報記録媒体に対して情報を記録するステップとを含む。そして、スペース形成パワーは、予め記録源から読み出されたライトパワーと比率とによって決定し、クーリングパルスのパルス幅は、ライトパワーを分母としスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸としクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標平面において、予め測定された結果から定められた良好な領域から特定された比率に基づいて決定するステップを踏むものである。
本発明の第2の観点に係る光情報記録方法は、前述の第1の観点に係る光情報記録方法において、クーリングパルスのパルス幅と、ライトパワーを分母としスペース形成パワーを分子とした比率とは、当該比率を一方の座標軸とし、クーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、いずれか一方の座標軸の良好な領域の範囲における数値を固定したまま、他方の座標軸の良好な領域の範囲内で複数個所のテスト記録をした結果に基づいて数値を決定するものである。
有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に記録する上述の第1あるいは第2の観点の方法では、クーリングパルスのパルス幅と、ライトパワーに対するスペース形成パワーの予め定められた比率とをクーリングパルスのパルス幅を一方の座標軸とし予め定められた比率を他方の座標軸とする直角座標平面において「良好な領域」を形成するように適切に設定するステップを有することによって、熱干渉対策が適切に実行されるようになって、良好な記録が確保されるようになる。
さらに、上記の第1の観点に係る光情報記録方法の場合において、どちらか一方だけの座標軸の数値を最適化するだけでなく、最適化された側の座標軸の数値を固定し、さらに残りの座標軸の数値を良好な領域の範囲内でテスト記録をした結果に基づいて数値を決定することにより、光情報記録媒体への書き込みがより最適化され、非常に好ましい記録を実施することが可能である。
なお、上述した良好な領域は、二倍速で記録する場合、上記予め定められた比率とクーリングパルスのパルス幅とを座標軸とする直角座標の平面において、(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)の4点を直線で結んだ範囲である。これによって、クーリングパルスのパルス幅と、ライトパワーに対するスペース形成パワーの予め定められた比率とが規格等で決められた要件を満たすように設定されるようになる。
本発明の第3の観点に係る光情報記録方法は、第1の観点に係る光情報記録方法と同様の概念を有する。この光情報記録方法は、記録マークを形成するためのライトパワーを分母としライトパワーよりパワー値が低くスペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とする比率を一方の座標軸とし、記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つスペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、上記比率の複数の固定値に対応するクーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲に基づいて得られる良好な領域を予め記録させた記録源から取得する取得ステップを含むものである。さらに、ライトパワーの値と、クーリングパルスのパルス幅の範囲に含まれるパルス幅の値とを光情報記録媒体のテスト記録領域に対する複数のテスト記録の結果に基づき最適化するステップを含むものである。また、ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値と上記比率とから得られるスペース形成パワーの値と、クーリングパルスのパルス幅の最適値とを設定する設定ステップとを含むものである。そして、この設定ステップに従って、光情報記録媒体に情報を記録するステップを含むものである。
上述した方法を採用することにより、クーリングパルスのパルス幅は、上記平面直角座標における良好な領域の中で最適とされる値に調整することで、現在の環境に適合した適切な設定を行うことができ、良好な記録特性を確保することができるようになる。
本発明の第4の観点に係る光情報記録方法は、第1の観点に係る光情報記録方法と同様の概念有する。この光情報記録方法は、記録マークを形成するためのライトパワーを分母としライトパワーよりパワー値が低くスペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸とし、記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つスペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、クーリングパルスのパルス幅の複数の固定値に対応する上記比率の好ましい範囲に基づいて得られる良好な領域を予め記録された記録源から取得する取得ステップを含むものである。さらに、ライトパワーの値と、上記比率の範囲に含まれる比率の値とを光情報記録媒体のテスト記録領域に対するテスト記録の結果に基づき最適化するステップと、ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値と上記比率の最適値とから得られるスペース形成パワーの値と、クーリングパルスのパルス幅の値とを設定する設定ステップを含むものである。この設定ステップに従って、光情報記録媒体に情報を記録するステップを含むものである。
上述したように、ライトパワーに対するスペース形成パワーの比率については、上記直角座標の平面における「良好な領域」の中で最適とされる値に調整することで、現在の環境に適合した適切な設定を行うことができ、良好な記録が確保されるようになる。
本発明の第5の観点に係る光情報記録方法は、第1の観点に係る光情報記録方法と同様の概念を有する。この光情報記録方法は、記録マークを形成するためのライトパワーを分母としライトパワーよりパワー値が低く且つスペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸とし、記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つスペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、上記比率の好ましい範囲に対応するクーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲に基づいて得られる良好な領域を予め記録された記録源から取得する取得ステップを含むものである。また、ライトパワーの値と、上記比率の値と、上記比率に対応するクーリングパルスのパルス幅の値とを光情報記録媒体のテスト記録領域に複数個所のテスト記録の結果に基づき最適化するステップを含むものである。さらに、ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値および上記比率の最適値から得られるスペース形成パワーの値と、クーリングパルスのパルス幅の最適値とを設定する設定ステップをも含むものである。この設定ステップに従って、光情報記録媒体に情報を記録するステップを含むものである。
このように、ライトパワー、クーリングパルスのパルス幅および上記比率のそれぞれを最適化して、設定を行うようにしても良く、DCジッタ[%]もアシンメトリ値も、規格の基準をクリアする。同時に、熱干渉量[ns]も規格等で決められた要件を満たすようになる。
本発明の第6の観点に係る光情報記録装置は、そのプロセッサに上記のような処理を行わせるためのプログラムとハードウエアの組み合わせにて実現される場合もあり、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体または記憶装置若しくはプロセッサの不揮発性メモリに格納される。また、ネットワークを介してデジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、プロセッサのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた青紫色レーザ用の追記型光情報記録媒体に対して良好な記録特性を確保できるようになる。
[本実施の形態の原理]
図3は、二つのdTsをパラメータとした場合におけるライトパワーPwを横軸とし、DCジッタ(Data To Clock Jitter:デジタル信号の時間軸方向における揺れを示す。以下、DCJと略称する。)[%]を縦軸にしたグラフを表している。二つのdTsの一方は白抜き四角のグラフで、最適状態のdTsを表し、もう一方は黒塗り菱形のグラフで、不適切状態のdTsを表す。このように、dTsを最適状態に設定すれば、DCJは、ブルーレイディスク規格(以下、規格と略称する。)で決められた7%以下を達成できるライトパワーPwのレンジが存在する。不適切状態のdTsであると、DCJは、ライトパワーPwを変化させても規格で決められた7%以下を達成できない。図示していないが、スペース形成パワーPsについても同様の傾向がある。
上述したように、特許文献1では、無機材料を記録層に用いた追記型の光情報記録媒体について、クーリングパルスのパルス幅dTsを最適化する技術が開示されている。図4には、無機材料を記録層に用いたBD−Rに対して、クーリングパルスのパルス幅dTsを1.5〔T〕に固定し、スペース形成パワーPsを変化させて記録させた場合における記録特性DCJ[%]および熱干渉量[ns]を示している。図4において、横軸はスペース形成パワーPs〔mW〕を表し、左側の縦軸は熱干渉量[ns]を表し、右側の縦軸はDCJ[%]を表し、白抜き四角がスペース形成パワーPsを変化させたときの熱干渉量[ns]を表し、黒塗り菱形はペース形成パワーPsを変化させたときのDCJ[%]を表す。なお、光情報記録媒体上、ある長さのマークの後の最短スペースの後に記録されている符号長のマークの長さAと、ある長さのマークの後の最長スペースの後に記録されている同じ符号長のマークの長さBとを測定して、当該マークの長さAとBとの差をもって熱干渉量を測定した。図4に示されるように、無機材料を記録層に用いた場合には、DCJも熱干渉量も、スペース形成パワーPsが変化してもあまり変化しない。一方、図5に、有機材料を記録層に用いたBD−Rに対して、クーリングパルスのパルス幅dTsを1.5〔T〕に固定し、スペース形成パワーPsを変化させて記録させた場合における記録特性および熱干渉量を示す。図5は図4と同様のグラフであるが、スペース形成パワーPsを変化させると、熱干渉量は大きく変動するようになる。そして、熱干渉量の減少に伴い、DCJの最大の基準値である7%を超えて悪化するようになる。このように、有機材料を記録層に用いた追記型の光情報記録媒体では、熱干渉の影響を受け、記録特性DCJ[%]の悪化が生じることが分かる。そのため、有機材料を記録層に用いた追記型の光情報記録媒体では、クーリングパルスのパルス幅dTsだけでなく、スペース形成パワーPsも各媒体に合わせて最適化する必要があるということが判明した。
より具体的には、クーリングパルスのパルス幅dTsを長くした場合、ライトパワーPwを分母とし、これに対するスペース形成パワーPsを分子とする比率εs(Ps/Pw:以下、「比率εsまたはεs」という。)を下げることで熱干渉の影響をなくし、記録特性を良好にすることが出来る。但し、ライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsを下げすぎるとマーク形成のための余熱が足りなくなり、アシンメトリ値が規格値に未達となるため、上記比率εsに下限値およびクーリングパルスのパルス幅dTsの上限値が設定される。
また、上記比率εsが高くなりすぎると、スペース形成パワーPsが高くなりすぎ有機色素が反応してしまい、記録特性DCJ[%]が悪化するため、上記比率εsに上限値が設定される。さらに、クーリングパルスのパルス幅dTsが短すぎると記録マークの後端部がシャープに記録されず、記録特性DCJ[%]が悪化を招くため、クーリングパルスのパルス幅dTsに下限値が設定される。本願の発明者らは、上述したように有機材料を記録層に用いた追記型の光情報記録媒体の記録において、以下のことを見出した。すなわち、記録速度を固定したときに、比率εsは、好ましい範囲となる上限値と下限値があること、クーリングパルスのパルス幅dTsにも、好ましい範囲となる上限値と下限値があること、比率εsとライトパワーPwとの関係からスペース形成パワーPsにも、好ましい範囲となる上限値と下限値があることである。
なお、本発明の実施の形態では、図6に示すように、トップパルス、中間パルス、ラストパルスおよびクーリングパルス、スペース形成パルスから構成されるいわゆるマルチパルスタイプのライトストラテジで、光情報記録媒体に記録される。このようなライトストラテジでは、上記トップパルス、中間パルス、ラストパルスではライトパワーPw、クーリングパルスではクーリングパワーPc、スペース形成パルスではスペース形成パワーPsをそれぞれ制御して光源から出射することが重要になる。上記パルス以外ではバイアスパワーPbを制御して光源から出射するよう変調されたレーザ光にて記録マークを形成するデータ記録方法を用いる。
以下、具体的に、εsとクーリングパルスのパルス幅dTsとをどのように設定すべきかについて説明する。図7に、εsを0.24に固定し、クーリングパルス幅dTsを1.75[T]、1.625[T]、1.5[T]、1.125[T]と変化させた場合の記録特性を示す。すなわち、縦軸はDCJ[%]を表し、横軸はライトパワーPw〔mW〕を表す。規格ではDCジッタは7%以下という要件があるので、この要件に従えば、dTsを1.75[T]およびdTsを1.125[T]にて、DCJ7%を常に超える状態となる。これは、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた高密度の追記型光情報記録媒体の場合、クーリングパルスPcのパルス幅dTsが長すぎると、例えば、dTsを1.75[T]以上に形成するマーク長によって熱干渉の影響が異なり、記録特性が悪化する。また、クーリングパルスPcのパルス幅dTsが短すぎると、例えば、dTsを1.125[T]以下にすると、記録マークの後端部がシャープに記録されず、記録特性が悪化するようになる。結果として、εsが0.24のとき、dTsは、1.5[T]ないし1.625[T]が良好に記録可能な範囲となる。
同様にしてεsを0.18から0.02刻みで0.32までのそれぞれの値を固定して、記録特性の上記要件を満足するεsとdTsの関係の測定した結果を図8に示す。なお、図8は、二倍速記録2Xの場合の数値を示している。記録特性の上記要件を満たすためには、εsが0.20の場合、dTsは1.5ないし1.9325[T]である必要がある。εsが0.22の場合、dTsは1.375ないし1.75[T]である必要がある。εsが0.24の場合、dTsは1.25ないし1.625[T]である必要がある。εsが0.26の場合には、dTsは1.125ないし1.5[T]である必要がある。εsが0.28の場合、dTsは1.0ないし1.3125[T]である必要がある。εsが0.30の場合には、dTsは0.875ないし1.125[T]である必要であることがわかった。
なお、εsが0.18とεsが0.32の場合、記録特性は上記要件を満たすような値は存在しないことを確認した。例えば図9に示すように、εsを0.32に固定し、dTsが1.25ないし0.875[T]でクーリングパルスのパルス幅を変化させた場合、ライトパワーPwを調整しても、規格で定められているDCJが7%以下という要件を満たすことができないことが分かる。このように、εsが0.32と高い場合、スペース形成パワーPsが高くなりすぎ有機色素が反応してしまい、記録特性が悪化する。以上の理由から、εsは記録速度が2Xのとき、0.30に上限値が設定される。
一方、例えば図10に示すように、εsを0.18に固定し、dTs=1.5ないし2.0[T]でクーリングパルスPcのパルス幅dTsを変化させた場合、ライトパワーPwを調整すれば、εsが0.18と低い場合、熱干渉量を抑制可能であるため、DCJの値は規格を満足する状態が存在する。しかし、図11に示すように、規格に規定された他の要件であるアシンメトリ値が0.15以下という要件を満たせなくなってしまう。図11は、横軸はεsを表し、縦軸はアシンメトリ値を表す。すなわち、εsが約0.2より大きくないと、アシンメトリ値が0.15を超えてしまう。これは、εsを低くすることでスペース形成パワーPsが低下し、マークを形成するための余熱が十分に伝わらないため、最短マーク長が記録されにくくなりアシンメトリ値がプラスになり上記要件を満足しなくなるためである。
よって、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた追記型の光情報記録媒体の熱特性を考慮すると、dTsおよび比率εsが図12に示す関係を有する場合に、規格を満たす記録特性が可能となる。図12は、縦軸はdTs[T]を表し、横軸はεsを表している。具体的には、dTsとεsを座標軸とする直角座標平面において、(εs,dTs)は、(0.2,1.9375)、(0.2,1.5)、(0.3,1.125)、(0.3,0.875)で囲まれる領域内であれば、良好な記録特性が可能となる。なお、図12に示すように、(εs,dTs)が(0.2,1.9375)と((0.3,1.125)とを結ぶ直線は、DCJ特性が規格未達となる境界を表している。(εs,dTs)が(0.3,1.125)と(0.3,0.875)とを結ぶ直線は、DCJ特性が規格未達となる境界を表している。また、(εs,dTs)が(0.2,1.5)と(0.3,0.875)とを結ぶ直線はDCJ特性が規格未達となる境界を表している。さらに、(εs,dTs)が(0.2,1.9375)と(0.2,1.5)とを結ぶ直線はアシンメトリ特性が規格未達となる境界を表している。ようするに、線上であれば規格の範囲内であるが、線上の外側は、規格を満足しない範囲を含むようになる。
なお、図8では、εsを基準に、クーリングパルスPcのパルス幅dTsの範囲を規定するテーブルを示したが、図13に、クーリングパルスPcのパルス幅dTsを基準に、εsの範囲を規定するテーブルを示す。図13のテーブルも、二倍速記録2Xの場合のテーブルである。この場合、dTsが1.9325であれば、εsは0.20である必要がある。dTsが1.75であれば、εsは0.20ないし0.22である必要がある。dTsが1.625であれば、εsは0.20ないし0.24である必要がある。dTsが1.5であれば、εsは0.20ないし0.26である必要がある。dTsが1.375であれば、εsは0.22ないし0.26である必要がある。dTsが1.25であれば、εsは0.24ないし0.28である必要がある。dTsが1.125であれば、εsは0.26ないし0.30である必要がある。
前述された内容から、一方の座標軸は、記録マークを形成するライトパワーPwを分母とし、このライトパワーPwよりパワー値が低いスペース形成パワーPsを分子とする比率εsとする。他方の座標軸は、記録マーク形成時のラストパルの直後に出力するクーリングパワーPc(スペース形成パワーPsよりパワー値が低い)のパルス幅dTsとする。このような直角座標平面において、予め測定された結果から良好な領域を特定しておくことにより、所定の範囲内の比率εsが決まれば、クーリングパワーPcのパルス幅dTsの範囲が決まるので、光情報記録媒体のパワーキャリブレーションエリア(以下、PCA領域という。)にパルス幅dTsを範囲内でいくつかの試し書きをすることによって、最適値を選択することができる。好ましい範囲内のパルス幅dTsが決定された場合も、同様に、比率εsを平面直角座標の良好な範囲内で、いくつかの試し書きをすることによって、最適値を選択することができる。また、比率εsが明確にされているので、ライトパワーPwかクーリングパワーPcのどちらかと、クーリングパワーPcのパルス幅dTsが決定されれば、BD−Rなどの光情報記録媒体に最適な記録をすることが可能になる。この原理を適用することにより、BD−Rなどの光情報記録媒体に最適な記録をする光情報記録装置およびその方法を提供可能である。
[実施の形態]
本発明の実施の形態におけるドライブ・システムの機能ブロックを図14を用いて説明する。本発明の実施の形態に係るドライブ・システムは、光情報記録再生装置100と、表示部とリモートコントローラなどの操作部とを含む入出力システム(図示せず)とを含む。
光情報記録再生装置100は、処理途中のデータ、処理結果のデータ、処理における参照データなどを格納するメモリ127と、以下で説明する処理を行わせるためのプログラムが記録されるメモリ回路126を含むCPU(中央演算装置:Central Processing Unit)などから構成される制御回路125と、入出力システムとのインターフェースであるインターフェース部(以下、I/Fと略称する。)128と、再生信号であるRF信号の最大振幅レベルまたは最小振幅レベル等を検出する特性値検出部124と、再生信号であるRF信号から2Tないし8T符号(例えば規格の場合、同期符号の9Tも識別する。また、HD−DVD規格の場合、2Tないし11T符号と同期符号の13Tを識別する)など読み出された符号を復号するための処理などを行う等化器131およびデータ復調回路123と、ピックアップ部110と、制御回路125から出力される記録すべきデータに対して所定の変調を行い、レーザ・ダイオード(以下、「LD」と略称する。)ドライバ121に出力するデータ変調回路129と、LDドライバ121と、波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を記録層に用いた青紫色レーザ用の光情報記録媒体150の回転制御部およびモータ並びにピックアップ部110用のサーボ制御回路132等を含む。
メモリ127には、本実施の形態の原理で述べたような条件を満たすクーリングパルスPcのパルス幅dTsおよびライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsの組み合わせのデータ、すなわち、良好な領域が格納される。具体的には、図8のようなテーブルや図13のようなテーブルを良好な領域として、記録速度毎およびメディアID毎にそのまま格納するようにしても良い。なお、そのうち初期値として用いる値についても特定されているものとする。また、図8のようなテーブルや図13のようなテーブルのうちの特に使用される部分のみを格納するようにしても良い。さらに、上記のような組み合わせを、記録速度毎およびメディアID毎に1セットだけ格納して、それをそのまま用いるようにしても良い。このように格納された各データは、記録源として記録するときに読み出されて有効に使用される。
また、ピックアップ部110は、対物レンズ114と、ビームスプリッタ116と、検出レンズ115と、コリメートレンズ113と、LD111と、フォトディテクタ(以下、「PD」と略称する。)112とを含む。ピックアップ部110では、図示しないサーボ制御部の制御に応じて図示しないアクチュエータが動作し、フォーカスおよびトラッキングが行われる。
制御回路125は、メモリ127、特性値検出部124、データ復調回路123、I/F128、LDドライバ121、データ変調回路129、サーボ制御回路132、図示しない回転制御部などに接続されている。また、特性値検出部124は、PD112、制御回路125などに接続されている。LDドライバ121は、データ変調回路129、制御回路125およびLD111に接続されている。制御回路125は、I/F128を介して入出力システムにも接続されている。
次に、光情報記録媒体150に対してデータを記録する場合における処理の概要を説明する。まず、制御回路125は、データ変調回路129に、光情報記録媒体150に記録すべきデータに対して所定の変調処理を実施させる。その上で、データ変調回路129は変調処理後のデータをLDドライバ121に出力する。LDドライバ121は、指定の記録条件であるライトストラテジおよびパラメータに従って、受信したデータでLD111を駆動してレーザ光を出力させる。レーザ光は、コリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介して光情報記録媒体150に照射され、光情報記録媒体150にマークとスペースを形成する。
また、光情報記録媒体150に記録されたデータを再生する場合における処理の概要を説明する。制御回路125からの指示に従ってLDドライバ121は、LD111を駆動してレーザ光を出力させる。レーザ光は、コリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介して光情報記録媒体150に照射される。光情報記録媒体150からの反射光は、対物レンズ114、ビームスプリッタ116、検出レンズ115を介してPD112に入力される。PD112は、光情報記録媒体150からの反射光を電気信号に変換し、特性値検出部124等に出力する。等化器131およびデータ復調回路123等は、出力された再生信号に対して所定の復号処理を行い、復号されたデータを制御回路125およびI/F128を介して、入出力システムの表示部に出力して、再生データを表示させる。特性値検出部124は、通常の再生では用いられない。
次に、図15を用いて、光情報記録媒体150にデータを記録する場合の前処理を説明する。まず、制御回路125は、光情報記録媒体150に記録されているメディアIDをPD112、等化器131およびデータ復調回路123を介して再生することによって読み出す(ステップS1)。また、制御回路125は、例えばユーザからの記録速度の指示をI/F128を介して受け付け、当該記録速度を特定する(ステップS3)。なお、この記録速度の特定は他の方法、例えば予め設定されている記録速度を特定するようにしてもよい。そして、制御回路125は、読み出されたメディアIDおよび特定された記録速度に対応する各種ライトストラテジデータ等を、メモリ127の記録源等から読み出し、初期設定としてLDドライバ121に設定する(ステップS5)。各種ストラテジデータには、本実施の形態の原理の欄で述べたような関係で設定される。ライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsの値およびクーリングパルスPcのパルス幅dTsの値、すなわち図8のようなテーブルや図13のようなテーブルも含まれる。ここまでのステップは基本なのでほぼ共通しているが、設定後の処理対応でいくつかの方法があるので、図15乃至図17に基づいてその態様を以下に説明する。
ここでは、制御回路125は、ステップS5の初期設定に基づき、ライトパワーPw、ライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsを読み出した値に固定する。固定された比率εsに基づき、図8もしくは図12に示された範囲内においてクーリングパルスのパルス幅dTsを規則的な幅で変化させクーリングパルスのパルス幅dTsの最適化処理を実施する(ステップS7)。例えば、読み出したεsが0.24の場合、図8と同様のテーブルよりクーリングパルスのパルス幅dTsは1.25[T]から1.625[T]が範囲となる。パルス幅はLSIの分解能によって異なる。この場合、分解能が0.0625[T]の場合、1.25T、1.3125T、1.375T、1.4375T、1.5T、1.5625T、1.625Tの7条件を変化させることとなる。このように変化させた中で最も良い特性のdTsを選択する。これらの最適化処理は、周知の最適記録パワー制御(Optimum Power Control:以下、OPCと略称する。)によって求める。すなわち、光情報記録媒体150のテスト記録領域に、予め決められたライトパワーPw、固定された比率εsに基づくクーリングパルスPc、上記の変化させたパルス幅dTsのライトストラテジで、その都度テスト記録を実施し、各々のケースにつき例えばアシンメトリ値やβ値を算出して、アシンメトリ値やβ値が最も良い値となるケースを最適値として採用する。このとき、特性値検出部124は、アシンメトリ値やβ値を計算するために必要な特性値を検出する。このようにして、クーリングパルスのパルス幅dTsの最適値を決定するステップS7の処理を終了する。続いて、固定された比率εsと最適化されたクーリングパルスのパルス幅dTsとを基に、ライトパワーPwの最適値も周知の処理(OPC)によって求める(ステップS9)。
そして、制御回路125は、最適化されたライトパワーPwと、このライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsで決定されるスペース形成パワーPsと、最適化されたクーリングパルスのパルス幅dTsとをLDドライバ121に設定し、この設定に従って、データ記録を実施する(ステップS11)。
つぎに、図15と異なる図16の態様について、ステップS1乃至S5は同じであるからステップS7以下の説明をする。この場合も、制御回路125は、ステップS5の初期設定に基づき、ライトパワーPw、クーリングパルスのパルス幅dTsを読み出した値に固定する。固定されたパルス幅dTsに基づき、図13もしくは図12に示された範囲内においてライトパワーPwに対するスペース形成パワーの比率εsを規則的な幅で変化させ比率εsの最適化処理を実施する(ステップS17)。例えば、読み出したdTsが1.375[T]の場合、図13よりスペース形成パワーの比率εsは0.22から0.26が範囲となる。比率はLSIの分解能力によって異なるが、この場合、分解能力が0.01であり、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26の5条件を変化させて、実施した。この最適化処理は、周知の処理(OPC)によって求める。すなわち、光情報記録媒体150のテスト記録領域に、予め決められたライトパワーPw、クーリングパルスPcのパルス幅dTs、上記の変化させたライトパワーPwに対するスペース形成パワーの比率εsのライトストラテジで、その都度テスト記録を実施し、各々のケースにつき例えばアシンメトリ値やβ値を算出して、アシンメトリ値やβ値が最も良い値となるケースを最適値として採用する。このとき、特性値検出部124は、アシンメトリ値やβ値を計算するために必要な特性値を検出する。このようにして、比率εsの最適値を決定するステップS17の処理を終了する。続いて、固定されたクーリングパルスのパルス幅dTsと最適化された比率εsとを基に、ライトパワーPwの最適値も周知の処理(OPC)によって求める(ステップS19)。
そして、制御回路125は、最適化されたライトパワーPwと、このライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの最適化された比率εsで決定されるスペース形成パワーPsと、クーリングパルスのパルス幅dTsとをLDドライバ121に設定し、この設定に従ったライトストラテジで、データ記録を実施する(ステップS21)。
続いて、図17の態様について、ステップS1乃至S5は同じであるからステップS7以下の説明をする。この場合も、制御回路125は、ステップS5の初期設定に基づき、ライトパワーPw、ライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsを読み出した値に固定する。固定された比率εsに基づき、図8もしくは図12に示された範囲内においてクーリングパルスのパルス幅dTsを規則的な幅で変化させクーリングパルスのパルス幅dTsの最適化処理を実施する(ステップS27)。例えば、読み出したεsが0.24の場合、図8よりクーリングパルスのパルス幅dTsは1.25[T]から1.625[T]が範囲となる。パルス幅はLSIの分解能力によって異なる。この場合、分解能力が0.0625[T]であり、1.25T、1.3125T、1.375T、1.4375T、1.5T、1.5625T、1.625Tの7条件を変化させてテスト記録した。これらの最適化処理は、周知の処理(OPC)によって求めることはステップS9の場合と同様なので、その説明を省略する。いずれにしてもステップS9の場合と同様の処理において、クーリングパルスのパルス幅dTsの最適値を決定するステップS27の処理を終了する。
つづいて、最適化されたパルス幅dTsに基づき、図12もしくは図13に示された範囲内においてライトパワーPwに対するスペース形成パワーの比率εsを規則的な幅で変化させ比率εsの最適化処理を実施する(ステップS29)。例えば、ステップS27で最適化処理で導き出されたdTsが1.375[T]の場合、図13よりスペース形成パワーの比率εsは0.22から0.26が範囲となる。比率はLSIの分解能力によって異なる。この場合、分解能力が0.01として、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26の5条件を変化させて、テスト記録する。これらの最適化処理は、周知の処理(OPC)によって求める。なお、光情報記録媒体150のテスト記録領域に、その都度テスト記録を実施し、アシンメトリ値やβ値が最も良い値となるケースを最適値として採用する方法は上述と同様なので説明を省略する。このようにして、比率εsの最適値を決定するステップS29の処理を終了する。続いて、最適化されたクーリングパルスのパルス幅dTsと最適化された比率εsとを基に、ライトパワーPwの最適値も周知の処理(OPC)によって求める(ステップS30)。
そして、制御回路125は、最適化されたライトパワーPwと、このライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの最適化された比率εsで決定されるスペース形成パワーPsと、クーリングパルスの最適化されたパルス幅dTsと、をLDドライバ121に設定し、この設定に従ったライトストラテジで、データ記録を実施する(ステップS31)。
以上のような処理を行うことにより、図8、図13もしくは図12に示されている関係を有するなかで、比率εsの最適値から決定されるスペース形成パワーPsおよびクーリングパルスのパルス幅dTsの最適値が設定されて、良好な記録する環境を整えることができるようになる。
また、メモリ127に、図8、図13または図12に示されている関係を有するライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsおよびクーリングパルスのパルス幅dTsの組み合わせが1組だけ格納されている場合には、図18に示すような処理を実施する。
まず、制御回路125は、光情報記録媒体150に記録されているメディアIDをPD112、等化器131およびデータ復調回路123を介して再生することによって読み出す(ステップS1)。また、制御回路125は、例えばユーザからの記録速度の指示をI/F128を介して受け付け、当該記録速度を特定する(ステップS3)。そして、制御回路125は、読み出されたメディアIDおよび特定された記録速度に対応する各種ストラテジデータ等を、メモリ127等から読み出し、LDドライバ121に設定する(ステップS5)。ここで、図8、図13若しくは図12に示される関係を有するライトパワーPwに対するスペース形成パワーPsの比率εsおよびクーリングパルスのパルス幅dTsの1組の組み合わせも、このステップで読み出され、ライトパワーPwと共に、当該Pwとεsとから算出されるPsおよびクーリングパルスのパルス幅dTsが設定される。
そして、ライトパワーPwを最適化する周知の処理(OPC)を実施する(ステップS37)。なお、この際特性値検出部124は、アシンメトリ値またはβ値を算出するための特性値を検出し、制御回路125に出力する。制御回路125では、アシンメトリ値またはβ値を算出して、最適なライトパワーPwを算出する。
その後、制御回路125は、ステップS37で算出された最適なライトパワーPw等をLDドライバ121に設定し、データ記録を実施する(ステップS41)。εsとライトパワーPwの最適値から算出されるスペース形成パワーPsも設定される。
このような処理を実施することによって、本実施の形態の原理の欄で述べたような効果を得ることができるようになる。
なお、本実施の形態の原理の欄で述べたような所定の関係(図8、図13、若しくは図12)を有するεsおよびdTsの設定値は、メモリ127に格納される場合もあれば、未記録の光情報記録媒体150のBCA(Burst Cutting Area)に格納されている場合もある。光情報記録媒体150に保持させる場合には、図19に示すようなLead−in領域の中に保持しておく。Lead−in領域は、システムLead−in領域と、コネクション領域と、データLead−in領域とに大きく分かれており、システムLead−in領域は、イニシャル・ゾーン、バッファ・ゾーン、コントロールデータ・ゾーン、バッファ・ゾーンを含む。また、コネクション領域は、コネクション・ゾーンを含む。さらに、データLead−in領域は、ガードトラック・ゾーン、ディスクテスト・ゾーン、ドライブテスト・ゾーン、ガードトラック・ゾーン、RMDデュープリケーション・ゾーン、レコーディングマネジメント・ゾーン、R−フィジカルフォーマットインフォメーション・ゾーン、リファレンスコード・ゾーンを含む。本実施の形態では、システムLead−in領域のコントロールデータ・ゾーンに、レコーディングコンディションデータ・ゾーン170を含むようにする。例えば、レコーディングコンディションデータ・ゾーン170に、本発明の原理の欄で述べたような所定の関係を有するεsおよびdTsなどを保持しておき、この領域から読み出して用いるようにしても良い。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図14の機能ブロック図は、実施の形態を説明するために示したもので、必ずしも実際の回路やモジュール構成と一致しない場合もある。また、処理フローについても処理結果が同じであれば処理順番を入れ替えたり、並列に実行するようにしても良い。
さらに、上ではマルチパルス型のライトストラテジを採用する例を示したが、図20に示されているように、トップパルス、中間パルス、ラストパルスおよびクーリングパルス、スペース形成パルスから構成される、いわゆるキャッスルパルスタイプのライトストラテジで、上記トップパルスおよびラストパルスではライトパワーPw、中間パルスでは中間パワーPm、クーリングパルスではクーリングパワーPc、スペース形成パルスではスペース形成パワーPsをそれぞれ出射するよう変調されたレーザ光にて記録マークを形成するデータ記録方法を用いても良い。
従来のライトストラテジの一例を示す図である。 高密度の光情報記録媒体に対するライトストラテジの一例を示す図である。 dTsを変化させた場合におけるライトパワーPwとDCJの関係を示す図である。 無機材料を記録層に用いた光情報記録媒体の場合におけるスペース形成パワーPsと熱干渉量またはDCJの関係を表す図である。 波長λが405nmに吸収スペクトルを有する有機材料を記録層に用いた青紫色レーザ用の光情報記録媒体の場合におけるスペース形成パワーPsと熱干渉量またはDCJの関係を表す図である。 マルチパルス型のライトストラテジの一例を示す図である。 εs=0.24を固定してdTsを変動させた場合における、ライトパワーPwとDCJの関係を表す図である。 εsをベースにしたdTsの範囲を示す図である。 εs=0.32を固定してdTsを変動させた場合における、ライトパワーPwとDCJの関係を表す図である。 εs=0.18を固定してdTsを変動させた場合における、ライトパワーPwとDCJの関係を表す図である。 εsとアシンメトリ値の関係を表す図である。 良好な記録特性を得るためのεsとdTsの関係を表す図である。 dTsをベースにしたεsの範囲を示す図である。 本発明の実施の形態における機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における第1の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態における第2の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態における第3の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態における第4の処理フローを示す図である。 光情報記録媒体に格納されるデータ構造を示す図である。 キャッスル型のライトストラテジの一例を示す図である。
符号の説明
100 光情報記録再生装置
110 ピックアップ部 111 LD
112 PD 113 コリメートレンズ
114 対物レンズ 115 検出レンズ
116 ビームスプリッタ 121 LDドライバ
123 データ復調回路 124 特性値検出部
125 制御回路 126 メモリ回路
127 メモリ 128 I/F 129 データ変調回路
131 等化器 132 サーボ制御回路
150 光情報記録媒体

Claims (25)

  1. 波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、前記405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する光情報記録装置において、
    前記記録マークを形成するためのライトパワーと、前記ライトパワーよりパワー値が低く前記スペースを形成するためのスペース形成パワーと、前記記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つ前記スペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅とをそれぞれ設定する設定手段と、
    前記設定手段に従って、前記光情報記録媒体に情報を記録する手段と、
    を有し、
    前記クーリングパルスのパルス幅と、前記ライトパワーを分母とし前記スペース形成パワーを分子とした比率とは、当該比率を一方の座標軸とし、前記クーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、予め測定された良好な領域から決定されるものである
    ことを特徴とする光情報記録装置。
  2. 前記クーリングパルスのパルス幅と、前記ライトパワーを分母とし前記スペース形成パワーを分子とした比率とは、当該比率を一方の座標軸とし、前記クーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、前記良好な領域の範囲におけるいずれか一方の座標軸の数値を固定し、前記良好な領域の範囲における他方の座標軸の複数個所のテスト記録をした結果に基づいて数値を決定されるものである
    請求項1記載の光情報記録装置。
  3. 前記良好な領域は、二倍速で記録する場合に、
    前記直角座標の平面において、前記比率と前記クーリングパルスのパルス幅との値が(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)である各点間を直線で結んだ範囲である
    請求項1または2記載の光情報記録装置。
  4. 波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、前記405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する光情報記録装置において、
    前記記録マークを形成するためのライトパワーを分母とし前記ライトパワーよりパワー値が低く前記スペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸とし、前記記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つ前記スペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、前記比率の好ましい範囲と、前記クーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲とで得られる良好な領域を、当該良好な範囲が予め記録された記録源から取得する取得手段と、
    前記ライトパワーの値と、前記クーリングパルスのパルス幅の範囲に含まれるパルス幅の値とを、前記光情報記録媒体のテスト記録領域で複数個所のテスト記録した結果に基づき最適化する手段と、
    前記ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値と前記比率とから得られる前記スペース形成パワーの値と、前記クーリングパルスのパルス幅の最適値とを設定する設定手段と、
    前記設定手段に従って、前記光情報記録媒体に情報を記録する手段と、
    を有する光情報記録装置。
  5. 前記良好な領域は、二倍速で記録する場合に、
    前記直角座標の平面において、前記比率と前記クーリングパルスのパルス幅との値が(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)である各点間を直線で結んだ範囲である
    請求項4記載の光情報記録装置。
  6. 前記良好な領域の取得手段は、前記光情報記録装置の記録源であるメモリまたは記録源である前記光情報記録媒体から読み込むことにより取得する
    請求項4記載の光情報記録装置。
  7. 波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、前記405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する光情報記録装置において、
    前記記録マークを形成するためのライトパワーを分母とし前記ライトパワーよりパワー値が低く前記スペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸とし、前記記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され前記スペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、前記クーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲と、前記比率の好ましい範囲とで得られる良好な領域を、当該良好な領域が予め記録された記録源から取得する取得手段と、
    前記ライトパワーの値と、前記比率の範囲に含まれる比率の値とを、前記光情報記録媒体のテスト記録領域に複数のテスト記録をした結果に基づき最適化する手段と、
    前記ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値と前記比率の最適値とから得られる前記スペース形成パワーの値と、前記クーリングパルスのパルス幅の値とを設定する設定手段と、
    前記設定手段に従って、前記光情報記録媒体に情報を記録する手段と、
    を有する光情報記録装置。
  8. 前記良好な領域は、二倍速で記録する場合に、
    前記直角座標の平面において、前記比率と前記クーリングパルスのパルス幅との値が(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)である各点間を直線で結んだ範囲である
    請求項7記載の光情報記録装置。
  9. 前記良好な領域の取得手段は、前記光情報記録装置の記録源であるメモリまたは記録源である前記光情報記録媒体から読み込むことにより取得する
    請求項7記載の光情報記録装置。
  10. 波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、前記405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する光情報記録装置において、
    前記記録マークを形成するためのライトパワーを分母とし前記ライトパワーよりパワー値が低く前記スペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸とし、前記記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され前記スペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、前記比率の好ましい範囲と、前記クーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲とで得られる良好な領域を、当該良好な領域が予め記録された記録源から取得する取得手段と、
    前記ライトパワーの値と、前記比率の値と、前記比率に対応する前記クーリングパルスのパルス幅の値とを、前記光情報記録媒体のテスト記録領域に複数個所のテスト記録の結果に基づき最適化する手段と、
    前記ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値および前記比率の最適値から得られる前記スペース形成パワーの値と、前記クーリングパルスのパルス幅の最適値とを設定する設定手段と、
    前記設定手段に従って、前記光情報記録媒体に情報を記録する手段と、
    を有する光情報記録装置。
  11. 前記良好な領域は、二倍速で記録する場合に、
    前記直角座標の平面において、前記比率と前記クーリングパルスのパルス幅との値が(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)である各点間を直線で結んだ範囲である
    請求項10記載の光情報記録装置。
  12. 前記良好な領域の取得手段は、前記光情報記録装置の記録源であるメモリまたは記録源である前記光情報記録媒体から読み込むことにより取得する
    請求項10記載の光情報記録装置。
  13. 波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、前記405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する光情報記録方法において、
    前記記録マークを形成するためのライトパワーと、前記ライトパワーよりパワー値が低く前記スペースを形成するためのスペース形成パワーと、前記記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つ前記スペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅とをそれぞれ設定する設定ステップと、
    前記設定ステップによる設定に従って、前記光情報記録媒体に対して情報を記録するステップと、
    を含み、
    前記クーリングパルスのパルス幅と、前記ライトパワーを分母とし前記スペース形成パワーを分子とした比率とは、当該比率を一方の座標軸とし、前記クーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、予め測定された良好な領域から決定するものである
    ことを特徴とする光情報記録方法。
  14. 前記クーリングパルスのパルス幅と、前記ライトパワーを分母とし前記スペース形成パワーを分子とした比率とは、当該比率を一方の座標軸とし、前記クーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、前記良好な領域の範囲におけるいずれか一方の座標軸の数値を固定し、前記良好な領域の範囲における他方の座標軸の複数個所のテスト記録をした結果に基づいて数値を決定するものである
    請求項13記載の光情報記録方法。
  15. 前記良好な領域は、二倍速で記録する場合に、
    前記直角座標の平面において、前記比率と前記クーリングパルスのパルス幅との値が(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)である各点間を直線で結んだ範囲である
    請求項13または14記載の光情報記録方法。
  16. 波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、前記405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する光情報記録方法であって、
    前記記録マークを形成するためのライトパワーを分母とし前記ライトパワーよりパワー値が低く前記スペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸とし、前記記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つ前記スペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、前記比率の好ましい範囲と前記クーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲とに基づいて得られる良好な領域を、当該良好な領域が予め記録された記録源から取得する取得ステップと、
    前記ライトパワーの値と、前記クーリングパルスのパルス幅の範囲に含まれるクーリングパルスのパルス幅の値とを、前記光情報記録媒体のテスト記録領域に複数のテスト記録の結果に基づき最適化するステップと、
    前記ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値と前記比率とから得られる前記スペース形成パワーの値と、前記クーリングパルスのパルス幅の最適値とを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップに従って、前記光情報記録媒体に情報を記録するステップと、
    を含む光情報記録方法。
  17. 前記良好な領域は、二倍速で記録する場合に、
    前記直角座標の平面において、前記比率と前記クーリングパルスのパルス幅との値が(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)である各点間を直線で結んだ範囲である
    請求項16記載の光情報記録方法。
  18. 前記取得ステップにおいて、前記良好な領域を、前記光情報記録装置の記録源であるメモリまたは記録源である前記光情報記録媒体から読み込むことにより取得する
    請求項16記載の光情報記録方法。
  19. 波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、前記405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する光情報記録方法であって、
    前記記録マークを形成するためのライトパワーを分母とし前記ライトパワーよりパワー値が低く前記スペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸とし、前記記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され前記スペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標平面において、前記比率の好ましい範囲と前記クーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲とに基づいて得られる良好な領域を、当該良好な領域が予め記録された記録源から取得する取得ステップと、
    前記ライトパワーの値と、前記比率の範囲に含まれる比率の値とを、前記光情報記録媒体のテスト記録領域に複数個所のテスト記録をした結果に基づき最適化するステップと、
    前記ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値と前記比率の最適値とから得られる前記スペース形成パワーの値と、前記クーリングパルスのパルス幅の値とを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップによる設定に従って、前記光情報記録媒体に情報を記録するステップと、
    を含む光情報記録方法。
  20. 前記良好な領域は、二倍速で記録する場合に、
    前記直角座標の平面において、前記比率と前記クーリングパルスのパルス幅との値が(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)である各点間を直線で結んだ範囲である
    請求項19記載の光情報記録方法。
  21. 前記取得ステップにおいて、前記良好な領域を、前記光情報記録装置の記録源であるメモリまたは記録源である前記光情報記録媒体から読み込むことにより取得する
    請求項19記載の光情報記録方法。
  22. 波長が405nmの光に対して所定の吸収率を有する有機色素を記録層に用いた光情報記録媒体に、前記405nmの波長を含む近傍範囲波長のレーザを照射することにより記録マークとスペースを形成して情報を記録する光情報記録方法であって、
    前記記録マークを形成するためのライトパワーを分母とし前記ライトパワーよりパワー値が低く前記スペースを形成するためのスペース形成パワーを分子とした比率を一方の座標軸とし、前記記録マーク形成時のラストパルスの直後に出力され且つ前記スペース形成パワーよりパワー値が低いクーリングパルスのパルス幅を他方の座標軸とする直角座標の平面において、前記比率の好ましい範囲と前記クーリングパルスのパルス幅の好ましい範囲とに基づいて得られる良好な領域を、当該良好な領域が予め記録された記録源から取得する取得ステップと、
    前記ライトパワーの値と、前記比率の値と、前記比率に対応する前記クーリングパルスのパルス幅の値とを、前記光情報記録媒体のテスト記録領域に複数のテスト記録の結果に基づき最適化するステップと、
    前記ライトパワーの最適値と、当該ライトパワーの最適値および前記比率の最適値から得られる前記スペース形成パワーの値と、前記クーリングパルスのパルス幅の最適値とを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップによる設定に従って、前記光情報記録媒体に情報を記録するステップと、
    を含む光情報記録方法。
  23. 前記良好な領域は、二倍速で記録する場合に、
    前記直角座標の平面において、前記比率と前記クーリングパルスのパルス幅との値が(0.2,1.9375T)、(0.2,1.5T)、(0.3,1.125T)および(0.3,0.875T)(但しTは、基準クロックの周期を表す)である各点間を直線で結んだ範囲である
    請求項22記載の光情報記録方法。
  24. 前記取得ステップにおいて、前記良好な領域を、前記光情報記録装置の記録源であるメモリまたは記録源である前記光情報記録媒体から読み込むことにより取得する
    請求項22記載の光情報記録方法。
  25. 請求項13ないし24のいずれか1つ記載の光情報記録方法をプロセッサに実行させるためのプログラム。
JP2008292937A 2007-12-26 2008-11-17 光情報記録装置および方法 Expired - Fee Related JP5336155B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008292937A JP5336155B2 (ja) 2007-12-26 2008-11-17 光情報記録装置および方法
ES08865737T ES2395598T3 (es) 2007-12-26 2008-12-11 Dispositivo y método de grabación de información óptico
PCT/JP2008/072561 WO2009081757A1 (ja) 2007-12-26 2008-12-11 光情報記録装置及び方法
KR1020107014454A KR101229210B1 (ko) 2007-12-26 2008-12-11 광 정보 기록 장치 및 방법
US12/746,312 US8254229B2 (en) 2007-12-26 2008-12-11 Optical information recording apparatus and method
EP08865737A EP2246851B1 (en) 2007-12-26 2008-12-11 Optical information recording device and method
EP12166108A EP2485217A1 (en) 2007-12-26 2008-12-11 Optical information recording apparatus
CN2008801228319A CN101911186B (zh) 2007-12-26 2008-12-11 光信息记录装置和方法
HK11104874.0A HK1150898A1 (en) 2007-12-26 2011-05-17 Optical information recording device and method
US13/442,333 US8483026B2 (en) 2007-12-26 2012-04-09 Optical information recording apparatus and method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335293 2007-12-26
JP2007335293 2007-12-26
JP2008292937A JP5336155B2 (ja) 2007-12-26 2008-11-17 光情報記録装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009176402A true JP2009176402A (ja) 2009-08-06
JP5336155B2 JP5336155B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=40801063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008292937A Expired - Fee Related JP5336155B2 (ja) 2007-12-26 2008-11-17 光情報記録装置および方法

Country Status (8)

Country Link
US (2) US8254229B2 (ja)
EP (2) EP2485217A1 (ja)
JP (1) JP5336155B2 (ja)
KR (1) KR101229210B1 (ja)
CN (1) CN101911186B (ja)
ES (1) ES2395598T3 (ja)
HK (1) HK1150898A1 (ja)
WO (1) WO2009081757A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5336155B2 (ja) * 2007-12-26 2013-11-06 太陽誘電株式会社 光情報記録装置および方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06203383A (ja) * 1992-10-20 1994-07-22 Nikon Corp 光記録の熱遮断条件決定方法、同決定装置、 光記録方法及び光記録装置
JPH09282660A (ja) * 1996-04-17 1997-10-31 Hitachi Ltd 情報記録方法及び情報記録装置
JPH1083553A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Hitachi Ltd 情報記録方法及び情報記録装置
JP2001176072A (ja) * 1999-12-10 2001-06-29 Hitachi Maxell Ltd 情報の記録方法
JP2004178619A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Ricoh Co Ltd 情報記録方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5487059A (en) 1992-10-20 1996-01-23 Nikon Corporation Heat shut off condition determination method and apparatus for optical recording, and optical recording method and apparatus
EP0802531A2 (en) 1996-04-17 1997-10-22 Hitachi, Ltd. Information recording method and apparatus
JP2001176073A (ja) * 1999-12-20 2001-06-29 Ricoh Co Ltd 光記録媒体の記録方法および記録装置
JP4419285B2 (ja) * 2000-06-19 2010-02-24 ソニー株式会社 光ディスク記録装置及び光ディスク記録方法
JP4560251B2 (ja) * 2001-09-10 2010-10-13 パイオニア株式会社 情報記録装置および情報記録方法
JP3820181B2 (ja) * 2002-05-10 2006-09-13 株式会社リコー 記録ストラテジ生成方法及び光情報記録媒体
CN100356456C (zh) * 2003-05-28 2007-12-19 株式会社理光 以最佳记录条件记录多值数据的信息记录方法
JP3740151B2 (ja) * 2003-08-27 2006-02-01 株式会社リコー 光記録方法及び光記録装置
TWI327311B (en) * 2004-03-10 2010-07-11 Ricoh Co Ltd Apparatus and process for recording dye based recordable dvd media, media recorded information by apparatus, and apparatus for regenerating the information
CN100416668C (zh) 2004-06-28 2008-09-03 Tdk股份有限公司 对光记录媒体的信息记录方法和光记录装置
JP4407573B2 (ja) 2004-06-28 2010-02-03 Tdk株式会社 光記録媒体への情報記録方法及び光記録装置
JP4205642B2 (ja) 2004-08-04 2009-01-07 Ihi建機株式会社 ブーム付コンクリートポンプ車のキャブ干渉防止装置
JP2006236476A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Hitachi Maxell Ltd 光記録媒体
US7916603B2 (en) * 2005-08-31 2011-03-29 Ricoh Company, Ltd. Phase-change optical information recording medium and method for recording and recording apparatus using the same
JP2007257819A (ja) * 2006-02-22 2007-10-04 Ricoh Co Ltd 色素系追記型dvd媒体の記録方法及び装置
US7751290B2 (en) * 2007-10-04 2010-07-06 Lite-On It Corporation Method and apparatus for determining write strategy parameter values for writing data on an optical disk
JP5336155B2 (ja) * 2007-12-26 2013-11-06 太陽誘電株式会社 光情報記録装置および方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06203383A (ja) * 1992-10-20 1994-07-22 Nikon Corp 光記録の熱遮断条件決定方法、同決定装置、 光記録方法及び光記録装置
JPH09282660A (ja) * 1996-04-17 1997-10-31 Hitachi Ltd 情報記録方法及び情報記録装置
JPH1083553A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Hitachi Ltd 情報記録方法及び情報記録装置
JP2001176072A (ja) * 1999-12-10 2001-06-29 Hitachi Maxell Ltd 情報の記録方法
JP2004178619A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Ricoh Co Ltd 情報記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2485217A1 (en) 2012-08-08
EP2246851B1 (en) 2012-09-26
EP2246851A1 (en) 2010-11-03
US8254229B2 (en) 2012-08-28
EP2246851A4 (en) 2011-06-15
CN101911186A (zh) 2010-12-08
ES2395598T3 (es) 2013-02-13
US20120218875A1 (en) 2012-08-30
US8483026B2 (en) 2013-07-09
JP5336155B2 (ja) 2013-11-06
HK1150898A1 (en) 2012-01-13
KR20100099228A (ko) 2010-09-10
WO2009081757A1 (ja) 2009-07-02
US20100260019A1 (en) 2010-10-14
CN101911186B (zh) 2012-12-12
KR101229210B1 (ko) 2013-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4685745B2 (ja) 記録方法及びそれを用いた光ディスク装置
JP2008033981A (ja) 光記録媒体の情報記録方法、光記録装置
JP5336155B2 (ja) 光情報記録装置および方法
JP4545205B2 (ja) 光ディスク記録再生信号の処理方法、光ディスク記録再生装置及びプログラム
JP2008305530A (ja) 光情報記録装置、光情報記録方法及び光情報記録媒体
KR100966847B1 (ko) 광 디스크의 기록 방법, 광 디스크의 기록 재생 장치 및 광디스크
JP4303267B2 (ja) 光記録媒体の情報記録方法、光記録装置
JP4653779B2 (ja) 記録条件決定方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク
JP2010033686A (ja) データ記録方法及び光ディスク記録再生装置
JP5555583B2 (ja) データ記録方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク
JP2009032306A (ja) 光ディスクへの情報記録再生方法及びその装置
JP4719724B2 (ja) 光ディスク記録方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク
JP2009295242A (ja) データ記録方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク
JP2009059425A (ja) 光ディスク装置
JP2005092952A (ja) 記録条件設定方法、記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに光ディスク装置
JP2007026555A (ja) 記録マークの形成方法、情報記録装置、情報記録方法、および情報記録媒体
JP2009245592A (ja) 光ディスク記録方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク
JP2004152427A (ja) 記録条件の最適化方法、それを利用した記録方法及び装置
JP2012018713A (ja) データ記録方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク
JP2009054280A (ja) 光記録媒体の情報記録方法、光記録装置
JP2007507823A (ja) 記録担体、並びに記録担体を走査する装置及び方法
JP2008217891A (ja) 情報記録媒体の記録条件調整方法および情報記録再生装置
JPWO2008139714A1 (ja) 情報記録方法、光学的情報記録再生装置、及びそれに用いる光学的情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees